JP2003325533A - 生体内組織縫合装置 - Google Patents
生体内組織縫合装置Info
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Abstract
生体内組織に形成された穴を縫合することができる生体
内組織縫合装置を提供する。 【解決手段】 縫合装置1は、回動部3を有する本体部
2を備え、本体部2は、内部に収納された2本の中空針
部材4,5と中空針部材を本体部2より突出させる針部
材押出用操作部6および各中空針部材4,5内と連通す
る2つの開口7,8とを備える。回動部3は、本体部2
より押し出された中空針部材4,5の先端部を受け入れ
る針部材受入部31,32と、針部材受入部31と32
を連通する連結通路33を備える。縫合装置1には、針
部材受入部が中空針部材を受け入れた状態において、開
口7から中空針部材4、連結通路33、中空針部材5を
通り開口8に達する通路が形成される。
Description
えば、血管)に形成された経皮的に貫通した穴を縫合す
るための生体内組織縫合装置に関する。
診断、治療用装置を挿入する低侵襲手術が広く行われて
いる。例えば、心臓の冠状動脈の狭窄の治療において、
治療処置を行うために血管中へのカテーテル等の器具を
挿入することが必要となる。カテーテル等の血管内への
挿入は、通常大腿部を切開した穿刺孔から行われる。従
って、処置を終えた後には、その穿刺孔の止血をする必
要があるが、大腿動脈からの出血時の血圧(出血圧力)
は高く、止血作業は非常に困難であり、従来は医療従事
者が1時間もの間、手で押さえ続ける等の過酷な作業が
行われていた。近年、この止血作業を容易かつ確実に行
うべく、血管に作られた穴を縫合するために、傷穴を通
して挿入される装置が開発されている。
3164532号公報に示すものがある。特許第316
4532号公報の装置では、近位部の末端と末梢部の近
位末端の間に間隔を形成するように軸から延びる中央ア
ーチ状部により近位部と末梢部が互いに結合されてい
る。近位部は装置が操作位置にあるとき人体の外に置か
れる端部を有する軸に沿って延びる近位部と末梢部を含
む可撓性チューブと、そこに複数の針を保持するために
該末梢部内に形成されて、軸に沿って該末梢部の該近位
端に形成された開口部にまで延びる少なくとも一つの針
保持腔と、近位部内に形成されて該軸に沿って該近位部
の該末梢端に形成された開口部にまで延びる針引込み内
腔と、近位部の該第一の端に形成された開口部から針保
持腔に延びる内腔とを備えている。上記の縫合装置で
は、生体内に挿入される中央アーチ部を備えており、ア
ーチ部自体の生体内への挿入自体容易なものではない。
さらに、縫合作業において、特許第3164532号公
報の図7に示すように、操作者である医師は装置を望み
の方向に回転し、そして、針保持腔を通って前方に針の
内の一本を引きながら、開口部の外の引き紐を引っ張る
という作業が必要であり、これにより、針の近位端が血
管の壁を通って引かれ、尖った部位は、開口部に入り針
引込み内腔中まで延びる。針は引き紐を用いることによ
り、針の近位末端が針引込み内腔の近位末端から突出さ
れるまで前方に引かれ、医師に掴まれ、針引込み内腔2
6から引き出される。その後、医師は特許第31645
32号公報の図8に示すように、中央アーチ状部が縫合
糸の第一の端が血管の壁を貫いた地点に対応する好みの
位置で血管の壁に股がるまで、装置を回転する。そし
て、上記と同様の作業を繰り返す。
縫合のために、アーチ部を生体内へ挿入する必要がある
が、複数回のカテーテル手術を受けた患者は皮下組織が
硬化している現象があり、このような状態においては、
アーチ部のような出っ張り部分を生体組織へ挿入するこ
とが非常に困難であり、さらに、生体内に挿入されたア
ーチ部を含む装置全体を回転させなければならず、縫合
作業が繁雑である。本発明の目的は、生体内組織への挿
入および縫合作業が容易であり、かつ確実に生体内組織
に形成された穴を縫合することができる生体内組織縫合
装置を提供するものである。
は、以下のものである。 (1) 生体内組織膜に形成された経皮的に貫通した穴
を縫合するための生体内組織縫合装置であって、該縫合
装置は、前記穴より前記生体内組織内に挿入可能であ
り、かつ回動可能な回動部を備える所定長を有する本体
部を備え、該本体部は、該本体部内でありかつ前記回動
部より基端側に収納された2本の中空針部材と該中空針
部材を前記本体部の側面より前記回動部側に突出させる
ための針部材押出用操作部および前記本体部の後端部側
に設けられた各中空針部材内と連通する2つの開口とを
備え、前記回動部は、前記本体部より押し出された針部
材の先端部を受け入れる2つの針部材受入部と、該2つ
の針部材受入部を連通する連結通路を備え、前記縫合装
置は、それぞれの針部材受入部がそれぞれの中空針部材
を受け入れた状態において、前記一方の開口から一方の
中空針部材内、前記連結通路および他方の中空針部材内
を通り他方の開口に達する縫合糸用通路が形成されるこ
とを特徴とする生体内組織縫合装置。
縫合糸用通路内に挿入可能な縫合用部材を備え、該縫合
用部材は、弾性材料により線状に形成された誘導部と、
該誘導部に設けられた縫合糸を備えている上記(1)に
記載の生体内組織縫合装置。 (3) 前記回動部は、該回動部の上面より内部に延び
前記2つの針部材受入部および前記連結通路と連通する
糸抜用スリットを備えている上記(1)または(2)に
記載の生体内組織縫合装置。 (4) 前記本体部は、前記回動部を軸支するための軸
支用ピンを備え、前記回動部は、該軸支用ピンを受け入
れるための側面開口を備え、かつ、該側面開口は、前記
軸支用ピンのスライドを可能とする軸方向に延びる長口
に形成されており、さらに、前記生体内組織縫合装置
は、前記本体部内を延び一端が前記回動部に固定された
回動部牽引用部材を備えている上記(1)ないし(3)
のいずれかに記載の生体内組織縫合装置。 (5) 前記生体内組織縫合装置は、前記回動部を前記
本体部の中心軸のほぼ延長線上にある状態から90度以
下の所定角度内での回動を許容する回動角度規制機能を
備えている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の
生体内組織縫合装置。 (6) 前記生体内組織縫合装置は、前記針部材押出用
操作部もしくは前記中空針部材を後方に付勢する付勢部
材を備えている上記(1)ないし(5)のいずれかに記
載の生体内組織縫合装置。 (7) 前記開口は、前記針部材押出用操作部の後端部
に設けられている上記(1)ないし(6)のいずれかに
記載の生体内組織縫合装置。 (8) 前記回動部は、先端部にガイドワイヤ挿通用ル
ーメンを備えている上記(1)ないし(7)のいずれか
に記載の生体内組織縫合装置。 (9) 前記生体内組織縫合装置は、前記本体部内を延
び一端が生体内組織内に挿入可能な先端側部位において
開口し、他端が前記本体部の基端側にて開口する液体充
填用ルーメンと、該ルーメンに接続された三方活栓と、
該三方活栓の1つのポートに取り付けられた拍動確認用
部材と、前記三方活栓の他のポートにより形成される液
体充填用ポートを備え、前記三方活栓は、前記ルーメン
を一方のポートおよび他方のポートに対して選択的に連
通させるための操作部を備えている上記(1)ないし
(8)のいずれかに記載の生体内組織縫合装置。
装置を血管縫合装置に応用した実施形態について説明す
る。なお、本発明の生体内組織縫合装置は、血管縫合装
置に限定されるものではなく、他の生体内組織に形成さ
れた穴の縫合にも利用できる。図1は、本発明の生体内
組織縫合装置の一実施例の外観図である。図2は、図1
に示した生体内組織縫合装置の先端部分の拡大平面図で
ある。図3は、図2のA−A線断面図である。図4
(1)〜(4)は、本発明の生体内組織縫合装置に使用
される縫合用部材を説明するための説明図である。図5
は、図1に示した生体内組織縫合装置の基端部分の拡大
断面図である。図6は、図1に示した生体内組織縫合装
置の本体部の中空針部材の先端部付近の拡大断面図であ
る。
体内組織膜に形成された経皮的に貫通した穴を縫合する
ための生体内組織縫合装置である。縫合装置1は、穴よ
り生体内組織内に挿入可能であり、かつ生体内組織内に
て回動可能な回動部3を備える所定長を有する本体部2
とを備える。また、本体部2の後端部に、操作部9が設
けられている。本体部2は、本体部2内に収納された2
本の中空針部材4,5と中空針部材4,5を本体部2の
先端側の側面より回動部3側に突出させるための針部材
押出用操作部6および本体部2の後端部側に設けられた
各中空針部材4,5内と連通する2つの開口7,8とを
備える。回動部3は、本体部2より押し出された中空針
部材4,5の先端部を受け入れる2つの針部材受入部3
1,32と、2つの針部材受入部31,32を連通する
連結通路33を備える。縫合装置1は、それぞれの針部
材受入部31,32がそれぞれの中空針部材4,5を受
け入れた状態において、一方の開口7から一方の中空針
部材4内、連結通路33および他方の中空針部材5内を
通り他方の開口8に達する縫合糸用通路が形成されるも
のである。
時に上記の縫合糸用通路に挿入される縫合用部材12を
備える。縫合用部材12は、縫合糸用通路内に挿入可能
である誘導部13と、誘導部13より外径が小さい縫合
糸部14とからなる。本体部2は、図1、図5および図
6に示すように、側面に形成された2本の軸方向に延び
る収納部22,23を有するシャフト21と、シャフト
21の基端に設けられた本体部ハブ(シャフトハブ)2
6を備える。シャフト21は、図1に示すように、収納
部22,23が形成されたシャフト本体部21aと、こ
のシャフト本体部21aの先端より先端側に延び、回動
部3を軸支するためのシャフト先端部21bを備えてい
る。収納部22としては、図6に示すように、先端部に
側面開口22aを備えるルーメンであることが好まし
い。同様に、収納部23としては、図6に示すように、
先端部に側面開口23aを備えるルーメンであることが
好ましい。なお、収納部22,23は、ルーメンではな
く、側面全体が開口した溝であってもよい。さらに、シ
ャフト21は、内部に形成された軸方向に延びるルーメ
ン25を備えている。シャフト21としては、長さが3
0〜700mm、外径が1.0〜10.0mmであるこ
とが好ましい。
ば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ンおよびオレフィン系エラストマー(例えば、ポリエチ
レンエラストマー、ポリプロピレンエラストマー)、ポ
リエチレンテレフタレートなどのポリエステル、軟質ポ
リ塩化ビニル、ポリウレタンおよびウレタン系エラスト
マー、ポリアミドおよびアミド系エラストマー(例え
ば、ポリアミドエラストマー)、ポリテトラフルオロエ
チレンおよびフッ素樹脂エラストマー、ポリイミド、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、シリコーンゴム等の高分
子材料、及びステンレス鋼、Ni−Ti合金、Cu−Z
n合金、Ni−Al合金、タングステン、タングステン
合金、チタン、チタン合金、コバルト合金、タンタル等
の各種金属、あるいは、これらを適宜組み合わせたもの
が使用できる。
中空針部材4,5が収納されている。さらに、中空針部
材4,5の基端部には、この針部材を本体部より突出さ
せるための針部材押出用操作部6が設けられている。中
空針部材4,5は、図6に示すように、先端に形成され
た生体内膜穿刺用の刃面4a,5aと、内部通路4b,
5bを備えている。中空針部材4,5の外径としては、
0.1〜1.0mm程度が好適である。中空針部材4,
5の内径としては、0.05〜0.95mm程度が好適
である。また、中空針部材の長さとしては、30〜80
0mm程度が好適である。また、中空針部材4,5の形
成材料としては、ステンレス鋼、Ni−Ti合金、Cu
−Zn合金、Ni−Al合金、タングステン、タングス
テン合金、チタン、チタン合金、コバルト合金、タンタ
ル等の各種金属や、ポリアミド、ポリイミド、超高分子
量ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂等の比
較的高剛性の高分子材料、あるいは、これらを適宜組み
合わせたものが挙げられる。
加させる低摩擦性樹脂を被覆してもよい。低摩擦性樹脂
としては、フッ素系樹脂、ナイロン66、ポリエーテル
エーテルケトン、高密度ポリエチレン等が挙げられる。
この中でも、フッ素系樹脂がより好ましい。フッ素系樹
脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リフッ化ビニリデン、エチレンテトラフルオロエチレ
ン、パーフロロアルコキシ樹脂等が挙げられ、この中で
も、ポリテトラフルオロエチレンがより好ましい。ま
た、シリコンや各種親水性樹脂によるコーティングであ
ってもよい。なお、中空針部材としては、上述のよう
に、後端まで中空状となっているものに限定されるもの
ではない。例えば、本体部2の後端部側に設けられた各
中空針部材4,5内と連通する2つの開口7,8までが
中空状となっているものであってもよい。
であり中心軸と平行にかつ側面側に寄った位置に形成さ
れ、中空針部材を収納するために軸方向に延びている。
収納部22,23は、先端部に中空針部材4,5を本体
部2の側面より斜め前方に突出させるための誘導部22
b、23bを備えている。誘導部22b,23bは、収
納部22,23の先端内面をシャフト21の側面に向か
う傾斜面とすることにより形成されている。誘導部22
b,23bの先端とシャフト本体部21aの先端間の距
離は3.0〜60.0mmであることが好ましい。さら
に、図6に示すように、第2の収納部23の誘導部23
bは、第1の収納部22の誘導部22bより、中空針部
材5を中空針部材4より若干本体部の基端側に突出させ
るように若干基端側に位置している。つまり、第2の誘
導部23bの先端は、第1の誘導部22bの先端より、
本体部2の基端側に位置しており、通常斜め(例えば3
0°〜60°)に形成される経皮的に貫通した穴を介し
て血管を縫合するのに適している。
に、その基端に設けられた本体部ハブ26を備え、ハブ
26は、中空針部材4,5の基端部を収納する通路を備
えている。ハブ26は、操作用のフランジ部26aを備
えている。中空針部材4,5は、図1および図5に示す
ように、シャフト21の収納部内を後端側に延び、シャ
フト21の後端より突出し、ハブ26の通路内を延びて
おり、さらに、中空針部材4,5の後端は、1つの針部
材押出用操作部6に固定されている。針部材押出用操作
部6は、本体部ハブ26の通路内を摺動可能なものとな
っている。このため、針部材押出用操作部6を前方に押
すことにより、中空針部材4,5は先端側に移動し、中
空針部材4,5の先端部を本体部2より押し出すことが
可能となっている。なお、針部材押出用操作部は、上記
のように1つのものではなく、中空針部材4,5の個々
に設けてもよい。また、中空針部材4,5は、付勢部材
により針部材の非突出方向に付勢されていることが好ま
しい。具体的には、本体部ハブ26の通路内に収納され
た弾性部材27により、針部材押出用操作部6は、後方
に付勢されている。弾性部材27としては、図示するよ
うなコイルバネ部材が好ましい。弾性部材は、針部材押
出用操作部6のフランジ部6aと本体部ハブ26間に設
けられていてもよい。
部側に設けられた各中空針部材4,5内と連通する2つ
の開口7,8を備えている。この実施例の縫合装置1で
は、各中空針部材4,5が針部材押出用操作部6内部に
おいて終端し、針部材押出用操作部6の通路の後端開口
が2つの開口7,8を形成するものとなっている。さら
に、開口7,8は、後端側に向かって拡径するテーパー
状の開口となっている。なお、このようなものに限定さ
れるものではなく、各中空針部材4,5は、針部材押出
用操作部6の後端に到達しており、各中空針部材4,5
の後端開口が2つの開口を形成するものであってもよ
い。さらに、中空針部材4,5の側面に側口を形成し、
シャフト21の後端部側面であって、針部材押出用操作
部6を操作した状態において上記中空針部材の側口と対
応する位置に側口を形成し、これにより、各中空針部材
内と連通する2つの開口を形成してもよい。
つの針部材受入部31,32と、2つの針部材受入部3
1,32を連通する連結通路33を備える回動部3は、
図3に示すように、シャフト21のシャフト先端部21
bに回動可能に軸支されている。この実施例の生体内組
織縫合装置1では、本体部2は、回動部3を軸支するた
めの軸支用ピン24を備え、回動部3は、軸支用ピン2
4を受け入れるとともに軸支用ピン24のスライドを可
能とする軸方向に延びる長口に形成された側面開口(言
い換えれば、スライド用スリット)34を備えている。
2内を延び一端が回動部3に固定された回動部牽引用ワ
イヤ35を備えている。回動部牽引用ワイヤ35の他端
部には、ワイヤ操作部36が設けられえている。牽引用
ワイヤ35は、シャフト本体部21a内に形成されたル
ーメン25を貫通し、一端が回動部3の中央付近の上面
から内方に向かう凹部内に侵入し固定されている。牽引
用ワイヤ35の他端部は、図5に示すように、シャフト
本体部21aの後端部の側面より突出し、本体部ハブ2
6内に設けられた通路28内を通り、ワイヤ操作部36
に固定されている。ワイヤ操作部36は、本体部ハブ2
6の側面に長口に形成されたスライド用側口内をスライ
ド可能なものとなっている。そして、この牽引用ワイヤ
35を後端側に引くこと、言い換えれば、ワイヤ操作部
36を基端側に移動させることにより、回動部3は、図
8に示す状態から、図9に示す状態に後方に移動する。
このように、回動部3を本体部2の先端部21bに対し
てスライド可能なものとすることにより、回動部を軸支
する本体部の先端部(言い換えれば、シャフト21の先
端部21b)を短くすることができ、このため、縫合作
業時における針部材の先端と回動部間の距離を短くで
き、穿刺ストロークをより短いものとすることができ
る。
面図、言い換えれば、回動部3を軸方向に平行に牽引ワ
イヤ取付部の中心にて切断した状態の断面図である図3
に示すように、上端にて開口した針部材受入部31,3
2を備えている。針部材受入部31,32の上端開口部
は、中空針部材4,5の先端を誘導する誘導部を形成し
ている。そして、針部材受入部31と針部材受入部32
は連結通路33により連通している。連結通路33は、
図3に示すように、針部材受入部31と一端が連通し、
屈曲して回動部3の基端方向に向かい、さらに屈曲して
他端が針部材受入部32と連通している。回動部3は、
針部材受入部31,32および連結通路33と連通する
糸抜用スリット38を、連絡通路33を取り囲むように
備えている(図3に示すハッチングのないエリア3
8)。すなわち、回動部3は、中央部分(図3に示すハ
ッチングのエリア)でのみ接続して、左右に分割された
形態となっている。ここで、糸抜用スリット38は連結
通路33よりも幅細に形成されており、縫合糸部14は
通過可能であるが、誘導部13は抜けることができな
い。回動部3は、幅が0.5〜9.0mmのものが好適
であり、高さが0.8〜10.0mmのものが好適であ
り、長さが、2.0〜60.0mmのものが好適であ
る。
断面積は、中空針部材4,5の先端部の外径の断面積よ
り、十分大きいものである。また、連結通路33の軸方
向に対する断面積は、縫合用部材12の誘導部13より
大きいのものである。また、糸抜用スリット38の幅
は、使用する縫合糸と等しいか、縫合糸よりより、大き
いものが好適である。また、糸抜用スリット38の幅
は、使用する縫合用部材の誘導部の外径より小さいもの
が好適である。また、回動部3における糸抜用スリット
38の部分を、弾性材料で形成することにより、通常状
態ではスリット幅が0mmであるが、装置1から縫合糸
部14を引き抜く際の張力により、糸抜用スリット38
が広がり、縫合糸部14が抜けるような構造とすること
もできる。このような弾性材料としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどのポリオレフィンおよびオレフィ
ン系エラストマー(例えば、ポリエチレンエラストマ
ー、ポリプロピレンエラストマー)、ポリエチレンテレ
フタレートなどのポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、
ポリウレタンおよびウレタン系エラストマー、ポリアミ
ドおよびアミド系エラストマー(例えば、ポリアミドエ
ラストマー)、ポリテトラフルオロエチレンおよびフッ
素樹脂エラストマー、ポリイミド、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、シリコーンゴム等の高分子材料が挙げられ
る。また、回動部の形成材料としては、ステンレス鋼、
Ni−Ti合金、Cu−Zn合金、Ni−Al合金、タ
ングステン、タングステン合金、チタン、チタン合金、
コバルト合金、タンタル等の各種金属や、ポリアミド、
ポリイミド、超高分子量ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、フッ素系樹脂等の比較的高剛性の高分子材料、ある
いは、これらを適宜組み合わせたものが挙げられる。
図5に示すように、本体部2内を延び一端が生体内組織
内に挿入可能な先端側部位において開口する開口29a
を備え、他端が本体部2の基端側にて開口する液体充填
用ルーメン29と、ルーメン29に接続された三方活栓
11と、三方活栓11の1つのポートに取り付けられた
拍動確認用部材15と、三方活栓11の他のポートによ
り形成される液体充填用ポート17を備え、三方活栓1
1はルーメン29を一方のポートおよび他方のポートに
対して選択的に連通させるための操作部16を備えてい
る。三方活栓11は接続チューブ19により本体部2に
接続されている。拍動確認用部材15は、三方活栓11
の内部に充填された液体に付加される圧力により変形す
る液面を外部より視認できるものとなっている。なお、
拍動確認用部材15としては、三方活栓11の内部に充
填された液体に付加される圧力変化により変形する圧力
感受性膜を備えるものであってもよい。充填用液体とし
ては、生理食塩水などの生理的等調液が好適である。
カテーテル手術に利用したイントロデューサシースを流
用することが出来る。また、本発明の縫合装置1に使用
される縫合用部材12は、図12、図13および図14
に示すように、線状であり、先端側の誘導部13と後端
側の縫合糸部14とからなる。誘導部13の外径として
は、0.1〜1.0mm程度が好適である。また、誘導
部13の長さとしては、縫合装置1内に形成される縫合
糸用通路の全長よりも長いことが好ましい。具体的に
は、誘導部13の長さとしては、縫合装置1内に形成さ
れる縫合糸用通路の長さよりも20〜100mm程度長
いことが好ましい。また、誘導部13の長さとしては、
60〜1600mm程度が好適である。
径が太く、それにより糸抜用スリット38から縫合糸部
14のみが抜けることを可能としている。このような縫
合用部材12の構成としては、図4(1)に示す縫合用
部材12のような誘導部13と縫合糸部14とをテーパ
ー状に移行させた同一の糸材料で構成したもの、図4
(2)に示す縫合用部材12aのような縫合糸部14を
構成する糸材料が、誘導部13の端部まで延び、端部分
にコイル状もしくはブレード状の弾性材料の線材を巻き
付けることにより誘導部13を構成したもの、さらに、
図4(3)に示す縫合用部材12bのような誘導部13
の部分のみ弾性材料で被覆した2層構造となっているも
の、さらに、図4(3)の構成の上に図4(2)のよう
な線材を巻きつけた複合構造としたものなどが利用でき
る。また、図4(4)に示す縫合用部材12cのような
構成としては、誘導部13と縫合糸部14を外径の違う
別部材を用いて両者を接合したものであってもよい。
は、弾性金属もしくは可撓性樹脂が好ましい。弾性金属
としては、超弾性合金が好ましい。超弾性合金とは一般
に形状記憶合金といわれ、少なくとも生体温度(37℃
付近)で弾性を示すものである。特に好ましくは49〜
53原子%NiのTi−Ni合金である。また、Tiー
Ni合金の一部を0.01〜10.0%で置換したTi
ーNiーX合金(X=Co、Fe、Mn、Cr、V、A
l、Nb、W、Bなど)とすること、またはTiーNi
ーX合金の一部を0.01〜30.0%の原子で置換し
たTiーNiーX合金(X=Cu、Pb、Zr)とする
ことにより冷却加工率または/および最終熱処理の条件
を選択することにより適時変えることができる。さらに
TiーNiーX合金を用いて冷間加工率および/または
最終処理を選択することにより機械的特性を適時変える
ことができる。また、可撓性樹脂としては、例えば、ポ
リプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンおよ
びオレフィン系エラストマー(例えば、ポリエチレンエ
ラストマー、ポリプロピレンエラストマー)、ポリエチ
レンテレフタレートなどのポリエステル、軟質ポリ塩化
ビニル、ポリウレタンおよびウレタン系エラストマー、
ポリアミドおよびアミド系エラストマー(例えば、ポリ
アミドエラストマー)、ポリテトラフルオロエチレンお
よびフッ素樹脂エラストマー、ポリイミド、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、シリコーンゴム等の高分子材料が
使用できる。あるいは、これらを適宜組み合わせたもの
が使用できる。そして、誘導部13の側面もしくは外面
に滑性を増加させる低摩擦性樹脂を被覆してもよい。低
摩擦性樹脂としては、上述したものが使用できる。縫合
糸部14に用いられる糸材料としては、公知のものを用
いることができる。糸材料としては、生体吸収性のもの
でも生体非吸収性のものどちらを用いてもよい。糸とし
ては、太さ0.01〜0.90mmのものが好適であ
り、糸の長さとしては、60〜1600mmのものが好
適である。
用を図9ないし図16を用いて説明する。最初に、図
7、図16に示すように、三方活栓11の液体充填用ポ
ート17に充填用液体を収納した液体注入器具20を取
り付け、着脱可能となっている拍動確認用部材15を取
り外した状態で、液体充填用ポート17と液体充填用ル
ーメン29とを連通させ、液体注入器具20のプランジ
ャーを押し、液体をルーメン29内に充填する。そし
て、拍動確認用部材取付ポートに拍動確認用部材15を
取り付け、操作部16を切り替え、拍動確認用部材取付
ポートと液体充填用ルーメン29とを連通させる。この
ように液体をルーメン内に充填させることにより、三方
活栓11から血液が外部に露出されることを防止でき、
かつ、ルーメン29および三方活栓11に血液が充填さ
れないので血液が無駄に廃棄されることを防止できる。
は診断で使用し、先端が生体内組織膜に形成された穴を
介して生体内組織内に到達しているイントロデューサシ
ース10内に、生体内組織縫合装置1を挿入する。そし
て、生体内組織縫合装置1の回動部3および本体部2の
先端部が生体内組織内(具体的には、血管内)に挿入さ
れた後、イントロデューサシース10を後端側に引く。
この状態が、図8に示す状態で、拍動確認用部材(言い
換えれば、拍動インジケーターキャップ)中の充填液体
と空気界面の拍動が確認される。破線8は生体内組織膜
である血管壁を示している。
動し、回動部3の中心軸に対して、本体部2のシャフト
21は所定角度斜めになる。生体内組織縫合装置のパン
クチャーサイト(穴を有する生体内組織)への挿入は、
拍動確認用部材により拍動が確認されたところからさら
に30mm程度進める。次に、牽引用ワイヤ操作部36
を後方に引き、回動部3を図8の矢印方向に移動させ
る。これにより、図9に示す状態となる。そして、その
状態を維持しながら、拍動確認用部材15により拍動が
確認されなくなるまで、生体内組織縫合装置を手前に引
く。
用操作部6を先端側に押し、中空針部材4,5を本体部
2のシャフト本体部21aの先端側側面より斜めに突出
させて、血管壁を貫通させる。これにより、図11に示
すように、中空針部材4,5の先端部は、回動部3の針
部材受入部31,32内に到達する。これにより、縫合
装置1内には、それぞれの針部材受入部31,32がそ
れぞれの中空針部材4,5を受け入れた状態において、
一方の開口7から一方の中空針部材4内、回動部3の一
方の針部材受入部31、連結通路33、他方の針部材受
入部32、他方の中空針部材5内を通り他方の開口8に
達する縫合糸用通路が形成される。そして、図10に示
すように、一方の開口7より、縫合用部材12を誘導部
13側から挿入する。縫合装置1内に挿入された誘導部
13は、図12に示すように、中空針部材4、回動部3
の針部材受入部31、連結通路33、針部材受入部3
2、中空針部材5内に侵入する。さらに縫合用部材12
の挿入を進行させると、誘導部13の先端部が他方の開
口8より突出する。そして、突出してきた誘導部13先
端部を引っ張ることにより、図13に示すように、縫合
糸部14が、回動部3内に到達し、最終的には、図14
に示すように、縫合糸部14が、回動部3を貫通し、他
方の中空針5の内部に侵入した状態となる。好ましく
は、縫合用部材12の進行は、誘導部13が、縫合装置
1より排出され、縫合糸部14のみが、縫合装置1内に
形成された縫合糸用通路内に位置するものとすることが
好ましい。
若干外側に位置する中空針部材4,5を、血管壁8の若
干内側に位置する回動部3の針部材受入部31,32内
に収納されるように操作部を先端側に押し込むというス
トロークの短い操作により、針部材による血管壁の穿刺
という作業が行えるので、縫合作業が全体として容易な
ものとなる。さらに、縫合装置1内に形成された縫合糸
用通路の一端より挿入した縫合用部材は、通路の他端よ
り吐出されるので、縫合作業が行われていることを体外
より確認することができる。そして、針部材押出用操作
部6の先端側への押圧を停止することにより、弾性部材
27の力で操作部6は後端側に移動し、中空針部材4,
5は、本体部2内に収納される。そして、ワイヤ操作部
36を先端側に押し、回動部3のワイヤ35による牽引
を終了し、回動部3を初期位置に復帰させる。次いで、
縫合装置1をパンクチャーサイトからシース10ととも
に縫合糸部14の両端部を引っ張った状態にて引き抜
く。この時縫合糸部14は回動部3の糸抜用スリット3
8より離脱し、回動部3より分離され、縫合装置1より
露出する。続いて、縫合糸部14を結び、図17に示す
ような押込用器具30で血管穿刺孔まで進める。押込用
器具30を取り去り、糸を結び目に出来る限り近いとこ
ろで切断し、縫合を終了する。
生体内組織縫合装置50について説明する。この実施例
の生体内組織縫合装置50と上述した実施例の生体内組
織縫合装置1との相違は、回動部3が先端から側面にか
けてガイドワイヤ挿通用ルーメン37を備える点および
シャフトハブ26が、ガイドワイヤ挿通用通路26bを
備える点のみであり、その他の点については、上述した
実施例の生体内組織縫合装置1と同じであり、共通する
部分については、上述の説明を参照するものとし説明を
省略する。なお、この生体内組織縫合装置50では、使
用時にシース10を用いることなく使用できる。図18
および図19に示すように、回動部53は、先端に開口
37aを基端に側口37bを備えるガイドワイヤ挿通用
ルーメン37を備えている。なお、ルーメン37は、針
部材受入部31より先端側にて終端している。ガイドワ
イヤ挿通用ルーメン37としては、軸方向に延びる長さ
が、1.0〜4.0mm程度であることが好ましい。回
動部53の先端部は、先端側に向かって断面積が徐々に
小さくなるように形成されている。回動部53は、幅が
0.5〜9.0mmのものが好適であり、高さが0.8
〜10.0mmのものが好適であり、長さが、2.0〜
6.0mmのものが好適である。また、シャフトハブ2
6は、図18および図20に示すように、ガイドワイヤ
挿通用通路26bを備えている。ガイドワイヤ挿通用通
路26bは、一端がシャフトハブ26の先端側にて開口
し、他端がシャフトハブ26の基端側にて開口してい
る。このようなガイドワイヤ挿通用通路を設けることに
より、ガイドワイヤを生体内組織縫合装置ともに操作す
ることができ、縫合手技が容易となる。上記以外は、上
述した実施例の生体内組織縫合装置1と同じである。
作用を図10を用いて説明する。最初に、上述した実施
例の生体内組織縫合装置1と同様に、三方活栓11を操
作し液体を液体充填用ルーメン29内に充填する。そし
て、操作部16を切り替え、拍動確認用部材取付ポート
と液体充填用ルーメン29とを連通させる。次に、生体
内に挿入されている治療もしくは診断で使用し、先端が
生体内組織膜に形成された穴を介して生体内組織内に到
達しているイントロデューサシース(図示せず)にガイ
ドワイヤ55を挿入し、イントロデューサシースを抜去
する。そして、生体内組織縫合装置50の先端にあるガ
イドワイヤ挿通用ルーメン37の先端開口37aよりル
ーメン37内にガイドワイヤ55を通し、さらにガイド
ワイヤを側口37bより延出させる。さらに、ガイドワ
イヤ55をシャフトハブ26に設けられたガイドワイヤ
挿通用通路26bを貫通させる。そして、ガイドワイヤ
55に沿って、生体内に生体内組織縫合装置50を挿入
する。生体内組織縫合装置50を拍動確認用部材(言い
換えれば、拍動インジケーターキャップ)中の充填液体
と空気界面の拍動が現れるまで、言い換えれば、本体部
のルーメン29の先端開口29aが血管内に到達するま
で、生体内組織縫合装置をパンクチャーサイトを通して
血管内に挿入する。この状態が、図20に示す状態であ
る。破線8は生体内組織膜である血管壁を示している。
に回動し、回動部53の中心軸に対して、本体部2のシ
ャフト21は所定角度斜めになる。生体内組織縫合装置
のパンクチャーサイトへの挿入は、拍動確認用部材によ
り拍動が確認されたところからさらに30mm程度進め
る。次に、牽引用ワイヤ操作部36を後方に引き、回動
部53を後方に移動させる。そして、その状態を維持し
ながら、拍動確認用部材15により拍動が確認されなく
なるまで、生体内組織縫合装置を手前に引く。そして、
針部材押出用操作部6を先端側に押し、中空針部材4,
5を本体部2のシャフト本体部21aの先端側側面より
斜めに突出させて、血管壁を貫通させる。これにより、
図11に示すものと同様に、中空針部材4,5の先端部
は、回動部の針部材受入部31,32内に到達する。こ
の際、図示しないストッパーにより、針部材押出用操作
部6を固定してもよい。これにより、縫合装置50内に
は、それぞれの針部材受入部31,32がそれぞれの中
空針部材4,5を受け入れた状態において、一方の開口
7から一方の中空針部材4内、回動部3の一方の針部材
受入部31、連結通路33、他方の針部材受入部32、
他方の中空針部材5内を通り他方の開口8に達する縫合
糸用通路が形成される。
装置1と同様に、図14に示すように、縫合用部材12
を縫合糸部14が、縫合装置50内に形成された縫合糸
用通路を貫通するように挿入する。そして、針部材押出
用操作部6の先端側への押圧を停止する、もしくは図示
しないストッパーを解除することにより、弾性部材27
の力で操作部6は後端側に移動し、中空針部材4,5
は、本体部2内に収納される。そして、ワイヤ操作部3
6を先端側に押し、回動部53のワイヤ35による牽引
を終了し、回動部53を初期位置に復帰させる。
50より露出する縫合糸の両端部を手で引っ張った状態
にて、縫合装置50を引き抜く。この時縫合糸部14
は、回動部53の針抜用スリット38より離脱し、回動
部53より分離され、血管内に残留する。そして、縫合
糸部14を結び、図17に示すような押込用器具30で
血管穿刺孔まで進める。押込用器具30を取り去り、出
血が認められなければ、ガイドワイヤ55を抜去する。
そして、さらに結びを加え、止血をより確実にした後、
糸を結び目の出来る限り近いところで切断し、縫合を終
了する。
生体内組織縫合装置60について説明する。この実施例
の生体内組織縫合装置60と上述した実施例の生体内組
織縫合装置1との相違は、本体部2による回動部の軸支
形式のみであり、その他の点については、上述した実施
例の生体内組織縫合装置1と同じであり、共通する部分
については、上述の説明を参照するものとし説明を省略
する。回動部としては上述した実施例の生体内組織縫合
装置1のようなスライド可能なものが好ましいが、図2
1および図22に示す実施例の生体内組織縫合装置60
のように、スライドせず、本体部に軸支されているもの
であってもよい。この実施例の生体内組織縫合装置60
では、回動部63は、本体部2の中心軸のほぼ延長線上
にある状態から90度以下の所定角度内での回動を許容
する回動角度規制機能を備えている。回動角度規制機能
は、60度以下の所定角度内での回動を許容することが
好ましい。このような回動角度規制機能を備えることに
より、針4、5の受入が確実に行われる。回動部63
は、図22に示すように、後端側がシャフト先端部21
b,21b間に配置されている。回動部63は、シャフ
ト先端部21bに固定された軸24により軸支されてい
る。さらに、回動部63は、側面に設けられ、分岐した
シャフト先端部21bの内面に向かい合うように設けら
れたピン64を摺動可能に収納するルーズ孔65を備え
ている。ルーズ孔65は、軸24を中心とする所定長を
有する円弧状の孔である。このため、回動部63は、軸
24に対するルーズ孔65の形成角度内での回動が可能
となっている。軸24に対するルーズ孔65の形成角度
は、10〜90°が好適である。なお、ルーズ孔を分岐
したシャフト先端部21bのそれぞれの側面に設け、回
動部にルーズ孔内を摺動可能なピンを設けたものとして
もよい。回動部63は、幅として0.5〜9.0mmの
ものが好適である。高さとして、0.8〜10.0mm
のものが好適である。長さとしては、2.0〜6.0m
mのものが好適である。
用は、牽引ワイヤ操作部の操作がない点を除き、上述し
た実施例の生体内組織縫合装置1の作用と同じである。
さらに、このタイプの生体内組織縫合装置においても、
図23に示すように、そして、上述した生体内組織縫合
装置50と同様に、回動部63がガイドワイヤ挿通用ル
ーメン37を備えるものとしてもよい。この場合、シャ
フトハブが、ガイドワイヤ挿通用通路を備えるものとす
ることが好ましい。ガイドワイヤ挿通用ルーメン37
は、先端に開口37aを、基端に側口37bを備えてい
る。なお、ルーメン37は、針部材受入部31より先端
側にて終端している。ガイドワイヤ挿通用ルーメン37
としては、軸方向に延びる長さが、1.0〜4.0mm
程度であることが好ましい。回動部63の先端部は、先
端側に向かって断面積が徐々に小さくなるように形成さ
れている。回動部63は、幅が0.5〜9.0mmのも
のが好適であり、高さが0.8〜10.0mmのものが
好適であり、長さが、2.0〜60.0mmのものが好
適である。
20に示したようなガイドワイヤ挿通用通路を設けるこ
とが好ましい。ガイドワイヤ挿通用通路は、一端がシャ
フトハブの先端部にて開口し、他端がシャフトハブの基
端側にて開口するものとする。このようなガイドワイヤ
挿通用通路を設けることにより、ガイドワイヤを生体内
組織縫合装置とともに操作することができ、縫合手技が
容易となる。この実施例の生体内組織縫合装置の作用
は、牽引ワイヤ操作部の操作がない点を除き、上述した
実施例の生体内組織縫合装置50の作用と同じである。
おいて、図24に示す生体内組織縫合装置100のよう
に導入用ワイヤ150を設けてもよい。導入用ワイヤ1
50は回動部103の内部に形成されたルーメン110
内を延び、先端部が回動部より突出している。また、導
入用ワイヤ150は、先端回動部に固定されることな
く、本体部にその基端側が固定されている。ワイヤ15
0は、先端回動部103とは固定されておらず、先端回
動部103の回動やスライドを阻害しない。具体的に
は、先端回動部103は、一端がその先端にて開口し、
他端が先端回動部103の中央部付近の側面にて開口す
るルーメン110を備えている。導入用ワイヤ150
は、先端回動部103の内部に形成されたルーメン11
0内を貫通し、先端部は、回動部103の先端開口より
突出し、他端側は、回動部103の側面開口より突出
し、シャフト本体の先端側部分21aに固定されてい
る。シャフト本体の先端側部分には、誘導用ワイヤ固定
用の溝もしくはルーメンが形成されており、この溝もし
くはルーメンにワイヤの基端部が収納され、固定されて
いる。ワイヤ150とシャフト本体先端側21aとの固
定は、導入用ワイヤ固定用の溝もしくはルーメンに、接
着剤、熱融着、機械的な嵌合などを用いることにより行
われる。
は、軸方向に延びる長さが、1.0〜4.0mm程度で
あることが好ましい。回動部103の先端部は、先端側
に向かって断面積が徐々に小さくなるように形成されて
いる。回動部103は、幅が0.5〜9.0mmのもの
が好適であり、高さが0.8〜10.0mmのものが好
適であり、長さが、2.0〜60.0mmのものが好適
である。導入用ワイヤ150の回動部103から先端方
向へ延びる長さは、10〜500mm程度であることが
好ましい。導入用ワイヤ150の寸法としては、長さ1
0〜600mm、外径1.0〜10.0mmであること
が好ましい。また、ワイヤの線材の材料としては、ステ
ンレス鋼、Ni−Ti合金、Cu−Zn合金、Ni−A
l合金、タングステン、タングステン合金、チタン、チ
タン合金、コバルト合金、タンタル等の各種金属の単独
の線材か、あるいは線材の表面に、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどのポリオレフィンおよびオレフィン系エ
ラストマー(例えば、ポリエチレンエラストマー、ポリ
プロピレンエラストマー)、ポリエチレンテレフタレー
トなどのポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレ
タンおよびウレタン系エラストマー、ポリアミドおよび
アミド系エラストマー(例えば、ポリアミドエラストマ
ー)、ポリテトラフルオロエチレンおよびフッ素樹脂エ
ラストマー、ポリイミド、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、シリコーンゴム等の高分子材料を被覆したものが使
用される。さらに、外面の滑性を増加させる為にシリコ
ンや各種親水性樹脂をコーティングしても良い。
0の作用について説明する。なお、基本的な動作は生体
内組織縫合装置1と同じである。生体内への挿入の際
に、ワイヤ150の先導により装置100の挿入を容易
にするもので、生体に対してより安全性が高いものとな
っている。そして、図25に示すように、回動部牽引用
ワイヤ35を引くと、回動部103のみが後端方向に移
動し、誘導用ワイヤ150は移動しない。このため、回
動部103のスライドがよりスムーズに行えるものであ
る。さらに、針部材による血管壁の穿刺及びその穿刺部
への糸の挿通という作業の後、装置100の生体からの
抜去時に、ワイヤ150の先端部分だけを血管内に残し
た状態にした場合、皮膚の上で1本目の糸と2本目の糸
を結び、ワイヤ150の先端部分を留置したまま結び目
を押込用器具30で血管穿刺孔まで進め、血液の漏れが
発生しないかを確認できれば、縫合が確実に行われたこ
とを確認した後に、装置全体を抜去することができる。
装置全体を抜去後、更に結び目の押し込みを少し追加す
ることで、縫合が完了する。ワイヤ先端部分を残した状
態で縫合が確実に行われたか確認可能であるということ
は、縫合操作に安心感を与えることができる。なぜなら
ば、もし縫合が不確実で血液の漏れが見られたならば、
直ちに、装置を再度生体内に挿入させれば、縫合操作を
やり直すことができるからである。
組織膜に形成された経皮的に貫通した穴を縫合するため
の生体内組織縫合装置であって、該縫合装置は、前記穴
より前記生体内組織内に挿入可能であり、かつ回動可能
な回動部を備える所定長を有する本体部を備え、該本体
部は、該本体部内でありかつ前記回動部より基端側に収
納された2本の中空針部材と該中空針部材を前記本体部
の側面より前記回動部側に突出させるための針部材押出
用操作部および前記本体部の後端部側に設けられた各中
空針部材内と連通する2つの開口とを備え、前記回動部
は、前記本体部より押し出された針部材の先端部を受け
入れる2つの針部材受入部と、該2つの針部材受入部を
連通する連結通路を備え、前記縫合装置は、それぞれの
針部材受入部がそれぞれの中空針部材を受け入れた状態
において、前記一方の開口から一方の中空針部材内、前
記連結通路および他方の中空針部材内を通り他方の開口
に達する縫合糸用通路が形成されるものである。
膜(例えば血管壁)の若干外側に位置する針を、生体内
組織膜(例えば血管壁)の若干内側に位置する回動部の
収納部内に収納されるように針部材押出用操作部を先端
側に押し込むというストロークの短い操作により、針に
よる生体内組織膜の穿刺作業が行える。さらに、縫合糸
用通路内への縫合糸を挿通することにより、縫合糸の貫
通を確認することができ、生体内組織に形成された穴の
縫合とその間接的な確認を可能としている。また、前記
針部材押出用操作部を後方に付勢する付勢部材を設ける
ことにより、針部材押出用操作部の押圧終了後に針部材
押出用操作部を引き戻す作業を行う必要がなく、縫合作
業が容易となる。
体部内を延び一端が生体内組織内に挿入可能な先端側部
位において開口し、他端が前記本体部の基端側にて開口
する液体充填用ルーメンと、該ルーメンに接続された三
方活栓と、該三方活栓の1つのポートに取り付けられた
拍動確認用部材と、前記三方活栓の他のポートにより形
成される液体充填用ポートを備え、前記三方活栓は、前
記ルーメンを一方のポートおよび他方のポートに対して
選択的に連通させるための操作部を備えているものとす
ることにより、直接血液を装置内に流入させることなく
血管内への本体部の到達を確認できる。また、前記本体
部は、前記回動部を軸支するための軸支用ピンを備え、
前記回動部は、該軸支用ピンを受け入れるための側面開
口を備え、かつ、該側面開口は、前記軸支用ピンのスラ
イドを可能とする軸方向に延びる長口に形成されてお
り、さらに、前記生体内組織縫合装置は、前記本体部内
を延び一端が前記回動部に固定された回動部牽引用ワイ
ヤを備えるものとすることにより、回動部は本体部の先
端部に対してスライド可能となし、回動部を軸支する本
体部の先端部を短くすることができ、このため、縫合作
業時における針部材の先端と回動部間の距離が短くな
り、縫合のための作業ストロークをより短いものとする
ことができる。
例の外観図である。
端部分の拡大平面図である。
れる縫合用部材を説明するための説明図である。
端部分の拡大断面図である。
体部の中空針部材の先端部付近の拡大断面図である。
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
用を説明するための説明図である。
けられる圧力検知機能を説明するための説明図である。
る縫合後、縫合糸を生体内に押し込むための押込用器具
の外観図である。
の実施例の外観図である。
置の先端部分の拡大断面図である。
置の作用を説明するための説明図である。
縫合装置の作用を説明するための説明図である。
縫合装置の作用を説明するための説明図である。
縫合装置の作用を説明するための説明図である。
の実施例を説明するための説明図である。
織縫合装置の作用を説明するための説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 生体内組織膜に形成された経皮的に貫通
した穴を縫合するための生体内組織縫合装置であって、
該縫合装置は、前記穴より前記生体内組織内に挿入可能
であり、かつ回動可能な回動部を備える所定長を有する
本体部を備え、該本体部は、該本体部内でありかつ前記
回動部より基端側に収納された2本の中空針部材と該中
空針部材を前記本体部の側面より前記回動部側に突出さ
せるための針部材押出用操作部および前記本体部の後端
部側に設けられた各中空針部材内と連通する2つの開口
とを備え、前記回動部は、前記本体部より押し出された
針部材の先端部を受け入れる2つの針部材受入部と、該
2つの針部材受入部を連通する連結通路を備え、前記縫
合装置は、それぞれの針部材受入部がそれぞれの中空針
部材を受け入れた状態において、前記一方の開口から一
方の中空針部材内、前記連結通路および他方の中空針部
材内を通り他方の開口に達する縫合糸用通路が形成され
ることを特徴とする生体内組織縫合装置。 - 【請求項2】 前記生体内組織縫合装置は、前記縫合糸
用通路内に挿入可能な縫合用部材を備え、該縫合用部材
は、弾性材料により線状に形成された誘導部と、該誘導
部に設けられた縫合糸を備えている請求項1に記載の生
体内組織縫合装置。 - 【請求項3】 前記回動部は、該回動部の上面より内部
に延び前記2つの針部材受入部および前記連結通路と連
通する糸抜用スリットを備えている請求項1または2に
記載の生体内組織縫合装置。 - 【請求項4】 前記本体部は、前記回動部を軸支するた
めの軸支用ピンを備え、前記回動部は、該軸支用ピンを
受け入れるための側面開口を備え、かつ、該側面開口
は、前記軸支用ピンのスライドを可能とする軸方向に延
びる長口に形成されており、さらに、前記生体内組織縫
合装置は、前記本体部内を延び一端が前記回動部に固定
された回動部牽引用部材を備えている請求項1ないし3
のいずれかに記載の生体内組織縫合装置。 - 【請求項5】 前記生体内組織縫合装置は、前記回動部
を前記本体部の中心軸のほぼ延長線上にある状態から9
0度以下の所定角度内での回動を許容する回動角度規制
機能を備えている請求項1ないし3のいずれかに記載の
生体内組織縫合装置。 - 【請求項6】 前記生体内組織縫合装置は、前記針部材
押出用操作部もしくは前記中空針部材を後方に付勢する
付勢部材を備えている請求項1ないし5のいずれかに記
載の生体内組織縫合装置。 - 【請求項7】 前記開口は、前記針部材押出用操作部の
後端部に設けられている請求項1ないし6のいずれかに
記載の生体内組織縫合装置。 - 【請求項8】 前記回動部は、先端部にガイドワイヤ挿
通用ルーメンを備えている請求項1ないし7のいずれか
に記載の生体内組織縫合装置。 - 【請求項9】 前記生体内組織縫合装置は、前記本体部
内を延び一端が生体内組織内に挿入可能な先端側部位に
おいて開口し、他端が前記本体部の基端側にて開口する
液体充填用ルーメンと、該ルーメンに接続された三方活
栓と、該三方活栓の1つのポートに取り付けられた拍動
確認用部材と、前記三方活栓の他のポートにより形成さ
れる液体充填用ポートを備え、前記三方活栓は、前記ル
ーメンを一方のポートおよび他方のポートに対して選択
的に連通させるための操作部を備えている請求項1ない
し8のいずれかに記載の生体内組織縫合装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019506269A (ja) * | 2016-02-09 | 2019-03-07 | エシコン エルエルシーEthicon LLC | 関節運動型でありかつ軸方向に並進可能なエンドエフェクタを備えた外科用器具 |
-
2002
- 2002-05-09 JP JP2002133940A patent/JP4035367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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