JP2003323049A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び画像形成装置Info
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Abstract
着を低減することで、地汚れやキャリア付着による異常
画像を現象させるとともに、システムの劣化を低減し、
高寿命で信頼性を向上させ、なおかつ高画質を達成でき
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像ローラ41には、非磁性体を円筒状
に形成してなる現像スリーブ43が時計回り方向に回転
されるようにして備えられている。また、現像スリーブ
43内には、この現像スリーブ43の表面上に現像剤を
穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体44が
固定状態で備えられている。形成された磁気ブラシは、
現像スリーブ43の回転移送にともなって現像スリーブ
43と同方向に移送されることとなる。前記現像領域の
上流側部分には、現像剤の量を規制するドクタブレード
45が設置されている。さらに前記現像ローラ41の後
方領域には、現像ケーシング46内の現像剤を撹拌させ
ながら現像ローラ41側に汲み上げるスクリュ47が設
置されている。
Description
し、さらに詳しくは、キャリア、トナーの飛散を防止し
た現像装置に関するものである。
ミリなどの電子写真方式の画像形成装置においては、感
光体ドラムや感光体ベルトからなる潜像担持体上に、画
像情報に対応した静電潜像を形成し、現像装置によって
トナー像を形成して可視像を得るようにしている。この
ような電子写真方式においては、現像剤がトナーのみか
らなる1成分現像方式と、現像剤がトナーとキャリアと
を含む2成分現像方式とが公知の技術として存在する。
このうち2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式は、
転写性や温度・湿度に対する現像特性の安定性に優れた
現像方式として知られている。この磁気ブラシ現像方式
とは、現像剤担持体上にブラシチェーン状に穂立ちされ
て保持された2成分現像剤が、潜像担持体に対向する現
像領域において現像剤中のトナーを潜像担持体上の静電
潜像部分に供給する方式である。しかし、前記の2成分
現像方式では、現像剤の量を規制する規制部材から現像
領域までの開口部において、現像剤が担持体から離脱す
るといった現象が起きていた。これは、トナーの帯電量
の低下および磁気拘束力が低下し、磁気ブラシ運動によ
る遠心力および静電気力の影響が相対的に大きくなるた
めであると考えられている。このようなトナーおよびキ
ャリアの飛散は、装置を汚染するとともに、剤の寿命も
低下させていた。また、感光体上に付着することで、転
写紙上の地汚れやキャリア付着となり、画質を低下させ
ていた。さらに、転写紙上にトナーやキャリアが現れな
い場合でも、感光体とクリーニングブレードの間に溜ま
り、感光体を削ってしまい、感光体の寿命を低下させる
要因となっていた。
低減する方法として、特許第2682988号には、小
径現像スリーブの問題を解決すると共に、大径スリーブ
における現像画像の画質向上も行える現像装置について
開示されている。これによると、静電像担持体と対向し
て静電像を現像する現像部を形成し、キャリアとトナー
とを有する現像剤を担持して移動する現像剤担持体と、
現像部に設けられ磁気ブラシを形成するための現像磁極
と、を有し、前記静電像担持体と前記現像剤担持体の間
に形成される交番電界中で磁気ブラシを前記静電像担持
体に接触させて現像を行なう現像装置において、上記現
像磁極が形成する磁束密度分布曲線はピークより現像剤
担持体の移動方向上流側が下流側よりも急であり、磁束
密度分布のピークの位置とピークの半値の位置との距離
は下流側が上流側の2倍以上であるとしている。しか
し、この発明では、磁気ブラシ立ち上り時のキャリアの
飛散が発生し、現像領域中でキャリアを磁気ブラシに付
着させねばならず、現像領域の剤の状態によりキャリア
は、回収されずに残ってしまうといった問題がある。
に鑑み、キャリア・トナーの飛散による感光体への付着
を低減することで、地汚れやキャリア付着による異常画
像を現象させるとともに、システムの劣化を低減し、高
寿命で信頼性を向上させ、なおかつ高画質を達成できる
現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
決するために、請求項1は、トナーとキャリアからなる
2成分現像剤と、該2成分現像剤を担持する現像ローラ
と、該現像ローラ上に担持された2成分現像剤の量を規
制するドクタブレードと、前記2成分現像剤を攪拌しな
がら前記現像ローラ側に汲み上げるスクリュと、を有す
る現像装置と、該現像装置から供給されるトナーによっ
て担持した静電潜像を現像される感光体と、を備えた画
像形成装置において、前記現像ローラは、非磁性体から
なる回転自在な円筒状の現像スリーブと、該現像スリー
ブ内に固定配置されて該現像スリーブ表面上に前記2成
分現像剤を穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ロー
ラ体とを備え、前記2成分現像剤が前記ドクタブレード
通過後から、前記磁石ローラ体の現像主極までの間に位
置する少なくとも1極の磁場に対して、前記現像ローラ
表面の磁束密度ベクトルの角度が30度以下となる領域
での磁束密度の大きさを600ガウス以上としたことを
特徴とする。実験的に磁束密度の角度(接線磁束密度B
θ、法線磁束密度Brとしたとき磁束密度の角度は、t
an−1(Br/Bθ)となる)が30度以下の領域で
の磁束密度が、600ガウスとなる磁束密度分布での剤
の挙動を観察したところ、磁束密度の角度が30度近辺
で磁気ブラシが立ち上がるようになり、しかも、急速に
立ち上がる磁気ブラシが減少し、それに伴ないトナーの
飛散もみられなくなった。つまり、磁束密度の角度が3
0度以下の領域での磁束密度を600ガウス以上とする
ことで、キャリアにかかる力が増加し、磁気ブラシが磁
束密度の角度が低い領域でも立ち上がるようになり、そ
のため、急速に立ち上がる磁気ブラシがなくなり、剤の
飛散が低減する。かかる発明によれば、このような構成
を用いることで、剤の飛散がなくなり、剤の劣化や、機
内の汚染が低減する。また、磁場構成を現像極に用いる
事で、トナーの飛散が低減し地汚れを減少することがで
きる。
タブレードを通過した直後の位置から、前記磁石ローラ
体の現像主極までの間に位置する少なくとも1極を、前
記ドクタブレードに最も近接する位置に配置することを
特徴とする。トナーとキャリアからなる2成分現像方式
では、現像剤の量を規制するドクタブレードから現像領
域までの開口部において、現像剤が現像ローラから離脱
するといった現象が起き易い。これは、トナーの帯電量
の低下および磁気拘束力が低下し、磁気ブラシ運動によ
る遠心力および静電気力の影響が相対的に大きくなるた
めであると考えられている。従って、開口部に近いドク
タブレードの近傍にある磁石の極を、現像ローラ表面の
磁束密度ベクトルの角度が30度以下となる領域での磁
束密度の大きさを600ガウス以上にする。かかる発明
によれば、ドクタブレードに最も近接する位置に、条件
を満たした極を配置するので、最も効率よく地汚れなど
の異常画像を低減することができる。請求項3は、前記
2成分現像剤が前記ドクタブレードを通過した直後の位
置から、前記磁石ローラ体の現像主極までの間に位置す
る少なくとも1極の磁場により現像を行なうことを特徴
とする。現像ローラ表面の磁束密度ベクトルの角度が、
30度以下となる領域での磁束密度の大きさを600ガ
ウス以上にすることにより、実験的に地汚れなどの異常
画像を低減することが判っているので、この条件を満足
する磁石体を現像ローラに備えた現像装置により現像す
るのが好ましい。かかる発明によれば、現像ローラ表面
の磁束密度ベクトルの角度が、30度以下となる領域で
の磁束密度の大きさを600ガウス以上の極により現像
するので、地汚れなどの異常画像が少ない現像装置を提
供することができる。請求項4は、前記2成分現像剤を
構成するキャリアの平均粒径が55μm以下であること
を特徴とする。キャリア粒径が小さい程、キャリアの長
さのばらつきも低減され、均一な磁気ブラシが形成され
る。その結果、画像のザラツキも減少して画質が向上す
る。そのときのキャリアの平均粒径は実験的に55μm
以下であることが判明した。かかる発明によれば、キャ
リアの平均粒径が55μm以下のすることにより、画像
のザラツキを減少して画質を向上することができる。
キャリアとして、比重が3以下の材料を用いることを特
徴とする。また、比重の低いキャリアを用いると、キャ
リア1個の質量が軽くなるため、相対的な力が大きくな
りより効果が得られる。これにより、同一の力でも磁場
の影響を受けやすくすることができるので、現像器に使
用する磁石ローラ体を小型に構成することができる。か
かる発明によれば、キャリアの比重を3以下にすること
により、現像器に使用する磁石ローラ体を小型に構成す
ることができる。請求項6は、前記現像ローラ表面の磁
束密度ベクトルの角度が90度乃至135度の範囲で磁
束密の大きさが600ガウス以上となるように構成した
ことを特徴とする。小粒径キャリアを用いた場合、現像
領域の出口での、キャリア付着が発生しやすくなるが、
これは、ニップ出口領域における磁束密度を大きくする
事で、キャリア間の磁気拘束力が増加し、キャリア付着
が低減する。実験により、法線磁束密度のピーク値を7
50ガウス、磁束分布は磁束密度の角度135度で60
0ガウス以上とした。その結果、下流側の極の磁束密度
分布を調整して、磁束密度の落ち込みをなくしたため、
この磁束密度分布では、10/cm2キャリアしか存在
しなかった。かかる発明によれば、出口側の磁束密度を
600ガウス以上とし且つ、0ガウスまで磁極における
変動が10%以下とすることでキャリア付着がなくな
り、異常画像をなくすことができ、剤・感光体の劣化を
減少することができる。請求項7は、前記2成分現像剤
を構成するキャリアの透磁率が6以上であることを特徴
とする。磁界の強さを表す単位として磁束密度(ガウ
ス)があり、磁束密度と透磁率との間には密接な関係が
ある。つまり、同一磁場内では透磁率に比例して磁束密
度が大きくなる。従って、透磁率を大きくすることによ
り、磁束密度を大きくすることができる。実験では、透
磁率を6以上にすることによりキャリア付着がなくなっ
た。かかる発明によれば、キャリアの透磁率を6以上と
することにより、キャリアの磁気的拘束力を増加して異
常画像を減少することができる。
トナーは、有機溶媒中に活性水素と反応可能な変性ポリ
エステル系樹脂からなるトナーバインダーを含むトナー
組成分を溶解又は分散させ、該溶解又は分散物を樹脂微
粒子を含む水系媒体中で架橋剤及び/又は伸長剤と反応
させ、得られた分散液から溶媒を除去し、かつトナー表
面に付着した前記樹脂微粒子を洗浄・脱離して得られる
トナーであることを特徴とする。かかる発明によれば、
SRトナーを用いることにより、トナーの粒径及び帯電
量分布を均一にすることができ、画質の向上およびトナ
ー飛散低減の効果をあげることができる。請求項9は、
請求項1乃至10の何れか一項に記載の現像装置と、該
現像装置から供給されるトナーによって担持した静電潜
像を現像される感光体と、を備えたことを特徴とする。
画像形成装置では、現像装置、感光体、露光装置により
可視像が形成される。その中で感光体に形成された静電
潜像にトナー像を現像する現像装置により、静電潜像か
ら可視像への忠実性が左右される。かかる発明によれ
ば、この現像装置に本発明の技術を応用することによ
り、画像品質の優れた画像形成装置が提供できる。請求
項10は、前記感光体は、導電性基体上に直接又は中間
層を介して感光層を有した電子写真感光体であり、前記
感光層が少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物質と無機
フィラーを含有し、前記導電性基体側から最も離れた表
面側に前記感光層の無機フィラーを多く含有することを
特徴とする。感光体の表面は常に現像剤により摩擦摺動
されている。従って、経年変化により表面に細かい傷が
形成され、その傷にトナーが固着するブリーフィング現
象が発生する。そこで、表面に無機フィラーを多く含む
層を形成し、機械的な強度を増加させて耐久性を増す必
要がある。かかる発明によれば、感光体表面に無機フィ
ラーを多く含有する電子写真感光体を使用し、本発明の
現像装置を併用することにより、剤の飛散を減少すると
共に、ドクタブレード部に滞留する剤を減少し、しか
も、表面の機械的な強度を増加して感光体の耐久性を向
上することができる。請求項11は、前記感光体の帯電
電位をマイナス400V以下に帯電し、該帯電電位によ
り現像を可能とすることを特徴とする。感光体表面は予
め一様に所定の電位により帯電される。このとき、帯電
電位が高いほど現像した時の画像の明瞭度が良くなる。
しかし、反面帯電電位が高いほど感光体の寿命が短くな
る。理想的には可能な限り帯電電位が低いほうが好まし
い。かかる発明によれば、感光体の帯電電位が低くても
現像が可能であるので、感光体の耐久性を向上させるこ
とができる。
態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載
される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配
置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面
構成図である。この画像形成装置においては、潜像担持
体である感光体ドラム31の周囲に、帯電ローラー等で
感光体ドラムの表面を帯電する帯電装置32と、レーザ
光線等で感光体ドラム31の一様帯電処理面に潜像を形
成する図示しない露光装置からの露光ビーム33と、感
光体ドラム31上において潜像に対し帯電したトナーを
付着させることでトナー像を形成させる現像装置34
と、転写ベルトまたは転写ローラー、チャージャー等で
感光体ドラム31上に形成されたトナー像を図示しない
記録紙に転写する転写装置35と、転写後に感光体ドラ
ム31上に残ったトナーを除去するクリーニング装置3
7と、感光体ドラム31上の残留電位を除去する除電装
置38と、が順に配列されている。このような構成にお
いて、帯電装置32の帯電ローラによって表面を一様に
帯電された感光体31は、露光ビーム33によって静電
潜像が形成され、現像装置34によってトナー像を形成
される。このトナー像は転写装置35によって感光体ド
ラム31表面から、図示しない給紙トレイから搬送され
た記録紙へ転写される。その後記録紙上のトナー像は定
着装置によって記録紙に固着される。一方、転写されず
に感光体ドラム31上に残ったトナーはクリーニング装
置37によって回収される。残留トナーを除去された感
光体ドラム31は除電ランプ38で初期化され、次回の
画像形成プロセスに供される。
説明するための断面図である。同じ構成要素には同じ参
照番号が付されているので、重複する説明は省略する。
現像剤担持体としての現像ローラ41は、潜像担持体と
しての感光体ドラム31に近接するようにして配置され
ており、両者の対向部分に現像領域が形成されるように
なっている。前記現像ローラ41には、アルミニウム、
真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒状
に形成してなる現像スリーブ43が図示を省略した回転
駆動機構によって矢印方向すなわち時計回り方向に回転
されるようにして備えられている。また、現像スリーブ
43内には、この現像スリーブ43の表面上に現像剤を
穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体44が
固定状態で備えられている。このとき現像剤を構成する
キャリアは、この磁石ローラ体44から発せられる磁力
線に沿うようにして現像スリーブ43上にチェーン状に
穂立ちされるとともに、このチェーン状に穂立ちされた
キャリアに対して帯電トナーが付着されて磁気ブラシが
形成されるようになっている。形成された磁気ブラシ
は、現像スリーブ43の回転移送にともなって現像スリ
ーブ43と同方向、すなわち時計回り方向に移送される
こととなる。現像剤の搬送方向すなわち時計回り方向に
おける前記現像領域の上流側部分には、現像剤チェーン
穂の穂高さすなわち現像剤の量を規制するドクタブレー
ド45が設置されている。さらに前記現像ローラ41の
後方領域には、現像ケーシング46内の現像剤を撹拌さ
せながら現像ローラ41側に汲み上げるスクリュ47が
設置されている。
現像磁極を説明する図である。図2の磁石ローラ体44
は、複数の磁極を備えている。具体的には、現像領域部
分に現像剤を穂立ちさせる現像主磁極(P1b)と、現
像主極磁力と極性の異なる補助磁極(P1a、P1
c)、現像スリーブ43上に現像剤を汲み上げるための
磁極P4、現像スリーブ43上に現像剤を汲み上げられ
た現像剤を現像領域まで搬送させる磁極P5およびP
6、現像後の領域で現像剤を搬送させる磁極P2および
P3を備えている。これらの各磁極P1b、P1a、P
1c、P4、P5、P6、P2およびP3は、現像スリ
ーブ43の半径方向に向けて配置されている。この磁石
ローラ41は、8極の磁石によって構成されているが、
汲み上げ性、黒ベタ画像追従性を向上させるためにP3
極からドクタ45間に磁極を更に増やし10極や12極
で構成される磁石ローラとしても良い。本実施形態では
図3に示されるように、前記現像主極P1群は、P1
a、P1b、P1cともに横断面の小さい磁石により構
成されている。横断面が小さくなると一般に磁力は弱く
なるが、現像ローラ表面の磁力が小さくなりすぎるとキ
ャリアを保持する力が充分ではなくなるために感光体へ
のキャリア付着を生じることがある。そこで、これらの
磁石は磁力の強い希土類金属合金磁石により作製した。
希土類金属合金磁石のうち代表的な鉄ネオジウムボロン
合金磁石では最大エネルギー積で358kJ/m3であ
り、鉄ネオジウムボロン合金ボンド磁石では最大エネル
ギー積で80kJ/m3前後である。これにより、従来
通常用いられていた、最大エネルギー積が36kJ/m
3前後、20kJ/m3前後であるフェライト磁石、フ
ェライトボンド磁石等と比べ強い磁力を確保することが
可能となったため、横断面の小さい磁石を用いても現像
ローラ表面の磁力を確保することが可能となった。磁力
を確保するためには、この他にサマリュウムコバルト金
属合金磁石等を用いることもできる。
60mm、現像スリーブ43のスリーブ径を20mmと
し、また図4に示すように主磁極(P1b)の両側にあ
る補助磁極(P1a、P1c)を30度以下の角度、具
体的には25゜としたところ、主磁極(P1b)の半値
幅が22゜以下、具体的には16度となった。さらに、
補助磁極(P1a、P1c)と補助磁極の外側にある磁
極(P2、P6)との変極点(0mT:磁力がN極から
S極、S極からN極に変わる点)間角度は120度以下
で形成し、この状態で感光体ドラムを240mm/秒、
現像スリーブを600mm/秒で現像した場合にはニッ
プが2mm以下となった。またADS社製ガウスメータ
(HGM−8300)並びにADS社製A1型アキシャ
ルプローブを用いて測定した主磁極(P1b)の現像ス
リーブ表面での磁束密度は117[mT]であるのに対
し、現像スリーブ表面から1mm離れた位置での磁束密
度は54.4[mT]であり、減衰率は53.5%であ
った。
るよう装置を作成し、高速度カメラを用いて飛散の様子
を観察した。図1の現像装置の端部を切断し、駆動側と
反対側に透明ガラス6を設置し、高速度カメラを用いて
現像ローラ5に平行な方向Aおよび垂直な方向Bから観
察ポイント2から観察できる様にしている。ここで、現
像ローラの磁束密度分布を変えて、A部分の剤の動きを
変えた。また、現像ローラの速度は100mm/sec
とし、剤は平均粒径70μm、トナーは平均粒径が7.
5μmのものを用いた。まず、図7は縦軸を磁束密度
(G)、横軸を磁束密度の角度(θB)をとる。図7
(a)を参照すると、法線磁束密度11の最大値P1を
450ガウスとし、0度点Q1での磁束密度が350ガ
ウスとなる磁束密度分布13での観察を行なった。ここ
で磁束密度Bとは、接線磁束密度Bθ、及び法線磁束密
度Brの各値を2乗して、平方根を採った値B=(Bθ
2+Br2)1/2である。また、磁束密度の角度θB
とは、tan−1(Br/Bθ)である。この時、磁気
ブラシは、θBが小さい領域では形成されず、θBが4
5度付近(垂線14)で急速に形成され立ち上がるよう
になった。また、立ち上り時に剤の飛散が観察された。
立ち上り時の速度は、担持体(スリーブ)の速度より十
数倍速いことが分かった。次に法線磁束密度10の最大
値P2を600ガウスとし、0度点Q2での磁束密度が
400ガウスとなる磁束密度分布12での観察を行なっ
たところ、やはり、磁束密度の角度が45度立ち上がる
磁気ブラシが多数観察された。この時、キャリアの飛散
はみられなくなり、トナーの飛散が発生していた。図6
(a)はこの様子を概念的に表した図である。つまり、
キャリア50が急速に矢印53の方向に向かって立ち上
がり、磁気ブラシ51が形成され、最終的に磁気ブラシ
52として立ち上がった様子を概念的に表している。次
に、図7(b)を参照すると、θBが30度以下の領域
Q3での磁束密度を600ガウスとなる磁束密度分布1
6での剤の挙動を観察したところ、θBが30度近辺で
磁気ブラシが立ち上がるようになり、急速に立ち上がる
磁気ブラシが減少し、それに伴ないトナーの飛散もみら
れなくなった。磁束密度の角度が30度以下の領域での
磁束密度600ガウス以上とすることで、キャリアにか
かる力が増加し、磁気ブラシがθBが低い領域でも立ち
上がるようになり、そのため、急速に立ち上がる磁気ブ
ラシがなくなり、剤の飛散が低減する。このような、構
成を用いることで、剤の飛散がなくなり、剤の劣化や、
機内の汚染が低減する。また、磁場構成を現像極に用い
る事でトナーの飛散が低減し、地汚れがなくなる。図6
(b)はこの様子を概念的に表した図である。つまり、
キャリア54が緩やかに矢印57の方向に向かって立ち
上がり、磁気ブラシ55が形成され、最終的に磁気ブラ
シ56として立ち上がった様子を概念的に表している。
のばらつきも低減され、均一な磁気ブラシが形成され
る。また、比重の低いキャリアを用いると、キャリア1
個の質量が軽くなるため、相対的な力が大きくなりより
効果が得られる。キャリア粒径および、比重、磁場を変
え、図1の画像形成装置を用いて画像を形成し、画像の
ザラツキを評価した。ザラツキランクは人間の視覚によ
り、ザラツキサンプルと比較しておこない、数値が高い
ほどザラツキが少ないことを表している。以下、表1に
その結果を示す。
キランクが上がり、ザラツキ感が少なくなっている。ま
た、均一な磁気ブラシが形成されるため、画像が向上す
る。この表から総合的に判断して、キャリ平均粒径55
μm以下で、キャリアの比重が3以下であれば、キャリ
アの小粒径化により、トナー飛散防止とともに均一な磁
気ブラシ形成が可能となり、キャリアの軽量化により、
同一の力でも、磁場の影響を受けやすくすることができ
る。
出口での、キャリア付着が発生しやすくなるが、これ
は、ニップ出口領域における磁束密度を大きくする事
で、キャリア間の磁気拘束力が増加し、キャリア付着が
低減する。現像領域下流側の磁束密度分布を図8
(a)、(b)とし、図1に示す画像形成装置を用いて
キャリア付着を評価した。ここで、地肌ポテンシャルを
−350Vとし、キャリアの平均粒径を35μmとし
た。また、図8(a)は法線磁束密度22のピーク値P
4を750ガウス、磁束分布20は磁束密度の角度13
5度で500ガウス以上とした。その結果、法線磁束密
度22は750ガウスとしたが、出口付近の落ち込むが
あるため、磁束密度分布20では、転写紙上に75/c
m2のキャリアが存在した。図8(b)は法線磁束密度
24のピーク値P5を750ガウス、磁束分布23は磁
束密度の角度135度で600ガウス以上とした。その
結果、下流側の極の磁束密度分布を調整して、磁束密度
の落ち込みをなくしたため、磁束密度分布23では、1
0/cm2キャリアしか存在しなかった。更に透磁率を
8とする事で、キャリア付着はなくなった。このよう
に、出口側の磁束密度を600ガウス以上とし且つ、0
ガウスまで磁極における変動が10%以下とすることで
キャリア付着がなくなり、異常画像をなくすことがで
き、剤・感光体の劣化を減少することができる。
リエステル系樹脂からなるトナーバインダーを含むトナ
ー組成分を溶解又は分散させ、この溶解又は分散物を樹
脂微粒子を含む水系媒体中で架橋剤及び/又は伸長剤と
反応させ、得られた分散液から溶媒を除去し、かつトナ
ー表面に付着した前記樹脂微粒子を洗浄・脱離して得ら
れたSRトナーを用いることにより、トナーの粒径及び
帯電量分布を均一にすることができ、画質の向上および
トナー飛散低減の効果をあげることができる。
最も離れた表面側の含有率が多いことを特徴とする電子
写真感光体(FR−OPC)を用いることで、機械的な
強度を増加させることができ耐久性が向上する。特に、
本発明と併用することで、剤の飛散をなくすことで、ブ
レード部に滞留する剤による、細かい傷の発生がなくな
る為、耐久性を向上すると伴に、異常画像の発生を押さ
える事ができる。
光体の帯電電位を−400V以下としても、異常画像が
なく、低電位現像が可能になる。これにより、感光体の
長寿命化が可能になる。
ば、本発明の構成を用いることで、剤の飛散がなくな
り、剤の劣化や、機内の汚染が低減する。また、磁場構
成を現像極に用いる事で、トナーの飛散が低減し地汚れ
を減少することができる。また請求項2では、ドクタブ
レードに最も近接する位置に、条件を満たした極を配置
するので、最も効率よく地汚れなどの異常画像を低減す
ることができる。また請求項3では、現像ローラ表面の
磁束密度ベクトルの角度が、30度以下となる領域での
磁束密度の大きさを600ガウス以上の極により現像す
るので、地汚れなどの異常画像が少ない現像装置を提供
することができる。また請求項4では、キャリアの平均
粒径が55μm以下のすることにより、画像のザラツキ
を減少して画質を向上することができる。また請求項5
では、キャリアの比重を3以下にすることにより、現像
器に使用する磁石ローラ体を小型に構成することができ
る。また請求項6では、出口側の磁束密度を600ガウ
ス以上とし且つ、0ガウスまで磁極における変動が10
%以下とすることでキャリア付着がなくなり、異常画像
をなくすことができ、剤・感光体の劣化を減少すること
ができる。また請求項7では、キャリアの透磁率を6以
上とすることにより、キャリアの磁気的拘束力を増加し
て異常画像を減少することができる。また請求項8で
は、SRトナーを用いることにより、トナーの粒径及び
帯電量分布を均一にすることができ、画質の向上および
トナー飛散低減の効果をあげることができる。また請求
項9では、現像装置に本発明の技術を応用することによ
り、画像品質の優れた画像形成装置を提供することがで
きる。また請求項10では、感光体表面に無機フィラー
を多く含有する電子写真感光体を使用し、本発明の現像
装置と併用することにより、剤の飛散を減少すると共
に、ドクタブレード部に滞留する剤を減少し、しかも、
表面の機械的な強度を増加して感光体の耐久性を向上す
ることができる。また請求項11では、感光体の帯電電
位が低くても現像が可能であるので、感光体の耐久性を
向上させることができる。
成図である。
断面図である。
説明する図である。
説明する図である。
外観図である。
した図である。
表す図である。
と法線磁束密度の関係を表す図である。
ーラ体、45 ドクタブレード、46 ケーシング、4
7 スクリュ
Claims (11)
- 【請求項1】 トナーとキャリアからなる2成分現像剤
と、該2成分現像剤を担持する現像ローラと、該現像ロ
ーラ上に担持された2成分現像剤の量を規制するドクタ
ブレードと、前記2成分現像剤を攪拌しながら前記現像
ローラ側に汲み上げるスクリュと、を有する現像装置に
おいて、 前記現像ローラは、非磁性体からなる回転自在な円筒状
の現像スリーブと、該現像スリーブ内に固定配置されて
該現像スリーブ表面上に前記2成分現像剤を穂立ちさせ
るように磁界を形成する磁石ローラ体とを備え、 前記現像スリーブ上の2成分現像剤が前記ドクタブレー
ドを通過した直後の位置から前記磁石ローラ体の現像主
極までの間に位置する少なくとも1極の磁場に対して、
前記現像ローラ表面の磁束密度ベクトルがなす角度が3
0度以下となる領域での磁束密度の大きさを600ガウ
ス以上としたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記2成分現像剤が前記ドクタブレード
を通過した直後の位置から、前記磁石ローラ体の現像主
極までの間に位置する少なくとも1極を、前記ドクタブ
レードに最も近接する位置に配置することを特徴とする
請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記2成分現像剤が前記ドクタブレード
を通過した直後の位置から、前記磁石ローラ体の現像主
極までの間に位置する少なくとも1極の磁場により現像
を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像
装置。 - 【請求項4】 前記2成分現像剤を構成するキャリアの
平均粒径が55μm以下であることを特徴とする請求項
1乃至3の何れか一項に記載の現像装置。 - 【請求項5】 前記2成分現像剤を構成するキャリアと
して、比重が3以下の材料を用いることを特徴とする請
求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置。 - 【請求項6】 前記現像ローラ表面の磁束密度ベクトル
の角度が90度乃至135度の範囲で磁束密の大きさが
600ガウス以上となるように構成したことを特徴とす
る請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像装置。 - 【請求項7】 前記2成分現像剤を構成するキャリアの
透磁率が6以上であることを特徴とする請求項1乃至6
の何れか一項に記載の現像装置。 - 【請求項8】 前記2成分現像剤を構成するトナーは、
有機溶媒中に活性水素と反応可能な変性ポリエステル系
樹脂からなるトナーバインダーを含むトナー組成分を溶
解又は分散させ、該溶解又は分散物を樹脂微粒子を含む
水系媒体中で架橋剤及び/又は伸長剤と反応させ、得ら
れた分散液から溶媒を除去し、かつトナー表面に付着し
た前記樹脂微粒子を洗浄・脱離して得られるトナーであ
ることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載
の現像装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか一項に記載の現
像装置と、該現像装置から供給されるトナーによって担
持した静電潜像を現像される感光体と、を備えたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項10】 前記感光体は、導電性基体上に直接又
は中間層を介して感光層を有した電子写真感光体であ
り、前記感光層が少なくとも電荷発生物質と電荷輸送物
質と無機フィラーを含有し、前記導電性基体側から最も
離れた表面側に前記感光層の無機フィラーを多く含有す
ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記感光体の帯電電位をマイナス40
0V以下に帯電し、該帯電電位により現像を可能とする
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127277A JP2003323049A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127277A JP2003323049A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 現像装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003323049A true JP2003323049A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29541435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002127277A Pending JP2003323049A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003323049A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005234247A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
US7840152B2 (en) | 2003-12-22 | 2010-11-23 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus, process cartridge, cleaning system, and image forming apparatus with cleaning system |
JP2019003080A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002127277A patent/JP2003323049A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7840152B2 (en) | 2003-12-22 | 2010-11-23 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus, process cartridge, cleaning system, and image forming apparatus with cleaning system |
JP2005234247A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20071109 |