JP2003332622A - 発光ダイオードおよびその製造方法 - Google Patents

発光ダイオードおよびその製造方法

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JP2003332622A
JP2003332622A JP2002137307A JP2002137307A JP2003332622A JP 2003332622 A JP2003332622 A JP 2003332622A JP 2002137307 A JP2002137307 A JP 2002137307A JP 2002137307 A JP2002137307 A JP 2002137307A JP 2003332622 A JP2003332622 A JP 2003332622A
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賢次 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)
を合成することにより演色性の高い白色光を発光可能な
発光ダイオード及び該白色発光タ゛イオート゛を比較的容易に製
造する方法を提供する。 【解決手段】 電流バイアスにより第1波長の光(青色
光)を発光する第1の化合物半導体層(ZnSe系青色
LEDまたはGaN系青色LED)と、赤色発光中心を
生じさせる不純物を添加されたZnTe系化合物半導体
層からなる第2の化合物半導体層と、を備えた発光タ゛イオー
ト゛により、前記第2の化合物半導体層は、前記第1の化
合物半導体層から出射された第1波長帯の光の一部を光
エネルギーとして吸収することにより、前記第1波長帯
よりも長い第2波長の光(緑色光)および第3波長の光
(赤色光)を発光するようにした。また、前記第1の化
合物半導体層と前記第2の化合物半導体層(ZnTe
層)とを熱圧着により貼り合わせる方法や、第1の化合
物半導体層上に第2の化合物半導体層をエヒ゜タキシャル成長さ
せる方法により、製造工程を大幅に増やすことなく比較
的容易に白色発光タ゛イオート゛を製造できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオードお
よびその製造方法に関し、特に、単一装置で演色性の高
い白色光を発光できる発光ダイオードおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、赤色、緑色、青色の発光ダイ
オード(LED)が、開発され商品化されている。そし
て最近は、家庭用照明光として液晶表示装置(LCD)
のバックライトなど、照明分野に広く市場性のある白色
LEDに関心が集まっている。この白色LEDとして
は、GaN系青色LEDとYAG系蛍光体を組み合わせ
たYAG−GaN白色LEDや、ZnSeのホモエピタ
キシー(homoepitaxy )を基本とするZnSe系白色L
ED、などが提案されている。
【0003】図3は、YAG−GaN白色LEDの断面
構造を示す説明図である。このYAG−GaN白色LE
Dは、GaN系青色LED301と、YAG(Yittrium
Aluminum Garnet )蛍光体303を分散させたYAG
層302とで構成される。YAG−GaN白色LEDに
電流を流すと、GaN系青色LED301は青色光Bを
発光し、その一部はそのままYAG層302を透過して
外部に出射される。一方、YAG蛍光体303は青色光
Bの一部を光エネルギーとして吸収することにより内部
の電子を基底バンドから上のバンドへ励起され、その電
子が発光中心と呼ばれる準位を介して基底バンドに落ち
るときに青色光Bより波長の長い黄色の蛍光Yを発光す
る。そして、これらの青色光Bと黄色光Yが互いに合成
され、白色光となる。
【0004】一方、図4は、ZnSeホモエピタキシー
を基本とするZnSe系白色LEDの断面構造を示す説
明図である。このZnSe系白色LEDは、ZnSe系
青色LED401と、例えばヨウ素(I)を添加した単
結晶n型のZnSe基板402と、で構成される。Zn
Se系白色LEDに電流を流すと、ZnSe系青色LE
D層401は青色光Bを発光し、その一部はそのままZ
nSe基板402を透過して外部に出射される。一方、
ZnSe基板402は、青色光Bの一部を光エネルギー
として吸収することにより添加されたIが発光中心とな
り、黄色の自己励起(SA:self-absorption )光Yを
発光する。そして、これらの青色光Bと黄色光Yが互い
に合成され、白色光となる。
【0005】上述したとおり、2つの白色LEDはとも
に青色光と黄色光という、いわゆる補色関係にある色光
を合成して白色光を生成するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たGaN系白色LEDやZnSe系白色LEDは、補色
関係にある色光を利用して白色光を生成するため、演色
性が低くなるという不具合があった。ここで、演色性と
は、対象物の色の見え方に及ぼす光源の性質のことであ
り、一般的には、「演色性」のよいランプは色の再現性
がよく、「演色性」の劣るランプは色の再現性が悪いと
いえる。また、各種光源の色に関する性質は、その光源
の中に青紫から赤までの光のエネルギーがどれだけ含ま
れているかという分光分布によって決まる。つまり、分
光分布に各波長の光が一様に含まれれば、色の見え方が
自然光に近いもの、すなわち演色性の高い白色光とな
る。
【0007】そこで、演色性の高い白色LEDを得る場
合は、補色関係の色光を合成するよりも、赤色(R)、
緑色(G)、青色(B)に対応する波長の光を合成して
生成することが望ましい。その方法として、例えば、紫
外発光ダイオードとRGB蛍光剤を用いる方法が提案さ
れているが、効率の良い紫外発光ダイオードは報告され
ておらず、実用化には至っていない。また、赤色、緑
色、青色の3つのLEDを組み合わせた白色LEDも考
えられるが、3つのLEDを用いるために製造費用が嵩
んだり、照明や背景光などに適した白色を作るために各
チップに複雑な電力供給及び複雑な駆動回路が必要とな
るので実用化は困難であった。また、組立完了した製品
の大きさが大きくなるという不具合もあった。
【0008】本発明は、赤色光(R)、緑色光(G)、
青色光(B)を合成することにより演色性の高い白色光
を発光可能な発光ダイオード及び該白色発光ダイオード
を比較的容易に製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、電流バイアスにより第1波長帯の光を発
光する第1の化合物半導体層と、赤色発光中心を生じさ
せる不純物を添加されたZnTe系化合物半導体層から
なる第2の化合物半導体層とからなり、前記第2の化合
物半導体層は、前記第1の化合物半導体層から出射され
た第1波長帯の光の一部を光エネルギーとして吸収する
ことにより、前記第1波長帯よりも長い第2波長帯およ
び第3波長帯の光を発光するようにした発光ダイオード
である。ここで、第1波長の光は中心波長が435.8
nmの青色光であり、第2波長の光は中心波長546.
1nmの緑色光であり、第3波長の光は中心波長が70
0nmの赤色光である。
【0010】本発明の発光ダイオードからは、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)に対応する波長の光が
発光されるので、合成された白色光には各波長の光が一
様に含まれる。したがって、演色性の高い白色光を発光
することができる。
【0011】一般に、ZnTe系化合物半導体は、直接
遷移型半導体で室温でのバンドギャップが2.26eV
(波長にして約550nm)であることから、もともと
青色光を吸収してキャリアが励起されることにより、青
色光より波長の長い緑色光を発光する特性を有すること
が知られている。そこで、赤色発光中心を生じさせる不
純物を添加することにより、容易に緑色光と赤色光を発
光させることができる。また、ZnTe化合物半導体の
場合は、例えば、In(インジウム)、Ga(ガリウ
ム)またはO(酸素)の何れかを不純物として添加する
ことにより赤色発光中心とすることができる。
【0012】また、前記第1の化合物半導体層は、pn
接合を有するGaN系化合物半導体層、または、pn接
合を有するZnSe系化合物半導体層とすることができ
る。すなわち、青色を発光する第1の化合物半導体層と
して、従来開発されているGaN系LEDまたはZnS
e系LEDの構造を利用することができる。なお、Ga
N系LEDまたはZnSe系LEDの構造とは、クラッ
ド層と活性層(発光層)とからなる単純構造だけでな
く、光ガイド層やバッファ層等を含んだ多重積層構造も
含まれる。
【0013】また、本発明の白色発光ダイオードは、基
板上に、青色光を発光する青色発光層をエピタキシャル
成長により形成する工程と、前記青色発光層上に、赤色
発光中心を生じさせる不純物を添加しながらZnTe層
をエピタキシャル成長により形成する工程と、を有する
発光ダイオードの製造方法により製造することができ
る。または、基板上に、青色光を発光する青色発光層を
エピタキシャル成長により形成する工程と、前記青色発
光層上に、赤色発光中心を生じさせる不純物を添加され
たZnTe結晶を熱圧着する工程と、を有する発光ダイ
オードの製造方法により製造することができる。
【0014】なお、前記エピタキシャル成長には、分子
線エピタキシャル成長(MBE)法や有機金属気相成長
(MOCVD)法を利用することができる。また、前記
不純物は、In、GaまたはOの何れか一つとする。さ
らに、前記青色発光層は、pn接合を有するGaN系化
合物半導体層、または、pn接合を有するZnSe系化
合物半導体層とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明に係る白色発光ダイオードの断面構造を示す説明図
である。本実施形態の発光ダイオードは、従来の青色L
EDの構造を利用した青色LED層102と、In等の
不純物を添加され赤色発光中心を有するp型ZnTe層
103と、n側のIn電極101と、p側のAu電極1
04と、で構成される。
【0016】青色LED層102は、従来のZnSe系
青色LEDやGaN系青色LEDの構造を利用できる。
一例として、青色LED層102として利用できるZn
Se系青色LED構造を図2に示す。図2のZnTe系
青色LED構造は、n型GaAs基板201上に、0.
25μm厚さのn型GaAsバッファ層202,30n
m厚さのZnSe層203,140nm厚さのZnSS
e層204,1.0μm厚さのZnMgSSeクラッド
層205,0.5μm厚さのZnSSe光ガイド層20
6,10nm厚さのZnCdSe活性層(発光層)20
7,0.5μm厚さのZnSSe光ガイド層208,
0.7μm厚さのZnMgSSeクラッド層209,Z
nSSe層210,0.1μm厚さのZnSe層21
1,ZnSe/ZnTe超格子層212,ZnTeコン
タクト層213が順次エピタキシャル成長により形成さ
れてなる。なお、n型ドーパントとしてはCl(塩素)
を用い、p型ドーパントとしてはN(窒素)を用いた。
【0017】この発光ダイオードのIn電極101とA
u電極104間に電流を流すと、青色LED層102は
電流によってキャリアが注入され、キャリアのバンド間
遷移によって、バンドギャップエネルギーに対応した青
色光を発光する。一方、p型ZnTe層103は、青色
LED層102からの青色光を吸収して、吸収した青色
光によりキャリアが励起されて緑色光を発光するととも
に、赤色発光中心から赤色光が発光される。すなわち、
本実施形態の白色LEDからは赤色光、緑色光、青色光
が発光され、これらの色光が合成されて白色光を生成す
るので、演色性の高い白色光となる。
【0018】次に、本実施形態の発光ダイオードの製造
方法について説明する。まず、分子線エピタキシャル成
長法(MBE)または有機金属化学気相成長法(MOC
VD)により、図2のZnSe系化合物半導体の積層構
造を形成した。なお、各層の成長温度や層厚等の成長条
件は、従来のZnSe系青色LEDの製造方法を適用し
た。
【0019】次に、青色LED層102(図2ではZn
Teコンタクト層213)上に、0.3mmのZnTe
結晶を熱圧着法により貼り合わせて接合してp型ZnT
e層103を形成した。具体的には、青色LED102
とZnTe結晶103を貼り合わせ、これをグラファイ
ト部品で挟持して固定し、さらに、これらを一体成型さ
れた石英容器内に配置した。このとき、青色LED10
2とZnTe結晶103には500gf/cm〜20
00gf/cmの圧力がかかるようにした。そして、前
記石英容器を高温炉内に配置し、不活性ガス雰囲気中
で、350℃,2時間の熱処理を行った。なお、前記Z
nTe結晶103は、VGF法により予め赤色発光中心
を生じさせる不純物としてInを1017cm−3添加
して作製しておいた。
【0020】その後、1〜10℃/分の降温速度で冷却
し、n型GaAs基板201を除去し光が取り出せる構
造とした。表面に現れたn型ZnSeにIn電極101
を、p型ZnTe層103表面にAu電極104を蒸着
により形成して、本実施形態の白色LEDを作製した。
なお、n型GaAs基板201を除去してからIn電極
を形成するようにしてもよい。また、p側電極には、A
uの他にPd(パラジウム)やPt(白金)を利用する
こともできる。
【0021】p型ZnTe層103は、直接遷移型半導
体で室温でのバンドギャップが2.26eV(波長にし
て約550nm)であることから、もともと青色光を吸
収してキャリアが励起されることにより、青色光より波
長の長い緑色光を発光する特性を有する。そこに、本実
施形態のようにIn(または、GaやO)を不純物とし
て添加することにより赤色発光中心を生じさせることが
できる。したがって、p型ZnTe層103は、青色L
ED102から出射された青色光を吸収して緑色光と赤
色光を発光するので、これらの色光と青色光が合成され
て演色性の高い白色光が発光可能となる。
【0022】本実施形態の発光ダイオードの発光特性を
測定したところ、20mA通電状態で10cdの発光強
度を得ることができた。また、得られた白色光の発光ス
ペクトルからは、約700nm(赤色光)と、約54
6.1nm(緑色光)と、約435.8nm(青色光)
の位置にピークが観察されたことから、各波長の光が一
様に合成されており演色性が高いことが確認できた。
【0023】本実施形態の発光ダイオードでは、添加す
るIn濃度を1017cm−3としたので上記結果が得
られたが、p型ZnTe層103に添加する不純物濃度
によって赤色発光中心の濃度は調整可能であり、したが
って、白色光の色合いも調整可能となる。
【0024】以上、本発明者等によってなされた発明を
実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実
施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施
形態では、青色LED層102としてZnSe系化合物
半導体の多重構造を例に示したが、pn接合を含む構造
であればこれに限定されない。すなわち、図2におい
て、n型GaAs基板201に、n側ZnMgSSeク
ラッド層205、ZnCdSe活性層207、p側Zn
MgSSeクラッド層209のみを形成した単純構造と
することもできる。
【0025】また、上記実施形態では熱圧着により青色
LED層102とp型ZnTe結晶103を貼り合わせ
て白色LEDを作製したが、不純物(例えばIn)を添
加しながらエピタキシャル成長法により青色LED層1
02上にp型ZnTe層103を形成するようにしても
よい。また、青色LED層102としては、ZnSe系
LEDの他に、GaN系LEDを利用することもでき
る。
【0026】また、本発明は、緑色発光可能なZnTe
層に赤色発光中心を持たせるようにしたものであるが、
緑色光を発光するZnTe層と赤色光を発光するZnT
e層を別々に形成することもできる。この場合、青色L
ED層102内に一方の(赤色光または緑色光を発光す
る)ZnTe層を形成することも可能である。例えば、
n側ZnMgSSe層205に挟持される構造で一方の
ZnTe層を形成することができる。なお、この場合
は、エピタキシャル成長法により前記ZnTe層は形成
される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、電流バイアスにより第
1波長の光(青色光)を発光する第1の化合物半導体層
(ZnSe系青色LEDまたはGaN系青色LED)
と、赤色発光中心を生じさせる不純物を添加されたZn
Te系化合物半導体層からなる第2の化合物半導体層
と、を備えた発光ダイオードとしたので、前記第2の化
合物半導体層は、前記第1の化合物半導体層から出射さ
れた第1波長帯の光の一部を光エネルギーとして吸収す
ることにより、前記第1波長帯よりも長い第2波長の光
(緑色光)および第3波長の光(赤色光)を発光でき
る。したがって、本発明の発光ダイオードは、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)に対応する波長の光が
一様に含まれた演色性の高い白色光を発光可能となる。
【0028】また、前記第1の化合物半導体層と前記第
2の化合物半導体層とを熱圧着により貼り合わせる方法
や、第1の化合物半導体層上に第2の化合物半導体層を
エピタキシャル成長させる方法により製造できるので、
製造工程を大幅に増やすことなく比較的容易に白色発光
ダイオードを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る白色発光ダイオードの断面構造を
示す説明図である。
【図2】図1の青色LED層102の一例であるZnS
e系青色LEDの断面構造を示す説明図である。
【図3】YAG−GaN白色LEDの断面構造を示す説
明図である。
【図4】ZnSeホモエピタキシーを基本とするZnS
e系白色LEDの断面構造を示す説明図である。
【符号の説明】
101 In電極 102 青色LED層 103 p型ZnTe層 104 Au電極 201 n型GaAs基板 202 n型GaAsバッファ層 203 ZnSe層 204 ZnSSe層 205 ZnMgSSeクラッド層 206 ZnSSe光ガイド層 207 ZnCdSe活性層(発光層) 208 ZnSSe光ガイド層 209 ZnMgSSeクラッド層 210 ZnSSe層 211 ZnSe層 212 ZnSe/ZnTe超格子層 213 ZnTeコンタクト層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流バイアスにより第1波長の光を発光
    する第1の化合物半導体層と、赤色発光中心を生じさせ
    る不純物を添加されたZnTe系化合物半導体層からな
    る第2の化合物半導体層とからなり、 前記第2の化合物半導体層は、前記第1の化合物半導体
    層から出射された第1波長の光の一部を光エネルギーと
    して吸収することにより、前記第1波長よりも波長の長
    い第2波長の光および第3波長の光を発光することを特
    徴とする発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記赤色発光中心を生じさせる不純物
    は、In、GaまたはOの何れか一つであることを特徴
    とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記第1の化合物半導体層は、pn接合
    を有するGaN系化合物半導体層であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2の何れかに記載の発光ダイオ
    ード。
  4. 【請求項4】 前記第1の化合物半導体層は、pn接合
    を有するZnSe系化合物半導体層であることを特徴と
    する請求項1または請求項2の何れかに記載の発光ダイ
    オード。
  5. 【請求項5】 基板上に、青色光を発光する青色発光層
    をエピタキシャル成長により形成する工程と、 前記青色発光層上に、赤色発光中心を生じさせる不純物
    を添加しながらZnTe層をエピタキシャル成長により
    形成する工程と、を有することを特徴とする発光ダイオ
    ードの製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に、青色光を発光する青色発光層
    をエピタキシャル成長により形成する工程と、 前記青色発光層上に、赤色発光中心を生じさせる不純物
    を添加されたZnTe結晶を熱圧着する工程と、を有す
    ることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記不純物は、In、GaまたはOの何
    れか一つであることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の発光ダイオードの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記青色発光層は、pn接合を有するG
    aN系化合物半導体層であることを特徴とする請求項5
    から請求項7の何れかに記載の発光ダイオードの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記青色発光層は、pn接合を有するZ
    nSe系化合物半導体層であることを特徴とする請求項
    5から請求項7の何れかに記載の発光ダイオードの製造
    方法。
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