JP2003332094A - 除電監視モニタ - Google Patents

除電監視モニタ

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JP2003332094A
JP2003332094A JP2002133859A JP2002133859A JP2003332094A JP 2003332094 A JP2003332094 A JP 2003332094A JP 2002133859 A JP2002133859 A JP 2002133859A JP 2002133859 A JP2002133859 A JP 2002133859A JP 2003332094 A JP2003332094 A JP 2003332094A
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alarm
unit
display
monitor
static
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JP2002133859A
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English (en)
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Koji Fukai
浩司 深井
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の除電器の運転状態を監視し、この運転
状態が適切でない状況が複数発生したことを検知したと
きに、操作者に適切に認識させる。 【解決手段】 モニタ1は、これに接続されている除電
バーユニット2の現時点での運転状態を表示する表示部
3を有する。いずれかのユニット2に警報が発生したと
きには(ステップS11)、直ちに、警報通知画面が表
示される。これに併せて、警報を発した除電バーユニッ
ト2のIDを除去して通信関係を不能にする(ステップ
S12)。ステップS13に進み、IDの除去から所定
時間(5分)が経過したか否かを判定し、NO(5分経
過前)であれば、IDを除去したユニット2以外のユニ
ット2と通信を行う(ステップS14)。IDの除去か
ら5分が経過すると、ステップS15に進み、新規接続
ユニットの確認動作を実行すると共に新規接続設定画面
を表示部3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は除電監視モニタに
関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームでの清浄化や浮遊粒子の
帯電防止など、空気中の静電気制御のために静電気除去
(除電)が行われているが、この非接触の除電に、特開
平3−266398号公報や特開平8−78183号公
報に見られるように、コロナ放電式のイオン化装置つま
り除電器が多用されている。
【0003】このような除電器は、広範囲の除電を行う
ために、複数の除電器を連ねて用いられる場合があり、
この場合に、複数の除電器の除電状態などを一括して監
視できるのが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の除電
器を一括して監視できる除電監視モニタを提供すること
を目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、複数の除電器の運転
状態を監視し、この運転状態が適切でない状況が発生し
たことを検知したときに、直ちに、このことを操作者に
認識させることのできる除電監視モニタを提供すること
にある。
【0006】本発明の更なる目的は、複数の除電器の運
転状態を監視し、この運転状態が適切でない状況が複数
発生したことを検知したときに、操作者に適切に認識さ
せることのできる除電監視モニタを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明の一つの観点によれば、複数の除電器が接続可能で
あり且つ各々の除電器の運転状態及び警報発生を確認す
ることのできる除電監視モニタであって、表示部と、前
記各々の除電器の運転状態を取り込んで、該除電器の現
在の運転状態を前記表示部に表示する除電器運転状態表
示モードと、前記除電監視モニタに接続された複数の除
電器の運転中に、少なくとも一つの除電器の警報発生を
検知したときに、直ちに、前記除電器運転状態表示モー
ドから脱して、前記表示部に警報通知画面を表示する除
電器警報通知手段とを有し、前記除電器の警報発生を検
知すると、当該除電器との間の通信関係を解除すると共
に、通信関係を解除した後、所定時間が経過したとき
に、当該除電器との通信関係を確立するための接続設定
画面が前記表示部に表示されることを特徴とする除電監
視モニタを提供することにより達成される。
【0008】かかる技術的課題は、本発明の他の観点に
よれば、複数の除電器が接続可能であり且つ各々の除電
器の運転状態及び警報発生を確認することのできる除電
監視モニタであって、表示部と、前記各々の除電器の運
転状態を取り込んで、該除電器の現在の運転状態を前記
表示部に表示する除電器運転状態表示モードと、前記除
電監視モニタに接続された複数の除電器の運転中に、少
なくとも一つの除電器の警報発生を検知したときに、直
ちに、前記除電器運転状態表示モードから脱して、前記
表示部に警報通知画面を表示する除電器警報通知手段と
を有し、前記除電器の警報発生を検知すると、当該除電
器との間の通信関係を解除すると共に、通信関係を解除
した後、操作者の積極的な意志表示を意味する操作をト
リガとして、当該除電器との通信関係を確立するための
接続設定画面が前記表示部に表示されることを特徴とす
る除電監視モニタを提供することにより達成される。
【0009】本発明の監視モニタによれば、これに接続
されている複数の除電器の各々の現在の運転状態が表示
されるため、除電器の運転状態を確認することができ
る。また、除電器の運転状態に支障が発生したことを検
知して、その警報通知画面を表示すると共に、当該除電
器との間の通信関係を解除するため、この警報通知画面
が何回も表示されるのを回避することができる。
【0010】したがって、例えば、複数の警報発生が競
合したときに、一つの警報通知画面が再三表示してしま
うことを防止して、次の警報通知画面を表示することが
できるため、複数の警報発生があったとしても、これを
表示部に次々に表示して操作者に複数の警報発生が検知
された事実を適切に表示することができる。
【0011】本発明の上記目的及び他の目的並びにその
作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説
明から明らかになろう。
【0012】
【実施例】添付の図面を参照して本発明の好ましい実施
例を以下に詳しく説明する。
【0013】図1は、除電監視モニタを含む除電システ
ムの全体概要図である。図1において、参照符号1は、
本発明に従う除電監視モニタを示し、除電監視モニタ1
は、直列又は並列に接続された最大で16の除電器つま
り除電バーユニット2に電源を供給し且つこれらを監視
することができる。
【0014】除電監視モニタ1は、CPU、ROM、R
AMなどのマイクロコンピュータと実質的に同じ構造を
有し、また、例えばドットマトリックス白黒又はカラー
表示用LCDからなる表示部3を有する。モニタ1は、
また、表示部3に隣接してキーSW群4と4つのLED
5とを有する。キーSW群4は、図2に示すように、左
右キーSW6と、上下キーSW7と、ESCキーSW8
と、リターンキーSW9とからなる。
【0015】除電監視モニタ1は、また、ACインレッ
ト10と、RS232ポート11と、I/Oコネクタ1
2とを有し、ACインレット10を介して商用電源(A
C電源)に接続可能であり、RS232ポート11を介
してパソコンなどの外部機器12に接続可能であり、I
/Oコネクタ12を介してプログラマブルロジックシス
テム(PLC)に接続可能である。
【0016】除電監視モニタ1の詳細を説明する前に、
除電バーユニット2について説明すると、除電バーユニ
ット2は、例えば図3にブロック図で示すパルスAC式
除電バーからなる。図3に図示の除電バーユニット2
は、正負の高電圧生成回路201、202を含み、この
正負の高電圧生成回路201、202から交互に電極針
203に高電圧が供給され、この電極針203によって
異なる極性のイオンつまり正と負のイオンが交互に生成
される。
【0017】正負の高電圧生成回路201、202は、
共に、トランス204、205の一次側コイルに接続さ
れた自励発振回路206と、二次コイルに接続された、
例えば倍整流回路からなる昇圧回路207を含む。高電
圧生成回路201、202と電極針203との間には保
護抵抗209が設けられている。
【0018】電極針203の近傍又は回りには、グラン
ド(GND)プレート210が設けられ、このGNDプ
レート210は、導体211を通じて、ワーク側グラン
ドつまりフレームグランドFGに接続され、導体211
には、第1、第2の抵抗R、Rが直列に設けられて
いる。詳しくは、第1の抵抗RがGNDプレート21
0側に設けられ、第2の抵抗RがフレームグランドF
G側に設けられている。そして、この第1の抵抗R
第2の抵抗Rとの間と、正負のトランス204、20
5の二次側コイルの接地側端とが導体212によって接
続されている。
【0019】電極針203とGNDプレート210との
間の電流Iは第1の抵抗Rの電位差Vによって間
接的に検知することができる。また、ワーク側のフレー
ムグランドFGに到達した正と負のイオンの量の差は、
第2の抵抗Rを通る電流I つまり第2の抵抗R
電位差Vによって間接的に検知することができる。
【0020】したがって、第1の抵抗Rの電位差V
によって電極針203による放電の程度、つまり電極針
203が生成するイオンの量を検知することができ、こ
れにより電極針203の性能低下又は効率低下などを把
握することができるだけでなく、電極針203が生成す
る正負のイオン発生量のバランスを知ることができる。
他方、第2の抵抗Rの電位差Vによってワーク帯電
状態つまりイオンバランスを知ることができる。
【0021】例えば、第1の抵抗Rの電位差Vをイ
オン電流検知回路214で検知して、この検知データを
CPU215に入力し、CPU215によってワーク帯
電状態つまりイオンバランスを保つことができるように
電極針203への正及び/又は負の供給電圧を変化させ
る又はパルス幅を変化させるために、正負の自励発振回
路206、207を制御することで、正負のイオン発生
量のバランスを一定に保つことができる(ICC制
御)。
【0022】また、第1の抵抗Rの電位差Vが極端
に小さい又は経時的に小さくなって、例えばしきい値よ
りも小さくなったら、放電異常ということで、アラーム
手段又は表示手段216で作業者に知らせるようにして
もよい。この種の放電異常としては、電極針203にゴ
ミが堆積した場合を挙げることができる。
【0023】また、例えば、第2の抵抗Rの電位差V
をイオン電流検知回路214で検知して、この検知デ
ータをCPU215に入力し、ワーク帯電状態つまりイ
オンバランスを保つことができるように電極針203へ
の正及び/又は負の供給電圧を変化させる又はパルス幅
を変化させるようにすればよい(イオンバランス制
御)。これに併せて、イオンバランスが保持されていな
いという事実をアラーム手段又は表示手段216を通じ
て作業者に知らせるようにしてもよい。
【0024】また、例えば、第1の抵抗Rの電位差V
及び/又は第2の抵抗Rの電位差Vが極端に大き
いときには、これを異常放電電流検知回路217で検知
してCPU215に入力し、例えば、電極針203とG
NDプレート210との間や電極針203とワークとの
間に短絡が生じて異常放電が生成したということで、ア
ラーム手段又は表示手段216によって、非常灯を点灯
させたり警報音を鳴らすなどの警報をユーザ又は作業者
に発するようにすればよく、また、正負の自励発振回路
206、207にスイッチを組み込んで、このスイッチ
を切断することにより、除電バーユニット2の動作を強
制的に停止させるようにしてもよい。
【0025】第1の抵抗Rの電位差Vをイオン電流
検知回路214で検知することで、電極針203の汚染
又は汚れが進行したとして、後に説明するように表示L
ED216にその旨の表示を行うことができる。また、
正側の電流値I又はIと負側の電流値I又はI
とを対比することでイオン生成量のバランスを知ること
ができる。
【0026】図4、図5は、除電バーユニット2に含ま
れる表示部219の一部を示し、表示部219には、自
己診断機能を視覚的に表示するためのイオンモニタと呼
ばれる表示手段220が設けられている。この表示手段
220は、7個の発光素子又はLED221〜227を
含み、これらのLED221〜227は、第1表示モー
ド(図4)と第2表示モード(図5)とで表示色が変わ
るようになっている。すなわち、イオンモニタ表示手段
220は、ユーザのマニュアル操作により、第1表示モ
ードと第2表示モードとの間で切り替わる。
【0027】イオンモニタ表示手段220は、また、左
端のLED21の上にマイナス(−)の表示228を含
み、右端のLED27の上にプラス(+)の表示229
を含む。
【0028】第1表示モード(図4)は、ワーク近傍で
の除電状態を表示を意図している。また、第2表示モー
ド(図5)は、イオン生成状態又はイオン生成量を表示
を意図している。
【0029】図4を参照して、第1表示モードでのLE
D221〜227の表示色を説明すると、第1表示モー
ドでは、左から右に向けて順に、赤(LED221)、
黄(LED222)、緑(LED223)、緑(LED
224)、緑(LED225)、黄(LED226)、
赤(LED227)である。すなわち、第1表示モード
では、イオンモニタ表示手段220は、横並びの複数の
LEDの中央部分に、一般的に安全を意味する色と認識
されている緑色(LED223〜225)が存在し、こ
の緑色の隣りに、一般に注意を意味する色と認識されて
いる黄色(LED222、226)が存在し、両端に、
一般に危険を意味する赤色(LED221、227)が
存在する。
【0030】つまり、第1表示モードでは、横並びに、
左から順に、赤−黄−緑−緑−緑−黄−赤が発色可能で
あり、左端の赤の上に(−)が表記され、右端の赤の上
に(+)が表記されている。
【0031】この図4の第1表示モードを選択したとき
には、ワークの正側又は負側の帯電量に応じて(+)又
は(−)側のLEDが発光する。イオンバランスがゼロ
に近づくほど、中央のLED223〜225のいずれか
1つが緑色に発光し、最終的に中央のLED224が緑
色に発光することで、除電が完了したことを表示するよ
うになっている。当業者であれば、容易に理解できるよ
うに、このような表示形態は、各LED221〜227
を発光させる「しきい値」を夫々用意し、これらの「し
きい値」と検知値とを対比することで実施可能である。
【0032】図5を参照して、第2表示モードでのLE
D221〜227の表示色を説明すると、第2表示モー
ドでは、左から右に向けて順に、緑(LED221)、
緑(LED222)、黄(LED223)、赤(LED
224)、黄(LED225)、緑(LED226)、
緑(LED227)である。すなわち、第2表示モード
では、イオンモニタ表示手段220は、横並びの複数の
LEDの左端部分及び右端部分に、一般的に安全を意味
する色と認識されている緑色(LED221、222、
226、227)が存在し、この緑色の横隣りに、一般
に注意を意味する色と認識されている黄色(LED22
3、225)が存在し、中央に、一般に危険を意味する
赤色(LED224)が存在する。
【0033】つまり、第2表示モードでは、横並びに、
左から順に、緑−緑−黄−赤−黄−緑−緑が発色可能で
あり、左端の緑の上に(−)が表記され、右端の緑の上
に(+)が表記されている。
【0034】この図5の第2表示モードを選択したとき
には、電極針203が生成するイオン量の大小を知るこ
とができる。すなわち、プラスイオンの生成量は、イオ
ンモニタ表示手段220の右側で表示し、マイナスイオ
ンの生成量は、イオンモニタ表示手段220の左側で表
示される。そして、イオンの生成量が十分であるときに
は、右端又は左端のLED221、227が緑色に発色
し、生成イオンの量が減少するに従って、これによりも
中央側のLED222、223又は226、225が緑
色又は黄色に発色し、生成イオン量が不十分な量まで減
少したときには、中央のLED224が赤色に発色する
ようになっている。当業者であれば、容易に理解できる
ように、このような表示形態は、各LED221〜22
7を発光させる「しきい値」を夫々用意し、これらの
「しきい値」と検知値とを対比することで実施可能であ
る。
【0035】ユーザは、第2表示モードでの表示を見る
ことにより、正負のイオンの生成量を知ることができ、
プラスイオンの生成量とマイナスイオンの生成量との差
を視覚的に知ることによって、正負の生成イオンのバラ
ンスを知ることができる。
【0036】以上、除電監視モニタ1に接続可能な除電
バーユニット2としてパルスAC式除電バーを例示した
が、対の電極針を含むパルスDC式除電バー(図示せ
ず)を除電監視モニタ1に接続することも可能である。
【0037】除電監視モニタ1は、前述したように、特
にその数は限定的なものではないが最大16本の除電バ
ーユニット2への電力の供給と、各除電バーユニット2
との双方向通信により、各除電バーユニット2のイオン
バランスや除電不良(警報の有無)などを一元管理する
機能を有し、その結果(例えば各除電バーユニット2が
検出したイオンバランスやイオン発生量)をLCD(液
晶)表示部3に表示し、また、RS232ポート11を
介した通信やI/Oコネクタ12を介した入出力制御を
介して確認することできるようになっている。例えば、
RS232ポート11にプリンタを接続して、このプリ
ンタで、各除電バーユニット2の動作状態(除電状態)
や設定値データや過去の除電状態(履歴)をプリントア
ウトすることができる。
【0038】また、この除電監視モニタ1は、IOコネ
クタ12の制御入力に応じて個々の除電バーユニット2
の除電をON/OFFさせてワークの有無に応じて除電
をON/OFFさせる機能を有し、また、異常放電など
の重大な問題が発生したときには除電バーユニット2の
動作を緊急に停止(除電バーユニット2の除電停止)さ
せる機能を有する。このような除電バーユニット2の除
電停止は、例えば、上述した正負の自励発振回路20
6、207に組み込んだスイッチを利用して行う、或い
は、除電バーユニット2への電力供給を停止することに
よって行うことができる。
【0039】図6を参照して、除電監視モニタ1の表示
部3にはメインメニュー画面301が表示され、このメ
インメニュー画面301には、操作者がキーSW6、9
を用いて選択可能な少なくとも6つのメニューが表示さ
れる。この6つのメニューは、ユニット監視モードとキ
ー設定モードとに分類することができる。
【0040】(1)ユニット監視モード 第1メニュー:ユニット運転状態表示モード302 この第1メニューは、接続されている除電バーユニット
2の各々の動作状態を表示するものである。 第2メニュー:ユニット警報確認表示モード303: この第2メニューは、各除電バーユニット2の現在の警
報発生状態を表示するものである。 第3メニュー:ユニット運転状態履歴表示モード30
4: この第3メニューは、各除電バーユニット2の過去の動
作状態の履歴を表示するものである。 第4メニュー:ユニット警報発生履歴表示モード30
5: この第4メニューは、各除電バーユニット2の過去の警
報発生の履歴を表示するものである。
【0041】(2)キー設定モード 第5メニュー:ユニット設定モード306: この第5メニューは、各除電バーユニット2の各種の設
定値を表示する又は設定値の設定を行うためのものであ
る。 第6メニュー:本体設定モード307: この第6メニューは、監視モニタ1の設定値を表示する
又は設定値の設定を行うためのものである。
【0042】すなわち、メインメニュー画面301は、
上記6つのメニューを少なくとも含み、そのうちの一つ
のメニューが反転表示され、この反転表示されたメニュ
ーが選択可能であることを表している。操作者は、反転
表示メニューが目的とするメニューであれば、リターン
キーSW9を押し下げることにより選択することがで
き、また、反転表示メニューを変更したいときには、上
下キーSW7を操作することにより、これを行うことが
できる。操作者が例えばユニット運転状態表示モード3
02を希望するときには、上下キーSW7を操作するこ
とによって、このユニット運転状態表示モード302を
意味するメニュー「運転状態」の文字を反転表示させ、
この「運転状態」が反転表示状態になったら、リターン
キーSW9を押下げることにより、ユニット運転状態表
示モード302に遷移する。
【0043】除電監視モニタ1の表示部3に表示される
画面は、上記の表示モード302〜307からなる基本
表示モードの他に、警報通知画面308、309を含
む。上記の表示モード302〜307の画面表示を行っ
ている最中に、後に説明する各種の警報が発生したとき
には、リターンキーSW9などのキーSWの操作とは無
関係に強制的にユニット警報通知表示画面308又は本
体警報通知画面309に切り替わる。
【0044】図8は、各表示モード302〜307の表
示画面の変遷を例示するものである。
【0045】(1)ユニット運転状態表示モード30
2:このユニット運転状態表示モード302は、接続さ
れている除電バーユニット2の現時点での除電状態を表
示するためのものである。監視モニタ1は、各除電バー
ユニット2との間の通信により、常時、全ての除電バー
ユニット2の運転状態の読み出しを行っており、このユ
ニット運転状態表示モード302の表示画面は、監視モ
ニタ1が除電バーユニット2の運転状態の読み出しを行
う毎に更新され、最新のデータが表示される。
【0046】図9は、メインメニュー画面301からユ
ニット運転状態表示モード302に移行したときの初期
画面を示す。このユニット運転状態表示モード302で
の初期画面は、「ID−0」ユニット2であってもよい
が、図9に示すように、監視モニタ1に接続されている
全ての除電バーユニット2に関連した事項を表示するよ
うにしてもよい(全ユニット運転状態表示)。全ユニッ
ト運転状態表示に関する表示内容を例示すると次のとお
りである。なお、図9の左上の「ALL」の文字は、こ
の全ユニット運転状態表示であることを意味している。
【0047】全ての除電バーユニット2の除電に異常
が無い場合には、つまり接続されている全ての除電バー
ユニット2が除電動作を行い且つ全てのユニット2で警
報が発生していない場合には、「除電 正常」の文字が
表示される。 全ての除電バーユニット2が除電を停止している場合
には、「除電 全停止」の文字が表示される。 一部の除電バーユニット2が除電を停止している場合
には、「除電 一部停止」の文字が表示される。
【0048】この全ユニット運転状態表示に関し、最も
イオン発生量が低下して除電バーユニット2つまり性能
劣化が最も進行している除電バーユニット2について
は、例えば、これに該当するユニット2が「ID−1
0」ユニット2であるとすると、図9に示すように、こ
のユニット2を特定するID番号「BAR10」が表示
される。このように、接続されている複数の除電バーユ
ニット2のうちに最も劣化が進んだ除電バーユニット2
に関し、その劣化の指標である、例えば、「ID−1
0」ユニット2に関するイオン発生量について、「イオ
ン」の文字の右隣に、イオン発生量のレベルを意味する
「+」が表示される。「+」の数が少ない程、イオン発
生量が少ないことを表している。また、その右隣に、ビ
ジュアル表示により、マイナス(−)イオン発生量とプ
ラス(+)イオン発生量が表示される。これにより、表
示面積が制限された大きさの表示部3を用いて操作者に
とって最も重要な情報を提供することができる。
【0049】接続されている複数の除電バーユニット2
のうち最も性能劣化し始めている除電バーユニット2に
関する情報を全ユニット運転状態表示を用いて表示する
ことに関し、イオンバランスつまりワーク帯電状態が悪
化した状態にあるときには、このイオンバランスを表示
するようにしてもよく、また、イオン発生量及びイオン
バランスの両者を表示するようにしてもよい。
【0050】また、特定のユニット2に関して警報が発
生しているときには、この全ユニット運転状態表示を利
用して、これを文字表示するようにしてもよい。例え
ば、図9に見られる「イオンレベル警報」の文字によっ
て、「ID−10」ユニット2のイオン発生量に関して
警報が出ている事実を表示するようにしてもよい。
【0051】ユニット運転状態表示モード302は、左
右キーSW6を操作することにより、「ID−0」から
順に各ユニット2の運転状態に関する事項を表示する画
面を切り替えることができ、ESCキーSW8を押下げ
ることによりメインメニュー画面301に戻すことがで
きる。図10は、「ID−10」ユニット2に関する運
転状態表示画面を示す。
【0052】図10において、左上の「BAR 10」
は「ID−10」ユニット2に関する運転状態表示画面
であることを意味している。その右隣の「ICC O
N」は、プラスイオンとマイナスイオンとを同一量発生
させるイオン発生量バランス制御(ICC制御)が実行
されていることを意味しており、左下の「B」は、イオ
ン発生量バランス制御の中立点つまりプラスイオンとマ
イナスイオンとの発生量が若干オフセットして設定され
ている状態を示している。このオフセットは各除電バー
ユニット2で行うことができる。ICC制御がOFFの
場合には、プラス/マイナスのイオン発生量バランスを
実質的に意味する電極針203(図3)への印加パルス
のデューティ比が数値表示される。
【0053】この「ID−10ユニット」2に問題が発
生していない場合、つまり正常に動作していることを意
味する「運転中」の文字が表示される。例えば、この
「ID−10」ユニット2が異常放電により動作停止状
態にある場合には、これを意味する文字、例えば「除電
停止中」の文字が表示される。
【0054】また、この「ID−10」ユニット2のイ
オンモニタ表示手段220(図4、図5)と実質的に同
じ表示が、この監視モニタ1の表示部3においても行わ
れるのが好ましい。
【0055】図10に戻って、同図中「バランス」の文
字は、ワーク帯電状態つまりイオンバランスを意味し、
その右隣のバー表示は、ユニット2のイオンモニタ表示
手段220における第1表示モード(図4)と実質的に
同じである。
【0056】また、図10の左下の「B」は、「ID−
10」ユニット2でイオンバランス制御が実行中である
ことを意味しており、その右隣のビジュアル表示は、ユ
ニット2のイオンモニタ表示手段220における第2表
示モード(図5)と実質的に同一であるマイナス(−)
イオン発生量とプラス(+)イオン発生量が例えば4段
階で表示される。
【0057】(2)ユニット警報確認表示モード30
3:このユニット警報確認表示モード303は、監視モ
ニタ1に接続されている個々の又は全体の除電バーユニ
ット2の現時点での警報発生を取り込んで、これを表示
することにより操作者が警報発生の有無を確認するため
のものである。
【0058】図11は、メインメニュー画面301から
ユニット警報確認表示モード303に移行したときの初
期画面を示す。このユニット警報確認表示モード303
での初期画面は、「ID−0」ユニット2であってもよ
いが、図11に示すように、監視モニタ1に接続されて
いる全ての除電バーユニット2に関連した事項を表示す
るようにしてもよい(全ユニット警報確認表示)。
【0059】ユニット警報確認モード303には「警報
確認」の文字が表示される。この「警報確認」の文字
は、現在の画面がユニット警報確認モード303である
ことを表している。図9の左上の「ALL」の文字は全
ユニット警報確認表示であることを意味している。監視
モニタ1に接続されている全てのユニット2に警報が発
生していない場合には、「警報はありません」という文
字が表示される(図11)。
【0060】もし、警報が発生しているユニット2が存
在する場合には、図12に示すような表示になる。この
図12の表示について説明すると、「BAR0」は「I
D−0」ユニット2を意味し、「BAR1」は「ID−
1」ユニット2を意味する。
【0061】図12に見られるような「ID−0」ユニ
ット2の右隣の「コンディション警報」の文字は、例え
ば、ワーク帯電状態が警報レベルにあること、具体的に
は、図3に図示のイオン電流検知回路214に、通常の
電流よりも大きな電流が発生しているような当該ユニッ
ト2の除電性能を維持できない何らかの問題が発生して
いることを意味している。また、同図に見られるような
「ID−1」ユニット2の右隣の「イオンレベル警報」
の文字は、当該ユニット2のイオン発生量が警報レベル
に達している、つまり、しきい値よりも下回っているこ
とを意味している。
【0062】ユニット警報確認表示モード303は、左
右キーSW6を操作することにより、「ID−0」から
順に各ユニット2の動作状態に関する事項を表示する画
面に切り替えることができ、ESCキーSW8を押下げ
ることによりメインメニュー画面301に戻すことがで
きる。
【0063】図13は、「ID−0」ユニット2に関す
る警報確認画面を例示している。同図から理解できるよ
うに、「コンディション警報」の文字が見られることか
ら、操作者は、この「コンディション警報」の文字を見
ることにより、「ID−0」ユニット2に、現在、当該
ユニット2の除電性能を維持できない何らかの問題が発
生していることを知ることができる。
【0064】(3)ユニット運転状態履歴表示モード3
04:監視モニタ1は、このユニット運転状態履歴表示
モード304に表示するためのデータを各ユニット2毎
に日時毎のファイル形式でメモリに保存される。すなわ
ち、履歴保存は、例えば、各ユニット2毎の除電状態
(イオン発生量やイオンバランスなど)、各ユニット
2毎の警報状態(イオンレベル警報の有無など)、ユ
ニット2毎の設定値(例えばICCの設定がONなど)
を含む履歴データとして内部メモリに保存される。
【0065】ユニット運転状態履歴表示モード304
は、監視モニタ1に接続されている個々の又は全体の除
電バーユニット2の過去の除電状態の履歴を表示するも
のであり、操作者は、このユニット運転状態履歴表示モ
ード304を見ることにより、個々の除電バーユニット
2の例えばイオン発生量の減少推移を調べることができ
る。
【0066】ユニット運転状態履歴表示モード304に
表示する項目としては、例えば、イオン発生量、イオン
バランス、イオンレベル警報などの各種の警報、動作停
止などの全て又は任意の一部を選択すればよく、これら
の事項は、図外のメモリに例えば日付(時分)毎に記憶
させ、このユニット運転状態履歴表示モード304を選
択されたときに、メモリから必要項目のデータを読み出
して、これを日付(時分)単位で表示するようにすれば
よい。
【0067】図14は、メインメニュー画面301から
ユニット運転状態履歴表示モード304に移行したとき
の初期画面及び上下キーSW7又は左右キーSW6を操
作したときの表示内容の遷移を示す。
【0068】このユニット運転状態履歴表示モード30
4での初期画面は、「ID−0」ユニット2に関する動
作状態履歴であってもよいが、図14の左側に示すよう
に、監視モニタ1に接続されている全ての除電バーユニ
ット2に関連した事項を表示するようにしてもよい(全
ユニット運転状態履歴表示)。
【0069】ユニット運転状態履歴表示モード304に
おける全ユニット運転状態履歴表示では、メモリに記憶
されている履歴データのうち、最も最新の履歴の中で、
イオンバランスが最も好ましくない除電バーユニット2
のID番号が数字で表示され及びイオンバランスがビジ
ュアル表示される。また、イオン発生量が最も少ない除
電バーユニット2のID番号が数字で表示され及びマイ
ナス/プラスのイオン発生量がビジュアル表示される。
【0070】図14の左上は、ユニット運転状態履歴表
示モード304での初期画面を示すものであり、この画
面の最上段の「運転履歴」の文字は、ユニット運転状態
履歴表示モードの画面であることを示すものであり、ま
た、その下の段の「01/5/23 18:22」の表
記は、2001年5月23日の18時22分の時の動作
状態を表示していることを意味している。
【0071】次の段の「10 バランス」は、2001
年5月23日の18時22分の時点では、他のユニット
2に比べて「ID−10」ユニット2が最もイオンバラ
ンスが好ましくない状態にあったことを示している。
【0072】最も下の段の「11 イオン」は、200
1年5月23日の18時22分の時点では、他のユニッ
ト2に比べて「ID−11」ユニット2が最もイオン発
生量が少なかったことを示している。
【0073】上下キーSW7をダウンキー操作すると、
次に古い履歴の表示に切り替わる。図14の左下は、ダ
ウンキー操作を行うことで、次に古い2001年5月2
3日の11時13分の時点での履歴データの表示であ
る。
【0074】左右キーSW6を操作することにより、
「ID−0」から順に各ユニット2の運転履歴に関する
事項を表示させることができ、ESCキーSW8を押下
げることによりメインメニュー画面301に戻すことが
できる。例えば、図14の左右方向真ん中の上方に図示
した表示画面は、「ID−0」除電バーユニット2に関
する履歴表示である。各ユニット2の運転履歴の表示
は、メモリに記憶されている当該ユニット2の履歴デー
タのうち、最も最新の履歴の中で、イオンバランスとイ
オン発生量が表示され、上下キーSW7をダウンキー操
作すると、次に古い履歴の表示に切り替わる。
【0075】(4)ユニット警報発生履歴表示モード3
05:監視モニタ1は、このユニット警報発生履歴表示
モード305に表示するためのデータを各ユニット2毎
に日付(時分)で分類したファイル形式でメモリに記憶
している。
【0076】監視モニタ1に接続されている個々の又は
全体の除電バーユニット2の過去の警報発生状態を表示
するものであり、操作者は、このユニット警報発生履歴
表示モード305の画面を見ることにより、過去のどの
時点でどのユニット2に警報が発生したかを参照するこ
とができる。
【0077】このユニット警報発生履歴表示モード30
5は、例えば、過去に警報が発生したことが無い場合に
は、「過去に警報はありません」などのメッセージが表
示される。
【0078】図15は、監視モニタ1に接続されている
個々の又は全体の除電バーユニット2で過去に警報が発
生した事実がある場合の表示を示す。すなわち、図15
は、メインメニュー画面301からユニット警報発生履
歴表示モード305に移行したときの初期画面及び上下
キーSW7又は左右キーSW6を操作したときの表示内
容の遷移を示す。
【0079】このユニット警報発生履歴表示モード30
5での初期画面は、「ID−0」ユニット2に関する動
作状態履歴であってもよいが、図15の左側に示すよう
に、監視モニタ1に接続されている全ての除電バーユニ
ット2に関連した事項を表示するようにしてもよい(全
ユニット警報発生履歴表示)。
【0080】ユニット警報発生履歴表示モード305の
各画面、つまり全ユニット警報発生履歴表示や「ID−
0」ユニット、「ID−1」ユニットでの初期画面は、
メモリに記憶されている履歴データのうち最新(現在に
一番近い時間)の警報履歴が表示され、上下キーSW7
のダウンキーSWを押下げる毎に、一つ過去の履歴が表
示される。図15に図示の全ての画面の上段に見られる
「警報履歴」の文字は、この表示画面がユニット警報発
生履歴表示モード305の画面であることを示してい
る。
【0081】全ユニット運転状態履歴表示の初期画面
(図15の左上)では、全てのユニット2の中で最も新
しい履歴が表示される。図示の例では、「01/5/2
3 18:22」「BAR10」「イオンレベル警報」
とあることから、2001年5月23日の18時22分
の時の「ID−10」ユニット2でイオンレベル警報が
発生したことを示している。
【0082】左右キーSW6を操作することにより、
「ID−0」から順に各ユニット2の警報履歴を個別的
に表示させることができ、ESCキーSW8を押下げる
ことによりメインメニュー画面301に戻すことができ
る。例えば、図14の左右方向真ん中の上方に図示した
表示画面は、「ID−0」除電バーユニット2に関する
警報履歴表示である。各ユニット2の警報履歴の表示
は、メモリに記憶されている当該ユニット2の履歴デー
タのうち、最も最新の警報履歴が表示され、上下キーS
W7をダウンキー操作すると、次に新しい履歴の表示に
切り替わる。
【0083】(5)ユニット設定モード306:このモ
ード306は、監視モニタ1に接続されている除電バー
ユニット2が有する全ての設定値を参照及び設定するた
めのものである。この設定は、全てのユニット2を一括
して行うことができ、また、個々のユニット2に対して
行うことができる。
【0084】図16は、メインメニュー画面301から
ユニット設定モード306に移行したときの初期画面及
び上下キーSW7又は左右キーSW6を操作したときの
表示画面の遷移を示す。
【0085】このユニット設定モード306での初期画
面は、「ID−0」ユニット2に関する設定画面であっ
てもよいが、図16の左側に示すように、監視モニタ1
に接続されている全ての除電バーユニット2に関連した
事項を表示するようにしてもよい(全ユニット設定画
面)。
【0086】ユニット設定モード306の画面での表示
項目は、除電動作のON/OFF、ICC制御のO
N/OFF、動作周波数、パルス幅、イオン発生
レベル警報のしきい値(警報レベル)の高低、コンデ
ィション警報のしきい値(警報レベル)の高低、各ユ
ニットでのイオンモニタ表示手段220(図4、図5)
での表示モード、各ユニットでのリモートコントロー
ルなどを含む。
【0087】図16の左上は、ユニット設定モード30
6での初期画面(全ユニット設定画面)を示すものであ
り、このモード306の最上段の「設定」の文字は、ユ
ニット設定モードの画面であることを示すものであり、
その左隣の「ALL」の文字は全ユニット設定画面であ
ることを示している。
【0088】この全ユニット設定画面では、監視モニタ
1に接続されている全てのユニット2の設定が一致して
いない場合には、「−−」のマークが表示される。ま
た、この全ユニット設定画面で設定することができない
項目、例えば「イオンバランス調整」の項目の場合に
は、「**」のマークが表示される。
【0089】表示項目の中で選択可能な項目は反転表示
になる。反転表示項目の変更は上下キーSW7のアップ
キー又はダウンキー操作することにより行うことができ
る。
【0090】反転中の表示項目を選択するときには、E
SCキーSW8を押し下げる。これにより、個別の設定
画面(図示せず)の表示に切り替わり、この個別設定画
面上で設定値を入力することができる。
【0091】全ユニット設定画面を表示中に左右キーS
W6の右キーSWを押し下げることにより、「ID−
0」から順に各ユニット2の設定画面を表示させること
ができるが、接続されていないIDのユニットに関して
は表示しないようにするのが好ましい。このユニット設
定モード306に関しても、先の履歴表示などと同様
に、ESCキーSW8を押下げることによりメインメニ
ュー画面301に戻すことができる。
【0092】各ユニットの設定モード306において、
上下キーSW7を操作することにより反転表示項目を変
更することができ、また、反転中の表示項目、例えば項
目「イオンレベル」を選択するときには、ESCキーS
W8を押し下げる。これにより、個別の設定画面(図示
せず)の表示に切り替わり、この個別設定画面上で設定
値を入力することができる。
【0093】例えば、表示項目「イオンレベル」につい
て説明すると、この「イオンレベル」の設定項目を用い
て、各ユニット2が発生するイオン量が低下したときに
警報を発するレベル、つまり、しきい値を高、中、低の
3段階で設定することができる。また、表示項目「コン
ディション」について説明すると、この「コンディショ
ン」の設定項目を用いて、各ユニット2が本来の動作を
行うのに支障が発生しているときに警報を発するしきい
値(警報レベル)を高、中、低の3段階で設定すること
ができる。
【0094】また、表示項目「イオンモニタ」について
説明すると、この「イオンモニタ」の設定項目を用い
て、各ユニット2毎に設けられているLED表示手段2
20(図4、図5)の表示モードを択一的に設定するこ
とができる。表示文字「帯電量」は、図4を参照して説
明した第1表示モードを意味し、表示文字「イオン量」
は、図5を参照して説明した第2表示モードを意味す
る。
【0095】以上、ユニット運転状態表示モード30
2、運転履歴表示モード304等の画面において、イオ
ン発生量を意味するイオンレベルと、プラス/マイナス
のイオンのバランスとの両者を表示するようにしたが、
いずれか一方だけを表示するようにしてもよい。
【0096】(6)本体設定モード307:このモード
307は、監視モニタ1の設定値を参照及び設定するた
めのものである。
【0097】監視モニタ1の設定に関する項目は、図1
7に示すように、ユニット2の新規設置、ユニット
2の取り外し、ユニット2による除電のON/OFF
制御をI/Oコネクタ12の制御入力で行う入力制御の
ON/OFF設定、監視モニタ1やユニット2の動作
状態及び警報発生履歴を監視モニタ1の内蔵メモリに保
存する同期条件の設定、履歴の初期化などを含む。
【0098】選択可能な表示項目は反転表示され、この
反転表示中の表示項目を選択するときには、ESCキー
SW8を押し下げる。これにより、個別の設定画面(図
示せず)の表示に切り替わり、この個別設定画面上で設
定値を入力することができる。
【0099】項目「データ保存」に関し、履歴データを
保存する周期である同期条件は、例えば、30分単位
で、30分、1時間、・・・というように保存周期を設
定することができ、最大履歴期間についても、例えば1
4日、28日・・・というように設定可能であるのが好
ましい。
【0100】履歴データは、上述した定期的な保存とは
別に、I/Oコネクタ12に外部機器からタイミング入
力が有ったときに、その時の監視モニタ1や全ユニット
2の動作状態を内部メモリに保存するのが好ましい。
【0101】また、監視モニタ1やユニット2に警報が
発生したときに、その時の監視モニタ1や全ユニット2
の動作状態及び警報内容を内部メモリに保存するのが好
ましい。
【0102】(7)ユニット警報通知308:監視モニ
タ1は、接続されている全ての除電バーユニット2の異
常つまり警報発生状態を常に監視し、いずれかのユニッ
ト2に問題が発生したときには、直ちに、警報通知とし
て、このユニット警報通知308に切り替わり、ユニッ
ト警報通知308の画面(図18)を監視モニタ1のL
CD表示部3に表示する。すなわち、警報がいずれかの
ユニット2に発生した場合、LCD表示部3の画面が自
動的にこのユニット警報通知308の画面(図18)に
切り替わり、好ましくは表示画面を点滅表示させること
で操作者に注意を喚起する。
【0103】また、警報画面の表示と同期して監視モニ
タ1に設けられている4つのLED5の一つを警報用の
赤色LEDで構成し、この警報用LEDを点灯又は点滅
させる、及び/又は、要求に応じて、監視モニタ1にブ
ザーなどの警報音を発する手段を設け、警報画面の表示
と同期して警報音を発するようにしてもよい。ユニット
2に関する警報として少なくとも次の項目を含む。
【0104】通信エラー警報:監視モニタ1と各ユニ
ット2との間に通信エラーが発生している。
【0105】機器故障警報:各ユニット2のデバイ
ス、例えばEEPROMの故障により当該ユニット2の
動作状態が把握できない。
【0106】異常放電警報:各ユニット2で異常放電
が発生している。
【0107】コンディション警報:例えば、図3に図
示のイオン電流検知回路214に、通常の電流よりも大
きな電流が発生しているような各ユニット2が本来の除
電性能を保つことができない状況にある。
【0108】イオンレベル警報:各ユニット2のイオ
ン発生量がしきい値よりも下回っている。なお、このし
きい値は、既に説明したように、ユニット設定モード3
06(図16)を用いて操作者が設定することができ
る。
【0109】これら6種類の警報通知の表示に関し、警
報が重複したときに、いずれの警報を優先的に表示する
かを決定する優先順位が、各警報毎にレベル1〜3まで
の3段階に設定されている。
【0110】下記の一覧から理解できるように、レベル
1は、通信エラー警報、機器故障警報、異常放電警報を
含み、レベル2はコンディション警報を含み、レベル3
はイオンレベル警報を含む。例えば、レベル1とレベル
2の警報発生が競合したときには、レベル1の警報が優
先的に表示され、レベル2の警報表示は保留状態とな
る。
【0111】レベル1(優先順位:上位):通信エラ
ー警報、例えばユニット2に搭載されているメモリなど
の機器の故障警報、異常放電警報 レベル2(優先順位:中位):コンディション警報 レベル3(優先順位:低位):イオンレベル警報
【0112】レベル1〜3は、除電バーユニット2の動
作において、その問題の大きさに応じて分類してある。
レベル1はユニット2の動作のうえで無視できない問題
であり、このレベル1の警報が発生したときには、当該
レベル1の警報を発生した除電バーユニット2と監視ユ
ニット1と間の通信関係が解除される。具体的には、当
該ユニット2から、これを識別するためのIDが除去さ
れ、これにより当該ユニット2と監視モニタ1との間の
交信が不能つまり交信が遮断される。なお、レベル1の
警報に関し、機器故障及び異常放電が発生したときに
は、当該ユニット2の除電動作が、当該ユニット2自身
の内部制御によって停止する。
【0113】レベル2及び3は、ユニット2の動作のう
えで比較的問題が小さいと考えられる。レベル2とレベ
ル3とを対比すると、レベル2のコンディション警報
は、除電性能が維持できない場合に発せられるため、レ
ベル3のイオンレベル警報よりも優先順位を上位にして
ある。
【0114】レベル1〜3の警報が競合した場合に、警
報を表示する順位の決定規則として、例えば、 異なるユニット2で複数の警報が発生しているときに
は、優先順位の高い警報を発しているユニット2を警報
出力ユニットとする。 異なるユニット2で優先順位の同じ警報が時間差を置
いて複数発生しているときには、先に警報が発生したユ
ニット2を警報出力ユニットとする。 異なるユニット2で優先順位の同じ警報が同時に複数
発生しているときには、ユニットIDの若いユニット2
を警報出力ユニットとする。 警報出力ユニットが2種類以上の警報を同時に発生し
ているときには、優先順位の高い方の警報が発生したと
して警報画面308を表示する。
【0115】レベル1〜3の警報表示は、リターンキー
SW9を押下げることにより、図18に示すように、
「取扱説明書のトラブルシューティングを参照して下さ
い」を表示した画面に切り替わり、この画面を確認した
操作者が再びリターンキーSW9を押下げると元の通常
の画面に戻る。通常であれば、操作者は、画面に従って
取扱説明書を取り出してこれを参照し、指摘されたユニ
ット2で発生している問題を解決することになろう。
【0116】(8)本体異常モード309:監視モニタ
1は、自身の消費電流や内部温度などを常に監視し、異
常が認められた場合に、直ちに、警報通知として、この
本体異常モード309の画面(図19)に切り替わり、
本体異常モード309の画面を監視モニタ1のLCD表
示部3に表示すると同時に全てのユニット2への電力の
供給を停止する。すなわち、監視モニタ1の内部で問題
が発生した場合、LCD表示部3の画面が自動的にこの
本体異常モード309の画面(図19)に切り替わり、
好ましくは表示画面を点滅表示させることで操作者に注
意を喚起すると共に全てのユニット2への電力の供給を
停止する。
【0117】また、警報画面の表示と同期して監視モニ
タ1に設けられている4つのLED5の一つを警報用の
赤色LEDで構成し、この警報用LEDを点灯又は点滅
させる、及び/又は、要求に応じて、監視モニタ1にブ
ザーなどの警報音を発する手段を設け、警報画面の表示
と同期して警報音を発するようにしてもよい。監視モニ
タ1に関する警報として少なくとも次の項目を含む。
【0118】本体内部高温警報:監視モニタ1の保護
のために、温度センサにより監視モニタ1の内部温度を
検出し、この内部温度がしきい値以上(仕様温度以上)
になっている場合や、空冷ファンが故障して停止してい
る場合や、空冷用の通気部が塞がっており、このままに
放置しておくと監視モニタ1の内部が高温になってしま
う場合などの問題が発生したときに、この本体内部高温
警報が発せられる。
【0119】本体過電流検知警報:監視モニタ1が故
障してしまうのを防止するために、監視モニタ1の内部
配線で過電流が発生した場合に、この本体過電流検知警
報が発せられる。例えば、所定本数以上のユニット2を
接続した場合や監視モニタ1からユニット2へ電力を供
給するケーブルが断線してユニット2への電力供給ライ
ンがショートした場合に、この本体過電流検知警報が発
せられる。
【0120】本体異常「0」警報:監視モニタ1から
除電バーユニット2への通信が不能の場合に、この本体
異常「0」が発せられる。
【0121】本体異常「1」警報:監視モニタ1の内
部メモリの内容が例えば電池切れで破壊された場合や内
部メモリそのものが破壊された場合に、この本体異常
「1」が発せられる。
【0122】上記の4つの警報を含む本体異常モード3
09は、前述したユニット警報通知308よりも優先順
位が上位に設定され、ユニット警報通知308に含まれ
る6種類の警報通知と競合したときには、優先的に本体
異常モード309に入る。
【0123】上記からまでの警報から脱するには、
監視モニタ1の電源をOFFにして操作者が原因を排除
した後に、監視モニタ1を再起動させることにより、通
常画面に復帰させることができる。
【0124】図20〜図26は、ユニット警報通知30
8、本体異常モード309に関する警報出力のタイミン
グチャートを例示するものである。
【0125】図20は、本体異常モード309に関する
ものであり、監視モニタ1に警報が発生すると、他のユ
ニット警報通知308のレベル1〜3の警報が発生して
いたとしても、直ちに本体異常モード309に入って、
この本体異常モード309の画面に切り替わり、また、
これに同期してLED5の赤色点滅が行われる。操作者
は、監視モニタ1の電源を切り、問題点つまり監視モニ
タ1の警報の要因を除去した後に、監視モニタ1の電源
を再投入することにより、通常動作に戻る。
【0126】図21は、ユニット警報通知308のレベ
ル2の警報(コンディション警報)の発生中に、異なる
ユニット2にレベル1の警報が発生したときのタイミン
グチャートである。同図から理解できるように、後発の
レベル1の警報と同時に、コンディション警報(レベル
2警報)画面から、対応するレベル1の警報画面に切り
替わる。操作者がキー操作により操作者が確認したこと
を検出すると、このレベル1の警報画面から脱して先発
のコンディション警報画面に切り替わる。
【0127】監視モニタ1に設けられたLED5は、コ
ンディション警報(レベル2警報)画面と同期して赤色
点灯し、また、レベル1の警報画面と同期して赤色点滅
する。このLED5は、該当するユニット2の問題を解
決することにより消灯する。これにより、操作者はLE
D5の点灯又は点滅によりユニット2に発生している警
報の違い及び問題が解消したことを確認することができ
る。
【0128】監視モニタ1は、レベル1の警報の発生を
検知するとこれに同期して該当するユニット2との通信
関係を解除(IDを除去)する。操作者は、レベル1の
警報通知画面を確認して、リターンキーSW9を押下げ
るという確認操作を行うと、レベル1の警報通知画面か
らレベル2の警報通知画面に切り替わる。このレベル2
の警報通知画面は、操作者がリターンキーSW9を押下
げるという確認操作を行うことにより消滅し、通常の画
面に戻る。このリターンキーSW9を押下げることによ
り警報通知画面が切り替わるのは、以下の様々な場合で
も同様である。これにより、大きさに制限がある表示部
3を有効に利用して、複数の競合した警報を表示するこ
とができる。
【0129】除電バーユニット2の除電状態が警報レベ
ルを超えて本来の除電機能を発揮できないレベル1を検
知すると、監視モニタ1は直ちに該当する除電バーユニ
ット2との通信関係を解除するため、複数の警報が競合
したときに、この優先順位の高いレベル1の警報通知画
面を確認した後、別の警報画面を確認操作して当該警報
画面から脱したときに、再びレベル1の警報画面が現れ
てしまうのを防止することができる。
【0130】図22は、ユニット警報通知308のレベ
ル1の警報の発生中に、異なるユニット2にレベル1の
警報が発生したときのタイミングチャートである。この
場合には、先発のレベル1の警報表示は、他の後発のレ
ベル1の警報発生によって影響を受けることなく、その
まま継続され、操作者のキー操作によって操作者が確認
したことを検出すると、先発のレベル1の警報表示を脱
して、直ちに、後発のレベル1の警報表示に切り替わ
る。
【0131】監視モニタ1に設けられたLED5は、レ
ベル1の警報画面と同期して赤色点滅し、レベル1の警
報が終了するまで、この赤色点滅を継続する。
【0132】図23は、ユニット警報通知308のレベ
ル2警報(コンディション警報)の発生中に異なるユニ
ット2でレベル3の警報(イオンレベル警報)が発生し
たときのタイミングチャートである。この場合には、先
発のレベル2警報(コンディション警報)の表示は、他
の後発のレベル1の警報発生によって影響を受けること
なく、そのまま継続され、操作者のキー操作によって操
作者が確認したことを検出すると、先発のレベル2の警
報表示を脱して、直ちに、後発のレベル3(イオンレベ
ル警報)の表示に切り替わる。
【0133】監視モニタ1に設けられているLED5
は、ユニット警報通知308のレベル2及びレベル3の
警報表示中、赤色点灯を継続する。
【0134】図24は、ユニット警報通知308のレベ
ル3警報(イオンレベル警報)の発生中に異なるユニッ
ト2で同じレベル3警報(イオンレベル警報)が発生し
たときのタイミングチャートである。この場合には、先
発のレベル3警報の表示は、他の後発のレベル3の警報
発生によって影響を受けることなく、そのまま継続さ
れ、操作者のキー操作によって操作者が確認したことを
検出すると、先発のレベル3の警報表示を脱して、直ち
に、後発のレベル3警報(イオンレベル警報)の表示に
切り替わる。
【0135】監視モニタ1に設けられているLED5
は、ユニット警報通知308のレベル3の警報表示中、
赤色点灯を継続する。このLED5の赤色点灯は、該当
するユニット2の問題を解消することにより消灯する。
【0136】図25は、ユニット警報通知308のレベ
ル2警報(コンディション警報)の発生中に異なるユニ
ット2でレベル3警報(イオンレベル警報)が発生した
ときのタイミングチャートである。この場合には、先発
のレベル2警報の表示は、後発のレベル3の警報発生に
よって影響を受けることなく、そのまま継続され、操作
者のキー操作によって操作者が確認したことを検出する
と、先発のレベル2の警報表示を脱して、直ちに、後発
のレベル3警報(イオンレベル警報)の表示に切り替わ
る。
【0137】監視モニタ1に設けられているLED5
は、ユニット警報通知308のレベル2及び3の警報表
示中、赤色点灯を継続する。このLED5の赤色点灯
は、該当するユニット2の問題を解消することにより消
灯する。
【0138】図26は、ユニット警報通知308のレベ
ル2警報(コンディション警報)の発生中に、同じユニ
ット2でレベル3警報(イオンレベル警報)が発生した
ときのタイミングチャートである。この場合には、先発
のレベル2警報の表示は、後発のレベル3の警報発生に
よって影響を受けることなく、そのまま継続され、操作
者のキー操作によって操作者が確認したことを検出する
と、先発のレベル2の警報表示を脱して、直ちに、後発
のレベル3警報(イオンレベル警報)の表示に切り替わ
る。
【0139】監視モニタ1に設けられているLED5
は、ユニット警報通知308のレベル2及び3の警報表
示中、赤色点灯を継続する。このLED5の赤色点灯
は、該当するユニット2の問題を解消することにより消
灯する。
【0140】ユニット警報通知308に関し、レベル1
の警報発生では、監視モニタ1がこれを検知すると、レ
ベル1の警報を発生した除電バーユニット2からIDを
除去して、当該ユニット2と監視モニタ1と交信を遮断
することは上述の通りであるが、このレベル1警報発生
の検知に伴うID除去を含む制御の一例を図27のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0141】図27において、ステップS10で、監視
モニタ1は、ID0〜15の順に交信を試み、応答のあ
ったユニット2のデータを読み込む。ステップS11
で、レベル1の警報発生を検知すると、ステップS12
に進んで、レベル1の警報を発生したユニット2からI
Dを除去する。次いで、ステップS13に進み、IDの
除去から所定時間、例えば5分が経過したか否かを判定
し、NO(5分経過前)であればステップS14に進ん
で、IDを除去したユニット2以外のユニット2と通信
を行う。
【0142】IDの除去から5分が経過すると、ステッ
プS15に進み、新規接続ユニットの確認動作(図2
8)を実行すると共に新規接続設定画面を表示部3に表
示し、操作者がこの新規接続設定画面に従って入力する
ことにより、IDが除去されたユニット2にIDなどの
設定値を再設定する。これにより、前述のステップS1
0では、監視モニタ1に接続されている全てのユニット
2との通信を実行することになる。新規接続設定画面で
は、図29に示すように、前回の設定値をそのまま設定
することのできる画面310を含めてもよい。
【0143】上述のように、表示の優先順位が上位のレ
ベル1の警報発生に関し、このレベル1の警報を発生し
たユニット2からIDを除去することにより当該ユニッ
ト2との間の交信を強制的に不能にするが、これによ
り、操作者がレベル1の警報通知画面を確認(リターン
キーSW9の押下げによる確認操作)したときに、これ
に伴いレベル1の警報通知画面から他の競合する警報通
知画面に遷移することなく、再びレベル1の警報通知画
面が表示部3に現れてしまうことを防止することができ
る。
【0144】なお、上記の説明では、IDの除去から所
定時間(5分)が経過した後に新規接続設定画面を表示
するようにしたが、これに加えて又はこれに代えて、操
作者のキー操作が有ったときに、これをトリガーとして
新規接続設定画面を表示するようにしてもよい。この場
合、図18に図示の「取扱説明書のトラブルシューティ
ングを参照して下さい」との画面を表示し、次いで、
「トラブルが解消しましたか?」という趣旨の画面を表
示させ、操作者が問題の除電バーユニット2を交換する
などの処置を完了した後に、操作者の確認操作としてリ
ターンキーSW9を押下げると、このリターンキーSW
9の押し下げ操作をトリガーとして、図29に図示の前
回の設定値をそのまま設定することのできる画面310
を表示させるなどの新規接続設定画面を表示するように
してもよい。また、この操作者の積極的な意志に基づく
確認操作としては、キーSW9ではなくて、確認ボタン
又は確認完了YESを表示画面に表示させ、この確認ボ
タン又は確認完了YESを選択することにより、これを
トリガーとして、新規接続設定画面(画面310を含
む)に遷移するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う除電監視モニタを含む除電システ
ムの概要を説明するための図である。
【図2】実施例の除電監視モニタに含まれるキーSW群
を説明するための図である。
【図3】図1の除電システムに含まれる除電器の回路構
成図である。
【図4】図3の除電器に組み込まれた表示部つまりイオ
ンモニタの第1の表示モードを説明するための図であ
る。
【図5】図3の除電器に組み込まれた表示部つまりイオ
ンモニタの第2の表示モードを説明するための図であ
る。
【図6】実施例の除電監視モニタのLCD表示部に表示
される各種画面の遷移を説明するための図である。
【図7】除電監視モニタのLCD表示部に表示されるメ
インメニュー画面で選択可能なメニューを説明するため
の図である。
【図8】除電監視モニタのLCD表示部に表示されるメ
インメニュー画面で選択可能な各種表示モードの遷移を
説明するための図である。
【図9】メインメニュー画面で選択可能な画面であるユ
ニット運転状態表示モードの初期画面を示す図である。
【図10】ユニット運転状態表示モードのなかの「ID
−10」ユニットの表示画面を示す図である。
【図11】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
であるユニット警報確認表示モードの初期画面を示す図
であり、除電監視モニタに接続されている除電バーユニ
ットのいずれもが警報を発生していない場合の画面であ
る。
【図12】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
であるユニット警報確認表示モードの初期画面を示す図
であり、除電監視モニタに接続されている除電バーユニ
ットの幾つかで警報を発生している場合の画面である。
【図13】ユニット警報確認表示モードのなかの「ID
−0」ユニットの表示画面を示す図である。
【図14】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
であるユニット運転履歴表示モードでの画面の変遷を説
明するための図図である。
【図15】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
であるユニット警報履歴表示モードの画面の変遷を説明
するための図図である。
【図16】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
であるユニット設定モードの画面の変遷を説明するため
の図図である。
【図17】メインメニュー画面で選択可能な表示モード
である監視モニタ本体の設定モードの画面の変遷を説明
するための図図である。
【図18】監視モニタに接続されている複数の除電バー
ユニットのいずれかに警報が発生したときに表示される
ユニット警報通知を説明するための図である。
【図19】監視モニタに問題が発生したときに表示され
る本体警報通知を説明するための図である。
【図20】監視モニタに警報が発生したときの表示など
のタイミングチャート図である。
【図21】監視モニタに接続されている除電バーユニッ
トで複数の警報が発生したときの表示手順などの一例を
示すタイミングチャート図である。
【図22】監視モニタに接続されている除電バーユニッ
トで複数の警報が発生したときの表示手順などの他の例
を示すタイミングチャート図である。
【図23】監視モニタに接続されている除電バーユニッ
トで複数の警報が発生したときの表示手順などの別の例
を示すタイミングチャート図である。
【図24】監視モニタに接続されている除電バーユニッ
トで複数の警報が発生したときの表示手順などの更に別
の例を示すタイミングチャート図である。
【図25】監視モニタに接続されている除電バーユニッ
トで複数の警報が発生したときの表示手順などの更に他
の例を示すタイミングチャート図である。
【図26】監視モニタに接続されている複数の除電バー
ユニットの同一のユニットで複数の警報が発生したとき
の表示手順などを示すタイミングチャート図である。
【図27】レベル1警報発生の検知に伴うID除去を含
む制御の一例を示すフローチャートである。
【図28】ID除去の後、所定時間経過した後に行われ
る新規接続設定の際に表示される画面を説明するための
図である。
【図29】新規接続設定の一つの画面として前回の設定
値をそのまま流用するための画面を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 除電監視モニタ 2 除電バーユニット 3 LCD表示部 4 キーSW群 5 LED 302 ユニット運転状態表示モードの画面 303 ユニット警報確認表示モードの画面 304 ユニット運転状態履歴表示モードの画面 305 ユニット警報発生履歴表示モードの画面 306 ユニット設定モードの画面 307 監視モニタ本体の設定モードの画面 308 ユニット警報通知の画面 309 本体異常モードの画面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の除電器が接続可能であり且つ各々
    の除電器の運転状態及び警報発生を確認することのでき
    る除電監視モニタであって、 表示部と、 前記各々の除電器の運転状態を取り込んで、該除電器の
    現在の運転状態を前記表示部に表示する除電器運転状態
    表示モードと、 前記除電監視モニタに接続された複数の除電器の運転中
    に、少なくとも一つの除電器の警報発生を検知したとき
    に、直ちに、前記除電器運転状態表示モードから脱し
    て、前記表示部に警報通知画面を表示する除電器警報通
    知手段とを有し、 前記除電器の警報発生を検知すると、当該除電器との間
    の通信関係を解除すると共に、通信関係を解除した後、
    所定時間が経過したときに、当該除電器との通信関係を
    確立するための接続設定画面が前記表示部に表示される
    ことを特徴とする除電監視モニタ。
  2. 【請求項2】 複数の除電器が接続可能であり且つ各々
    の除電器の運転状態及び警報発生を確認することのでき
    る除電監視モニタであって、 表示部と、 前記各々の除電器の運転状態を取り込んで、該除電器の
    現在の運転状態を前記表示部に表示する除電器運転状態
    表示モードと、 前記除電監視モニタに接続された複数の除電器の運転中
    に、少なくとも一つの除電器の警報発生を検知したとき
    に、直ちに、前記除電器運転状態表示モードから脱し
    て、前記表示部に警報通知画面を表示する除電器警報通
    知手段とを有し、 前記除電器の警報発生を検知すると、当該除電器との間
    の通信関係を解除すると共に、通信関係を解除した後、
    操作者の積極的な意志表示を意味する操作をトリガとし
    て、当該除電器との通信関係を確立するための接続設定
    画面が前記表示部に表示されることを特徴とする除電監
    視モニタ。
  3. 【請求項3】 前記除電器との間の通信関係の解除が、
    前記通信エラーの時と、前記除電器が故障した時と、前
    記除電器が異常放電した時とで実行される、請求項1又
    は2に記載の除電監視モニタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012103056A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Hugle Electronics Inc チャージプレートモニタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012103056A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Hugle Electronics Inc チャージプレートモニタ
CN102565568A (zh) * 2010-11-09 2012-07-11 修谷鲁电子机器股份有限公司 电荷平板监视器

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