JP2003329146A - リング状筒状体 - Google Patents
リング状筒状体Info
- Publication number
- JP2003329146A JP2003329146A JP2002136499A JP2002136499A JP2003329146A JP 2003329146 A JP2003329146 A JP 2003329146A JP 2002136499 A JP2002136499 A JP 2002136499A JP 2002136499 A JP2002136499 A JP 2002136499A JP 2003329146 A JP2003329146 A JP 2003329146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- tubular body
- cylindrical body
- extension
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
と、当該伸縮性たて糸6と交差して螺旋状に延びるよこ
糸7とを織成してなる筒状織布8に、気密処理を施して
なる筒状体4に、その筒状体4の周方向の一部にその長
さ方向に沿って、その筒状体4の長さ方向の伸長を抑制
する伸長抑制手段11を講じ、当該筒状体4の両端を接
続してリング状とする。 【効果】 リング状筒状体3は筒状織布8を主体とする
筒状体4をリング状とし、気密処理を施したものである
ため、柔軟であり且つ高い耐圧性能を有している。また
圧力流体を送入して加圧したとき、キンク現象を生じる
ことなく、スムーズに彎曲して滑らかなリングを形成す
ることができる。
Description
するものであって、特に筒状織布に気密処理を施してな
る筒状体の両端を接続してリング状に形成したものにお
いて、局部的なキンクを生じることなく、全体として均
一な曲率でスムーズなリング状をなすリング状筒状体に
関するものである。
掘削機によるトンネルの掘削において、当該シールド掘
削機の外周と地山との間を水密にシールするための、リ
ング状のパッキン部材として特に適している。
山との間を水密にシールするためのリング状パッキン部
材は、地山からの高い圧力を支えつつシールド掘削機の
進行を許容し、且つ高圧の地下水などを遮蔽する必要が
あり、これを構成するリング状筒状体としては、高圧に
耐えるものであることが要求され、筒状織布に気密処理
を施したものが適している。
状織布は、真っ直ぐな円筒状のものとして織成され、リ
ングを形成し得るように彎曲した形状の筒状織布を織成
することは、極めて困難である。
っ直ぐな棒状となり、これをリング状に形成した場合に
は、リングの内周と外周とで経路長が異るため、図3に
示すように筒状織布1の局部的な折れ曲がり箇所2でポ
ックリと折れたようになる、いわゆるキンク現象が生じ
る。
は、それ自体の耐圧力が不十分であり、またシールド掘
削機におけるパッキン部材として使用した場合には、折
れ曲がり箇所2を通して地下水が漏れ、遮蔽機能も生じ
ない。
あって、耐圧力が高く且つキンクすることなくスムーズ
なリング状を形成し、シールド掘削機におけるパッキン
部材として適したリング状筒状体を提供することを目的
とするものである。
配された複数の伸縮性たて糸と、当該伸縮性たて糸と交
差して螺旋状に延びるよこ糸とを織成してなる筒状織布
に、気密処理を施してなる筒状体に、その筒状体の周方
向の一部にその長さ方向に沿って、その筒状体の長さ方
向の伸長を抑制する伸長抑制手段を講じ、当該筒状体の
両端を接続してリング状としたことを特徴とするもので
ある。
状織布の、周方向の一部のたて糸として、長さ方向の伸
縮性を有しない非伸縮性たて糸を使用することにより、
筒状体の伸長を抑制することができる。
状体の長さ方向に沿って、長さ方向の伸縮性を有しない
柔軟なテープ状物を添着することにより、筒状体4の伸
長を抑制することも可能である。
前記伸長抑制手段が、リング状筒状体の内周に沿って形
成されているものとすることができ、またリング状筒状
体の外周に沿って形成されているものとすることもでき
る。
の一例を示すものであって、筒状体4がリング状に彎曲
せしめられており、接続部5において筒状体4の両端が
接続されてリングを形成している。
された複数の伸縮性たて糸6と、当該伸縮性たて糸6と
交差して螺旋状に延びるよこ糸7とを織成して、筒状織
布8を形成し、当該筒状織布8の内面にゴム又は合成樹
脂の内張り9を形成して気密処理を施している。
その前記伸縮性たて糸6に代えて非伸縮性たて糸10が
織り込まれており、その部分の長さ方向に伸長を抑制さ
れた伸長抑制手段11が講じられている。
を使用するのが好ましく、その他にはポリウレタン弾性
糸などを使用することもできる。またよこ糸7として
は、ポリエステル繊維又はナイロン繊維などの、通常の
合成繊維の紡績糸又はフィラメント糸を使用することが
できる。
ド繊維などの高強度高弾性繊維を使用するのが好ましい
が、リング状筒状体3の用途や要求される性能により、
通常の合成繊維を使用することもできる。
布8における伸縮性たて糸6に代えて非伸縮性たて糸1
0を織り込むことにより伸長を抑制することもできる
が、他の手段として、筒状織布8の長さ方向に沿って伸
縮性を有しない柔軟なテープ状物を貼着することによ
り、伸長を抑制することもできる。伸長抑制手段11を
形成する範囲は、筒状体4の周方向に、その周長の1/
20〜1/2程度の範囲が適当である。
いて内張り9と筒状織布8とをそれぞれ個別に接続して
リング状となし、適宜の位置に空気圧入弁12を設けて
リング状筒状体3内に空気を圧入できるようにする。
4における伸長抑制手段11以外の部分においては、伸
縮性たて糸6の伸縮性によりリングの周長に自由度があ
り、それに対し伸長抑制手段11に沿った部分では、伸
長抑制手段11により周長が拘束されている。
を送入して膨らませたとき、伸長抑制手段11に沿った
部分以外の部分では伸縮性たて糸6が伸長して周長が拡
大することができ、筒状体4は伸長抑制手段11に沿っ
た部分がリングの内周を形成するように彎曲し、局部的
なキンク現象が生じることなく、均一に彎曲して滑らか
なリング状を形成する。
を形成するように配置した状態で圧力流体を送入した場
合には、伸長抑制手段11がリングの外周を形成しつつ
筒状体4が膨らんでリングを形成する。
た状態で筒状体4に織り込まれ、その状態でよこ糸7に
より拘束されているため、個々の糸条は僅かながら収縮
する余地が残されている。そのため筒状体4が膨らむと
きによこ糸7とずれる間に収縮し、キンク現象を生じる
ことなく均一に彎曲した滑らかで安定したリング状を形
成することができる。
さらに加圧すると、伸長抑制手段11がリングの内周に
位置した状態においては、伸長抑制手段11も加圧に伴
うリングの周方向の張力により若干伸長し、リングの外
周は内圧による筒状体4の径により規制されるため、リ
ングは内周・外周共に拡大する。
周に位置した状態においては、加圧により伸長抑制手段
11が若干伸長する。一方、リングの外周長は伸長抑制
手段11で規制され、筒状体4は内圧がかかったときに
は伸長より径の拡大が優先されるため、加圧により内周
長はむしろ縮小し、リングは外周が拡大して内周が縮小
するように膨らむ。
におけるパッキン部材として使用する場合などにおいて
は、リング状筒状体3内の圧力を高めることにより外側
の地山と内側のシールド掘削機の両方に対する密着性を
高めることができるので、伸長抑制手段11がリングの
外周に位置した状態でリング状筒状体3を使用するのが
好ましい。
置した状態においては、リングの内周においてはたて糸
は伸縮性たて糸6であるため、伸長する余地が大きく残
されており、リングの内圧を過度に高めると、筒状体4
が回転してリングの内周と外周とが逆転することがあ
る。従ってリングの内圧が過度に高くない範囲でのみ使
用可能である。
状織布8を主体とする筒状体4をリング状とし、気密処
理を施したものであるため、柔軟であり且つ高い耐圧性
能を有している。
糸6とよこ糸7とを筒状に織成した筒状織布8よりな
り、伸縮性たて糸6の伸縮性によりリングの周方向に自
由度を有していると共に、その一部に伸長抑制手段11
が講じられていてリングの周の拡大が抑制されている。
送入して加圧したとき、伸縮性たて糸6による自由度の
ために、筒状体4の周方向の位置に応じたリングにおけ
る周長に伸縮し、キンク現象を生じることなく、スムー
ズに彎曲して滑らかなリングを形成することができる。
おいては、リングの周長の伸縮は極めて小さく、当該伸
長抑制手段11がリング状筒状体3全体の周長を規制
し、所定の大きさのリング状筒状体3とすることができ
る。
面図
Claims (5)
- 【請求項1】 環状に配された複数の伸縮性たて糸
(6)と、当該伸縮性たて糸(6)と交差して螺旋状に
延びるよこ糸(7)とを織成してなる筒状織布(8)
に、気密処理を施してなる筒状体(4)に、その筒状体
(4)の周方向の一部にその長さ方向に沿って、その筒
状体(4)の長さ方向の伸長を抑制する伸長抑制手段
(11)を講じ、当該筒状体(4)の両端を接続してリ
ング状としたことを特徴とする、リング状筒状体 - 【請求項2】 前記筒状体(4)における筒状織布
(4)の、周方向の一部のたて糸として、長さ方向の伸
縮性を有しない非伸縮性たて糸(10)を使用すること
により、筒状体(4)の長さ方向の伸長を抑制したこと
を特徴とする、請求項1に記載のリング状筒状体 - 【請求項3】 前記筒状体(4)の周方向の一部に、そ
の筒状体(4)の長さ方向に沿って、長さ方向の伸縮性
を有しない柔軟なテープ状物を添着することにより、筒
状体(4)の長さ方向の伸長を抑制したことを特徴とす
る、請求項1に記載のリング状筒状体 - 【請求項4】 前記伸長抑制手段(11)が、リング状
筒状体(3)の内周に沿って形成されていることを特徴
とする、請求項1に記載のリング状筒状体 - 【請求項5】 前記伸長抑制手段(11)が、リング状
筒状体(3)の外周に沿って形成されていることを特徴
とする、請求項1に記載のリング状筒状体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002136499A JP4108366B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | リング状筒状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002136499A JP4108366B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | リング状筒状体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003329146A true JP2003329146A (ja) | 2003-11-19 |
JP4108366B2 JP4108366B2 (ja) | 2008-06-25 |
Family
ID=29698498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002136499A Expired - Fee Related JP4108366B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | リング状筒状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4108366B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197530A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Ashimori Ind Co Ltd | 気柱テント及びその支柱 |
JP2010106379A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Ashimori Ind Co Ltd | 筒状織物及びその製造方法 |
JP2014077454A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Hokkaido Electric Power Co Inc:The | 液漏れ阻止方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11168415B2 (en) * | 2016-07-01 | 2021-11-09 | Federal-Mogul Powertrain Llc | Circumferentially continuous and constrictable textile sleeve and method of construction thereof |
-
2002
- 2002-05-13 JP JP2002136499A patent/JP4108366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197530A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Ashimori Ind Co Ltd | 気柱テント及びその支柱 |
JP2010106379A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Ashimori Ind Co Ltd | 筒状織物及びその製造方法 |
JP2014077454A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Hokkaido Electric Power Co Inc:The | 液漏れ阻止方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4108366B2 (ja) | 2008-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5149711B2 (ja) | バルーンカテーテル用高強度低コンプライアンス複合バルーンの製造方法 | |
JPH01127328A (ja) | 管路の内張り材及びその製造方法 | |
US20130012967A1 (en) | Repairing material for lumens of living body | |
JP2024507217A (ja) | バルーンカテーテルリトラクタ | |
JP2003329146A (ja) | リング状筒状体 | |
JP4530519B2 (ja) | 螺旋状ホース及びその製造方法 | |
EP0640162B1 (en) | Oil boom and hose for tensioning the same | |
JP2009197530A (ja) | 気柱テント及びその支柱 | |
JP3226595U (ja) | 伸縮式水道管 | |
US7803240B1 (en) | Methods of reinforcing medical balloons and making reinforced medical balloons and reinforced medical balloons made accordingly | |
JP4641659B2 (ja) | 柔軟な筒状体の骨格 | |
JP3760734B2 (ja) | 加圧用筒状体 | |
JP5473285B2 (ja) | アーチ型気柱及びその製造方法並びに気柱テント | |
JP5077957B2 (ja) | 気柱テント | |
JP3372341B2 (ja) | 反転可能の異径筒状織物 | |
JPH07190195A (ja) | ベローズの補強織物構造体 | |
JP2000310362A (ja) | 消防用異径ホース | |
CN213018153U (zh) | 一种伸缩水管用的葫芦布套 | |
JP2691340B2 (ja) | 管路の内張り材 | |
JP4948931B2 (ja) | 消防用ホース。 | |
JP3473801B2 (ja) | 管路の補修用管体 | |
JP2691286B2 (ja) | 管路の内張り材 | |
JP2003161094A (ja) | 地盤の締固め具 | |
JP2023018521A (ja) | 膨張式浮力体 | |
JPS59225922A (ja) | 曲管を有する小口径管路の内張り材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080402 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |