JP2003324968A - インバータ保護回路及び電気機器 - Google Patents

インバータ保護回路及び電気機器

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JP2003324968A JP2002133644A JP2002133644A JP2003324968A JP 2003324968 A JP2003324968 A JP 2003324968A JP 2002133644 A JP2002133644 A JP 2002133644A JP 2002133644 A JP2002133644 A JP 2002133644A JP 2003324968 A JP2003324968 A JP 2003324968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で確実に過電流に
対して保護動作するインバータ保護回路を得る。 【解決手段】 負荷に交流電圧を供給するために
相アームを構成するスイッチング素子7を備えたインバ
ータ回路1に対し、スイッチング素子7と直列にPTC
サーミスタを接続する。また、負荷に交流電圧を供給す
るために相アームを構成するスイッチング素子を備えた
インバータ回路に対し、スイッチング素子と直列に電流
ヒューズ又はヒューズを接続する。さらには、インバー
タ回路の出力線に負荷と直列にPTCサーミスタを接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路の
過電流による過電流の電流経路における部品の発熱や故
障を防止するインバータ保護回路及びインバータ保護回
路を搭載した電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インバータ回路には、従来からスイッチ
ング素子の故障や誤作動等による過電流を抑制するイン
バータ保護回路が組込まれている。従来のインバータ保
護回路は、図4に示すような構成が採られている。即
ち、インバータ回路における上アームを構成するスイッ
チング素子20と、下アームを構成するスイッチング素
子21とに直列に通電電流を検出するためのシャント抵
抗22が挿入されている。シャント抵抗22で検出され
る電流値はコンパレータ23に入力され、コンパレータ
23において基準入力値と比較される。シャント抵抗2
2を流れる電流値が基準入力値を越えた場合には、コン
パレータ23がゲート遮断回路24に出力信号を発し、
ゲート遮断回路24がドライブ回路25にスイッチング
素子20,21をオフさせる信号を出力して、スイッチ
ング素子20,21を開放させて過電流を遮断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のインバ
ータ保護回路においては、シャント抵抗22やコンパレ
ータ23並びにゲート遮断回路24が必要なため、回路
基板の面積も大きくなり、製造コストが嵩むうえ、搭載
機器のコンパクト化を阻む要因ともなっている。また、
過電流を検出した場合には即座にゲート遮断信号を出力
させなくてはならないため、高い応答性が要求され、ノ
イズ等による誤作動し易い回路構成となっている。
【0004】本発明は、係る従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その課題とするところは、
簡単な回路構成で確実に過電流に対して保護動作するイ
ンバータ保護回路を得ることであり、低コストで小型の
インバータ保護回路を搭載した電気機器を得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、負荷に交流電圧を供給するために
相アームを構成するスイッチング素子を備えたインバー
タ回路に対し、そのスイッチング素子と直列に正特性サ
ーミスタを接続する手段を採用する。
【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、負荷に交流電圧を供給するために相アームを構成す
るスイッチング素子を備えたインバータ回路に対し、そ
のスイッチング素子と直列に電流ヒューズ又はヒューズ
を接続する手段を採用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、負荷に交流電圧を供給するために相アームを構成す
るスイッチング素子を備えたインバータ回路に対し、そ
のスイッチング素子と直列に正特性サーミスタを接続
し、正特性サーミスタに直列に電流ヒューズ又はヒュー
ズを接続する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
におけるインバータ回路の出力線に負荷と直列に正特性
サーミスタを接続する手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、モーター等に交流電圧を供給するために相アームを
構成するスイッチング素子を備え、そのスイッチング素
子と直列に正特性サーミスタを接続したインバータ保護
回路を機器に搭載する手段を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1と図2によっ
て示す本実施の形態は、インバータ回路1を搭載した換
気装置に関するものである。換気装置の羽根車2を回す
モーター3はインバータ回路1により可変速駆動され
る。インバータ回路1は、商用電源を直流に変換するコ
ンバータ部4と、コンバータ部4で生成される直流を交
流に変換し、モーター3に交流電圧を供給するインバー
タ部5と、インバータ部5を制御する制御回路6から構
成されている。インバータ部5は相アームを構成するス
イッチング素子7で構成され、相アームの各スイッチン
グ素子7は制御回路6によってオン/オフ制御される。
インバータ部5にはそのスイッチング素子7を過電流か
ら保護するインバータ保護回路が設けられている。イン
バータ保護回路は、スイッチング素子7に直列に正特性
のPTCサーミスタ8を挿入して構成されている。ま
た、インバータ部5の出力線9には、モーター3に直列
に正特性のPTCサーミスタ10が接続されている。
【0011】インバータ部5の相アームを構成するスイ
ッチング素子7は、通常においては同時にオンすること
はないが、ノイズや相アームのいずれかのスイッチング
素子7の故障等により双方がオン状態になることが起き
うる。相アームを構成するスイッチング素子7の双方が
オン状態になると、コンバータ部4の直流電圧を短絡す
る状態になり、過電流がスイッチング素子7に流れ、イ
ンバータ部5を破損してしまう。しかしながら、本実施
の形態では、スイッチング素子7に直列に接続されたP
TCサーミスタ8が過電流により自己発熱してその抵抗
値を上昇させ、流れる電流値を減少させるため、インバ
ータ部5のスイッチング素子7は保護される。また、負
荷であるモーター3側の短絡等によって過電流が流れて
も、モーター3に直列に接続されたPTCサーミスタ1
0が過電流により自己発熱してその抵抗値を上昇させ、
流れる電流値を減少させるため、インバータ部5のスイ
ッチング素子7は保護される。
【0012】過電流の流れる要因が解消されれば、PT
Cサーミスタ8,10の抵抗値は減少し正常なインバー
タ回路1の動作に復帰する。このように、本実施の形態
の換気装置では、シャント抵抗やコンパレータ並びにゲ
ート遮断回路といった、ノイズ等による誤作動し易い回
路構成を採らずに、PTCサーミスタ8を挿入するだけ
の簡単な回路構成で確実に過電流に対してインバータ回
路1のスイッチング素子7を保護でき、インバータ回路
1に関する低コスト化と小型化が達成できる。
【0013】実施の形態2.図3によって示す本実施の
形態は、実施の形態1で示したインバータ回路1に電流
ヒューズ又はヒューズ11によるインバータ保護回路を
構成したものであり、インバータ回路1の構成について
は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形
態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと
同じ符号を用いそれらについての説明は省略する。
【0014】本実施の形態のインバータ保護回路は、イ
ンバータ部5の相アームを構成するスイッチング素子7
に直列に電流ヒューズ又はヒューズ11を挿入して構成
されている。また、インバータ部5の出力線9にも、モ
ーター3に直列に電流ヒューズ又はヒューズ12が接続
されている。ノイズや相アームのいずれかのスイッチン
グ素子7の故障等によりスイッチング素子7の双方がオ
ン状態になると、コンバータ部4の直流電圧を短絡する
状態になり、過電流がスイッチング素子7に流れ、イン
バータ部5を破損してしまう。しかしながら、本実施の
形態では、スイッチング素子7に直列に接続された電流
ヒューズ又はヒューズ11が溶断し、電流を遮断するた
め、インバータ部5のスイッチング素子7は保護され
る。
【0015】また、負荷であるモーター3側の短絡等に
よって過電流が流れても、モーター3に直列に接続され
た電流ヒューズ又はヒューズ12が過電流により溶断し
電流を遮断するため、インバータ部5のスイッチング素
子7は保護される。電流ヒューズ又はヒューズ11,1
2の溶断によって機器そのものは動作しなくなるが、電
流ヒューズ又はヒューズ11,12を交換することによ
って復旧させることができる。インバータ回路1のスイ
ッチング素子7の故障により過電流が流れた場合、電流
ヒューズ又はヒューズ11を交換しても再度電流ヒュー
ズ又はヒューズ11が溶断することになるため、スイッ
チング素子7が故障していることが判断でき、スイッチ
ング素子7の交換修理を行うことができる。この意味
で、実施の形態1で示したインバータ保護回路のPTC
サーミスタ8に直列に電流ヒューズ又はヒューズ11を
設ければ、ノイズ等、一過性の要因で過電流が流れた場
合と、スイッチング素子7の故障で過電流が流れた場合
の判定ができ、事後処理がし易くなる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、簡単な回路構
成で確実に過電流に対して保護動作するインバータ保護
回路が得られる。
【0017】請求項2の発明によれば、簡単な回路構成
で確実に過電流に対して保護動作するインバータ保護回
路が得られる。
【0018】請求項3の発明によれば、簡単な回路構成
で確実に過電流に対して保護動作するインバータ保護回
路が得られる。
【0019】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3までのいずれかに係る前記効果とともに負荷の短絡
等による過電流に対してスイッチング素子を保護するこ
とができる。
【0020】請求項5の発明によれば、低コストで小型
のインバータ保護回路を搭載した電気機器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の換気装置の構成図である。
【図2】 実施の形態1の換気装置のインバータ回路を
示す回路図である。
【図3】 実施の形態2のインバータ回路を示す回路図
である。
【図4】 従来のインバータ回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ回路、 3 モーター、 4 コンバー
タ部、 5 インバータ部、 7 スイッチング素子、
8 PTCサーミスタ、 9 出力線、 10 PT
Cサーミスタ、 11 ヒューズ、 12 ヒューズ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に交流電圧を供給するために相アー
    ムを構成するスイッチング素子を備えたインバータ回路
    に対し、そのスイッチング素子と直列に正特性サーミス
    タを接続したインバータ保護回路。
  2. 【請求項2】 負荷に交流電圧を供給するために相アー
    ムを構成するスイッチング素子を備えたインバータ回路
    に対し、そのスイッチング素子と直列に電流ヒューズ又
    はヒューズを接続したインバータ保護回路。
  3. 【請求項3】 負荷に交流電圧を供給するために相アー
    ムを構成するスイッチング素子を備えたインバータ回路
    に対し、そのスイッチング素子と直列に正特性サーミス
    タを接続し、この正特性サーミスタに直列に電流ヒュー
    ズ又はヒューズを接続したインバータ保護回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
    載のインバータ保護回路であって、インバータ回路の出
    力線に負荷と直列に正特性サーミスタを接続したインバ
    ータ保護回路。
  5. 【請求項5】 モーター等に交流電圧を供給するために
    相アームを構成するスイッチング素子を備え、そのスイ
    ッチング素子と直列に正特性サーミスタを接続したイン
    バータ保護回路を搭載した電機機器。
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