JP2003327023A - 車両用シートのリフター構造 - Google Patents
車両用シートのリフター構造Info
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- JP2003327023A JP2003327023A JP2002136992A JP2002136992A JP2003327023A JP 2003327023 A JP2003327023 A JP 2003327023A JP 2002136992 A JP2002136992 A JP 2002136992A JP 2002136992 A JP2002136992 A JP 2002136992A JP 2003327023 A JP2003327023 A JP 2003327023A
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Abstract
とにより、着座した人の個人差を吸収して操作力を軽減
することができる車両用シートのリフター構造を提供す
ること。 【解決手段】 第1及び第2のリンク機構を介して枠体
8に連結されたトーションバー18を車体フロアに回動
自在に取り付けられるとともに、第1のリンク機構に調
整手段52,54,56を連結する一方、第2のリンク
機構に操作手段30を連結し、調整手段52,54,5
6を操作することにより第1のリンク機構を介してトー
ションバー18の一端に捩りを加えて体重調整を行う一
方、操作手段30を操作することにより第2のリンク機
構を介してトーションバー18の他端に捩りを加えて枠
体8の上昇時あるいは下降時の操作手段の操作力を均衡
化するようにした。
Description
し、さらに詳しくは、車両用シートに着座した人の体重
に応じて高さを調整するリフター構造に関する。
ー構造は、シートに着座した人(着座者)の体重とコイ
ルスプリングの反力により操作力が決定されている。
スプリングによる荷重−たわみ特性は常に一定で、操作
力は着座した人の体重に左右される。すなわち、体重の
軽い人は下端に向かって押し下げる時の操作力が大きく
て、体重の重い人は逆に上端に向かって押し上げるとき
の操作力が大きく、着座した人の個人差(体重、腕力
等)に対応したものではなかった。
題点に鑑みてなされたものであり、着座した人の体重に
応じて平衡状態を作ることにより、着座した人の個人差
を吸収して操作力を軽減することができる車両用シート
のリフター構造を提供することを目的としている。
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、車両用シ
ートの高さを調整するリフター構造であって、車体フロ
アに上下動自在に取り付けられる枠体と、車体フロアに
回動自在に取り付けられるとともに第1及び第2のリン
ク機構を介して前記枠体に連結されたトーションバー
と、前記第1のリンク機構に連結された調整手段と、前
記第2のリンク機構に連結された操作手段とを備え、前
記調整手段を操作することにより前記第1のリンク機構
を介して前記トーションバーの一端に捩りを加えて体重
調整を行う一方、前記操作手段を操作することにより前
記第2のリンク機構を介して前記トーションバーの他端
に捩りを加えて前記枠体の上昇時あるいは下降時の前記
操作手段の操作力を均衡化するようにしたことを特徴と
する。
手段を操作することにより前記第2のリンク機構を介し
て前記枠体の前端部の高さ調整を行うとともに、第3の
リンク機構を介して前記枠体の後端部の高さ調整を行う
ようにしたことを特徴とする。
て、図面を参照しながら説明する。図1乃至図7は、本
発明にかかる車両用シートのリフタ−構造Lを示してお
り、車両の幅方向に離間して設けられた一対のシートス
ライド装置2に取り付けられている。シートスライド装
置2の各々は、車体フロアに取り付けられる下部スライ
ダ4と、下部スライダ4に摺動自在に取り付けられた上
部スライダ6とを有し、本発明にかかるリフタ−構造L
は上部スライダ6に取り付けられる。
枠体8を有し、枠体8は、左右一対のサイドフレーム1
0と、サイドフレーム10の前端部に両端が接合された
前部フレーム12と、サイドフレーム10の後端部に両
端が接合された後部フレーム(ロッド)14とで構成さ
れている。なお、図1乃至図4は、枠体8が最上端位置
にある場合のリフター構造Lを示しており、図5乃至図
7は、枠体8が最下端位置にある場合のリフター構造L
を示している。
れたブラケット16が接合されており、ブラケット16
にはトーションバー18の両端が回動自在に取り付けら
れている。また、ブラケット16の内側のトーションバ
ー18には、菱形状の前部リフターリンク20の長軸方
向の一端が固定されており、リフターリンク20の短軸
方向の一端には、前部リフターリンク20及び後述する
後部リフターリンクを連結する連結リンク22の前端が
枢着されている。さらに、リフターリンク20の短軸方
向の他端は、サイドフレーム10に枢着されている。
20の長軸方向の他端には第1のレバーリンク24の一
端が枢着されており、第1のレバーリンク24の他端は
第2のレバーリンク26の一端に枢着されている。ま
た、第2のレバーリンク26の他端は、一方(右側)の
サイドフレーム10に回動自在に取り付けられた連結軸
28の内端に固定され、連結軸28の外端にはリフター
レバー30の一端が固定されている。
部リフターリンク32の一端に枢着されており、後部リ
フターリンク32の別の一端はピン33を介して上部ス
ライダ6に接合されたブラケット34に枢着されてい
る。後部リフターリンク32のさらに別の一端はピン3
5を介してサイドフレーム10に枢着されており、ピン
33及びピン35には、サイドフレーム10の外側に位
置するリンク37の両端が枢着されている。
部)には第1のリンク36の一端が固定され、第1のリ
ンク36の他端は第2のリンク38の一端に枢着されて
いる。さらに、第2のリンク38の他端は第3のリンク
40の一端に枢着されるとともに、第3のリンク40の
他端は回転軸42の一端に固定されている。回転軸42
のこの一端はさらに、上部スライダ6に接合されたL字
状のブラケット44に回動自在に取り付けられており、
回転軸42の他端は、左右一対の上部スライダ6に両端
が接合された連結部材46に螺着されたL字状のブラケ
ット48に回動自在に取り付けられている。
ンク50の一端が固定されており、平行リンク50の他
端には調整ねじ52と螺合する調整ナット54の両端が
枢着されている。また、調整ねじ52の前端には調整ノ
ブ56が取り付けられており、調整ねじ52の後端は連
結部材46に回動自在に取り付けられている。
造Lの作用を以下説明する。リフター構造Lに取り付け
られたシート(図示せず)に着座した後、体重調整を行
う場合、シートの前端部下方に設けられた調整ノブ56
を回転させると、調整ノブ56と一体的に調整ねじ52
が回転し、調整ねじ52と螺合する調整ナット54が車
両前後方向に移動する。調整ナット54が車両前後方向
に移動すると、平行リンク50を介して回転軸42が回
転するので、第3、第2及び第1のリンク40,38,
36を介してトーションバー18が捩れ、捩れ量に応じ
た枠体8の持ち上げ力が発生して体重調整が行われる。
造Lの操作力を、体重の軽い人が着座した場合を例にと
り説明する。
体8は図1乃至図4に示される最上端位置に近い位置に
あり、トーションバー18の捩れ量が少ない。したがっ
て、枠体8の持ち上げ力も比較的小さく、最下端位置に
向かって押し下げる時の操作力は大きい。
定量押し下げると、連結軸28が矢印Aの方向に回転
し、第2及び第1のレバーリンク26,24を介して右
側に位置する前部リフターリンク20が矢印Bの方向に
回転する。右側の前部リフターリンク20の回転は、ト
ーションバー18を介して左側に位置する前部リフター
リンク20にも伝達され、左右一対の前部リフターリン
ク20が同一方向に回転する。
る一方、連結リンク22の前端と反対側の前部リフター
リンク20の短軸側端部が下降するので、この短軸側端
部に連結されたサイドフレーム8の前端部が所定量下降
する。この時、トーションバー18は、サイドフレーム
8の下降量に応じて枠体8の持ち上げ力を増大させる方
向の捩れが加わり、最下端位置に向かって押し下げる時
の操作力と最上端位置に向かって押し上げる時の操作力
とが均衡化する。
伴い、後方に移動するので、連結リンク22の後端も後
方に移動し、後部リフターリンク32は矢印Cの方向に
回転する。その結果、ピン35が連結されたサイドフレ
ーム10の後端も下降し、枠体8が全体として所定量下
降して、図1乃至図4に示される最上端位置と図5乃至
図7に示される最下端位置との略中間位置に保持され
る。
8は図5乃至図7に示される最下端位置に近い位置にあ
り、トーションバー18の捩れ量は大きい。したがっ
て、枠体8の持ち上げ力も比較的大きく、最上端位置に
向かって押し上げる時の操作力は大きい。
所定量押し上げると、関連する部材は上述した動作とは
逆の動作を行い、枠体8は全体として所定量上昇して最
上端位置と最下端位置との略中間位置に保持される。
56を適宜回転して互いに螺合する調整ねじ52及び調
整ナット54を操作することにより平行リンク50、回
転軸42等のリンク機構を介してトーションバー18の
一端に捩りを加え、捩り量を調整して体重調整を行って
いる。また、リフターレバー30を適宜回転して連結軸
28、複数のレバーリンク24,26等のリンク機構を
介してトーションバー18の他端に捩りを加えるととも
に、リフタレバー30の操作力を前部リフターリンク2
0、連結リンク22等のリンク機構を介して枠体8に伝
達することにより、トーションバー18のばね力を変化
させると同時に枠体8の高さ調整を行って、シートに着
座した人の個人差を吸収している。
8を取り付けるためのブラケット等をシートスライド装
置2の上部スライダ6に取り付けるようにしたが、車体
フロアに直接取り付けるようにすることもできる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。請
求項1に記載の発明によれば、調整手段を操作すること
によりトーションバーの一端に捩りを加えて体重調整を
行う一方、操作手段を操作することによりトーションバ
ーの他端に捩りを加えて枠体の上昇時あるいは下降時の
操作手段の操作力を均衡化するようにしたので、着座し
た人の個人差を吸収して操作力を軽減することができ
る。
作手段を操作することにより枠体の前端部及び後端部の
高さ調整を行うようにしたので、リフター構造の操作性
が向上する。
り、枠体が最上端位置にある場合を示している。
であり、枠体が最下端位置にある場合を示している。
上部スライダ、8 枠体、 10 サイドフレーム、
12 前部フレーム、14 後部フレーム、 18 ト
ーションバー、 20 前部リフターリンク、22 連
結リンク、 24,26 レバーリンク、 28 連結
軸、30 リフターレバー、 32 後部リフターリン
ク、 33,35 ピン、36,38,40 リンク、
42 回転軸、 46 連結部材、50 平行リン
ク、 52 調整ねじ、 54 調整ナット、56 調
整ノブ、 L リフター構造。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用シートの高さを調整するリフター
構造であって、 車体フロアに上下動自在に取り付けられる枠体と、車体
フロアに回動自在に取り付けられるとともに第1及び第
2のリンク機構を介して前記枠体に連結されたトーショ
ンバーと、前記第1のリンク機構に連結された調整手段
と、前記第2のリンク機構に連結された操作手段とを備
え、前記調整手段を操作することにより前記第1のリン
ク機構を介して前記トーションバーの一端に捩りを加え
て体重調整を行う一方、前記操作手段を操作することに
より前記第2のリンク機構を介して前記トーションバー
の他端に捩りを加えて前記枠体の上昇時あるいは下降時
の前記操作手段の操作力を均衡化するようにしたことを
特徴とする車両用シートのリフター構造。 - 【請求項2】 前記操作手段を操作することにより前記
第2のリンク機構を介して前記枠体の前端部の高さ調整
を行うとともに、第3のリンク機構を介して前記枠体の
後端部の高さ調整を行うようにした請求項1に記載の車
両用シートのリフター構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002136992A JP4028757B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 車両用シートのリフター構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002136992A JP4028757B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 車両用シートのリフター構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003327023A true JP2003327023A (ja) | 2003-11-19 |
JP4028757B2 JP4028757B2 (ja) | 2007-12-26 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002136992A Expired - Fee Related JP4028757B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 車両用シートのリフター構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4028757B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195301A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Delta Tooling Co Ltd | シート |
KR100861904B1 (ko) | 2005-06-13 | 2008-10-09 | 가부시키가이샤 데루타 쓰-링 | 좌석 구조 |
KR100901674B1 (ko) | 2005-06-13 | 2009-06-08 | 가부시키가이샤 데루타 쓰-링 | 좌석용 베이스 네트 지지기구 및 좌석 구조 |
EP2567861A4 (en) * | 2010-10-01 | 2017-01-11 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
-
2002
- 2002-05-13 JP JP2002136992A patent/JP4028757B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008195301A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Delta Tooling Co Ltd | シート |
EP2567861A4 (en) * | 2010-10-01 | 2017-01-11 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
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