JP2003331529A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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Abstract
能なディスクのディスクフォーマットの時間を短縮す
る。 【解決手段】 ドライブコントローラ7は、データの上
書きが可能なCD−RWディスク1に対して複数のパケ
ットからなるトラックを記録,再生,及び消去し、CD
−RWディスク1のフォーマット処理時、ディスク上の
ユーザデータ部に対するデータの記録を省略し、トラッ
ク情報記録領域(TOC),プログラムメモリ領域(P
MA)のみを記録する。
Description
が可能で且つフォーマット処理を必要とする,CD−R
ディスク,CD−RWディスク,その他の記録メディア
に対する情報の記録,再生,及び消去を行なう情報記録
再生装置に関する。
タ未記録のパケットを管理し、そのデータ未記録のパケ
ットを素早く探し出せるようにし、光ディスクに対して
直接パケットの記録や再生させる時の時間短縮を図った
光ディスク記録装置(例えば、特開平09−28888
3号公報参照)があった。
ンパクトディスク(CompactDisc:CD)に
は、CD−Rディスク(Compact Disc R
ecordable:同じ領域に対して1回のみデータ
の記録が可能なディスク)と、CD−RWディスク(C
ompact Disc Rewritable:同じ
領域に対してデータの上書きが可能なディスク)があ
る。
クの特徴として、ディスク上にATIP(Absolu
te Time In Pre−groove)があ
る。ATIPとは、CD−Rディスク,CD−RWディ
スク上にある溝(「グルーブ(groove)」と呼
ぶ)のことであり、その溝には細かい振動(「ワブル
(wobble)」と呼ぶ)により、時間情報やディス
ク情報等がATIPフォーマットで記録されている。
対してデータの記録/再生を行なうときは、時間情報に
より読み書きする位置を探したり、ディスク情報により
データを記録する時のレーザ光の強さを知ることができ
る。
スクで再生できる最小単位にブロックと呼ばれる単位が
あり、1ブロックには2048〜2352バイト(by
te)のデータが含まれる。
ばれる単位があり、1つ以上の再生可能なユーザデータ
ブロックと、その前の5つのリンク用ブロック(1つの
リンクブロック(Link Block)と4つのラン
インブロック(Run−inBlock)とからなる)
と、後ろの2つのリンク用ブロック(ランアウトブロッ
ク(Run−out Block)と呼ぶ)から成る。
をパケット長と呼ぶ。CD−Rディスク,CD−RWデ
ィスクに対してデータを記録する手段として、トラック
アットワンス方式やパケットライト方式と呼ばれる記録
方式がある。
(最大99個まで記録が可能な記録単位)を1パケット
で一気に記録していく方式である。トラックの開始アド
レスや終了アドレスなどの情報は、メディア上の別領域
にPMA(Program Memory Area)
やTOC(Table Of Contents)とし
て記録される。
または225ブロックから成るプレギャップがあり、そ
のプレギャップ内のユーザデータフィールドには、トラ
ック内の固定長パケットのパケット長等、そのトラック
の属性に関する情報が記録されている。
複数のパケットに分割し、そのパケットごとに記録して
いく方式である。
式と、可変長パケットライト方式の2種類があり、トラ
ック内でパケット長が固定である方式を固定長パケット
ライト方式と呼び、トラック内でそれぞれのパケットの
パケット長がさまざまである方式を可変長パケットライ
ト方式と呼ぶ。
ステムとして、UDF(Universal Disk
Format)がある。UDFとは、ハードディスク
ドライブ(HDD)やフロッピディスクドライブ(FD
D)のように、CD−RWディスク上で、ファイル単位
での記録/再生/消去が容易に行なえるファイルシステ
ムである。
位でランダムに記録/再生/消去が可能であることか
ら、ランダムUDFとも呼ばれる。UDFでは、このよ
うにCD−RWディスクに対してランダムにアクセスで
きるようにするために、一度ディスクに対してフォーマ
ット処理を行なう必要がある。
ィスクの全面,あるいは指定領域に対して固定長パケッ
トを記録して埋め尽くす動作のことである。このフォー
マット処理を行なうことにより、CD−RWディスクに
対してデータをランダムに記録/再生/消去することが
できるようになる。
フォーマット処理は、CD−RWディスクの全面あるい
は指定領域をパケットで埋め尽くすため、処理時間が非
常に長くなるという問題があった。
時間表示で74分(650MByte)あるため、TO
C情報なども含めると、2倍速で記録を行なっても約4
0分のフォーマット処理時間がかかることになる。
ォーマット処理してしまえば、その後はランダムにデー
タの記録/再生/消去を行なうことができるが、ブラン
クディスクを使用する際には、ユーザは約40分待たな
ければならないことになる。
てトラックの開始アドレス及び、終了アドレスを知るこ
とができ、またプレギャップ情報によって固定長パケッ
トのパケット長を知ることができるため、ディスクの全
面、あるいは指定領域を固定長パケットで埋め尽くさな
くても、ディスクに対してランダムにアクセスすること
が可能である。
であり、パケット単位でデータの上書きが可能なCD−
RWディスク等の記録メディアに対するフォーマットの
時間を短縮することを目的とする。
達成するため、データの上書きが可能な記録メディアに
対して複数のパケットからなるトラックを記録,再生,
及び消去する手段を備えた情報記録再生装置において、
上記記録メディアのフォーマット処理時、上記記録メデ
ィア上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略す
る簡易フォーマット手段と、上記記録メディアに対して
データの記録及び再生を行なっていない時、上記記録メ
ディア上のフォーマット領域内に存在する全てのブラン
ク部に対して所定のデータを記録する手段を設けたもの
である。
記録メディアのフォーマット処理時、上記記録メディア
上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略し、ト
ラック情報記録領域,プログラムメモリ領域のみを記録
する手段にするとよい。さらに、上記記録メディア上に
形成されたATIPからアドレスを検出し、その検出さ
れたアドレスに基づいてデータを記録するとよい。
ータの記録時、上記記録メディア上のフォーマット領域
内に対する最終記録アドレスを記憶する手段と、上記記
録メディアに対してデータの記録及び再生を行なってい
ない時、上記手段に記憶された最終記録アドレスより内
側にあるブランク部に対してのみ所定のデータを記録す
る手段を設けるとよい。
よれば、パケット単位でデータを記録する記録メディア
のフォーマット処理時には、記録メディアの全面あるい
は指定領域を固定長パケットで埋め尽くす処理を省き、
記録メディアに対してデータの記録及び再生を行なって
いない時、記録メディア上のフォーマット領域内に存在
する全てのブランク部に対して所定のデータを記録する
簡易フォーマット処理を施すため、この簡易フォーマッ
ト処理が為された記録メディアを一般のCD−ROMド
ライブ等のドライブで再生することが可能になる。
よれば、上記の簡易フォーマット処理の際に、トラック
情報記録領域,プログラムメモリ領域のみを記録するの
で、フォーマット時間を大幅に短縮することができる。
この発明の請求項3の情報記録再生装置によれば、上記
記録メディア上に形成されたATIPからアドレスを検
出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録
することができる。
よれば、上記のような簡易フォーマットの処理時、フォ
ーマット領域内の全てのブランク部に対してでなく、フ
ォーマット領域内に対する最終記録アドレスよりも内側
にあるブランク部に対してのみ所定の内容のデータを記
録する処理を行なうので、さらにフォーマット処理を早
く終了することができる。
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態のCD−RWドライブの構成を示す図である。
このCD−RWドライブは、データの上書きが可能な記
録メディアであるCD−RWディスク1を任意の回転速
度で回転させるモータ2と、モータ2の制御を行なう回
転制御部3を備えている。
を照射するピックアップ4と、ピックアップ4のレーザ
光Lを駆動するレーザ駆動回路9と、ピックアップ4を
半径方向に移動させたりする制御を行なうアクチュエー
タ制御部5と、ピックアップ4からの信号を制御する信
号制御部6を備えている。
データ,コマンドの信号のやりとりを行なう外部インタ
フェース10,及びホストコンピュータ11から送られ
てくるデータ等の一時保管場所(一時記憶領域)である
バッファ8と、このCD−RWドライブ全体の制御を司
ると共にこの発明に係わる各種の処理を実行するドライ
ブコントローラ7も備えている。このドライブコントロ
ーラ7は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイ
クロコンピュータによって実現される。
が、データの上書きが可能な記録メディアに対して複数
のパケットからなるトラックを記録,再生,及び消去す
る手段と、記録メディアのフォーマット処理時、記録メ
ディア上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略
する簡易フォーマット手段の機能を果たす。また、記録
メディアに対してデータの記録及び再生を行なっていな
い時、記録メディア上のフォーマット領域内に存在する
全てのブランク部に対して所定のデータを記録する手段
の機能も果たす。
時、記録メディア上のユーザデータ部に対するデータの
記録を省略すると共に、トラック情報記録領域(TOC
領域),プログラムメモリ領域(PMA領域)のみを記
録する手段の機能を果たす。また、記録メディア上に形
成されたATIPからアドレスを検出し、その検出され
たアドレスに基づいてデータを記録する機能も果たす。
アに対するデータの記録時、記録メディア上のフォーマ
ット領域内に対する最終記録アドレスを記憶する手段に
相当し、上記ドライブコントローラ7等が、記録メディ
アに対してデータの記録及び再生を行なっていない時、
上記手段に記憶された最終記録アドレスより内側にある
ブランク部に対してのみ所定のデータを記録する手段の
機能を果たす。
録領域のフォーマットを示す図である。CD−RWディ
スク1は、内周から、パワーキャリブレーション領域
(Power Calibration Area:P
CA)20,プログラムメモリ領域(Program
Memory Area:PMA)21,リードイン領
域(Lead−in Area)22,プログラムエリ
ア(プログラム領域)23から構成される。
ータを記録するときの記録パワーキャリブレーションを
行なう領域である。その領域にはテストエリア,カウン
トエリアがそれぞれ100個ずつあり、このCD−RW
ドライブは、そのCD−RWディスク1に対して初めて
データ(情報)を記録する時、PCA(当該領域)でレ
ーザパワーキャリブレーション(OPC)を行ない、C
D−RWディスク1に対してデータ記録時の適切な記録
パワー値を設定する。
域である。リードイン領域22は、セッション30の初
めを示す領域であり、セッション30内のトラック情報
(TOC)を記録する領域である。セッション30は、
1つもしくは複数のトラック(図ではトラック1と2を
示す)とリードアウト領域(Lead−out Are
a)25からなる1つの単位である。
録する領域であり、トラック24単位でデータを記録
し、そのトラック24の先頭アドレス,終了アドレス,
及びデータモード等の情報が、PMA21やリードイン
領域22内にあるTOCと呼ばれる内容で記録される。
そのTOCには、セッション30に含まれるトラック2
4の情報を記録する。
等のデータを記録する領域である。リードアウト領域2
5は、セッション30の終わりを示す領域である。
TIPのフォーマットを示す図である。ATIPとは、
未使用のCD−RWディスクにある溝(グルーブ)のこ
とであり、その溝には細かい振動(ワブル)により時間
情報や、ディスク情報が記録されている。図中「Min
utes」「Seconds」は60進数で、「Fra
me」は75進数でそれぞれ表現される。
を記録したトラックフォーマットを示す図である。トラ
ック40は1パケットで構成される。トラックアットワ
ンス方式を用いた場合には、このユーザデータブロック
41は最少でも300ブロック以上なくてはならないと
規定されている。
は、150ブロック又は225ブロックからなり、トラ
ック40の先頭に位置し、プレギャップ領域内のユーザ
データフィールドには、そのトラックの属性に関する情
報が記録されている。リンクブロック43は、1ブロッ
クからなり、トラックとトラックのつなぎめを意味する
ブロックである。
ck)44は、4ブロックからなり、トラック40の先
頭を意味するブロックである。ユーザデータブロック4
1は、ユーザ(ホストコンピュータ11)から転送され
たデータを記録する領域である。ランアウトブロック
(Run−out Block)45は、2ブロックか
らなり、トラック40の最後を意味するブロックであ
る。
したトラックフォーマットを示す図である。パケットラ
イト方式で記録したトラック50は、プレギャップ領域
51とユーザデータ部52からなり、そのユーザデータ
部52は複数のパケット53から構成されている。
容と同じであるので、その説明を省略する。パケット5
3は、トラック50の中に存在するセクタの固まりであ
り、最小単位は1セクタである。パケットライト方式で
は、このパケット53を1回で記録する。
54は、1ブロックからなり、パケットとパケットのつ
なぎめを意味するブロックである。ランインブロック
(Run−in Block)55は、4ブロックから
なり、パケット53の先頭を意味するブロックである。
ストコンピュータ11)から転送されたデータを記録す
る領域である。ランアウトブロック(Run−out
Block)57は、2ブロックからなり、パケット5
3の最後を意味するブロックである。
を1回のライト処理で記録する。トラックアットワンス
方式に比べ、パケットライト方式ではユーザデータブロ
ック56は最少で1ブロックから記録できる。
り、ハードディスクやフロッピディスクのような扱いが
できる。これがパケットライト方式の利点である。さら
にパケットライト方式には、記録方式として固定長パケ
ットと可変長パケットの2種類があるが、公知技術なの
でその詳細な説明は省略する。
CD−RWディスク1の簡易フォーマット処理を示すフ
ローチャートである。ドライブコントローラ7は、ホス
トコンピュータ11からフォーマット処理の命令を受け
付けたら、CD−RWディスク1が挿入されているかを
確認し、ディスク有りか否かを判断して(S1)、CD
−RWディスク1が挿入されていたら、ディスク有りと
判断し、CD−RWディスク1上の記録領域のプレギャ
ップ領域の記録を行なう(S2)。
終了したか否かを判断し(S3)、プレギャップ領域の
記録が正常に終了したら、次にPMA領域の記録を行な
う(S4)。
たか否かを判断し(S5)、PMA領域の記録が正常に
終了したら、次にTOC領域の記録を行なう(S6)。
そして、TOC領域の記録が正常に終了したか否かを判
断し(S7)、TOC領域の記録が正常に終了したら、
当該CD−RWディスク1に対する簡易フォーマット処
理が正常に終了したとして、処理を終了する。
において、CD−RWディスク1が挿入されておらず、
ディスク無しと判断したとき、またはプレギャップ領域
の記録が正常に終了したか否かの判断(S3)におい
て、プレギャップ領域の記録で異常終了(エラー)にな
ったとき、あるいはまたPMA領域の記録が正常に終了
したか否かの判断(S5)において、PMA領域の記録
で異常終了(エラー)になったときには、それぞれエラ
ーコードを設定して(S8)、この処理をエラー終了す
る。
フォーマット処理時には、ディスクの全面あるいは指定
領域を固定長パケットで埋め尽くす処理を省き、ディス
ク上のTOC領域,PMA領域,プレギャップ領域のみ
しか記録しないでフォーマットを完了させるので、フォ
ーマット時間を大幅に短縮することができる。
簡易フォーマット処理が施されたCD−RW1に対する
情報記録処理を示すフローチャートである。通常、CD
−RWドライブにおけるフォーマット時はトラック領域
にもデータを記録するので、記録アドレスは、記録され
ているサブコード(Sub Code)によって検出す
ることができる。
ブにおいてはサブコードを記録していないので、ブラン
クディスクと同様にATIPによりアドレス検出を行な
ってデータの記録を行なう。
ュータ11からデータの記録処理命令を受け付けたら、
CD−RWディスク1上のATIPを再生し(S1
1)、実際にデータを記録するディスク上の記録位置へ
シークし(S12)、データをCD−RWディスク1上
のシーク先に記録する(S13)。
ータ記録が正常に終了したか否かを判断し(S14)、
データを正常にCD−RWディスク1に記録することが
できたなら、データの記録処理は正常に終了したと判断
し、処理を終了する。
か否かの判断(S14)において、データの記録が正常
に行なえずに異常終了したときには、正常に終了しなか
ったと判断し、エラーコードを設定して(S15)、こ
の処理をエラー終了する。
フォーマットを施したCD−RWディスク1は、そのま
までは一般のCD−ROMドライブではデータの再生を
行なうことができない。
は、CD−RWディスク1上のATIPを再生すること
ができないため、データとデータの間に存在するブラン
ク部の位置を認識することができず、ブランク部で再生
位置を見失ってしまって全てのデータを再生させること
ができなくなってしまうからである。
ィスク1を再生できるようにするには、ディスク上のフ
ォーマットされた領域内にブランク部が存在し無いよう
にすれば良い。
ザ(ホストコンピュータ11)によって使用されていな
い時に、上述の簡易フォーマット処理が施されたCD−
RWディスク1のブランク部に対してデータを記録する
ことによって、未記録部を無くし、他のCD−ROMド
ライブ装置においても本CD−RWディスク1を再生で
きるようにするものである。
CD−RWディスク1のブランク部記録処理を示すフロ
ーチャートである。ブランク部は、トラック50上に存
在するパケット53を最初から再生させることによって
検出される。
実施するパケット番号n(nの初期値は“1”)の設定
をする(S21)。そのパケット番号nは、トラックの
先頭からパケット番号1,2,3…nとする。
ュータ11から所定時間アクセス無しか否かを判断し
て、ホストコンピュータ11からドライブに対して最後
にアクセスした状態から所定時間アクセスが無かったと
きには、アクセス無しと判断し(S22)、1番目のパ
ケットを再生し、ブランク部か否かを調べる処理を行な
う(S23)。
あるか否かを判定し、ブランク部であると判定したとき
は(S24)、1番目のパケットに所定の内容のデータ
(例えば、“00h”で構成されるデータ)を記録する
(S25)。
=最終パケット番号か否かを判断して(S26)、最終
パケット番号でなかったら、nを1つインクリメントし
(S27)、次のパケットについて上記S22〜S27
の処理を繰り返す。
CD−RWディスク1上に存在する最終パケットの番号
になったときは、この処理を終了する。一方、S22に
おいてホストコンピュータ11からドライブに対して最
後にアクセスした状態から所定の時間内にアクセスがあ
ったときには、この処理は実行しないで終了する。
ンク部でないと判定されたとき、または、S26におい
てパケット番号nがディスク上に存在する最終パケット
と一致しなかったときにはパケット番号nに“1”をプ
ラス(S27)してS22へ戻る。
ーマット処理が為されたCD−RWディスク1上のブラ
ンク部を無くすので、一般のCD−ROMドライブで再
生することが可能になる。
ランク部に対して所定の内容のデータを記録する処理を
フォーマット領域内のブランク部の全てに行なうと、ブ
ランク部の量が多いほど記録時間がかかってしまう。
データが記録されていなかった場合にも、その外側まで
所定の内容のデータを記録してしまうので、無駄な記録
処理のために時間がかかってしまう。
全パケット53に対してブランク部の記録処理を繰り返
すのは無駄である。なぜなら、UDFデータが記録され
ている最終アドレス以降は、Windows95(登録
商標)等のOSからアクセスされないからである。
いても、当該アドレス以降は再生されず、再生エラーは
発生しない。つまり、OSにとって必要なデータが記録
されている最終部以降はブランク部記録処理を実施する
必要がなく、かえって時間の無駄が発生する。
ユーザデータブロック56が記録されている最終アドレ
スをバッファ8上で管理し、この処理を実行するために
は、所定の内容のデータで埋めるアドレスと当該最終ア
ドレスを常に比較する必要がある。
CD−RWディスク1に対する他のデータ記録処理を示
すフローチャートである。ドライブコントローラ7は、
ホストコンピュータ11からデータの記録処理命令を受
け付けたら、記録位置を設定し(S31)、CD−RW
ディスク1にデータを記録する(S32)。
ータ記録が正常に終了したか否かを判断し(S33)、
CD−RWディスク1にデータを正常に記録することが
できたなら、正常終了と判断して、当記録位置とバッフ
ァ8に記録されている値(この値は、パケット記録時に
バッファ8に記録する)を比較し、バッファ8に記録さ
れている値が当記録位置よりも小さいか否かを判断する
(S34)。
値以下であり、バッファ8に記録されている値が当記録
位置よりも小さくなかったとき、そのまま処理を終了す
る。また、当記録位置がバッファ8に記憶されている値
よりも大きいときは、当記録位置をバッファ8に記憶し
(S35)、この処理を終了する。
CD−RWディスク1に対するデータ記録が正常に終了
しなかったと判断したら、エラーコードを設定して(S
36)、この処理をエラー終了する。
るCD−RWディスク1に対する他のブランク部記録処
理を示すフローチャートである。ドライブコントローラ
7は、最初にパケット番号n(n=1,2,3…)の設
定をする(S41)。
からアクセス無しか否かを判断し(S42)、所定の時
間内にホストコンピュータ11からアクセスがあったと
きには、この処理は実行しないで処理を終了する。
トコンピュータ11からドライブに対してアクセスが無
かったとき、アクセス無しと判断し、n番目のパケット
を再生し、ブランク部か否かを調べる処理を行なう(S
43)。
に基づいて、n番目のパケットがブランク部か否かを判
定し(S44)、ブランク部ではないと判定したとき
は、パケット番号nに“1”をプラスして(S47)、
S42へ戻る。
生処理(S43)に基づいて、n番目のパケットがブラ
ンク部と判定したときは、当該パケットに所定の内容の
データを記録する(S45)。
している値(パケット番号)か否かを判断して(S4
6)、パケット番号nがバッファ8に記憶されている値
よりも小さな値であったときは、パケット番号nに
“1”をプラスして(S47)、S42へ戻る。あるい
は、パケット番号nがバッファ8に記憶されている値以
上の値であったときは、この処理を終了する。
ットの処理時、フォーマット領域内の全てのブランク部
に対してでなく、フォーマット領域内に対する最終記録
アドレスよりも内側にあるブランク部に対してのみ所定
の内容のデータを記録する処理を行なうので、ブランク
部記録処理を必要なパケットのみに行なうことができ、
さらにフォーマット処理を早く終了することができる。
イブにおけるこの発明に係る簡易フォーマット処理,ブ
ランク部記録処理について説明したが、記録メディアと
しては、CD−RWディスクに限らず、情報の記録再生
が可能であり、情報の再記録が可能であり、且つフォー
マット処理を必要とするその他の記録メディアに対する
情報記録再生装置全般に適用することができる。
る情報記録再生装置によれば、CD−RWディスク等の
ディスクのディスクフォーマット時に、必要最低限の記
録処理で済むので、フォーマットの処理時間を短縮する
ことができる。
構成を示す図である。
ーマットを示す図である。
ーマットを示す図である。
ラックフォーマットを示す図である。
フォーマットを示す図である。
−RWディスク1の簡易フォーマット処理を示すフロー
チャートである。
フォーマット処理が施されたCD−RW1に対する情報
記録処理を示すフローチャートである。
−RWディスク1のブランク部記録処理を示すフローチ
ャートである。
−RWディスク1に対する他のデータ記録処理を示すフ
ローチャートである。
D−RWディスク1に対する他のブランク部記録処理を
示すフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 データの上書きが可能な記録メディアに
対して複数のパケットからなるトラックを記録,再生,
及び消去する手段を備えた情報記録再生装置において、 前記記録メディアのフォーマット処理時、前記記録メデ
ィア上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略す
る簡易フォーマット手段と、 前記記録メディアに対してデータの記録及び再生を行な
っていない時、前記記録メディア上のフォーマット領域
内に存在する全てのブランク部に対して所定のデータを
記録する手段とを設けたことを特徴とする情報記録再生
装置。 - 【請求項2】 前記簡易フォーマット手段が前記記録メ
ディアのフォーマット処理時、前記記録メディア上のユ
ーザデータ部に対するデータの記録を省略し、トラック
情報記録領域,プログラムメモリ領域のみを記録する手
段である請求項1記載の情報記録再生装置。 - 【請求項3】 前記記録メディア上に形成されたATI
Pからアドレスを検出し、該検出されたアドレスに基づ
いてデータを記録する請求項1又は2記載の情報記録再
生装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
情報記録再生装置において、 前記記録メディアに対するデータの記録時、前記記録メ
ディア上のフォーマット領域内に対する最終記録アドレ
スを記憶する手段と、前記記録メディアに対してデータ
の記録及び再生を行なっていない時、前記手段に記憶さ
れた最終記録アドレスより内側にあるブランク部に対し
てのみ所定のデータを記録する手段を設けたことを特徴
とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP10-250146 | 1998-09-03 | ||
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Related Parent Applications (1)
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-
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Also Published As
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