JP2003332826A - アンテナおよびアンテナモジュール - Google Patents

アンテナおよびアンテナモジュール

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JP2003332826A
JP2003332826A JP2003053374A JP2003053374A JP2003332826A JP 2003332826 A JP2003332826 A JP 2003332826A JP 2003053374 A JP2003053374 A JP 2003053374A JP 2003053374 A JP2003053374 A JP 2003053374A JP 2003332826 A JP2003332826 A JP 2003332826A
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antenna
conductive portion
line
conductive part
conductive
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JP2003053374A
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English (en)
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Noriyasu Sugimoto
典康 杉本
Koji Kanamori
孝司 金森
Daisuke Nakada
大介 中田
Susumu Wakamatsu
進 若松
Toshikatsu Takada
俊克 高田
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ電極でのインピーダンスの不整合を
抑え、放射効率の良いアンテナを提供する。 【構成】 絶縁性基体の表面及び内部の少なくともいず
れかに、アンテナ線路パターンを構成する導電部を有す
るアンテナであって、上記導電部は、一端を自由端とす
る第一導電部と、上記第一導電部の線幅よりも幅広の第
二導電部と、上記第一導電部と上記第二導電部とを接続
し、上記第一導電部側から上記第二導電部側に向かって
線幅が広がるテーパ形状である接続導電部とを備えた構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナおよび、ア
ンテナモジュールに関する。特に、携帯電話や無線LA
N(ローカルエリアネットワーク)等の無線通信機器に
用いられる小型のアンテナおよびアンテナモジュールに
関する。
【0002】
【従来の技術】今日の無線通信機器、特に、携帯電話の
高性能化が進む中で、それに内蔵されるアンテナについ
ても、広帯域化や軽量化などの更なる性能向上が要求さ
れている。
【0003】従来のアンテナとしては、放射電極の電力
損失による発熱を抑え、波長変動の小さいアンテナを得
るために、図5に示すような構造のアンテナが開示され
ている。図5において、アンテナ100は、絶縁体10
1の外表面上に形成された螺旋状の放射電極102と、
放射電極102と電気的に接続され、放射電極102の
線路幅より大なる幅の電極103と、電極103と電気
的に接続され、放射電極102と電極103に高周波信
号を給電するための給電用端子104とを有している。
このような構成とすることで、放射電極102の電力損
失による発熱を電極103にて放熱させ、放射電極10
2や絶縁体101の温度上昇を抑制し、アンテナ波長の
変動を低減することが可能としている。(特許文献1参
照)
【0004】
【特許文献1】特開2000−13126号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナ100では、放射電極102と電極103との
接続部分において、放射電極102と電極103の線幅
が不連続となっており、インピーダンスの不整合が発生
する可能性があるという問題があった。即ち、インピー
ダンスの不整合が発生すると、給電用端子104から給
電された高周波信号を効率良く放射電極102に伝える
ことができないという問題があった。
【0006】アンテナ線路パターンの線幅を狭くするこ
とに伴うインピーダンス不整合が発生し、アンテナ側の
設計変更や特別な整合回路の追加を余儀なくされる場合
があった。その結果、アンテナモジュール自体の小型化
の妨げや、アンテナ自体の高コスト化、ひいてはアンテ
ナモジュール自体の高コスト化になる場合があった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、インピーダンスの不整合を抑え、放射効
率の良いアンテナおよびアンテナモジュールを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の課
題を解決するために、本発明のアンテナは、絶縁性基体
の表面及び内部の少なくともいずれかに、アンテナ線路
パターンを構成する導電部を有するアンテナであって、
上記導電部は、一端を自由端とする第一導電部と、上記
第一導電部の線幅よりも幅広の第二導電部と、上記第一
導電部と上記第二導電部とを接続し、上記第一導電部側
から上記第二導電部側に向かって線幅が広がるテーパ形
状である接続導電部と、を備えることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明のアンテナでは、第一導電部と、第
一導電部の線幅よりも幅広の第二導電部とが、接続導電
部を介して電気的に接続される。しかも、接続導電部
が、第一導電部側から第二導電部側に向かって線幅が広
がるテーパ形状となっている。従って、従来のアンテナ
で発生していた第一導電部と第二導電部との接続部分で
インピーダンスの不整合を抑制することができ、高周波
信号を効率良く放射できるアンテナとすることができ
る。
【0010】更に、上記アンテナであって、前記第一導
電部は、ミアンダ形状であるアンテナとすることができ
る。
【0011】本発明のアンテナでは、第一導電部がミア
ンダ形状であるため、アンテナの設計等が比較的容易で
あるため、安価なアンテナとすることができる。
【0012】更に、上記アンテナであって、前記絶縁性
基体の表面に、前記第二導電部と接続し、かつ、前記第
二導電部と同じ線幅の給電用端子を備えるアンテナとす
ることができる。
【0013】本発明のアンテナでは、絶縁性基体の表面
に、第二導電部と同じ線幅の給電用端子が、第二導電部
と電気的に接続されるように形成されている。そのた
め、給電用端子と第二導電部との接続部分でインピーダ
ンスの不整合を抑制することができ、給電用端子から給
電された高周波信号を効率良く放射できるアンテナとす
ることができる。
【0014】なお、本発明のアンテナでは、第一導電部
と第二導電部とを、第一導電部側から第二導電部側に向
かって所定のテーパ角度をもって広がるテーパ形状の接
続導電部を介して電気的に接続している。つまり、本発
明でのテーパ角度とは、第一導電部のエッジ線と接続導
電部を構成するエッジ線によって形成される角と補角の
関係にある角度を表す。この接続導電部の所定のテーパ
角度を5°〜70°(好ましくは8°〜68°、更に好
ましくは10°〜60°)とすることにより、インピー
ダンスの不整合を抑え、高周波信号を効率良く放射でき
るアンテナとすることができる。
【0015】また、本発明のアンテナでは、接続導電部
を構成するエッジ線によって形成される角度を5〜14
0°(好ましくは8°〜134°、さらに好ましくは1
0°から120°)としてもインピーダンスの不整合を
抑え、高周波信号を効率良く放射できるアンテナとする
ことができる。
【0016】本発明のアンテナモジュールでは、伝送線
路と接地用導体部とからなり前記伝送線路の一端部分が
前記接地用導体部の端縁よりも一定長延出して誘電体基
板上に配置されるアンテナ実装用基板とで構成され、前
記アンテナの給電用端子と前記伝送線路の一端とが接続
して前記アンテナがアンテナ実装用基板に搭載されるこ
とを特徴とする。
【0017】本発明のアンテナモジュールによると、伝
送線路を、接地用導体層の縁よりも一定長延出させるこ
とにより、その延出部をインピーダンス調整部として機
能させることができる。これにより、アンテナ線路の特
性インピーダンスの整合状態を改善でき、電波放射特性
を向上させることができる。また、アンテナ側の設計変
更や特別な整合回路の追加を行なう必要がなく、伝送線
路を適当な長さで延出するのみで安価にインピーダンス
整合を図ることができ、スペースの消費も小さいので装
置小型化の観点において有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例にか
かるアンテナの斜視図を示す。
【0019】図1において、アンテナ10は、アルミナ
系セラミックスからなる直方体状の絶縁性基体1と、こ
の絶縁性基体1の一方主面1u上に焼き付け形成された
Agからなり、アンテナ線路パターンを構成する導電部
20とを備える。導電部20は、線幅wが一定で、一端
が自由端12となるミアンダ形状のエッジ線2Aを備え
る第一導電部2と、線幅wよりも大きく、線幅w2が一
定で、一端が給電端14となり第一導電部2よりも幅広
のエッジ線4Aを備える第二導電部4と、第一導電部2
と第二導電部4とを接続し、第一導電部2側から第二導
電部4側に向かって線幅が広がるテーパ形状であり、第
一エッジ線3Aと第二エッジ線3Bとを備える接続導電
部(「テーパ部」ともいう。)3とからなっている。つ
まり、第一導電部2と第二導電部4とは、所定のテーパ
角度αをもった接続導電部(テーパ部)3を介して電気
的に接続されている。また、絶縁性基体1の側面には、
第二導電部4の(接続導電部3とは反対側の)一端(給
電端)14に電気的に接続され、かつ、第二導電部4と
同一の線幅の給電用端子5が形成されている。
【0020】上記のように構成されるアンテナ10にお
いては、ミアンダ形状である第一導電部2と、それより
も線幅が広い第二導電部4とを、テーパ形状である接続
導電部3を介して接続している。そのため、第一導電部
2と第二導電部4との接続部分で発生するインピーダン
スの不整合が抑えられ、給電用端子5からの高周波信号
を効率良く伝送することができる。また、簡単な構成に
より導電部のインピーダンスの整合が可能となるので、
アンテナ線路パターンの設計が容易となる。
【0021】更に、第二導電部4と同一の線幅(W2)
の給電用端子5が第二導電部4と接続されている。その
ため、第二導電部4と給電用端子5との接続部分で発生
するインピーダンスの不整合が抑えられ、給電用端子5
からの高周波信号を更に効率良く伝送することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。絶縁性基体1の原料となるアルミナ、酸化チタン、
酸化スズの粉末を所定量秤量・混合した後、混合粉末を
加圧成形し、成形体を焼成した。その後、切削加工によ
り、幅2.5mm×長さ11mm×高さ0.8mmの直
方体状の絶縁性基体1を形成した。この絶縁性基体1の
主面1dにAgを主成分とする導電性ペーストをスクリ
ーン印刷法により印刷し、焼き付けを行うことで、アン
テナ線路パターンである導電部20及び給電用端子5を
形成した。なお、焼き付け後の導電部20として、線幅
0.3mm、線間隔0.3mm、折り返し幅1.5mm
のミアンダ形状の第一導電部2と、線幅1.5mmの第
二導電部4と、テーパ角度が5°、16°、31°、5
0°、70°である接続導電部3とからなる5種類のア
ンテナ線路パターンを有したアンテナを作製した。この
ようにして5.2GHz帯用アンテナ5種類を作製し
た。また、比較例として、実施例と同一の線幅、線間
隔、折り返し幅のミアンダ形状の第一導電部2と、実施
例と同一の線幅の第二導電部4とから構成される(接続
導電部3を有しない構成)アンテナ線路パターンを有す
るアンテナを作製した。
【0023】作製したアンテナを評価用基板に半田付け
し、その後、ネットワークアナライザにより、5.2G
Hzにおける反射係数を測定した。その結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】表1によれば、テーパを形成していない比
較例に比べ、テーパ形状の接続導電部を形成することに
より、反射係数が小さくなり、高周波信号を効率良く伝
送することが可能であることが分かる。
【0026】以上に、本発明を実施形態等に即して説明
したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用
できることはいうまでもない。例えば、アンテナ10の
アンテナ線路パターンである導電部20をミアンダ形状
としたが、スパイラル形状など他の形状としても良い。
また、導電部20を絶縁性基体1の外表面上に形成した
が、内部に形成しても良い。更に、導電部20を焼き付
け形成したが、絶縁性基体1と同時焼成によって形成し
ても良い。また、導電部20は、蒸着、貼り合わせ、或
いは、メッキすることにより形成することができる。更
に、アンテナ10の絶縁性基体1の裏面1dには、外部
回路が形成された実装基板(アンテナ実装基板)等に半
田等で固定するための固定用端子が形成されていても良
い。また、接続導電部3の構造として、図2のようにし
ても良い。
【0027】図1または図2に示した誘電体アンテナ備
えるアンテナモジュール40を図3と図4を用いて説明
する。アンテナ実装用基板41は、誘電体基板42の第
一主表面MPに形成される伝送線路17と、同じく第二
主表面MP’に形成される接地用裏面導体層11とを有
するマイクロストリップライン型の給電部を備える。ア
ンテナ10は、の第一導電部2と第二導電部4と接続導
体部3とからなるアンテナ線路パターンである導電部2
0を備え、第二導電部4に接続される給電用端子5の一
端が給電部の伝送線路17の末端に結合され、第一導電
部2の一端が開放とされたモノポール型アンテナであ
る。
【0028】給電部は、接地用裏面導体層11が誘電体
基板42の第二主表面MP’の一部領域のみを覆い、該
接地用裏面導体層11の非形成領域16’に対応する第
一主表面MP側の領域16がアンテナ線路の実装スペー
スとして確保されている。そして、伝送線路17は、接
地用裏面導体層11の形成領域と非形成領域16’との
境界BLから、該非形成領域16’側に末端部が一定長
(β)延出する形で配置され、延出部17eを形成して
いる。
【0029】そして、アンテナ10を部品実装用基板4
1の第一主表面MPに実装することにより、上記の延出
部17eの末端に給電用端子5が結合される形となって
いる。具体的には、アンテナ1の裏面に形成された表面
実装用パッド18が、延出部17eの末端に半田接合部
9を介して接合される。また、補助用のパッド6は、基
板側の支持用パッド19に半田接合部9を介して接合さ
れる。
【0030】部品実装用基板41上にアンテナ10とそ
の他の実装部品43を実装した回路モジュール40とし
て構成することができる。この実施形態では、接地用裏
面導体層11の非形成領域16’(誘電体アンテナ10
の実装スペースに対応する)を、基板の1つのコーナー
に寄せて切欠き状に形成し、基板上のスペースを無駄に
消費しないよう配慮がなされている。なお、該回路モジ
ュール40には、図5の回路構成要素の全てが実装され
ていてもよいし、該回路モジュール40の外に、アンテ
ナ10以外の回路構成要素の一部をなす部品を分離して
設けてもよい。また、図5に表れない周辺実装部品が搭
載されていてもよい。
【0031】伝送線路17に延出部10eを設けない場
合、アンテナ線路パターン20と給電部(伝送線路17
+接地用裏面導体層11)との境界に急峻なZ0の不連
続部が形成され、信号反射が大きくなるので、アンテナ
線路パターン20の電波放射特性が悪化する。しかし、
伝送線路17に延出部17eを設けると、Z0の上記の
ような急峻な不連続が解消され、インピーダンス整合を
図ることができる。
【0032】これは、以下のように考えることができ
る。分布定数回路において、接地導体(マイクロストリ
ップラインでは接地用裏面導体層)を伴う伝送線路の場
合、その特性インピーダンスZ0は次式で表されること
がよく知られている。 Z0={(R+jωL)/(G+jωC)}1/2‥‥ R:接地導体と伝送線路とを合わせた単位長あたりの抵
抗 L:接地導体と伝送線路とを合わせた単位長あたりのイ
ンダクタンス G:接地導体と伝送線路との単位長あたりの線間コンダ
クタンス C:接地導体と伝送線路との単位長あたりの線間キャパ
シタンス ω:伝送される信号の角周波数 j:虚数単位
【0033】ここで、GHz帯のようにωが十分大きい
周波数帯域においては、RとGは略無視できるから、
式は以下のように、CとLのみを含んだ形に簡略化でき
る。 Z0=(L/C)1/2‥‥ このように、特性インピーダンスZ0は、ラインの単位
長あたりのLとCにより規定されるので、マイクロスト
リップラインの伝送線路17を接地用裏面導体層11と
ともに延長した場合、Z0は変化せず、インピーダンス
不整合は解消されない(アンテナ線路パターン20と給
電部との境界における信号の位相が回転するだけであ
る)。
【0034】しかし、伝送線路17のみを延出すると、
その延出部17eは、境界BLで途切れた接地用裏面導
体層11との間に線間キャパシタンスCを形成するが、
境界BLから遠い部分ほど接地用裏面導体層11との距
離が増大するため、該キャパシタンスCは小さくなる。
つまり、延出部10eのキャパシタンスCは、長さ方向
において境界BLから遠ざかるほど漸減する分布を有し
たものとなる。その結果、延出部17eのZ0は、前記
式の分母にCが含まれていることから明らかなよう
に、長さ方向において境界BLから遠ざかるほど漸増す
る分布を有したものとなる。そこで、延出部17eの末
端位置におけるZ0の値が、アンテナ線路パターン3の
Z0の値と略等しくなるように、延出部17eの形成長
βを最適長に調整すれば、アンテナ線路パターン20と
給電部とのZ0の食い違いを滑らかに接続でき、インピ
ーダンス整合を図ることができると考えられる。なお、
延出部17eの形成長βは、図3に示すように、境界B
Lからアンテナ線路パターン20の開始位置までの距離
として定義する。
【0035】延出部17eの形成長βは最適長から多少
ずれても、延出部17eを設けない場合と比較すれば、
伝送線路17とアンテナ線路パターン20との境界にお
けるZ0の不連続値を縮小でき、インピーダンス整合を
改善する効果が得られる。
【0036】延出部17eの最適長は、伝送線路17の
線路幅、アンテナ線路パターン20の線路幅等に応じて
変化する。これを見出すためには、理論計算によるシミ
ュレーションを行なう方法もあるが、各路幅が決まって
いる場合は、延出部17eの形成長βを種々に変化させ
た基板を作り、これにアンテナを接続して周知のネット
ワークアナライザにより、目的とする周波数での反射係
数S11を測定するとともに、該S11が最小となる形
成長βを最適長として決定することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、第一導電部と、第一導
電部の線幅よりも幅広の第二導電部と、第一導電部と第
二導電部とを接続し、第一導電部側から第二導電部側に
向かって線幅が広がるテーパ形状である接続導電部とか
らなる導電部を有するアンテナとすることにより、イン
ピーダンスの不整合を抑え、高周波信号を効率良く放射
できるアンテナとすることができる。また、第一導電部
をミアンダ形状とすることにより、アンテナの設計等が
比較的容易となり、安価なアンテナとすることができ
る。更に、第二導電部と同じ線幅の給電用端子を形成す
ることにより、給電用端子と第二導電部との接続部分で
インピーダンスの不整合を抑制することができ、給電用
端子から給電された高周波信号を効率良く放射できるア
ンテナとすることができる。
【0038】また、本発明の誘電体アンテナを用いたア
ンテナモジュールを形成することにより、インピーダン
ス調整部としての伝送線路の延出部を備えることで、イ
ンピーダンス調整のために新たに部品を追加する必要が
なく、モジュール自体の小型化の観点において有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの斜視図である。
【図2】本発明のアンテナの変形例をしめす斜視図であ
る。
【図3】本発明のアンテナを用いたアンテナモジュール
の要部断面図である。
【図4】本発明のアンテナを用いたアンテナモジュール
の斜視図である。
【図5】従来のアンテナの斜視図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基体 1u 主面 1d 裏面 2 第一導電部 3 接続導電部(テーパ部) 4 第二導電部 5 給電用端子 10 アンテナ 12 自由端 14 給電端 20 導電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若松 進 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 高田 俊克 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA01 AB02 CA03 CA04 CA06 HA10 JA07 JA08 5J046 AA03 AA19 AB06 PA04 PA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基体の表面及び内部の少なくとも
    いずれかに、アンテナ線路パターンを構成する導電部を
    有するアンテナであって、 上記導電部は、 一端を自由端とする第一導電部と、 上記第一導電部の線幅よりも幅広の第二導電部と、 上記第一導電部と上記第二導電部とを接続し、上記第一
    導電部側から上記第二導電部側に向かって線幅が広がる
    テーパ形状である接続導電部と、を備えることを特徴と
    するアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記第一導電部は、ミアンダ形状である
    ことを特徴とする前記請求項1に記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性基体の表面に、前記第二導電
    部と接続し、かつ、前記第二導電部と同じ線幅の給電用
    端子を備えることを特徴とする前記請求項1又は2に記
    載のアンテナ。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項に記載のア
    ンテナを備えてなるアンテナモジュールであって、伝送
    線路と接地用導体部とからなり前記伝送線路の一端部分
    が前記接地用導体部の端縁よりも一定長延出して誘電体
    基板上に配置されるアンテナ実装用基板とで構成され、
    前記アンテナの給電用端子と前記伝送線路の一端とが接
    続して前記アンテナがアンテナ実装用基板に搭載される
    ことを特徴とするアンテナモジュール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332843A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Toppan Forms Co Ltd アンテナ部材
KR101093802B1 (ko) * 2008-12-19 2011-12-19 주식회사 케이티 양방향 빔 다이버시티를 위한 안테나

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