JP2003332298A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003332298A
JP2003332298A JP2002138452A JP2002138452A JP2003332298A JP 2003332298 A JP2003332298 A JP 2003332298A JP 2002138452 A JP2002138452 A JP 2002138452A JP 2002138452 A JP2002138452 A JP 2002138452A JP 2003332298 A JP2003332298 A JP 2003332298A
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JP
Japan
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substrate
back surface
roller
chemical
processing apparatus
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Tatsumi Hamano
辰美 濱野
Haruhiko Koizumi
晴彦 小泉
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度のローラ支持を必要とする薄厚で大型
の撓みやすい基板に対しても、比較的少数の裏面スプレ
ーノズルにより、裏面むらを効果的に解消する低コスト
の基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板60を多数の基板支持ローラ13に
より支持しながら搬送する。搬送される基板60の表面
に薬液を供給すると共に、基板支持ローラ13に薬液が
衝突するように、複数個の裏面スプレーノズル52を基
板搬送ラインの下方に分散して配置する。基板60の裏
面全体に薬液が供給されるように、各裏面スプレーノズ
ル52を揺動させる。裏面スプレーノズル52の揺動に
よってもスプレー範囲から基板支持ローラ13が外れな
いように揺動角度を決める。基板支持ローラ13に常時
薬液が供給され、これが基板60の裏面に転写されるこ
とにより、スプレーの死角となる部分にも薬液が供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、主に液晶製造プロセスにおける
ガラス基板の各種ウェット処理に使用される基板処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶製造プロセスにおいては、マスキン
グ─エッチング−剥離等を一組とする一連の処理がガラ
ス基板に繰り返し施される。エッチング、剥離等の基板
処理はドライ処理とウェット処理に大別され、ウェット
処理の一つとしてローラ搬送による連続処理が知られて
いる。
【0003】ローラ搬送による連続処理では、搬送方向
へ所定間隔で配列されたローラユニットにより、ガラス
基板を水平方向へ搬送しながら、その基板の表面に薬液
を供給し、次いで、その基板の表面及び裏面を洗浄水で
リンスする。例えば、エッチング処理では、基板搬送ラ
インの上方にマトリックス状に配置された多数個のスプ
レーノズルからエッチング液を噴出し、そのエッチング
液中に基板を通過させることにより、基板の表面全体に
エッチング液を供給する。このシャワー処理により、基
板の表面が、マスキング材の塗布された部分を除いて選
択的にエッチングされる。エッチングが終わると、引き
続きシャワーによる表面及び裏面の水洗処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶用ガラ
ス基板に対するエッチング処理の一つとして、HFによ
るSiO2 膜の除去がある。液晶用ガラス基板に対する
エッチング処理では、基本的に基板の表面にエッチング
液が供給されるが、その一部は基板の裏面側へ回り込
む。HFによるSiO2 膜の除去では、ガラス基板の主
成分がSiO2 であるため、裏面側へ回り込んだエッチ
ング液により、基板の裏面が部分的にエッチングされ、
むらができる。このため、この種のエッチングでは、基
板の表面だけでなく裏面にもエッチング液を供給し、裏
面全体を均一な厚みにエッチングすることが行われてい
る。
【0005】一方、最近の液晶製造プロセスにおける傾
向として、ガラス基板の薄厚化及び大面積化が顕著であ
る。薄く大きな基板は非常に撓みやすく、これを連続処
理する場合は、ローラ搬送での撓みを防止するために、
基板の搬送方向及び搬送方向に直角な板幅方向に、多く
の基板支持ローラを高密度で配置することが必要にな
る。このため、裏面エッチングでの基板支持ローラの死
角によるエッチングむらが大きな問題になる。
【0006】即ち、基板の裏面に対するエッチングに
は、一般に液体を円錐状に吐出するフルコーンタイプの
スプレーノズルが使用されている。具体的には、多数個
のフルコーンタイプの裏面スプレーノズルが、基板の裏
面全体をカバーできるように、基板の搬送方向及び搬送
方向に直角な板幅方向に所定間隔でマトリックス状に配
置されている。そして、これまでは、ノズル個数を少な
くするめに、各ノズルが基板の裏面から離され、基板裏
面におけるノズル1個当たりの液体衝突面積を大きくす
るのが、一般的な設計傾向であった。
【0007】しかしながら、前述したガラス基板の薄肉
化・大型化に伴って基板支持ローラの配置密度が増大す
ると、ローラによる死角のためにエッチング液が衝突し
ない部分の面積が増大し、裏面むらが顕著になる。裏面
スプレーノズルの配置密度を大きくすると、裏面むらは
緩和される。しかし、設備コストが増す上に、依然とし
て死角は残るので、裏面むらの問題は本質的には解決さ
れない。
【0008】このような状況下で、本発明者らは、基板
支持ローラの死角による裏面むらを問題を解決する方法
について検討を重ねた。その結果、死角は避けられない
との観点から、裏面スプレーノズルを基板の裏面に近づ
け、特に基板支持ローラに近づけて、基板支持ローラに
大量のエッチング液を供給し、基板支持ローラを介して
エッチング液を基板の裏面に積極的に転写供給するのが
有効なことを知見した。しかしながら、この対策では、
基板裏面におけるノズル1個当たりの液体衝突面積が極
端に狭くなり、それでなくても基板面積が大きいため、
膨大な数の裏面スプレーノズルが必要になる。
【0009】本発明の目的は、高密度のローラ支持を必
要とする薄厚で大型の撓みやすい基板に対しても、比較
的少数の裏面スプレーノズルにより、裏面むらを効果的
に解消できる基板処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の基板処理装置は、基板をローラにより搬送
する手段と、搬送される基板の表面に薬液を供給する手
段と、基板支持ローラに薬液が薬液が衝突するように基
板搬送ラインの下方に分散して配置された複数個の裏面
スプレーノズルと、前記基板の裏面全体に薬液が供給さ
れるように各裏面スプレーノズルを揺動させる揺動機構
とを具備している。
【0011】本発明の基板処理装置においては、薬液が
基板支持ローラを介して基板裏面に転写供給される。裏
面スプレーノズルを基板の裏面に近づけ、基板支持ロー
ラに大量のエッチング液を供給する場合にも、裏面スプ
レーノズルの揺動により、ノズルの配設個数を増加させ
ることなく、基板の裏面全体に薬液を供給できる。
【0012】揺動機構は、前記基板の裏面全体に薬液が
供給され、且つ基板支持ローラに常時薬液が供給される
ように、各裏面スプレーノズルを揺動させる構成が好ま
しい。この構成により、基板支持ローラに途切れること
なく薬液が供給され、基板裏面への転写供給が特にスム
ーズに実行される。
【0013】裏面スプレーノズルから基板の裏面までの
離間距離は、裏面スプレーノズルの揺動中心から基板の
裏面までの距離で表して60〜120mmが好ましく、
80〜100mmが特に好ましい。この距離が短すぎる
と、スプレーノズルが基板に接近しすぎ、揺動させても
液体衝突面積が狭くなる。このため、ノズル数の増加を
余儀なくされる。揺動角度を大きくして液体衝突面積を
確保するという手段もあるが、揺動角度が大きくなると
支持ローラに薬液が衝突しない場合が生じる。支持ロー
ラの直径との関係もあり、ノズル先端が支持ローラより
下側にないと、支持ローラに有効に薬液を衝突させるこ
とができなくなる。逆に、裏面スプレーノズルから基板
の裏面までの距離が大きすぎると、支持ローラに当たる
液量が減り、基板への転写供給が不十分となる。
【0014】多数個の裏面スプレーノズルについては、
構成簡略化の点から、基板の搬送方向及びその搬送方向
に直角な板幅方向にマトリックス状に配置する構成が好
ましく、基板の搬送方向に配列されたものを一組とし
て、その搬送方向に延びた共通のヘッダー管に取り付け
ると共に、該ヘッダー管を揺動軸にして板幅方向へ揺動
する構成が特に好ましい。
【0015】基板支持ローラの形状については、回転中
心に平行な筒状の内周部と、内周部の軸方向中間部から
外周側へほぼ同じ厚みで外面側へ延出した薄い鍔状の外
周部とからなる断面凸型が、死角を狭くできる点から好
ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す基
板処理装置の平面図、図2は同基板処理装置の正面図、
図3は同基板処理装置に使用されている基板支持ローラ
の縦断正面図である。
【0017】本実施形態の基板処理装置は、液晶製造プ
ロセスにおけるガラス基板60のエッチング装置であ
り、より具体的には、ガラス基板60の表面に形成され
たSiO2 膜をHFにより選択的に除去する装置であ
る。
【0018】被処理材であるガラス基板60(以下、単
に基板60という)は、ローラ搬送により液避け部を経
て、図1及び図2に示されるエッチング部に進入し、こ
こを通過して後続の水洗部に進入する。エッチング部で
は、基板60が、その搬送方向に所定間隔で配置された
複数のローラユニット10,10・・により、水平姿勢
で水平方向に搬送される。各ローラユニット10は、回
転自在に水平支持された駆動軸11と、駆動軸11に取
り付けられた1組の主ローラ12,12と、主ローラ1
2,12の間に位置して駆動軸11に取り付けられた複
数の副ローラ13,13・・とを備えている。
【0019】駆動軸11は、両側の側板20,20間に
掛け渡された水平軸であり、一方の側板20の外側に設
けられた駆動機構30により回転駆動される。この駆動
のために、駆動軸11の駆動側の端部は、一方の側板2
0の外側に突出し、プーリ14により駆動機構と接続さ
れる。主ローラ12,12は、基板60の両側の縁部を
下方から支持すると共に該縁部に外側から係合する位置
決めローラ兼用の鍔付き搬送ローラである。複数の副ロ
ーラ13,13・・は、基板60の幅方向における撓み
を防止するめに、基板60の幅方向中間部を下方から支
持する基板支持ローラである。
【0020】駆動軸11に基板支持ローラとして取り付
けられた副ローラ13は、図3(a)に示すように、エ
ッチング液に対する耐性をもつ樹脂からなる断面凸型の
一体成形ローラであり、回転中心に平行な筒状の内周部
13aと、内周部13aの軸方向中間部から外周側へほ
ぼ同じ厚みで外面側へ延出した薄い鍔状の外周部13b
と有している。副ローラ13の外周部13bを両面側か
ら削り込んだ薄板形状に形成することにより、2点鎖線
で示す従来の断面山型の副ローラより死角を小さくする
ことができる。この副ローラ13は、駆動軸11と同期
回転するように、駆動軸11の外側にOリングを介して
嵌合する。副ローラ13の外周面は、基板60の裏面に
点接触するよう断面円弧状に形成されている。
【0021】ローラユニット10,10・・の各入側に
は、複数の補助ローラ40,40・・が設けられてい
る。補助ローラ40,40・・は、基板60の搬送方向
における撓みを防止するために、副ローラ13,13・
・の各入側に配置された基板支持ローラであり、図示さ
れない支持機構により副ローラ13,13・・と同レベ
ルに回転自在に支持されている。
【0022】補助ローラ40は、エッチング液に対する
耐性をもつ樹脂からなるフリーローラである。このロー
ラは、図3(b)に示すように、支持軸にOリングを介
して嵌合する樹脂製の内輪41と、内輪41の外側に樹
脂製のベアリングローラ42を介して嵌合する樹脂製の
外輪43とを有しており、外輪43は、内周縁部を残し
て両面側から薄板状に削り込んだ断面形状になってい
る。これにより、補助ローラ40は、全体としては、副
ローラ13と同様に、回転中心に平行な筒状の内周部4
0aと、内周部40aの軸方向中間部から外周側へほぼ
同じ厚みで外面側へ延出した薄い鍔状の外周部40bと
を有する断面凸型に形成されている。これにより、エッ
チング液の死角を小さくできることは副ローラ13と同
じである。また、外輪43を加工したことにより部品点
数が低減し、ベアリングを使用したことにより基板60
とのスリップによる疵発生等が防止される。
【0023】ローラユニット10,10・・による基板
支持ラインの上方には、基板の表面にエッチング液を散
布するために、図示されない表面スプレーユニットが設
けられている。一方、その基板支持ラインの下方には、
基板の裏面にエッチング液を散布するために裏面スプレ
ーユニット50が設けられている。
【0024】裏面スプレーユニット50は、基板の搬送
方向に延びる複数本の水平なヘッダ管51,51・・
と、各ヘッダ管51の長手方向複数箇所に取り付けら
れ、全体として基板搬送方向及びこれに直角な方向にマ
トリックス状に配置された多数個の裏面スプレーノズル
52,52・・とを備えている。
【0025】複数本の水平なヘッダ管51,51・・
は、ローラユニット10,10・・の駆動軸11,11
・・に直角であり、各ローラユニット10の副ローラ1
3,13・・及び補助ローラ40,40・・の各真下に
僅かの隙間をあけて位置するように配置されている。そ
して、各ヘッダ管51は、スプレーノズル52,52・
・の揺動のために中心回りに回動自在に支持されてい
る。
【0026】各ヘッダ管51に取り付けられた複数個の
裏面スプレーノズル52,52・・は、エッチング液を
上方へ円錐形状に吐出する上向きのコーンノズルであ
り、ローラユニット10,10・・の対応する副ローラ
13,13・・とその上流側の補助ローラ40,40・
・にエッチング液が噴射されるように、両者の間に配置
されている。そして、複数個の裏面スプレーノズル5
2,52・・が両側へ所定角度で揺動するように、各ヘ
ッダ管51が図示されない揺動機構により両側へ所定角
度ずつ所定周期で同期回動される。
【0027】次に、本実施形態の基板処理装置の機能に
ついて説明する。
【0028】基板60がエッチング部をローラユニット
10,10・・により搬送されるとき、基板60の表面
全体にエッチング液が噴射される。同時に、裏面スプレ
ーユニット50から基板60の裏面全体にエッチング液
が噴射される。具体的には、裏面スプレーユニット50
の各ヘッダ管51に取り付けられた複数の裏面スプレー
ノズル52,52・・から基板60の裏面にエッチング
が噴射される。
【0029】ここで、各ヘッダ管51に取り付けられた
複数の裏面スプレーノズル52,52・・の噴射範囲に
ついてより詳細に説明する。各ヘッダ管51の裏面スプ
レーノズル52,52・・が真上を向いた状態の、エッ
チング液の基板裏面における噴射領域をBにて示す。各
裏面スプレーノズル52が基板裏面に近いため、基板裏
面における噴射領域は狭くなる。
【0030】各ヘッダ管51においては、各裏面スプレ
ーノズル52が下流側の副ローラ13とその上流側の補
助ローラ40にエッチング液を噴射すると共に、ヘッダ
管51の長手方向において隣接する裏面スプレーノズル
52,52の噴射範囲が重複する。隣接するヘッダ管5
1,51の間では、この間の間隔を大きくしてノズル数
の節減を図ったため、対応する裏面スプレーノズル5
2,52の噴射範囲は重複しない。
【0031】各ヘッダ管51の裏面スプレーノズル5
2,52・・が両側の限界位置a1,a2まで揺動した
ときの、エッチング液の基板裏面における噴射領域をA
1,A2にて示す。各ヘッダ管51の裏面スプレーノズ
ル52,52・・が両側へ揺動することにより、隣接す
るヘッダ管51,51の間で対応する裏面スプレーノズ
ル52,52の基板裏面における噴射範囲が重複するよ
うになる。また、各裏面スプレーノズル52は、両側へ
揺動した状態でも、対象とする下流側の副ローラ13と
その上流側の補助ローラ40にエッチング液を噴射し続
ける。
【0032】かくして、基板支持ローラである各ローラ
ユニット10の副ローラ13,13・・及びその入側に
配置された補助ローラ40,40・・に常時エッチング
液が供給し続けられる。各ヘッダ管51の裏面スプレー
ノズル52,52・・から基板裏面までの距離が小さ
く、裏面スプレーノズル52,52・・がこれらの基板
支持ローラに接近しているので、各基板支持ローラに供
給されるエッチング液が多くなる。加えて、基板支持ロ
ーラである副ローラ13,13・・及び補助ローラ4
0,40・・の死角が小さい。その結果、各基板支持ロ
ーラとの接触部にも転写等により十分な量のエッチング
液が供給される。
【0033】ヘッダ管51,51・・の各間では、その
間隔を大きくしているために、各ヘッダ管51の裏面ス
プレーノズル52,52・・が揺動しなければ、エッチ
ング液が噴射されない領域が生じる。しかし、各ヘッダ
管51の裏面スプレーノズル52,52・・が揺動する
ことにより、隣接するヘッダ管51,51・・の間隔を
大きくしたにもかかわらず、そのヘッダ管51,51の
間で対応する裏面スプレーノズル52,52の噴射範囲
が重複し、基板60の裏面全体にエッチング液が供給さ
れる。
【0034】このようにして、本実施形態の基板処理装
置では、基板60が大型で薄く、撓みやすいため、多数
の基板支持ローラで支持する必要がある場合にも、多数
の裏面スプレーノズル52を使用せずとも、基板支持ロ
ーラによる死角の影響を排除でき、ローラ接触部を含む
基板60の裏面全体にエッチング液を供給できる。その
結果、基板裏面におけるエッチングむらを回避できる。
【0035】なお、本実施形態では、ローラユニット1
0における両側の主ロール12,12(搬送ローラ)に
対しては、スプレーノズル52の揺動により間欠的にエ
ッチング液が供給され、エッチング液の常時供給が行わ
れない。それでも問題が生じないのは、基板60の両側
の縁部は切り捨て部となり、エッチングむらが問題視さ
れないからである。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の基板処
理装置は、基板支持ローラに薬液が薬液が衝突するよう
に基板搬送ラインの下方に複数個の裏面スプレーノズル
を分散配置すると共に、基板の裏面全体に薬液が供給さ
れるように各裏面スプレーノズルを揺動させることによ
り、高密度のローラ支持を必要とする薄厚で大型の撓み
やすい基板に対しても、比較的少数の裏面スプレーノズ
ルにより、裏面むらを効果的に解消できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す基板処理装置の平面
図である。
【図2】同基板処理装置の正面図である。
【図3】同基板処理装置に使用されている基板支持ロー
ラの縦断正面図である。
【符号の説明】
10 ローラユニット 11 駆動軸 12 主ローラ(搬送ローラ) 13 副ローラ(基板支持ローラ) 20 側板 30 駆動機構 40 補助ローラ(基板支持ローラ) 50 裏面スプレーユニット 51 ヘッダ管 52 裏面スプレーノズル 60 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA05 FA02 FA07 GA53 LA13 MA23 MA24 5F043 AA31 BB22 EE07 EE36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をローラにより搬送する手段と、搬
    送される基板の表面に薬液を供給する手段と、基板支持
    ローラに薬液が衝突するように基板搬送ラインの下方に
    分散して配置された複数個の裏面スプレーノズルと、前
    記基板の裏面全体に薬液が供給されるように各裏面スプ
    レーノズルを揺動させる揺動機構とを具備することを特
    徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動機構は、前記基板の裏面全体に
    薬液が供給され、且つ基板支持ローラに常時薬液が供給
    されるように、各裏面スプレーノズルを揺動させる請求
    項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 揺動式の裏面スプレーノズルから基板の
    裏面までの離間距離が、ノズルの揺動中心から基板の裏
    面までの距離で表して60〜120mmである請求項1
    に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 多数個の裏面スプレーノズルは、基板の
    搬送方向及びその搬送方向に直角な板幅方向にマトリッ
    クス状に配置されている請求項1に記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 多数個の裏面スプレーノズルは、基板の
    搬送方向に配列されたものを一組として、その搬送方向
    に延びた共通のヘッダー管に取り付けられており、且つ
    該ヘッダー管を中心にして板幅方向へ揺動される請求項
    4に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記基板支持ローラは、回転中心に平行
    な筒状の内周部と、内周部の軸方向中間部から外周側へ
    ほぼ同じ厚みで外面側へ延出した薄い鍔状の外周部とか
    らなる断面凸型ローラである請求項1に記載の基板処理
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100872A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 基板表面処理装置、基板処理方法および光起電力装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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