JP2003325615A - 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機

Info

Publication number
JP2003325615A
JP2003325615A JP2002132579A JP2002132579A JP2003325615A JP 2003325615 A JP2003325615 A JP 2003325615A JP 2002132579 A JP2002132579 A JP 2002132579A JP 2002132579 A JP2002132579 A JP 2002132579A JP 2003325615 A JP2003325615 A JP 2003325615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
chair
air
partition
foot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002132579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4031287B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kuwahata
広幸 桑畑
Keisuke Miyazaki
敬介 宮崎
Eiji Sakata
栄二 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2002132579A priority Critical patent/JP4031287B2/ja
Publication of JP2003325615A publication Critical patent/JP2003325615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4031287B2 publication Critical patent/JP4031287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通常は載せる足の自由度が高く、必要に応じて
左右の足をそれぞれ独立して包持した状態とすることの
できる使い勝手の良好な椅子用足載台を提供する。 【解決手段】椅子の座部前側に設けられた椅子用足載台
(1)であって、足載部(10)の左右側に左右壁部
(11),(11)を立設するとともに、足載部(1
0)の略中央位置には仕切部(B)を出没自在に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の座部前側に
設けられた椅子用足載台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すように、座部100
と背もたれ部200とを備えた椅子型のマッサージ機X
においてよく見られるように、前記座部100前側に
は、通常「オットマン」と呼ばれる椅子用足載台300
が設けられている。
【0003】かかる椅子用足載台300は、使用者の両
足を包み込めるように足載部400の左右に壁部50
0,500を有する凹状に形成されており、しかも、中
央部には比較的厚めの仕切壁600を突設して、左右の
足をそれぞれ独立して保持可能としている。なお、図
中、700は背もたれ部200内には上下移動自在に配
設したマッサージユニットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の椅子用
足載台300は、通常上述したようなマッサージ機Xに
使用されているので、エアの給排により膨縮自在とした
エアセルを足載部400や壁部500及び仕切壁600
に設けて足のマッサージを行えるようにしたものが一般
的である。
【0005】確かに足のマッサージを行う場合、左右の
足をそれぞれ分離独立させた状態にしなければ、左右の
足それぞれを十分にエアマッサージすることが難しいこ
とから前記仕切壁600を設けることは有効な手段であ
るが、足のマッサージを行わないときは、かえって足の
自由度が奪われることになり、仕切壁600の存在が鬱
陶しく感じられることが多い。
【0006】すなわち、仕切壁600はマッサージを実
行するときに有用になるものであって、通常は却って邪
魔な存在となっていた。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
る椅子用足載台を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
本発明では、椅子の座部前側に設けられた椅子用足載台
であって、足載部の左右側に左右壁部を立設するととも
に、足載部の略中央位置には仕切部を出没自在に設け
た。
【0009】また、請求項2記載の本発明では、椅子の
座部前側に設けられた椅子用足載台であって、足載部の
左右側には壁体形成手段を、足載部の略中央位置には仕
切部を、それぞれ出没自在に設けた。
【0010】また、請求項3記載の本発明では、上記仕
切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自在のエアセルに
より構成されていることとした。
【0011】また、請求項4記載の本発明では、上記仕
切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自在のエアセルを
高さ方向に積層して構成されていることとした。
【0012】また、請求項5記載の本発明では、上記足
載部に膨張・収縮自在のエアセルを配設した。
【0013】さらに、請求項6記載の本発明では、上記
請求項1〜5のいずれかに記載の椅子用足載台部を具備
するとともに、施療子を備えるマッサージユニットを具
備する椅子型マッサージ機とした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、椅子の座部前側に設け
られた椅子用足載台であって、足載部の左右側に左右壁
部を立設するとともに、足載部の略中央位置には仕切部
を出没自在に設けたものである。
【0015】すなわち、必要に応じて足載部に仕切部が
出現するようにしたもので、通常は左右の足を仕切るこ
となく足載部全体を広くゆったりと使用することができ
るようにしている。
【0016】仕切部が必要な場合とは、例えば足をマッ
サージする場合があり、そのときには仕切部を出現させ
ることで左右の足をしっかりと包持して、十分にマッサ
ージを実行することができる。また、マッサージを行う
ために、足載部に膨張・収縮自在のエアセルを配設する
とよい。
【0017】ところで、仕切部を出没自在にするという
構成は、仕切部として門形の枠体にエアなどで膨張させ
た場合に壁体として機能するような袋体を取付けた構成
としたものが考えられる。この場合、通常は細い枠体に
袋体が取付けられた状態で壁体としては機能しないが、
袋体にエアを供給すればクッション状の壁体となるもの
で、仕切部が出没自在となる構成に含まれる。
【0018】また、同じく門形の枠体にクッション状の
壁体を取付けておき、足載台内に枠ごと収納自在とした
構成などが考えられる。そして、通常は足載部内に収納
しておき、必要に応じて上方へ突出させ、不要時には下
降させて収納状態に復帰可能とするものである。なお、
前記したように袋体を枠体に取付けた構成のものであっ
ても、足載台内に収納自在な構成とすることが可能であ
ることはいうまでもない。
【0019】また、仕切部そのものをエアなどで膨張さ
せた場合に壁体として機能する袋体で構成して、通常は
足載部上に萎ませた状態としておくなどの構成も出没自
在な構成に含まれる。このとき、かかる袋体が直接足を
マッサージするためのエアセルとして機能するような構
成とすることも可能である。
【0020】いずれにしても、上記してきた仕切部は、
水平方向に加わる力に対して仕切部自身で対抗できる剛
体として存在するのではなく、他方の足を支えとするこ
とに特徴があり、足載台に左右の足を載置した場合、そ
れぞれ一方の足が他方の足を支持することになる。
【0021】さらに、他の実施形態として、足載部の左
右側には壁体形成手段を、足載部の略中央位置には仕切
部を、それぞれ出没自在に設けることもできる。
【0022】これは、前述した実施形態において左右壁
部についても必要に応じて出没自在な構成とするもので
あり、この場合、通常の椅子用足載台の使用では足載部
を一層広く利用できるとともに、椅子から立ち上がる場
合にも左右壁部が邪魔になることがない。
【0023】また、上記した仕切部又は壁体形成手段
は、膨張・収縮自在のエアセルにより構成することがで
きる。
【0024】かかる膨張・収縮自在のエアセルを用いれ
ば、エアの給・排動作の簡単な操作でみで必要に応じて
仕切部や壁体形成手段を出現させたり無くしたりするこ
とができる。
【0025】そして、前述したように足をマッサージす
るために機能させることができ、足のマッサージ効果を
高めることができるとともに、足のマッサージを行わな
い場合は足載台を広く使うことができるので、足を拘束
されるような窮屈感がなくなる。
【0026】さらに、上記仕切部又は壁体形成手段は、
膨張・収縮自在のエアセルを高さ方向に積層して構成す
ることができる。
【0027】かかる積層構造とすることで、下側のエア
セルで足をしっかりと保持しながら上部のエアセルによ
って効果的なエアマッサージが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、本実施例では本発明を、椅子型マッサ
ージ機Aに適用したものとして説明する。
【0029】図1は本実施例に係る椅子用足載台(以下
「足載台1」とする)を具備する椅子型マッサージ機A
の斜視図である。
【0030】椅子型マッサージ機Aは、図示するよう
に、基台部4上に座部2を設け、同座部2の後端に背も
たれ部3をリクライニング自在に連設した構成とし、前
記座部2の前側に本発明の要部となる足載台1を連設し
ている。21は座部2の両側に設けた肘掛、41は基台
部4の下部に設けた脚座である。
【0031】なお、前記背もたれ部3内には、施療子6
1によるマッサージを可能としたマッサージユニット6
を図示しない昇降用モータにより上下昇降自在に収納配
設している。
【0032】上記構成の椅子型マッサージ機Aにおい
て、本実施例で特徴となるのは、足載部10の左右側に
左右壁部11,11を突設するとともに、足載部10の
略中央位置には仕切部Bを出没自在に設けたことにあ
る。
【0033】すなわち、図1において一点鎖線で示すよ
うに、通常は存在しない仕切部Bが、足載台1の足載部
10上に必要に応じて出現するようにしたものであり、
通常は左右の足を仕切ることなく、足載部10全体を広
くゆったりと使用することができる。
【0034】仕切部Bの実施例を以下に説明する。
【0035】(第1実施例)図2(a)及び図2(b)
は第1実施例に係る仕切部Bの説明図である。
【0036】図2(a)に示すように、本実施例に係る
仕切部Bは、門形の枠体71に袋体72を張設した構成
としており、袋体72に連設した筒状端部72aを前記
枠体71に挿通している。
【0037】袋体72は図示しないエアポンプに接続し
ており、同エアポンプからエアを供給すると、一点鎖線
73で示すように膨張して仕切部Bとして機能する。す
なわち、エアを供給しない限り、足載部10上には枠体
71に扁平の布体(袋体72)が張設されているだけの
状態となる。
【0038】また、本第1実施例の変形例として、図2
(b)に示すように、足載部10の中央部にスリット孔
Sを設け、同スリット孔Sを介して仕切部Bを足載台1
の上面と足載台1の内部、あるいは足載台1の裏面側と
の間で出し入れ自在とすることができる。
【0039】すなわち、必要に応じて仕切部Bを上方へ
突出できるようにし、不要時にはこれを下降させて収納
状態に復帰可能としている。
【0040】本実施例に係る袋体72は、足を直接的に
エアマッサージするためのエアセルとして機能させるこ
とができる。
【0041】すなわち、前述したように袋体72はエア
により膨張可能なので、足をマッサージ可能な押圧力が
発生する程度に膨張させ、次いで収縮させる動作を繰り
返すように制御するものである。このとき、足載部10
上や左右壁部11,11の内面にも同様にエアセルを設
けることが望ましく、エアマッサージの効果をより高め
ることができる。
【0042】(第2実施例)図3は第2実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0043】本実施例に係る仕切部Bは、足載台1の足
載部10の中央部に仕切部収納用凹部12を設けてお
き、同仕切部収納用凹部12中に、給・排気によって膨
張・収縮自在とした袋状の壁体形成体74を収納してい
る。
【0044】図示しないエアポンプよりエアを給気する
と、一点鎖線で示すように壁体形成体74が膨張して仕
切部収納用凹部12から起立し、仕切部Bとして機能す
る。そして、給気量によって、さらに膨張してマッサー
ジ用のエアセルとしても機能するようにしている。
【0045】すなわち、エアの給気タイミングとして
は、壁体形成体74にエアを供給して先ず仕切部Bとし
て機能させ、壁体形成体74をマッサージ用として機能
させる場合は、その後さらにエアを供給してより膨張さ
せることによりマッサージ用として機能させることがで
きる。このときに給・排気を繰り返すことでより効果的
なエアマッサージが可能となる。
【0046】図中、Mは使用者の足、13はマッサージ
用エアセルであり、足載部10及び左右壁部11,11
に設けている。なお、壁体形成体74に給気するエアポ
ンプとマッサージ用エアセル13に給気するエアポンプ
とは別個のものとしてもよいし、あるいは壁体形成体7
4への給気を終了するとマッサージ用エアセル13に給
気するように流路切換可能な構成としてもよい。
【0047】さらに本実施例の変形例として、図3
(b)及び(c)の構成とすることもできる。
【0048】図3(b)に示したものは、壁体形成体7
4を左右2個配設したものである。
【0049】図示するように、それぞれが膨張して起立
状態となったときに仕切部Bとして機能する。
【0050】図3(c)に示したものは、壁体形成体7
4を入れ子状としたもので、通常は前述したように仕切
部収納用凹部12内に収納されているが、エアを供給す
ると起立して仕切部Bとして機能する。なお、図示した
例では、その左右側面にマッサージ用エアセル13を取
付けている。
【0051】ところで、本実施例における壁体形成体7
4は、エアを排気した場合は収縮して元の萎んだ袋状に
なるようにゴムなどの弾性素材により形成している。
【0052】(第3実施例)図4は第3実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0053】本実施例に係る仕切部Bは、足載台1の足
載部10の中央部に設けた前記仕切部収納用凹部12内
に、給・排気によって膨張・収縮自在とした袋状の壁体
形成体74の基端部を収納したもので、給気によって膨
張して起立することにより仕切部Bとして機能するもの
であり、通常は図4(b)に示すように、足載部10上
に萎んだ状態で横臥している。
【0054】そして、壁体形成体74にエアを供給する
と、図4(b)に示すように起立して仕切部Bとして機
能するものである。この場合の壁体形成体74は、エア
を排気した場合は収縮して元の萎んだ袋状になるように
腰のない素材により形成している。
【0055】かかる壁体形成体74の側面にはやはりマ
ッサージ用エアセル13を設けるとよい。
【0056】この場合もエアの給気タイミングとして
は、壁体形成体74にエアを供給して先ず仕切部Bとし
て機能させ、その後マッサージ用エアセル13にエアを
供給することにより足のエアマッサージを行うことがで
きる。
【0057】(第4実施例)図5は第4実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0058】これは、第1実施例同様に、門形の枠体7
1に一対のエアセル13’,13’を張設するととも
に、左右壁部11,11及び足載部10に、それぞれ前
記エアセル13’と略同形状のマッサージ用エアセル1
3を配設した構成としており、しかも、通常は全てのエ
アセル13,13’にそれぞれエアが供給されていて、
図示するように、一対のエアセル13’,13’及び左
右壁部11,11に設けたマッサージ用エアセル13の
上面がなだらかな第二足載部10’を形成しているもの
である。
【0059】すなわち、図5(a)に示すように、通常
は前記第二足載部10’上に使用者の足Mは載せられ、
必要に応じて各エアセル13’,13’からエアを排気
すると、図5(b)に示すように、足Mが落ち込んで足
載台1の本来の足載部10上に足Mが位置するようにな
っている。このとき、枠体71に設けた一対のエアセル
13’,13’は適当量のエアが充填された状態となる
ようにすることで、図示するように仕切部Bとして機能
する。
【0060】さらに、その後各エアセル13’,13’
への給・排気を繰り返すことで、足Mのエアマッサージ
が可能となる。この場合のエアセル13’は、エアを排
気した場合は元の萎んだ袋状になるように腰のない素材
により形成している。
【0061】(第5実施例)図6は第5実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0062】これは、給・排気によって膨張・収縮自在
としたエアセル13’を足載部10の略中央に凸状に形
成された土台部18上に設けたもので、エアセル13’
は膨張して仕切部Bとして機能する。
【0063】土台部18は、足Mを動かすのに邪魔にな
らない程度の高さとしており、前記エアセル13’が膨
張した際に、土台部18の高さの分だけ足Mの中心部近
傍に同エアセル13’を当接させることができる。した
がって、エアセル13’へ給・排気してエアマッサージ
を行う場合、足Mの中心部近辺を効果的にマッサージす
ることが可能となり、マッサージ効果を向上させること
ができる。
【0064】(第6実施例)図7は第6実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0065】これは、給・排気によって膨張・収縮自在
としたエアセル13’を高さ方向に積層したものであ
り、同エアセル13’は膨張して仕切部Bとして機能す
る。
【0066】本実施例では、図示するように、足載部1
0に連設したガイド部形成用としての下部エアセル1
3’aと、同下部エアセル13’aに連設したマッサー
ジ用の上部エアセル13’bとからエアセル13’をダ
ブルで構成している。
【0067】図7(a)に示す基本状態からエアセル1
3’にエアを供給すると、第1段階では図7(b)に示
すように下部エアセル13’aが膨張して足Mの位置を
ガイドする。そして、さらにエアを供給すると第2段階
として上部エアセル13’bが膨張し、足Mを押圧す
る。このときに給・排気を繰り返すことにより、前記下
部エアセル13’aにより嵩上げされて足Mの中心近傍
に位置した上部エアセル13’bによって効果的なエア
マッサージが行える。
【0068】すなわち、エアセル13’が1つで構成さ
れたシングルタイプであれば、膨張時に足Mを持ち上げ
てしまうおそれがあるが、本実施例のように足Mをガイ
ドする機能を有する下部エアセル13’aとマッサージ
用の上部エアセル13’bとを分離して積層構造とした
ことにより、足Mをしっかりとガイドして保持しつつ、
十分なエアマッサージが実行可能となるのである。
【0069】また、本実施例のように積層して構成した
エアセル13’は、上記したようなダブルタイプに限る
ものではなく、例えば図8に示すように、3つ以上のエ
アセル13’を積層して構成することが可能である。
【0070】図8(a)に示したものは、下方から順に
3つのエアセル13’a、13’b、13’cを積層し
たものである。3つのエアセル13’a、13’b、1
3’cの大きさは等しくてもよいが、図示するように、
下方から上方にいくにしたがって順に大きくすると、足
Mを上方から下方へ押さえつけることができ、足Mが浮
き上がることなく十分なエアマッサ−ジ効果を得ること
ができる。
【0071】図8(b)に示したものは、エアセル1
3’を二層に積層したもののうち、上部エアセル13’
bを左右幅方向に2つ配設したものである。図示するよ
うに、2つの上部13’bが足Mを斜め下方に押さえる
ことができるので、足Mを確実に上方から下方へ押さえ
つけることができ、足Mが浮き上がることなく十分なエ
アマッサ−ジ効果を得ることができる。
【0072】図8(c)に示したものは、より多数のエ
アセル13’を積層したもので、ここでは、下部エアセ
ル13’aを下部に配置してその上に上部エアセル1
3’bを積層し、さらに同上部エアセル13’b上に
は、左、中、右と3つの最上部エアセル13’c,1
3’c,13’cを積層したものである。かかる構成に
よっても前述してきたように、足Mをしっかりとガイド
して保持しつつ、上方から下方に向けて足Mを押圧する
ことで十分なエアマッサージが実行可能となる。
【0073】なお、最上部に配置された3つのエアセル
13’c、13’c、13’cを含む各エアセル13’
a,13’b,13’cの大きさはそれぞれ等しくても
よいが、図示するように、適宜変更しても構わない。す
なわち、足Mのガイド及びマッサージが最適に行えるよ
うに適宜決定することができる。
【0074】なお、上述してきた第5、第6実施例で
は、仕切部Bとして配設したエアセル13’とは別に、
エアマッサージを行うためのマッサージ用エアセル13
を左右壁部11,11及び足載部10上に別途設けた構
成としたが、エアセル13’のみでエアマッサージを行
うようにしても構わない。
【0075】なお、第2〜第6実施例において、マッサ
ージ用エアセル13は足載台1の外表面に露出しないよ
うに、表皮部14によって被覆した状態(図3〜図6参
照)としたが、外部に露出させても構わない。
【0076】(第7実施例)図9は第7実施例に係る仕
切部Bの説明図である。
【0077】これは、足載台1を左右2分割するととも
に、分割足載台1a,1aの基端部同士を摺動自在に重
合連結し、さらに、同分割足載台1a,1aの各先端部
同士を、湾曲リンク杆15からなるリンク機構B1を介
して接続している。かかるリンク機構B1は足載台1の
表皮部14の内側に配設しており、同リンク機構B1と
表皮部14との間にはマッサージ用エアセル13を配設
している。16はリンク節、1bは分割足載台1a,1
aの重合部である。
【0078】かかる構成により、分割足載台1a,1a
が互いに離反方向へと伸長している場合はリンク機構B
1も伸長して、図9(a)に示すように、足載部10が
広がるとともに仕切部Bは存在せずに自由に足Mを動か
すことが可能となる。
【0079】一方、分割足載台1a,1aが近接方向に
移動するとリンク機構B1が屈曲して、図9(b)に示
すように、足載部10は縮まるとともに仕切部Bが創出
された状態となり、足Mは抱持状態となる。このとき
に、マッサージ用エアセル13にエアを給排すれば、十
分なマッサージ力によるエアマッサージが可能となる。
【0080】(第8実施例)図10は第8実施例に係る
仕切部Bの説明図である。
【0081】これは、足載台1の足載部10の中央部に
設けた前記仕切部収納用凹部12内に入れ子式であって
なおかつエアを給気すると一側方向へカーブしながら伸
延する硬質エアセル17を収納したもので、通常は破線
で示すように硬質エアセル17は仕切部収納用凹部12
内に収納された状態であるが、給気すると硬質エアセル
17の先端が足Mに当接し、あたかも仕切部Bのように
機能する。しかも、この場合であれば、マッサージ用エ
アセル13を膨張収縮させると、硬質エアセル17はそ
の細くなった先端が足Mに当接しているので指圧マッサ
ージのような効果を奏することができる。
【0082】(第9実施例)また、第9実施例として、
足載部10の左右側には壁体形成手段B2,B2を、足
載部10の略中央位置には仕切部Bを、それぞれ出没自
在に設けることもできる。
【0083】これは、図11に示すように、先の第8実
施例における左右壁部11,11を廃止して、足載部1
0の左右端部にも前述の硬質エアセル17を配設したも
のである。
【0084】なお、第8、第9実施例において、硬質エ
アセル17の伸長時のカーブ方向は足Mに当接する方向
であることは当然である。
【0085】以上、各実施例を通して本発明を説明した
が、本発明は各実施例の構成に限定されるものではな
く、椅子の座部前側に設けられた椅子用足載台であっ
て、足載部の左右側に壁体を立設したもの、あるいは壁
体形成手段を出没自在に設けるとともに、足載部の略中
央位置に仕切部を出没自在に設けたものであれば全て含
まれる。
【0086】また、足載部に膨張・収縮自在のエアセル
を必ずしも配設する必要はなく、さらに、本椅子用足載
台1が取付けられる椅子としては、必ずしもマッサージ
機能を有するものでなくともよい。
【0087】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0088】(1)請求項1記載の本発明では、椅子の
座部前側に設けられた椅子用足載台であって、足載部の
左右側に左右壁部を立設するとともに、足載部の略中央
位置には仕切部を出没自在に設けたことにより、通常使
用時は足載部を広く使用できるので窮屈感がなく、また
腰掛けたり立ち上がったりする動作にも何ら支障がな
い。しかも、必要に応じて仕切部を出現させれば、例え
ば足をマッサージする場合などに左右の足をしっかりと
包持して十分なマッサージ効果を得ることができる。
【0089】(2)請求項2記載の本発明では、椅子の
座部前側に設けられた椅子用足載台であって、足載部の
左右側には壁体形成手段を、足載部の略中央位置には仕
切部を、それぞれ出没自在に設けたことにより、通常使
用時は足の自由度が全く奪われることがないので開放感
があり、また、腰掛けたり立ち上がったりする動作にも
何ら支障がなく、しかも必要に応じて仕切部を出現させ
れば、例えば足をマッサージする場合などに左右の足を
しっかりと包持して十分なマッサージ効果を得ることが
できる。
【0090】(3)請求項3記載の本発明では、上記仕
切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自在のエアセルに
より構成されていることとしたので、エアの給・排動作
の簡単な操作でみで必要に応じて仕切部や壁体形成手段
を出現させたり無くしたりすることができる。しかも、
足をマッサージするために機能させることも可能とな
る。
【0091】(4)請求項4記載の本発明では、上記仕
切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自在のエアセルを
高さ方向に積層して構成されていることとしたので、下
側のエアセルで足をしっかりと保持しながら上部のエア
セルによって効果的なエアマッサージが可能となる。
【0092】(5)請求項5記載の本発明では、上記足
載部に膨張・収縮自在のエアセルを配設したことによ
り、マッサージ時には仕切部で左右の足をしっかりと包
持しながら十分なエアマッサージを実行することができ
る。
【0093】(6)請求項6記載の本発明では、上記請
求項1〜5のいずれかに記載の椅子用足載台部を具備す
るとともに、施療子を備えるマッサージユニットを具備
する椅子型マッサージ機としたことにより、足を含む全
身のマッサージを有効に行うことができるとともに、足
のマッサージが不要な場合は足載部を広く使用できるの
で窮屈感がなく、また腰掛けたり立ち上がったりする動
作にも何ら支障がないので使い勝手のよい椅子型マッサ
ージ機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る椅子用足載台を具備する椅子型
マッサージ機の斜視図である。
【図2】第1実施例に係る仕切部の説明図である。
【図3】第2実施例に係る仕切部の説明図である。
【図4】第3実施例に係る仕切部の説明図である。
【図5】第4実施例に係る仕切部の説明図である。
【図6】第5実施例に係る仕切部の説明図である。
【図7】第6実施例に係る仕切部の説明図である。
【図8】第6実施例の変形例を示す説明図である。
【図9】第7実施例に係る仕切部の説明図である。
【図10】第8実施例に係る仕切部の説明図である。
【図11】第9実施例に係る仕切部の説明図である。
【図12】従来の椅子型マッサージ機の説明図である。
【符号の説明】
A 椅子型マッサージ機 B 仕切部 1 椅子用足載台 2 座部 3 背もたれ部 4 基台部 10 足載部 左右壁部 11,11
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 栄二 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内 Fターム(参考) 3B084 JA09 JC13 4C100 AD02 AD11 AF02 AF20 BA05 BB05 BC11 CA03 CA08 DA10 EA10 EA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】椅子の座部前側に設けられた椅子用足載台
    であって、足載部の左右側に左右壁部を立設するととも
    に、足載部の略中央位置には仕切部を出没自在に設けた
    ことを特徴とする椅子用足載台。
  2. 【請求項2】椅子の座部前側に設けられた椅子用足載台
    であって、足載部の左右側には壁体形成手段を、足載部
    の略中央位置には仕切部を、それぞれ出没自在に設けた
    ことを特徴とする椅子用足載台。
  3. 【請求項3】仕切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自
    在のエアセルにより構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の椅子用足載台。
  4. 【請求項4】仕切部又は壁体形成手段は、膨張・収縮自
    在のエアセルを高さ方向に積層して構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の椅子用足載台。
  5. 【請求項5】足載部に膨張・収縮自在のエアセルを配設
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の椅子用足載台。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の椅子用足
    載台部を具備するとともに、施療子を備えるマッサージ
    ユニットを具備することを特徴とする椅子型マッサージ
    機。
JP2002132579A 2002-05-08 2002-05-08 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機 Expired - Fee Related JP4031287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132579A JP4031287B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132579A JP4031287B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003325615A true JP2003325615A (ja) 2003-11-18
JP4031287B2 JP4031287B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=29696088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002132579A Expired - Fee Related JP4031287B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4031287B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050391A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fuji Iryoki:Kk 椅子式マッサージ機
JP2009254698A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Panasonic Electric Works Co Ltd オットマン
CN103156752A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 松下电器产业株式会社 摆动装置
KR102496485B1 (ko) * 2022-11-07 2023-02-06 (주) 제스파 다리와 골반, 허리의 바른자세에 도움을 주는 탈부착형 에어 스트레칭 마사지 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10118143A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ用拡縮袋構造
JP2000316930A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2001204777A (ja) * 2000-01-27 2001-07-31 Family Kk マッサージ機
JP2003135545A (ja) * 2001-10-30 2003-05-13 Toshiba Tec Corp マッサージ具及びマッサージ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10118143A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Fuji Iryoki:Kk エアーマッサージ用拡縮袋構造
JP2000316930A (ja) * 1999-05-14 2000-11-21 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ機
JP2001204777A (ja) * 2000-01-27 2001-07-31 Family Kk マッサージ機
JP2003135545A (ja) * 2001-10-30 2003-05-13 Toshiba Tec Corp マッサージ具及びマッサージ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050391A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Fuji Iryoki:Kk 椅子式マッサージ機
JP2009254698A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Panasonic Electric Works Co Ltd オットマン
CN103156752A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 松下电器产业株式会社 摆动装置
KR102496485B1 (ko) * 2022-11-07 2023-02-06 (주) 제스파 다리와 골반, 허리의 바른자세에 도움을 주는 탈부착형 에어 스트레칭 마사지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4031287B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4179450B2 (ja) マッサージ機
JP2007014415A (ja) エアーマッサージベッド
JP5807823B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JP3391778B2 (ja) 脚用空気マッサージ機
JP2005205234A (ja) 椅子型マッサージ機
JP5405724B2 (ja) マッサージ機
JP5036249B2 (ja) 施療機
JP2003325615A (ja) 椅子用足載台、同椅子用足載置台を具備する椅子型マッサージ機
JP4865448B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JP2004135807A (ja) 椅子
JP5144794B2 (ja) 椅子式マッサージ機
JP4776452B2 (ja) 施療機の膨縮袋構造
JP4630491B2 (ja) 脚用空気マッサージ機及び椅子型マッサージ装置
JP5474281B2 (ja) マッサージ機
JP5946734B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP2009022789A (ja) 椅子式マッサージ機
JP5279888B2 (ja) マッサージ機
JP2006087571A (ja) マッサージ機
JP5236792B2 (ja) マッサージ機
JP2006181376A (ja) マッサージ機
JP2002065749A (ja) 起立補助装置付き車椅子
JP5335053B2 (ja) マッサージ機
JP2012105780A (ja) 椅子型マッサージ機
JP5335044B2 (ja) マッサージ機
JP2009034455A (ja) 椅子式マッサージ機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees