JP2003334159A - 内視鏡用撮像装置 - Google Patents

内視鏡用撮像装置

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JP2003334159A
JP2003334159A JP2002145257A JP2002145257A JP2003334159A JP 2003334159 A JP2003334159 A JP 2003334159A JP 2002145257 A JP2002145257 A JP 2002145257A JP 2002145257 A JP2002145257 A JP 2002145257A JP 2003334159 A JP2003334159 A JP 2003334159A
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JP2002145257A
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English (en)
Inventor
Daiki Takayama
大樹 高山
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Masami Shimizu
正己 清水
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶媒体から、新たに設定を追加するこ
とができる内視鏡用撮像装置を提供する。 【解決手段】 光源装置5から照明光が供給される内視
鏡2にはTVカメラ3が接続され、その内部の撮像素子
16で撮像された信号はCCU4により信号処理されて
モニタ6に出力され、内視鏡画像をカラー表示する。こ
のCCU4の内部の記憶手段には、光源装置5のランプ
に対応した色補正を行うデータが記憶され、新しい光源
装置19のようにCCU4の内部に対応するデータを有
しない場合には、そのデータを記憶した記憶メディア2
0をメディアアダプタ9を介してCCU4に装着するこ
とにより、新しい光源装置19の場合に対しても色再現
性の良い適切な信号処理を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像素子により内視
鏡用画像を撮像する内視鏡用撮像装置に関する。
【従来の技術】内視鏡用撮像装置の従来技術として特開
平11−32983、特開2001−166958があ
る。特開平11−32983では、予め内視鏡用撮像装
置に記憶されている設定であれば、メモリーカードに記
録されているデータを読み込み、設定を書き換えること
ができる。
【0002】また、特開2001−166958では、
通信回線を介して、内視鏡用撮像装置に搭載されている
マイクロコンピュータを駆動するプログラムが格納され
ているROM等の記憶手段のプログラムの書換え、更新
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
32983では、予め内視鏡用撮像装置に記憶されてい
る設定であれば、設定を書き換えることができるが、新
たに設定を追加することはできない問題点がある。
【0004】また、特開2001−166958では、
通信回線を介して、ROM等の記憶手段のプログラムの
書換え、更新ができるが、内視鏡用撮像装置が通信回線
に接続されている必要がある欠点がある。
【0005】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、外部記憶媒体から、新たに設定を追
加することができる内視鏡用撮像装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】撮像素子からの映像信号
を処理する信号処理手段と、前記信号処理手段における
映像信号特性の調整を行う調整手段と、内視鏡用撮像装
置に配設され、前記調整手段の調整値を記憶する内部記
憶手段と、前記内部記憶手段には記憶されていない調整
値を記憶している外部記憶手段と、前記外部記憶手段に
記憶された調整値を内部記憶手段に新規追加する制御手
段と、を備えたことにより、内視鏡用撮像装置に設けら
れた内部記憶手段には記憶されていない、例えば新しい
光源装置用のカラーマトリックスのデータといった調整
値を記憶している外部記憶手段から読み込み、その調整
値を内部記憶手段に新規追加することにより、新たな光
源装置との組み合わせでも適正な色再現を有する画像の
表示等が可能になるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡用
撮像装置の全体構成を示し、図2はモニタに表示される
カラーマトリックス選定画面の具体例を示し、図3は外
部記憶手段としての記憶メディア(記録メディア)によ
るインストールする前後におけるモニタに表示されるカ
ラーマトリックス選定画面の具体例を示し、図4は内視
鏡画像の表示画面において、説明書の表示メニューを表
示させた表示画面例を示し、図5は記憶メディアによる
インストールする前後におけるモニタに表示される説明
書の表示メニューを表示させた表示画面例を示す。
【0008】図1に示すようには、本発明の第1の実施
の形態の内視鏡用撮像装置1は、内視鏡検査を行うため
の内視鏡2と、この内視鏡2に着脱自在に装着され、撮
像手段を内蔵した外付けテレビジョンカメラ3(以下T
Vカメラと略記する)と、TVカメラ3に内蔵された撮
像手段に対する信号処理や制御動作を行うカメラコント
ロールユニット(以下、CCUと略記する)4と、内視
鏡2に照明光を供給する光源装置(図中では単に光源と
略記)5と、CCU4に接続された表示手段としてのモ
ニタ6とから構成されている。
【0009】CCU4の前面には、記憶メディア装着ス
ロット(以下、装着スロット)7が設けてあり、この装
着スロット7には静止画を撮り込み、保存することがで
きる外部画像記憶(或いは記録)手段としての画像記憶
メディア8が、メディアアダプタ9を介して接続可能で
あり、TVカメラ3で撮像した内視鏡画像を画像記憶メ
ディア8に保存することができる。
【0010】内視鏡2は、体腔内に挿入する細長の挿入
部11を有し、この挿入部11の後端側には、術者が把
持操作する操作部(把持部)が設けられ、その後端には
接眼部12が設けてある。
【0011】把持部には照明光を伝送するライトガイド
ケーブル13が接続され、このライトガイドケーブル1
3の端部に設けたコネクタ14を光源装置5のコネクタ
受け15aに着脱自在で接続することができる。そし
て、光源装置5内部の図示しないランプの照明光はライ
トガイドケーブル13を介して内視鏡2の内部のライト
ガイドにより伝送され、挿入部11の先端部の照明窓か
ら出射され、体腔内の患部等を照明する。
【0012】照明された患部等の被写体は照明窓に隣接
して設けられた観察窓に取り付けられた対物レンズによ
り光学像が結ばれ、その像は挿入部11内部に配置され
たリレー光学系により後方の接眼部12側に伝送され
る。そして、接眼部12から肉眼観察できると共に、T
Vカメラ3を装着した場合には、TVカメラ3の結像レ
ンズを経てTVカメラ3内部に配置した撮像素子16に
結像される。
【0013】この撮像素子16はTVカメラ3から延出
されたカメラケーブル17内部に信号線と接続されてお
り、カメラケーブル17の端部に設けた信号コネクタ1
8をCCU4に接続することにより、撮像素子15はC
CU4の内部の図示しない駆動回路からの駆動信号で駆
動され、撮像素子15で光電変換された信号がCCU4
内部の映像処理回路に入力され、信号処理されて映像信
号に変換され、この映像信号はケーブル18を介してモ
ニタ6に出力され、モニタ6の表示面に撮像素子15で
撮像した画像が内視鏡画像として表示される。
【0014】上記ライトガイドケーブル13が接続され
る光源装置5に内蔵されているランプには、キセノンラ
ンプ、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ等の種類
によって多少色がついており(換言すると発光する波長
特性が完全な白色光からずれた発光特性であり)、その
色を補正して、正しく色再現するために、CCU4の内
部の映像処理回路には、キセノン用、メタルハライド
用、ハロゲン用のカラーマトリックスを選択使用できる
ように図示しない内部記憶手段にはキセノン用、メタル
ハライド用、ハロゲン用のカラーマトリックスのデータ
が記憶されている。
【0015】さらに補足説明すると、発光特性が異なる
ランプのもとでの照明により撮像された撮像信号から調
整すること無しで、カラーの映像信号(色信号)を生成
する信号処理を行うと、ランプの発光特性に左右された
カラー色調の画像表示となる信号となってしまうので、
ランプの発光特性に左右されないカラーの映像信号を生
成する調整手段として、色信号に変換するカラーマトリ
ックス回路において、その変換に用いる調整値としての
マトリックスのデータをランプの種類に応じて(CCU
4内のROM等、図示しない内部記憶(或いは記録)手
段に)用意し、使用するランプに対応したマトリックス
のデータを選択(選定)することにより上記の不具合を
解消するようにしている。
【0016】そして、使用する光源装置5によって、C
CU4の図示しないフロントパネルの操作手段を操作す
ることにより、CCU4内部で制御動作を行うCPUは
図2に示すメニュー画面における(上記内部記憶手段に
用意されたマトリックスのデータを選択する)カラーマ
トリックス選定画面をモニタ6上に写し出す。
【0017】このカラーマトリックス選定画面には、例
えば、<1>キセノン用、<2>メタルハライド用、<
3>ハロゲン用のカラーマトリックスと3つのカラーマ
トリックスから1つを選択(選定)する表示がされ、図
示しない操作手段を操作して例えば三角形のカーソルを
移動して、光源装置5で使用しているランプと合ったも
のを選択する。
【0018】この選択により、映像処理回路におけるカ
ラーマトリックス回路では選択されたデータを使用して
信号処理を行う状態となり、実際に使用されるランプの
発光特性に対応した色信号のレベル調整(ホワイトバラ
ンス調整)を行うようになり、ランプの発光特性に左右
されないで、適切な色調で内視鏡画像をカラー表示する
ことができるようにしている。
【0019】また、本実施の形態の内視鏡用撮像装置1
においては、図1に示すようにコネクタ14の形状と合
致したコネクタ受け15bを有し、ランプとして水銀高
圧ランプを有した第2の光源装置19にライトガイドケ
ーブル13を接続して、光源装置5の代わりに第2の光
源装置19を使用することも可能である。
【0020】この場合、以下に説明するように、第2の
光源装置19の高圧水銀ランプに対応したカラーマトリ
ックスを備えていないCCU4の場合でも、高圧水銀ラ
ンプ用のカラーマトリックスのデータが記録されている
外部記憶手段としての記憶メディア(記録メディア)2
0をメディアアダプタ9を介して、CCU4に接続し、
CCU4のフロントパネル等に設けた図示しないインス
トールボタン等を操作してインストール指示操作を行う
ことにより、CCU4の内部のCPUはその指示操作に
応じて、高圧水銀ランプ用のカラーマトリックスのデー
タをCCU4内部の内部記憶手段に追加するインストー
ル制御動作を行い、高圧水銀ランプ用のカラーマトリッ
クスのデータも選択できるようにしていることが特徴と
なっている。
【0021】なお、後述するように本実施の形態では、
さらに第2の光源装置19に対する取り扱い説明書のデ
ータもインストールできるようにして、必要に応じてそ
の説明書の内容を表示させて閲覧することもできるよう
にしている。次に、本実施の形態の内視鏡用撮像装置1
における、術前、あるいは術中の操作について説明す
る。
【0022】上述のように光源装置5を使用した場合に
は、メニュー画面から図2に示すカラーマトリックス選
定画面をモニタ6上に写し出すような操作をし、光源装
置5で使用しているランプに対応したカラーマトリック
スを選択設定することにより、色再現性の良い状態でモ
ニタ6に内視鏡画像を表示したり、内視鏡画像を画像記
憶メディア8に保存することができる。
【0023】例えば、図2(A)に示すように以前の設
定が<2>メタルハライド用に設定されていた場合、今
回実際に使用する光源装置5で使用されているランプが
キセノンランプである場合にはカーソルを移動して図2
(B)に示すようにキセノン用に設定すれば良い。
【0024】一方、発売時期等の関係で高圧水銀ランプ
用のカラーマトリックスのデータを備えていないCCU
4と、高圧水銀ランプを備えた光源装置19とを組み合
わせて使用する場合、そのままでは忠実な色再現が得ら
れない恐れがある。
【0025】この場合、高圧水銀ランプ用のカラーマト
リックスのデータが記録されている記憶メディア20を
メディアアダプタ9を介して、CCU4に接続し、その
高圧水銀ランプ用のカラーマトリックスのデータをCC
U4の内部記憶手段にインストールする。
【0026】すると、CCU4には高圧水銀ランプ用の
カラーマトリックスのデータが付加され、光源装置19
を接続した場合に、CCU4における実際に組み合わせ
て使用する光源装置に対応した色補正を行うメニュー画
面におけるカラーマトリックス選定画面を選択する。
【0027】この場合には、図3(A)に示すように、
高圧水銀ランプ用のカラーマトリックスのデータをイン
ストールする前のカラーマトリックス選定画面では高圧
水銀ランプ用のカラーマトリックスのデータを選択する
ことができないが、高圧水銀ランプ用のカラーマトリッ
クスのデータをインストールした後では図3(B)に示
すように、例えば<4>高圧水銀ランプ用のカラーマト
リックスのデータを選択する項目が追加表示され、この
<4>高圧水銀ランプ用のカラーマトリックスのデータ
を選択することにより、最適な色再現の信号処理が可能
となり、色再現性の良い内視鏡画像の表示ができる。ま
た、静止画として記録するような場合にも、最適な色再
現の内視鏡画像を記録することができる。
【0028】また、本実施の形態では、CCU4には既
に導入されている内視鏡2や光源装置5の使用方法を記
載した取扱い説明書のデータを格納している。従って、
術中、CCU4、あるいは既に手術室に導入されている
内視鏡2や光源装置5の使用方法が分からなくなった場
合、取扱い説明書を広げることなく、CCU4を操作し
て、モニタ6の表示画面に図4(A)に示すように(撮
像素子16で撮像した)内視鏡画像の表示状態から図4
(B)に示すように、内視鏡画像の表示を殆ど妨げない
ようにモニタ画面全体の1/4、あるいは1/9にして
操作方法の説明書のメニューをスーパインポーズして表
示することができるようにしている。
【0029】そして、この説明書のメニュー表示から、
表示させたい項目をカーソルで選択することにより、選
択された項目の内容が表示される。
【0030】また、記憶メディア20として、光源装置
19の高圧水銀ランプ用のカラーマトリックスのデータ
と共に、光源装置19の取扱い説明書のデータを記録し
たものである場合には、この記憶メディア20に記録さ
れたデータをCCU4にインストールした場合には、光
源装置19の取扱い説明書のデータもインストールする
ことができる。
【0031】従って、術中等において使用方法が分から
なくなった場合には、取扱い説明書の表示の指示操作を
行うと、この場合には図5(A)の場合から図5(B)
に示すように新しい光源装置19に対する項目も追加さ
れた内容になっており、新しい光源装置19の取扱いの
説明内容を閲覧することもできる。また、上記のインス
トール作業と同時に、装置の自己診断をすることも可能
にしても良い。
【0032】本実施の形態は以下の効果を有する。撮像
装置の市場導入後に新規導入される機器(例えば光源装
置)と組み合わせても、(内視鏡用)撮像装置としての
CCU4の設定を容易に変更し、特に追加できるため、
簡単に最適な設定で使用をすることができる。
【0033】また、撮像装置に記憶されている設定値
を、外部の記録手段(記憶手段)を用いることにより簡
便に変更等ができるようになるため、機器を引き上げた
りする必要がなくなり、営業マン、サービスマンによる
設定に要する工数を大幅に削減することができる。ま
た、既存の撮像装置に対する機能拡張を容易にできる。
【0034】(第2の実施の形態)次に図6〜図10に
従って、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、
以下に説明する第2の実施の形態では、第1の実施の形
態と同様な機能を果たす部分には、同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0035】図6は、本実施の形態の内視鏡用撮像装置
1Bの全体の概略構成を示す図である。本実施の形態の
内視鏡用撮像装置1Bは、内視鏡2と、該内視鏡2に着
脱自在に装着された外付けテレビジョンカメラ(以下T
Vカメラと略記する)21と、TVカメラ21を制御す
るカメラコントロールユニット(以下CCU)4と、内
視鏡2に照明光を供給する光源装置22と、CCU4に
接続された表示手段としてのモニタ6とを有する。
【0036】また、CCU4と光源装置21はケーブル
23により電気的に接続されている。TVカメラ21に
は、通常観察と蛍光観察、あるいは赤外光観察が切り替
えられる切替えレバー25が備えられ、これを矢印で示
すように回動操作することにより、撮像素子16の前の
光軸上にフィルタを挿脱可能で、また切替えレバー25
に連動して、CCU4からケーブル23を介して、光源
装置22に信号を送り、光源装置22から出射される照
射光を白色光から、励起光、あるいは赤外光に連動して
切り替えることができるようにしている。
【0037】つまり、切替えレバー25にはスイッチが
設けてあり、切替えレバー25の回動操作により、例え
ば図6の実線で示す状態では、切替えレバー25のスイ
ッチは通常観察の状態の2値化された信号(例えば
“L”)をCCU4に出力し、この信号はさらにケーブ
ル23を経て光源装置22に送られ、光源装置22は白
色光を出力する。また、CCU4は通常観察用の処理を
行う。
【0038】一方、切替えレバー25が2点鎖線で示す
位置に回動されると、撮像素子16の前にフィルタが介
挿されると共に、スイッチは例えば“H”の蛍光観察或
いは赤外光観察用の信号をCCU4に出力し、この信号
はさらにケーブル23を経て光源装置22に送られ、光
源装置22は励起光或いは赤外光を出力する。また、C
CU4は蛍光観察或いは赤外光観察用の処理を行うよう
にしている。
【0039】また、本実施の形態では、記憶メディア2
6には、蛍光観察、あるいは赤外観察時に使用するカラ
ーマトリックスのデータが記憶されていて、メディアア
ダプタ9を介して、CCU4に接続し、インストールす
ることが可能である。
【0040】なお、以下では明細書で(特殊光モードと
しての)蛍光(観察)或いは赤外光(観察)と記載した
場合でも、図面中では簡単化のため一方の蛍光(観察)
のみを記載するが赤外(観察)も同様である。
【0041】図7はTVカメラ21に配設された切替え
レバー25を操作したときの、撮像画面を示す。切替え
レバー25を通常観察モードに設定しているとき、図7
(A)のように見え、切替えレバー25を蛍光観察或い
は赤外光観察モードに設定したとき、図7(B)のよう
に、内視鏡画像における梨地模様で示す患部が強調され
て観察することができる場合がある。
【0042】通常観察モード時のカラーマトリックス
は、図8(A)に示す、<1>キセノン用〜<4>高圧
水銀ランプ用のいずれかを選択したものになっているが
(本実施の形態では)切替えレバー25を蛍光観察、あ
るいは赤外光観察の特殊光モードに設定したとき、それ
に連動して図8(B)に示すように<5>蛍光観察用
(或いは赤外光観察)のカラーマトリックスに切り替わ
るようになっている。
【0043】次に本実施の形態の内視鏡用撮像装置1B
における術前の操作について説明する。蛍光観察、ある
いは赤外光観察はまだ研究段階にあり、それに最適なカ
ラーマトリックスが決まっていない状態ともいえる。ま
た、新しい観察手法も次々に開発されている。
【0044】図8(B)における<5>蛍光観察用のカ
ラーマトリックスを選択した場合では、図9(A)に示
すように微弱な蛍光しか観察できないような観察画像と
なる場合、蛍光を強調するようにカラーマトリックスの
改善したものが記憶されている記憶メディア26を、メ
ディアアダプタ9を介してCCU4にインストールする
ことにより、図9(B)のように蛍光観察像を、より強
調した観察画像として得ることができる。
【0045】また、全く新しい手法の観察方法のTVカ
メラ(27とする)を後から市場導入した場合、TVカ
メラ27の識別手段を記憶メディア26を介してCCU
4にインストールするとともに、TVカメラ27専用の
カラーマトリックスもインストールする。すると、CC
U4内のCPUはTVカメラ27を識別して、選択され
た観察モードに適したカラーマトリックスのデータの使
用等の制御動作を行う。
【0046】TVカメラ21或いは、27が接続された
ときに選択された観察モードに応じて、カラーマトリッ
クスが変更される様子を図10に示す。TVカメラ21
を接続した場合は、観察モードを切り替えることによ
り、カラーマトリックスも<1>(から(<4>)と<
5>の間で切り替わる。例えば、通常観察モードを選択
した場合には、図10(A)のように<1>キセノン用
等のカラーマトリックスが選択された状態となり、蛍光
観察モードを選択すると、図10(B)の<5>蛍光観
察用のカラーマトリックスが選択された状態に移る。
【0047】これに対して、記憶メディア26によりメ
ディアアダプタ9を介してCCU4にインストールした
後に、TVカメラ27を接続して蛍光観察モードを選択
した場合は、新しくインストールされた図10(C)に
示す<6>蛍光観察用のカラーマトリックスが選択され
た状態に切り替わるようにできる。なお、この場合にお
いても、通常観察モードを選択すると図10(A)の<
1>キセノン用等のカラーマトリックスが選択された状
態となる。
【0048】記憶メディア26には、図10(C)に示
す<5>、<6>蛍光観察用カラーマトリックスのよう
な特殊光用カラーマトリックスの他、Drの好みを反映
したさらに別のカラーマトリックスや、TVカメラ2
1、27に備えられた図示しないリモートスイッチに割
り付ける設定を記録し、CCU4に接続することでそれ
らの設定をインストールすることもできる。
【0049】本実施の形態は以下の効果を有する。撮像
装置の市場導入後に新規導入される機器(例えばTVカ
メラ)、あるいは市場導入後も研究が進み、最適なカラ
ーマトリックスが変化していく蛍光観察や赤外観察等の
特殊光観察にも対応可能にできると共に、最適な処理を
行うような設定状態にすることができる。
【0050】(第3の実施形態)次に図11、図12を
参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施
の形態は外部記憶媒体或いは装置に特徴を有するもので
ある。図11は、本実施の形態における外部記憶媒体の
概略構成を示す図である。図11(A)は外部記憶媒体
の平面図、図11(B)は断面図である。
【0051】本実施の形態における記憶メディア8B
(具体的には上述の記憶メディア8または26)は、金
属製で電気的な接続を行う接点部28と、ポリエーテル
ケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)、ポリエーテルサルフォンといった耐熱、耐蒸
気、耐薬品性を有する高分子材料製等の樹脂にて構成さ
れる外装29、画像、または第1、第2の実施の形態で
記録されているカラーマトリックスといったデータを記
録しているメモリ30から構成される。
【0052】接点部28とメモリ30は電気的に接続さ
れ、また接点部28はその一部が外装29より外部に露
出し、この記憶メディア8が装着される図12に示す記
憶メディア装着部31b等と接触して電気的接続を行え
るようにしている。また、接点部28とメモリ30を組
み合せた部組みと外装29は、気密封止されるように一
体成形されているか、外装29と、接点部28、メモリ
30との間を樹脂等の充填剤で充填されている。
【0053】次に本実施の形態の作用を説明する。外装
29は耐熱、耐蒸気、耐薬品性を有する樹脂を使用して
いることにより、薬品による各種消毒、滅菌や高圧蒸気
によるオートクレーブ滅菌に耐えうる。
【0054】また、外装29と、接点部28とメモリ3
0を組み合せた部組みは、気密封止されるように一体成
形されているため、滅菌に使用する薬剤や、蒸気の内部
侵入を防ぐことができるため、記憶メディア8Bを丸ご
と各種消毒、滅菌した後も、何ら機能上問題なく撮像画
の再生や、カラーマトリックスのデータのインストール
を行える。
【0055】この記憶メディア8Bは、第1、第2の実
施の形態で説明したようにCCU4等にメディアアダプ
タ9を介して装着可能であると共に、以下のように滅菌
が可能な他の医療機器にも装着することができる。
【0056】滅菌が可能なため、図12(A)に示す内
視鏡31や、図12(B)に示すTVカメラ32や、図
12(C)に示す処置具33における滅菌域(清潔域)
に相当する操作部31a、32a、33aに設けた記憶
メディア装着部31b、32b、33bに記憶メディア
8Bを装着することもできる。
【0057】本実施の形態は以下の効果を有する。市販
品と同じ大きさで構成できるため、内視鏡用撮像装置を
構成するCCU4の他、パーソナルコンピュータといっ
た民生品でも使用することができる。滅菌域にて記憶メ
ディアを挿脱できるため、不潔域にいるナースや手術補
助者に依頼することなく、術者同士で記憶メディアの受
け渡しや、記憶メディアの交換が可能になる。
【0058】内視鏡31やTVカメラ32の設定のみな
らず、処置具33の設定を記憶メディア8Bに記録でき
るため、Dr個人の好みの設定を、1枚の記憶メディア
8Bに集約して記録、保管ができるため、複数のDrが
機器を使用しても、設定操作が簡便になる上、保管が容
易である。
【0059】適用する患者、あるいは適用する手技に適
した内視鏡31、あるいはTVカメラ32、処置具33
の設定を1枚の記憶メディア8Bに記録、保管が可能で
あり、同じく設定操作が簡便な上、保管が容易である。
手術室で使用された記憶メディア8Bを滅菌してから、
手術室の外に出すことができるため、感染症に対しても
万全の対策が可能である。
【0060】(第4の実施の形態)次に図13を参照し
て、本発明の第4の実施の形態を説明する。なお、以下
に説明する第4の実施の形態では、第3の実施の形態と
同様な機能を果たす部分については、同一の符号を付し
て、重複する説明を省略する。図13は、本実施の形態
の外部記憶媒体或いは装置の概略構成を示す図である。
【0061】本実施の形態の記憶メディア8Cは、接点
部28と、メモリ30、外部の熱からメモリ30を保護
する断熱層34、外部からメモリ30を気密封止するハ
ーメチック部材35、および外装を兼ねる放熱層36か
ら構成されている。
【0062】接点部28はハーメチック部材35の切り
欠き部37でメモリ30と電気的に接続されていて、そ
の切り欠き部37には、ハーメチック部材35と接点部
28を気密接合するよう、焼結ガラスバインダ38が充
填されている。本実施の形態の記憶メディア8Cは、滅
菌できる記憶メディアとして形状、外形とも専用に特化
させている。
【0063】次に本実施の形態における記憶メディア8
Cの作用を説明する。ハーメチック部材35と、ハーメ
チック部材35の切り欠き部37に臨む接点部28を気
密接合している焼結ガラスバインダ38とにより、ハー
メチック部材35の内部側に配設されるメモリ30は気
密封止されている。
【0064】また、断熱層34により、オートクレーブ
滅菌のような高温にさらされる滅菌法に対して、メモリ
30を保護する。また、外装に放熱層36を配置するこ
とにより、放熱性を向上し、オートクレーブ滅菌後も、
短時間で外に記憶メディア8Cを持ち出せる。
【0065】本実施の形態は以下の効果を有する。第3
の実施の形態に比べて、気密性、放熱性に優れる。医療
機器にしか合わない形状にして、パーソナルコンピュー
タと接続するには専用アタッチメントを用いる構成にす
ることにより、患者データ、画像等の患者情報が流出す
るのを防ぐことができる。
【0066】(第5の実施の形態)次に図14、図15
を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。な
お、以下に説明する第5の実施の形態では、第3、4の
実施の形態と同様な機能を果たす部分については、同一
の符号を付して、重複する説明を省略する。図14は、
本実施の形態における外部記録媒体の概略構成を示す図
である。本実施の形態のメディアアダプタ39は、接点
ブロック40と、気密カバー41から構成される。
【0067】接点ブロック40に市販品の記憶メディア
8を差し込み、それから記憶メディア8を覆い、その内
側の記憶メディア8が収納される内部を気密状態に覆う
気密カバー41を被せて、その状態で第1、2の実施の
形態中のCCU4、あるいは第3、4の実施の形態中の
内視鏡31、TVカメラ32、処置具33に差し込んで
使用することができるようにしている。また、このメデ
ィアアダプタ39は、医療機器専用に特化した形状を有
する。
【0068】接点ブロック40に市販品の記憶メディア
8を差し込み、それから記憶メディア8を覆い、うよう
に気密カバー41を被せて、その状態で第1、2の実施
の形態中のCCU4、あるいは第3、4の実施の形態中
の内視鏡31、TVカメラ32、処置具33に差し込ん
で使用する。メディアアダプタ39は、医療機器専用に
特化した形状を有する。
【0069】図15はメディアアダプタ39を断面構造
で示し、この図15を参照して、接点ブロック40と気
密カバー41の詳細構成を説明する。接点部40は、記
憶メディア8の接点部に接触するように設けられた金属
製等、電気的に導通する部材で形成された第2接点部4
2と、ポリエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレ
ンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサルフォンと
いった耐熱、耐蒸気、耐薬品性を有する高分子材料製等
の樹脂にて構成されるブロック材43と、そしてこのブ
ロック部材43の外周面に設けた溝部に収納され、気密
カバー41に嵌入されることにより気密カバー41内部
に配置される記憶メディア8を気密封止するOリング等
の封止材44とから構成される。
【0070】本実施の形態では第2接点部42とブロッ
ク材43は、気密封止されるように例えば一体成形され
ている。図15に示すように第2接点部42の一端(後
端)はブロック材43の背面側から突出しており、その
部分に市販の記憶メディア8の接点部に接触保持して、
電気的な接続が行われる。従って第2接点部42をCC
U4等に接続することにより、記憶メディア8のように
データのインストールに使用することができるようにし
ている。
【0071】気密カバー41は、ポリエーテルケトン
(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)、ポリエーテルサルフォンといった耐熱、耐蒸気、
耐薬品性を有する高分子材料製等の樹脂、あるいは金属
等の放熱材で箱形状に作られており、その前面が開口し
ており、接点ブロック40を嵌め込むことができるよう
にしている。
【0072】また、接点ブロック40をはめた時に、容
易に外れないようにするため、係止爪45が設けられて
いる。なお、接点ブロック40と気密カバー41は、気
密の機能を持つ融着で結合されていてもよい。
【0073】次に本実施の形態の作用を説明する。第2
接点部42とブロック材43は気密封止されるように一
体成形しているため、この部分は気密されている。接点
ブロック40に気密カバー41をはめたとき、封止材4
4と気密カバー41はしっかりと接触し、この部分も気
密封止される。
【0074】よって、内部の記憶メディア8が気密封止
されるようになっている。滅菌が不可能な市販の記憶メ
ディア8でもこのメディアアダプタ39に入れることに
より、滅菌域でも使用することが可能になる。
【0075】本実施の形態は以下の効果を有する。滅菌
不可能な記憶メディア8でも第3、4の実施の形態と同
様に、滅菌域での使用が可能となる。メディアアダプタ
39を医療機器にしか合わない形状にすることにより、
民生品への誤使用を防げる。
【0076】市販の記憶メディア8で使用可能としたの
で、インターフェース回路等の新たな新規設計が不要で
ある。気密融着であれば、封止材は不要にできる。
【0077】(第6の実施の形態)次に図16及び図1
7を参照して、本発明の第6の実施の形態を説明する。
なお、以下に説明する第6の実施の形態では、第1〜第
5の実施の形態と同様な機能を果たす部分については、
同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0078】図16は、本実施の形態の記憶メディアの
概略構成を示す図である。本実施の形態の耐滅菌性を有
する非接触型ICカード46は、非接触型素子(以下R
F−ID)47と、このRF−ID47を気密封止する
外装容器として、例えばポリエーテルケトン(PEE
K)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエ
ーテルサルフォンといった耐熱、耐蒸気、耐薬品性を有
する高分子材料製等の樹脂にて構成されるID外装48
とから構成される。ID外装48は内部を気密封止する
ように形成されている。
【0079】次に本実施の形態の作用を説明する。第3
〜5の実施の形態と同様に、RF−ID47は外部に対
して気密封止されているため、ICカード46を丸ごと
滅菌にかけても使用上、支障をきたさない。
【0080】データの送受信は、図17に示すように使
用する機器(例えばCCU4)に備えられたRF−ID
アンテナ部49と、RF−ID47との間で行われる。
その際、接触する必要はない。
【0081】本実施の形態は以下の効果を有する。第3
〜5の実施の形態に比べて、接点部を必要としないた
め、気密封止する構成を簡便に実現できる。電気接点部
がないため、接触不良を起こさない。
【0082】(第7の実施形態)図18及び図19を参
照して、本発明の第7の実施の形態を説明する。なお、
以下に説明する第7の実施の形態では、第1〜第6実施
の形態と同様な機能を果たす部材については、同一の符
号を付して、重複する説明を省略する。本実施の形態を
説明する前に、まず図18を参照して改良する前の内視
鏡撮像装置に設けられたプラグ及びレセプタクルを説明
する。
【0083】図18において、TVカメラ3と電気的に
接続されている第1プラグ50は、CCU4に設けられ
た第1レセプタクル51に接続される。医療用の電気安
全規格に則って、第1レセプタクル51は、その規格を
満たす構成で、CCU4と絶縁構造になっている。
【0084】CCU4にはPCカードスロット52も設
けられていて、メディアアダプタ9を介して、記憶メデ
ィア8が接続可能になっており、TVカメラ3が撮像し
ている静止画を記録することができる。
【0085】メディアアダプタ9、記憶メディア8とも
市販品である。この構成の場合には、市販品のメディア
アダプタ9の接点部と同じ構造の第1接続コネクタ53
aを有する市販品である第1接続コード53を介して、
民生品としては電気安全規格を満たすが、医療用の電気
安全規格を満たしていないパーソナルコンピュータ54
(以下PC54)が接続される恐れがある。
【0086】そこで本実施の形態では、TVカメラ3や
内視鏡2といった医療用装置以外の機器とも医療用の電
気安全規格を保つ状態でのみ接続が可能となる図19に
示す内視鏡用撮像装置61について説明する。
【0087】医療用の電気安全が確保された第1プラグ
50、第1レセプタクル51と、電気接点部に関しては
ほぼ同等の構成である第2プラグ55には、記憶メディ
ア8が挿脱可能な構成である。
【0088】同じく同等の構成の第3プラグ56は、P
C54に接続可能な第2の接続コード57のプラグであ
り、PC54とCCU4のデータのやり取りを可能にす
る。第4プラグ58は、メディアアダプタ9が接続可能
であり、メディアアダプタ9を介して記憶メディア8が
接続可能な他、図18の市販品の第1接続コード53の
第1接続コネクタ53aも接続可能である。
【0089】次に本実施の形態の作用を説明する。TV
カメラ3等で確立された、医療用の安全規格を満足する
構成を流用して、記憶メディア8やメディアアダプタ9
の他、PC54とも医療用の安全規格を満たす状態で接
続が可能となる。
【0090】本実施の形態は以下の効果を有する。医療
用の電気安全規格を満たす機器用のレセプタクル51の
みを配置しているので、常に医療用機器として最適な組
み合わせで各種デバイスを使用することができ、医療用
の安全規格を満たさない市販品の機器の誤接続を防止す
ることが可能である。
【0091】(第8の実施の形態)次に図20を参照し
て、本発明の第8の実施の形態を説明する。なお、以下
に説明する第8実施の形態では、第1〜第7の実施の形
態と同様な機能を果たす部分については、同一の符号を
付して、重複する説明を省略する。図20は、本実施の
形態の内視鏡撮像装置61Bの概略構成を示す図であ
る。第7の実施の形態中において、CCU4に第1レセ
プタクル51と同様の構成である第2レセプタクル6
2、第3レセプタクル63を、第1レセプタクル51の
他に設けた。
【0092】次に本実施の形態の作用を説明する。複数
の機器を同時に接続可能となり、また同時に使用するこ
とが可能である。また、CCU4は接続されている機器
を判別し、それに合った信号の送受信を行う。
【0093】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
〜第3のレセプタクル51、62、63のいずれに接続
しても、所望の機能を発揮するため、組み合わされる他
の装置(例えば光源装置)との位置関係から、邪魔にな
らない最適な位置にプラグを差し込むことができる。
【0094】電気安全規格を満たす複数の機器を、一台
のCCU4を用意するだけで使用できる。なお、上述し
た各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される
実施の形態等も本発明に属する。
【0095】[付記] 3.内視鏡用の画像情報、あるいは映像信号の調整値と
いった情報を内視鏡用撮像装置との間で送受信する情報
送受信部と、情報送受信部と電気的に接続され、前記情
報を記憶する記憶手段と、記憶手段を覆う外装部から成
る外部記憶装置において、前記情報送受信部は送受信を
金属の接触により行い、外装部より露出する接点部であ
り、外装部は耐熱、耐薬品性を有する高分子材料で構成
され、接点部と外装部の間は液密ないし気密接合されて
いることを特徴とする外部記憶装置。 4.付記3において、前記データ送受信部は非接触で情
報の送受信を行える非接触型IDカードであり、前記外
装部は非接触型IDカードを露出しないよう、気密にな
るよう包み込むように構成されていることを特徴とす
る。
【0096】5.市販されている記録手段を保持する保
持手段と、記録手段と内視鏡用撮像装置の間で情報の送
受信が可能な接点部を備えている情報送受信部と、情報
送受信部とが任意装着可能、または取り付け、取り外し
が可能で、取り付け時に記録手段を気密に覆うことが可
能な外装部からなることを特徴とする外部記憶装置。 6.付記3、4において、前記記憶手段と外装の間に
は、断熱層を有し、外装は放熱層で構成されていること
を特徴とする。
【0097】7.付記3、4、5において、前記外装部
を構成している高分子材料は、ポリエーテルケトン(P
EEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)ある
いはポリエーテルサルフォンのいずれかである。 (付記3〜7の背景)従来技術として、特開2001−
283188、特願2001−253373がある。 (従来技術の問題点)特開2001−283188や特
願2001−253373、その他の中で言及している
記録(または記憶)媒体は滅菌可能な構成にはなってな
い。従来ある記録媒体にも滅菌可能なものはない。
【0098】(付記3〜7の目的)内視鏡用撮像装置と
の間で情報を送受信が可能で、かつ滅菌が可能な外部記
憶装置を提供することを目的として付記3〜7の構成に
した。 (付記3〜7の作用効果)この外部記憶装置は滅菌が可
能な構成であるため、滅菌域(清潔域)にて外部記憶手
段を扱うことができ、不潔域にいるナースや手術補助者
に依頼することなく、術者同士で外部記憶装置の受け渡
しや交換といったことができるようになる。また、手術
室で使用された外部記憶装置を滅菌してから外に出すこ
とができるため、感染症に対する万全の対策も可能であ
る。
【0099】8.映像信号および各種信号を入出力可能
な内視鏡用撮像装置において、要求される電気安全を確
保した回路構成を有し、任意の各種デバイスを電気安全
を確保しつつ接続可能にしたレセプタクルを、少なくと
も1つ以上有する内視鏡用撮像装置。 9.付記8において、接続されたデバイスを認識する認
識手段を有し、デバイスごとに適する信号処理を内視鏡
用撮像装置内で実施させることを特徴とする。
【0100】(付記8、9の背景)従来技術として、特
開2001−283188がある。 (従来技術の問題点)特開2001−283188の問
題点は、市販されているPCカードを介し、同じく市販
されている記録媒体を接続、画像、その他のデータを記
録、再生が可能であるが、先端がPCカード形状のケー
ブルを介して医療用の電気安全が確保されていない機
器、例えばPCが接続される恐れがあった。
【0101】(付記8、9の目的)電気安全の確保され
ていない機器を接続しても、内視鏡用撮像装置全体の電
気安全を確保できる内視鏡用撮像装置(用のプロセッ
サ)を提供することを目的として付記8、9の構成にし
た。 (付記8、9の作用)要求される電気安全を確保した回
路構成を有するレセプタクルに、任意の各種デバイス
を、電気安全を確保しつつ内視鏡用撮像装置に接続可能
とすることにより、内視鏡用撮像装置全体の電気安全の
確保が可能になる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像素子からの映像信号を処理する信号処理手段と、前記
信号処理手段における映像信号特性の調整を行う調整手
段と、内視鏡用撮像装置に配設され、前記調整手段の調
整値を記憶する内部記憶手段と、前記内部記憶手段には
記憶されていない調整値を記憶している外部記憶手段
と、前記外部記憶手段に記憶された調整値を内部記憶手
段に新規追加する制御手段と、を備えているので、内視
鏡撮像装置に備えられた内部記憶手段には記憶されてい
ない調整値を記憶している外部記憶手段から、その調整
値を新規追加することができるため、通信回線と接続さ
れていなくても、時期的に後から導入された光源装置や
TVカメラなどの撮像手段の機器と組み合わせても最適
な設定で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置
の全体構成図。
【図2】モニタに表示されるカラーマトリックス選定画
面の具体例を示す図。
【図3】記憶メディアによるインストールする前後にお
けるモニタに表示されるカラーマトリックス選定画面の
具体例を示す図。
【図4】内視鏡画像の表示画面において、説明書の表示
メニューを表示させた表示画面例を示す図。
【図5】記憶メディアによるインストールする前後にお
けるモニタに表示される説明書の表示メニューを表示さ
せた表示画面例を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用撮像装置
の全体構成図。
【図7】通常観察モード時と蛍光観察或いは赤外観察モ
ード時の内視鏡画像の表示例を示す図。
【図8】通常観察モードと蛍光観察或いは赤外観察モー
ドとを切り替えた場合に連動して表示されるマトリック
スの選択画面を示す図。
【図9】蛍光観察モードにした場合、患部が識別しにく
い内視鏡画像の表示に対して、マトリックスのデータ変
更で患部が識別し易い内視鏡画像として表示できる場合
の説明図。
【図10】新しいTVカメラに対応したデータのインス
トール前後における通常観察モードと蛍光観察モード等
とに切り替えた場合におけるカラーマトリックスの選定
画面の表示例を示す図。
【図11】本発明の第3の実施の形態における記憶メデ
ィアの構成を示す図。
【図12】記憶メディアが装着される内視鏡等の医療機
器を示す図。
【図13】本発明の第4の実施の形態における外部記憶
媒体の構成を示す図。
【図14】本発明の第5の実施の形態における外部記憶
媒体の構成を示す図。
【図15】図14の内部構造を示す断面図。
【図16】本発明の第6の実施の形態における外部記憶
媒体の構成を示す断面図。
【図17】図16の外部記憶媒体とCCUとの間でデー
タの送受信を行う様子を示す図。
【図18】本発明の第7の実施の形態における改良前の
内視鏡用撮像装置の全体構成図。
【図19】本発明の第7の実施の形態の内視鏡用撮像装
置の全体構成図。
【図20】本発明の第8の実施の形態の内視鏡用撮像装
置の全体構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡用撮像装置 2…内視鏡 3…TVカメラ 4…CCU 5、19…光源装置 6…モニタ 7…装着スロット 8…記憶メディア 9…メディアアダプタ 11…挿入部 13…ライトガイドケーブル 14…コネクタ 15a、15b…コネクタ受け 16…撮像素子 17…カメラケーブル 18…信号コネクタ 20…記憶メディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷沢 信吉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 清水 正己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 GA02 GA05 GA06 GA10 4C061 CC06 DD01 GG09 NN07 QQ02 QQ03 QQ04 QQ09 RR04 RR25 RR26 TT04 TT13 WW08 WW10 WW17 WW18 YY02 YY12 5C054 AA01 CC07 EA05 EE08 FB03 HA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子からの映像信号を処理する信号
    処理手段と、 前記信号処理手段における映像信号特性の調整を行う調
    整手段と、 内視鏡用撮像装置に配設され、前記調整手段の調整値を
    記憶する内部記憶手段と、 前記内部記憶手段には記憶されていない調整値を記憶し
    ている外部記憶手段と、 前記外部記憶手段に記憶された調整値を内部記憶手段に
    新規追加する制御手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡用撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記内部記憶手段は、映像信号に関する
    調整値以外の情報も記憶しており、外部記憶手段は映像
    信号に関する調整値以外の新規情報を記憶しており、前
    記制御手段は、外部記憶手段に記憶されている調整値以
    外の新規情報も追加することを特徴とする請求項1記載
    の内視鏡用撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247758A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Hoya Corp 電子内視鏡用プロセッサ、ビデオスコープ及び電子内視鏡装置
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CN105030185A (zh) * 2015-06-30 2015-11-11 广东实联医疗器械有限公司 一种医用内窥镜的视频采集处理装置

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