JP2003325530A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003325530A
JP2003325530A JP2002143616A JP2002143616A JP2003325530A JP 2003325530 A JP2003325530 A JP 2003325530A JP 2002143616 A JP2002143616 A JP 2002143616A JP 2002143616 A JP2002143616 A JP 2002143616A JP 2003325530 A JP2003325530 A JP 2003325530A
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Masahiko Komuro
雅彦 小室
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査終了後に、検査した全領域にわたって任意
の検査範囲の3次元画像を構築できるようにする。 【解決手段】位置信号処理回路32は、磁気ソース23
に電流を供給して磁場を張らせ、磁場により磁気センサ
22から発生する電流を検出し、この検出結果をデジタ
ル化することで磁気センサ22の磁気ソース23に対す
る位置情報および傾斜角度情報のデジタル信号を作成し
て、外部記録装置50のデジタル音声信号入力端子51
に導く。表示回路34は、超音波信号処理回路31から
の画像信号を外部に接続された外部記録装置50で記録
可能な記録方式に適合した画像信号に変換して、外部記
録装置50のデジタル画像信号入力端子53に導く。外
部記録装置50は、例えばデジタルビデオレコーダを用
いており、信号をあまり圧縮せずに長時間分記録でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動子によ
り被検体に超音波を送受信して得られた超音波エコー信
号により超音波画像を得る超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療分野において、超音波診
断装置を用いて、生体内に超音波を照射し、そのエコー
信号から超音波画像を得て医療診断を行う方法が広く普
及している。
【0003】超音波診断装置は、超音波内視鏡や超音波
プローブ等の超音波振動子を有する機器と接続し、被検
体の体腔内に前記超音波振動子を挿入し、この超音波振
動子にスキャンを行わせることで体腔内の断面像を作り
出すものである。術者は、このような断面像を、病変の
深達度診断や臓器の実質診断等に用いるようにしてい
る。
【0004】さらに、近年では、生体内に生じた腫瘍等
の形状を把握したり、体積を計測したりできるように三
次元画像が得られる超音波診断装置の必要性が高まって
いる。
【0005】このような三次元画像が得られる超音波診
断装置の一例として、例えば、特開平5−42148号
公報に記載された超音波診断装置では、三次元画像の構
築を行う際に、スパイラルスキャンを行うため、超音波
プローブの根元側ににある専用の駆動装置の進退により
超音波プローブの軸方向における位置を推定している。
【0006】しかしながら、特開平5−42148号公
報に記載された超音波診断装置は、専用の駆動装置が必
要であるとともに、超音波プローブの軸方向では直線状
にしかスキャンできず、例えば湾曲した管腔の画像デー
タを三次元的に得ることは不可能であった。
【0007】このことに対応して、特開平6−2619
00号公報には、磁場発生手段を超音波プローブ先端部
に具備し、外部の磁気センサによって超音波プローブの
位置及び傾斜角を特定する超音波診断装置が開示されて
いる。特開平6−261900号公報に記載された超音
波診断装置によれば、専用の駆動装置を用いる必要がな
く、さらに湾曲した管腔の画像データを三次元的に得る
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の超音波
診断装置では、超音波診断装置内部に具備した記憶装置
に超音波エコー信号を保存し、保存された超音波エコー
信号から三次元画像を構築するが、記憶装置として光磁
気ディスク、ハードディスク或いは大容量のRAMを用
いているため、超音波エコー信号をあまり圧縮せずに長
時間分保存するには記憶装置の容量が十分とはいえず、
得られる三次元画像には限りがあった。
【0009】つまり、従来の超音波診断装置では検査時
の一部分の三次元画像もしくは一時保管した短時間の三
次元画像しか得られなかった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、検査終了後に、検査した全領域にわたって任意
の検査範囲の3次元画像を構築することができる超音波
診断装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の超音波診断装置は、超音波振動子により
被検体に超音波を送受信して得られた超音波エコー信号
に基づく超音波画像信号を記録可能な超音波診断装置に
おいて、前記超音波振動子の位置情報および傾斜角度情
報のうちの少なくともいずれかの情報を得る位置情報生
成手段と、音声記録領域を有する記録媒体の前記音声記
録領域に前記位置情報生成手段により生成された前記超
音波振動子の位置情報および傾斜角度情報のうちの少な
くともいずれかの情報を所定のタイミングで記録する位
置情報記録手段と、前記記録媒体の画像記録領域に所定
のタイミングで前記超音波画像信号を記録する画像記録
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の超音波診断装置は、請求項
1記載の超音波診断装置であって、前記記録媒体に記録
された超音波画像信号と前記位置情報を読み出し、読み
出した位置情報に基づいて前記超音波画像信号による超
音波3次元画像を構築することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1乃至図4は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1はメカニカルスキャン方式の超音
波診断システムのブロック図、図2は超音波プローブの
先端側を示す説明図、図3は外部記録装置へ送られる超
音波画像を示す説明図、図4は三次元画像処理回路によ
る三次元画像の構築を示す説明図である。
【0014】(構成)図1に示すように、超音波診断シ
ステム1は、超音波プローブ10と、超音波プローブ駆
動装置21と、磁気センサ22と、磁気ソース23と、
超音波診断装置30と、外部表示装置40と、外部記録
装置50とを具備して構成されている。
【0015】超音波診断システム1は、体腔内の被検体
に対して超音波信号の送受信を行うことにより超音波画
像を得るようになっている。
【0016】超音波診断装置30は、超音波信号処理回
路31と、位置信号処理回路32と、三次元画像処理回
路33と、表示回路34とを具備して構成されている。
図1では、超音波診断装置30の本発明に直接と関わら
ない他の構成部分は省略している。
【0017】図2に示すように、超音波プローブ10
は、アウターシース11と、シャフト12と、超音波振
動子13とを具備して構成されている。
【0018】アウターシース11は可撓性を有してい
る。アウターシース11の内部には可撓性を有するシャ
フト12が挿通されている。このような構造により、超
音波プローブ10は、可撓性を有し、体腔内2に挿入さ
れるようになっている。
【0019】このシャフト12の先端部には超音波振動
子13が設けられている。シャフト12の基端部は図1
の超音波プローブ駆動装置21と機械的かつ電気的に結
合されている。
【0020】前記超音波プローブ10の先端部には磁気
センサ22が取り付けられている。磁気ソース23は磁
場に影響を与えない非磁性体材料で作られた図示しない
外部の固定台に設けられている。この磁気センサ22と
磁気ソース23は、それぞれ図1の超音波診断装置30
内の位置信号処理回路32に電気的に接続されている。
【0021】図1に示すように、超音波プローブ駆動装
置21は、超音波プローブ10の基端部を着脱自在に接
続し、超音波プローブ10の超音波振動子13を挿入軸
方向に対して回転駆動させたり、或いは回転及び前後駆
動させる駆動手段を備えている。
【0022】また、超音波プローブ駆動装置21は、超
音波診断装置30内の超音波信号処理回路31及び位置
信号処理回路32と電気的に接続されている。
【0023】外部記録装置50は、超音波診断装置30
の外部に接続されており、入出力端子として、デジタル
音声信号入力端子51と、デジタル音声信号出力端子5
2と、デジタル画像信号入力端子53と、デジタル画像
信号出力端子54とを有している。
【0024】位置信号処理回路32の第1及び第2の出
力端子は、それぞれ三次元画像処理回路33の第1の入
力端子及び外部記録装置50のデジタル音声信号入力端
子51に電気的に接続される。
【0025】また、外部記録装置50のデジタル音声信
号出力端子52及びデジタル画像信号出力端子54はそ
れぞれ三次元画像処理回路33の第2及び第3の入力端
と電気的に接続されている。
【0026】超音波信号処理回路31の出力端子は表示
回路34に電気的に接続されている。三次元画像処理回
路33の出力端子も表示回路34に電気的に接続されて
いる。
【0027】超音波診断装置30内の表示回路34の第
1の出力端子は、超音波診断装置30の外部に接続され
た外部表示装置40と電気的に接続されている。外部表
示装置40はモニタやプリンタ等の画像を表示する装置
である。
【0028】同時に表示回路34の第2の出力端子は、
外部記録装置50のデジタル画像信号入力端子53と電
気的に接続されている。外部記録装置50は、音声及び
画像がデジタル信号で記録可能であるとともに、信号を
あまり圧縮せずに長時間分記録できるデジタルビデオレ
コーダ等の記録装置を用いている。
【0029】超音波信号処理回路31は、超音波プロー
ブ駆動装置21を介して図2に示す超音波振動子13に
電気的なパルス信号を供給して、超音波振動子13に超
音波を照射させるとともに、図2に示す超音波振動子1
3から超音波プローブ駆動装置21を介して供給される
超音波エコー信号をデジタル化し、画像信号として表示
回路34に供給する。
【0030】また、超音波プローブ駆動装置21は、図
2に示す超音波振動子13のラジアル回転に対応して位
置パルスによる信号送信命令信号を作成して位置信号処
理回路32に供給する。
【0031】位置信号処理回路32は、磁気ソース23
に電流を供給して磁場を張らせ、磁場により磁気センサ
22から発生する電流を検出し、この検出結果をデジタ
ル化することで磁気センサ22の磁気ソース23に対す
る位置及び傾斜角度の情報のデジタル信号を作成し、こ
のデジタル信号を超音波プローブ駆動装置21からの信
号送信命令信号が示すタイミングで外部記録装置50の
デジタル音声信号入力端子51に導く。ここで、磁気セ
ンサ22の磁気ソース23に対する位置及び傾斜角度の
情報は、超音波振動子13の位置情報および傾斜角度情
報と同じものとして説明する。
【0032】位置信号処理回路32は、前記信号送信命
令信号が示すタイミングで画像を送信させるための画像
信号送信命令信号を三次元画像処理回路33を介して表
示回路34に供給する。
【0033】表示回路34は、超音波信号処理回路31
からの画像信号を外部に接続された外部表示装置40で
表示可能な表示方式及び外部記録装置50で記録可能な
記録方式に適合した画像信号に変換して、それぞれの装
置へ出力する。この場合、表示回路34は、前記画像信
号送信命令信号が示すタイミングで画像信号を外部記録
装置50に供給する。
【0034】三次元処理回路33は、三次元画像を表示
するモードでは、外部記録装置50により再生された画
像信号による1フレーム毎の超音波画像と外部記録装置
50により再生された音声信号による位置情報から三次
元画像を構築して外部表示装置40に表示させる。
【0035】このような構成により、超音波診断装置3
0は、超音波振動子13により被検体に超音波を送受信
して得られた超音波エコー信号に基づく超音波画像信号
を外部記録装置50の記録媒体に記録可能になってい
る。
【0036】位置信号処理回路32は、前記超音波振動
子13の位置情報および傾斜角度情報のうちの少なくと
もいずれかの情報を得る位置情報生成手段となってい
る。
【0037】位置信号処理回路32は、音声記録領域を
有する前記記録媒体の前記音声記録領域に前記位置情報
生成手段により生成された前記超音波振動子13の位置
情報および傾斜角度情報のうちの少なくともいずれかの
情報を所定のタイミングで記録する位置情報記録手段と
なっている。
【0038】超音波信号処理回路31及び表示回路34
は、前記記録媒体の画像記録領域に所定のタイミングで
前記超音波画像信号を記録する画像記録手段となってい
る。
【0039】三次元処理回路33は、前記記録媒体に記
録された超音波画像信号と前記位置情報を読み出し、読
み出した位置情報に基づいて前記超音波画像信号による
超音波3次元画像を構築する。
【0040】(作用)次に前述のように構成された超音
波診断装置30の作用について説明する。図2に示すよ
うに、体腔内2に挿入された超音波プローブ10に設け
られた超音波振動子13は、超音波信号処理回路31か
らの電気的なパルス信号を受け取った後、これを超音波
パルスに電気−音響変換して体腔内2に照射する。この
超音波パルスは、体腔内2を反射した後、超音波エコー
として再び超音波振動子13に戻される。
【0041】超音波振動子13に戻された超音波パルス
は、超音波振動子13により音響−電気変換され、電気
的な超音波エコー信号として超音波信号処理回路31へ
送られる。この超音波エコー信号は、超音波信号処理回
路31でデジタル化され、画像信号として表示回路34
に送られる。表示回路34では、超音波信号処理回路3
1からの画像信号を、外部に接続された外部表示装置4
0で表示可能な表示方式及び外部記録装置50で記録可
能な記録方式に適合した画像信号に変換して、それぞれ
の装置へ出力する。
【0042】一方、この間にシャフト12は超音波プロ
ーブ駆動装置21により図2の矢印aに示す方向へ回転
するため、結果として超音波プローブ10は図2の矢印
bで示すように、超音波パルス及びその超音波エコーが
放射状に送受信される。つまり一般的にラジアルスキャ
ンと呼ばれる走査を行う。
【0043】術者は、超音波プローブ10がラジアルス
キャンをしている間、この超音波プローブ10を体腔内
2で前後いずれかに進退させることにより、三次元的な
スパイラルスキャンを行う。このため画像信号として外
部記録装置50へ送られる超音波画像は図3に示すよう
に何枚かの超音波断層像F1,F2…を含むものとなる。
【0044】また、磁気ソース23により、空間上には
位置に固有な磁場が張られており、磁気センサ22は自
身の磁気ソース23に対する位置情報および傾斜角度情
報を磁場に対応する電流として位置信号処理回路32へ
リアルタイムで送信する。この電流は、位置信号処理回
路32でデジタル化され、デジタル信号のまま外部記録
装置50のデジタル音声信号入力端子51へ送られる。
例えば、外部記録装置50がデジタルビデオレコーダで
あった場合、その記録媒体であるデジタルビデオテープ
の音声記録領域に超音波振動子13の位置情報および傾
斜角度情報であるデジタル信号が記録される。
【0045】このとき、超音波プローブ駆動装置21
は、超音波振動子13のラジアル回転一回に対し、位置
信号送信命令信号として位置信号処理回路32へパルス
を一つ送信するものとする。位置信号処理回路32は、
この位置信号送信命令信号を受信するとデジタル化した
超音波振動子13の位置情報および傾斜角度情報を外部
記録装置50へ送信する。こうしてデジタル化された超
音波振動子13の位置情報および傾斜角度情報は画像信
号と併せて超音波振動子13のラジアル回転と同期して
外部記録装置50へ取り込まれる。
【0046】図2に示すように、磁気センサ22の磁気
ソース23に対する空間中の位置の座標系を(x,y,
z)とし、磁気ソース23の磁気センサ22に対する空
間中の位置の座標系を(x’,y’,z’)とする。
x’が超音波断層像の3時方向、y’が超音波断層像の
12時方向である。このx’の方向単位ベクトルをV
3、y’の方向単位ベクトルをV12として、(x,y,
z)座標でのV3とV12の成分を以下の式(1),
(2)で求める。
【0047】
【数1】 ここで、Tx(ψ)はx軸の周りの回転行列、Ty(θ)
はy軸の周りの回転行列、Tz(θ)はz軸の周りの回
転行列である。
【0048】ψ,θ,φは一般的に知られているオイラ
ー角で、ここでは磁気センサ22の磁気ソース23に対
する傾きを表すオイラー角(ψ,θ,φ)である。回転
行列はそれぞれ以下の式(3),(4),(5)で定義
される。
【0049】
【数2】 以上の(x,y,z)と(ψ,θ,φ)が、磁気センサ
22が検知するデータの1セットであり、検知データの
始まりを示すヘッダ情報を併せて位置情報および傾斜角
度情報の1セットとする。ヘッダ情報とは例えば連続し
た0データであり、明らかに検知データと区別できるデ
ータである。この1セットの位置情報および傾斜角度情
報が外部記録装置50に取り込まれたものとする。
【0050】このとき、位置信号処理回路32及び表示
回路34により、図3に示された超音波断層像F1,F2
…の内、一枚分の超音波断層像Fiの画像信号が外部記
録装置50へ送信されると同時に、その時点での検知デ
ータ(xi,yi,zi,ψi,θi,φi)にヘッダ情報を
加えた位置情報および傾斜角度情報の1セット[000
0xiyiziψiθiφi]が、位置情報および傾斜角度情
報のデジタル信号として外部記録装置50へ送信される
ことになる。
【0051】この動作を検査中に繰り返すことにより、
外部記録装置50には、全検査領域にわたる複数枚の断
層像からなる一連の画像データと各々の断層像に対応し
た一連の位置情報および傾斜角度情報が格納される。
【0052】次に術者が三次元画像を構築する場合は、
外部記録装置50を再生モードにする。その際、術者は
外部記録装置50に記録された画像から三次元構築した
い画像を再生する。
【0053】外部記録装置50のデジタル画像信号出力
端子54からは超音波画像が三次元処理回路33へ送ら
れ、デジタル音声信号出力端子52からは位置情報およ
び傾斜角度情報が三次元処理回路33へ送られる。三次
元処理回路33では1フレーム毎の超音波画像とその位
置情報および傾斜角度情報を連携して記憶しておく。三
次元処理回路33は、記憶した1フレーム毎の超音波画
像とその位置情報および傾斜角度情報から各超音波画像
同士の相対的な距離、傾き及び中心のずれを計算し、図
4に示すような三次元画像を構築する。なお、図4には
超音波断層像F1,F2…を記録再生したもとの断層面の
超音波断層像G1,G2…も示してある。三次元画像の構
築に関する詳細な手法は特開平5−42148号公報や
特開平6−261900号公報に示されるような公知の
技術を用いている。
【0054】(効果)第1の実施の形態によれば、信号
をあまり圧縮せずに長時間分記録できる外部記録装置5
0を用いて超音波画像とその位置情報および傾斜角度情
報を記録再生するので、検査終了後に、検査した全領域
にわたって任意の検査範囲の3次元画像を構築すること
ができ、生体内に生じた腫瘍等の形状を把握したり、体
積を計測する場合の作業効率を高めることができる。
【0055】なお、第1の実施の形態で示した超音波プ
ローブ10は光ファイバや固体撮像素子を具備した光学
的観察機能を持つ超音波内視鏡に置き換えても良い。
【0056】また、超音波プローブ10の先端部に磁気
センサ22、体外に磁気ソース23を設置したが、この
両者が逆に設置されても一向に差し支えないことは明白
である。
【0057】さらに、本実施の形態では、超音波振動子
13を機械的に回転する機械走査式のラジアルスキャン
を例にあげて説明したが、それに限定されること無く超
音波振動子を複数配置した電子走査式や扇状にスキャン
するコンベックススキャンを用いても良い。
【0058】さらに、外部記録装置50においては、デ
ジタルビデオレコーダのようにテープ媒体を用いた装置
に限定されるものではなく、検査した全領域でデジタル
的に音声及び画像を記録できる装置を全て含む。
【0059】(第2の実施の形態)図5は本発明の第2
の実施の形態に係るメカニカルスキャン方式の超音波診
断システムのブロック図である。図5の第2の実施の形
態の説明においては、図1と同様の機能を有する部分に
関しては省略し、異なる部分のみ解説する。
【0060】(構成)図5に示すように、超音波診断シ
ステム6は、超音波プローブ10と、超音波プローブ駆
動装置21と、磁気センサ22と、磁気ソース23と、
超音波診断装置60と、外部表示装置40と、アナログ
音声記録式の外部記録装置70とを具備して構成されて
いる。
【0061】超音波診断装置60には、図1の超音波診
断装置30に対して位置情報−音声変換回路61が追加
されている。外部記録装置70は、デジタル音声入出力
端子が無く、音声としてアナログ音声のみ記録を行える
ようにしたものである。即ち、外部記録装置70は、入
出力端子として、アナログ音声信号入力端子71と、ア
ナログ音声信号出力端子72と、デジタル画像信号入力
端子53と、デジタル画像信号出力端子54とを有して
いる。
【0062】位置情報−音声変換回路61は、記録モー
ドの場合、位置信号処理回路32からの磁気センサ22
の位置情報および傾斜角度情報のデジタル信号を可聴音
領域のアナログ信号に変換して、外部記録装置70のア
ナログ音声信号入力端子71に導く。
【0063】位置情報−音声変換回路61は、再生モー
ドの場合、外部記録装置70のアナログ音声信号入力端
子71からのアナログ信号を位置情報および傾斜角度情
報のデジタル信号に変換して三次元処理回路33に供給
する。
【0064】する。
【0065】(作用)以下、第2の実施の形態におい
て、第1の実施の形態との相違点のみの作用を説明す
る。
【0066】位置信号処理回路32から1セットの位置
情報および傾斜角度情報が位置情報−音声変換回路61
に送られると、これらは位置情報−音声変換回路61内
で位置情報および傾斜角度情報のデジタル信号を可聴音
領域のアナログ信号に変換される。位置情報−音声変換
回路61内で可聴音領域のアナログ信号に変換された位
置情報及び傾斜角度情報は、外部記録装置70のアナロ
グ音声信号入力端子71に入力され、記憶媒体の音声記
録領域に記録される。
【0067】また、三次元画像構築時には外部記録装置
70を再生モードにする。そのとき、外部記録装置70
のアナログ音声信号出力端子72から位置情報及び傾斜
角度情報である音声信号が位置情報−音声変換回路61
に入力される。位置情報−音声変換回路61ではアナロ
グ音声信号出力端子72からの音声信号をデジタル化し
てデジタルデータの位置情報及び傾斜角度情報に変換す
る。デジタル化された位置情報及び傾斜角度情報は三次
元処理回路33へ送られ、位置情報に対応した超音波画
像とともに三次元構築される。
【0068】(効果)第2の実施の形態によれば、第1
の実施の形態の効果に加えて、デジタル音声入出力端子
が無い外部記録装置70でも検査中の全領域にわたって
検査後に任意の検査範囲を3次元画像を構築できる。
【0069】(第3の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態に係るメカニカルスキャン方式の超音波診
断システムのブロック図である。図6の第3の実施の形
態の説明においては、図1と同様の機能を有する部分に
関しては省略し、異なる部分のみ解説する。
【0070】(構成)図6に示すように、超音波診断シ
ステム8は、超音波プローブ10と、超音波プローブ駆
動装置21と、磁気センサ22と、磁気ソース23と、
超音波診断装置80と、外部表示装置40とを具備して
構成されている。
【0071】超音波診断装置80内には、図1の外部記
録装置50と同じ機能を有する内部記録装置90を設け
ている。内部記録装置90は、図1の外部記録装置50
と同様に入出力端子として、デジタル音声信号入力端子
51と、デジタル音声信号出力端子52と、デジタル画
像信号入力端子53と、デジタル画像信号出力端子54
とを有しており、これらの入出力端子は図1の実施の形
態と同様の組み合わせで位置信号処理回路32、三次元
画像処理回路33及び表示回路34に接続されている。
【0072】(作用)第3の実施の形態においては、超
音波診断装置80内に内部記録装置90があるだけで、
他は第1の実施の形態と同様の動作を行う。
【0073】(効果)第3の実施の形態によれば、第1
の実施の形態の効果に加えて、全ての三次元画像処理が
超音波診断装置80内で処理される。そのため、システ
ムがコンパクトになり記録形式にこだわる必要が無くな
る。
【0074】[付記]以上詳述したような本発明の実施
の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0075】(付記項1) 超音波振動子により被検体
に超音波を送受信して得られた超音波エコー信号に基づ
く超音波画像信号を記録可能な超音波診断装置におい
て、前記超音波振動子の位置情報および傾斜角度情報の
うちの少なくともいずれかの情報を得る位置情報生成手
段と、音声記録領域を有する記録媒体の前記音声記録領
域に前記位置情報生成手段により生成された前記超音波
振動子の位置情報および傾斜角度情報のうちの少なくと
もいずれかの情報を所定のタイミングで記録する位置情
報記録手段と、前記記録媒体の画像記録領域に所定のタ
イミングで前記超音波画像信号を記録する画像記録手段
と、を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
【0076】(付記項2) 前記記録媒体に記録された
超音波画像信号と前記位置情報を読み出し、読み出した
位置情報に基づいて前記超音波画像信号による超音波3
次元画像を構築することを特徴とする付記項1記載の超
音波診断装置。
【0077】(付記項3) 超音波振動子により被検体
に超音波を送受信して得られた超音波信号に基づく超音
波画像信号を記録する超音波画像記録装置において、前
記超音波振動子の位置や傾斜角度情報を得る位置情報生
成手段と、音声記録領域を有する記録媒体の前記音声記
録領域に前記位置情報生成手段により生成された前記超
音波振動子の位置や傾斜角度情報を所定のタイミングで
記録する位置情報記録手段と、前記記録媒体の画像記録
領域に所定のタイミングで前記超音波画像信号を記録す
る画像記録手段と、を備えたことを特徴とする超音波診
断装置。
【0078】(付記項4) 前記記録媒体に記録された
超音波画像信号と前記位置情報を読み出し、読み出した
位置情報に基づいて前記超音波画像信号による超音波三
次元画像を構築することを特徴とする付記項3記載の超
音波診断装置。
【0079】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、検査終
了後に、検査した全領域にわたって任意の検査範囲の3
次元画像を構築することができるので、生体内に生じた
腫瘍等の形状を把握したり、体積を計測する場合の作業
効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るメカニカルス
キャン方式の超音波診断システムのブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る超音波プロー
ブの先端側を示す説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る外部記録装置
へ送られる超音波画像を示す説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る三次元画像処
理回路による三次元画像の構築を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る超音波診断シ
ステムのブロック図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る超音波診断シ
ステムのブロック図。
【符号の説明】
1 …超音波診断システム 10 …超音波プローブ 11 …アウターシース 12 …シャフト 13 …超音波振動子 21 …超音波プローブ駆動装置 22 …磁気センサ 23 …磁気ソース 30 …超音波診断装置 31 …超音波信号処理回路 32 …位置信号処理回路 33 …三次元画像処理回路 34 …表示回路 40 …外部表示装置 50 …外部記録装置 51 …デジタル音声信号入力端子 52 …デジタル音声信号出力端子 53 …デジタル画像信号入力端子 54 …デジタル画像信号出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子により被検体に超音波を送
    受信して得られた超音波エコー信号に基づく超音波画像
    信号を記録可能な超音波診断装置において、 前記超音波振動子の位置情報および傾斜角度情報のうち
    の少なくともいずれかの情報を得る位置情報生成手段
    と、 音声記録領域を有する記録媒体の前記音声記録領域に前
    記位置情報生成手段により生成された前記超音波振動子
    の位置情報および傾斜角度情報のうちの少なくともいず
    れかの情報を所定のタイミングで記録する位置情報記録
    手段と、 前記記録媒体の画像記録領域に所定のタイミングで前記
    超音波画像信号を記録する画像記録手段と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体に記録された超音波画像信
    号と前記位置情報を読み出し、読み出した位置情報に基
    づいて前記超音波画像信号による超音波3次元画像を構
    築することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
    置。
JP2002143616A 2002-05-17 2002-05-17 超音波診断装置 Withdrawn JP2003325530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029335A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Aloka Co Ltd 超音波画像形成システム
JP2012075702A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Fujifilm Corp 管状構造物内画像再構成装置、管状構造物内画像再構成方法および管状構造物内画像再構成プログラム

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