JP2003328878A - 吸気装置 - Google Patents

吸気装置

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JP2003328878A
JP2003328878A JP2002139664A JP2002139664A JP2003328878A JP 2003328878 A JP2003328878 A JP 2003328878A JP 2002139664 A JP2002139664 A JP 2002139664A JP 2002139664 A JP2002139664 A JP 2002139664A JP 2003328878 A JP2003328878 A JP 2003328878A
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weir
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flow
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Shinichi Kamiya
信一 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の共通化が図られ、流量検出手段の保証
流量範囲の設定が容易な吸気装置を提供する。 【解決手段】 エアフロメータ30が設置されている吸
気ダクト20には、エアフロメータ30と対向する側に
流路堰40が設置されている。流路堰40は、吸気ダク
ト20により形成される吸気通路21の一部を閉塞す
る。これにより、エアクリーナ10から流出した吸気
は、流路堰40により絞られた後、吸気ダクト20へ流
入する。流路堰40の形状を変更することにより、吸気
通路21の面積は容易に変更される。そのため、エアク
リーナ10のケース11および吸気ダクト20の形状を
変更することなく、流路堰40の形状の変更のみでエア
フロメータ30の保証流量範囲を設定することができ
る。したがって、保証流量範囲にかかわらず、エアクリ
ーナ10および吸気ダクト20の共通化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
内燃機関を「エンジン」という。)の吸気装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンが吸入す
る吸気流量を検出する流量検出手段に熱式流量センサを
用いることが知られている。熱式流量センサは、発熱抵
抗体が加熱する部分から吸気流れが奪う熱量の変化また
は加熱された部分の近傍の温度変化を検出し、空気流量
を検出している。流量検出手段は、一般にエアクリーナ
出口側の吸気ダクトに設置されており、エアクリーナで
異物が除去された吸気の流量を検出する。そのため、流
量検出手段の保証流量範囲に合わせて吸気ダクトの内径
を設定する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
吸気装置が適用される車両に複数のエンジン設定すなわ
ち排気量の異なるエンジンが設定されている場合、エン
ジンの排気量毎に流量検出手段の保証流量範囲が異な
る。そのため、吸気装置が適用されるエンジンの排気量
毎に吸気ダクトの内径を設定する必要がある。例えば、
エンジンの排気量が大きくなるにしたがって、流量検出
手段の保証流量範囲は増大するため、吸気ダクトの内径
を拡大しなければならない。その結果、エアクリーナな
ど排気ダクト以外の部分の設計は同一であるにもかかわ
らず、適用されるエンジン毎に吸気ダクトの内径に応じ
て吸気装置の成形型を用意しなければならないという問
題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、部品の共通化が
図られ、流量検出手段の保証流量範囲の設定が容易な吸
気装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
7記載の吸気装置によると、流量検出手段のエアクリー
ナ側に流路堰を備えている。流路堰は、吸気ダクトの径
方向において流量検出手段と対向する側に吸気通路の一
部を閉塞して設置されている。流路堰の形状を変更する
ことにより、流路堰が閉塞する吸気通路の面積は容易に
変更される。そのため、エアクリーナおよび吸気ダクト
の形状を変更することなく、流路堰の形状の変更のみで
流量検出手段の保証流量範囲が設定される。したがっ
て、エアクリーナおよび吸気ダクトの共通化を図ること
ができるとともに、流量検出手段の保証流量範囲を容易
に設定することができる。また、流路堰は流量検出手段
と対向する側に設置されているため、流量検出手段の近
傍を流れる吸気流れに乱れが生じにくい。さらに、流量
検出手段のエアクリーナ側に流路堰を設置することによ
り、吸気は流路堰によって絞られた後に流量検出手段へ
到達する。したがって、流量検出手段の検出精度の低下
を招くことがない。
【0006】本発明の請求項2、3、4または5記載の
吸気装置によると、流路堰は流量検出手段と対向する側
から流量検出手段側へ伸びて形成されている。そのた
め、流量検出手段の近傍の吸気流れに乱れを生じさせる
ことなく、吸気通路の面積を減少させることができる。
本発明の請求項6記載の吸気装置によると、流路堰は吸
気ダクトに設置されている。そのため、吸気ダクトと流
路堰とを一体に成形することができ、部品点数を低減す
ることができる。
【0007】本発明の請求項8記載の吸気装置による
と、流路堰はキャップおよび吸気ダクトと一体に形成さ
れている。そのため、部品点数を低減することができ
る。本発明の請求項9記載の吸気装置によると、流路堰
はプレートに設置されている。そのため、流路堰が設置
されているプレートを変更するだけで保証流量範囲を設
定することができる。したがって、エアクリーナおよび
吸気ダクトの共通化を図ることができるとともに、流量
検出手段の保証流量範囲を容易に設定することができ
る。
【0008】本発明の請求項10記載の吸気装置による
と、流路堰はアタッチメントに設置されている。アタッ
チメントは、エアクリーナの吸気出口側に装着される。
そのため、流路堰が設置されているアタッチメントを変
更するだけで保証流量範囲を設定することができる。し
たがって、エアクリーナおよび吸気ダクトの共通化を図
ることができるとともに、流量検出手段の保証流量範囲
を容易に設定することができる。
【0009】本発明の請求項11記載の吸気装置による
と、吸気ダクトの内径をDとすると、流路堰は流量検出
手段の吸気入口側から2×D以内の位置に設置されてい
る。保証流量範囲は、流路堰によって流量検出手段に流
入する吸気流れが絞られることにより設定される。その
ため、流路堰から流量検出手段までの距離が遠すぎても
近すぎても吸気流れは絞られない。そこで、流路堰を流
量検出手段の吸気入口側から2×D以内の位置に設置す
ることにより、吸気流れに乱れを生じることなく、吸気
の流量を保証流量範囲に設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による吸気装置を図
1から図3に示す。図1に示すように吸気装置1は、エ
アクリーナ10、吸気ダクト20および流量検出手段と
してのエアフロメータ30を備えている。エアクリーナ
10は、ケース11およびエレメント12を有してい
る。エアクリーナ10には吸気入口13および吸気出口
14が形成されている。ケース11はボディ15とキャ
ップ16とから構成されており、ボディ15とキャップ
16とから形成される空間の内部にエレメント12が収
容されている。吸気入口13はボディ15に形成され、
吸気出口14はキャップ16に形成されている。エアク
リーナ10のケース11および吸気ダクト20は、軽量
化のため樹脂により形成されている。エレメント12
は、吸気に含まれる異物を除去するフィルタであり、ケ
ース11の内部に固定されている。吸気入口13からエ
アクリーナ10に流入した吸気は、エレメント12を通
過することにより吸気中に含まれる例えばけい砂あるい
はアルミナなどの異物が除去された後、吸気出口14か
ら吸気ダクト20へ流出する。
【0011】エアクリーナ10の吸気出口14には、吸
気ダクト20が接続されている。本実施例の場合、エア
クリーナ10のケース11を構成するキャップ16と吸
気ダクト20とは樹脂により一体に形成されている。吸
気ダクト20は、図1から図3に示すように筒状に形成
されており、内周側に吸気通路21を形成している。吸
気ダクト20は、図1に示すように一方の端部がエアク
リーナ10の吸気出口14に接続され、他方の端部が図
示しないスロットルバルブに接続されている。
【0012】図1から図3に示すようにエアフロメータ
30は、吸気ダクト20を貫いて設置されている。エア
フロメータ30は、図2に示すように回路モジュール3
1およびバイパス部材32から構成されている。回路モ
ジュール31は吸気ダクト20の外周部に固定され、回
路モジュール31と結合されているバイパス部材32が
吸気ダクト20の内部に挿入されている。
【0013】回路モジュール31は回路部33および流
量測定素子部34を有している。回路部33には空気温
度を測定するサーミスタ35、ならびに感温素子および
発熱素子からなる流量測定素子部34が接続されてい
る。エアフロメータ30は、発熱素子に供給する電力な
らびに感温素子で検出する温度に基づいて、バイパス流
路36を流れる空気の流量、ならびに吸気通路21を流
れる吸気流量を測定する熱式流量センサである。
【0014】バイパス部材32は、吸気ダクト20の中
心方向へ突出する流量測定管37と、流量測定管37と
一体に形成されているベンチュリ管38とを有してい
る。流量測定管37およびベンチュリ管38は吸気の流
れに平行に配置されている。ベンチュリ管38は流量測
定管37の底部に位置し、ベンチュリ管38から回路モ
ジュール31に向かって隔壁39が伸びている。この隔
壁39により、バイパス部材32内に逆U字形状のバイ
パス流路36が形成されている。このバイパス流路36
内に流量測定素子部34が配置されている。
【0015】図1から図3に示すように吸気ダクト20
には、流路堰40が一体に設置されている。すなわち、
流路堰40はエアクリーナ10のケース11を構成する
キャップ16および吸気ダクト20と一体に形成されて
いる。流路堰40は、吸気ダクト20の径方向において
エアフロメータ30と対向する側からエアフロメータ3
0側へ伸びて形成されている。すなわち、流路堰40は
吸気ダクト20が形成する吸気通路21の反エアフロメ
ータ側の一部を閉塞し、吸気通路21の流路面積を減少
させている。流路堰40は、図1に示すようにエアフロ
メータ30のエアクリーナ10側、すなわちエアフロメ
ータ30とエアクリーナ10の吸気出口14との間に設
置されている。エアフロメータ30の吸気入口30a側
と流路堰40との間の距離Lは、吸気ダクト20の内径
をDとしたとき、L<2×Dに設定されている。これ
は、エアクリーナ10の吸気出口14から流出した吸気
に乱れを生じさせることなく流路面積を絞るためであ
る。すなわち、流路堰40をエアフロメータ30の吸気
入口30a側よりも反エアクリーナ側に設置しても、エ
アフロメータ30に流入する吸気流れを絞ることはでき
ない。また、流路堰40により流路面積が絞られた吸気
流れは、流路堰40から遠ざかるにつれて流路面積が再
び拡大するため、流路堰40とエアフロメータ30との
間の距離が大きく、すなわち2×D以上になると、流路
堰40による吸気の絞り効果が薄れてしまう。なお、エ
アフロメータ30の吸気入口30a側と流路堰40との
間の距離Lは、吸気ダクト20の内径Dならびに吸気ダ
クト20内の吸気の流速などに基づいてL<2×Dの範
囲で任意に設定される。
【0016】流路堰40は、図2に示すように吸気ダク
ト20のエアフロメータ30と対向する側に弓形状に形
成されて設置されている。流路堰40は、エアフロメー
タ30の軸方向の長さすなわち堰高さを変更することに
より、吸気通路21を閉塞する面積が変化する。例え
ば、吸気装置1が適用されるエンジンの排気量に応じ
て、流路堰40の面積は変更される。エンジンの排気量
が大きな場合、図2に示すように流路堰40の堰高さを
短縮することにより、吸気通路21を閉塞する面積は小
さくなり、エアフロメータ30の保証流量範囲は流量が
増大する側へ移行する。これに対し、エンジンの排気量
が小さな場合、図4に示すように流路堰40の堰高さを
延長することにより、吸気通路21を閉塞する面積は大
きくなり、エアフロメータ30の保証流量範囲は流量が
減少する側へ移行する。
【0017】キャップ16、吸気ダクト20および流路
堰40は樹脂により一体に形成されている。そのため、
例えばキャップ16、吸気ダクト20および流路堰40
を形成するための成形型の一部は流路堰の形状に対応す
る入れ子とすることができる。これにより、流路堰40
の形状すなわちエアフロメータ30の軸方向の長さを変
更する場合、キャップ16および吸気ダクト20に対応
する部分は共通の成形型とし、流路堰40の形状に対応
する部分を入れ子とすることによって、入れ子の変更に
より流路堰40の形状は容易に変更される。
【0018】次に、第1実施例による吸気装置1におけ
る吸気の流れについて説明する。吸気入口13からエア
クリーナ10へ流入した吸気は、エレメント12を通過
することにより異物が除去される。異物が除去された吸
気は、吸気出口14から吸気ダクト20へ流出する。吸
気通路21には流路堰40が設置されているため、吸気
出口14から流出する吸気は流路堰40により流路面積
が絞られる。これにより、吸気の流路面積はエアフロメ
ータ30の保証流量範囲に応じた面積に調整される。
【0019】図5に示すように、流路堰の堰高さが大き
くなるにしたがって、吸気ダクト20を流れる吸気の流
量は減少する側へ移行する。図5は、堰高さとエアフロ
メータ30が設置されている吸気ダクト20を流れる吸
気の流量の対数との関係を示している。図5に示すある
堰高さにおける最大流量と最小流量との差がエアフロメ
ータ30の保証流量範囲となる。
【0020】吸気の流れは、流路堰40の近傍を通過す
ることにより乱れが生じるものの、流路堰40はエアフ
ロメータ30と対向する側に設置されているため、流路
堰40から離れたエアフロメータ30の近傍を通過する
吸気の流れには乱れが生じにくい。そのため、吸気の流
れの乱れによるエアフロメータ30への影響は低減さ
れ、エアフロメータ30の検出精度の低下を招くことは
ない。吸気ダクト20を通りエアフロメータ30を通過
した吸気は、図示しないスロットルバルブを経由して図
示しないエンジンへ供給される。
【0021】以上説明した本発明の第1実施例による
と、エアフロメータ30と対向する側に流路堰40を設
置することにより、吸気ダクト20の内径を変更するこ
となくエアフロメータ30の保証流量範囲が変更され
る。そのため、キャップ16および吸気ダクト20、な
らびにそれらを成形するための共通型を変更することな
く、流路堰40の形状すなわち流路堰40に対応する入
れ子を変更することにより流路堰40の形状が容易に変
更される。これにより、例えば吸気装置1が適用される
車両に異なる排気量のエンジン設定がある場合、エンジ
ンの排気量ごとに吸気装置1の成形型を用意する必要が
なく、入れ子の変更のみでエンジンに合わせた吸気装置
1を提供することができる。したがって、成形型を複数
用意する必要がなく、吸気装置1およびその成形型の共
通化とエンジンに応じた保証流量範囲の設定とを両立す
ることができる。
【0022】第1実施例では、流路堰40はエアフロメ
ータ30と対向する側に設置されている。そのため、流
路堰40により吸気流れに乱れが生じた場合でも、流路
堰40から離れているエアフロメータ30の近傍の吸気
流れには乱れが生じにくい。したがって、エアフロメー
タ30による吸気流量の検出精度が低下することがな
い。
【0023】(変形例)第1実施例による吸気装置1の
変形例について説明する。流路堰の形状は、第1実施例
による弓形状に限らず、図6に示すように略三日月形状
とすることもできる。図6に示す流路堰50は、吸気ダ
クト20と、吸気ダクト20と偏心した円弧とにより包
囲される略三日月形状に形成されている。流路堰40
は、エアフロメータ30の近傍の吸気流れに乱れが生じ
なければよいので、流路堰40のエアフロメータ30側
の端部51の形状は、種々変更可能である。例えば、図
7に示すように流路堰60は、弓形状を二つ以上組み合
わせた形状に形成することもできる。
【0024】また、流路堰は、第1実施例のようにエア
フロメータ30と正対する位置に限らず、図8に示すよ
うにエアフロメータ30の軸と流路堰41の端部42と
が所定の角度をなす位置に設置することもできる。これ
により、エアクリーナ10内の吸気の流れの方向と吸気
ダクト20との位置関係に合わせて、エアフロメータ3
0の近傍の吸気流れへの影響が最も小さな位置に流路堰
41を設置することができる。
【0025】(第2実施例)本発明の第2実施例による
吸気装置を図9に示す。第1実施例と実質的に同一の構
成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。図9に
示すように、第2実施例による吸気装置2はエアクリー
ナ10と吸気ダクト20との間に設置されるプレート7
0を備えている。エアクリーナ10は、吸気出口14側
に吸気ダクト20と接続される管部17を有している。
プレート70は、管部17と吸気ダクト20との間に挟
持されている。プレート70は、図10に示すように吸
気通路21に対応する開口部71と流路堰72とを有し
ている。流路堰72の形状は、上述の第1実施例および
変形例で説明した形状とすることができる。また、プレ
ート70は、エアフロメータ30と流路堰72との間の
距離Lが第1実施例で説明したL<2×Dを満たすよう
に設置されている。
【0026】第2実施例では、流路堰72をエアクリー
ナ10および吸気ダクト20とは別体のプレート70に
設置している。そのため、エアクリーナ10および吸気
ダクト20の形状を変更することなく、プレート70の
形状を変更することにより、エアフロメータ30の保証
流量範囲を設定することができる。その結果、エアフロ
メータ30の保証流量範囲を変更するためには、プレー
ト70の成形型を変更するだけでよい。したがって、エ
アクリーナ10および吸気ダクト20の成形型を共通化
することができる。
【0027】(第3実施例)本発明の第3実施例による
吸気装置を図11に示す。第1実施例と実質的に同一の
構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0028】図11に示すように、第3実施例による吸
気装置3はエアクリーナ10の吸気出口14側にアタッ
チメント80を備えている。アタッチメント80は、本
体81と流路堰82とを有している。本体81の外径は
吸気ダクト20の内径よりもやや大きく形成されてお
り、エアクリーナ10側から吸気ダクト20に嵌合され
ている。アタッチメント80の本体81には流路堰82
が一体に設置されている。流路堰82の形状は、上述の
第1実施例および変形例で説明した形状とすることがで
きる。また、アタッチメント80は、エアフロメータ3
0と流路堰82との間の距離Lが第1実施例で説明した
L<2×Dを満たすように設置されている。
【0029】第3実施例では、流路堰82をエアクリー
ナ10および吸気ダクト20とは別体のアタッチメント
80に設置している。そのため、エアクリーナ10およ
び吸気ダクト20の形状を変更することなく、アタッチ
メント80の形状を変更することにより、エアフロメー
タ30の保証流量範囲を設定することができる。その結
果、エアフロメータ30の保証流量範囲を変更するため
には、アタッチメント80の成形型を変更するだけでよ
い。したがって、エアクリーナ10および吸気ダクト2
0の成形型を共通化することができる。
【0030】以上説明した本発明の複数の実施例では、
流量検出手段として熱式流量センサを適用する例につい
て説明したが、本発明としては熱式流量センサに限定す
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による吸気装置を示す模式
図である。
【図2】図1のII−II線で切断した断面図である。
【図3】本発明の第1実施例による吸気装置の吸気ダク
ト、エアクリーナおよび流路堰を示す模式的な斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例による吸気装置の吸気ダク
トをエアクリーナ側から見た模式図である。
【図5】本発明の第1実施例による吸気装置において、
堰高さと吸気ダクトを流れる吸気の流量の対数との関係
を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例による吸気装置の変形例を
示す図であって、図1のII−II線で切断した断面図
である。
【図7】本発明の第1実施例による吸気装置の変形例を
示す図であって、図1のII−II線で切断した断面図
である。
【図8】本発明の第1実施例による吸気装置の変形例を
示す図であって、図1のII−II線で切断した断面図
である。
【図9】本発明の第2実施例による吸気装置を示す模式
図である。
【図10】本発明の第2実施例による吸気装置のプレー
トを示す模式図である。
【図11】本発明の第3実施例による吸気装置を示す模
式図である。
【符号の説明】
1、2、3 吸気装置 10 エアクリーナ 11 ケース 12 エレメント 13 吸気入口 14 吸気出口 15 ボディ 16 キャップ 17 管部 20 吸気ダクト 21 吸気通路 30 エアフロメータ(流量検出手段) 40、41、50、60、72、82 流路堰 70 プレート 80 アタッチメント

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気に含まれる異物を除去するエアクリ
    ーナと、 前記エアクリーナの吸気出口側に接続され、前記エアク
    リーナから排出された吸気が流れる吸気通路を形成する
    吸気ダクトと、 前記吸気ダクトに設置され、前記吸気ダクトを流れる吸
    気流量を検出する流量検出手段と、 前記流量検出手段の前記エアクリーナ側における前記吸
    気ダクトの径方向において、前記流量検出手段と対向す
    る側に設置され、前記吸気通路の一部を閉塞する流路堰
    と、 を備えることを特徴とする吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記流路堰は、前記流量検出手段と対向
    する側から前記流量検出手段側へ伸びて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記流路堰は、弓形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記流路堰は、略三日月形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の吸気装
    置。
  5. 【請求項5】 前記流路堰は、複数の弓形状を接続した
    形状に形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の吸気装置。
  6. 【請求項6】 前記流路堰は、前記吸気ダクトに設置さ
    れていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一
    項記載の吸気装置。
  7. 【請求項7】 前記エアクリーナは、異物を除去するエ
    レメントと、ボディおよびキャップから構成され前記エ
    レメントを収容するケースとを有することを特徴とする
    請求項1から6のいずれか一項記載の吸気装置。
  8. 【請求項8】 前記流路堰は、前記キャップおよび前記
    吸気ダクトと一体に形成されていることを特徴とする請
    求項7記載の吸気装置。
  9. 【請求項9】 前記エアクリーナの前記吸気ダクト側に
    接続される管部と、前記管部と前記吸気ダクトとの間に
    設置されるプレートとを備え、前記流路堰は前記プレー
    トに設置されていることを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一項記載の吸気装置。
  10. 【請求項10】 前記エアクリーナの前記吸気出口側に
    装着可能なアタッチメントを備え、前記流路堰は前記ア
    タッチメントに設置されていることを特徴とする請求項
    1から5のいずれか一項記載の吸気装置。
  11. 【請求項11】 前記流路堰は、前記吸気ダクトの内径
    をDとすると、前記流量検出手段の吸気入口側から2×
    D以内の位置に設置されていることを特徴とする請求項
    1から10のいずれか一項記載の吸気装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207539A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Kubota Corp エアクリーナ
JP2015108336A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 トヨタ紡織株式会社 エアクリーナ
JP2015183600A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 有限会社ジェイ・ロード 内燃機関用吸気通路断面積縮小リング及びそのセット、並びにこれらを取り付けることにより内燃機関の出力特性を変化させる方法

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