JP2003322915A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2003322915A
JP2003322915A JP2002129534A JP2002129534A JP2003322915A JP 2003322915 A JP2003322915 A JP 2003322915A JP 2002129534 A JP2002129534 A JP 2002129534A JP 2002129534 A JP2002129534 A JP 2002129534A JP 2003322915 A JP2003322915 A JP 2003322915A
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Nobuyuki Tochigi
伸之 栃木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外光を用いてゴミキズ補正処理を行う画像
読み取り装置において、透過原稿用バックライトの面状
光源部に付いたゴミをフィルム上のゴミと誤検知するの
を回避し、ゴミキズ処理の速度アップ&誤補正による画
像の劣化の回避が目的。 【解決手段】 可視光と赤外光を端面に配置し、端面か
らの入射光を面状に導光する導光板と可視光による画像
情報読み取り手段と赤外光による画像読み取り手段を有
し、導光体の発光面と原稿との間隔を、赤外光による画
像読み取り手段からの出力が所定値以下となるように設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読み取り装置に
関し、特に写真フィルム等の透過原稿の画像情報をライ
ンセンサー(CCD)等の読み取り素子で読み取るイメ
ージスキャナー、フィルムスキャナー、そしてデジタル
複写機等のデジタル画像読み取り装置に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より紙画像やフィルム上の画像情報
をコンピュータにデジタル画像情報として読み取るため
の装置としてイメージスキャナーやフィルムスキャナー
等が知られている。
【0003】ここで透過原稿を読み取るに際し、ゴミや
キズを一緒に読み取るという問題があるため、これへの
改善方法として照明装置に付着したゴミ等を清掃可能
な構成にする。可視光を用いて読み取った画像情報か
ら赤外光を用いて読み取ったゴミやキズの画像情報を用
いてゴミやキズの情報を取り除き補正する。といった方
法がある。
【0004】の方法として例えば特開平11−112
711号公報では画像が記録された写真フィルムを搬送
する搬送手段と、写真フィルムに光を照射する光照射手
段と、光照射手段から照射された光を拡散する光拡散手
段と、搬送手段に設けられ、光拡散手段で拡散された光
を透過させる開口部と、閉状態で搬送方向と交差する方
向に延びるスリット状の開口を開口部に形成し、開状態
で開口部の開口面積を拡大させる開閉部材と、開口部を
通過して写真フィルムを透過した光が入射されることに
より、写真フィルムの画像情報を読み取る読取手段を備
えた画像読取装置を開示している。
【0005】の方法として例えば特開2001−29
8593号公報では透過原稿からの透過光を結像光学系
にて固体撮像素子上に結像させ、透過原稿の画像情報を
読み取る画像読み取り装置において、主として可視領域
の光を発光する第1の光源と、主として赤外領域の光を
発光する第2の光源と、第1及び第2の光源を端面に配
し、端面からの入射光を面状に導光してほぼ均一に発光
させる導光板と、導光板により導光された第1の光源か
らの光により透過原稿を照明した透過光を固体撮像素子
に入射させることで得られる画像信号に基づいて透過原
稿に記載された画像情報を読み取る画像情報読み取り手
段と、導光板により導光された第2の光源からの光によ
り透過原稿を照明した透過光を固体撮像素子に入射させ
ることで得られる画像信号に基づいて導光板から固体撮
像素子までの光路上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥
情報読取手段と、画像情報読取手段が読み取った画像情
報から欠陥情報読取手段が読み取った欠陥情報を取り除
く補正手段とを有する画像読取装置を本出願人は開示し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平1
1−112711号公報の明細書中で光拡散手段の上面
を清掃できる画像読取装置の提供と記載されており、フ
ィルム面上のついたゴミやキズへの対処法は記載されて
おらず、さらにはゴミやキズのない画像を得るには毎回
清掃しないければならないという問題が発生する。
【0007】このような問題に際し特開2001−29
8593号公報では導光板から固体撮像素子までの光路
上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読取手段を備
えているため、フィルム面上についたゴミやキズも対応
可能であり、さらには導光体を毎回清掃しなくても比較
的良好な画像を得ることが可能である。しかしながら実
施例で開示されている構成の場合、面状に発光する導光
体はゴミやキズのつき易い環境にあるため、導光体に付
くゴミやキズは非常に多くなり易く、補正手段による補
正に時間が掛かりすぎたり、誤補正を行ってしまう場合
が存在するという問題がある。
【0008】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、導光体や拡散板に付いたゴミやキズを検
知しないようにしつつ、それによる画像への影響を極力
なくした画像読み取り装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像読
み取り装置は主として可視領域の光を発光する第1の光
源と、主として非可視領域の光を発光する第2の光源と
を有し、前記第1の光源および前記第2の光源を用いて
透過原稿を照明し結像光学系にて結像し、前記透過原稿
の画像情報を読み取る画像読み取り装置において、前記
第1の光源と前記第2の光源を端面に配し、前記第1の
光源からの光と前記第2の光源の該端面からの入射光を
導光し導光板上で面状に発光させる導光手段と、前記第
1の光源からの光により前記透過原稿を照明した透過光
を撮像素子に入射させることで得られる画像信号に基づ
いて前記透過原稿の画像情報を読み取る画像情報読み取
り手段と、前記第2の光源からの光により前記透過原稿
を照明した透過光を前記撮像素子に入射させることで得
られる画像信号に基づいて、前記導光板から前記撮像素
子までの光路上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報
読み取り手段とを有し、前記導光体の発光面と前記透過
原稿との間隔が前記第2の光源による欠陥情報読み取り
時に導光体の発光面上の欠陥情報出力が所定値以下とな
るように設定されていること特徴とする。
【0010】請求項4に記載の画像読み取り装置は主と
して可視領域の光を発光する第1の光源と、主として非
可視領域の光を発光する第2の光源とを有し、前記第1
の光源および前記第2の光源を用いて透過原稿を照明し
結像光学系にて結像し、前記透過原稿の画像情報を読み
取る画像読み取り装置において、前記第1の光源と前記
第2の光源を端面に配し、前記第1の光源からの光と前
記第2の光源の該端面からの入射光を導光し導光板上で
面状に発光させる導光手段と、前記第1の光源からの光
により前記透過原稿を照明した透過光を撮像素子に入射
させることで得られる画像信号に基づいて前記透過原稿
の画像情報を読み取る画像情報読み取り手段と、前記第
2の光源からの光により前記透過原稿を照明した透過光
を前記撮像素子に入射させることで得られる画像信号に
基づいて、前記導光板から前記撮像素子までの光路上に
存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読み取り手段とを
有し、前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔を
L、前記撮像素子の1画素のセルサイズをC(mm)、
前記結像光学系の倍率をB、前記結像光学系のFnoを
Fとしたとき L > 12×C×F/(B×B) なる条件を満足することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の画像読み取り装置は主と
して可視領域の光を発光する第1の光源と、主として非
可視領域の光を発光する第2の光源とを有し、前記第1
の光源および前記第2の光源を用いて透過原稿を照明し
結像光学系にて結像し、前記透過原稿の画像情報を読み
取る画像読み取り装置において、前記第1の光源と前記
第2の光源を端面に配し、前記第1の光源からの光と前
記第2の光源の該端面からの入射光を導光し導光板上で
面状に発光させる導光手段と、前記第1の光源からの光
により前記透過原稿を照明した透過光を撮像素子に入射
させることで得られる画像信号に基づいて前記透過原稿
の画像情報を読み取る画像情報読み取り手段と、前記第
2の光源からの光により前記透過原稿を照明した透過光
を前記撮像素子に入射させることで得られる画像信号に
基づいて、前記導光板から前記撮像素子までの光路上に
存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読み取り手段とを
有し、前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔が前
記第2の光源による欠陥情報読み取り時に導光体の発光
面上の欠陥情報出力が欠陥情報として扱われない略消去
となるように設定されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図5
は本発明の第1の実施形態を示す。
【0013】図1は本実施形態の画像読み取り装置の概
略断面図である。画像読み取り装置1に設けられたキャ
リッジ9には、反射原稿用ランプ20、CCDラインセ
ンサ106、レンズ105及び反射ミラー16がそれぞ
れ搭載されている。CCDラインセンサ106は、画像
を電気的な画像信号に変換するものであり、複数個の撮
像素子が一直線上に並んでいる。キャリッジ9は、キャ
リッジガイドシャフト8と嵌合しており、副走査方向に
移動可能である。そして面状光源3は透過原稿(不図
示)と間隔Lを隔てた位置に配置されている。
【0014】次に図2は本実施形態の画像読み取り装置
の概略斜視図である。図2に示すように、画像読み取り
装置1には現像済み写真フィルム等の透過原稿を読み取
る場合に、透過原稿を照明するための透過照明ユニット
がヒンジ部18によって回動自在に取り付けられてい
る。照明ユニット2には、後述する面状光源3がユニッ
トカバー5上の奥まった位置にビス等で固定されること
で取り付けられている。また面状光源3は光源保護透明
部材によって保護されている。
【0015】画像読み取り装置1の本体上には読み取り
原稿を置くためのプラテンガラス13が備え付けられ、
写真フィルムを読み取る場合には、遮光シート4がプラ
テンガラス13上に載置される。遮光シート4に設けら
れたシェーディング窓4aは、シェーディングを測定す
るための窓であり、透過原稿載置部4bは透過原稿を置
く場所である。
【0016】図3は本実施形態の画像読み取り装置の内
部ブロック図である。以下図3を参照してそれぞれの機
能ブロックを説明する。画像読み取り装置1は信号ケー
ブルでホストコンピュータ21へと接続されている。画
像読み取り装置1はホストコンピュータ21の命令で作
動して画像を読み取り、画像信号をホストコンピュータ
21に転送する。105は光源3から照射された原稿か
らの光を固体撮像素子であるCCD106上に結像する
ための結像レンズであり、24は光源3を点灯するため
の光源点灯回路である。なお、撮像素子としてはCCD
以外のCMOS等を使用してもよい。
【0017】次に、電気基板16において、25はパル
スモータ6を駆動するモーター駆動回路であり、画像読
み取り装置(イメージスキャナ)1のシステム制御であ
るシステムコントローラー26からの信号によりパルス
モーター6の励磁切り換え信号を出力する。27R、2
7G、27Bは、アナログゲイン調整器であり、CCD
ラインセンサ106から出力されたアナログ信号を可変
増幅する。28はA/D変換器であり、アナログゲイン
調整器27R、27G、27Bから出力されたアナログ
画像信号をデジタル信号化された信号画像に対してオフ
セット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調
整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向
の解像度変換等の画像処理を行う。
【0018】30はラインバッファであり、画像データ
を一時的に記憶する部分であり、31はインターフェー
ス部であり、ホスト21と通信するためのものである。
ここではSCSIコントローラで実現しているが、セン
トロニクスやUSB等別のインターフェースも採用する
ことは可能である。32は画像処理を行う際のワーキン
グエリアとして用いられるオフセットRAMである。こ
のオフセットRAM32は、ラインセンサ106がRG
B用ラインセンサを各々所定のオフセットをもって平行
に配置されるので、そのRGBライン間オフセットの補
正用として用いられる。
【0019】また、オフセットRAM32は、シェーデ
ィング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは
汎用のランダムアクセスメモリで実現している。33は
ガンマカーブを記憶し、カンマ補正を行うためのガンマ
RAMである。26はスキャナ全体のシーケンスをプロ
グラムとして記憶したシステムコントローラであり、ホ
スト21からの命令に従って各種制御を行う。34はシ
ステムコントローラ26と画像処理部29、ラインバッ
ファ30、インターフェース部31、オフセットRAM
32及びガンマRAM33をつなぐシステムバスであ
り、アドレスバスとデータバスによって構成されてい
る。
【0020】図4は透過照明ユニット2の概略斜視図、
図5は面状光源の断面図である。面状光源3は、導光板
19、蛍光灯やキセノンランプ等の透過原稿読み取りラ
ンプ6、赤外域のみに発光強度を有するLEDからなる
ゴミキズ検知用ランプ7とから構成されている。ここで
透過原稿照明用ランプ6は可視領域のみの光を発光する
ものでも良いが、主として可視領域の光を照射するよう
なものであれば、赤外領域のような非可視領域の光を照
射するものでもよい。
【0021】また、ゴミキズ検知ランプ7は赤外領域の
光のみを発光するものでなくても、主として赤外領域の
光を発光するものであればよい。さらに、蛍光管やキセ
ノンランプ、LED以外の光源を用いてもかまわない。
透過原稿読み取り用ランプ6とゴミキズ検知用ランプ7
は導光体19の長手方向におけるキャリッジ9の移動方
向に直行する2辺に鉛直方向に並列して配置されてい
る。なお少なくとも1辺に配置されていればよく、キャ
リッジ9の移動方向と平行な辺に配置してもよい。また
ランプ6とランプ7は、鉛直方向に配置されていなくて
もよい。
【0022】導光板19は、照明光Sを内部反射により
2次元の長手方向に導光する導光部11と導光部11に
よって導光された光を反射して原稿方向を照射するため
の反射シート部10と、反射シート部10により反射さ
れた光を均一化するための拡散シート12とから構成さ
れている樹脂製の導光体拡散パネルである。前記透過原
稿読み取り用ランプ6及びゴミキズ検知ランプ7から照
射された光Lは反射シート部10と拡散シート部12と
の間で反射しながら導光部11を2次元の長手方向に進
んでいく。そして拡散シート部12に入射した光の一部
が拡散して、導光板19全体が面状に発光する。
【0023】次に透過原稿の読み取り動作について説明
する。
【0024】まず、反射原稿用照明ランプ20及びゴミ
キズ検知用ランプ7を消灯し、透過原稿用ランプ6を点
灯させることにより、面状光源3全体を発光させ、キャ
リッジ9を副走査方向に移動することにより、反射ミラ
ー16、レンズ105を介して透過原稿上の画像情報が
CCD106に投影される。続いて反射原稿照明ランプ
20及び透過原稿用ランプ6を消灯し、ゴミキズ検知用
ランプ7を点灯させることにより、面状光源3全体を発
光させ、キャリッジ9を副走査方向へ移動することによ
り、反射ミラー16、レンズ105を介して透過原稿上
のゴミ、キズ等がCCD106に投影される。
【0025】ここでゴミキズ検知用ランプ7の光は赤外
成分のみであり、面状光源上に付いたゴミやキズは検知
できないくらい透過原稿から離れているので、ネガ、ポ
ジ等の透過原稿はその画像(感光像)によらず、この赤
外成分を透過させ、物理的に光路を遮るゴミ、キズ等の
画像がCCD14上に影として投影されるため、面状光
源に付着したゴミキズを検知することなく、良好にゴミ
キズ検知を行うことができる。まこうして得られたゴミ
キズ検知画像と前述の透過原稿読み取り画像との両者を
画像処理にかけることによって、ゴミキズ検知画像上で
認識されたゴミやキズによる欠陥領域に対し、その周囲
の原稿読み取り画像から補間等をすることによってゴミ
やキズの影響の取り除かれた良好な透過原稿画像を読み
取ることができる。
【0026】また面光源上に付いたゴミやキズが検知さ
れても、その出力が十分に弱く前記画像処理にて処理さ
れる際に、ゴミやキズとしての処理される対象から外れ
るようであればよいので、ゴミやキズ画像の出力が画像
処理でゴミキズと判定される所定値以下であれば問題な
い。なおここでは周囲の原稿読み取り画像から補間等を
良好な透過原稿画像としたが、画像情報を周波数成分に
分解し、処理を行ってもよい。
【0027】また前記導光体の発光面と前記透過原稿と
の間隔をL(mm)、前記撮像素子の1画素のセルサイ
ズをC(mm)、前記結像光学系の倍率をB、前記結像
光学系のFnoをFとしたときL > 12×C×F/
(B×B)なる条件を満足することで発光面上でのゴミ
やキズから大きくピントを外すことができ、ゴミやキズ
を検知しにくくすることができる。一般にレンズはFn
oを暗く(大きく)することでピントが合っていると認
識される範囲(以下焦点深度とする)が広くなり、Fn
oに比例する。
【0028】また撮像素子上の焦点深度を原稿面上での
焦点深度とするには横倍率の2乗(縦倍率ともいう)の
逆数に比例する。また1画素の出力が100%ものをピ
ントをずらして多数個に分割し各画素の出力が8%以下
になるようにすれば検知しにくくなるので、12画素以
上に分割できれば、ゴミやキズは検知しにくくなる。
【0029】よって撮像素子のセルサイズをC(mm)
とすると12×Cmm以上に撮像素子上で結像すれば、
検知しにくくなる。これらの関係から上記式を満足する
ように前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔をL
(mm)以上確保すれば、ゴミやキズを検知することが
ほとんどなくなる。
【0030】ここでレンズ105は透過原稿読み取り範
囲でのピント位置が光軸に対し周辺がレンズ側になって
いることが好ましい。レンズには通常像面湾曲収差があ
るが、この像面湾曲収差が周辺部でのピント位置がレン
ズ側でなく撮像素子側になっているレンズを用いると周
辺部の原稿面上でのピント位置が面状光源側に近づくた
め、面状光源についたゴミやキズを検知しやすくしてし
まうためである。
【0031】(第2の実施の形態)図6、図7は本発明
の第2の実施形態を示す。
【0032】図6は第2の実施形態の画像読み取り装置
の概略断面図である。画像読み取り装置1に設けられた
キャリッジ9には、反射原稿用ランプ20、CCDライ
ンセンサ106、レンズ105及び反射ミラー16がそ
れぞれ搭載されている。CCDラインセンサ106は、
画像を電気的な画像信号に変換するものであり、複数個
の撮像素子が一直線上に並んでいる。キャリッジ9は、
キャリッジガイドシャフト8と嵌合しており、副走査方
向に移動可能である。またこのキャリッジ9と同期して
透過原稿読み取り用ランプ6とゴミキズ検知用ランプ7
が副走査方向に移動可能である。
【0033】図7は第2の実施形態の透過照明ユニット
2の概略斜視図である。面状光源3は、拡散板34、蛍
光灯やキセノンランプ等の透過原稿読み取り用ランプ
6、赤外域のみに発光強度を有するLEDからなるゴミ
キズ検知用ランプ7とから構成されている。ここで透過
原稿読み取り用ランプ6は可視領域のみの光を発光する
ものでも良いが、主として可視領域の光を照射するよう
なものであれば、赤外領域のような非可視領域の光を照
射するものでもよい。
【0034】また、ゴミキズ検知ランプ7は赤外領域の
光のみを発光するものでなくても、主として赤外領域の
光を発光するものであればよい。さらに、蛍光管やキセ
ノンランプ、LED以外の光源を用いてもかまわない。
透過原稿読み取り用ランプ6とゴミキズ検知用ランプ7
はキャリッジ9の移動方向にほぼ直交する方向に配置さ
れている。
【0035】読み取り動作については第1の実施形態で
は透過原稿読み取り用ランプ6およびゴミキズ検知用ラ
ンプ7が読み取り動作時固定であったのに対し、第2の
実施形態ではキャリッジ9が副走査方向に移動するのに
同期して透過原稿読み取り用ランプ6およびゴミキズ検
知用ランプ7が副走査方向に移動するという動作が行わ
れるところが異なる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
過原稿の画像をラインセンサーで読み取る画像読み取り
装置において、導光体や拡散板に付いたゴミやキズを検
知しないようにしつつ、それによる画像への影響を極力
なくした良好な読み取り画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る画像読み取り
装置の概略断面図
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る画像読み取り
装置の概略斜視図
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る画像読み取り
装置の構成ブロック図
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る透過照明ユニ
ット概略斜視図
【図5】 本発明の第1の実施形態に係る透過照明ユニ
ット概略断面図
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る画像読み取り
装置の概略断面図
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る透過照明ユニ
ット概略斜視図
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 2 透過照明ユニット 3 面状光源 4 遮光シート 5 ユニット下カバー 6 第1の光源 7 第2の光源 8 キャリッジガイドシャフト 9 キャリッジ 10 反射シート 11 導光部 12 拡散シート 13 プラテンガラス 16 反射ミラー 17 光源保護部材 18 ヒンジ 19 導光板 20 反射原稿用光源 105 レンズ 106 CCDラインセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として可視領域の光を発光する第1の光
    源と、主として非可視領域の光を発光する第2の光源と
    を有し、前記第1の光源および前記第2の光源を用いて
    透過原稿を照明し結像光学系にて結像し、前記透過原稿
    の画像情報を読み取る画像読み取り装置において、 前記第1の光源と前記第2の光源を端面に配し、前記第
    1の光源からの光と前記第2の光源の該端面からの入射
    光を導光し導光板上で面状に発光させる導光手段と、 前記第1の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を撮像素子に入射させることで得られる画像信号
    に基づいて前記透過原稿の画像情報を読み取る画像情報
    読み取り手段と、 前記第2の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を前記撮像素子に入射させることで得られる画像
    信号に基づいて、前記導光板から前記撮像素子までの光
    路上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読み取り手
    段とを有し、 前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔が前記第2
    の光源による欠陥情報読み取り時に導光体の発光面上の
    欠陥情報出力が所定値以下となるように設定されている
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記第2の光源は赤外領域の光を発光する
    光源であることを特徴とする請求項1記載の画像読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】結像光学系は透過原稿読み取り範囲での合
    焦位置が前記結像光学系の光軸に対し周辺が前記結像光
    学系側になっていることを特徴とする請求項1記載の画
    像読み取り装置。
  4. 【請求項4】主として可視領域の光を発光する第1の光
    源と、主として非可視領域の光を発光する第2の光源と
    を有し、前記第1の光源および前記第2の光源を用いて
    透過原稿を照明し結像光学系にて結像し、前記透過原稿
    の画像情報を読み取る画像読み取り装置において、 前記第1の光源と前記第2の光源を端面に配し、前記第
    1の光源からの光と前記第2の光源の該端面からの入射
    光を導光し導光板上で面状に発光させる導光手段と、 前記第1の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を撮像素子に入射させることで得られる画像信号
    に基づいて前記透過原稿の画像情報を読み取る画像情報
    読み取り手段と、 前記第2の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を前記撮像素子に入射させることで得られる画像
    信号に基づいて、前記導光板から前記撮像素子までの光
    路上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読み取り手
    段とを有し、 前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔をL、前記
    撮像素子の1画素のセルサイズをC(mm)、前記結像
    光学系の倍率をB、前記結像光学系のFnoをFとした
    とき L > 12×C×F/(B×B) なる条件を満足することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2の光源は赤外領域の光を発光する
    光源であることを特徴とする請求項4記載の画像読み取
    り装置。
  6. 【請求項6】前記結像光学系は透過原稿読み取り範囲で
    の合焦位置が前記結像光学系の光軸に対し周辺が前記結
    像光学系側になっていることを特徴とする請求項4記載
    の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】主として可視領域の光を発光する第1の光
    源と、主として非可視領域の光を発光する第2の光源と
    を有し、前記第1の光源および前記第2の光源を用いて
    透過原稿を照明し結像光学系にて結像し、前記透過原稿
    の画像情報を読み取る画像読み取り装置において、 前記第1の光源と前記第2の光源を端面に配し、前記第
    1の光源からの光と前記第2の光源の該端面からの入射
    光を導光し導光板上で面状に発光させる導光手段と、 前記第1の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を撮像素子に入射させることで得られる画像信号
    に基づいて前記透過原稿の画像情報を読み取る画像情報
    読み取り手段と、 前記第2の光源からの光により前記透過原稿を照明した
    透過光を前記撮像素子に入射させることで得られる画像
    信号に基づいて、前記導光板から前記撮像素子までの光
    路上に存在する欠陥情報を読み取る欠陥情報読み取り手
    段とを有し、 前記導光体の発光面と前記透過原稿との間隔が前記第2
    の光源による欠陥情報読み取り時に導光体の発光面上の
    欠陥情報出力が欠陥情報として扱われない略消去となる
    ように設定されていることを特徴とする画像読み取り装
    置。
  8. 【請求項8】前記略消去の割合は欠陥情報読み取り手段
    によって読み取られた欠陥情報出力のうち黒を100
    %、白を0%とした時に8%以下であることを特徴とす
    る請求項7記載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】前記第2の光源は赤外領域の光を発光する
    光源であることを特徴とする請求項7記載の画像読み取
    り装置。
  10. 【請求項10】前記結像光学系は透過原稿読み取り範囲
    での合焦位置が前記結像光学系の光軸に対し周辺が前記
    結像光学系側になっていることを特徴とする請求項7記
    載の画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】前記第1の光源と前記第2の光源は画像
    情報読み取り時可動で前記結像光学系と同期して動くこ
    とを特徴とする請求項1、4又は7記載の画像読み取り
    装置。
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