JP2003336548A - Egrクーラの冷却水中のガス抜き装置 - Google Patents

Egrクーラの冷却水中のガス抜き装置

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JP2003336548A
JP2003336548A JP2002145622A JP2002145622A JP2003336548A JP 2003336548 A JP2003336548 A JP 2003336548A JP 2002145622 A JP2002145622 A JP 2002145622A JP 2002145622 A JP2002145622 A JP 2002145622A JP 2003336548 A JP2003336548 A JP 2003336548A
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泰生 大久保
Yasuyuki Onodera
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    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルの過熱による損傷が無く、水ポンプ容
量が小さく、水ポンプが小型で駆動馬力を少なくでき
る、EGRクーラの冷却水中のガス抜き装置を提供す
る。 【解決手段】 EGRクーラにおいて、前記EGRクー
ラ(1)の上部の冷却水通路(7)側にガス抜き回路(20)を設
け、前記ガス抜き回路(20)に、冷却水中のエアーまたは
/および水蒸気を排出し、冷却水の流出を止めるガス放
出手段(30)を設け、さらに前記EGRクーラ(1)のシェ
ル(2,2a)部の上部に、EGRクーラ(1)が傾いた時に前
記エアーまたは/および水蒸気を、前記ガス抜き回路(2
0)に集めるための突起部(22,23)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気を
再循環させて窒素酸化物の発生を低減させるEGR装置
に設けられた、再循環用排気ガスを冷却するERGクー
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンの排気ガスの一部をエ
ンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEG
R装置が知られている。このようなEGR装置において
は、再循環用排気ガスを冷却することにより効果的に窒
素酸化物を低減できるため、排気再循環ラインの途中に
EGRクーラを設けたものがある。
【0003】図13は従来の第1例のEGRクーラ50
の側面断面図である。図13において、円筒形に形成さ
れたシェル2の軸方向の両端部にはプレート3,3が固
着されている。各プレート3,3には、シェル2の内部
に軸方向にほぼ並列して配置され、排気ガスを通す多数
のチューブ4の両端部が貫通状態で固着されており、各
チューブ4の間は冷却水通路7を形成している。そして
シェル2の一側の、下部の端部近傍には冷却水入口5が
取付けられ、シェル2の他側の、上部の端部近傍には冷
却水出口6が取付けられている。シェル2の軸方向の端
部の、冷却水入口5側には椀状に形成された入口ボンネ
ット10が、また冷却水出口6側には出口ボンネット1
1が、それぞれプレート3,3を覆うように固着されて
いる。入口ボンネット10の中央部には排気ガス入口1
2が設けられ、出口ボンネット11の中央部には排気ガ
ス出口13が設けられている。
【0004】図13において、再循環用排気ガスは白矢
印の示すように、排気ガス入口12から入り、排気ガス
出口13に向かって流れ、冷却水は冷却水入口5から入
って冷却水通路7を通り、冷却水出口6に向かって矢印
のように流れ、その間に排気ガスを冷却する。しかしな
がらこの構成においては、シェル2内の冷却水入口5に
対向するD部に冷却水のよどみができ、冷却効率を低下
させるという問題がある。この問題を解決する方法とし
て特開2001−74380号公報に開示されたものが
ある。
【0005】図14は従来の第2例の、特開2001−
74380号公報に開示されたEGRクーラ60の側面
断面図である。図13に示した第1例と同一部材には同
一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ
説明する。図14において、シェル2の、冷却水入口5
の直径方向に対峙する位置にバイパス出口61を設け
る。冷却水は冷却水入口5から入って冷却水通路7を通
り、冷却水出口6から排出されると共に、一部はバイパ
ス出口61から排出され、その間に排気ガスを冷却す
る。その際、冷却水の一部はバイパス出口61から排出
されるため、この部分の冷却水のよどみが無くなり、E
GRクーラ60の冷却効率を向上するようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、以下のような問題点が有る。第1例にお
いては、図13に示すD部に冷却水のよどみができるば
かりでなく、冷却水中に発生したエアーや水蒸気が溜ま
り、その部分のシェルやチューブ等が過熱して損傷する
恐れがある。第2例においては、冷却水の一部をバイパ
ス出口からバイパスさせるため余分な水量が必要にな
る。そのため冷却水用水ポンプの容量を大きくする必要
があり、水ポンプを大型にするため、場積が大きくなる
と共に駆動馬力も大きくなるという問題がある。第2例
においては、バイパス出口から水とともにエアーまたは
/および水蒸気も排出される。しかしながら、バイパス
出口をシェルの直径方向の垂直線上に設けているため、
EGRクーラが左右方向に傾いた場合、EGRクーラの
上部に、冷却水中に発生したエアーまたは/および水蒸
気が溜まり、シェルやチューブ等が過熱、損傷する恐れ
がある。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、EGRクーラが過熱して損傷する恐れが
なく、冷却水用水ポンプの容量が小さく、水ポンプを小
型に、かつ駆動馬力を少なくできる、EGRクーラの冷
却水中のガス抜き装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、 EGRクーラにお
いて、前記EGRクーラの上部の冷却水通路側にガス抜
き回路を設け、前記ガス抜き回路に、冷却水中のエアー
または/および水蒸気を排出し、冷却水の流出を止める
ガス放出手段を設けた構成としている。
【0009】第1発明によると、ガス放出手段により冷
却水中のエアーまたは/および水蒸気を排出し、冷却水
の流出を止めることができる。そのため、エアーまたは
/および水蒸気が溜まってEGRクーラが過熱して損傷
する恐れはない。また、冷却水がバイパスすることは無
いため、冷却水用の水ポンプ容量を大きくする必要は無
く、したがって水ポンプは小型になり、消費馬力も少な
くて良く、装置がコンパクトになると共にコストを安く
できる。
【0010】第2発明は、第1発明において、前記EG
Rクーラのシェル部の上部に、EGRクーラが傾いた時
に、前記エアーまたは/および水蒸気を、前記ガス抜き
回路に集めるための突起部を設けた構成としている。
【0011】第2発明によると、EGRクーラが傾いた
時にもエアーまたは/および水蒸気はガス抜き回路に集
めることができる。したがって、EGRクーラを備えた
エンジンを搭載した建設機械等が、傾斜地で作業したよ
うな場合でもエアーまたは/および水蒸気を確実に排出
することができる。
【0012】第3発明は、EGRクーラにおいて、前記
EGRクーラが左右方向に傾いたときに、前記EGRク
ーラのシェル部の、上部の冷却水通路側の、エアーまた
は/および水蒸気が溜まりやすい複数の個所に、それぞ
れガス抜き回路を設けた構成としている。
【0013】第3発明によると、EGRクーラが左右方
向に傾いた場合、シェル部の上部に多量のエアーまたは
/および水蒸気を滞留させることなく、確実に排出する
ことができる。したがって、EGRクーラが過熱して損
傷する恐れはない。
【0014】第4発明は、第3発明において、前記ガス
抜き回路に、冷却水中のエアーまたは/および水蒸気を
排出し、冷却水の流出を止めるガス放出手段を設けた構
成としている。
【0015】第4発明によると、EGRクーラが傾いた
場合、ガス放出手段により冷却水中のエアーまたは/お
よび水蒸気を排出し、冷却水の流出を止めることができ
る。そのため、エアーまたは/および水蒸気が溜まって
EGRクーラが過熱し、損傷する恐れはない。また、冷
却水がバイパスすることは無いため、冷却水用水ポンプ
の容量を大きくする必要は無く、したがって水ポンプは
小型になり、消費馬力も少なくて良く、装置がコンパク
トになると共にコストを安くできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るEGRクーラ
の冷却水中のガス抜き装置の実施形態について、図面を
参照して詳述する。
【0017】図1は第1実施形態の、EGRクーラの冷
却水中のガス抜き装置の概略構成図である。図13で説
明した従来のものと同一部材には同一符号を付して説明
は省略し、異なる部分についてのみ説明する。図1にお
いて、EGRクーラ1のシェル2の、冷却水入口5の直
径方向にほぼ対向する上部の、冷却水通路7側にガス抜
き回路20を設ける。このガス抜き回路20に、冷却水
中のエアーや水蒸気を排出し、冷却水の流出を止めるガ
ス放出手段30を介装する。ガス抜き回路20は図示し
ない水タンク等に接続される。
【0018】図2は、ガス放出手段30の第1実施形態
であるジグル弁31の概略構成を示す断面図である。図
2において、シェル2に固着されたガス抜き回路20の
途中に穴33を有する弁座32を設ける。バルブ34
を、下部のバルブ本体35と、上部の吊り部材38と、
バルブ本体35と吊り部材38とを結合する柱状の連結
部37とで構成する。バルブ本体35の上面にはシート
部36が設けられ、吊り部材38には、図2、及び図3
に示すように、連通部39が設けられている。吊り部材
38は、図2の(a)に示すような連結部37よりも幅
の狭いバー状のものでもよいし、図2の(b)に示すよ
うに連結部37の上部を円板状とし、孔を複数開けて連
通部39を設けたものでも良い。連結部37の直径は穴
33の直径より小さい。連結部37は穴33に挿入さ
れ、エアーや水蒸気の雰囲気内では図の実線に示すよう
に、吊り部材38はバルブ34の重みで弁座32の上面
に当接し、弁座32の下面とシート部36との間には隙
間が存在する。すなわち、シェル2の内部とガス抜き回
路20とは、前述の弁座32の下面とシート部36との
間の隙間と吊り部材38の連通部39を介して、矢印の
ように連通している。バルブ本体35がある程度水中に
没すると2点鎖線に示すようにバルブ34が上昇し、シ
ート部36は弁座32の下面に当接し、穴33は閉鎖さ
れ、シェル2の内部とガス抜き回路20との通路は閉じ
られる。
【0019】次に作動について図1、図2を参照して説
明する。図1において、再循環用排気ガスは白矢印の示
す方向に流れ、冷却水は冷却水入口5から冷却水出口6
に向けて流れて排気ガスを冷却する。このとき、冷却水
中に発生したエアーや水蒸気は排気温度の高い、シェル
2の排気ガス入口12側の上部に溜まり易い。溜まった
エアーや水蒸気は前述のように、図2に示すガス放出手
段30であるジグル弁31を通ってガス抜き回路20に
排出される。エアーや水蒸気が排出され、シェル2の上
部に水が充満すると2点鎖線に示すように、バルブ本体
35は押し上げられ、シート部36は弁座32の下面に
当接して通路を閉じ、水の流出を防止する。
【0020】本発明の、EGRクーラの冷却水中のガス
抜き装置は上記のような構成としたため、冷却水中のエ
アーや水蒸気をシェル外に排出し、冷却水は排出しな
い。したがって、エアーや水蒸気の溜まりができること
は無く、EGRクーラが過熱して損傷する恐れはない。
また、冷却水がバイパスすることが無いため、冷却水用
水ポンプ容量が小さくてすみ、水ポンプは小型になり、
消費馬力も少なくて良く、装置がコンパクトになると共
にコストを安くできる。
【0021】図4は、ガス放出手段30の第2実施形態
であるボール弁40の概略構成を示す断面図であり、図
5は図4のB−B矢視図である。図4において、シェル
2の上部に設けられたボス41には、ガス抜き回路20
の継手21がボルト42により締着されている。ボルト
42の下部には、上部にシート部43を有する穴44が
設けられ、孔44の先端部は穴48によりガス抜き回路
20に連通している。穴44にはボール45が隙間を持
って挿入され、その下部には、図5にも示すように、ス
リット47を有するストッパ46が嵌入されている。ボ
ール45はシート部43とストッパ46との間で移動可
能となっている。ボール45はエアーや水蒸気の雰囲気
内では図の実線に示すように、ストッパ46に当接して
おり、ボール45とシート部43との間には隙間が存在
する。そのためシェル2の内部とガス抜き回路20とは
矢印のように連通している。ボール45がある程度水中
に没すると2点鎖線に示すようにボール45が上昇して
シート部43に当接するとシェル2の内部とガス抜き回
路20との通路は閉鎖される。作用は第1実施形態のも
のと同一なので説明は省略する。
【0022】図6は第2実施形態の、EGRクーラの冷
却水中のガス抜き装置の概略構成図であり、図7は図6
のC−C矢視図である。第1実施形態のものと同一部材
には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分につい
てのみ説明する。図6、図7において、EGRクーラ1
aの円筒形の、シェル2の冷却水入口5にほぼ対向する
上部に山形の突起部22を形成し、その最上部にガス抜
き回路20が設けられている。図7に示すように、突起
部22の山の斜面はシェル2の外径に接している。その
ため図7の2点鎖線に示すように、EGRクーラ1aが
左右方向に角度α傾いてもエアーや水蒸気がシェル2の
上部に溜まることはない。また、前後方向に傾いた場
合、排気ガス入口12側が高い場合にはエアーや水蒸気
は突起部22内に溜まり、ガス放出手段30から排気ガ
ス回路20に排出される。排気ガス出口13側が高い場
合にはエアーや水蒸気は冷却水と共に冷却水出口6から
排出される。したがって、エンジンが前後左右いずれの
方向に傾いてもエアーや水蒸気がシェル2内に溜まるこ
とはない。したがって、本EGRクーラ1aを備えたエ
ンジンを搭載した建設機械等が傾斜地で作業するような
場合でも、EGRクーラ1aがエアーや水蒸気の滞留に
よる過熱で損傷する恐れは無い。また、冷却水がバイパ
スすることはないため、水ポンプは小型になり、消費馬
力も少なくて良く、装置がコンパクトになると共にコス
トを安くできる。
【0023】図8は第3実施形態の、EGRクーラの冷
却水中のガス抜き装置の概略構成を示す側面図である。
図8において、EGRクーラ1bのシェル2の上部に、
冷却水出口6とガス抜き回路20とを連通する突起部2
3が設けられている。突起部23の断面形状は、図7に
示した第2実施形態のものと同様である。これによりシ
ェル2の上部には広い空隙部24が形成される。そのた
め、エアーや水蒸気はこの空隙部24に溜まり、チュー
ブ4等は冷却水中にある。したがって、チューブ4等が
過熱することはなく、損傷の恐れはない。その他の効果
は第2実施形態ものと同一である。
【0024】図9は第4実施形態の、EGRクーラの冷
却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図であ
る。図9において、EGRクーラ1cの4角断面形状の
シェル2a内には、排気ガスを通す矩形断面状のエレメ
ント8が、並列に、隙間を持って配置され、隙間は冷却
水通路7を形成している。シェル2aの上部には第2実
施形態のものと同様の突起部22が設けられ、その最頂
部には、ガス放出手段30を介装したガス抜き回路20
が設けられている。作用、効果は第2実施形態のものと
同一なので説明は省略する。なお、シェル2aの上部に
第3実施形態のものと同様な、ガス抜き回路20と冷却
水出口6とを連通する突起部23を設けても良い。
【0025】図10は第5実施形態の、EGRクーラの
冷却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図で
ある。図10において、EGRクーラ1dの円筒形のシ
ェル2の上部には、垂直中心線X−Xに対して左右にそ
れぞれ角度βをなす位置に一対のガス抜き回路20,2
0を設けている。そのため殆どのエアーや水蒸気は冷却
水とともにガス抜き回路 20,20から排出され
る。例えば図10はβ=22.5°であるが、図に明ら
かなように、シェル2の上部に溜まるエアーや水蒸気の
量は僅少であり、実用上差し支えない。したがって、E
GRクーラ1を左右に2β、すなわち45°傾斜させて
もシェル2の上部にはエアーや水蒸気は殆ど溜まること
はない。したがって、EGRクーラ1dが過熱して損傷
する恐れは無い。
【0026】図11は第6実施形態の、EGRクーラの
冷却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図で
ある。第5実施形態のものと同一部材には同一符号を付
して説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図11において、EGRクーラ1eのシェル2の上部に
設けられた一対のガス抜き回路20,20には、それぞ
れガス放出手段30,30が介装されている。したがっ
て、EGRクーラ1eを左右方向に傾斜させた場合にお
いても、エアーや水蒸気のみが排出され、冷却水は排出
されない。したがって、シェル2の上部にエアーや水蒸
気を殆ど滞留させないとともに、冷却水がバイパスする
ことが無いため、EGRクーラ1eが過熱して損傷する
恐れはなく、水ポンプ容量が小さくてすみ、水ポンプは
小型になり、消費馬力も少なくて良く、装置がコンパク
トになると共にコストを安くできる。
【0027】図12は第7実施形態の、EGRクーラの
冷却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図で
ある。図9に示した第4実施形態のものと同一部材には
同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についての
み説明する。図12において、EGRクーラ1fの、4
角形の断面の、シェル2aの上面の左右両端部近傍に、
一対のガス抜き回路20,20を設ける。これによりE
GRクーラ1eを左右に傾斜させてもシェル2aの上部
にエアーや水蒸気が溜まることは無く、第5実施形態の
ものと同一の効果が得られる。なお、上記一対のガス抜
き回路20,20に、それぞれガス放出手段30,30
を介装しても良い。この場合の効果は第6実施形態のも
のと同一である。
【0028】第5、第6、第7実施形態のものにおいて
は、それぞれガス抜き回路20を2個設けているが、2
個を超える個数のガス抜き回路20を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGRクーラの、第1実施形態の冷却
水中のガス抜き装置の概略構成を示す側面一部断面図で
ある。
【図2】第1実施形態のガス放出手段の構成を示す概略
断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】第2実施形態のガス放出手段の構成を示す概略
断面図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】本発明のEGRクーラの、第2実施形態の冷却
水中のガス抜き装置の概略構成を示す側面一部断面図で
ある。
【図7】図6のC−C矢視図である。
【図8】本発明のEGRクーラの、第3実施形態の冷却
水中のガス抜き装置の概略構成を示す側面図である。
【図9】本発明のEGRクーラの、第4実施形態の冷却
水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図であ
る。
【図10】本発明のEGRクーラの、第5実施形態の冷
却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図であ
る。
【図11】本発明のEGRクーラの、第6実施形態の冷
却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図であ
る。
【図12】本発明のEGRクーラの、第7実施形態の冷
却水中のガス抜き装置の概略構成を示す正面断面図であ
る。
【図13】従来の第1例のEGRクーラの側面断面図で
ある。
【図14】従来の第2例のEGRクーラの側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1…EGRクーラ、2,2a…シェル、5…冷却水入
口、6…冷却水出口、7…冷却水通路、8…エレメン
ト、12…排気ガス入口、13…排気ガス出口、20…
ガス抜き回路、21…継手、22,23…突起部、24
…空隙部、30…ガス放出手段、31…ジグル弁、40
…ボール弁。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G062 ED08 ED10 3L103 AA10 AA14 AA35 AA44 BB39 CC02 CC27 DD08 DD42 DD63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EGRクーラにおいて、前記EGRクー
    ラ(1)の上部の冷却水通路(7)側にガス抜き回路(20)を設
    け、前記ガス抜き回路(20)に、冷却水中のエアーまたは
    /および水蒸気を排出し、冷却水の流出を止めるガス放
    出手段(30)を設けたことを特徴とするEGRクーラの冷
    却水中のガス抜き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の、EGRクーラの冷却水
    中のガス抜き装置において、前記EGRクーラ(1)のシ
    ェル(2,2a)部の上部に、EGRクーラ(1)が傾いた時に
    前記エアーまたは/および水蒸気を、前記ガス抜き回路
    (20)に集めるための突起部(22,23)を設けたことを特徴
    とするEGRクーラの冷却水中のガス抜き装置。
  3. 【請求項3】 EGRクーラにおいて、前記EGRクー
    ラ(1)が左右方向に傾いたときに、前記EGRクーラ(1)
    のシェル(2,2a)部の、上部の冷却水通路(7)側の、エア
    ーまたは/および水蒸気が溜まりやすい複数の個所に、
    それぞれガス抜き回路(20)を設けたことを特徴とするE
    GRクーラの冷却水中のガス抜き装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の、EGRクーラの冷却水
    中のガス抜き装置において、前記ガス抜き回路(20)に、
    冷却水中のエアーまたは/および水蒸気を排出し、冷却
    水の流出を止めるガス放出手段(30)を設けたことを特徴
    とするEGRクーラの冷却水中のガス抜き装置。
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