JP2003327989A - 粉末潤滑剤及び粉末潤滑剤含有土木用加泥剤 - Google Patents

粉末潤滑剤及び粉末潤滑剤含有土木用加泥剤

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末潤滑剤及びそれを用いた粉末潤滑剤含有
土木用加泥剤、とくに掘削機の均一表面への張り付きを
防止できる推進用滑剤、粘土圧シールド用加泥剤、連続
壁工法用加泥剤、泥水シールド用加泥剤、杭用加泥剤、
推進掘削用加泥剤などとして用いることができる粉末潤
滑剤含有土木用加泥剤を提供すること。 【構成】 油吸着剤に油又は液体界面活性剤を吸着させ
粉末化させて得た粉末潤滑剤;及び該粉末潤滑剤をベン
トナイト又は粘土あるいは炭酸カルシウム等の非膨潤性
鉱物に混合し、必要に応じて増粘剤或いは脱水減少剤を
混合してなる一体型の粉末潤滑剤含有土木用加泥剤;上
記粉末潤滑剤をベントナイトに混合した加泥剤を用いて
作液した第一液に、無機ゲル化剤又は、有機増粘剤を溶
解した第二液をシールド掘削機チャンバー内で混合して
なる2ショット型推進掘削及び泥土圧シールド用加泥
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末潤滑剤含有土
木用加泥剤、とくに推進用滑剤、泥土圧シールド用加泥
剤、連続壁工法用加泥剤、泥水シールド用加泥剤、杭用
加泥剤、推進掘削用加泥剤などとして用いることができ
る粉末潤滑剤含有土木用加泥剤に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道工事などの管渠付設工事に多用さ
れている推進工事は、鋳鉄管やコンクリートヒューム管
を地中に押し込んでいく工法であるため、推進距離が進
むにつれて推進抵抗が増大する。近年は、工事径及び推
進距離が長大化しているので、さらに大きな推進抵抗が
発生している。この推進抵抗の増大に対処するために、
ベントナイト等の鉱物粉末に増粘剤(ポリマー類)や吸
水性樹脂を混合した滑剤や、油中水型水溶性重合エマル
ジョンポリマーと吸水性樹脂との混合物を用いた滑剤が
使用されている。しかし、ポリマーを主体とした滑剤
は、掘削中の地層に海水などの高濃度の塩類を含む場
合、あるいは、塩類を含む地層水に遭遇したとき、ポリ
マーの粘性が失われ、滑剤としての性能が無くなる。こ
れを防ぐために、ベントナイトを主体とする滑剤にする
と、滑剤の潤滑性を向上させることができず、滑剤とし
ての性能が劣ってしまう。また、掘削に用いる加泥剤
は、ポリマー系、ベントナイト系の何れを用いても、シ
ルト粘土層などの粘性土を掘削する場合に、これら掘削
された地層掘り屑が、掘削用カッター部分に張り付いて
掘進不能になったり、地層の水和膨潤により掘削機並び
に挿入管が締付けられ、推進抵抗が著しく増大する問題
があった。
【0003】トンネル工事などに用いられるシールド工
法には、泥水シールド工法と泥土圧シールド工法があ
る。泥水シールド工法では、ベントナイトにCMCを添加
した一般的な安定液を使用する。しかし、これら安定液
を用いてシルト粘土層などの粘性土を掘削した場合、掘
削された地層掘り屑が掘削用カッター部分に張り付き、
掘進率が低下したり、最悪の場合、掘進不能になったり
問題を引き起こす。一方、泥土圧シールド工法は、注入
された安定液と掘り屑が、シールド装置内に設けられた
チャンバー内で混合・充填され、この混合スラリーの圧
力を切り羽部地山の圧力に対抗させることにより安定に
掘削を行う工法であるため、混合スラリーの流動性及び
止水性を安定に保つことが最も重要である。そこで、ベ
ントナイト等の粘土鉱物に増粘剤(ポリマー類)や吸水
性樹脂を混合した加泥剤、又は、油中水型水溶性重合エ
マルジョンポリマー、CMC等のポリマーを主体にした高
粘性スラリーからなる加泥剤が用いられ、チャンバー内
へ充填する加泥剤の粘性に限界がある場合には、ベント
ナイトスラリーと珪酸ソーダの2液をチャンバー内で混
合する2ショット方式の加泥剤が使用されている。しか
しながら、これら加泥剤を用いたスラリーは、上記泥水
シールド工法用安定液を用いた場合と同様に、シルト粘
土層などの粘性土を掘削した場合は、掘削された地層掘
り屑が掘削用カッター部分に張り付き、掘進率が低下し
たり、最悪の場合、掘進不能になったり問題を引き起こ
す。特に珪酸ソーダなどの高アルカリ剤を使用した場合
は、著しい張り付きが発生する。
【0004】また、連続壁工事及び杭工事おいては、ベ
ントナイト、脱水減少剤(低粘度CMC)分散剤を用いた
安定液を使用しているが、循環式掘削工事では、前述し
たように、粘土シルト層で、カッター部分に掘削土が張
り付き掘進不能になったり、孔壁の安定性が失われたり
する。また、鉄筋に安定液が付着しセメントと鉄筋のボ
ンドが悪くなったりする。
【0005】従来の加泥剤(安定液)は、上述の張りつ
きの問題のほか、粘土水和膨潤による推力上昇の問題、
あるいは、塩汚染による潤滑性の消失問題がある。これ
らの問題に対して、界面活性剤を添加した安定液の使用
が有効であると考えられるが、各種界面活性剤の中で、
どの界面活性剤が上述した問題に最も効果があるか十分
検討されたことはなかった。さらに、工事現場で市販の
界面活性剤の使用を試みたとき、安定液作液プラントの
性能及び構造上の問題で所定の添加方法では界面活性剤
を添加できないため、作液した安定液が希望する性状に
ならなかったり、添加する薬剤が、液体品、粉末品併せ
て数種類にのぼるため、作液作業が煩雑になるという問
題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上述した各
種問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、 油吸着剤に油又は液体界面活性剤を吸着させ粉末化
させて得た粉末潤滑剤を、ベントナイト又は粘土あるい
は炭酸カルシウム等の非膨潤性鉱物に混合し、必要に応
じて増粘剤或いは脱水減少剤を混合した、一体型の推進
用滑剤及び泥土圧シールド用加泥剤、連続壁工法用加泥
剤、泥水シールド用加泥剤および杭用加泥剤。 油吸着剤に油又は液体界面活性剤を吸着させ粉末化
させて得た粉末潤滑剤をベントナイトに混合した加泥剤
を用いて作液した第一液に、無機ゲル化剤又は、有機増
粘剤を溶解した第二液をシールド掘削機チャンバー内で
混合してなる2ショット型推進掘削及び泥土圧シールド
用加泥剤。 油吸着剤に油又は液体界面活性剤を吸着させ粉末化
させて得た粉末潤滑剤を増粘剤に混合した、一体型の推
進用滑剤、泥土圧シールド用加泥剤、連続壁工法用加泥
剤、泥水シールド用加泥剤および杭用加泥剤、を開発す
るに至った。
【0007】本発明の油又は液体界面活性剤には、軽
油、重油、ポリプロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコール、エチレングリコ
ール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、単一鎖長
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロール
エーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマ
ー、リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、エチレン
グリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポ
リグリセリン脂肪酸エスエステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びその
誘導体、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、
ポリエチレンオキサイドが挙げられる。これらのうち、
分子量400〜4000のポリプロピレングリコール
(例えば、旭硝子(株)製品のエクセノール、プレミノ
ール)が、潤滑性及び粘土水和膨潤抑制機能の点から最
も好ましい。
【0008】また、本発明の油吸着剤は水溶性機能を持
つものとそれを持たないものを含むが、水溶性機能を有
する吸着剤は、天然デンプンを分解し、特殊加工をして
得られるオクテニルこはく酸デンプン分解物、例えば、
日澱化学(株)製、2−アルケニルこはく酸エステル化
デンプンが適当である。一方、水溶性機能を有しない油
吸着剤としては、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカー
ボン等に代表される珪酸塩化合物、あるいは、非晶質二
酸化珪素がある。中でもホワイトカーボンが適当であ
る。
【0009】上記ポリプロピレングリコールは、非イオ
ン性の界面活性剤であり、分子内に親水基と親油基の両
方を持つ相溶性の界面活性剤であり、親水/親油性の大
きさは、HLB値であらわすことができる。これをオクテ
ニルコハク酸デンプン分解物あるいは、ホワイトカーボ
ン100重量部に対し、5重量部から250重量部、吸
着させることによって粉末潤滑剤ができる。5重量部以
下ではポリプロピレングリコール液が均一にホワイトカ
ーボン中に吸着しない状態になり、250重量部以上で
は、ポリプロピレングリコール液を吸着したホワイトカ
ーボンが、互いに付着し合い(ブロッキング現象)良好
な粉体とならず、他の粉体と混合する場合に均一に分散
しない状態になる。上記粉末潤滑剤をベントナイト等の
他の粉体と混合して加泥剤(安定液)とする場合は、ベ
ントナイト等の100重量部に対して、5重量部から1
50重量部を用いると良い。5重量部以下では、加泥剤
に含まれる粉末潤滑剤の量が不足し、潤滑性及び張り付
き防止効果等が得られない状態になり、150重量部以
上では、ベントナイト等が不足し、目的とする粘性を得
るのに多量の加泥剤の添加が必要となる。特に5〜70
重量部の範囲が好ましい。この場合は、ブロッキング現
象を生じても、ベントナイトなどの粉体によって分散
し、良好な粉体流動性を示す。粉末潤滑剤を増粘剤と混
合して加泥剤とする場合は、増粘剤100重量部に対し
て、5重量部〜1000重量部を用いると良い。5重量
部以下では、5重量部以下では、加泥剤に含まれる粉末
潤滑剤の量が不足し、潤滑性及び張り付き防止効果等が
得られない状態であり、1000重量部以上では、増粘
剤が不足し、目的とする粘性を得るのに多量の加泥剤の
添加が必要となる。特に5〜800重量部の範囲が好ま
しい。
【0010】本発明の粉末潤滑剤を混合した加泥剤を連
続壁工法用、杭用、シールド用の安定液及び、推進用滑
剤として使用した場合、安定液作液上の利点は、液体と
粉末を一体化させることにより、工事現場に液体添加装
置等を取り付ける必要がなくなり、作液プラントを小規
模化できることである。また、個々に薬剤を添加する方
法に比べ、作業の煩雑さや、添加順序の誤りによる出来
上り安定液の性状不安定が回避できる利点もある。
【0011】図1は、一般の「張り付き」のメカニズム
を図解したものである。図1Aに示すように、粘性土掘
削直後において、カッター表面aと掘り屑bの表面に吸
着水cが存在し、カッター表面aと掘り屑bとの間に安
定液dが存在する。作業中、図1Bに示すように、安定
液dが圧縮され、排除されて、図1Cに示すように長時
間圧縮を受けると、カッター表面aには、掘り屑bが張
り付く。
【0012】図2は、ポリプロピレングリコールが「張
り付き」を防止するメカニズムを示す。図2Aに示すよ
うに、掘削直後、カッター表面aにポリプロピレングリ
コールeの膜が形成されるとともに、掘り屑bの表面に
吸着水cと、ポリプロピレングリコールeの混合膜が形
成される。そして、作業中、長時間にわたり圧縮を受
け、安定液dが流出しても、カッター表面aと掘り屑b
との間にはポリプロピレンeの膜が存在して、「張り付
き」が防止される。すなわち、水溶性油吸着剤又は粘土
鉱物が安定液中に溶解・分散すると同時に、ポリプロピ
レングリコールが、安定液中に溶解又は、分散・乳化
し、このポリプロピレングリコールは、図2Bに示す様
に、ポリプロピレングリコールeの膜をカッター金属表
面aに形成する。これによって、シルト粘土層を掘削す
る場合でも、シールド掘削機カッター表面への掘削土の
張り付きが抑えられ、掘進障害を防止できる。また、連
続壁工法用の安定液に上記粉末潤滑剤を添加すると、同
様の効果により、安定液中のベントナイトが鉄筋へ付着
することが防止され、鉄筋のセメントボンドが改善され
る。
【0013】さらに安定液中に溶解または、分散・乳化
したポリプロピレングリコールは、掘削された粘性土表
面や、掘り屑表面に吸着し、粘土表面の水分子と入れ替
わると同時に粘土鉱物の層間に入り込むことにより、粘
土の水和膨潤を抑制し、推進工法においては、推進力の
低減、シールド及び連続壁工事においては、切り羽の安
定に大きく寄与する。
【0014】一体型の推進工法用滑剤及び泥土圧シール
ド工法用加泥剤の場合、粉末潤滑剤をベントナイト10
0重量部に対して、5重量部から150重量部の範囲で
混合し、さらに有機増粘剤として、CMC、高粘度タイプC
MC、グアガム、カチオン変成グアガム、アラビアガム、
キプロガム、デンプン、カチオン変成デンプン、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド及びその部分加水
分解物の何れか1つ以上を5重量部から100重量部の
範囲で混合する。5重量部以下では、加泥剤に含まれる
増粘剤の量が不足し、目的とする粘性(2000mPa
・S)を得るのに多量の加泥剤の添加が必要となり、1
00重量部以上では、少量の加泥剤の添加で急激に粘性
が上昇し、流動性の管理が難しい状態になる。特に5〜
60重量部が好ましい。ここで使用するベントナイト
は、市販ベントナイトで、特に限定されないが、例えば
豊順鉱業のスーパークレイを用いることが最も適してい
る。また、混合する有機増粘剤は、市販のポリマーで良
いが、特に日本製紙製の高粘度タイプCMCを用いること
が好ましい。粉末潤滑剤及び有機増粘剤のベントナイト
に対する混合割合は、上述した範囲で良いが、その混合
比率は、掘削対象土によって変更される。例えば、粘土
・シルト層であれば、ベントナイトの配合量を減じ、ポ
リマーと粉末潤滑剤を主体とした配合組成を用いる。ま
た、砂・れき層であれば、ベントナイトの多い配合組成
を用いる。
【0015】また、推進工法用滑剤及び泥土圧シールド
工法において、掘削距離が長距離になった場合は、一体
型加泥剤を用いて作液した高粘性流体を掘削切り羽部分
までポンプ移送することが極めて困難になる。このよう
な掘削条件下では、ポンプ移送が可能な粘性流体を2液
又はそれ以上別々にポンプで圧送し、掘削チャンバー内
で掘削土砂と混合し、ゲル化させる手法が取られる。
【0016】本発明において開発された粉末潤滑剤を、
ベントナイト100重量部に3重量部から40重量部の
範囲で混合した加泥剤を用い、これに水を加えて作液し
たスラリーは、含有されるポリプロピレングリコールに
よって粘土水和膨潤抑制効果があるので、従来外割りで
10(wt/vol%)以下であったベントナイト濃度範囲を外
割りで15〜50(wt/vol%:wtはベントナイトのg
数、volは水の容量を示す。)に調整できる。これを第
一液とし、一方で、濃度が外割りで(以下同じ)0.5
から10(wt/vol%)の塩化ナトリウム、塩化カルシウ
ム、塩化カリウム、アルミン酸ナトリウム、塩化アルミ
ニウム、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酸
化マグネシウム、塩化マグネシウム、珪酸ナトリウム、
消石灰、生石灰、石膏の市販無機塩を一種類以上含む水
溶液や懸濁液をゲル化剤として用いた第二液、あるい
は、濃度が0.05から3.0(wt/vol%)のCMC、高粘
度タイプCMC、グアガム、カチオン変成グアガム、アラ
ビアガム、キプロガム、デンプン、カチオン変成デンプ
ン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド及びそ
の部分加水分解物の何れか1つ以上を含む有機増粘剤水
溶液をゲル化剤として用いた第二液を、シールド掘削機
チャンバー内で1:9〜9:1の範囲で混合してゲル化
させる。特に第1液対第2液の混合比が4:6〜9:1
の範囲が好ましい。
【0017】第二液として用いる無機塩水溶液は、1.
0(wt/vol%)塩化カルシウムが最も安価で強いゲル化
を示す。また、有機増粘剤水溶液は、0.2(wt/vol
%)ポリアクリル酸ナトリウムが最も良好なゲル化を呈
するが、必ずしもこれに限定されない。また、有機増粘
剤に使用するポリマーを第一液に一種類以上混合して、
無機塩水溶液を用いた第二液と切り羽先端部で混合して
も良い。一体型の泥水シールド、連続壁工事及び杭工事
用加泥剤の場合、粉末潤滑剤をベントナイト100重量
部に対して、5重量部から150重量部の範囲で混合
し、更に有機脱水減少剤として、CMC、グアガム、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド及びその部分
加水分解物の何れか1つ以上を1.0重量部から50重
量部の範囲で混合する。1.0重量部以下では、良好な
脱水減少性が得られない状態であり、50重量部以上で
は、少量の加泥剤の添加で粘性が上昇し、流動性の管理
が難しい状態になる。特に1〜30重量部が好ましい。
【0018】本発明を、以下に記述する実施例によっ
て、さらに詳しく説明するが、その内容に限定されな
い。なお、各実施例中、「%」は、「wt/vol%」を示
す。実施例1 安定液がベントナイトを含む場合、粘土粒子は水和膨潤
し、安定液の粘性は増加する。この粘性の増加度合い
は、安定液の水和膨潤抑制機能が高ければ高いほど低く
なる傾向を示す。この特性を応用して、各種粉末潤滑剤
の安定液中における水和膨潤抑制機能を評価する。ま
た、回転式摩擦測定装置を用いた摩擦係数も併せて測定
する。試験手順を以下に、結果を表1に示す。 「試験手順」 4%ベントナイト懸濁液を作液し、16時間静置す
る。 上記ベントナイト懸濁液に対して各種界面活性剤を
外割りで(以下同じ)3%添加し、さらにベントナイト
を6%添加し、10分間攪拌する。 16時間静置後、再度攪拌し、回転粘度計(VGメー
タ)及び回転式摩擦測定装置を用いて粘性、摩擦係数を
測定する。
【表1】 試験の結果より、ポリプロピレングリコール及びその誘
導体は、その見かけ粘性及び摩擦係数が低く、良好な粘
土水和膨潤抑制機能及び潤滑性を示すことが分かる。
【0019】実施例2 以下に示す配合組成の一体型加泥剤を用いて作液した安
定液について、作液直後及び24時間後のB型粘度計
(ロータNo;3)による粘性(B型粘性という)測定、
API脱水試験器を用いた3kscの圧力で30分間加圧したと
きの脱水量と泥壁の厚さ、及び回転式摩擦測定装置を用
いた摩擦係数の測定結果を表−2〜4に示す。 「配合組成」 ベントナイト;95g(豊順鉱業製品;スーパークレ
イ) 粉末潤滑剤 ;15g〔水溶性油吸着剤; 10g(日澱
化学製品;オイルQS)、ポリプロピレングリコール; 2
0g(旭硝子製品;エクセノール)の混合物〕 増粘剤(日本製紙製の高粘度CMC);,の混合物10
0重量部に対して6重量部 以上、、を混合して測定に供した。
【0020】
【表2】
【表3】
【0021】
【表4】 粘性は、従来品とほとんど同程度であるが、止水性に優
れ、特に潤滑性においては、従来品に比較して非常に良
好な性状を有している。又、油吸着剤としてホワイトカ
ーボンを用いた場合でも同様な結果が得られる。
【0022】実施例3 ツーショット型加泥剤において、以下に示す配合組成の
2液を任意の比率で混合した時のB型粘度計による粘性
測定結果を表−5〜6に示す。 「配合組成」第1液 ベントナイト ;165g(豊順鉱業製品;スーパー
クレイ) 粉末潤滑剤 ;15g(水溶性油吸着剤; 10g
(日澱化学製品;オイルQS)とポリプロピレングリコー
ル; 20g(旭硝子製品;エクセノール)混合) 、混合物を水道水100容量部に対し、20重量部〜
30重量部添加して作液した懸濁液。第2液 1%塩化カルシウム水溶液 0.2%ポリアクリル酸Na塩水溶液 0.3%高粘性CMC水溶液 0.3%変成グアガム水溶液 第1液:第2液を、容量で4:3から1:1の範囲で混
合し、直後の粘性、潤滑性及び脱水減少性を測定する。
【0023】
【表5】
【表6】
【0024】PAS、グアガム及び塩化カルシウムを用い
た混合流体が、泥土圧シールド及び推進工事に必要な粘
性2000mPa・S以上を得ることができる。また、ブリージ
ングの小さい安定した流体になる。また、油吸着剤とし
てホワイトカーボンを用いた場合でも同様な結果が得ら
れる。
【0025】実施例4 以下に示す配合組成の一体型加泥剤を用いて作液した安
定液について、作液直後のB型粘度計(ロータNo;3)
による粘性測定、API脱水試験器を用い3kscの圧力で30
分間加圧した時の脱水量と鉄筋への付着度合いの測定結
果を表−7に示す。 「配合組成」 ベントナイト;95g(豊順鉱業製品;スーパークレ
イ) 粉末潤滑剤 ;15g(水溶性油吸着剤 ; 20g(日
澱化学製品;オイルQS)とポリプロピレングリコール;
20g(旭硝子製品;エクセノール)混合) 脱水減少剤 ;,の混合品100重量部に対して6
重量部(日本製紙製の低粘度CMC) 以上〜の混合物を測定に供した。
【表7】 従来品と同等な流動性及び脱水減少性を有しつつ、鉄筋
への安定液の付着度合いが低い特性を有する。
【0026】実施例5 泥水シールド用ポリマー加泥剤として、以下に示す配合
組成の一体型加泥剤を用いて、粘性測定及び回転式摩擦
係数測定装置を用いた摩擦係数の測定を市販のシールド
用ポリマー加泥剤との比較において実施した。配合組成
及び測定結果を表8、9に示す。
【表8】
【表9】 試作品の方が、従来品より少量で泥土圧シールド及び推
進工事に必要な粘性2000mPa・S以上を得ることができ
る。また、潤滑性も良好な結果が得られる。実施例6 以下に示す一体型加泥剤を用いて作液した安定液に一定
量の海水を添加し、B型粘度計を用いて、粘性変化につ
いて測定した結果を表10に示す。 「配合組成」 ベントナイト;100G(豊順鉱業製品;スーパークレ
イ) 粉末潤滑剤 ;80g(油吸着剤;27g(ホワイトカーボ
ン)とポリプロピレングリコール;53g(旭硝子製品;
エクセノール)の混合物) 増粘剤;,の混合品100重量部に対して、高粘度
CMCを用いた場合は20重量部、グアガムを用いた場合は3
5重量部 〜を混合して測定に供する。増粘剤としてCMCを使
用した配合を組成−1、グアガムを使用した配合を組成
−2とする。 組成−3; 粉末潤滑剤 ;40g(油吸着剤;16g(ホワイトカーボ
ン)とポリプロピレングリコール;24g(旭硝子製品;
エクセノール)の混合物) 増粘剤;高粘性CMC60g ,を混合して測定に供する。
【表10】 上表に示すように、吸水性樹脂を用いた加泥剤は、少量
の海水添加(塩汚染)で粘性を90%以上低下するのに対
し、本発明品は10%から50%程度と少ない粘性低下率で
あり、耐塩性に非常に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のA、B、Cは、一般の「張り付き」のメ
カニズムを示す概念図である。
【図2】図2のA、Bは、「張り付き」防止のメカニズ
ムを示す概念図である。
【符号の説明】
a カッター表面 b 掘り屑 c 吸着水 d 安定液 e ポリプロピレングリコール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 105/14 C10M 105/14 107/34 107/34 125/26 125/26 145/40 145/40 E21D 9/06 301 E21D 9/06 301M // C10N 20:06 C10N 20:06 Z 40:00 40:00 Z 50:08 50:08 Fターム(参考) 2D054 AC04 AC05 DA33 DA35 FA11 4H104 AA21C AA22C BB04A CB13A CB15A CB16A CB19C DA02A EA07 PA50 RA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油吸着剤100重量部に対し、油又は、
    液体界面活性剤を5重量部から250重量部、吸着させ
    てなる粉末潤滑剤。
  2. 【請求項2】 油吸着剤100重量部に対し、油又は液
    体界面活性剤を5重量部〜250重量部吸着させて得た
    粉末潤滑剤を、ベントナイト、粘土または炭酸カルシウ
    ム100重量部に対し、5重量部〜150重量部を混合
    してなる一体型の粉末潤滑剤含有土木用加泥剤。
  3. 【請求項3】 油吸着剤100重量部に対し、油又は液
    体界面活性剤を5重量部〜250重量部吸着させて得た
    粉末潤滑剤を、ベントナイト、粘土または炭酸カルシウ
    ム100重量部に対し、5重量部〜150重量部を混合
    し、さらに、増粘剤を5重量部〜100重量部を混合し
    てなる一体型の粉末潤滑剤含有土木用加泥剤。
  4. 【請求項4】 油吸着剤100重量部に対し、油又は液
    体界面活性剤を5重量部〜250重量部吸着させて得た
    粉末潤滑剤を、ベントナイト100重量部に対し、3重
    量部〜40重量部の範囲で混合した加泥剤を用いて作液
    した、濃度範囲15〜50(wt/vol%)の第一液に、濃
    度が0.5〜10(wt/vol)の無機ゲル化剤または、濃
    度が0.05〜3.0(wt/vol)の有機増粘剤を溶解した
    第二液を、シールド掘削機チャンバー内で1:9〜9:
    1の範囲で混合してなる2ショット型の粉末潤滑剤含有
    土木用加泥剤。
  5. 【請求項5】 油吸着剤100重量部に対し、油又は、
    液体界面活性剤を5重量部〜250重量部吸着させて得
    た粉末潤滑剤を、ベントナイト、粘土または炭酸カルシ
    ウム100重量部に対し、5重量部〜150重量部を混
    合し、さらに脱水減少剤を5重量部〜50重量部混合し
    た一体型の粉末潤滑剤含有土木用加泥剤。
  6. 【請求項6】 油吸着剤100重量部に対し、油又は液
    体界面活性剤を5重量部〜250重量部吸着させて得た
    粉末潤滑剤を、増粘剤100重量部に対し、5重量部〜
    1000重量部混合した一体型の粉末潤滑剤含有土木用
    加泥剤。
  7. 【請求項7】 上記油吸着剤が、オクテニルこはく酸デ
    ンプン分解物、珪酸塩化合物、非晶質二酸化珪素から選
    ばれた少くとも1種からなることを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載の粉末潤滑剤含有土木用加泥
    剤。
  8. 【請求項8】 上記油又は液体界面活性剤が、軽油、重
    油、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
    ル、及びその誘導体、ポリエチレンオキサイド、グリセ
    リン及びその誘導体から選ばれた少くとも1種を含むこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の粉末
    潤滑剤含有土木用加泥剤。
  9. 【請求項9】 上記無機ゲル化剤が、塩化ナトリウム、
    塩化カルシウム、塩化カリウム、アルミン酸ナトリウ
    ム、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、硫酸ア
    ルミニウム、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、珪
    酸ナトリウム、消石灰、生石灰、石膏から選ばれた少く
    とも1種であることを特徴とする請求項4に記載の2シ
    ョット型の粉末潤滑剤含有土木用加泥剤。
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