JP2003335672A - 線維化病変組織修復剤 - Google Patents

線維化病変組織修復剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病的にコラーゲン線維等が蓄積することによ
り生じる疾患、例えば、肝硬変等の肝線維症、肺線維
症、腎線維症、動脈硬化症、全身性硬化症、前立腺肥大
症、ケロイド症、心筋症、膠原病及び瘢痕等の患者に対
し、優れた線維化病変組織の修復剤又は線維化病変形成
の阻止剤を提供する。 【解決手段】 下記式で示されるピラゾロン誘導体、そ
の類縁体又は医薬的に許容しうる塩を含有する線維化病
変組織の修復剤又は線維化病変形成の阻止剤。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コラーゲン線維等
の病的な蓄積により生じる疾患に有用な線維化病変組織
の修復剤及び線維化病変形成の阻止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】コラーゲン線維等をはじめとする細胞外
マトリックスの発現は創傷治癒や組織の修復過程におい
て重要な役割を果たしていることが知られており、この
産生及び分解の代謝調整機構に何らかの病的破綻をきた
すとコラーゲン線維等の過剰な蓄積が起こり、肝臓、
肺、腎臓及び皮膚などの諸臓器の線維化病変組織の形成
を伴う疾患を引き起こすことが知られている。しかしな
がら、現在に至るまで肝線維症、腎線維症、動脈硬化症
及びその他のコラーゲン線維等が病的に蓄積することに
より生じる線維化の阻止や修復に有効な薬剤は、5−メ
チル−1−フェニル−2−(1H)―ピリドンが線維化
病変組織の修復並びに線維化病変の阻止剤として特開平
2−215719号公報に開示されているが他に有効で
あるという薬剤はない。この様な現状から、コラーゲン
線維等の過剰な蓄積を伴う病的な線維化病変組織形成の
阻止や修復に有効で、且つ生体内で優れた治療効果を示
す薬剤の開発が望まれていた。一方、前記式(I)で示
されるピラゾロン誘導体の幾つかは既知化合物であり、
本発明で用いたピラゾロン誘導体は、例えば、東京化成
工業株式会社、ランカスター、シグマ−アルドリッチ、メ
イブリッジ、バイオネット、ブットパーク及びICNの
各社より購入することも出来る。さらに、例えば特開昭
62−108814号公報に過酸化脂質生成抑制剤とし
て開示されているものもあるが、線維化病変組織形成の
阻止や線維化病変組織の修復に関する記載はない。そし
て、本発明で用いた前記式(I)で示されるピラゾロン
誘導体には、本発明者らの発見までコラーゲン線維等の
過剰な蓄積を伴う病的な線維化病変組織形成の阻止や線
維化病変組織の修復に関する作用があることは知られて
いなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、病的にコラ
ーゲン線維等が蓄積することにより生じる疾患、例え
ば、肝硬変等の肝線維症、肺線維症、腎線維症、動脈硬
化症、全身性硬化症(systemic sclerosis)、前立腺肥
大症、ケロイド症、心筋症、膠原病、瘢痕等の患者に対
し、優れた線維化病変組織の修復及び線維化病変形成の
阻止剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、線維化病
変組織の修復及び線維化病変形成の阻止に有効な化合物
を鋭意検討した結果、ピラゾロン誘導体にコラーゲンの
蓄積を抑制させる作用があることを初めて見出し、本発
明を完成するに至った。すなわち本発明は、下記一般式
(I)で示されるピラゾロン誘導体又はその医薬的に許
容しうる塩を含有する線維化病変組織の修復剤。
【化4】 [式中、R1が置換基を有するフェニル基であり、R2及び
R3は共に水素原子であり、及びR4は低級アルキル基、ア
ルコキシ基又は置換基を有していてもよいアミノ基を表
すか、又はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3は
ともにハロゲン原子であり、及びR4は低級アルキル基で
あるか、又はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3
はともに水素原子であり、及びR4は炭素数3〜6の低級
アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置
換基を有していてもよいヘテロアリール基であるか、又
はR1が無置換のフェニル基であり、R2又はR3の一方が水
素原子であり他方が低級アルキル基又はアリールメルカ
プト基であり、及びR4は低級アルキル基であるか、又は
R1は置換基を有していてもよいヘテロアリール基であ
り、R2及びR3は共に水素原子であり、及びR4は低級アル
キル基である。]を提供する。
【0005】本発明はまた、上記一般式(I)で表され
るピラゾロン誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を含
有する線維化病変形成の阻止剤を提供する。本発明はま
た、上記一般式(I)で表されるピラゾロン誘導体又は
その医薬的に許容しうる塩を含有する、細胞外マトリッ
クスの蓄積により生じる疾患を予防又は治療するための
医薬組成物を提供する。本発明はまた、上記一般式
(I)で表されるピラゾロン誘導体又はその医薬的に許
容しうる塩を含有する、肝硬変、肝線維症、肺線維症、
腎線維症、心筋線維症、術後の癒着、動脈硬化症、腎硬
化症、全身性硬化症、前立腺肥大症、ケロイド症、心筋
症、膠原病、瘢痕、虚血又は呼吸機能不全を予防又は治
療するための医薬組成物を提供する。本発明はまた、上
記一般式(I)で表されるピラゾロン誘導体又はその医
薬的に許容しうる塩を含有する、しわの形成を予防する
か又は形成されたしわを修復するための化粧料を提供す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本明細書において、低級アルキル
基とは、炭素数1〜6、好ましくは1〜4のアルキル基
を示す。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基及びペンチル基等があげられる。これらの
構造異性体もまた含まれる。このうち、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、t−ブチル基が好ましい。本明
細書において、アルコキシとは、炭素数1〜6、好まし
くは1〜4のアルコキシを示す。具体的には、メトキシ
基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキ
シ基、ブチルオキシ基等があげられる。このうち、メト
キシ基及びエトキシ基が好ましい。本明細書において、
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及
びヨウ素原子をいう。このうち、フッ素原子及び塩素原
子が好ましい。
【0007】本明細書において、アリール基とは、炭素
数6〜10の芳香族炭化水素環基を示す。具体的には、
フェニル基、1−ナフチル基及び2−ナフチル基等があ
げられる。このうち、フェニル基が好ましい。本明細書
において、ヘテロアリール基とは、O、N及びSから選
ばれる1〜3個の複素原子を有する炭素数1〜10の芳
香族炭化水素環基を示す。具体的には、ピリジニル基、
ピリジル基、ピリミジル基、ピリダジニル基、ピラジニ
ル基、イミダゾーリル基、ピローリル基、チエニル基、
ピラジル基、ピラゾリル基、ピロリル基、トリアジル
基、フリル基、イソキサゾリル基、イソチアゾリル基、
インドリル基、キノリル基、イソキノリル基、トリアゾ
ール、テトラゾール基等が挙げられる。このうち、複素
原子として1又は2個のNを有する炭素数4〜10のヘ
テロアリール基がより好ましい。特に、ピリジニル基及
びトリアゾール基が好ましい。
【0008】アミノ基の置換基としては、低級アルキル
基、低級アルキルカルボニル基、アリールカルボニル
基、ヘテロアリールカルボニル基、低級アルキルスルホ
ニル基、アリールスルホニル基、ヘテロアリールスルホ
ニル基等があげられる。置換アミノ基はまた、置換基が
一緒になって環を形成してもよい。このような置換アミ
ノ基としては、ピロリジノ基、ピペリジノ基、モルホリ
ロ基等があげられる。このうち、メチル基、エチル基、
ピロリジノ基が好ましい。アリール基の置換基として
は、低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、水酸
基、低級アルコキシ基、置換及び無置換アミノ基、ハロ
ゲノ低級アルキル基、ハロゲノ低級アルコキシ基、シア
ノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、
スルホ基、スルホンアミド基、アルキルカルボニル基、
アルキルスルホニル基等があげられる。このうち、メチ
ル基、ハロゲン原子、ニトロ基好ましい。特に、アリー
ル基がフェニル基のとき、ハロゲン原子、ニトロ基が好
ましい。また、アリール基がナフチル基のとき、ハロゲ
ン原子が好ましい。置換位置は特に限定されない。ヘテ
ロアリール基の置換基としては、低級アルキル基、置換
及び無置換アミノ基、ハロゲノ低級アルキル基、水酸
基、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級アルコキシ基、ハ
ロゲン原子等があげられる。このうち、低級アルキル
基、特にメチル基、アミノ基、ハロゲノ低級アルキル
基、特にトリフルオロメチル基が好ましい。置換位置は
特に限定されない。
【0009】また、他に特に記載のない限り、上述の基
が他の基に含まれる場合も、上述したのと同じ定義を有
する。さらに、低級アルキル基、低級アルケニル基及び
アルコキシ等に含まれる一以上の水素原子はまた上記ハ
ロゲン原子により置換されていてもよい。さらに、上述
した置換基が構造異性を有するとき、それらの異性体も
また含むものとする。
【0010】一般式(I)において、R1が置換基を有す
るフェニル基であり、R2及びR3は共に水素原子であり、
及びR4は低級アルキル基を表すか、又はR1が無置換のフ
ェニル基であり、R2及びR3はともにハロゲン原子であ
り、及びR4は低級アルキル基であるか、又はR1が無置換
のフェニル基であり、R2及びR3はともに水素原子であ
り、及びR4は置換基を有していてもよいアリール基であ
るか、又はR1が無置換のフェニル基であり、R2又はR3の
一方が水素原子であり他方がアリールメルカプト基であ
り、及びR4は低級アルキル基であるか、又はR1は置換基
を有していてもよいヘテロアリール基であり、R2及びR3
は共に水素原子であり、及びR4は低級アルキル基であ
る、ピラゾロン誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を
含有する線維化病変組織の修復剤が好ましい。
【0011】以下のピラゾロン誘導体又はその医薬的に
許容しうる塩を含有する線維化病変組織の修復剤もまた
好ましい。
【化5】
【0012】以下のピラゾロン誘導体又はその医薬的に
許容しうる塩を含有する線維化病変組織の修復剤もまた
好ましい。
【化6】
【0013】一般式(I)において、R1が置換基を有す
るフェニル基の場合、置換基の例としてハロゲン原子及
びニトロ基等があげられる。その場合、R2及びR3が共に
水素原子であり、及びR4がメチル基、エトキシ基又は置
換アミノ基であるのが好ましく、置換アミノ基の例とし
てはピロリジノ基等があげられる。また、R1が無置換の
フェニル基の場合、R2及びR3が共に塩素原子であり、及
びR4がメチル基であるか、あるいはR2及びR3が共に水素
原子であり、及びR4がn−プロピル基、t−ブチル基又
はフェニル基であるのが好ましい。また、R1が無置換の
フェニル基の場合、R2及びR3の一方が水素原子であり、
他方がメチル基又はアリールメルカプト基であり、及び
R4がメチル基であるのが好ましい。R1が置換されていて
もよいヘテロアリール基の場合、ヘテロアリール基の例
としてピリジニル基及びトリアゾール基等があげられ、
置換基としてはメチル基、アミノ基及びトリフルオロメ
チル基等があげられる。
【0014】一般式(I)で表される化合物は、各種異
性体としても存在する。即ち、一般式(I)で表される
化合物には、一あるいは複数の不斉中心を有する場合が
あり、純粋な光学異性体、部分的に精製されている光学
異性体、ラセミ混合物、及び純粋なジアステレオマー、
部分的に精製されているジアステレオマー、これらの混
合物等のすべてが包含される。また、一般式(I)で表
される化合物には、互変異性体等の構造異性体が存在
し、かかる構造異性体も本発明の範囲内である。
【0015】医薬的に許容され得る塩とは、前述の一般
式(I)で示される化合物とともに形成される無毒性の
塩であれば如何なるものであってもよいが、例えば、フ
ッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、
過塩素酸塩等の無機酸の付加塩;ギ酸塩、酢酸塩、トリ
フルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、シュウ酸塩、グリコ
ール酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、ヒドロ
キシマレイン酸塩、メチルマレイン酸塩、フマル酸塩、
アジピン酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、安
息香酸塩、ケイ皮酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸
塩、2−アセトキシ安息香酸塩、ニコチン酸塩、イソニ
コチン酸塩等の有機酸の付加塩;メタンスルホン酸塩、
エタンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、ベンゼンスルホ
ン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ナフタレンスルホ
ン酸塩、ヒドロキシベンゼンスルホン酸塩、ジヒドロキ
シベンゼンスルホン酸塩等の有機スルホン酸の付加塩;
アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等の酸性アミノ酸の
付加塩;ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩;マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金
属塩;アンモニウム塩;トリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩
等の有機塩基の付加塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩
基性アミノ酸の付加塩等を挙げることができる。また、
結晶形以外に、場合によっては水やアルコール等との溶
媒和物(水和物も含む)であってもよい。
【0016】前記一般式(I)で表されるピラゾロン誘
導体の幾つかは、例えば東京化成工業株式会社、ランカ
スター、シグマ−アルドリッチ、メイブリッジ、バイオ
ネット、ブットパーク及びICNの各社より購入するこ
とが可能であり、あるいは通常の方法で製造することも
出来る。前記一般式(I)で表される化合物は、後述す
るように、コラーゲン線維の蓄積を抑制させる作用を有
することから、コラーゲン線維等の細胞外マトリックス
が蓄積することにより生じる疾患、特に肝硬変、肝線維
症、肺線維症、腎線維症、動脈硬化症、全身性硬化症、
前立腺肥大症、ケロイド症、心筋症、膠原病、瘢痕、虚
血又は呼吸機能不全を予防又は治療するのに有用であ
る。なお、本発明において、細胞外マトリックスとは、
コラーゲン線維等の組織の線維化に関連する線維の総称
であり、例えば、コラーゲン類、フィブロネクチン、ラ
ミニンを含むものである。
【0017】ここで、本発明におけるコラーゲン線維に
代表される細胞外マトリックス蓄積抑制作用について説
明する。本発明におけるコラーゲン線維蓄積抑制作用と
は、後述する実施例より明らかなように、既に蓄積され
ている既存のコラーゲン線維の量をも、減少させるとい
う点で、単なるコラーゲン線維の合成抑制作用とは異な
るものである。コラーゲン線維の蓄積は、コラーゲン線
維の産生と分解のバランスによってその蓄積量が決定さ
れるものであることから、本発明におけるコラーゲン線
維蓄積抑制作用は、コラーゲン線維の蓄積バランスを負
の方向、即ちコラーゲン線維の蓄積量を減少させる方向
(生産過少)へ導くものであるといえる。
【0018】例えば、肝硬変、肺線維症、動脈硬化症、
前立腺肥大症、ケロイド症、心筋症、膠原病、瘢痕、し
わ等に代表されるような線維化を伴う疾患が形成される
ときには、コラーゲン線維の産生系の亢進と共に分解系
の抑制が生じることが知られており、この結果、各種臓
器中にコラーゲン線維等が蓄積し、線維化病変を引き起
こすといわれている。すなわち、各種組織中へのコラー
ゲン線維等の蓄積において、コラーゲン線維の産生系と
分解系のトータルバランスが産生過多になると考えられ
る。実際に、肝硬変等では正常肝に較べてI型コラーゲ
ンの著名な蓄積が認められ(肝硬変と間質. Biomed Per
spect 3, 37-45)、この蓄積に伴いコラーゲン産生系が
増加するという報告(Hepatology 22, 573-(1995))等
やコラーゲン分解系が抑制されるという報告(Hyperten
tion 38, 1217-(2001))等が多数あり、また、汎発性強
皮症患者では皮膚線維芽細胞のコラーゲン産生系が亢進
していると報告(Arthritis Rheum 44, 474-(2000))さ
れている。
【0019】また、この様に各種組織中にコラーゲン線
維が病的に過剰に蓄積することにより、例えば、肝硬変
のような肝線維症では肝微小循環傷害による虚血及び肝
実質細胞の再生抑制や肺線維症では組織の硬化に伴う呼
吸機能不全等やその他各種臓器においても過剰な線維化
により機能障害が生じることも知られている。以上のこ
とより、本発明の化合物におけるコラーゲン線維蓄積抑
制作用は、上記に示したような肝硬変、肺線維症、動脈
硬化症、前立腺肥大症、ケロイド症、心筋症、膠原病、
瘢痕、しわ等に代表されるような線維化を伴う疾患にお
いて、コラーゲン線維の産生系と分解系のトータルバラ
ンスを病的な産生過多の状態から産生過少の状態へバラ
ンスを変化させ、さらに各種臓器で生じていた機能障害
をも改善するものである。
【0020】すなわち、本発明の化合物は、線維化病変
組織の修復剤又は線維化病変形成の阻止剤として広く有
用であると考えられる。本発明は前記ピラゾロン誘導体
を有効成分とする薬剤であるが、他の有効成分(本発明
に使用する有効成分と同一の作用でも、異なる作用でも
良い。)を併用使用することもできるし、更に製剤上有
用な担体を含むこともできる。この発明においては、前
記ピラゾロン誘導体を、線維化病変組織の修復剤又は線
維化病変形成の阻止剤として有効量含む薬剤であれば、
全て本発明の医薬組成物に含まれる。本発明の医薬組成
物を肝硬変、肝線維症、肺線維症、腎線維症、動脈硬化
症、全身性硬化症、前立腺肥大症、ケロイド症、心筋
症、膠原病、瘢痕、虚血又は呼吸機能不全等を予防又は
治療するための医薬組成物に使用する場合、経口投与、
静脈内投与、経皮投与等の投与形態が可能である。投与
量は、疾患の種類及び程度、投与する化合物並びに投与
経路、患者(投与対象)の年齢、性別、体重等により適
宜選択される。通常は、例えば経口投与の場合好ましく
は0.001〜10000mg/kg/日程度を採用す
ればよい。一方、注射投与などの非経口投与の場合、前
記経口投与の場合の1/2から1/100程度が採用さ
れる。
【0021】本発明の式(I)で示されるピラゾロン誘
導体を線維化病変組織の修復剤又は線維化病変形成の阻
止剤としてヒトに投与する場合、一般式(I)で示され
る本発明化合物、その異性体、溶媒和物若しくは医薬上
許容し得る塩を、通常、それ自体公知の薬理学的に許容
される担体、賦形剤、希釈剤、増量剤、崩壊剤、安定
剤、保存剤、緩衝剤、乳化剤、芳香剤、着色剤、甘味
剤、粘稠剤、矯味剤、溶解補助剤、その他の添加剤等と
混合して錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、坐剤、注射剤、点
眼剤、液剤、カプセル剤、トローチ剤、エアゾール剤、
エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤等の形態によ
り経口又は非経口的に投与することができる。
【0022】固体製剤とする場合は、添加剤、たとえ
ば、ショ糖、乳糖、セルロース糖、D−マンニトール、
マルチトール、デキストラン、デンプン類、寒天、アル
ギネート類、キチン類、キトサン類、ペクチン類、トラ
ンガム類、アラビアゴム類、ゼラチン類、コラーゲン
類、カゼイン、アルブミン、リン酸カルシウム、ソルビ
トール、グリシン、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、ポリ
エチレングリコール、炭酸水素ナトリウム、ステアリン
酸マグネシウム、タルク等が用いられる。さらに、錠剤
は必要に応じて通常の剤皮を施した錠剤、たとえば糖衣
錠、腸溶性コーティング錠、フィルムコーティング錠あ
るいは二層錠、多層錠とすることができる。半固体製剤
とする場合は、動植物性油脂(オリーブ油、トウモロコ
シ油、ヒマシ油等)、鉱物性油脂(ワセリン、白色ワセ
リン、固形パラフィン等)、ロウ類(ホホバ油、カルナ
バロウ、ミツロウ等)、部分合成若しくは全合成グリセ
リン脂肪酸エステル(ラウリル酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸等)等が用いられる。
【0023】液体製剤とする場合は、添加剤、たとえば
塩化ナトリウム、グルコース、ソルビトール、グリセリ
ン、オリーブ油、プロピレングリコール、エチルアルコ
ール等が挙げられる。特に注射剤とする場合は、無菌の
水溶液、たとえば生理食塩水、等張液、油性液、たとえ
ばゴマ油、大豆油が用いられる。また、必要により適当
な懸濁化剤、たとえばカルボキシメチルセルロースナト
リウム、非イオン性界面活性剤、溶解補助剤、たとえば
安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール等を併用しても
よい。さらに、点眼剤とする場合は水性液剤又は水溶液
が用いられ、特に、無菌の注射用水溶液が挙げられる。
この点眼用液剤には緩衝剤、等張化剤、溶解補助剤、保
存剤、粘稠剤、キレート剤、pH調整剤、芳香剤のよう
な各種添加剤を適宜添加してもよい。また、本発明は人
用医薬としての使用は勿論、動物用医薬としても使用可
能である。
【0024】本発明はまた、しわの形成を予防するか又
は形成されたしわを修復するための化粧料に関する。こ
の場合、本発明の化粧料中における一般式(I)で示さ
れるピラゾロン誘導体又はその医薬的に許容し得る塩の
配合量は、特に限定するものではないが、0.001〜
1質量%、好ましくは0.01〜0.5質量%であるの
が好ましい。本発明の化粧料は、乳液、クリーム、化粧
水、パック、洗浄料等のスキンケア化粧料、口紅、ファ
ンデーション等のメーキャップ化粧料、頭皮用化粧料等
として使用することができる。本発明の化粧料を調製す
る場合、化粧料に通常使用される成分を配合することが
できる。このような成分としては、油脂類、界面活性
剤、香料、防腐剤、含量、紫外線吸収剤及び抗酸化剤等
があげられる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明するが、これらは本発明の範囲を何ら制限するも
のではない。 実施例1 (1)コラーゲン線維蓄積抑制作用 ヒト線維芽細胞を用い、以下の操作手順に従って細胞中
に蓄積する線維コラーゲン量を測定した。 (a)細胞調製及び化合物 ヒト線維芽細胞(HFL−1)は常法に従い継代・維持
を行い、測定に用いる細胞は非働化牛胎仔血清含有培地
を用い細胞懸濁液を調整した。この懸濁液を96穴平底プ
レートに蒔き、37℃、5%二酸化炭素条件下で培養する
ことで細胞をプレートに付着させ洗浄を行った後、本発
明の有効成分(表1実施例化合物)を溶解させた培地を
プレートの各ウエルに添加した。
【0026】(b)コラーゲン蓄積量の測定 上記(a)のように各種化合物で処置した細胞を洗浄
後、常法に従って細胞を固定し、過酸化水素水で細胞を
処置後にブロッキングを行った。その後、I型コラーゲ
ンに対する抗体を一次抗体として反応させ、洗浄後にペ
ルオキシダーゼで標識された一次抗体に対する抗体を二
次抗体として添加し室温で反応させた。尚、各プレート
には一次抗体を添加しない二次抗体のみの群も作製し
た。また、ペルオキシダーゼの発色反応は、3,3',5,5'-
テトラメチルベンジジンを基質に用いる方法で行った。
すなわち、上記で作製したプレートを洗浄後、ペルオキ
シダーゼの基質である3,3',5,5'-テトラメチルベンジジ
ン溶液を添加することで反応を開始させ、硫酸溶液を添
加することでこの反応を停止した。この時の450nmでの
吸光度を測定し、薬物非添加群に対する百分率でI型コ
ラーゲン量を算出した。I型コラーゲン線維蓄積抑制の
結果をIC60値として表1に要約した。
【0027】
【表1】
【0028】その結果、薬物非添加群に対して、比較対
照薬として用いた5−メチル−1−フェニル−2−(1
H)―ピリドン処置群のIC60値は1000μM以上であった
が、当発明によるピラゾロン誘導体の有効成分である化
合物処置群のいくつかで数10μMのIC60値を示す化合物
がいくつか発見できた。
【0029】実施例2 (2)ラット肝星細胞を用いたコラーゲン線維蓄積抑制
作用 Wister系雄性ラット(体重約300g)から常法に従って
肝星細胞を単離した。単離した星細胞は常法に従い継代
・維持を行い、測定に用いる細胞は非働化牛胎仔血清含
有培地を用い細胞懸濁液を調整した。この懸濁液を96穴
平底プレートに蒔き、37℃、5%二酸化炭素条件下で培
養することで細胞をプレートに付着させ洗浄を行った
後、本発明の有効成分(表2実施例化合物)を溶解させ
た培地をプレートの各ウエルに添加した。そして、細胞
に蓄積する線維コラーゲン量は上記(b)で記載した方
法により測定した。ラット肝星細胞にコラーゲン線維蓄
積抑制の結果をIC60値として表2に要約した。
【0030】
【表2】
【0031】その結果、今回用いた化合物のIC60値は、
化合物(1)や(3)では数10μMを示し、ヒト線維芽
細胞を用いた時とほぼ同様の値が測定された。このこと
から、上記(1)で示したヒト線維芽細胞での結果と本
実施例での結果がほぼ一致することから本発明で用いた
ピラゾロン誘導体には肝線維化病変組織の形成に関与す
ることが知られている肝星細胞を用いた場合にも有効で
あることが本発明により見出された。
【発明の効果】本発明の線維化病変組織の修復及び線維
化病変形成の阻止剤は、肝硬変、腎硬化症、肝線維症、
腎線維症、心筋線維症、肺線維症、術後の癒着、動脈硬
化症、全身性硬化症、前立腺肥大症、ケロイド症、心筋
症、膠原病、瘢痕、虚血又は呼吸機能不全などの病的で
過剰の線維蓄積に起因する疾患の治療に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/00 A61P 9/00 9/10 101 9/10 101 11/00 11/00 13/08 13/08 13/12 13/12 17/02 17/02 19/02 19/02 37/00 37/00 41/00 41/00 43/00 101 43/00 101 105 105 C07D 231/26 C07D 231/26 // C07D 231/28 231/28 231/52 231/52 401/04 401/04 403/04 403/04 (72)発明者 田中 泰弘 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社医薬研究所内 (72)発明者 伊地知 千織 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社医薬研究所内 (72)発明者 大牟田 直子 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社医薬研究所内 (72)発明者 高月 文彦 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社医薬研究所内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB02 CC22 CC41 DD12 DD22 EE01 4C086 AA01 AA02 BC36 BC60 GA07 GA08 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA36 ZA45 ZA59 ZA75 ZA81 ZA89 ZB01 ZB21 ZC41 ZC51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるピラゾロン
    誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を含有する線維化
    病変組織の修復剤。 【化1】 [式中、 R1が置換基を有するフェニル基であり、R2及びR3は共に
    水素原子であり、及びR4は低級アルキル基、アルコキシ
    基又は置換基を有していてもよいアミノ基を表すか、又
    はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3はともにハ
    ロゲン原子であり、及びR4は低級アルキル基であるか、
    又はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3はともに
    水素原子であり、及びR4は炭素数3〜6の低級アルキル
    基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有
    していてもよいヘテロアリール基であるか、又はR1が無
    置換のフェニル基であり、R2又はR3の一方が水素原子で
    あり他方が低級アルキル基又はアリールメルカプト基で
    あり、及びR4は低級アルキル基であるか、又はR1は置換
    基を有していてもよいヘテロアリール基であり、R2及び
    R3は共に水素原子であり、及びR4は低級アルキル基であ
    る。]
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、 R1が置換基を有するフェニル基であり、R2及びR3は共に
    水素原子であり、及びR4は低級アルキル基を表すか、又
    はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3はともにハ
    ロゲン原子であり、及びR4は低級アルキル基であるか、
    又はR1が無置換のフェニル基であり、R2及びR3はともに
    水素原子であり、及びR4は置換基を有していてもよいア
    リール基であるか、又はR1が無置換のフェニル基であ
    り、R2又はR3の一方が水素原子であり他方がアリールメ
    ルカプト基であり、及びR4は低級アルキル基であるか、
    又はR1は置換基を有していてもよいヘテロアリール基で
    あり、R2及びR3は共に水素原子であり、及びR4は低級ア
    ルキル基である、ピラゾロン誘導体又はその医薬的に許
    容しうる塩を含有する請求項1記載の線維化病変組織の
    修復剤。
  3. 【請求項3】 以下のピラゾロン誘導体又はその医薬的
    に許容しうる塩を含有する線維化病変組織の修復剤。 【化2】
  4. 【請求項4】 以下のピラゾロン誘導体又はその医薬的
    に許容しうる塩を含有する線維化病変組織の修復剤。 【化3】
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載の一般式
    (I)で示されるピラゾロン誘導体又はその医薬的に許
    容しうる塩を含有する線維化病変形成の阻止剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか1項記載のピラゾ
    ロン誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を含有する、
    細胞外マトリックスの蓄積により生じる疾患を予防又は
    治療するための医薬組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4いずれか1項記載のピラゾ
    ロン誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を含有する、
    肝硬変、肝線維症、肺線維症、腎線維症、心筋線維症、
    術後の癒着、動脈硬化症、腎硬化症、全身性硬化症、前
    立腺肥大症、ケロイド症、心筋症、膠原病、瘢痕、虚血
    又は呼吸機能不全を予防又は治療するための医薬組成
    物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4いずれか1項記載のピラゾ
    ロン誘導体又はその医薬的に許容しうる塩を含有する、
    しわの形成を予防するか又は形成されたしわを修復する
    ための化粧料。
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