JP2003334406A - オイルストレーナ - Google Patents

オイルストレーナ

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JP2003334406A
JP2003334406A JP2002145939A JP2002145939A JP2003334406A JP 2003334406 A JP2003334406 A JP 2003334406A JP 2002145939 A JP2002145939 A JP 2002145939A JP 2002145939 A JP2002145939 A JP 2002145939A JP 2003334406 A JP2003334406 A JP 2003334406A
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JP
Japan
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case
support portion
oil strainer
oil
suction port
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JP2002145939A
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English (en)
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Kazunori Jinbo
一憲 神保
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Nok Corp
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Nok Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0402Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
    • F16H57/0404Lubricant filters

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込口4および吐出口6を設けたケース2の
内部に不織布8等よりなる濾過部材7を配置してなるオ
イルストレーナ1において、ケース2の内部に負圧が作
用したときにケース2が凹むように変形するのを抑える
ことが可能であり、もってこの変形を原因として通油性
に支障を来たすことがないオイルストレーナ1を提供す
る。 【解決手段】 ケース2の内部に負圧が作用したときに
ケース2が凹むように変形するのを抑えるための支持部
15,21を、ケース2の内部に設けることにした。支
持部15,21としては、下ケース3に設けられた下側
支持部16,22と、この下側支持部16,22と突き
合わされるように上ケース5に設けられた上側支持部1
7,23との組み合わせにより形成するのが好適であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の自動変速
機(AT)におけるオイル循環系等に用いられるオイル
ストレーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すオイルストレーナ
1が知られており、以下のように構成されている。
【0003】すなわち先ず、オイルの吸込口4および吐
出口6を設けたケース2が設けられており、このケース
2の内部に不織布8等よりなる濾過部材7が配置され
て、ケース2の内部を吸込口4から吐出口6へと流れる
オイルに含まれるスケール等の不純物を濾過するように
なっている。
【0004】ケース2は、吸込口4を設けた樹脂製の下
ケース3と、吐出口6を設けた樹脂製の上ケース5との
組み合わせによって形成されており、この両ケース3,
5が周縁部において溶着されることにより一体化されて
いる。
【0005】濾過部材7は、例えば不織布8よりなるシ
ート材を二つ折りにして折り返し端部8aとは反対側の
開放端部8bを側辺部とともに両ケース3,5の溶着時
に両ケース3,5間にカシメ固定して袋状としたもので
あって、この袋状の不織布8が吸込口4から吐出口6へ
と向かうケース2内の流路を遮るように配置されてい
る。したがってこの袋状の不織布8によりケース2内の
空間は、不織布8の内側空間9と外側空間10とに仕切
られている。また、この不織布8の内側空間9へ吸込口
4からオイルを直接導入することができるように不織布
8の下面部8cには透孔11が設けられており、この透
孔11の周縁部が、吸込口4の内側に設けたフランジ部
12に固定されている。
【0006】また、下ケース3の内面には、不織布8を
保持するための上向きのリブ13が所要数設けられてお
り、上ケース5の内面には、やはり不織布8を保持する
ための下向きのリブ14が所要数設けられており、この
上下のリブ13,14間に上記袋状の不織布8が保持さ
れている。このリブ13,14は、このリブ13,14
が設けられていないと不織布8がオイル流入圧によって
膨らんで下ケース3または上ケース5の内面に貼り付い
てしまい、よってオイル流路面積が減少して流通抵抗が
増大してしまうために、これを防止すべく設けられてい
る。
【0007】しかしながら、上記従来のオイルストレー
ナ1には、以下のような不都合がある。
【0008】すなわち、上記構成のオイルストレーナ1
において、オイル(ATF)の流通時に発生する負圧が
大きくなると、樹脂製のケース2の剛性不足によってケ
ース2が凹むように変形することがあり、このようにケ
ース2が凹むように変形すると、上下のリブ13,14
間の間隔が狭くなって不織布8が正常な形に保持されな
くなるために、オイルが正常に流れず、通油性が悪化し
てしまうことがある。そして、このように通油性が悪化
すると、ATのライン圧が正常値まで増大しなくなるた
めに、ATの働きに良くない影響を及ぼすことがあり、
特に低温時にはオイルの粘度が高くなるために、この不
都合が顕著に発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、ケースの内部に負圧が作用したときにケースが凹
むように変形するのを抑えることが可能であり、もって
この変形を原因として通油性に支障を来たすことがない
オイルストレーナを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるオイルストレーナは、吸込
口および吐出口を設けたケースの内部に不織布等よりな
る濾過部材を配置してなるオイルストレーナにおいて、
前記ケースの内部に負圧が作用したときに前記ケースが
凹むように変形するのを抑えるための支持部を前記ケー
スの内部に設けたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項2によるオイルスト
レーナは、上記した請求項1のオイルストレーナにおい
て、支持部が、下ケースに設けられた下側支持部と、前
記下側支持部と突き合わされるように上ケースに設けら
れた上側支持部との組み合わせにより形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項3によるオイルスト
レーナは、上記した請求項2のオイルストレーナにおい
て、下側支持部が、吸込口の平面内に設けられた上向き
突起部と、前記上向き突起部を保持するようにその回り
に設けられた梁状の保持部とにより形成されており、前
記下側支持部と上側支持部とで不織布の上面部を挟み込
むことを特徴とするものである。
【0013】更にまた、本発明の請求項4によるオイル
ストレーナは、上記した請求項2のオイルストレーナに
おいて、下側支持部または上側支持部が、下ケースまた
は上ケースの内面に設けた不織布保持用のリブと一体に
形成されていることを特徴とするものである。
【0014】上記構成を備えた本発明の請求項1による
オイルストレーナにおいては、ケースの内部に負圧が作
用したときにケースが凹むように変形するのを抑えるた
めの支持部がケースの内部に設けられているために、ケ
ースの内部に負圧が作用したときにこの支持部がケース
を内側から支えることにより、ケースが凹むように変形
するのを抑えることが可能となる。
【0015】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるオイルストレーナにおいては上記支持部が、下ケ
ースに設けられた下側支持部と、この下側支持部と突き
合わされるように上ケースに設けられた上側支持部との
組み合わせにより形成されているために、ケースの内部
に負圧が作用したときにこの下側支持部および上側支持
部が互いに突き合わされるようにしてケースを内側から
支えることにより、ケースが凹むように変形するのを抑
えることが可能となる。
【0016】上記したように、支持部を設けるのはケー
スの変形を防止するためであり、ケースの変形を防止す
るのは不織布を正常な形で保持して通油性を適正に保持
するためである。したがって、支持部を設けるに当た
り、下側支持部および上側支持部が袋状を呈する不織布
の立体形状を押し潰してしまうようでは支持部を設ける
意味がない。したがって、袋状の不織布の平面内には支
持部を設けることができないのが原則であるが、唯一の
例外として、ケースに設けた吸込口の開口平面内であれ
ばここに透孔が形成されているために、支持部を設けて
も不織布の立体形状を押し潰すことがない。したがって
本発明の請求項3によるオイルストレーナにおいては、
下側支持部が、吸込口の平面内に設けられた上向き突起
部と、この上向き突起部を保持するようにその回りに設
けられた梁状の保持部とにより形成され、この下側支持
部と上側支持部とで不織布の上面部を挟み込むように構
成されているために、不織布の立体形状を押し潰すこと
なく不織布の平面内に支持部を設けることが可能とされ
ている。不織布はケースの平面内において比較的大きな
面積を占めており、よって不織布の平面内に支持部を設
けることができなければ、ケースの変形を抑えるのは難
しいところである。
【0017】また、上記構成を備えた本発明の請求項4
によるオイルストレーナにおいては下側支持部または上
側支持部が下ケースまたは上ケースの内面に設けた不織
布保持用のリブと一体に形成されているために、下側支
持部または上側支持部によってリブを補強することが可
能となり、反対にリブによって下側支持部または上側支
持部を補強することが可能となる。
【0018】尚、本件出願には、以下の技術的事項が含
まれる。
【0019】すなわち、上記目的を達成するため、本件
出願が提案する一のオイルストレーナは以下の内容を有
している。
【0020】 少なくとも一箇所の上ケース側のリブ
(支柱)位置に対応した吸込口の支柱を有している。 また、吸込口の支柱を支えるリブを有している。 また、少なくとも一箇所の不織布折り返し前部の上
ケース側および下ケース側から延長した支柱状のリブを
有している。 また、吸込口から支柱を立て不織布を挟んで上ケー
ス側のリブあるいは支柱と対応するようにして、負圧が
作用したときのケースの変形を抑えるようにする(一箇
所以上)。 また、不織布折り返し部の前部(吐出口側)で上ケ
ース側および下ケース側のリブを延長し、と同じよう
にケースの変形を支えるようにする(一箇所以上)。 尚、ATFの流れを極力邪魔しないように、吸込口
の支柱断面は円形、折り返し部前部の支えは涙滴状など
の形状にする方が望ましい。また、吸込口の支柱追加に
よる吸込口の通油面積減少分は吸込口径を大きくすれば
良い。 また、支柱の高さは、上下のケースの組付時(溶着
など)の高さ寸法のバラツキを考慮し、適度な隙間を設
けるのが望ましい。隙間がないと、組付時に支柱が干渉
してバリが発生してしまう虞がある。 上記構成によれば、負圧変形時のケース変形を抑制
して通油性の低下を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0022】図1は、本発明の実施例に係るオイルスト
レーナ1の断面を示しており、このオイルストレーナ1
は以下のように構成されている。
【0023】すなわち先ず、オイルの吸込口4および吐
出口6を設けた中空のケース2が設けられており、この
ケース2の内部に不織布8等よりなる濾過部材7が配置
されることにより、ケース2の内部を吸込口4から吐出
口6へと流れるオイルに含まれるスケール等の不純物を
濾過するようになっている。
【0024】ケース2は、吸込口4を設けた樹脂製の下
ケース3と、吐出口6を設けた樹脂製の上ケース5との
組み合わせによって形成されており、この両ケース3,
5がその周縁部において互いに溶着されることにより一
体化されている。
【0025】濾過部材7は、例えば不織布8よりなるシ
ート材を二つ折りにしてその折り返し端部8aとは反対
側の開放端部8bを側辺部とともに両ケース3,5の溶
着時に両ケース3,5間にカシメ固定して袋状としたも
のであって、この袋状の不織布8が吸込口4から吐出口
6へと向かうケース2内の流路を遮るように配置されて
いる。したがってこの袋状の不織布8によりケース2内
の空間は、不織布8の内側空間9と外側空間10とに仕
切られている。また、この不織布8の内側空間9へ向け
て吸込口4からオイルを直接導入することができるよう
不織布8の下面部8cには透孔11が吸込口4の内側に
位置して設けられており、この透孔11の周縁部が、吸
込口4の内側に設けたフランジ部12に固定されてい
る。
【0026】下ケース3の内面には、不織布8を保持す
るための上向きのリブ13が所要数設けられており、上
ケース5の内面には、やはり不織布8を保持するための
下向きのリブ14が所要数設けられており、この上下の
リブ13,14の間に上記袋状の不織布8が保持されて
いる。
【0027】また、当該実施例に係るオイルストレーナ
1には、ケース2の内部に負圧が作用したときにケース
2が凹むように変形するのを抑えるための支持部15,
21が設けられており、図では、符号15で示す図上左
側の支持部と、符号21で示す図上右側の支持部とが設
けられている。
【0028】このうち、符号15の支持部は、図2に示
すように、下ケース3に設けられた下側支持部16と、
この下側支持部16と突き合わされるように上ケース5
に設けられた上側支持部17との組み合わせによって形
成されており、この両支持部16,17がそれぞれ以下
のように構成されている。
【0029】すなわち先ず、下側支持部16は、吸込口
4の開口平面内に配置された支柱状の上向き突起部18
と、この上向き突起部18を保持するように吸込口4の
内面および上向き突起部18間に設けられた梁状の保持
部19とにより形成されている。上向き突起部18は、
オイルの流れを極力邪魔することがないように横断面形
状を円形に形成され、かつその下端部18aを球面状に
形成されている。またこの上向き突起部18は、その高
さをリブ13よりも高く形成されている。梁状の保持部
19は、上向き突起部18の回りに複数(図では四箇
所)が等配状に設けられており、この複数の保持部19
間にそれぞれ流路20が形成されている。
【0030】他方、上側支持部17は、上記上向き突起
部18と突き合わされるように支柱状に形成されてお
り、かつ上ケース5の内面に設けた上記不織布保持用の
リブ14と一体に形成されている。この上側支持部17
は円柱形の支柱状に形成されてリブ14よりも厚く形成
されており、またその高さをリブ14と同じに形成され
ている。
【0031】また、上記下側支持部16と上側支持部1
7との対向面間には、両支持部16,17が溶着時に互
いに干渉することがないように、かつ不織布8の上面部
8dを挟み込むことができるように、上下方向の間隙2
4が設定されている。
【0032】符号21の支持部は、図3に示すように、
下ケース3に設けられた下側支持部22と、この下側支
持部22と突き合わされるように上ケース5に設けられ
た上側支持部23との組み合わせによって形成されてお
り、この両支持部22,23がそれぞれ以下のように構
成されている。
【0033】すなわち先ず、下側支持部22は、不織布
8の折り返し端部8aの吐出口6側に支柱状のものとし
て形成されており、かつ下ケース3の内面に設けた上記
不織布保持用のリブ13の長手方向端部に一体形成され
ている。この下側支持部22は支柱状に形成されてリブ
13よりも厚く形成されているが、その横断面形状はオ
イルの流れを極力邪魔することがないように涙滴状など
リブ13の長手方向に沿って長く形成されている。また
この下側支持部22は、その高さをリブ13よりも高く
形成されている。
【0034】他方、上側支持部23は、上記下側支持部
22と突き合わされるように不織布8の折り返し端部8
aの吐出口6側に支柱状のものとして形成されており、
かつ上ケース5の内面に設けた上記不織布保持用のリブ
14の長手方向端部に一体形成されている。この上側支
持部23は支柱状に形成されてリブ14よりも厚く形成
されているが、その横断面形状はオイルの流れを極力邪
魔することがないように涙滴状などリブ14の長手方向
に沿って長く形成されている。またこの上側支持部23
は、その高さをリブ14よりも高く形成されている。
【0035】また、上記下側支持部22と上側支持部2
3との対向面間には、両支持部22,23が溶着時に互
いに干渉することがないように、上下方向の間隙25が
設定されている。
【0036】上記構成のオイルストレーナ1は、自動車
の自動変速機(AT)におけるオイル循環系等に用いら
れ、ケース2の内部を吸込口4から吐出口6へと流れる
オイルに含まれるスケール等の不純物を濾過するもので
あって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特
徴を有している。
【0037】すなわち先ず、ケース2の内部に負圧が作
用したときにケース2が凹むように変形するのを抑える
ための支持部15,21が設けられ、この支持部15,
21がそれぞれ、互いに付き合わされる下側支持部1
6,22と上側支持部17,23との組み合わせによっ
て形成されているために、ケース2の内部に負圧が作用
すると、この下側支持部16,22および上側支持部1
7,23が互いに突き合わされて支えとして作用する。
したがって、ケース2が凹むように変形するのを抑える
ことができ、上下のリブ13,14間の間隔が狭くなっ
て不織布8が正常な形に保持されなくなることがないた
めに、不織布8を介しての通油性が悪化するのを防止す
ることができる。
【0038】また、支持部15の下側支持部16が、吸
込口4の開口平面内に設けられた上向き突起部18と、
この上向き突起部18を保持するように吸込口4の内面
および上向き突起部18間に設けられた梁状の保持部1
9とにより形成され、この下側支持部16と上側支持部
17とで不織布8の上面部8cを挟み込むように構成さ
れているために、袋状を呈する不織布8の立体形状を押
し潰すことなく不織布8の平面内に支持部15が設けら
れている。したがって、ケース2の変形を防止するのに
最も有効な位置に支持部15が配置されているために、
ケース2の変形を有効に防止することができる。
【0039】また、支持部15の上側支持部17ならび
に支持部21の下側支持部22および上側支持部23が
それぞれリブ13,14と一体に形成されているため
に、これらの支持部17,22,23によってリブ1
3,14を補強し、リブ13,14によってこれらの支
持部17,22,23を補強することができる。したが
って、これらの支持部17,22,23やリブ13,1
4の強度を高めることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0041】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるオイルストレーナにおいては、ケースの
内部に負圧が作用したときにケースが凹むように変形す
るのを抑えるための支持部がケースの内部に設けられて
いるために、ケースの内部に負圧が作用したときにこの
支持部が支えとして作用することにより、ケースが凹む
ように変形するのを抑えることができる。したがって、
不織布が正常な形に保持されなくなることがないため
に、不織布を介しての通油性が悪化するのを未然に防止
することができる。
【0042】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるオイルストレーナにおいては上記支持部が、下ケ
ースに設けられた下側支持部と、この下側支持部と突き
合わされるように上ケースに設けられた上側支持部との
組み合わせにより形成されているために、ケースの内部
に負圧が作用したときにこの下側支持部および上側支持
部が互いに突き合わされて支えとして作用することによ
り、ケースが凹むように変形するのを抑えることができ
る。したがって、不織布が正常な形に保持されなくなる
ことがないために、不織布を介しての通油性が悪化する
のを未然に防止することができる。
【0043】また、上記構成を備えた本発明の請求項3
によるオイルストレーナにおいては下側支持部が、吸込
口の平面内に設けられた上向き突起部と、この上向き突
起部を保持するようにその回りに設けられた梁状の保持
部とにより形成され、この下側支持部と上側支持部とで
不織布の上面部を挟み込むように構成されているため
に、不織布の立体形状を押し潰すことなく不織布の平面
内に支持部を設けることができる。したがって、ケース
の変形を防止するのに最も有効な位置に支持部を配置す
ることができるために、ケースの変形を有効に防止する
ことができる。
【0044】更にまた、上記構成を備えた本発明の請求
項4によるオイルストレーナにおいては、下側支持部ま
たは上側支持部が下ケースまたは上ケースの内面に設け
た不織布保持用のリブと一体に形成されているために、
下側支持部または上側支持部によってリブを補強するこ
とができ、反対にリブによって下側支持部または上側支
持部を補強することができる。したがって、これらの支
持部やリブの強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るオイルストレーナの断面
【図2】支持部の説明図
【図3】同じく支持部の説明図
【図4】従来例に係るオイルストレーナの断面図
【符号の説明】
1 オイルストレーナ 2 ケース 3 下ケース 4 吸込口 5 上ケース 6 吐出口 7 濾過部材 8 不織布 8a 折り返し端部 8b 開放端部 8c 下面部 8d 上面部 9 内側空間 10 外側空間 11 透孔 12 フランジ部 13,14 リブ 15,21 支持部 16,22 下側支持部 17,23 上側支持部 18 上向き突起部 19 保持部 20 流路 24,25 間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口(4)および吐出口(6)を設け
    たケース(2)の内部に不織布(8)等よりなる濾過部
    材(7)を配置してなるオイルストレーナ(1)におい
    て、 前記ケース(2)の内部に負圧が作用したときに前記ケ
    ース(2)が凹むように変形するのを抑えるための支持
    部(15)(21)を前記ケース(2)の内部に設けた
    ことを特徴とするオイルストレーナ。
  2. 【請求項2】 請求項1のオイルストレーナにおいて、 支持部(15)(21)が、下ケース(3)に設けられ
    た下側支持部(16)(22)と、前記下側支持部(1
    6)(22)と突き合わされるように上ケース(5)に
    設けられた上側支持部(17)(23)との組み合わせ
    により形成されていることを特徴とするオイルストレー
    ナ。
  3. 【請求項3】 請求項2のオイルストレーナにおいて、 下側支持部(16)が、吸込口(4)の平面内に設けら
    れた上向き突起部(18)と、前記上向き突起部(1
    8)を保持するようにその回りに設けられた梁状の保持
    部(19)とにより形成されており、 前記下側支持部(16)と上側支持部(17)とで不織
    布(8)の上面部(8c)を挟み込むことを特徴とする
    オイルストレーナ。
  4. 【請求項4】 請求項2のオイルストレーナにおいて、 下側支持部(22)または上側支持部(17)(23)
    が、下ケース(3)または上ケース(5)の内面に設け
    た不織布保持用のリブ(13)(14)と一体に形成さ
    れていることを特徴とするオイルストレーナ。
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Cited By (3)

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