JP2003323723A - 光ディスク、光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びに光ディスクの製造方法 - Google Patents
光ディスク、光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びに光ディスクの製造方法Info
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- JP2003323723A JP2003323723A JP2002129310A JP2002129310A JP2003323723A JP 2003323723 A JP2003323723 A JP 2003323723A JP 2002129310 A JP2002129310 A JP 2002129310A JP 2002129310 A JP2002129310 A JP 2002129310A JP 2003323723 A JP2003323723 A JP 2003323723A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録及び/又は再生処理にて参照される、デ
ィスク特性に関わるディスク情報の記録エリアを、記録
容量の増加などの妨げにならない場所に、かつ読み出し
の機構、処理を複雑にすることなく設けることのできる
光ディスクを提供する。 【解決手段】 セクターSector0〜セクターSector15ま
での16セクターに分割された領域の内側に、記録及び/
又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるデ
ィスク情報を、ディスク固有の情報である、識別番号U
ID(UniqueID)と共に属性情報AIとして記録す
る。
ィスク特性に関わるディスク情報の記録エリアを、記録
容量の増加などの妨げにならない場所に、かつ読み出し
の機構、処理を複雑にすることなく設けることのできる
光ディスクを提供する。 【解決手段】 セクターSector0〜セクターSector15ま
での16セクターに分割された領域の内側に、記録及び/
又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるデ
ィスク情報を、ディスク固有の情報である、識別番号U
ID(UniqueID)と共に属性情報AIとして記録す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランドとグルーブ
が交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なくと
も一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブル
トラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して成
る光ディスクに関する。
が交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なくと
も一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブル
トラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して成
る光ディスクに関する。
【0002】また、本発明は、記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行う光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法
に関する。
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行う光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法
に関する。
【0003】また、本発明は、記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクを製造する光ディスク製造方法に
関する。
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクを製造する光ディスク製造方法に
関する。
【0004】
【従来の技術】現在、直径を略64mmとなし、例えば
楽音信号で74分以上の記録を可能となす記憶容量を備
えている、小径の光ディスクが広く知られるようになっ
た。この小径の光ディスクは、ミニディスクMD(登録
商標)と呼ばれ、ピットによりデータが記録される再生
専用型と、光磁気記録(MO)方式によりデータが記録
されており再生も可能な記録再生型の2種類がある。以
下の説明は、記録再生型の小径光ディスク(以下、光磁
気ディスクという)に関する。前記光磁気ディスクは記
録容量を上げるため、トラックピッチや、記録レーザ光
の記録波長或いは対物レンズのNA等が改善されてきて
いる。
楽音信号で74分以上の記録を可能となす記憶容量を備
えている、小径の光ディスクが広く知られるようになっ
た。この小径の光ディスクは、ミニディスクMD(登録
商標)と呼ばれ、ピットによりデータが記録される再生
専用型と、光磁気記録(MO)方式によりデータが記録
されており再生も可能な記録再生型の2種類がある。以
下の説明は、記録再生型の小径光ディスク(以下、光磁
気ディスクという)に関する。前記光磁気ディスクは記
録容量を上げるため、トラックピッチや、記録レーザ光
の記録波長或いは対物レンズのNA等が改善されてきて
いる。
【0005】トラックピッチ1.6μmでグルーブ記
録、また変調方式がEFMである、初期の光磁気ディス
クを第1世代MDと記す。この第1世代MDの物理フォ
ーマットは、以下のように定められている。トラックピ
ッチは、1.6μm、ビット長は、0.59μm/bi
tとなる。また、レーザ波長λは、λ=780nmであ
り、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45としてい
る。記録方式としては、グルーブ(ディスク盤面上の
溝)をトラックとして記録再生に用いるグルーブ記録方
式を採用している。また、アドレス方式は、ディスク盤
面上にシングルスパイラルのグルーブを形成し、このグ
ルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブル
(Wobble)を形成したウォブルドグルーブを利用する方
式を採っている。なお、本明細書では、ウォブリングに
より記録される絶対アドレスをADIP(Address in P
regroove)ともいう。
録、また変調方式がEFMである、初期の光磁気ディス
クを第1世代MDと記す。この第1世代MDの物理フォ
ーマットは、以下のように定められている。トラックピ
ッチは、1.6μm、ビット長は、0.59μm/bi
tとなる。また、レーザ波長λは、λ=780nmであ
り、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45としてい
る。記録方式としては、グルーブ(ディスク盤面上の
溝)をトラックとして記録再生に用いるグルーブ記録方
式を採用している。また、アドレス方式は、ディスク盤
面上にシングルスパイラルのグルーブを形成し、このグ
ルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブル
(Wobble)を形成したウォブルドグルーブを利用する方
式を採っている。なお、本明細書では、ウォブリングに
より記録される絶対アドレスをADIP(Address in P
regroove)ともいう。
【0006】従来のミニディスクは、記録データの変調
方式として、EFM(8−14変換)変調方式が採用さ
れている。また、誤り訂正方式としては、ACIRC(A
dvanced Cross Interleave Reed-Solomon Code)を用い
ている。また、データインターリーブには、畳み込み型
を採用している。これにより、データの冗長度は、4
6.3%となっている。
方式として、EFM(8−14変換)変調方式が採用さ
れている。また、誤り訂正方式としては、ACIRC(A
dvanced Cross Interleave Reed-Solomon Code)を用い
ている。また、データインターリーブには、畳み込み型
を採用している。これにより、データの冗長度は、4
6.3%となっている。
【0007】また、第1世代MDにおけるデータの検出
方式は、ビットバイビット方式であって、ディスク駆動
方式としては、CLV(Constant Linear Verocity)が採
用されている。CLVの線速度は、1.2m/sであ
る。
方式は、ビットバイビット方式であって、ディスク駆動
方式としては、CLV(Constant Linear Verocity)が採
用されている。CLVの線速度は、1.2m/sであ
る。
【0008】記録再生時の標準のデータレートは、13
3kB/s、記録容量は、164MB(MD−DATA
では、140MB)である。また、データの最小書換単
位(クラスタ)は、32個のメインセクタと4個のリン
クセクタによる36セクタで構成されている。
3kB/s、記録容量は、164MB(MD−DATA
では、140MB)である。また、データの最小書換単
位(クラスタ)は、32個のメインセクタと4個のリン
クセクタによる36セクタで構成されている。
【0009】さらに、近年では、第1世代MDよりもさ
らに記録容量を上げた次世代MDが開発されつつある。
この場合、従来の媒体(ディスクやカートリッジ)はそ
のままに、変調方式や、論理構造などを変更してユーザ
エリア等を倍密度にし、記録容量を例えば300MBに
増加したMD(以下、次世代MD1という)が考えられ
る。記録媒体の物理的仕様は、同一であり、トラックピ
ッチは、1.6μm、レーザ波長λは、λ=780nm
であり、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45であ
る。記録方式としては、グルーブ記録方式を採用してい
る。また、アドレス方式は、ADIPを利用する。この
ように、ディスクドライブ装置における光学系の構成や
ADIPアドレス読出方式、サーボ処理は、従来のミニ
ディスクと同様である。
らに記録容量を上げた次世代MDが開発されつつある。
この場合、従来の媒体(ディスクやカートリッジ)はそ
のままに、変調方式や、論理構造などを変更してユーザ
エリア等を倍密度にし、記録容量を例えば300MBに
増加したMD(以下、次世代MD1という)が考えられ
る。記録媒体の物理的仕様は、同一であり、トラックピ
ッチは、1.6μm、レーザ波長λは、λ=780nm
であり、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45であ
る。記録方式としては、グルーブ記録方式を採用してい
る。また、アドレス方式は、ADIPを利用する。この
ように、ディスクドライブ装置における光学系の構成や
ADIPアドレス読出方式、サーボ処理は、従来のミニ
ディスクと同様である。
【0010】前記第1世代MDでは、最適記録パワー
や、最適再生パワーや、デトラック量や、記録磁界の強
度はスタンパにピット情報として書き込まれていた。ま
た、前記次世代MD2では、グルーブに前記最適記録パ
ワーや、最適再生パワーや、デトラック量や、記録磁界
の強度を書いていた。これらの方法は基板を成形する段
階で記載されるので、製造においては効率的だった。
や、最適再生パワーや、デトラック量や、記録磁界の強
度はスタンパにピット情報として書き込まれていた。ま
た、前記次世代MD2では、グルーブに前記最適記録パ
ワーや、最適再生パワーや、デトラック量や、記録磁界
の強度を書いていた。これらの方法は基板を成形する段
階で記載されるので、製造においては効率的だった。
【0011】ところで、近い将来、前記次世代MD1に
比してさらに記録容量を増加したMD(次世代MD2)
が、外形、光学系は互換性を保ちながらも、トラックピ
ッチを1.25μmに狭め、かつ例えば前記グルーブか
ら磁壁移動検出(Domain Wall Displacement Detectio
n:DWDD)によって記録マークを検出することによ
って開発されようとしている。
比してさらに記録容量を増加したMD(次世代MD2)
が、外形、光学系は互換性を保ちながらも、トラックピ
ッチを1.25μmに狭め、かつ例えば前記グルーブか
ら磁壁移動検出(Domain Wall Displacement Detectio
n:DWDD)によって記録マークを検出することによ
って開発されようとしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記次
世代MD2のように、DWDD等の超解像技術を導入し
た光磁気ディスクでは、膜構造が複雑になってくるた
め、少なくとも信号記録膜の成形、成膜前に想定してい
た最適記録パワー、最適再生パワー、最適デトラック
量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わるディスク
情報が、ディスク製造後の実測と一致しないことが頻繁
に起き、それゆえのロット不合格が発生しかねなくなる
虞がある。
世代MD2のように、DWDD等の超解像技術を導入し
た光磁気ディスクでは、膜構造が複雑になってくるた
め、少なくとも信号記録膜の成形、成膜前に想定してい
た最適記録パワー、最適再生パワー、最適デトラック
量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わるディスク
情報が、ディスク製造後の実測と一致しないことが頻繁
に起き、それゆえのロット不合格が発生しかねなくなる
虞がある。
【0013】そこで本発明は、記録再生に必要な情報の
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報を、少なくとも信号記録膜の成形、成膜
後に記入できる光ディスクの提供を目的とする。
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報を、少なくとも信号記録膜の成形、成膜
後に記入できる光ディスクの提供を目的とする。
【0014】また、本発明は、記録再生に必要な情報の
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報に基づいて記録及び/又は再生処理を制
御することのできるディスク記録及び/又は再生装置及
び方法の提供を目的とする。
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報に基づいて記録及び/又は再生処理を制
御することのできるディスク記録及び/又は再生装置及
び方法の提供を目的とする。
【0015】また、本発明は、記録再生に必要な情報の
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報が記録された光ディスクを製造するため
の光ディスク製造方法の提供を目的とする。
大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最適
デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関わ
るディスク情報が記録された光ディスクを製造するため
の光ディスク製造方法の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
は、前記課題を解決するために、ランドとグルーブが交
互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なくとも一
方が、データが記録及び/又は再生されるウォブルトラ
ックとされ、そのウォブルトラックを複数有して成る光
ディスクにおいて、前記ウォブルトラックの連続した領
域と、前記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非
連続領域とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は
再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるディス
ク情報が記録される。
は、前記課題を解決するために、ランドとグルーブが交
互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なくとも一
方が、データが記録及び/又は再生されるウォブルトラ
ックとされ、そのウォブルトラックを複数有して成る光
ディスクにおいて、前記ウォブルトラックの連続した領
域と、前記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非
連続領域とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は
再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるディス
ク情報が記録される。
【0017】このように、この光ディスクでは、ウォブ
ルトラックの連続した領域と異なる非連続領域に、記録
及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関
わるディスク情報が記録される。
ルトラックの連続した領域と異なる非連続領域に、記録
及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関
わるディスク情報が記録される。
【0018】本発明に係る光ディスクは、前記課題を解
決するために、ランドとグルーブが交互に配置され、前
記ランド又はグルーブの少なくとも一方が、データが記
録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、その
ウォブルトラックを複数有して成る光ディスクにおい
て、アドレスが書き込まれた領域と、アドレスが書き込
まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き込まれ
ていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照され
る、ディスク特性に関わるディスク情報が記録される。
決するために、ランドとグルーブが交互に配置され、前
記ランド又はグルーブの少なくとも一方が、データが記
録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、その
ウォブルトラックを複数有して成る光ディスクにおい
て、アドレスが書き込まれた領域と、アドレスが書き込
まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き込まれ
ていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照され
る、ディスク特性に関わるディスク情報が記録される。
【0019】このようにこの光ディスクでは、アドレス
が書き込まれていない領域に記録及び/又は再生処理に
て参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記
録される。
が書き込まれていない領域に記録及び/又は再生処理に
て参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記
録される。
【0020】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつ前記ウォブルトラックの連続した領域と、前
記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非連続領域
とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行う光ディスク記録及び/又は再生装置であっ
て、記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射
手段を有する光学ヘッドと、前記光学ヘッドを前記非連
続領域まで送る光学ヘッド送り手段と、前記光学ヘッド
送り手段によって送られた前記光学ヘッドからの戻り光
から前記ディスク特性に関わるディスク情報を読み出す
読みだし手段と、前記読みだし手段によて読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御する制御手段とを備える。
生装置は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつ前記ウォブルトラックの連続した領域と、前
記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非連続領域
とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行う光ディスク記録及び/又は再生装置であっ
て、記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射
手段を有する光学ヘッドと、前記光学ヘッドを前記非連
続領域まで送る光学ヘッド送り手段と、前記光学ヘッド
送り手段によって送られた前記光学ヘッドからの戻り光
から前記ディスク特性に関わるディスク情報を読み出す
読みだし手段と、前記読みだし手段によて読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御する制御手段とを備える。
【0021】このようにこの光ディスク記録及び/又は
再生装置では、記録用/再生用のレーザ光を出射する光
学ヘッドを非連続領域まで送り、送られた光学ヘッドか
らの戻り光から光ディスク特性に関わるディスク情報を
読み出みだし、読み出されたディスク情報に応じて記録
及び/又は再生処理を制御する。
再生装置では、記録用/再生用のレーザ光を出射する光
学ヘッドを非連続領域まで送り、送られた光学ヘッドか
らの戻り光から光ディスク特性に関わるディスク情報を
読み出みだし、読み出されたディスク情報に応じて記録
及び/又は再生処理を制御する。
【0022】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつアドレスが書き込まれた領域と、アドレスが
書き込まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き
込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照
される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録され
る光ディスクに対してデータの記録及び/又は再生を行
う光ディスク記録及び/又は再生装置であって、記録用
/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段を有す
る光学ヘッドと、前記光学ヘッドを前記アドレスが書き
込まれていない領域まで送る光学ヘッド送り手段と、前
記光学ヘッド送り手段によって送られた前記光学ヘッド
からの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク情
報を読み出す読みだし手段と、前記読みだし手段によて
読み出された前記ディスク情報に応じて記録及び/又は
再生処理を制御する制御手段とを備える。
生装置は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつアドレスが書き込まれた領域と、アドレスが
書き込まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き
込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照
される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録され
る光ディスクに対してデータの記録及び/又は再生を行
う光ディスク記録及び/又は再生装置であって、記録用
/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段を有す
る光学ヘッドと、前記光学ヘッドを前記アドレスが書き
込まれていない領域まで送る光学ヘッド送り手段と、前
記光学ヘッド送り手段によって送られた前記光学ヘッド
からの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク情
報を読み出す読みだし手段と、前記読みだし手段によて
読み出された前記ディスク情報に応じて記録及び/又は
再生処理を制御する制御手段とを備える。
【0023】このようにこの光ディスク記録及び/又は
再生装置では、記録用/再生用のレーザ光を出射する光
学ヘッドをアドレスが記録されていない領域まで送り、
送られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特性に
関わるディスク情報を読み出みだし、読み出されたディ
スク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御する。
再生装置では、記録用/再生用のレーザ光を出射する光
学ヘッドをアドレスが記録されていない領域まで送り、
送られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特性に
関わるディスク情報を読み出みだし、読み出されたディ
スク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御する。
【0024】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生方法は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつ前記ウォブルトラックの連続した領域と、前
記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非連続領域
とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行うための光ディスク記録及び/又は再生方法で
あって、記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光
出射手段を有する光学ヘッドを前記非連続領域まで送る
光学ヘッド送り工程と、前記光学ヘッド送り工程によっ
て送られた前記光学ヘッドからの戻り光から前記ディス
ク特性に関わるディスク情報を読み出す読みだし工程
と、前記読みだし工程によて読み出された前記ディスク
情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御工
程とを備える。
生方法は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつ前記ウォブルトラックの連続した領域と、前
記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非連続領域
とを備え、前記非連続領域には記録及び/又は再生処理
にて参照される、ディスク特性に関わるディスク情報が
記録される光ディスクに対してデータの記録及び/又は
再生を行うための光ディスク記録及び/又は再生方法で
あって、記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光
出射手段を有する光学ヘッドを前記非連続領域まで送る
光学ヘッド送り工程と、前記光学ヘッド送り工程によっ
て送られた前記光学ヘッドからの戻り光から前記ディス
ク特性に関わるディスク情報を読み出す読みだし工程
と、前記読みだし工程によて読み出された前記ディスク
情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御工
程とを備える。
【0025】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生方法は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつアドレスが書き込まれた領域と、アドレスが
書き込まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き
込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照
される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録され
る光ディスクに対してデータの記録及び/又は再生を行
うための光ディスク記録及び/又は再生方法であって、
記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドを前記アドレスが書き込まれていな
い領域まで送る光学ヘッド送り工程と、前記光学ヘッド
送り工程によって送られた前記光学ヘッドからの戻り光
から前記ディスク特性に関わるディスク情報を読み出す
読みだし工程と、前記読みだし手段によて読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御する制御工程とを備える。
生方法は、前記課題を解決するために、ランドとグルー
ブが交互に配置され、前記ランド及びグルーブの少なく
とも一方が、データが記録及び/又は再生されるウォブ
ルトラックとされ、そのウォブルトラックを複数有して
成り、かつアドレスが書き込まれた領域と、アドレスが
書き込まれていない領域とを備え、前記アドレスが書き
込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参照
される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録され
る光ディスクに対してデータの記録及び/又は再生を行
うための光ディスク記録及び/又は再生方法であって、
記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドを前記アドレスが書き込まれていな
い領域まで送る光学ヘッド送り工程と、前記光学ヘッド
送り工程によって送られた前記光学ヘッドからの戻り光
から前記ディスク特性に関わるディスク情報を読み出す
読みだし工程と、前記読みだし手段によて読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御する制御工程とを備える。
【0026】本発明に係る光ディスク製造方法は、前記
課題を解決するために、記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れた、光ディスクを製造するための光ディスク製造方法
において、ランドとグルーブを交互に配置し、前記ラン
ド及びグルーブの少なくとも一方を、データを記録及び
/又は再生するウォブルトラックとし、そのウォブルト
ラックを複数形成し、前記ディスク特性に関わるディス
ク情報を前記ウォブルトラックの連続した領域とは異な
る非連続領域に記録して光ディスクを製造する。
課題を解決するために、記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れた、光ディスクを製造するための光ディスク製造方法
において、ランドとグルーブを交互に配置し、前記ラン
ド及びグルーブの少なくとも一方を、データを記録及び
/又は再生するウォブルトラックとし、そのウォブルト
ラックを複数形成し、前記ディスク特性に関わるディス
ク情報を前記ウォブルトラックの連続した領域とは異な
る非連続領域に記録して光ディスクを製造する。
【0027】本発明に係る光ディスク製造方法は、前記
課題を解決するために、記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れた、光ディスクを製造するための光ディスク製造方法
において、ランドとグルーブを交互に配置し、前記ラン
ド及びグルーブの少なくとも一方を、データを記録及び
/又は再生するウォブルトラックとし、そのウォブルト
ラックを複数形成し、前記ディスク特性に関わるディス
ク情報を前記ウォブルトラックによりアドレスが書き込
まれた領域とは異なる、アドレスが書き込まれない領域
に記録して光ディスクを製造する。
課題を解決するために、記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れた、光ディスクを製造するための光ディスク製造方法
において、ランドとグルーブを交互に配置し、前記ラン
ド及びグルーブの少なくとも一方を、データを記録及び
/又は再生するウォブルトラックとし、そのウォブルト
ラックを複数形成し、前記ディスク特性に関わるディス
ク情報を前記ウォブルトラックによりアドレスが書き込
まれた領域とは異なる、アドレスが書き込まれない領域
に記録して光ディスクを製造する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【0029】図1には、本発明の光ディスクの具体例の
次世代MD2(200)を示す。セクターSector0〜セ
クターSector15までの16セクターに分割された領域の内
側(ミラー部)に、記録及び/又は再生処理にて参照さ
れる、ディスク特性に関わるディスク情報が、ディスク
固有の情報である、ユニークな番号UID(UniqueI
D)と共に、属性情報(attributive information:A
I)として記録される。ここで、前記記録及び/又は再
生処理にて参照される、ディスク特性に関わるディスク
情報が記録される前記ミラー部は、ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域に記録されるものであ
る。
次世代MD2(200)を示す。セクターSector0〜セ
クターSector15までの16セクターに分割された領域の内
側(ミラー部)に、記録及び/又は再生処理にて参照さ
れる、ディスク特性に関わるディスク情報が、ディスク
固有の情報である、ユニークな番号UID(UniqueI
D)と共に、属性情報(attributive information:A
I)として記録される。ここで、前記記録及び/又は再
生処理にて参照される、ディスク特性に関わるディスク
情報が記録される前記ミラー部は、ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域に記録されるものであ
る。
【0030】すなわち、前記具体例の次世代MD2は、
ランドとグルーブが交互に配置され、前記ランド及びグ
ルーブの少なくとも一方が、データが記録及び/又は再
生されるウォブルトラックとされ、そのウォブルトラッ
クを複数有して成る光ディスクであり、かつ前記ウォブ
ルトラックの連続した領域と、前記ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域とを備え、前記ディス
ク特性に関わるディスク情報を前記非連続領域とに記録
している。
ランドとグルーブが交互に配置され、前記ランド及びグ
ルーブの少なくとも一方が、データが記録及び/又は再
生されるウォブルトラックとされ、そのウォブルトラッ
クを複数有して成る光ディスクであり、かつ前記ウォブ
ルトラックの連続した領域と、前記ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域とを備え、前記ディス
ク特性に関わるディスク情報を前記非連続領域とに記録
している。
【0031】また、前記記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れる前記ミラー部は、アドレスが書き込まれていない領
域に記録されるものである。
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れる前記ミラー部は、アドレスが書き込まれていない領
域に記録されるものである。
【0032】すなわち、前記具体例の次世代MD2は、
ランドとグルーブが交互に配置され、前記ランド及びグ
ルーブの少なくとも一方が、データが記録及び/又は再
生されるウォブルトラックとされ、そのウォブルトラッ
クを複数有して成る光ディスクであり、かつアドレスが
書き込まれた領域と、アドレスが書き込まれていない領
域とを備え、前記ディスク特性に関わるディスク情報を
前記アドレスが書き込まれていない領域に記録してい
る。
ランドとグルーブが交互に配置され、前記ランド及びグ
ルーブの少なくとも一方が、データが記録及び/又は再
生されるウォブルトラックとされ、そのウォブルトラッ
クを複数有して成る光ディスクであり、かつアドレスが
書き込まれた領域と、アドレスが書き込まれていない領
域とを備え、前記ディスク特性に関わるディスク情報を
前記アドレスが書き込まれていない領域に記録してい
る。
【0033】前記記録及び/又は再生処理にて参照され
る、ディスク特性に関わるディスク情報は、最適デトラ
ック値、記録に要する磁界の大きさ、最適再生パワー
値、最適記録パワー値等がある。これらのディスク情報
の詳細については後述する。
る、ディスク特性に関わるディスク情報は、最適デトラ
ック値、記録に要する磁界の大きさ、最適再生パワー
値、最適記録パワー値等がある。これらのディスク情報
の詳細については後述する。
【0034】ここで、前記属性情報AIをミラー領域に
記録する次世代MD2について以下に説明する。次世代
MD2は、例えば、磁壁移動検出方式(DWDD:Doma
in Wall Displacement Detection)等の高密度化記録技
術を適用した記録媒体であって、上述した第1世代MD
及び次世代MD1とは、物理フォーマットが異なってい
る。次世代MD2は、トラックピッチが1.25μm、
ビット長が0.16μm/bitであり、線方向に高密
度化されている。
記録する次世代MD2について以下に説明する。次世代
MD2は、例えば、磁壁移動検出方式(DWDD:Doma
in Wall Displacement Detection)等の高密度化記録技
術を適用した記録媒体であって、上述した第1世代MD
及び次世代MD1とは、物理フォーマットが異なってい
る。次世代MD2は、トラックピッチが1.25μm、
ビット長が0.16μm/bitであり、線方向に高密
度化されている。
【0035】また、第1世代MD及び次世代MD1との
互換を採るため、光学系、読出方式、サーボ処理等は、
従来の規格に準じて、レーザ波長λは、λ=780n
m、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45とする。記
録方式は、グルーブ記録方式、アドレス方式は、ADI
Pを利用した方式とする。また、筐体外形も第1世代M
D及び次世代MD1と同一規格とする。
互換を採るため、光学系、読出方式、サーボ処理等は、
従来の規格に準じて、レーザ波長λは、λ=780n
m、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45とする。記
録方式は、グルーブ記録方式、アドレス方式は、ADI
Pを利用した方式とする。また、筐体外形も第1世代M
D及び次世代MD1と同一規格とする。
【0036】但し、第1世代MD及び次世代MD1と同
等の光学系を用いて、上述のように従来より狭いトラッ
クピッチ及び線密度(ビット長)を読み取る際には、デ
トラックマージン、ランド及びグルーブからのクロスト
ーク、ウォブルのクロストーク、フォーカス漏れ、CT
信号等における制約条件を解消する必要がある。そのた
め、次世代MD2では、グルーブの溝深さ、傾斜、幅等
を変更した点が特徴的である。具体的には、グルーブの
溝深さを160nm〜180nm、傾斜を60°〜70
°、幅を600nm〜800nmの範囲と定める。
等の光学系を用いて、上述のように従来より狭いトラッ
クピッチ及び線密度(ビット長)を読み取る際には、デ
トラックマージン、ランド及びグルーブからのクロスト
ーク、ウォブルのクロストーク、フォーカス漏れ、CT
信号等における制約条件を解消する必要がある。そのた
め、次世代MD2では、グルーブの溝深さ、傾斜、幅等
を変更した点が特徴的である。具体的には、グルーブの
溝深さを160nm〜180nm、傾斜を60°〜70
°、幅を600nm〜800nmの範囲と定める。
【0037】また、次世代MD2は、記録データの変調
方式として、高密度記録に適合したRLL(1−7)P
P変調方式(RLL;Run Length Limited、PP:Pari
ty preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transit
ion runlength))を採用している。また、誤り訂正方式
としては、より訂正能力の高いBIS(Burst Indicato
r Subcode)付きのRS−LDC(Reed Solomon−Long
Distance Code)方式を用いている。データインターリ
ーブは、ブロック完結型とする。これによりデータの冗
長度は、20.50%になる。またデータの検出方式
は、PR(1,−1)MLによるビタビ復号方式を用い
る。また、データの最小書換単位であるクラスタは、1
6セクタ、64kBで構成されている。
方式として、高密度記録に適合したRLL(1−7)P
P変調方式(RLL;Run Length Limited、PP:Pari
ty preserve/Prohibit rmtr(repeated minimum transit
ion runlength))を採用している。また、誤り訂正方式
としては、より訂正能力の高いBIS(Burst Indicato
r Subcode)付きのRS−LDC(Reed Solomon−Long
Distance Code)方式を用いている。データインターリ
ーブは、ブロック完結型とする。これによりデータの冗
長度は、20.50%になる。またデータの検出方式
は、PR(1,−1)MLによるビタビ復号方式を用い
る。また、データの最小書換単位であるクラスタは、1
6セクタ、64kBで構成されている。
【0038】ディスク駆動方式には、本発明によるZC
AV方式を用い、その線速度は、2.0m/sとする。
記録再生時の標準データレートは、9.8MB/sであ
る。したがって、次世代MD2では、DWDD方式及び
この駆動方式を採用することにより、総記録容量を1G
Bにできる。
AV方式を用い、その線速度は、2.0m/sとする。
記録再生時の標準データレートは、9.8MB/sであ
る。したがって、次世代MD2では、DWDD方式及び
この駆動方式を採用することにより、総記録容量を1G
Bにできる。
【0039】このような次世代MD2に対して情報信号
を記録再生する光ディスク記録再生装置について図2を
用いて説明する。この光ディスク記録再生装置は、記録
用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段を有
する光学ヘッド402と、光学ヘッド402をウォブル
トラックの連続した領域と異なる非連続領域まで送るス
レッド機構等と、このスレッド機構等によって送られた
光学ヘッド402からの戻り光からディスク特性に関わ
るディスク情報を読み出すADIP復調+復号部413
と、ADIP復調+復号部413によって読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御するシステムコントローラ414とを備える。
を記録再生する光ディスク記録再生装置について図2を
用いて説明する。この光ディスク記録再生装置は、記録
用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段を有
する光学ヘッド402と、光学ヘッド402をウォブル
トラックの連続した領域と異なる非連続領域まで送るス
レッド機構等と、このスレッド機構等によって送られた
光学ヘッド402からの戻り光からディスク特性に関わ
るディスク情報を読み出すADIP復調+復号部413
と、ADIP復調+復号部413によって読み出された
前記ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制
御するシステムコントローラ414とを備える。
【0040】また、この光ディスク記録再生装置400
は、次世代MD2の記録のためのRLL(1−7)PP
変調・RS−LDCエンコードを実行する構成を備え
る。また、次世代MD2の再生にPR(1,−1)ML
及びビタビ復号を用いたデータ検出に基づくRLL(1
−7)復調・RS−LDCデコードを実行する構成を備
える。
は、次世代MD2の記録のためのRLL(1−7)PP
変調・RS−LDCエンコードを実行する構成を備え
る。また、次世代MD2の再生にPR(1,−1)ML
及びビタビ復号を用いたデータ検出に基づくRLL(1
−7)復調・RS−LDCデコードを実行する構成を備
える。
【0041】この光ディスク記録再生装置400は、装
着された次世代MD2(200)をスピンドルモータ4
01によってZCAV方式にて回転駆動する。記録再生
時には、この次世代MD2(200)に対して、光学ヘ
ッド402からレーザ光が照射される。光学ヘッド40
2は、記録時に記録トラックをキュリー温度まで加熱す
るための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時に
は、磁気カー効果により反射光からデータを検出するた
めの比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光
ディスク記録再生装置は、前記光ディスク200の属性
情報AIから、最適記録パワー値、最適再生パワー値を
読みだし、その最適記録パワー値、最適再生パワー値に
記録時、再生時のレーザ出力を合わせる。
着された次世代MD2(200)をスピンドルモータ4
01によってZCAV方式にて回転駆動する。記録再生
時には、この次世代MD2(200)に対して、光学ヘ
ッド402からレーザ光が照射される。光学ヘッド40
2は、記録時に記録トラックをキュリー温度まで加熱す
るための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時に
は、磁気カー効果により反射光からデータを検出するた
めの比較的低レベルのレーザ出力を行う。このため、光
ディスク記録再生装置は、前記光ディスク200の属性
情報AIから、最適記録パワー値、最適再生パワー値を
読みだし、その最適記録パワー値、最適再生パワー値に
記録時、再生時のレーザ出力を合わせる。
【0042】光学ヘッド402は、レーザ出力手段とし
てのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系及び反射光を検出するためのディ
テクタを搭載している。光学ヘッド402に備えられる
対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク
半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持
されている。
てのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系及び反射光を検出するためのディ
テクタを搭載している。光学ヘッド402に備えられる
対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク
半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持
されている。
【0043】次世代MD2を挟んで光学ヘッド402と
対向する位置には、磁気ヘッド403が配置されてい
る。磁気ヘッド403は、記録データによって変調され
た磁界を次世代MD2に印加する。また、図示しないが
光学ヘッド402全体及び磁気ヘッド403をディスク
半径方向に移動させためのスレッドモータ及びスレッド
機構が備えられている。
対向する位置には、磁気ヘッド403が配置されてい
る。磁気ヘッド403は、記録データによって変調され
た磁界を次世代MD2に印加する。また、図示しないが
光学ヘッド402全体及び磁気ヘッド403をディスク
半径方向に移動させためのスレッドモータ及びスレッド
機構が備えられている。
【0044】この光ディスク記録再生装置では、光学ヘ
ッド402、磁気ヘッド403による記録再生ヘッド
系、スピンドルモータ401によるディスク回転駆動系
のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設け
られる。記録処理系としては、次世代MD2に対する記
録時にRLL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコ
ードを行う部位が設けられる。
ッド402、磁気ヘッド403による記録再生ヘッド
系、スピンドルモータ401によるディスク回転駆動系
のほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設け
られる。記録処理系としては、次世代MD2に対する記
録時にRLL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコ
ードを行う部位が設けられる。
【0045】また、再生処理系としては、次世代MD2
の再生時にRLL(1−7)PP変調に対応する復調
(PR(1,−1)ML及びビタビ復号を用いたデータ
検出に基づくRLL(1−7)復調)、RS−LDCデ
コードを行う部位とが設けられる。
の再生時にRLL(1−7)PP変調に対応する復調
(PR(1,−1)ML及びビタビ復号を用いたデータ
検出に基づくRLL(1−7)復調)、RS−LDCデ
コードを行う部位とが設けられる。
【0046】光学ヘッド402の次世代MD2に対する
レーザ照射によりその反射光として検出された情報(フ
ォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる
光電流)は、RFアンプ404に供給される。
レーザ照射によりその反射光として検出された情報(フ
ォトディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる
光電流)は、RFアンプ404に供給される。
【0047】RFアンプ404では、入力された検出情
報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を
行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情
報(次世代MD2にトラックのウォブリングにより記録
されるADIP情報)等を抽出する。
報に対して電流−電圧変換、増幅、マトリクス演算等を
行い、再生情報としての再生RF信号、トラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情
報(次世代MD2にトラックのウォブリングにより記録
されるADIP情報)等を抽出する。
【0048】次世代MD2の再生時には、RFアンプで
得られた再生RF信号は、A/D変換回路405、イコ
ライザ406、PLL回路407、PRML回路408
を介して、RLL(1−7)PP復調部409及びRS
−LDCデコーダ410で信号処理される。再生RF信
号は、RLL(1−7)PP復調部409において、P
R(1,−1)ML及びビタビ復号を用いたデータ検出
によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得
て、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−
7)復調処理が行われる。さらに、RS−LDCデコー
ダ410にて誤り訂正及びデインターリーブ処理され
る。そして、復調されたデータが次世代MD2からの再
生データとしてデータバッファ415に出力される。
得られた再生RF信号は、A/D変換回路405、イコ
ライザ406、PLL回路407、PRML回路408
を介して、RLL(1−7)PP復調部409及びRS
−LDCデコーダ410で信号処理される。再生RF信
号は、RLL(1−7)PP復調部409において、P
R(1,−1)ML及びビタビ復号を用いたデータ検出
によりRLL(1−7)符号列としての再生データを得
て、このRLL(1−7)符号列に対してRLL(1−
7)復調処理が行われる。さらに、RS−LDCデコー
ダ410にて誤り訂正及びデインターリーブ処理され
る。そして、復調されたデータが次世代MD2からの再
生データとしてデータバッファ415に出力される。
【0049】RFアンプ404から出力されるトラッキ
ングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、サ
ーボ回路411に供給され、グルーブ情報は、ADIP
復調+復号部413に供給される。
ングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、サ
ーボ回路411に供給され、グルーブ情報は、ADIP
復調+復号部413に供給される。
【0050】ADIP復調+復号部413は、グルーブ
情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウ
ォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調
を行ってADIPアドレスを抽出する。抽出された、デ
ィスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレス
は、次世代MD2アドレスとされてシステムコントロー
ラ414に供給される。また、ADIP復調+復号部4
13は、スレッド機構等によって送られた光学ヘッド4
02からの戻り光からディスク特性に関わるディスク情
報を読み出す。
情報に対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウ
ォブル成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調
を行ってADIPアドレスを抽出する。抽出された、デ
ィスク上の絶対アドレス情報であるADIPアドレス
は、次世代MD2アドレスとされてシステムコントロー
ラ414に供給される。また、ADIP復調+復号部4
13は、スレッド機構等によって送られた光学ヘッド4
02からの戻り光からディスク特性に関わるディスク情
報を読み出す。
【0051】システムコントローラ414では、ADI
Pアドレスに基づいて、所定の制御処理を実行する。ま
たグルーブ情報は、スピンドルサーボ制御のためにサー
ボ回路411に戻される。また、ADIP復調+復号部
413によって読み出された前記ディスク情報に応じて
記録及び/又は再生処理を制御する。
Pアドレスに基づいて、所定の制御処理を実行する。ま
たグルーブ情報は、スピンドルサーボ制御のためにサー
ボ回路411に戻される。また、ADIP復調+復号部
413によって読み出された前記ディスク情報に応じて
記録及び/又は再生処理を制御する。
【0052】サーボ回路411は、例えばグルーブ情報
に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロッ
ク)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づ
き、ZCAVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号
を生成する。
に対して再生クロック(デコード時のPLL系クロッ
ク)との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づ
き、ZCAVサーボ制御のためのスピンドルエラー信号
を生成する。
【0053】またサーボ回路411は、スピンドルエラ
ー信号や、上記のようにRFアンプ404から供給され
たトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、或
いはシステムコントローラ414からのトラックジャン
プ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号
(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッ
ド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータ
ドライバ412に対して出力する。すなわち、上記サー
ボエラー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処
理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制
御信号を生成する。
ー信号や、上記のようにRFアンプ404から供給され
たトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、或
いはシステムコントローラ414からのトラックジャン
プ指令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号
(トラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッ
ド制御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータ
ドライバ412に対して出力する。すなわち、上記サー
ボエラー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処
理、目標値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制
御信号を生成する。
【0054】モータドライバ412では、サーボ回路4
11から供給されたサーボ制御信号に基づいて所定のサ
ーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ
信号としては、2軸機構を駆動する2軸ドライブ信号
(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッ
ド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドル
モータ401を駆動するスピンドルモータ駆動信号とな
る。このようなサーボドライブ信号により、次世代MD
2に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びス
ピンドルモータ401に対するZCAV制御が行われ
る。
11から供給されたサーボ制御信号に基づいて所定のサ
ーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ
信号としては、2軸機構を駆動する2軸ドライブ信号
(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッ
ド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドル
モータ401を駆動するスピンドルモータ駆動信号とな
る。このようなサーボドライブ信号により、次世代MD
2に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びス
ピンドルモータ401に対するZCAV制御が行われ
る。
【0055】次世代MD2に対して記録動作が実行され
る際には、図示しないメモリ転送コントローラから高密
度データ、或いはオーディオ処理部からの通常のATR
AC圧縮データが供給される。
る際には、図示しないメモリ転送コントローラから高密
度データ、或いはオーディオ処理部からの通常のATR
AC圧縮データが供給される。
【0056】次世代MD2に対する記録時には、RS−
LCDエンコーダ416及びRLL(1−7)PP変調
部417が機能する。この場合、高密度データは、RS
−LCDエンコーダ416でインターリーブ及びRS−
LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RL
L(1−7)PP変調部417にてRLL(1−7)変
調される。
LCDエンコーダ416及びRLL(1−7)PP変調
部417が機能する。この場合、高密度データは、RS
−LCDエンコーダ416でインターリーブ及びRS−
LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、RL
L(1−7)PP変調部417にてRLL(1−7)変
調される。
【0057】RLL(1−7)符号列に変調された記録
データは、磁気ヘッドドライバ418に供給され、磁気
ヘッド403が次世代MD2に対して変調データに基づ
いた磁界印加を行うことでデータが記録される。
データは、磁気ヘッドドライバ418に供給され、磁気
ヘッド403が次世代MD2に対して変調データに基づ
いた磁界印加を行うことでデータが記録される。
【0058】レーザドライバ/APC419は、上記の
ような再生時及び記録時においてレーザダイオードにレ
ーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automa
ticLazer Power Control)動作も行う。具体的には、図
示しないが、光学ヘッド402内には、レーザパワーモ
ニタ用のディテクタが設けられており、このモニタ信号
がレーザドライバ/APC419にフィードバックされ
るようになっている。レーザドライバ/APC419
は、モニタ信号として得られた現在のレーザパワーを予
め設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分
をレーザ駆動信号に反映させることによって、レーザダ
イオードから出力されるレーザパワーが設定値で安定化
されるように制御している。ここで、予め設定されてい
るレーザパワーとしては、システムコントローラ414
によって、前述したように光ディスク200の属性情報
AIから読み出された最適再生レーザパワー及び最適記
録レーザパワーとしての値がレーザドライバ/APC4
19内部のレジスタにセットされる。
ような再生時及び記録時においてレーザダイオードにレ
ーザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automa
ticLazer Power Control)動作も行う。具体的には、図
示しないが、光学ヘッド402内には、レーザパワーモ
ニタ用のディテクタが設けられており、このモニタ信号
がレーザドライバ/APC419にフィードバックされ
るようになっている。レーザドライバ/APC419
は、モニタ信号として得られた現在のレーザパワーを予
め設定されているレーザパワーと比較して、その誤差分
をレーザ駆動信号に反映させることによって、レーザダ
イオードから出力されるレーザパワーが設定値で安定化
されるように制御している。ここで、予め設定されてい
るレーザパワーとしては、システムコントローラ414
によって、前述したように光ディスク200の属性情報
AIから読み出された最適再生レーザパワー及び最適記
録レーザパワーとしての値がレーザドライバ/APC4
19内部のレジスタにセットされる。
【0059】システムコントローラ414は、以上の各
動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出
の各動作)が実行されるように各構成を制御する。
動作(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出
の各動作)が実行されるように各構成を制御する。
【0060】次に、前記属性情報AIの内の前記記録及
び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わ
るディスク情報の詳細について説明する。この実施の形
態では、最適デトラック値、記録に要する磁界の大き
さ、最適再生パワー値等をディスク情報として挙げてい
る。
び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わ
るディスク情報の詳細について説明する。この実施の形
態では、最適デトラック値、記録に要する磁界の大き
さ、最適再生パワー値等をディスク情報として挙げてい
る。
【0061】先ず、最適デトラック値について説明す
る。光ディスクに形成された例えばグルーブトラックに
対して、光学ヘッドからのレーザ光のスポットは、トラ
ックから若干デトラック(Detrack)してしまう。これ
は、ディスク製造時の使用スタンパの違いによるもので
あったり、あるいは成形、成膜の条件の相違の影響によ
る。つまり、ディスク毎にスポットがトラックからずれ
ている量、すなわちデトラック量が異なる。このため、
光ディスク毎に、ビットエラーレート(bit error rat
e)が最小となるデトラック値(最適デトラック値)が
異なることになる。図3には、同じスタンパを使用して
別の日にディスクを成形し、成膜は同時に行った2種類
のディスクの測定結果を示す。横軸は、0を中心とした
±の値で表せるデトラック値であり単位はnmである。
縦軸は、ビットエラーレートである。違いは成形日のみ
であり、成形情報については管理可能な限り同じにし
た。しかし、ビットエラーレートが最小となる最適デト
ラック値は、一方(1回目)が−40nmであるのに対
し、他方(2回目)が+80nmと大きく異なる結果と
なった。典型例として、成形違いだけでこれほどの差が
出ることもあることを示したが、別のスタンパを使用し
たり、成膜が違ってもやはり最適デトラック値が変化す
る。
る。光ディスクに形成された例えばグルーブトラックに
対して、光学ヘッドからのレーザ光のスポットは、トラ
ックから若干デトラック(Detrack)してしまう。これ
は、ディスク製造時の使用スタンパの違いによるもので
あったり、あるいは成形、成膜の条件の相違の影響によ
る。つまり、ディスク毎にスポットがトラックからずれ
ている量、すなわちデトラック量が異なる。このため、
光ディスク毎に、ビットエラーレート(bit error rat
e)が最小となるデトラック値(最適デトラック値)が
異なることになる。図3には、同じスタンパを使用して
別の日にディスクを成形し、成膜は同時に行った2種類
のディスクの測定結果を示す。横軸は、0を中心とした
±の値で表せるデトラック値であり単位はnmである。
縦軸は、ビットエラーレートである。違いは成形日のみ
であり、成形情報については管理可能な限り同じにし
た。しかし、ビットエラーレートが最小となる最適デト
ラック値は、一方(1回目)が−40nmであるのに対
し、他方(2回目)が+80nmと大きく異なる結果と
なった。典型例として、成形違いだけでこれほどの差が
出ることもあることを示したが、別のスタンパを使用し
たり、成膜が違ってもやはり最適デトラック値が変化す
る。
【0062】次に、記録に要する磁界の大きさについて
説明する。前記第1世代MDのようなオーディオ用MD
が8kA/m以上で記録できることと規格で決められて
いるのに対し、次世代MD2は16kA/m以上となっ
ている。現時点ではこれだけの磁界が必要ということか
ら算出された値であるが、これと記録周波数が高くなっ
たことにより磁気ヘッドで消耗する電力は前記オーディ
オ用MDの8倍であり、携帯型オーディオMDプレーヤ
の全消費電力の数倍になってしまう。将来、低磁界で記
録できる次世代MD2ができた場合はそれに合わせて記
録時の印加磁界を下げることが望ましいので、そのため
には記録に要する磁界の大きさの値が生産当初からディ
スクに記載されている必要がある。
説明する。前記第1世代MDのようなオーディオ用MD
が8kA/m以上で記録できることと規格で決められて
いるのに対し、次世代MD2は16kA/m以上となっ
ている。現時点ではこれだけの磁界が必要ということか
ら算出された値であるが、これと記録周波数が高くなっ
たことにより磁気ヘッドで消耗する電力は前記オーディ
オ用MDの8倍であり、携帯型オーディオMDプレーヤ
の全消費電力の数倍になってしまう。将来、低磁界で記
録できる次世代MD2ができた場合はそれに合わせて記
録時の印加磁界を下げることが望ましいので、そのため
には記録に要する磁界の大きさの値が生産当初からディ
スクに記載されている必要がある。
【0063】次に、最適再生パワーについて説明する。
次世代MD2は、DWDDにより光スポットよりも小さ
なマークを再生するものである。再生パワーが適切な値
のときに、信号記録層上の拡大層にて磁壁が移動し、デ
ータの読み出しが可能となる。しかし、再生パワーが適
切な値よりも小さければ前記磁壁の移動は起こらない。
また、再生パワーが適切な値よりも大きいと記録層の記
録パワーに近いものとなり、記録が消えてしまう虞がで
てくる。図4には、再生パワーの変化に対するビットエ
ラーレートの変化を示す。再生パワー2.4mWまでは
ビットエラーレートが10−5台であるのに対して、再
生パワー2.5mWでは急に10−3台となってしま
う。これほど大きく異なるのは、再生パワー2.5mW
付近で記録層のマークを消してしまうからである。デー
タを消してしまう危険を避けるために、通常の再生前に
最適再生パワーを把握できていることが望ましい。この
最適再生パワーは、DWDDのような複雑な膜では成膜
が終了していないと確定しない。
次世代MD2は、DWDDにより光スポットよりも小さ
なマークを再生するものである。再生パワーが適切な値
のときに、信号記録層上の拡大層にて磁壁が移動し、デ
ータの読み出しが可能となる。しかし、再生パワーが適
切な値よりも小さければ前記磁壁の移動は起こらない。
また、再生パワーが適切な値よりも大きいと記録層の記
録パワーに近いものとなり、記録が消えてしまう虞がで
てくる。図4には、再生パワーの変化に対するビットエ
ラーレートの変化を示す。再生パワー2.4mWまでは
ビットエラーレートが10−5台であるのに対して、再
生パワー2.5mWでは急に10−3台となってしま
う。これほど大きく異なるのは、再生パワー2.5mW
付近で記録層のマークを消してしまうからである。デー
タを消してしまう危険を避けるために、通常の再生前に
最適再生パワーを把握できていることが望ましい。この
最適再生パワーは、DWDDのような複雑な膜では成膜
が終了していないと確定しない。
【0064】前記属性情報AIの内のUIDも、ディス
ク製造時における成膜後に、前記ディスク情報と共に記
録される情報であって、ディスク1枚1枚を特定するた
めの固有の情報であり、ユニークな情報である。このU
IDは、光ディスクの著作権保護、データ改竄防止等の
ために用いられる。
ク製造時における成膜後に、前記ディスク情報と共に記
録される情報であって、ディスク1枚1枚を特定するた
めの固有の情報であり、ユニークな情報である。このU
IDは、光ディスクの著作権保護、データ改竄防止等の
ために用いられる。
【0065】属性情報AIが記録されるエリアは、元々
ミラー領域である。つまり、グルーブが形成されている
わけでも、ピットが形成されているわけでもない。その
ミラー領域にMO記録により例えば200μm×1μmの細
長いマークを書き込んでいく。1周分に前記マークを書
いたら特にトラッキングを掛けることなくPLLをかけ
て1周分書き込み用の光学ヘッドを送り、隙間ができな
いように重ねてさらに200μmにて同じところに前記細長
いマークを書いていくことによって、バーコードのよう
に放射状に前記属性情報AIのマークが形成されるよう
になる。ただし、属性情報AIの書き込みのパターン
は、ADIPと同じようなフォーマットにする。詳細に
ついては後述するが、FM変調、バイフェーズ変調、3
ビット訂正BCH符号を用いる。これにより、記録再生
装置では、ADIPアドレス用のデコーダを用いて前記
ディスク情報やUIDからなる属性情報AIをデコード
でき、それらの再生専用回路を不要とする。また、この
属性情報AIは、前述したように幅の広いマークを使っ
て記録されるので、ノントラッキングにて再生が可能で
ある。
ミラー領域である。つまり、グルーブが形成されている
わけでも、ピットが形成されているわけでもない。その
ミラー領域にMO記録により例えば200μm×1μmの細
長いマークを書き込んでいく。1周分に前記マークを書
いたら特にトラッキングを掛けることなくPLLをかけ
て1周分書き込み用の光学ヘッドを送り、隙間ができな
いように重ねてさらに200μmにて同じところに前記細長
いマークを書いていくことによって、バーコードのよう
に放射状に前記属性情報AIのマークが形成されるよう
になる。ただし、属性情報AIの書き込みのパターン
は、ADIPと同じようなフォーマットにする。詳細に
ついては後述するが、FM変調、バイフェーズ変調、3
ビット訂正BCH符号を用いる。これにより、記録再生
装置では、ADIPアドレス用のデコーダを用いて前記
ディスク情報やUIDからなる属性情報AIをデコード
でき、それらの再生専用回路を不要とする。また、この
属性情報AIは、前述したように幅の広いマークを使っ
て記録されるので、ノントラッキングにて再生が可能で
ある。
【0066】以上に説明したように、前記図2に示した
光ディスク記録再生装置は、記録用/再生用のレーザ光
を出射する光学ヘッド402を非連続領域まで送り、送
られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特性に関
わるディスク情報を読み出みだし、読み出されたディス
ク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御するの
で、個々の光ディスクに適した記録及び/又は再生処理
を行うことができる。
光ディスク記録再生装置は、記録用/再生用のレーザ光
を出射する光学ヘッド402を非連続領域まで送り、送
られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特性に関
わるディスク情報を読み出みだし、読み出されたディス
ク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御するの
で、個々の光ディスクに適した記録及び/又は再生処理
を行うことができる。
【0067】次に、図5には、次世代MD2のデータフ
ォーマットを示す。リードインエリア(Lead-in area)
とリードアウトエリア(Lead-out area)に挟まれてデ
ータレコーダブルエリア(Data Recodable area)が設
けられている。リードインエリアの更に内側のミラーエ
リアには、前記属性情報AIが記録される。また、リー
ドインエリアには、ディスク固有のパラメータテーブル
であるPDPT(PreFormat Disc Parameter Table)
と、パワーキャリブレーションエリア(Power calibrat
ion area)が設けられる。データレコーダブルエリアに
は、コントロールエリア(Control area)と、レコーダ
ブルデータエリア(Recodable data area)が設けられ
る。また、リードアウトエリアには、リードアウトのパ
ワーキャリブレーションエリアが設けられる。
ォーマットを示す。リードインエリア(Lead-in area)
とリードアウトエリア(Lead-out area)に挟まれてデ
ータレコーダブルエリア(Data Recodable area)が設
けられている。リードインエリアの更に内側のミラーエ
リアには、前記属性情報AIが記録される。また、リー
ドインエリアには、ディスク固有のパラメータテーブル
であるPDPT(PreFormat Disc Parameter Table)
と、パワーキャリブレーションエリア(Power calibrat
ion area)が設けられる。データレコーダブルエリアに
は、コントロールエリア(Control area)と、レコーダ
ブルデータエリア(Recodable data area)が設けられ
る。また、リードアウトエリアには、リードアウトのパ
ワーキャリブレーションエリアが設けられる。
【0068】図6には、前記属性情報AIのフォーマッ
トを示す。これは、後述するADIPのフォーマットと
同じ形態とされている。すなわち、同期信号が4ビット
で、コード(code)Hを表すのに8bit、コードLを表す
のに8bit、セクタ(sector)を表すのに4bitが割り当て
られる。そして、BCHコードパリティ(code parity)と
して18bitが割り当てられ、合計42bitとなっている。こ
の内、コード(code)HとコードLの計16bit(2byte)
に属性情報AIのデータが書き込まれる。この16bit(2
byte)が16セクタ分集められて、図7に示す32byte
(256bit)のAIデータとなる。
トを示す。これは、後述するADIPのフォーマットと
同じ形態とされている。すなわち、同期信号が4ビット
で、コード(code)Hを表すのに8bit、コードLを表す
のに8bit、セクタ(sector)を表すのに4bitが割り当て
られる。そして、BCHコードパリティ(code parity)と
して18bitが割り当てられ、合計42bitとなっている。こ
の内、コード(code)HとコードLの計16bit(2byte)
に属性情報AIのデータが書き込まれる。この16bit(2
byte)が16セクタ分集められて、図7に示す32byte
(256bit)のAIデータとなる。
【0069】図7に示すようにAIデータは、再生方向
に4byteづつ8行になるように記入されている。ヘッダー
(Header)が4byte、コントロールデータ(CTD)が3
byte、ユニークコード(Unique code)が16byteと続
く。そして、エラー検出コード(Error detection cod
e:EDC)が1byte付され、さらにエラー訂正コード
(ECC)が8byte続く。
に4byteづつ8行になるように記入されている。ヘッダー
(Header)が4byte、コントロールデータ(CTD)が3
byte、ユニークコード(Unique code)が16byteと続
く。そして、エラー検出コード(Error detection cod
e:EDC)が1byte付され、さらにエラー訂正コード
(ECC)が8byte続く。
【0070】コントロールデータCTDの3byte(CT
D1、CTD2、CTD3)に、前記ディスク情報を記
録する。例えば、CTD1(1byte)に最適デトラック
値を、CTD2(1byte)に記録に要する磁界の大きさ
を、CTD3(1byte)に最適再生パワー値を割り当て
ることができる。
D1、CTD2、CTD3)に、前記ディスク情報を記
録する。例えば、CTD1(1byte)に最適デトラック
値を、CTD2(1byte)に記録に要する磁界の大きさ
を、CTD3(1byte)に最適再生パワー値を割り当て
ることができる。
【0071】具体的には以下のように割り当てる。先
ず、最適デトラック値の範囲を−80から+80に制限
し、5nmステップとすると、2*80/5+1=33
であり、CTD1の1byteで収まる。
ず、最適デトラック値の範囲を−80から+80に制限
し、5nmステップとすると、2*80/5+1=33
であり、CTD1の1byteで収まる。
【0072】また、記録磁界は、4から20kA/mの
範囲とし、2kA/mステップとすると、(20−4)
/2+1=9であり、これもCTDの1byteで収まる。
範囲とし、2kA/mステップとすると、(20−4)
/2+1=9であり、これもCTDの1byteで収まる。
【0073】また、最適再生パワーは最大値を3mWと
し、0.05mWステップとすると、3/0.05=6
0であり、これもCTD3の1byteで収まる。
し、0.05mWステップとすると、3/0.05=6
0であり、これもCTD3の1byteで収まる。
【0074】図8は、前記属性情報AIを読み出すとき
の前記光ディスク記録再生装置側での処理手順を示すフ
ローチャートである。システムコントローラ414にて
行われる処理手順である。
の前記光ディスク記録再生装置側での処理手順を示すフ
ローチャートである。システムコントローラ414にて
行われる処理手順である。
【0075】先ず、ステップS1にて光学ピックアップ
402をディスクの内周へ移動してやる。前記PDPT
まではADIPアドレスが形成されているので、そこま
ではアドレスでアクセスできる。その後、光学ヘッド4
04をさらに内周に振ってやれば光学ヘッド404は属
性情報AIの記録領域に達する。ここでは、検出スイッ
チを設けてメカ的に光学ヘッド404の前記AIの記録
領域への到達を検出するようにしてもよい。
402をディスクの内周へ移動してやる。前記PDPT
まではADIPアドレスが形成されているので、そこま
ではアドレスでアクセスできる。その後、光学ヘッド4
04をさらに内周に振ってやれば光学ヘッド404は属
性情報AIの記録領域に達する。ここでは、検出スイッ
チを設けてメカ的に光学ヘッド404の前記AIの記録
領域への到達を検出するようにしてもよい。
【0076】次に、ステップS2にてRFアンプ404
からADIP復調+復号部413に読み込まれるADF
G信号をプッシュプルからRF信号に切り替える。AD
FG信号は、ADIPのウォブル信号のコンパレータ出
力である。ウォブルは、プッシュプル信号から検出され
るが、属性情報AIはそれがMOで書かれているので、
AIを読み込むときには前記ADFG信号をRF信号と
して検出してやればよい。
からADIP復調+復号部413に読み込まれるADF
G信号をプッシュプルからRF信号に切り替える。AD
FG信号は、ADIPのウォブル信号のコンパレータ出
力である。ウォブルは、プッシュプル信号から検出され
るが、属性情報AIはそれがMOで書かれているので、
AIを読み込むときには前記ADFG信号をRF信号と
して検出してやればよい。
【0077】次に、ステップS3にてADIP復調+復
号部413によりBCH情報とセクター0〜15までの
codeを読み出し、メモリに貯め込む。そして、ステップ
S4にてすべてのBCHがOKで、EDCもOKであれ
ば、そのまま読み終わって終了となる。このステップS
4にてもしエラーがありNOと判定されると、ステップ
S5に進んでステップS3にてメモリに貯め込まれたB
CH情報のフラグを使ってイレージャー訂正を行う。
号部413によりBCH情報とセクター0〜15までの
codeを読み出し、メモリに貯め込む。そして、ステップ
S4にてすべてのBCHがOKで、EDCもOKであれ
ば、そのまま読み終わって終了となる。このステップS
4にてもしエラーがありNOと判定されると、ステップ
S5に進んでステップS3にてメモリに貯め込まれたB
CH情報のフラグを使ってイレージャー訂正を行う。
【0078】次に、ステップS6にてEDCが正常であ
りOKであれば前記属性情報AIを読み終わり、もしE
DCが正常でなければステップS7に進んでピックアッ
プを少しだけ移動させてリトライする。
りOKであれば前記属性情報AIを読み終わり、もしE
DCが正常でなければステップS7に進んでピックアッ
プを少しだけ移動させてリトライする。
【0079】図9には、ADIP復調+復号部413の
詳細な構成を示す。前記ADFG(ADIPFM)が入
力端子501を介してRFアンプ404から供給される
と、FM復調部502内のFVコンバータ503は周波
数を電圧信号に変換する。この電圧信号は、フィルター
504にてフィルタリングされたのち、コンパレータ5
05により2値化されてFMDTがフェーズコンパレー
タ506、シンク検出回路509及びバイフェーズデコ
ーダ510に供給される。
詳細な構成を示す。前記ADFG(ADIPFM)が入
力端子501を介してRFアンプ404から供給される
と、FM復調部502内のFVコンバータ503は周波
数を電圧信号に変換する。この電圧信号は、フィルター
504にてフィルタリングされたのち、コンパレータ5
05により2値化されてFMDTがフェーズコンパレー
タ506、シンク検出回路509及びバイフェーズデコ
ーダ510に供給される。
【0080】フェーズコンパレータ506からのFMD
Tのコンパレート出力は、ループフィルタ507、VC
O508によって構成されるPLLにより同期クロック
FMCKとされる。この同期クロックFMCKは、前記
フェーズコンパレータ506、シンク検出部509及び
バイフェーズデコーダ510に供給される。
Tのコンパレート出力は、ループフィルタ507、VC
O508によって構成されるPLLにより同期クロック
FMCKとされる。この同期クロックFMCKは、前記
フェーズコンパレータ506、シンク検出部509及び
バイフェーズデコーダ510に供給される。
【0081】シンク検出回路509は、前記同期クロッ
クFMCKに従ってFMDTからシンクsyncを検出し、
タイミング制御回路511に供給する。このタイミング
制御回路511は、セクターパルスXADSYを生成してシ
ステムコントローラ414に供給する。また、タイミン
グ制御回路511は、ウィンドウ情報Windowをシンク検
出回路509に供給する。
クFMCKに従ってFMDTからシンクsyncを検出し、
タイミング制御回路511に供給する。このタイミング
制御回路511は、セクターパルスXADSYを生成してシ
ステムコントローラ414に供給する。また、タイミン
グ制御回路511は、ウィンドウ情報Windowをシンク検
出回路509に供給する。
【0082】バイフェーズデコード回路510は、前記
FMDTを前記同期クロックFMCKに基づいてバイフ
ェーズデコードし、NRZデータをBCHデコーダ51
2及びCRCデコーダ513に供給する。この実施例の
場合には、BCHデコーダ512とCRCデコーダ51
3とを並列に接続し、それぞれのデコーダからの出力を
切換スイッチ514及び515を用いて切り換えること
により前記AIのアドレスエラーADER、クラスタ位
置番号、セクター番号(回転情報として用いられる)を
取り出している。また、UIDデータやディスク情報な
どのAIもこれら切り換えスイッチ514及び515の
切り換えを介してBCHデコーダ512、CRCデコー
ダ513から取り出される。
FMDTを前記同期クロックFMCKに基づいてバイフ
ェーズデコードし、NRZデータをBCHデコーダ51
2及びCRCデコーダ513に供給する。この実施例の
場合には、BCHデコーダ512とCRCデコーダ51
3とを並列に接続し、それぞれのデコーダからの出力を
切換スイッチ514及び515を用いて切り換えること
により前記AIのアドレスエラーADER、クラスタ位
置番号、セクター番号(回転情報として用いられる)を
取り出している。また、UIDデータやディスク情報な
どのAIもこれら切り換えスイッチ514及び515の
切り換えを介してBCHデコーダ512、CRCデコー
ダ513から取り出される。
【0083】なお、前記次世代MD2は、DWDDによ
り超解像再生を行ってグルーブからデータを再生してい
るが、前記UID及びディスク情報からなる属性情報A
IはDWDDのような超解像モードを使わずに、通常再
生モードで再生している。RMアンプ404からのRF
信号は図10の(a)に示すような波形であるが、これ
をバンドパスフィルタによりフィルタリングすると図1
0(b)のような信号となる。これは前記ADIP復調
+復号部413により読むことができる。
り超解像再生を行ってグルーブからデータを再生してい
るが、前記UID及びディスク情報からなる属性情報A
IはDWDDのような超解像モードを使わずに、通常再
生モードで再生している。RMアンプ404からのRF
信号は図10の(a)に示すような波形であるが、これ
をバンドパスフィルタによりフィルタリングすると図1
0(b)のような信号となる。これは前記ADIP復調
+復号部413により読むことができる。
【0084】図11には、従来ミニディスク(第1世代
MD)、次世代MD1及び次世代MD2を記録再生する
ための光ディスク記録再生装置11の構成を示す。この
光ディスク記録再生装置11は、次世代MD1と次世代
MD2の種類を判別できる。また、第1世代MDと、次
世代MD2を判別する場合もある。
MD)、次世代MD1及び次世代MD2を記録再生する
ための光ディスク記録再生装置11の構成を示す。この
光ディスク記録再生装置11は、次世代MD1と次世代
MD2の種類を判別できる。また、第1世代MDと、次
世代MD2を判別する場合もある。
【0085】光ディスク記録再生装置11は、従来ミニ
ディスク、次世代MD1及び次世代MD2を記録再生す
るために、特に、記録処理系として、従来ミニディスク
の記録のためのEFM変調・ACIRCエンコードを実
行する構成と、次世代MD1及び次世代MD2の記録の
ためのRLL(1−7)PP変調・RS−LDCエンコ
ードを実行する構成とを備える点が特徴的である。ま
た、再生処理系として、従来ミニディスクの再生のため
のEFM復調・ACIRCデコードを実行する構成と、
次世代MD1及び次世代MD2の再生にPR(1,2,
1)ML、PR(1,−1)ML及びビタビ復号を用い
たデータ検出に基づくRLL(1−7)復調・RS−L
DCデコードを実行する構成を備えている点が特徴的で
ある。
ディスク、次世代MD1及び次世代MD2を記録再生す
るために、特に、記録処理系として、従来ミニディスク
の記録のためのEFM変調・ACIRCエンコードを実
行する構成と、次世代MD1及び次世代MD2の記録の
ためのRLL(1−7)PP変調・RS−LDCエンコ
ードを実行する構成とを備える点が特徴的である。ま
た、再生処理系として、従来ミニディスクの再生のため
のEFM復調・ACIRCデコードを実行する構成と、
次世代MD1及び次世代MD2の再生にPR(1,2,
1)ML、PR(1,−1)ML及びビタビ復号を用い
たデータ検出に基づくRLL(1−7)復調・RS−L
DCデコードを実行する構成を備えている点が特徴的で
ある。
【0086】光ディスク記録再生装置11は、装填され
たディスク90をスピンドルモータ21によってCLV
方式又はZCAV方式にて回転駆動する。記録再生時に
は、このディスク90に対して、光学ヘッド22からレ
ーザ光が照射される。
たディスク90をスピンドルモータ21によってCLV
方式又はZCAV方式にて回転駆動する。記録再生時に
は、このディスク90に対して、光学ヘッド22からレ
ーザ光が照射される。
【0087】光学ヘッド22は、記録時に記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行い、また再生時には、磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行う。もちろん、このときの再生パワー値は、前記
属性情報AIに含まれるディスク情報の内の、最適再生
パワー値に基づく。また、デトラック値も前記属性情報
AIに含まれるディスク情報の内の、最適デトラック値
に基づく。
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行い、また再生時には、磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行う。もちろん、このときの再生パワー値は、前記
属性情報AIに含まれるディスク情報の内の、最適再生
パワー値に基づく。また、デトラック値も前記属性情報
AIに含まれるディスク情報の内の、最適デトラック値
に基づく。
【0088】光学ヘッド22には、レーザ出力手段とし
てのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系及び反射光を検出するためのディ
テクタが搭載されている。光学ヘッド22に備えられる
対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク
半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持
されている。この光学ヘッド22には、内蔵の光ディス
ク判別装置に受光信号A、受光信号Bを供給するフォト
ディテクタPDが備えられている。また、対物レンズ、
或いは光学ヘッド22全体は、光ディスク判別時には、
進行方向を決める必要があるのである一定の速度で、内
周から外周へ移動させられる。偏芯による移動量に打ち
勝つ速度で前記受光信号A,Bを検出することができ
る。
てのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系及び反射光を検出するためのディ
テクタが搭載されている。光学ヘッド22に備えられる
対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク
半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持
されている。この光学ヘッド22には、内蔵の光ディス
ク判別装置に受光信号A、受光信号Bを供給するフォト
ディテクタPDが備えられている。また、対物レンズ、
或いは光学ヘッド22全体は、光ディスク判別時には、
進行方向を決める必要があるのである一定の速度で、内
周から外周へ移動させられる。偏芯による移動量に打ち
勝つ速度で前記受光信号A,Bを検出することができ
る。
【0089】また、本具体例では、媒体表面の物理的仕
様が異なる従来ミニディスク及び次世代MD1と、次世
代MD2とに対して最大限の再生特性を得るために、光
学ヘッド22の読取光光路中に位相補償板を設ける。こ
の位相補償板により、読取り時におけるビットエラーレ
ートを最適化できる。
様が異なる従来ミニディスク及び次世代MD1と、次世
代MD2とに対して最大限の再生特性を得るために、光
学ヘッド22の読取光光路中に位相補償板を設ける。こ
の位相補償板により、読取り時におけるビットエラーレ
ートを最適化できる。
【0090】ディスク90を挟んで光学ヘッド22と対
向する位置には、磁気ヘッド23が配置されている。磁
気ヘッド23は、記録データによって変調された磁界を
ディスク90に印加する。この記録時の磁界も、前記属
性情報AIに含まれるディスク情報の内の、記録に要す
る磁界の大きさの値に基づく。
向する位置には、磁気ヘッド23が配置されている。磁
気ヘッド23は、記録データによって変調された磁界を
ディスク90に印加する。この記録時の磁界も、前記属
性情報AIに含まれるディスク情報の内の、記録に要す
る磁界の大きさの値に基づく。
【0091】また、この光ディスク記録再生装置11
は、図示しないが光学ヘッド22全体及び磁気ヘッド2
3をディスク半径方向に移動させためのスレッドモータ
及びスレッド機構も備えられている。このスレッドモー
タ及びスレッド機構は、内蔵の光ディスク判別装置が光
ディスクを判別する時に、前記光学ヘッド22を内周か
ら外周に移動する。
は、図示しないが光学ヘッド22全体及び磁気ヘッド2
3をディスク半径方向に移動させためのスレッドモータ
及びスレッド機構も備えられている。このスレッドモー
タ及びスレッド機構は、内蔵の光ディスク判別装置が光
ディスクを判別する時に、前記光学ヘッド22を内周か
ら外周に移動する。
【0092】この光ディスク記録再生装置11では、光
学ヘッド22、磁気ヘッド23による記録再生ヘッド
系、スピンドルモータ21によるディスク回転駆動系の
ほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けら
れる。記録処理系としては、従来ミニディスクに対する
記録時にEFM変調、ACIRCエンコードを行う部位
と、次世代MD1及び次世代MD2に対する記録時にR
LL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコードを行
う部位とが設けられる。
学ヘッド22、磁気ヘッド23による記録再生ヘッド
系、スピンドルモータ21によるディスク回転駆動系の
ほかに、記録処理系、再生処理系、サーボ系等が設けら
れる。記録処理系としては、従来ミニディスクに対する
記録時にEFM変調、ACIRCエンコードを行う部位
と、次世代MD1及び次世代MD2に対する記録時にR
LL(1−7)PP変調、RS−LDCエンコードを行
う部位とが設けられる。
【0093】また、再生処理系としては、従来ミニディ
スクの再生時にEFM変調に対応する復調及びACIR
Cデコードを行う部位と、次世代MD1及び次世代MD
2の再生時にRLL(1−7)PP変調に対応する復調
(PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いたデー
タ検出に基づくRLL(1−7)復調)、RS−LDC
デコードを行う部位とが設けられる。
スクの再生時にEFM変調に対応する復調及びACIR
Cデコードを行う部位と、次世代MD1及び次世代MD
2の再生時にRLL(1−7)PP変調に対応する復調
(PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いたデー
タ検出に基づくRLL(1−7)復調)、RS−LDC
デコードを行う部位とが設けられる。
【0094】光学ヘッド22のディスク90に対するレ
ーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォ
トディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光
電流)は、RFアンプ24に供給される。RFアンプ2
4では、入力された検出情報に対して電流−電圧変換、
増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生
RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FE、グルーブ情報(ディスク90にトラック
のウォブリングにより記録されるADIP情報)等を抽
出する。
ーザ照射によりその反射光として検出された情報(フォ
トディテクタによりレーザ反射光を検出して得られる光
電流)は、RFアンプ24に供給される。RFアンプ2
4では、入力された検出情報に対して電流−電圧変換、
増幅、マトリクス演算等を行い、再生情報としての再生
RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FE、グルーブ情報(ディスク90にトラック
のウォブリングにより記録されるADIP情報)等を抽
出する。
【0095】このRFアンプ24には、光ディスク判別
装置22を構成するトラッキングエラー信号演算器22
1と、プルイン信号演算器225と、コンパレータ22
2と、コンパレータ226とが内蔵されている。
装置22を構成するトラッキングエラー信号演算器22
1と、プルイン信号演算器225と、コンパレータ22
2と、コンパレータ226とが内蔵されている。
【0096】従来ミニディスクの再生時には、RFアン
プで得られた再生RF信号は、コンパレータ25、PL
L回路26を介して、EFM復調部27及びACIRC
デコーダ28で処理される。再生RF信号は、EFM復
調部27で2値化されてEFM信号列とされた後、EF
M復調され、さらにACIRCデコーダ28で誤り訂正
及びデインターリーブ処理される。オーディオデータで
あれば、この時点でATRAC圧縮データの状態とな
る。このとき、セレクタ29は、従来ミニディスク信号
側が選択されており、復調されたATRAC圧縮データ
がディスク90からの再生データとしてデータバッファ
30に出力される。この場合、図示しないオーディオ処
理部に圧縮データが供給される。
プで得られた再生RF信号は、コンパレータ25、PL
L回路26を介して、EFM復調部27及びACIRC
デコーダ28で処理される。再生RF信号は、EFM復
調部27で2値化されてEFM信号列とされた後、EF
M復調され、さらにACIRCデコーダ28で誤り訂正
及びデインターリーブ処理される。オーディオデータで
あれば、この時点でATRAC圧縮データの状態とな
る。このとき、セレクタ29は、従来ミニディスク信号
側が選択されており、復調されたATRAC圧縮データ
がディスク90からの再生データとしてデータバッファ
30に出力される。この場合、図示しないオーディオ処
理部に圧縮データが供給される。
【0097】一方、次世代MD1又は次世代MD2の再
生時には、RFアンプで得られた再生RF信号は、A/
D変換回路31、イコライザ32、PLL回路33、P
RML回路34を介して、RLL(1−7)PP復調部
35及びRS−LDCデコーダ36で信号処理される。
再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部35にお
いて、PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いた
データ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生
データを得て、このRLL(1−7)符号列に対してR
LL(1−7)復調処理が行われる。さらに、RS−L
DCデコーダ36にて誤り訂正及びデインターリーブ処
理される。
生時には、RFアンプで得られた再生RF信号は、A/
D変換回路31、イコライザ32、PLL回路33、P
RML回路34を介して、RLL(1−7)PP復調部
35及びRS−LDCデコーダ36で信号処理される。
再生RF信号は、RLL(1−7)PP復調部35にお
いて、PR(1,2,1)ML及びビタビ復号を用いた
データ検出によりRLL(1−7)符号列としての再生
データを得て、このRLL(1−7)符号列に対してR
LL(1−7)復調処理が行われる。さらに、RS−L
DCデコーダ36にて誤り訂正及びデインターリーブ処
理される。
【0098】この場合、セレクタ29は、次世代MD1
・次世代MD2側が選択され、復調されたデータがディ
スク90からの再生データとしてデータバッファ30に
出力される。このとき、図示しないメモリ転送コントロ
ーラに対して復調データが供給される。
・次世代MD2側が選択され、復調されたデータがディ
スク90からの再生データとしてデータバッファ30に
出力される。このとき、図示しないメモリ転送コントロ
ーラに対して復調データが供給される。
【0099】RFアンプ24から出力されるトラッキン
グエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、サー
ボ回路37に供給され、グルーブ情報は、ADIPデコ
ーダ38に供給される。
グエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、サー
ボ回路37に供給され、グルーブ情報は、ADIPデコ
ーダ38に供給される。
【0100】ADIPデコーダ38は、グルーブ情報に
対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル
成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行っ
てADIPアドレスを抽出する。抽出された、ディスク
上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスは、従来
ミニディスク及び次世代MD1の場合であれば、MDア
ドレスデコーダ39を介し、次世代MD2の場合であれ
ば、次世代MD2アドレスデコーダ40を介してドライ
ブコントローラ41に供給される。
対してバンドパスフィルタにより帯域制限してウォブル
成分を抽出した後、FM復調、バイフェーズ復調を行っ
てADIPアドレスを抽出する。抽出された、ディスク
上の絶対アドレス情報であるADIPアドレスは、従来
ミニディスク及び次世代MD1の場合であれば、MDア
ドレスデコーダ39を介し、次世代MD2の場合であれ
ば、次世代MD2アドレスデコーダ40を介してドライ
ブコントローラ41に供給される。
【0101】ドライブコントローラ41では、各ADI
Pアドレスに基づいて、所定の制御処理を実行する。ま
たグルーブ情報は、スピンドルサーボ制御のためにサー
ボ回路37に戻される。
Pアドレスに基づいて、所定の制御処理を実行する。ま
たグルーブ情報は、スピンドルサーボ制御のためにサー
ボ回路37に戻される。
【0102】また、ドライブコントローラ41には、光
ディスク判別装置を構成するDフリップフロップ判別回
路の機能が備えられている。そして、ドライブコントロ
ーラ41は、このDフリップフロップ判別回路の判別結
果に基づいて前記MDの種類を判別する。
ディスク判別装置を構成するDフリップフロップ判別回
路の機能が備えられている。そして、ドライブコントロ
ーラ41は、このDフリップフロップ判別回路の判別結
果に基づいて前記MDの種類を判別する。
【0103】サーボ回路37は、例えばグルーブ情報に
対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)
との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、C
LVサーボ制御及びZCAVサーボ制御のためのスピン
ドルエラー信号を生成する。
対して再生クロック(デコード時のPLL系クロック)
との位相誤差を積分して得られる誤差信号に基づき、C
LVサーボ制御及びZCAVサーボ制御のためのスピン
ドルエラー信号を生成する。
【0104】またサーボ回路37は、スピンドルエラー
信号や、上記のようにRFアンプ24から供給されたト
ラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、或いは
ドライブコントローラ41からのトラックジャンプ指
令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(ト
ラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制
御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドラ
イバ42に対して出力する。すなわち、上記サーボエラ
ー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標
値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を
生成する。
信号や、上記のようにRFアンプ24から供給されたト
ラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、或いは
ドライブコントローラ41からのトラックジャンプ指
令、アクセス指令等に基づいて各種サーボ制御信号(ト
ラッキング制御信号、フォーカス制御信号、スレッド制
御信号、スピンドル制御信号等)を生成し、モータドラ
イバ42に対して出力する。すなわち、上記サーボエラ
ー信号や指令に対して位相補償処理、ゲイン処理、目標
値設定処理等の必要処理を行って各種サーボ制御信号を
生成する。
【0105】モータドライバ42では、サーボ回路37
から供給されたサーボ制御信号に基づいて所定のサーボ
ドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号
としては、2軸機構を駆動する2軸ドライブ信号(フォ
ーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構
を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ
21を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。この
ようなサーボドライブ信号により、ディスク90に対す
るフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドル
モータ21に対するCLV制御又はZCAV制御が行わ
れる。
から供給されたサーボ制御信号に基づいて所定のサーボ
ドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号
としては、2軸機構を駆動する2軸ドライブ信号(フォ
ーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構
を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ
21を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。この
ようなサーボドライブ信号により、ディスク90に対す
るフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドル
モータ21に対するCLV制御又はZCAV制御が行わ
れる。
【0106】光ディスク判別装置は、光ディスクを判別
する際に、サーボ回路37、モータドライバ42をドラ
イブコントローラ41で制御し、光学ヘッド22の対物
レンズによるレーザ光のフォーカスをオンさせる。ま
た、トラッキングサーボはかけていない状態にする。ま
た、スレッドサーボについては、光学ヘッド22を内周
から外周にある速度にて移動させる。
する際に、サーボ回路37、モータドライバ42をドラ
イブコントローラ41で制御し、光学ヘッド22の対物
レンズによるレーザ光のフォーカスをオンさせる。ま
た、トラッキングサーボはかけていない状態にする。ま
た、スレッドサーボについては、光学ヘッド22を内周
から外周にある速度にて移動させる。
【0107】ディスク90に対して記録動作が実行され
る際には、図示しないメモリ転送コントローラから高密
度データ、或いはオーディオ処理部からの通常のATR
AC圧縮データが供給される。
る際には、図示しないメモリ転送コントローラから高密
度データ、或いはオーディオ処理部からの通常のATR
AC圧縮データが供給される。
【0108】従来ミニディスクに対する記録時には、セ
レクタ43が従来ミニディスク側に接続され、ACIR
Cエンコーダ44及びEFM変調部45が機能する。こ
の場合、オーディオ信号であれば、オーディオ処理部1
9からの圧縮データは、ACIRCエンコーダ44でイ
ンターリーブ及びエラー訂正コード付加が行われた後、
EFM変調部45においてEFM変調される。EFM変
調データがセレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ4
6に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対して
EFM変調データに基づいた磁界印加を行うことで変調
されたデータが記録される。
レクタ43が従来ミニディスク側に接続され、ACIR
Cエンコーダ44及びEFM変調部45が機能する。こ
の場合、オーディオ信号であれば、オーディオ処理部1
9からの圧縮データは、ACIRCエンコーダ44でイ
ンターリーブ及びエラー訂正コード付加が行われた後、
EFM変調部45においてEFM変調される。EFM変
調データがセレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ4
6に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対して
EFM変調データに基づいた磁界印加を行うことで変調
されたデータが記録される。
【0109】次世代MD1及び次世代MD2に対する記
録時には、セレクタ43が次世代MD1・次世代MD2
側に接続され、RS−LCDエンコーダ47及びRLL
(1−7)PP変調部48が機能する。この場合、メモ
リ転送コントローラ12から送られた高密度データは、
RS−LCDエンコーダ47でインターリーブ及びRS
−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、R
LL(1−7)PP変調部48にてRLL(1−7)変
調される。
録時には、セレクタ43が次世代MD1・次世代MD2
側に接続され、RS−LCDエンコーダ47及びRLL
(1−7)PP変調部48が機能する。この場合、メモ
リ転送コントローラ12から送られた高密度データは、
RS−LCDエンコーダ47でインターリーブ及びRS
−LDC方式のエラー訂正コード付加が行われた後、R
LL(1−7)PP変調部48にてRLL(1−7)変
調される。
【0110】RLL(1−7)符号列に変調された記録
データは、セレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ4
6に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対して
変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータが記
録される。
データは、セレクタ43を介して磁気ヘッドドライバ4
6に供給され、磁気ヘッド23がディスク90に対して
変調データに基づいた磁界印加を行うことでデータが記
録される。
【0111】レーザドライバ/APC49は、上記のよ
うな再生時及び記録時においてレーザダイオードにレー
ザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automati
c Lazer Power Control)動作も行う。具体的には、図
示しないが、光学ヘッド22内には、レーザパワーモニ
タ用のディテクタが設けられており、このモニタ信号が
レーザドライバ/APC49にフィードバックされるよ
うになっている。レーザドライバ/APC49は、モニ
タ信号として得られた現在のレーザパワーを予め設定さ
れているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ
駆動信号に反映させることによって、レーザダイオード
から出力されるレーザパワーが設定値で安定化されるよ
うに制御している。ここで、レーザパワーは、ドライブ
コントローラ41によって、再生レーザパワー及び記録
レーザパワーとしての値がレーザドライバ/APC49
内部のレジスタにセットされる。
うな再生時及び記録時においてレーザダイオードにレー
ザ発光動作を実行させるが、いわゆるAPC(Automati
c Lazer Power Control)動作も行う。具体的には、図
示しないが、光学ヘッド22内には、レーザパワーモニ
タ用のディテクタが設けられており、このモニタ信号が
レーザドライバ/APC49にフィードバックされるよ
うになっている。レーザドライバ/APC49は、モニ
タ信号として得られた現在のレーザパワーを予め設定さ
れているレーザパワーと比較して、その誤差分をレーザ
駆動信号に反映させることによって、レーザダイオード
から出力されるレーザパワーが設定値で安定化されるよ
うに制御している。ここで、レーザパワーは、ドライブ
コントローラ41によって、再生レーザパワー及び記録
レーザパワーとしての値がレーザドライバ/APC49
内部のレジスタにセットされる。
【0112】ドライブコントローラ41は、システムコ
ントローラ18からの指示に基づいて、以上の各動作
(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出の各
動作)が実行されるように各構成を制御する。なお、図
11において一点鎖線で囲った各部は、1チップの回路
として構成することもできる。
ントローラ18からの指示に基づいて、以上の各動作
(アクセス、各種サーボ、データ書込、データ読出の各
動作)が実行されるように各構成を制御する。なお、図
11において一点鎖線で囲った各部は、1チップの回路
として構成することもできる。
【0113】なお、以下には、次世代MD2の論理フォ
ーマット、物理フォーマットについて説明しておく。
ーマット、物理フォーマットについて説明しておく。
【0114】次世代MD2は、次世代MD1と同様に、
記録データの変調方式として、高密度記録に適合したR
LL(1−7)PP変調方式(RLL;Run Length Lim
ited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated
minimum transition runlength))を採用している。ま
た、誤り訂正方式としては、より訂正能力の高いBIS
(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Ree
d Solomon−Long Distance Code)方式を用いている。
記録データの変調方式として、高密度記録に適合したR
LL(1−7)PP変調方式(RLL;Run Length Lim
ited、PP:Parity preserve/Prohibit rmtr(repeated
minimum transition runlength))を採用している。ま
た、誤り訂正方式としては、より訂正能力の高いBIS
(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Ree
d Solomon−Long Distance Code)方式を用いている。
【0115】具体的には、ホストアプリケーション等か
ら供給されるユーザデータの2048バイトに4バイト
のEDC(Error Detection Code)を付加した2052
バイトを1セクタ(データセクタ、後述するディスク上
の物理セクタとは異なる)とし、図13に示すように、
Sector0〜Sector31の32セクタを304列×216行
のブロックにまとめる。ここで、各セクタの2052バ
イトに対しては、所定の疑似乱数との排他的論理和(Ex
-OR)をとるようなスクランブル処理が施される。この
スクランブル処理されたブロックの各列に対して32バ
イトのパリティを付加して、304列×248行のLD
C(Long Distance Code)ブロックを構成する。このL
DCブロックにインターリーブ処理を施して、152列
×496行のブロック(Interleaved LDC Block)と
し、これを図12に示すように38列ずつ1列の上記B
ISを介して配列することで155列×496行の構造
とし、さらに先頭位置に2.5バイト分のフレーム同期
コード(Frame Sync)を付加して、1行を1フレームに
対応させ、157.5バイト×496フレームの構造と
する。この図12の各行が、後述する図15に示す1レ
コーディングブロック(クラスタ)内のデータ領域のFr
ame10〜Frame505の496フレームに相当する。
ら供給されるユーザデータの2048バイトに4バイト
のEDC(Error Detection Code)を付加した2052
バイトを1セクタ(データセクタ、後述するディスク上
の物理セクタとは異なる)とし、図13に示すように、
Sector0〜Sector31の32セクタを304列×216行
のブロックにまとめる。ここで、各セクタの2052バ
イトに対しては、所定の疑似乱数との排他的論理和(Ex
-OR)をとるようなスクランブル処理が施される。この
スクランブル処理されたブロックの各列に対して32バ
イトのパリティを付加して、304列×248行のLD
C(Long Distance Code)ブロックを構成する。このL
DCブロックにインターリーブ処理を施して、152列
×496行のブロック(Interleaved LDC Block)と
し、これを図12に示すように38列ずつ1列の上記B
ISを介して配列することで155列×496行の構造
とし、さらに先頭位置に2.5バイト分のフレーム同期
コード(Frame Sync)を付加して、1行を1フレームに
対応させ、157.5バイト×496フレームの構造と
する。この図12の各行が、後述する図15に示す1レ
コーディングブロック(クラスタ)内のデータ領域のFr
ame10〜Frame505の496フレームに相当する。
【0116】以上のデータ構造において、データインタ
ーリーブは、ブロック完結型とする。これによりデータ
の冗長度は、20.50%になる。また、データの検出
方式として、PR(1,2,1)MLによるビタビ復号
方式を用いる。
ーリーブは、ブロック完結型とする。これによりデータ
の冗長度は、20.50%になる。また、データの検出
方式として、PR(1,2,1)MLによるビタビ復号
方式を用いる。
【0117】ディスク駆動方式には、CLV方式を用
い、その線速度は、2.4m/sとする。記録再生時の
標準データレートは、4.4MB/sである。この方式
を採用することにより、総記録容量を300MBにする
ことができる。変調方式をEFMからRLL(1−7)
PP変調方式とすることによって、ウインドウマージン
が0.5から0.666となるため、1.33倍の高密
度化が実現できる。また、データの最小書換単位である
クラスタは、16セクタ、64kBで構成される。この
ように記録変調方式をCIRC方式からBIS付きのR
S−LDC方式及びセクタ構造の差異とビタビ復号を用
いる方式にすることで、データ効率が53.7%から7
9.5%となるため、1.48倍の高密度化が実現でき
る。
い、その線速度は、2.4m/sとする。記録再生時の
標準データレートは、4.4MB/sである。この方式
を採用することにより、総記録容量を300MBにする
ことができる。変調方式をEFMからRLL(1−7)
PP変調方式とすることによって、ウインドウマージン
が0.5から0.666となるため、1.33倍の高密
度化が実現できる。また、データの最小書換単位である
クラスタは、16セクタ、64kBで構成される。この
ように記録変調方式をCIRC方式からBIS付きのR
S−LDC方式及びセクタ構造の差異とビタビ復号を用
いる方式にすることで、データ効率が53.7%から7
9.5%となるため、1.48倍の高密度化が実現でき
る。
【0118】これらを総合すると、次世代MD1は、記
録容量を従来ミニディスクの約2倍である300MBに
することができる。
録容量を従来ミニディスクの約2倍である300MBに
することができる。
【0119】一方、次世代MD2は、例えば、磁壁移動
検出方式(DWDD:Domain WallDisplacement Detect
ion)等の高密度化記録技術を適用した記録媒体であっ
て、上述した従来ミニディスク及び次世代MD1とは、
物理フォーマットが異なっている。次世代MD2は、ト
ラックピッチが1.25μm、ビット長が0.16μm
/bitであり、線方向に高密度化されている。
検出方式(DWDD:Domain WallDisplacement Detect
ion)等の高密度化記録技術を適用した記録媒体であっ
て、上述した従来ミニディスク及び次世代MD1とは、
物理フォーマットが異なっている。次世代MD2は、ト
ラックピッチが1.25μm、ビット長が0.16μm
/bitであり、線方向に高密度化されている。
【0120】また、従来ミニディスク及び次世代MD1
との互換を採るため、光学系、読出方式、サーボ処理等
は、従来の規格に準じて、レーザ波長λは、λ=780
nm、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45とする。
記録方式は、グルーブ記録方式、アドレス方式は、AD
IPを利用した方式とする。また、筐体外形も従来ミニ
ディスク及び次世代MD1と同一規格とする。
との互換を採るため、光学系、読出方式、サーボ処理等
は、従来の規格に準じて、レーザ波長λは、λ=780
nm、光学ヘッドの開口率は、NA=0.45とする。
記録方式は、グルーブ記録方式、アドレス方式は、AD
IPを利用した方式とする。また、筐体外形も従来ミニ
ディスク及び次世代MD1と同一規格とする。
【0121】次世代MD2は、図14に示すように、高
密度化を図るためにプリピットを用いない。したがっ
て、次世代MD2には、プリピットによるPTOC領域
がない。また、次世代MD2には、レコーダブルエリア
のさらに内周領域に、著作権保護のための情報、データ
改竄チェックのための情報、あるいは他の非公開情報の
基になるユニークID(Unique ID;UID)と、前記
記録及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性
に関わるディスク情報とからなる属性情報AIを記録す
るエリア設けられている。このAIエリアは、次世代M
D2に適用されるDWDD方式とは異なる記録方式で記
録される。
密度化を図るためにプリピットを用いない。したがっ
て、次世代MD2には、プリピットによるPTOC領域
がない。また、次世代MD2には、レコーダブルエリア
のさらに内周領域に、著作権保護のための情報、データ
改竄チェックのための情報、あるいは他の非公開情報の
基になるユニークID(Unique ID;UID)と、前記
記録及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性
に関わるディスク情報とからなる属性情報AIを記録す
るエリア設けられている。このAIエリアは、次世代M
D2に適用されるDWDD方式とは異なる記録方式で記
録される。
【0122】続いて、次世代MD1及び次世代MD2の
ADIPセクタ構造とデータブロックとの関係について
図15を用いて説明する。従来のミニディスク(MD)
システムでは、ADIPとして記録された物理アドレス
に対応したクラスタ/セクタ構造が用いられている。本
具体例では、説明の便宜上、ADIPアドレスに基づい
たクラスタを「ADIPクラスタ」と記す。また、次世
代MD1及び次世代MD2におけるアドレスに基づくク
ラスタを「レコーディングブロック(Recording Bloc
k)」あるいは「次世代MDクラスタ」と記す。
ADIPセクタ構造とデータブロックとの関係について
図15を用いて説明する。従来のミニディスク(MD)
システムでは、ADIPとして記録された物理アドレス
に対応したクラスタ/セクタ構造が用いられている。本
具体例では、説明の便宜上、ADIPアドレスに基づい
たクラスタを「ADIPクラスタ」と記す。また、次世
代MD1及び次世代MD2におけるアドレスに基づくク
ラスタを「レコーディングブロック(Recording Bloc
k)」あるいは「次世代MDクラスタ」と記す。
【0123】次世代MD1及び次世代MD2では、デー
タトラックは、図13に示すようにアドレスの最小単位
であるクラスタの連続によって記録されたデータストリ
ームとして扱われ、1レコーディングブロック(1次世
代MDクラスタ)は、図13に示すように16セクタあ
るいは1/2ADIPクラスタにより構成されている。
タトラックは、図13に示すようにアドレスの最小単位
であるクラスタの連続によって記録されたデータストリ
ームとして扱われ、1レコーディングブロック(1次世
代MDクラスタ)は、図13に示すように16セクタあ
るいは1/2ADIPクラスタにより構成されている。
【0124】図13に示す1レコーディングブロック
(1次世代MDクラスタ)のデータ構造としては、10
フレームのプリアンブルと、6フレームのポストアンブ
ルと、496フレームのデータ部とからなる512フレ
ームから構成されている。さらにこのレコーディングブ
ロック内の1フレームは、同期信号領域と、データ、B
IS、DSVとからなる。
(1次世代MDクラスタ)のデータ構造としては、10
フレームのプリアンブルと、6フレームのポストアンブ
ルと、496フレームのデータ部とからなる512フレ
ームから構成されている。さらにこのレコーディングブ
ロック内の1フレームは、同期信号領域と、データ、B
IS、DSVとからなる。
【0125】また、1レコーディングブロックの512
フレームのうち、有意のデータが記録される496フレ
ームを16等分した各31フレームをアドレスユニット
(Address Unit)とよぶ。また、このアドレスユニット
の番号をアドレスユニットナンバ(Address Unit Numbe
r;AUN)とよぶ。このAUNは、全てのアドレスユ
ニットに付される番号であって、記録信号のアドレス管
理に使用される。
フレームのうち、有意のデータが記録される496フレ
ームを16等分した各31フレームをアドレスユニット
(Address Unit)とよぶ。また、このアドレスユニット
の番号をアドレスユニットナンバ(Address Unit Numbe
r;AUN)とよぶ。このAUNは、全てのアドレスユ
ニットに付される番号であって、記録信号のアドレス管
理に使用される。
【0126】次世代MD1のように、ADIPに記述さ
れた物理的なクラスタ/セクタ構造を有する従来ミニデ
ィスクに対して、1−7PP変調方式で変調された高密
度データを記録する場合、ディスクに元々記録されたA
DIPアドレスと、実際に記録するデータブロックのア
ドレスとが一致しなくなるという問題が生じる。ランダ
ムアクセスは、ADIPアドレスを基準として行われる
が、ランダムアクセスでは、データを読み出す際、所望
のデータが記録された位置近傍にアクセスしても、記録
されたデータを読み出せるが、データを書き込む際に
は、既に記録されるデータを上書き消去しないように正
確な位置にアクセスする必要がある。そのため、ADI
Pアドレスに対応付けした次世代MDクラスタ/次世代
MDセクタからアクセス位置を正確に把握することが重
要となる。
れた物理的なクラスタ/セクタ構造を有する従来ミニデ
ィスクに対して、1−7PP変調方式で変調された高密
度データを記録する場合、ディスクに元々記録されたA
DIPアドレスと、実際に記録するデータブロックのア
ドレスとが一致しなくなるという問題が生じる。ランダ
ムアクセスは、ADIPアドレスを基準として行われる
が、ランダムアクセスでは、データを読み出す際、所望
のデータが記録された位置近傍にアクセスしても、記録
されたデータを読み出せるが、データを書き込む際に
は、既に記録されるデータを上書き消去しないように正
確な位置にアクセスする必要がある。そのため、ADI
Pアドレスに対応付けした次世代MDクラスタ/次世代
MDセクタからアクセス位置を正確に把握することが重
要となる。
【0127】そこで、次世代MD1の場合、媒体表面上
にウォブルとして記録されたADIPアドレスを所定規
則で変換して得られるデータ単位によって高密度データ
クラスタを把握する。この場合、ADIPセクタの整数
倍が高密度データクラスタになるようにする。この考え
方に基づいて、従来ミニディスクに記録された1ADI
Pクラスタに対して次世代MDクラスタを記述する際に
は、各次世代MDクラスタを1/2ADIPクラスタ区
間に形成する。
にウォブルとして記録されたADIPアドレスを所定規
則で変換して得られるデータ単位によって高密度データ
クラスタを把握する。この場合、ADIPセクタの整数
倍が高密度データクラスタになるようにする。この考え
方に基づいて、従来ミニディスクに記録された1ADI
Pクラスタに対して次世代MDクラスタを記述する際に
は、各次世代MDクラスタを1/2ADIPクラスタ区
間に形成する。
【0128】したがって、次世代MD1では、上述した
次世代MDクラスタの2クラスタが最小記録単位(レコ
ーディングブロック(Recording Block))として1A
DIPクラスタに対応付けされている。
次世代MDクラスタの2クラスタが最小記録単位(レコ
ーディングブロック(Recording Block))として1A
DIPクラスタに対応付けされている。
【0129】一方、次世代MD2では、1クラスタが1
レコーディングブロックとして扱われるようになってい
る。
レコーディングブロックとして扱われるようになってい
る。
【0130】なお、本具体例では、ホストアプリケーシ
ョンから供給される2048バイト単位のデータブロッ
クを1論理データセクタ(Logical Data Sector;LD
S)とし、このとき同一レコーディングブロック中に記
録される32個の論理データセクタの集合を論理データ
セクタ(Logical Data Cluster;LDC)としている。
ョンから供給される2048バイト単位のデータブロッ
クを1論理データセクタ(Logical Data Sector;LD
S)とし、このとき同一レコーディングブロック中に記
録される32個の論理データセクタの集合を論理データ
セクタ(Logical Data Cluster;LDC)としている。
【0131】以上説明したようなデータ構造とすること
により、UMDデータを任意位置へ記録する際、媒体に
対してタイミングよく記録できる。また、ADIPアド
レス単位であるADIPクラスタ内に整数個の次世代M
Dクラスタが含まれるようにすることによって、ADI
PクラスタアドレスからUMDデータクラスタアドレス
へのアドレス変換規則が単純化され、換算のための回路
又はソフトウェア構成が簡略化できる。
により、UMDデータを任意位置へ記録する際、媒体に
対してタイミングよく記録できる。また、ADIPアド
レス単位であるADIPクラスタ内に整数個の次世代M
Dクラスタが含まれるようにすることによって、ADI
PクラスタアドレスからUMDデータクラスタアドレス
へのアドレス変換規則が単純化され、換算のための回路
又はソフトウェア構成が簡略化できる。
【0132】なお、図15では、1つのADIPクラス
タに2つの次世代MDクラスタを対応付ける例を示した
が、1つのADIPクラスタに3以上の次世代MDクラ
スタを配することもできる。このとき、1つの次世代M
Dクラスタは、16ADIPセクタから構成される点に
限定されず、EFM変調方式とRLL(1−7)PP変
調方式におけるデータ記録密度の差や次世代MDクラス
タを構成するセクタ数、また1セクタのサイズ等に応じ
て設定することができる。
タに2つの次世代MDクラスタを対応付ける例を示した
が、1つのADIPクラスタに3以上の次世代MDクラ
スタを配することもできる。このとき、1つの次世代M
Dクラスタは、16ADIPセクタから構成される点に
限定されず、EFM変調方式とRLL(1−7)PP変
調方式におけるデータ記録密度の差や次世代MDクラス
タを構成するセクタ数、また1セクタのサイズ等に応じ
て設定することができる。
【0133】続いて、ADIPのデータ構造に関して説
明する。図16(a)には、次世代MD2のADIPの
データ構造が示され、図16(b)には、比較のため
に、次世代MD1のADIPのデータ構造が示されてい
る。
明する。図16(a)には、次世代MD2のADIPの
データ構造が示され、図16(b)には、比較のため
に、次世代MD1のADIPのデータ構造が示されてい
る。
【0134】次世代MD1では、同期信号と、ディスク
におけるクラスタ番号等を示すクラスタH(Cluster
H)情報及びクラスタL(Cluster L)情報と、クラスタ
内におけるセクタ番号等を含むセクタ情報(Secter)と
が記述されている。同期信号は、4ビットで記述され、
クラスタHは、アドレス情報の上位8ビットで記述さ
れ、クラスタLは、アドレス情報の下位8ビットで記述
され、セクタ情報は、4ビットで記述される。また、後
半の14ビットには、CRCが付加されている。以上、
42ビットのADIP信号が各ADIPセクタのヘッダ
部に記録される。
におけるクラスタ番号等を示すクラスタH(Cluster
H)情報及びクラスタL(Cluster L)情報と、クラスタ
内におけるセクタ番号等を含むセクタ情報(Secter)と
が記述されている。同期信号は、4ビットで記述され、
クラスタHは、アドレス情報の上位8ビットで記述さ
れ、クラスタLは、アドレス情報の下位8ビットで記述
され、セクタ情報は、4ビットで記述される。また、後
半の14ビットには、CRCが付加されている。以上、
42ビットのADIP信号が各ADIPセクタのヘッダ
部に記録される。
【0135】また、次世代MD2では、4ビットの同期
信号データと、4ビットのクラスタH(Cluster H)情
報、8ビットのクラスタM(Cluster M)情報及び4び
っとのクラスタL(Cluster L)情報と、4ビットのセ
クタ情報とが記述される。後半の18ビットには、BC
Hのパリティが付加される。次世代MD2でも同様に4
2ビットのADIP信号が各ADIPセクタのヘッダ部
に記録される。
信号データと、4ビットのクラスタH(Cluster H)情
報、8ビットのクラスタM(Cluster M)情報及び4び
っとのクラスタL(Cluster L)情報と、4ビットのセ
クタ情報とが記述される。後半の18ビットには、BC
Hのパリティが付加される。次世代MD2でも同様に4
2ビットのADIP信号が各ADIPセクタのヘッダ部
に記録される。
【0136】ADIPのデータ構造では、上述したクラ
スタH(Cluster H)情報、クラスタM(Cluster M)及
びクラスタL(Cluster L)情報の構成は、任意に決定
できる。また、ここに他の付加情報を記述することもで
きる。例えば、図17に示すように、次世代MD2のA
DIP信号において、クラスタ情報を上位8ビットのク
ラスタH(Cluster H)と下位8ビットのクラスタL(C
luster L)とで表すようにし、下位8ビットで表される
クラスタLに替えて、ディスクコントロール情報を記述
することもできる。ディスクコントロール情報として
は、サーボ信号補正値、再生レーザパワー上限値、再生
レーザパワー線速補正係数、記録レーザパワー上限値、
記録レーザパワー線速補正係数、記録磁気感度、磁気−
レーザパルス位相差、パリティ等があげられる。
スタH(Cluster H)情報、クラスタM(Cluster M)及
びクラスタL(Cluster L)情報の構成は、任意に決定
できる。また、ここに他の付加情報を記述することもで
きる。例えば、図17に示すように、次世代MD2のA
DIP信号において、クラスタ情報を上位8ビットのク
ラスタH(Cluster H)と下位8ビットのクラスタL(C
luster L)とで表すようにし、下位8ビットで表される
クラスタLに替えて、ディスクコントロール情報を記述
することもできる。ディスクコントロール情報として
は、サーボ信号補正値、再生レーザパワー上限値、再生
レーザパワー線速補正係数、記録レーザパワー上限値、
記録レーザパワー線速補正係数、記録磁気感度、磁気−
レーザパルス位相差、パリティ等があげられる。
【0137】次に、光ディスク判別装置において判別さ
れた次世代MD1又は次世代MD2に対するディスクド
ライブ装置による、再生処理、記録処理について詳細に
説明する。
れた次世代MD1又は次世代MD2に対するディスクド
ライブ装置による、再生処理、記録処理について詳細に
説明する。
【0138】図18には前記光ディスク記録再生装置1
1をメディアドライブ部11として備えるディスクドラ
イブ装置101の構成を示す。ディスクドライブ装置1
01は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記
す。)100と接続でき、次世代MD1及び次世代MD
2をオーディオデータのほか、PC等の外部ストレージ
として使用できる。
1をメディアドライブ部11として備えるディスクドラ
イブ装置101の構成を示す。ディスクドライブ装置1
01は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記
す。)100と接続でき、次世代MD1及び次世代MD
2をオーディオデータのほか、PC等の外部ストレージ
として使用できる。
【0139】ディスクドライブ装置101は、図18に
示すように、光ディスク判別装置を内蔵しているメディ
アドライブ部11と、メモリ転送コントローラ12と、
クラスタバッファメモリ13と、補助メモリ14と、U
SBインターフェイス15,16と、USBハブ17
と、システムコントローラ18と、オーディオ処理部1
9とを備える。
示すように、光ディスク判別装置を内蔵しているメディ
アドライブ部11と、メモリ転送コントローラ12と、
クラスタバッファメモリ13と、補助メモリ14と、U
SBインターフェイス15,16と、USBハブ17
と、システムコントローラ18と、オーディオ処理部1
9とを備える。
【0140】メディアドライブ部11は、装填された従
来ミニディスク、次世代MD1、及び次世代MD2等の
個々のディスク90に対する記録/再生を行う。メディ
アドライブ部(光ディスク記録再生装置)11の内部構
成は、図11を用いて説明している。
来ミニディスク、次世代MD1、及び次世代MD2等の
個々のディスク90に対する記録/再生を行う。メディ
アドライブ部(光ディスク記録再生装置)11の内部構
成は、図11を用いて説明している。
【0141】メモリ転送コントローラ12は、メディア
ドライブ部11からの再生データやメディアドライブ部
11に供給する記録データの送受制御を行う。クラスタ
バッファメモリ13は、メディアドライブ部11によっ
てディスク90のデータトラックから高密度データクラ
スタ単位で読み出されたデータをメモリ転送コントロー
ラ12の制御に基づいてバッファリングする。補助メモ
リ14は、メディアドライブ部11によってディスク9
0から読み出されたUTOCデータ、CATデータ、ユ
ニークID、ハッシュ値等の各種管理情報や特殊情報を
メモリ転送コントローラ12の制御に基づいて記憶す
る。
ドライブ部11からの再生データやメディアドライブ部
11に供給する記録データの送受制御を行う。クラスタ
バッファメモリ13は、メディアドライブ部11によっ
てディスク90のデータトラックから高密度データクラ
スタ単位で読み出されたデータをメモリ転送コントロー
ラ12の制御に基づいてバッファリングする。補助メモ
リ14は、メディアドライブ部11によってディスク9
0から読み出されたUTOCデータ、CATデータ、ユ
ニークID、ハッシュ値等の各種管理情報や特殊情報を
メモリ転送コントローラ12の制御に基づいて記憶す
る。
【0142】システムコントローラ18は、USBイン
ターフェイス16、USBハブ17を介して接続された
PC100との間で通信可能とされ、このPC100と
の間の通信制御を行って、書込要求、読出要求等のコマ
ンドの受信やステイタス情報、その他の必要情報の送信
等を行うとともに、ディスクドライブ装置10全体を統
括制御している。
ターフェイス16、USBハブ17を介して接続された
PC100との間で通信可能とされ、このPC100と
の間の通信制御を行って、書込要求、読出要求等のコマ
ンドの受信やステイタス情報、その他の必要情報の送信
等を行うとともに、ディスクドライブ装置10全体を統
括制御している。
【0143】システムコントローラ18は、例えば、デ
ィスク90がメディアドライブ部11に装填された際
に、ディスク90からの管理情報等の読出をメディアド
ライブ部11に指示し、メモリ転送コントローラ12に
よって読み出されたPTOC、UTOC等の管理情報等
を補助メモリ14に格納させる。
ィスク90がメディアドライブ部11に装填された際
に、ディスク90からの管理情報等の読出をメディアド
ライブ部11に指示し、メモリ転送コントローラ12に
よって読み出されたPTOC、UTOC等の管理情報等
を補助メモリ14に格納させる。
【0144】システムコントローラ18は、これらの管
理情報を読み込むことによって、ディスク90のトラッ
ク記録状態を把握できる。また、CATを読み込ませる
ことにより、データトラック内の高密度データクラスタ
構造を把握でき、PC100からのデータトラックに対
するアクセス要求に対応できる状態となる。
理情報を読み込むことによって、ディスク90のトラッ
ク記録状態を把握できる。また、CATを読み込ませる
ことにより、データトラック内の高密度データクラスタ
構造を把握でき、PC100からのデータトラックに対
するアクセス要求に対応できる状態となる。
【0145】また、ユニークIDやハッシュ値により、
ディスク認証処理及びその他の処理を実行したり、これ
らの値をPC100に送信し、PC100上でディスク
認証処理及びその他の処理を実行させる。
ディスク認証処理及びその他の処理を実行したり、これ
らの値をPC100に送信し、PC100上でディスク
認証処理及びその他の処理を実行させる。
【0146】システムコントローラ18は、PC100
から、あるFATセクタの読出要求があった場合、メデ
ィアドライブ部11に対して、このFATセクタを含む
高密度データクラスタの読出を実行する旨の信号を与え
る。読み出された高密度データクラスタは、メモリ転送
コントローラ12によってクラスタバッファメモリ13
に書き込まれる。但し、既にFATセクタのデータがク
ラスタバッファメモリ13に格納されていた場合、メデ
ィアドライブ部11による読出は必要ない。
から、あるFATセクタの読出要求があった場合、メデ
ィアドライブ部11に対して、このFATセクタを含む
高密度データクラスタの読出を実行する旨の信号を与え
る。読み出された高密度データクラスタは、メモリ転送
コントローラ12によってクラスタバッファメモリ13
に書き込まれる。但し、既にFATセクタのデータがク
ラスタバッファメモリ13に格納されていた場合、メデ
ィアドライブ部11による読出は必要ない。
【0147】このとき、システムコントローラ18は、
クラスタバッファメモリ13に書き込まれている高密度
データクラスタのデータから、要求されたFATセクタ
のデータを読み出す信号を与え、USBインターフェイ
ス15,USBハブ17を介して、PC100に送信す
るための制御を行う。
クラスタバッファメモリ13に書き込まれている高密度
データクラスタのデータから、要求されたFATセクタ
のデータを読み出す信号を与え、USBインターフェイ
ス15,USBハブ17を介して、PC100に送信す
るための制御を行う。
【0148】また、システムコントローラ18は、PC
100から、あるFATセクタの書込要求があった場
合、メディアドライブ部11に対して、このFATセク
タを含む高密度データクラスタの読出を実行させる。読
み出された高密度データクラスタは、メモリ転送コント
ローラ12によってクラスタバッファメモリ13に書き
込まれる。但し、既にこのFATセクタのデータがクラ
スタバッファメモリ13に格納されていた場合は、メデ
ィアドライブ部11による読出は必要ない。
100から、あるFATセクタの書込要求があった場
合、メディアドライブ部11に対して、このFATセク
タを含む高密度データクラスタの読出を実行させる。読
み出された高密度データクラスタは、メモリ転送コント
ローラ12によってクラスタバッファメモリ13に書き
込まれる。但し、既にこのFATセクタのデータがクラ
スタバッファメモリ13に格納されていた場合は、メデ
ィアドライブ部11による読出は必要ない。
【0149】また、システムコントローラ18は、PC
100から送信されたFATセクタのデータ(記録デー
タ)をUSBインターフェイス15を介してメモリ転送
コントローラ12に供給し、クラスタバッファメモリ1
3上で該当するFATセクタのデータの書換を実行させ
る。
100から送信されたFATセクタのデータ(記録デー
タ)をUSBインターフェイス15を介してメモリ転送
コントローラ12に供給し、クラスタバッファメモリ1
3上で該当するFATセクタのデータの書換を実行させ
る。
【0150】また、システムコントローラ18は、メモ
リ転送コントローラ12に指示して、必要なFATセク
タが書き換えられた状態でクラスタバッファメモリ13
に記憶されている高密度データクラスタのデータを記録
データとしてメディアドライブ部11に転送させる。こ
のとき、メディアドライブ部11は、装着されている媒
体が従来ミニディスクであればEFM変調方式で、次世
代MD1又は次世代MD2であればRLL(1−7)P
P変調方式で高密度データクラスタの記録データを変調
して書き込む。
リ転送コントローラ12に指示して、必要なFATセク
タが書き換えられた状態でクラスタバッファメモリ13
に記憶されている高密度データクラスタのデータを記録
データとしてメディアドライブ部11に転送させる。こ
のとき、メディアドライブ部11は、装着されている媒
体が従来ミニディスクであればEFM変調方式で、次世
代MD1又は次世代MD2であればRLL(1−7)P
P変調方式で高密度データクラスタの記録データを変調
して書き込む。
【0151】なお、ディスクドライブ装置101におい
て、上述した記録再生制御は、データトラックを記録再
生する際の制御であり、MDオーディオデータ(オーデ
ィオトラック)を記録再生する際のデータ転送は、オー
ディオ処理部19を介して行われる。
て、上述した記録再生制御は、データトラックを記録再
生する際の制御であり、MDオーディオデータ(オーデ
ィオトラック)を記録再生する際のデータ転送は、オー
ディオ処理部19を介して行われる。
【0152】オーディオ処理部19は、入力系として、
例えば、ライン入力回路/マイクロフォン入力回路等の
アナログ音声信号入力部、A/D変換器、及びデジタル
オーディオデータ入力部を備える。また、オーディオ処
理部19は、ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダ、圧
縮データのバッファメモリを備える。さらに、オーディ
オ処理部19は、出力系として、デジタルオーディオデ
ータ出力部、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッド
ホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備えてい
る。
例えば、ライン入力回路/マイクロフォン入力回路等の
アナログ音声信号入力部、A/D変換器、及びデジタル
オーディオデータ入力部を備える。また、オーディオ処
理部19は、ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダ、圧
縮データのバッファメモリを備える。さらに、オーディ
オ処理部19は、出力系として、デジタルオーディオデ
ータ出力部、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッド
ホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備えてい
る。
【0153】ディスク90に対してオーディオトラック
が記録されるのは、オーディオ処理部19にデジタルオ
ーディオデータ(又は、アナログ音声信号)が入力され
る場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーデ
ィオデータ、或いはアナログ音声信号で入力された後、
A/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーデ
ィオデータは、ATRAC圧縮エンコードされ、バッフ
ァメモリに蓄積される。その後、所定タイミング(AD
IPクラスタ相当のデータ単位)でバッファメモリから
読み出され、メディアドライブ部11に転送される。
が記録されるのは、オーディオ処理部19にデジタルオ
ーディオデータ(又は、アナログ音声信号)が入力され
る場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーデ
ィオデータ、或いはアナログ音声信号で入力された後、
A/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーデ
ィオデータは、ATRAC圧縮エンコードされ、バッフ
ァメモリに蓄積される。その後、所定タイミング(AD
IPクラスタ相当のデータ単位)でバッファメモリから
読み出され、メディアドライブ部11に転送される。
【0154】メディアドライブ部11では、転送された
圧縮データを第1の変調方式EFM変調方式又はRLL
(1−7)PP変調方式で変調してディスク90にオー
ディオトラックとして書き込む。
圧縮データを第1の変調方式EFM変調方式又はRLL
(1−7)PP変調方式で変調してディスク90にオー
ディオトラックとして書き込む。
【0155】メディアドライブ部11は、ディスク90
からオーディオトラックを再生する場合、再生データを
ATRAC圧縮データ状態に復調してオーディオ処理部
19に転送する。オーディオ処理部19は、ATRAC
圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータと
し、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或
いは、D/A変換器によりアナログ音声信号としてライ
ン出力/ヘッドホン出力を行う。
からオーディオトラックを再生する場合、再生データを
ATRAC圧縮データ状態に復調してオーディオ処理部
19に転送する。オーディオ処理部19は、ATRAC
圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータと
し、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或
いは、D/A変換器によりアナログ音声信号としてライ
ン出力/ヘッドホン出力を行う。
【0156】なお、この図18に示す構成は、一例であ
って、例えば、ディスクドライブ装置1をPC100に
接続してデータトラックのみ記録再生する外部ストレー
ジ機器として使用する場合は、オーディオ処理部19
は、不要である。一方、オーディオ信号を記録再生する
ことを主たる目的とする場合、オーディオ処理部19を
備え、さらにユーザインターフェイスとして操作部や表
示部を備えることが好適である。また、PC100との
接続は、USBに限らず、例えば、IEEE(The Inst
itute of Electrical and Electronics Engineers,In
c.:アメリカ電気・電子技術者協会)の定める規格に準
拠した、いわゆるIEEE1394インターフェイスの
ほか、汎用の接続インターフェイスが適用できる。
って、例えば、ディスクドライブ装置1をPC100に
接続してデータトラックのみ記録再生する外部ストレー
ジ機器として使用する場合は、オーディオ処理部19
は、不要である。一方、オーディオ信号を記録再生する
ことを主たる目的とする場合、オーディオ処理部19を
備え、さらにユーザインターフェイスとして操作部や表
示部を備えることが好適である。また、PC100との
接続は、USBに限らず、例えば、IEEE(The Inst
itute of Electrical and Electronics Engineers,In
c.:アメリカ電気・電子技術者協会)の定める規格に準
拠した、いわゆるIEEE1394インターフェイスの
ほか、汎用の接続インターフェイスが適用できる。
【0157】データ領域に対するアクセスでは、例え
ば、外部のPC100からディスクドライブ装置101
のシステムコントローラ18に対して、USBインター
フェイス16を経由して「論理セクタ(以下、FATセ
クタと記す。)」単位で記録又は再生する指示が与えら
れる。データクラスタは、PC100からみれば、20
48バイト単位に区切られてUSNの昇順にFATファ
イルシステムに基づいて管理されている。一方、ディス
ク90におけるデータトラックの最小書換単位は、それ
ぞれ65,536バイトの大きさを有した次世代MDク
ラスタであり、この次世代MDクラスにタは、LCNが
与えられている。
ば、外部のPC100からディスクドライブ装置101
のシステムコントローラ18に対して、USBインター
フェイス16を経由して「論理セクタ(以下、FATセ
クタと記す。)」単位で記録又は再生する指示が与えら
れる。データクラスタは、PC100からみれば、20
48バイト単位に区切られてUSNの昇順にFATファ
イルシステムに基づいて管理されている。一方、ディス
ク90におけるデータトラックの最小書換単位は、それ
ぞれ65,536バイトの大きさを有した次世代MDク
ラスタであり、この次世代MDクラスにタは、LCNが
与えられている。
【0158】FATにより参照されるデータセクタのサ
イズは、次世代MDクラスタよりも小さい。そのため、
ディスクドライブ装置10では、FATにより参照され
るユーザセクタを物理的なADIPアドレスに変換する
とともに、FATにより参照されるデータセクタ単位で
の読み書きをクラスタバッファメモリ13を用いて、次
世代MDクラスタ単位での読み書きに変換する必要があ
る。
イズは、次世代MDクラスタよりも小さい。そのため、
ディスクドライブ装置10では、FATにより参照され
るユーザセクタを物理的なADIPアドレスに変換する
とともに、FATにより参照されるデータセクタ単位で
の読み書きをクラスタバッファメモリ13を用いて、次
世代MDクラスタ単位での読み書きに変換する必要があ
る。
【0159】図19に、PC100からあるFATセク
タの読出要求があった場合のディスクドライブ装置10
におけるシステムコントローラ18における処理を示
す。
タの読出要求があった場合のディスクドライブ装置10
におけるシステムコントローラ18における処理を示
す。
【0160】システムコントローラ18は、USBイン
ターフェイス16を経由してPC100からのFATセ
クタ#nの読出命令を受信すると、指定されたFATセ
クタ番号#nのFATセクタが含まれる次世代MDクラ
スタ番号を求める処理を行う。
ターフェイス16を経由してPC100からのFATセ
クタ#nの読出命令を受信すると、指定されたFATセ
クタ番号#nのFATセクタが含まれる次世代MDクラ
スタ番号を求める処理を行う。
【0161】まず、仮の次世代MDクラスタ番号u0を
決定する。次世代MDクラスタの大きさは、65536
バイトであり、FATセクタの大きさは、2048バイ
トであるため、1次世代MDクラスタのなかには、FA
Tセクタは、32個存在する。したがって、FATセク
タ番号(n)を32で整数除算(余りは、切り捨て)し
たもの(u0)が仮の次世代MDクラスタ番号となる。
決定する。次世代MDクラスタの大きさは、65536
バイトであり、FATセクタの大きさは、2048バイ
トであるため、1次世代MDクラスタのなかには、FA
Tセクタは、32個存在する。したがって、FATセク
タ番号(n)を32で整数除算(余りは、切り捨て)し
たもの(u0)が仮の次世代MDクラスタ番号となる。
【0162】続いて、ディスク90から補助メモリ14
に読み込んであるディスク情報を参照して、データ記録
用以外の次世代MDクラスタ数uxを求める。すなわ
ち、セキュアエリアの次世代MDクラスタ数である。
に読み込んであるディスク情報を参照して、データ記録
用以外の次世代MDクラスタ数uxを求める。すなわ
ち、セキュアエリアの次世代MDクラスタ数である。
【0163】上述したように、データトラック内の次世
代MDクラスタのなかには、データ記録再生可能なエリ
アとして公開しないクラスタもある。そのため、予め補
助メモリ14に読み込んでおいたディスク情報に基づい
て、非公開のクラスタ数uxを求める。その後、非公開
のクラスタ数uxを次世代MDクラスタ番号u0に加
え、その加算結果uを実際の次世代MDクラスタ番号#
uとする。
代MDクラスタのなかには、データ記録再生可能なエリ
アとして公開しないクラスタもある。そのため、予め補
助メモリ14に読み込んでおいたディスク情報に基づい
て、非公開のクラスタ数uxを求める。その後、非公開
のクラスタ数uxを次世代MDクラスタ番号u0に加
え、その加算結果uを実際の次世代MDクラスタ番号#
uとする。
【0164】FATセクタ番号#nを含む次世代MDク
ラスタ番号#uが求められると、システムコントローラ
18は、クラスタ番号#uの次世代MDクラスタが既に
ディスク90から読み出されてクラスタバッファメモリ
13に格納されているか否かを判別する。もし格納され
ていなければ、ディスク90からこれを読み出す。
ラスタ番号#uが求められると、システムコントローラ
18は、クラスタ番号#uの次世代MDクラスタが既に
ディスク90から読み出されてクラスタバッファメモリ
13に格納されているか否かを判別する。もし格納され
ていなければ、ディスク90からこれを読み出す。
【0165】システムコントローラ18は、読み出した
次世代MDクラスタ番号#uからADIPアドレス#a
を求めることでディスク90から次世代MDクラスタを
読み出している。
次世代MDクラスタ番号#uからADIPアドレス#a
を求めることでディスク90から次世代MDクラスタを
読み出している。
【0166】次世代MDクラスタは、ディスク90上で
複数のパーツに分かれて記録されることもある。したが
って、実際に記録されるADIPアドレスを求めるため
には、これらのパーツを順次検索する必要がある。そこ
でまず、補助メモリ14に読み出してあるディスク情報
からデータトラックの先頭パーツに記録される次世代M
Dクラスタ数pと先頭の次世代MDクラスタ番号pxと
を求める。
複数のパーツに分かれて記録されることもある。したが
って、実際に記録されるADIPアドレスを求めるため
には、これらのパーツを順次検索する必要がある。そこ
でまず、補助メモリ14に読み出してあるディスク情報
からデータトラックの先頭パーツに記録される次世代M
Dクラスタ数pと先頭の次世代MDクラスタ番号pxと
を求める。
【0167】各パーツには、ADIPアドレスによって
スタートアドレス/エンドアドレスが記録されるため、
ADIPクラスタアドレス及びパーツ長から、次世代M
Dクラスタ数pと先頭の次世代MDクラスタ番号pxと
を求めることができる。続いて、このパーツに、目的と
なっているクラスタ番号#uの次世代MDクラスタが含
まれているか否かを判別する。含まれていなければ、次
のパーツに移る。すなわち、注目していたパーツのリン
ク情報によって示されるパーツである。以上により、デ
ィスク情報に記述されたパーツを順に検索していき、目
的の次世代MDクラスタが含まれているパーツを判別す
る。
スタートアドレス/エンドアドレスが記録されるため、
ADIPクラスタアドレス及びパーツ長から、次世代M
Dクラスタ数pと先頭の次世代MDクラスタ番号pxと
を求めることができる。続いて、このパーツに、目的と
なっているクラスタ番号#uの次世代MDクラスタが含
まれているか否かを判別する。含まれていなければ、次
のパーツに移る。すなわち、注目していたパーツのリン
ク情報によって示されるパーツである。以上により、デ
ィスク情報に記述されたパーツを順に検索していき、目
的の次世代MDクラスタが含まれているパーツを判別す
る。
【0168】目標の次世代MDクラスタ(#u)が記録
されたパーツが発見されたら、このパーツの先頭に記録
される次世代MDクラスタ番号pxと、目標の次世代M
Dクラスタ番号#uの差を求めることで、そのパーツ先
頭から目標の次世代MDクラスタ(#u)までのオフセ
ットを得る。
されたパーツが発見されたら、このパーツの先頭に記録
される次世代MDクラスタ番号pxと、目標の次世代M
Dクラスタ番号#uの差を求めることで、そのパーツ先
頭から目標の次世代MDクラスタ(#u)までのオフセ
ットを得る。
【0169】この場合、1ADIPクラスタには、2つ
の次世代MDクラスタが書き込まれるため、このオフセ
ットを2で割ることによって、オフセットをADIPア
ドレスオフセットfに変換することができる(f=(u
−px)/2)。
の次世代MDクラスタが書き込まれるため、このオフセ
ットを2で割ることによって、オフセットをADIPア
ドレスオフセットfに変換することができる(f=(u
−px)/2)。
【0170】但し、0.5の端数が出た場合は、クラス
タfの中央部から書き込むこととする。最後に、このパ
ーツの先頭ADIPアドレス、すなわちパーツのスター
トアドレスにおけるクラスタアドレス部分にオフセット
fを加えることで、次世代MDクラスタ(#u)を実際
に書き込む記録先のADIPアドレス#aを求めること
ができる。以上がステップS1において再生開始アドレ
ス及びクラスタ長を設定する処理にあたる。なお、ここ
では、従来ミニディスクか、次世代MD1か次世代MD
2かの媒体の判別は、別の手法により、既に完了してい
るものとする。
タfの中央部から書き込むこととする。最後に、このパ
ーツの先頭ADIPアドレス、すなわちパーツのスター
トアドレスにおけるクラスタアドレス部分にオフセット
fを加えることで、次世代MDクラスタ(#u)を実際
に書き込む記録先のADIPアドレス#aを求めること
ができる。以上がステップS1において再生開始アドレ
ス及びクラスタ長を設定する処理にあたる。なお、ここ
では、従来ミニディスクか、次世代MD1か次世代MD
2かの媒体の判別は、別の手法により、既に完了してい
るものとする。
【0171】ADIPアドレス#aが求められると、シ
ステムコントローラ18は、メディアドライブ部11に
ADIPアドレス#aへのアクセスを命じる。これによ
りメディアドライブ部11では、ドライブコントローラ
41の制御によってADIPアドレス#aへのアクセス
が実行される。
ステムコントローラ18は、メディアドライブ部11に
ADIPアドレス#aへのアクセスを命じる。これによ
りメディアドライブ部11では、ドライブコントローラ
41の制御によってADIPアドレス#aへのアクセス
が実行される。
【0172】システムコントローラ18は、ステップS
2において、アクセス完了を待機し、アクセスが完了し
たら、ステップS3において、光学ヘッド22が目標と
する再生開始アドレスに到達するまで待機し、ステップ
S4において、再生開始アドレスに到達したことを確認
すると、ステップS5において、メディアドライブ部1
1に次世代MDクラスタの1クラスタ分のデータ読取開
始を指示する。
2において、アクセス完了を待機し、アクセスが完了し
たら、ステップS3において、光学ヘッド22が目標と
する再生開始アドレスに到達するまで待機し、ステップ
S4において、再生開始アドレスに到達したことを確認
すると、ステップS5において、メディアドライブ部1
1に次世代MDクラスタの1クラスタ分のデータ読取開
始を指示する。
【0173】メディアドライブ部11では、これに応じ
て、ドライブコントローラ41の制御により、ディスク
90からのデータ読出を開始する。光学ヘッド22、R
Fアンプ24、RLL(1−7)PP復調部35、RS
−LDCデコーダ36の再生系で読み出したデータを出
力し、メモリ転送コントローラ12に供給する。
て、ドライブコントローラ41の制御により、ディスク
90からのデータ読出を開始する。光学ヘッド22、R
Fアンプ24、RLL(1−7)PP復調部35、RS
−LDCデコーダ36の再生系で読み出したデータを出
力し、メモリ転送コントローラ12に供給する。
【0174】このとき、システムコントローラ18は、
ステップS6において、ディスク90との同期がとれて
いるか否かを判別する。ディスク90との同期が外れて
いる場合、ステップS7において、データ読取りエラー
発生の旨の信号を生成する。ステップS8において、再
度読取りを実行すると判別された場合は、ステップS2
からの工程を繰り返す。
ステップS6において、ディスク90との同期がとれて
いるか否かを判別する。ディスク90との同期が外れて
いる場合、ステップS7において、データ読取りエラー
発生の旨の信号を生成する。ステップS8において、再
度読取りを実行すると判別された場合は、ステップS2
からの工程を繰り返す。
【0175】1クラスタ分のデータを取得すると、シス
テムコントローラ18は、ステップS10において、取
得したデータのエラー訂正を開始する。ステップS11
において、取得したデータに誤りあれば、ステップS7
に戻ってデータ読取りエラー発生の旨の信号を生成す
る。また、取得したデータに誤りがなければ、ステップ
S12において、所定のクラスタを取得したか否かを判
別する。所定のクラスタを取得していれば、一連の処理
を終了し、システムコントローラ18は、このメディア
ドライブ部11による読出動作を待機し、読み出されて
メモリ転送コントローラ12に供給されたデータをクラ
スタバッファメモリ13に格納させる。取得していない
場合、ステップS6からの工程を繰り返す。
テムコントローラ18は、ステップS10において、取
得したデータのエラー訂正を開始する。ステップS11
において、取得したデータに誤りあれば、ステップS7
に戻ってデータ読取りエラー発生の旨の信号を生成す
る。また、取得したデータに誤りがなければ、ステップ
S12において、所定のクラスタを取得したか否かを判
別する。所定のクラスタを取得していれば、一連の処理
を終了し、システムコントローラ18は、このメディア
ドライブ部11による読出動作を待機し、読み出されて
メモリ転送コントローラ12に供給されたデータをクラ
スタバッファメモリ13に格納させる。取得していない
場合、ステップS6からの工程を繰り返す。
【0176】クラスタバッファメモリ13に読み込まれ
た次世代MDクラスタの1クラスタ分のデータは、複数
個のFATセクタを含んでいる。そのため、この中から
要求されたFATセクタのデータ格納位置を求め、1F
ATセクタ(2048バイト)分のデータをUSBイン
ターフェイス15から外部のPC100へと送出する。
具体的には、システムコントローラ18は、要求された
FATセクタ番号#nから、このセクタが含まれる次世
代MDクラスタ内でのバイトオフセット#bを求める。
そして、クラスタバッファメモリ13内のバイトオフセ
ット#bの位置から1FATセクタ(2048バイト)
分のデータを読み出させ、USBインターフェイス15
を介してPC100に転送する。
た次世代MDクラスタの1クラスタ分のデータは、複数
個のFATセクタを含んでいる。そのため、この中から
要求されたFATセクタのデータ格納位置を求め、1F
ATセクタ(2048バイト)分のデータをUSBイン
ターフェイス15から外部のPC100へと送出する。
具体的には、システムコントローラ18は、要求された
FATセクタ番号#nから、このセクタが含まれる次世
代MDクラスタ内でのバイトオフセット#bを求める。
そして、クラスタバッファメモリ13内のバイトオフセ
ット#bの位置から1FATセクタ(2048バイト)
分のデータを読み出させ、USBインターフェイス15
を介してPC100に転送する。
【0177】以上の処理により、PC100からの1F
ATセクタの読出要求に応じた次世代MDセクタの読み
出し・転送が実現できる。
ATセクタの読出要求に応じた次世代MDセクタの読み
出し・転送が実現できる。
【0178】次に、PC100からあるFATセクタの
書込要求があった場合のディスクドライブ装置10にお
けるシステムコントローラ18の処理を図20に基づい
て説明する。
書込要求があった場合のディスクドライブ装置10にお
けるシステムコントローラ18の処理を図20に基づい
て説明する。
【0179】システムコントローラ18は、USBイン
ターフェイス16を経由してPC100からのFATセ
クタ#nの書込命令を受信すると、上述したように指定
されたFATセクタ番号#nのFATセクタが含まれる
次世代MDクラスタ番号を求める。
ターフェイス16を経由してPC100からのFATセ
クタ#nの書込命令を受信すると、上述したように指定
されたFATセクタ番号#nのFATセクタが含まれる
次世代MDクラスタ番号を求める。
【0180】FATセクタ番号#nを含む次世代MDク
ラスタ番号#uが求められると、続いて、システムコン
トローラ18は、求められたクラスタ番号#uの次世代
MDクラスタが既にディスク90から読み出されてクラ
スタバッファメモリ13に格納されているか否かを判別
する。格納されていなければ、ディスク90からクラス
タ番号uの次世代MDクラスタを読み出す処理を行う。
すなわち、メディアドライブ部11にクラスタ番号#u
の次世代MDクラスタの読出を指示し、読み出された次
世代MDクラスタをクラスタバッファメモリ13に格納
させる。
ラスタ番号#uが求められると、続いて、システムコン
トローラ18は、求められたクラスタ番号#uの次世代
MDクラスタが既にディスク90から読み出されてクラ
スタバッファメモリ13に格納されているか否かを判別
する。格納されていなければ、ディスク90からクラス
タ番号uの次世代MDクラスタを読み出す処理を行う。
すなわち、メディアドライブ部11にクラスタ番号#u
の次世代MDクラスタの読出を指示し、読み出された次
世代MDクラスタをクラスタバッファメモリ13に格納
させる。
【0181】また、上述のようにして、システムコント
ローラ18は、書込要求にかかるFATセクタ番号#n
から、このセクタが含まれる次世代MDクラスタ内での
バイトオフセット#bを求める。続いて、PC100か
ら転送されてくる当該FATセクタ(#n)への書込デ
ータとなる2048バイトのデータをUSBインターフ
ェイス15を介して受信し、クラスタバッファメモリ1
3内のバイトオフセット#bの位置から、1FATセク
タ(2048バイト)分のデータを書き込む。
ローラ18は、書込要求にかかるFATセクタ番号#n
から、このセクタが含まれる次世代MDクラスタ内での
バイトオフセット#bを求める。続いて、PC100か
ら転送されてくる当該FATセクタ(#n)への書込デ
ータとなる2048バイトのデータをUSBインターフ
ェイス15を介して受信し、クラスタバッファメモリ1
3内のバイトオフセット#bの位置から、1FATセク
タ(2048バイト)分のデータを書き込む。
【0182】これにより、クラスタバッファメモリ13
に格納されている当該次世代MDクラスタ(#u)のデ
ータは、PC100が指定したFATセクタ(#n)の
みが書き換えられた状態となる。そこでシステムコント
ローラ18は、クラスタバッファメモリ13に格納され
ている次世代MDクラスタ(#u)をディスク90に書
き込む処理を行う。以上がステップS21における記録
データ準備工程である。この場合も同様に、媒体の判別
は、別の手法により既に完了しているものとする。
に格納されている当該次世代MDクラスタ(#u)のデ
ータは、PC100が指定したFATセクタ(#n)の
みが書き換えられた状態となる。そこでシステムコント
ローラ18は、クラスタバッファメモリ13に格納され
ている次世代MDクラスタ(#u)をディスク90に書
き込む処理を行う。以上がステップS21における記録
データ準備工程である。この場合も同様に、媒体の判別
は、別の手法により既に完了しているものとする。
【0183】続いて、システムコントローラ18は、ス
テップS22において、書込を行う次世代MDクラスタ
番号#uから、記録開始位置のADIPアドレス#aを
設定する。ADIPアドレス#aが求められたら、シス
テムコントローラ18は、メディアドライブ部11にA
DIPアドレス#aへのアクセスを命じる。これにより
メディアドライブ部11では、ドライブコントローラ4
1の制御によってADIPアドレス#aへのアクセスが
実行される。
テップS22において、書込を行う次世代MDクラスタ
番号#uから、記録開始位置のADIPアドレス#aを
設定する。ADIPアドレス#aが求められたら、シス
テムコントローラ18は、メディアドライブ部11にA
DIPアドレス#aへのアクセスを命じる。これにより
メディアドライブ部11では、ドライブコントローラ4
1の制御によってADIPアドレス#aへのアクセスが
実行される。
【0184】ステップS23において、アクセスが完了
したことを確認すると、ステップS24において、シス
テムコントローラ18は、光学ヘッド22が目標とする
再生開始アドレスに到達するまで待機し、ステップS2
5において、データのエンコードアドレスに到達したこ
とを確認すると、ステップS26において、システムコ
ントローラ18は、メモリ転送コントローラ12に指示
して、クラスタバッファメモリ13に格納されている次
世代MDクラスタ(#u)のデータのメディアドライブ
部11への転送を開始する。
したことを確認すると、ステップS24において、シス
テムコントローラ18は、光学ヘッド22が目標とする
再生開始アドレスに到達するまで待機し、ステップS2
5において、データのエンコードアドレスに到達したこ
とを確認すると、ステップS26において、システムコ
ントローラ18は、メモリ転送コントローラ12に指示
して、クラスタバッファメモリ13に格納されている次
世代MDクラスタ(#u)のデータのメディアドライブ
部11への転送を開始する。
【0185】続いて、システムコントローラ18は、ス
テップS27において、記録開始アドレスに到達したこ
とを確認すると、メディアドライブ部11に対しては、
ステップS28において、この次世代MDクラスタのデ
ータのディスク90への書込開始を指示する。このと
き、メディアドライブ部11では、これに応じてドライ
ブコントローラ41の制御により、ディスク90へのデ
ータ書込を開始する。すなわち、メモリ転送コントロー
ラ12から転送されてくるデータについて、RS−LD
Cエンコーダ47、RLL(1−7)PP変調部48、
磁気ヘッドドライバ46、磁気ヘッド23及び光学ヘッ
ド22の記録系でデータ記録を行う。
テップS27において、記録開始アドレスに到達したこ
とを確認すると、メディアドライブ部11に対しては、
ステップS28において、この次世代MDクラスタのデ
ータのディスク90への書込開始を指示する。このと
き、メディアドライブ部11では、これに応じてドライ
ブコントローラ41の制御により、ディスク90へのデ
ータ書込を開始する。すなわち、メモリ転送コントロー
ラ12から転送されてくるデータについて、RS−LD
Cエンコーダ47、RLL(1−7)PP変調部48、
磁気ヘッドドライバ46、磁気ヘッド23及び光学ヘッ
ド22の記録系でデータ記録を行う。
【0186】このとき、システムコントローラ18は、
ステップS29において、ディスク90との同期がとれ
ているか否かを判別する。ディスク90との同期が外れ
ている場合、ステップS30において、データ読取りエ
ラー発生の旨の信号を生成する。ステップS31におい
て、再度読取りを実行すると判別された場合は、ステッ
プS2からの工程を繰り返す。
ステップS29において、ディスク90との同期がとれ
ているか否かを判別する。ディスク90との同期が外れ
ている場合、ステップS30において、データ読取りエ
ラー発生の旨の信号を生成する。ステップS31におい
て、再度読取りを実行すると判別された場合は、ステッ
プS2からの工程を繰り返す。
【0187】1クラスタ分のデータを取得すると、シス
テムコントローラ18は、ステップS32において、所
定のクラスタを取得したか否かを判別する。所定のクラ
スタを取得していれば、一連の処理を終了する。
テムコントローラ18は、ステップS32において、所
定のクラスタを取得したか否かを判別する。所定のクラ
スタを取得していれば、一連の処理を終了する。
【0188】以上の処理により、PC100からの1F
ATセクタの書込要求に応じた、ディスク90へのFA
Tセクタデータの書込が実現される。つまり、FATセ
クタ単位の書込は、ディスク90に対しては、次世代M
Dクラスタ単位の書換として実行される。
ATセクタの書込要求に応じた、ディスク90へのFA
Tセクタデータの書込が実現される。つまり、FATセ
クタ単位の書込は、ディスク90に対しては、次世代M
Dクラスタ単位の書換として実行される。
【0189】
【発明の効果】本発明に係る光ディスクは、ウォブルト
ラックの連続した領域と異なる非連続領域に、記録及び
/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わる
ディスク情報が記録されるので、記録再生に必要な情報
の大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最
適デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関
わるディスク情報を、少なくとも信号記録膜の成形、成
膜後に記入できる。
ラックの連続した領域と異なる非連続領域に、記録及び
/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わる
ディスク情報が記録されるので、記録再生に必要な情報
の大半、すなわち最適記録パワー、最適再生パワー、最
適デトラック量、記録磁界の強度等のディスク特性に関
わるディスク情報を、少なくとも信号記録膜の成形、成
膜後に記入できる。
【0190】本発明に係る光ディスクは、アドレスが書
き込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れるので、記録再生に必要な情報の大半、すなわち最適
記録パワー、最適再生パワー、最適デトラック量、記録
磁界の強度等のディスク特性に関わるディスク情報を、
少なくとも信号記録膜の成形、成膜後に記入できる。
き込まれていない領域に記録及び/又は再生処理にて参
照される、ディスク特性に関わるディスク情報が記録さ
れるので、記録再生に必要な情報の大半、すなわち最適
記録パワー、最適再生パワー、最適デトラック量、記録
磁界の強度等のディスク特性に関わるディスク情報を、
少なくとも信号記録膜の成形、成膜後に記入できる。
【0191】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置及び方法は、記録用/再生用のレーザ光を出射す
る光学ヘッドを非連続領域まで送り、送られた光学ヘッ
ドからの戻り光から光ディスク特性に関わるディスク情
報を読み出みだし、読み出されたディスク情報に応じて
記録及び/又は再生処理を制御するので、個々の光ディ
スクに適した記録及び/又は再生処理を行うことができ
る。
生装置及び方法は、記録用/再生用のレーザ光を出射す
る光学ヘッドを非連続領域まで送り、送られた光学ヘッ
ドからの戻り光から光ディスク特性に関わるディスク情
報を読み出みだし、読み出されたディスク情報に応じて
記録及び/又は再生処理を制御するので、個々の光ディ
スクに適した記録及び/又は再生処理を行うことができ
る。
【0192】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置及び方法は、記録用/再生用のレーザ光を出射す
る光学ヘッドをアドレスが記録されていない領域まで送
り、送られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特
性に関わるディスク情報を読み出みだし、読み出された
ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御す
るので、個々の光ディスクに適した記録及び/又は再生
処理を行うことができる。
生装置及び方法は、記録用/再生用のレーザ光を出射す
る光学ヘッドをアドレスが記録されていない領域まで送
り、送られた光学ヘッドからの戻り光から光ディスク特
性に関わるディスク情報を読み出みだし、読み出された
ディスク情報に応じて記録及び/又は再生処理を制御す
るので、個々の光ディスクに適した記録及び/又は再生
処理を行うことができる。
【0193】本発明に係る光ディスク製造方法は、記録
及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関
わるディスク情報をウォブルトラックの連続した領域と
は異なる非連続領域に記録することができるので、より
正確な情報を成形、成膜工程の最後に記録することがで
きる。本発明に係る光ディスク製造方法は、記録及び/
又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるデ
ィスク情報をアドレスが記録されていない領域に記録す
ることができるので、より正確な情報を成形、成膜工程
の最後に記録することができる。
及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関
わるディスク情報をウォブルトラックの連続した領域と
は異なる非連続領域に記録することができるので、より
正確な情報を成形、成膜工程の最後に記録することがで
きる。本発明に係る光ディスク製造方法は、記録及び/
又は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるデ
ィスク情報をアドレスが記録されていない領域に記録す
ることができるので、より正確な情報を成形、成膜工程
の最後に記録することができる。
【図1】属性情報AIがミラー部に記録された光ディス
クの具体例を示す図である。
クの具体例を示す図である。
【図2】次世代MD2に対して情報信号を記録再生する
光ディスク記録再生装置のブロック図である。
光ディスク記録再生装置のブロック図である。
【図3】最適デトラック値が成形、成膜の条件によって
相違することを示す図である。
相違することを示す図である。
【図4】再生パワーの変化に対するビットエラーレート
の変化を示す図である。
の変化を示す図である。
【図5】次世代MD2のデータフォーマット図である。
【図6】属性情報AIのフォーマット図である。
【図7】32byteの属性情報AIのデータ割り当てを示
す図である。
す図である。
【図8】属性情報AIを読み出すときの光ディスク記録
再生装置側での処理手順を示すフローチャートである。
再生装置側での処理手順を示すフローチャートである。
【図9】ADIP復調+復号部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】MORF信号と、バンドパスフィルタを通し
た後の信号の波形図である。
た後の信号の波形図である。
【図11】ミニディスク(第1世代MD)、次世代MD
1及び次世代MD2を記録再生するための光ディスク記
録再生装置の構成を示すブロック図である。
1及び次世代MD2を記録再生するための光ディスク記
録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】次世代MD1及び2のBISを含むデータブ
ロック構成を示す図である。
ロック構成を示す図である。
【図13】次世代MD1及び2のデータブロックに対す
るECCフォーマットを示す図である。
るECCフォーマットを示す図である。
【図14】次世代MD2の盤面上のエリア構造例を模式
的に示した図である。
的に示した図である。
【図15】次世代MD1及び次世代MD2のADIPセ
クタ構造とデータブロックとの関係を示す図である。
クタ構造とデータブロックとの関係を示す図である。
【図16】ADIPのデータ構造を示す図である。
【図17】次世代MD2のADIP信号にディスクコン
トロール信号を埋め込む処理を説明するための図であ
る。
トロール信号を埋め込む処理を説明するための図であ
る。
【図18】ディスクドライブ装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図19】PCからあるFATセクタの読出要求があっ
た場合のディスクドライブ装置におけるシステムコント
ローラにおける処理を示すフローチャートである。
た場合のディスクドライブ装置におけるシステムコント
ローラにおける処理を示すフローチャートである。
【図20】PCからあるFATセクタの書込要求があっ
た場合のディスクドライブ装置におけるシステムコント
ローラの処理を示すフローチャートである。
た場合のディスクドライブ装置におけるシステムコント
ローラの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200 光ディスク(次世代MD2)、400 光ディ
スク記録再生装置、11 光ディスク記録再生装置
スク記録再生装置、11 光ディスク記録再生装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G11B 11/105 501 G11B 11/105 501C
516 516K
521 521E
581 581L
586 586M
(72)発明者 寺岡 善之
東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ
ー株式会社内
Fターム(参考) 5D029 JB41 JB42
5D075 AA03 CC11 DD01 EE03 FG18
5D090 AA01 BB02 BB10 CC01 CC04
CC14 GG01 GG16 GG33
5D121 AA09 JJ05
Claims (18)
- 【請求項1】 ランドとグルーブが交互に配置され、前
記ランド及びグルーブの少なくとも一方が、データが記
録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、その
ウォブルトラックを複数有して成る光ディスクにおい
て、 前記ウォブルトラックの連続した領域と、 前記ウォブルトラックの連続した領域と異なる非連続領
域とを備え、 前記非連続領域には記録及び/又は再生処理にて参照さ
れる、ディスク特性に関わるディスク情報が記録される
ことを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、少なくとも信号記録膜の成形成膜後でないと確定し
ない値であることを特徴とする請求項1記載の光ディス
ク。 - 【請求項3】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、前記ウォブルトラックによって表されるアドレスと
同じフォーマットで記録されることを特徴とする請求項
1記載の光ディスク。 - 【請求項4】 磁壁移動検出によりデータが再生される
タイプの光ディスクでありながら、前記ディスク特性に
関わるディスク情報は前記磁壁移動検出とは異なる方式
により読み出されることを特徴とする請求項1記載の光
ディスク。 - 【請求項5】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、光磁気記録されることを特徴とする請求項1記載の
光ディスク。 - 【請求項6】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、ディスク固有の識別情報と共にディスクの属性情報
として記録されることを特徴とする請求項1記載の光デ
ィスク。 - 【請求項7】 ランドとグルーブが交互に配置され、前
記ランド又はグルーブの少なくとも一方が、データが記
録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、その
ウォブルトラックを複数有して成る光ディスクにおい
て、 アドレスが書き込まれた領域と、 アドレスが書き込まれていない領域とを備え、 前記アドレスが書き込まれていない領域に記録及び/又
は再生処理にて参照される、ディスク特性に関わるディ
スク情報が記録されることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項8】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、少なくとも信号記録膜の成形成膜後でないと確定し
ない値であることを特徴とする請求項7記載の光ディス
ク。 - 【請求項9】 前記ディスク特性に関わるディスク情報
は、前記ウォブルトラックによって表されるアドレスと
同じフォーマットで記録されることを特徴とする請求項
7記載の光ディスク。 - 【請求項10】 磁壁移動検出によりデータが再生され
るタイプの光ディスクでありながら、前記ディスク特性
に関わるディスク情報は前記磁壁移動検出とは異なる方
式により読み出されることを特徴とする請求項7記載の
光ディスク。 - 【請求項11】 前記ディスク特性に関わるディスク情
報は、光磁気記録されることを特徴とする請求項7記載
の光ディスク。 - 【請求項12】 前記ディスク特性に関わるディスク情
報は、ディスク固有の識別情報と共にディスクの属性情
報として記録されることを特徴とする請求項7記載の光
ディスク。 - 【請求項13】 ランドとグルーブが交互に配置され、
前記ランド及びグルーブの少なくとも一方が、データが
記録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、そ
のウォブルトラックを複数有して成り、かつ前記ウォブ
ルトラックの連続した領域と、前記ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域とを備え、前記非連続
領域には記録及び/又は再生処理にて参照される、ディ
スク特性に関わるディスク情報が記録される光ディスク
に対してデータの記録及び/又は再生を行う光ディスク
記録及び/又は再生装置であって、 記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドと、 前記光学ヘッドを前記非連続領域まで送る光学ヘッド送
り手段と、 前記光学ヘッド送り手段によって送られた前記光学ヘッ
ドからの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク
情報を読み出す読みだし手段と、 前記読みだし手段によて読み出された前記ディスク情報
に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする光ディスク記録及び/又は再
生装置。 - 【請求項14】 ランドとグルーブが交互に配置され、
前記ランド及びグルーブの少なくとも一方が、データが
記録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、そ
のウォブルトラックを複数有して成り、かつアドレスが
書き込まれた領域と、アドレスが書き込まれていない領
域とを備え、前記アドレスが書き込まれていない領域に
記録及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性
に関わるディスク情報が記録される光ディスクに対して
データの記録及び/又は再生を行う光ディスク記録及び
/又は再生装置であって、 記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドと、 前記光学ヘッドを前記アドレスが書き込まれていない領
域まで送る光学ヘッド送り手段と、 前記光学ヘッド送り手段によって送られた前記光学ヘッ
ドからの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク
情報を読み出す読みだし手段と、 前記読みだし手段によて読み出された前記ディスク情報
に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする光ディスク記録及び/又は再
生装置。 - 【請求項15】 ランドとグルーブが交互に配置され、
前記ランド及びグルーブの少なくとも一方が、データが
記録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、そ
のウォブルトラックを複数有して成り、かつ前記ウォブ
ルトラックの連続した領域と、前記ウォブルトラックの
連続した領域と異なる非連続領域とを備え、前記非連続
領域には記録及び/又は再生処理にて参照される、ディ
スク特性に関わるディスク情報が記録される光ディスク
に対してデータの記録及び/又は再生を行うための光デ
ィスク記録及び/又は再生方法であって、 記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドを前記非連続領域まで送る光学ヘッ
ド送り工程と、 前記光学ヘッド送り工程によって送られた前記光学ヘッ
ドからの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク
情報を読み出す読みだし工程と、 前記読みだし工程によて読み出された前記ディスク情報
に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする光ディスク記録及び/又は再
生方法。 - 【請求項16】 ランドとグルーブが交互に配置され、
前記ランド及びグルーブの少なくとも一方が、データが
記録及び/又は再生されるウォブルトラックとされ、そ
のウォブルトラックを複数有して成り、かつアドレスが
書き込まれた領域と、アドレスが書き込まれていない領
域とを備え、前記アドレスが書き込まれていない領域に
記録及び/又は再生処理にて参照される、ディスク特性
に関わるディスク情報が記録される光ディスクに対して
データの記録及び/又は再生を行うための光ディスク記
録及び/又は再生方法であって、 記録用/再生用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段
を有する光学ヘッドを前記アドレスが書き込まれていな
い領域まで送る光学ヘッド送り工程と、 前記光学ヘッド送り工程によって送られた前記光学ヘッ
ドからの戻り光から前記ディスク特性に関わるディスク
情報を読み出す読みだし工程と、 前記読みだし手段によて読み出された前記ディスク情報
に応じて記録及び/又は再生処理を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする光ディスク記録及び/又は再
生方法。 - 【請求項17】 記録及び/又は再生処理にて参照され
る、ディスク特性に関わるディスク情報が記録された、
光ディスクを製造するための光ディスク製造方法におい
て、 ランドとグルーブを交互に配置し、 前記ランド及びグルーブの少なくとも一方を、データを
記録及び/又は再生するウォブルトラックとし、 そのウォブルトラックを複数形成し、 前記ディスク特性に関わるディスク情報を前記ウォブル
トラックの連続した領域とは異なる非連続領域に記録し
て光ディスクを製造する光ディスク製造方法。 - 【請求項18】 記録及び/又は再生処理にて参照され
る、ディスク特性に関わるディスク情報が記録された、
光ディスクを製造するための光ディスク製造方法におい
て、 ランドとグルーブを交互に配置し、 前記ランド及びグルーブの少なくとも一方を、データを
記録及び/又は再生するウォブルトラックとし、 そのウォブルトラックを複数形成し、 前記ディスク特性に関わるディスク情報を前記ウォブル
トラックによりアドレスが書き込まれた領域とは異な
る、アドレスが書き込まれない領域に記録して光ディス
クを製造する光ディスク製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129310A JP2003323723A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 光ディスク、光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びに光ディスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002129310A JP2003323723A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 光ディスク、光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びに光ディスクの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003323723A true JP2003323723A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29542783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002129310A Withdrawn JP2003323723A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 光ディスク、光ディスク記録及び/又は再生装置及び方法、並びに光ディスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003323723A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007529848A (ja) * | 2004-03-15 | 2007-10-25 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 複数の再生パワー情報を有する情報保存媒体 |
EP2040255A3 (en) * | 2007-09-20 | 2009-05-06 | Hitachi Ltd. | Optical information reproducing method, optical information reproducing device, and optical information recording medium |
JP2010192114A (ja) * | 2006-03-03 | 2010-09-02 | Sharp Corp | 光情報記録媒体の再生方法 |
US8223620B2 (en) | 2007-08-30 | 2012-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002129310A patent/JP2003323723A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007529848A (ja) * | 2004-03-15 | 2007-10-25 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 複数の再生パワー情報を有する情報保存媒体 |
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US8233375B2 (en) | 2006-03-03 | 2012-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8355304B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-01-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8400903B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-03-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8462606B2 (en) | 2006-03-03 | 2013-06-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical information recording medium, reproducing device for optical information recording medium, control method and control program for the reproducing device, and medium with the control program recorded therein |
US8223620B2 (en) | 2007-08-30 | 2012-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
US8379505B2 (en) | 2007-08-30 | 2013-02-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
US8570850B2 (en) | 2007-08-30 | 2013-10-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
US8705333B2 (en) | 2007-08-30 | 2014-04-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Super-resolution optical recording medium on which information is recorded using train of prepits, optical recording medium reproduction device, and control method |
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