JP2003337409A - ポジ型感光性組成物、ポジ型感光性画像形成材及びそれを用いたポジ画像形成方法 - Google Patents

ポジ型感光性組成物、ポジ型感光性画像形成材及びそれを用いたポジ画像形成方法

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JP2003337409A
JP2003337409A JP2002143501A JP2002143501A JP2003337409A JP 2003337409 A JP2003337409 A JP 2003337409A JP 2002143501 A JP2002143501 A JP 2002143501A JP 2002143501 A JP2002143501 A JP 2002143501A JP 2003337409 A JP2003337409 A JP 2003337409A
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acid
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Toshiyoshi Urano
年由 浦野
Yuuji Mizuho
右二 瑞穂
Takuya Uematsu
卓也 植松
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度等の周囲環境に影響されずに安定して支
持体上に形成可能なポジ型感光性組成物を提供する。 【解決手段】 下記の(A)〜(C)成分を含有してな
るポジ型感光性組成物。 (A)画像露光光源の光を吸収して熱に変換する光熱変
換物質 (B)アルカリ可溶性樹脂 (C)可塑剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版の製
版、レーザーグラビア製版、或いは、プリント配線板、
液晶表示素子、プラズマディスプレイ、カラーフィルタ
ー、有機エレクトロルミネッセンス、薄型トランジスタ
等における導体回路や電極基板等の形成に使用される、
主として赤外領域の光に対して高感度なポジ型感光性組
成物であって、特に、半導体レーザーやYAGレーザー
等により直接画像を形成するに好適なポジ型感光性組成
物、ポジ型感光性画像形成材及びそれを用いたポジ画像
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ画像処理技術の進歩に伴
い、デジタル画像情報から、銀塩マスクフィルムへの出
力を行わずに、レーザー光により直接画像を形成するC
TP(Computer to Plate)システム
が注目されている。特に、高出力の半導体レーザーやY
AGレーザー等を用いるCTPシステムは、製造工程の
短縮化、作業時の環境光、及び製造コスト等の面から、
その実用化が急速に進みつつある。
【0003】これに伴い、CTPシステム用の平版印刷
版として、近年、赤外レーザー光を用い、主として化学
変化以外の変化により露光部の現像液に対する溶解性を
増大させることによってポジ画像を形成する感光性組成
物の層を支持体表面に有する感光性平版印刷版が提案さ
れている(例えば、特開平10−268512号、特開
平11−84657号、特開平11−174681号、
特開平11−194504号、特開平11−22393
6号等各公報、WO97/39894号、WO98/4
2507号等各明細書等参照。)。
【0004】これらのポジ型感光性平版印刷版は、従来
のポジ型感光性平版印刷版が、典型的にはo−キノンジ
アジド化合物の光分解という化学的変化により露光部の
現像液に対する溶解性を増大させることによってポジ画
像を形成していたのに対して、赤外吸収色素等の赤外光
を吸収して熱に変換する物質とノボラック樹脂等のアル
カリ可溶性樹脂とを主な感光性成分とし、赤外レーザー
光の露光で発生する熱による樹脂の構造転移等の物理的
変化により露光部の現像液に対する溶解性を増大させる
ものであり、o−キノンジアジド化合物のような白色光
に感光する物質を含有させる必要がないことから、感光
性平版印刷版を白色灯下でも取り扱えるという利点を有
することが知られている。しかしながら、本発明者等の
検討によると、これら従来のポジ型感光性組成物は、画
像形成性が支持体上に感光性組成物層を形成する際の周
囲環境により大きく左右され、特に、高湿度の条件下で
は、感光層塗布後に乾燥する際に、溶媒が結露して白化
するという弱点を有していることが判明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、光熱
変換物質及びアルカリ可溶性樹脂からなるポジ型感光性
組成物において、湿度等の周囲環境に影響されずに安定
して支持体上に感光性組成物層を形成する事の出来るポ
ジ型感光性組成物、ポジ型感光性画像形成材、及びそれ
を用いたポジ画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、ポジ型感光性組成物中
に可塑剤を含有させることにより、前記目的が達成でき
ることを見い出し本発明を完成したもので、即ち、本発
明は、下記の(A)成分、(B)成分、及び(C)成分
を含有してなるポジ型感光性組成物、及び、支持体表面
に該ポジ型感光性組成物の層が形成されてなるポジ型感
光性画像形成材、並びに、該ポジ型感光性画像形成材
を、波長域650〜1,300nmのレーザー光により
走査露光した後、アルカリ現像液により現像処理するポ
ジ画像形成方法、を要旨とする。
【0007】(A)画像露光光源の光を吸収して熱に変
換する光熱変換物質 (B)アルカリ可溶性樹脂 (C)可塑剤
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポジ型感光性組成物を構
成する(A)成分の光熱変換物質としては、画像露光光
源の光を吸収して熱に変換し得る化合物であれば特に限
定されないが、波長域650〜1,300nmに吸収極
大を有する有機又は無機の染顔料、有機色素、金属、金
属酸化物、金属炭化物、金属硼化物等が挙げられる中
で、光吸収色素が特に有効である。これらの光吸収色素
は、前記波長域の光を効率よく吸収する一方、紫外線領
域の光は殆ど吸収しないか、吸収しても実質的に感応せ
ず、白色灯に含まれるような弱い紫外線によっては感光
性組成物を変性させる作用のない化合物である。
【0009】これらの光吸収色素としては、窒素原子、
酸素原子、又は硫黄原子等の複素原子がポリメチン(−
CH=)n 鎖で結合された構造のものであり、代表的に
は、その複素原子が複素環を形成し、ポリメチン鎖を介
して複素環が結合された構造の所謂、広義のシアニン系
色素、具体的には、例えば、キノリン系(所謂、狭義の
シアニン系)、インドール系(所謂、インドシアニン
系)、ベンゾチアゾール系(所謂、チオシアニン系)、
ピリリウム系、チオピリリウム系、スクアリリウム系、
クロコニウム系、アズレニウム系等、及び、ポリメチン
鎖を介して非環式複素原子が結合された構造の所謂、ポ
リメチン系色素等が挙げられ、中で、キノリン系、イン
ドール系、ベンゾチアゾール系、ピリリウム系、チオピ
リリウム系等のシアニン系色素、及びポリメチン系色素
が好ましい。
【0010】又、その他の光吸収色素として、ジイミニ
ウム系色素、フタロシアニン系色素等も代表的なものと
して挙げられ、中で、ジイミニウム系色素が好ましい。
本発明においては、前記シアニン系色素の中で、キノリ
ン系色素としては、特に、下記一般式(Ia) 、(Ib)、又
は(Ic)で表されるものが好ましい。
【0011】
【化1】
【0012】〔式(Ia)、(Ib)、及び(Ic)中、R1 及びR
2 は各々独立して、置換基を有していてもよいアルキル
基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を
有していてもよいアルキニル基、又は置換基を有してい
てもよいフェニル基を示し、L1 は置換基を有していて
もよいトリ、ペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデカメチ
ン基を示し、該ペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデカメ
チン基上の2つの置換基が互いに連結して炭素数5〜7
のシクロアルケン環を形成していてもよく、キノリン環
は置換基を有していてもよく、その場合、隣接する2つ
の置換基が互いに連結して縮合ベンゼン環を形成してい
てもよい。X- は対アニオンを示す。〕ここで、式(I
a)、(Ib)、及び(Ic)中のR1 及びR2 がアルキル基であ
るときの炭素数は通常1〜15、好ましくは1〜10、
アルケニル基、アルキニル基であるときの炭素数は通常
2〜15、好ましくは2〜10であり、フェニル基も含
めたそれらの置換基としては、炭素数が通常1〜15、
好ましくは1〜10のアルコキシ基、フェノキシ基、ヒ
ドロキシ基、又はフェニル基等が挙げられ、L1 におけ
る置換基としては、同上炭素数のアルキル基、アミノ
基、又はハロゲン原子等が挙げられ、キノリン環におけ
る置換基としては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素
数のアルコキシ基、ニトロ基、又はハロゲン原子等が挙
げられる。
【0013】又、インドール系、及びベンゾチアゾール
系色素としては、特に、下記一般式(II)で表されるもの
が好ましい。
【0014】
【化2】
【0015】〔式(II)中、Y1 及びY2 は各々独立し
て、ジアルキルメチレン基又は硫黄原子を示し、R3
びR4 は各々独立して、置換基を有していてもよいアル
キル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換
基を有していてもよいアルキニル基、又は置換基を有し
ていてもよいフェニル基を示し、L2 は置換基を有して
いてもよいトリ、ペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデカ
メチン基を示し、該ペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデ
カメチン基上の2つの置換基が互いに連結して炭素数5
〜7のシクロアルケン環を形成していてもよく、縮合ベ
ンゼン環は置換基を有していてもよく、その場合、隣接
する2つの置換基が互いに連結して縮合ベンゼン環を形
成していてもよい。X- は対アニオンを示す。〕ここ
で、式(II)中のR3 及びR4 がアルキル基であるときの
炭素数は通常1〜15、好ましくは1〜10、アルケニ
ル基、アルキニル基であるときの炭素数は通常2〜1
5、好ましくは2〜10であり、フェニル基も含めたそ
れらの置換基としては、炭素数が通常1〜15、好まし
くは1〜10のアルコキシ基、フェノキシ基、ヒドロキ
シ基、又はフェニル基等が挙げられ、L2 における置換
基としては、同上炭素数のアルキル基、アミノ基、又は
ハロゲン原子等が挙げられ、縮合ベンゼン環における置
換基としては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素数の
アルコキシ基、ニトロ基、又はハロゲン原子等が挙げら
れる。
【0016】又、ピリリウム系、及びチオピリリウム系
色素としては、特に、下記一般式(IIIa)、(IIIb)、又は
(IIIc)で表されるものが好ましい。
【0017】
【化3】
【0018】〔式(IIIa)、(IIIb)、及び(IIIc)中、Z1
及びZ2 は各々独立して、酸素原子又は硫黄原子を示
し、R5 、R6 、R7 、及びR8 は各々独立して、水素
原子又はアルキル基、又は、R5 とR7 、及びR6 とR
8 が互いに連結して炭素数5又は6のシクロアルケン環
を形成していてもよく、L3 は置換基を有していてもよ
いモノ、トリ、ペンタ、又はヘプタメチン基を示し、該
トリ、ペンタ、又はヘプタメチン基上の2つの置換基が
互いに連結して炭素数5〜7のシクロアルケン環を形成
していてもよく、ピリリウム環及びチアピリリウム環は
置換基を有していてもよく、その場合、隣接する2つの
置換基が互いに連結して縮合ベンゼン環を形成していて
もよい。X- は対アニオンを示す。〕 ここで、式(IIIa)、(IIIb)、及び(IIIc)中のR5
6 、R7 、及びR8 がアルキル基であるときの炭素数
は通常1〜15、好ましくは1〜10であり、L3にお
ける置換基としては、同上炭素数のアルキル基、アミノ
基、又はハロゲン原子等が挙げられ、ピリリウム環及び
チアピリリウム環における置換基としては、フェニル
基、ナフチル基等のアリール基等が挙げられる。
【0019】又、ポリメチン系色素としては、特に、下
記一般式(IV)で表されるものが好ましい。
【0020】
【化4】
【0021】〔式(IV)中、R9 、R10、R11、及びR12
は各々独立して、アルキル基を示し、R13及びR14は各
々独立して、置換基を有していてもよいアリール基、フ
リル基、又はチエニル基を示し、L4 は置換基を有して
いてもよいモノ、トリ、ペンタ、又はヘプタメチン基を
示し、該トリ、ペンタ、又はヘプタメチン基上の2つの
置換基が互いに連結して炭素数5〜7のシクロアルケン
環を形成していてもよく、キノン環及びベンゼン環は置
換基を有していてもよい。X- は対アニオンを示す。〕 ここで、式(IV)中のR9 、R10、R11、及びR12のアル
キル基の炭素数は通常1〜15、好ましくは1〜10、
13及びR14がアリール基であるときの炭素数は通常6
〜20、好ましくは6〜15であり、R13及びR14とし
て具体的には、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフ
チル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基等が挙げられ、それらの置換基とし
ては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素数のアルコキ
シ基、ジアルキルアミノ基、ヒドロキシ基、又はハロゲ
ン原子等が挙げられ、L4 における置換基としては、同
上炭素数のアルキル基、アミノ基、又はハロゲン原子等
が挙げられ、キノン環及びベンゼン環における置換基と
しては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素数のアルコ
キシ基、ニトロ基、又はハロゲン原子等が挙げられる。
【0022】更に、ジイミニウム系色素としては、特
に、N,N−ジアリールイミニウム塩骨格を少なくとも
1個有する下記一般式(Va)、又は(Vb)で表されるものが
好ましい。
【0023】
【化5】
【0024】〔式(Va)、及び(Vb)中、R15、R16
17、及びR18は各々独立して、水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有
していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよ
いアルキニル基、又は置換基を有していてもよいアルコ
キシ基を示し、R19、及びR20は各々独立して、置換基
を有していてもよいアルキル基、置換基を有していても
よいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニ
ル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基
を有していてもよいアシルオキシ基、又は置換基を有し
ていてもよいフェニル基を示し、ベンゼン環及びイミノ
キノン環は置換基を有していてもよい。X-は対アニオ
ンを示す。尚、式(Vb)中の電子結合(点線)は他の電子
結合との共鳴状態を示す。〕 ここで、式(Va)、及び(Vb)中のR15、R16、R17
18、R19、及びR20がアルキル基、アルコキシ基であ
るときの炭素数は通常1〜15、好ましくは1〜10、
アルケニル基、アルキニル基であるときの炭素数は通常
2〜15、好ましくは2〜10であり、それらにおける
置換基としては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素数
のアルコキシ基、カルボキシ基、アシルオキシ基、アル
コキシカルボニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、アルキ
ルアミノ基、ハロゲン化アルキル基、又はハロゲン原子
等が挙げられ、ベンゼン環及びイミノキノン環における
置換基としては、同上炭素数のアルキル基、同上炭素数
のアルコキシ基、アシル基、ニトロ基、又はハロゲン原
子等が挙げられる。
【0025】これらのジイミニウム系色素の中では、前
記一般式(Va)、及び(Vb)中のR15、R16、R17、及びR
18がアルキル基で、R19、及びR20もアルキル基である
か、R19、及びR20がジアルキルアミノ基を置換基とし
て有するフェニル基であるものが、特に好ましい。尚、
前記一般式(Ia 〜c)、(II)、(IIIa 〜c)、(IV)、及び(V
a 〜b)における対アニオンX- としては、例えば、Cl
- 、Br- 、I- 、ClO4 - 、PF6 - 、Sb
6 - 、AsF6 - 、及び、BF4 - 、BCl4 - 等の
無機硼酸等の無機酸アニオン、並びに、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、酢
酸、及び、メチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニ
ル、メトキシフェニル、ナフチル、フルオロフェニル、
ジフルオロフェニル、ペンタフルオロフェニル、チエニ
ル、ピロリル等の有機基を有する有機硼酸等の有機酸ア
ニオンを挙げることができる。
【0026】又、前記一般式(Ia 〜c)、(II)、(IIIa 〜
c)、及び(IV)においては、L1 、L 2 、L3 、及びL4
のポリメチン鎖上に、下記一般式(VIa) で表されるバル
ビツル酸アニオン基又はチオバルビツル酸アニオン基を
置換基として有することにより、又は、L1 、L2 、L
3 、及びL4 のポリメチン鎖中に、下記一般式(VIb)で
表されるスクエア酸アニオン基又はチオスクエア酸アニ
オン基、或いは、下記一般式(VIc) で表されるクロコン
酸アニオン基又はチオクロコン酸アニオン基を形成する
ことにより、分子内塩を形成していてもよい。
【0027】
【化6】
【0028】〔式(VIa) 、(VIb) 、及び(VIc) 中、
3 、Z4 、Z5 、Z6 、Z7 、及びZ8 は各々独立し
て、酸素原子又は硫黄原子を示し、R21及びR22は各々
独立して、水素原子、置換基を有していてもよいアルキ
ル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基
を有していてもよいアルコキシ基、又は置換基を有して
いてもよいフェニル基を示す。〕 ここで、式(VIa) 中のR21及びR22がアルキル基、アル
コキシ基であるときの炭素数は通常1〜15、好ましく
は1〜5、アルケニル基であるときの炭素数は通常2〜
15、好ましくは2〜5であるが、アルキル基であるの
が好ましく、そのアルキル基として具体的には、メチル
基、エチル基、プロピル基、又はブチル基等が挙げられ
る。
【0029】以上の前記一般式(Ia 〜c)で表されるキノ
リン系、前記一般式(II)で表されるインドール系又はベ
ンゾチアゾール系、前記一般式(IIIa 〜c)で表されるピ
リリウム系又はチオピリリウム系等のシアニン系色素、
前記一般式(IV)で表されるポリメチン系色素、及び前記
一般式(Va 〜b)で表されるジイミニウム系色素の中で、
本発明においては、前記一般式(II)で表されるインドー
ル系又はベンゾチアゾール系のシアニン色素が特に好ま
しい。
【0030】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(A)成分の光熱変換物質の含有割合は、0.
5〜30重量%であるのが好ましく、1〜20重量%で
あるのが更に好ましく、2〜10重量%であるのが特に
好ましい。又、本発明のポジ型感光性組成物を構成する
(B)成分のアルカリ可溶性樹脂としては、フェノール
性水酸基を有する樹脂、具体的には、例えば、ノボラッ
ク樹脂、レゾール樹脂等のフェノール樹脂、ポリビニル
フェノール樹脂、フェノール性水酸基を有するアクリル
酸誘導体の共重合体、ポリビニルアセタール樹脂等が好
ましく、中で、ノボラック樹脂、レゾール樹脂等のフェ
ノール樹脂、又はポリビニルフェノール樹脂が好まし
く、フェノール樹脂が更に好ましく、ノボラック樹脂が
特に好ましい。
【0031】ノボラック樹脂は、例えば、フェノール、
o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、
2,5−キシレノール、3,5−キシレノール、o−エ
チルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフ
ェノール、プロピルフェノール、n−ブチルフェノー
ル、t−ブチルフェノール、1−ナフトール、2−ナフ
トール、4,4’−ビフェニルジオール、ビスフェノー
ル−A、ピロカテコール、レゾルシノール、ハイドロキ
ノン、ピロガロール、1,2,4−ベンゼントリオー
ル、フロログルシノール等のフェノール類の少なくとも
1種を、酸触媒下、例えば、ホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、フルフラール等のアルデヒド類(尚、ホルムアルデ
ヒドに代えてパラホルムアルデヒドを、アセトアルデヒ
ドに代えてパラアルデヒドを、用いてもよい。)、又
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類、の少なくとも1種と重縮合させた
樹脂であって、中で、本発明においては、フェノール類
としてのフェノール、o−クレゾール、m−クレゾー
ル、p−クレゾール、2,5−キシレノール、3,5−
キシレノール、レゾルシノールと、アルデヒド類又はケ
トン類としてのホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、
プロピオンアルデヒドとの重縮合体が好ましい。
【0032】特に、m−クレゾール:p−クレゾール:
2,5−キシレノール:3,5−キシレノール:レゾル
シノールの混合割合がモル比で40〜100:0〜5
0:0〜20:0〜20:0〜20の混合フェノール
類、又は、フェノール:m−クレゾール:p−クレゾー
ルの混合割合がモル比で1〜100:0〜70:0〜6
0の混合フェノール類と、ホルムアルデヒドとの重縮合
体が好ましく、又、後述する如く本発明における感光性
組成物は溶解抑止剤を含有していてもよく、その場合、
m−クレゾール:p−クレゾール:2,5−キシレノー
ル:3,5−キシレノール:レゾルシノールの混合割合
がモル比で70〜100:0〜30:0〜20:0〜2
0:0〜20の混合フェノール類、又は、フェノール:
m−クレゾール:p−クレゾールの混合割合がモル比で
10〜100:0〜60:0〜40の混合フェノール類
と、ホルムアルデヒドとの重縮合体が好ましい。
【0033】前記ノボラック樹脂は、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー測定によるポリスチレン換算の
重量平均分子量(MW )が、1,000〜15,000
のものが好ましく、1,500〜10,000のものが
更に好ましい。又、レゾール樹脂は、ノボラック樹脂の
重縮合における酸触媒に代えてアルカリ触媒を用いる以
外は同様にして重縮合させた樹脂であって、本発明にお
いては、前記ノボラック樹脂におけると同様の、フェノ
ール類及びその混合組成、及び、アルデヒド類又はケト
ン類が好ましく、又、同様の重量平均分子量(MW )の
ものが好ましい。
【0034】又、ポリビニルフェノール樹脂は、例え
ば、o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレ
ン、p−ヒドロキシスチレン、ジヒドロキシスチレン、
トリヒドロキシスチレン、テトラヒドロキシスチレン、
ペンタヒドロキシスチレン、2−(o−ヒドロキシフェ
ニル)プロピレン、2−(m−ヒドロキシフェニル)プ
ロピレン、2−(p−ヒドロキシフェニル)プロピレン
等のヒドロキシスチレン類(尚、これらは、ベンゼン環
に塩素、臭素、沃素、弗素等のハロゲン原子、或いは炭
素数1〜4のアルキル基を置換基として有していてもよ
い。)の単独又は2種以上を、ラジカル重合開始剤又は
カチオン重合開始剤の存在下で重合させた樹脂であっ
て、中で、本発明においては、ベンゼン環に炭素数1〜
4のアルキル基を置換基として有していてもよいヒドロ
キシスチレン類の重合体が好ましく、特に、無置換のベ
ンゼン環のヒドロキシスチレン類の重合体が好ましい。
又、重量平均分子量(MW )が、1,000〜100,
000のものが好ましく、1,500〜50,000の
ものが更に好ましい。
【0035】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(B)成分のアルカリ可溶性樹脂の含有割合
は、50〜99重量%であるのが好ましく、60〜98
重量%であるのが更に好ましく、70〜97重量%であ
るのが特に好ましい。
【0036】そして、本発明のポジ型感光性組成物は、
前記(A)成分の光熱変換物質と前記(B)成分のアル
カリ可溶性樹脂に加えて、(C)成分として、種々の合
成樹脂や合成ゴムに対して使用可能な可塑剤を含有する
ことを必須とする。本発明に用いられる可塑剤として
は、例えばフタル酸エステル、燐酸エステル、脂肪酸エ
ステル、グリコール誘導体トリアセチレン、塩化パラフ
ィン、ヒマシ油等が好ましく、具体的には、例えば、ア
ジピン酸ジ−2−エチルへキシル、アジピン酸(n−ヘ
キシル−n−オクチル−n−デシル)、アゼライン酸ジ
−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン
酸ジ−2−エチルヘキシル、ドデカン二酸ジ−2−エチ
ルヘキシル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フ
タル酸ジヘプチル、フタル酸−2−エチルヘキシル、フ
タル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソデシ
ル、トリメリット酸トリブチル、トリメリット酸トリ−
2−エチルヘキシル、リン酸トリエチル、リン酸トリク
レジル等が挙げられる。中でも脂肪酸エステルが好まし
い。
【0037】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(C)成分の可塑剤の含有割合は、0.01〜
50重量%であるのが好ましく、0.05〜40重量%
であるのが更に好ましく、0.1〜30重量%であるの
が特に好ましい。(C)成分の含有割合が前記範囲未満
では、周囲環境によらずに安定して感光性組成物層を形
成することが難しく、一方、前記範囲超過では、均質な
組成物を得ることが困難となる。
【0038】尚、本発明において、前記(A)成分の光
熱変換物質と前記(B)成分のアルカリ可溶性樹脂、及
び、前記(C)成分の可塑剤を含有するポジ型感光性組
成物には、露光部と非露光部のアルカリ現像液に対する
溶解性の差を増大させる目的で、赤外領域の光で分解さ
れない溶解抑止剤(D)成分が含有されているのが好ま
しく、その溶解抑止剤としては、例えば、特開平10−
268512号及び特開平11−288089号各公報
に詳細に記載されているスルホン酸エステル類、燐酸エ
ステル類、芳香族カルボン酸エステル類、芳香族ジスル
ホン類、カルボン酸無水物類、芳香族ケトン類、芳香族
アルデヒド類、芳香族アミン類、芳香族エーテル類、ト
リアリールメタン骨格を有する化合物類等、特開平11
−190903号公報に詳細に記載されている、ラクト
ン骨格、N,N−ジアリールアミド骨格、ジアリールメ
チルイミノ骨格を有する酸発色性色素類、特開平11−
143076号公報に詳細に記載されている、ラクトン
骨格、チオラクトン骨格、スルホラクトン骨格を有する
塩基発色性色素類等が挙げられる。
【0039】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(D)成分の溶解抑止剤の含有割合は、50重
量%以下であるのが好ましく、0.01〜30重量%で
あるのが更に好ましく、0.1〜20重量%であるのが
特に好ましい。
【0040】又、本発明のポジ型感光性組成物には、ア
ンダー現像性の付与等の現像性の改良を目的として、好
ましくはpKaが2以上の有機酸或いはその無水物
(E)成分が含有されているのが好ましく、その有機酸
或いはその無水物としては、例えば、特開昭60−88
942号、特開昭63−276048号、特開平2−9
6754号各公報等に記載されたもの、具体的には、グ
リセリン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン酸、プロ
ピルマロン酸、コハク酸、リンゴ酸、メソ酒石酸、グル
タル酸、β−メチルグルタル酸、β,β−ジメチルグル
タル酸、β−エチルグルタル酸、β,β−ジエチルグル
タル酸、β−プロピルグルタル酸、β,β−メチルプロ
ピルグルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸
等の脂肪族飽和カルボン酸、マレイン酸、フマル酸、グ
ルタコン酸等の脂肪族不飽和カルボン酸、1,1−シク
ロブタンジカルボン酸、1,3−シクロブタンジカルボ
ン酸、1,1−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−
シクロペンタンジカルボン酸、1,1−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の炭素環式飽和カルボン酸、
1,2−シクロヘキセンジカルボン酸、2,3−ジヒド
ロキシ安息香酸、3,4−ジメチル安息香酸、3,4−
ジメトキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ安息香酸、p
−トルイル酸、2−ヒドロキシ−p−トルイル酸、2−
ヒドロキシ−m−トルイル酸、2−ヒドロキシ−o−ト
ルイル酸、マンデル酸、没食子酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸等の炭素環式不飽和カルボン酸、及
び、メルドラム酸、アスコルビン酸、無水コハク酸、無
水グルタル酸、無水マレイン酸、シクロヘキセンジカル
ボン酸無水物、シクロヘキサンジカルボン酸無水物、無
水フタル酸等の無水物が挙げられる。中で、本発明にお
いては、シクロヘキサンジカルボン酸或いはその無水物
が特に好ましい。本発明において、ポジ型感光性組成物
における前記(E)成分の有機酸或いはその無水物の含
有割合は、0.1〜30重量%であるのが好ましく、
0.5〜20重量%であるのが更に好ましく、1〜10
重量%であるのが特に好ましい。
【0041】又、本発明のポジ型感光性組成物には、感
度の向上や現像性の改良等を目的として、ノニオン性、
アニオン性、カチオン性、両性、或いは弗素系等の界面
活性剤(F)成分が含有されているのが好ましい。その
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコールポリプロピレング
リコールブロックコポリマー等のポリエチレングリコー
ル類、ポリエチレングリコールセチルエーテル、ポリエ
チレングリコールステアリルエーテル、ポリエチレング
リコールオレイルエーテル、ポリエチレングリコールベ
ヘニルエーテル等のポリエチレングリコールアルキルエ
ーテル類、ポリエチレングリコールポリプロピレングリ
コールセチルエーテル、ポリエチレングリコールポリプ
ロピレングリコールデシルテトラデシルエーテル等のポ
リエチレングリコールポリプロピレングリコールアルキ
ルエーテル類、ポリエチレングリコールオクチルフェニ
ルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェニルエ
ーテル等のポリエチレングリコールアルキルフェニルエ
ーテル類、モノステアリン酸エチレングリコール、ジス
テアリン酸エチレングリコール、ステアリン酸ジエチレ
ングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステ
アリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリ
エチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸
エステル類、モノミリスチン酸グリセリル、モノステア
リン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、
ジステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリ
ル、ジオレイン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エス
テル類、及びそのポリエチレンオキサイド付加物類、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル類、モノステアリン酸ペン
タエリスリット、トリステアリン酸ペンタエリスリッ
ト、モノオレイン酸ペンタエリスリット、トリオレイン
酸ペンタエリスリット等のペンタエリスリット脂肪酸エ
ステル類、及びそのポリエチレンオキサイド付加物類、
モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビ
タン、トリステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソ
ルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂
肪酸エステル類、及びそのポリエチレンオキサイド付加
物類、モノラウリン酸ソルビット、テトラステアリン酸
ソルビット、ヘキサステアリン酸ソルビット、テトラオ
レイン酸ソルビット等のソルビット脂肪酸エステル類、
及びそのポリエチレンオキサイド付加物類、ポリエチレ
ングリコールアルキルアミン類、ポリエチレングリコー
ルアルキルアミノエーテル類、ヒマシ油のポリエチレン
オキサイド付加物類、ラノリンのポリエチレンオキサイ
ド付加物類等が挙げられる。又、そのアニオン性界面活
性剤としては、例えば、ラウリン酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等の高級脂肪
酸塩類、ラウリルスルホン酸ナトリウム等のアルキルス
ルホン酸塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、イソプロピルナ
フタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレン
スルホン酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸ナトリウム等のアルキルジフェニルエーテルジスル
ホン酸塩類、ポリオキシエチレンラウリルエーテルスル
ホン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエー
テルスルホン酸塩類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステア
リル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩類、オ
クチルアルコール硫酸エステルナトリウム、ラウリルア
ルコール硫酸エステルナトリウム、ラウリルアルコール
硫酸エステルアンモニウム等の高級アルコール硫酸エス
テル塩類、アセチルアルコール硫酸エステルナトリウム
等の脂肪族アルコール硫酸エステル塩類、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム
等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
塩類、ラウリル燐酸ナトリウム、ステアリル燐酸ナトリ
ウム等のアルキル燐酸エステル塩類、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル燐酸ナトリウム等のポリオキシエ
チレンアルキルエーテル燐酸塩類、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル燐酸ナトリウム等のポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩類、スルホコ
ハク酸類、不飽和脂肪酸硫酸化油類、タウリン塩類、ヒ
マシ油硫酸エステル塩類等が挙げられる。
【0042】又、そのカチオン性界面活性剤としては、
例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、
セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアン
モニウムクロライド等の第4級アンモニウムクロライド
類、同様の第4級アンモニウムサルフェート類、同様の
第4級アンモニウムナイトレート類、2−オクタデシル
−ヒドロキシエチル−2−イミダゾリン等のイミダゾリ
ン誘導体類、N,N−ジエチル−ステアロアミド−メチ
ルアミン塩酸塩、ポリオキシエチレンステアリルアミン
等のアミン塩類等が挙げられる。又、その両性界面活性
剤としては、例えば、N−ラウリル−N,N−ジメチル
−N−カルボキシメチルアンモニウム、N−ステアリル
−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウ
ム、N−ラウリル−N,N−ジヒドロキシエチル−N−
カルボキシメチルアンモニウム、N−ラウリル−N,
N,N−トリス(カルボキシメチル)アンモニウム等の
ベタイン型化合物類、2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウム等のイミダ
ゾリウム塩類、イミダゾリン−N−ナトリウムエチルス
ルホネート、イミダゾリン−N−ナトリウムエチルスル
フェート等のイミダゾリン類、アミノカルボン酸類、ア
ミノ硫酸エステル類等が挙げられる。
【0043】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(F)成分の界面活性剤の含有割合は、0.0
01〜20重量%であるのが好ましく、0.002〜1
0重量%であるのが更に好ましく、0.005〜5重量
%であるのが特に好ましい。またこれらの(F)成分は
2種以上を同時に用いても良い。
【0044】又、本発明のポジ型感光性組成物には、例
えば、ビクトリアピュアブルー(42595)、クリス
タルバイオレット(42555)、オーラミンO(41
000)、カチロンブリリアントフラビン(ベーシック
13)、ローダミン6GCP(45160)、ローダミ
ンB(45170)、サフラニンOK70:100(5
0240)、エリオグラウシンX(42080)、ファ
ーストブラックHB(26150)、No.120/リ
オノールイエロー(21090)、リオノールイエロー
GRO(21090)、シムラーファーストイエロー8
GF(21105)、ベンジジンイエロー4T−564
D(21095)、シムラーファーストレッド4015
(12355)、リオノールレッドB4401(158
50)、ファーストゲンブルーTGR−L(7416
0)、リオノールブルーSM(26150)等の染顔料
等の着色剤(G)成分が含有されていてもよい。尚、こ
こで、括弧内の数字はカラーインデックス(C.I.)
を意味する。
【0045】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(G)成分の着色剤の含有割合は、50重量%
以下であるのが好ましく、0.5〜30重量%であるの
が更に好ましく、2〜20重量%であるのが特に好まし
い。
【0046】又、本発明のポジ型感光性組成物には、
(B)成分のアルカリ可溶性樹脂が前記フェノール樹脂
であるとき、露光及び現像後の後加熱により該樹脂を架
橋させてポジ画像に耐薬品性、耐刷性等を付与すること
を目的として、フェノール樹脂を架橋させる作用を有す
る架橋剤(H)成分が含有されていてもよく、その架橋
剤としては、代表的には、官能基としてメチロール基、
それをアルコール縮合変性したアルコキシメチル基、そ
の他、アセトキシメチル基等を少なくとも2個有するア
ミノ化合物が挙げられ、具体的には、メラミン誘導体、
例えば、メトキシメチル化メラミン〔三井サイテック社
製、サイメル300シリーズ(1)等〕、ベンゾグアナ
ミン誘導体〔メチル/エチル混合アルコキシ化ベンゾグ
アナミン樹脂(三井サイテック社製、サイメル1100
シリーズ(2)等〕、グリコールウリル誘導体〔テトラ
メチロールグリコールウリル樹脂(三井サイテック社
製、サイメル1100シリーズ(3)等〕や、尿素樹脂
誘導体、レゾール樹脂等が挙げられる。
【0047】本発明において、ポジ型感光性組成物にお
ける前記(H)成分の架橋剤の含有割合は、20重量%
以下であるのが好ましく、10重量%以下であるのが更
に好ましく、5重量%以下であるのが特に好ましい。
【0048】又、本発明のポジ型感光性組成物には、前
記成分以外に、例えば、染料、顔料、塗布性改良剤、密
着性改良剤、感度改良剤、感脂化剤、現像性改良剤等の
感光性組成物に通常用いられる各種の添加剤が更に20
重量%以下、好ましくは10重量%以下の範囲で含有さ
れていてもよい。
【0049】又、一般に、ポジ型感光性組成物が紫外線
領域の光に感受性を有する化合物を含まないものである
と、感度、及び画像部と非画像部とのコントラスト等が
劣る傾向にあり、従って、本発明の前記ポジ型感光性組
成物としては、オニウム塩、ジアゾニウム塩、キノンジ
アジド基含有化合物等の、紫外線領域の光に感受性を有
する化合物を含まず、紫外線領域の光に対して実質的に
感受性を有さないものであるとき、その感度、及び画像
部と非画像部とのコントラスト、並びに支持体からの画
像の耐剥離性等の面での本発明の効果をより顕著に発現
することができることから、好ましい。尚、ここで、紫
外線領域の光に対して実質的に感受性を有さないとは、
360〜450nmの波長の光による照射の前後で、ア
ルカリ現像液に対する溶解性に実質的有意差を生じず、
実用的な意味での画像形成能を有さないことを意味す
る。
【0050】本発明のポジ型感光性組成物は、通常、前
記各成分を適当な溶媒に溶解或いは分散させた塗布液と
して支持体表面に塗布した後、加熱、乾燥させることに
より、支持体表面に前記ポジ型感光性組成物の層が形成
されたポジ型感光性画像形成材とされる。
【0051】ここで、その支持体としては、例えば、エ
ポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂
等の熱硬化性樹脂、或いは、飽和ポリエステル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、アクリル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン樹脂、弗素樹脂等の熱可塑性樹
脂等の樹脂シート、紙、前記樹脂を塗布した紙、ガラス
板、及び、アルミナ、シリカ、硫酸バリウム、炭酸カル
シウム等の無機質板、並びに、ガラス織布基材エポキシ
樹脂、ガラス不織布基材エポキシ樹脂、紙基材エポキシ
樹脂、紙基材フェノール樹脂等に代表される複合材シー
ト等の、厚み0.02〜10mm程度のものを絶縁基板
とし、その基板表面に導電層が形成されたものが好適に
用いられ、その導電層の構成材料としては、例えば、
銅、金、銀、クロム、亜鉛、錫、アルミニウム、鉛、ニ
ッケル、酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウムドー
プ酸化錫(ITO)、半田等の金属が挙げられる。尚、
前記絶縁基板表面への導電層の形成方法としては、例え
ば、前記金属の箔を加熱、圧着ラミネートするか、前記
金属をスパッタリング、蒸着、メッキする等の方法が採
られ、その厚みは、通常、1〜100μm程度である。
【0052】又、本発明における支持体としては、前記
導電層の構成材料として挙げた金属の板、及び、前記導
電層を表面に形成していない、前記絶縁基板として挙げ
た樹脂シート、紙、前記樹脂を塗布した紙、ガラス板、
無機質板、複合材シート等も用いることができる。
【0053】又、その溶媒としては、使用成分に対して
十分な溶解度を持ち、良好な塗膜性を与えるものであれ
ば特に制限はないが、例えば、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセ
ロソルブアセテート等のセロソルブ系溶媒、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテル等
のプロピレングリコール系溶媒、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、酪酸エチル、酪酸ブチル、ジエチルオキサレート、
ピルビン酸エチル、エチル−2−ヒドロキシブチレー
ト、エチルアセトアセテート、乳酸メチル、乳酸エチ
ル、3−メトキシプロピオン酸メチル等のエステル系溶
媒、イソプロパノール、n−プロパノール、ヘプタノー
ル、ヘキサノール、ジアセトンアルコール、フルフリル
アルコール等のアルコール系溶媒、シクロヘキサノン、
メチルエチルケトン、メチルアミルケトン等のケトン系
溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン等の高極性溶媒、或いはこれらの
混合溶媒、更にはこれらに芳香族炭化水素を添加したも
の等が挙げられる。溶媒の使用割合は、感光性組成物の
総量に対して、通常、重量比で1〜150倍程度の範囲
である。
【0054】又、その塗布方法としては、従来公知の方
法、例えば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗
布、エアーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布、及
びカーテン塗布等を用いることができる。塗布量は用途
により異なるが、乾燥膜厚として、通常、0.3〜7μ
m、好ましくは0.5〜5μm、特に好ましくは1〜3
μmの範囲とする。塗布後の乾燥は、まず、通常15〜
45℃、好ましくは18〜40℃に放置して、1〜20
分、好ましくは3〜15分自然乾燥(風乾)する。この
風乾時の湿度は、24〜28℃で65%以下であればよ
いが、好ましくは24〜28℃で30〜60%、更には
35〜55%であり、本発明では、比較的多湿な条件下
であっても、白化を抑制して良好な画像形成材を作製す
ることができる。このような風乾を行った後、次いで乾
燥温度として、通常60〜170℃、好ましくは70〜
150℃、乾燥時間として、通常5秒〜25分間程度、
好ましくは10秒〜20分間で再度乾燥を行う。
【0055】上述した感光層の乾燥方法、即ち、まず風
乾を行い、次いで、高温短時間で再度乾燥する方法は、
(A)光熱変換物質と(B)アルカリ可溶性樹脂を少く
とも必須成分として含む感光性組成物であれば、適用す
ることができる。
【0056】本発明のポジ画像形成方法は、前記ポジ型
感光性組成物の層を支持体表面に有する前記ポジ型感光
性画像形成材を、画像露光した後、アルカリ現像液で現
像処理してポジ画像を形成することよりなる。
【0057】ここで、前記ポジ型感光性組成物層を画像
露光する光源としては、主として、HeNeレーザー、
アルゴンイオンレーザー、YAGレーザー、HeCdレ
ーザー、半導体レーザー、ルビーレーザー等のレーザー
光源が挙げられるが、特に、光を吸収して発生した熱に
より画像形成させる場合には、波長域650〜1,30
0nmの範囲の赤外レーザー光を発生する光源が好まし
く、具体的には、例えば、830nmを発振する半導体
レーザー、1064nmを発振するYAGレーザー等が
挙げられる。又、その走査露光方法も、特に限定される
ものではなく、例えば、平面走査露光方式、外面ドラム
走査露光方式、内面ドラム走査露光方式等が挙げられ
る。
【0058】尚、レーザー光源は、通常、レンズにより
集光された高強度の光線(ビーム)として感光性組成物
層表面を走査するが、それに感応する本発明での感光性
組成物層の感度特性(mJ/cm2 )は受光するレーザ
ービームの光強度(mJ/s・cm2 )に依存すること
がある。ここで、レーザービームの光強度は、光パワー
メーターにより測定したレーザービームの単位時間当た
りのエネルギー量(mJ/s)を感光性組成物層表面に
おけるレーザービームの照射面積(cm2 )で除するこ
とにより求めることができる。レーザービームの照射面
積は、通常、レーザーピーク強度の1/e2 強度を越え
る部分の面積で定義されるが、簡易的には相反則を示す
感光性組成物を感光させて測定することもできる。本発
明において、光源の光強度としては、2.0×106
J/s・cm2 以上とすることが好ましく、1.0×1
7 mJ/s・cm2 以上とすることが更に好ましい。
光強度が前記範囲であれば、本発明でのポジ型感光性組
成物層の感度特性を向上させ得て、走査露光時間を短く
することができ実用的に大きな利点となる。
【0059】本発明の前記ポジ型感光性画像形成材を画
像露光したポジ型感光体の現像処理に用いる現像液とし
ては、例えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リ
チウム、珪酸アンモニウム、メタ珪酸ナトリウム、メタ
珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、第二燐酸ナトリウム、第三燐酸ナトリウ
ム、第二燐酸アンモニウム、第三燐酸アンモニウム、硼
酸ナトリウム、硼酸カリウム、硼酸アンモニウム等の無
機アルカリ塩、モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、モノブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン等
の有機アミン化合物、或いは、水酸化テトラメチルアン
モニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム等の水酸化
テトラアルキルアンモニウム化合物等の0.1〜5重量
%程度の水溶液からなるアルカリ現像液を用いる。中
で、無機アルカリ塩である珪酸ナトリウム、珪酸カリウ
ム等のアルカリ金属の珪酸塩が好ましい。尚、現像液に
は、現像条件の幅を安定して広げ得る等の点から、前記
感光性組成物の界面活性剤成分として挙げたと同様のノ
ニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面
活性剤等の界面活性剤や、アルコール等の有機溶媒を加
えることができる。
【0060】又、現像処理は、従来公知の方法、例え
ば、浸漬現像、スプレー現像、スピン現像、ブラシ現
像、超音波現像等により、好ましくは10〜50℃程
度、特に好ましくは15〜45℃程度の温度で、通常5
秒〜3分程度の時間でなされる。現像後は、乾燥し、更
に、その後、必要に応じて、形成された画像の密着性向
上等を目的として、100〜250℃程度の温度範囲で
ポストベーク処理を施すこともできる。又、例えば、特
開平11−10827号公報等に記載されるように、前
述のアルカリ現像液、又は、それに添加される前述の界
面活性剤或いは水溶性有機溶剤等、若しくはそれらの溶
液等、を浸透剤として露光後の感光層に浸透させ、必要
に応じて物理的刺激を加えることにより、露光部を支持
体表面から剥離させ現像する、所謂浸透現像法、又は、
特開平10−333321号公報等に記載されるよう
に、感光層上に印刷インキを供給し、インキの粘着力を
利用して被着体に該インキを露光部と共に転写させるこ
とにより、露光部を支持体表面から剥離させ現像する、
所謂印刷現像法、等の方法を採ることもできる。
【0061】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0062】実施例1 支持体として、厚さ0.1mmのポリイミド樹脂絶縁基
板の表面に厚さ18μmの電解銅箔の導電層がラミネー
トされた銅張積層板(サンハヤト社製)を用い、その銅
箔上に、(A)成分の光熱変換物質として下記(a) のイ
ンドール系色素7重量部、(B)成分のアルカリ可溶性
樹脂として、フェノール:m−クレゾール:p−クレゾ
ールの混合割合がモル比で50:30:20の混合フェ
ノール類とホルムアルデヒドとの重縮合体からなるノボ
ラック樹脂(MW 9,400)100重量部、(C)成
分の可塑剤としてフタル酸ジ−2−エチルヘキシル4重
量部、(D)成分の溶解抑止剤としてクリスタルバイオ
レットラクトン10重量部、(E)成分の有機酸或いは
その無水物として1,2−シクロヘキサンジカルボン酸
3.5重量部、(F)成分の界面活性剤としてテトラオ
レイン酸ソルビットのポリエチレンオキサイド付加物
(日光ケミカルズ社製「NIKKOL GO−4」)4
重量部と弗素系界面活性剤(旭硝子社製「サーフロンS
−381」)0.2重量部を、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル930重量部に室温で攪拌することに
より調液したポジ型感光性組成物塗布液をワイヤーバー
を用いて塗布し、室温湿度50%にて10分間風乾し、
更にコンベクションオーブンにて100℃で2分間乾燥
させることにより、特に感光層が白化することなく膜厚
1.5μmのポジ型感光性組成物層を有するポジ型感光
性画像形成材を作製することができた。
【0063】
【化7】
【0064】得られたポジ型感光性画像形成材につき、
波長830nmの半導体レーザーを光源とする露光装置
(Creo社製「Trend Setter 3244
T」)を用いて、感光性層表面の露光量が200mJ/
cm2 となる露光エネルギーで走査露光し、次いで、ア
ルカリ現像液(三菱化学メディア社製「DR−6」の2
倍希釈液)を25℃で120秒間接触させることにより
現像処理し水洗して、細線画像のポジ画像を形成するこ
とが出来た。ここで、白化による欠陥は観測されなかっ
た。 比較例1 ポジ型感光性組成物として(C)成分の可塑剤を用いな
かった外は、実施例1と同様にしてポジ型感光性画像形
成材を作製し、ポジ画像の形成を試みたが、画線部にお
いて白化による欠陥が観測され、その結果感光性組成物
層の部分剥離が認められ、良好な画像形成は出来なかっ
た。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、光熱変換物質及びアル
カリ可溶性樹脂からなるポジ型感光性組成物において、
支持体上に感光性組成物層を形成する際の周囲環境によ
らずに安定した画像形成性を実現できうるポジ型感光性
組成物、ポジ型感光性画像形成材、及びそれを用いたポ
ジ画像形成方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植松 卓也 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA11 AB03 AB13 AB15 AB17 AC08 AD03 CB29 CC05 CC20 FA10 FA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分、(B)成分、及び
    (C)成分を含有してなることを特徴とするポジ型感光
    性組成物。 (A)画像露光光源の光を吸収して熱に変換する光熱変
    換物質 (B)アルカリ可溶性樹脂 (C)可塑剤
  2. 【請求項2】 (A)成分の光熱変換物質が、波長域6
    50〜1,300nmに吸収極大を有する光吸収色素で
    ある請求項1に記載のポジ型感光性組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分の光熱変換物質としての光吸
    収色素が、ポリメチン鎖を介して複素環が結合された構
    造のシアニン系色素である請求項2に記載のポジ型感光
    性組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分のアルカリ可溶性樹脂が、ノ
    ボラック樹脂である請求項1乃至3のいずれかに記載の
    ポジ型感光性組成物。
  5. 【請求項5】 支持体表面に、請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のポジ型感光性組成物の層が形成されてなるこ
    とを特徴とするポジ型感光性画像形成材。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のポジ型感光性画像形成
    材を、波長域650〜1,300nmのレーザー光によ
    り走査露光した後、アルカリ現像液により現像処理する
    ことを特徴とするポジ画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119251A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Mitsubishi Paper Mills Ltd ネガ型感光性平版印刷版の製造方法
JP2017198977A (ja) * 2016-04-14 2017-11-02 旭化成株式会社 感光性樹脂組成物及び硬化レリーフパターンの製造方法

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JP2006119251A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Mitsubishi Paper Mills Ltd ネガ型感光性平版印刷版の製造方法
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