JP2003323549A - 券送受信システム及びその方法 - Google Patents

券送受信システム及びその方法

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JP2003323549A
JP2003323549A JP2002129986A JP2002129986A JP2003323549A JP 2003323549 A JP2003323549 A JP 2003323549A JP 2002129986 A JP2002129986 A JP 2002129986A JP 2002129986 A JP2002129986 A JP 2002129986A JP 2003323549 A JP2003323549 A JP 2003323549A
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JP2002129986A
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Junichi Umehara
潤一 梅原
Yoichi Nihei
洋一 仁平
Yasuo Kodera
康夫 小寺
Takao Tazawa
孝雄 田澤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 元の券に基づき通信回線を介して新たに券を
発行することができ、且つ元の券の不正利用を防止する
ことができる券送受信システムを実現する。 【解決手段】 価値を有する券101に記録されている
券情報を読み取り、該券101を無効化する券送信側の
券送受信機1と、受信した券情報を券用紙(記録媒体)
に書き込む券受信側の券送受信機1と、券送信側の券送
受信機1から券情報を受信してデータベース3に保持
し、この券情報を券受信側の券送受信機1へ送信する券
送受管理装置とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有価証券(株券や
債券、商品券等)や、鑑賞券(音楽や演劇、スポーツ
等)、交通機関用券(航空券や鉄道乗車券等)などの券
についての券送受信システム及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、株式の移転の際には、専門のある
いは信託銀行等の証券代行業者の名義書換代理人が株券
の名義を書き換えて新株主へ交付することがなされてい
る。例えば、東京在住の元の株主が所持している株券を
大阪在住の新株主に名義変更して交付する場合、証券代
行業者は名義書換して東京から大阪へ持っていき、ある
いは郵送等により新株主に引き渡す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の株券交付方法では、上記例のように遠方の新株主に交
付する場合、株券を移送するために手間と時間がかか
る。このため、証券代行業者においてその名義書換代理
人がインターネット等の通信回線を介して元の株券の株
券データを送信し、受信側で新たに株券を発行すること
も考えられるが、この場合には送信側に元の株券が残
り、この元の株券が確実に廃棄されないと偽造等の不正
利用の虞が生じるという問題がある。
【0004】このような問題は、他の有価証券(債券や
商品券等)や、鑑賞券(音楽や演劇、スポーツ等)、交
通機関用券(航空券や鉄道乗車券等)など、何らかの価
値を有する券において同様に生ずる可能性がある。
【0005】また、鑑賞券や交通機関用券などのチケッ
トを一般の個人同士が授受する場合、直接に手渡しする
か、あるいは郵送等を利用するが、受取人が出張等の出
先でチケットを受け取りたいという要望もある。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、上記のような価値を有する券
に関し、元の券に基づき通信回線を介して新たに券を発
行することができ、且つ元の券の不正利用を防止するこ
とができる券送受信システム及びその方法を提供するこ
とにある。
【0007】また、本発明は、その新たな券を利用者が
所望の場所で受け取ることができる券送受信システム及
びその方法を提供することも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の券送受信システムは、価値を有する券に
記録されている券情報を読み取る読み取り手段と、前記
券を無効化する無効化手段と、通信回線を介して前記券
情報を送信する第1の通信手段とを備えた券送信機と、
通信回線を介して券情報を受信する第2の通信手段と、
前記受信した券情報を前記券用の記録媒体に書き込む書
き込み手段とを備えた券受信機と、前記券送信機または
前記券受信機との間で通信する第3の通信手段と、券情
報を記憶する記憶手段と、前記券送信機から券情報を受
信して前記記憶手段に保持し、この券情報を前記券受信
機へ送信する券送受管理処理手段とを備えた券送受管理
装置と、からなることを特徴としている。この発明によ
れば、券送受管理装置が、券送信機で元の券から読み取
られた券情報を券受信機へ送信し、券受信機が受信した
券情報により新たな券を作成するので、元の券に基づき
通信回線を介して新たに券を発行することができる。さ
らに、券送信機が元の券を無効化するので、元の券の不
正利用を防止することも可能である。さらに、券送受管
理装置が、受信した券情報を保持するので、券送信機は
券情報の送信確認後すぐに元の券を無効化してもよくな
り、元の券の不正利用をより確実に防止可能である。
【0009】また、本発明の券送受信システムにおい
て、前記券送信機は、前記券送受管理装置への券情報送
信が正常に行われたことを確認すると、前記無効化を開
始することを特徴とする。この発明によれば、券情報が
券送受管理装置へ正常に送信された後に、元の券が無効
化されるので、新たな券の発行の信頼度が向上する。
【0010】また、本発明の券送受信システムにおい
て、前記券送受管理装置は、前記券受信機の書き込みが
正常に行われたことを確認すると、前記保持している券
情報を消去することを特徴とする。この発明によれば、
新たな券の作成が正常に終了した後に、券送受管理装置
の券情報が消去されるので、新たな券の発行の信頼度が
向上する。
【0011】また、本発明の券送受信システムにおい
て、前記券送受管理装置は、前記記憶手段に予め保持さ
れる書換え情報を、前記送信する券情報に含めることを
特徴とする。この発明によれば、書換え情報が券受信機
により記録媒体に書き込まれるので、元の券とは異なる
情報を新たな券に記録することができる。
【0012】また、本発明の券送受信システムにおい
て、前記券送信機は、前記券受信機を特定する送信先情
報を入力するための入力手段を備え、入力された送信先
情報を前記券送受管理装置へ送信し、前記券送受管理装
置は、受信した送信先情報に基づき該当の券受信機に対
して前記券情報の送信を行うことを特徴とする。この発
明によれば、券送受管理装置が指定された送信先の券受
信機に券情報を送信し、該券受信機で新たな券が作成さ
れるので、利用者は、新たな券を所望の場所で受け取る
ことができる。
【0013】上記の課題を解決するために、本発明の券
送受信方法は、券送信側において価値を有する券に記録
されている券情報を読み取り、前記券を無効化する過程
と、券送信側から前記券情報を受信して保持し、この券
情報を券受信側へ送信する中継過程と、券受信側におい
て、受信した券情報を前記券用の記録媒体に書き込み、
この記録媒体を保管する過程と、を含むことを特徴とし
ている。この発明によれば、券受信側で、新たな券が予
め作成され保管されるので、受取人は、記録媒体への書
き込みの待ち時間なしに券を取得することができる。
【0014】また、本発明の券送受信方法において、前
記券の券識別情報が券受信側へ通知される過程と、券受
信側において、利用者により入力された券識別情報と前
記通知された券識別情報とが一致した場合に、前記保管
している記録媒体を前記利用者へ引き渡す過程と、を含
むことを特徴とする。この発明によれば、券受信側で、
券識別情報に基づいて受取人の正当性が確認されるの
で、券引渡しの信頼度が向上する。
【0015】上記の課題を解決するために、本発明の券
送受信方法は、券送信側において価値を有する券に記録
されている券情報を読み取り、前記券を無効化する過程
と、券送信側から前記券情報を受信して保持し、この券
情報を券受信側へ送信する中継過程と、券受信側におい
て、受信した券情報を保持する過程と、前記券の券識別
情報が券受信側へ通知される過程と、券受信側におい
て、利用者により入力された券識別情報と前記通知され
た券識別情報とが一致した場合に、前記保持している券
情報を前記記録媒体に書き込み、前記利用者へ引き渡す
過程と、を含むことを特徴としている。この発明によれ
ば、券受信側において受信した券情報を保持しておき、
利用者への引渡し時に記録媒体へ書き込まれるので、書
き込み済み記録媒体(新たな券)の保管スペースを準備
する必要がなくなる。さらに、引渡し前の券を券情報と
して蓄積することができるので、券受信側において引渡
し用チケットを大量に受け付けることも可能となる。
【0016】また、本発明の券送受信方法においては、
前記中継過程において、前記券の正当性確認を行うこと
を特徴とする。この発明によれば、元の券の正当性が確
認されるので、新たな券の不正発行を防止することがで
きる。
【0017】また、本発明の券送受信方法においては、
前記券には券識別情報が記録されることが好ましい。こ
の発明によれば、券送信側で元の券から券識別情報を読
み取り、券受信側へ通知することができるので、券識別
情報の管理が容易となる。
【0018】本発明において、券送信機は、第1実施形
態の株券送信側の券送受信機1、または第2実施形態の
チケット送信側の券送受信機1に対応する。また、券受
信機は、第1実施形態の株券受信側の券送受信機1、ま
たは第2実施形態のチケット受信側の券送受信機1に対
応する。また、券送受管理装置は、第1実施形態の管理
サーバ2およびデータベース3、または第2実施形態の
管理サーバ2およびデータベース41に対応する。
【0019】本発明において、価値を有する券とは、有
価証券(株券や債券、商品券等)や、鑑賞券(音楽や演
劇、スポーツ等)、交通機関用券(航空券や鉄道乗車券
等)などを指す。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態を説明する。初めに、第1の実施形態において
は、価値を有する券の具体的な例として有価証券の一つ
である株券を用いる。そして、証券代行業者においてそ
の名義書換代理人が株券データの送受信に利用する券送
受信システムについて説明する。図1にこの券送受信シ
ステム10の概略構成を示す。この図1の券送受信シス
テム10は、株券送信側の券送受信機1と、株券受信側
の券送受信機1と、株券送受の管理を行うための管理サ
ーバ2と、株券管理データなどを蓄積するデータベース
3とから構成される。
【0021】各券送受信機1はインターネット等の通信
回線5,6を介してそれぞれ管理サーバ2に接続され、
管理サーバ2との間で相互にデータを送受することがで
きる。管理サーバ2はデータベース3にアクセスしてデ
ータの検索や書き込み、読み出し等を行うことができ
る。また、管理サーバ2は通信回線7を介して証券取引
システム4にアクセスし、株式移転等の情報を取得する
ことができる。
【0022】図2に図1の券送受信機1の構成例を示
す。図2において、CCDセンサ部21は、図1に示す
券入力口11に備えられており、券入力口11から送入
された元の株券101に記録されている株券情報を光学
的に読み取り、株券データとして出力するための機能を
有する。
【0023】印字ユニット部22は、図1に示す券出力
口12に備えられており、入力された印字データに基づ
いて、無効化情報を券入力口11から送入された株券1
01に、あるいは株券情報を株券用紙201に、印字記
録するための機能を有する。印字ユニット部22は文字
や模様を印字可能である。記録後の元の株券101(無
効化された株券102)あるいは株券用紙201(新株
券202)は券出力口12から送出される。搬送部23
は、券入力口11へセットされた株券101あるいは株
券用紙201を券入力口11から券出力口12へと搬送
するための機能を有する。
【0024】制御部24は各部を制御する機能を有す
る。制御部24はメモリ部25にアクセスして各種デー
タの読み書きを行う。株券送信側の制御部24は、CC
Dセンサ部21から受け取った株券101の株券データ
を管理サーバ2へ送信させる。さらに、元の株券101
を無効化するために、無効化情報の印字データを印字ユ
ニット部22へ出力して株券101に上書きさせる。無
効化情報には、文字や記号、模様などを使用することが
できる。例えば、図1に示すように、株券101に記号
「×」を上書きして、無効化した株券102とする。
【0025】また、株券受信側の制御部24は、管理サ
ーバ2から受信した株券データに基づいて印字データを
印字ユニット部22へ出力し、株券情報を株券用紙20
1に印字して新株券202とする。
【0026】操作部26は、文字入力用キー、各種ファ
ンクションキーおよび入力制御回路から構成され、文字
入力や券送受信機1の各種操作が可能である。操作部2
6により入力されたデータは制御部24に出力され、制
御部24は該入力データに基づいて印字処理や動作制御
などを行う。これにより、例えば、新名義人の名称を入
力して新株券に印字することができる。表示部27は、
液晶表示パネルおよび表示制御回路から構成され、制御
部24から受け取った表示データを表示する。
【0027】暗号化・復号化部28は、株券受信側の券
送受信機1へ送信する株券データを暗号化する。また、
株券送信側の券送受信機1から受信した暗号化済みの株
券データを復号化する。株券送信側の暗号化・復号化部
27は、再送用に、暗号化した株券データをメモリ部2
5へ記録する。この記録された株券データは、管理サー
バ2において株券データの正常受信が完了した後に消去
される。ネットワークインタフェース29は、管理サー
バ2との間で通信回線5(,6)を接続し、この通信回
線5(,6)を介して管理サーバ2との間でデータを送
受する機能を有する。
【0028】図3に図1の管理サーバ2の構成例を示
す。図3において、処理部31は券送受管理処理部32
を有する。券送受管理処理部32は、株券送信側から受
信した株券データを株券受信側へ送信して新株券を印刷
させるための機能と、株券送受状況を管理する機能と、
証券取引システム4から株式移転の株券情報を取得して
データベース3に記録する機能とを有する。
【0029】記憶部33は処理部31からアクセスさ
れ、各種データを記憶する。データベースインタフェー
ス34は、データベース3に接続してデータを送受す
る。ネットワークインタフェース35は、各券送受信機
1との間で通信回線5(,6)を接続し、この通信回線
5(,6)を介して各券送受信機1との間でデータを送
受し、また、証券取引システム4との間で通信回線7を
接続し、この通信回線7を介して証券取引システム4と
の間でデータを送受する機能を有する。各部31,33
〜35はバス36に接続されており、このバス36によ
りデータの授受が行われる。
【0030】図4に図1のデータベース3に記憶される
株券管理テーブル3aの構成例を示す。図4には、株券
管理データのうち、株式移転の株券情報に関するものを
示す。図4に示すように、証券識別情報(証券ID)に
関連付けて、株券データの送信状況(送信済み、あるい
は送信未実施)と、新名義人名称と、株券データの送信
日と、株券データなどが記録される。
【0031】券送受管理処理部32は、証券取引システ
ム4から株式移転のあった株券の証券IDを取得してデ
ータベース3に記録し、この証券IDの送信状況を送信
未実施(図4では「未」)とする。また、株券送受が完
了した株券について、その証券IDの送信状況を送信実
施済み(図4では「済」)とし、送信日を記録する。ま
た、証券取引システム4から株式移転のあった株券の新
名義人名称を取得できた場合に、該当証券IDの新名義
人としてデータベース3へ記録する。
【0032】また、券送受管理処理部32は、株券送信
側から受信した株券データをデータベース3へ記録し、
新株券の印刷終了後にデータベース3の株券データを消
去する。また、新名義人名称がデータベース3に記録さ
れている場合には、株券受信側へ株券データに含めて送
信する。
【0033】図5に株券101の構成例を示す。図5に
示すように株券101には、文字とバーコード121と
模様301からなる株券情報が印字されている。バーコ
ード121には証券IDが記録されている。
【0034】図5において、破線内の所定位置の領域1
11〜116内に記録される情報は、名義書換えにより
変更の可能性がある可変的な株券情報であり、領域11
1は株券番号の記載領域、領域112は株主(名義人)
名称の記載領域、領域113〜115は株券発行年月日
の記載領域、領域116は代表取締役(株券発行人)の
記載領域である。
【0035】券送受信機1のCCDセンサ部21は、株
券101を光学的に読み取り、読み取った情報を株券デ
ータとして出力する。但し、領域111〜118は読み
取り対象から除外し、領域111〜118内に記録され
ている情報については株券データに含めないようにす
る。これにより、株券データは、領域111〜118以
外の部分の株券情報から構成される。この領域111〜
118以外の部分の情報(会社名等の文字や証券IDの
バーコード121、模様301)は、名義書換えにより
変更されない、固定的な株券情報である。
【0036】次に、上記図1の券送受信システム10の
動作を図6のシーケンスチャートを参照して説明する。
先ず、株式の譲渡契約締結後、運用者は元の株券101
を株券送信側の券送受信機1の券入力口11にセットし
て券送受を指示する。この指示により、株券送信側の券
送受信機1は、株券101の株券情報を読み取って株券
データを保持し、該株券データを管理サーバ2へ送信す
る(ステップS1、S2)。
【0037】次いで、管理サーバ2は、株券データを受
信すると、確認信号を株券送信側の券送受信機1へ送信
し、該株券データをデータベース3に保持する(ステッ
プS4、S5)。株券送信側の券送受信機1は、確認信
号を受信し、管理サーバ2で株券データが正常に受信さ
れたことを確認すると、元の株券101に無効化情報を
上書きして株券101を無効化する。そして、この無効
化完了を管理サーバ2へ通知し、さらに、保持している
株券データを消去する(ステップS6、S7)。一方、
株券送信側の券送受信機1は、株券データ送信後、所定
時間経過しても確認信号を受信せず、管理サーバ2で株
券データが正常に受信されたことを確認できない場合に
は、上記ステップS3に戻り、再度、株券データを送信
する。
【0038】ステップS8で、管理サーバ2は、印刷状
態の調査を株券受信側の券送受信機1へ要求する。この
要求を受けると、株券受信側の券送受信機1は、自装置
において印字可能な状態であること(インク切れでない
等)、さらに、株券用紙201が券入力口11にセット
されていることを確認する(ステップS9)。
【0039】これらの確認が全て正常に完了した場合
に、株券受信側の券送受信機1は印刷可能と判断し、印
刷状態信号を印刷可として管理サーバ2へ送信する。一
方、確認が正常に完了しなかった場合には、印刷不可能
と判断し、印刷状態信号を印刷不可として管理サーバ2
へ送信する(ステップS10)。ここで、印刷不可能な
場合には、その旨(印刷不可の理由等)を表示する。
【0040】次いで、管理サーバ2は、受信した印刷状
態信号をに基づき、株券受信側が印刷可能な場合には、
データベース3の株券データを株券受信側の券送受信機
1へ送信する。ここで、管理サーバ2は、株券データ中
の証券IDに該当の新名義人名称がデータベース3に記
録されている場合には、この新名義人名称のデータを送
信する株券データに含める(ステップS11、S1
2)。一方、株券受信側が印刷不可能な場合には、上記
ステップS8へ戻り、所定時間経過後に再度、印刷状態
の調査を株券受信側の券送受信機1へ要求する。
【0041】ステップS13で、株券受信側の券送受信
機1は、受信した株券データに基づいて新株券202を
印刷し、印刷完了後に終了信号を管理サーバ2へ送信す
る(ステップS13、S14)。ステップS15で、管
理サーバ2は、終了信号の受信により株券受信側の新株
券印刷の正常終了を、また、株券送信側からの無効化完
了通知により株券送信側の元の株券無効化の正常終了
を、ともに確認すると、データベース3の株券データを
消去する(ステップS16)。
【0042】上述した第1実施形態によれば、管理サー
バが株券送信側で元の株券から読み取られた株券情報を
株券受信側へ送信し、株券受信側で受信した株券情報に
より新たな株券が作成されるので、元の株券に基づき通
信回線を介して新たに株券を発行することができる。さ
らに、株券送信側で元の株券を無効化するので、元の株
券の不正利用を防止することも可能である。
【0043】また、管理サーバが元の株券の株券情報を
保持するので、株券送信側では株券情報の送信確認後す
ぐに元の株券を無効化してもよくなり、元の株券の不正
利用をより確実に防止可能である。
【0044】また、管理サーバが新名義人名称を記録
し、株券受信側へ送信する株券情報に含めるので、新株
券に新名義人名称を書き込むことが可能となり、新株券
発行時の手間が軽減するという効果が得られる。なお、
新名義人名称以外にも、変更する情報を管理サーバが記
録しておき、株券受信側へ送信する株券情報に含めるよ
うにしてもい。これにより、元の株券とは異なる情報を
新株券に書き込むことができる。
【0045】また、管理サーバが株券送受状況を管理す
るので、この管理情報を名義書換忘れや偽造等の防止に
活用することができる。
【0046】次に、第2の実施形態として、鑑賞券や交
通機関用券などの券(以下、チケットと称する)を一般
の個人同士が授受する場合のチケットデータの送受信に
利用する券送受信システムについて説明する。図7にこ
の券送受信システム40の概略構成を示す。この図7の
券送受信システム40は、複数の券送受信機1(券送受
信機A,B,C,D,…)と、チケット送受の管理を行
うための管理サーバ2と、チケット管理データなどを蓄
積するデータベース41とから構成される。図7の券送
受信機1は、上記図2と同様の構成であるが、さらに印
刷済みのチケットを自動保管するための保管部を備えて
いる。この保管部は、印刷されたチケットを内部に保持
し、取り出し許可を受けると、保管しているチケットを
外部から取り出すことができるようになっている。管理
サーバ2は上記図3と同様の構成である。
【0047】各券送受信機1は、公衆電話回線網やイン
ターネット等からなる通信ネットワーク42を介してそ
れぞれ管理サーバ2に接続され、管理サーバ2との間で
相互にデータを送受することができる。管理サーバ2は
データベース41にアクセスしてデータの検索や書き込
み、読み出し等を行うことができる。また、管理サーバ
2は通信回線を介してチケット販売システム43にアク
セスし、チケット販売に係る情報を取得することができ
る。券送受信機1(券送受信機A,B,C,D,…)
は、一般の個人が容易に利用可能な店舗内に設置され
る。例えば、略全国にあるコンビニエンスストアなどが
利用可能である。また、年中無休で終日営業の店舗が利
用者の利便性の面から好ましい。
【0048】図8に図7のデータベース41に記憶され
る通信アドレス管理テーブル41aの構成例を示す。図
9に図7のデータベース41に記憶されるチケット管理
テーブル41bの構成例を示す。図8に示すように、通
信アドレス管理テーブル41aには、券送受信機A,
B,C,D,…の通信アドレス情報(電話番号やIPア
ドレス等)が予め記録される。管理サーバ2は、この通
信アドレス情報を使用してチケット受信側の券送受信機
1との間でデータ通信を行う。また、図9に示すよう
に、チケット管理テーブル41bには、チケット識別情
報(チケットID)に関連付けて、チケットデータの送
信状況(送信済み、あるいは送信未実施)と、チケット
データの送信先と、チケットデータの送信日と、チケッ
トデータなどが、管理サーバ2によって記録される。
【0049】次に、上記図7の券送受信システム40の
動作を図10のシーケンスチャートを参照して説明す
る。図10において、先ず、チケット提供者は、所望の
場所にある券送受信機1へチケットを送付するために、
チケットを券送受信機1にセットし、送信先の券送受信
機1(すなわちチケット受信側の券送受信機1)を指定
してチケット送付を指示する。この指示により、チケッ
ト送信側の券送受信機1は、図6のステップS1〜S3
と同様に、セットされたチケットからチケット情報を読
み取ってチケットデータを管理サーバ2へ送信する。こ
こで、送信先データも管理サーバ2へ送信する(ステッ
プS21〜S23)。
【0050】次いで、管理サーバ2は、このチケットデ
ータと送信先データを受信すると、チケット販売システ
ムへ該チケットデータを送信してその正当性調査を依頼
する。この調査結果が不当であった場合には、管理サー
バ2はその処理を終了する。一方、正当であった場合に
は、管理サーバ2はチケットIDを発行し、このチケッ
トIDデータと確認信号をチケット送信側の券送受信機
1へ送信する。また、チケットIDに関連付けてチケッ
トデータと送信先データをデータベース41に記録し、
送信状況を送信未実施とする(ステップS24〜S2
7)。
【0051】ステップS28,S29において、チケッ
ト送信側の券送受信機1は、図6のステップS6,S7
と同様に、確認信号の受信によりチケットを無効化して
無効化完了を管理サーバ2へ通知し、保持しているチケ
ットデータを消去する。また、受信したチケットIDデ
ータを表示する。チケット提供者は、この表示されたチ
ケットIDと、送信先の券送受信機1の場所とをチケッ
ト受取人へ通知する。
【0052】ステップS30〜S33では、図6のステ
ップS8〜S11と同様にして、チケット送信先(チケ
ット受信側)の券送受信機1の印刷状態の調査が行われ
る。次いで、管理サーバ2は、この調査結果が印刷可能
な場合に、チケット受信側の券送受信機1へチケットI
Dデータとチケットデータを送信する(ステップS3
4)。
【0053】次いで、チケット受信側の券送受信機1
は、受信したチケットIDデータを保持する。また、受
信したチケットデータに基づいてチケット情報をチケッ
ト用紙に印刷し、この印刷したチケットを保管する(ス
テップS35、S36)。次いで、チケット受信側の券
送受信機1は、終了信号を管理サーバ2へ送信する(ス
テップS37)。
【0054】ステップS38,S39において、管理サ
ーバ2は、図6のステップS15〜S16と同様に、終
了信号受信によりデータベース41のチケットデータを
消去する。
【0055】次いで、チケット受取人は、チケット提供
者から通知された場所にある券送受信機1(チケット受
信側の券送受信機1)を操作して、同じく通知されたチ
ケットIDを入力する。チケット受信側の券送受信機1
は、この入力されたチケットIDと保持しているチケッ
トIDとが一致すると、保管部へ取り出し許可を行う
(ステップS40〜S42)。これにより、チケット受
取人は、チケットが既に印刷されているので、印刷の待
ち時間なしにチケットを券送受信機1から取り出して取
得することができる。
【0056】ステップS41でチケットIDが不一致の
場合、チケット受信側の券送受信機1は、再度チケット
IDの入力を促す表示を行い、ステップS40へ戻りチ
ケットIDの入力待ちとなる。この後、ステップS41
で入力チケットIDと保持しているチケットIDとの一
致を確認した場合には、ステップS42へ進み保管部へ
取り出し許可を行う。但し、再び入力されたチケットI
Dと保持しているチケットIDとの不一致の回数が所定
回数(例えば2回)に達した場合には、当該受取人が正
当な受取人ではない可能性があるので、警報音等により
警告する。
【0057】上述した第2実施形態によれば、第1実施
形態と同様に、元のチケットに基づき通信回線を介して
新たにチケットを発行することができ、且つ元のチケッ
トの不正利用を防止することが可能である。
【0058】また、管理サーバが指定された送信先の券
送受信機1へチケットデータを送信し、該券送受信機1
で新たなチケットが作成されるので、利用者は、新たな
チケットを所望の場所(出張先等)で受け取ることがで
きる。
【0059】また、チケット受信側の券送受信機1が、
受信したチケットデータによりチケットを予め印刷し保
管しておくので、受取人は印刷の待ち時間なしにチケッ
トを取得することができる。
【0060】また、管理サーバがチケットデータととも
にチケットIDをチケット受信側へ送信し、券送受信機
1が、該受信したチケットIDと操作入力されたチケッ
トIDとの一致を条件としてチケットの取り出しを許可
するので、チケットIDに基づいて受取人の正当性が確
認されることになり、チケット引渡しの信頼度が向上す
る。
【0061】また、管理サーバ2が元のチケットの正当
性確認を行うので、新たなチケットの不正発行を防止す
ることができる。
【0062】また、上述した第2実施形態の券送受信シ
ステム40は個人間のチケットの売買に利用することが
できる。以下に個人間のチケット売買方法の一例を示
す。まず、個人(売り手と買い手)間でインターネッ
ト、電話等によりチケット売買の契約を交わし、売り手
から買い手へID番号を伝えておく。また、買い手は、
チケットを受け取る券送受信機1のある場所(近くのコ
ンビニエンスストア等)を売り手へ伝えておく。
【0063】次いで、売り手は、自分の近くのコンビニ
エンスストア等の券送受信機1にチケットをセットして
読み込ませ、買い手から指定された場所の券送受信機1
を出力先に指定する。買い手は売り手との契約締結後、
受け取り場所へ向かう。この間に、チケットデータが、
チケットを読み取った券送受信機1から受け取り場所の
券送受信機1へ送信され、チケットが印刷される。次い
で、買い手は、受け取り場所に着いたら、券送受信機1
にID番号を入力してチケットを受け取る。また、売り
手側の券送受信機1は読み込んだチケットを無効化す
る。
【0064】このように、売り手は、売買契約締結後、
すぐに近くのコンビニエンスストアなどでチケットを読
み込ませてチケット送信を行うことができる。また、買
い手は、売買契約締結後、すぐに近くのコンビニエンス
ストアなどでチケットを受け取ることができる。これに
より、価値を有する券(チケット等)の譲渡が非常に短
時間で行うことができるという効果が得られる。
【0065】なお、上記第2実施形態においては、チケ
ット受信側の券送受信機1が、予めチケットを印刷して
おくようにしたが、チケットIDに関連付けてチケット
データを保持しておき、チケット引渡し時のチケットI
Dの一致を条件としてチケットを印刷し、受取人へ引き
渡すようにしてもよい。このようにすれば、印刷済みチ
ケットの保管スペースを準備する必要がなくなる。ま
た、引渡し前のチケットをチケットデータとして蓄積す
ることができるので、管理サーバ2から引渡し用チケッ
トを大量に受け付けることも可能となる。
【0066】また、チケット販売時にチケットIDをバ
ーコード等によりチケットへ記録し、チケット送信側の
券送受信機1がチケットからチケットIDを読み取って
管理サーバ2へ通知するようにしてもよい。このように
すれば、チケットIDの管理が容易となる。また、チケ
ット販売システムへチケットIDを送信してチケットの
正当性調査を依頼すればよいので、簡易にチケット正当
性調査を行うことができる。
【0067】なお、上述した実施形態においては、券送
信側で元の券(株券あるいはチケット)から光学的に券
情報を読み取り、券受信側で該券情報を券用紙(記録媒
体)に書き込み(印刷)したが、券情報の記録媒体とし
て不揮発性メモリからなるICチップを使用するように
してもよい。この場合には、非接触でICチップの読み
書きが可能なICリーダライタを券送受信機に備えるよ
うにする。そして、例えば、ICチップに記録されてい
る印字コードに基づいて、券用紙に印刷する画像を管理
する。このようにすれば、券の偽造防止に奏するという
効果が得られる。
【0068】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
券送信側(券送信機)で元の券から読み取られた券情報
が券受信側(券受信機)へ中継され、新たな券が作成さ
れるので、元の券に基づき通信回線を介して新たに券を
発行することができる。さらに、券送信側で元の券が無
効化されるので、元の券の不正利用を防止することも可
能である。さらに、中継側(券送受管理装置)で券情報
が保持されるので、券送信側で券情報の送信確認後すぐ
に元の券を無効化してもよくなり、元の券の不正利用を
より確実に防止することができる。
【0070】また、本発明によれば、券情報が中継側へ
正常に送信された後に、元の券が無効化されるので、新
たな券の発行の信頼度が向上する。
【0071】また、本発明によれば、新たな券の作成が
正常に終了した後に、中継側の券情報が消去されるの
で、新たな券の発行の信頼度が向上する。
【0072】また、本発明によれば、書換え情報が券受
信側へ送信され記録媒体に書き込まれるので、元の券と
は異なる情報を新たな券に記録することができる。
【0073】また、本発明によれば、指定された送信先
に券情報が送信され、新たな券が作成されるので、利用
者は、新たな券を所望の場所で受け取ることができる。
【0074】また、本発明によれば、券受信側で、新た
な券が予め作成され保管されるので、受取人は、記録媒
体への書き込みの待ち時間なしに券を取得することがで
きる。
【0075】また、本発明によれば、券受信側で、券識
別情報に基づいて受取人の正当性が確認されるので、券
引渡しの信頼度が向上する。
【0076】また、本発明によれば、券受信側で、受信
した券情報を保持しておき、利用者への引渡し時に記録
媒体へ書き込まれるので、書き込み済み記録媒体(新た
な券)の保管スペースを準備する必要がなくなる。さら
に、引渡し前の券を券情報として蓄積することができる
ので、券受信側において引渡し用チケットを大量に受け
付けることも可能となる。
【0077】また、本発明によれば、元の券の正当性が
確認されるので、新たな券の不正発行を防止することが
できる。
【0078】また、本発明によれば、券送信側で元の券
から券識別情報を読み取り、券受信側へ通知することが
できるので、券識別情報の管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による券送受信システ
ム10の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 券送受信機1の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】 管理サーバ2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】 図1のデータベース3に記憶される株券管理
テーブル3aの構成例を示す。
【図5】 第1実施形態で使用される株券101の構成
例を示す図である。
【図6】 図1に示す券送受信システム10が行う券送
受信処理の流れを示すシーケンスチャートである。
【図7】 本発明の第2実施形態による券送受信システ
ム40の概略構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示すデータベース41に記憶される通
信アドレス管理テーブル41aの構成例を示す。
【図9】 図7に示すデータベース41に記憶されるチ
ケット管理テーブル41bの構成例を示す。
【図10】 図7に示す券送受信システム40が行う券
送受信処理の流れを示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1…券送受信機、2…管理サーバ、3,41…データベ
ース、3a…株券管理テーブル、4…証券取引システ
ム、5〜7…通信回線、11…券入力口、12…券出力
口、21…CCDセンサ部、22…印字ユニット部、2
3…搬送部、24…制御部、25…メモリ部、26…操
作部、27…表示部、28…暗号化・復号化部、29,
35…ネットワークインタフェース、31…処理部、3
2…券送受管理処理部、33…記憶部、34…データベ
ースインタフェース、36…バス、41a…通信アドレ
ス管理テーブル、41b…チケット管理テーブル、42
…通信ネットワーク、43…チケット販売システム、1
01…元の株券、102…無効化された株券、121…
バーコード、201…株券用紙、202…新株券、30
1…模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 W 5C077 H04N 1/00 H04N 1/00 Z 1/387 1/387 1/40 1/40 Z (72)発明者 小寺 康夫 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 田澤 孝雄 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AS02 HJ06 HN23 HQ17 2C187 AE07 AE13 BF34 BF52 BH17 5B021 AA01 AA30 BB00 5C062 AA02 AA21 AA25 AA30 AB17 AB22 AB38 AB42 AC02 AC04 AC22 AC24 AC35 AE01 AE08 AF03 AF14 BD00 5C076 AA14 AA16 BA01 BA03 BA04 BA06 CA08 CA10 5C077 LL14 MP05 PP21 PP23 PP58 PQ08 PQ22 RR30 SS01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 価値を有する券に記録されている券情報
    を読み取る読み取り手段と、 前記券を無効化する無効化手段と、 通信回線を介して前記券情報を送信する第1の通信手段
    とを備えた券送信機と、 通信回線を介して券情報を受信する第2の通信手段と、 前記受信した券情報を前記券用の記録媒体に書き込む書
    き込み手段とを備えた券受信機と、 前記券送信機または前記券受信機との間で通信する第3
    の通信手段と、 券情報を記憶する記憶手段と、 前記券送信機から券情報を受信して前記記憶手段に保持
    し、この券情報を前記券受信機へ送信する券送受管理処
    理手段とを備えた券送受管理装置と、 からなることを特徴とする券送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記券送信機は、前記券送受管理装置へ
    の券情報送信が正常に行われたことを確認すると、前記
    無効化を開始することを特徴とする請求項1に記載の券
    送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記券送受管理装置は、前記券受信機の
    書き込みが正常に行われたことを確認すると、前記保持
    している券情報を消去することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の券送受信システム。
  4. 【請求項4】 前記券送受管理装置は、前記記憶手段に
    予め保持される書換え情報を、前記送信する券情報に含
    めることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    の項に記載の券送受信システム。
  5. 【請求項5】 前記券送信機は、 前記券受信機を特定する送信先情報を入力するための入
    力手段を備え、入力された送信先情報を前記券送受管理
    装置へ送信し、 前記券送受管理装置は、 受信した送信先情報に基づき該当の券受信機に対して前
    記券情報の送信を行うことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかの項に記載の券送受信システム。
  6. 【請求項6】 券送信側において価値を有する券に記録
    されている券情報を読み取り、前記券を無効化する過程
    と、 券送信側から前記券情報を受信して保持し、この券情報
    を券受信側へ送信する中継過程と、 券受信側において、受信した券情報を前記券用の記録媒
    体に書き込み、この記録媒体を保管する過程と、 を含むことを特徴とする券送受信方法。
  7. 【請求項7】 前記券の券識別情報が券受信側へ通知さ
    れる過程と、 券受信側において、利用者により入力された券識別情報
    と前記通知された券識別情報とが一致した場合に、前記
    保管している記録媒体を前記利用者へ引き渡す過程と、 を含むことを特徴とする請求項6に記載の券送受信方
    法。
  8. 【請求項8】 券送信側において価値を有する券に記録
    されている券情報を読み取り、前記券を無効化する過程
    と、 券送信側から前記券情報を受信して保持し、この券情報
    を券受信側へ送信する中継過程と、 券受信側において、受信した券情報を保持する過程と、 前記券の券識別情報が券受信側へ通知される過程と、 券受信側において、利用者により入力された券識別情報
    と前記通知された券識別情報とが一致した場合に、前記
    保持している券情報を前記記録媒体に書き込み、前記利
    用者へ引き渡す過程と、 を含むことを特徴とする券送受信方法。
  9. 【請求項9】 前記中継過程において、前記券の正当性
    確認を行うことを特徴とする請求項6乃至請求項8のい
    ずれかの項に記載の券送受信方法。
  10. 【請求項10】 前記券には券識別情報が記録されるこ
    とを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかの項請
    求項9に記載の券送受信方法。
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