JP2003325878A - 遊技機、プログラム、記録媒体 - Google Patents

遊技機、プログラム、記録媒体

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JP2003325878A
JP2003325878A JP2002142463A JP2002142463A JP2003325878A JP 2003325878 A JP2003325878 A JP 2003325878A JP 2002142463 A JP2002142463 A JP 2002142463A JP 2002142463 A JP2002142463 A JP 2002142463A JP 2003325878 A JP2003325878 A JP 2003325878A
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English (en)
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Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
Tomoe Sakai
知恵 酒井
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】稼働率を向上させると共に、遊技の興趣を高め
ることが可能なパチンコ機を提供する。 【解決手段】発射球検出スイッチが遊技球を検出してい
るときには、特別図柄表示装置32に通常の表示が行わ
れる(図9(A))。発射球検出スイッチが遊技球を検
出していないときには、特別図柄表示装置32の表示画
面全体にノイズが表示される(図9(B))。そして、
特別図柄表示装置32の表示画面のノイズは、時間が経
過するにつれて徐々に増加する(図9(C))。その
後、発射球検出スイッチ94が遊技球を検出しなくなっ
てから所定時間(例えば、数秒間〜数十秒間)経過する
と、特別図柄表示装置32の表示画面全体がノイズに埋
もれ、一般に「砂嵐画像」と呼ばれる状態になる(図9
(D))。この状態で、発射球検出スイッチが遊技球を
検出すると、前記ノイズは速やかに無くなり元の表示画
面に戻される(図9(E))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機、プログラ
ム、記録媒体に係り、例えば、パチンコ機、そのパチン
コ機を実現するようにコンピュータシステムを機能させ
るためのプログラム、そのプログラムが記録されたコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来の第1種パチンコ機50
0の正面図である。従来の第1種パチンコ機500で
は、遊技球が第1種始動口502に入賞すると大当たり
かハズレかが判定され、特別図柄表示装置504で3列
の図柄列(左・中・右)による特別図柄の変動表示が開
始され、所定時間が経過すると、前記判定の結果に基づ
き「大当たり停止図柄」または「ハズレ停止図柄」が特
別図柄表示装置504に停止表示される。例えば、特別
図柄表示装置504には、まず、3列で複数の特別図柄
(例えば、「0」〜「9」の数字)が上下方向にスクロ
ール表示されることにより所定時間だけ特別図柄が変動
表示される。
【0003】次に、特別図柄表示装置504の左列と右
列に同じ特別図柄が停止表示され(この状態は一般に
「リーチ」と呼ばれる)、続いて、中央列の特別図柄の
みが上下方向にスクロール表示されることにより所定時
間だけ特別図柄が変動表示される(この状態は一般に
「リーチ変動」と呼ばれる)。このリーチ変動時には、
遊技者の注意を特別図柄表示装置504に引きつけ、遊
技者の感情を刺激して娯楽性を高めるために、特別図柄
の背景画像や各種キャラクタなどのアニメーションが特
別図柄表示装置504に表示されることにより、遊技が
効果的に演出されるようになっている。
【0004】その後、特別図柄表示装置504の中央列
に左右列と同じ特別図柄が停止表示され、3列の特別図
柄が揃った状態が大当たり停止図柄となる。また、3列
の少なくとも1つの列に異なる特別図柄が停止表示され
た状態がハズレ停止図柄となる。そして、特別図柄表示
装置504に大当たり停止図柄が停止表示されると、大
入賞口506が開口されて多量の遊技球が入賞可能にな
る大当たり遊技状態が開始される。
【0005】ところで、特別図柄表示装置504が特別
図柄の変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、
遊技球が第1種始動口502に入賞すると、その入賞し
た遊技球の最初の4個までが記憶され、その記憶された
遊技球の個数(以下、「特別図柄始動記憶数TU」とい
う)が特別図柄記憶表示LED508の点灯数によって
表示される。そして、特別図柄表示装置504による特
別図柄の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ
停止図柄が表示されたとき、特別図柄始動記憶数TU
(特別図柄記憶表示LED508の点灯数)が「1」以
上であれば、特別図柄表示装置504による特別図柄の
変動表示が再び行われ、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示LED508の点灯数)が1つ減らされ
る。
【0006】例えば、特別図柄始動記憶数TU(特別図
柄記憶表示LED508の点灯数)が「3」の場合に
は、特別図柄表示装置504で特別図柄の変動表示が3
回繰り返され、その特別図柄の変動表示が繰り返される
度に、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LE
D508の点灯数)が1つずつ減らされ、特別図柄の変
動表示が3回繰り返されると、特別図柄始動記憶数TU
(特別図柄記憶表示LED508の点灯数)が「0」に
なる。このとき、特別図柄表示装置504が特別図柄の
変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、5個以
上の遊技球が第1種始動口502に入賞した場合、その
入賞した遊技球の最初の4個までしか記憶されない。従
って、第1種始動口502に入賞した5個目以降の遊技
球については、第1種始動口502への遊技球の入賞に
対して予め設定されている個数の遊技球が賞球として払
い出されるだけで、特別図柄の変動表示は始動不能にな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1種パチンコ
機500には、以下の問題があった。 (1)遊技者は、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記
憶表示LED508の点灯数)が「4」になると、特別
図柄始動記憶数TUが「3」以下になって特別図柄の変
動表示が始動可能になるまで、発射ハンドル510を戻
したり発射停止スイッチ512を操作したりして遊技球
の発射を停止させて待っている。
【0008】そのため、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示LED508の点灯数)が「4」になる度
に遊技球が発射されない状態となり、第1種パチンコ機
500の稼働率が低下して、第1種パチンコ機500が
設置されているパチンコホールの利益が減少するという
問題があった。ちなみに、今後、特別図柄始動記憶数T
U(特別図柄記憶表示LED508の点灯数)の上限値
(最大値)が「5」以上に決められた場合でも、その上
限値になる度に遊技球が発射されない状態となるため、
第1種パチンコ機500の稼働率が低下することに変わ
りはない。
【0009】(2)遊技者は、リーチが発生すると、大
当たり遊技状態の発生に対して大きな期待を抱き、遊技
に対する興味が喚起される。そして、遊技者は、リーチ
が発生すると、遊技球の発射を停止させ、リーチ変動が
終了して特別図柄表示装置504に大当たり停止図柄ま
たはハズレ停止図柄が停止表示されるまでの間、特別図
柄表示装置504に表示されるアニメーションによる演
出を見守っている。
【0010】そのため、リーチが発生する度に遊技球が
発射されない状態となり、第1種パチンコ機500の稼
働率が低下して、パチンコホールの利益が減少するとい
う問題があった。ちなみに、近年、リーチ変動時に特別
図柄表示装置504に表示されるアニメーションによる
演出内容を複雑化することで遊技者の興味を強く喚起す
ることが求められている。そして、前記演出内容の複雑
化に伴ってリーチ変動の時間が長くなる傾向があること
から、遊技球が発射されない時間も長くなっており、上
記問題は深刻化している。
【0011】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであって、以下の目的を有するものである。 (1)稼働率を向上させると共に、遊技の興趣を高めるこ
とが可能な遊技機を提供する。 (2)上記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムを提供する。 (3)上記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
(請求項1)係る目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、遊技媒体を遊技盤に発射する発射手
段と、図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄
表示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所
定図柄になった場合に遊技者に有利な遊技状態にする遊
技状態設定手段と、前記発射手段が遊技媒体を遊技盤に
発射していないときには、前記図柄表示手段の表示を見
え難くする表示妨害手段とを備えた遊技機を要旨とす
る。従って、請求項1に記載の発明によれば、遊技の興
趣を高めるために図柄表示手段の表示をよく見たいと願
う遊技者が、発射手段から遊技媒体を発射させ続けるた
めに、発射される遊技媒体の個数が増加して遊技機の稼
働率を向上させることができる。
【0013】(請求項2)次に、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の遊技機において、前記表示妨害手
段は、前記図柄表示手段の表示を時間が経過するにつれ
て徐々に見え難くすることをその要旨とする。従って、
請求項2に記載の発明によれば、図柄表示手段の表示が
時間経過につれて徐々に見え難くなるため、その表示が
見え難くなった理由を遊技者が理解する時間的余裕が生
まれ、驚きや怒りの感情が起こらないことから遊技者に
被害者意識も生じず、遊技に対する不平不満を遊技者が
抱くおそれがないだけでなく、図柄表示手段の表示が見
え難くなったのは自身の責任であると遊技者に自戒させ
ることができる。そして、遊技媒体を発射させなかった
ことを遊技者に反省させ、遊技媒体の発射と図柄表示手
段の表示との因果関係を印象付けることが可能になるた
め、図柄表示手段の表示が二度と見え難くならないよう
に遊技媒体を発射し続けようと思う気持ちを植え付ける
という強い心理的作用を与えることができる。
【0014】(請求項3)次に、請求項3に記載の発明
は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段による図柄の変
動表示を見え難くすることをその要旨とする。従って、
請求項3に記載の発明によれば、遊技者が特に見たいと
願っている図柄の変動表示を見え難くすることで、請求
項1または請求項2に記載の発明の効果を更に高めるこ
とができる。
【0015】(請求項4)次に、請求項4に記載の発明
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機におい
て、前記表示妨害手段は、前記発射手段が遊技媒体を遊
技盤に発射していないときでも、前記図柄表示手段に停
止表示された図柄は所定時間だけ見えるようにすること
をその要旨とする。遊技者は、図柄表示手段に停止表示
された図柄が有利な遊技状態になるための所定図柄であ
るかどうかに最も関心を持ちながら遊技を行っている。
そのため、遊技者は、図柄表示手段に停止表示された図
柄だけは見逃すまいと強く願っている。そのため、図柄
表示手段に停止表示された図柄が見え難くなると、遊技
者は、本当は所定図柄が停止表示されて有利な遊技状態
になるはずなのに、遊技機の故障で有利な遊技状態にな
らないのではないかと疑って不信感を抱き、遊技の興趣
がそがれるおそれがある。従って、請求項4に記載の発
明によれば、発射手段が遊技媒体を遊技盤に発射してい
ないときでも、図柄表示手段に停止表示された図柄は所
定時間だけ見えるようにするため、遊技者が前記不信感
を抱くのを防止することが可能になり、遊技の興趣がそ
がれることがなくなる。尚、前記所定時間は、図柄表示
手段に停止表示された図柄を遊技者が視認するのに必要
な時間に設定すればよい。
【0016】(請求項5)次に、請求項5に記載の発明
は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機におい
て、前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段による図柄
の表示を、別の表示内容に差し替えることで、当該図柄
の表示を見え難くすることをその要旨とする。従って、
請求項5に記載の発明によれば、別の表示内容を用意し
ておいて、図柄表示手段による図柄の表示を当該別の表
示内容に差し替えるだけで、請求項1〜4のいずれか1
項に記載の発明を容易に実施することができる。
【0017】(請求項6)次に、請求項6に記載の発明
は、請求項5に記載の遊技機において、前記別の表示内
容は、予め設定された砂嵐画像、単色画像、デモンスト
レーション用画像からなるグループから選択されたいず
れか1つの画像であることをその要旨とする。従って、
請求項6に記載の発明において、予め設定された砂嵐画
像を用いる場合、そのような「砂嵐画像」は、家庭用の
テレビジョン受信機において映像受信の不良状態に発生
するものであり、ほとんどの遊技者が一度は目にしたこ
とがある画像である。そして、テレビジョン受信機で
「砂嵐画像」が発生した場合、テレビジョン受信機の操
作つまみ等を操作することで「砂嵐画像」が無くなり、
良好な画面表示に戻ることを、多くの遊技者が経験して
いる。そのため、図柄表示手段の表示が「砂嵐画像」に
なった場合、遊技者は良好な表示画面に戻そうとして、
無意識の内に発射手段を操作することになるため、発射
手段を操作して遊技媒体を発射させるというという動作
を遊技者にとらせることが容易である。
【0018】また、請求項6に記載の発明において、予
め設定された単色画像を用いる場合、単色画像の作成用
に予め用意しておく映像データは、1画素分の単色画像
データだけでよく、その1画素分の単色画像データを単
色画像を構成する各画素に出力するだけで、均一な色の
単色画像を得ることができる。従って、単色画像の作成
用に予め用意しておく映像データのデータ量を少なくす
ることが可能であり、コストを低減して容易に実施する
ことができる。また、請求項6に記載の発明において、
予め設定されたデモンストレーション用画像を用いる場
合、遊技機のプレゼンテーション用などの理由で予め用
意されているデモンストレーション用画像を流用するこ
とが可能であり、差し替えるための画像を特別に用意し
なくてもよくなるため、実施が容易である上に、デモン
ストレーション用画像の有効利用を図ることもできる。
【0019】(請求項7)次に、請求項7に記載の発明
は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機におい
て、前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段の前面側を
覆うことにより図柄表示手段の表示を見え難くする遮蔽
手段と、その遮蔽手段を駆動して前記図柄表示手段の前
面側を覆わせる駆動手段とを備えることをその要旨とす
る。従って、請求項7に記載の発明によれば、既存の図
柄表示手段に手を加える必要がないため実施が容易であ
る。そして、請求項7に記載の発明において、駆動手段
の動作を停止させるための操作スイッチを設け、その操
作スイッチは遊技店の従業員のみが操作可能にしておけ
ば、遊技者が希望した場合に駆動手段の動作を停止させ
ることで、遊技者の要望に添うことができる。
【0020】(請求項8)次に、請求項8に記載の発明
は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技機におい
て、前記図柄表示手段による図柄の変動表示を始動可能
な回数を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶され
ている前記回数を表示する始動記憶数表示手段とを備
え、前記表示妨害手段は、前記記憶手段に記憶されてい
る前記回数が所定回数以上の場合で、且つ、前記発射手
段が遊技媒体を遊技盤に発射していないときには、前記
図柄表示手段の表示を見え難くすることをその要旨とす
る。例えば、請求項8に記載の発明を第1種パチンコ機
に適用した場合、パチンコホールによっては、予め決め
られている大当たり停止図柄(一般に「交換ナンバー」
と呼ばれる)が図柄表示手段(特別図柄表示装置)に停
止表示されたとき、遊技者は遊技を終了して遊技媒体
(遊技球)を交換することが定められている。この場
合、記憶手段に記憶されている前記回数(特別図柄始動
記憶数)が上限値(現行では「4」)であると、遊技者
は図柄表示手段の表示を見るために遊技媒体を発射させ
なければならない。そのため、このような遊技媒体の交
換時には、一旦獲得した前記回数が1つずつ減らされて
「0」になるまで、図柄表示手段の表示が視認可能であ
ることを遊技者は望んでいるそこで、図柄表示手段の表
示を見え難くするための条件として、発射手段が遊技媒
体を遊技盤に発射していないときという条件に、前記回
数が上限値(現行では「4」)のときという条件を加え
ることにより、遊技者の要望に添うことができる。とこ
ろで、今後、前記回数(特別図柄始動記憶数)の上限値
の規制が撤廃され、前記回数の上限値が無制限に決めら
れた場合には、図柄表示手段の表示を見え難くするため
の条件として、前記回数が所定回数のときという条件を
加えればよい。尚、この所定回数は、実際に遊技機を稼
働させて遊技者の反応を見ながらカット・アンド・トラ
イで最適な値に設定すればよい。
【0021】(請求項9)次に、請求項9に記載の発明
は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊技機におい
て、前記発射手段から遊技盤に遊技媒体が発射されたこ
とを検出する発射検出手段を備え、前記表示妨害手段
は、前記発射検出手段が遊技媒体の発射を検出していな
いときには、前記図柄表示手段の表示を見え難くするこ
とをその要旨とする。従って、請求項9に記載の発明に
よれば、発射手段から遊技盤に遊技媒体が発射されたこ
とを検出する発射検出手段を設けることで、遊技媒体の
発射を正確に検出することが可能になり、請求項1〜8
のいずれか1項に記載の発明の作用・効果をより確実に
得ることができる。
【0022】(請求項10)次に、請求項10に記載の
発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機に
おける前記各手段としてコンピュータシステムを機能さ
せるためのプログラムを提供するものである。つまり、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機における前
記各手段を実現するための機能は、コンピュータシステ
ムで実行されるプログラムとして備えることができる。
【0023】(請求項11)次に、請求項11に記載の
発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の遊技機に
おける前記各手段としてコンピュータシステムを機能さ
せるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み
取り可能な記録媒体を提供するものである。このような
プログラムの場合、例えば、ROMやバックアップRA
Mをコンピュータで読み取り可能な記録媒体として前記
プログラムを記録しておき、このROMあるいはバック
アップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用い
ることができる。この他、半導体メモリ(スマートメデ
ィア,メモリスティックなど),ハードディスク,フロ
ッピー(登録商標)ディスク,データカード(ICカー
ド,磁気カードなど),光ディスク(CD−ROM,C
D−R,CD−RW,DVDなど),光磁気ディスク
(MOなど),相変化ディスク,磁気テープなどのコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に前記プログラムを
記録しておき、そのプログラムを必要に応じてコンピュ
ータシステムにロードして起動することにより用いても
よい。ちなみに、前記記録媒体の具体例の名称は登録商
標である。
【0024】(用語の説明)尚、上述した[特許請求の
範囲]および[課題を解決するための手段および発明の
効果]に記載した構成要素と、後述する[発明の実施の
形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のように
なっている。「遊技機」は、第1種パチンコ機10に該
当する。「遊技媒体」は、遊技球に該当する。「発射手
段」は、発射ハンドル15a、発射モータ駆動基板15
c、発射モータ15e、発射スイッチ15dなどを備え
た発射装置と、払出制御基板200のサブCPU212
における遊技球発射処理(S900)とに該当する。
「図柄」は、特別図柄SPに該当する。「所定図柄」
は、大当たり停止図柄に該当する。
【0025】「遊技者に有利な遊技状態」は、大当たり
遊技状態に該当する。「図柄表示手段」は、特別図柄表
示装置32および特別図柄制御装置33と、主基板10
0のメインCPU112における特別図柄処理(S40
0)とに該当する。「遊技状態設定手段」は、変動入賞
装置40(大入賞口41、第1種特別電動役物42、可
動翼片42a,42b、第1種特別電動役物ソレノイド
42c)と、主基板100のメインCPU112におけ
る大入賞口処理(S500)とに該当する。
【0026】「表示妨害手段」は、第1実施形態では、
特別図柄表示装置32の表示画面のノイズ、単色画像領
域32a,32b、デモンストレーション用画像、特別
図柄表示装置32の表示画面にかけられた「ぼかし」
「モザイク」などと、主基板100のメインCPU11
2における特別図柄処理(S400)とに該当する。ま
た、「表示妨害手段」は、第2実施形態では、遮蔽部材
300(遮蔽板303a,303b、駆動モータ301
a,301b、ピニオン302a,302b、ラック3
04a,304b)と、主基板100のメインCPU1
12における遮蔽部材駆動処理(S820)とに該当す
る。「遮蔽手段」は、遮蔽板303a,303bに該当
する。「駆動手段」は、駆動モータ301a,301
b、ピニオン302a,302b、ラック304a,3
04bから構成される。
【0027】「図柄の変動表示を始動可能な回数」は、
特別図柄始動記憶数TUに該当する。「記憶手段」は、
特別図柄始動記憶数TUを記憶するRAM116と、主
基板100のメインCPU112における特別図柄処理
(S400)とに該当する。「始動記憶数表示手段」
は、特別図柄記憶表示LED36a〜36dおよびラン
プ制御装置75と、主基板100のメインCPU112
における特別図柄処理(S400)およびランプ処理
(S800)とに該当する。「発射検出手段」は、発射
球検出スイッチ94に該当する。「プログラム」は、主
基板100のメインCPU112が実行する図4または
図14に示すフローチャートの処理と、払出制御基板2
00のサブCPU212における遊技球発射処理(S9
00)とに該当する。「記録媒体」は、ROM114,
214に該当する。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
遊技機を第1種パチンコ機に具体化した第1実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。[全体の主要構
成]図1は、第1実施形態における第1種パチンコ機1
0の正面図である。第1種パチンコ機(遊技機)10に
は、略矩形状の前枠11が開閉可能に取り付けられてい
る。前枠11には、ガラス枠12が開閉可能に取り付け
られている。ガラス枠12には、所定間隔(例えば、5
〜10mm程度)だけ前後方向に離間させて2枚のガラ
ス板13a,13bが嵌め込まれている。ガラス枠12
および各ガラス板13a,13bの後面側(遊技者とは
反対側)には、遊技盤14が設けられており、各ガラス
板13a,13bと遊技盤14とは平行に配置されてい
る。
【0029】前枠11の右下方には、発射ハンドル15
aが回動可能に取り付けられている。遊技者が発射ハン
ドル15aを握って回動操作したことに基づいて、発射
モータ(図示略)が駆動され、発射ハンドル15aの回
動角度に応じた発射速度で遊技球(遊技媒体)が遊技盤
14へ発射される。また、遊技者が、発射ハンドル15
aに設けられた発射停止スイッチ15bを操作したこと
に基づいて、発射モータが停止されて遊技球の発射も停
止される。
【0030】ガラス枠12の上方の前枠11には、枠ラ
ンプ18aが設けられている。ガラス枠12の下方の前
枠11の前面側には、上受皿パネル16が開閉可能に取
り付けられている。上受皿パネル16の左側上部には、
遊技球が賞球(賞媒体)や貸球として供給される賞球・
貸球供給口17が形成されている。上受皿パネル16に
おける賞球・貸球供給口17の供給側には、賞球・貸球
供給口17から供給された遊技球(賞球、貸球)を収容
するための上受皿19が設けられている。
【0031】上受皿19の下方には、上受皿19の収容
可能数を超えた遊技球を排出する下受皿排出口19aが
形成されている。下受皿排出口19aの排出側には、下
受皿排出口19aから排出された遊技球を収容しておく
ための下受皿20が設けられている。上受皿19の上部
右方には、上受皿19に収容された遊技球を下受皿排出
口19aから下受皿20へ排出させるための上受皿球抜
きレバー19bがスライド可能に設けられている。下受
皿20の下方には、下受皿20に収容された遊技球を下
受皿球抜孔20aから球箱(図示略)へ排出させるため
の下受皿球抜きレバー20bがスライド可能に設けられ
ている。
【0032】上受皿19内の遊技球は、上受皿19の右
方に開口された導入口(図示略)から上受皿19の背面
側に設けられた発射装置(図示略)へ供給され、発射装
置に設けられた発射モータによって遊技盤14へ発射さ
れるようになっている。前枠11の左側には、遊技機外
装置部分(CRカードサンド)22が取り付けられてい
る。遊技機外装置部分22には、プリペイドカードを挿
入するためのスリット22aなどが設けられている。つ
まり、第1種パチンコ機10は、現金ではなくプリペイ
ドカードを使用して遊技を行うタイプであり、このタイ
プは一般に「CR機」と呼ばれている。
【0033】[遊技盤14の主要構成]図2は、第1種
パチンコ機10から取り外した遊技盤14を表側から見
た正面図である。遊技盤14の左方には、遊技盤14に
発射された遊技球を遊技領域へ案内するためのガイドレ
ール21が設けられている。ガイドレール21の先端部
には、ガイドレール21を通過して遊技盤14に発射さ
れた遊技球を検出するための発射球検出スイッチ94が
設けられている。遊技盤14の中央部上寄り左右には、
LEDによって装飾された装飾風車25a,25bが設
けられている。遊技盤14の上部左右両端には、コーナ
ー飾りランプ18b,18cが設けられている。遊技盤
14の中央部左右両端には、サイド飾りランプ18d,
18eが設けられている。
【0034】遊技盤14の略中央部には、センターケー
ス30が設けられている。センターケース30の略中央
には、矩形状の表示装置に複数の特別図柄の組み合わせ
を変動表示した後に特別図柄を停止表示する特別図柄表
示装置32が設けられている。尚、特別図柄表示装置3
2は、どのような表示装置(例えば、LCD,CRT,
プラズマディスプレイなど)によって具体化してもよ
い。
【0035】センターケース30における特別図柄表示
装置32の下部には、第1種始動口27への遊技球の入
賞に基づいて特別図柄表示装置32が特別図柄の変動表
示を始動可能な回数(作動保留回数)を表示する4個の
LEDからなる特別図柄記憶表示LED36a〜36d
が設けられている。センターケース30における特別図
柄表示装置32の上部には、3個のLEDによって複数
の普通図柄の組み合わせを変動表示した後に普通図柄を
停止表示する普通図柄表示装置34が設けられている。
普通図柄表示装置34の下方には、普通図柄作動ゲート
26a,26bを遊技球が通過したことに基づいて普通
図柄表示装置34が普通図柄の変動表示を始動可能な回
数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示L
ED35a〜35dが設けられている。
【0036】また、センターケース30には、天入賞口
31、左入口91、右入口92、転動面(転動底面)9
3が備えられている。天入賞口31はセンターケース3
0の枠部材の上端部中央に開口され、左入口91はセン
ターケース30の枠部材の左端部に開口され、右入口9
2はセンターケース30の枠部材の右端部に開口されて
いる。鉛直軸線周りに回転駆動される円盤からなる転動
面93は、センターケース30の下部における特別図柄
表示装置32の前側に設けられている。左入口91また
は右入口92に入った遊技球は、センターケース30の
枠部材内に入って転動面93上に送られ、転動面93か
らセンターケース30の下方へ流下(落下)する。この
とき、その遊技球の流下経路は転動面93の回転に従っ
て変化し、遊技球は転動面93の回転状態に応じて転動
面93の真下だけでなく下方の広い範囲に流下される。
【0037】センターケース30の左右には、普通図柄
表示装置34による普通図柄の変動表示を始動させる機
能を備えた普通図柄作動ゲート26a,26bが設けら
れている。センターケース30の下方には、特別図柄表
示装置32による特別図柄の変動表示を始動させる機能
を備えた第1種始動口27が設けられている。
【0038】第1種始動口27には普通電動役物28が
設けられている。普通電動役物28は、第1種始動口2
7の両側に左右対称の可動翼片28a,28bを備え、
通常は直立状態にある両可動翼片28a,28bがそれ
ぞれの支軸を中心として左右に回転して開くようになっ
ている。そして、普通電動役物28は、普通図柄表示装
置34が当り停止図柄を表示した場合に両可動翼片28
a,28bを開くようになっている。普通電動役物28
の両可動翼片28a,28bが開くと、第1種始動口2
7の入口が拡大して遊技球の入賞が容易になる。
【0039】第1種始動口27の下方には、特別図柄表
示装置32が大当たり停止図柄(所定図柄)を表示した
場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。変
動入賞装置40には、大入賞口41および第1種特別電
動役物42が設けられている。第1種特別電動役物42
は、大入賞口41の両側に左右対称の可動翼片42a,
42bを備え、通常は直立状態にある両可動翼片42
a,42bがそれぞれの支軸を中心として左右に回転し
て開くようになっている。そして、第1種特別電動役物
42は、特別図柄表示装置32が大当たり停止図柄を表
示した場合に両可動翼片42a,42bを開くようにな
っている。第1種特別電動役物42の両可動翼片42
a,42bが開くと、大入賞口41の入口が開いて遊技
球の入賞が可能になる。
【0040】大入賞口41の内部には、大入賞口41を
連続して開口する機能を有する特定領域43と、この特
定領域43を通過した遊技球を検出(検知)する特定領
域スイッチ(図示略)と、大入賞口41に入賞した遊技
球の数をカウントする大入賞口スイッチ(図示略)とが
設けられている。変動入賞装置40の左側には左下入賞
口29aが設けられ、変動入賞装置40の右側には右下
入賞口29bが設けられている。左下入賞口29aの左
側上方には、左袖入賞口24aが設けられている。右下
入賞口29bの右側上方には、右袖入賞口24bが設け
られている。
【0041】センターケース30の左右下方にはそれぞ
れ、普通の風車23a,23bが設けられている。遊技
盤14には、多くの釘47が打ち込まれており、遊技盤
14に発射された遊技球は、それら釘47の間を乱舞し
ながら遊技盤14面を流下(落下)する。遊技盤14の
最下部中央には、遊技盤14面を流下した遊技球のう
ち、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するア
ウト口45が設けられている。
【0042】[第1種パチンコ機10の電気的構成]図
3は、第1実施形態における第1種パチンコ機10の電
気的構成を示すブロック回路図である。第1種パチンコ
機10には、主基板(電子制御装置)100が設けられ
ており、この主基板100には、マイクロコンピュータ
(マイクロプロセッサ)110が搭載されている。マイ
クロコンピュータ110には、遊技の制御を実行するメ
インCPU112と、このメインCPU112が各種制
御を実行するための各種制御プログラムが記憶されたR
OM114と、メインCPU112が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM114から読み出された制御プ
ログラムや遊技中に発生する当たりに関するデータなど
の各種データを一時的に格納するRAM116とが搭載
されている。また、RAM116は、停電などの電源遮
断時における遊技状態を電源復帰後に再現するために、
電源遮断時においてメインCPU112が処理したデー
タや各装置および各基板へ送り出したコマンドなどをバ
ックアップする。
【0043】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球(賞媒体)
の払い出しや貸球の貸し出しなどを制御する払出制御基
板200、特別図柄表示装置32を制御する特別図柄制
御装置33、遊技盤14に設けられたランプ類を制御す
るランプ制御装置75、遊技中の効果音などを再生(発
音)する音声再生装置79aを制御する音声制御装置7
9、第1種始動口27への遊技球の入賞を検出(検知)
するための第1種始動口スイッチ27a(尚、図3では
スイッチを「SW」と表記する)、遊技盤情報(入賞、
当たり、遊技停止など)をパチンコホール(遊技場)の
管理室などに設けられたコンピュータ(以下、「ホール
コンピュータ」という。図示略)へ送り出すための遊技
枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基
板53、発射球検出スイッチ94である。
【0044】払出制御基板200には、主基板100か
ら送り出される制御コマンドを入力して動作するマイク
ロコンピュータ(マイクロプロセッサ)210が搭載さ
れており、マイクロコンピュータ210には、賞球の払
い出しや貸球の貸し出しなどを制御するサブCPU21
2と、このサブCPU212が賞球の払い出しや貸球の
貸し出しなどの制御を実行するための各種制御プログラ
ムが記憶されたROM214と、サブCPU212が各
種制御プログラムを実行する際にROM214から読み
出された制御プログラムや遊技中に発生する賞球の個数
などの各種データを一時的に格納するRAM216とが
搭載されている。また、払出制御基板200には、電源
基板80、CR接続基板56、発射モータ駆動基板15
c、遊技枠情報端子基板52、払出中継基板55が電気
的に接続されている。
【0045】発射モータ駆動基板15cには、発射モー
タ15e、発射スイッチ15d、発射停止スイッチ15
bが電気的に接続されている。発射ハンドル15aが操
作されると、発射スイッチ15dは発射ハンドル15a
の回転角度に応じた検出信号を生成し、その発射スイッ
チ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介し
てサブCPU212へ送り出される。すると、サブCP
U212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モ
ータ15eに駆動信号が出力され、発射モータ15eは
その駆動信号に従って、発射ハンドル15aの回転角度
に応じた発射速度で遊技球を発射する。
【0046】また、発射ハンドル15aが操作されて発
射スイッチ15dがオフされると、その発射スイッチ1
5dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介してサ
ブCPU212へ送り出される。すると、サブCPU2
12から発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ
15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15eは
その駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止する。ま
た、発射停止スイッチ15bが操作されると、その発射
停止スイッチ15bの検出信号は発射モータ駆動基板1
5cを介してサブCPU212へ送り出され、サブCP
U212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モ
ータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15
eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止す
る。
【0047】遊技枠中継基板53には、下受皿20が賞
球で満杯になったことを検出するための満杯検出スイッ
チ20cおよびセンサ中継基板54が電気的に接続され
ている。センサ中継基板54には、賞球ユニット62に
備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中
継基板55が電気的に接続されている。
【0048】賞球ユニット62は、賞球払出センサ62
a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球
の払出機構(図示略)は、賞球の払い出しを効率良く行
うために2カ所に設けられており、各払出機構は賞球払
出モータ62cによって駆動される。また、賞球払出セ
ンサ62aは一方の払出機構に設けられており、賞球払
出センサ62bは他方の払出機構に設けられている。各
賞球払出センサ62a,62bの検出信号は、センサ中
継基板54から遊技枠中継基板53を介して主基板10
0へ送り出され、その信号に基づいてメインCPU11
2は、払い出された賞球の個数をカウントする。払出中
継基板55には、貸球がなくなったことを検出するため
の貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ62c、貸球
を供給する貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。
【0049】盤面中継基板51には、次に記載するもの
が電気的に接続されている。普通電動役物28の両可動
翼片28a,28bを開閉させる普通電動役物ソレノイ
ド28c(尚、図3ではソレノイドを「SL」と表記す
る)、普通図柄表示装置34、各普通図柄作動ゲート2
6a,26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出
(検知)するためのゲートスイッチ26c、大入賞口4
1への遊技球の入賞を検出(検知)するための大入賞口
スイッチ41b、各袖入賞口24a,24bのいずれか
への遊技球の入賞を検出(検知)するための袖入賞口ス
イッチ24c、各下入賞口29a,29bのいずれかへ
の遊技球の入賞を検出(検知)するための下入賞口スイ
ッチ29c、天入賞口31への遊技球の入賞を検出(検
知)するための天入賞口スイッチ31a、大入賞口中継
基板50である。
【0050】大入賞口中継基板50には、特定領域43
を通過(入賞)した遊技球を検出するための特定領域ス
イッチ43a、第1種特別電動役物42の両可動翼片4
2a,42bを開閉させる第1種特別電動役物ソレノイ
ド42cが電気的に接続されている。CR接続基板56
には、プリペイドカードを読み取る装置などを備える遊
技機外装置部分22が電気的に接続されている。
【0051】電源基板80は、主電源70から交流(A
C)24V(50Hz/60Hz)の電源供給を受け、
その交流電源から各種電圧の直流電源を生成し、その直
流電源を各基板56,100,200および各装置3
3,75,79へ供給する。そして、主基板100のメ
インCPU112には、第1種始動口スイッチ27aの
検出信号が入力され、盤面中継基板51を介して各スイ
ッチ24c,26c,29c,31a,41bの検出信
号が入力され、大入賞口中継基板50から盤面中継基板
51を介して特定領域スイッチ43aの検出信号が入力
され、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介
して各賞球払出センサ62a,62bの検出信号が入力
される。
【0052】各スイッチ24c,26c,27a,29
c,31a,41b,43a,94は、例えば、発光素
子から受光素子へ投射される投射光を遊技球が遮ったこ
とに基づいて遊技球を検出する光学式センサや、鋼球で
ある遊技球が通過したことを電磁誘導を用いて検出する
検流器などによって構成されている。
【0053】[メインCPU112が実行する主な処
理]図4は、第1実施形態において主基板100のメイ
ンCPU112が実行する主な処理の流れを示すフロー
チャートである。メインCPU112は、ROM114
に記録(記憶)されているプログラムに従い、コンピュ
ータによる各種演算処理によって、以下の各ステップ
(以下、「S」と記載する)の処理を実行する。尚、前
記プログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体
(半導体メモリ(スマートメディア,メモリスティック
など)、ハードディスク、FD(FloppyDisk)、データ
カード(ICカード,磁気カードなど)、光ディスク
(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVDな
ど)、光磁気ディスク(MOなど)、相変化ディスク、
磁気テープなど)を備えた外部記録装置(外部記憶装
置)に記録(記憶)しておき、当該プログラムを必要に
応じて外部記録装置からメインCPU112にロードし
て起動することにより用いるようにしてもよい。ちなみ
に、前記記録媒体の具体例の名称は登録商標である。
【0054】メインCPU112は、まず、主電源70
の投入時か否かを判定し(S10)、主電源70の投入
時(S10:Yes)には第1種パチンコ機10の各装
置および各基板の初期設定を行い(S20)、最初のル
ーチンを終了してS10の処理へ戻る。2回目以降のル
ーチンにおいては、主電源70の投入時ではないため
(S10:No)、メインCPU112は、以下のS1
00〜S800の処理を順次実行した後に、再びS10
の処理に戻り、S10〜S800の処理を繰り返し実行
する。
【0055】<入賞処理>入賞処理(S100)におい
て、メインCPU112は、各スイッチ24c,27
a,29c,31a,41bの検出信号に基づいて、賞
球ユニット62から賞球として払い出すべき遊技球の個
数(以下、「払出決定賞球個数」という)を決定し、そ
の払出決定賞球個数に対応した賞球払出コマンドを生成
し、当該賞球払出コマンドを払出制御基板200のサブ
CPU212へ送り出す。ここで、各スイッチ24c,
41b,43aが各入賞口24a,24b,41への遊
技球の入賞を検出した場合の払出決定賞球個数は、当該
入賞口への1個の遊技球の入賞に対して、例えば、15
個に設定されている。また、各スイッチ27a,29
c,31aが各入賞口27,29a,29b,31への
遊技球の入賞を検出した場合の払出決定賞球個数は、当
該各入賞口への1個の遊技球の入賞に対して、例えば、
5個に設定されている。
【0056】<普通図柄処理>普通図柄処理(S20
0)において、メインCPU112は、ゲートスイッチ
26cの検出信号に基づいて各普通図柄作動ゲート26
a,26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出
し、その検出結果とRAM116に記憶されている普通
図柄始動記憶数FUとに基づいて普通図柄制御コマンド
を生成し、その普通図柄制御コマンドを盤面中継基板5
1を介して普通図柄表示装置34へ送り出す。すると、
普通図柄表示装置34は、普通図柄制御コマンドに基づ
いて、普通図柄の変動表示を行った後に当たり停止図柄
またはハズレ停止図柄を停止表示する。例えば、普通図
柄表示装置34を構成する3個のLEDが点滅すること
により普通図柄が変動表示され、両端部の2個のLED
が点灯することにより当たり停止図柄が停止表示され、
いずれか1個のLEDのみが点灯することによりハズレ
停止図柄が停止表示される。
【0057】ここで、普通図柄始動記憶数FUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。メイ
ンCPU112は、普通図柄表示装置34が普通図柄の
変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、遊技球
が第1種始動口27に入賞すると、その入賞した遊技球
の最初の4個までをRAM116に記憶させる。そし
て、後述するランプ処理(S800)において、RAM
116に記憶された遊技球の個数が普通図柄記憶表示L
ED35a〜35dの点灯数によって表示される。
【0058】このRAM116に記憶された遊技球の個
数(普通図柄記憶表示LED35a〜35dの点灯数)
が、普通図柄始動記憶数FUである。つまり、普通図柄
始動記憶数FUが「1」の場合は普通図柄記憶表示LE
D35aのみが点灯され、普通図柄始動記憶数FUが
「2」の場合は2個の普通図柄記憶表示LED35a,
35bが点灯され、普通図柄始動記憶数FUが「3」の
場合は3個の普通図柄記憶表示LED35a〜35cが
点灯され、普通図柄始動記憶数FUが「4」の場合は4
個全ての普通図柄記憶表示LED35a〜35dが点灯
される。
【0059】そして、普通図柄表示装置34による普通
図柄の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ停
止図柄が表示されたとき、普通図柄始動記憶数FU(普
通図柄記憶表示LED35a〜35dの点灯数)が
「1」以上であれば、普通図柄表示装置34による普通
図柄の変動表示が再び行われ、普通図柄始動記憶数FU
(普通図柄記憶表示LED35a〜35dの点灯数)が
1つ減らされる。例えば、普通図柄始動記憶数FUが
「3」の場合(普通図柄記憶表示LED35a〜35c
が点灯している場合)には、普通図柄表示装置34によ
る普通図柄の変動表示が3回繰り返され、その普通図柄
の変動表示が繰り返される度に、普通図柄始動記憶数F
Uが1つずつ減らされ(普通図柄記憶表示LED35c
→35b→35aの順で消灯され)、普通図柄の変動表
示が3回繰り返されると、普通図柄始動記憶数FUが
「0」になる(普通図柄記憶表示LED35a〜35d
が全て消灯される)。
【0060】<普通電動役物処理>普通電動役物処理
(S300)において、メインCPU112は、普通図
柄処理(S200)の処理結果に基づいて、普通電動役
物ソレノイド28cを駆動制御するための制御信号を生
成し、その制御信号を盤面中継基板51を介して普通電
動役物ソレノイド28cへ送り出す。すると、普通電動
役物ソレノイド28cは当該制御信号に従って動作し、
普通電動役物28の両可動翼片28a,28bを開閉さ
せる。
【0061】すなわち、メインCPU112は、普通図
柄処理で普通図柄表示装置34に当たり停止図柄を表示
させるための普通図柄表示コマンドを生成したことに基
づいて(普通図柄表示装置34が当たり停止図柄を表示
したことに基づいて)、普通電動役物ソレノイド28c
を制御して普通電動役物28の両可動翼片28a,28
bを開放させ、第1種始動口27の入口を拡大させて遊
技球を入賞し易くさせる。そして、メインCPU112
は、普通電動役物28の両可動翼片28a,28bを開
放させてから所定時間(例えば、0.2秒間)経過する
と、普通電動役物28の両可動翼片28a,28bを閉
じさせて第1種始動口27の入口を閉じ又は縮小させ
る。
【0062】<特別図柄処理>特別図柄処理(S40
0)において、メインCPU112は、第1種始動口ス
イッチ27aの検出信号に基づいて第1種始動口27に
遊技球が入賞したことを検出し、その検出結果に基づい
て3つの特別図柄変動態様(ハズレ通常停止変動態様、
ハズレリーチ変動態様、大当たり変動態様)の内いずれ
か1つを選択する。そして、メインCPU112は、3
つの特別図柄変動態様の選択結果と、発射球検出スイッ
チ94の検出信号と、RAM116に記憶されている特
別図柄始動記憶数TUとに基づいて特別図柄制御コマン
ドを生成し、その特別図柄制御コマンドを特別図柄制御
装置33へ送り出す。
【0063】すると、特別図柄制御装置33は、特別図
柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示装置32を制御
し、特別図柄の変動表示を行った後に、3つの停止図柄
(ハズレ通常停止図柄、ハズレリーチ停止図柄、大当た
り停止図柄(所定図柄))の内いずれか1つを特別図柄
表示装置32に表示させる。
【0064】ここで、特別図柄始動記憶数TUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。メイ
ンCPU112は、特別図柄表示装置32が特別図柄の
変動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、遊技球
が第1種始動口27に入賞すると、その入賞した遊技球
の最初の4個までをRAM116に記憶させる。そし
て、後述するランプ処理(S800)において、RAM
116に記憶された遊技球の個数が特別図柄記憶表示L
ED36a〜36dの点灯数によって表示される。
【0065】このRAM116に記憶された遊技球の個
数(特別図柄記憶表示LED36a〜36dの点灯数)
が、特別図柄始動記憶数TUである。つまり、特別図柄
始動記憶数TUが「1」の場合は特別図柄記憶表示LE
D36aのみが点灯され、特別図柄始動記憶数TUが
「2」の場合は2個の特別図柄記憶表示LED36a,
36bが点灯され、特別図柄始動記憶数TUが「3」の
場合は3個の特別図柄記憶表示LED36a〜36cが
点灯され、特別図柄始動記憶数TUが「4」の場合は4
個全ての特別図柄記憶表示LED36a〜36dが点灯
される。
【0066】そして、特別図柄表示装置32による特別
図柄の変動表示の後に大当たり停止図柄,ハズレリーチ
停止図柄,ハズレ通常停止図柄のいずれかが表示された
とき、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LE
D36a〜36dの点灯数)が「1」以上であれば、特
別図柄表示装置32による特別図柄の変動表示が再び行
われ、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LE
D36a〜36dの点灯数)が1つ減らされる。例え
ば、特別図柄始動記憶数TUが「3」の場合(特別図柄
記憶表示LED36a〜36cが点灯している場合)に
は、特別図柄表示装置32による特別図柄の変動表示が
3回繰り返され、その特別図柄の変動表示が繰り返され
る度に、特別図柄始動記憶数TUが1つずつ減らされ
(特別図柄記憶表示LED36c→36b→36aの順
で消灯され)、特別図柄の変動表示が3回繰り返される
と、特別図柄始動記憶数TUが「0」になる(特別図柄
記憶表示LED36a〜36dが全て消灯される)。
【0067】<大入賞口処理>大入賞口処理(S50
0)において、メインCPU112は、特別図柄処理
(S400)の処理結果に基づいて、第1種特別電動役
物ソレノイド42cを駆動制御するための制御信号を生
成し、その制御信号を盤面中継基板51から大入賞口中
継基板50を介して第1種特別電動役物ソレノイド42
cへ送り出す。すると、第1種特別電動役物ソレノイド
42cは当該制御信号に従って作動し、第1種特別電動
役物42の両可動翼片42a,42bを開閉させること
により大入賞口41を開閉させる。
【0068】すなわち、メインCPU112は、特別図
柄処理で大当たり変動態様が選択され、大当たり停止図
柄が特別図柄表示装置32に停止表示された場合には、
第1種特別電動役物42の両可動翼片42a,42bを
開いて大入賞口41を開口させることにより大当たり遊
技状態を開始させ、大入賞口41への多数の遊技球の入
賞を可能にする。また、メインCPU112は、特別図
柄処理でハズレリーチ変動態様またはハズレ通常停止変
動態様が選択され、ハズレリーチ図柄またはハズレ通常
停止図柄が特別図柄表示装置32に停止表示された場合
には、第1種特別電動役物42の両可動翼片42a,4
2bを閉じたままにして大入賞口41を閉口させてお
き、大入賞口41への遊技球の入賞を不可能にする。
【0069】そして、大入賞口41が開口してから所定
時間(例えば、30秒)経過するか、または、大入賞口
41に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞する
と、第1種特別電動役物42の両可動翼片42a,42
bが閉じて大入賞口41が閉口され、大入賞口41への
遊技球の入賞が不可能になる。このとき、大入賞口41
の内部に設けられた特定領域43を遊技球が通過する
と、その遊技球の通過を特定領域スイッチ43aが検出
し、大入賞口41が連続して開口される。このように、
大入賞口41が開口してから閉口するまでを1ラウンド
とし、特定領域43を遊技球が通過することを条件とし
てラウンドが進行し、予め設定された最大ラウンド数
(例えば、15ラウンド)を終えると大当たり遊技状態
が終了される。
【0070】<確変処理>確変処理(S600)におい
て、メインCPU112は、特別図柄処理(S400)
で特別図柄表示装置32に所定種類の大当たり停止図柄
(以下、「確変図柄」という。例えば、同じ奇数の数字
が3つ横に並んだ図柄「111」「333」「555」
「777」など)を停止表示させるための特別図柄制御
コマンドを生成したことに基づいて(特別図柄表示装置
32が確変図柄を停止表示したことに基づいて)、現在
の大当たり遊技状態が終了した以降の遊技を確変遊技状
態にする。この確変遊技状態は、特別図柄表示装置32
による特別図柄の変動表示の開始から停止までの回数
(変動表示回数)が所定回数(例えば、300回)に達
するまで、または、次回の大当たり遊技状態が発生する
まで継続される。尚、確変遊技状態では、特別図柄表示
装置32による特別図柄の変動表示の開始から終了まで
の時間が短縮されると共に、特別図柄表示装置32に大
当たり停止図柄が停止表示される確率が高くされ、大当
たり遊技状態が発生し易くなる(特別図柄表示装置32
に大当たり停止図柄が停止表示され易くなる)。
【0071】<音声処理>音声処理(S700)におい
て、メインCPU112は、S100〜S600の処理
結果に基づいて音声制御コマンドを生成し、その音声制
御コマンドを音声制御装置79へ送り出す。すると、音
声制御装置79は、音声制御コマンドに基づいて音声再
生装置79aを制御し、遊技中の効果音などを再生させ
る。
【0072】<ランプ処理>ランプ処理(S800)に
おいて、メインCPU112は、S100〜S600の
処理結果に基づいてランプ制御コマンドを生成し、その
ランプ制御コマンドをランプ制御装置75へ送り出す。
すると、ランプ制御装置75は、ランプ制御コマンドに
基づいて遊技盤14に設けられたランプ類(枠ランプ1
8a、コーナー飾りランプ18b,18c、サイド飾り
ランプ18d,18e、装飾風車25a,25bのLE
D、普通図柄記憶表示LED35a〜35d、特別図柄
記憶表示LED36a〜36dなど)の点灯を制御す
る。
【0073】[サブCPU212が実行する主な処理]
図5は、第1実施形態において払出制御基板200のサ
ブCPU212が実行する主な処理の流れを示すフロー
チャートである。サブCPU212は、ROM214に
記録(記憶)されているプログラムに従い、コンピュー
タによる各種演算処理によって、以下の各ステップの処
理を実行する。尚、前記プログラムをコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に記録(記憶)しておき、当該プ
ログラムを必要に応じて外部記録装置からサブCPU2
12にロードして起動することにより用いるようにして
もよい。
【0074】サブCPU212は、遊技球発射処理(S
900)、賞球払出処理(S1000)、貸球貸出処理
(S1100)を順次実行した後に、再びS900の処
理に戻り、S900〜S1100の処理を繰り返し実行
する。
【0075】遊技球発射処理(S900)において、サ
ブCPU212は、発射モータ駆動基板15cを介して
転送されてくる発射スイッチ15dおよび発射停止スイ
ッチ15bの検出信号に基づいて、発射モータ15eの
駆動信号または駆動停止信号を生成し、その駆動信号ま
たは駆動停止信号を発射モータ駆動基板15cを介して
発射モータ15eへ送り出す。すると、前記のように、
発射モータ15eは、駆動信号または駆動停止信号に基
づいて遊技球を発射するか又は発射を停止する。
【0076】賞球払出処理(S1000)において、サ
ブCPU212は、主基板100のメインCPU112
から転送されてくる賞球払出コマンドに基づいた駆動信
号を生成し、その駆動信号を賞球ユニット62の賞球払
出モータ62cへ出力する。すると、賞球払出モータ6
2cは当該駆動信号に従って動作し、賞球払出コマンド
に対応した払出決定賞球個数分の遊技球を、前記各払出
機構から賞球・貸球供給口17へ供給させることによ
り、賞球ユニット62から払い出させる。
【0077】貸球貸出処理(S1100)において、サ
ブCPU212は、主基板100のメインCPU112
から転送されてくる貸球貸出コマンドに基づいた駆動信
号を生成し、その駆動信号を貸球ユニット63へ出力す
る。すると、貸球ユニット63は当該駆動信号に従って
動作し、貸球貸出コマンドに対応した個数分の遊技球
を、賞球・貸球供給口17へ供給させることにより、貸
球として貸し出させる。
【0078】[遊技球発射検出時における特別図柄表示
装置32の表示動作]次に、特別図柄処理(S400)
の処理結果に基づいて行われる、特別図柄制御装置33
による特別図柄表示装置32の表示制御について説明す
る。発射球検出スイッチ94がガイドレール21を通過
して遊技盤14に発射された遊技球を検出していると
き、特別図柄表示装置32には以下に説明するような画
像が表示される。尚、発射球検出スイッチ94は、遊技
球を検出するとHレベルの検出信号を出力し、遊技球を
検出していないときにはLレベルの検出信号を出力す
る。メインCPU112は、発射球検出スイッチ94の
検出信号を定期的にサンプリングしてそのレベルを判定
すると共に、そのレベルの時間変化を判定する。そし
て、メインCPU112は、発射球検出スイッチ94の
検出信号がLレベルの状態が所定時間(例えば、1秒
間)以上継続しているかどうかを判定し、Lレベルの状
態が所定時間以上継続していない場合は発射球検出スイ
ッチ94が遊技球を検出していると判定し、Lレベルの
状態が所定時間以上継続している場合は発射球検出スイ
ッチ94が遊技球を検出していないと判定する。
【0079】<ハズレ通常停止変動態様>図6は、特別
図柄処理においてハズレ通常停止変動態様が選択された
場合の画像表示例を説明するための説明図である。特別
図柄表示装置32の表示画面全体に、予め設定された背
景画像HA(この例では、月,土星,空飛ぶ円盤,多数
の恒星などが浮かぶ宇宙空間の情景を示すアニメーショ
ン)が表示される。特別図柄表示装置32の表示画面に
は、横方向に3つの領域α〜γが設定されている。そし
て、各領域α〜γにおける背景画像HAの前方側(遊技
者側)に、特別図柄SPが表示される。
【0080】第1種始動口27に遊技球が入賞していな
いとき、特別図柄表示装置32の各領域α〜γには、前
回の停止図柄(この例では「123」)が停止表示され
ている(図6(A))。そして、第1種始動口27に遊
技球が入賞すると、特別図柄表示装置32の各領域α〜
γに複数個の特別図柄SP(この例では「0」〜「9」
の10個の数字)が、上方から下方へ向かってスクロー
ル表示されることにより、所定時間(例えば、10秒
間)だけ特別図柄SPが変動表示される(図6
(B))。尚、図6では、特別図柄SPのスクロール表
示(変動表示)を矢印によって表示してある。その後、
特別図柄表示装置32の各領域α〜γに異なる特別図柄
SPが停止表示されることにより、ハズレ停止図柄(こ
の例では「345」)が停止表示される(図6
(C))。
【0081】<ハズレリーチ変動態様>図7は、特別図
柄処理においてハズレリーチ変動態様が選択された場合
の画像表示例を説明するための説明図である。図7
(A)(B)に示すように、ハズレリーチ変動態様で
は、図6(A)(B)に示すハズレ通常停止変動態様と
同様の表示が行われる。その後、特別図柄表示装置32
の左領域αに1個の特別図柄SP(この例では「3」)
が停止表示されると共に、各領域β,γの変動表示が引
き続き行われる(図7(C))。
【0082】続いて、特別図柄表示装置32の左領域α
に停止表示された特別図柄SPと同じ特別図柄SPが右
領域γに停止表示される(図7(D)。この状態は一般
に「リーチ」と呼ばれる)。そして、特別図柄表示装置
32の中央領域βの特別図柄SPのみが上方から下方に
向かってスクロール表示されることにより、所定時間
(例えば、数秒間〜数分間)だけ特別図柄SPが変動表
示される(この状態は一般に「リーチ変動」と呼ばれ
る)。その後、特別図柄表示装置32の中央領域βに各
領域α,γとは異なる特別図柄SPが停止表示されるこ
とにより、ハズレリーチ停止図柄(この例では「32
3」)が停止表示される(図7(E))。
【0083】尚、特別図柄表示装置32における左領域
αと右領域γに同じ特別図柄SPが停止表示されると共
に、中央領域βの特別図柄SPのみが変動表示される特
別図柄SPの組み合わせ(例えば、「7*7」「6*
6」など。「*」は変動表示中の特別図柄SPを表す)
がリーチ図柄となる。また、リーチ変動において、遊技
者がリーチ図柄を認知可能であれば、特別図柄表示装置
32の各領域α,γに表示される特別図柄SPは、必ず
しも完全に停止させる必要はなく、適宜動かすようにし
てもよい(例えば、上下左右に揺らしたり、その場で回
転させたり等)。そして、リーチ変動時には、遊技者の
注意を特別図柄表示装置32に引きつけ、遊技者の感情
を刺激して娯楽性を高めるために、大当たり遊技状態の
発生を示唆して遊技者の期待感を煽るようなアニメーシ
ョンが背景画像HAとして特別図柄表示装置32に表示
され、遊技が効果的に演出されるようになっている。
【0084】<大当たり変動態様>図8は、特別図柄処
理において大当たり変動態様が選択された場合の画像表
示例を説明するための説明図である。図8(A)〜図8
(D)に示すように、大当たり変動態様では、図7
(A)〜図7(D)に示すハズレリーチ変動態様と同様
の表示が行われる。その後、特別図柄表示装置32の中
央領域βに各領域α,γと同じ特別図柄SPが停止表示
されることにより、全領域α〜γに同じ特別図柄SP
(この例では「333」。これが「大当たり停止図柄」
となる)が停止表示される(図8(E))。
【0085】[遊技球発射未検出時における特別図柄表
示装置32の表示動作]発射球検出スイッチ94がガイ
ドレール21を通過して遊技盤14に発射された遊技球
を検出していないとき、特別図柄表示装置32には以下
の画像表示例1〜3のいずれかに説明するような画像が
表示される。 <画像表示例1>図9は、画像表示例1を説明するため
の説明図である。発射球検出スイッチ94が遊技球を検
出しているときには、特別図柄表示装置32に前記変動
態様(ハズレ停止変動態様、ハズレリーチ変動態様、大
当たり変動態様)と同じ表示が行われる(図9
(A))。前記のように、発射球検出スイッチ94の検
出信号に基づいて発射球検出スイッチ94が遊技球を検
出していないとメインCPU112が判定すると、特別
図柄表示装置32の表示画面全体にノイズが表示される
(図9(B))。
【0086】そして、特別図柄表示装置32の表示画面
のノイズは、時間が経過するにつれて徐々に増加する
(図9(C))。その後、発射球検出スイッチ94が遊
技球を検出しなくなってから所定時間(例えば、数秒間
〜数十秒間)経過すると、特別図柄表示装置32の表示
画面全体がノイズに埋もれ、一般に「砂嵐画像」と呼ば
れる状態になる(図9(D))。ところで、特別図柄表
示装置32の表示画面にノイズが表示されている状態で
(図9(B)〜(D))、発射球検出スイッチ94の検
出信号に基づいて発射球検出スイッチ94が遊技球を検
出しているとメインCPU112が判定すると、そのノ
イズは速やかに無くなり元の表示画面に戻される(図9
(E))。このように、画像表示例1では、発射球検出
スイッチ94が遊技球を検出しなくなると、特別図柄表
示装置32の表示画面にノイズが表示され、そのノイズ
が時間経過につれて増加するため、特別図柄表示装置3
2の表示が時間経過につれて徐々に見え難くなる。
【0087】<画像表示例2>図10は、画像表示例2
を説明するための説明図である。発射球検出スイッチ9
4が遊技球を検出しているときには、特別図柄表示装置
32に前記変動態様と同じ表示が行われる(図10
(A))。発射球検出スイッチ94の検出信号に基づい
て発射球検出スイッチ94が遊技球を検出していないと
メインCPU112が判定すると、特別図柄表示装置3
2の表示画面の左右両側部に単色(例えば、青色など)
の画像領域32aが表示される(図10(B))。そし
て、特別図柄表示装置32の単色画像領域32aの横方
向の幅Mは、時間が経過するにつれて徐々に拡大する
(図10(C))。つまり、遊技者には、特別図柄表示
装置32の表示画面両側から、あたかも単色画像領域3
2aによる「左右引き戸」が時間経過につれて除々に閉
じられるかのように見える。
【0088】その後、発射球検出スイッチ94が遊技球
を検出しなくなってから所定時間(例えば、数秒間〜数
十秒間)経過すると、特別図柄表示装置32の表示画面
全体が単色画像領域32aになり、例えば青色の場合は
一般に「ブルーバック画像」と呼ばれる状態になる(図
10(D))。ところで、特別図柄表示装置32の表示
画面に単色画像領域32aが表示されている状態で(図
10(B)〜(D))、発射球検出スイッチ94の検出
信号に基づいて発射球検出スイッチ94が遊技球を検出
しているとメインCPU112が判定すると、単色画像
領域32aは速やかに無くなり元の表示画面に戻される
(図10(E))。このように、画像表示例2では、発
射球検出スイッチ94が遊技球を検出しなくなると、特
別図柄表示装置32の表示画面の左右両側に単色画像領
域32aが表示され、その単色画像領域32aの横方向
の幅Mが時間経過につれて拡大するため、特別図柄表示
装置32の表示が時間経過につれて徐々に見え難くな
る。
【0089】<画像表示例3>図11は、画像表示例3
を説明するための説明図である。発射球検出スイッチ9
4が遊技球を検出しているときには、特別図柄表示装置
32に前記変動態様と同じ表示が行われる(図11
(A))。発射球検出スイッチ94の検出信号に基づい
て発射球検出スイッチ94が遊技球を検出していないと
メインCPU112が判定すると、特別図柄表示装置3
2の表示画面の上下両側部に単色(例えば、青色など)
の画像領域32bが表示される(図11(B))。そし
て、特別図柄表示装置32の単色画像領域32bの縦方
向の幅Nは、時間が経過するにつれて徐々に拡大する
(図11(C))。つまり、遊技者には、特別図柄表示
装置32の表示画面両側から、あたかも単色画像領域3
2bによる「上下ロールブラインド」が時間経過につれ
て除々に閉じられるかのように見える。
【0090】その後、発射球検出スイッチ94が遊技球
を検出しなくなってから所定時間(例えば、数秒間〜数
十秒間)経過すると、特別図柄表示装置32の表示画面
全体が単色画像領域32bになり、例えば青色の場合は
一般に「ブルーバック画像」と呼ばれる状態になる(図
11(D))。ところで、特別図柄表示装置32の表示
画面に単色画像領域32bが表示されている状態で(図
11(B)〜(D))、発射球検出スイッチ94の検出
信号に基づいて発射球検出スイッチ94が遊技球を検出
しているとメインCPU112が判定すると、単色画像
領域32bは速やかに無くなり元の表示画面に戻される
(図11(E))。このように、画像表示例3では、発
射球検出スイッチ94が遊技球を検出しなくなると、特
別図柄表示装置32の表示画面の上下両側に単色画像領
域32bが表示され、その単色画像領域32bの縦方向
の幅Nが時間経過につれて拡大するため、特別図柄表示
装置32の表示が時間経過につれて徐々に見え難くな
る。
【0091】[第1実施形態の作用・効果]以上詳述し
た第1実施形態によれば、以下の作用・効果を得ること
ができる。 (1)特別図柄表示装置32に表示される背景画像HA
は、遊技者の視線を引きつけ、その背景画像HAの前方
側に表示される特別図柄SPを引き立てて、遊技を効果
的に演出するものである。そして、リーチ変動時には、
大当たり遊技状態の発生を示唆して遊技者の期待感を煽
るようなアニメーションが背景画像HAとして特別図柄
表示装置32に表示される。従って、遊技者は、背景画
像HAを遊技中(特に、リーチ変動中)に見続けていた
いと強く願っている。
【0092】第1実施形態において、特別図柄表示装置
32に背景画像HAを表示させるには、発射球検出スイ
ッチ94がガイドレール21を通過して遊技盤14に発
射された遊技球を検出している必要がある。それには、
遊技者が発射ハンドル15aを回動操作して遊技球を発
射させ続けなければならない。その結果、第1実施形態
によれば、背景画像HAを遊技中に見続けていたいと願
う遊技者が発射ハンドル15aを回動操作して遊技球を
発射させ続けるために、発射される遊技球の個数が増加
して第1種パチンコ機10の稼働率を向上させることが
可能になり、パチンコホールの利益を増加させることが
できる。
【0093】(2)特別図柄表示装置32による特別図
柄SPの変動表示は、遊技者の興奮をかき立て、大当た
り停止図柄の停止表示に対する期待感を膨らませて、遊
技を効果的に演出するものである。特別図柄表示装置3
2に大当たり停止図柄が停止表示されて大当たり遊技状
態が発生すると、大入賞口41が開口されて多数の遊技
球が入賞可能になることから、遊技者にとって有利な遊
技状態となり、遊技者に大きな利益がもたらされる。従
って、遊技者は、大当たり遊技状態の発生に非常な期待
感を抱きながら遊技を行っており、特別図柄SPの変動
表示を見ていたいと強く願っている。
【0094】第1実施形態において、特別図柄表示装置
32に特別図柄SPを変動表示させるには、発射球検出
スイッチ94がガイドレール21を通過して遊技盤14
に発射された遊技球を検出している必要がある。それに
は、遊技者が発射ハンドル15aを回動操作して遊技球
を発射させ続けなければならない。その結果、第1実施
形態によれば、特別図柄SPの変動表示を遊技中に見続
けていたいと願う遊技者が発射ハンドル15aを回動操
作して遊技球を発射させ続けるために、発射される遊技
球の個数が増加して第1種パチンコ機10の稼働率を向
上させることが可能になり、パチンコホールの利益を増
加させることができる。
【0095】(3)遊技者は、特別図柄SPの変動表示
後に特別図柄表示装置32に停止表示される停止図柄
(ハズレ通常停止図柄、ハズレリーチ停止図柄、大当た
り停止図柄)に対して最も関心を持ちながら遊技を行っ
ている。従って、遊技者は、停止図柄だけは見逃すまい
と強く願っている。第1実施形態において、特別図柄表
示装置32に停止図柄を表示させるには、発射球検出ス
イッチ94がガイドレール21を通過して遊技盤14に
発射された遊技球を検出している必要がある。それに
は、遊技者が発射ハンドル15aを回動操作して遊技球
を発射させ続けなければならない。その結果、第1実施
形態によれば、停止図柄の表示を見逃すまいと願う遊技
者が発射ハンドル15aを回動操作して遊技球を発射さ
せ続けるために、発射される遊技球の個数が増加して第
1種パチンコ機10の稼働率を向上させることが可能に
なり、パチンコホールの利益を増加させることができ
る。
【0096】(4)画像表示例1では、特別図柄表示装
置32の表示が「砂嵐画像」に差し替えられることで、
特別図柄表示装置32における背景画像HAおよび特別
図柄SPの表示が見え難くされている。このような「砂
嵐画像」は、家庭用のテレビジョン受信機において映像
受信の不良状態に発生するものであり、ほとんどの遊技
者が一度は目にしたことがある画像である。そして、テ
レビジョン受信機で「砂嵐画像」が発生した場合、テレ
ビジョン受信機の操作つまみ等を操作することで「砂嵐
画像」が無くなり、良好な画面表示に戻ることを、多く
の遊技者が経験している。そのため、特別図柄表示装置
32の表示が「砂嵐画像」になった場合、遊技者は、良
好な表示画面に戻そうとして、無意識の内に発射ハンド
ル15aを回動操作することになる。従って、画像表示
例1によれば、発射ハンドル15aを回動操作させると
いう動作を遊技者にとらせることが容易である。
【0097】(5)画像表示例2および画像表示例3で
は、特別図柄表示装置32の表示が単色画像領域32
a,32bに差し替えられることで、特別図柄表示装置
32における背景画像HAおよび特別図柄SPの表示が
見え難くされている。ここで、単色画像領域32a,3
2bの作成用に予め用意しておく映像データは、1画素
分の単色画像データだけでよく、その1画素分の単色画
像データを単色画像領域32a,32bを構成する各画
素に出力するだけで、均一な色の単色画像領域32a,
32bを得ることができる。従って、単色画像領域32
a,32bの作成用に予め用意しておく映像データのデ
ータ量を少なくすることが可能であり、特別図柄制御装
置33内に設けられたRAM(図示略)の記憶容量を少
なくして部品コストを低減することができる。
【0098】(6)ところで、第1実施形態において、
発射球検出スイッチ94が遊技球を検出しなくなると、
特別図柄表示装置32の表示が一気に見え難くなるよう
にすることも考えられる。しかし、特別図柄表示装置3
2の表示が一気に見え難くなると、遊技者は、発射球検
出スイッチ94が遊技球を検出しなくなったために表示
が見え難くなったと理解する以前に、驚きや怒りの感情
が噴出して被害者意識が生じ、遊技に対する不平不満を
抱くおそれがある。
【0099】それに対して、第1実施形態では、発射球
検出スイッチ94が遊技球を検出しなくなると、特別図
柄表示装置32の表示が時間経過につれて徐々に見え難
くなる。そのため、特別図柄表示装置32の表示が見え
難くなった理由を遊技者が理解する時間的余裕が生ま
れ、驚きや怒りの感情が起こらないことから遊技者に被
害者意識も生じず、遊技に対する不平不満を遊技者が抱
くおそれがないだけでなく、特別図柄表示装置32の表
示が見え難くなったのは自身の責任であると遊技者に自
戒させることができる。そして、第1実施形態によれ
ば、遊技球を発射させなかったことを遊技者に反省さ
せ、遊技球の発射と特別図柄表示装置32の表示との因
果関係を印象付けることが可能になるため、特別図柄表
示装置32の表示が二度と見え難くならないように遊技
球を発射し続けようと思う気持ちを植え付けるという強
い心理的作用を与えることができる。
【0100】(7)第1実施形態では、発射球検出スイ
ッチ94の検出信号に基づいて発射球検出スイッチ94
が遊技球を検出しているとメインCPU112が判定す
ると、特別図柄表示装置32は元の表示画面に戻され
る。ところで、発射球検出スイッチ94を省き、遊技球
発射処理(S900)においてサブCPU212が発射
モータ15eの駆動信号を生成したことに基づいて、メ
インCPU112が遊技球の発射されていることを判定
し、その判定結果に従って特別図柄表示装置32を元の
表示画面に戻すことも考えられる。しかし、上受皿19
内に遊技球が無い状態や、上受皿19内の遊技球が発射
装置に供給されないように遊技者が手で押しとどめた状
態で、遊技者が発射ハンドル15aを回動操作した場
合、発射モータ15eが空回りして遊技球を発射しない
ことになる。つまり、この場合には、サブCPU212
が発射モータ15eの駆動信号を生成しても、遊技球が
実際には発射されないことになる。
【0101】そのため、この場合には、サブCPU21
2が発射モータ15eの駆動信号を生成したことに基づ
いて、メインCPU112が特別図柄表示装置32を元
の表示画面に戻すと、遊技球が実際には発射されていな
いにも関わらず、元の表示画面に戻されることになり、
前記(1)〜(6)の作用・効果を得られなくなる。そ
れに対して、第1実施形態のように、ガイドレール21
を通過して遊技盤14に発射された遊技球を発射球検出
スイッチ94を用いて検出すれば、発射モータ15eが
空回りして遊技球を発射しない場合における画像表示を
容易に禁止できるため、前記(1)〜(6)の作用・効
果を確実に得ることができる。
【0102】[第1実施形態の変形例]前記した第1実
施形態は、以下のように変形して具体化してもよく、そ
の場合でも、前記と同等もしくはそれ以上の作用・効果
を得ることができる。 <変形例1>図12は、画像表示例1を変形した変形例
1を説明するための説明図である。発射球検出スイッチ
94が遊技球を検出しなくなってから所定時間経過する
と、特別図柄表示装置32の表示画面全体がノイズに埋
もれ、一般に「砂嵐画像」と呼ばれる状態になる(図1
2(A))。
【0103】この状態で、特別図柄表示装置32に停止
図柄(この例では、大当たり停止図柄「333」)が停
止表示されると、発射球検出スイッチ94の検出信号に
関係なく、所定時間t(例えば、1秒間)だけノイズが
無くなり、背景画像HAおよび停止図柄が明瞭に表示さ
れる(図12(B))。その後、前記所定時間tが経過
すると、特別図柄表示装置32の表示画面全体が再びノ
イズに埋もれ、停止図柄が表示される前の状態に戻る
(図12(C))。このように、変形例1では、発射球
検出スイッチ94が遊技球を検出していないときでも、
特別図柄表示装置32に停止表示された停止図柄(ハズ
レ通常停止図柄、ハズレリーチ停止図柄、大当たり停止
図柄)は所定時間tだけ見えるようになっている。
【0104】この変形例1によれば、発射球検出スイッ
チ94が遊技球を検出していないときでも、遊技者は、
特別図柄表示装置32に停止表示された停止図柄だけは
認知することが可能であり、その停止図柄と大入賞口処
理(S500)における大入賞口41の開閉動作とが一
致していることを確認することができる。つまり、画像
表示例1のように停止図柄がノイズで見え難くなると、
遊技者は、本当は大当たり停止図柄が停止表示されて大
入賞口41が開口されるはずなのに、第1種パチンコ機
10の故障で大入賞口41が閉口されたままになってい
ると疑って不信感を抱き、遊技の興趣がそがれるおそれ
がある。
【0105】それに対して、変形例1によれば、遊技者
が前記不信感を抱くのを防止することが可能になり、遊
技の興趣がそがれることがなくなる。尚、所定時間t
は、特別図柄表示装置32に停止表示された停止図柄を
遊技者が視認するのに必要な時間(例えば、1秒間)に
設定すればよい。ところで、変形例1は画像表示例1に
適用したものであるが、画像表示例2または画像表示例
3についても同様に、発射球検出スイッチ94が遊技球
を検出していないときでも、特別図柄表示装置32に停
止表示された停止図柄が所定時間tだけ見えるようにし
てもよい。
【0106】<変形例2>第1種パチンコ機10では、
遊技者が遊技を行っていないとき、背景画像HAや特別
図柄SPの変動表示などのデモンストレーション用画像
が特別図柄表示装置32に表示されている。これは、複
数台の第1種パチンコ機10が設置されているパチンコ
ホールにおいて、遊技が行われていない第1種パチンコ
機10の特別図柄表示装置32に何の表示もされていな
い場合、その場の雰囲気や印象が悪くなるのを防止する
ためである。また、どのパチンコ機で遊技を行おうかと
迷いながらパチンコホール内を見回っている遊技者に対
して、背景画像HAや特別図柄SPの変動表示などのデ
モンストレーション用画像を見せることにより、第1種
パチンコ機10をプレゼンテーションするためである。
【0107】そこで、変形例2では、発射球検出スイッ
チ94が遊技球を検出しなくなると、特別図柄表示装置
32にデモンストレーション用画像が表示され、特別図
柄SPの変動表示および停止図柄が見え難くなるように
する。つまり、変形例2では、特別図柄表示装置32の
表示がデモンストレーション用画像に差し替えられるこ
とで、特別図柄表示装置32における特別図柄SPの表
示を見え難くする。この変形例2によれば、予め用意さ
れているデモンストレーション用画像を流用することが
可能であり、差し替えるための画像を特別に用意しなく
てもよくなるため、実施が容易である上に、デモンスト
レーション用画像の有効利用を図ることもできる。
【0108】<変形例3>特別図柄表示装置32の表示
を徐々に見え難くするには、前記の他に以下の方法もあ
る。 (1)特別図柄表示装置32の表示画面の全部または適
宜な部分(例えば、各領域α〜γ)に「ぼかし」をか
け、その「ぼかし」を徐々に強くすることにより、特別
図柄表示装置32の表示を徐々に見え難くする。 (2)特別図柄表示装置32の表示画面の全部または適
宜な部分(例えば、各領域α〜γ)に「モザイク」をか
け、その「モザイク」を徐々に粗くすることにより、特
別図柄表示装置32の表示を徐々に見え難くする。 (3)特別図柄表示装置32の各領域α〜γに表示され
る特別図柄SPの文字フォントを徐々に大きく(または
小さく)することにより、特別図柄表示装置32の表示
を徐々に見え難くする。
【0109】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
尚、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成部
材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略す
る。図13は、第2実施形態における第1種パチンコ機
10の電気的構成を示すブロック回路図である。図13
において、図3に示した第1実施形態と異なるのは、遮
蔽部材300を構成する各駆動モータ(電動モータ)3
01a,301bが主基板100に対して電気的に接続
されている点だけである。
【0110】図14は、第2実施形態において主基板1
00のメインCPU112が実行する主な処理の流れを
示すフローチャートである。図14において、図4に示
した第1実施形態と異なるのは、ランプ処理(S80
0)の後に遮蔽部材駆動処理(S820)が設けられて
いる点である。そして、メインCPU112は、S10
〜S820の処理を順次実行した後に、再びS10の処
理に戻り、S10〜S820の処理を繰り返し実行す
る。遮蔽部材駆動処理(S820)において、メインC
PU112は、発射球検出スイッチ94の検出信号に基
づいて、遮蔽部材300の各駆動モータ301a,30
1bを制御し、遮蔽部材300を駆動する。
【0111】[遮蔽部材300の主要構成]図15は、
遮蔽部材300の要部左側面図である。図15〜図19
の(A)は、特別図柄表示装置32および遮蔽部材30
0の要部正面図である。図16〜図19の(B)は、図
15におけるY−Y線断面図であり、図16〜図19の
(A)におけるX−X線断面図である。遮蔽部材300
は、駆動モータ301a,301b、ピニオン302
a,302b、遮蔽板303a,303b、レール材3
05a,305bから構成されている。
【0112】センターケース30の左方における遊技盤
14の裏面側には、駆動モータ301a、ピニオン30
2a、遮蔽板303aが設けられている。また、センタ
ーケース30の右方における遊技盤14の裏面側には、
駆動モータ301b、ピニオン302b、遮蔽板303
bが設けられている。各ピニオン302a,302bの
回転軸はそれぞれ、遊技盤14の裏面側に固定された各
駆動モータ301a,301bのモータ軸に接続固定さ
れている。平板状の各遮蔽板303a,303bの裏面
側にはそれぞれ、各ラック304a,304bが設けら
れている。そして、各ピニオン302a,302bはそ
れぞれ各ラック304a,304bと咬合されている。
【0113】断面コ字状の長尺物である各レール材30
5a,305bには、その長手方向に溝が形成されてい
る。各レール材305a,305bは遊技盤14の裏面
側に固定されている。そして、レール材305aの溝に
各遮蔽板303a,303bの上端部が嵌合されると共
に、レール材305bの溝に各遮蔽板303a,303
bの下端部が嵌合され、各レール材305a,305b
が各遮蔽板303a,303bを上下方向から挟設する
ように配置されている。そのため、各遮蔽板303a,
303bは、各レール材305a,305bの溝に対し
て摺動しながら左右方向へ移動可能になっている。各遮
蔽板303a,303bの表面側(遊技者側)には、遊
技者に向けたメッセージが記載されている。この例で
は、遮蔽板303aの表面側に「発射」と記載され、遮
蔽板303aの表面側に「してね」と記載され、図19
(A)に示すように各遮蔽板303a,303bが左右
から合わせられた状態では、遊技者側から「発射して
ね」と読むことができるようになっている。
【0114】[遮蔽部材300の動作]図16は、遮蔽
板303aがセンターケース30の左方へ移動すると共
に、遮蔽板303bがセンターケース30の右方へ移動
して、各遮蔽板303a,303bの全面が遊技盤14
の裏側に隠れている状態を示している。図17〜図19
は、駆動モータ301aが反時計方向に回動されてピニ
オン302aも反時計方向に順次回動されると共に、駆
動モータ301bが時計方向に回動されてピニオン30
2bも時計方向に順次回動されている状態を示してい
る。
【0115】ピニオン302aが反時計方向に順次回動
されると、ラック304aは右方向に順次移動され、遮
蔽板303aも右方向に順次移動される。右方向に移動
された遮蔽板303aは、特別図柄表示装置32の前方
にせり出し、特別図柄表示装置32の前面を左端部側か
ら覆ってゆく。遮蔽板303aによって覆われる特別図
柄表示装置32の横方向の幅Waは、遮蔽板303aが
右方向に移動するにつれて徐々に拡大してゆく。ピニオ
ン302bが時計方向に順次回動されると、ラック30
4bは左方向に順次移動され、遮蔽板303bも左方向
に順次移動される。左方向に移動された遮蔽板303b
は、特別図柄表示装置32の前方にせり出し、特別図柄
表示装置32の前面を右端部側から覆ってゆく。遮蔽板
303bによって覆われる特別図柄表示装置32の横方
向の幅Wbは、遮蔽板303bが左方向に移動するにつ
れて徐々に拡大してゆく。このとき、メインCPU11
2は、各幅Wa,Wbが常に等しくなるように、各駆動
モータ301a,301bの回転速度を制御する。
【0116】<遮蔽部材駆動処理>発射球検出スイッチ
94が遊技球を検出しているときには、各遮蔽板303
a,303bの全面が遊技盤14の裏側に隠れており、
特別図柄表示装置32の前面側は完全に露出されている
(図16)。発射球検出スイッチ94の検出信号に基づ
いて発射球検出スイッチ94が遊技球を検出していない
とメインCPU112が判定すると、遮蔽部材駆動処理
(S820)において、特別図柄表示装置32の左右両
側部から各遮蔽板303a,303bがせり出し、特別
図柄表示装置32の左右両側部は各幅Wa,Wb分だけ
各遮蔽板303a,303bによって覆われる(図1
7)。そして、各幅Wa,Wbは時間が経過するにつれ
て徐々に拡大する(図18)。つまり、遊技者には、特
別図柄表示装置32の表示画面両側から、各遮蔽板30
3a,303bによる「左右引き戸」が時間経過につれ
て除々に閉じられるかのように見える。
【0117】その後、発射球検出スイッチ94が遊技球
を検出しなくなってから所定時間(例えば、数秒間〜数
十秒間)経過すると、特別図柄表示装置32の前面側は
各遮蔽板303a,303bによって完全に覆われた状
態になる(図19)。ところで、特別図柄表示装置32
の前面側が各遮蔽板303a,303bによって覆われ
ている状態で(図17〜図19)、発射球検出スイッチ
94の検出信号に基づいて発射球検出スイッチ94が遊
技球を検出しているとメインCPU112が判定する
と、遮蔽板303aは左方向、遮蔽板303bは速やか
に移動され、特別図柄表示装置32の前面側は完全に露
出される(図16)。
【0118】[第2実施形態の作用・効果]以上詳述し
た第2実施形態では、発射球検出スイッチ94が遊技球
を検出しなくなると、特別図柄表示装置32の表示画面
の左右両側から各遮蔽板303a,303bがせり出
し、特別図柄表示装置32の左右両側部は各幅Wa,W
b分だけ各遮蔽板303a,303bによって覆われ、
その各幅Wa,Wbが時間経過につれて拡大するため、
特別図柄表示装置32の表示が時間経過につれて徐々に
見え難くなる。従って、第2実施形態によれば、第1実
施形態の前記(1)〜(3)(6)(7)と同様の作用
・効果を得ることができる。
【0119】また、第2実施形態は、既存の特別図柄制
御装置33に手を加える必要がないため実施が容易であ
る。そして、第2実施形態において、各駆動モータ30
1a,301bの動作を停止させるための操作スイッチ
を設け、その操作スイッチはパチンコホールの従業員の
みが操作可能にしておけば、遊技者が希望した場合に各
駆動モータ301a,301bの動作を停止させること
で、遊技者の要望に添うことができる。また、各遮蔽板
303a,303bの表面側には遊技者に向けたメッセ
ージが記載されているため、遊技球の発射を促すような
メッセージ(「発射してね」」)を記載しておけば、第
1実施形態の前記(1)〜(3)の効果を更に高めるこ
とができる。
【0120】尚、第2実施形態では、特別図柄表示装置
32の表示画面の左右両側から各遮蔽板303a,30
3bがせり出すようにしたが、特別図柄表示装置32の
表示画面の左右いずれか片方の側から遮蔽板303a,
303bがせり出すようにしてもよい。また、特別図柄
表示装置32の表示画面の上下両側または上下いずれか
片方の側から遮蔽部材がせり出すようにしてもよい。そ
して、第2実施形態では、各遮蔽板303a,303b
の駆動機構として駆動モータ301a,301b、ピニ
オン302a,302b、ラック304a,304bを
用いたが、各遮蔽板303a,303bを移動可能であ
れば、どのようなタイプの駆動機構(例えば、ソレノイ
ドを用いるタイプなど)を用いてもよい。
【0121】[別の実施形態]ところで、本発明は上記
各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具
体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等
もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。 [1]上記各実施形態において、メインCPU112
は、発射球検出スイッチ94が遊技球を検出していると
きで、且つ、特別図柄始動記憶数TUが所定数(例えば
上限値である「4」)以上のときにのみ、特別図柄表示
装置32の表示を見え難くするようにしてもよい。大当
たり遊技状態の発生中に発射された遊技球は、ほとんど
の場合、大当たり遊技状態が終了するまでに特別図柄始
動記憶数TUを上限値(最大値)である「4」にしてし
まう。
【0122】ところで、パチンコホールによっては、予
め決められている大当たり停止図柄(一般に「交換ナン
バー」と呼ばれる)が特別図柄表示装置32に停止表示
された場合、遊技者は遊技を終了して遊技球を交換する
ことが定められている。上記各実施形態では、この交換
時点で特別図柄始動記憶数TUが上限値であると、遊技
者は特別図柄表示装置32の表示を見るために遊技球を
発射させなければならない。つまり、上記各実施形態で
は、特別図柄始動記憶数TUが上限値の場合に遊技球を
発射させないと、リーチ変動や背景画像HPによって特
別図柄表示装置32に表示される大当たり遊技状態の発
生に対する予告表示を見られなくなる。
【0123】そのため、このような遊技球の交換時に
は、一旦獲得した特別図柄始動記憶数TUが1つずつ減
らされて「0」になるまで、特別図柄表示装置32の表
示が視認可能であることを遊技者は望んでいるそこで、
特別図柄表示装置32の表示を見え難くするための条件
として、発射球検出スイッチ94が遊技球を検出してい
るという条件に、特別図柄始動記憶数TUが上限値(現
行では「4」)のときという条件を加えることにより、
遊技者の要望に添うことができる。つまり、特別図柄始
動記憶数TUが「4」を下回って「3」以下になれば、
発射球検出スイッチ94が遊技球を検出していないとき
でも(遊技球の発射を停止しているときでも)、特別図
柄表示装置32の表示が視認可能で特別図柄SPの変動
表示が行われて特別図柄始動記憶数TUが1つずつ減っ
てゆく。そのため、遊技者は、大当たり遊技状態の終了
後に遊技球の発射を停止しても、一旦獲得した特別図柄
始動記憶数TUが1つずつ減らされて「0」になるま
で、特別図柄表示装置32の表示が視認可能であるた
め、不満を抱くことがない。
【0124】ちなみに、今後、特別図柄始動記憶数TU
の上限値が「5」以上に決められた場合でも、特別図柄
表示装置32の表示を見え難くするための条件として、
特別図柄始動記憶数TUが上限値のときという条件を加
えればよい。また、今後、特別図柄始動記憶数TUの上
限値の規制が撤廃され、特別図柄始動記憶数TUの上限
値が無制限に決められた場合には、特別図柄表示装置3
2の表示を見え難くするための条件として、特別図柄始
動記憶数TUが所定数(所定回数)のときという条件を
加えればよい。尚、この所定数は、実際に第1種パチン
コ機10を稼働させて遊技者の反応を見ながらカット・
アンド・トライで最適な値に設定すればよい。
【0125】[2]上記各実施形態において、メインC
PU112は、発射球検出スイッチ94の検出信号に基
づいて遊技球の発射を判定している。しかし、発射球検
出スイッチ94を省き、遊技球発射処理(S900)に
おいてサブCPU212が発射モータ15eの駆動信号
を生成したことに基づいて、メインCPU112が遊技
球の発射を判定するようにしてもよい。この場合、発射
球検出スイッチ94を省くことで、第1種パチンコ機1
0の製造コストを低減することができる。また、発射ハ
ンドル15aを遊技者が握ったことを検知するためのタ
ッチセンサ(図示略)が設けられている場合、メインC
PU112は、タッチセンサによって発射ハンドル15
aを遊技者が握ったことが検知されたならば、遊技球が
発射されたと判定するようにしてもよい。この場合も、
発射球検出スイッチ94を省くことで、第1種パチンコ
機10の製造コストを低減することができる。
【0126】[3]上記各実施形態では、本発明に係る
遊技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明した
が、第1種以外の種類のパチンコ機、あるいは、スロッ
トマシンなどの他の遊技機にもこの発明を適用可能なこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態および第2実
施形態における第1種パチンコ機10の正面図。
【図2】第1種パチンコ機10から取り外した遊技盤1
4の正面図。
【図3】第1実施形態における第1種パチンコ機10の
電気的構成を示すブロック回路図。
【図4】第1実施形態における第1種パチンコ機10の
主基板100のメインCPU112が実行する主な処理
の流れを示すフローチャート。
【図5】第1種パチンコ機10の払出制御基板200の
サブCPU212が実行する主な処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図6】ハズレ通常停止変動態様が選択された場合の画
像表示例を説明するための説明図。
【図7】ハズレリーチ変動態様が選択された場合の画像
表示例を説明するための説明図。
【図8】大当たり変動態様が選択された場合の画像表示
例を説明するための説明図。
【図9】第1実施形態の画像表示例1を説明するための
説明図。
【図10】第1実施形態の画像表示例2を説明するため
の説明図。
【図11】第1実施形態の画像表示例3を説明するため
の説明図。
【図12】画像表示例1を変形した変形例1を説明する
ための説明図。
【図13】第2実施形態における第1種パチンコ機10
の電気的構成を示すブロック回路図。
【図14】第2実施形態における第1種パチンコ機10
の主基板100のメインCPU112が実行する主な処
理の流れを示すフローチャート。
【図15】第2実施形態における遮蔽部材300の要部
左側面図。
【図16】図16(A)は、特別図柄表示装置32およ
び遮蔽部材300の要部正面図。図16(B)は、図1
6(A)におけるX−X線断面図。
【図17】図17(A)は、特別図柄表示装置32およ
び遮蔽部材300の要部正面図。図17(B)は、図1
7(A)におけるX−X線断面図。
【図18】図18(A)は、特別図柄表示装置32およ
び遮蔽部材300の要部正面図。図18(B)は、図1
8(A)におけるX−X線断面図。
【図19】図19(A)は、特別図柄表示装置32およ
び遮蔽部材300の要部正面図。図19(B)は、図1
9(A)におけるX−X線断面図。
【図20】従来の第1種パチンコ機500の正面図。
【符号の説明】
10…第1種パチンコ機 15a…発射ハンドル 15c…発射モータ駆動基板 15d…発射スイッチ 15e…発射モータ 32…特別図柄表示装置 33…特別図柄制御装置 36a〜36d…特別図柄記憶表示LED 40…変動入賞装置 41…大入賞口 42…第1種特別電動役物 42a,42b…可動翼片 42c…第1種特別電動役物ソレノイド 75…ランプ制御基板 94…発射球検出スイッチ 100…主基板 112…メインCPU 114,214…ROM 116,216…RAM 200…払出制御基板 212…サブCPU 300…遮蔽部材 301a,301b…駆動モータ 302a,302b…ピニオン 303a,303b…遮蔽板 304a,304b…ラック SP…特別図柄 HA…背景画像

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体を遊技盤に発射する発射手段
    と、 図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表示手
    段と、 その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になっ
    た場合に遊技者に有利な遊技状態にする遊技状態設定手
    段と、 前記発射手段が遊技媒体を遊技盤に発射していないとき
    には、前記図柄表示手段の表示を見え難くする表示妨害
    手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段の表示を時間が
    経過するにつれて徐々に見え難くすることを特徴とする
    遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段による図柄の変
    動表示を見え難くすることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記表示妨害手段は、前記発射手段が遊技媒体を遊技盤
    に発射していないときでも、前記図柄表示手段に停止表
    示された図柄は所定時間だけ見えるようにすることを特
    徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記表示妨害手段は、前記図柄表示手段による図柄の表
    示を、別の表示内容に差し替えることで、当該図柄の表
    示を見え難くすることを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遊技機において、 前記別の表示内容は、予め設定された砂嵐画像、単色画
    像、デモンストレーション用画像からなるグループから
    選択されたいずれか1つの画像であることを特徴とする
    遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記表示妨害手段は、 前記図柄表示手段の前面側を覆うことにより図柄表示手
    段の表示を見え難くする遮蔽手段と、 その遮蔽手段を駆動して前記図柄表示手段の前面側を覆
    わせる駆動手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記図柄表示手段による図柄の変動表示を始動可能な回
    数を記憶する記憶手段と、 その記憶手段に記憶されている前記回数を表示する始動
    記憶数表示手段とを備え、 前記表示妨害手段は、前記記憶手段に記憶されている前
    記回数が所定回数以上の場合で、且つ、前記発射手段が
    遊技媒体を遊技盤に発射していないときには、前記図柄
    表示手段の表示を見え難くすることを特徴とする遊技
    機。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊
    技機において、 前記発射手段から遊技盤に遊技媒体が発射されたことを
    検出する発射検出手段を備え、 前記表示妨害手段は、前記発射検出手段が遊技媒体の発
    射を検出していないときには、前記図柄表示手段の表示
    を見え難くすることを特徴とする遊技機。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    遊技機における前記各手段としてコンピュータシステム
    を機能させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    遊技機における前記各手段としてコンピュータシステム
    を機能させるためのプログラムが記録されたコンピュー
    タで読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097856A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Nidec Copal Electronics Corp 表示装置
JP2013223570A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014233509A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP2020108841A (ja) * 2020-04-08 2020-07-16 株式会社三洋物産 遊技機

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