JP2003336770A - ロケーティングテープ保護機能付樹脂管 - Google Patents

ロケーティングテープ保護機能付樹脂管

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JP2003336770A
JP2003336770A JP2002147314A JP2002147314A JP2003336770A JP 2003336770 A JP2003336770 A JP 2003336770A JP 2002147314 A JP2002147314 A JP 2002147314A JP 2002147314 A JP2002147314 A JP 2002147314A JP 2003336770 A JP2003336770 A JP 2003336770A
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locating tape
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Satoo Akiyama
恵男 秋山
Yasuhiro Toyoda
康弘 豊田
Yuichi Yamada
勇一 山田
Masao Ogawa
政雄 小川
Hisashi Furuichi
久 古市
Teruo Kizu
照雄 木津
Shoichi Hashimoto
祥一 橋本
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JAPAN GAS ASS
Saibu Gas Co Ltd
Japan Gas Association
Kyosei Corp
Buyo Gas Co Ltd
Narashino City
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JAPAN GAS ASS
Saibu Gas Co Ltd
Japan Gas Association
Kyosei Corp
Buyo Gas Co Ltd
Narashino City
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂管の耐摩耗強度を向上させることができ
ると共に、樹脂管の外面への突出量を少なくして引き込
み時の抵抗増大を防ぐことができるロケーティングテー
プ保護機能付樹脂管を提供する。 【解決手段】 樹脂管本体2の外周で軸線方向に沿っ
て、伸縮性のある金属ネット3を有するロケーティング
テープ4を取付け、上記樹脂管本体2とロケーティング
テープ4の外面を、樹脂管本体2よりも強度的に優れた
透明な合成樹脂の保護層5で被覆している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中に敷設して
各種流体の管路とするロケーティングテープ保護機能付
樹脂管に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン製の樹脂管を地中に敷設し
て流体の管路を構築する場合、非開削工法は、道路交通
や周辺環境に与える影響が緩和でき、工事能率が向上
し、掘削発生土が削減できる等の利点があり、管路の構
築に多用されている。
【0003】この非開削工法は、発進立坑から到達立坑
間に、ロッドの先端に設けた削孔ヘッドで削孔を掘削
し、ロッドの後端に樹脂管を連結してロッドを到達立坑
側に引き出すことで樹脂管を削孔内に引き込んだり、ま
た、到達立坑でロッドの先端に樹脂管を連結し、ロッド
を引き戻すことによって樹脂管を削孔内に引き込むこと
により、地中に樹脂管を敷設するものである。また、他
の非開削工法として、金属製の既設ガス管内に樹脂管を
引き込むことも行われている。
【0004】上記のように、非開削工法においては、地
中の削孔や既設ガス管内に樹脂管を引き込むため、樹脂
管には、引き込時における土砂や既設ガス管との摩擦に
よる損傷の発生を防止する手段を施す必要がある。
【0005】また、樹脂管をガス管として埋設する場
合、樹脂管本体に導電線(ロケーティングワイヤ)やロ
ケーティングテープを貼付し、導電線やロケーティング
テープに直接電流を流したり(直接法)、直接電流を流
せない場合は地上から磁力線を発生させ、ロケーティン
グテープに誘導電流を流して樹脂管本体のまわりに磁力
線を発生させることにより、探知機(ロケータ)を用い
て地上からガス管の埋設位置を確認できるようにしたり
(間接法)、樹脂管本体に表示テープを貼り付けること
により、露出時に名称や管理者、圧力埋設年等の表示が
できるように、ガス管にロケーティング手段を施す必要
がある。
【0006】従来、上記した樹脂管の埋設時の損傷防止
方法としては、施工現場において樹脂管本体の外周に保
護用の樹脂テープを巻き付ける方法や、樹脂管本体の外
周にロケーティング手段となる導電線を装着した保護カ
バーを取り付ける方法(特開平5−106779)、樹
脂管本体の外周面に導電線を沿わせ、樹脂管本体に巻き
付けた表示テープで導電線を固定した後、樹脂管本体の
外周面に押し出し成形で合成樹脂の保護層を被覆する方
法(特開2001−241577)等が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現場で樹脂
テープを巻き付ける方法は、作業性が極めて悪く品質も
安定しないだけでなく、樹脂テープに軟質塩化ビニルテ
ープやポリエチレンテープを使用しているため、強度的
にも弱いという問題がある。
【0008】また、樹脂管本体の外周に導電線を装着し
た保護カバーを取り付ける方法は、樹脂管本体の全長に
わたって別体の保護カバーを取り付けなければならない
ので、装着に手間がかかり、施工コストが高く付くとい
う問題がある。
【0009】さらに、樹脂管本体の外周面を合成樹脂の
保護層で被覆する方法は、保護層の成形時における導電
線の位置ずれを防ぐため、表示テープで導電線を固定し
ているが、表示テープを所定間隔ごとに巻き付けるには
手間がかかり、コストアップの要因になると共に、樹脂
管本体は温度の変化によって伸縮が生じることになり、
この樹脂管本体に伸縮性の乏しい導電線を軸方向に沿っ
て固定すると、導電線が樹脂管本体の伸縮性を阻害する
ことになり、このため、埋設した樹脂管に曲がりが生じ
たり、導電線が切断するという事態が発生する。
【0010】また、押し出し成形で合成樹脂を被覆する
保護層の形成に用いられている従来のポリオレフィン
は、強度が低く、樹脂管本体を保護するには、保護層の
肉厚を厚くする必要があり、ポリエチレン製樹脂管本体
の特徴である柔軟性が損なわれ、曲がり部分への装着が
困難になると共に、樹脂管全体の外径が大きくなり、樹
脂管を引き込むための削孔を大きくしなければならな
い。
【0011】さらに、間接法による探知機で埋設位置を
確認できるようにするために用いる導電線は、探知機で
探知することができるようにするため、少なくとも直径
2mm以上のものを使用する必要があり、従って、樹脂
管の外面に、導電線の直径分の突出部が部分的に発生
し、このような突出量の大きな部分は削孔や既設ガス管
への樹脂管の引き込み時に抵抗を増大させるという問題
がある。
【0012】そこで、この発明の課題は、樹脂管の耐摩
耗強度を向上させることができると共に、柔軟性も大き
く損なうことがなく、樹脂管の外面への突出量を少なく
して引き込み時の抵抗増大を防ぎ、埋設時の削孔を大き
くする必要がなく、しかも、ロケーティング手段が樹脂
管の伸縮発生を阻害することのないロケーティングテー
プ保護機能付樹脂管を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、導電層を有するロケーティング
テープを樹脂管本体の外周で軸線方向に沿って取付け、
このロケーティングテープの導電層を伸縮性のある金属
ネットで形成し、上記樹脂管本体とロケーティングテー
プの外面を、樹脂管本体よりも強度の強い透明な合成樹
脂の保護層で被覆した構成を採用したものである。
【0014】上記保護層は、樹脂管本体の屈曲に追従す
るように、柔軟性に富み、かつ、強度を有する熱可塑性
樹脂、例えば、ポリオレフィンまたはポリオレフィンと
他のポリマーの共重合体等を用い、樹脂管本体とロケー
ティングテープの外面を覆うように押出成形によって形
成されている。
【0015】この保護層を形成するポリオレフィンとし
ては、ポリエチレンを例示でき、また、ポリオレフィン
と他のポリマーの共重合体としては、エチレン−メタク
リル酸共重合体を用いるのが好ましい。
【0016】また、ポリオレフィンと他のポリマーの共
重合体であるエチレン−メタクリル酸共重合体の分子間
を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂を使用でき
る。
【0017】このような保護層を形成する樹脂材料は、
樹脂管本体よりも耐摩耗性に優れ、削孔への樹脂管の引
き込み時に樹脂管本体が損傷するのを防ぐことができる
ことになると共に、強度と耐摩耗性に優れているので厚
みを1.5mm以下と薄くすることができ、樹脂管本体
の柔軟性を損なうことがなく、樹脂管全体の外径が大き
くならないので、削孔の小径化が図れる。
【0018】上記ロケーティングテープは、粘着剤層を
設けた合成樹脂の表示テープと、この表示テープの粘着
剤層に重ねられた金属ネットとで形成され、上記ロケー
ティングテープを表示テープの粘着剤層で樹脂管本体に
貼付けることによって配設した構造とすることができ
る。
【0019】また、ロケーティングテープは、粘着剤層
を設けた合成樹脂の表示テープと、この表示テープに上
記粘着剤層で接着したベーステープの間に金属ネットを
設けて形成され、上記ロケーティングテープをベーステ
ープに設けた粘着剤層で樹脂管本体に貼付けることによ
って配設した構造とすることができる。
【0020】更に、前記ロケーティングテープの金属ネ
ットを、厚み0.5mm以下で平なテープ状に形成した
り、ロケーティングテープの厚みを1.0mm以下とす
ることができ、このようにロケーティングテープを薄く
することで、樹脂管全体の外径が大きくならないので、
削孔の小径化が図れると共に、既設ガス管内への引き込
みも有利となる。
【0021】上記のような保護層を形成する樹脂材料
は、樹脂管本体よりも耐摩耗性に優れ、削孔への樹脂管
の引き込み時に樹脂管本体が損傷するのを防ぐことがで
きることになると共に、強度と耐摩耗性に優れているの
で厚みを薄くすることができるものであり、このような
薄い保護層は、樹脂管本体の柔軟性を損なうこともな
い。
【0022】上記金属ネットは、厚みが薄く伸縮性に富
み、樹脂管本体の伸縮に追従することにより、樹脂管本
体の伸縮を阻害しないと共に、樹脂管本体の外面への突
出量が少なくなり、削孔への樹脂管の引き込み時におけ
る摩擦の増大発生を少なくすることができ、しかもね幅
があるので、金属探査機による地上からの埋設位置の確
認が正確に行えることになる。
【0023】また、上記したロケーティングテープと保
護層は、樹脂管本体の端部において容易に剥離可能とな
り、樹脂管本体の確実な融着が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0025】図示のように、ロケーティングテープ保護
機能付の樹脂管1は、樹脂管本体2の外周で軸線方向の
全長にわたって、導電層を有するロケーティングテープ
4を取付け、上記樹脂管本体2とロケーティングテープ
4の外面を、樹脂管本体2よりも強度的に優れ、透明な
合成樹脂の保護層5で一体に被覆した構造になってい
る。
【0026】上記樹脂管本体2は、ポリエチレンを用
い、所定の内径と厚みに形成され、また、保護層5は、
ポリオレフィンまたはポリオレフィンと他のポリマーの
共重合体であるエチレン−メタクリル酸共重合体の分子
間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂の何れかを
用い、樹脂管本体2とロケーティングテープ4の外面を
覆うように押出成形によって形成されている。
【0027】前記ポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ンを例示でき、また、ポリオレフィンと他のポリマーの
共重合体であるエチレン−メタクリル酸共重合体の分子
間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂を使用する
ことができる。
【0028】具体的な例としては、エチレン−メタクリ
ル酸共重合体(三井・デュポンポリケミカル株式会社製
のニュクレル)を用いるのが好ましく、ポリオレフィン
と他のポリマーの共重合体のアイオノマーとして、エチ
レン−メタクリル酸共重合体のアイオノマー(三井・デ
ュポンポリケミカル株式会社製のハイミラン)を挙げる
ことができる。
【0029】このような保護層5を形成するための上記
樹脂材料は、樹脂管本体2よりも強度や耐摩耗性、弾力
性と柔軟性、耐寒性等に優れ、樹脂管本体2の柔軟性や
伸縮性を損なうことがなく、厚みを1.5mm以下と薄
くすることができ、このような厚みにより樹脂管の小径
化が図れることになり、しかも、削孔への樹脂管1の引
き込み時に樹脂管本体2が損傷するのを防ぐことがで
き、樹脂管本体2を地中に埋設するスプリッタ工法に適
しており、樹脂管本体2を地中へ無理なく挿入でき、作
業性の向上が図れる。
【0030】図2に示す第1の例のロケーティングテー
プ4は、粘着剤層6を設けたポリエチレン製の表示テー
プ7の上記粘着剤層6に導電層となる金属ネット3を重
ね、この表示テープ7を粘着剤層6で樹脂管本体2に貼
付けることによって金属ネット3を樹脂管本体2の軸線
方向の全長に沿って配設する構造になっている。
【0031】また、図3に示す第2の例のロケーティン
グテープ4は、粘着剤層6を設けたポリエチレン製の表
示テープ7と、この表示テープ7に上記粘着剤層6で接
着したポリエチレン製のベーステープ8の間に金属ネッ
ト3を設け、上記表示テープ7をベーステープ8に設け
た粘着剤層9で樹脂管本体2に貼付けることによって金
属ネット3を樹脂管本体2の軸線方向の全長に沿って配
設するようにした構造になっている。
【0032】上記ロケーティングテープ4は、樹脂管本
体2の軸線方向に沿って接着するだけでよいので、導電
層となる金属ネット3の配設作業が簡単に能率よく行
え、表示テープ7の外表面には、名称や管理者、圧力、
埋設年等の表示を予め施したり、無地の表示テープを使
用し、樹脂管本体2に貼付けた保護層5の形成前に、名
称や管理者、圧力、埋設年等の表示を印字するようにし
てもよい。
【0033】また、金属ネット3は、細いステンレス等
の金属線を帯状に編んだものであり、厚みが0.5mm
以下と薄くて平なテープ状に形成されているので、伸縮
性に富み、樹脂管本体2の伸縮に追従することにより、
樹脂管本体2の伸縮を阻害しないと共に、このような金
属ネット3を用いたロケーティングテープ4は、樹脂管
本体2の外面への突出量が少なくなり、削孔への樹脂管
1の引き込み時における摩擦の増大発生を少なくするこ
とができ、埋設に際して、推進器を使った工法にも適し
ており、無理なく挿入できるので、作業性が向上する。
【0034】ちなみに、金属ネット3を含む上記ロケー
ティングテープ4の厚みは、何れの例においても1.0
mm以下に設定され、このような薄いロケーティングテ
ープ4の外面に保護層5を押し出し成形すると、ロケー
ティングテープ4及び樹脂管本体2の外面に対する保護
層5の密着性がよく、表示テープ7の外表面に施した表
示を鮮明に読み取ることができると共に、保護層5の内
面において、ロケーティングテープ4の両側における空
隙の発生が殆どなく、万一保護層5が部分的に破損して
も、保護層5の内部に泥水が進入するのを防止できる。
【0035】この発明の埋設用樹脂管は、上記のような
構成であり、非開削工法を用い、地中の削孔や既設ガス
管内に樹脂管1を引き込むことにより、地中に各種流体
の管路を構築するものであり、外面に施した保護層5
が、引き込時における土砂や既設ガス管との摩擦による
樹脂管本体2の損傷の発生を防止すると共に、樹脂管本
体2の長さ方向の全長にわたって貼付けたロケーティン
グテープ4の金属ネット3が、電磁誘導方式や電流を流
す直接方式により、地上から探知機で埋設位置を確認で
きるようにすると共に、保護層5が透明であるので、表
示テープ7の外表面に施した名称や管理者、圧力、埋設
年等が露出時に配管の種類を表示することになる。
【0036】また、保護層5は、ポリエチレンやエチレ
ン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共
重合体のアイオノマーで形成されているので、樹脂管本
体2よりも強度や耐摩耗性、弾力性と柔軟性、耐寒性等
に優れ、樹脂管本体2の柔軟性や伸縮性を損なうことが
なく、削孔や既設ガス管内への樹脂管1の引き込み時
に、従来の非開削工法の治具や工具類をそのまま使用す
ることができ、かつ、金属ネット3を用いたロケーティ
ングテープ4の採用とによって保護層5の厚みを薄く
し、樹脂管1の小径化が図れることになり、削孔や既設
ガス管内への樹脂管1の引き込み時に樹脂管本体2が損
傷するのを防ぐことができる。
【0037】また、樹脂管本体2の融着による接続時に
おいて、ロケーティングテープ4も接続することになる
が、保護層5の厚みが薄いので、カッター等を用いて保
護層5を樹脂管本体2から簡単に剥離させてロケーティ
ングテープ4を露出させることができ、これにより、樹
脂管本体2の確実な融着が行えるだけでなく、ロケーテ
ィングテープ4の導電層に平なテープ状の金属ネット3
を採用することにより、金属ネット3の端部を重ねた状
態で、ステンレス等のホッチキスのような針で金属ネッ
ト3を互いに接続することができることになる。
【0038】さらに、ロケーティングテープ4は平なテ
ープ状の金属ネット3を採用することにより、樹脂管本
体2の外部への突出量を極力少なくすることができ、樹
脂管1の削孔や既設ガス管内への引き込み時に、局部接
触や摩擦の発生を抑えることができ、しかも、導電のた
めに丸形や偏平の導電線を用いた場合に比べ、導電線が
原因で製品積み上げ保管時の自重による樹脂管本体2の
凹変形の発生を防止することができる。
【0039】上記ロケーティングテープ4は、表示テー
プ7が樹脂管1の全長にわたって貼り付けられることに
なるので、埋設後、どの場所を掘削しても表示の確認が
容易にできることになると共に、保護層5の透明度がよ
く、保護層5がロケーティングテープ4に密着している
ので 表示テープ7の表示が鮮明になる。
【0040】なお、保護層5を形成する樹脂の耐候性を
強化するようにすれば、樹脂管本体2の耐候性が向上
し、樹脂管1の屋外保管も可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、導電
層に伸縮性のある金属ネットを用いたロケーティングテ
ープを樹脂管本体の外周で軸線方向に沿って取付け、上
記樹脂管本体とロケーティングテープの外面を、樹脂管
本体よりも強度の強い透明な合成樹脂の保護層で被覆し
たので、外面に施した保護層が、引き込時における土砂
や既設ガス管との摩擦による損傷の発生を防止し、樹脂
管本体の損傷発生を防ぐと共に、ロケーティングテープ
の金属ネットは、厚みが薄く伸縮性に富み、樹脂管本体
の伸縮に追従することにより、樹脂管本体の伸縮を阻害
しないと共に、樹脂管本体の外面への突出量が少なくな
り、削孔や既設ガス管内への樹脂管の引き込み時におけ
る摩擦の増大発生を少なくすることができ、かつ、削孔
を大きくする必要がなく、柔軟性も大きく損なうことが
ない。
【0042】また、保護層は樹脂管本体の柔軟性や伸縮
性を損なうことがなく、樹脂管を埋設するための従来の
非開削工法の治具や工具類をそのまま使用することがで
き、かつ、金属ネットの採用で樹脂管本体の外面への突
出量が少なくなり、樹脂管の小径化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロケーティングテープ保護機能
付樹脂管の斜視図
【図2】同上におけるロケーティングテープの第1の例
を示す使用状態の拡大断面図
【図3】同上におけるロケーティングテープの第2の例
を示す使用状態の拡大断面図
【符号の説明】
1 樹脂管 2 樹脂管本体 3 金属ネット 4 ロケーティングテープ 5 保護層 6 粘着剤層 7 表示テープ 8 ベーステープ 9 粘着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597167634 習志野市 千葉県習志野市藤崎1丁目1番13号 (71)出願人 000142078 株式会社協成 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 (72)発明者 秋山 恵男 東京都福生市本町17番の1 武陽ガス株式 会社内 (72)発明者 豊田 康弘 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 西部瓦斯株式会社内 (72)発明者 山田 勇一 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 西部瓦斯株式会社内 (72)発明者 小川 政雄 千葉県習志野市藤崎1丁目1番13号 習志 野市企業局内 (72)発明者 古市 久 千葉県習志野市藤崎1丁目1番13号 習志 野市企業局内 (72)発明者 木津 照雄 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 (72)発明者 橋本 祥一 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 Fターム(参考) 3H024 AA04 AB07 AC05 3H111 AA02 BA01 BA15 CB29 CC13 DA04 DA21 DB16 DB17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電層を有するロケーティングテープを
    樹脂管本体の外周で軸線方向に沿って取付け、このロケ
    ーティングテープの導電層を伸縮性のある金属ネットで
    形成し、上記樹脂管本体とロケーティングテープの外面
    を、樹脂管本体よりも強度の強い透明な合成樹脂の保護
    層で被覆したロケーティングテープ保護機能付樹脂管。
  2. 【請求項2】 前記保護層が、樹脂管本体の屈曲に追従
    するように、柔軟性に富み、かつ、強度を有する熱可塑
    性樹脂を用い、樹脂管本体とロケーティングテープの外
    面を覆うように押出成形によって形成されている請求項
    1に記載のロケーティングテープ保護機能付樹脂管。
  3. 【請求項3】 前記保護層が、1.5mm以下の厚みに
    形成されている請求項1又は2に記載のロケーティング
    テープ保護機能付樹脂管。
  4. 【請求項4】 前記ロケーティングテープが、粘着剤層
    を設けた合成樹脂の表示テープと、この表示テープの粘
    着剤層に重ねられた金属ネットとで形成され、上記ロケ
    ーティングテープを表示テープの粘着剤層で樹脂管本体
    に貼付けることによって配設した請求項1乃至3の何れ
    かに記載のロケーティングテープ保護機能付樹脂管。
  5. 【請求項5】 前記ロケーティングテープが、粘着剤層
    を設けた合成樹脂の表示テープと、この表示テープに上
    記粘着剤層で接着したベーステープの間に金属ネットを
    設けて形成され、上記ロケーティングテープをベーステ
    ープに設けた粘着剤層で樹脂管本体に貼付けることによ
    って配設した請求項1乃至3の何れかに記載のロケーテ
    ィングテープ保護機能付樹脂管。
  6. 【請求項6】 前記ロケーティングテープの金属ネット
    が、厚み0.5mm以下で平なテープ状に形成されてい
    る請求項1乃至5の何れかに記載のロケーティングテー
    プ保護機能付樹脂管。
  7. 【請求項7】 前記ロケーティングテープの厚みが1.
    0mm以下である請求項1乃至6の何れかに記載のロケ
    ーティングテープ保護機能付樹脂管。
  8. 【請求項8】 前記ロケーティングテープと保護層が樹
    脂管本体の端部において容易に剥離可能となり、樹脂管
    本体の確実な融着が可能となるようにした請求項1乃至
    7の何れかに記載のロケーティングテープ保護機能付樹
    脂管。
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