JP2003324622A - 減色装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

減色装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体

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JP2003324622A
JP2003324622A JP2002131626A JP2002131626A JP2003324622A JP 2003324622 A JP2003324622 A JP 2003324622A JP 2002131626 A JP2002131626 A JP 2002131626A JP 2002131626 A JP2002131626 A JP 2002131626A JP 2003324622 A JP2003324622 A JP 2003324622A
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JP2002131626A
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Shuichi Okamura
秀一 岡村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減色処理後の背景色と文字色が同一色となっ
てしまった場合、背景と文字との区別が可能となるよう
に更に画像処理を施すことにより、減色処理後に背景と
文字の見分けがつかなくなってしまうことを回避する。 【解決手段】 一又は複数の画像領域内における夫々の
背景色と文字色とを得る色取得機能111、色取得機能
111にて得られる各画像領域の背景色と文字色との減
色処理を行う減色処理機能112、減色処理後の背景色
と文字色とが同色であるか否かを判断する判断機能11
3、判断機能113にて双方が同色であると判断された
場合、及び、該当する画像領域内の背景と文字との区別
が可能となるように当該画像領域に対する画像処理を施
す画像処理機能114を制御部110にて実行し、画像
処理機能114によって画像処理された当該画像領域内
の画像を出力手段120にて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減色の際にボタン
等のコンポーネントの背景色と文字色が同色になると文
字が見えなくなる問題を解決するための減色装置、画像
処理方法、プログラム及び記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、表示デバイス(出力機器)の能力が
低く例えば、16色しか表示できない場合、その16色以外
の色は、特開平07-037059号公報、特開平09-127924号公
報に開示されるような方法や、特開平08-287220号公報
に開示されるような色距離が近いものを選択する方法な
どで、機器が表示できる16色に減色されて表示されてい
た。その際、特開平07-037059号公報に開示されるよう
に256色への減色の際、ウインドウの枠やアイコン、カ
ーソル、マーカ等が他の色と混ざって見えにくくなるこ
とを防止するためにあらかじめ専用に16色を割り当てて
おき、残りの240色を減色処理に使用するということが
考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、減色処理の際に、ボタンやリストなどの
コンポーネントの背景色と文字色が同色にならないよう
な処理が入っていず、単純減色処理がなされるのみであ
ったため、ボタンやリストなどのコンポーネントの文字
が背景色と混ざり見えなくなってしまう問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、減色処理後の背景色と文字色が同一色となっ
てしまった場合、背景と文字との区別が可能となるよう
に更に画像処理を施すことにより、減色処理後に背景と
文字の見分けがつかなくなってしまうことを回避する減
色装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様である減色装置は、一又は複
数の画像領域内における夫々の背景色と文字色とを得る
色取得手段と、前記色取得手段にて得られる前記各画像
領域の背景色と文字色との減色処理を行う減色処理手段
と、減色処理後の背景色と文字色とが同色であるか否か
を判断する第1判断手段と、前記第1判断手段にて双方
が同色であると判断された場合、該当する画像領域内の
背景と文字との区別が可能となるように前記画像領域に
対する画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手
段によって画像処理された前記画像領域内の画像を出力
する出力手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明の第2の態様である画像処理
方法は、一又は複数の画像領域内における夫々の背景色
と文字色とを得る色取得ステップと、前記色取得ステッ
プにて得られる前記各画像領域の背景色と文字色との減
色処理を行う減色処理ステップと、減色処理後の背景色
と文字色とが同色であるか否かを判断する判断ステップ
と、前記判断ステップにて双方が同色であると判断され
た場合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可
能となるように前記画像領域に対する画像処理を施す画
像処理ステップと、前記画像処理ステップによって画像
処理された前記画像領域内の画像を出力手段にて出力す
る出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0007】また、本発明の第3の態様であるプログラ
ムは、一又は複数の画像領域内における夫々の背景色と
文字色とを得る色取得ステップと、前記色取得ステップ
にて得られる前記各画像領域の背景色と文字色との減色
処理を行う減色処理ステップと、減色処理後の背景色と
文字色とが同色であるか否かを判断する判断ステップ
と、前記判断ステップにて双方が同色であると判断され
た場合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可
能となるように前記画像領域に対する画像処理を施す画
像処理ステップと、前記画像処理ステップによって画像
処理された前記画像領域内の画像を出力手段にて出力す
る出力ステップとをコンピュータに実行させることを特
徴とする。
【0008】さらに、本発明の第4の態様である記録媒
体は、一又は複数の画像領域内における夫々の背景色と
文字色とを得る色取得ステップと、前記色取得ステップ
にて得られる前記各画像領域の背景色と文字色との減色
処理を行う減色処理ステップと、減色処理後の背景色と
文字色とが同色であるか否かを判断する判断ステップ
と、前記判断ステップにて双方が同色であると判断され
た場合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可
能となるように前記画像領域に対する画像処理を施す画
像処理ステップと、前記画像処理ステップによって画像
処理された前記画像領域内の画像を出力手段にて出力す
る出力ステップとをコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は、以下に説明する本発明の実施形態
に係る減色装置の主要構成を示したブロック図である。
色取得機能111は、一又は複数の減色処理対象となる
コンポーネントの背景色と文字色を取得する機能であ
る。減色処理機能112は、色取得機能111によって
得られた背景色と文字色の減色処理を実行する機能であ
る。判断機能113は、減色処理後の背景色と文字色と
が同色であるか否かを判断する機能である。画像処理機
能114は、判断機能113によって双方が同色である
と判断された場合、該当するコンポーネントの背景と文
字との区別が利用者によって可能となるように当該コン
ポーネントに対する画像処理を行う機能である。
【0011】上記の減色処理機能112〜画像処理機能
114は、CPUで構成される制御部110によって実
行させる機能である。制御部110は、CD−ROM1
40等の記録媒体、或いはネットワークインタフェース
130を介して外部ネットワークから供給されるプログ
ラムによって上記各機能を実現する。出力手段120
は、表示パネル等で構成され、制御部110による制御
に基づいて画像処理機能114によって画像処理された
画像データが出力される。
【0012】<第1の実施形態>図2は、第1の実施形
態に係る減色装置の動作の流れを示したフローチャート
である。例えばJava(R)(Java(R)は、米国およびその他
の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または
登録商標です)言語で記述された図3のようなコンポー
ネントを4つ持つ(コンポーネントの内訳は、リストと
テキストフィールドとボタン2つ)GUIのプログラムが
あったとする。
【0013】図2の処理S101で、画面上にあるコンポー
ネントから一つ選ばれて(ここでは例として図3のOKボ
タンが最初に選ばれたとする)処理S102に移る。処理S1
02では、コンポーネントが全て選択されたかどうかをチ
ェックし、すべてのコンポーネントに対して本発明を適
用した場合はEndに処理が移り終了する。まだ処理すべ
きコンポーネントが残っている場合は、処理S103に移
る。
【0014】処理S103では、コンポーネント(一つ目の
選択されたコンポーネントであるOKボタン)の背景色を
得て、変数BC1に代入する。次に処理S104に移り、OKボ
タンの文字色を得て、変数FC1に代入する。そして処理S
105に移る。処理S105では、変数BC1とFC1の減色処理
(色変換処理)を行う。ここで処理S106に移り、減色処
理前の変数BC1とFC1の色がまったく同じ場合は処理S112
に移り次のコンポーネントを選択し、そのコンポーネン
トについてS102〜S112の処理を同様に行う。
【0015】変数BC1とFC1の色が違う場合には、処理S1
07に移る。処理S107では、減色処理後の背景色を得て変
数BC2に代入し、続いて処理S108において、処理S108と
同様に減色処理後の文字色を得て変数FC2に代入する。
次に処理S109において、変数BC2とFC2の色を比較し、違
う色の場合は処理S112に移り次のコンポーネントについ
てS102〜S112の処理を同様に行う。
【0016】同じ色の場合は処理S110に移り、FC2以外
の色距離がFC1に一番近い色に選び直して文字色変数FC2
に代入する。そして処理S111で、コンポーネントの背景
色をBC2で文字色をFC2で塗り、処理S112に移り次のコン
ポーネントを選択し、S102〜S112の処理を同様に行う。
【0017】<第2の実施形態>図4は、第2の実施形
態に係る減色装置の動作の流れを示したフローチャート
である。第2の実施形態は第1の実施形態とほとんど同
様で、処理S101〜S109,S211(番号は違うが図2の処理S1
11と同様の処理),S112においては第1の実施形態と同様
であるが、処理S210において、第1の実施形態では、FC
2以外の、FC2の次にFC1に近い色に減色処理をしなおし
て、その値で文字色変数FC2を入れ替えていたが、第2
の実施形態では、補色か補色に相当するような、背景色
ともっとも違う色を文字色に入れることでくっきり文字
色を目立たせる目的で、FC2以外の、BC2と色距離が一番
遠い色を文字色変数FC2に代入する。
【0018】ここでは、出力デバイスが白と黒の2色し
か表示する能力がない場合を例にとり説明をする。2色
に減色する処理にはもっとも簡単なものに、ある閾値で
どちらかに分けるというものがある。RGBをそれぞれ、0
〜255であらわし色を表現するとすると、白は(R, G, B)
= (255, 255, 255)、黒は(R, G, B) = (0, 0, 0)であ
らわされる。ここで濃い灰色の(R, G, B) = (80, 80, 8
0)と、薄い灰色の(R,G, B) = (204, 204,204)の色があ
ったとする。この2つの色を閾値(R, G, B) =(128, 12
8, 128)で振り分けるとすると、濃い灰色は黒に、薄い
灰色は白になる。
【0019】図5に示すように、リスト1つとテキスト
フィールド1つとボタン3つ計5つのコンポーネントを
持つプログラムで考えてみる。今、リストとテキストフ
ィールドとOKボタンの背景色は白色、文字色は薄い灰色
((R, G, B) = (204, 204,204))にプログラムされてい
る。またキャンセルボタンの背景色は白色、文字色は黒
色に設定されている。そして、何も文字のないように見
えるボタンには、実は背景色の白と同じ色で"Edit"と書
かれている。この図5はフルカラーの画面に出力した例
である。
【0020】ここで、白と黒の2色しか表示する能力が
ない出力デバイスにこのプログラムを表示させてみる
(図6参照)。すると、キャンセルボタンはもともと背
景色は白色、文字色は黒色なので減色処理後も同じため
きちんと見えているが、上記の閾値で振り分ける減色処
理により、リストとテキストフィールドとOKボタンの文
字色の薄い灰色は白色になり、背景色の白色と同じ色に
なってしまうため、選択されて反転している部分(リス
トでは"list2"、テキストフィールドでは"tFie"の部
分)以外は見えなくなってしまう。また、もともと背景
色と文字色が同じ色で"Edit"と書かれているボタンもそ
のままで文字が表示されていない。
【0021】具体的に説明すると、リストとテキストフ
ィールドとOKボタンの文字色の薄い灰色は減色処理後、
背景色の白色と同じ色になるため、補色でも背景色とも
っとも違う色でもある黒色を文字色とすることで、図7
のように文字が見える(図4のフローチャートでは、S1
01からS211を経由してS112の流れ)。また、もともと背
景色と文字色が同じ白であった"Edit"ボタンには、故意
にそのようにしていたとして余計な処理はせず、もとの
まま文字色が黒になることはない(図4のフローチャー
トでは、S101〜S106, S112の流れ)。キャンセルボタン
も減色処理後の色が違う色のためそのまま表示される
(図4のフローチャートでは、S101〜S109, S112の流
れ)。
【0022】<第3の実施形態>第3の実施形態も第1
の実施形態とほとんど同様で、図2の処理S110とS111に
対応する箇所が異なる。この実施形態では、減色処理後
背景色と文字色が同じ色になってしまい文字が見えなく
なる問題を、文字に影をつけるか、輪郭をつけることで
解決する方法を示す。この場合、影と輪郭の色には背景
色と違う色を用いる。できれば反対色を使うのがよい。
【0023】本実施形態に係る減色装置の動作を図8の
フローチャートを用いて説明する。処理S101〜S109, S1
12においては第1の実施形態と同様である。処理S310に
おいて、FC2以外の、FC1の反対色を減色処理(色変換)
した色を変数SCに代入する(それがどうしてもFC2にな
ってしまう場合は、FC2以外の色なら何でもよい)。そ
して、処理S311においてコンポーネントの背景色をBC2
で、文字色をFC2で塗り、SC色で文字に影をつけるか、
輪郭をつける。
【0024】<第4の実施形態>次に、本発明の第4の
実施形態に係る減色装置の動作を図9のフローチャート
を用いて説明する。処理S101〜S109,S411(番号は違うが
図2の処理S111と同様の処理),S112においては第1の実
施形態と同様であるが、処理S410において、あらかじめ
背景色と文字色の対応テーブルを用意しておき、背景色
FC2に対応する値を文字色BC2に代入する。
【0025】<第5の実施形態>次に、本発明の第5の
実施形態に係る減色装置の動作を図10のフローチャー
トを用いて説明する。処理S101〜S109においては第1の
実施形態と同様である。処理S510において、コンポーネ
ントが重なっているかどうかを判定する。重なっている
場合は処理S511において、重なっているコンポーネント
の背景色をすべて得る。そして処理S512に移り、BC2以
外で、なおかつ重なっているコンポーネントの背景色の
いずれとも同一にならない色を選び、その値で背景色変
数BC2を入れ替える。
【0026】次に処理S515で、コンポーネントの背景色
をBC2で文字色をFC2で塗り、処理S116に移り次のコンポ
ーネントを選択し、S102〜S515の処理を同様に行う。処
理S510でコンポーネントが重なっていない場合は、処理
S513に移り、コンポーネントが貼り付けられている下地
(WindowやFrameやPanelやDialogなど)の背景色を得て、
処理S514で、BC2以外で、なおかつ下地の背景色と同一
にならない色を選び、その値で背景色変数BC2を入れ替
える。次に処理S515で、コンポーネントの背景色をBC2
で文字色をFC2で塗り、処理S116に移り次のコンポーネ
ントを選択し、S102〜S515の処理を同様に行う。
【0027】このようにすることで、文字も背景にとけ
こむことなくさらに、コンポーネントが重なり合ってい
ても背景色がそれぞれ異なる色になるためコンポーネン
トを区別することも容易になる。
【0028】以上、いくつかの実施形態を説明したが、
要するに減色処理で背景色と文字色が同じ色になる場合
に異なる色にすることが本発明の要点なので、その異な
る色にする方法は実施形態に載せた方法に限定するもの
ではなくいかなる方法でもよい。
【0029】また、ほとんどの実施形態の処理S110、S2
10、S310、S410において、背景色(BC2)は変更せずに文
字色(FC2)の方を変更していたが、上記のように異なる
色にすればよいので、文字色(FC2)の方を変更せずに背
景色(BC2)を変更するようにしてもよい。この場合は、
第1の実施形態〜第4の実施形態中のFC1をBC1に、FC2
をBC2に、BC1をFC1に、BC2をFC2に置き換えることで説
明できる。これを第2の実施形態に適用すると、本来は
図7になるものが、背景色が変更され図11のようにな
る。
【0030】また、本発明は、減色処理を行って出力デ
バイスに出力するまでの間に入る処理のため、Java(R)
(Java(R)は、米国およびその他の国における米国Sun Mi
crosystems, Inc.の商標または登録商標です)のVM(Virt
ual Machine)やWindow Systemなどが行う処理であると
思われるが、それらに限定されるものではない。たとえ
ば、一つのアプリケーションであるWebブラウザが本発
明の処理を適用し終わってからWindow Systemに色情報
を渡し、Window Systemはそのままその色を表示すると
いうことも考えられる。
【0031】以上のように、本発明の実施形態によれ
ば、減色処理の際に、ボタンやリストなどのコンポーネ
ントの背景色と文字色が減色処理後同色になるかどうか
の判断をし、同色になる場合は、異なる色を割り当てる
処理を行うことで、減色処理によってコンポーネントの
文字が見えなくなってしまう問題を解決してユーザのと
まどいをなくすことができる効果がある。
【0032】また、減色処理前の背景色と文字色がもと
もと同じ場合には、上記異なる色を割り当てる処理を行
わない判断処理を持つことで、故意に文字を見えなくし
ている場合は、減色処理後余計な処理が行われない効果
がある。
【0033】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、その
システム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0034】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0035】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることが出来る。
【0036】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0037】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、減色処理後の背景色と文字色が同一色となっ
てしまった場合、背景と文字との区別が可能となるよう
に更に画像処理を施し、そして出力するように構成した
ので、利用者は、減色処理後に背景と文字の見分けがつ
かなくなることから回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る減色装置の主要構成
を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る減色装置の動作
の流れを示したフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るコンポーネント
を4つ持つGUIプログラムによる画面表示例を示した
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る減色装置の動作
の流れを示したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るGUIプログラ
ムによるフルカラー対応画面への表示例を示した図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るGUIプログラ
ムによるモノクロ(2色)画面への表示例を示した図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るGUIプログラ
ムによる画面表示を具体的に説明するための図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る減色装置の動作
の流れを示したフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る減色装置の動作
の流れを示したフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る減色装置の動
作の流れを示したフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るGUIプログ
ラムによるモノクロ(2色)画面への表示例を示した図
である。
【符号の説明】
100 減色装置 110 制御部 111 色取得機能 112 減色処理機能 113 判断機能 114 画像処理機能 120 出力手段 130 ネットワークインタフェース 140 ROM
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH08 5C077 LL16 MP08 PP27 PP28 PP32 PP37 PQ12 SS06 5C079 HB01 LA06 LB12 NA06 PA05 5C082 AA01 BA02 BA34 CA12 CA82 CA85 DA73 DA87 MM10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一又は複数の画像領域内における夫々の
    背景色と文字色とを得る色取得手段と、 前記色取得手段にて得られる前記各画像領域の背景色と
    文字色との減色処理を行う減色処理手段と、 減色処理後の背景色と文字色とが同色であるか否かを判
    断する第1判断手段と、 前記第1判断手段にて双方が同色であると判断された場
    合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可能と
    なるように前記画像領域に対する画像処理を施す画像処
    理手段と、 前記画像処理手段によって画像処理された前記画像領域
    内の画像を出力する出力手段とを有することを特徴とす
    る減色装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、前記第1判断手段
    にて双方が同色であると判断された場合、減色処理後の
    背景色又は文字色を他の色に入れ替える処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の減色装置。
  3. 【請求項3】 前記減色処理手段による減色処理前に前
    記色取得手段にて得られる背景色と文字色とが同色であ
    るか否かを判断する第2判断手段を有し、 前記画像処理手段は、前記第2判断手段により減色処理
    前の背景色と文字色とが同色であると判断された場合、
    前記減色処理手段による減色処理後の前記画像領域に対
    して画像処理を施さないことを特徴とする請求項1記載
    の減色装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、前記第1判断手段
    にて背景色と文字色とが同色であると判断された場合、
    その色と異なり且つその色に最も近い他の色に減色処理
    後の背景色又は文字色を入れ替える処理を行うことを特
    徴とする請求項2記載の減色装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、前記第1判断手段
    にて背景色と文字色とが同色であると判断された場合、
    その色と異なり且つその色に最も遠い色に減色処理後の
    背景色又は文字色を入れ替える処理を行うことを特徴と
    する請求項2記載の減色装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、前記第1判断手段
    にて背景色と文字色とが同色であると判断された場合、
    前記画像領域内の文字の縁部に影又は輪郭を描写するこ
    とを特徴とする請求項1記載の減色装置。
  7. 【請求項7】 背景色と文字色とを対応付けて格納した
    格納手段を有し、 前記画像処理手段は、前記第1判断手段にて背景色と文
    字色とが同色であると判断された場合、前記格納手段に
    おいてその色と対応付けられた色に減色処理後の背景色
    又は文字色を入れ替える処理を行うことを特徴とする請
    求項2記載の減色装置。
  8. 【請求項8】 前記第1判断手段にて背景色と文字色と
    が同色であると判断された場合、前記画像領域が他の画
    像領域と重なって存在しているか否かを判断する第3判
    断手段を有し、 前記画像処理手段は、前記第3判断手段にて前記画像領
    域が他の画像領域と重なって存在していると判断された
    場合、前記画像領域及び前記他の画像領域内における各
    背景色の何れとも同一にならない色に前記画像領域内の
    減色処理後における背景色を入れ替えることを特徴とす
    る請求項2記載の減色装置。
  9. 【請求項9】 前記第1判断手段にて背景色と文字色と
    が同色であると判断された場合、前記画像領域が他の画
    像領域と重なって存在しているか否かを判断する第3判
    断手段を有し、 前記画像処理手段は、前記第3判断手段にて前記画像領
    域が他の画像領域と重なって存在していないと判断され
    た場合、前記画像領域の下地となっている画像領域の背
    景色と同一でない色に前記画像領域内の減色処理後にお
    ける背景色を入れ替えることを特徴とする請求項2記載
    の減色装置。
  10. 【請求項10】 一又は複数の画像領域内における夫々
    の背景色と文字色とを得る色取得ステップと、 前記色取得ステップにて得られる前記各画像領域の背景
    色と文字色との減色処理を行う減色処理ステップと、 減色処理後の背景色と文字色とが同色であるか否かを判
    断する判断ステップと、 前記判断ステップにて双方が同色であると判断された場
    合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可能と
    なるように前記画像領域に対する画像処理を施す画像処
    理ステップと、 前記画像処理ステップによって画像処理された前記画像
    領域内の画像を出力手段にて出力する出力ステップとを
    含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 一又は複数の画像領域内における夫々
    の背景色と文字色とを得る色取得ステップと、 前記色取得ステップにて得られる前記各画像領域の背景
    色と文字色との減色処理を行う減色処理ステップと、 減色処理後の背景色と文字色とが同色であるか否かを判
    断する判断ステップと、 前記判断ステップにて双方が同色であると判断された場
    合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可能と
    なるように前記画像領域に対する画像処理を施す画像処
    理ステップと、 前記画像処理ステップによって画像処理された前記画像
    領域内の画像を出力手段にて出力する出力ステップとを
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 一又は複数の画像領域内における夫々
    の背景色と文字色とを得る色取得ステップと、 前記色取得ステップにて得られる前記各画像領域の背景
    色と文字色との減色処理を行う減色処理ステップと、 減色処理後の背景色と文字色とが同色であるか否かを判
    断する判断ステップと、 前記判断ステップにて双方が同色であると判断された場
    合、該当する画像領域内の背景と文字との区別が可能と
    なるように前記画像領域に対する画像処理を施す画像処
    理ステップと、 前記画像処理ステップによって画像処理された前記画像
    領域内の画像を出力手段にて出力する出力ステップとを
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    記録媒体。
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