JP2003330034A - 画像表示素子の検査方法および検査装置 - Google Patents

画像表示素子の検査方法および検査装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重画素構造を有する画像表示素子に対する
適切な検査方法を提供する。 【解決手段】 n番目の走査信号線とn+1番目の走査
信号線との間に配設され、かつ共通する表示信号線から
表示信号が供給される第1の画素および第2の画素と、
共通する表示信号線と第1の画素との間に配設される第
1のTFTと、n+1番目の走査信号線に接続されると
ともに、第1のTFTとn+2番目の走査信号線との間
に配設される第2のTFTと、第2の画素への表示信号
の供給を制御する第3のTFTとを備える画像表示装置
を対象とし、電荷蓄積ステップにおいて、はじめにn+
1番目の走査信号線およびn+2番目の走査信号線を選
択電位とし、次いで、n+1番目の走査信号線を選択電
位、n+2番目の走査信号線を非選択電位とし、さら
に、n+1番目の走査信号線およびn+2番目の走査信
号線を非選択電位とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、能動素子がマトリ
ックス状に配列された画像表示装置、特に液晶表示装置
に用いられるアレイの検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5179345号(日本国特
許第2620405号)は、薄膜トランジスタ(TF
T:Thin Film Transistor)液晶表示装置(LCD)に
用いられるTFTアレイの検査方法を示している。従来
型のTFT―LCDにおいては、走査信号線と表示信号
線とがマトリックス状に配列され、その交点にスイッチ
ング素子としてのTFTに接続され電気容量を持った画
素が配置されている画像表示素子としてTFTアレイを
用いる。それぞれの画素に接続されているTFTは走査
信号線に与えられた選択電位または非選択電位を含む走
査信号によりオン・オフの制御がなされる。このとき、
従来のTFTアレイは、1本の走査信号線に接続されて
いるTFTは全て同時に制御され、走査信号線に選択電
位が与えられた時に、画素にはそれぞれ別の表示信号線
から画素の持つ電気容量に対して電荷が書き込まれる。
アレイの検査時には、画素に電荷が書き込まれた後、所
定の時間をおいて表示信号線を積分器に接続してから再
び走査信号線に選択電位を与えることで画素に蓄えられ
た電荷を読み出し、読み出された電荷量をもって画素の
良否を判定する。米国特許第5546013号(日本国
特許第2810844号)に開示されているように、電
荷読み出し時の走査信号は、電荷書き込み時と同様にス
キャンすればよかった。
【0003】ここで簡単にアレイの検査方法(アレイテ
スタ20の動作)を図2に基づいて説明する。検査時に
プローブ(Probe)はアレイ基板上に設けられた各表示
信号線に接続されている。検査は次の(1)から(9)
の手順でなされ、画素の電気容量に蓄えられた電荷量を
検出することで画素の良否を判定する。 (1)リセット・スイッチ21を接続し、積分器22を
リセットする。コンデンサCに充電する。 (2)スイッチ23を電位Vdに接続し、プローブ24
の先の表示信号線に電位Vdを印加する。 (3)走査信号線に選択電位VgHを印加すると、画素
の蓄積容量に電位Vdが充電される。 (4)走査信号線に非選択電位VgLを印加する。 (5)スイッチ23を積分器22に接続する。そうする
と、表示信号線の電位はGND(グランド)レベルにな
る。 (6)リセット・スイッチ21を開放する。 (7)走査信号線に再び選択電位VgHを印加し、画素
の蓄積容量に蓄えられていた電荷が、積分器22のコン
デンサCに移動する。それに伴い、積分器22の出力電
位が低下する。 (8)走査信号線に再び非選択電位VgLを印加する。 (9)所定の時間後、積分値の出力電位をサンプルホー
ルドし、ADコンバータ25にてデジタル値に変換す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の高精
細化に対応するために、新しい画素構造が提案されてい
る。この画素構造は、複数の走査信号線に同時に与えら
れる選択信号による選択論理によって、同一の表示信号
線から時分割で画素に電荷を与える。この画素構造を多
重画素構造と呼ぶことにする。従来のアレイ検査方法で
は、このような多重画素構造は、全く考慮されていなか
った。新しい多重画素構造においては、アレイ検査時の
画素への電荷書き込みおよび電荷読み出しを、TFT−
LCDの最終製品における走査信号と同様の信号入力と
したのでは、正しく検査ができない。このため、多重画
素構造に対しても前記米国特許の検査方法と同等の検査
ができることが強く望まれる。本発明の目的は、多重画
素構造を有する画像表示素子に対する適切な検査方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする多重
画素構造の画像表示素子は、表示信号を供給する複数の
表示信号線と、走査信号を供給する複数の走査信号線と、
n(nは正の整数)番目の走査信号線とn+1番目の走
査信号線との間に配設され、かつ共通する前記表示信号
線に接続される2または3以上の画素とを備え、前記画
素のうちの1つがn+1番目の走査信号線からの第1の
走査信号およびn+m(mは0,1を除く整数)番目の
走査信号線からの第2の走査信号に基づき駆動され、前
記画素のうちの少なくとも他の1つが前記n+1番目の
走査信号線からの走査信号により駆動される。この画像
表示素子に対して、電荷の蓄積および蓄積した電荷の検
出を行うのが本発明の検査方法の基本的な要素である。
【0006】本発明の検査方法においては、電荷の蓄積
の過程において、まず、共通する表示信号線に選択電位
を供給している間に、n+1番目の走査信号線およびn
+m番目の走査信号線に選択電位を同時に供給する。そ
の後、n+1番目の走査信号線に選択電位の供給を維持
するが、n+m番目の走査信号線には非選択電位を供給
する。n+1番目の走査信号線への選択電位の供給およ
びn+m番目の走査信号線への非選択電位の供給は同時
に行われる。後述する実施の形態でも述べるが、n+m
番目の走査信号線に、n+1番目の走査信号線よりも先
に非選択電位を供給することにより、当該画素に蓄積さ
れた電荷の漏洩を防止することができる。電荷の漏洩が
あると、電荷の検出時に正しい電荷量を検出することが
できなくなるためである。次いで、n+1番目の走査信
号線およびn+m番目の走査信号線の両者に非選択電位
を同時に供給する。
【0007】以上の電荷の蓄積を終えて所定時間後に電
荷の検出を行なう。電荷の検出は、はじめに、n+1番
目の走査信号線およびn+m番目の走査信号線に選択電
位を同時に供給する。その後、n+1番目の走査信号線
に非選択電位を、n+m番目の走査信号線に選択電位を
同時に供給する。次いで、n+1番目の走査信号線およ
びn+m番目の走査信号線に非選択電位を同時に供給す
る。電荷の検出時には、n+1番目の走査信号線および
n+m番目の走査信号線の両者に選択電位を供給した後
に、前段側の走査信号線であるn+1番目の走査信号線
に非選択電位を供給する点で、電荷の蓄積時との相違が
ある。後述する実施の形態でも述べるように、電荷を適
正に検出するためには、この順番で走査信号線に対して
選択電位および非選択電位を供給する必要がある。
【0008】以上では、n+1番目の走査信号線および
n+m番目の走査信号線についてのみ触れたが、本発明
は、画像表示素子に存在する複数の走査信号線の全てに
ついて同様の順番で選択電位、非選択電位を供給するこ
とができる。このとき、複数の表示信号線に対して電荷
の蓄積のための電位供給を走査信号線の順に順次行い、
各々所定時間経過した後に、複数の表示信号線に対して
電荷の検出を順次行なうと、画像表示素子全体に対する
検査を迅速に実行することができる。本発明において
は、画像表示素子内の所定の画素または画素群毎に電荷
を検出することができる。そして、検出された電荷量
と、検出対象となった所定の画素または画素群について
の正常な電荷量とを比較することにより、検出対象とな
った所定の画素または画素群の欠陥有無を特定すること
が可能となる。正常な電荷量としては、同一の表示信号
線から読み出される各画素に蓄えられた電荷量の平均値
とすることもできる。
【0009】本発明の画像表示素子の検査方法におい
て、表示信号線へ第1の選択電位を供給して電荷の蓄積
および電荷の検出を行った後に、表示信号線へ第2の選
択電位を供給して電荷の蓄積および電荷の検出を行なう
ことができる。そして、第1の選択電位を供給して得た
検出結果と、第2の選択電位を供給して得た検出結果に
基づいて検査結果を求めることができる。このとき、第
1の選択電位および第2の選択電位の一方を0V(ボル
ト)とし、他方を0V以外の電位とすることができる。
また、本発明の画像表示素子の検査方法において、n+
1番目の走査信号線およびn+m番目の走査信号線に非
選択電位を同時に供給した後に、n+1番目の走査信号
線に非選択電位を、n+m番目の走査信号線に選択電位
を同時に供給することができる。
【0010】以上説明したように、画素に一旦蓄積され
た電荷を、電荷の検出までの期間に漏洩させずに保持す
るために、走査信号線への選択電位・非選択電位の供給
順位を特定している。この観点に基づいた検査方法を本
発明は提案する。この検査方法は、表示信号を供給する
複数の表示信号線と走査信号を供給する複数の走査信号
線とがマトリックス状に配設され、共通する前記表示信
号線に接続された複数の画素の各々に対して、走査信号
線との間に設けられたスイッチング素子のオン・オフを
制御することにより、時分割で前記表示信号を供給する
画像表示素子を検査の対象とする。この検査方法は、表
示信号線に電荷蓄積のための所定の電位を供給するとと
もに、走査信号線に前記スイッチング素子に対する選択
電位および非選択電位を所定の順番で供給することによ
り画素に所定の電荷を蓄積する電荷蓄積ステップと、電
荷の蓄積から所定時間経過後に、走査信号線にスイッチ
ング素子に対する選択電位および非選択電位を所定の順
番で供給することにより画素に蓄積された電荷を検出す
る電荷検出ステップとを含んである。そして、この電荷
蓄積ステップでは、所定の電荷の、画素からの漏洩を阻
止するように前記所定の順番を設定することが本発明の
特徴の一つである。この特徴は、所定の電荷を蓄積して
から電荷の検出までの間、スイッチング素子の電位を非
選択電位とすることにより実現される。そうすることに
より、所定の電荷の画素からの漏洩を阻止する。逆に、
スイッチング素子の電位を選択電位にする期間がある
と、その期間に蓄積された電荷が漏洩してしまう。
【0011】本発明は、n(nはN以下の正の整数)番
目の走査信号線とn+1番目の走査信号線との間に配設
され、かつ共通する表示信号線から表示信号が供給され
る第1の画素および第2の画素と、共通する表示信号線
と前記第1の画素との間に配設され、かつ表示信号の供
給を制御するゲート電極を備えた第1のスイッチング素
子と、そのゲート電極がn番目の走査信号線に接続され
るとともに、第1のスイッチング素子の前記ゲート電極
と前記n番目の走査信号線よりも走査方向の後段に位置
するn+1番目の走査信号線との間に配設される第2の
スイッチング素子と、所定の表示信号線に接続され、か
つ第2の画素への前記表示信号の供給を制御する第3の
スイッチング素子と、を備えた画像表示素子を検査対象
とすることができる。この画像表示素子は、2つの画素
が共通する1つの表示信号線から時分割で表示信号の供
給を受けるため、2重画素構造と呼ぶことがある。
【0012】2重画素構造の場合、電荷蓄積ステップに
おける第1の画素への電荷の蓄積は、n+1番目の走査
信号線およびn+2番目の走査信号線に対して選択電位
を同時に供給し、次いで、n+1番目の走査信号線に対
して選択電位、n+2番目の走査信号線に対して非選択
電位を同時に供給し、さらに、n+1番目の走査信号線
およびn+2番目の走査信号線に対して非選択電位を同
時に供給するという一連の走査過程で行われる。また、
電荷検出ステップにおいては、第1の画素からの電荷の
検出は、n+1番目の走査信号線およびn+2番目の走
査信号線に対して同時に選択電位を供給し、次いで、n
+1番目の走査信号線に対して非選択電位、n+2番目
の走査信号線に対して選択電位を同時に供給し、さら
に、n+1番目の走査信号線およびn+2番目の走査信
号線に対して非選択電位を同時に供給するという一連の
走査過程で行われる。
【0013】本発明が検査対象とする画像表示素子は、
上記した構造の画素がマトリックス状に連続して形成さ
れている。ここで、n+1番目の走査信号線とn+2番
目の走査信号線との間に配設され、かつ共通する表示信
号線から表示信号が供給される画素を第3の画素とす
る。この第3の画素には、第4のスイッチング素子が接
続されている。第4のスイッチング素子は、共通する表
示信号線と第3の画素との間に配設され、かつそのゲー
ト電極がn+2番目の走査信号線に接続されるものとす
る。この画素構造を有していると、電荷検出ステップに
おいて検出される電荷は、第1の画素に蓄積されていた
電荷および第3の画素に蓄積されていた電荷の合計とす
ることができる。
【0014】以上では2重画素構造の画像表示素子につ
いて触れたが、本発明は3重画素構造の画像表示素子の
検査を行なうこともできる。3重画素構造の素子は、n
(nはN以下の正の整数)番目の走査信号線とn+1番
目の走査信号線との間に配設され、かつ共通する表示信
号線から表示信号が供給される第1の画素、第2の画素
および第3の画素と、共通する表示信号線からの表示信
号の第1の画素への供給を制御し、かつn+3番目の走
査信号線からの走査信号により駆動される第1のスイッ
チング素子と、n+1番目の走査信号線からの走査信号
により駆動され、かつ第1のスイッチング素子のオン・
オフを制御する第2のスイッチング素子と、共通する表
示信号線からの表示信号の第2の画素への供給を制御
し、かつn+1番目の走査信号線からの走査信号により
駆動される第3のスイッチング素子と、共通する表示信
号線からの表示信号の第3の画素への供給を制御し、か
つn+2番目の走査信号線からの走査信号により駆動さ
れる第4のスイッチング素子と、n+2番目の走査信号
線からの走査信号により駆動され、かつ第4のスイッチ
ング素子のオン・オフを制御する第5のスイッチング素
子とを備えている。
【0015】以上の3重画素構造の表示素子を検査対象
とする場合、電荷蓄積ステップにおける第1の画素への
電荷の蓄積は、n+1番目の走査信号線、n+2番目お
よびn+3番目の走査信号線に対して選択電位を同時に
供給する。次いで、n+1番目の走査信号線およびn+
2番目またはn+3番目の走査信号線に対して選択電
位、n+3番目またはn+2番目の走査信号線に対して
非選択電位を同時に供給する。次いで、n+1番目の走
査信号線に対して選択電位、n+2番目の走査信号線お
よびn+3番目の走査信号線に対して非選択電位を同時
に供給し、さらに、n+1番目の走査信号線、n+2番
目およびn+3番目の走査信号線に対して非選択電位を
同時に供給する。一旦、n+1番目〜n+3番目の走査
信号線の全てに選択電位を供給することにより、画像表
示素子内の当該画素は、表示信号線からの電位の供給を
受けて所定の電荷を蓄積する。その後、上記のような順
番で非選択電位をn+1番目〜n+3番目の走査信号線
に供給することにより、各画素に接続されたスイッチン
グ素子を順次閉じるので、各画素に蓄積された電荷の漏
洩を阻止することができる。
【0016】電荷検出ステップにおける第1の画素から
の電荷の検出は、電荷の蓄積とは異なり、以下のように
n+1番目〜n+3番目の走査信号線に選択電位・非選
択電位を供給する。なお、共通する表示信号線には、電
荷検出ステップの間を通じて非選択電位が供給される。
はじめに、n+1番目の走査信号線、n+2番目および
n+3番目の走査信号線に対して選択電位を同時に供給
する。次いで、n+1番目の走査信号線に対して非選択
電位、n+2番目の走査信号線およびn+3番目の走査
信号線に対して選択電位を同時に供給し、次いで、n+
1番目の走査信号線およびn+2番目またはn+3番目
の走査信号線に対して非選択電位、n+3番目またはn
+2番目の走査信号線に対して選択電位を同時に供給
し、さらに、n+1番目の走査信号線、n+2番目およ
びn+3番目の走査信号線に対して非選択電位を同時に
供給するという一連の走査過程で行われる。
【0017】本発明は、以上の検査方法に用いる以下の
検査装置を提供する。この検査装置は、表示信号を供給
する複数の表示信号線と、走査信号を供給する複数の走
査信号線と、n(nは正の整数)番目の走査信号線とn
+1番目の走査信号線との間に配設され、かつ共通する
表示信号線に接続される2または3以上の画素とを備
え、この画素のうちの1つがn+1番目の走査信号線か
らの第1の走査信号およびn+m(mは0,1を除く整
数)番目の走査信号線からの第2の走査信号に基づき駆
動され、画素のうちの少なくとも他の1つがn+1番目
の走査信号線からの走査信号により駆動される画像表示
素子を検査対象とする。本発明の検査装置は、この画像
表示素子中の画素に所定の電荷を蓄積し、かつ蓄積した
前記電荷を検査する以下の要素を含む検査装置である。
【0018】はじめに、本発明の検査装置は、表示信号
線に電荷を蓄積するための所定の電位を供給する第1の
電位供給手段を備えている。また、本発明の検査装置
は、走査信号線にスイッチング素子に対する選択電位お
よび非選択電位を所定の順番で供給する第2の電位供給
手段を備えている。この第2の電位供給手段は、電荷の
蓄積時には、n+1番目の走査信号線およびn+m番目
の走査信号線に選択電位を同時に供給し、その後、n+
1番目の走査信号線に選択電位を、n+m番目の走査信
号線に非選択電位を同時に供給する。さらに、n+1番
目の走査信号線およびn+m番目の走査信号線に非選択
電位を同時に供給する。第2の電位供給手段は、電荷の
検出時には、n+1番目の走査信号線およびn+m番目
の走査信号線に選択電位を同時に供給し、その後、n+
1番目の走査信号線に非選択電位を、n+m番目の走査
信号線に選択電位を同時に供給する。さらに、n+1番
目の走査信号線およびn+m番目の走査信号線に非選択
電位を同時に供給する。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
実施の形態にかかる検査方法が適用される画像表示素子
としてのアレイ基板1およびアレイ検査装置10の主要
構成を示す概略図である。本発明が適用されるアレイ基
板1は、1つの共通する表示信号線を挟んで隣接する2
つの画素が当該表示信号線を共有することにより、表示
信号線の本数を半減したところに特徴を有している。
【0020】図1に示すように、アレイ基板1上にはT
FTアレイ2が形成されている。TFTアレイ2内に
は、多数の表示信号線3および多数の走査信号線4がマ
トリックス状に配線されており、詳しくは後述するが、
表示信号線3および走査信号線4の交点にTFT(図示
せず)が配設される。各表示信号線3は、表示信号線電
極即ち表示信号線パッド5で終端している。また、各走
査信号線4は、走査信号線電極即ち走査信号線パッド6
で終端している。
【0021】図1に示すように、アレイ検査装置10
は、テスト・プローブ13を介して表示信号線パッド5
に接続される表示信号線駆動感知回路11と、テスト・
プローブ14を介して走査信号線パッド6に接続される
走査信号線駆動回路12と、表示信号線駆動感知回路1
1および走査信号線駆動回路12の動作を制御するコン
トローラ15とを備えている。なお、表示信号線駆動感
知回路11は、前述した図2に示したアレイテスタ20
を含んでいる。
【0022】次に、図3に基づいて、TFTアレイ2に
おける回路構成を説明する。なお、図3はTFTアレイ
2の一部についてのみ記載しており、実際のTFTアレ
イ2には図3に示す構造の回路が連続的に形成されてい
る。図3において、表示信号線Dmを挟んで隣接する画
素AおよびBについて、第1のTFT M1、第2のT
FT M2および第3のTFT M3と3つのTFTが以
下のように配置されている。まず、第1のTFT M1
は、そのソース電極が表示信号線Dmに、またそのドレ
イン電極が画素Aに接続されている。また、第1のTF
T M1のゲート電極は第2のTFT M2のソース電極
に接続されている。ここで、TFTは3端子のスイッチ
ング素子であり、アレイ基板1において、表示信号線3
に接続される側をソース電極と、また画素に接続される
側をドレイン電極と呼ぶ例があるが、逆の例もある。つ
まり、ゲート電極を除く2つの電極のいずれをソース電
極と、またドレイン電極と呼ぶかは一義的に定まってい
ない。そこで以下では、ゲート電極を除く2つの電極を
ともにソース/ドレイン電極と呼ぶことにする。
【0023】次に、第2のTFT M2は、そのソース
/ドレイン電極が第1のTFT M1のゲート電極に、
またそのソース/ドレイン電極が走査信号線Gn+1に
接続されている。したがって、第1のTFT M1のゲ
ート電極は第2のTFT M2を介して走査信号線Gn
+1に接続されることになる。また、第2のTFT M
2のゲート電極は走査信号線Gnに接続される。したが
って、隣接する2本の走査信号線GnとGn+1が同時
に選択電位が供給されている期間にのみ、第1のTFT
M1がONになり表示信号線Dmの電位が画素Aに供
給される。このことは、第2のTFT M2が第1のT
FT M1のON・OFFを制御することを示唆してい
る。第3のTFT M3は、そのソース/ドレイン電極
が表示信号線Dmに、またそのソース/ドレイン電極が
画素Bに接続されている。また、第3のTFT M3の
ゲート電極は走査信号線Gnに接続されている。したが
って、走査信号線Gnに選択電位が供給されているとき
に、第3のTFT M3がONになり表示信号線Dmの
電位が画素Bに供給される。なお、各画素と走査信号線
との間には蓄積容量Csが配置されている。
【0024】次に、図4〜図7の回路図を参照しつつ、
走査信号線Gn〜Gn+2への選択電位、非選択電位の
供給による画素A〜画素Dの動作について説明する。な
お、この動作は液晶表示装置としての動作である。図4
に示すように走査信号線Gnと走査信号線Gn+1の両
方に選択電位が供給されてから走査信号線Gn+1に非
選択電位が供給されるまでの期間には、第1のTFT
M1〜第3のTFT M3がONされる。図4に示すよ
うに画素A、画素Bおよび画素Dに、表示信号線Dmか
ら画素Aに与えるべき電位VAが書き込まれる。ここで
画素Aの電位VAが決まる。なお、図4において走査信
号線Gnと走査信号線Gn+1に選択電位が供給されて
いることを、当該線図を太線で示している。
【0025】走査信号線Gn+1が非選択電位になった
後に、表示信号線Dmから供給される電位は画素Bに与
えるべき電位VBに変わる。走査信号線Gn+1が非選
択電位になった後の期間も引き続き走査信号線Gnに選
択電位を供給しておくことで、図5に示すように画素B
には電位VBが書き込まれ、画素Bの電位が決まる。こ
のように、表示信号線Dmの電位が時分割で画素Aおよ
び画素Bに供給される。走査信号線Gnに非選択電位が
供給された後に、表示信号線Dmの電位は画素Cに与え
るべき電位VCに変わる。
【0026】また、走査信号線Gnが非選択電位になっ
た後の期間に、走査信号線Gn+1が再び選択電位にな
るとともに走査信号線Gn+2が選択電位になると、図
6に示すように画素C、画素Dおよび画素Fに電位VC
が書き込まれる。ここで画素Cの電位VCが決まる。走
査信号線Gn+2が非選択電位になった後に、表示信号
線Dmから供給される電位は画素Dに与えるべき電位V
Dに変わる。走査信号線Gn+2が非選択電位になった
後の期間も引き続き走査信号線Gn+1を選択電位にし
ておくことで、図7に示すように画素Dには電位VDが
書き込まれ、画素Dの電位が決まる。
【0027】以上説明した新しい画素構造を有するアレ
イ基板1を検査する場合、画素からの電荷読み出し時の
走査信号のタイミングは、電荷書き込み時と異なる必要
があることが判った。まず、米国特許第5546013
号(日本国特許第2810844号)で言うところのイ
ンターリーブ・タイミングによる検査、すなわち、各画
素へのN回(Nは走査信号線の数)の電荷書き込み動作
を走査信号をスキャンすることで行い、所定の時間をお
いてからそれらの画素からN回の電荷読み出し動作を同
じ順で行なう検査に対応した方法を説明する。本実施の
形態における表示信号および走査信号の供給タイミング
を図8に示し、以下に動作を時間順に説明する。
【0028】図8は、図4に示すTFTアレイ2のなか
で、画素C、DおよびFを対象として電荷の書き込みお
よび電荷の読み出しを行う場合の、表示信号、走査信号
の供給タイミングを示している。なお、表示信号および
走査信号の供給は、コントローラ15の指示により表示
信号線駆動感知回路11および走査信号線駆動回路12
が実行する。また読み出した電荷の検知は前述のアレイ
テスタ20が実行する。はじめに、図8のT4のタイミ
ングにおいて、表示信号線Dmに選択電位が供給されて
いるとともに、走査信号線Gn+1とGn+2に同時に
選択電位が供給されている。したがって、画素Dに付随
するTFT M6(図3)がオンになる。また、画素C
に付随するTFT M4およびTFT M5がオンにな
る。さらに、画素Fに付随するTFT M9がオンにな
る。そうすると、表示信号線Dmに選択電位が供給され
ているために、図9に示すように、画素C、DにはCs
(Vd−VgL)、画素FにCs(Vd−VgH)の電
荷量が蓄積される。なお、図9〜図14において、選択
電位が供給されている走査信号線を実線で、非選択電位
が供給されている走査信号線を点線で示している。ここ
で、蓄積容量Csを各画素A…の蓄積容量Csの電気容
量、表示信号線Dmの選択電位をVd、走査信号線Gn
…の選択電位をVgHおよび走査信号線Gn…の非選択
電位をVgLとする。また、各画素A…の電気容量のう
ちCs以外の寄生容量はCsに比べて十分に小さいもの
とする。
【0029】次に、T5のタイミングにおいては、図8
および図10に示すように、走査信号線Gn+2に非選
択電位が供給されるために、画素Cに付随するTFT
M4および5、ならびに画素Fに付随するTFT M9
がオフになる。このとき、画素Cに付随するTFT M
4のゲート電位がVgLに確定される。電荷書き込み時
には、走査信号線Gn+2に走査信号線Gn+1より先
行して非選択電位を供給することが必要である。もし、
この逆に、つまり走査信号線Gn+1に走査信号線Gn
+2より先行して非選択電位が供給すると、画素Cに付
随するTFTM4のゲート電位がVgHとなる。そうす
ると、蓄積されていた電荷がその後に漏洩してしまい、
電荷の検出時に正確な値を検出できなくなる。
【0030】T6のタイミングにおいては、図8に示す
ように、走査信号線Gn+1とGn+2がともに非選択
電位となる。したがって、画素Dに付随するTFT M
6がオフになる。T6のタイミングにおいて各画素に蓄
積されている電荷量は、画素C、Dに Cs(Vd−V
gL)、画素Fに Cs(Vd−VgH)である。T6
の後に、走査信号線Gn+2に選択電位が供給されるた
めに、画素Fの電荷量は、図11に示すように、従前の
Cs(Vd−VgH)からCs(Vd−VgL)に上書
きされる。以上が画素C、DおよびFに関する電荷の書
き込み、蓄積処理を示している。なお、ここでは画素
C、DおよびFについて説明したが、実際には、TFT
アレイ2に存在する全ての画素について同様の手順によ
る電荷の書き込みが実行されることは言うまでもない。
【0031】以上のように電荷を書き込んでから所定の
時間だけ蓄積した後に、電荷の読み出し処理に移行す
る。ここでも、画素C、DおよびFを対象として説明す
る。T7のタイミングにおいて走査信号線GnおよびG
n+1に選択電位が供給され、また、T8のタイミング
において走査信号線Gnに非選択電位が供給されるの
で、この間に画素Dの電荷は読み出される。したがっ
て、T9のタイミングにおいて画素Dに蓄積されている
電荷量は、図12に示すように、Cs(GND−Vg
L)となる。一方、画素D、Fについては、それが正常
な画素であれば、T9のタイミングにおいてもT6のタ
イミングと蓄積されている電荷量はほぼ同じである。し
たがって、T9で蓄積される電荷量は、画素Dにおける
電荷量と、画素Cおよび画素Fの電荷量の和である、C
s(GND−VgL)+Cs(Vd−VgL)×2とな
る。
【0032】次に、T10のタイミングでは、走査信号
線Gn+1およびGn+2に選択電位が供給されている
から、画素C、DおよびFの各々に付随するTFT M
4,M5,M6およびM9が再びオンになり、この間に
各画素に蓄積される電荷量は、図13に示すように画素
C、DにCs(GND−VgL)、画素FにCs(GN
D−VgH)となる。このとき検出される電荷量は、
(T9での電荷量−T10での電荷量)+Cx(VgH
−VgL)×2 となる。なお、Cxは走査信号線と表
示信号線との交差部1つあたりの電気容量とする。ここ
で、(T9での電荷量−T10での電荷量)は、下記式
により求められる。 (T9での電荷量 − T10での電荷量) ={Cs(Vd−VgL)×2+Cs(GND−VgL)} −Cs(GND−VgL)×2−Cs(GND−VgH) =CsVd×2+Cs(VgH−VgL) したがって、T10のタイミングで検出される電荷量Q
10は、 Q10=2CsVd+Cs(VgH−VgL)+2Cx
(VgH−VgL) となる。
【0033】図8のT11のタイミングでは、走査信号
線Gn+1を非選択電位に落とす。そうすると、図14
に示すように、画素Cおよび画素Dに蓄積される電荷量
は、Cs(GND−VgL)で変わらないが、画素Fに
蓄積される電荷量は、Cs(GND−VgH)からCs
(GND−VgL)に変動する。また、走査信号線Gn
+1と表示信号線Dmとの交差部に蓄えられている電荷
量が、Cx(VgH−VgL)だけ変動する。したがっ
て、T11で検出される電荷量Q11は、以下のとおりで
ある。 Q11=Q10−Cs(VgH−VgL)−Cx(VgH−VgL) =2CsVd+Cs(VgH−VgL)+2Cx(VgH−VgL) −{Cs(VgH−VgL)+Cx(VgH−VgL)} =2CsVd+Cx(VgH−VgL)
【0034】本実施の形態において、T11のタイミン
グにおいて、電荷の書き込み時と違い、走査信号線Gn
+1を走査信号線Gn+2よりも先に非選択電位に落と
すことが重要である。つまり、電荷の書き込み時は、走
査信号線Gn+1および走査信号線Gn+2を選択電位
とした後、まずGn+2を非選択電位とし、次いで走査
信号線Gn+1を非選択電位としていた。ところが、電
荷の読み出し時において、電荷の書き込み時と同様の順
序で走査信号線Gn+1および走査信号線Gn+2を選
択電位とした後、まず走査信号線Gn+2を非選択電位
とし、次いで走査信号線Gn+1を非選択電位とする
と、電荷の読み出しを行うことができない。
【0035】次に、図8のT12のタイミングにおい
て、走査信号線Gn+2を非選択電位に落とす。そうす
ると、走査信号線Gn+2と表示信号線Dmとの交差部
に蓄えられている電荷量が、Cx(VgH−VgL)だ
け変動する。したがって、T12のタイミングで検出さ
れる電荷量Q12は、以下のとおりである。 Q12=Q11−Cx(VgH−VgL) =2CsVd+Cx(VgH−VgL)−Cx(VgH−VgL)=2Cs Vd 結果として、T10〜12の間に、画素C、Fの電荷量
の和である2CsVdが検出されることになる。なお、
CsVdは、画素C、Fが正常な場合の値であって、検
出される電荷量がCsVdでないときは、画素C、D、
Fのいずれかに欠陥があることを示唆している。
【0036】なお、以上の結果は、次の考え方によって
も導出される。T10〜12の間に検出される電荷量
Qcfは(T9で画素に蓄積されている電荷量)−(T
12で画素に蓄積されている電荷量)である。したがっ
て、 Qcf=2Cs(Vd−VgL)+Cs(GND−VgL)−3Cs(GND− VgL) =2CsVd となる。
【0037】以上説明したように、図3のような画素構
造のアレイ基板1の検査においても、走査信号を図8に
示したようなタイミングで検査対象のTFTアレイ2に
与えることで、アレイ全体に配列された画素から、それ
ぞれに蓄えられた電荷量を毎回2画素ずつ同時に読み出
すことができる。
【0038】次に、以上説明した方法で、電荷量が正常
でないと判断、つまりQ12として2CsVdと異なる値
が検出された場合に、どの画素が欠陥画素であるかを特
定する手法について説明する。走査信号線Gn+1、G
n+2に選択電位を与えたときの測定に際して、画素
C、D、Fがその動作に関与してくる。それらが全て正
常な画素であれば画素C、Fの2画素分の電荷量が読み
出されるが、これらの3画素のいずれかが正常でない場
合は、読み出される電荷量が何であるか不明確であるた
め、欠陥画素を特定するための工夫が必要となる。
【0039】欠陥画素を含む画素群から欠陥画素を特定
する方法の例を、次に図15に基づいて説明する。第1
の実施の形態において、走査信号線Gn+1、Gn+2
に選択電位を与えたときの測定に際して、読み出された
電荷量が正常でない(2CsVdでない)と判断された
場合には、画素C、DおよびFのいずれかに欠陥があ
る。そこで、まず、走査信号線Gn+2に選択電位を与
えて画素Fに電荷を蓄積し、所定時間後にその電荷を検
出する(図15 S101)。検出された電荷がCsV
dに一致しなければ(図15 S103)、画素Fに欠
陥があるものと判断する(図15 S111)。検出さ
れた電荷がCsVdに一致すれば(図15 S10
3)、画素Fは正常と判断する。次いで、走査信号線G
n+1に選択電位を供給して画素Dに電荷を蓄積すると
ともに、所定時間後に蓄積された電荷を検出する(図1
5 S105)。検出された電荷がCsVdに一致しな
ければ(図15 S107)、画素Dに欠陥があるもの
と判断する(図15 S113)。検出された電荷がC
sVdに一致すれば(図15 S107)、画素Dを正
常と判断する。そうすると、残る画素Cに欠陥があるも
のと判断する(図15 S109)。画素FやDに欠陥
があると判断される場合も、画素Cが正常であるとは限
らないので、読み出される電荷量などから判断する必要
がある(図15 S115)。
【0040】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、TFTアレイ2全体の高速な検査に適したインター
リーブ・タイミングによる検査に対応した、図3に示す
画素構造を持つアレイ基板1に対する新しい走査信号タ
イミングの動作を説明した。本発明は、TFTアレイ2
全体の検査のみならず、TFTアレイ2内の特定の画素
群の選択的な検査に対応することも可能である。そこで
第2の実施の形態では、この特定の画素群の選択的な検
査を実施する例について説明する。図16は、図3に示
すTFTアレイ2のなかで、画素C、DおよびFを対象
として電荷の書き込みおよび電荷の読み出しを行う場合
の、データ信号、走査信号の供給タイミングを示してい
る。なお、電荷の書き込みおよび読み出しは、第1の実
施の形態と同様に、コントローラ15の指示により表示
信号線駆動感知回路11および走査信号線駆動回路12
が実行する。
【0041】はじめに、T21のタイミングにおいて、
表示信号線Dmが選択電位になっているとともに、走査
信号線Gn+1とGn+2が同時に選択電位となってい
る。したがって、画素Cに付随するTFT M4および
M5がオンになる。また、画素Dに付随するTFT M
6がオンになる。さらに、画素Fに付随するTFT M
9がオンになる。そうすると、表示信号線Dmに選択電
位が供給されているために、画素C、DにはCs(Vd
−VgL)、画素Fに Cs(Vd−VgH)の電荷量
が蓄積される。ここで、Cs、Vd、VgH、VgLは
第1の実施の形態と同様に定義され、また各画素A…の
電気容量のうちCs以外の寄生容量がCsに比べて十分
に小さいという前提も第1の実施の形態と同様とする。
【0042】次に、T22のタイミングにおいては、図
16に示すように、走査信号線Gn+2が非選択電位と
なるために、画素Cに付随するTFT M4および画素
Fに付随するTFT M9がオフになる。このとき画素
Cに付随するTFT M4のゲート電位がVgLに確定
する。電荷書込み時には、走査信号線Gn+2を走査信
号線Gn+1に先行して非選択電位にすることが必要で
ある。
【0043】次に、T23のタイミングにおいては、図
16に示すように、走査信号線Gn+1とGn+2がと
もに非選択電位となる。したがって、画素Cに付随する
TFT M6がオフになる。T23のタイミングにおい
て各画素に蓄積されている電荷量は、画素C、DにCs
(Vd−VgL)、画素FにCs(Vd−VgH)であ
る。しかし、このときの画素Fの電位に注目すると、V
d−(VgH−VgL)程度になっており、この電位は
そのときの走査信号線Gn+2の電位VgLよりも十分
に低いため、画素Fに付随するTFT M9には電流が
流れ、画素Fの電荷量は漏れ出してしまう。そして、画
素電位はVgL−Vth程度に収束する。これは、画素
の保持する電荷量としては、Cs((VgL−Vth)
−VgL)=−CsVthとなることを示している。こ
こで、VthはTFTのしきい電位である。
【0044】以上の電荷を所定の時間保持した後に、T
24以降の電荷読み出し処理に移行する。ここでも、画
素C、DおよびFを対象として説明する。T24のタイ
ミングにおいて、走査信号線Gn+1およびGn+2が
選択電位となり、画素C、D、Fに付随するTFT M
4〜6,9が再びオンになる。この間、各画素に蓄積さ
れる電荷量は、画素C、DがCs(GND−VgL)、
画素FがCs(GND−VgH)となる。このとき検出
される電荷量はQ24は、(T24直前の電荷量−T24
での電荷量)+Cx(VgH−VgL)×2となる。こ
こで、Cxは走査信号線と表示信号線との交差部1つあ
たりの電荷容量である。結局、Q24は、以下のとおりと
なる。 Q24=(T24直前の電荷量−T24での電荷量)+2Cx(VgH−VgL) =Cs(Vd−VgL)×2−CsVth−2Cs(GND−VgL) −Cs(GND−VgH)+2Cx(VgH−Vth) =2CsVd+Cs(VgH−Vth)+2Cx(VgH−VgL)
【0045】図16のT25のタイミングでは、走査信
号線Gn+1を非選択電位に落とす。そうすると、画素
Cおよび画素Dに蓄積される電荷量は変わらないが、画
素Fに蓄積される電荷量は、Cs(GND−VgH)か
らCs(GND−VgL)に変動する。また、走査信号
線Gn+1と表示信号線Dmとの交差部における電荷量
が、Cx(VgH−VgL)だけ変動する。したがっ
て、T25で検出される電荷量Q25は、以下のとおりで
ある。 Q25=Q24−Cs(VgH−VgL)−Cx(VgH−VgL) =2CsVd+Cs(VgH−Vth)+2Cx(VgH−VgL) −{Cs(VgH−VgL)+Cx(VgH−VgL)} =2CsVd+Cs(VgL−Vth)+Cx(VgH−VgL)
【0046】次に、T26のタイミングにおいて、走査
信号線Gn+2を非選択電位に落とす。そうすると、走
査信号線Gn+2と表示信号線Dmとの交差部における
電荷量が、Cx(VgH−VgL)だけ変動する。した
がって、T26のタイミングで検出される電荷量Q
26は、以下のとおりである。 Q26=Q25−Cx(VgH−VgL) =2CsVd+Cs(VgL−Vth)+Cx(VgH−VgL) −Cx(VgH−VgL) =2CsVd+Cs(VgL−Vth) 結果として、T24〜26の間に、2CsVd+Cs
(VgL−Vth)の電荷量が検出されることになる。
【0047】以上の結果は、次の考え方によっても導出
される。T24〜26の間に検出される電荷量 Qcd*
は(T24直前に画素に蓄積されている電荷量)−
(T26で画素に蓄積されている電荷量)である。した
がって、 Qcd* =2Cs(Vd−VgL)−CsVth−3Cs(GND−V gL) =2CsVd+Cs(VgL−Vth) となる。
【0048】さて、以上のようにして読み出された電荷
量は、画素C、Dに蓄えられた電荷量の和よりも小さい
値になっている。本実施の形態では、この電荷測定のベ
ースラインをVd=0とすることで、正しく画素C、D
の2画素分の電荷量を測定することが可能となる。すな
わち、(電荷書き込み時の表示信号線電位Vdのときの
検出電荷量)−(電荷書き込み時の表示信号線電位0V
のときの検出電荷量)を測定値とすることで、画素C、
Dの2画素の電荷量の和を測定することができる。
【0049】(第3の実施の形態)第2の実施の形態で
は、特定の画素群の選択的な検査に対応する走査信号タ
イミングの動作の一例を説明した。この第3の実施の形
態では、特定の画素群の選択的な検査に対応する走査信
号タイミングの他の例を説明する。図17は、図3に示
すTFTアレイ2のなかで、画素C、DおよびFを対象
として電荷の書き込みおよび電荷の読み出しを行う場合
の、データ信号、走査信号の供給タイミングを示してい
る。なお、電荷の書き込みおよび読み出しは、第1の実
施の形態と同様に、コントローラ15の指示により表示
信号線駆動感知回路11および走査信号線駆動回路12
が実行する。図17において、T31〜T33までの動
作、処理は、第2の実施の形態T21〜T23と同様で
ある。そこで、ここではT34以降の処理について説明
する。
【0050】第2の実施の形態で述べたように、画素F
の電荷量が漏れ出してしまう。そこで、第3の実施の形
態では、図17に示すように、T33の後、T34のタ
イミングで走査信号線Gn+2に再度選択電位を与え
る。そうすると、画素Fに付随するTFT M9が再び
オンになる。このとき、画素Fには、画素C、Dに蓄え
られている電荷量Cs(Vd−VgL)と同じ電荷量が
蓄えられる。
【0051】以上の電荷を所定の時間保持した後に、図
17に示すように、T36以降の電荷読み出し処理に移
行する。T36のタイミングにおいて、図17に示すよ
うに、走査信号線Gn+1およびGn+2が選択電位と
なり、画素C、D、Fに付随するTFT M4〜6,9
が再びオンになる。この間、各画素に蓄積される電荷量
は、画素C、DにCs(GND−VgL)、画素FにC
s(GND−VgH)である。このとき検出される電荷
量Q36は、(T5での電荷量−T6での電荷量)+Cx
(VgH−VgL)×2となる。ここに Cxは走査信
号線と表示信号線との交差部1つあたりの電気容量であ
る。結局、Q36は、以下のとおりとなる。 Q36=(T5での電荷量−T6での電荷量)+2Cx(VgH−VgL) =3Cs(Vd−VgL)−2Cs(GND−VgL)−Cs(GND−V gH) =3CsVd+Cs(VgH−VgL)+2Cx(VgH−VgL)
【0052】図17に示すように、T37のタイミング
で走査信号線Gn+1を非選択電位に落とす。そうする
と、画素Cおよび画素Dに蓄積される電荷量は変わらな
いが、画素Fに蓄積される電荷量は、Cs(GND−V
gH)からCs(GND−VgL)に変動する。また、
走査信号線Gn+1と表示信号線Dmとの交差部に蓄え
られている電荷量が、Cx(VgH−VgL)だけ変動
する。したがって、T37で検出される電荷量Q37は、
以下のとおりとなる。 Q37={3CsVd+Cs(VgH−VgL)+2Cx(VgH−VgL)}− Cs(VgH−VgL)−Cx(VgH−VgL) =3CsVd+Cx(VgH−VgL)
【0053】次に、図17に示すように、T38のタイ
ミングでは、走査信号線Gn+2を非選択電位に落と
す。そうすると、走査信号線Gn+2と表示信号線Dm
との交差部に蓄えられている電荷量が、Cx(VgH−
VgL)だけ変動する。したがって、T38のタイミン
グで検出される電荷量Q38は、以下のとおりである。 Q38=Q37−Cx(VgH−VgL) ={3CsVd+Cx(VgH−VgL)}−Cx(VgH−VgL) =3CsVd 結果として、T36〜T38の間に、電荷量3CsVd
が検出されることになる。この電荷量は、画素C、D
およびFの3画素分の値である。
【0054】以上の結果は、次の考え方によっても導出
される。T36〜38の間に画素C、DおよびFについ
て検出される電荷量Qcdfは、(T5で画素に蓄積さ
れている電荷量)−(T8で画素に蓄積されている電荷
量)である。したがって、 Qcdf=3Cs(Vd −VgL )− 3Cs(GND−VgL) =3CsVd となる。なお、以上では画素C、DおよびFの3画素分
について電荷量を検出したが、表示信号線Dmの電位
を、T34の前に非選択電位0V(GND)に落として
おくことで、T36〜38の間に検出される電荷量を、
画素C、Dの和である2CsVdとすることもできる。
【0055】(第4の実施の形態)第1〜第3の実施の
形態では、図3に示す画素構造、つまり2つの画素に1
つの共通する表示信号線Dmから表示信号を供給するT
FTアレイ2の検査について説明した。第4の実施の形
態では、図18に示す画素構造、つまり3つの画素に1
つの共通する表示信号線Dmから表示信号を供給するT
FTアレイの検査について、アレイ全体の高速な検査に
適した従来のインターリーブ・タイミングによる検査に
対応した、新規な走査信号タイミングの動作を時間順に
説明する。
【0056】TFTアレイの検査についての説明に入る
前に、図18に示した画素構造を有するTFTアレイ4
0について説明する。なお、図18はTFTアレイ40
の一部についてのみ記載しており、実際のTFTアレイ
40には図18に示す構造の回路が連続的に形成されて
いる。図18に示すように、TFTアレイ40において
は、表示信号線Dmを画素A(画素D、…)、画素B
(画素E、…)および画素C(画素F、…)の3つの画
素が共有している。そして、画素電極Aには、走査信号
線Gn+1および走査信号線Gn+3の両者が選択電位
となったときに、表示信号線Dmのデータ電位が書き込
まれる。また、画素電極Bには、走査信号線Gn+1お
よび走査信号線Gn+2が選択電位となったときに、表
示信号線Dmのデータ電位が書き込まれる。また、画素
電極Cには、走査信号線Gn+1が選択電位となったと
きに、表示信号線Dmのデータ電位が書き込まれる。
【0057】以上のような動作を行うために、TFTア
レイ40ではスイッチング素子としての第1のTFT
M21〜第5のTFT M25の配置を以下に説明する
ように設定している。すなわち、図18に示すように、
第1のTFT M21は、その一方のソース/ドレイン
電極が画素電極Aに、また他方のソース/ドレイン電極
が表示信号線Dmに接続される。また、第1のTFT
M21のゲート電極は第2のTFT M22のソース/
ドレイン電極に接続されている。第2のTFT M22
は、その一方のソース/ドレイン電極が走査信号線Gn
+3に、またその他方のソース/ドレイン電極が第1の
TFT M21のゲート電極に接続されている。したが
って、第1のTFT M21のゲート電極は第2のTF
T M22を介して走査信号線Gn+3に接続されるこ
とになる。また、第2のTFT M22のゲート電極は
走査信号線Gn+1に接続される。したがって、2本の
走査信号線Gn+1とGn+3が同時に選択電位になっ
ている期間にのみ、第1のTFT M21がONになり
表示信号線Dmの電位が画素電極Aに書き込まれる。第
3のTFT M23は、その一方のソース/ドレイン電
極が表示信号線Dmに、他方のソース/ドレイン電極が
画素電極Cに接続されている。また、第3のTFT M
23のゲート電極は走査信号線Gn+1に接続されてい
る。第4のTFT M24は、その一方のソース/ドレ
イン電極が表示信号線Dmに、他方のソース/ドレイン
電極が画素電極Bに接続されている。また、第4のTF
T M24のゲート電極は第5のTFT M25のソース
/ドレイン電極に接続されている。また、第5のTFT
M25は、その一方のソース/ドレイン電極が走査信
号線Gn+2に、また他方のソース/ドレイン電極が第
4のTFT M24のゲート電極に接続されている。し
たがって、第4のTFT M24のゲート電極は第5の
TFT M25を介して走査信号線Gn+2に接続され
ることになる。また、第5のTFT M25のゲート電
極は走査信号線Gn+1に接続される。したがって、2
本の走査信号線Gn+1とGn+2が同時に選択電位に
なっている期間にのみ、第4のTFT M24がONに
なり表示信号線Dmの電位が画素電極Bに供給される。
以上では、画素A、BおよびCについて第1〜第5のT
FT M21〜M25について説明したが、画素D、E
およびFについても同様に第1〜第5のTFTM31〜
M35が、また、画素a、bおよびcについても同様に
第1〜第5のTFT M41〜M45が接続されてい
る。
【0058】以上のTFTアレイ40について検査を行
う場合、まず、電荷の書き込みを行い、所定時間経過後
に電荷の読み出しを行う。図19は、電荷の書き込みを
行う際の走査信号線の選択・非選択のタイミングを示し
ている。図19において、T41〜T44の期間に、画
素A、BおよびCに検査用の電荷を書き込む。また、T
45〜T48の期間に画素D、EおよびFに検査用の電
荷を書きこむ。以下、この書き込みの処理の具体的な内
容を説明する。はじめに、画素A、BおよびCへの電荷
の書き込み処理を説明する。T41においては、走査信
号線Gn+1、Gn+2およびGn+3が選択電位とな
っている。したがって、画素Aに付随する第1のTFT
M21および第2のTFT M22、画素Bに付随する
第4のTFT M24および第5のTFT M25、画
素Cに付随する第3のTFT M23がオンになる。し
たがって、図21に示すように、画素A、BおよびCに
は、各々、Cs(Vd−VgL)の電荷が蓄積される。
また、画素Eに付随する第4のTFT M34および第
5のTFT M35、画素Fに付随する第3のTFT M
33、画素cに付随する第3のTFT M43がオンに
なる。したがって、図21に示すように、画素E、Fお
よびcには、各々、Cs(Vd−VgH)の電荷が蓄積
される。なお、Vd、VgHおよびVgLは、第1の実
施の形態と同様に定義される。
【0059】次に、図19および図22に示すように、
T42では走査信号線Gn+3を非選択電位に落とす。
そうすると、画素Aに付随する第1のTFT M21が
オフになり、そのゲート電位はVgLに確定される。各
画素に蓄積される電荷量は、図22に示すとおり、T4
1の状態を維持する。図19および図23に示すよう
に、T43では走査信号線Gn+2も非選択電位に落と
す。そうすると、画素Bに付随する第4のTFT M2
4がオフになり、そのゲート電位はVgLに確定する。
各画素に蓄積される電荷量は、図23に示すとおり、T
41の状態を維持する。さらに、図19および図24に
示すように、T44では走査信号線Gnも非選択電位に
落とす。そうすると、画素Cに付随する第3のTFT
M23がオフになり、そのゲート電位はVgLに確定す
る。各画素に蓄積される電荷量は、図24に示すとお
り、T41の状態を維持する。
【0060】以上の一連の処理により画素A、Bおよび
Cに検査用の電荷が書き込まれた。次に画素D、Eおよ
びFに対する電荷の書き込み処理について説明する。図
19および図25に示すように、T45のタイミングで
は、走査信号線Gn+2、Gn+3およびGn+4が選
択電位となる。走査信号線Gn+2、Gn+3およびG
n+4が選択電位となるので、画素Dに付随する第1の
TFT M31および第2のTFT M32、画素Eに付
随する第4のTFT M34および第5のTFT M3
5、画素Fに付随する第3のTFT M33がオンにな
る。したがって、図25に示すように、画素D、Eおよ
びFには、各々、Cs(Vd−VgL)の電荷が蓄積さ
れる。また、画素b、cおよびfには、各々、Cs(V
d−VgH)の電荷が蓄積される。
【0061】図19および図26に示すように、T46
のタイミングでは走査信号線Gn+4を非選択電位に落
とす。そうすると、画素Dに付随する第1のTFT M
31がオフになり、そのゲート電位はVgLに確定され
る。各画素に蓄積される電荷量は、図26に示すとお
り、T45の状態を維持する。図19および図27に示
すように、T47では走査信号線Gn+3も非選択電位
に落とす。そうすると、画素Eに付随する第4のTFT
M34がオフになり、そのゲート電位はVgLに確定
する。各画素に蓄積される電荷量は、図27に示すとお
り、T45の状態を維持する。さらに、図19および図
28に示すように、T48では走査信号線Gn+2も非
選択電位に落とす。そうすると、画素Fに付随する第3
のTFT M33がオフになり、そのゲート電位はVg
Lに確定する。各画素に蓄積される電荷量は、図28に
示すとおり、T45の状態を維持する。以上の一連の処
理により、画素D、EおよびFにCs(Vd−VgL)
の電荷が蓄積される。結局、T48の時点では、図28
に示すように、画素A〜Fの各々にCs(Vd−Vg
L)の電荷が蓄積されることになる。
【0062】次に、画素からの電荷読み出し時の動作
を、図20に示すタイミング・チャートおよび図29に
基づいて説明する。図20のT51、つまり走査信号線
Gn+1、Gn+2およびGn+3に選択電位を与えた
際に、選択される画素は、図29において実線で囲まれ
る画素A、B、C、E、Fおよびcである。ところが、
画素B、CおよびFについては、図29において点線で
示される前段または一点鎖線で示される前々段の選択時
に、電荷が読み出されている。したがって、T51の際
に読み出される電荷量は、画素A、Eおよびcの3画素
分である。このとき、T51〜T54の間に検出される
電荷量QAEcは、第1の実施の形態でも示したよう
に、(T51直前に画素(A、B、C、E、F、c)に
蓄積されている電荷量)−(T54で画素(A、B、
C、E、F、c)に蓄積されている電荷量)である。し
たがって、 QAEc=3Cs(Vd−VgL)+3Cs(GND−VgL)−6Cs(GN D−VgL) =3CsVd となる。以上説明したように、図18に示す画素構造の
アレイの検査においても、走査信号を図19、図20に
示したようなタイミングで検査対象のアレイに与えるこ
とで、アレイ全体に配列された画素から、それぞれに蓄
えられた電荷量を毎回3画素ずつ同時に読み出してゆく
ことで、高速で正しい検査が実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多重画素構造のアレイ基板の検査を適切に、さらには迅
速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態にかかるアレイ検査方法が
適用されるアレイ基板およびアレイ検査装置の主要構成
を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態に用いるアレイテスタの構
成を示す図である。
【図3】 第1の実施の形態における表示素子の回路構
成を示す図である。
【図4】 第1の実施の形態における表示素子の動作を
説明するための図である。
【図5】 第1の実施の形態における表示素子の動作を
説明するための図であって、図4の次の状態を示す図で
ある。
【図6】 第1の実施の形態における表示素子の動作を
説明するための図であって、図5の次の状態を示す図で
ある。
【図7】 第1の実施の形態における表示素子の動作を
説明するための図であって、図6の次の状態を示す図で
ある。
【図8】 第1の実施の形態における、表示信号線、走
査信号線への選択・非選択電位の供給タイミングを示す
図である。
【図9】 図8のT4のタイミングにおける電荷の書き
込み状況を示す図である。
【図10】 図8のT5のタイミングにおける電荷の書
き込み状況を示す図である。
【図11】 図8のT6後のタイミングにおける電荷の
書き込み状況を示す図である。
【図12】 図8のT9のタイミングにおける電荷の書
き込み状況を示す図である。
【図13】 図8のT10のタイミングにおける電荷の
書き込み状況を示す図である。
【図14】 図8のT11のタイミングにおける電荷の
書き込み状況を示す図である。
【図15】 第1の実施の形態において、欠陥画素を含
む画素群から欠陥画素を特定する手順を示すフローチャ
ートである。
【図16】 第2の実施の形態における、表示信号線、
走査信号線への選択・非選択電位の供給タイミングを示
す図である。
【図17】 第3の実施の形態における、表示信号線、
走査信号線への選択・非選択電位の供給タイミングを示
す図である。
【図18】 第4の実施の形態における表示素子の回路
構成を示す図である。
【図19】 第4の実施の形態において、電荷の書き込
みを行なう際の走査信号線の選択・非選択のタイミング
を示している。
【図20】 第4の実施の形態において、電荷の読み出
しを行う際の走査信号線の選択・非選択のタイミングを
示している。
【図21】 図19のT41のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図22】 図19のT42のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図23】 図19のT43のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図24】 図19のT44のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図25】 図19のT45のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図26】 図19のT46のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図27】 図19のT47のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図28】 図19のT48のタイミングにおける電荷
の書き込み状況を示す図である。
【図29】 第4の実施の形態において、電荷が読み出
される画素を示す図である。
【符号の説明】
1…アレイ基板、2,40…TFTアレイ、3…表示信
号線、4…走査信号線、5…表示信号線パッド、6…走
査信号線パッド、10…アレイ検査装置、11…表示信
号線駆動感知回路、12…走査信号線駆動回路、13…
テスト・プローブ、14…テスト・プローブ、15…コ
ントローラ、Dm、Dm+1…表示信号線、Gn,Gn
+1,Gn+2,Gn+3,Gn+4…走査信号線、
A,B,C,D,E,F,G,a,b,c…画素、M
1,M2,M3…TFT
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月10日(2002.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古立 学 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 田口 知幸 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2H088 FA13 HA06 MA20 2H092 GA24 JA24 JB21 JB77 NA30 PA06 5G435 AA19 BB12 CC09 KK10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示信号を供給する複数の表示信号
    線と、走査信号を供給する複数の走査信号線と、n(nは
    正の整数)番目の走査信号線とn+1番目の走査信号線
    との間に配設され、かつ共通する前記表示信号線に接続
    される2または3以上の画素とを備え、前記画素のうち
    の1つがn+1番目の走査信号線からの第1の走査信号
    およびn+m(mは0,1を除く整数)番目の走査信号
    線からの第2の走査信号に基づき駆動され、前記画素の
    うちの少なくとも他の1つが前記n+1番目の走査信号
    線からの走査信号により駆動される画像表示素子に、電
    荷の蓄積および蓄積した電荷の検出を行なう検査方法で
    あって、 前記電荷の蓄積は、 前記共通する表示信号線に選択電位を供給している間
    に、前記n+1番目の走査信号線および前記n+m番目
    の走査信号線に選択電位を供給し、その後、前記n+1
    番目の走査信号線に選択電位を、前記n+m番目の走査
    信号線に非選択電位を供給し、次いで、前記n+1番目
    の走査信号線および前記n+m番目の走査信号線に非選
    択電位を供給することを特徴とする画像表示素子の検査
    方法。
  2. 【請求項2】 前記電荷の検出は、 前記n+1番目の走査信号線および前記n+m番目の走
    査信号線に選択電位を供給し、その後、前記n+1番目
    の走査信号線に非選択電位を、前記n+m番目の走査信
    号線に選択電位を供給し、次いで、前記n+1番目の走
    査信号線および前記n+m番目の走査信号線に非選択電
    位を供給することを特徴とする請求項1に記載の画像表
    示素子の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の表示信号線に対して前記電荷
    の蓄積のための電位供給を順次行い、所定時間経過した
    後に、前記複数の表示信号線に対して前記電荷の検出を
    順次行うことを特徴とする請求項2に記載の画像表示素
    子の検査方法。
  4. 【請求項4】 所定の前記画素から検出された電荷量
    と、前記所定の画素についての正常な電荷量とを比較す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像表示素子の検
    査方法。
  5. 【請求項5】 前記表示信号線へ第1の選択電位を供給
    して前記電荷の蓄積および前記電荷の検出を行った後
    に、 前記表示信号線へ第2の選択電位を供給して前記電荷の
    蓄積および前記電荷の検出を行なうことを特徴とする請
    求項1に記載の画像表示素子の検査方法。
  6. 【請求項6】 前記n+1番目の走査信号線および前記
    n+m番目の走査信号線に非選択電位を同時に供給した
    後に、 前記n+1番目の走査信号線に非選択電位を、前記n+
    m番目の走査信号線に選択電位を同時に供給することを
    特徴とする請求項1に記載の画像表示素子の検査方法。
  7. 【請求項7】 表示信号を供給する複数の表示信号線と
    走査信号を供給する複数の走査信号線とがマトリックス
    状に配設され、かつ共通する前記表示信号線に接続され
    た複数の画素の各々に対して、前記走査信号線との間に
    設けられたスイッチング素子のオン・オフを制御するこ
    とにより、時分割で前記表示信号を供給する画像表示素
    子の検査方法であって、 前記表示信号線に電荷蓄積のための所定の電位を供給す
    るとともに、前記走査信号線に前記スイッチング素子に
    対する選択電位および非選択電位を所定の順番で供給す
    ることにより前記画素に所定の電荷を蓄積する電荷蓄積
    ステップと、 前記電荷の蓄積から所定時間経過後に、前記走査信号線
    に前記スイッチング素子に対する選択電位および非選択
    電位を所定の順番で供給することにより前記画素に蓄積
    された前記電荷を検出する電荷検出ステップとを備え、 前記電荷蓄積ステップでは、前記画素からの前記所定の
    電荷の漏洩を阻止するように前記所定の順番を設定する
    ことを特徴とする画像表示素子の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の電荷を蓄積してから前記電荷
    の検出までの間、前記スイッチング素子の電位を非選択
    電位とすることにより、前記画素からの前記所定の電荷
    の漏洩を阻止することを特徴とする請求項7に記載の画
    像表示素子の検査方法。
  9. 【請求項9】 前記画像表示素子は、n(nは正の整
    数)番目の走査信号線とn+1番目の走査信号線との間
    に配設され、かつ共通する表示信号線から表示信号が供
    給される第1の画素および第2の画素と、前記共通する
    表示信号線と前記第1の画素との間に配設され、かつ前
    記表示信号の供給を制御するゲート電極を備えた第1の
    スイッチング素子と、そのゲート電極が前記n+1番目
    の走査信号線に接続されるとともに、前記第1のスイッ
    チング素子の前記ゲート電極と前記n+1番目の走査信
    号線よりも走査方向の後段に位置するn+2番目の走査
    信号線との間に配設される第2のスイッチング素子と、
    所定の表示信号線に接続され、かつ前記第2の画素への
    前記表示信号の供給を制御する第3のスイッチング素子
    と、を備え、 前記電荷蓄積ステップにおける前記第1の画素への電荷
    の蓄積は、前記n+1番目の走査信号線および前記n+
    2番目の走査信号線に対して選択電位を供給し、次い
    で、前記n+1番目の走査信号線に対して選択電位を、
    前記n+2番目の走査信号線に対して非選択電位を供給
    し、さらに、前記n+1番目の走査信号線および前記n
    +2番目の走査信号線に対して非選択電位を供給するこ
    とにより行われることを特徴とする請求項7に記載の画
    像表示素子の検査方法。
  10. 【請求項10】 前記電荷検出ステップにおける前記第
    1の画素からの電荷の検出は、 前記n+1番目の走査信号線および前記n+2番目の走
    査信号線に対して選択電位を供給し、次いで、前記n+
    1番目の走査信号線に対して非選択電位、前記n+2番
    目の走査信号線に対して選択電位を供給し、さらに、前
    記n+1番目の走査信号線および前記n+2番目の走査
    信号線に対して非選択電位を供給することにより行われ
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像表示素子の検
    査方法。
  11. 【請求項11】 前記画像表示素子は、 前記n+1番目の走査信号線と前記n+2番目の走査信
    号線との間に配設され、かつ前記共通する表示信号線か
    ら表示信号が供給される第3の画素と、前記共通する表
    示信号線と前記第3の画素との間に配設され、かつその
    ゲート電極が前記n+2番目の走査信号線に接続される
    第4のスイッチング素子と、を備え、 前記電荷検出ステップにおいて検出される電荷は、前記
    第1の画素に蓄積されていた電荷および前記第3の画素
    に蓄積されていた電荷の和であることを特徴とする請求
    項10に記載の画像表示素子の検査方法。
  12. 【請求項12】 前記画像表示素子は、n(nはN以下
    の正の整数)番目の走査信号線とn+1番目の走査信号
    線との間に配設され、かつ共通する表示信号線から表示
    信号が供給される第1の画素、第2の画素および第3の
    画素と、前記共通する表示信号線からの表示信号の前記
    第1の画素への供給を制御し、かつn+3番目の走査信
    号線からの走査信号により駆動される第1のスイッチン
    グ素子と、前記n+1番目の走査信号線からの走査信号
    により駆動され、かつ前記第1のスイッチング素子のオ
    ン・オフを制御する第2のスイッチング素子と、前記共
    通する表示信号線からの表示信号の前記第2の画素への
    供給を制御し、かつ前記n+1番目の走査信号線からの
    走査信号により駆動される第3のスイッチング素子と、
    前記共通する表示信号線からの表示信号の前記第3の画
    素への供給を制御し、かつn+2番目の走査信号線から
    の走査信号により駆動される第4のスイッチング素子
    と、前記n+2番目の走査信号線からの走査信号により
    駆動され、かつ前記第4のスイッチング素子のオン・オ
    フを制御する第5のスイッチング素子とを備え、 前記電荷蓄積ステップにおける前記第1の画素への電荷
    の蓄積は、 前記n+1番目の走査信号線、前記n+2番目および前
    記n+3番目の走査信号線に対して選択電位を供給し、 次いで、前記n+1番目の走査信号線および前記n+2
    番目または前記n+3番目の走査信号線に対して選択電
    位を、前記n+3番目または前記n+2番目の走査信号
    線に対して非選択電位を同時に供給し、 次いで、前記n+1番目の走査信号線に対して選択電位
    を、前記n+2番目の走査信号線および前記n+3番目
    の走査信号線に対して非選択電位を同時に供給し、 さらに、前記n+1番目の走査信号線、前記n+2番目
    の走査信号線および前記n+3番目の走査信号線に対し
    て非選択電位を供給することにより行われることを特徴
    とする請求項7に記載の画像表示素子の検査方法。
  13. 【請求項13】 前記電荷検出ステップにおける前記第
    1の画素からの電荷の検出は、 前記n+1番目の走査信号線、前記n+2番目および前
    記n+3番目の走査信号線に対して選択電位を供給し、 次いで、前記n+1番目の走査信号線に対して非選択電
    位を、前記n+2番目の走査信号線および前記n+3番
    目の走査信号線に対して選択電位を供給し、 次いで、前記n+1番目の走査信号線および前記n+2
    番目または前記n+3番目の走査信号線に対して非選択
    電位を、前記n+3番目または前記n+2番目の走査信
    号線に対して選択電位を供給し、 さらに、前記n+1番目の走査信号線、前記n+2番目
    および前記n+3番目の走査信号線に対して非選択電位
    を供給することにより行われることを特徴とする請求項
    12に記載の画像表示素子の検査方法。
  14. 【請求項14】 表示信号を供給する複数の表示信号線
    と、走査信号を供給する複数の走査信号線と、n(nは正
    の整数)番目の走査信号線とn+1番目の走査信号線と
    の間に配設され、かつ共通する前記表示信号線に接続さ
    れる2または3以上の画素とを備え、前記画素のうちの
    1つがn+1番目の走査信号線からの第1の走査信号お
    よびn+m(mは0,1を除く整数)番目の走査信号線
    からの第2の走査信号に基づき駆動され、前記画素のう
    ちの少なくとも他の1つが前記n+1番目の走査信号線
    からの走査信号により駆動される画像表示素子の前記画
    素に所定の電荷を蓄積し、かつ蓄積した前記電荷を検出
    する検査装置であって、 前記表示信号線に前記電荷を蓄積するための所定の電位
    を供給する第1の電位供給手段と、 前記走査信号線にスイッチング素子に対する選択電位お
    よび非選択電位を所定の順番で供給する第2の電位供給
    手段と、を備え、 前記第2の電位供給手段は、前記電荷の蓄積時に、前記
    n+1番目の走査信号線および前記n+m番目の走査信
    号線に選択電位を同時に供給し、その後、前記n+1番
    目の走査信号線に選択電位を、前記n+m番目の走査信
    号線に非選択電位を同時に供給し、次いで、前記n+1
    番目の走査信号線および前記n+m番目の走査信号線に
    非選択電位を同時に供給し、次に実施される前記電荷の
    検出時に、前記n+1番目の走査信号線および前記n+
    m番目の走査信号線に選択電位を同時に供給し、その
    後、前記n+1番目の走査信号線に非選択電位を、前記
    n+m番目の走査信号線に選択電位を同時に供給し、次
    いで、前記n+1番目の走査信号線および前記n+m番
    目の走査信号線に非選択電位を同時に供給することを特
    徴とする検査装置。
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