JP2003327282A - エアゾール製品 - Google Patents
エアゾール製品Info
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- JP2003327282A JP2003327282A JP2002132774A JP2002132774A JP2003327282A JP 2003327282 A JP2003327282 A JP 2003327282A JP 2002132774 A JP2002132774 A JP 2002132774A JP 2002132774 A JP2002132774 A JP 2002132774A JP 2003327282 A JP2003327282 A JP 2003327282A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多面的な噴射ができるエアゾール製品を提供
する。 【解決手段】 容器本体の開口部にエアゾールバルブを
装着し、内容物を充填したエアゾール容器と、前記エア
ゾールバルブのステムに嵌着される噴射部材とからな
り、前記エアゾール容器の容器本体が可撓性である。
する。 【解決手段】 容器本体の開口部にエアゾールバルブを
装着し、内容物を充填したエアゾール容器と、前記エア
ゾールバルブのステムに嵌着される噴射部材とからな
り、前記エアゾール容器の容器本体が可撓性である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール製品に関
する。さらに詳しくは、エアゾール容器の容器本体を曲
げることで内容物を噴射することができるエアゾール製
品に関する。
する。さらに詳しくは、エアゾール容器の容器本体を曲
げることで内容物を噴射することができるエアゾール製
品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアゾール製品のエアゾール容器
として、アルミニウムやブリキなどの金属製容器、ポリ
エチレンテレフタレートなどの樹脂製容器または耐圧ガ
ラスなどのガラス製容器などがある。これらの容器は耐
圧性を有し、変形しないものである。かかるエアゾール
製品では、エアゾール容器の容器本体を手で把持し、噴
射部材を押し下げるは、もしくは傾ける操作をするか、
または床に置いて足で噴射部材を操作して内容物を噴射
している。
として、アルミニウムやブリキなどの金属製容器、ポリ
エチレンテレフタレートなどの樹脂製容器または耐圧ガ
ラスなどのガラス製容器などがある。これらの容器は耐
圧性を有し、変形しないものである。かかるエアゾール
製品では、エアゾール容器の容器本体を手で把持し、噴
射部材を押し下げるは、もしくは傾ける操作をするか、
または床に置いて足で噴射部材を操作して内容物を噴射
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばエアゾール容器を手で把持し、噴射部材を指で操作す
るエアゾール製品の場合、容器の外径が大きいまたは手
が小さい、製品が重いなどエアゾール製品の大きさや形
状、さらには子供などの使用者によっては噴射部材を操
作しにくく、噴射が難しいという問題がある。
ばエアゾール容器を手で把持し、噴射部材を指で操作す
るエアゾール製品の場合、容器の外径が大きいまたは手
が小さい、製品が重いなどエアゾール製品の大きさや形
状、さらには子供などの使用者によっては噴射部材を操
作しにくく、噴射が難しいという問題がある。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、多面的な噴
射ができるエアゾール製品を提供することを目的とす
る。
射ができるエアゾール製品を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエアゾール製品
は、容器本体の開口部にエアゾールバルブを装着し、内
容物を充填したエアゾール容器と、前記エアゾールバル
ブのステムに嵌着される噴射部材とからなり、前記エア
ゾール容器の容器本体が可撓性であることを特徴とす
る。
は、容器本体の開口部にエアゾールバルブを装着し、内
容物を充填したエアゾール容器と、前記エアゾールバル
ブのステムに嵌着される噴射部材とからなり、前記エア
ゾール容器の容器本体が可撓性であることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のエアゾール製品を説明する。
のエアゾール製品を説明する。
【0007】実施の形態1
図1に示されるように、本発明の実施の形態1にかかわ
るエアゾール製品は、有底筒状の容器本体1の上端開口
部にティルト方式のエアゾールバルブ2を装着し、内容
物(エアゾール組成物)を充填したエアゾール容器3
と、前記エアゾールバルブ2のステム4に嵌着される噴
射部材5と、該噴射部材5を傾斜させる牽引手段とから
構成されている。
るエアゾール製品は、有底筒状の容器本体1の上端開口
部にティルト方式のエアゾールバルブ2を装着し、内容
物(エアゾール組成物)を充填したエアゾール容器3
と、前記エアゾールバルブ2のステム4に嵌着される噴
射部材5と、該噴射部材5を傾斜させる牽引手段とから
構成されている。
【0008】前記容器本体1は、可撓性であり、たとえ
ば容器本体1を片手または両手で把持して曲げたり、容
器本体1の底部側を持って振ることにより曲げたり、ま
たは容器本体1の底部を固定させたのち、先端側を手で
曲げたりすることができる。前記容器本体1としては、
可撓性以外に所定の耐圧性を有する材質から作製するこ
とができ、たとえばポリウレタンや、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エラストマーなどの樹脂製チューブまた
はシリコーンゴム、合成ゴムなどのゴム製チューブなど
から作製することができる。この容器本体1は、樹脂製
チューブを所定の長さで切断したのち、一端部に底部部
材6を取り付け、他端部にバルブ装着部を成形または取
り付けて作製することができる。なお、底部部材を取り
付けずに溶着などにより底部を成形してもよい。また、
バルブ装着部は、バルブの固着強度を強くするために、
容器本体よりも固くなるように成形もしくは固い材質の
ものを取り付けることが好ましい。この容器本体1の外
径は、該容器1の内容量や使いやすさなどの点から通常
5〜80mmであり、好ましくは10〜70mmであ
る。また、容器長さは通常50〜1000mmであり、
好ましくは70〜700mmである。
ば容器本体1を片手または両手で把持して曲げたり、容
器本体1の底部側を持って振ることにより曲げたり、ま
たは容器本体1の底部を固定させたのち、先端側を手で
曲げたりすることができる。前記容器本体1としては、
可撓性以外に所定の耐圧性を有する材質から作製するこ
とができ、たとえばポリウレタンや、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エラストマーなどの樹脂製チューブまた
はシリコーンゴム、合成ゴムなどのゴム製チューブなど
から作製することができる。この容器本体1は、樹脂製
チューブを所定の長さで切断したのち、一端部に底部部
材6を取り付け、他端部にバルブ装着部を成形または取
り付けて作製することができる。なお、底部部材を取り
付けずに溶着などにより底部を成形してもよい。また、
バルブ装着部は、バルブの固着強度を強くするために、
容器本体よりも固くなるように成形もしくは固い材質の
ものを取り付けることが好ましい。この容器本体1の外
径は、該容器1の内容量や使いやすさなどの点から通常
5〜80mmであり、好ましくは10〜70mmであ
る。また、容器長さは通常50〜1000mmであり、
好ましくは70〜700mmである。
【0009】前記牽引手段としては、とくに限定される
ものではないが、本実施の形態1では、エアゾールバル
ブ2に取り付けられる噴射方向を規制する案内カバー7
と、エアゾール容器3の底部部材6に取り付けられる係
止部材8と、案内カバー7と係止部材8とに連結される
ワイヤー9とからなるものが用いられている。このワイ
ヤー9は、容器本体1に設けられるリード部材10を挿
通したのち、ワイヤー9の端部が噴射部材5および係止
部材8に固着されている。なお、図1において、11、
12はワイヤー止め部材である。
ものではないが、本実施の形態1では、エアゾールバル
ブ2に取り付けられる噴射方向を規制する案内カバー7
と、エアゾール容器3の底部部材6に取り付けられる係
止部材8と、案内カバー7と係止部材8とに連結される
ワイヤー9とからなるものが用いられている。このワイ
ヤー9は、容器本体1に設けられるリード部材10を挿
通したのち、ワイヤー9の端部が噴射部材5および係止
部材8に固着されている。なお、図1において、11、
12はワイヤー止め部材である。
【0010】このエアゾール製品は、図2に示されるよ
うに、前記案内カバー7を所定の方向に向けたのち、容
器本体1の係止部材8を持ってワイヤー9と反対方向に
容器本体1を曲げると、ワイヤー9が引っ張られるた
め、噴射部材5が傾斜し、さらにステムが傾斜して内容
物を噴射する。
うに、前記案内カバー7を所定の方向に向けたのち、容
器本体1の係止部材8を持ってワイヤー9と反対方向に
容器本体1を曲げると、ワイヤー9が引っ張られるた
め、噴射部材5が傾斜し、さらにステムが傾斜して内容
物を噴射する。
【0011】なお、前記エアゾール容器3としては、容
器本体1からなる一重構造エアゾール容器または容器本
体1とその内部に収納される内袋からなる二重構造エア
ゾール容器などを用いることができ、内容物の種類によ
り適宜選定することができる。また、前記エアゾールバ
ルブ3としては、本発明においては、とくに限定される
ものではなく、通常用いられるバルブ以外にも定量噴射
バルブや徴量噴射バルブなどを用いることができる。さ
らに前記噴射部材5についても、とくに限定されるもの
ではないが、本実施の形態1では、内部に前記ステム4
に連通する噴射通路5aが形成されており、該噴射通路
5aの出口に噴射口5bが形成されたものが用いられて
いる。
器本体1からなる一重構造エアゾール容器または容器本
体1とその内部に収納される内袋からなる二重構造エア
ゾール容器などを用いることができ、内容物の種類によ
り適宜選定することができる。また、前記エアゾールバ
ルブ3としては、本発明においては、とくに限定される
ものではなく、通常用いられるバルブ以外にも定量噴射
バルブや徴量噴射バルブなどを用いることができる。さ
らに前記噴射部材5についても、とくに限定されるもの
ではないが、本実施の形態1では、内部に前記ステム4
に連通する噴射通路5aが形成されており、該噴射通路
5aの出口に噴射口5bが形成されたものが用いられて
いる。
【0012】また、前記容器本体1に充填される内容物
(エアゾール組成物)は、とくに限定されるものではな
いが、原液の有効成分として、殺虫成分、害虫忌避成
分、除草成分、洗浄成分、殺菌・消毒成分、消臭成分、
芳香成分、セット成分、トリートメント成分、保湿成
分、制汗成分、消炎鎮痛成分、かゆみ止め成分、皮膚軟
化成分などを用いることができる。また、溶媒として
は、エタノールやイソプロパノールなどの低級アルコー
ル、灯油、イソパラフィンなどの炭化水素、精製水など
の水などを用いることができる。また、噴射剤として
は、液化石油ガス、ジメチルエーテル、液化石油ガスと
ジメチルエーテルの混合物などの液化ガスや窒素ガス、
炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、圧縮空気などの圧縮ガスを
用いることができる。この容器内の圧力は0.2〜0.
8MPa(25℃)に設定されている。
(エアゾール組成物)は、とくに限定されるものではな
いが、原液の有効成分として、殺虫成分、害虫忌避成
分、除草成分、洗浄成分、殺菌・消毒成分、消臭成分、
芳香成分、セット成分、トリートメント成分、保湿成
分、制汗成分、消炎鎮痛成分、かゆみ止め成分、皮膚軟
化成分などを用いることができる。また、溶媒として
は、エタノールやイソプロパノールなどの低級アルコー
ル、灯油、イソパラフィンなどの炭化水素、精製水など
の水などを用いることができる。また、噴射剤として
は、液化石油ガス、ジメチルエーテル、液化石油ガスと
ジメチルエーテルの混合物などの液化ガスや窒素ガス、
炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、圧縮空気などの圧縮ガスを
用いることができる。この容器内の圧力は0.2〜0.
8MPa(25℃)に設定されている。
【0013】本発明のエアゾール製品の製造方法につい
ては、まず容器本体に原液を充填し、エアゾールバルブ
をバルブ装着部に取り付け、ついで噴射剤をエアゾール
バルブから充填して、エアゾール容器に内容物(エアゾ
ール組成物)を充填する。なお、噴射剤は、エアゾール
バルブをバルブ装着部に取り付ける前に充填してもよ
い。ついでエアゾール容器に噴射部材および必要に応じ
て牽引手段を装着することにより得ることができる。
ては、まず容器本体に原液を充填し、エアゾールバルブ
をバルブ装着部に取り付け、ついで噴射剤をエアゾール
バルブから充填して、エアゾール容器に内容物(エアゾ
ール組成物)を充填する。なお、噴射剤は、エアゾール
バルブをバルブ装着部に取り付ける前に充填してもよ
い。ついでエアゾール容器に噴射部材および必要に応じ
て牽引手段を装着することにより得ることができる。
【0014】実施の形態2
つぎに本発明の実施の形態2にかかわるエアゾール製品
を説明する。本実施の形態2にかかわるエアゾール製品
では、図3に示されるように、牽引手段を用いることな
く、容器本体21の底部22側を持って振ることにより
容器本体21の弾性で曲げるとともに、噴射部材23の
慣性作用を利用して内容物を噴射するものである。すな
わち噴射部材23の自重を所定の重さになるように重く
し、図3に示されるように、容器本体21の下部12を
手Hで把持したのち、エアゾール製品を振ると、振り始
めと振り終わりの容器本体21が大きく曲がるときに、
噴射部材23の慣性により、噴射部材23が容器本体2
1に対して傾く。その結果、ステム4が傾斜してバルブ
が開放されて内容物が噴射される。かかるエアゾール製
品の内容物としては、前記実施の形態1と同じものを用
いることができる。なお、本実施の形態2では、容器本
体が元の形状に戻りやすくするために、容器本体の外側
にコイルスプリングを巻き付けるのが好ましい。
を説明する。本実施の形態2にかかわるエアゾール製品
では、図3に示されるように、牽引手段を用いることな
く、容器本体21の底部22側を持って振ることにより
容器本体21の弾性で曲げるとともに、噴射部材23の
慣性作用を利用して内容物を噴射するものである。すな
わち噴射部材23の自重を所定の重さになるように重く
し、図3に示されるように、容器本体21の下部12を
手Hで把持したのち、エアゾール製品を振ると、振り始
めと振り終わりの容器本体21が大きく曲がるときに、
噴射部材23の慣性により、噴射部材23が容器本体2
1に対して傾く。その結果、ステム4が傾斜してバルブ
が開放されて内容物が噴射される。かかるエアゾール製
品の内容物としては、前記実施の形態1と同じものを用
いることができる。なお、本実施の形態2では、容器本
体が元の形状に戻りやすくするために、容器本体の外側
にコイルスプリングを巻き付けるのが好ましい。
【0015】実施の形態3
つぎに本発明の実施の形態3にかかわるエアゾール製品
を説明する。前記実施の形態1では、容器本体の一方に
エアゾールバルブが取り付けられるエアゾール製品にさ
れているが、図4に示されるように、容器本体31の両
端部にバルブ装着部を成形したエアゾール容器32にエ
アゾールバルブ2が取り付けられるとともに、該エアゾ
ールバルブ2のステム4に広い噴口を有する噴射部材3
3が嵌着され、かつ該噴射部材33を傾斜させる牽引手
段を備えるエアゾール製品にされている。この牽引手段
としては、たとえばエアゾールバルブ2に取り付けられ
るワイヤー案内部材34と、容器本体31の両端部およ
び該両端部とは略90度の位置の中央部に設けられるリ
ード部材35と、該リード部材35を挿通したのち、端
部が前記両端の噴射部材33に固着されるワイヤー36
とからなるものが用いられる。かかるエアゾール製品
は、図5に示されるように、容器本体31を両手Hで把
持したのち、中央部のリード部材35とは反対方向に曲
げると、ワイヤー36が引っ張られるため、噴射部材3
3とともにステム4が傾斜してエアゾール組成物を噴射
する。かかるエアゾール製品の内容物としては、前記実
施の形態1と同じものを用いることができる。なお、本
実施の形態3では、容器本体が元の形状に戻りやすくす
るために、容器本体の外側にコイルスプリングを巻き付
けるのが好ましい。
を説明する。前記実施の形態1では、容器本体の一方に
エアゾールバルブが取り付けられるエアゾール製品にさ
れているが、図4に示されるように、容器本体31の両
端部にバルブ装着部を成形したエアゾール容器32にエ
アゾールバルブ2が取り付けられるとともに、該エアゾ
ールバルブ2のステム4に広い噴口を有する噴射部材3
3が嵌着され、かつ該噴射部材33を傾斜させる牽引手
段を備えるエアゾール製品にされている。この牽引手段
としては、たとえばエアゾールバルブ2に取り付けられ
るワイヤー案内部材34と、容器本体31の両端部およ
び該両端部とは略90度の位置の中央部に設けられるリ
ード部材35と、該リード部材35を挿通したのち、端
部が前記両端の噴射部材33に固着されるワイヤー36
とからなるものが用いられる。かかるエアゾール製品
は、図5に示されるように、容器本体31を両手Hで把
持したのち、中央部のリード部材35とは反対方向に曲
げると、ワイヤー36が引っ張られるため、噴射部材3
3とともにステム4が傾斜してエアゾール組成物を噴射
する。かかるエアゾール製品の内容物としては、前記実
施の形態1と同じものを用いることができる。なお、本
実施の形態3では、容器本体が元の形状に戻りやすくす
るために、容器本体の外側にコイルスプリングを巻き付
けるのが好ましい。
【0016】実施の形態4
つぎに本発明の実施の形態4にかかわるエアゾール製品
を説明する。これまでの実施の形態にかかわるエアゾー
ル製品は、手で持って噴射操作をしているが、本発明に
おいては、これに限定されるものではなく、たとえば図
6に示されるように、容器本体41の底部部材42を
壁、天井または床などの静止物43に固定させたのち、
手や足で曲げて、内容物を噴射させることもできる。本
実施の形態4では、噴射部材44として、内容物を一時
貯留し、徐々に蒸散させることができるように多孔性の
噴射部材が用いられている。また、容器本体41を振動
させやすくするために、該容器本体41の外周にコイル
スプリング45が巻き付けられている。本実施の形態4
では、容器本体41を手で触り、コイルスプリング45
により容器本体41を振動させると、噴射部材44の慣
性作用により、噴射部材44が容器本体41に対して傾
くため、ステム4が傾斜して内容物を噴射させることが
できる。かかるエアゾール製品の内容物としては、前記
実施の形態1と同じものを用いることができる。
を説明する。これまでの実施の形態にかかわるエアゾー
ル製品は、手で持って噴射操作をしているが、本発明に
おいては、これに限定されるものではなく、たとえば図
6に示されるように、容器本体41の底部部材42を
壁、天井または床などの静止物43に固定させたのち、
手や足で曲げて、内容物を噴射させることもできる。本
実施の形態4では、噴射部材44として、内容物を一時
貯留し、徐々に蒸散させることができるように多孔性の
噴射部材が用いられている。また、容器本体41を振動
させやすくするために、該容器本体41の外周にコイル
スプリング45が巻き付けられている。本実施の形態4
では、容器本体41を手で触り、コイルスプリング45
により容器本体41を振動させると、噴射部材44の慣
性作用により、噴射部材44が容器本体41に対して傾
くため、ステム4が傾斜して内容物を噴射させることが
できる。かかるエアゾール製品の内容物としては、前記
実施の形態1と同じものを用いることができる。
【0017】実施の形態5
これまでの実施の形態では、ティルト方式のエアゾール
バルブが用いられるエアゾール製品を説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、プッシュダウン
方式のエアゾールバルブを用いるエアゾール製品に適用
することもできる。このプッシュダウン方式のエアゾー
ルバルブを用いる場合、たとえば図7に示されるよう
に、エアゾール容器51の内部に、容器胴部51aを曲
げたときにエアゾールバルブ52のステム53を降下さ
せる牽引手段を備えるようにする。
バルブが用いられるエアゾール製品を説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、プッシュダウン
方式のエアゾールバルブを用いるエアゾール製品に適用
することもできる。このプッシュダウン方式のエアゾー
ルバルブを用いる場合、たとえば図7に示されるよう
に、エアゾール容器51の内部に、容器胴部51aを曲
げたときにエアゾールバルブ52のステム53を降下さ
せる牽引手段を備えるようにする。
【0018】該エアゾールバルブ52としては、容器胴
部51aのバルブ装着部54の上端開口部に取り付けら
れるマウンティングカップ55と該マウンティングカッ
プ55の中央内部に支持される噴射バルブ56とからな
るものを用いることができる。該噴射バルブ56は、ハ
ウジング57と、該ハウジング57内に配設され、連通
孔53aが形成されたステム53と、該ステム53を外
方へ付勢するスプリング58と、前記ステム53の外周
に嵌装されるステムラバー59とから構成され、該ステ
ム53の下方に設けられたスプリング58によってステ
ムラバー59がマウンティングカップ55に押圧され、
エアゾール容器51がマウンティングカップ55とステ
ムラバー59とのあいだでシールして固定されている。
なお、60は、ハウジング57の下部に嵌め込まれたデ
ィップチューブである。前記牽引手段としては、ステム
53と底部51bの内面部に固着される係止部材61と
に連結されるワイヤー62とすることができる。この係
止部材61は、底部51bの内面部に固着されている
が、底部の穿孔に気密に嵌め込むこともできる。
部51aのバルブ装着部54の上端開口部に取り付けら
れるマウンティングカップ55と該マウンティングカッ
プ55の中央内部に支持される噴射バルブ56とからな
るものを用いることができる。該噴射バルブ56は、ハ
ウジング57と、該ハウジング57内に配設され、連通
孔53aが形成されたステム53と、該ステム53を外
方へ付勢するスプリング58と、前記ステム53の外周
に嵌装されるステムラバー59とから構成され、該ステ
ム53の下方に設けられたスプリング58によってステ
ムラバー59がマウンティングカップ55に押圧され、
エアゾール容器51がマウンティングカップ55とステ
ムラバー59とのあいだでシールして固定されている。
なお、60は、ハウジング57の下部に嵌め込まれたデ
ィップチューブである。前記牽引手段としては、ステム
53と底部51bの内面部に固着される係止部材61と
に連結されるワイヤー62とすることができる。この係
止部材61は、底部51bの内面部に固着されている
が、底部の穿孔に気密に嵌め込むこともできる。
【0019】本実施の形態5では、図8に示されるよう
に、容器本体51aを手Hで把持したのち、親指Fで該
容器本体51aを曲げると、ステム53はワイヤー62
により引っ張られるため、ステム53が降下して噴射部
材63から内容物を噴射させることができる。また、本
実施の形態5では、ステム53とワイヤー62とが容器
本体51aの軸心位置で連結されているので、容器本体
51aをどの方向に曲げても噴射させることができる。
に、容器本体51aを手Hで把持したのち、親指Fで該
容器本体51aを曲げると、ステム53はワイヤー62
により引っ張られるため、ステム53が降下して噴射部
材63から内容物を噴射させることができる。また、本
実施の形態5では、ステム53とワイヤー62とが容器
本体51aの軸心位置で連結されているので、容器本体
51aをどの方向に曲げても噴射させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
エアゾール容器の容器本体を曲げて噴射させることがで
きるため、多面的な噴射ができる。
エアゾール容器の容器本体を曲げて噴射させることがで
きるため、多面的な噴射ができる。
【図1】本発明の実施の形態1にかかわるエアゾール製
品を示す部分断面側面図である。
品を示す部分断面側面図である。
【図2】図1のエアゾール製品の動作を説明する図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施の形態2にかかわるエアゾール製
品を示す部分断面側面図である。
品を示す部分断面側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3にかかわるエアゾール製
品を示す部分断面側面図である。
品を示す部分断面側面図である。
【図5】図4のエアゾール製品の動作を説明する図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施の形態4にかかわるエアゾール製
品を示す部分断面側面図である。
品を示す部分断面側面図である。
【図7】本発明の実施の形態5にかかわるエアゾール製
品を示す部分断面側面図である。
品を示す部分断面側面図である。
【図8】図7のエアゾール製品の動作を説明する図であ
る。
る。
1 容器本体
2 エアゾールバルブ
3 エアゾール容器
4 ステム
5 噴射部材
5a 噴射通路
5b 噴射口
7 案内カバー
8 係止部材
9 ワイヤー
10 リード部材
11、12 ワイヤー止め部材
21 容器本体
22 底部
23 噴射部材
31 容器本体
32 エアゾール容器
33 噴射部材
34 ワイヤー案内部材
35 リード部材
36 ワイヤー
41 容器本体
42 底部部材
43 静止物
44 噴射部材
45 コイルスプリング
51 エアゾール容器
51a 容器胴部
51b 底部
52 エアゾールバルブ
53 ステム
53a 連通孔
54 バルブ装着部
55 マウンティングカップ
56 噴射バルブ
57 ハウジング
58 スプリング
59 ステムラバー
60 ディップチューブ
61 係止部材
62 ワイヤー
63 噴射部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB02 PC03 PC04
PC06 PC16 PD01 PD02 PE16
PE17 PE22 PE24 PF10
4F033 RA02 RC09 RC24
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体の開口部にエアゾールバルブを
装着し、内容物を充填したエアゾール容器と、前記エア
ゾールバルブのステムに嵌着される噴射部材とからな
り、前記エアゾール容器の容器本体が可撓性であるエア
ゾール製品。 - 【請求項2】 前記容器本体を曲げることにより、内容
物を噴射する請求項1記載のエアゾール製品。 - 【請求項3】 前記ステムを傾斜または降下させる牽引
手段を備えている請求項1または2記載のエアゾール製
品。 - 【請求項4】 前記容器本体にコイルスプリングが巻き
付けられている請求項1、2または3記載のエアゾール
製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132774A JP2003327282A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | エアゾール製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132774A JP2003327282A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | エアゾール製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003327282A true JP2003327282A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29696160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002132774A Pending JP2003327282A (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | エアゾール製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003327282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091762A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Daizo:Kk | 吐出用組成物および該吐出用組成物を用いた吐出製品 |
-
2002
- 2002-05-08 JP JP2002132774A patent/JP2003327282A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091762A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Daizo:Kk | 吐出用組成物および該吐出用組成物を用いた吐出製品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050330 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080219 |