JP2003333816A - 直流モータの通電装置 - Google Patents

直流モータの通電装置

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JP2003333816A
JP2003333816A JP2002134773A JP2002134773A JP2003333816A JP 2003333816 A JP2003333816 A JP 2003333816A JP 2002134773 A JP2002134773 A JP 2002134773A JP 2002134773 A JP2002134773 A JP 2002134773A JP 2003333816 A JP2003333816 A JP 2003333816A
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JP2002134773A
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Inventor
Nobuaki Miyake
展明 三宅
Yuji Nakahara
裕治 中原
Sotsuo Miyoshi
帥男 三好
Yoichi Fujita
陽一 藤田
Minoru Hikita
実 疋田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの低減および信頼性の向上を図ること
が可能な直流モータの通電装置を提供する。 【解決手段】 第1の整流子片29aおよび第1のスリ
ップリング部材29cでなる第1の通電部材29、第2
の整流子片30aおよび第2のスリップリング部材30
cでなる第2の通電部材30、第3の整流子片31aお
よび第3のスリップリング部材31cでなる第3の通電
部材を、打ち抜きにより積層加工して樹脂モールドによ
り固着一体化して通電円板28を構成し、この通電円板
28の表面に各整流子片29a、30a、31aにより
整流子33を、各スリップリング部材29c、30c、
31cによりスリップリング34をそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源から供給さ
れる直流電流を整流子により転流し、転流された各電流
をスリップリングによりステータの各コイルに通電する
直流モータの通電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開2000−2306
57号公報等に示される従来の直流モータの通電装置の
構成を示す断面図、図12は図11における通電円板の
構成を示す斜視図、図13は図12における通電円板の
裏面接続構成を示す平面図、図14は図13における線
XIV−XIVに沿った断面を示す断面図、図15は図
11における通電円板にノイズ低減用素子を装着する例
を示す概略回路図である。
【0003】図において、1はコア2にコイル3が巻回
されたステータ、4は両端が軸受5、6によって支承さ
れ、ステータ1のコイル3と対応する位置に複数の永久
磁石磁極7が配設されたロータ、8はロータ4の一端側
に固着されロータ4と共に回転する通電円板で、図12
に示すように同心円環状に3分割して形成されるスリッ
プリング9、およびこれら各スリップリング9の外周側
に、環状部をスリット10aにより多分割して形成され
る複数の整流子片10bでなる整流子10により構成さ
れている。
【0004】11は図13に示すように通電円板8の裏
面側に配設され、各整流子片10bおよびこれらに対応
するスリップリング9の間を電気的に接続する接続片、
12は先端が整流子10bに所定の圧力を介して摺動可
能に接触する一対の第1のブラシ、13は通電円板8の
近傍に対向して配設される基板、14はこの基板13上
に配設され図15に示すように各スリップリング9間に
接続される抵抗およびコンデンサでなるノイズ低減用素
子、15は基板13上でステータ1のコイル3の端子と
接続され、先端が各スリップリング9に所定の圧力を介
して摺動可能に接触する第2のブラシである。
【0005】上記のように構成される従来の直流モータ
の通電装置において、まず、電源(図示せず)から直流
電流が一方の第1のブラシ12を介して流入すると、整
流子10で整流されてスリップリング9に流れ、第2の
ブラシ15を介してステータ1側に供給される。そし
て、コイル3を流れた後再び第2のブラシ15、スリッ
プリング9および整流子10を流れ、他方の第1のブラ
シ12を介して電源側に流出する。すると、電流の流れ
るコイル3で発生する磁束と、ロータ4の永久磁石磁極
7の作用でロータ4に回転力が発生する。そして、この
回転力により通電円板8も回転するので、第1のブラシ
12と接触する整流子片10bとの組み合わせが切り替
わって、電流の流れるコイル3も順次切り替わっていく
ため、ロータ4は連続回転を始めモータとして機能す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流モータの通
電装置は以上のように構成され、通電円板8の最外周の
環状部に複数のスリット10aを入れることにより多分
割して、整流子片10bを形成することにより整流子1
0を構成しているので、スリット10aを入れる際に加
工歪みが発生して通電円板8の平面度が低下するため、
第1のブラシ12と整流子10、第2のブラシ15とス
リップリング9間の各接触にバラツキが発生し、信頼性
が低下するという問題点があった。
【0007】又、通電円板8の裏面側で、各整流子片1
0bとそれぞれ対応するスリップリング9の間を、接続
片11で逐一接続しなければならないため加工に手間が
かかり、さらに又、ノイズ低減用素子14を配設するた
めの基板13が必要になるため、コストが増大するとい
う問題点があった。この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、コストの低減を図るとと
もに信頼性の向上を図ることが可能な直流モータの通電
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る直流モータの通電装置は、円周上に所定の間隔を介し
それぞれ板状部材を所定の枚数積層して形成される複数
の第1の整流子片、および各第1の整流子片の板状部材
の少なくとも一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形成
され、各第1の整流子片の内側で且つ同心状に形成され
る環状の第1のスリップリング部材でなる第1の通電部
材と、円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状部材を所
定の枚数積層して形成される複数の第2の整流子片、お
よび各第2の整流子片の板状部材の積層方向に第1のス
リップリング部材が形成されるとは異なる位置の少なく
とも一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形成され、第
1のスリップリング部材の内側に同心状に形成される環
状の第2のスリップリング部材でなる第2の通電部材
と、円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状部材を所定
の枚数積層して形成される複数の第3の整流子片、およ
び各第3の整流子片の板状部材の積層方向に第1のスリ
ップリング部材が形成されるとは異なる位置の少なくと
も一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形成され、第2
のスリップリング部材の内側に同心状に形成される環状
の第3のスリップリング部材でなる第3の通電部材と
を、順次打ち抜き加工して抜きかしめにより固着一体化
し、各整流子片を円周上のそれぞれ異なる位置に、各ス
リップリング部材を同心状にそれぞれ配置して構成され
る整流子およびスリップリングを備えるものである。
【0009】又、この発明の請求項2に係る直流モータ
の通電装置は、請求項1において、各通電部材の連結部
はプレス加工により板状部材の肉厚を薄く形成したもの
である。
【0010】又、この発明の請求項3に係る直流モータ
の通電装置は、請求項1において、各通電部材の裏面側
に、接続片を介して抵抗およびコンデンサからなるノイ
ズ低減用素子を接続したものである。
【0011】又、この発明の請求項4に係る直流モータ
の通電装置は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、
各通電部材を樹脂モールドにより一体化したものであ
る。
【0012】又、この発明の請求項5に係る直流モータ
の通電装置は、請求項4において、ノイズ低減用素子の
周囲の樹脂モールドに突起部を形成し、突起部をノイズ
低減用素子に溶着させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
直流モータの通電装置の構成を示す断面図、図2は図1
における通電円板の構成を展開して示す斜視図、図3は
図2における通電円板の裏面の構成を示す斜視図、図4
は図1における通電円板の構成を示す断面図、図5はノ
イズ低減用素子を接続するための接続片を形成する工程
を示す平面図、図6は図2における第1の通電部材を形
成する工程を示す平面図、図7は図2における第2の通
電部材を形成する工程を示す平面図、図8は図2におけ
る第3の通電部材を形成する工程を示す平面図である。
【0014】図において、21はコア22にコイル23
が巻回されたステータ、24は両端が軸受25、26に
よって支承され、ステータ21のコイル23と対応する
位置に複数の永久磁石磁極27が配設されたロータ、2
8はロータ24の一端側に固着されロータ24と共に回
転する通電円板で、図2に示すように第1の通電部材2
9、第2の通電部材30および第3の通電部材31によ
り構成されており、その裏面には図3に示すように抵抗
およびコンデンサからなるノイズ低減用素子32が後述
の各接続片29d、30dを介して接続されている。
【0015】そして、第1の通電部材29は、円周上に
所定の間隔を介し、板状部材を所定の枚数(図示は5
枚)積層して形成される複数(図示は4個)の第1の整
流子片29aと、この第1の整流子片29aの少なくと
も一枚(図示は最上段の一枚)の板状部材と連結部29
bを介してそれぞれ一体に形成され、第1の整流子片2
9aの内側で且つ同心状に形成される第1のスリップリ
ング部材29cで構成されている。又、第1の整流子片
29aの5段目の板状部材からは図5(A)に示すよう
に、第1のスリップリング部材29cと対応する所定の
位置に、接続片29dがそれぞれ出っ張り図5(B)に
示すように第1の整流子片29aとは切り離されて形成
されている。
【0016】又、第2の通電部材30は、第1の整流子
片29aと同一の円周上に所定の間隔を介し、板状部材
5枚を積層して形成される4個の第2の整流子片30a
と、この第2の整流子片30aの3段目の板状部材と連
結部30bを介してそれぞれ一体に形成され、第2の整
流子片30aの内側で且つ第1のスリップリング部材2
9cの内側に同心状に形成される第2のスリップリング
部材30cで構成されている。又、第2のスリップリン
グ部材30cの4段目と5段目の板状部材は、図5
(A)に示すように第3の通電部材31の連結部31b
と対応する位置が切り欠かれて、残された部位でそれぞ
れ接続片30dが形成されている。
【0017】又、第3の通電部材31は、第1および第
2の整流子片29a、30aと同一の円周上に所定の間
隔を介し、板状部材5枚を積層して形成される4個の第
3の整流子片31aと、この第3の整流子片31aの5
段目の板状部材と連結部31bを介してそれぞれ一体に
形成され、第3の整流子片31aの内側で且つ第2のス
リップリング部材30cの内側に同心状に形成される第
3のスリップリング部材31cで構成されている。
【0018】そして、これら各通電部材29、30、3
1の各整流子片29a、30a、31aで整流子33
が、又、各通電部材29、30、31の各スリップリン
グ部材29c、30c、31cで、各連結部29b、3
0b、31bを介してそれぞれ連結されるスリップリン
グ34がそれぞれ構成される。35は先端が整流子33
に所定の圧力を介して摺動可能に接触する一対の第1の
ブラシ、36はステータ21のコイル23の端子と接続
され、先端が各スリップリング34に所定の圧力を介し
て摺動可能に接触する第2のブラシである。
【0019】次に、上記のように構成される各通電部材
29、30、31の製造方法を各図6ないし図8に基づ
いてそれぞれ説明する。まず図6において、図中矢印A
で示す位置において、全段に相当する板状部材のハッチ
ング部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、第1の
スリップリング部材29cの内周部の輪郭を形成する。
次いで、図中矢印Bで示す位置において、1段目に相当
する板状部材のハッチングで示す部分(※印で示す)を
打ち抜くことにより、連続する第1の整流子片29aの
内側、連結部29bの両側および第1のスリップリング
部材29cの外側の各輪郭を形成する。
【0020】次いで、図中矢印Cで示す位置において、
2段ないし4段目に相当する板状部材のハッチングで示
す部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、第1の整
流子片29aの内側および第1のスリップリング部材2
9cの外側の各輪郭を形成する。次いで、図中矢印Dで
示す位置において、5段目に相当する板状部材のハッチ
ングで示す部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、
接続片29dの輪郭を形成する。そして最後に、図中矢
印Eで示す位置において、全段に相当する板状部材のハ
ッチングで示す部分(※印で示す)を打ち抜くことによ
り、第1の通電部材29が完成する。
【0021】次に図7において、図中矢印Aで示す位置
において、全段に相当する板状部材のハッチングで示す
部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、第2のスリ
ップリング部材30cの内周部の輪郭を形成する。次い
で、図中矢印Bで示す位置において、3段目に相当する
板状部材のハッチングで示す部分(※印で示す)を打ち
抜くことにより、連続する第2の整流子片30aの内
側、連結部30bの両側および第2のスリップリング部
材30cの外側の各輪郭を形成する。
【0022】次いで、図中矢印Cで示す位置において、
1段目、2段目、4段目、5段目に相当する板状部材の
ハッチングで示す部分(※印で示す)を打ち抜くことに
より、第2の整流子片30aの内側および第2のスリッ
プリング部材30cの外側の各輪郭を形成する。次い
で、図中矢印Dで示す位置において、4段目、5段目に
相当する板状部材のハッチングで示す部分(※印で示
す)を打ち抜くことにより、接続片30dの輪郭を形成
する。そして最後に、図中矢印Eで示す位置において、
全段に相当する板状部材のハッチングで示す部分(※印
で示す)を打ち抜くことにより、第2の通電部材30が
完成する。
【0023】次に図8において、図中矢印Aで示す位置
において、全段に相当する板状部材のハッチングで示す
部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、第3のスリ
ップリング部材31cの内周部の輪郭を形成する。次い
で、図中矢印Bで示す位置において、5段目に相当する
板状部材のハッチングで示す部分(※印で示す)を打ち
抜くことにより、連続する第3の整流子片31aの内
側、連結部31bの両側および第3のスリップリング部
材31cの外側の各輪郭を形成する。
【0024】次いで、図中矢印Cで示す位置において、
1段目ないし4段目に相当する板状部材のハッチングで
示す部分(※印で示す)を打ち抜くことにより、第3の
整流子片31aの内側および第3のスリップリング部材
31cの外側の各輪郭を形成する。そして最後に、図中
矢印Dで示す位置において、全段に相当する板状部材の
ハッチングで示す部分(※印で示す)を打ち抜くことに
より、第3の通電部材31が完成する。
【0025】そして、上記のようにして完成された各通
電部材29、30、31は、図2に矢印で示すように嵌
め合わされて樹脂モールドによって一体化され、各整流
子片29a、30a、31aで整流子33が、各スリッ
プリング部材29c、30c、31cでスリップリング
34がそれぞれ形成され、通電円板28が完成される。
【0026】このように上記実施の形態1によれば、第
1の整流子片29aおよび第1のスリップリング部材2
9cでなる第1の通電部材29、第2の整流子片30a
および第2のスリップリング部材30cでなる第2の通
電部材30、第3の整流子片31aおよび第3のスリッ
プリング部材31cでなる第3の通電部材を、打ち抜き
により積層加工して樹脂モールドにより固着一体化して
通電円板28を構成し、この通電円板28の表面に各整
流子片29a、30a、31aにより整流子33を、各
スリップリング部材29c、30c、31cによりスリ
ップリング34をそれぞれ形成するようにしているの
で、加工歪みの発生する恐れもなくなり平面度の低下を
防止することができるため、第1のブラシ35と整流子
33の間および第2のブラシ36とスリップリング34
の間の接触を均一に保持することができ、信頼性の向上
を図ることが可能になる。
【0027】又、第1および第2の通電部材29、30
の加工時に形成される各接続片29d、30dを介し
て、ノイズ低減用素子32を接続するようにしているの
で、従来におけるように基板上で接続片により逐一接続
する必要もなくなり、コストの低減を図ることができ
る。
【0028】実施の形態2.図9はこの発明の実施の形
態2における直流モータの通電装置の要部の構成を示す
断面図である。図において、上記実施の形態1における
と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。この
実施の形態2では、第2および第3の通電部材30、3
1の板状部材の表面を、金型内で叩くことにより各連結
部30b、31bに相当する部分を薄くして、それぞれ
薄肉部37、38を形成したものである。
【0029】このように上記実施の形態2によれば、各
連結部30b、31bに相当する部分を薄くして、それ
ぞれ薄肉部を形成することにより各板状部材間に隙間を
確保しているので、各通電部材29、30、31の連結
部29、30、31が、仮にオーバラップしても接触す
る恐れがなくなる。このため上記実施の形態1において
図4に示すように、2段目および4段目の板状部材によ
り各連結部29b、30b、31b間に隙間を確保をす
る必要がなくなるため、段数を減らして図9の場合は3
段で通電円板39を構成することができ、段数を減らし
ただけ小形化を図ることができる。
【0030】実施の形態3.図10はこの発明の実施の
形態3における直流モータの通電装置の要部の構成を示
す断面図である。図において、上記実施の形態1におけ
ると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態3では、通電円板28を一体化している樹
脂モールドのノイズ低減用素子32の周囲に、図10
(A)に示すように突起部40を形成し、図10(B)
に示すようにこの突起部40の先端をノイズ低減用素子
32に溶着するようにしたものである。
【0031】このように上記実施の形態3によれば、ノ
イズ低減用素子32の周囲に形成される樹脂モールドの
突起部40の先端を、ノイズ低減用素子32に溶着する
ようにしているので、ノイズ低減用素子32の保持がさ
らに確実となるため、さらに信頼性の向上を図ることが
可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状部材を所
定の枚数積層して形成される複数の第1の整流子片、お
よび各第1の整流子片の板状部材の少なくとも一枚と連
結部を介してそれぞれ一体に形成され、各第1の整流子
片の内側で且つ同心状に形成される環状の第1のスリッ
プリング部材でなる第1の通電部材と、円周上に所定の
間隔を介しそれぞれ板状部材を所定の枚数積層して形成
される複数の第2の整流子片、および各第2の整流子片
の板状部材の積層方向に第1のスリップリング部材が形
成されるとは異なる位置の少なくとも一枚と連結部を介
してそれぞれ一体に形成され、第1のスリップリング部
材の内側に同心状に形成される環状の第2のスリップリ
ング部材でなる第2の通電部材と、円周上に所定の間隔
を介しそれぞれ板状部材を所定の枚数積層して形成され
る複数の第3の整流子片、および各第3の整流子片の板
状部材の積層方向に第1のスリップリング部材が形成さ
れるとは異なる位置の少なくとも一枚と連結部を介して
それぞれ一体に形成され、第2のスリップリング部材の
内側に同心状に形成される環状の第3のスリップリング
部材でなる第3の通電部材とを、順次打ち抜き加工して
抜きかしめにより固着一体化し、各整流子片を円周上の
それぞれ異なる位置に、各スリップリング部材を同心状
にそれぞれ配置して構成される整流子およびスリップリ
ングを備えたので、コストの低減を図るとともに信頼性
の向上を図ることが可能な直流モータの通電装置を提供
することができる。
【0033】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、各通電部材の連結部はプレス加工により板
状部材の肉厚を薄く形成したので、小形化が可能な直流
モータの通電装置を提供することができる。
【0034】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、各通電部材の裏面側に、接続片を介して抵
抗およびコンデンサからなるノイズ低減用素子を接続し
たので、さらにコストの低減を図ることが可能な直流モ
ータの通電装置を提供することができる。
【0035】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1ないし3のいずれかにおいて、各通電部材を樹脂モー
ルドにより一体化したので、さらに信頼性の向上を図る
ことが可能な直流モータの通電装置を提供することがで
きる。
【0036】又、この発明の請求項5によれば、請求項
4において、ノイズ低減用素子の周囲の樹脂モールドに
突起部を形成し、突起部をノイズ低減用素子に溶着させ
たので、さらに信頼性の向上を図ることが可能な直流モ
ータの通電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における直流モータ
の通電装置の構成を示す断面図である。
【図2】 図1における通電円板の構成を展開して示す
斜視図である。
【図3】 図2における通電円板の裏面の構成を示す断
面図である。
【図4】 図1における通電円板の構成を示す断面図で
ある。
【図5】 ノイズ低減用素子を接続するための接続片を
形成する工程を示す平面図である。
【図6】 図2における第1の通電部材を形成する工程
を示す平面図である。
【図7】 図2における第2の通電部材を形成する工程
を示す平面図である。
【図8】 図2における第3の通電部材を形成する工程
を示す平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における直流モータ
の通電装置の要部の構成を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3における直流モー
タの通電装置の要部の構成を示す断面図である。
【図11】 従来の直流モータの通電装置の構成を示す
断面図である。
【図12】 図11における通電円板の構成を示す平面
図である。
【図13】 図12における通電円板の裏面構成を示す
平面図である。
【図14】 図13における線XIV−XIVに沿った
断面を示す断面図である。
【図15】 図11における通電円板にノイズ低減用素
子を装着する例を示す概略回路図である。
【符号の説明】
21 ステータ、22 コア、23 コイル、24 ロ
ータ、27 永久磁石磁極、28,39 通電円板、2
9 第1の通電部材、29a 第1の整流子片、29
b,30b,31b 連結部、29c 第1のスリップ
リング部材、29d,30d 接続片、30 第2の通
電部材、30a 第2の整流子片、30c 第2のスリ
ップリング部材、31 第3の通電部材、31a 第3
の整流子片、31c 第3のスリップリング部材、32
ノイズ低減用素子、33 整流子、34 スリップリ
ング、35 第1のブラシ、36 第2のブラシ、3
7,38 薄肉部、40 突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 帥男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 藤田 陽一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 疋田 実 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H613 AA02 BB07 BB13 BB28 GA03 GA07 GB17 KK02 KK03 KK07 KK09 5H623 AA10 BB07 GG01 HH05 HH09 JJ03 JJ11 JJ12 LL10 LL14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状
    部材を所定の枚数積層して形成される複数の第1の整流
    子片、および上記各第1の整流子片の板状部材の少なく
    とも一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形成され、上
    記各第1の整流子片の内側で且つ同心状に形成される環
    状の第1のスリップリング部材でなる第1の通電部材
    と、 上記円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状部材を上記
    所定の枚数積層して形成される複数の第2の整流子片、
    および上記各第2の整流子片の板状部材の積層方向に上
    記第1のスリップリング部材が形成されるとは異なる位
    置の少なくとも一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形
    成され、上記第1のスリップリング部材の内側に同心状
    に形成される環状の第2のスリップリング部材でなる第
    2の通電部材と、 上記円周上に所定の間隔を介しそれぞれ板状部材を上記
    所定の枚数積層して形成される複数の第3の整流子片、
    および上記各第3の整流子片の板状部材の積層方向に上
    記第1のスリップリング部材が形成されるとは異なる位
    置の少なくとも一枚と連結部を介してそれぞれ一体に形
    成され、上記第2のスリップリング部材の内側に同心状
    に形成される環状の第3のスリップリング部材でなる第
    3の通電部材とを、順次打ち抜き加工して抜きかしめに
    より固着一体化し、上記各整流子片を上記円周上のそれ
    ぞれ異なる位置に、上記各スリップリング部材を同心状
    にそれぞれ配置して構成される整流子およびスリップリ
    ングを備えたことを特徴とする直流モータの通電装置。
  2. 【請求項2】 上記各通電部材の連結部はプレス加工に
    より上記板状部材の肉厚が薄く形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の直流モータの通電装置。
  3. 【請求項3】 上記各通電部材の裏面側には接続片を介
    して抵抗およびコンデンサからなるノイズ低減用素子が
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の直流モ
    ータの通電装置。
  4. 【請求項4】 上記各通電部材は樹脂モールドにより一
    体化されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の直流モータの通電装置。
  5. 【請求項5】 上記ノイズ低減用素子の周囲の上記樹脂
    モールドに突起部を形成し、上記突起部を上記ノイズ低
    減用素子に溶着させたことを特徴とする請求項4記載の
    直流モータの通電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006013451A1 (en) * 2004-08-02 2006-02-09 Dolphin Electric Holdings Inc Rotating electrical machine
JP2008237010A (ja) * 2007-02-23 2008-10-02 Asmo Co Ltd 平面型整流子、電機子コアおよび直流モータ

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