JP2003331022A - 商品購入システムおよび方法 - Google Patents

商品購入システムおよび方法

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JP2003331022A
JP2003331022A JP2002137346A JP2002137346A JP2003331022A JP 2003331022 A JP2003331022 A JP 2003331022A JP 2002137346 A JP2002137346 A JP 2002137346A JP 2002137346 A JP2002137346 A JP 2002137346A JP 2003331022 A JP2003331022 A JP 2003331022A
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JP2002137346A
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English (en)
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Tomihisa Shiraishi
富久 白石
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Business Ct Kk I
I Business Center Corp
Original Assignee
Business Ct Kk I
I Business Center Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的規模の小さい企業であってもコンテナ
を用いた貿易取引に参加できるようにすることを目的と
する。 【構成】 バイヤはクライアント4を用いて注文商品の
種類と数量を入力する(ステップ24)。他方,セラーは
クライアント4を用いてバイヤが注文した商品の出荷用
ケースへの格納数およびケース・サイズを入力する(ス
テップ25)。価格交渉が成立すると,入力データがクラ
イアント4からアプリケーション・サーバ2に送信され
る。サーバ2では受付けた注文商品の数量と受付けた格
納数およびケース・サイズに基づいて,注文商品のケー
ス体積を算出し,算出したケース体積をコンテナ容量で
除算する(ステップ27)。除算値が所定の範囲内にあれ
ばバイヤによる商品注文を確定させる(ステップ27でYE
S )。除算値が所定の範囲内にないと商品注文を共同購
入の対象にする処理を行う(ステップ27でNO)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,商品購入システムおよび方
法,特にコンピュータを用いて商品の受発注を行う貿易
取引において用いられるのに適した商品購入システムお
よび方法に関する。
【0002】
【発明の背景】商業取引,特に海外の企業等との間で行
われる貿易取引において,商品の輸出入がコンテナ単位
で行われることがある。コンテナ単位での商品取引で
は,一定の数以上の商品を輸入(購入)することが前提
とされる。このため,コンテナ単位での商品取引では比
較的大量の商品を購入することが必要とされる。
【0003】しかしながら,商品の購入を希望する企業
によっては,コンテナ単位での取引に必要とされる数の
商品は,必ずしも必要としないことがある。このような
企業,特に規模の小さい企業では,所定の数以上の商品
を購入しなければならないことが,貿易取引に参加する
ことの妨げとなっている側面がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は,比較的規模の小さい企業で
あってもコンテナを用いた貿易取引に参加できるように
することを目的とする。
【0005】第1の発明による商品購入システムは,商
品の輸送に用いられるコンテナの積載量を記憶した記憶
手段,注文商品の種類と数量の入力を受付ける第1の受
付手段,上記注文商品を収納する出荷用ケースの収納可
能数および上記出荷用ケースのサイズの入力を受付ける
第2の受付手段,上記第1の受付手段によって受付けら
れた注文商品の数量ならびに上記第2の受付手段によっ
て受付けられた出荷用ケースの収納可能数および出荷用
ケースのサイズと,上記記憶手段に記憶されたコンテナ
積載量とに基づいて,上記注文商品の量がコンテナ積載
量に達する量かどうかを判断する判断手段,上記判断手
段によって上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する
量である判断された場合に商品注文を確定させる注文確
定手段,ならびに上記判断手段によって上記注文商品の
量がコンテナ積載量に達する量ではないと判断された場
合に,上記商品注文を共同購入の対象として追加注文の
受付のための準備をする手段を備えていることを特徴と
する。
【0006】第1の発明による商品購入方法は,注文商
品の種類と数量の入力を受付け,受付けられた注文商品
を収納する出荷用ケースの収納可能数および上記出荷用
ケースのサイズの入力を受付け,受付けられた注文商品
の数量ならびに受付けられた出荷用ケースの収納可能数
および出荷用ケースのサイズと,記憶手段に記憶されて
いるコンテナ積載量とに基づいて,上記注文商品の量が
コンテナ積載量に達する量かどうかを判断し,上記注文
商品の量がコンテナ積載量に達する量である判断された
場合に商品注文を確定し,上記注文商品の量がコンテナ
積載量に達する量ではないと判断された場合に,上記商
品注文を共同購入の対象として追加注文の受付のための
準備をする。
【0007】購入を希望する商品(注文商品)の種類と
数量が受付けられる。そして,その注文商品の出荷用ケ
ースの収納可能数(1ケースに収納できる商品数)と,
出荷用ケースのサイズとが受付けられる。受付手段(第
1の受付手段,第2の受付手段)は,コンピュータ・シ
ステムにおいて受信手段と言い換えることができる(受
信された結果,受付けられる)。一般に,コンテナに積
込まれる商品は出荷用ケースに収められ,商品が納めら
れた出荷用ケースがコンテナに積載される。出荷用ケー
スのサイズは,出荷用ケースの縦,横および奥行きの長
さであってもよいし,出荷用ケースの体積(容量)であ
ってもよい。出荷用ケースの縦,横,奥行きの長さのい
ずれか1つまたは2つがあらかじめ決められている場合
には,長さが決められていない可変部分の長さが受付け
られる。出荷用ケースについてあらかじめいくつか種類
が決められているような場合には,出荷用ケースの種類
の指定であってもよい。
【0008】注文商品の数量と,出荷用ケースの収容可
能数と,出荷用ケースのサイズと,記憶手段に記憶され
たコンテナ積載量とに基づいて,上記注文商品の量がコ
ンテナ積載量に達する量かどうかが判断される。
【0009】上記注文商品の量がコンテナ積載量に達す
る量かどうかの判断にはいくつかの手法がある。
【0010】上記記憶手段に,コンテナ積載量として,
出荷用ケースのそれぞれについての出荷用ケースの収容
可能数(1コンテナに収納できる出荷用ケースの数)を
記憶しておく。注文商品の数量と出荷用ケースの収納可
能数とによって,注文商品を出荷用ケースに格納するた
めに必要とされる出荷用ケースの数が決定することがで
きる。決定された出荷用ケース数と,記憶されているコ
ンテナへの出荷用ケースの収納可能数とを比較する。こ
の場合には,必ずしも出荷用ケースのサイズは必要とさ
れない。
【0011】他の方法では,出荷用ケースの1つ分の体
積に,注文商品の格納に必要な出荷用ケースの数を乗算
して,注文商品についてのケース体積を算出する。コン
テナ積載量としてコンテナ容量を記憶しておく。ケース
体積とコンテナ容量とを比較する。
【0012】注文商品の数量(容量)がコンテナ輸送に
十分な数(量)であると判断されると,注文商品につい
ての注文が確定する。たとえば,注文商品の種類および
注文商品の数量(容量)が記憶手段に記憶され,注文が
確定した旨が商品注文者および商品販売者のそれぞれに
電子メール等によって通知される。他方,注文商品の数
量(容量)がコンテナ輸送に十分な数(量)に達してい
ない場合には,商品注文は,共同購入の対象とされる。
コンテナ積載量(積載可能な出荷用ケースの数,積載可
能な容量)は必ずしもコンテナの最大積載量である必要
はない。たとえば,コンテナの最大積載量の90%を,上
述の判断に用いられるコンテナ積載量としてもよい。コ
ンテナ積載量は,設定ファイルの形式で,またはプログ
ラム中に記述されて記憶手段に記憶される。
【0013】共同購入は,二以上の商品注文者(企業,
個人)が共同して商品を発注(購入)することであり,
共同購入とすべきか否かの判断が,上述のように商品購
入システムにおいて自動的に行われる。
【0014】共同購入の対象とすべきと判断されると,
共同購入による商品注文(商品の追加注文)の受付のた
めの準備が行われる。商品購入システムにおける追加注
文の受付のための準備とは,追加注文を受付ける(受信
する)ための準備(スタンバイ)状態を,商品購入シス
テムに用意するものである。
【0015】一実施態様では,上記追加注文受付準備手
段は,共同購入の対象とされた商品について,追加注文
を募集するための電子掲示板を作成するものである。電
子掲示板によって,共同して商品を購入することを希望
する商品注文者が募られる。
【0016】上記追加注文受付準備手段によって共同購
入の対象とされた商品についての追加注文の入力が,た
とえば上述の電子掲示板が用いられて受付けられる。追
加注文を含む注文商品の数量(注文商品の数量の和)が
用いられて,上記注文商品の量(数量,容量)がコンテ
ナ積載量に達する量かどうかがさらに判断される。注文
商品の量がコンテナ積載量に達していると判断される
と,その商品注文(共同購入による商品注文)が確定す
る。
【0017】この発明によると,注文商品の量が所定の
量に達していない場合には,その注文は共同購入の対象
に移行する。共同購入においてコンテナ積載量に達する
量の追加注文が行われれば,コンテナを用いた商品取引
(商品輸入)が実現される。このようにこの発明の商品
購入システムによると,コンテナによる商品取引に適さ
ないような比較的小規模の商品注文であっても,共同購
入を通じて,コンテナによる商品取引を実現させること
ができる。
【0018】商品の出荷用ケースの収納可能数および上
記出荷用ケースのサイズは,あらかじめ記憶手段に記憶
させるようにしてもよい。この場合には,受付けられた
注文商品の種類および数量と,記憶された出荷用ケース
の収納可能数および出荷用ケースのサイズとに基づい
て,注文商品の量がコンテナ積載量に達する量かどうか
が判断される。
【0019】第2の発明による商品購入システムは,商
品の輸送に用いられるコンテナの容量を記憶した記憶手
段,注文商品の種類と数量の入力を受付ける第1の受付
手段,上記注文商品を収納する出荷用ケースの収納可能
数および上記出荷用ケースのサイズの入力を受付ける第
2の受付手段,上記第1の受付手段によって受付けられ
た注文商品の数量と第2の受付手段によって受付けられ
た出荷用ケースの収納可能数および出荷用ケースのサイ
ズとに基づいて,注文商品についてのケース体積を算出
するケース体積算出手段,上記ケース体積算出手段によ
って算出されたケース体積を上記記憶手段に記憶されて
いるコンテナ容量で除算した値が,所定の範囲内にある
かどうかを判断する判断手段,上記判断手段によって除
算値が所定の範囲内にあると判断された場合に商品注文
を確定させる注文確定手段,ならびに上記判断手段によ
って除算値が所定の範囲内にないと判断された場合に,
上記商品注文を共同購入の対象として追加注文の受付の
ための準備をする手段を備えていることを特徴とする。
【0020】第2の発明によると,共同購入の対象とす
るかどうかが,上記ケース体積算出手段によって算出さ
れたケース体積を上記記憶手段に記憶されているコンテ
ナ容量で除算した値が,所定の範囲内にあるかどうかで
判断される。所定の範囲内にあると商品注文が成立し,
所定の範囲内にない場合に共同購入の対象とされる。
【0021】この発明は,より一般的に次のような方法
の発明として規定することができる。この発明による商
品購入方法は,商品注文を受付け,受付けた注文商品の
量(数量または容量)が所定の量に達しているかどうか
を判断し,所定の量に達している場合には注文を確定
し,所定の量に達していない場合には共同購入の対象に
するものである。そして,共同購入の対象とされた商品
についての追加注文を受付け,受付けた追加注文を含む
注文商品の量が所定の量に達しているかどうかを判断す
る。
【0022】第2の発明を,バイヤ・クライアント(コ
ンピュータ)と,セラー・クライアントと,サーバとが
相互に接続されて構成されるシステムに適合させること
もできる。この発明による商品購入システムでは,上記
バイヤ・クライアントは,注文商品の種類と数量を入力
するための第1入力手段,および上記第1入力手段から
入力された注文商品の種類と数量を表すデータを上記サ
ーバに送信する第1送信手段を備えている。上記セラー
・クライアントは,上記バイヤ・クライアントにおいて
入力された種類の注文商品を収納する出荷用ケースの収
納可能数および上記出荷用ケースのサイズを入力するた
めの第2入力手段,ならびに上記第2入力手段から入力
された出荷用ケースの収納可能数および上記出荷用ケー
スのサイズを表すデータを上記サーバに送信する第2送
信手段を備えている。上記サーバは,商品の輸送に用い
られるコンテナの容量を記憶した記憶手段,上記第1送
信手段によってバイヤ・クライアントから送信された注
文商品の種類と数量を表すデータを受信する第1受信手
段,上記第2送信手段によってセラー・クライアントか
ら送信された出荷用ケースの収納可能数および上記出荷
用ケースのサイズを表すデータを受信する第2受信手
段,上記第1受信手段によって受信された注文商品の数
量と上記第2受信手段によって受信された出荷用ケース
の収納可能数および出荷用ケースのサイズとに基づい
て,注文商品についてのケース体積を算出するケース体
積算出手段,上記ケース体積算出手段によって算出され
たケース体積を上記記憶手段に記憶されているコンテナ
容量で除算した値が,所定の範囲内にあるかどうかを判
断する判断手段,上記判断手段によって除算値が所定の
範囲内にあると判断された場合に商品注文を確定させる
注文確定手段,ならびに上記判断手段によって除算値が
所定の範囲内にないと判断された場合に,上記商品注文
を共同購入の対象として追加注文の受付のための準備を
する手段を備えている。
【0023】さらにこの発明は,コンピュータを商品購
入システムとして動作させる(制御する)ためのプログ
ラムも提供している。プログラムは通信回線を通じて,
または記録媒体を介して,コンピュータの記憶手段(一
般的にはハードディスク)に記憶される。記憶手段に記
憶されたプログラムがCPUに読み込まれることによっ
てコンピュータが商品購入システムとして動作する。注
文商品の種類および数量ならびに出荷用ケースの収納可
能数およびサイズは,ネットワークを介して受信され
る,またはコンピュータを構成する入力装置から入力さ
れる。
【0024】
【実施例】1.取引業務支援システムの全体構成 取引業務支援システムは,バイヤ(購入企業,購買企
業)とセラー(サプライヤ)(販売企業)の間の種々の
商品またはサービスの取引業務を支援するシステムであ
る。セラーによって製造または販売される商品またはサ
ービスを,バイヤが購入する。もちろん,取引業務の一
面においてセラーである企業が,他の一面においてはバ
イヤとなることもあり,その逆もある。いずれにして
も,取引業務支援システムはバイヤとセラーとの間のパ
ートナー候補の選定,個別契約締結時の価格,数量,船
積条件等の交渉,共同購入等の種々の取引業務(取引業
務に付随する様々な事務作業)を支援する。
【0025】図1は,取引業務支援システムの全体的構
成を示すブロック図である。
【0026】取引業務支援システムは,ネットワーク1
に接続されたウェブ・サーバ11および複数のクライアン
ト・コンピュータ(以下,クライアントという)4と,
ウェブ・サーバ11に接続されたアプリケーション・サー
バ2およびアプリケーション・サーバ2に接続されたデ
ータベース・サーバ3を含む。アプリケーション・サー
バ2,データベース・サーバ3およびウェブ・サーバ11
は取引業務支援システムを運用者の管理下に置かれる。
クライアント4は取引業務支援システムの利用ユーザ
(バイヤまたはセラー)の管理下に置かれる。ネットワ
ーク1は専用回線,公衆回線(たとえば,インターネッ
ト)のいずれをも含む。
【0027】アプリケーション・サーバ2,データベー
ス・サーバ3およびウェブ・サーバ11は,いずれもCP
U,ハードディスク,メモリ,通信装置等を含むコンピ
ュータ・システムである。
【0028】アプリケーション・サーバ2のハードディ
スク5には,取引業務支援システムの全体を制御するた
めのプログラム(アプリケーション・プログラム)およ
び設定ファイル(パラメータ・ファイル)が記憶されて
いる。設定ファイルには,アプリケーション・プログラ
ムの処理に関する種々の設定データが記述されており,
後述するコンテナ容量を表すデータも,この設定ファイ
ルに記述されている。アプリケーション・プログラムに
基づくアプリケーション・サーバ2(取引業務支援シス
テム)の動作についての詳細は後述する。
【0029】ウェブ・サーバ11は,クライアント4との
間の通信を行うプログラム(ウエブ・サーバ用プログラ
ム)を含む。後述するように,クライアント4の表示装
置の表示画面には,アプリケーション・サーバ2におい
て生成されて(あらかじめ準備されていてもよい)送信
されるHTML(HyperText Markup Language )データ等に
基づくウインドウが表示される。クライアント4のユー
ザ(バイヤおよびセラー)は,クライアント4の表示画
面上に表示されるウインドウにしたがって,企業情報,
注文情報,その他の情報(データ)をクライアント4に
入力する。入力された情報がネットワーク1を介してク
ライアント4からウェブ・サーバ11を介してアプリケー
ション・サーバ2に送信される。アプリケーション・サ
ーバ2は受信した情報に基づく種々の処理を行う。
【0030】データベース・サーバ3には,会員データ
ベース6,商品データベース7,見積データベース8,
共同購入データベース9および注文データベース10が接
続されている。データベース・サーバ3は,これらのデ
ータベースをオープンまたはクローズし,アプリケーシ
ョン・サーバ2から与えられるデータをデータベースに
記憶する,またはデータベースに記憶されているデータ
を読出す処理を行う。データベース・サーバ3に接続さ
れている各種データベースの内容については後述する。
【0031】クライアント4は,CPU,ハードディス
ク,メモリ,通信装置,入力装置(キーボード,マウス
等),表示装置(CRTディスプレイ等)等を含むコン
ピュータ・システム(パーソナル・コンピュータ)であ
る。クライアント4のハードィスクにはブラウザが記憶
されている。上述したように,クライアント4のユーザ
(バイヤおよびセラー)は,クライアント4の表示装置
の表示画面上に表示されるウインドウを用いて取引業務
を遂行する。クライアント4の表示装置の表示画面上に
表示される各種ウインドウについては,以下に説明する
取引業務支援システムの運用の説明において明らかにす
る。
【0032】図2は,取引業務支援システムを用いてセ
ラーとバイヤとの間で行われる取引の流れの概略を,特
にセラーが海外の企業である場合を例にして示すもので
ある。取引業務の流れの概略は,次の通りである。
【0033】セラーおよびバイヤは,あらかじめ取引業
務支援システムの利用のための登録(会員登録)をす
る。会員にはIDおよびパスワードが与えられる。ID
およびパスワードが用いられて取引業務支援システムの
利用会員であることの認証(ユーザ認証)が行われる。
【0034】また,セラーおよびバイヤは,あらかじめ
企業情報(企業名,住所,電話番号,製造商品,販売商
品等)を会員データベース6に登録する。さらに,セラ
ーは自己(自社)が製造または販売する商品についての
情報(商品情報;商品名,商品単価等)を商品データベ
ース7に登録する。
【0035】バイヤは,登録されている企業情報または
商品情報にもとづいて,取引(購入)を希望する商品を
製造,販売しているセラーを検索する。検索によって見
付け出されたセラーに対して,見積依頼および価格交渉
をする。セラーはバイヤからの見積依頼に回答し(見積
回答),価格交渉する。見積依頼,見積回答および価格
交渉に,取引業務支援システムが提供するインタフェー
スが用いられる。見積依頼内容,見積回答内容,価格交
渉内容は見積データベース8に登録される。
【0036】バイヤとセラーとの間で交渉が成立する
と,バイヤは商品購入の意思をセラーに伝える(購入の
意思表示にも,取引業務支援システムが提供するインタ
フェースが用いられる)。
【0037】セラーが海外企業の場合であって,バイヤ
が大量の数の商品を購入する場合には,商品はコンテナ
に積載されて船便または航空便で輸送される。購入する
商品の数(量)が1つのコンテナの積載量に比べて不足
する場合がある。この場合には,共同購入にスイングさ
れる。
【0038】共同購入とは,1つのコンテナの積載量に
見合う数の商品を輸送することを目的として,2以上の
バイヤが共同して商品を購入することをいう。共同購入
によって,商品を輸入する場合の無駄(輸送費用等の無
駄)を省くことができる。1のバイヤのみで商品を購入
することを共同購入と区別するために,以下「単独購
入」と呼ぶ。単独購入,共同購入の区別,購入商品名,
購入数等は注文データベース10に登録される。
【0039】商品の単独購入または共同購入のいずれに
おいても,セラーとの間の最終的な契約や商品の輸入手
続は商社が行う。商社は注文データベース10の登録内容
にしたがってセラーと契約を交わし,商品を輸入する。
輸入された商品がバイヤに配送される。
【0040】2.データベース 上述したように,取引業務支援システムを構成するデー
タベース・サーバ3には,会員データベース6,商品デ
ータベース7,見積データベース8,共同購入データベ
ース9および注文データベース10が接続されている。こ
れらのデータベースに格納されるデータについて説明す
る。
【0041】図3は,会員データベース6に記憶されて
いるテーブル(会員管理テーブル6A)を示している。
【0042】取引業務支援システムでは,利用者(利用
が許される会員)があらかじめ定められる。会員管理テ
ーブル6Aには,取引業務支援システムの利用者に関す
るデータが記憶されている。後述するように,会員管理
テーブル6Aに記憶されたデータは,主に会員認証処
理,バイヤがセラーを検索する処理,およびセラーがバ
イヤを検索する処理に用いられる。
【0043】会員管理テーブル6Aは,会員ID,会員
パスワード,企業ID,企業名,企業カテゴリ等の項目
を含む。「会員ID」は取引業務支援システムの会員の
それぞれを特定するために取引業務支援システムの管理
者から付与されたIDである。各会員ごとに「会員I
D」と「会員パスワード」とが生成される。
【0044】「企業ID」は各会員(会員企業)のそれ
ぞれを特定するためのIDである。企業IDによって特
定される企業の名称が「企業名」の欄に格納される。
【0045】「企業カテゴリ」は,企業会員の業務分野
を表す。取引業務支援システムの会員(会員企業)は,
あらかじめ自己(自社)が製造販売する商品,サービ
ス,自社の業務分野(業種)を取引業務支援システムの
管理者に通知する。通知された業務分野が「企業カテゴ
リ」欄に記憶される。
【0046】図4は,商品データベース7に記憶されて
いるテーブルを示している。商品データベース7は,輸
出商品カテゴリ・テーブル7A,輸入商品カテゴリ・テ
ーブル7B,国内取引商品カテゴリ・テーブル7C,商
品テーブル7Dおよび商品詳細テーブル7Eを含む。後
述するように,商品データベース7に記憶されたデータ
は,バイヤが購入商品(セラーの取扱商品)を検索する
場合等に用いられる。図4では,各テーブル(テーブル
に含まれるレコード)のデータ内容を表す項目名のみが
示されている。このことは,以下に説明する他のデータ
ベース中のテーブルについても同様である。
【0047】セラーが取扱う商品は,いくつかのカテゴ
リに分類され,このカテゴリ(商品カテゴリ)に関する
データがカテゴリ・テーブルに登録されている。商品デ
ータベース7は,3つの商品カテゴリ・テーブルを含
む。輸出商品に関する商品カテゴリ・データを記憶した
輸出商品カテゴリ・テーブル7Aと,輸入商品に関する
商品カテゴリ・データを記憶した輸入商品カテゴリ・テ
ーブル7Bと,国内取引される商品に関する商品カテゴ
リ・データを記憶した国内取引商品カテゴリ・テーブル
7Cである。
【0048】輸出商品カテゴリ・テーブル7A,輸入商
品カテゴリ・テーブル7Bおよび国内取引商品カテゴリ
・テーブル7Cは,いずれも商品カテゴリID,商品カ
テゴリ名称,親商品の商品カテゴリID,商品カテゴリ
説明,登録日,更新日等の項目を含む。
【0049】「商品カテゴリID」に商品カテゴリのそ
れぞれを識別する識別符号(ID)が,「商品カテゴリ
名称」に,商品カテゴリIDによって特定される商品カ
テゴリの名称がそれぞれ登録される。
【0050】商品カテゴリは,大分類,中分類,小分類
といったツリー構造を持つ。「親商品の商品カテゴリI
D」には,商品カテゴリIDによって特定される商品カ
テゴリが属する中分類(または大分類)の商品カテゴリ
の商品カテゴリIDである。
【0051】商品テーブル7Dは,企業ID,商品I
D,商品名,商品単価,商品カテゴリID,原産国,関
税率等の項目を含む。商品テーブル7Dには,企業ID
によって特定される企業が取り扱う商品に関するデータ
が登録される。商品カテゴリIDによって,商品テーブ
ル7Dと,輸出商品カテゴリ・テーブル7A,輸入商品
カテゴリ・テーブル7Bおよび国内取引商品カテゴリ・
テーブル7C(またはそれらのレコード)とがリンクす
る。
【0052】商品詳細テーブル7Eは,商品ID,20
FTケース数量,20FT個数,ケース重量,ケース体
積(縦,横,高さ)等の項目を持つレコードを含む。商
品詳細テーブル7Eには,商品を輸入または輸出する場
合に必要とされるデータが登録される。たとえば,「2
0FTケース数量」は,20FT(フィート)の長さを
持つコンテナに,商品IDによって特定される商品を梱
包したケースを収めたときの最大の数(ケース数)であ
る。「20FT個数」は20FT(フィート)の長さを
持つコンテナに,商品IDによって特定される商品を収
めたときの最大の数(商品数)である。20FTコンテ
ナの容量は一般には約33m3 であるが,20FTケー
ス数量や20FT個数の算出にあたっては,余裕をみて
25m3程度として計算してもよい。商品IDによっ
て,商品詳細テーブル7Eと商品テーブル7D(または
それらのレコード)とがリンクする。
【0053】図5は,見積データベース8に記憶されて
いるテーブルを示している。見積データベース8は,リ
クエスト・テーブル8A,リクエスト詳細テーブル8
B,リクエスト明細テーブル8Cおよび翻訳情報テーブ
ル8Dを含む。後述するように,見積データベース8に
は,バイヤが商品購入のための見積または価格交渉をセ
ラーに依頼したことに応じて,見積または価格交渉に関
するデータが登録される。
【0054】リクエスト・テーブル8Aは,依頼ID,
依頼元企業ID,回答企業ID,依頼種別,バイヤ最終
合意,セラー最終合意,商品ID,リードタイム等の項
目を持つレコードを含む。
【0055】「依頼ID」は見積依頼または価格交渉す
るたびに生成される識別符号である。「依頼元企業I
D」は見積を依頼した,または価格交渉したバイヤの企
業IDを,「回答企業ID」は依頼元企業から見積依頼
または価格交渉を受けた企業の企業IDをそれぞれ意味
する。
【0056】「依頼種別」は見積依頼であるかまたは価
格交渉依頼であるかを区別するものである。
【0057】バイヤとセラーとの間で価格交渉が行わ
れ,バイヤが最終的に合意すると「バイヤ最終合意」に
フラグが立てられる。セラーが最終的に合意すると「セ
ラー最終合意」にフラグが立てられる。
【0058】リクエスト詳細テーブル8Bには,バイヤ
の依頼内容の詳細なデータが登録される。依頼IDによ
ってリクエスト詳細テーブル8Bとリクエスト・テーブ
ル8Aとがリンクする。
【0059】リクエスト明細テーブル8Cには,交渉内
容の詳細,たとえばバイヤの希望する商品の購入価格,
購入数,セラーの希望する売却(回答)価格等のデータ
が登録される。依頼IDによって,リクエスト明細テー
ブル8Cとリクエスト・テーブル8Aおよびリクエスト
詳細テーブル8Bとがリンクする。
【0060】バイヤとセラーの利用言語(母国語)が異
なる場合には,交渉内容等の翻訳を第三者に依頼して,
その翻訳文にもとづいて交渉を進めることができる。翻
訳依頼テーブル8Dには,バイヤまたはセラーが翻訳を
希望する場合に,その翻訳に関するデータが登録され
る。
【0061】図6は,共同購入データベース9に記憶さ
れているテーブルを示している。共同購入データベース
9は,共同購入掲示板管理テーブル9A,共同購入管理
テーブル9B,共同購入バイヤ・テーブル9C,共同購
入バイヤ明細テーブル9Dおよび共同購入セラー明細テ
ーブル9Eを含む。後述するように,取引業務支援シス
テムでは,海外からコンテナによって商品を購入(輸
入)する場合に,コンテナに積込む商品を,複数の企業
が共同して購入する共同購入を支援する機能を持つ。共
同購入データベース9には共同購入が行われる場合の種
々のデータが登録される。
【0062】共同購入掲示板管理テーブル9Aは,共同
購入掲示板ID,共同購入ID,共同購入商品ID,共
同購入商品名等の項目を持つレコードを含む。
【0063】後述するように,海外の企業から商品を購
入することが決定し,購入する商品の数が1コンテナの
所定の積載量に達しない場合に,その商品は共同購入の
対象商品として取り扱われる。他の企業によるその商品
の購入要求を待ち,1コンテナの所定の積載量に達する
と共同購入が成立する。商品を共同購入することになっ
た場合には,その商品の購入の募集が電子掲示板システ
ム(BBS:electronic Bulletin Board System)(以
下,単に掲示板という)を通して行われる。商品を共同
購入することになると,その度に掲示板が作成される
(その商品の共同購入先を募るための掲示板が立ち上げ
られる)。「共同購入掲示板ID」は掲示板のそれぞれ
を識別するための識別符号である。
【0064】「共同購入ID」は共同購入することにな
った場合に取引業務支援システムによって付与される識
別符号である。
【0065】「共同購入商品ID」は,共同購入の対象
となった商品の商品IDを,「共同購入商品名」は共同
購入対象商品の商品名である。
【0066】共同購入管理テーブル9Bは,共同購入状
態となった商品についての購入状況を管理するテーブル
である。共同購入管理テーブル9Bには,共同購入商品
ID,販売企業ID,占有率,積港,揚港,L/C開設
料等の項目を持つレコードを含む。
【0067】「占有率」は1コンテナ中の商品の占有量
をパーセントで表すものである。上述したように,取引
業務支援システムにおいて取引される商品のそれぞれに
ついて,20FTケース数量が商品詳細テーブル7Eに
登録されている。ケースについての体積も商品詳細テー
ブル7Eに格納されている。共同購入によって購入する
ことが決定された商品についてのケース体積にケース数
量を乗算して得られる値を,20FTのコンテナの体積
(容量)で除算することによって,占有率が算出され
る。
【0068】共同購入バイヤ・テーブル9Cは,共同購
入ID,共同購入商品ID,購入企業ID,共同購入状
態等の項目を持つレコードを含む。「共同購入状態」に
は,共同購入先の募集中,共同購入成立,不成立等の共
同購入に対する状態を表す識別符号が格納される。
【0069】共同購入バイヤ明細テーブル9Dは,共同
購入ID,明細ID,希望価格,希望数量,20FTケ
ース数量,20FT個数,ケース重量等の項目を持つレ
コードを含む。共同購入セラー明細テーブル9Eは,共
同購入ID,明細ID,回答価格,回答数量等の項目を
持つレコードを含む。共同購入バイヤ明細テーブル9D
にはバイヤ側の共同購入に関するデータが,共同購入セ
ラー明細テーブル9Eにはセラー側の共同購入に関する
データがそれぞれ格納される。
【0070】図7は注文データベース10に記憶されてい
るテーブルを示すものである。注文データベース10は,
注文テーブル10A,注文セラー明細テーブル10B,商社
発注詳細テーブル10Cおよび注文バイヤ明細テーブル10
Dを含む。セラーとバイヤのとの間で取引条件の合意が
あった場合に,その取引条件の内容等がこれらのテーブ
ルに登録される。注文データベース10の各テーブルに登
録されるデータは,基本的には上述の会員データベース
6,商品データベース7,見積データベース8および共
同購入データベース9に登録されたデータがコピーされ
たものである。
【0071】3.バイヤの商品購入または共同購入受付
に至るまでの具体的なシステム運用 図8は,バイヤがセラーの提供する商品を購入するま
で,および共同購入が受け付けられるまでの取引業務支
援システムの運用の流れを示すものである。
【0072】バイヤはクライアント4を用いてブラウザ
を起動し,取引業務支援システムのURL(Uniform Re
sourse Locator)を入力する。ネットワーク1を介して
ウェブ・サーバ11からクライアント4に会員IDおよび
会員パスワードの入力のためのウインドウを表すデータ
(htmlデータ等)が送信される。クライアント4の表示
画面上に,htmlデータに基づくウインドウ(図示略)が
表示される。ウェブ・サーバ11からクライアント4にht
mlデータが送信され,クライアント4において受信され
たhtmlデータにしたがってクライアント4の表示画面上
にウインドウが表示される手順については他のウインド
ウについても同じであるので,以下,その説明を省略す
る。
【0073】バイヤは,会員IDおよび会員パスワード
入力ウインドウにしたがって,クライアント4の入力装
置から会員IDおよび会員パスワードを入力する。入力
された会員IDおよび会員パスワードが,ネットワーク
1を介してクライアント4からアプリケーション・サー
バ2に送信される。
【0074】アプリケーション・サーバ2は,データベ
ース・サーバ3に会員データベース6のオープン命令を
与え,会員管理テーブル6Aに受信した会員IDおよび
会員パスワードの組を持つレコードが含まれているかど
うかを判断する(会員認証:ステップ21)。アプリケー
ション・サーバ2から与えられる命令にしたがってデー
タベース・サーバ3によってデータベースがオープン/
クローズされるのは,以下の説明においても同じである
ので,その説明を省略する。
【0075】会員認証が成功すると(受信した会員ID
および会員パスワードの組が会員管理テーブル6Aに登
録されていると),クライアント4の表示画面上にメニ
ュー・ウインドウ(図示略)が表示される。
【0076】バイヤがセラーから商品を購入しようと場
合,企業検索によって購入希望商品を取り扱っている
企業を探すか(ステップ22),または商品検索を通し
て,購入希望商品を取り扱っている企業を探すか(ステ
ップ23),いずれかが試みられる。取引企業の検索に
は,会員データベース6または商品データベース7に記
憶されているデータが用いられる。
【0077】たとえば,企業検索によって購入希望商品
を取り扱っている企業を探す場合には,バイヤは,会員
データベース6の会員管理テーブル6Aに記憶されてい
る「企業カテゴリ」を表示画面上に一覧に表示するウイ
ンドウを表示させ,取引を希望するカテゴリ(業種)を
選択することによって,取引企業を絞り込む。商品検索
によって購入希望商品を取り扱っている企業を探す場合
には,バイヤは,商品名等を入力するウインドウを表示
させ,購入を希望する商品名等を入力することによって
その商品を取り扱っている企業を絞り込む。商品データ
ベース7の商品テーブル7Dは企業IDと商品IDとが
記憶されているので,購入を希望する商品を取り扱って
いる企業の企業IDが検索される。企業IDと企業名の
組合せを記憶した会員管理テーブル6Aが用いられて,
購入希望商品を取り扱っている企業名が一覧にウインド
ウに表示される。
【0078】購入を希望する商品を取扱っている企業
(セラー)を検索した後,バイヤはセラーに対して見積
を依頼する(ステップ24)。図9は見積依頼のためのウ
インドウ(見積依頼ウインドウW1)を表している。
【0079】見積依頼ウインドウW1には,商品の購入
見積を依頼するセラーの企業ID(依頼先企業ID),
購入を希望する商品の商品名,商品コード,商品の規格
またはサイズ,希望数量,単位(数え方),納入場所,
包装または梱包の希望,その他(備考),依頼先企業が
外国の企業の場合に翻訳を希望するかどうかを入力す
る。
【0080】見積依頼ウインドウW1の下部に,「見積
依頼をする」ボタンと,「入力をやり直す」ボタンが表
示されている。「入力をやり直す」ボタンがクリックさ
れると,見積依頼ウインドウW1に入力したデータがク
リアされる。「見積依頼をする」ボタンがクリックされ
ると,入力データがクライアント4からアプリケーショ
ン・サーバ2に送信される。
【0081】アプリケーション・サーバ2は,クライア
ントから見積入力データを受信すると,データベース・
サーバ3に接続されている見積データベース8中のリク
エスト・テーブル8A,リクエスト詳細テーブル8B,
リクエスト明細テーブル8Cおよび翻訳情報テーブル8
Dにそれぞれ新たなレコードを作成する。見積・価格交
渉IDを生成して作成したレコードに格納するととも
に,クライアント4から送信された見積依頼データをこ
れらのテーブル(レコード)に格納する。
【0082】依頼先企業IDによって識別される企業
(セラー)は,バイヤからの見積依頼を参照することが
できる(見積データベース8に格納されたバイヤの購入
依頼内容を表示画面に表示させる)。セラーは見積価格
(回答価格)等を入力する。セラーによる見積価格(回
答価格)等も,見積データベース8中の各テーブルに格
納される。
【0083】セラーが見積価格等を見積データベース8
に登録すると,バイヤはその内容を表示画面上に表示さ
せることができる。図10は,セラーからの見積内容を表
示し,かつバイヤがその後に行う手続を入力するための
ウインドウ(価格交渉参照ウインドウ)W2の一例を示
している。
【0084】価格交渉参照ウインドウW2は,見積回答
表示欄W2aと,合意入力欄W2bとを含む。見積回答
表示欄W2aに,バイヤが見積を依頼した商品について
のセラーの見積価格(希望価格)等が表示される。
【0085】バイヤが閲覧する価格交渉参照ウインドウ
W2に表示されるセラーの見積価格(希望価格)は,必
ずしもセラーが希望する(セラーがクライアント4に入
力した)価格と同じでなくてもよい。商品取引,特に海
外から商品を輸入する場合には,海上運送料,保険料,
関税等の諸費用が必要となるからである。この場合に
は,アプリケーション・サーバ2では,セラーが提示し
た見積価格に諸費用を加算した額を算出し,算出された
新たな金額をセラーの見積価格(希望価格)として価格
交渉参照ウインドウW2中に表示させる。
【0086】合意入力欄W2bには「合意する」のチェ
ックボックスが含まれている。また,価格交渉参照ウイ
ンドウW2の下部には,「交渉成立」ボタン,「価格交
渉をする」ボタン,「価格交渉を破棄する」ボタンおよ
び「翻訳依頼をする」ボタンが表示されている。バイヤ
はセラーが提示した価格(希望価格)に合意する場合に
は,「合意する」のチェックボックスにチェックして,
「交渉成立」ボタンをクリックする。さらなる価格交渉
を行う場合には「価格交渉をする」ボタンをクリックす
る。価格交渉をやめる(購入をしない)場合には「価格
交渉を破棄する」ボタンをクリックする。交渉内容につ
いて翻訳を依頼する場合には「翻訳依頼をする」ボタン
をクリックする。
【0087】「価格交渉をする」ボタンがクリックされ
ると,商品の数量および希望価格を入力するための新た
なウインドウがクライアント4の表示画面上に表示され
る(図示略)。バイヤは購入を希望する商品の希望購入
数と,希望価格を入力してアプリケーション・サーバ2
に送信する。すると,再びセラーからその回答が返って
くる。このようにして,バイヤとセラーとの間で価格交
渉が行われる(ステップ25)。
【0088】バイヤとセラーとの間で価格交渉が成立す
ると(バイヤが「交渉成立」ボタンをクリックすると)
(ステップ26:購入要求受付処理),注文された商品の
量がコンテナの所定の積載量(容量)に達しているかど
うかが判断される(ステップ27)。
【0089】注文された商品の量がコンテナの所定の積
載量に達しているかどうかは,たとえば,商品の輸送に
用いられる20FTコンテナの積載量(m3) で,注文
された商品の全体のケース体積を除算して得た値が0.9
〜1.0の間に入るかどうかで判断される。商品のケース
体積および1つのケースに格納される商品数は,商品詳
細テーブル7Eに登録されている。20FTコンテナの
積載量は,アプリケーション・サーバ2のハードディス
ク5に記憶された設定ファイルに記述されている。
【0090】すなわち,バイヤが「交渉成立」ボタンを
クリックすると,その旨がクライアント4からアプリケ
ーション・サーバ2に送信される。アプリケーション・
サーバ2は,見積データベース8のリクエスト明細テー
ブル8Cから,交渉が成立した商品(購入依頼商品)の
商品IDと,数量とを読出す。商品データベース7の商
品詳細テーブル7Eにもとづいて,購入依頼商品のケー
ス個数が算出される(たとえば,1つのケースに 100個
の商品が格納される場合で1000個の商品の購入注文があ
ると,ケース個数は10個となる)。算出されたケース個
数にケース体積が乗算されて購入依頼商品の全体のケー
ス体積が算出される。20FTコンテナの積載量で,算
出された購入依頼商品の全体のケース体積が除算され
る。
【0091】1つのケースに格納される商品数およびケ
ース体積(1つのケースの縦,横,奥行きでもよい)
は,セラーがクライアント4を用いて入力するデータを
用いてもよい。この場合には,セラーは見積価格を回答
するとともに,見積依頼された商品についての1つのケ
ースに格納される商品数とケース体積とを表示画面に表
示されるウインドウを用いて入力する。
【0092】図11は,上述のアルゴリズムによって算出
された値が0.9〜1.0の間である場合に(ステップ27でYE
S ),バイヤのクライアント4の表示画面上に表示され
る購入依頼確認ウインドウW3を示している。購入依頼
確認ウインドウW3の下部に「購入依頼をする」ボタン
と「購入依頼をしない」ボタンとが表示されている。
「購入依頼をしない」ボタンがクリックされると,取引
破棄として扱われる。セラーに対して取引が成立しなか
った旨が電子メールによって通知される。また,見積デ
ータベース8の各テーブル(レコード)に破棄フラグが
立てられる。「購入依頼をする」ボタンがクリックされ
ると,注文内容が注文データベース10に登録される。
【0093】図12は,算出された値が0.9未満または1.0
より大きい場合に(ステップ27でNO)表示画面上に表示
される購入依頼確認ウインドウW4を示している。購入
依頼確認ウインドウW4の下部には「共同購入依頼をす
る」ボタンと,「共同購入依頼をしない」ボタンとが表
示されている。
【0094】「共同購入依頼をする」ボタンがクリック
されると,共同購入データベース9の各テーブルに新た
なレコードが追加される。共同購入掲示板が作成され
て,共同購入の募集がかけられることになる(ステップ
28)。また,バイヤには共同購入が受け付けられた旨が
電子メールによって送信される(ステップ29)。
【0095】4.バイヤが共同購入に参加する場合の取
引業務支援システムの具体的運用 図13(A)は共同購入掲示板の一例を示すものである。
図13(B)は共同購入商品情報詳細ウインドウの一例を
示すものである。図14は,バイヤが共同購入掲示板を通
じて共同購入に参加する場合の取引業務支援システムの
運用の流れを示している。
【0096】バイヤは,上述のように,購入を希望する
商品を取り扱っているセラーに直接に見積を依頼して価
格交渉することもできるし,他のバイヤが先に見積およ
び価格交渉を行って共同購入することになったものにつ
いては,その共同購入に参加することができる。
【0097】共同購入を希望する場合には,バイヤは会
員認証の後(ステップ21),共同購入掲示板W5A(図
13(A))を,クライアント4の表示画面に表示させ
る。
【0098】共同購入掲示板W5Aは,共同購入データ
ベース9に記憶されたテーブルにもとづいて作成され
る。共同購入掲示板W5Aには,共同購入の対象となっ
ている商品についての商品名,納期,コンテナ占有率お
よび募集締切が表示される。
【0099】共同購入を希望するバイヤは,共同購入を
希望する商品名をクリックする。クリックされた商品に
ついての詳細な情報を表示する共同購入商品情報詳細ウ
インドウW5Bがクライアント4の表示画面上に表示さ
れる。
【0100】共同購入商品情報詳細ウインドウW5Bの
下部に,「共同購入の見積依頼をする」ボタンが表示さ
れる。「共同購入の見積依頼をする」ボタンがクリック
されると,共同購入を希望する商品についてその数量等
を入力するためのウインドウ(図示略)が表示される。
バイヤは共同購入を希望する商品を数量等を入力する。
入力データ(共同購入希望データ)がアプリケーション
・サーバ2に送信される。クライアント4からアプリケ
ーション・サーバ2に送信された共同購入希望データ
は,見積データベース8のテーブルに登録される。
【0101】掲示板を利用した共同購入の依頼処理で
は,共同購入を希望するバイヤとセラーとの間で価格交
渉は行われず,すでに他のバイヤとセラーとの間の価格
交渉で決められている価格にしたがう。このため,見積
は,基本的には取引業務支援システムの管理者によって
行なわれる。管理者によって見積が共同購入を希望して
いるバイヤに通知される。もちろん,共同購入データベ
ース9には商品価格が登録されているから,アプリケー
ション・サーバ2の処理によって見積を計算してもよ
い。商社の口銭(口銭率)等を管理者が入力し,その他
の計算はアプリケーション・サーバ2に行わせるように
してもよい(ステップ31)。
【0102】共同購入を希望するバイヤのクライアント
4の表示画面に,購入依頼確認ウインドウW4(図12)
が表示される(ステップ32)。「共同購入依頼をする」
ボタンがクリックされると,共同購入要求が正式に受け
付けられる(ステップ28)。共同購入データベース9の
テーブルに新たなレコードが作成され,共同購入を依頼
した企業の企業ID,希望商品の商品ID,希望数量等
が格納される。共同購入受付結果通知メールがバイヤに
送信される(ステップ29)。
【0103】上述のようにして掲示板が用いられて受付
けられる共同購入による商品の購入状況は,日毎および
月毎にまとめられる。図15は日次バッチ処理のフローチ
ャートを示している。図16は月次バッチ処理のフローチ
ャートを示している。日次バッチ処理は毎日所定の時刻
に処理が行われる。月次バッチ処理は毎月所定の日(た
とえば月の末日)の所定の時刻に処理が行われる。日次
バッチ処理および月次バッチ処理は,アプリケーション
・プログラム(または,別途ハードディスク5に用意さ
れるプログラム)に基づく。図17は共同購入が成立する
様子を示すものである。図18はケース1〜ケース4の4
つのケース(事例)について共同購入の成立/不成立の
様子を示している。
【0104】毎日,所定の時刻になると日次バッチ処理
が開始される(図15)。
【0105】共同購入データベース9の共同購入バイヤ
・テーブル9Cに含まれているレコードのうち,同じ共
同購入商品ID(同一メーカの同一商品)および同じ納
入予定月(将来の月)を持つレコードであって,共同購
入受付が確定しているものが読出される(ステップ4
1)。共同購入受付が確定しているものとは,たとえば
共同購入要求が受け付けられて所定の日数が経過したも
のを意味する。共同購入要求のキャンセルおよび数量変
更を考慮して,共同購入要求の受付から所定の期間は,
共同購入要求は確定されないようにしたものである。確
定/未確定の区別を表すデータも共同購入バイヤ・テー
ブル9Cのレコードに格納されている。
【0106】読み出されたレコード中の商品数量が集計
される(ステップ42)。
【0107】集計された商品数量にもとづいてそのケー
ス体積が算出される。コンテナ容量で,算出されたケー
ス体積が除算される。除算によって得られた値が0.9〜
1.0の間にあるかどうかが判断される(ステップ43:
「1コンテナ以上?」)。
【0108】除算によって得られた値が未だ0.9〜1.0の
間にない場合は(ステップ43でNO),その商品について
は共同購入は成立していないと判断される。他の商品に
ついて共同購入要求が行われていれば,他の商品につい
て上述した判断が再び行われる。除算によって得られた
値に基づいて,新たなコンテナ占有率が共同購入管理テ
ーブル9Bに格納される。
【0109】除算によって得られた値が0.9〜1.0の間に
ある場合は(ステップ43でYES ),共同購入成立処理が
行われる(ステップ44)。すなわち,読出されたレコー
ド中に共同購入成立フラグが立てられ,発注データベー
ス10の各テーブルに,発注情報が登録される。また,共
同購入を行ったバイヤおよび共同購入商品の製造または
販売企業(セラー)に,共同購入が成立した旨の電子メ
ールが送信される(ステップ45)。
【0110】図17を参照して説明する。共同購入Aによ
って第1日にコンテナ占有率50%(0.5 )の共同購入要
求が行われ,第4日目にその数量変更が行われている
(コンテナ占有率50%が25%に変更されている)。共同
購入Aの共同購入要求は第6日に確定する(数量変更可
能期間が5日間の場合)。また,共同購入Bによって第
3日にコンテナ占有率50%の共同購入要求が行われ,第
8日に確定している。共同購入Cによって第5日にコン
テナ占有率25%の共同購入要求が行われ,第10日に確定
している。第11日に行われる日次バッチ処理において,
共同購入A,BおよびCによる共同購入が成立する。
【0111】図18を用いてさらに説明すると,ケース1
では,A社がコンテナ占有率60%の商品の購入を依頼
し,B社がコンテナ占有率20%の商品の購入を依頼して
いる。この状態で募集月を超えると,共同購入は成立し
ないことになる。
【0112】ケース2では,A社がコンテナ占有率60
%,B社がコンテナ占有率40%の商品購入を依頼してい
る。A社とB社の共同購入によりコンテナ占有率は 100
%となる。20FTのコンテナを用いた共同購入が成立
する。
【0113】ケース3では,A社がコンテナ占有率60
%,B社がコンテナ占有率80%の商品購入を依頼してい
る。共同購入が成立するためのコンテナ占有率が90%〜
100%と定められていた場合には,ケース3ではコンテ
ナ占有率が 140%であるから,共同購入は成立しない。
共同購入は成立しないことになる。
【0114】ケース4では,A社がコンテナ占有率60
%,B社がコンテナ占有率80%,C社がコンテナ占有率
60%の商品購入を依頼している。合計コンテナ占有率は
200%となる。この場合には,2つの20FTのコンテ
ナ,または1つの40FTのコンテナのいずれかで共同
購入が成立する。好ましくは,40FTのコンテナによ
る共同購入を成立させる。たとえば,40FTのコンテ
ナを用いる場合のコンテナ占有率を170%〜220%とす
る。この場合,設定ファイルに記述するコンテナ容量
を,実際よりも少なくしておく(たとえば,25m3
度)。
【0115】ケース1およびケース3では,取引業務支
援システムは共同購入不成立を判断することになるが,
上述したように,最終的な判断は商社によって行われ
る。商社の判断によってケース3の場合に共同購入を成
立させるようにしてもよい。
【0116】図16に示す月次バッチ処理では,共同購入
が募集月の末日において成立していないものについて,
その旨を商社に通知することと共同購入についてのデー
タを共同購入データベース9から削除する処理が行われ
る。
【0117】上述の日次バッチ処理によって読出された
共同購入バイヤ・テーブル9Cのレコード(同じ共同購
入商品IDおよび同じ納入予定月(将来の月)を持つレ
コードであって,共同購入受付が確定しているもの)
で,共同購入が成立していないもの(ステップ43でNO)
が読出され(ステップ51),そのうち共同購入の募集月
(納入予定月)が最終のもの(月次バッチ処理が行われ
ている月)が商社に通知される(ステップ52)。商社に
おいて,取引業務支援システムにおいて共同購入は成立
しないと判断されたものについて,共同購入を行うべき
であるかどうかが最終的に判断される。
【0118】上述の共同購入が成立していず,かつ共同
購入の募集月が最終のものについてのレコードが,共同
購入データベース9の各テーブルから削除される(ステ
ップ53)。削除したレコードに記述されているセラーお
よびバイヤには,共同購入が不成立であった旨が電子メ
ールによって通知される(ステップ54)。
【図面の簡単な説明】
【図1】取引業務支援システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】セラーおよびバイヤ間の取引業務支援システム
を用いた商品購入に至るまでの処理を示すものである。
【図3】会員データベースに含まれる会員管理テーブル
の内容を示す。
【図4】商品データベースに含まれるテーブルと,各テ
ーブルの項目を示す。
【図5】見積データベースに含まれるテーブルと,各テ
ーブルの項目を示す。
【図6】共同購入データベースに含まれるテーブルと,
各テーブルの項目を示す。
【図7】注文データベースに含まれるテーブルと,各テ
ーブルの項目を示す。
【図8】バイヤによる商品購入の受付,または共同購入
受付に至るまでのアプリケーション・サーバにおける処
理の流れを示す。
【図9】新規見積依頼ウインドウの一例を示す。
【図10】価格交渉参照ウインドウの一例を示す。
【図11】購入依頼確認ウインドウの一例を示す。
【図12】購入依頼確認ウインドウの他の例を示す。
【図13】(A)は共同購入掲示板の一例を,(B)は
共同購入商品情報詳細ウインドウの一例をそれぞれ示
す。
【図14】共同購入掲示板を用いたバイヤによる商品購
入の受付に至るまでのアプリケーション・サーバにおけ
る処理の流れを示す。
【図15】日次バッチ処理の流れを示すフローチャート
である。
【図16】月次バッチ処理の流れを示すフローチャート
である。
【図17】共同購入が成立するまでの流れを示す。
【図18】共同購入成立の判断および共同購入不成立の
判断の一例を示す。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 アプリケーション・サーバ 3 データベース・サーバ 4 クライアント 5 ハードディスク 6 会員データベース 7 商品データベース 8 見積データベース 9 共同購入データベース 10 注文データベース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の輸送に用いられるコンテナの積載
    量を記憶した記憶手段,注文商品の種類と数量の入力を
    受付ける第1の受付手段,上記注文商品を収納する出荷
    用ケースの収納可能数および上記出荷用ケースのサイズ
    の入力を受付ける第2の受付手段,上記第1の受付手段
    によって受付けられた注文商品の数量ならびに上記第2
    の受付手段によって受付けられた出荷用ケースの収納可
    能数および出荷用ケースのサイズと,上記記憶手段に記
    憶されたコンテナ積載量とに基づいて,上記注文商品の
    量がコンテナ積載量に達する量かどうかを判断する判断
    手段,上記判断手段によって上記注文商品の量がコンテ
    ナ積載量に達する量である判断された場合に商品注文を
    確定させる注文確定手段,ならびに上記判断手段によっ
    て上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する量ではな
    いと判断された場合に,上記商品注文を共同購入の対象
    として追加注文の受付のための準備をする手段,を備え
    た商品購入システム。
  2. 【請求項2】 商品の輸送に用いられるコンテナの積載
    量を記憶した第1の記憶手段,商品ごとに,商品を収納
    する出荷用ケースの収納可能数および上記出荷用ケース
    のサイズを記憶した第2の記憶手段,注文商品の種類と
    数量の入力を受付ける第1の受付手段,上記第1の受付
    手段によって受付けられた注文商品の数量ならびに第2
    の記憶手段に記憶された受付けられた注文商品について
    の出荷用ケースの収納可能数および出荷用ケースのサイ
    ズと,上記第1の記憶手段に記憶されたコンテナ積載量
    とに基づいて,上記注文商品の量がコンテナ積載量に達
    する量かどうかを判断する判断手段,上記判断手段によ
    って上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する量であ
    る判断された場合に商品注文を確定させる注文確定手
    段,ならびに上記判断手段によって上記注文商品の量が
    コンテナ積載量に達する量ではないと判断された場合
    に,上記商品注文を共同購入の対象として追加注文の受
    付のための準備をする手段,を備えた商品購入システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記判断手段は,注文商品の数量と上記
    注文商品の出荷用ケースの収納可能数および出荷用ケー
    スのサイズとに基づいて注文商品についてのケース体積
    を算出し,算出されたケース体積が,上記記憶手段に記
    憶されたコンテナ積載量に達しているかどうかを判断す
    る,請求項1または2に記載の商品購入システム。
  4. 【請求項4】 商品の輸送に用いられるコンテナの容量
    を記憶した記憶手段,注文商品の種類と数量の入力を受
    付ける第1の受付手段,上記注文商品を収納する出荷用
    ケースの収納可能数および上記出荷用ケースのサイズの
    入力を受付ける第2の受付手段,上記第1の受付手段に
    よって受付けられた注文商品の数量と上記第2の受付手
    段によって受付けられた出荷用ケースの収納可能数およ
    び出荷用ケースのサイズとに基づいて,注文商品につい
    てのケース体積を算出するケース体積算出手段,上記ケ
    ース体積算出手段によって算出されたケース体積を上記
    記憶手段に記憶されているコンテナ容量で除算した値
    が,所定の範囲内にあるかどうかを判断する判断手段,
    上記判断手段によって除算値が所定の範囲内にあると判
    断された場合に商品注文を確定させる注文確定手段,な
    らびに上記判断手段によって除算値が所定の範囲内にな
    いと判断された場合に,上記商品注文を共同購入の対象
    として追加注文の受付のための準備をする手段,を備え
    た商品購入システム。
  5. 【請求項5】 商品の輸送に用いられるコンテナの容量
    を記憶した第1の記憶手段,商品ごとに,商品を収納す
    る出荷用ケースの収納可能数および上記出荷用ケースの
    サイズを記憶した第2の記憶手段,注文商品の種類と数
    量の入力を受付ける第1の受付手段,上記第1の受付手
    段によって受付けられた注文商品の数量と第2の記憶手
    段に記憶された出荷用ケースの収納可能数および出荷用
    ケースのサイズとに基づいて,注文商品についてのケー
    ス体積を算出するケース体積算出手段,上記ケース体積
    算出手段によって算出されたケース体積を上記記憶手段
    に記憶されているコンテナ容量で除算した値が,所定の
    範囲内にあるかどうかを判断する判断手段,上記判断手
    段によって除算値が所定の範囲内にあると判断された場
    合に商品注文を確定させる注文確定手段,ならびに上記
    判断手段によって除算値が所定の範囲内にないと判断さ
    れた場合に,上記商品注文を共同購入の対象として追加
    注文の受付のための準備をする手段,を備えた商品購入
    システム。
  6. 【請求項6】 上記追加注文受付準備手段は,共同購入
    の対象とされた商品について,追加注文を募集するため
    の電子掲示板を作成するものである,請求項1から5の
    いずれか一項に記載の商品購入システム。
  7. 【請求項7】 上記追加注文受付準備手段は,共同購入
    の対象とされた商品についての追加注文の入力を受付け
    る第3の受付手段を設けるものであり,上記判断手段
    は,上記第1の受付手段によって受付けられた注文商品
    の数量と上記第3の受付手段によって受付けられた追加
    注文における注文商品の数量との和を用いて判断する,
    請求項1から6のいずれか一項に記載の商品購入システ
    ム。
  8. 【請求項8】 注文商品の種類と数量の入力を受付け,
    受付けられた注文商品を収納する出荷用ケースの収納可
    能数および上記出荷用ケースのサイズの入力を受付け,
    受付けられた注文商品の数量ならびに受付けられた出荷
    用ケースの収納可能数および出荷用ケースのサイズと,
    記憶手段に記憶されているコンテナ積載量とに基づい
    て,上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する量かど
    うかを判断し,上記注文商品の量がコンテナ積載量に達
    する量である判断された場合に商品注文を確定し,上記
    注文商品の量がコンテナ積載量に達する量ではないと判
    断された場合に,上記商品注文を共同購入の対象として
    追加注文の受付のための準備をする,商品購入方法。
  9. 【請求項9】 注文商品の種類と数量の入力を受付けさ
    せ,受付けられた注文商品を収納する出荷用ケースの収
    納可能数および上記出荷用ケースのサイズの入力を受付
    けさせ,受付けられた注文商品の数量ならびに受付けら
    れた出荷用ケースの収納可能数および出荷用ケースのサ
    イズと,記憶手段に記憶されているコンテナ積載量とに
    基づいて,上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する
    量かどうかを判断させ,上記注文商品の量がコンテナ積
    載量に達する量である判断された場合に商品注文を確定
    させ,上記注文商品の量がコンテナ積載量に達する量で
    はないと判断された場合に,上記商品注文を共同購入の
    対象として追加注文の受付のための準備をさせるように
    コンピュータを制御する,プログラム。
  10. 【請求項10】 上記追加注文の受付のための準備は,
    共同購入の対象とされた商品についての追加注文の入力
    を受付けさせるものであり,受付けられた追加注文にお
    ける注文商品の数量を加算した注文商品の数量を用い
    て,上記判断を行うようにコンピュータを制御する,請
    求項9に記載のプログラム。
  11. 【請求項11】 バイヤ・クライアントと,セラー・ク
    ライアントと,サーバとが相互に接続されて構成される
    商品取引システムであり,上記バイヤ・クライアント
    は,注文商品の種類と数量を入力するための第1入力手
    段,および上記第1入力手段から入力された注文商品の
    種類と数量を表すデータを上記サーバに送信する第1送
    信手段を備え,上記セラー・クライアントは,上記バイ
    ヤ・クライアントにおいて入力された種類の注文商品を
    収納する出荷用ケースの収納可能数および上記出荷用ケ
    ースのサイズを入力するための第2入力手段,ならびに
    上記第2入力手段から入力された出荷用ケースの収納可
    能数および上記出荷用ケースのサイズを表すデータを上
    記サーバに送信する第2送信手段を備え,上記サーバ
    は,商品の輸送に用いられるコンテナの容量を記憶した
    記憶手段,上記第1送信手段によってバイヤ・クライア
    ントから送信された注文商品の種類と数量を表すデータ
    を受信する第1受信手段,上記第2送信手段によってセ
    ラー・クライアントから送信された出荷用ケースの収納
    可能数および上記出荷用ケースのサイズを表すデータを
    受信する第2受信手段,上記第1受信手段によって受信
    された注文商品の数量と上記第2受信手段によって受信
    された出荷用ケースの収納可能数および出荷用ケースの
    サイズとに基づいて,注文商品についてのケース体積を
    算出するケース体積算出手段,上記ケース体積算出手段
    によって算出されたケース体積を上記記憶手段に記憶さ
    れているコンテナ容量で除算した値が,所定の範囲内に
    あるかどうかを判断する判断手段,上記判断手段によっ
    て除算値が所定の範囲内にあると判断された場合に商品
    注文を確定させる注文確定手段,ならびに上記判断手段
    によって除算値が所定の範囲内にないと判断された場合
    に,上記商品注文を共同購入の対象として追加注文の受
    付のための準備をする手段,を備えた商品購入システ
    ム。
  12. 【請求項12】 商品の注文を受付け,受付けた注文商
    品の量が所定の量に達しているかどうかを判断し,所定
    の量に達している場合には注文を確定し,所定の量に達
    していない場合には共同購入の対象にする,商品購入方
    法。
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