JP2003332463A - 半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置及びその製造方法

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JP2003332463A
JP2003332463A JP2002132958A JP2002132958A JP2003332463A JP 2003332463 A JP2003332463 A JP 2003332463A JP 2002132958 A JP2002132958 A JP 2002132958A JP 2002132958 A JP2002132958 A JP 2002132958A JP 2003332463 A JP2003332463 A JP 2003332463A
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memory
semiconductor
memory device
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Keiichi Ono
圭一 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いコストで集積度を高くすることが可能と
なる半導体メモリ装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 MISトランジスタTm及び容量素子C
を有して成るメモリセルが多数形成されて成るメモリ部
1と、MISトランジスタTlが形成されて成るロジッ
ク回路部2とを有し、容量素子Cの下部電極21がワー
ド線WL上に延在して形成され、容量素子Cの絶縁膜が
ロジック回路部2のMISトランジスタTlのゲート絶
縁膜と同一の膜22を含んで成る半導体メモリ装置を構
成する。また、この半導体メモリ装置を製造する際に、
メモリ部1のMISトランジスタTmの各部を形成した
後に、表面を覆って層間絶縁膜20を形成し、ロジック
回路部2の層間絶縁膜20を除去して半導体基体11を
露出させ、表面に絶縁膜22を形成して、この絶縁膜2
2から容量素子Cの絶縁膜とロジック回路部2のMIS
トランジスタTlのゲート絶縁膜とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルが形成
されたメモリ部とロジック回路部とを有して成る半導体
メモリ装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】混載メモリロジックLSI、即ちメモリ
部とロジック回路部とを混載したLSI(大規模集積回
路)において、メモリセルの内部がDRAMと同様の構
造を有し、SRAMと同等の外部インターフェースを有
する構成、即ちいわゆる1T−SRAM(Mosys社
がライセンスを保有する商標)が、高いコストパフォー
マンスを有することにより、0.18μm(180n
m)世代から採用され始めている。
【0003】上述の構成(1T−SRAM)の特徴は、
標準混載メモリである6T−SRAM(メモリセルに6
個のトランジスタを有する一般的なSRAM)と比較し
て、セルサイズが小さく、かつ6T−SRAMと同様に
ロジックプロセス(ロジック回路部側の工程をベースと
した工程)で製造することができることから、低コスト
を実現できる点が魅力である。
【0004】0.18μm世代で採用された従来の半導
体メモリ装置(上述の1T−SRAMの構成)の概略構
成図を図8に示す。図8に示すように、最も初期型のD
RAMセルと同様に、ゲートMOS構造の容量素子(キ
ャパシタ)Cを蓄積容量として使用している。このキャ
パシタCのプレート電極(上部電極)109は、ワード
線WLを兼ねるMOSトランジスタTのゲート電極10
8と同じ膜構成となっている。また、MOSトランジス
タT及びキャパシタCにおいて、ゲート絶縁膜105を
共用している。
【0005】このゲートMOS構造を、同じ1T1C
(メモリセルに1つのトランジスタと1つのキャパシタ
を有する)のスタック型構造と比較すると、キャパシタ
Cが横に広がっているためにセルサイズが大きくなる。
その一方で、蓄積容量を犠牲にすることにより、即ちキ
ャパシタCの面積を縮小することにより、6T−SRA
M以下のセル面積を実現して製造プロセスのコストを低
減しており、これにより6T−SRAMやDRAMに対
するコストメリットを有している。
【0006】一方、蓄積容量を小さくした場合に発生す
る弊害は、読み出しマージンの低下や低電圧特性の劣化
とリテンション(電荷の保持性)の悪化である。これら
の弊害に対しては、ビット線辺りのセル数をDRAMに
比べて1/4〜1/5に低減して、読み出しの際にビッ
ト線の寄生容量Cbとキャパシタ(容量素子)の容量C
sとの比Cb/Csを確保することと、内部で自動的に
リフレッシュを頻繁に繰り返す(即ち外部からリフレッ
シュを意識せずに使える)こととによって、各々対応し
ている。
【0007】これらの対応により、当然のことながら、
周辺回路の面積が増加したり、消費電力が増加したりす
る欠点があるが、これらの欠点と前述した利点とをうま
く折り合いを付けることにより、市場を獲得することに
成功したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、SiO2 ,S
iON系絶縁膜、Al2 3 、ZrO,HfO系絶縁膜
の3種の絶縁膜材料を、それぞれゲート絶縁膜の材料と
して使用した場合における、等価酸化物膜厚EOT(Eq
uivalent Oxide Thickness;Teq又はToxeqとも
称する)とゲートのリーク電流の電流密度Igとの関係
を図9に示す。
【0009】図9に示すように、世代進行によるゲート
絶縁膜の薄膜化により、同一絶縁膜材料ではゲートリー
ク電流が増加していくことがわかる。
【0010】例えば容量素子(キャパシタ)Cの容量C
s=6fF/セルとするとき、容量素子(キャパシタ)
Cの面積を0.5μm2 とすると、ゲートリーク電流は
5fA/セル程度が限界である。
【0011】ロジック回路部は、しきい値電圧Vthの
低下やVccの低下(又は電流Idsの増加)によっ
て、多少のゲートリーク電流を許容して微細化を進める
ことが可能であるが、電荷を蓄積する容量素子(キャパ
シタ)Cの絶縁膜に大きなリークがあってはならない。
【0012】DRAMにおける一般的なリーク電流の標
準値は、1×10-7A/cm2 程度(図9の矢印A)で
あるが、図8に示した構成においても少なくとも1×1
-5A/cm2 (図9の矢印B)以下にする必要がある
と考えられる。従って、図8に示した構成をロジックプ
ロセスで製造する場合には、容量素子のリーク電流を抑
制するために、ゲート絶縁膜の薄膜化には限界があるこ
とにより、容量素子の蓄積容量を確保するために容量素
子の面積をある程度必要とすることから、メモリセルの
サイズの縮小化に限界がある。このため、図8に示した
構成等、ゲートMOS構造を有するメモリセルは、13
0nm世代を過ぎるとコスト的にほとんど有利でなくな
ってしまう。
【0013】ここで、メモリセルの構成によるレイアウ
ト限界を比較して図10に示す。図10に示す線Aは、
図8に示した構成のように、従来のゲートMOS構造の
キャパシタにおいて、メモリセルのレイアウト限界を示
す曲線である。
【0014】その他の構成として、例えばキャパシタ部
分に溝や孔を形成してトレンチ構造を形成することも考
えられる。これにより、図10中鎖線Bに示すように、
従来のゲートMOS構造の線Bと比較してセルサイズを
縮小することができるため、ある程度の延命も可能であ
る。しかし、Teq(=EOT)<0.5nmとなる
と、従来のゲートMOS構造とレイアウト限界が同程度
となってしまう。これらのことから、トレンチ構造のキ
ャパシタは、100nm世代までが適用の限界であると
推測される。
【0015】一方、ロジック回路部においても、50n
m世代くらいからゲートリーク電流の増加が無視できな
くなり問題となる可能性が高いと考えられる。また、特
にモバイル用途のように消費電力を重視するLSIで
は、70nm世代くらいからゲートリークが問題になる
と予想される。
【0016】この解決策として、従来のシリコン酸化膜
やシリコン窒化膜系の絶縁膜から、例えば図9に示した
ZrO,HfO系のような、High−kと称される比
誘電率kの大きい新材料に移行することが考えられてい
る。図9に示すように、例えば上述のZrO,HfO系
で、等価酸化物膜厚EOT=1.5nmも実現可能であ
る。
【0017】そして、上述のHigh−k材料を採用し
てEOT=1.5nm程度とすることにより、ゲートM
OS構造のキャパシタを採用した構成のメモリセルにお
いて、図10に示す線Bのレイアウトの限界から、0.
6μm2 程度のサイズのメモリセルが実現可能となるこ
とがわかる。ところが、70nm世代くらいになると、
6T−SRAMのメモリセルのサイズもちょうどその程
度になる。
【0018】このため、ゲートMOS構造のキャパシタ
を採用している図8に示した構成は、6T−SRAMと
比較して、メモリセルのサイズが同程度にしかならず、
しかも周辺回路が大きくなることから、6T−SRAM
に対してコスト的に全く勝ち目がなくなる。つまり、H
igh−k材料を導入しても、ロジックプロセスで製造
するMOS構造のキャパシタを有する構成の半導体メモ
リ装置は、コストが割高になって製品の価値がなくなっ
てしまう。従って、世代進行によってさらなるメモリセ
ルの微細化が求められることにより、DRAMと同じス
タック型キャパシタを有する構成へと移行していく。こ
れは、スタック型キャパシタが、ワード線上に電極を延
在することができる分だけ電極面積を稼げるため、ゲー
トMOS構造のキャパシタに比べてメモリセルを縮小化
できるためである。
【0019】このように、スタック型キャパシタを有す
る構成を採用することにより、半導体メモリ装置をいわ
ゆるDRAMプロセス(DRAMの工程即ちメモリ部の
工程をベースとした工程)で製造することになる。
【0020】しかしながら、DRAMプロセスで製造す
ることにより、DRAM並みの高集積度でSRAM並み
のパフォーマンスを実現することが可能になるが、その
一方でコストが高くなってしまう。従って、モバイル用
途等の低コストの半導体メモリ装置が求められている場
合には、DRAMプロセスで製造される構成を採用する
ことができない。即ち、モバイル用途等の低コストの半
導体メモリ装置が求められている場合においては、低い
コストと高い集積度とを共に実現する構成が要望され
る。
【0021】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、低いコストで集積度を高くすることが可能とな
る半導体メモリ装置及びその製造方法を提供するもので
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置は、MISトランジスタ及び容量素子を有して成るメ
モリセルが多数形成されて成るメモリ部と、MISトラ
ンジスタが形成されて成るロジック回路部とを有する半
導体メモリ装置であって、メモリ部において容量素子の
下部電極がワード線上に延在して形成され、容量素子の
絶縁膜がロジック回路部のMISトランジスタのゲート
絶縁膜と同一の膜を含んで成るものである。
【0023】上記本発明の半導体メモリ装置において、
容量素子の上部電極が、ロジック回路部のMISトラン
ジスタのゲート電極と同一の膜から成る構成を可とす
る。
【0024】上記本発明の半導体メモリ装置において、
メモリセルが、1つのMISトランジスタと1つの容量
素子とを有して構成されている構成を可とする。
【0025】上記本発明の半導体メモリ装置において、
メモリ部のMISトランジスタのゲート電極の側壁にサ
イドウォール絶縁膜が形成され、複数のゲート電極のサ
イドウォール絶縁膜の間を埋めるように容量素子の下部
電極が形成されている構成を可とする。
【0026】本発明の半導体メモリ装置の製造方法は、
MISトランジスタ及び容量素子を有して成るメモリセ
ルが多数形成されて成るメモリ部と、MISトランジス
タが形成されて成るロジック回路部とを有する半導体メ
モリ装置を製造する際に、半導体基体に形成された素子
分離層により分離された複数の半導体領域のうち、一の
半導体領域にメモリ部を構成する半導体ウエル領域を形
成し、他の半導体領域にロジック回路部を構成する半導
体ウエル領域を形成する工程と、メモリ部の半導体基体
表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁
膜上にメモリ部のMISトランジスタのゲート電極を形
成する工程と、半導体ウエル領域内に、メモリ部のMI
Sトランジスタの拡散層を形成する工程と、表面を覆っ
て全面的に層間絶縁膜を形成する工程と、ロジック回路
部の層間絶縁膜を除去してロジック回路部の半導体基体
を露出する工程と、表面を覆って全面的に絶縁膜を形成
する工程と、この絶縁膜からロジック回路部のMISト
ランジスタのゲート絶縁膜とメモリ部の容量素子の絶縁
膜とを形成する工程とを少なくとも有するものである。
【0027】上記本発明の半導体メモリ装置の製造方法
において、絶縁膜上に導電膜を形成した後、この導電膜
をパターニングしてメモリ部の容量素子の上部電極とロ
ジック回路部のMISトランジスタのゲート電極とを形
成する工程を有するを可とする。
【0028】上記本発明の半導体メモリ装置の製造方法
において、メモリ部のMISトランジスタのゲート電極
を形成する工程の後に、表面を覆って全面的に第1の絶
縁膜を形成する工程と、ロジック回路部の第1の絶縁膜
を残した状態でメモリ部の第1の絶縁膜に対して加工を
行って、ゲート電極にサイドウォール絶縁膜を形成する
工程とを行うを可とする。
【0029】上記本発明の半導体メモリ装置の製造方法
において、メモリ部の層間絶縁膜に半導体基体に達する
開口を形成し、その後この開口内を導電膜で埋めてメモ
リ部の容量素子の下部電極を形成する工程を有し、この
下部電極が複数のMISトランジスタのゲート電極のサ
イドウォール絶縁膜の間を埋めるように開口を形成する
を可とする。
【0030】上述の本発明の半導体メモリ装置の構成に
よれば、メモリ部において容量素子の下部電極がワード
線上に延在して形成されていることにより、容量素子と
ワード線とが上下に立体的に配置され、これらを平面的
に配置した場合(例えば図8の構成)よりもメモリセル
のサイズを縮小することが可能になる。また、容量素子
の絶縁膜がロジック回路部のMISトランジスタのゲー
ト絶縁膜と同一の膜を含んで成ることにより、この構成
の半導体メモリ装置を製造する際に、この同一の膜によ
り、容量素子の絶縁膜を形成する工程とロジック回路部
のMISトランジスタのゲート絶縁膜を形成する工程と
をまとめて、工程数の低減を図ることが可能になる。
【0031】特に、上記本発明の半導体メモリ装置にお
いて、容量素子の上部電極がロジック回路部のMISト
ランジスタのゲート電極と同一の膜から成る構成とした
ときには、半導体メモリ装置を製造する際に、容量素子
の上部電極を形成する工程とロジック回路部のMISト
ランジスタのゲート電極を形成する工程とをまとめて、
工程数の低減を図ることが可能になる。また、通常低抵
抗の膜が使用されるゲート電極と同一の膜から成るた
め、容量素子の上部電極も低抵抗にすることができる。
【0032】特に、上記本発明の半導体メモリ装置にお
いて、メモリセルが1つのMISトランジスタと1つの
容量素子とを有して構成されている構成としたときに
は、メモリセルが1つずつのMISトランジスタ及び容
量素子とを有する構成であり、メモリセルの構成が単純
になるため、容易にメモリセルのサイズの縮小化を図る
ことが可能になる。
【0033】特に、上記本発明の半導体メモリ装置にお
いて、メモリ部のMISトランジスタのゲート電極の側
壁にサイドウォール絶縁膜が形成され、複数のゲート電
極のサイドウォール絶縁膜の間を埋めるように容量素子
の下部電極が形成されている構成としたときには、下部
電極の半導体基体とのコンタクト部となる部分が、サイ
ドウォール絶縁膜の間に自己整合して形成されている
(いわゆるSAC構造を有する)ことになる。このた
め、下部電極のコンタクト部とMISトランジスタのゲ
ート電極とのマージンを確保する必要がなくなり、その
分容易にメモリセルのサイズの縮小化を図ることが可能
になる。
【0034】上述の本発明の半導体メモリ装置の製造方
法によれば、ゲート絶縁膜上にメモリ部のMISトラン
ジスタのゲート電極を形成する工程と、半導体ウエル領
域内に、メモリ部のMISトランジスタの拡散層を形成
する工程と、表面を覆って全面的に層間絶縁膜を形成す
る工程とにより、メモリ部のMISトランジスタの各部
(ゲート電極、ゲート絶縁膜、拡散層)が形成された状
態で、このMISトランジスタを覆って層間絶縁膜が形
成される。そして、ロジック回路部の層間絶縁膜を除去
してロジック回路部の半導体基体を露出する工程と、表
面を覆って全面的に絶縁膜を形成する工程とにより、メ
モリセル部では層間絶縁膜上に絶縁膜が形成され、ロジ
ック回路部では半導体基体上に絶縁膜が形成される。さ
らに、この絶縁膜からロジック回路部のMISトランジ
スタのゲート絶縁膜とメモリ部の容量素子の絶縁膜とを
形成する工程により、同一の膜(絶縁膜)からロジック
回路部のMISトランジスタのゲート絶縁膜とメモリ部
の容量素子の絶縁膜とが形成されるので、これらの形成
工程をまとめて工程数を低減することが可能になる。
【0035】特に、上記本発明の半導体メモリ装置の製
造方法において、絶縁膜上に導電膜を形成した後、この
導電膜をパターニングしてメモリ部の容量素子の上部電
極とロジック回路部のMISトランジスタのゲート電極
とを形成する工程を有するとしたときには、同一の膜
(導電膜)からメモリ部の容量素子の上部電極とロジッ
ク回路部のMISトランジスタのゲート電極とが形成さ
れるので、これらの形成工程をまとめて工程数を低減す
ることが可能になる。また、導電膜に、ゲート電極に一
般的に用いられる低抵抗の導電膜を使用すれば、容量素
子の上部電極も低抵抗とすることができる。
【0036】特に、上記本発明の半導体メモリ装置の製
造方法において、メモリ部のMISトランジスタのゲー
ト電極を形成する工程の後に、表面を覆って全面的に第
1の絶縁膜を形成する工程と、ロジック回路部の第1の
絶縁膜を残した状態でメモリ部の第1の絶縁膜に対して
加工を行って、ゲート電極にサイドウォール絶縁膜を形
成する工程とを行うとしたときには、ロジック回路部に
残した第1の絶縁膜によって、メモリ部の第1の絶縁膜
に対する加工等メモリ部の加工工程において、ロジック
回路部を保護することが可能になる。
【0037】特に、上記本発明の半導体メモリ装置の製
造方法において、メモリ部の層間絶縁膜に半導体基体に
達する開口を形成し、その後この開口内を導電膜で埋め
てメモリ部の容量素子の下部電極を形成する工程を有
し、この下部電極が複数のMISトランジスタのゲート
電極のサイドウォール絶縁膜の間を埋めるように開口を
形成するとしたときには、下部電極の半導体基体と接続
されるコンタクト部となる部分が、サイドウォール絶縁
膜の間に自己整合した構造(いわゆるSAC構造)とし
て形成される。これにより、下部電極のコンタクト部と
MISトランジスタのゲート電極とのマージンを確保す
る必要がなくなるため、その分容易にメモリセルのサイ
ズの縮小化を図ることが可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】まず、本発明の具体的な実施の形
態の説明に先立ち、本発明の概要を説明する。本発明
は、例えばモバイル用途等低コストの半導体メモリ装置
に適用して好適なものである。
【0039】メモリ部とロジック回路とを混載した半導
体メモリ装置のうち、モバイル用途等低コストの半導体
メモリ装置においては、メモリ部の搭載規模が20〜6
4Mb程度とロジック回路部の規模と比較して大きくな
い。このため、低コスト化を図るためのポイントは、
(1)製造工程数を少なくすること、並びに(2)工程
数を殆ど変えずにメモリセルのサイズを縮小すること、
の2点である。
【0040】ここで、スタック型セルの中で、最も工程
数の少ないCUB(Capacitor under Bit Line)構造の
プレーナ型キャパシタにおいて、いわゆるSAC(Self
Aligned Contact)を使用しない場合のメモリセルのレ
イアウト限界を、図10に線Cとして示す。この線C
は、70nn世代を想定したレイアウト限界である。一
般的に、CUB構造のプレーナ型キャパシタを付加する
場合は、ロジックプロセスに対して、10%程度の工程
数増加によって製造することができる。そして、図10
の線Aと線Cとを比較してわかるように、CUB構造の
プレーナ型キャパシタを採用することにより、従来のM
OS構造のキャパシタよりもセルサイズを小さくするこ
とができる。この線Cから、例えばEOT=1.5nm
の絶縁膜を適用すると、0.4μm 2 のセルサイズが実
現できることがわかるので、プレーナ型キャパシタの構
造を採用すれば、6T−SRAMよりも低コストにでき
る可能性が大きい。
【0041】そこで、低コスト化を図るために、プレー
ナ型キャパシタの構造をメモリ部のキャパシタに採用
し、さらにロジック回路部のゲート絶縁膜と、メモリ部
のキャパシタの誘電体膜となる絶縁膜とを兼用して、そ
の分製造工程数を減らすことが考えられる。
【0042】一方、メモリセルのサイズを縮小するに
は、いわゆるSAC(Self Aligned Contact)を用いる
ことが一般的に行われているが、混載メモリロジックL
SIにとってメモリ部にのみSACを採用することは相
当なコスト増につながる。
【0043】そこで、本発明では、メモリ部だけを加工
する工程を追加する代わりに、本来ロジック回路部だけ
の工程をメモリ部にも適用することにより、工程数の増
加を抑える。これにより、結果的には必要となるマスク
の数も低減されるため、素子の微細化によりマスクによ
るコストが増大することを抑えることが可能となる。
【0044】従って、メモリセルのサイズを縮小するた
めに、例えばメモリ部にのみSACを採用した構成とし
たときでも、ロジック回路部の製造工程との整合性が良
好となるため、SACによる工程数の増加を防ぐことが
可能になる。
【0045】即ち本発明においては、半導体メモリ装置
の低コスト化を図るために、メモリ部の容量素子の誘電
体膜とロジック回路部のトランジスタのゲート絶縁膜を
同じ絶縁膜で兼用して工程数を減らすと共に、従来の製
造工程に対してメモリ部だけを加工する工程を追加して
メモリセルのサイズを縮小する一方で、本来ロジック回
路部だけの工程をメモリ部にも適用して工程数の増加を
抑制すると共にマスクを使用する工程を減らしてマスク
の数を低減するものである。
【0046】本発明は、MISトランジスタ及び容量素
子を有して成るメモリセルが多数形成されて成るメモリ
部と、MISトランジスタが形成されて成るロジック回
路部とを有する半導体メモリ装置であって、メモリ部に
おいて容量素子の下部電極がワード線上に延在して形成
され、容量素子の絶縁膜がロジック回路部のMISトラ
ンジスタのゲート絶縁膜と同一の膜を含んで成る半導体
メモリ装置である。
【0047】また本発明は、上記半導体メモリ装置にお
いて、容量素子の上部電極が、ロジック回路部のMIS
トランジスタのゲート電極と同一の膜から成る構成を可
とする。また本発明は、この半導体メモリ装置の構成に
おいて、さらにロジック回路部のMISトランジスタの
ゲート電極の側壁と、容量素子の上部電極の側壁とに、
同一の絶縁膜から成るサイドウォール絶縁膜が形成され
ている構成を可とする。また本発明は、この半導体メモ
リ装置の構成において、さらにロジック回路部のMIS
トランジスタのゲート電極の側壁のサイドウォール絶縁
膜に接するように、ロジック回路部に接続される配線層
のコンタクト部が形成され、かつメモリ部の容量素子の
上部電極の側壁のサイドウォール絶縁膜に接するよう
に、メモリ部に接続される配線層のコンタクト部が形成
されている構成を可とする。
【0048】本発明は、MISトランジスタ及び容量素
子を有して成るメモリセルが多数形成されて成るメモリ
部と、MISトランジスタが形成されて成るロジック回
路部とを有する半導体メモリ装置を製造する方法であっ
て、半導体基体に形成された素子分離層により分離され
た複数の半導体領域のうち、一の上記半導体領域にメモ
リ部を構成する半導体ウエル領域を形成し、他の半導体
領域にロジック回路部を構成する半導体ウエル領域を形
成する工程と、メモリ部の半導体基体表面にゲート絶縁
膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜上にメモリ部の
MISトランジスタのゲート電極を形成する工程と、半
導体ウエル領域内にメモリ部のMISトランジスタの拡
散層を形成する工程と、表面を覆って全面的に層間絶縁
膜を形成する工程と、ロジック回路部の層間絶縁膜を除
去してロジック回路部の半導体基体を露出する工程と、
表面を覆って全面的に絶縁膜を形成する工程と、この絶
縁膜からロジック回路部のMISトランジスタのゲート
絶縁膜とメモリ部の容量素子の絶縁膜とを形成する工程
とを少なくとも有する半導体メモリ装置の製造方法であ
る。
【0049】続いて、本発明の具体的な実施の形態を説
明する。図1に本発明の一実施の形態の半導体メモリ装
置の概略構成図を示す。この半導体メモリ装置は、例え
ばDRAM構造のメモリ部1とロジック回路部2とを有
して成る。メモリ部1は、1つのMISトランジスタT
mと1つの容量素子Cとを有する(前述の1T1Cの構
成)メモリセルにより構成されている。
【0050】メモリ部1は、半導体基体11の素子分離
層14により分離された領域に、所要の不純物濃度の半
導体ウエル領域12が形成されて成る。半導体基体11
は、半導体基板例えばシリコン基板、或いは半導体基板
及びその上に形成された半導体層例えばシリコンエピタ
キシャル層から構成される。そして、メモリ部1では、
ワード線WLを兼ねるゲート電極18、ゲート絶縁膜1
7、並びに半導体基体11のウエル領域12に形成され
た拡散層15から構成されるMISトランジスタTm
と、下部電極(ノード電極)21、絶縁膜22、及び上
部電極(プレート電極)27から構成される容量素子
(キャパシタ)Cとを少なくとも有してメモリセルが構
成されている。容量素子Cは、ワード線WL上に延在し
た構成となっている。
【0051】メモリ部1のゲート電極18の周囲には、
第1の絶縁膜19によるサイドウォール絶縁膜が形成さ
れ、さらにこれらゲート電極18及び第1の絶縁膜19
を覆って第1の層間絶縁膜20が形成されている。
【0052】ロジック回路部2は、半導体基体11の素
子分離層14により分離された領域に、所要の不純物濃
度の半導体ウエル領域13が形成されて成る。そして、
ロジック回路部2では、ゲート電極26、ゲート絶縁膜
22、並びに基体11のウエル領域13に形成された拡
散層16から構成されるMISトランジスタTlが形成
されている。
【0053】また、メモリ部1及びロジック回路部2の
表面は、厚い第2の層間絶縁膜30で覆われ、その上に
第1層の配線層32が形成されている。第1層の配線層
32は、下地膜32Aと主体の配線膜32Bとにより構
成されている。第1層の配線層32は、メモリ部1のウ
エル領域12の拡散層15、メモリ部1の容量素子Cの
上部電極27、ロジック回路部2のサリサイド23に、
それぞれコンタクト部31を介して電気的に接続されて
いる。コンタクト部31は、側壁の薄い膜31Aと主体
となる導電膜31Bとの積層膜となっている。
【0054】そして、第1層の配線層32のうち、コン
タクト部31により拡散層15に接続された図1中左端
のものがビット線BLとなる。容量素子Cがこのビット
線BLより下方にあるため、いわゆるCUB(Capacito
r under Bit Line)構造となっている。
【0055】そして、メモリ部1及びロジック回路部2
の他に、必要に応じてさらに図示しない回路部、例えば
I/O部等を有して半導体メモリ装置が構成される。
【0056】本実施の形態の半導体メモリ装置では、特
にロジック回路部2のMISトランジスタTlのゲート
絶縁膜22と、メモリ部1の容量素子Cの絶縁膜22と
を、同一の絶縁膜即ち材料・膜厚が同じ絶縁膜で兼用し
ている。このように同一の絶縁膜で兼用する構成は、7
0nm世代〜50nm世代に特に適している。このよう
に同一の絶縁膜22で形成されていることにより、同一
工程で同時に形成することができる。
【0057】また、本実施の形態の半導体メモリ装置で
は、ロジック回路部2のMISトランジスタTlのゲー
ト電極26と、メモリ部1の容量素子Cの上部電極(プ
レート電極)27とを、同一の電極層、即ち例えば多結
晶シリコン膜24と金属シリサイド膜25との積層膜に
より構成している。このように同一の電極層24,25
で形成されていることにより、同一工程で同時に形成す
ることができる。
【0058】さらに、本実施の形態では、メモリ部1の
容量素子Cの下部電極(ノード電極)21が、第1の第
1の層間絶縁膜20に形成された開口と、2つのゲート
電極18のそれぞれ側面にあるサイドウォール絶縁膜1
9の間とを埋めて、かつ拡散層15に接続されるように
形成されている。即ち容量素子Cの下部電極21が、2
つのゲート電極18のサイドウォール絶縁膜19により
セルフアラインして拡散層15にコンタクトする、いわ
ゆる前述したSACの構成を採っている。これにより、
サイドウォール絶縁膜19の間をそのまま下部電極21
のコンタクト部として利用することができ、ゲート電極
18と下部電極21のコンタクト部との間に余裕を確保
する必要がなく、低コストでセルサイズを縮小すること
が可能である。
【0059】尚、メモリ部1の容量素子Cの下部電極2
1をSACにしない構成も可能である。即ちサイドウォ
ール絶縁膜19の側面より内側の位置で第1の層間絶縁
膜20に開口を形成し、この開口を埋めてかつ拡散層1
5に接続されるように導電膜から成る下部電極21を形
成する構成も可能である。
【0060】また、本実施の形態では、メモリ部1の容
量素子Cの絶縁膜と、ロジック回路部2のMISトラン
ジスタTlのゲート絶縁膜を、共に同一の第2の絶縁膜
22により兼用しているが、これらは必ずしも全く同一
ではなくてもよい。例えば、ロジック回路部2のMIS
トランジスタTlのゲート絶縁膜を例えばHigh−k
材料から成る第2の絶縁膜とし、メモリ部1の容量素子
Cの絶縁膜を例えば熱酸化膜(又は窒化膜)とHigh
−k材料から成る第2の絶縁膜との積層膜とすることも
可能である。少なくとも、メモリ部1の容量素子Cの絶
縁膜と、ロジック回路部2のMISトランジスタTlの
ゲート絶縁膜とが、同時に形成された同一の絶縁膜を含
むように構成すればよい。
【0061】そして、好ましくは、この同時に形成され
る同一の絶縁膜(図1の実施の形態では第2の絶縁膜2
2)の比誘電率kを3.9以上とする。即ち比較的高い
比誘電率を有する絶縁膜を形成する。
【0062】続いて、本実施の形態の半導体メモリ装置
の製造方法を説明する。図2に製造工程のフローを示
し、図3及び図4に製造工程図を示す。尚、図2のフロ
ーにおいて、破線で囲ったステップ(工程)は、マスク
を必要とする工程を示す。
【0063】まず、ステップS1(図2参照。以下同様
とする)において、半導体基体11に素子分離層14を
形成する。さらに、ステップS2及びS3において、素
子分離層14により分離された半導体基体11の各領域
にメモリ部の半導体ウエル領域12及びロジック回路部
の半導体ウエル領域13を順次形成する。
【0064】その後、ステップS4において、メモリ部
やI/O回路部(図示せず)等のロジック回路部よりも
高電圧が印加される領域に所望のゲート絶縁膜17を一
般的な方法によって形成する(以上図3A参照)。例え
ば、一般的な熱酸化工程により、7nm程度の膜厚にゲ
ート絶縁膜17を形成する。その後、窒化物ガスや塩化
水素ガス、又は窒素ガス雰囲気で、アニール処理を行っ
てもよい。
【0065】次に、ステップS5において、不純物を含
むポリシリコン膜18Aと、W,Ti等の金属膜又はW
Si,TiSi等の金属シリサイド膜18Bとを順次堆
積した後、これらの積層膜18A,18Bをパターニン
グして、メモリ部に所望の形状のゲート電極18(18
A,18B)を形成する。このときのパターニングの加
工条件は、主としてメモリ部に最適化して行うことがで
きる。
【0066】さらに、ゲート電極18を覆って表面に全
面的に、例えばシリコン窒化膜から成る第1の絶縁膜1
9を堆積する。続いて、ステップS6において、メモリ
部の所望の特性に応じて、図示しないがゲート電極18
の側壁部の酸化や半導体ウエル領域12の表面付近への
拡散層(いわゆるLDD又はExtention)の形
成を行う。その後、ステップS7において、ロジック回
路部に第1の絶縁膜19を残した状態で、メモリ部の第
1の絶縁膜19を加工する。これにより、ゲート電極1
8の側面に第1の絶縁膜19から成るサイドウォール絶
縁膜が形成されると共に、ゲート電極18の間のゲート
絶縁膜17が露出する。さらに、ステップS8におい
て、メモリ部にMISトランジスタのソース・ドレイン
等の所望の拡散層15を形成する(以上図3B参照)。
【0067】尚、ロジック回路部以外にも、例えばサリ
サイドを形成したくない箇所に、第1の絶縁膜(例えば
シリコン窒化膜)19を残すようにしても良い。
【0068】次に、ステップS9において、表面を覆っ
て全面的に、例えばBPSG(ボロン・リン・シリケー
トガラス)やSOG(Spin On Glass )等のシリコンを
含む絶縁膜から成る第1の層間絶縁膜20を堆積する。
そして、この第1の層間絶縁膜20の表面を、CMP
(化学的機械的研磨)法等によって平坦化する。
【0069】続いて、ステップS10において、容量素
子Cの下部電極21に相当する領域の第1の層間絶縁膜
20に開口を形成した後、この開口を埋めるように例え
ば不純物を含むシリコン膜から成る導電膜を堆積する。
そして、この導電膜を研磨又はエッチバックして、容量
素子Cの下部電極21を形成する。このとき、2つのゲ
ート電極18の側面のサイドウォール絶縁膜19の表面
が露出し、かつサイドウォール絶縁膜19の間でゲート
絶縁膜17が除去されて半導体基体11が露出するよう
に開口を形成しておくことにより、下部電極21がSA
C構造となるようにする。これにより、下部電極21が
直接拡散層15に接続されるため、別途にコンタクト部
を形成する工程が不要となる(以上図3C参照)。
【0070】尚、下部電極21をSAC構造にしない場
合は、第1の層間絶縁膜20に拡散層15に達する開口
を形成した後、この開口を埋めて例えば不純物を含むシ
リコン膜から成る導電膜を堆積した後、この導電膜を下
部電極(記憶ノード電極)21の形状にパターン加工す
ればよい。ただし、この場合は、SAC構造にした場合
と比較して、マスクが1つ追加になり、さらにゲート電
極18の間隔を広くする必要があるためにセルサイズが
大きくなるので、通常は下部電極21をSAC構造にし
た方がよい。
【0071】次に、ステップS11において、メモリ部
等を図示しないレジスト等によりマスクしながら、図3
Bで残した第1の絶縁膜19をエッチングストッパとし
て、ロジック回路部2の第1の層間絶縁膜20を除去す
る。続いて、ロジック回路部2の第1の絶縁膜19を除
去してゲート絶縁膜17を露出させる(以上図4D参
照)。
【0072】尚、この工程の後に、ロジック回路部2に
対して、半導体ウエル領域の形成やVth調整用のイオ
ン注入を行ってもよい。このとき、メモリ部にゲート絶
縁膜17が既に形成されているため、メモリ部のゲート
絶縁膜17を形成する熱処理の影響を受けずに、ロジッ
ク回路部において所望のプロファイルを得やすいという
利点がある。
【0073】次に、所望の洗浄を行う、又は必要に応じ
て図示しないベース酸化膜(例えば半導体基体表面の熱
酸化膜等)を形成する。ベース酸化膜を形成しておく
と、例えば容量素子Cの絶縁膜にHigh−k材料を採
用したときの界面状態を良くすることができる。これに
より、シリコン等の半導体基体11に対して整合性が悪
く界面準位を形成して電荷の移動性が低下してしまう材
料をも、第2の絶縁膜22に使用することが可能にな
る。その後、ステップS12において、表面を覆って全
面的に第2の絶縁膜22を形成する。この第2の絶縁膜
22により、ロジック回路部のゲート絶縁膜と、メモリ
部の容量素子Cの絶縁膜(誘電体膜)とが同時に形成さ
れる。この第2の絶縁膜22の材料として、例えばアル
ミナ(Al2 3 )やハフニウムHfの酸化物、及びハ
フニウム酸化物にシリコンを含有させたハフニウムシリ
ケイト等の、比誘電率kが比較的高い材料を使用するこ
とも可能である。
【0074】このとき、マスク工程を追加することによ
り、容量素子Cの絶縁膜のみ、第2の絶縁膜22の下に
例えば熱酸化膜(又は窒化膜)を形成した前述した構成
の積層膜にすることができる。
【0075】続いて、ステップS13において、第2の
絶縁膜22の上に、下地の薄い下地膜24と導電膜25
を順次堆積してこれらの膜の積層膜24,25を形成し
た後、この積層膜24,25をパターニングして、ロジ
ック回路部のゲート電極26及びメモリ部の容量素子C
の上部電極(プレート電極)27を形成する。その後、
ステップS14において、図示しないが、ロジック回路
部の半導体ウエル領域13の表面付近への拡散層(いわ
ゆるLDD又はExtention)の形成を行う。ま
た、ステップS15において、表面を覆って絶縁膜を形
成した後、この絶縁膜を加工して、ロジック回路部のゲ
ート電極26及びメモリ部の容量素子Cの上部電極27
の側面にサイドウォール絶縁膜29を形成する。さら
に、ステップS16において、半導体ウエル領域13の
表面付近の不純物を拡散させて、ソースやドレイン等の
拡散層16を形成する。続いて、拡散層16上にサリサ
イド23を形成する(以上図4E参照)。
【0076】尚、微細化のために、ロジック回路部にも
SACを採用する場合には、容量素子の上部電極にもS
AC構造が形成され、メモリセルのサイズを更に小さく
することが可能である。
【0077】次に、ステップS17において、表面を覆
って厚い第2の層間絶縁膜30を形成する。続いて、メ
モリ部1において、第2の層間絶縁膜30・第2の絶縁
膜22・第1の層間絶縁膜20・ゲート絶縁膜17に拡
散層15に達する開口を形成し、第2の層間絶縁膜30
に容量素子Cの上部電極27に達する開口を形成する。
また、ロジック回路部2において、第1の層間絶縁膜2
0にサリサイド23に達する開口を形成する。そして、
ステップS18において、これらの開口を埋めて、薄い
下地膜31Aと導電膜31Bとを形成し、表面を平坦化
する。これにより、下地膜31Aと導電膜31Bの積層
膜から成るコンタクト部31が形成される。さらに、ス
テップS19において、下地膜32Aと配線膜32Bと
から成る第1層の配線層32を形成する(以上図4F参
照)。ここでは、一般的な製造方法を使用することがで
きる。また、コンタクト部31のうち、メモリ部1の拡
散層15に達するものはビットコンタクトとなる。
【0078】このようにして、図1に示した構成の半導
体メモリ装置を製造することができる。
【0079】これら一連の製造工程のうち、マスクを必
要とする工程(ステップ)は、S5,S6,S7,S
8,S10,S11,S13,S14,S16,S1
8,S19の合計11工程となっている。
【0080】ここで、本発明に対する比較対照として、
一般的なCUBのプレーナ形キャパシタ構造を有する半
導体メモリ装置の製造工程を示す。図5に製造工程のフ
ローを示し、図6及び図7に製造工程図を示す。尚、図
5のフローにおいて、図2のフローと同様に、破線で囲
ったステップ(工程)は、マスクを必要とする工程を示
す。
【0081】まず、ステップS51(図5参照。以下同
様とする)において、半導体基体51に素子分離層54
を形成する。さらに、ステップS52及びS53におい
て、素子分離層54により分離された半導体基体51の
各領域にメモリ部の半導体ウエル領域52及びロジック
回路部の半導体ウエル領域53を順次形成する。
【0082】その後、ステップS54において、メモリ
部のゲート絶縁膜55を形成する。さらに、ステップS
55において、ロジック回路部のゲート絶縁膜56を形
成する(以上図6A参照)。次に、ステップS56にお
いて、不純物を含むポリシリコン膜58と、W,Ti等
の金属膜又はWSi,TiSi等の金属シリサイド膜5
9とを順次堆積した後、これらの積層膜58,59をパ
ターニングして、メモリ部に所望の形状のゲート電極6
0(58,59)を形成すると共に、ロジック回路部に
所望の形状のゲート電極61(58,59)を形成す
る。
【0083】次に、ステップS57において、ロジック
回路部の所望の特性に応じて、図示しないがゲート電極
61の側壁部の酸化や半導体ウエル領域53の表面付近
への拡散層(いわゆるLDD又はExtention)
の形成を行う。続いて、ステップS58において、メモ
リ部の所望の特性に応じて、図示しないがゲート電極6
0の側壁部の酸化や半導体ウエル領域52の表面付近へ
の拡散層(いわゆるLDD又はExtention)の
形成を行う。
【0084】その後、ゲート電極60,61を覆って表
面に全面的に、例えばシリコン窒化膜から成る第1の絶
縁膜62を堆積する。さらに、ステップS59におい
て、第1の絶縁膜62を加工して、メモリ部のゲート電
極60の側面及びロジック回路部62のゲート電極61
の側面に、それぞれ第1の絶縁膜62から成るサイドウ
ォール絶縁膜を形成する。次に、ステップS60におい
て、ロジック回路部にMISトランジスタのソース・ド
レイン等の所望の拡散層63を形成する。このとき、拡
散層63の上にサリサイド64を形成する。同様に、ス
テップS61において、メモリ部にMISトランジスタ
のソース・ドレイン等の所望の拡散層57を形成する
(以上図6B参照)。
【0085】次に、ステップS62において、表面を覆
って全面的に、第1の層間絶縁膜65を堆積する。そし
て、この第1の層間絶縁膜65の表面を、CMP法等に
よって平坦化する。
【0086】続いて、ステップS63において、メモリ
部の第1の層間絶縁膜65・第1の絶縁膜62・ゲート
絶縁膜55,56に拡散層57に達する開口を形成した
後、この開口を埋めるように導電膜を堆積する。そし
て、表面を研磨又はエッチバックして、この導電膜から
成るコンタクト部66を形成する。さらに、ステップS
64において、第1の層間絶縁膜65上に導電膜を形成
し、この導電膜をパターニングして、メモリ部の容量素
子のノード電極(下部電極)67を形成する(以上図6
C参照)。
【0087】次に、ステップS65において、ノード電
極67を覆って、表面に全面的に絶縁膜68を形成す
る。この絶縁膜68が容量素子の絶縁膜となる。続い
て、ステップS66において、絶縁膜68上に導電膜を
形成し、この導電膜をパターニングして、メモリ部の容
量素子のプレート電極(上部電極)69を形成する。こ
れにより、ノード電極(下部電極)67と絶縁膜68と
プレート電極(上部電極)69とから成る容量素子70
が形成される(以上図7D参照)。
【0088】その後、ステップS67において、表面を
覆って厚い第2の層間絶縁膜71を形成する。続いて、
メモリ部において、第2の層間絶縁膜71・絶縁膜68
・第1の層間絶縁膜65・第1の絶縁膜62・ゲート絶
縁膜55,56に拡散層57に達する開口を形成し、第
2の層間絶縁膜71に容量素子70の上部電極69に達
する開口を形成する。また、ロジック回路部において、
第2の層間絶縁膜71にサリサイド64に達する開口を
形成する。そして、ステップS68において、これらの
開口を埋めて、薄い下地膜72Aと導電膜72Bとを形
成し、表面を平坦化する。これにより、下地膜72Aと
導電膜72Bの積層膜から成るコンタクト部72が形成
される。さらに、ステップS69において、下地膜73
Aと配線膜73Bとから成る第1層の配線層73を形成
する(以上図7E参照)。このようにして、半導体メモ
リ装置を製造することができる。
【0089】この比較対照の構成及び製造方法でも、前
述した70nm世代で0.4μm2程度のセルサイズが
実現可能である。
【0090】これら一連の製造工程のうち、マスクを必
要とする工程(ステップ)は、S55,S56,S5
7,S58,S59,S60,S61,S63,S6
4,S66,S68,S69の合計12工程となってい
る。即ち図2に示す本発明の実施の形態の製造工程と比
較して、マスクを必要とする工程が1工程多くなってい
る。ステップS59のゲート電極60,61に第1の絶
縁膜62から成るサイドウォールを形成する工程では、
I/O回路部やメモリ部にサリサイドが形成されないよ
うに保護する必要があるため、保護のために第1の絶縁
膜62を残す目的でマスクが必要になっており、その分
の差がマスクを必要とする工程数の差として現れてい
る。また、I/O部やメモリ部のゲート絶縁膜55とロ
ジック回路部のゲート絶縁膜56とを作り分けるためマ
スクが必要となっている。
【0091】図2と図5を比較するとわかるように、本
実施の形態の構成は、比較対照の構成とほぼ同一の工程
数で製造することができる。また、本実施の形態の構成
は、比較対照の構成とほぼ同一の工程数で、メモリ部1
にだけSACを適用することが可能となる。
【0092】さらに、本実施の形態の構成は、メモリ部
1の容量素子Cの上部電極(プレート電極)27の側壁
(サイドウォール絶縁膜28)構造を、ロジック回路部
2のゲート電極26の側壁構造と同質としており、かつ
各電極27,26を同一の電極層24,25により形成
しているので、ロジック回路部2のMISトランジスタ
Tlのゲート電極26とコンタクト部31との間の寸法
と同等のデザインルールを、上部電極(プレート電極)
27とコンタクト部31との間のデザインルールに適用
することが可能である。
【0093】また、メモリ部1のMISトランジスタT
mのゲート電極18及びその周囲のサイドウォール絶縁
膜19及び下部電極21がSAC構造になっているた
め、下部電極21及びゲート電極18の間が縮小されて
いると共に、これら下部電極21及びゲート電極18が
互いに位置合わせ精度よく配置されている。従って、本
実施の形態の構成において、さらに容量素子Cの上部電
極27とビット線BL(32)のコンタクト部31との
位置合わせ精度を向上することが、メモリセルのサイズ
をより縮小することができることに繋がる。
【0094】そして、ロジック回路部2にSAC構造を
使用した場合は、ロジック回路部2のゲート電極26と
メモリ部1の容量素子Cの上部電極(プレート電極)2
7とが同時に形成されるため、メモリ部1の容量素子C
の上部電極(プレート電極)27とビット線BL(3
2)のコンタクト部31との間もSAC構造にすること
が可能になる。これにより、容量素子Cの上部電極27
とビット線BL(32)のコンタクト部31との位置合
わせ精度を向上し、メモリセルのサイズをさらに縮小す
ることが可能になる。
【0095】また、容量素子Cの上部電極27の抵抗が
大きいとノイズ発生源となるが、ロジック回路部2のM
ISトランジスタTlのゲート電極26と同一の電極層
24,25により上部電極27を形成しているので、上
部電極27をゲート電極26並に低抵抗化してノイズの
発生を抑制することができる。
【0096】上述の本実施の形態によれば、ロジック回
路部2のMISトランジスタTlのゲート絶縁膜とメモ
リ部1の容量素子Cの誘電体膜となる絶縁膜とを同一の
第2の絶縁膜22により形成しているので、同一の工程
で同時に形成することができる。これにより、工程数を
増加させないで、メモリ部1とロジック回路部2とを混
載した半導体メモリ装置を製造することができる。
【0097】また、本実施の形態によれば、ロジック回
路部2のMISトランジスタTlのゲート電極26とメ
モリ部1の容量素子Cの上部電極(プレート電極)27
とが同質の電極層24,25から形成されているため、
これらゲート電極26及び上部電極27を同一の工程で
同時に形成することができると共に、上部電極(プレー
ト電極)27をゲート電極26並に低抵抗化することが
可能になる。これにより、工程数を増加させないでメモ
リ部1とロジック回路部2とを混載し、かつ上部電極2
7を低抵抗化して上部電極27からのノイズの発生を抑
制することが可能になる。
【0098】さらに、本実施の形態によれば、絶縁膜2
2や電極層24,25をメモリ部1及びロジック回路部
2で共用しているため、製造工程で使用するマスクの数
を低減することができる。
【0099】また、本実施の形態によれば、工程数を増
加させずにメモリ部1専用の加工、即ちステップS5〜
ステップS10の各工程を施すことができるので、MI
SトランジスタTmのゲート電極18の側壁酸化による
リテンション向上やゲート電極18のサイドウォール絶
縁膜19の表面を順テーパー化して層間絶縁膜20の埋
め込み性を向上する等の工夫により、メモリ部1の特性
向上や歩留まり向上を図ることが可能になる。また、メ
モリ部1の特性向上や歩留まり向上を図るための半導体
メモリ装置の設計の自由度が大きくなる。
【0100】また、本実施の形態では、メモリ部1にお
いて、容量素子Cの下部電極21とMISトランジスタ
Tmのゲート電極18とがSAC構造となっている。こ
れにより、メモリセルのサイズの縮小化を図ることがで
きると共に、SAC構造としない場合と比較して下部電
極21のコンタクト開口をするためのマスクを削減して
マスク数を減らすことができる。
【0101】このとき、ロジック回路部2のMISトラ
ンジスタTlのゲート電極26の側壁構造即ちサイドウ
ォール絶縁膜28を、メモリ部1の容量素子Cの上部電
極(プレート電極)27の側壁構造にも適用できるた
め、さらにロジック回路部2のMISトランジスタTl
のゲート電極26及びメモリ回路部1の容量素子Cの上
部電極27に対してもSAC構造を適用することが可能
になる。これにより、ビット線BL(32)のコンタク
ト部31と容量素子Cの上部電極27との相対位置制御
の精度を向上して、これらの間の寸法を小さくしてセル
サイズをさらに縮小化することが可能になる。また、ビ
ット線BL(32)のコンタクト部31と容量素子Cの
上部電極27との耐圧を確保しやすくなる。
【0102】そして、メモリ部1の容量素子Cの上部電
極(プレート電極)27とロジック回路部2のMISト
ランジスタTlのゲート電極26とを同一の電極層2
4,25で兼ねていることにより、メモリ部1のMIS
トランジスタTmにSAC構造を適用しても工程数が増
加しないようにすることができる。
【0103】上述の実施の形態では、メモリ部1のメモ
リセルが1つのMISトランジスタと1つの容量素子と
を有する構成(前述した1T1Cの構成)とされている
が、本発明ではメモリセルが少なくとも1つ以上のMI
Sトランジスタと1つ以上の容量素子とを有して構成さ
れていれば、その数等は特に限定されず、その他の構成
も可能である。メモリセルをいずれの構成とした場合で
も、容量素子がMISトランジスタのゲート電極を兼ね
るワード線より上方に延在する構造、例えばスタック型
構造等、とする。
【0104】特にメモリセルを1つのトランジスタと1
つの容量素子とから構成する1T1Cの構成とすれば、
セルサイズを小さくすることができる利点を有する。
【0105】また、上述の実施の形態では、DRAM構
造のメモリ部1に適用して説明したが、本発明ではその
他の構成のメモリ部も可能である。
【0106】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0107】
【発明の効果】上述の本発明によれば、メモリ部におい
て容量素子の下部電極がワード線上に延在して形成され
ていることにより、容量素子とワード線とが上下に立体
的に配置されるため、これらが平面的に配置された場合
と比較して、メモリセルのサイズを縮小化することが可
能になる。また、容量素子の絶縁膜を形成する工程とロ
ジック回路部のMISトランジスタのゲート絶縁膜を形
成する工程とをまとめて、工程数の低減を図ることが可
能になる。これにより、例えば工程数を増加させずにメ
モリ部専用の加工工程を行って、メモリ部の特性向上や
歩留まり向上を図ることが可能になる。また、このメモ
リ部の特性向上や歩留まり向上を図るための半導体メモ
リ装置の設計の自由度が大きくなる。さらに、マスクを
使用する工程数を削減して、その分製造コストの低減を
図ることも可能になる。
【0108】従って、本発明により、メモリセルのサイ
ズを縮小化し、かつ工程数の低減を図ることにより、半
導体メモリ装置のコストを低減することができる。この
とき、メモリセルのサイズが縮小化されていることによ
り、集積度を高めることができる。即ち低コストで高集
積度の半導体メモリ装置を実現することが可能になる。
これにより、例えばモバイル用途等の低コストの半導体
メモリ装置に用いて好適な半導体メモリ装置を構成する
ことができる。
【0109】また、容量素子の上部電極が、ロジック回
路部のMISトランジスタのゲート電極と同一の膜から
成る構成としたときには、半導体メモリ装置を製造する
際に、容量素子の上部電極を形成する工程とロジック回
路部のMISトランジスタのゲート電極を形成する工程
とをまとめて、さらに工程数の低減を図ることが可能に
なるため、さらに製造コストの低減を図ることができ
る。そして、ゲート電極に通常使用される低抵抗の膜を
用いれば、容量素子の上部電極も低抵抗にすることがで
きる利点を有し、これにより容量素子の上部電極からの
ノイズの発生を抑制することが可能になる。
【0110】また、メモリ部のMISトランジスタのゲ
ート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜が形成され、複
数のゲート電極のサイドウォール絶縁膜の間を埋めるよ
うに容量素子の下部電極が形成されている構成としたと
きには、下部電極の半導体基体とのコンタクト部が、サ
イドウォール絶縁膜の間に自己整合して形成されている
(いわゆるSAC構造を有する)ことになるため、容易
にメモリセルのサイズの縮小化を図ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体メモリ装置の概
略構成図(断面)である。
【図2】図1の半導体メモリ装置の製造工程のフローチ
ャートである。
【図3】A〜C 図1の半導体メモリ装置の製造工程を
示す工程図である。
【図4】D〜F 図1の半導体メモリ装置の製造工程を
示す工程図である。
【図5】A〜C 比較対照の半導体メモリ装置の製造工
程のフローチャートである。
【図6】A〜C 比較対照の半導体メモリ装置の製造工
程を示す工程図である。
【図7】D、E 比較対照の半導体メモリ装置の製造工
程を示す工程図である。
【図8】メモリ部とロジック回路部を混載した従来の半
導体メモリ装置(1T−SRAM)の概略構成図(断面
図)である。
【図9】各絶縁膜材料における等価酸化物膜厚とゲート
リーク電流との関係を示す図である。
【図10】メモリセルのレイアウト限界を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 メモリ部、2 ロジック回路部、11 半導体基
体、14 素子分離層、15,16 拡散層、17 ゲ
ート絶縁膜、18,26 ゲート電極、19 第1の絶
縁膜(サイドウォール絶縁膜)、20 第1の層間絶縁
膜、21 下部電極(ノード電極)、22 第2の絶縁
膜、27 上部電極(プレート電極)、30第2の層間
絶縁膜、Tm,Tl MISトランジスタ、C 容量素
子(キャパシタ)
フロントページの続き Fターム(参考) 5F048 AA01 AA09 AB01 AB03 AC03 AC10 BB05 BB08 BB09 BB11 BB12 BB16 BC06 BF06 BF11 DA27 5F083 AD14 AD49 GA09 GA28 JA02 JA19 JA32 JA35 JA39 JA53 JA56 MA05 MA06 MA17 MA19 MA20 NA01 PR29 PR47 PR53 ZA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MISトランジスタ及び容量素子を有し
    て成るメモリセルが多数形成されて成るメモリ部と、 MISトランジスタが形成されて成るロジック回路部と
    を有する半導体メモリ装置であって、 上記メモリ部において、上記容量素子の下部電極がワー
    ド線上に延在して形成され、 上記容量素子の絶縁膜が、上記ロジック回路部の上記M
    ISトランジスタのゲート絶縁膜と同一の膜を含んで成
    ることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記容量素子の上部電極が、上記ロジッ
    ク回路部の上記MISトランジスタのゲート電極と同一
    の膜から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    メモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリセルが、1つの上記MISト
    ランジスタと1つの上記容量素子とを有して構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記メモリ部の上記MISトランジスタ
    のゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜が形成さ
    れ、複数の該ゲート電極のサイドウォール絶縁膜の間を
    埋めるように上記容量素子の下部電極が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 上記ロジック回路部の上記MISトラン
    ジスタの上記ゲート電極の側壁と、上記容量素子の上部
    電極の側壁とに、同一の絶縁膜から成るサイドウォール
    絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 上記ロジック回路部の上記MISトラン
    ジスタの上記ゲート電極の側壁の上記サイドウォール絶
    縁膜に接するように、上記ロジック回路部に接続される
    配線層のコンタクト部が形成され、かつ上記メモリ部の
    上記容量素子の上記上部電極の側壁の上記サイドウォー
    ル絶縁膜に接するように、上記メモリ部に接続される配
    線層のコンタクト部が形成されていることを特徴とする
    請求項5に記載の半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 MISトランジスタ及び容量素子を有し
    て成るメモリセルが多数形成されて成るメモリ部と、M
    ISトランジスタが形成されて成るロジック回路部とを
    有する半導体メモリ装置を製造する方法であって、 半導体基体に形成された素子分離層により分離された複
    数の半導体領域のうち、一の上記半導体領域に上記メモ
    リ部を構成する半導体ウエル領域を形成し、他の上記半
    導体領域に上記ロジック回路部を構成する半導体ウエル
    領域を形成する工程と、 上記メモリ部の上記半導体基体表面にゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 上記ゲート絶縁膜上に、上記メモリ部の上記MISトラ
    ンジスタのゲート電極を形成する工程と、 上記半導体ウエル領域内に、上記メモリ部の上記MIS
    トランジスタの拡散層を形成する工程と、 表面を覆って全面的に層間絶縁膜を形成する工程と、 上記ロジック回路部の上記層間絶縁膜を除去して、該ロ
    ジック回路部の上記半導体基体を露出する工程と、 表面を覆って全面的に絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜から、上記ロジック回路部の上記MISトラ
    ンジスタのゲート絶縁膜と、上記メモリ部の上記容量素
    子の絶縁膜とを形成する工程とを少なくとも有すること
    を特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記絶縁膜上に導電膜を形成した後、該
    導電膜をパターニングして、上記メモリ部の上記容量素
    子の上部電極と上記ロジック回路部のMISトランジス
    タのゲート電極とを形成する工程を有することを特徴と
    する請求項7に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記メモリ部の上記MISトランジスタ
    のゲート電極を形成する工程の後に、表面を覆って全面
    的に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記ロジック回路
    部の上記第1の絶縁膜を残した状態で上記メモリ部の上
    記第1の絶縁膜に対して加工を行って、上記ゲート電極
    にサイドウォール絶縁膜を形成する工程とを行うことを
    特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 上記メモリ部の層間絶縁膜に、上記半
    導体基体に達する開口を形成し、その後該開口内を導電
    膜で埋めて上記メモリ部の上記容量素子の下部電極を形
    成する工程を有し、該下部電極が複数の上記MISトラ
    ンジスタの上記ゲート電極の上記サイドウォール絶縁膜
    の間を埋めるように上記開口を形成することを特徴とす
    る請求項9に記載の半導体メモリ装置の製造方法。
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