JP2003334860A - 樹脂注入装置 - Google Patents
樹脂注入装置Info
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- JP2003334860A JP2003334860A JP2002148002A JP2002148002A JP2003334860A JP 2003334860 A JP2003334860 A JP 2003334860A JP 2002148002 A JP2002148002 A JP 2002148002A JP 2002148002 A JP2002148002 A JP 2002148002A JP 2003334860 A JP2003334860 A JP 2003334860A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品に他の部品を樹脂接合するにあたり、製品
精度を安定化させることができるようにすると共に、装
置の設置スペースを削減できるようにする。 【解決手段】複数の樹脂部品間に樹脂を注入して接合す
ることにより、複数の樹脂部品が結合された樹脂部品ユ
ニットを形成するための樹脂注入装置であって、基台1
と、基台の略中央部に配置され、複数の樹脂部品を位置
決めするための固定治具20と、固定治具の両側に対向
して配置され、固定治具に接近する方向と離間する方向
に移動可能な可動台3a,3bと、可動台上に配置さ
れ、複数の樹脂部品及び固定治具を両側から覆う可動治
具15a,15bと、可動治具に接続され、複数の樹脂
部品の接合部に樹脂を供給するための樹脂注入機4a,
4bとを具備する。
精度を安定化させることができるようにすると共に、装
置の設置スペースを削減できるようにする。 【解決手段】複数の樹脂部品間に樹脂を注入して接合す
ることにより、複数の樹脂部品が結合された樹脂部品ユ
ニットを形成するための樹脂注入装置であって、基台1
と、基台の略中央部に配置され、複数の樹脂部品を位置
決めするための固定治具20と、固定治具の両側に対向
して配置され、固定治具に接近する方向と離間する方向
に移動可能な可動台3a,3bと、可動台上に配置さ
れ、複数の樹脂部品及び固定治具を両側から覆う可動治
具15a,15bと、可動治具に接続され、複数の樹脂
部品の接合部に樹脂を供給するための樹脂注入機4a,
4bとを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み立てられたユ
ニットの樹脂部品間に樹脂を注入して樹脂部品間を結合
する技術に関するものである。
ニットの樹脂部品間に樹脂を注入して樹脂部品間を結合
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂注入装置としては、簡易的に樹脂を
溶融させ注入するホットメルト装置が知られており、こ
の装置では接合部にホットメルトで溶融した樹脂を注入
する。
溶融させ注入するホットメルト装置が知られており、こ
の装置では接合部にホットメルトで溶融した樹脂を注入
する。
【0003】また、射出成形機としては、樹脂を溶融計
量し、その後、樹脂を射出する機構と金型を取付ける機
構と金型を開閉させる機構のある射出成形機に、専用の
金型を取り付け、金型の中に接合部品を入れて、接合部
に樹脂を射出し接合する射出成形機が知られている。ま
た、2色成形を目的とした金型の取付部の駆動方向の両
側に対向方向に射出装置を配置した射出成形機が知られ
ている。
量し、その後、樹脂を射出する機構と金型を取付ける機
構と金型を開閉させる機構のある射出成形機に、専用の
金型を取り付け、金型の中に接合部品を入れて、接合部
に樹脂を射出し接合する射出成形機が知られている。ま
た、2色成形を目的とした金型の取付部の駆動方向の両
側に対向方向に射出装置を配置した射出成形機が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】組み立てられたユニッ
トの樹脂部品で、かつ両側に接合形状を有するユニット
樹脂部品に対して、接合部に溶融樹脂を効率よく注入し
結合するための装置として、ホットメルト装置が知られ
ており、このホットメルト装置では、両側を同時に樹脂
注入しユニット間を結合するには、専用の装置を2台
と、ユニット部品を保持する機構と、注入する樹脂を分
岐させる分岐装置を別々に配置し構成する必要があるた
め、ユニットを樹脂結合した後の製品精度の安定性に問
題を生じたり、樹脂結合サイクルが長くなり設置スペー
スも大きくなるという問題を生じる。
トの樹脂部品で、かつ両側に接合形状を有するユニット
樹脂部品に対して、接合部に溶融樹脂を効率よく注入し
結合するための装置として、ホットメルト装置が知られ
ており、このホットメルト装置では、両側を同時に樹脂
注入しユニット間を結合するには、専用の装置を2台
と、ユニット部品を保持する機構と、注入する樹脂を分
岐させる分岐装置を別々に配置し構成する必要があるた
め、ユニットを樹脂結合した後の製品精度の安定性に問
題を生じたり、樹脂結合サイクルが長くなり設置スペー
スも大きくなるという問題を生じる。
【0005】また、2色成形機では、射出成形するため
に機械の剛性が高く高精度に設計されているために、設
置スペースが大きく、機械重量が重いため、床の耐荷重
を考慮した建物が必要になる。
に機械の剛性が高く高精度に設計されているために、設
置スペースが大きく、機械重量が重いため、床の耐荷重
を考慮した建物が必要になる。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、部品に他の部品を樹脂
接合するにあたり、製品精度を安定化させることができ
るようにすると共に、装置の設置スペースを削減できる
ようにすることである。
されたものであり、その目的は、部品に他の部品を樹脂
接合するにあたり、製品精度を安定化させることができ
るようにすると共に、装置の設置スペースを削減できる
ようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような問題を解決
するため、本出願に係る請求項1の発明は、複数の樹脂
部品間に樹脂を注入して接合することにより、前記複数
の樹脂部品が結合された樹脂部品ユニットを形成するた
めの樹脂注入装置であって、基台と、 該基台の略中央部に配置され、前記複数の樹脂部品を位
置決めするための固定治具と、 該固定治具の両側に対向して配置され、前記固定治具に
接近する方向と離間する方向に移動可能な可動台と、 該可動台上に配置され、前記複数の樹脂部品及び前記固
定治具を両側から覆う可動治具と、 該可動治具に接続され、前記複数の樹脂部品の接合部に
樹脂を供給するため複数の樹脂部品間に接合形状のある
部品を効率よく樹脂接合できかつ、省スペースで生産で
きる作用がある。
するため、本出願に係る請求項1の発明は、複数の樹脂
部品間に樹脂を注入して接合することにより、前記複数
の樹脂部品が結合された樹脂部品ユニットを形成するた
めの樹脂注入装置であって、基台と、 該基台の略中央部に配置され、前記複数の樹脂部品を位
置決めするための固定治具と、 該固定治具の両側に対向して配置され、前記固定治具に
接近する方向と離間する方向に移動可能な可動台と、 該可動台上に配置され、前記複数の樹脂部品及び前記固
定治具を両側から覆う可動治具と、 該可動治具に接続され、前記複数の樹脂部品の接合部に
樹脂を供給するため複数の樹脂部品間に接合形状のある
部品を効率よく樹脂接合できかつ、省スペースで生産で
きる作用がある。
【0008】本出願に係る請求項2、3の発明は、前記
可動治具は、前記固定治具を両側から覆う状態におい
て、互いに突き当たる第1の突き当て面と、前記治具に
突き当たる第2の突き当て面を備えることにより樹脂接
合後の部品間精度が向上できかつ、結合するユニットへ
の過負荷を低減できる作用がある。
可動治具は、前記固定治具を両側から覆う状態におい
て、互いに突き当たる第1の突き当て面と、前記治具に
突き当たる第2の突き当て面を備えることにより樹脂接
合後の部品間精度が向上できかつ、結合するユニットへ
の過負荷を低減できる作用がある。
【0009】本出願に係る請求項4の発明は、前記固定
治具を前記基台に固定した後、前記可動治具を互いに突
き当て、突き当たった状態で前記可動治具を前記可動台
に固定することにより組み立てられる事により効率よく
治具交換できる作用がある。
治具を前記基台に固定した後、前記可動治具を互いに突
き当て、突き当たった状態で前記可動治具を前記可動台
に固定することにより組み立てられる事により効率よく
治具交換できる作用がある。
【0010】本出願に係る請求項5,6の発明は、前記
樹脂注入手段から前記可動治具に注入された樹脂は、前
記可動治具内において複数の流路に分離され、前記複数
の流路のそれぞれには、該流路を開閉するためのゲート
ピンが配置されている事により、複数の樹脂部品間を多
点ゲートで樹脂接合できる作用がある。
樹脂注入手段から前記可動治具に注入された樹脂は、前
記可動治具内において複数の流路に分離され、前記複数
の流路のそれぞれには、該流路を開閉するためのゲート
ピンが配置されている事により、複数の樹脂部品間を多
点ゲートで樹脂接合できる作用がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係わる樹脂注入装置の構成図である。
実施形態に係わる樹脂注入装置の構成図である。
【0013】図1において、樹脂注入装置は、装置の中
央部に、固定治具20を取付ける固定台19を備え、こ
の固定台19の両側に、固定台19に対し前後に進退可
能なように可動台3a,3bに取付けた可動治具15
a,15bを配置して構成されている。この可動台3
a,3bは、基台1の上面に固定されたスライドベース
21a,21b上を、装置の中央部の固定治具20に対
して前後に摺動するように設置されている。この可動台
3a,3bは、駆動装置23a,23bを駆動源とし、
可動台3a,3bと駆動装置23a,23bは、連結部
22a、22bにより接続されている。また、可動台3
a,3bには樹脂注入機4a,4bが固定され、連動す
るように構成されている。
央部に、固定治具20を取付ける固定台19を備え、こ
の固定台19の両側に、固定台19に対し前後に進退可
能なように可動台3a,3bに取付けた可動治具15
a,15bを配置して構成されている。この可動台3
a,3bは、基台1の上面に固定されたスライドベース
21a,21b上を、装置の中央部の固定治具20に対
して前後に摺動するように設置されている。この可動台
3a,3bは、駆動装置23a,23bを駆動源とし、
可動台3a,3bと駆動装置23a,23bは、連結部
22a、22bにより接続されている。また、可動台3
a,3bには樹脂注入機4a,4bが固定され、連動す
るように構成されている。
【0014】図2は樹脂注入機4a,4bの説明図であ
る。なお、樹脂注入機4a,4bは同一の構造であるの
で、図2には樹脂注入機4aのみを示し、樹脂注入機4
bについては説明を省略する。
る。なお、樹脂注入機4a,4bは同一の構造であるの
で、図2には樹脂注入機4aのみを示し、樹脂注入機4
bについては説明を省略する。
【0015】図2において、樹脂注入機4aは、粒状樹
脂X1を貯めておく樹脂ホッパー11と、この粒状樹脂
X1を搬送溶融させるためのシリンダ5と、シリンダ5
の内部で回転及び直動するスクリュー6と、このスクリ
ュー6を回転直動させる駆動装置9と、駆動装置9の回
転運動を直動に換える変換部8と、変換部8とスクリュ
ー6を連結させる連結部7とを備えて構成されている。
脂X1を貯めておく樹脂ホッパー11と、この粒状樹脂
X1を搬送溶融させるためのシリンダ5と、シリンダ5
の内部で回転及び直動するスクリュー6と、このスクリ
ュー6を回転直動させる駆動装置9と、駆動装置9の回
転運動を直動に換える変換部8と、変換部8とスクリュ
ー6を連結させる連結部7とを備えて構成されている。
【0016】スクリュー6には予めらせん状の溝が形成
されており、このらせん状の溝に粒状樹脂X1が入り込
んでシリンダ5の先端方向に搬送され、シリンダ5の外
周部に組み付けられているヒータによってシリンダ5と
スクリュー6が加熱され、搬送された粒状樹脂X1が溶
融樹脂X2となって、シリンダ5の先端部に定量計量さ
れる。
されており、このらせん状の溝に粒状樹脂X1が入り込
んでシリンダ5の先端方向に搬送され、シリンダ5の外
周部に組み付けられているヒータによってシリンダ5と
スクリュー6が加熱され、搬送された粒状樹脂X1が溶
融樹脂X2となって、シリンダ5の先端部に定量計量さ
れる。
【0017】計量された樹脂X3は、駆動装置9を前進
させることによって可動治具15aの樹脂流動部X4に
注入される。
させることによって可動治具15aの樹脂流動部X4に
注入される。
【0018】図3は、図1の中央部の側断面図である。
【0019】図3において、樹脂注入装置の可動治具1
5a,15bが後退している状態の時、樹脂注入装置の
外部で予め必要な部品を事前に組み込んだ部品本体32
と部品本体32の両側面に組み付ける部品カバー31及
び33を組み込んだ部品30を、パレット24の上面に
形成した凸形状35に、部品30の凹形状34を嵌合さ
せて位置合わせして、セットする。パレット24に部品
30をセットした状態で、固定治具20の上面に形成さ
れたレール37にパレット24の下面に形成されたレー
ル溝を合せて、樹脂注入装置の中の所定の位置にセット
する。その後、樹脂注入機4a,4bと可動治具15
a,15bを取り付けた可動台3a,3bを前進させ
る。
5a,15bが後退している状態の時、樹脂注入装置の
外部で予め必要な部品を事前に組み込んだ部品本体32
と部品本体32の両側面に組み付ける部品カバー31及
び33を組み込んだ部品30を、パレット24の上面に
形成した凸形状35に、部品30の凹形状34を嵌合さ
せて位置合わせして、セットする。パレット24に部品
30をセットした状態で、固定治具20の上面に形成さ
れたレール37にパレット24の下面に形成されたレー
ル溝を合せて、樹脂注入装置の中の所定の位置にセット
する。その後、樹脂注入機4a,4bと可動治具15
a,15bを取り付けた可動台3a,3bを前進させ
る。
【0020】稼動台3a,3bが前進すると、可動治具
15aの上側に形成された突き当てピン41aと可動治
具15bの上側に形成された突き当てピン41bがY3
面で突当る第一の突き当て面と、可動治具15aの下側
に形成された突き当てピン42aと可動治具15bの下
側に形成された突き当てピン42bが固定治具20の両
側面Y4面で突当る第二の突き当て面で構成される。こ
れにより、可動治具15a,15b内部にセットされた
部品30は、可動治具15a,15bの樹脂注入ゲート
X5a,X5b,X5cと部品30の流路X6a,X6
b,X6cが連通するような位置にセットされ、樹脂流
入面Y2に接触もしくは接近する。
15aの上側に形成された突き当てピン41aと可動治
具15bの上側に形成された突き当てピン41bがY3
面で突当る第一の突き当て面と、可動治具15aの下側
に形成された突き当てピン42aと可動治具15bの下
側に形成された突き当てピン42bが固定治具20の両
側面Y4面で突当る第二の突き当て面で構成される。こ
れにより、可動治具15a,15b内部にセットされた
部品30は、可動治具15a,15bの樹脂注入ゲート
X5a,X5b,X5cと部品30の流路X6a,X6
b,X6cが連通するような位置にセットされ、樹脂流
入面Y2に接触もしくは接近する。
【0021】図3の可動治具15a,15bは注入樹脂
の分岐回路と樹脂注入ゲートX5a,X5b,X5cに
分かれており、各ゲート毎に、ゲートを開閉するゲート
ピン17a,17b,17cとそのゲートピン17a,
17b,17cを駆動させるための駆動装置16a,1
6b,16cを備えている。駆動装置9を前進させて計
量された樹脂X3を樹脂流動部X4に注入するタイミン
グと、駆動装置16a,16b,16cを駆動させてゲ
ートピン17a,17b,17cを開くタイミングを合
わせることによって、各樹脂注入ゲートX5a,X5
b,X5cから樹脂が注入される。
の分岐回路と樹脂注入ゲートX5a,X5b,X5cに
分かれており、各ゲート毎に、ゲートを開閉するゲート
ピン17a,17b,17cとそのゲートピン17a,
17b,17cを駆動させるための駆動装置16a,1
6b,16cを備えている。駆動装置9を前進させて計
量された樹脂X3を樹脂流動部X4に注入するタイミン
グと、駆動装置16a,16b,16cを駆動させてゲ
ートピン17a,17b,17cを開くタイミングを合
わせることによって、各樹脂注入ゲートX5a,X5
b,X5cから樹脂が注入される。
【0022】部品30は、予め必要な部品を事前に組み
込んだ部品本体32と、部品本体32の両側面に組み付
ける部品カバー31及び33とから構成されている。部
品カバー31及び33は、樹脂を流し込む流路X6a,
X6b,X6cと、部品本体32と部品カバー31及び
33を合せた時に形成される流路がつながるように構成
されている。
込んだ部品本体32と、部品本体32の両側面に組み付
ける部品カバー31及び33とから構成されている。部
品カバー31及び33は、樹脂を流し込む流路X6a,
X6b,X6cと、部品本体32と部品カバー31及び
33を合せた時に形成される流路がつながるように構成
されている。
【0023】組み立てられた部品30と可動治具15
a,15bの樹脂ゲート部を樹脂流入面Y2で接触もし
くは接近させた後、樹脂注入機4a,4bにより計量さ
れた樹脂X3を押し出す。すると、可動治具15a,1
5bの各樹脂注入ゲートX5a,X5b,X5cから出
た樹脂は、部品カバー31及び33の流路X6a,X6
b,X6cを通って、部品本体32と部品カバー31の
合わせ面に形成された流路X7a,X7b,X7cに注
入される。注入された樹脂が冷却固化した後、可動台3
a,3bを後退させると、樹脂結合された部品30'を
取り出すことができるようになり、樹脂結合した部品3
0'が完成する。図6は樹脂注入後のイメージ図であ
る。
a,15bの樹脂ゲート部を樹脂流入面Y2で接触もし
くは接近させた後、樹脂注入機4a,4bにより計量さ
れた樹脂X3を押し出す。すると、可動治具15a,1
5bの各樹脂注入ゲートX5a,X5b,X5cから出
た樹脂は、部品カバー31及び33の流路X6a,X6
b,X6cを通って、部品本体32と部品カバー31の
合わせ面に形成された流路X7a,X7b,X7cに注
入される。注入された樹脂が冷却固化した後、可動台3
a,3bを後退させると、樹脂結合された部品30'を
取り出すことができるようになり、樹脂結合した部品3
0'が完成する。図6は樹脂注入後のイメージ図であ
る。
【0024】図4は、樹脂注入機4a,4bのシリンダ
5の先端部51と可動治具15a,15bの注入口52
がR状もしくは嵌合する形状に形成され、樹脂が漏れな
いように接触面Y1を形成した状態を示している。
5の先端部51と可動治具15a,15bの注入口52
がR状もしくは嵌合する形状に形成され、樹脂が漏れな
いように接触面Y1を形成した状態を示している。
【0025】(第2の実施形態)図5は、本発明の樹脂
注入装置の第2の実施形態を示す図であり、装置スペー
スを削減するための構成を示している。
注入装置の第2の実施形態を示す図であり、装置スペー
スを削減するための構成を示している。
【0026】基台1上にスライドベース21a,21b
が左右対称に配置されており、このスライドベース21
a,21bの上面を前後に移動するように、可動台3
a,3bが配置されている。そして、可動台3a,3b
と連動するように、可動治具15a,15bと、固定台
2a,2bに固定された樹脂注入機4a,4bが配置さ
れている。これらの一体化された装置70a,70b
は、駆動装置23a,23bと連結部22a,22bに
よって結合され、前後に駆動されるように構成されてい
る。
が左右対称に配置されており、このスライドベース21
a,21bの上面を前後に移動するように、可動台3
a,3bが配置されている。そして、可動台3a,3b
と連動するように、可動治具15a,15bと、固定台
2a,2bに固定された樹脂注入機4a,4bが配置さ
れている。これらの一体化された装置70a,70b
は、駆動装置23a,23bと連結部22a,22bに
よって結合され、前後に駆動されるように構成されてい
る。
【0027】樹脂注入装置に固定治具20を固定する手
順としては、可動台3a,3bが後退しているときに、
固定治具20の両側に可動治具15a,15bを組み込
んだ状態で、樹脂注入装置の固定台19の上面に形成さ
れたレール38に、固定治具20の下面に形成された溝
を合せて位置決めし、固定治具20を固定台19にボル
トで固定する。次に可動台3a,3bを前進させ、可動
治具15a,15bに接触する位置まで前進させ、可動
台3aと可動治具15aをボルトで固定し、可動台3b
と可動治具15bをボルトで固定する。これにより、固
定治具20を基準に両側の可動治具15a、15bが前
進後退自在に動作し、かつ精度良く位置設定される。
順としては、可動台3a,3bが後退しているときに、
固定治具20の両側に可動治具15a,15bを組み込
んだ状態で、樹脂注入装置の固定台19の上面に形成さ
れたレール38に、固定治具20の下面に形成された溝
を合せて位置決めし、固定治具20を固定台19にボル
トで固定する。次に可動台3a,3bを前進させ、可動
治具15a,15bに接触する位置まで前進させ、可動
台3aと可動治具15aをボルトで固定し、可動台3b
と可動治具15bをボルトで固定する。これにより、固
定治具20を基準に両側の可動治具15a、15bが前
進後退自在に動作し、かつ精度良く位置設定される。
【0028】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、組み立てられたユニットの樹脂部品間に樹脂を分
岐させて注入して樹脂部品間を結合することができるた
め、結合強度が強く、ユニット部品結合後の製品の剛性
が向上する。
れば、組み立てられたユニットの樹脂部品間に樹脂を分
岐させて注入して樹脂部品間を結合することができるた
め、結合強度が強く、ユニット部品結合後の製品の剛性
が向上する。
【0029】また、ユニット部品と結合樹脂を同一種類
とすれば、接着剤や異材料混入が防止でき、リサイクル
性も向上すると共に、樹脂を使用することにより短時間
で樹脂が固化するため生産効率も向上する。
とすれば、接着剤や異材料混入が防止でき、リサイクル
性も向上すると共に、樹脂を使用することにより短時間
で樹脂が固化するため生産効率も向上する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品に他の部品を樹脂接合するにあたり、製品精度を安
定化させることができると共に、装置の設置スペースを
削減することができる。
部品に他の部品を樹脂接合するにあたり、製品精度を安
定化させることができると共に、装置の設置スペースを
削減することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる樹脂注入装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】図1の樹脂注入機の部分を拡大して示した図で
ある。
ある。
【図3】図1の中央部分を拡大した側断面図である。
【図4】樹脂注入機と治具の接続部を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係わる樹脂注入装置
の構成図である。
の構成図である。
【図6】第1の実施形態に係わる樹脂注入装置における
樹脂注入後のイメージ図である。
樹脂注入後のイメージ図である。
3 可動台
4 樹脂注入機
15 可動治具
19 固定台
20 固定治具
30 部品
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4F211 AG06 AH07 AH56 TA08 TC08
TC15 TC16 TD14 TH02 TH17
TH18 TJ14 TJ22 TJ30 TN83
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の樹脂部品間に樹脂を注入して接合
することにより、前記複数の樹脂部品が結合された樹脂
部品ユニットを形成するための樹脂注入装置であって、 基台と、 該基台の略中央部に配置され、前記複数の樹脂部品を位
置決めするための固定治具と、 該固定治具の両側に対向して配置され、前記固定治具に
接近する方向と離間する方向に移動可能な可動台と、 該可動台上に配置され、前記複数の樹脂部品及び前記固
定治具を両側から覆う可動治具と、 該可動治具に接続され、前記複数の樹脂部品の接合部に
樹脂を供給するための樹脂注入手段とを具備することを
特徴とする樹脂注入装置。 - 【請求項2】 前記可動治具は、前記固定治具を両側か
ら覆う状態において、互いに突き当たる第1の突き当て
面を備えることを特徴とする請求項1に記載の樹脂注入
装置。 - 【請求項3】 前記可動治具は、前記固定治具を両側か
ら覆う状態において、前記治具に突き当たる第2の突き
当て面を備えることを特徴とする請求項1に記載の樹脂
注入装置。 - 【請求項4】 前記固定治具を前記基台に固定した後、
前記可動治具を互いに突き当て、突き当たった状態で前
記可動治具を前記可動台に固定することにより組み立て
られることを特徴とする請求項1に記載の樹脂注入装
置。 - 【請求項5】 前記樹脂注入手段から前記可動治具に注
入された樹脂は、前記可動治具内において複数の流路に
分離されることを特徴とする請求項1に記載の樹脂注入
装置。 - 【請求項6】 前記複数の流路のそれぞれには、該流路
を開閉するためのゲートピンが配置されていることを特
徴とする請求項5に記載の樹脂注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002148002A JP2003334860A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 樹脂注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002148002A JP2003334860A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 樹脂注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003334860A true JP2003334860A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29706184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002148002A Withdrawn JP2003334860A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 樹脂注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003334860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014044021A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Daikin Ind Ltd | 空調室内機の風向調整羽根 |
-
2002
- 2002-05-22 JP JP2002148002A patent/JP2003334860A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014044021A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Daikin Ind Ltd | 空調室内機の風向調整羽根 |
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