JP2003334898A - 積層包装材料および積層包装材料のシール方法 - Google Patents

積層包装材料および積層包装材料のシール方法

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JP2003334898A
JP2003334898A JP2002147039A JP2002147039A JP2003334898A JP 2003334898 A JP2003334898 A JP 2003334898A JP 2002147039 A JP2002147039 A JP 2002147039A JP 2002147039 A JP2002147039 A JP 2002147039A JP 2003334898 A JP2003334898 A JP 2003334898A
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JP
Japan
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packaging material
laminated packaging
sealing
resin layer
absorbing material
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JP2002147039A
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English (en)
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Frisk Peter
フリスク ペーター
Norio Kobayashi
紀夫 小林
Yoshio Omoto
義夫 大元
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、積層包装材料をヒートシールす
る場合、ヒートシール部位、ヒートシール条件などを容
易にコントロールすることができる積層包装材料および
積層包装材料のシール方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 この発明の積層包装材料は、基材とシール性
樹脂層とから少なくともなる積層包装材料であって、シ
ール性樹脂層がカーボンナノチューブなどの近赤外線吸
収材を含有し、近赤外線吸収材がシール性樹脂層内に分
散されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層包装材料および
積層包装材料のシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層包装材料は、一般的に基材とシール
性樹脂層とからなる。積層包装材料は、接着剤を用いた
方法及び、ヒートシールによる方法で、シールされてい
る。そのヒートシール方法には、誘導加熱、誘電加熱又
は、超音波加熱により熱可塑性材料を溶融して固定する
方法がある。
【0003】従来の積層包装材料を従来のヒートシール
でシールする場合、ヒートシールする部位、ヒートシー
ルする条件などをコントロールすることが難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の背景
に基づきなされたものであり、その目的とするところ
は、積層包装材料をヒートシールする場合、ヒートシー
ル部位、ヒートシール条件などを容易にコントロールす
ることができる積層包装材料および積層包装材料のシー
ル方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的はこの発明によ
って達成される。すなわち、この発明の積層包装材料
は、基材とシール性樹脂層とから少なくともなる積層包
装材料であって、シール性樹脂層が近赤外線吸収材を含
有し、近赤外線吸収材がシール性樹脂層内に分散されて
いることを特徴とする。
【0006】この発明における積層包装材料の態様で
は、近赤外線吸収材が、カーボンナノチューブ、フラー
レン、透明有機顔料から選ばれた少なくとも一からな
る。
【0007】この発明における積層包装材料の一態様で
は、近赤外線吸収材が、カーボンナノチューブからな
る。
【0008】この発明の積層包装材料のシール方法は、
基材とシール性樹脂層とから少なくともなる積層包装材
料をシールする方法であって、レーザ光吸収材が分散さ
れているシール性樹脂層をレーザ光線で照射して加熱
し、積層包装材料をヒートシールすることを特徴とす
る。
【0009】この発明によるシール方法の態様では、レ
ーザ光吸収材がカーボンナノチューブからなり、レーザ
光線が近赤外レーザ光線である。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明における積層包装材料の
基材は、包装材料の機械的支持材料である。その基材に
は、紙、プラスチックなどの樹脂、金属箔などの金属及
びそれらの複合材料などがある。この発明における積層
包装材料のシール性樹脂層は、シールに直接的に若しく
は間接的に寄与する樹脂層である。その樹脂には、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、多環状オレ
フィンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ドなどの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性
樹脂などがある。
【0011】この発明における積層包装材料のシール性
樹脂層は、近赤外線吸収材を含有する。その近赤外線吸
収材は、材料に依存するが、700〜1100nmの波長
範囲を持つ光線を選択的に吸収する材料である。その近
赤外線吸収材には、カーボンナノチューブ、フラーレ
ン、透明有機顔料などがあり、好ましくはそれらから選
ばれた少なくとも1種である。より好ましい近赤外線吸
収材は、カーボンナノチューブである。カーボンナノチ
ューブは、直径が約1nm、長さが約1ミクロンm の炭素だ
けからなる円筒形の物質である。
【0012】その近赤外線吸収材がシール性樹脂層内に
分散されている。すなわち、その樹脂のマトリックスに
その近赤外線吸収材が分散されている。その近赤外線吸
収材の含量は、その層重量の0.01−99.99%で
あり、用途、材料などに応じて適宜変更選択することが
できる。
【0013】近赤外線吸収材が分散されているシール性
樹脂層を、基材及びそれに付帯する層に、押出し、イン
ジェクション、フィルムのドライラミネーションなどに
より積層する。この発明において、上記基材や樹脂層の
他に、適宜種々の層を積層することができる。
【0014】この発明による積層包装材料のシール方法
は、基材とシール性樹脂層とから少なくともなる積層包
装材料をシールする方法であって、レーザ光吸収材が分
散されているシール性樹脂層をレーザ光線で照射して加
熱し、積層包装材料をヒートシールする。そのレーザ光
吸収材には、カーボンナノチューブ、フラーレン、透明
有機顔料などがあり、好ましくはそれらから選ばれた少
なくとも1種である。そのうち、カーボンナノチューブ
は、特定のエネルギーでレーザ光を吸収し、用途に応じ
て、加熱溶融を制御することができるので、より好まし
いレーザ光吸収材は、カーボンナノチューブである。
【0015】この発明で用いられるレーザ光は、種々の
波長、強度などを持つレーザであるが、好ましくは、7
00〜1100nmの波長範囲を持つ近赤外レーザ光であ
る。
【0016】
【実施例】この発明を以下の実施例により具体的に説明
する。 実施例1
【0017】低密度ポリエチレンとカーボンナノチュー
ブとを混練しシール性樹脂を調製し、基材に押出しラミ
ネートにより積層して積層包装材料を得る。これらを重
ねて700〜1100nmの波長範囲を持つレーザ光線が
所定の箇所に照射される。カーボンナノチューブがレー
ザ光のエネルギーを吸収する。この吸収によりカーボン
ナノチューブが加熱され、隣接する低密度ポリエチレン
が加熱溶融される。この例において、近赤外レーザ光が
所定時間、所定照射強度で照射された箇所にのみ所望の
ヒートシールが得られる。
【0018】実施例2 熱硬化性樹脂とカーボンナノチューブとを混練しシール
性樹脂フィルムを調製し、基材にそのフィルムを積層し
て積層包装材料を得る。これを重ねて700〜1100
nmの波長範囲を持つレーザ光線が所定の箇所に照射され
る。カーボンナノチューブがレーザ光のエネルギーを吸
収する。この吸収によりカーボンナノチューブが加熱さ
れ、隣接する熱硬化性樹脂を介して周辺の熱可塑性樹脂
が加熱溶融される。この例において、近赤外レーザ光が
所定時間、所定照射強度で照射された箇所にのみ所望の
ヒートシールが得られる。
【0019】
【発明の効果】この発明の積層包装材料および積層包装
材料のシール方法により、積層包装材料をヒートシール
する場合、ヒートシール部位、ヒートシール条件などを
容易にコントロールすることができるという効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大元 義夫 東京都千代田区紀尾井町6番12号 日本テ トラパック株式会社内 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD01 BA04 BA15 BA35 BB51 BB90 DA08 4F100 AA37B AA37H AK01B AK06 AL05B AT00A BA02 CA07 CA30 EH23 EH232 GB15 JL12 JL12B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材とシール性樹脂層とから少なくとも
    なる積層包装材料であって、 該シール性樹脂層が近赤外線吸収材を含有し、該近赤外
    線吸収材が該樹脂層内に分散されていることを特徴とす
    る積層包装材料。
  2. 【請求項2】 該近赤外線吸収材が、カーボンナノチュ
    ーブ、フラーレン、透明有機顔料から選ばれた少なくと
    も一からなる、請求項1による積層包装材料。
  3. 【請求項3】 該近赤外線吸収材が、カーボンナノチュ
    ーブからなる、請求項1による積層包装材料。
  4. 【請求項4】 基材とシール性樹脂層とから少なくとも
    なる積層包装材料をシールする方法であって、 レーザ光吸収材が分散されている該シール性樹脂層をレ
    ーザ光線で照射して加熱し、該積層包装材料をヒートシ
    ールすることを特徴とする積層包装材料のシール方
    法。。
  5. 【請求項5】 該レーザ光吸収材がカーボンナノチュー
    ブからなり、該レーザ光線が近赤外レーザ光線である、
    請求項4によるシール方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200635A (ja) * 2003-12-01 2005-07-28 Cryovac Inc フィルムの気体透過率の増加方法
WO2007021523A1 (en) * 2005-08-19 2007-02-22 Cryovac, Inc. Increasing the gas transmission rate of a film comprising fullerenes

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