JP2003331076A - 設備保全システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造産業では、各製造所単位に、設備管理する
ための計算機を導入し、設備管理者にて、プラント設備
の交換結果に従い、設備管理情報の更新を行っている。
プラント設備の管理情報は、固定資産の管理情報と関連
するため、各プラント設備の交換発生ごとに設備管理シ
ステムの情報を更新する必要があるが、情報量が膨大で
あるため、上述のようなシステムでは、作業工数の問題
から、情報管理が不十分である問題があった。 【解決手段】ユーザからの発注情報を元に、プラント設
備の交換を行うとともに、ユーザの設備管理情報の更新
も行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
しプラント設備の故障を予測・検知し、設備の交換結果
を元に、リモートで設備管理システムの情報を更新する
システムに関する。 【０００２】 【従来の技術】製造産業では、各製造所単位に、設備管
理するための計算機を導入し、設備管理者にて、プラン
ト設備の交換結果に従い、設備管理情報の更新を行って
いる。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】プラント設備の管理情
報は、固定資産の管理情報と関連するため、各プラント
設備の交換発生ごとに設備管理システムの情報を更新す
る必要があるが、情報量が膨大であるため、上述のよう
なシステムでは、作業工数の問題から、情報管理が不十
分である問題があった。 【０００４】そこで、本発明は、ユーザからの発注情報
を元に、プラント設備の交換を行うとともに、ユーザの
設備管理情報の更新も行うシステムを提供することを目
的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プロセスデータを解析し設備の異常を監
視する設備保全システムと、発注情報を管理する購買管
理システムと、プラント設備を管理する設備管理システ
ムと、プラントを制御する制御システムを含んだネット
ワークにて、プラント設備の故障を予測・検知し、プラ
ント設備の交換結果を元に、リモートで設備管理システ
ムの情報を更新するシステムにおいて、設備保全システ
ムは、プロセスデータを長期間保存できるデータベース
と、設備の保全履歴を管理するデータベースと、プロセ
スデータの変動から設備の交換時期を予測したり、故障
を検知したりする手段と、ユーザ側からの発注情報を受
信し、設備管理システムの情報を更新する通信手段と、
ユーザからの設備交換依頼に応じて課金する手段を備
え、購買管理システムは、発注情報と、検収情報と、請
求情報を管理する手段を備え、設備管理システムは、プ
ラント設備の名称と、構成と、交換履歴を管理する手段
を備え、制御システムは、プラントを制御しプロセスデ
ータを収集する手段と、プラントを制御しプロセスデー
タを収集する手段と、プロセスデータを一定期間保存し
ておく手段と、ヒストリカルデータを設備保全システム
へ配信する手段を備えたことを特徴とする、設備保全情
報の更新方法を用いる。 【０００６】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【０００７】図１は、本発明の実施例のシステム構成を
示す図である。本発明の実施例は、図１に示すように、
サービスを提供する保全センタ側の設備保全システム１
と、サービスを利用する側の購買管理システム２と、設
備管理システム３と、制御システム５と、ネットワーク
４から構成されており、設備保全システム１と購買管理
システム２と設備管理システム３と制御システム４は、
ネットワーク４を介し、相互に接続している。また、制
御システム５はプラント６と接続している。 【０００８】設備保全システム１は、図２に示すよう
に、プラントのプロセスデータを長期間保存するヒスト
リカルデータベース１２と、プラント設備の交換履歴を
管理する保全管理データベース１３と、ヒストリカルデ
ータベース１２と保全管理データベース１３の情報か
ら、該当プラント設備の交換時期の予測や、故障を検知
する故障予測・検知処理部１１と、ユーザの登録情報を
管理する登録ユーザ管理データベース１４と、ユーザの
特定を行い、プラント設備の交換実績から料金を決済す
る認証課金処理部１５と、ユーザ側の制御システム５か
らヒストリカルデータを収集し、購買管理システムから
発注情報を受信し、保全管理システムへリモートログイ
ンし設備保全情報を更新する通信処理部１６を備えてい
る。 【０００９】購買管理システム２は、図３に示すよう
に、購買発注や検収処理を入力する入力処理部２１と、
購買情報を管理する購買管理データベース２２と、購買
情報を設備保全システム１へ送信し、作業結果を設備保
全システム１から受信する通信処理部２３を備えてい
る。 【００１０】設備管理システム３は、図４に示すよう
に、設備管理情報を入力する入力処理部３１と、設備情
報を管理する設備管理データベース３２と、設備保全シ
ステム１から設備管理情報を変更するための通信処理部
３３を備えている。 【００１１】制御システム４は、図５に示すように、プ
ラント６への制御情報を入力する入力処理部４１と、プ
ラント６を制御する制御処理部４２と、プラント６から
収集した情報を保存するプロセスデータベース４３と、
プロセスデータを一定期間保存しておくヒストリカルデ
ータベース４４と、ヒストリカルデータベース内の情報
を設備保全システム１へ送信する通信処理部４５を備え
ている。 【００１２】設備保全システム１にあるデータベースの
構造を図６に示す。ヒストリカルデータベース１２に
は、会社名、プラント名、タグ名称、保存定義内容、プ
ロセスデータ等のヒストリカルデータに関する情報が格
納されている。保全管理データベース１３には、会社
名、プラント名、設備名、設備仕様、設置時期、関連タ
グ名称等の保全管理に関する情報が可能されている。登
録ユーザ管理データベース１４には、会社名、所属、氏
名、ユーザＩＤ、パスワード等のユーザ情報がユーザ毎
に格納されている。 【００１３】購買管理システムにあるデータベースの構
造を図７に示す。購買管理データベース２２には、発注
先、発注品目や員数や納期等の発注内容、発注金額、検
収結果に関する購買情報が格納されている。 【００１４】設備管理システムにあるデータベースの構
造を図８に示す。設備管理データベース３２には、設備
名、設置プラント名、設備仕様、設置時期、関連タグ名
称等の設備管理情報が格納されている。 【００１５】制御システムにあるデータベースの構造を
図９に示す。プロセスデータベース４３には、タグ名
称、タグ種別、瞬時値等のプラントプロセスに関するプ
ロセス情報が格納されている。ヒストリカルデータベー
ス４４には、タグ名称、保存定義内容、１分周期のプロ
セスデータ等のヒストリカル情報が格納されている。 【００１６】図１０〜図１４を用いて、本発明の実施例
を説明する。 【００１７】図１０のシーケンス図は、本発明のデータ
とサービスの流れと、課金データの流れを説明する。ユ
ーザは、プラント６の設備保全のため、保全センタと契
約する（ステップS０１）。この契約により、保全セン
タの設備保全システム１内ヒストリカルデータベース１
２に保存するデータの数と保存期間と、保全管理データ
ベース１３に保存するデータの数が決められ、ユーザ側
にユーザIDとパスワードが連絡される。 【００１８】ユーザは、設備管理システム３に登録され
ている情報を元に、設備保全システム１に設備情報を登
録する（ステップＳ０２）。この情報は、設備保全シス
テム１内の保全管理データベース１３に格納される（ス
テップＳ０３）。 【００１９】設備保全システム１では、ステップＳ０１
の契約内容に従い、１ヶ月に１回の周期で通信処理部１
６を使用し、ネットワーク４を介して、ユーザ側制御シ
ステム５内にあるヒストリカルデータベース４４から、
過去１ヶ月分のヒストリカルデータを収集し（ステップ
Ｓ０４）、保全センタ１内ヒストリカルデータベース１
２へ保存する（ステップＳ０５）。このとき、保全セン
タでは、保存するデータの数と保存期間に応じて、デー
タ監視料を課金する（ステップＳ０６）。 【００２０】設備保全システム１は、ヒストリカルデー
タベース１２の情報と保全管理データベース１３の情報
からを解析を行うことにより、プラント設備の故障を予
測・検知し（ステップＳ０７）、プラント設備の故障を
予測、もしくは検知した場合、ネットワーク４を介して
ユーザ側購買管理システムへ、交換が必要な設備名称、
交換必要期限、料金等の情報を購買依頼として登録する
（ステップＳ０８）。ユーザ側では、ステップＳ０８に
て登録された購買依頼の内容が図１１に示すように表示
されるため、この購買依頼に対し承認処理を行い（ステ
ップＳ０９）、ネットワーク４を介して接続要求を行う
（ステップＳ１０）。これにより、保全センタの認定課
金処理部１５のユーザ認定機能にてユーザＩＤとパスワ
ードを要求し（ステップＳ１１）、購買管理システム２
からユーザＩＤとパスワードが入力される（ステップＳ
１２）。認定課金処理１５では、登録ユーザ管理データ
ベース１４から入力されたＩＤとパスワードを検索し、
登録ユーザか否かを判定する（ステップＳ１３）。ここ
で、登録ユーザで無いと判断した場合、エラーメッセー
ジを表示し、処理を終了する。 【００２１】ステップＳ１３にて登録ユーザであった場
合、購買管理システムに図１２に示すような画面を表示
することにより、ユーザに対し、発注依頼番号の入力を
要求する（ステップＳ１４）。ユーザは購買管理システ
ム２から、ステップＳ０６にて登録された購買依頼番号
を入力する（ステップＳ１５）ことによって、図１３に
示すような購買依頼内容が表示される。ユーザは納期日
を追記して発注処理を行う（ステップＳ１６）。 【００２２】保全センタは、ステップＳ１６の発注情報
に従い、プラント設備の交換を行った後（ステップＳ１
７）、図１４に示すような画面を用いて保全管理データ
ベース１３内の保全管理情報を更新する（ステップＳ１
８）。また、ステップＳ１８にて更新された保全管理情
報は、ネットワーク４を介して、ユーザ側の設備管理シ
ステム３の設備管理情報に反映される（ステップＳ１
９）。 【００２３】ユーザは、保全センタにて実施した設備交
換作業（ステップＳ１７）と、設備管理システム３のデ
ータ更新（ステップＳ１９）の内容を確認し、購買管理
システムにて検収処理を行う（ステップＳ２０）。この
とき、ステップＳ１６の発注情報に従い、保全料金を課
金する（ステップＳ２１）。 【００２４】なお、図１１〜図１４において、キャンセ
ルが選択された場合は、それぞれの画面を入力前の状態
にし、戻るが選択された場合は、それぞれ１つ前画面に
戻る。また、図１１において、削除が選択された場合
は、該当購買依頼が削除される。 【００２５】以上説明したように、ユーザは、プラント
設備の交換発生に応じて、作業負担がなく、膨大な設備
管理情報システムの管理情報を行うことができる。 【００２６】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザからの発注情報を元に、プラント設備の交換を行う
とともに、ユーザの設備管理情報の更新を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の実施形態のシステム構成を示す図であ
る。 【図２】設備保全システムの詳細を示す図である。 【図３】購買管理システムの詳細を示す図である。 【図４】設備管理システムの詳細を示す図である。 【図５】制御システムの詳細を示す図である。 【図６】設備保全システムが備えるデータベースの構造
を示す図である。 【図７】構内管理システムが備えるデータベースの構造
を示す図である。 【図８】設備管理システムが備えるデータベースの構造
を示す図である。 【図９】制御システムが備えるデータベースの構造を示
す図である。 【図１０】データ、サービスおよび課金データの流れを
示すフローチャートである。 【図１１】購買依頼に対する承認処理を行う画面を示す
図である。 【図１２】購買依頼番号の入力を行う画面を示す図であ
る。 【図１３】発注処理を行う画面を示す図である。 【図１４】保全管理情報の更新を行う画面を示す図であ
る。 【符号の説明】 １…設備保全システム、１１…故障予測・検知処理部、
１２…ヒストリカルデータベース、１３…保全管理デー
タベース、１４…登録ユーザ管理データベース、１５…
認証課金処理部、１６…通信処理部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】プラント設備の故障を予測・検知する設備
   保全システムと、発注情報を管理する購買管理システム
   と、プラント設備を管理する設備管理システムと、プラ
   ントを制御する制御システムを含んだネットワークに
   て、プラント設備の故障を予測・検知し、プラント設備
   の交換結果を元に、リモートで設備管理システムの情報
   を更新する設備保全システムにおいて、 前記設備保全システムは、 プロセスデータを長期間保存できるデータベースと、 設備の保全履歴を管理するデータベースと、 プロセスデータの変動から設備の交換時期を予測した
   り、故障を検知したりする手段と、 ユーザ側からの発注情報を受信し、設備管理システムの
   情報を更新する通信手段と、 ユーザからの設備交換依頼に応じて課金する手段を備
   え、 前記購買管理システムは、 発注情報と、検収情報と、請求情報を管理する手段を備
   え、 設備管理システムは、 プラント設備の名称と、構成と、交換履歴を管理する手
   段を備え、 前記制御システムは、 プラントを制御しプロセスデータを収集する手段と、プ
   ロセスデータを一定期間保存しておく手段と、ヒストリ
   カルデータを設備保全システムへ配信する手段を備えた
   ことを特徴とする設備保全システム。