JP2013120994A - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】前景と背景が明確に再現された限定色画像を生成することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】代表色抽出部1で処理対象画像から代表色を抽出し、その代表色を用いて限定色画像生成部2は限定色画像を生成する。前景背景分離部3は、注目画素を含む処理領域について前景領域と背景領域に分離する。輪郭判定部4が輪郭領域にあると判定した注目画素について、色差算出部6は、前景領域の色と背景領域の色の色差を算出し、その色差が予め決められた値よりも小さい場合には、色差が大きくなるように前景領域に対応する代表色あるいは背景領域に対応する代表色を選択し直して修正代表色とする。色置換部8は、色数判定部5で処理領域の色数が2色以下と判定された場合に、修正代表色選択部7により選択された修正代表色に注目画素の色を置換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関するものである。
画像処理として、画像中で使用されている色数をいくつかの代表色に限定し、使用されている色を代表色に変換して限定色画像を生成するなどの処理が行われている。例えば特許文献1においても、与えられた画像から代表色を選択し、画像中の各画素の色を代表色へ置換して限定色画像を得ている。
例えばしわがよっている原稿を光学的に読み取った画像から限定色画像を生成する場合を考える。原稿にしわがよっていると、光の当たり方が場所によって異なることにより、光学的に読み取った画像には、しわによって色の変化(例えば濃度の変化)が生じる。そのため、限定色画像においては濃度の違いによって変換される代表色が異なってしまう場合がある。
例えば、ある色の領域が、原稿のしわによって光の反射が他の領域よりも強くなって他のしわの影響を受けていない領域の色よりも色が薄くなってしまう場合がある。このような場合には、その領域について他の領域とは異なる代表色に変換されてしまう場合がある。この場合、背景だけでなく、背景上に描かれている文字や図形などの前景についても他の領域と比べて色が薄くなる。そのため、変換された代表色によっては、前景と背景の色差が他の領域に比べて小さくなり、あるいは前景の色が背景の代表色に変換されて消失する場合もある。
逆に、しわによってもとの色よりも暗い領域が生じることもある。この場合には暗くなった領域については背景も前景も他の領域の色と比べて暗い色となり、他の領域とは異なる代表色に変換されてしまう場合がある。この場合も、変換された代表色によっては、前景と背景の色差が他の領域に比べて小さくなり、あるいは前景の色が背景の代表色に変換されて消失する場合もある。
このような現象は、原稿のしわに限らず、例えば青焼き原稿等の地肌濃度にむらが生じている場合や、手書きの文字では濃度が均一でない場合などにおいても生じる。これらの場合についても、原稿を画像読取装置で読み取った画像について限定色画像に変換すると、意図しない代表色に変換されて前景と背景の色差が他の領域に比べて小さくなり、あるいは消失してしまう場合がある。
上述の現象とは異なるが、原稿上の文字の細線を光学的に読み取った場合に文字と背景の境界において文字と背景の色が混ざり合って異なる色になってしまう。特許文献2では、このような場合に、文字部を抽出し、文字部の平均色を算出しておき、また文字部の背景との境界画素数と内部画素数から求めた内部比率に従って文字色と背景色との差を平均色よりも拡大するように文字色を補正して文字領域の代表色としている。また特許文献3では、カラー画像をブロック毎に分割し、ブロック毎に平均色及び代表色を抽出し、境界でないブロックの平均色を背景色としておき、代表色に基づいて境界のブロックを判定し、境界と判定されたブロックでは背景色以外の代表色を選択して符号化し、色の濁りが存在する境界部について、境界が識別されるように処理している。
特開2008−065803号公報 特開2009−17247号公報 特開平1−157185号公報
本発明は、前景と背景が明確に再現された限定色画像を生成することができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
本願請求項1に記載の発明は、処理対象画像から代表色を抽出する抽出手段と、前記処理対象画像のうち注目画素を含む予め決められた大きさの処理領域について前景領域と背景領域に分離する分離手段と、前記前景領域の色と前記背景領域の色の色差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した色差が予め決められた値より小さい場合に前記抽出手段で抽出した代表色の中から色差を大きくする前記前景領域に対応する修正代表色あるいは前記背景領域に対応する修正代表色を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した修正代表色に前記注目画素の色を置換する置換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
本願請求項2に記載の発明は、本願請求項1に記載の発明における前記選択手段が、色空間において前記前景領域に対応する代表色と前記背景領域に対応する代表色を通る直線からの距離に従って前記修正代表色を選択することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項3に記載の発明は、本願請求項1に記載の発明における前記選択手段が、色空間において前記前景領域の平均色と前記背景領域の平均色を通る直線からの距離に従って前記修正代表色を選択することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項4に記載の発明は、本願請求項3に記載の発明における前記選択手段が、色空間において前記前景領域の平均色と前記背景領域の平均色を通る直線と、前記前景領域に対応する代表色と前記背景領域に対応する代表色を通る直線がなす角度が予め定めた角度よりも大きい場合には、前記算出手段で算出した色差にかかわらず前記修正代表色を選択することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項5に記載の発明は、本願請求項1に記載の発明における前記選択手段が、前記抽出手段で抽出した代表色から得た2つの代表色の組のそれぞれについて該組の代表色と前記前景領域の色及び前記背景領域の色を用いた評価関数の値を求め、該評価関数の値により代表色の組を求めて前記修正代表色を選択することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項6に記載の発明は、本願請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明における前記選択手段が、予め決められた条件を満たす前記修正代表色が存在しない場合に、色空間において前記前景領域の色と前記背景領域の色を通る直線上に前記背景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色あるいは前記前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加し、前記修正代表色として選択することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項7に記載の発明は、本願請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明における前記算出手段が、前記前景領域の色として前記前景領域に対応する代表色を用い、前記背景領域の色として前記背景領域に対応する代表色を用いて色差を算出することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項8に記載の発明は、本願請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明における前記算出手段が、前記前景領域の色として前記前景領域の各画素の平均色あるいは各画素に対応する代表色の平均色を用い、前記背景領域の色として前記背景領域の各画素の平均色あるいは各画素に対応する代表色の平均色を用いて色差を算出することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項9に記載の発明は、本願請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の発明の構成に、さらに、前記注目画素が輪郭領域であるか否かを判定する輪郭判定手段を有し、前記置換手段は、前記輪郭判定手段によって輪郭領域であると判定された注目画素について置換を行うことを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項10に記載の発明は、本願請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の発明の構成に、さらに、前記処理領域の色数を判定する色数判定手段を有し、前記置換手段は、前記色数判定手段によって色数が3以上であると判定された注目画素について置換を行わないことを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項11に記載の発明は、本願請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の発明の構成に、さらに、前記処理領域の色数を判定する色数判定手段を有し、該色数判定手段は、色数が3以上であると判定した場合には前記処理領域の大きさを現在の大きさよりも小さく変更することを特徴とする画像処理装置である。
本願請求項12に記載の発明は、コンピュータに、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能を実行させるものであることを特徴とする画像処理プログラムである。
本願請求項1に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて前景と背景が明確に再現された限定色画像を生成することができる。
本願請求項2に記載の発明によれば、前景と背景の色の傾向を保持したまま、代表色を変更することができる。
本願請求項3に記載の発明によれば、処理対象画像における前景と背景の色の傾向を保持したまま、代表色を変更することができる。
本願請求項4に記載の発明によれば、処理対象画像で前景と背景に使用されている色とは異なる代表色の選択を防止することができる。
本願請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて最適な代表色を選択することができる。
本願請求項6に記載の発明によれば、抽出されている代表色に選択すべき代表色が存在しない場合でも、前景と背景が明確に再現された限定色画像を生成することができる。
本願請求項7に記載の発明によれば、限定色画像における色の違いに応じて代表色を変更することができる。
本願請求項8に記載の発明によれば、前景領域、背景領域の色が不均一な場合についても適切な色差を算出することができる。
本願請求項9に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて輪郭における前景と背景が明確に再現された限定色画像を生成することができる。
本願請求項10に記載の発明によれば、複数色の影響による不所望の代表色の変更を防止することができる。
本願請求項11に記載の発明によれば、複数色の影響による不所望の代表色の変更を防止することができる。
本願請求項12に記載の発明によれば、本願請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
本発明の実施の一形態を示す構成図である。 本発明の実施の一形態における動作の一例を示す流れ図である。 修正代表色の選択処理の第1の例の説明図である。 修正代表色の選択処理の第1の例における選択範囲の一例の説明図である。 代表色の追加処理の一例の説明図である。 修正代表色の選択処理の第2の例の説明図である。 修正代表色の選択処理の第3の例の説明図である。 修正代表色の選択処理の第3の例における選択範囲の一例の説明図である。 代表色の追加処理の別の例の説明図である。 修正代表色の選択処理の第4の例の説明図である。 本発明の実施の一形態における変形例を示す構成図である。 本発明の実施の一形態の変形例における動作の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の一形態およびその変形例で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。
図1は、本発明の実施の一形態を示す構成図である。図中、1は代表色抽出部、2は限定色画像生成部、3は前景背景分離部、4は輪郭判定部、5は色数判定部、6は色差算出部、7は修正代表色選択部、8は色置換部である。
代表色抽出部1は、与えられた処理対象画像全体から代表色を予め抽出しておく。代表色の抽出方法は限定されず、公知の種々の方法を用いて行えばよい。例えば特許文献1に記載されている方法を用いてもよい。なお、代表色の色数は予め決められた色数に限定される場合がある。
限定色画像生成部2は、与えられた処理対象画像の各画素の色を、代表色抽出部1で抽出した代表色のいずれかに変換して限定色画像を予め生成しておく。代表色のいずれかに変換する方法は限定されず、公知の種々の方法を用いて行えばよい。例えば色差が最も小さい代表色に変換する方法や、特許文献1に記載されている方法などを用いてもよい。なお、この限定色画像生成部2の機能を後述する色置換部8に統合してもよい。
前景背景分離部3は、与えられた処理対象画像のうち、注目画素を含む予め決められた大きさの処理領域について前景領域と背景領域に分離する。各画素における前景領域か背景領域かの判定は処理対象画像を用いて行えばよく、その方法は限定されず、公知の種々の方法を用いて行えばよい。なお、処理領域の大きさは色数判定部5によって変更される場合がある。前景領域と背景領域への分離結果は色差算出部6及び色置換部8へ渡される。
輪郭判定部4は、注目画素が輪郭領域であるか否かを判定する。輪郭領域か否かの判定方法は限定されず、例えば輪郭検出フィルタなど、公知の種々の方法を用いて行えばよい。判定結果は色差算出部6及び色置換部8へ渡される。なお、この輪郭判定部4を設けずに構成してもよい。
色数判定部5は、前景背景分離部3で用いた処理領域の色数を判定する。判定は、例えば背景領域の色が1色、前景領域の色が1色の2色以下であるか、あるいは3色以上であるかを判定するとよい。判定方法としては、例えば処理領域の各画素の色について主成分分析を行い、予め決められた値よりも大きい色数を計数して、計数値を判定すればよい。あるいは、背景色または前景色の分散値が予め定められた値よりも大きいか否かを判定してもよい。または、図1では図示していないが、例えば限定色画像生成部2で生成した限定色画像を用い、限定色画像において処理領域に使用されている代表色の色数を判定してもよい。判定結果は、図1に示した例では色置換部8に渡している。このほか、色数が3以上であると判定した場合には処理領域の大きさを現在の大きさよりも小さく変更するように構成してもよい。この場合、処理領域を使用する各部において大きさが変更された処理領域を用いて処理を行うことになる。例えば前景背景分離部3は変更された処理領域において前景領域と背景領域の分離を行うことになる。なお、大きさを変更した処理領域において再度の色数の判定を行って処理領域の大きさの変更を繰り返してもよいが、予め決められた大きさより小さく変更しないように限度を設定しておくとよい。この色数判定部5を設けずに構成してもよい。
色差算出部6は、前景領域の色と背景領域の色の色差を算出する。色差は、色空間における2つの色の距離である。例えばRGB色空間において2つの色の色差ΔEは、2つの色のそれぞれの色成分の差であるΔR、ΔG、ΔBから、
ΔE=(ΔR2 +ΔG2 +ΔB2 1/2
により求めればよい。前景領域の色及び背景領域の色としては、処理対象画像をもとに処理領域中の前景領域の各画素の平均色及び背景領域の各画素の平均色を求めて用いるとよい。あるいは、限定色画像をもとに前景領域に対応する代表色及び背景領域に対応する代表色を取得して用いてもよい。前景領域または背景領域中に類似する代表色が複数存在している場合には、前景領域の各画素に対応する代表色の平均色及び背景領域の各画素に対応する代表色の平均色を用いてもよい。前景領域か背景領域かは、前景背景分離部3による分離結果を使用すればよい。なお、輪郭判定部4で輪郭領域以外であると判定された場合には、この色差算出部6以降の処理を行わないように制御してもよい。
修正代表色選択部7は、色差算出部6で算出した色差が予め決められた値より小さい場合に、代表色抽出部1で抽出した代表色の中から、色差算出部6で算出された色差よりも色差を大きくする前景領域に対応する修正代表色あるいは背景領域に対応する修正代表色を選択する。選択方法の詳細については後述するが、色空間において前景領域の平均色と背景領域の平均色を通る直線からの距離に従って、または、前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を通る直線からの距離に従って、修正代表色を選択するとよい。また、前景領域の平均色と背景領域の平均色を通る直線を用いる場合、さらに前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を通る直線も用い、2直線がなす角度が予め定めた角度よりも大きい場合には、色差算出部6で算出した色差にかかわらず修正代表色を選択するとよい。あるいは、代表色抽出部1で抽出した代表色から得た2つの代表色の組のそれぞれについて、その組の2つの代表色と前景領域の色(例えば平均色)及び背景領域の色(例えば平均色)を用いた評価関数の値を求め、その評価関数の値により代表色の組を求めて修正代表色を選択してもよい。なお、予め決められた条件を満たす修正代表色が存在しない場合には、色空間において前景領域の色と背景領域の色を通る直線上に、背景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色あるいは前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加し、修正代表色として選択してもよい。
色置換部8は、修正代表色選択部7で選択した修正代表色に注目画素の色を置換する。なお、注目画素が前景領域の画素であって、修正代表色選択部7で背景領域に対応する修正代表色を選択した場合、あるいは、注目画素が背景領域の画素であって、修正代表色選択部7で前景領域に対応する修正代表色を選択した場合については、注目画素の色を変更しなくてもよい。なお、輪郭判定部4で輪郭領域と判定されなかった場合、及び、色数判定部5で色数が3色以上であると判定された場合には、修正代表色への置換は行わないように構成してもよい。また、限定色画像生成部2に代えて、この色置換部8において注目画素の色を修正代表色あるいは他の代表色のいずれかに変換するように構成してもよい。
図2は、本発明の実施の一形態における動作の一例を示す流れ図である。S11において、代表色抽出部1は、与えられた処理対象画像全体から代表色を抽出する。そしてS12において、限定色画像生成部2は、色空間上において処理対象画像の各画素の色に対応する代表色、例えば各画素の色との距離が最も小さい代表色に変換し、限定色画像を生成する。
S13において、未処理の画素を注目画素に設定し、S14において、前景背景分離部3は、与えられた処理対象画像のうち、注目画素を含む予め決められた大きさの処理領域について前景領域と背景領域に分離する。またS15において、輪郭判定部4は注目画素が輪郭領域であるか否かを判定する。S16において、S15で注目画素が輪郭領域であると判定された場合にはS17へ進み、注目画素が輪郭領域でないと判定された場合には、代表色の修正処理を行わずにS23へ進む。なお、S14及びS15の処理を行わなくてもよい。
S17において、色差算出部6は、前景領域の色と背景領域の色の色差を算出する。例えば処理対象画像における前景領域の平均色と背景領域の平均色との色差、あるいは、限定色画像における前景領域の代表色と背景領域の代表色との色差を求めるとよい。
S18において、修正代表色選択部7は、S17で色差算出部6により求めた色差が予め決められた値より小さいか否かを判定する。色差が予め決められた値よりも大きければ、そのままでも前景と背景との色の違いが明確であると判断し、この場合には代表色の変更を行わないのでS23へ進む。
色差が予め決められた値よりも小さい場合には、前景と背景との色の違いが明確には再現されていないものと判断し、S19において、色差が大きくなるように前景領域に対応する代表色あるいは背景領域に対応する代表色を選択し直して修正代表色とする。なお、予め決められた条件を満たす修正代表色が存在しない場合には代表色を追加し、修正代表色として選択してもよい。
一方、S20において、色数判定部5は処理領域の色数を求め、S21において色数が2色以下であるか否かを判定する。S21で2色以下であると判定された場合にはS22に進み、3色以上であると判定された場合には、S22による修正代表色への置換を行わずにS23へ進む。なお、S20、S21の処理はS13以降、S19以前であってもよく、並行して行ってもよい。
S22において、色置換部8は、S19で修正代表色選択部7により選択された修正代表色に注目画素の色を置換する。なお、この動作例ではS16、S18、S21の判定により、この修正代表色への置換は、輪郭領域であって、処理領域の色数が2色以下であり、前景領域と背景領域の色差が予め決められた値よりも小さい場合に行われることになる。
S23において、処理対象画像の各画素について注目画素として処理を終えたか否かを判定し、未処理の画素が残っている場合にS13へ戻り、未処理の画素を注目画素として処理を繰り返す。処理を終えると、S12で生成した限定色画像のうち前景領域と背景領域の色差が予め決められた値より小さい部分について色差を大きく修正した限定色画像が得られることになる。
修正代表色選択部7における修正代表色の選択の処理について、いくつかの例を示す。図3は、修正代表色の選択処理の第1の例の説明図、図4は、修正代表色の選択処理の第1の例における選択範囲の一例の説明図である。この例では、前景領域の平均色と背景領域の平均色を通る直線からの距離に従って修正代表色を選択する例を示している。図3中、Pは前景領域の平均色を、Qは背景領域の平均色を、T1,T2,…は代表色を、それぞれ示している。また、色差算出部6では前景領域の平均色と背景領域の平均色の色差を求めることとし、色Pと色Qの色差は、予め決められた値よりも小さいものとしている。図3(A)では色Qから色差が予め決められた値の範囲を破線で示し、図3(B)では色Pから色差が予め決められた値の範囲を破線で示しており、色Pと色Qはこの範囲に含まれている。
修正代表色選択部7では、前景領域の平均色Pと背景領域の平均色Qを通る直線を考え、この直線とそれぞれの代表色との距離に従って、色差を大きくする代表色を修正代表色として選択する。まず、背景領域の平均色Qから前景領域の平均色Pへ向かう方向に、背景領域の平均色Qからの色差が予め決められた値よりも大きい代表色の中から直線との距離に応じて修正代表色を選択する。この場合を図3(A)に示している。この場合に選択される修正代表色は、前景領域の代表色を変更するものである。
例えば、直線からの距離が最も小さい代表色を修正代表色として選択すればよい。あるいは、背景領域の平均色Qとの距離についても考慮し、ある代表色について直線との距離をLt、背景領域の平均色Qとの距離をLuとして
D=αLt+βLu
を算出し、値Dが最小となる代表色を修正代表色として選択してもよい。α、βは予め与える定数である。この場合、直線からの距離が小さいほど選択されやすく、背景領域の平均色からの色差が予め決められた値よりも大きい条件の下で背景領域の平均色に近いほど選択されやすくなる。
なお、背景領域の平均色Qから前景領域の平均色Pへの色の変化とかけ離れた代表色が選択されないように、代表色の選択の際に条件を付しておくとよい。例えば、直線からの距離に従って代表色を選択する場合、直線からの距離が予め決められた値よりも大きい場合には、色Qから色Pへの方向における修正代表色の選択は行わないようにするとよい。さらに、背景領域の平均色Qからの色差の上限を設け、色差が上限を超える場合には修正代表色の選択は行わないようにするとよい。この場合、色Qからの色差が予め決められた値の範囲を越え、色差の上限以内であって、直線からの距離が予め決められた値以内である代表色の中から選択されることになる。
あるいは、図4(A)に示す、色Qを底面の中心とする円錐領域内であって、色Qから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択してもよい。図4(A)に示す例では、色Qを始点として色Pへ向かう方向に値Luminより長く予め決められた長さを持つベクトルをベクトルTとし、色Qを始点としてベクトルTと交差する方向に値Luminより短く予め決められた長さを持つベクトルの集合をベクトル群Uとし、係数γ、δを0以上1以下の値として、
γ・ベクトルT+δ・(1−γ)・ベクトルU
の範囲が円錐領域となる。この円錐領域であって、色Qから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択すればよい。この条件を満たす代表色が存在しない場合には、色Qから色Pへの方向における修正代表色の選択は行わない。
上述の値Dを算出する場合には、値Dが予め決められた値よりも大きい場合には、色Qから色Pへの方向における修正代表色の選択は行わないようにすればよい。この場合、値Dが予め決められた値以内の範囲が図4(A)に示す円錐領域に対応することになる。
背景領域の平均色Qから前景領域の平均色Pへ向かう方向に修正代表色が選択されない場合には、前景領域の平均色Pから背景領域の平均色Qへ向かう方向に、前景領域の平均色Pからの色差が予め決められた値よりも大きい代表色の中から直線との距離に応じて修正代表色を選択する。この場合を図3(B)に示している。この場合に選択される修正代表色は、背景領域の代表色を変更するものである。
例えば、直線からの距離が最も小さい代表色を修正代表色として選択すればよい。あるいは、前景領域の平均色Pとの距離についても考慮し、ある代表色について直線との距離をLt、前景領域の平均色Pとの距離をLvとして
D=αLt+βLv
を算出し、Dが最小となる代表色を修正代表色として選択してもよい。α、βは予め与える定数である。この場合、直線からの距離が小さいほど選択されやすく、前景領域の平均色からの色差が予め決められた値よりも大きい条件の下で前景領域の平均色に近いほど選択されやすくなる。
なお、この場合も前景領域の平均色Pから背景領域の平均色Qへの色の変化とかけ離れた代表色が選択されないように、代表色の選択の際に条件を付しておくとよい。例えば、直線からの距離に従って代表色を選択する場合、直線からの距離が予め決められた値よりも大きい場合には、色Pから色Qへの方向における修正代表色の選択は行わないようにするとよい。さらに、背景領域の平均色Pからの色差の上限を設け、色差が上限を超える場合には修正代表色の選択は行わないようにするとよい。この場合、色Pからの色差が予め決められた値の範囲を越え、色差の上限以内であって、直線からの距離が予め決められた値以内である代表色の中から選択されることになる。
あるいは、図4(B)に示す、色Pを底面の中心とする円錐領域内であって、色Pから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択してもよい。図4(B)に示す例では、色Pを始点として色Qへ向かう方向に値Luminより長く予め決められた長さを持つベクトルをベクトルTとし、色Qを始点としてベクトルTと交差する方向に値Luminより短く予め決められた長さを持つベクトルの集合をベクトル群Uとし、係数γ、δを0以上1以下の値として、
−γ・ベクトルT+δ・(1−γ)・ベクトルU
の範囲が円錐領域となる。この円錐領域であって、色Pから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択すればよい。この条件を満たす代表色が存在しない場合には、色Pから色Qへの方向における修正代表色の選択は行わない。
上述の値Dを算出する場合には、値Dが予め決められた値よりも大きい場合には、色Pから色Qへの方向における修正代表色の選択は行わないようにすればよい。この場合、値Dが予め決められた値以内の範囲が図4(B)に示す円錐領域に対応することになる。
図5は、代表色の追加処理の一例の説明図である。背景領域の平均色Qから前景領域の平均色Pへの方向に修正代表色の選択を行ったが選択されず、前景領域の平均色Pから背景領域の平均色Qへの方向に修正代表色の選択を行っても選択されなかった場合には、色置換部8における色の置換を行わないように構成してもよいが、修正代表色選択部7で新たな代表色を追加し、その代表色を修正代表色として選択してもよい。例えば、この修正代表色の選択処理の第1の例では、色空間において前景領域の平均色Pと背景領域の平均色Qを通る直線上に、背景領域の平均色Qまたは背景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色、あるいは、前景領域の平均色Pまたは前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加し、追加した代表色を修正代表色として選択すればよい。
なお、背景領域の平均色Qまたは背景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加する場合には、前景領域の平均色P又は前景領域に対応する代表色との色差が小さい側に追加する。また、前景領域の平均色Pまたは前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加する場合には、背景領域の平均色Qまたは背景領域に対応する代表色との色差が小さい側に追加する。図5に示した例では、前景領域の平均色Pと背景領域の平均色Qを通る直線上に、背景領域に対応する代表色T2との色差が予め決められた値より大きい代表色Taを追加した例を示している。この追加した代表色Taを修正代表色として選択すればよい。
もちろん、上述の背景領域または前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加するほか、背景領域に対応する代表色と前景領域に対応する代表色を挟み、色差が予め決められた値より大きくなる2つの代表色を上述の直線上に追加してもよい。
限定色画像生成部2で生成した限定色画像においては、前景領域と背景領域が、ある1つの代表色に対応づけられている場合もある。この場合、処理対象画像では背景と前景との色の違いが存在していても、限定色画像では前景領域と背景領域の区別がなくなる。このような場合でも、上述の修正代表色の選択処理の第1の例では、前景領域の平均色と背景領域の平均色を用いて修正代表色を選択すれば、修正代表色を用いた限定色画像では前景領域と背景領域が現出することになる。
図6は、修正代表色の選択処理の第2の例の説明図である。この例では、前景領域の平均色と背景領域の平均色とともに、前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を用いる例を示している。図中、Pは前景領域の平均色を、Qは背景領域の平均色を、Rは前景領域に対応する代表色を、Sは背景領域に対応する代表色を、T1,T2,…は代表色を、それぞれ示している。また、色Pと色Qの色差は、予め決められた値よりも小さいものとしている。図6(A)では色Qから色差が予め決められた値の範囲を破線で示し、図6(B)では色Pから色差が予め決められた値の範囲を破線で示しており、色Pと色Qはこの範囲に含まれている。
前景領域、背景領域のそれぞれにおいては、各領域の平均色と各領域に対応する代表色とが異なる場合があり、その場合に前景領域と背景領域の平均色の変化の方向と代表色の変化の方法とが異なってしまうことがある。この場合の例を図6に示している。例えば図6(A)では、背景領域の平均色Qから前景領域の平均色Pへ向かう方向と、背景領域に対応する代表色Sから前景領域に対応する代表色Rへ向かう方向とが、角度θだけ異なっている。また、図6(B)においても、前景領域の平均色Pから背景領域の平均色Qへ向かう方向と、前景領域に対応する代表色Rから背景領域に対応する代表色Sへ向かう方向とが、角度θだけ異なっている。この角度θが予め定めた角度よりも大きい場合には、前景領域に対応する代表色及び背景領域に対応する代表色を用いて生成された限定色画像では、背景領域と前景領域の色の傾向が与えられた処理対象画像とは異なって見えてしまう。そのため、角度θが予め定めた角度よりも大きい場合には、色差算出部6で算出した色差の大きさにかかわらず、修正代表色の選択を行う。なお、修正代表色の選択方法については、上述の修正代表色の選択処理の第1の例で説明したとおりである。前景領域の平均色Pと背景領域の平均色Qを通る直線からの距離に応じて修正代表色を選択するので、前景領域の色と背景領域の色との色の傾向が揃う。そのため、色差が確保されるとともに、限定色化による色の傾向の相違が防止される。
図7は、修正代表色の選択処理の第3の例の説明図、図8は、修正代表色の選択処理の第3の例における選択範囲の一例の説明図である。この例では、前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を通る直線からの距離に従って修正代表色を選択する例を示している。図中、TPは前景領域に対応する代表色を、TQは背景領域に対応する代表色を、T1,T2,…はそのほかの代表色を、それぞれ示している。また、色差算出部6は前景領域に対応する代表色TPと背景領域に対応する代表色TQとの色差を求めることとし、代表色TPと代表色TQの色差は、予め決められた値よりも小さいものとしている。図7(A)では代表色TQから色差が予め決められた値の範囲を破線で示し、図7(B)では代表色TPから色差が予め決められた値の範囲を破線で示しており、代表色TPと代表色TQはこの範囲に含まれている。
修正代表色選択部7では、前景領域に対応する代表色TPと背景領域に対応する代表色TQを通る直線を考え、この直線とそれぞれの代表色との距離に従って、色差を大きくする代表色を修正代表色として選択する。まず、背景領域に対応する代表色TQから前景領域に対応する代表色TPへ向かう方向に、背景領域に対応する代表色TQからの色差が予め決められた値よりも大きい代表色の中から直線との距離に応じて修正代表色を選択する。この場合を図7(A)に示している。この場合に選択される修正代表色は、前景領域に対応する代表色を変更するものである。
例えば、直線からの距離が最も小さい代表色を修正代表色として選択すればよい。あるいは、背景領域に対応する代表色TQとの距離についても考慮し、ある代表色について直線との距離をLt、背景領域に対応する代表色TQとの距離をLuとして
D=αLt+βLu
を算出し、Dが最小となる代表色を修正代表色として選択してもよい。α、βは予め与える定数である。この場合、直線からの距離が小さいほど選択されやすく、背景領域に対応する代表色TQからの色差が予め決められた値よりも大きい条件の下で背景領域に対応する代表色TQに近いほど選択されやすくなる。
なお、背景領域に対応する代表色TQから前景領域に対応する代表色TPへの色の変化とかけ離れた代表色が選択されないように、代表色の選択の際に条件を付しておくとよい。例えば、直線からの距離に従って代表色を選択する場合、直線からの距離が予め決められた値よりも大きい場合には、代表色TQから代表色TPへの方向における修正代表色の選択は行わないようにするとよい。さらに、背景領域に対応する代表色TQからの色差の上限を設け、色差が上限を超える場合には修正代表色の選択は行わないようにするとよい。この場合、代表色TQからの色差が予め決められた値の範囲を越え、色差の上限以内であって、直線からの距離が予め決められた値以内である代表色の中から選択されることになる。
あるいは、図8(A)に示す、代表色TQを底面の中心とする円錐領域内であって、代表色TQから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択してもよい。図8(A)に示す例では、代表色TQを始点として代表色TPへ向かう方向に値Luminより長く予め決められた長さを持つベクトルをベクトルTとし、代表色TQを始点としてベクトルTと交差する方向に値Luminより短く予め決められた長さを持つベクトルの集合をベクトル群Uとし、係数γ、δを0以上1以下の値として、
γ・ベクトルT+δ・(1−γ)・ベクトルU
の範囲が円錐領域となる。この円錐領域であって、代表色TQからの色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択すればよい。この条件を満たす代表色が存在しない場合には、代表色TQから代表色TPへの方向における修正代表色の選択は行わない。
上述の値Dを算出する場合には、値Dが予め決められた値よりも大きい場合には、代表色TQから代表色TPへの方向における修正代表色の選択は行わないようにすればよい。この場合、値Dが予め決められた値以内の範囲が図8(A)に示す円錐領域に対応することになる。
背景領域に対応する代表色TQから前景領域に対応する代表色TPへ向かう方向に修正代表色が選択されない場合には、前景領域に対応する代表色TPから背景領域に対応する代表色TQへ向かう方向に、前景領域に対応する代表色TPからの色差が予め決められた値よりも大きい代表色の中から直線との距離に応じて修正代表色を選択する。この場合を図7(B)に示している。この場合に選択される修正代表色は、背景領域に対応する代表色を変更するものである。
例えば、直線からの距離が最も小さい代表色を修正代表色として選択すればよい。あるいは、前景領域に対応する代表色TPとの距離についても考慮し、ある代表色について直線との距離をLt、前景領域に対応する代表色TPとの距離をLvとして
D=αLt+βLv
を算出し、Dが最小となる代表色を修正代表色として選択してもよい。α、βは予め与える定数である。この場合、直線からの距離が小さいほど選択されやすく、前景領域に対応する代表色TPからの色差が予め決められた値よりも大きい条件の下で前景領域に対応する代表色TPに近いほど選択されやすくなる。
なお、この場合も前景領域に対応する代表色TPから背景領域に対応する代表色TQへの色の変化とかけ離れた代表色が選択されないように、代表色の選択の際に条件を付しておくとよい。例えば、直線からの距離に従って代表色を選択する場合、直線からの距離が予め決められた値よりも大きい場合には、代表色TPから代表色TQへの方向における修正代表色の選択は行わないようにするとよい。さらに、背景領域に対応する代表色TPからの色差の上限を設け、色差が上限を超える場合には修正代表色の選択は行わないようにするとよい。この場合、代表色TPからの色差が予め決められた値の範囲を越え、色差の上限以内であって、直線からの距離が予め決められた値以内である代表色の中から選択されることになる。
あるいは、図8(B)に示す、代表色TPを底面の中心とする円錐領域内であって、代表色TPから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択してもよい。図8(B)に示す例では、代表色TPを始点として代表色TQへ向かう方向に値Luminより長く予め決められた長さを持つベクトルをベクトルTとし、代表色TQを始点としてベクトルTと交差する方向に値Luminより短く予め決められた長さを持つベクトルの集合をベクトル群Uとし、係数γ、δを0以上1以下の値として、
−γ・ベクトルT+δ・(1−γ)・ベクトルU
の範囲が円錐領域となる。この円錐領域であって、代表色TPから色差が予め決められた値Luminの範囲を越えている代表色の中から選択すればよい。この条件を満たす代表色が存在しない場合には、代表色TPから代表色TQへの方向における修正代表色の選択は行わない。
上述の値Dを算出する場合には、値Dが予め決められた値よりも大きい場合には、代表色TPから代表色TQへの方向における修正代表色の選択は行わないようにすればよい。この場合、値Dが予め決められた値以内の範囲が図8(B)に示す円錐領域に対応することになる。
図9は、代表色の追加処理の別の例の説明図である。背景領域に対応する代表色TQから前景領域に対応する代表色TPへの方向に修正代表色の選択を行ったが選択されず、前景領域に対応する代表色TPから背景領域に対応する代表色TQへの方向に修正代表色の選択を行っても選択されなかった場合には、色置換部8における色の置換を行わないように構成してもよいが、修正代表色選択部7で新たな代表色を追加し、その代表色を修正代表色として選択してもよい。例えば、この修正代表色の選択処理の第3の例では、色空間において前景領域に対応する代表色TPと背景領域に対応する代表色TQを通る直線上に、背景領域に対応する代表色TQまたは背景領域の平均色との色差が予め決められた値より大きい代表色、あるいは、前景領域に対応する代表色TPまたは前景領域の平均色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加し、追加した代表色を修正代表色として選択してもよい。
なお、背景領域に対応する代表色TQまたは背景領域の平均色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加する場合には、前景領域に対応する代表色TPまたは前景領域の平均色との色差が小さい側に追加する。また、前景領域に対応する代表色TPとの色差が予め決められた値より大きい代表色を追加する場合には、背景領域に対応する代表色TQまたは背景領域の平均色との色差が小さい側に追加する。図9に示した例では、前景領域に対応する代表色TPと背景領域に対応する代表色TQを通る直線上に、背景領域に対応する代表色TQとの色差が予め決められた値より大きい代表色Taを追加した例を示している。この追加した代表色Taを修正代表色として選択すればよい。
もちろん、上述の背景領域または前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加するほか、背景領域に対応する代表色と前景領域に対応する代表色を挟み、色差が予め決められた値より大きくなる2つの代表色を上述の直線上に追加してもよい。
図10は、修正代表色の選択処理の第4の例の説明図である。この例では、代表色抽出部1で抽出されている代表色全体から、評価関数を用いて前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を修正する修正代表色を選択する例を示している。図中、Pは前景領域の平均色を、Qは背景領域の平均色を、T1,T2,…は代表色を、それぞれ示している。また、色差算出部6は前景領域の平均色Pと背景領域の平均色Qとの色差を求めることとし、平均色Pと平均色Qの色差は、予め決められた値よりも小さいものとしている。図10では平均色Qから色差が予め決められた値の範囲を破線で示しており、平均色Pと平均色Qはこの範囲に含まれている。
抽出されている代表色から2つの代表色を選択して代表色の組とし、その代表色の組について、前景領域の平均色及び背景領域の平均色を用いた評価関数の値を求める。評価関数Hの一例としては、例えば、代表色の組を構成する2つの代表色をCi、Cjとし、前景領域の平均色P及び背景領域の平均色Qを用い、
H=α(|P−Ci|+|Q−Cj|)−β(|Ci−Cj|)
とするとよい。α、βは予め与える定数である。(|P−Ci|+|Q−Cj|)の項は、当該代表色の組を修正代表色として置換した場合の誤差を示す。この誤差が小さいほどよい。また、(|Ci−Cj|)は代表色の色差である。この色差は大きいほどよい。なお、この代表色の色差(|Ci−Cj|)は、色差算出部6で算出した色差を判定する際に用いた予め決められた値よりも大きいことが条件となる。評価関数Hの値は、誤差が小さく、色差が大きいほど値は小さくなるので、代表色の組のうち評価関数Hの値が最も小さい代表色の組を修正代表色とすればよい。
図10に示した例では、6個の代表色T1,T2,T3,T4,T5,T6を示している。例えば限定色画像生成部2で限定色画像を生成する際に、前景領域及び背景領域の色と最も色差が小さい代表色を選択すると、前景領域に対応する代表色としては代表色T1が、背景領域に対応する代表色としては代表色T2が選択されることになる。しかし、代表色T1と代表色T2の組では、色差が予め決められた値よりも小さいため、この代表値の組は選択されない。
代表色の組は、この代表色T1と代表色T2の組を含め、6個の代表色の順列で30組となる。このうち、上述の通り、代表色T1をCi、代表色T2をCjとする組、及び、代表色T2をCi、代表色T1をCjとする組は、色差が予め決められた値よりも小さいため除外される。例えば代表色T3をCi、代表色T2をCjとした場合に、評価関数の値が最も小さくなる。従って、前景領域に対応する修正代表色を代表色T3、背景領域に対応する修正代表色を代表色T2とすればよい。なお、代表色T2をCi、代表色T3をCjとした場合には、|P−Ci|、|Q−Cj|の値が前述の組よりも大きくなり、評価関数の値も大きくなる。
もちろん、上述の評価関数は一例であって、この例に限らず、2つの代表色の組について評価する種々の関数を用いてもよい。また、前景領域の平均色P及び背景領域の平均色Qに代えて、前景領域に対応する代表色及び背景領域に対応する代表色を用いてもよい。
なお、評価関数を用いて得られた値に対して条件を付与してもよい。例えば上述の評価関数Hの値に上限を設け、各代表色の組から得られた評価関数Hの最小値が予め決められた上限よりも大きい場合には、条件を満たす代表色が存在しないものとして、修正代表色を選択しないように構成するとよい。修正代表色が選択されなかった場合には、色置換部8における色の置換を行わないように構成すればよい。あるいは、例えば上述の図5または図9で説明した方法によって修正代表色選択部7で新たな代表色を追加し、その代表色を修正代表色として選択してもよい。
上述の各例、あるいはそのほかの種々の方法によって修正代表色の選択処理が行われたら、色置換部8は、注目画素が前景領域の画素であって前景領域に対応する代表色を変更する修正代表色が選択されている場合、あるいは、注目画素が背景領域の画素であって背景領域に対応する代表色を変更する修正代表色が選択されている場合に、注目画素の色を修正代表色へ置換する。修正代表色として前景領域及び背景領域の両方に対応する代表色が選択されている場合には、注目画素が前景領域の画素であるのか、背景領域の画素であるのかに応じて、修正代表色を選択して注目画素の色を置換すればよい。なお、修正代表色が選択されていない場合には、色の置換を行わなくてもよい。
図11は、本発明の実施の一形態における変形例を示す構成図である。この変形例では、処理対象画像として予め決められた色数以下の色しか使用されていない画像や、限定色化の処理が施された画像が与えられた場合を想定している。このような場合には、改めて限定色化の処理を行わなくてもよく、この変形例では限定色画像生成部2を設けていない。また、この場合には前景領域の平均色と前景領域に対応する代表色、背景領域の平均色と背景領域に対応する代表色は等価と考えてもよい。従って、色差算出部6は前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色の色差を算出すればよく、修正代表色選択部7は前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を通る直線からの距離に従って修正代表色を選択すればよい。例えば修正代表色の選択処理の第2の例を除く各例や、そのほかの選択方法により修正代表色を選択すればよい。また、色置換部8は与えられた処理対象画像における注目画素の色を修正代表色に置換すればよい。
図12は、本発明の実施の一形態の変形例における動作の一例を示す流れ図である。S11において、代表色抽出部1は、与えられた処理対象画像全体から代表色を抽出する。S13、S14、S15、S16は図2を用いて上述したとおりである。
S17において、色差算出部6は、前景領域の代表色と背景領域の代表色の色差を算出する。S18は図2を用いて上述したとおりである。S18で色差が予め決められた値よりも小さいと判定された場合には、S19において、前景領域に対応する代表色と背景領域に対応する代表色を用い、色差が大きくなるように前景領域に対応する代表色あるいは背景領域に対応する代表色を選択し直して修正代表色とする。なお、予め決められた条件を満たす修正代表色が存在しない場合には代表色を追加し、修正代表色として選択してもよい。
S20、S21は図2を用いて上述したとおりである。S22において、色置換部8は、処理対象画像の注目画素の色を、S19で修正代表色選択部7により選択された修正代表色に置換する。例えば、注目画素が前景領域の画素であって前景領域に対応する代表色を変更する修正代表色が選択されている場合、あるいは、注目画素が背景領域の画素であって背景領域に対応する代表色を変更する修正代表色が選択されている場合に、注目画素の色を修正代表色へ置換すればよい。S23は図2を用いて上述したとおりである。
図13は、本発明の実施の一形態およびその変形例で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、41はプログラム、42はコンピュータ、51は光磁気ディスク、52は光ディスク、53は磁気ディスク、54はメモリ、61はCPU、62は内部メモリ、63は読取部、64はハードディスク、65はインタフェース、66は通信部である。
上述の本発明の実施の一形態及びその変形例で説明した各部の機能を全部あるいは部分的に、コンピュータが実行するプログラム41によって実現してもよい。その場合、そのプログラム41およびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取る記憶媒体に記憶させておけばよい。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取部63に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取部63にプログラムの記述内容を伝達するものである。例えば、光磁気ディスク51、光ディスク52(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク53、メモリ54(ICカード、メモリカード、フラッシュメモリなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
これらの記憶媒体にプログラム41を格納しておき、例えばコンピュータ42の読取部63あるいはインタフェース65にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム41を読み出し、内部メモリ62またはハードディスク64(磁気ディスクやシリコンディスクなどを含む)に記憶し、CPU61によってプログラム41を実行することによって、上述の本発明の実施の一形態及びその変形例として説明した機能が全部あるいは部分的に実現される。あるいは、通信路を介してプログラム41をコンピュータ42に転送し、コンピュータ42では通信部66でプログラム41を受信して内部メモリ62またはハードディスク64に記憶し、CPU61によってプログラム41を実行することによって実現してもよい。
コンピュータ42には、このほかインタフェース65を介して様々な装置と接続してもよい。例えば、画像読取装置がインタフェース65を介して接続され、画像読取装置で読み取った画像あるいは該画像に処理を施した画像を処理対象画像として本発明の実施の一形態及びその変形例で説明した処理を行ってもよい。処理後の限定色画像は、他のプログラムに渡してもよいし、ハードディスク64に記憶させ、またはインタフェース65を介して記憶媒体に記憶させ、あるいは通信部66を通じて外部へ転送してもよい。記憶または転送の際には、限定色画像を圧縮するとよい。記憶または転送する際に、限定色画像としない場合に比べてデータ量が削減される。さらに、画像形成装置がインタフェース65を介して接続されていてもよく、処理後の限定色画像を画像形成装置により形成してもよい。
もちろん、部分的にハードウェアによって構成することもできるし、全部をハードウェアで構成してもよい。あるいは、他の構成とともに本発明の実施の一形態及びその変形例で説明した機能の全部あるいは部分的に含めたプログラムとして構成してもよい。もちろん、他の用途に適用する場合には、その用途におけるプログラムと一体化してもよい。
1…代表色抽出部、2…限定色画像生成部、3…前景背景分離部、4…輪郭判定部、5…色数判定部、6…色差算出部、7…修正代表色選択部、8…色置換部、41…プログラム、42…コンピュータ、51…光磁気ディスク、52…光ディスク、53…磁気ディスク、54…メモリ、61…CPU、62…内部メモリ、63…読取部、64…ハードディスク、65…インタフェース、66…通信部。

Claims (12)

  1. 処理対象画像から代表色を抽出する抽出手段と、前記処理対象画像のうち注目画素を含む予め決められた大きさの処理領域について前景領域と背景領域に分離する分離手段と、前記前景領域の色と前記背景領域の色の色差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した色差が予め決められた値より小さい場合に前記抽出手段で抽出した代表色の中から色差を大きくする前記前景領域に対応する修正代表色あるいは前記背景領域に対応する修正代表色を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した修正代表色に前記注目画素の色を置換する置換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記選択手段は、色空間において前記前景領域に対応する代表色と前記背景領域に対応する代表色を通る直線からの距離に従って前記修正代表色を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段は、色空間において前記前景領域の平均色と前記背景領域の平均色を通る直線からの距離に従って前記修正代表色を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、色空間において前記前景領域の平均色と前記背景領域の平均色を通る直線と、前記前景領域に対応する代表色と前記背景領域に対応する代表色を通る直線がなす角度が予め定めた角度よりも大きい場合には、前記算出手段で算出した色差にかかわらず前記修正代表色を選択することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記抽出手段で抽出した代表色から得た2つの代表色の組のそれぞれについて該組の代表色と前記前景領域の色及び前記背景領域の色を用いた評価関数の値を求め、該評価関数の値により代表色の組を求めて前記修正代表色を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、予め決められた条件を満たす前記修正代表色が存在しない場合に、色空間において前記前景領域の色と前記背景領域の色を通る直線上に前記背景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色あるいは前記前景領域に対応する代表色との色差が予め決められた値より大きい代表色を追加し、前記修正代表色として選択することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記算出手段は、前記前景領域の色として前記前景領域に対応する代表色を用い、前記背景領域の色として前記背景領域に対応する代表色を用いて色差を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記算出手段は、前記前景領域の色として前記前景領域の各画素の平均色あるいは各画素に対応する代表色の平均色を用い、前記背景領域の色として前記背景領域の各画素の平均色あるいは各画素に対応する代表色の平均色を用いて色差を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. さらに、前記注目画素が輪郭領域であるか否かを判定する輪郭判定手段を有し、前記置換手段は、前記輪郭判定手段によって輪郭領域であると判定された注目画素について置換を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. さらに、前記処理領域の色数を判定する色数判定手段を有し、前記置換手段は、前記色数判定手段によって色数が3以上であると判定された注目画素について置換を行わないことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. さらに、前記処理領域の色数を判定する色数判定手段を有し、該色数判定手段は、色数が3以上であると判定した場合には前記処理領域の大きさを現在の大きさよりも小さく変更することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. コンピュータに、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能を実行させるものであることを特徴とする画像処理プログラム。
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