JP2003330779A - ファイル管理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム - Google Patents

ファイル管理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム

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JP2003330779A
JP2003330779A JP2002135545A JP2002135545A JP2003330779A JP 2003330779 A JP2003330779 A JP 2003330779A JP 2002135545 A JP2002135545 A JP 2002135545A JP 2002135545 A JP2002135545 A JP 2002135545A JP 2003330779 A JP2003330779 A JP 2003330779A
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知伸 ▲浅▼野
Tomonobu Asano
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディレクトリに属するファイルを所定の管理
条件に応じて管理する際の管理効率を向上させることが
可能な技術を提供する。 【解決手段】 コンピュータ上のファイルを管理するフ
ァイル管理方法において、ディレクトリへのアクセスを
検出して当該ディレクトリに属するファイルの管理処理
を開始するステップと、前記ファイル管理処理の開始さ
れたディレクトリの管理情報中に設定された管理日程に
従って当該ディレクトリに属するファイルの検索を指示
するステップと、前記指示により当該ディレクトリに属
するファイルの情報を参照し、前記管理情報中に設定さ
れた管理条件に該当するかどうかを調べるステップと、
前記ディレクトリに属するファイルが管理条件に該当し
ているかどうかを示す管理結果を前記管理情報中に設定
された管理結果格納先へ格納するステップとを有するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ上のフ
ァイルを管理するファイル管理システムに関し、特にコ
ンピュータ上に構築されたデータ共有環境においてハー
ドディスクやサーバに格納されたディレクトリやファイ
ルを管理する際のファイル管理システムに適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディレクトリやファイル等のハー
ドディスク上に格納されているデータの管理では、ディ
レクトリやフォルダ等の物理位置を階層化してデータを
分類する方法がある。これは、システムが標準で持つフ
ァイル管理機能を利用するものであり、データの種類別
に格納場所を分類することで、データを整理していくも
のである。この様に格納位置(ディレクトリ階層)だけ
を利用した分類では、データに関する情報は、ファイル
の格納場所、更新日等のタイムスタンプ、サイズ、拡張
子によるファイルの種類等の限られたものになる。
【0003】また、データ使用領域が所定の量を超えた
場合の通知や、所定期間更新の無いデータの有無の通知
等、ディレクトリが持つ情報を通知してその対処をユー
ザへ問い合わせる様な管理を実施する場合、ファイル自
身から得られる情報とは別に、情報を管理するシステム
が必要である。それを実現する従来のシステムは、更新
履歴・変更内容・新着情報等の情報をファイルの格納情
報とは別に書き出して更新したものをシステム管理者が
判断してユーザに問い合わせたり、ユーザへの問い合わ
せ部分をプログラム化した大掛かりなデータベースシス
テムを組むものであったりする。
【0004】この様にファイル管理を行う際のデータ管
理方法には大きく2通りが考えられる。すなわち、シス
テム標準のディレクトリ階層を使ったデータ整理方法
と、データとは別に管理情報を備える方法である。シス
テム標準のディレクトリ階層を用いてユーザ主体で行う
前者のファイル管理は、システム標準のディレクトリ階
層をそのまま用いる為、容易に行えるが、機能的に不足
することがあり、大規模な運用には向いていない。また
ユーザ自身に管理をまかせる為、管理ルールが徹底し難
い。機能不足を補う為に、後者を選択し、ディレクトリ
管理とは別に情報管理システムを作ると、管理機能の不
足は補えるが、システム構築が大掛かりになり、システ
ム管理者の負担が大きくなってしまう。
【0005】図9は従来のファイル管理システムの概要
を示す図である。図9に示す様にユーザ101は、任意
の端末102を使って、ファイルサーバかローカル端末
内に設けられたデータ格納先103にアクセスし、ユー
ザ101は、データ格納先103の内容をユーザ画面1
04で閲覧したり、ディレクトリ及びファイルの追加や
削除を行う。データ格納先103の内部は複数のディレ
クトリ105とファイル106で構成され、1つのディ
レクトリ以下に複数ファイルと複数ディレクトリが格納
できる。
【0006】図10は従来のファイル管理におけるディ
レクトリ構造の概要を示す図である。図10に示す様に
各ディレクトリには、作成日付301、最終更新日付3
02、アクセス権限303、ディレクトリ名304、デ
ィレクトリサイズ305の各情報が属性として格納され
ている。
【0007】この様な従来のシステム上で、ユーザ主体
によるファイル管理を行った場合、複数のサブディレク
トリに分類されたファイル及びディレクトリの情報を収
集してそれらの使用領域のサイズを調べたり、空き領域
の確保の為に削除対象のファイルを検索する等の作業を
ユーザ自身が行う必要がある。
【0008】また、そのシステムを管理するシステム管
理者が、複数のサブディレクトリに分類されたファイル
及びディレクトリを管理し、システム全体での使用領域
サイズの把握や空き領域の確保を行う場合、各ディレク
トリでの使用領域サイズに基づいてファイルの削除が必
要なことをユーザに通知し、システム管理者側での対処
の可否を問い合わせたり、ユーザからの回答や依頼に基
づき、ファイルを操作する作業が必要となる。
【0009】なお、ファイルの内部に管理属性を追加
し、ファイル管理の自動化を図る技術については特開平
7-160549号公報に記載されている。その概要は
ファイルの内部にファイルを破棄する為の日付を設定す
る領域を設け、現在の日付と設定された日付を比較する
ことでファイルの削除を自動的に実行するものである。
【0010】またファイルを削除する際、バックアップ
処理の有無を確認してからファイルを削除する技術につ
いては特開平9-198283号公報に記載されてい
る。その概要はバックアップの実行履歴を管理する登録
簿を作成し、それを自動的に参照することでファイル削
除時のバックアップの有無の確認を自動化するものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、システム標準のディレクトリ階層を用いたファイル
管理を行った場合、機能的に不足することがある為、大
規模な運用には不向きであり、ユーザ自身に管理をまか
せる為、管理ルールの徹底が難しいという問題がある。
またファイルの削除が必要なことをシステム管理者から
ユーザに通知し、ユーザからの回答や依頼に基づいてフ
ァイルを操作する場合、システム管理者からの電子メー
ル等の通知にユーザが気付かないことがある為、ユーザ
と管理者との応答に時間がかかってしまい、サーバの空
き領域が少ないとき等の火急の対処が必要なときに間に
合わないという問題がある。
【0012】一方前記従来技術において、システム標準
のディレクトリ管理とは別の情報管理システムを用いた
場合、データベースを新たに構築する等、システム構築
が大掛かりになり、その情報管理システム自身の管理を
行う必要が生じる為、システム管理者の負担が大きくな
るという問題がある。
【0013】本発明の目的は上記問題を解決し、ディレ
クトリに属するファイルを所定の管理条件に応じて管理
する際の管理効率を向上させることが可能な技術を提供
することにある。本発明の他の目的はユーザとシステム
管理者の双方に発生するディレクトリ管理に必要な事務
手続きを軽減することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンピュータ
上のファイルを管理するファイル管理システムにおい
て、ディレクトリへのアクセス時にそのディレクトリに
対して設定されている管理条件に該当するファイルを検
索して所定の格納先に格納するものである。
【0015】本発明のファイル管理システムでは、指定
されたディレクトリについて、使用領域が所定のサイズ
を超えたら知らせる等の管理条件、ファイル情報の検索
を行う日時等を示す管理日程、管理結果の格納先を示す
管理結果格納先等の入力をユーザから受付けた後、当該
ディレクトリに属するファイルを管理する為の管理情報
としてそれらの情報をそのディレクトリに対応付けて設
定しておく。
【0016】次にディレクトリへのアクセスを監視し、
ディレクトリへのアクセスが行われるとそのアクセスを
検出してファイルの管理処理を起動する。そして当該デ
ィレクトリに対して設定されている管理情報中の管理日
程を参照し、現在の日時がその管理日程に該当している
場合には、そのディレクトリに属するファイルの検索を
指示する。
【0017】そして前記指示により当該ディレクトリや
そのサブディレクトリに属するファイルの情報へアクセ
スして、前記管理情報中に設定された管理条件中の管理
項目として設定されているファイル情報を収集し、その
収集したファイル情報が前記管理条件に該当しているか
どうかを調べる。
【0018】前記収集したファイル情報が管理条件に該
当している場合には、前記ディレクトリに属するファイ
ルが管理条件に該当しているかどうかを示す管理結果を
前記管理情報中に設定された管理結果格納先へ格納す
る。
【0019】前記ディレクトリへのアクセスを行ったユ
ーザは、管理結果格納先として指定した格納先中の管理
結果を確認することにより、管理対象のディレクトリの
状態を把握し、使用領域が所定のサイズを超えている等
の場合に、ファイル削除等の処理を適切に行うことがで
きる。ここで、前記管理結果の格納の際に、その格納先
のディレクトリのアイコンの色や形状等の表示形式を変
更し、ユーザに知らせるべき情報をファイル管理システ
ム上で効果的に明示するものとしても良い。
【0020】以上の様に本発明のファイル管理システム
によれば、ディレクトリへのアクセス時にそのディレク
トリに対して設定されている管理条件に該当するファイ
ルを検索して所定の格納先に格納するので、ディレクト
リに属するファイルを所定の管理条件に応じて管理する
際の管理効率を向上させることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下にコンピュータ上のファイル
を管理する一実施形態のファイル管理システムについて
説明する。
【0022】図1は本実施形態のファイル管理システム
の全体像を示す図である。図1に示す様にユーザ201
は、ユーザ画面204でのファイル操作が可能な端末2
02を使って、ローカル端末かネットワークサーバ上に
設けられたデータ格納先203へのアクセスができる状
態にある。ユーザ201は、与えられた権限内でディレ
クトリ205の作成・削除・変更、ファイル206の作
成・削除・変更を行い、必要に応じてディレクトリ構成
を変更することができる。
【0023】図2は本実施形態のファイル管理システム
の概略構成を示す図である。図2に示す様に本実施形態
のファイル管理システムは、管理情報設定部410と、
管理実行部411と、検索処理部412と、配信処理部
413と、時間監視処理部414とを有している。
【0024】管理情報設定部410は、指定されたディ
レクトリについて、その使用領域が所定のサイズを超え
たら知らせる等の管理条件407、ファイル情報の検索
を行う日時等を示す管理日程408、管理結果の格納先
を示す管理結果格納先409等の入力や、予め用意され
ているテンプレートの選択をユーザから受付けて、その
ディレクトリに属するファイルを管理する為の管理情報
を設定する処理部である。
【0025】管理実行部411は、ディレクトリへのア
クセスを検出して当該ディレクトリに属するファイルの
管理処理を開始する処理部である。検索処理部412
は、時間監視処理部414からの指示により当該ディレ
クトリに属するファイルの情報を参照し、前記管理情報
中に設定された管理条件407に該当するかどうかを調
べる処理部である。
【0026】配信処理部413は、前記ディレクトリに
属するファイルが管理条件407に該当しているかどう
かを示す管理結果を前記管理情報中に設定された管理結
果格納先409へ格納し、格納先のディレクトリの表示
形式を変更する処理部である。時間監視処理部414
は、前記ファイル管理処理の開始されたディレクトリの
管理情報中に設定された管理日程408に従って当該デ
ィレクトリに属するファイルの検索を指示する処理部で
ある。
【0027】ファイル管理システムを管理情報設定部4
10、管理実行部411、検索処理部412、配信処理
部413及び時間監視処理部414として機能させる為
のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され
磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて
実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する
記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置に
インストールして使用しても良いし、ネットワークを通
じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用
するものとしても良い。
【0028】図2に示す様に本実施形態の各ディレクト
リには、それぞれ属性を持っている。ディレクトリに格
納できる属性としては、作成日付401、最終更新日4
02、アクセス権限403、ディレクトリ名404、デ
ィレクトリサイズ405、ディレクトリデザイン40
6、管理条件407、管理日程408、管理結果格納先
409がある。この様に本実施形態では、ディレクトリ
を管理するのに必要な情報を格納する部分をディレクト
リの内部に備えている為、それらの情報を管理する為の
管理システムを別途構築する必要は無い。
【0029】作成日付401にはディレクトリが作成さ
れたときの日付を格納し、最終更新日402にはディク
トリとその下位に配置するサブディレクトリやファイル
に対して更新があった場合の最終更新日付を格納する。
またアクセス権限403にはディレクトリに対するアク
セスの権限を格納し、ディレクトリ名404にはディレ
クトリ名称を、ディレクトリサイズ405にはディレク
トリ及びその下位にあるサブディレクトリ以下の全ての
使用領域を合計した数値を格納する。更にディレクトリ
デザイン406にはディレクトリのアイコンや色等表示
に関する設定を格納する。
【0030】また管理条件407にはディレクトリ以下
に対する検索条件を格納し、管理日程408には検索を
実行するスケジュールを、管理結果格納先409には検
索を実行した結果の格納先としてユーザが任意に設定し
た値を格納する。
【0031】管理実行部411は、ディレクトリへのア
クセスが行われると、当該ディレクトリ内に格納された
情報を基に稼動する。すなわち、時間監視処理部414
は、システムからの現在の日時と管理日程を参照して、
管理の実行を検索処理部412に伝える。ユーザやシス
テム管理者等、人手に頼らないで予め設定されたスケジ
ュールに従って検索作業を実行するので、人間のミスに
よる不実行が無く、ファイル管理を確実に実行すること
ができる。
【0032】検索処理部412は、管理条件407を元
にディレクトリ内のファイル及びサブディレクトリを検
索する(図6)。検索の結果、該当する情報が見つかっ
た場合、配信処理部413は、その結果を検索処理部4
12から受け取り、ディレクトリ内に格納する(図
7)。見つからなかった場合は何もしない。
【0033】また配信処理部413は、管理結果格納先
409に検索した結果を示す情報を格納する際、ユーザ
の指定に従ってディレクトリデザイン406の内容を変
更し、格納先ディレクトリの表示を変更することによ
り、検索結果をユーザへ知らせる(図8)。
【0034】本実施形態では、直上に位置する上位ディ
レクトリの他に任意のディレクトリを管理結果格納先4
09として選択し、複数のディレクトリでの管理結果を
格納先のディレクトリへ集めることにより、複数ディレ
クトリの情報を特定のディレクトリで一括して参照する
ことができる。この為、複数のディレクトリを管理した
いユーザ及びシステム管理者の管理工数低減を図ること
が可能である。
【0035】図3は本実施形態の管理情報設定処理の処
理手順を示すフローチャートである。図3に示す様にス
テップ501で管理情報設定部410の処理が開始され
ると、ユーザは、所定のディレクトリに対してファイル
管理処理を行うかどうかを選択し、その選択内容を示す
情報を入力する。
【0036】ステップ502で管理情報設定部410
は、ユーザによりディレクトリに対するファイル管理処
理の実行が選択されたかどうかを調べ、ファイル管理処
理の実行が選択された場合にはステップ503へ進む。
【0037】ステップ503では、管理対象となるディ
レクトリの名称の指定をユーザから受付けた後、当該デ
ィレクトリの属性設定画面を呼び出し、管理項目画面を
表示する。この操作において、従来のファイル操作やデ
ィレクトリ操作と同様のインタフェースを用いることに
より操作時のユーザの違和感を無くす様にしても良い。
【0038】図4は本実施形態の管理項目画面の一例を
示す図である。図4に示す様に本実施形態の管理項目画
面は、テンプレートからの選択、管理内容の指定、表示
場所の指定、表示形式の指定を行う為の各種項目を有し
ている。なお、ファイル情報の検索を行う日時等を示す
日程情報については別途他の入力画面で行われるものと
するが、図4の管理項目画面に日程情報の項目を追加し
て日程情報の入力を図4の管理項目画面で行っても良
い。
【0039】前記管理項目をユーザが設定する場合、各
ディレクトリの管理項目画面で各管理項目の設定を行う
ものとし、ユーザは、その管理項目の一覧をディレクト
リの属性として任意に呼び出すことができるものとす
る。また各項目を有効にする場合、項目にチェックを付
けるとその項目が有効に設定されるものとする。
【0040】図5は本実施形態の管理項目の設定例を示
す図である。図5に示す様に管理項目画面において、デ
ィレクトリの使用領域のサイズを管理したい場合、管理
項目「使用領域が__MBを超えたら知らせる」を選択
し、使用領域の数値を入力する。例えばディレクトリの
使用領域が100MBを超えているかどうかを管理する場
合、「■使用領域が100MBを超えたら知らせる」という
入力を行う。
【0041】次にステップ504では、管理テンプレー
トを用いて管理項目の設定を行うかどうかの選択をユー
ザから受付け、管理テンプレートを用いる場合にはその
テンプレートの内容を読み出して各項目に設定する。
【0042】ここで、テンプレートとは、予め各管理項
目を一括で指定した管理項目情報のセットを表すものと
し、テンプレートを使うことで、ユーザは目的に沿った
テンプレートを選択するだけで、各項目に必要な数値を
設定できるものとする。またユーザはテンプレートを適
用後に個々の設定値を変更し、ユーザの事情に合ったカ
スタマイズを行うことができるものとする。システム管
理者はユーザに適応させたい設定項目のパターンをテン
プレートとして用意しておき、ユーザはシステム管理者
が用意したテンプレートを選ぶだけで、システム管理者
が設定した運用を遵守できるものとする。
【0043】次にステップ505では、ディレクトリの
使用領域サイズを監視する際の使用領域サイズの指定が
行われているかどうかを調べ、前記使用領域サイズの指
定が行われている場合にはステップ506へ進み、その
使用領域サイズの入力を受付けて当該ディレクトリの管
理の基準となる使用領域サイズとして設定する。
【0044】ステップ507では、ディレクトリ中のフ
ァイル数を監視する際のファイル数の指定が行われてい
るかどうかを調べ、前記ファイル数の指定が行われてい
る場合にはステップ508へ進み、そのファイル数の入
力を受付けて管理の基準となるファイル数として設定す
る。
【0045】ステップ509では、ファイルの更新日時
を監視する際の更新日時の指定が行われているかどうか
を調べ、前記更新日時の指定が行われている場合にはス
テップ510へ進み、その更新日時の指定を受付けて管
理の基準となる更新日時として設定する。
【0046】次にステップ511では、管理結果の格納
先として上位のディレクトリが指定されているかどうか
を調べ、前記格納先として上位ディレクトリが指定され
ている場合にはステップ512へ進み、管理結果を上位
ディレクトリに格納することを示すフラグを格納先情報
として設定する。
【0047】あるディレクトリに複数のサブディレクト
リが構成されている場合、上位ディレクトリに管理結果
を格納する様に設定しておくと、上位ディレクトリに各
サブディレクトリの管理結果が集約される。この場合、
各サブディレクトリの管理結果を参照する際に上位ディ
レクトリの管理結果だけを参照すれば良いことになる。
【0048】ステップ513では、管理結果の格納先と
して任意のディレクトリが指定されているかどうかを調
べ、前記格納先として任意ディレクトリが指定されてい
る場合にはステップ514へ進み、任意ディレクトリの
入力を受付けて格納先情報として設定する。
【0049】この設定では上位構造から外れた任意のデ
ィレクトリに管理結果を伝えることができる。サブディ
レクトリ以外の複数ディレクトリを管理する場合、当該
ディレクトリ以外の特定のディレクトリに管理結果を集
約しておくと、複数のディレクトリでの管理結果が1箇
所に集約される為、ユーザ及び管理者は各ディレクトリ
を参照する必要が無い。
【0050】次にステップ515では、管理結果の表示
形式としてディレクトリデザインの変更が指定されてい
るかどうかを調べ、ディレクトリデザインの変更が指定
されている場合にはステップ516へ進み、管理結果の
表示を行う際のディレクトリデザインの指定を受付け
る。このディレクトリの表示形式の指定では、ディレク
トリのアイコンの任意画像への置き換え、ディレクトリ
名の点滅または太字表示が設定できるものとする。
【0051】またステップ517では、ディレクトリで
の吹き出しのメッセージの表示が指定されているかどう
かを調べ、メッセージの表示が指定されている場合には
ステップ518へ進み、管理結果の表示を行う際のメッ
セージの入力を受付ける。
【0052】前記の様に本実施形態では、アイコンの変
更やメッセージの表示等、管理結果を視覚的にユーザに
伝えることで、ディレクトリの状況を把握し易くしてお
り、システム管理者がディレクトリ状況を調べてユーザ
に必要な対処を伝えるという作業が不要になる。
【0053】前記の様にして各管理項目の入力が行われ
ると管理情報設定部410は、それらの管理項目中の管
理内容の指定を管理条件407に格納し、別途入力され
た日程情報を管理日程408に格納し、管理結果の格納
先を示す格納先情報を管理結果格納先409に格納し、
表示形式の指定で入力されたディレクトリデザインやメ
ッセージ等の設定をディレクトリデザイン406に格納
する。
【0054】次に、本実施形態のファイル管理システム
において、ディレクトリに対して設定された管理条件に
該当するファイルの情報を検索して所定の格納先に格納
する処理の概要を図6〜図8に示す。
【0055】図6は本実施形態の検索実行時の処理概要
を示す図である。図6の様にユーザは、データ格納先の
領域内を操作できる端末を使用しており、端末上の画面
を見ながらディレクトリ及びファイルを操作できる状態
にある。ユーザは、自分が管理しているディレクトリに
対して、親ディレクトリについての管理項目の設定画面
を呼び出し、各管理項目の入力を行う。
【0056】本実施形態のファイル管理システムは、デ
ィレクトリに対するアクセスを監視し、ディレクトリへ
のアクセスが行われるとそのアクセスを検出して管理実
行部411を起動する。ファイル管理システムの管理実
行部411は、そのディレクトリに対して管理条件40
7等の管理情報が設定されているかどうかを調べ、前記
管理情報が設定されている場合には時間監視処理部41
4を起動する。
【0057】ファイル管理システムの時間監視処理部4
14は、当該ディレクトリに対して設定されている管理
日程408の内容を読み出して現在の日時と管理日程4
08の内容とを比較し、現在の日時がファイル情報の検
索を行う日時に該当している場合にはそのディレクトリ
に属するファイルの検索を検索処理部412に指示す
る。
【0058】ファイル管理システムの検索処理部412
は、時間監視処理部414からの指示により前記ディレ
クトリやそのサブディレクトリに属するファイルの情報
を参照し、当該ディレクトリ以下に更新日が3月20日
より以前のものがあるか等、それらの情報が当該ディレ
クトリ中の管理条件407に設定されている管理内容に
該当するかどうかを調べる。
【0059】図7は本実施形態の検索実行後の処理概要
を示す図である。図7に示す様に、検索の結果、管理条
件407に該当するディレクトリやファイルがある場
合、検索処理部412は、その結果を配信処理部413
に伝える。ファイル管理システムの配信処理部413
は、前記指定されたディレクトリに属するファイルが管
理条件407に該当しているかどうかを示す管理結果を
そのディレクトリの管理結果格納先409に設定された
格納先へ格納する。
【0060】図8は本実施形態の配信実行時の処理概要
を示す図である。図8に示す様に配信処理部413は、
管理結果格納先409への前記管理結果の格納の際に、
そのディレクトリに対して設定されているディレクトリ
デザイン406の内容を参照し、ディレクトリデザイン
406に設定されている内容に従ってディレクトリアイ
コンを赤いアイコンに置き換える等の表示形式の変更を
行う。
【0061】前記の様に本実施形態では、ユーザがディ
レクトリへのアクセスを行った場合にファイル管理処理
を実行し、その結果に応じてディレクトリの表示形式の
変更等を行うので、管理結果をユーザが見落とすことを
防止し、使用領域が所定のサイズを超えている等の場合
に、ファイル削除等の処理を適切に行うことができる。
【0062】以上説明した様に本実施形態のファイル管
理システムによれば、ディレクトリへのアクセス時にそ
のディレクトリに対して設定されている管理条件に該当
するファイルを検索して所定の格納先に格納するので、
ディレクトリに属するファイルを所定の管理条件に応じ
て管理する際の管理効率を向上させることが可能であ
る。
【0063】また本実施形態のファイル管理システムに
よれば、ディレクトリに属するファイルが管理条件に該
当していることを示す管理結果をユーザ指定の管理結果
格納先へ格納してユーザへ知らせるので、ユーザとシス
テム管理者の双方に発生するディレクトリ管理に必要な
事務手続きを軽減することが可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明によればディレクトリへのアクセ
ス時にそのディレクトリに対して設定されている管理条
件に該当するファイルを検索して所定の格納先に格納す
るので、ディレクトリに属するファイルを所定の管理条
件に応じて管理する際の管理効率を向上させることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のファイル管理システムの全体像を
示す図である。
【図2】本実施形態のファイル管理システムの概略構成
を示す図である。
【図3】本実施形態の管理情報設定処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図4】本実施形態の管理項目画面の一例を示す図であ
る。
【図5】本実施形態の管理項目の設定例を示す図であ
る。
【図6】本実施形態の検索実行時の処理概要を示す図で
ある。
【図7】本実施形態の検索実行後の処理概要を示す図で
ある。
【図8】本実施形態の配信実行時の処理概要を示す図で
ある。
【図9】従来のファイル管理システムの概要を示す図で
ある。
【図10】従来のファイル管理におけるディレクトリ構
造の概要を示す図である。
【符号の説明】
101…ユーザ、102…端末、103…データ格納
先、104…ユーザ画面、105…ディレクトリ、10
6…ファイル、301…作成日付、302…最終更新日
付、303…アクセス権限、304…ディレクトリ名、
305…ディレクトリサイズ、201…ユーザ、202
…端末、203…データ格納先、204…ユーザ画面、
205…ディレクトリ、206…ファイル、401…作
成日付、402…最終更新日、403…アクセス権限、
404…ディレクトリ名、405…ディレクトリサイ
ズ、406…ディレクトリデザイン、407…管理条
件、408…管理日程、409…管理結果格納先、41
0…管理情報設定部、411…管理実行部、412…検
索処理部、413…配信処理部、414…時間監視処理
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ上のファイルを管理するフ
    ァイル管理方法において、 ディレクトリへのアクセスを検出して当該ディレクトリ
    に属するファイルの管理処理を開始するステップと、前
    記ファイル管理処理の開始されたディレクトリの管理情
    報中に設定された管理日程に従って当該ディレクトリに
    属するファイルの検索を指示するステップと、前記指示
    により当該ディレクトリに属するファイルの情報を参照
    し、前記管理情報中に設定された管理条件に該当するか
    どうかを調べるステップと、前記ディレクトリに属する
    ファイルが管理条件に該当しているかどうかを示す管理
    結果を前記管理情報中に設定された管理結果格納先へ格
    納するステップとを有することを特徴とするファイル管
    理方法。
  2. 【請求項2】 前記管理結果を管理結果格納先へ格納す
    る際にその格納先のディレクトリの表示形式を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載されたファイル管理方
    法。
  3. 【請求項3】 予め用意されているテンプレートの選択
    を受付けて前記管理情報の設定を行うことを特徴とする
    請求項1または請求項2のいずれかに記載されたファイ
    ル管理方法。
  4. 【請求項4】 前記管理情報を当該管理情報の設定の際
    に指定されたディレクトリ中に格納し、各ディレクトリ
    中に格納されている管理情報の内容に従ってディレクト
    リ毎に異なる管理条件でファイル管理処理を行うことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    されたファイル管理方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータ上のファイルを管理するフ
    ァイル管理システムにおいて、 ディレクトリへのアクセスを検出して当該ディレクトリ
    に属するファイルの管理処理を開始する管理実行部と、
    前記ファイル管理処理の開始されたディレクトリの管理
    情報中に設定された管理日程に従って当該ディレクトリ
    に属するファイルの検索を指示する時間監視処理部と、
    前記指示により当該ディレクトリに属するファイルの情
    報を参照し、前記管理情報中に設定された管理条件に該
    当するかどうかを調べる検索処理部と、前記ディレクト
    リに属するファイルが管理条件に該当しているかどうか
    を示す管理結果を前記管理情報中に設定された管理結果
    格納先へ格納する配信処理部とを備えることを特徴とす
    るファイル管理システム。
  6. 【請求項6】 コンピュータ上のファイルを管理するフ
    ァイル管理システムとしてコンピュータを機能させる為
    のプログラムにおいて、 ディレクトリへのアクセスを検出して当該ディレクトリ
    に属するファイルの管理処理を開始する管理実行部と、
    前記ファイル管理処理の開始されたディレクトリの管理
    情報中に設定された管理日程に従って当該ディレクトリ
    に属するファイルの検索を指示する時間監視処理部と、
    前記指示により当該ディレクトリに属するファイルの情
    報を参照し、前記管理情報中に設定された管理条件に該
    当するかどうかを調べる検索処理部と、前記ディレクト
    リに属するファイルが管理条件に該当しているかどうか
    を示す管理結果を前記管理情報中に設定された管理結果
    格納先へ格納する配信処理部としてコンピュータを機能
    させることを特徴とするプログラム。
JP2002135545A 2002-05-10 2002-05-10 ファイル管理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム Pending JP2003330779A (ja)

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