JP2003331161A - 料金先払い方式のオークション決済システム、方法、プログラム及びオークション管理サーバ - Google Patents

料金先払い方式のオークション決済システム、方法、プログラム及びオークション管理サーバ

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JP2003331161A
JP2003331161A JP2002136222A JP2002136222A JP2003331161A JP 2003331161 A JP2003331161 A JP 2003331161A JP 2002136222 A JP2002136222 A JP 2002136222A JP 2002136222 A JP2002136222 A JP 2002136222A JP 2003331161 A JP2003331161 A JP 2003331161A
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JP
Japan
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auction
bid
settlement
terminal
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JP2002136222A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tomita
雅之 冨田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を介するオークションにおいて、利
用者によりあらかじめ入金された決済資金口座の情報に
もとづき、入札の許可及び決済を行うことを可能とす
る。 【解決手段】 オークション管理サーバに出品情報を送
信する出品者端末と、この出品情報に対する入札情報
を、オークション管理サーバに送信する入札者端末と、
出品者端末及び入札者端末からの会員情報に対応する決
済資金口座情報を生成するとともに、金融システムの所
定の口座残高にもとづき、決済資金口座情報を更新し、
この入札情報と決済資金口座情報を比較し、入札情報に
おける金額情報が決済資金口座情報の範囲内である場合
に入札を許可し、落札が行われた場合に、決済資金口座
情報に対して決済処理を行うオークション管理サーバ
と、これらを接続する通信回線とを有するオークション
決済システムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介する
オークションにおいて、利用者によりあらかじめ入金さ
れた決済資金口座の情報にもとづき、入札の許可及び決
済を行う料金先払い方式のオークション決済システム、
方法、プログラム及びオークション管理サーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット上で行われるオー
クションの決済は、落札後に、出品者と落札者が、オー
クション毎に連絡を取って、配送先の住所や氏名、電話
番号、金融口座番号等の情報を交換し、金融機関の金融
口座への振込などによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな決済方法では、オークションの運営者や出品者は、
入札者や落札者が、決済できる資金力を有しているかど
うかの判断を行うことができないという問題があった。
このため、オークションの終了後に資金力の有無が判明
し、決済が行えないという事態の生じる場合があった。
【0004】このような問題に関し、特開2001−1
01317号公報には、商品券やプリペイドカードのよ
うに、利用者によって、あらかじめ先払いされた金額に
もとづいてオークションを行う方法が提案されている。
このような方法によれば、利用者の利便性の向上を図る
ことができるものの、上述したような問題を十分に解決
できるものではなかった。すなわち、利用者の資金力に
応じて、入札を制限するとともに、落札に対して、必ず
決済可能な仕組みを提供するものではなかった。
【0005】また、上述の問題を解決するためには、利
用者による事前振込を、先払いと捉えるのではなく、バ
ーチャル口座として捉え、出品者の立場においては、そ
の出品物が落札されることによって、資金が増額するこ
ともあるとともに、入札者、出品者のいずれの立場とな
っても、そのまま利用することのできる仕組みを提供す
ることが望ましい。
【0006】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、通信回線を介するオークションにおいて、
利用者によりあらかじめ入金された決済資金口座の情報
にもとづき、入札の許可及び決済を行うことのできる料
金先払い方式のオークション決済システム、方法、プロ
グラム及びオークション管理サーバの提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の料金先払い方式のオークシ
ョン決済システムは、通信回線を介して、出品者端末か
らオークション管理サーバに登録された出品情報に対す
る入札者端末の入札にあたり、オークション管理サーバ
が、あらかじめ入金された決済資金口座の情報にもとづ
いて決済を行う料金先払い方式のオークション決済シス
テムであって、オークション管理サーバに会員情報を送
信して、会員登録を行うとともに、オークション管理サ
ーバに出品情報を送信する出品者端末と、オークション
管理サーバに会員情報を送信して、会員登録を行うとと
もに、オークション管理サーバから出品情報を受信し、
この出品情報に対する入札情報を、オークション管理サ
ーバに送信する入札者端末と、出品者端末及び入札者端
末から送信されてきた会員情報を登録するとともに、こ
の会員情報に対応する決済資金口座情報を生成して、金
融システムから所定の口座残高を受信し、この口座残高
にもとづいて決済資金口座情報を更新し、入札者端末か
ら入札情報が送信されてくると、この入札情報と決済資
金口座情報を比較し、入札情報における金額情報が決済
資金口座情報の範囲内である場合に入札を許可し、か
つ、入札情報にもとづいて落札が行われた場合に、入札
者端末に対応する決済資金口座情報を入札情報における
金額情報にもとづき減額するとともに、出品者端末に対
応する決済資金口座情報を入札情報における金額情報に
もとづき増額することによって、決済を行うオークショ
ン管理サーバと、出品者端末、入札者端末、及びオーク
ション管理サーバを接続する通信回線とを有する構成と
してある。
【0008】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、オークションの運営者
は、決済資金口座情報をオークション管理サーバにもた
せることにより、入札者の資金力を把握することが可能
となる。そして、入札者の入札を、その資金力の範囲内
で行わせるようにすることができるとともに、落札に合
わせて、即時決済を行うことが可能となる。このため、
落札後に支払いが行えないというようなトラブルを防止
することが可能となる。
【0009】また、出品者にとっては、落札後すぐに落
札金額を決済資金口座に入手することができるととも
に、商品の提供も即行うことが可能となる。さらに、落
札者にとっても、入金の手間が省かれるとともに、商品
の提供を受けるまでの時間が短縮されることとなる。
【0010】加えて、決済のためにバーチャルな決済資
金口座を用いることによって、出品者及び入札者(以
下、これらの者を合わせて利用者と称する場合があ
る。)は、それぞれの立場を代えた場合にも、これを連
続して利用することができ、実際に現金の入出金を行う
ことなく、利用し続けることも可能となる。なお、本発
明において、出品される商品には、サービスの提供も含
まれるものとしている。
【0011】また、金融システムの所定の口座残高と
は、オークションの運営者の口座の残高を意味し、この
口座に対する出品者又は入札者の入金情報をバーチャル
口座としての決済資金口座に反映させる。さらに、決済
資金口座情報の範囲内とは、以下の実施形態においても
示されるように、出品商品の配送料や、オークションの
手数料等を加味した上での範囲内とすることができる。
【0012】本発明の請求項2記載の料金先払い方式の
オークション決済システムは、オークション管理サーバ
が、Webサーバ、オークションサーバ及び決済サーバ
より構成され、Webサーバが、出品者端末又は入札者
端末と、会員情報、出品情報又は入札情報の送受信を行
うとともに、会員情報、出品情報及び入札情報をオーク
ションサーバに送信し、オークションサーバが、Web
サーバから送信されてきた会員情報、出品情報及び入札
情報の登録を行うとともに、決済資金口座情報を生成し
て、入札情報及び決済資金口座情報を決済サーバに送信
し、決済サーバが、オークションサーバから送信されて
きた決済資金口座情報を登録するととともに、金融シス
テムから所定の口座残高を受信し、この口座残高にもと
づき決済資金口座情報を更新して、入札情報と決済資金
口座情報を比較し、入札の許可判断を行って、入札比較
結果をオークションサーバに送信し、かつ、入札情報に
もとづいて落札が行われた場合に、オークションサーバ
から落札情報を受信し、この落札情報が有する入札情報
にもとづいて、出品者端末及び入札者端末に対応するそ
れぞれの決済資金口座情報に対して決済を行う構成とし
てある。
【0013】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、オークション管理サーバ
の機能を、Webサーバ、オークションサーバ、決済サ
ーバに分割することによって、料金先払い方式のオーク
ション決済システムにおけるオークション管理サーバの
処理負荷を分散させることができる。このため、資源管
理が効率化されるとともに、リスク分散を行うこともで
きる。
【0014】なお、落札情報とは、オークションサーバ
による落札の際に作成される情報であり、入札情報にも
とづき作成される。すなわち、入札情報に落札日などを
付加し、必要に応じて不要な項目を削除して落札情報を
作成する。このとき、入札情報における入札金額、入札
者名、入札商品名等を、それぞれ落札金額、落札者名、
落札商品名等と称することができるが、それぞれの内容
は同様のものである。
【0015】本発明の請求項3記載の料金先払い方式の
オークション決済システムは、出品者端末が、オークシ
ョン管理サーバに、資金移動要求を送信し、オークショ
ン管理サーバが、送信されてきた資金移動要求にもとづ
いて、決済資金口座情報の資金から要求された金額を、
出品者端末に対応する金融システムにおける所定の口座
に振り込む構成としてある。
【0016】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、利用者が、オークション
管理サーバにおいて管理されているバーチャルな決済資
金口座から資金の引き出しを行いたい場合には、決済資
金口座から、自己の指定する所定の金融口座に資金を移
動することができる。
【0017】本発明の請求項4記載の料金先払い方式の
オークション決済システムは、決済サーバが、決済にあ
たり、入札者端末に対応する決済資金口座情報を入札情
報における金額情報にもとづき減額するとともに、出品
者端末に対応する金融システムの所定の口座残高を入札
情報における金額情報にもとづき増額する構成としてあ
る。
【0018】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、落札後の決済において、
出品者が指定する金融機関の所定の口座に、落札金額を
振り込むことができる。このため、出品者が落札金額を
すぐに現金化したい場合に、これを容易に行うことが可
能となる。
【0019】本発明の請求項5記載の料金先払い方式の
オークション決済システムは、入札情報にもとづいて落
札が行われ、入札者が入札した商品の到着、又は、入札
した商品の提供を確認すると、入札者端末が、完了情報
をWebサーバに送信し、Webサーバが、完了情報を
決済サーバに送信し、決済サーバが、決済を行う構成と
してある。
【0020】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、落札者が商品の提供が行
われたことを確認した後に、オークション管理サーバに
完了報告を送信して、決済を実行させることが可能とな
る。このため、入札者にとって、安心感の高い料金先払
い方式のオークション決済システムとすることができ
る。
【0021】本発明の請求項6記載の料金先払い方式の
オークション決済システムは、料金先払い方式のオーク
ション決済システムが、商品の配送を行う配送センタに
備えられた配送センタ端末を有し、入札情報にもとづい
て落札が行われると、配送センタが商品の配送を行うと
ともに、配送センタ端末が完了情報を決済サーバに送信
し、決済サーバが、決済を行う構成としてある。
【0022】料金先払い方式のオークション決済システ
ムをこのような構成にすれば、配送センタが商品を落札
者に発送した時点で、オークション管理サーバに決済を
実行させることが可能となる。このため、出品者から商
品が発送されたことが確認され、かつ、その商品が落札
者に発送された時点で決済することができる。このた
め、出品者又は入札者を原因とする決済上のトラブルの
発生を最小限に抑えることが可能となる。
【0023】本発明の請求項7記載の料金先払い方式の
オークション決済方法は、通信回線を介して、出品者端
末からオークション管理サーバに登録された出品情報に
対する入札者端末の入札にあたり、オークション管理サ
ーバが、あらかじめ入金された決済資金口座の情報にも
とづいて決済を行う料金先払い方式のオークション決済
方法であって、出品者端末及び入札者端末が、オークシ
ョン管理サーバに会員情報を送信し、オークション管理
サーバが、出品者端末及び入札者端末から送信されてき
た会員情報を登録するとともに、この会員情報に対応す
る決済資金口座情報を生成して、金融システムから所定
の口座残高を受信し、この口座残高にもとづいて決済資
金口座情報を更新し、出品者端末が、オークション管理
サーバに出品情報を送信し、入札者端末が、オークショ
ン管理サーバから出品情報を受信して、この出品情報に
対する入札情報を、オークション管理サーバに送信し、
オークション管理サーバが、入札者端末から送信されて
きた入札情報を、決済資金口座情報と比較し、入札情報
における金額情報が決済資金口座情報の範囲内である場
合に入札を許可し、かつ、入札情報にもとづいて落札が
行われた場合に、入札者端末に対応する決済資金口座情
報を入札情報における金額情報にもとづき減額するとと
もに、出品者端末に対応する決済資金口座情報を入札情
報における金額情報にもとづき増額することによって、
決済を行う方法としてある。
【0024】料金先払い方式のオークション決済方法を
このような方法にすれば、入札を、入札者の資金力の範
囲内で行うようにすることができるとともに、落札に合
わせて、即時決済を行うこともでき、落札後に支払いが
行えないといったトラブルを防止することが可能とな
る。また、利用者にとっては、従来オークションにおい
て必要であった、入出金の手間を省くことができるとと
もに、商品の受け渡しに必要な時間を短縮することも可
能となる。
【0025】本発明の請求項8記載の料金先払い方式の
オークション決済方法は、オークション管理サーバが、
決済にあたり、入札者端末に対応する決済資金口座情報
を入札情報における金額情報にもとづき減額するととも
に、出品者端末に対応する金融システムの所定の口座残
高を入札情報における金額情報にもとづき増額する方法
としてある。
【0026】料金先払い方式のオークション決済方法を
このような方法にすれば、決済時に、出品者が指定する
金融機関の所定の口座に、落札金額を振り込むことがで
き、出品者に対する利便性を向上させることが可能とな
る。
【0027】本発明の請求項9記載の料金先払い方式の
オークション決済方法は、入札情報にもとづいて落札が
行われ、落札した入札者が入札した商品の到着、又は、
入札した商品の提供を確認すると、入札者端末が、完了
情報をオークション管理サーバに送信し、オークション
管理サーバが、決済を行う方法としてある。
【0028】料金先払い方式のオークション決済方法を
このような方法にすれば、落札者が商品の提供が行われ
たことを確認した後に、決済を実行させることができる
ため、入札者に対する利便性を向上させることが可能と
なる。
【0029】本発明の請求項10記載の料金先払い方式
のオークション決済方法は、入札情報により落札が行わ
れると、配送センタが商品の配送を行うとともに、この
配送センタに備えられた配送センタ端末が完了情報をオ
ークション管理サーバに送信し、オークション管理サー
バが、決済を行う方法としてある。
【0030】料金先払い方式のオークション決済方法を
このような方法にすれば、配送センタが商品を落札者に
発送した時点で、オークション管理サーバに決済を実行
させることができるため、出品者及び入札者の利便性の
バランスがとれた料金先払い方式のオークション決済方
法とすることが可能となる。
【0031】本発明の請求項11記載の料金先払い方式
のオークション決済プログラムは、出品者端末からの出
品情報に対する入札者端末の入札にあたり、オークショ
ン管理サーバに、あらかじめ入金された決済資金口座の
情報にもとづいて決済を行わせる料金先払い方式のオー
クション決済プログラムであって、オークション管理サ
ーバに、出品者端末及び入札者端末から送信されてきた
会員情報を登録させるとともに、この会員情報に対応す
る決済資金口座情報を生成させて、金融システムから所
定の口座残高を受信させ、この口座残高にもとづいて決
済資金口座情報を更新させ、出品者端末から送信されて
きた出品情報を登録させるとともに、入札者端末から送
信されてきた入札情報を登録させ、入札情報を決済資金
口座情報と比較させて、入札情報における金額情報が決
済資金口座情報の範囲内である場合に入札を許可させ、
かつ、入札情報にもとづいて落札が行われた場合に、入
札者端末に対応する決済資金口座情報を入札情報におけ
る金額情報にもとづき減額させるとともに、出品者端末
に対応する決済資金口座情報を入札情報における金額情
報にもとづき増額させることによって、決済を行わせる
構成としてある。
【0032】料金先払い方式のオークション決済プログ
ラムをこのような構成にすれば、オークション管理サー
バに、入札者の資金力を管理させ、入札を、その資金力
の範囲以内に制限することができる。このため、落札後
に支払いが行えないというようなトラブルを防止するこ
とが可能となる。また、落札に合わせて、即時決済処理
を行うことも可能となる。
【0033】本発明の請求項12記載のオークション管
理サーバは、出品者端末からの出品情報に対する入札者
端末の入札にあたり、あらかじめ入金された決済資金口
座の情報にもとづいて決済を行うオークション管理サー
バであって、出品者端末又は入札者端末と、会員情報、
出品情報又は入札情報の送受信を行うとともに、会員情
報、出品情報及び入札情報をオークション部に出力する
Web部と、Web部から入力した会員情報、出品情報
及び入札情報の登録を行うとともに、決済資金口座情報
を生成して、入札情報及び決済資金口座情報を決済部に
出力するオークション部と、オークション部から入力し
た決済資金口座情報を登録するととともに、金融システ
ムから所定の口座残高を受信し、この口座残高にもとづ
き、決済資金口座情報を更新して、入札情報と決済資金
口座情報を比較し、入札の許可判断を行って、入札比較
結果をオークション部に出力し、かつ、入札情報にもと
づいて落札が行われた場合に、オークション部から落札
情報を受信し、この落札情報が有する入札情報にもとづ
いて、出品者端末及び入札者端末に対応するそれぞれの
決済資金口座情報に対して決済を行う決済部とを有する
構成としてある。
【0034】オークション管理サーバをこのような構成
にすれば、入札を、入札者の資金力の範囲内で可能にす
ることができ、落札に合わせて即時決済を行うこともで
きる。このため、落札後に支払いが行えないというよう
なトラブルの発生を防止することができるとともに、商
品の受け渡しまでの時間も短縮することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の第一実施形態につい
て、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明
の第一実施形態の料金先払い方式のオークション決済シ
ステムの構成を示すブロック図であり、図2は、この料
金先払い方式のオークション決済システムにおけるWe
bサーバ、オークションサーバ及び決済サーバの構成を
示すブロック図である。
【0036】図1に示すように、本実施形態の料金先払
い方式のオークション決済システムは、出品者端末1
0、入札者端末20、オークション管理サーバ群30、
金融システム40及び通信回線60を有している。
【0037】また、オークション管理サーバ群30は、
オークションサイトにおけるWebページの情報を管理
するとともに、出品者端末10や入札者端末20との情
報の送受信を管理するWebサーバ31と、オークショ
ンにおける商品情報や、利用者の情報を管理するオーク
ションサーバ32、及び決済を管理する決済サーバ33
を有している。
【0038】出品者端末10は、インターネット上のオ
ークションにおける出品者が使用する端末であり、We
bサーバ31にアクセスして、出品用画面を受信すると
ともに、出品情報を入力して送信する。この出品情報と
しては、オークションへの出品するための会員ID、出
品者名、出品商品名、最低落札金額、出品商品写真等の
情報を挙げることができる。また、Webサーバ31か
ら出品者ログイン画面を受信し、Webサーバ31にロ
グインして、上記出品用画面を受信する。
【0039】出品者端末10は、出品に先立って、オー
クションを行うための会員登録を行う。このとき、出品
者端末10は、Webサーバ31から会員登録画面を受
信し、会員情報を入力してWebサーバ31に送信す
る。
【0040】また、出品者端末10は、通信回線を介し
て、金融システム40にアクセスし、オークションの決
済用の資金を、オークションの管理者が指定する口座な
どに振り込む。この振込は、金融システム40が提供す
る既存のWebサイトを用いて行うことができるが、利
用者が金融機関に出向いて、直接指定の口座に振り込む
こともできる。
【0041】また、出品者端末10は、オークションサ
ーバ32から落札情報を受信する。この落札情報は、会
員ID、落札者名、落札商品名、落札金額、落札日等の
情報を含むものである。この出品者端末10としては、
パーソナルコンピュータ、ノート型パソコン、モバイル
PC、STV(Set−Top Box)などのほか、
携帯電話、PHS、PDA等を用いることができる。
【0042】入札者端末20は、インターネット上のオ
ークションにおける入札者が使用する端末であり、We
bサーバ31から出品商品閲覧画面を受信するととも
に、入札商品を指定して、この指定情報をWebサーバ
31に送信する。また、Webサーバ31から入札者ロ
グイン画面を受信し、Webサーバ31にログインし
て、入札用画面を受信する。
【0043】さらに、この入札用画面を用いて、入札情
報を入力してWebサーバ31に送信し、入札が不成立
である場合には、Webサーバ31から入札不成立情報
を受信する。入札情報としては、会員ID、入札者名、
入札商品名、入札金額等の情報を挙げることができる。
この入札者端末20も、入札を行うに先立って、出品者
端末10と同様に会員登録を行う必要があるが、その機
能は、出品者端末10と同様である。
【0044】また、入札者端末20は、出品者端末10
と同様に、落札時に落札情報をオークションサーバ32
から受信する。さらに、入札者に配送センタ50から商
品が到着した場合に、Webサーバ31にアクセスし
て、Webサーバ31から完了報告画面を受信し、完了
報告入力を行って、これをWebサーバ31に送信す
る。
【0045】この入札者端末20としても、出品者端末
10と同様に、パーソナルコンピュータ等を用いること
ができる。なお、入札者が出品商品を落札した場合は、
落札者として入札者端末20を使用するものとしてい
る。
【0046】また、出品者端末10及び入札者端末20
は、それぞれ出品者及び入札者専用の機能のみをもつも
のとすることもできるが、出品者は、入札を行う場合に
は、入札者となり、また、入札者は、出品を行う場合に
は、出品者となるため、互いに他方の機能をもたせるこ
とが好ましい。
【0047】オークション管理サーバ群30は、本実施
形態においては、上述のようにWebサーバ31、オー
クションサーバ32及び決済サーバ33を有するが、こ
れらの機能を一台のオークション管理サーバ上にもたせ
ることももちろん可能である。すなわち、Webサーバ
31、オークションサーバ32及び決済サーバ33が有
する機能を、それぞれWeb部、オークション部及び決
済部として、一台のオークション管理サーバにもたせる
ことも可能である。これらのWebサーバ31、オーク
ションサーバ32及び決済サーバ33は、専用回線34
によって接続されている。もちろん、この接続を、通信
回線60を介して行うようにすることもできる。
【0048】Webサーバ31は、オークションの管理
者によって使用される情報処理装置であり、画面情報記
憶部31−1、画面処理部31−2及び送受信処理部3
1−3を有している。画面情報記憶部31−1は、オー
クションサイトで用いられる各種画面情報を記憶するも
のであり、例えば、会員登録画面、出品者ログイン画
面、入札者ログイン画面、出品用画面、入札用画面、完
了報告画面等の情報を記憶する。これらの画面は、出品
者端末10又は入札者端末20からの要求に応じて、そ
れぞれの端末に送信される。
【0049】会員登録画面は、出品者又は入札者の会員
登録のための画面であり、出品者ログイン画面及び入札
者ログイン画面は、それぞれ出品者及び入札者の認証の
ための画面である。また、出品用画面及び入札用画面
は、それぞれ出品及び入札のための画面であり、完了報
告画面は、落札者が商品の提供を受けたときに、完了報
告を行うために使用する画面である。画面処理部31−
2は、画面情報記憶部31−1から画面情報を入力して
表示する。送受信処理部31−3は、オークションサー
バ32との情報の送受信を行う。
【0050】オークションサーバ32も、オークション
の管理者によって使用される情報処理装置であり、会員
情報記憶部32−1、出品情報記憶部32−2、入札情
報記憶部32−3、落札情報記憶部32−4、情報登録
処理部32−5、決済資金口座情報生成部32−6、落
札処理部32−7及び送受信処理部32−8を有してい
る。
【0051】会員情報記憶部32−1は、出品者端末1
0及び入札者端末20から送信されてきた会員情報を記
憶する。この会員情報としては、名前、英文名前、生年
月日等の会員基本情報と、会員識別番号(会員ID)、
パスワード等の会員識別情報を挙げることができる。
【0052】出品情報記憶部32−2は、出品者端末1
0から送信されてきた出品情報を記憶する。入札情報記
憶部32−3は、入札者端末20から送信されてきた入
札情報を記憶する。落札情報記憶部32−4は、落札処
理によって生成された落札情報を記憶する。
【0053】情報登録処理部32−5は、出品者端末1
0及び入札者端末20から送信されてきた会員情報、出
品情報、入札情報等の各種情報を、それぞれ対応する記
憶部に記憶させる。決済資金口座情報生成部32−6
は、利用者による会員登録があると、それぞれの会員ご
とにバーチャルな口座である、決済資金口座の情報を生
成し、送受信処理部32−8を介して、これを決済サー
バ33に送信する。
【0054】落札処理部32−7は、所定の落札タイミ
ングが来ると、落札処理を実行する。この落札処理は、
オークションの運営条件に合わせた内容とすることがで
き、既存の処理条件とすることができる。例えば、所定
の出品期間の終了時に、出品商品に入札がある場合に
は、その入札のうち、最も高い入札金額を設定した者を
落札者とし、その入札情報にもとづき落札情報を作成す
ることができる。
【0055】また、落札処理部32−7は、所定の出品
期間の終了時に、出品商品に入札がない場合には、その
出品情報をオークションの出品商品として表示しないよ
うにするために、出品情報記憶部32−2から削除した
り、非表示とするためのフラグの設定を行うことができ
る。送受信処理部32−8は、オークションサーバ32
とWebサーバ31及び決済サーバ33との情報の送受
信を行う。
【0056】決済サーバ33も、オークションの管理者
によって使用される情報処理装置であり、口座情報記憶
部33−1、決済資金情報処理部33−2、入札比較処
理部33−3及び送受信処理部33−4を有している。
口座情報記憶部33−1は、オークションサーバ32に
よって作成された決済資金口座情報を記憶する。また、
出品者への落札金の振込先などとして、金融機関の金融
口座の登録があった場合には、これを保存することもで
きる。
【0057】決済資金情報処理部33−2は、オークシ
ョンサーバ32から送信されてきた落札情報にもとづい
て、その出品者の決済資金口座情報に対して、落札金額
を増額するとともに、入札者の決済資金口座情報に対し
て、落札金額を減額する。また、出品者への落札金の振
込先として、金融機関の金融口座の指定がある場合に
は、その出品者の決済資金口座情報に対して、落札金額
を増額するかわりに、出品者の金融口座への振込を行う
こともできる。
【0058】入札比較処理部33−3は、オークション
サーバ32から送信されてきた入札情報における入札金
額を、対応する入札者の決済資金口座情報における金額
と比較し、入札を許可するか否かを判断する。すなわ
ち、入札金額が、決済資金口座情報における金額よりも
高額である場合には、入札を拒否することが可能とな
る。
【0059】入札比較処理部33−3は、入札比較情報
を作成して、送受信処理部33−5を介して、これをオ
ークションサーバ32に送信する。この入札比較情報と
しては、例えば、入札可能、又は、入札不可能を示す情
報とすることができる。
【0060】なお、入札を許可するか否かを判断基準
は、オークションの運営方針に合わせて適宜設定するこ
とができる。例えば、送料等を考慮して、入札金額が、
決済資金口座情報の金額の9割以内でなければならない
などとすることもできる。送受信処理部33−4は、オ
ークションサーバ32との情報の送受信を行う。
【0061】これらのWebサーバ31、オークション
サーバ32及び決済サーバ33としては、ワークステー
ションやサーバなどの情報処理装置を用いることができ
る。また、上述したように、一台のサーバにこれらのサ
ーバの機能をもたせ、オークション管理サーバとするこ
ともできる。
【0062】金融システム40は、銀行や信用金庫等の
金融機関が有する既存の金融システムであり、通信回線
60を介して、決済サーバ33による振込や残高照会等
を受ける。振込は、金融機関におけるオークション管理
者が有する口座から出品者の口座へ振り込むことによっ
て行われる。また、この金融システム40と決済サーバ
33を、専用回線で直接接続することも好ましい。
【0063】通信回線60は、従来公知の任意好適な公
衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができる。
また出品者端末10、入札者端末20、オークション管
理サーバ群30、金融システム40のそれぞれの間にお
いては、同一又は別個の通信回線で構成することができ
る。
【0064】さらに、通信回線60は、出品者端末1
0、入札者端末20、オークション管理サーバ群30、
金融システム40のそれぞれの間を、無線あるいは有線
で接続可能な回線であり、例えば、公衆回線網、専用回
線網、インターネット回線網及びイントラネット網によ
り構成することができる。
【0065】次に、第一実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける処理手順について、図
3〜図12を参照して説明する。図3は、本実施形態の
料金先払い方式のオークション決済システムにおける会
員登録処理手順を示す動作手順図であり、図4は、会員
登録画面を示す図である。
【0066】図5は、同システムにおける出品処理手順
を示す動作手順図であり、図6は、出品者ログイン画面
を、図7は、出品用画面を示す図である。図8は、同シ
ステムにおける入札処理手順を示す動作手順図であり、
図9は、出品商品閲覧画面を、図10は、入札者ログイ
ン画面を、図11は、入札用画面をそれぞれ示す図であ
る。また、図12は、同システムにおける落札処理手順
を示す動作手順図である。なお、上記各動作手順図にお
いて、各端末やサーバ等の情報処理装置が処理主体とな
っていないもの、例えば、その使用者などによる手作業
による動作については、点線によって表示している。こ
れは、以下の実施形態についても同様である。
【0067】まず、図3を用いて、会員登録処理手順に
ついて説明する。出品者端末10又は入札者端末20
(以下、利用者端末と称する場合がある。)が、Web
サーバ31にアクセスして(ステップ10)、会員登録
の要求を送信すると、Webサーバ31は、利用者端末
に会員登録画面を送信する(ステップ11)。この会員
登録画面の例を図4に示す。利用者端末は、この会員登
録画面を用いて、会員情報を入力し、これをWebサー
バ31に送信する(ステップ12)。
【0068】Webサーバ31は、受信した会員情報を
オークションサーバ32に送信し(ステップ13)、オ
ークションサーバ32は、この会員情報を会員情報記憶
部32−1に登録する(ステップ14)。そして、会員
IDごとに決済資金口座情報を生成し(ステップ1
5)、これを決済サーバ33に送信する(ステップ1
6)。
【0069】決済サーバ33は、送信されてきた決済資
金口座情報を、口座情報記憶部33−1に登録する(ス
テップ17)。この決済資金口座への入金は、利用者端
末からオークション管理者の指定した所定の金融機関の
口座に振り込まれた金額を反映することによって行う。
【0070】利用者端末からの入金は、金融機関がイン
ターネット上に提供する既存のWebサイトなどを用い
て行うことができる(ステップ18)。また、利用者が
直接、金融機関へ出向いて、上記の所定の口座に入金す
ることによって行うこともできる。
【0071】口座への入金から、決済資金口座情報への
反映のタイミングは、任意のタイミングとすることがで
きる。例えば、毎日一回、日時バッチ処理によって、上
記の所定の入金情報にもとづいて、利用者ごとに作成さ
れた決済資金口座情報を増額させることができる(ステ
ップ19)。
【0072】次に、図5を用いて、出品処理手順につい
て説明する。出品者端末10が、Webサーバ31にア
クセスして(ステップ30)、出品要求を送信すると、
Webサーバ31は、出品者ログイン画面を出品者端末
10に送信する(ステップ31)。図6は、この出品者
ログイン画面の例を示している。
【0073】出品者端末10が、この出品者ログイン画
面に、会員登録において設定した会員ID及びパスワー
ド等の会員識別情報を入力してWebサーバ31に送信
すると(ステップ32)、Webサーバ31は、オーク
ションサーバ32における会員情報記憶部32−1に問
い合わせを行うことによって認証する(ステップ3
3)。
【0074】認証が成功すると、Webサーバ31は、
出品者端末10に出品用画面を送信する(ステップ3
4)。この出品用画面の例を図7に示す。出品者端末1
0は、この出品用画面を用いて、出品商品に関する情報
を入力し、これをWebサーバ31に送信する(ステッ
プ35)。Webサーバ31は、送信されてきた出品情
報をオークションサーバ32に送信し(ステップ3
6)、オークションサーバ32は、この出品情報を出品
情報記憶部32−2に登録する(ステップ37)。
【0075】次に、図8を用いて入札処理手順について
説明する。入札者端末20がWebサーバ31にアクセ
スして(ステップ50)、出品商品の閲覧要求を送信す
ると、Webサーバ31は、オークションサーバ32の
出品情報記憶部32−2から出品商品の情報を取得して
(ステップ51)、これを表示する出品商品閲覧画面を
入札者端末20に送信する(ステップ52)。この出品
商品閲覧画面の例を図9に示す。
【0076】入札者が、この出品商品閲覧画面を閲覧
し、入札したい商品を見つけた場合には、この出品商品
閲覧画面における「入札する」ボタンを押下することに
よって、入札者端末20から入札商品の指定情報をWe
bサーバ31に送信することができる(ステップ5
3)。
【0077】これに対して、Webサーバ31は、入札
者ログイン画面を、入札者端末20に送信する(ステッ
プ54)。この入札者ログイン画面の例を図10に示
す。入札者端末20は、この入札者ログイン画面を用い
て、会員識別情報を入力し、Webサーバ31に送信す
る(ステップ55)。
【0078】Webサーバ31は、オークションサーバ
32における会員情報記憶部32−1に問い合わせを行
うことによって、入札者の認証を行う(ステップ5
6)。認証が成功すると、Webサーバ31は、入札者
端末20に入札用画面を送信する(ステップ57)。こ
の入札用画面の例を図11に示す。
【0079】入札者は、この入札用画面を用いて、入札
金額を決定し、「入札する」ボタンを押下すると、この
入札金額と、会員ID、入札者名、入札商品名等を含む
入札情報が、入札者端末20からWebサーバ31に送
信される(ステップ58)。Webサーバ31は、送信
されてきた入札情報をオークションサーバ32に送信し
(ステップ59)、オークションサーバ32は、この入
札情報を決済サーバ33に送信する(ステップ60)。
【0080】決済サーバ33は、送信されてきた入札情
報に含まれる入札金額が、その入札者の資金力の範囲以
内であることの確認を行う。すなわち、入札情報におけ
る会員IDにもとづいて、対応する決済資金口座情報を
口座情報記憶部33−1から取得して、入札金額と、こ
の決済資金口座情報の金額を比較する。既に述べたよう
に、その判定基準は、任意に設定することができる。そ
して、決済サーバ33は、この判定結果を含む入札比較
情報を生成して、オークションサーバ32に送信する
(ステップ61)。
【0081】この判定結果により、入札が可能である場
合には、オークションサーバ32は、その入札情報を入
札情報記憶部32−3に登録し、図9の出品商品閲覧画
面や、図11の入札用画面の作成時において、利用可能
となる。しかし、入札ができないと判定された場合は、
オークションサーバ32は、入札不成立情報を作成し、
Webサーバ31を介して、これを入札者端末20に送
信する(ステップ62、ステップ63)。
【0082】この情報の送信は、入札比較の判定後、即
時入札者端末20に送信して、表示させることが好まし
い。このようにすることによって、入札者は、入札金額
を低くしたり、あるいは、決済資金口座への資金の充足
を待って、あらためて入札したり、その商品に対する入
札を諦め、他の商品への入札を行うなどの選択を行うこ
とが可能となる。
【0083】また、オークションサーバ32は、出品期
間の終了時に、入札のない商品については、出品情報記
憶部32−2から削除したり、あるいは、出品商品閲覧
画面への表示対象としないためのフラグの設定などを行
うことにより、出品商品閲覧画面から消去する(ステッ
プ64)。
【0084】次に、図12を用いて、落札処理手順につ
いて説明する。オークションサーバ32は、所定の落札
タイミングが来ると、落札処理を実行する(ステップ7
0)。この落札処理は、上述のように、オークションの
運営条件に合わせた内容とすることができ、既存の処理
条件とすることができる。
【0085】例えば、出品商品の所定の出品期間の終了
時に、その出品商品に入札がある場合に、落札処理を行
うことができる。この場合、落札処理部32−7が、そ
の終了時において、もっとも高い金額で入札している者
を落札者とし、その落札者の入札情報にもとづいて、会
員ID、落札者名、落札商品名、落札金額、落札日等か
らなる落札情報を作成し、落札情報記憶部32−4に登
録する(ステップ71)。すなわち、落札情報は、入札
情報に落札日等の情報を付加し、必要に応じて、不要な
情報を削除することによって作成することができる。
【0086】また、出品者により特別な落札条件、例え
ば、出品者が設定した金額を最初に入札した者に対して
落札するなどの条件を設定可能として、その条件に応じ
て落札処理を行うこともできる。このような落札条件を
設定する場合は、図7に示す出品用画面に、例えば、特
別落札金額入力欄を設けて、出品者端末10から入力を
受けて、オークションサーバ32が出品情報記憶部32
−2に記憶する。
【0087】さらに、落札処理部32−7が、その商品
に対する特別落札金額の入札を、出品情報記憶部32−
2の情報にもとづいて監視する。すなわち、決済サーバ
33によって正規の入札と判定された入札情報における
入札商品名などの情報にもとづき出品情報記憶部32−
2を検索し、特別落札金額が設定されている場合に、落
札処理を行うことができる。
【0088】あるいは、このような特別落札金額の設定
のある出品商品名など保持するテーブルを作成して、上
記の正規入札があった場合に、このテーブルを毎回チェ
ックするようにしてもよい。そして、この特別落札金額
を超える金額の入札があり、かつ、決済サーバ33によ
って入札可能と判断され、その入札比較情報がオークシ
ョンサーバ32に送信された時点で、落札処理部32−
7が、その入札情報にもとづき落札情報を作成する。
【0089】次に、オークションサーバ32は、落札情
報を決済サーバ33、Webサーバ31、出品者端末1
0及び入札者端末20に送信する(ステップ72)。決
済サーバ30の決済資金情報処理部33−2は、口座情
報記憶部33−1における落札者の決済資金口座情報か
ら落札金額を減額し(ステップ73)、出品者の決済資
金口座情報に落札金額を増額する(ステップ74)。な
お、この落札金額の減額、増額につき、商品配送料や、
出品手数料を考慮して行うこともできる。
【0090】また、Webサーバ31は、落札情報を受
け取ることによって、この情報を必要に応じて、Web
ページに表示することが可能となる。また、出品者端末
10及び入札者端末20に落札情報を送信することによ
って、出品者は、自己の出品商品が落札されたことを知
ることができ、入札者は、自分が落札者となったことを
知ることができる。そして、出品者が、商品を配送業者
に送り(ステップ75)、配送業者が、入札者にその商
品を配送することによって(ステップ76)、オークシ
ョンは完結する。
【0091】料金先払い方式のオークション決済システ
ムにおける処理手順をこのような手順とすれば、オーク
ションの運営者は、入札者の資金力に応じた入札のみを
受け入れることができるため、オークションにおけるト
ラブルの発生を防止することが可能となる。
【0092】また、出品者及び入札者にとっては、バー
チャルな決済資金口座を使用することにより、金融機関
の口座に対する入出金の手間を省くことができ、その手
数料を節約することができる。さらに、出品者は、決済
資金口座に入金された資金をもとに入札することがで
き、入札者も出品することによって、決済資金口座の資
金を増加することができるため、現実の金融機関の口座
を用いることなく、決済資金口座を用いることによっ
て、オークションにおける取引を続けることも可能とな
る。
【0093】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態につき、図13〜図15を参照して説明する。図1
3は、本発明の第二実施形態の料金先払い方式のオーク
ション決済システムにおける落札処理手順を示す動作手
順図であり、図14は、同システムにおける会員登録画
面を、図15は、資金移動画面を示す図である。
【0094】本実施形態の料金先払い方式のオークショ
ン決済システムは、決済サーバ33が、落札処理時に出
品者の決済資金口座情報に落札金額を加えるのではな
く、出品者の金融機関の口座に落札金額を振り込む点
で、第一実施形態と異なる。すなわち、図13におい
て、ステップ94に示す出品者の金融機関への振込動作
を除き、第二実施形態における落札処理の動作(ステッ
プ90〜ステップ96)は、第一実施形態における動作
(ステップ70〜ステップ76)と同様である。
【0095】ステップ94において、決済サーバ33の
決済資金情報処理部33−2は、落札情報にもとづい
て、落札者の金融機関の口座情報を口座情報記憶部33
−1から取得する。そして、通信回線を介して金融シス
テム40にアクセスし、上記口座への振込処理を行う。
このとき、落札金額に、商品の配送料や、オークション
の手数料、振込手数料等を考慮して、振込処理を行うこ
ともできる。
【0096】このような出品者の金融機関の口座への振
込先の情報を、口座情報記憶部33−1にもたせるため
に、利用者端末からの会員登録処理動作において、例え
ば、図14に示すような会員登録画面を利用することが
好ましい。このような画面を用いることによって、利用
者端末から口座番号等の情報をWebサーバ31、オー
クションサーバ32を介して、決済サーバ33に送信さ
せ、口座情報記憶部33−1に会員識別情報とともに登
録することができる。また、この情報を、オークション
サーバ32の会員情報記憶部32−1にもたせることも
可能である。
【0097】なお、本実施形態と第一実施形態とを組合
せて、出品者が、落札金額を決済資金口座に入金する
か、あるいは、金融機関の口座に入金するかを選択可能
とすることもできる。図14の会員登録画面において、
「決済方法」は、このような選択を行うための項目であ
る。そして、この決済方法の選択情報も、会員情報とし
てオークションサーバ32の会員情報記憶部32−1に
登録するとともに、決済サーバ33の口座情報記憶部3
3−1にも記憶させ、決済時に、この決済方法の選択情
報を参照して、それぞれに応じた決済処理を実行させる
ことができる。
【0098】また、「決済タイミング」は、決済サーバ
33による決済処理を実行するタイミングを選択するも
のであり、上記の決済方法と同様に登録し、利用するこ
とができる。本実施形態においては、落札処理の直後の
みを選択することができるが、以下に示す第三実施形態
や第四実施形態において用いた場合には、それぞれの決
済タイミングを選択することも可能となる。
【0099】さらに、利用者の要求に応じて、決済資金
口座における資金を、金融機関の口座に移せるようにす
ることもできる。すなわち、図14に示すような、金融
機関の口座情報を入力することのできる会員登録画面を
用いて、会員登録を行い、決済サーバ33に利用者ごと
の金融機関の口座情報も、決済資金口座情報に合わせて
保有することによって、利用者からの要求に応じ、決済
資金口座における資金を、その金融機関の口座に振り込
むことができる。この場合、利用者に対して、決済資金
口座を金融機関の口座へ移動するための専用の振込画面
を設けることが好ましい。この資金移動画面の例を図1
5に示す。
【0100】利用者から、Webサーバ31に、資金移
動要求があると、Webサーバ31は、ユーザ認証の後
に、オークションサーバ32を介して、決済サーバ33
から決済資金口座情報を受信して、「現在の決済資金口
座の金額」を表示する資金移動画面を利用者端末に送信
する。そして、Webサーバ31は、利用者端末からこ
の資金移動画面を用いて、入力された移動金額を含む移
動情報を、オークションサーバ32を介して、決済サー
バ33に送信する。
【0101】この移動情報としては、会員IDや移動金
額等の情報を挙げることができる。決済サーバ33の決
済資金情報処理部33−2が、口座情報記憶部33−1
における対応する決済資金口座情報から上記移動金額を
減額するとともに、金融機関の口座への振込を行う。
【0102】料金先払い方式のオークション決済システ
ムにおける処理手順をこのような手順とすれば、利用者
は、金融機関の口座情報等を会員登録の際に登録し、決
済方法として、金融機関への入金を選択することによっ
て、落札金額を金融機関の口座に振り込ませることが可
能となる。また、決済資金口座における資金を現金化し
たい場合には、これを行うことも可能となる。
【0103】[第三実施形態]次に、本発明の第三実施
形態につき、図16を参照して説明する。同図は、本実
施形態の料金先払い方式のオークション決済システムに
おける落札処理手順を示す動作手順図である。
【0104】本実施形態の料金先払い方式のオークショ
ン決済システムは、落札者が、落札した商品を受け取っ
た後に、完了報告をWebサーバ31に送信し、この完
了報告を決済サーバ33が、オークションサーバ32を
介して受信した時点で、決済処理を行う点で、第一実施
形態と異なる。その他の点については、第一実施形態と
同様であり、そのブロック図も図1と同様のものを用い
ることができる。
【0105】まず、オークションサーバ32が落札処理
を行う動作から落札情報を決済サーバ33、Webサー
バ31、出品者端末10及び入札者端末20に送信する
動作(ステップ110〜ステップ112)は、第一実施
形態における動作(ステップ70〜ステップ72)と同
様である。
【0106】次に、この落札情報を受け取った出品者
は、出品商品を配送業者に送り(ステップ113)、配
送業者が、この出品商品を入札者へ配送する(ステップ
114)。入札者は出品商品を受け取ると、入札者端末
20からWebサーバ31にアクセスして(ステップ1
15)、完了報告画面を要求し、Webサーバ31は、
完了報告画面を入札者端末20に送信する(ステップ1
16)。
【0107】入札者端末20は、完了情報を入力して、
これをWebサーバ31に送信し(ステップ117)、
Webサーバ31は、この完了情報をオークションサー
バ32及び決済サーバ33に送信する(ステップ11
8)。この完了報告画面は、例えば、入札者が会員ID
を入力することによって、その入札者が落札してまだ完
了報告をしていない出品商品を表示するものであること
が好ましい。
【0108】そして、入札者が、受け取った商品を選択
入力することにより、入札者端末20は、その落札商品
名や、現在日付等の情報を完了情報として、Webサー
バ31に送信する。決済サーバ33は、完了情報の受信
に応じて、第一実施形態と同様に決済処理を実行する
(ステップ119、ステップ120)。
【0109】料金先払い方式のオークション決済システ
ムにおける処理手順をこのような手順とすれば、落札者
が、商品の提供を受けた後に、決済処理が実行されるた
め、入札者にとって安心感の高い料金先払い方式のオー
クション決済システムとすることができる。
【0110】[第四実施形態]次に、本発明の第四実施
形態につき、図17を参照して説明する。同図は、本実
施形態の料金先払い方式のオークション決済システムの
構成を示すブロック図である。
【0111】本実施形態の料金先払い方式のオークショ
ン決済システムは、配送業者が、出品商品を発送した時
点で、決済処理を行う点で、第一実施形態と異なる。す
なわち、図17において、本実施形態の料金先払い方式
のオークション決済システムは、第一実施形態の構成に
加え、配送センタ端末50を有している。
【0112】配送センタ端末50は、商品の配送を行う
運送業者などの配送センタが有する端末であり、落札さ
れた商品を、出品者から受け取り、落札者への配送を管
理する者が使用する端末である。配送管理者は、商品を
発送すると同時に、その発送が完了したことを示す完了
情報をオークションサーバ32に送信する。
【0113】これによって、オークションサーバ32
は、この完了情報の送信を待って、落札に対する決済処
理を実行することが可能となる。この配送センタ端末5
0としては、例えば、パーソナルコンピュータ、ノート
型パソコンなどとすることができ、また、移動先でも利
用可能なように、モバイルPCや、携帯電話、PHS、
PDA等とすることも好ましい。
【0114】次に、第四実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける処理手順について、図
18を参照して説明する。同図は、本実施形態の料金先
払い方式のオークション決済システムにおける落札処理
手順を示す動作手順図である。
【0115】まず、オークションサーバ32が落札処理
を行う動作から、配送業者が商品を入札者に配送する動
作(ステップ130〜ステップ134)は、第三実施形
態における動作(ステップ110〜ステップ114)と
同様である。次に、商品の発送後、配送センタ端末50
は、完了情報を決済サーバ33に送信する(ステップ1
35)。
【0116】この完了情報は、第三実施形態における場
合と同様に、落札商品名や、現在日時等とすることがで
きる。また、第三実施形態と同様に、Webサーバ31
上に専用の完了報告画面を作成し、これを用いて簡単に
選択入力できるようにすることも好ましい。このように
して、決済サーバ33に完了報告が送信されると、第三
実施形態のステップ119及びステップ120と同様に
して、決済処理が行われる(ステップ136、ステップ
137)。
【0117】なお、この完了報告を商品の発送時ではな
く、商品を送り届けた時に、配送担当者から、決済サー
バ33へ送信するようにすることも好ましい。このよう
にすれば、落札者の手に商品が到着したことを確認した
後に、配送担当者によって、確実に完了報告を決済サー
バ33に送信し、決済処理を行うことができるため、オ
ークションにおけるトラブルの発生をより一層効果的に
抑制することが可能となる。
【0118】また、以上の各実施形態における各機能を
組合せることも可能である。すなわち、図14に示すよ
うに、会員登録において、利用者がその決済方法や決済
処理のタイミングを、自由に選択することによって、そ
れぞれに応じた処理を行うことも可能である。もちろ
ん、利用者による選択を許可せず、オークションの運営
者がもっとも適切であると考える決済タイミングに固定
した料金先払い方式のオークション決済システムとする
ことも可能である。
【0119】料金先払い方式のオークション決済システ
ムにおける処理手順をこのような手順とすれば、出品商
品が配送業者から落札者に発送された時点で決済処理を
行うことができるため、オークションにおけるトラブル
をより低減することが可能となる。
【0120】上記の実施形態における入札比較や、決済
等は、料金先払い方式のオークション決済プログラムに
より実行される。この料金先払い方式のオークション決
済プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送
り、所定の処理、例えば、入札比較処理や、決済処理等
を行わせる。これによって、これらの処理は、料金先払
い方式のオークション決済プログラムとコンピュータと
が協働したオークション管理サーバにより実現される。
【0121】なお、料金先払い方式のオークション決済
プログラムは、コンピュータのROMやハードディスク
に記憶させる他、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納
することができる。外部記憶装置とは、磁気ディスク等
の記録媒体を内蔵し、例えばオークション管理サーバな
どに外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬記
録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着
でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえ
ば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカー
ド、光磁気ディスク等をいう。
【0122】そして、記録媒体に記録されたプログラム
は、コンピュータのRAMにロードされて、CPUによ
り実行される。この実行により、上述した本実施形態の
オークション管理サーバの機能が実現される。さらに、
コンピュータで料金先払い方式のオークション決済プロ
グラムをロードする場合、他のコンピュータで保有され
た料金先払い方式のオークション決済プログラムを、通
信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置に
ダウンロードすることもできる。このダウンロードされ
た料金先払い方式のオークション決済プログラムも、C
PUにより実行され、本実施形態の入札比較処理や、決
済処理等を実現する。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、オーク
ションの運営者は、入札者の資金力に応じた入札のみを
受け入れることができるため、オークションにおけるト
ラブルの発生を防止することが可能となる。また、出品
者及び入札者にとっては、バーチャルな決済資金口座を
使用することにより、金融機関の口座に対する入出金の
手間を省くことができ、その手数料を節約することがで
きる。
【0124】さらに、出品者は、決済資金口座に入金さ
れた資金をもとに入札することができ、入札者も出品す
ることによって、決済資金口座の資金を増加することが
できるため、現実の金融機関の口座を用いることなく、
決済資金口座を用いることによって、オークションにお
ける取引を続けることも可能となる。加えて、出品者
は、決済方法やそのタイミングを選択することもでき、
より高い利便性を得ることができる。
【0125】また、料金先払い方式のオークション決済
プログラムは、コンピュータの各構成要素へ所定の指令
を送ることにより、この入札比較機能や、決済機能等を
実現させることができる。これによって、これらの機能
等は、料金先払い方式のオークション決済プログラムと
コンピュータとが協働したオークション管理サーバによ
り実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおけるWebサーバ、オークシ
ョンサーバ、決済サーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける会員登録処理手順を示す
動作手順図である。
【図4】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける会員登録画面を示す図で
ある。
【図5】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける出品処理手順を示す動作
手順図である。
【図6】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける出品者ログイン画面を示
す図である。
【図7】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける出品用画面を示す図であ
る。
【図8】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける入札処理手順を示す動作
手順図である。
【図9】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオー
クション決済システムにおける出品商品閲覧画面を示す
図である。
【図10】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける入札者ログイン画面を
示す図である。
【図11】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける入札用画面を示す図で
ある。
【図12】本発明の第一実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける落札処理手順を示す動
作手順図である。
【図13】本発明の第二実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける落札処理手順を示す動
作手順図である。
【図14】本発明の第二実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける会員登録画面を示す図
である。
【図15】本発明の第二実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける資金移動画面を示す図
である。
【図16】本発明の第三実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける落札処理手順を示す動
作手順図である。
【図17】本発明の第四実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図18】本発明の第四実施形態の料金先払い方式のオ
ークション決済システムにおける落札処理手順を示す動
作手順図である。
【符号の説明】
10 出品者端末 20 入札者端末 30 オークション管理サーバ群 31 Webサーバ 31−1 画面情報記憶部 31−2 画面処理部 31−3 送受信処理部 32 オークションサーバ 32−1 会員情報記憶部 32−2 出品情報記憶部 32−3 入札情報記憶部 32−4 落札情報記憶部 32−5 情報登録処理部 32−6 決済資金口座情報生成部 32−7 落札処理部 32−8 送受信処理部 33 決済サーバ 33−1 口座情報記憶部 33−2 決済資金情報処理部 33−3 入札比較処理部 33−4 送受信処理部 34 専用回線 40 金融システム 50 配送センタ端末 60 通信回線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して、出品者端末からオー
    クション管理サーバに登録された出品情報に対する入札
    者端末の入札にあたり、前記オークション管理サーバ
    が、あらかじめ入金された決済資金口座の情報にもとづ
    いて決済を行う料金先払い方式のオークション決済シス
    テムであって、 前記オークション管理サーバに会員情報を送信して、会
    員登録を行うとともに、前記オークション管理サーバに
    出品情報を送信する前記出品者端末と、 前記オークション管理サーバに会員情報を送信して、会
    員登録を行うとともに、前記オークション管理サーバか
    ら前記出品情報を受信し、この出品情報に対する入札情
    報を、前記オークション管理サーバに送信する前記入札
    者端末と、 前記出品者端末及び前記入札者端末から送信されてきた
    会員情報を登録するとともに、この会員情報に対応する
    決済資金口座情報を生成して、金融システムから所定の
    口座残高を受信し、この口座残高にもとづいて前記決済
    資金口座情報を更新し、前記入札者端末から前記入札情
    報が送信されてくると、この入札情報と前記決済資金口
    座情報を比較し、前記入札情報における金額情報が前記
    決済資金口座情報の範囲内である場合に入札を許可し、
    かつ、前記入札情報にもとづいて落札が行われた場合
    に、前記入札者端末に対応する決済資金口座情報を前記
    入札情報における金額情報にもとづき減額するととも
    に、前記出品者端末に対応する決済資金口座情報を前記
    入札情報における金額情報にもとづき増額することによ
    って、決済を行う前記オークション管理サーバと、 前記出品者端末、前記入札者端末、及び前記オークショ
    ン管理サーバを接続する通信回線とを有することを特徴
    とする料金先払い方式のオークション決済システム。
  2. 【請求項2】 前記オークション管理サーバが、Web
    サーバ、オークションサーバ及び決済サーバより構成さ
    れ、 前記Webサーバが、前記出品者端末又は前記入札者端
    末と、前記会員情報、前記出品情報又は前記入札情報の
    送受信を行うとともに、前記会員情報、前記出品情報及
    び前記入札情報を前記オークションサーバに送信し、 前記オークションサーバが、前記Webサーバから送信
    されてきた前記会員情報、前記出品情報及び前記入札情
    報の登録を行うとともに、前記決済資金口座情報を生成
    して、前記入札情報及び前記決済資金口座情報を前記決
    済サーバに送信し、 前記決済サーバが、前記オークションサーバから送信さ
    れてきた前記決済資金口座情報を登録するととともに、
    金融システムから所定の口座残高を受信し、この口座残
    高にもとづき前記決済資金口座情報を更新して、前記入
    札情報と前記決済資金口座情報を比較し、前記入札の許
    可判断を行って、入札比較結果を前記オークションサー
    バに送信し、かつ、前記入札情報にもとづいて落札が行
    われた場合に、前記オークションサーバから落札情報を
    受信し、この落札情報が有する前記入札情報にもとづい
    て、前記出品者端末及び前記入札者端末に対応するそれ
    ぞれの前記決済資金口座情報に対して決済を行うことを
    特徴とする請求項1記載の料金先払い方式のオークショ
    ン決済システム。
  3. 【請求項3】 前記出品者端末が、前記オークション管
    理サーバに、資金移動要求を送信し、 前記オークション管理サーバが、送信されてきた資金移
    動要求にもとづいて、前記決済資金口座情報の資金から
    要求された金額を、前記出品者端末に対応する金融シス
    テムにおける所定の口座に振り込むことを特徴とする請
    求項1又は2記載の料金先払い方式のオークション決済
    システム。
  4. 【請求項4】 前記決済サーバが、前記決済にあたり、
    前記入札者端末に対応する決済資金口座情報を前記入札
    情報における金額情報にもとづき減額するとともに、前
    記出品者端末に対応する金融システムの所定の口座残高
    を前記入札情報における金額情報にもとづき増額するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の料金先
    払い方式のオークション決済システム。
  5. 【請求項5】 前記入札情報にもとづいて落札が行わ
    れ、入札者が前記入札した商品の到着、又は、前記入札
    した商品の提供を確認すると、 前記入札者端末が、完了情報を前記Webサーバに送信
    し、 前記Webサーバが、前記完了情報を前記決済サーバに
    送信し、 前記決済サーバが、前記決済を行うことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の料金先払い方式のオーク
    ション決済システム。
  6. 【請求項6】 前記料金先払い方式のオークション決済
    システムが、商品の配送を行う配送センタに備えられた
    配送センタ端末を有し、 前記入札情報にもとづいて落札が行われると、前記配送
    センタが商品の配送を行うとともに、前記配送センタ端
    末が完了情報を前記決済サーバに送信し、 前記決済サーバが、前記決済を行うことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の料金先払い方式のオーク
    ション決済システム。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して、出品者端末からオー
    クション管理サーバに登録された出品情報に対する入札
    者端末の入札にあたり、前記オークション管理サーバ
    が、あらかじめ入金された決済資金口座の情報にもとづ
    いて決済を行う料金先払い方式のオークション決済方法
    であって、 前記出品者端末及び前記入札者端末が、前記オークショ
    ン管理サーバに会員情報を送信し、 前記オークション管理サーバが、前記出品者端末及び前
    記入札者端末から送信されてきた会員情報を登録すると
    ともに、この会員情報に対応する決済資金口座情報を生
    成して、金融システムから所定の口座残高を受信し、こ
    の口座残高にもとづいて前記決済資金口座情報を更新
    し、 前記出品者端末が、前記オークション管理サーバに出品
    情報を送信し、 前記入札者端末が、前記オークション管理サーバから前
    記出品情報を受信して、この出品情報に対する入札情報
    を、前記オークション管理サーバに送信し、 前記オークション管理サーバが、前記入札者端末から送
    信されてきた前記入札情報を、前記決済資金口座情報と
    比較し、前記入札情報における金額情報が前記決済資金
    口座情報の範囲内である場合に入札を許可し、かつ、前
    記入札情報にもとづいて落札が行われた場合に、前記入
    札者端末に対応する決済資金口座情報を前記入札情報に
    おける金額情報にもとづき減額するとともに、前記出品
    者端末に対応する決済資金口座情報を前記入札情報にお
    ける金額情報にもとづき増額することによって、決済を
    行うことを特徴とする料金先払い方式のオークション決
    済方法。
  8. 【請求項8】 前記オークション管理サーバが、前記決
    済にあたり、前記入札者端末に対応する決済資金口座情
    報を前記入札情報における金額情報にもとづき減額する
    とともに、前記出品者端末に対応する金融システムの所
    定の口座残高を前記入札情報における金額情報にもとづ
    き増額することを特徴とする請求項7記載の料金先払い
    方式のオークション決済方法。
  9. 【請求項9】 前記入札情報にもとづいて落札が行わ
    れ、落札した入札者が前記入札した商品の到着、又は、
    前記入札した商品の提供を確認すると、 前記入札者端末が、完了情報を前記オークション管理サ
    ーバに送信し、 前記オークション管理サーバが、前記決済を行うことを
    特徴とする請求項7又は8記載の料金先払い方式のオー
    クション決済方法。
  10. 【請求項10】 前記入札情報により落札が行われる
    と、配送センタが商品の配送を行うとともに、この配送
    センタに備えられた配送センタ端末が完了情報を前記オ
    ークション管理サーバに送信し、 前記オークション管理サーバが、前記決済を行うことを
    特徴とする請求項7又は8記載の料金先払い方式のオー
    クション決済方法。
  11. 【請求項11】 出品者端末からの出品情報に対する入
    札者端末の入札にあたり、前記オークション管理サーバ
    に、あらかじめ入金された決済資金口座の情報にもとづ
    いて決済を行わせる料金先払い方式のオークション決済
    プログラムであって、 前記オークション管理サーバに、 前記出品者端末及び前記入札者端末から送信されてきた
    会員情報を登録させるとともに、この会員情報に対応す
    る決済資金口座情報を生成させて、金融システムから所
    定の口座残高を受信させ、この口座残高にもとづいて前
    記決済資金口座情報を更新させ、 前記出品者端末から送信されてきた出品情報を登録させ
    るとともに、前記入札者端末から送信されてきた入札情
    報を登録させ、 前記入札情報を前記決済資金口座情報と比較させて、前
    記入札情報における金額情報が前記決済資金口座情報の
    範囲内である場合に入札を許可させ、かつ、前記入札情
    報にもとづいて落札が行われた場合に、前記入札者端末
    に対応する決済資金口座情報を前記入札情報における金
    額情報にもとづき減額させるとともに、前記出品者端末
    に対応する決済資金口座情報を前記入札情報における金
    額情報にもとづき増額させることによって、決済を行わ
    せることを実行させるための料金先払い方式のオークシ
    ョン決済プログラム。
  12. 【請求項12】 出品者端末からの出品情報に対する入
    札者端末の入札にあたり、あらかじめ入金された決済資
    金口座の情報にもとづいて決済を行うオークション管理
    サーバであって、 前記出品者端末又は前記入札者端末と、会員情報、前記
    出品情報又は入札情報の送受信を行うとともに、前記会
    員情報、前記出品情報及び前記入札情報をオークション
    部に出力するWeb部と、 前記Web部から入力した前記会員情報、前記出品情報
    及び前記入札情報の登録を行うとともに、決済資金口座
    情報を生成して、前記入札情報及び前記決済資金口座情
    報を前記決済部に出力するオークション部と、 前記オークション部から入力した前記決済資金口座情報
    を登録するととともに、金融システムから所定の口座残
    高を受信し、この口座残高にもとづき、前記決済資金口
    座情報を更新して、前記入札情報と前記決済資金口座情
    報を比較し、前記入札の許可判断を行って、入札比較結
    果を前記オークション部に出力し、かつ、前記入札情報
    にもとづいて落札が行われた場合に、前記オークション
    部から落札情報を受信し、この落札情報が有する前記入
    札情報にもとづいて、前記出品者端末及び前記入札者端
    末に対応するそれぞれの前記決済資金口座情報に対して
    決済を行う決済部とを有することを特徴とするオークシ
    ョン管理サーバ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006000240A1 (en) * 2004-06-24 2006-01-05 Everhard Vissers Computer system and method for operating an online auction system
JP2006268415A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Japan Net Bank Ltd オークションへの入札(落札)若しくは出品を支援するシステム及び支援する方法
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WO2012176273A1 (ja) * 2011-06-20 2012-12-27 株式会社Mrsホールディングズ 出入金管理サーバ装置、出入金管理システム、およびその動作方法

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