JP2003322708A - 基板装置の製造方法並びにマイクロレンズ及び電気光学装置 - Google Patents

基板装置の製造方法並びにマイクロレンズ及び電気光学装置

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JP2003322708A
JP2003322708A JP2002128909A JP2002128909A JP2003322708A JP 2003322708 A JP2003322708 A JP 2003322708A JP 2002128909 A JP2002128909 A JP 2002128909A JP 2002128909 A JP2002128909 A JP 2002128909A JP 2003322708 A JP2003322708 A JP 2003322708A
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alignment mark
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microlens
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Nobuhiko Ozawa
宣彦 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二枚の基板を貼り合わせることで製造される
基板装置(例えば、マイクロレンズアレイ等)の製造コ
ストを低廉化する。 【解決手段】 第1基板(200)及び第2基板(20
0´)上には、それぞれ、第1アライメントマーク(2
04A)(204A´)及び該第1アライメントマーク
とは形状の異なる第2アライメントマーク(204B)
(204B´)が形成される。そして、これら第1基板
及び第2基板を貼り合わせる際には、第1基板上の第1
アライメントマークが第2基板上の第2アライメントマ
ークに位置的に対応するように、かつ、第1基板上の第
2アライメントマークが第2基板上の第1アライメント
マークに位置的に対応するように、両基板の位置決めが
なされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板装置の製造方
法の技術分野に属し、特に、別々に形成された二枚の基
板を貼り合わせる工程を含む基板装置の製造方法の技術
分野に属する。また、本発明は、そのような基板装置の
製造方法が適用されて製造されたマイクロレンズ、及
び、該マイクロレンズを備えてなる電気光学装置の技術
分野にも属する。
【0002】
【背景技術】マイクロレンズないしマイクロレンズアレ
イは、各種の光学機器に使用されている。このような光
学機器としては例えば、代表的には、マトリクス状に配
列された複数の電荷結合素子(CCD;Charge Coupled
Device)を利用して外界の景色ないし風景を撮像する
ことの可能なCCDカメラや、その一方においてマトリ
クス状に配列された複数の電極が形成された一対の基板
間に電気光学物質を備え、前記電極を利用して前記電気
光学物質に対し電圧を印加することにより画像を表示す
ることの可能な電気光学装置等がある。
【0003】いずれにしても、マイクロレンズアレイを
構成する一つ一つのマイクロレンズが、マトリクス状に
配列された複数のCCD、あるいは複数の電極の一を単
位とする画素に対応するように設けられることで、当該
複数の画素、あるいは複数の電極に対して入射すべき光
を集光することが可能となり、光の利用効率を高めるこ
とができることになる。このようなことにより、CCD
カメラ等においては、取得される画像の画質向上に貢献
し、液晶表示装置等においては、表示すべき画像の画質
向上に貢献することになる。
【0004】従来、このようなマイクロレンズを製造す
る方法としては、例えば次のようなものがある。すなわ
ち、二枚の透明基板を用意するとともに、そのそれぞれ
に対して凹状部あるいは窪み部を形成した後に、これら
の内部に適当な媒質を充填することでマイクロレンズを
形成し、最後に、両基板を貼り合わせる、というもので
ある。これによれば、一の基板上の凹状部と他の基板上
の凹状部とが互いに向かい合わせに貼り合わされること
によって、全体として、両凸レンズが形成されることに
なり、単に、いわば半球部分のみからなるマイクロレン
ズに比べて、その集光特性を一般に向上させることが可
能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなマイクロレンズアレイの製造方法については、次の
ような問題点があった。
【0006】すなわち、上述のように一の基板及び他の
基板を貼り合わせてマイクロレンズを形成する場合にお
いては、これら両基板の貼り合わせを、位置的に正確に
行わなければならない。このため、このような方法で
は、通常、一の基板及び他の基板上にアライメントマー
クが形成され、両基板貼り合わせ時には、両者のアライ
メントマークが合致するか否かを目安として正確な位置
決めが行われていた。なお、「合致するか否か」は、一
の基板及び他の基板が向かい合わせの状態にあるとき
に、一の基板又は他の基板側から光を入射させ、その透
過光の状態如何をみることによって確かめることが可能
である。
【0007】ところが、この場合に、一の基板上のアラ
イメントマークと他の基板上のそれとは、全く同一の形
状を有していてはよくない。なぜなら、両者が同じ形状
を有していると、一の基板及び他の基板を通して見たと
き(すなわち、前記透過光の状態如何をみるとき)に、
それらが完全に重なり合ってしまう場合があり、両基板
が真に位置的に合致しているのか否かを正確には判断す
ることができないからである。したがって、通常は、一
の基板上のアライメントマークと、他の基板上のアライ
メントマークとでは、その形状を異ならしめることが行
われている。これによれば、両者の相対的な位置関係の
把握がより確実になされることになる。
【0008】しかしながら、これでは、一の基板及び他
の基板をそれぞれ別の工程によって形成する必要が生じ
ることになる。つまり、両基板間でアライメントマーク
の形状を異ならしめるためには、一の基板については、
それ固有の工程によってマイクロレンズ及び該一の基板
用のアライメントマークを形成し、他の基板についても
また、それ固有の工程による同様な手順を踏む必要があ
ることになるのである。このように別々の形成工程を踏
まなければならないのでは、無駄のあることが明白であ
る。特に、いま述べているマイクロレンズアレイを形成
する場合においては、個々の基板上に形成されるマイク
ロレンズの形状ないし構造そのものについて、両基板間
に差異はないから、アライメントマークの形状を異なら
しめるためだけに、両基板の工程を別々に実施しなけれ
ばならないのは、前記の無駄がより顕著になる。
【0009】なお、このような問題点は、基板上にマイ
クロレンズを形成する場合に限られない。より一般的に
は、二つの基板を貼り合わせることで一つの構成ないし
構造を形成する、あらゆる基板装置、半導体装置等につ
いても、ほぼ同様に当てはまる問題である。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、製造コストを低廉化することの可能な基板装
置の製造方法を提供することを課題とする。また、本発
明は、そのような基板装置の製造方法を適用すること
で、より安価に提供可能なマイクロレンズ、及び、該マ
イクロレンズを備えてなる電気光学装置を提供すること
をも課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の基板装置の製造
方法は、上記課題を解決するために、第1基板及び第2
基板上に、それぞれ、第1アライメントマーク及び該第
1アライメントマークとは形状の異なる第2アライメン
トマークを形成する工程と、前記第1基板上の第1アラ
イメントマークが前記第2基板上の第2アライメントマ
ークに位置的に対応するように、かつ、前記第1基板上
の第2アライメントマークが前記第2基板上の第1アラ
イメントマークに位置的に対応するように、前記第1基
板に対し前記第2基板を貼り合せる工程とを含む。
【0012】本発明の基板装置の製造方法によれば、ま
ず、第1基板及び第2の基板上に第1アライメントマー
ク及び該第1アライメントマークとは形状の異なる第2
アライメントマークが形成される。ここで、第1アライ
メントマーク及び第2アライメントマーク間で「形状が
異なる」というのは、具体的には、後述する本発明の各
種態様で述べるように、両者の外形形状の大きさが異な
る場合や、一方が外枠形状、他方がその入れ子形状であ
るというような場合等とするのが好適ではあるが、本発
明は、このような形態に限定されるものではない。例え
ば、一方が鍵状で、他方が鍵穴状とするなど、種々の一
般的な場合を含む。要は、後述するように、第1基板及
び第2基板を貼り合わせた際に、一方の基板上の第1ア
ライメントマークと他方の基板上の第2アライメントマ
ークとが完全に一致することなく重なり合うような形態
であればそれでよいのである。なお、ここでは、便宜
上、第1アライメントマーク及び第2アライメントマー
クを、同一の四辺形状を有するが前者の面積は後者の面
積よりも大きいとした場合の説明を行うこととする。
【0013】上述の第1アライメントマーク及び第2ア
ライメントマークの形成工程の後には、前記第1基板上
の第1アライメントマークが前記第2基板上の第2アラ
イメントマークに位置的に対応するように、かつ、前記
第1基板上の第2アライメントマークが前記第2基板上
の第1アライメントマークに位置的に対応するように、
第1基板に対し第2基板を貼り合せる。このような条件
を満たすように、第1基板及び第2基板を貼り合せるた
めには、例えば、一方の基板に対して、他方の基板を裏
返した状態で、貼り合わせを実施するとよい。
【0014】より具体的には、次のようになる。すなわ
ち、第1アライメントマークの一例たる四辺形状の面積
は、第2アライメントマークの一例たる四辺形状の面積
よりも大きいから、両者を重ね合わせると、第1アライ
メントマークが、第2アライメントマークに対して、い
わば「はみ出る」ような形で重なり合うことになる。こ
こで、例えば、第1アライメントマークのちょうど中央
に第2アライメントマークが位置するように、第1基板
及び第2基板の相対的な位置を合わせた上で両者を貼り
合わせれば、両基板の位置決めが正確になされた貼り合
わせを実施することができる。
【0015】このように、本発明においては、第1基板
及び第2基板の貼り合わせ工程を何ら支障なく実施する
ことができるが、本発明では特に、これら第1基板及び
第2基板のそれぞれにおいて、同じように、前記第1ア
ライメントマーク及び前記第2アライメントマークが形
成されていることに特徴がある。つまり、本発明におい
ては、第1基板上に第1アライメントマーク及び第2ア
ライメントマークが形成されるとともに、第2基板上に
も第1アライメントマーク及び第2アライメントマーク
が形成されることになるから、第1基板及び第2基板の
形成工程を異ならしめる必要がないのである。このこと
は、第1基板及び第2基板上に形成される、第1アライ
メントマーク及び第2アライメントマーク以外のその他
の構成が両基板間で同一である場合には、それらの形成
工程を全く同一にすることが可能であることを意味す
る。
【0016】したがって、本発明によれば、第1基板及
び第2基板間でその形成工程を相違させなければならな
いなどといった従来のような無駄が発生せず、これによ
り、製造コストの低減化を図ることができる。
【0017】なお、第1アライメントマーク及び第2ア
ライメントマークの形成方法としては、マスク及びエッ
チング工程を利用して形成する方法や、レチクルを介し
て基板に対して露光工程を実施することにより形成する
方法等を採用すればよい。後者の方法においては、当該
レチクル上にも、第1アライメントマーク及び第2アラ
イメントマークに対応する形状が当然に形成されること
になる。
【0018】本発明の基板装置の製造方法の一態様で
は、前記第1アライメントマーク及び第2アライメント
マークは、前記第1基板及び前記第2基板のそれぞれの
上において、相隣接して形成される。
【0019】この態様によれば、第1アライメントマー
ク及び第2アライメントマークが、第1基板及び第2基
板上で好適に形成されることになる。より詳しく言え
ば、第1基板及び第2基板を貼り合わせた際において、
第1基板上の第1アライメントマーク及び第2基板上の
第2アライメントマークが重なり合っている領域のすぐ
隣に、第2基板上の第2アライメントマーク及び第2基
板上の第1アライメントマークが重なり合っている領域
が存在することになる。
【0020】このように、第1アライメントマーク及び
第2アライメントマークが近接した領域内に形成される
ようにすれば、例えば第1アライメントマーク及び第2
アライメントマークを離間して設けるような場合を想定
すると明らかなように、その製造上の手間やミス等を避
けることが可能となる。また、このような形態によれ
ば、両基板の位置決めをより正確に行った上で、その貼
り合わせを実行することもできる。
【0021】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1アライメントマーク及び前記第2アライメ
ントマークは、前記第1基板及び前記第2基板のそれぞ
れの上において、該第1アライメントマーク及び該第2
アライメントマークを一組として、少なくとも二組以上
形成される。
【0022】この態様によれば、第1及び第2アライメ
ントマークを一組として、例えば、第1基板の左右両
端、あるいは上下両端に、これを二組形成するととも
に、第2基板上にも、これと同様にして二組形成する、
などという態様を採ることが可能となる。これにより、
より正確な両基板の位置決めを行った上で、両基板の貼
り合わせを実行することができる。
【0023】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1アライメントマークの外形形状の大きさ
は、前記第2アライメントマークの外形形状の大きさよ
りも大きい。
【0024】この態様によれば、両基板を貼り合わせた
際に、一方の基板上の第1アライメントマークと他方の
基板上の第2アライメントマークとが形状的に完全に重
なり合うというようなことがないことは勿論、一例とし
て、第1アライメントマークの内部に第2アライメント
マークを位置させた状態を確認することにより、両基板
貼り合わせ時の位置決めを行うことができる。これによ
り、より正確な両基板の位置決めを行った上で、両基板
の貼り合わせを実行することができる。
【0025】この態様では特に、前記第1アライメント
マークの外形形状と前記第2アライメントマークの外形
形状とは、相似関係にあるようにするとよい。
【0026】このような構成によれば、第1アライメン
トマークの外形形状が、第2アライメントマークの外形
形状よりも単に大きいというだけでなく、両者が相似関
係にあることにより、両マークに基づく第1基板及び第
2基板の位置決めをより好適に実施することが可能とな
る。
【0027】なお、本構成にいう「相似関係」とは、例
えば第1アライメントマーク及び第2アライメントマー
クの外形形状が共に円形であるというような、いわば幾
何学的に厳密な相似関係を含む他、第1アライメントマ
ークの外形形状が円形、第2アライメントマークの外形
形状が楕円形であるというような、幾何学的には厳密な
相似関係とはいえないものの、両者が「同種の形状」を
有し、その大きさが異なるような場合をも含む。ここに
「同種の形状」とは、例えば、いま述べた円形及び楕円
形の他、正方形及び長方形、正三角形及び二等辺三角形
等、その他種々のものを想定することが可能である。
【0028】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1アライメントマーク及び前記第2マーは、
それぞれ、相互に離間した複数のマークからなる。
【0029】この態様によれば、例えば、第1アライメ
ントマークがA及びBという相互に離間した二つのマー
クからなり、第2アライメントマークがC及びDとい
う、やはり相互に離間した二つのマークからなる場合が
考えられる。この場合においては更に、第1基板上には
第1アライメントマークたるA及びB並びに第2ア
ライメントマークたるC及びDが、第2基板上には
第1アライメントマークたるA及びB並びに第2ア
ライメントマークたるC及びDが、それぞれ形成さ
れるということになる(添え字1及び2は、それぞれ、
第1基板及び第2基板を意味する。)。したがって、両
基板を貼り合わせる際においては、例えば、第1アライ
メントマークたるA及びBに対しては、第2アライ
メントマークたるC及びDが対応し、第2アライメ
ントマークたるC及びDに対しては、第1アライメ
ントマークたるA及びBが対応するということにな
る。
【0030】このような態様では、両基板の貼り合わせ
工程において、上述の組み合わせのうち、例えば最も見
易い組み合わせのみ(例えば、上述の例では第1アライ
メントマークAと第2アライメントマークCのみ
等)を確認することにより、両基板間の正確な位置決め
を実現することができる。これは、プロセス上の制約等
から、第1アライメントマーク及び第2アライメントマ
ークを形成する際において、その形状を当初に所期した
通りに形成することができない、すなわち該形状に若干
の誤差が含まれるというような場合が考えられることを
鑑みるに、有益である。というのも、本態様によれば、
そのような誤差が存在したとしても、いずれかの組み合
わせ(上述の例では、A及びC、B及びD、C
及びA、又はD及びBという四つの組み合わせ
のうち、いずれかのもの)を頼りに、その合致をもって
基板の貼り合わせを正確に行うことができるからであ
る。
【0031】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1アライメントマークの外形形状は外枠形状
を含み、前記第2アライメントマークの外形形状は前記
外枠形状の内部の形状に合致する入れ子形状を含んでい
る。
【0032】この態様によれば、例えば、第1アライメ
ントマークが正方形の内部が十字型にくり抜かれたよう
な外枠形状を呈し、第2アライメントマークが前記十字
型の入れ子形状を呈するような態様を想定することが可
能である。この場合、第1基板及び第2基板を貼り合わ
せた際においては、第1アライメントマーク及び第2ア
ライメントマークが直接的に重なり合う部分がなく、し
かも両マークの位置関係の把握は確実に行えるから、よ
り容易に、かつ正確に、両基板の位置決めを行うことが
できる。
【0033】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、マザー基板を裁断することによって前記第1基板及
び前記第2基板を得る工程を更に含む。
【0034】この態様によれば、第1基板及び第2基板
が、マザー基板を裁断することによって得られているこ
とから、該裁断によって形成されることとなる個々の装
置ごとについて、上述したような作用効果を享受するこ
とが可能となる。
【0035】より具体的には、例えば、薄膜トランジス
タ等の回路素子や各種配線等を一枚の比較的大面積のガ
ラス基板(マザー基板)上に作り込んだ上で、該ガラス
基板に対して対向基板を重ね合わせ、両基板間に液晶等
の電気光学物質を封入した後に、これを複数のユニット
となるように裁断することによって製造される液晶装置
等の電気光学装置等を想定した場合において、第1基板
及び第2基板からなる上述の「個々の装置」とは、この
ような電気光学装置に備え付けるマイクロレンズアレイ
を想定することが可能である(後述参照)。すなわち、
このような場合においては、上述したように、電気光学
装置を個々の装置(ユニット)として完成させた上で、
該電気光学装置のそれぞれに対して、マイクロレンズア
レイを取り付けるという製造方法があり得ることになる
が、本態様は、このような個々のマイクロレンズアレイ
を別々に製造する際において、適用することが可能なの
である。
【0036】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1基板及び前記第2基板は、透明材料からな
る。
【0037】この態様によれば、第1基板及び第2基板
を貼り合わせる際において、第1アライメントマーク及
び第2アライメントマークの相対的な位置関係の把握
を、第1基板側から、又は第2基板側から光を入射さ
せ、該光が両基板を透過したところの状態如何を確認す
ることによって行うことができる。
【0038】本発明の基板装置の製造方法の他の態様で
は、前記第1基板及び前記第2基板のそれぞれの面にお
いて凹状部を形成することでマイクロレンズの外形形状
の少なくとも一部を形作る工程を更に含む。
【0039】この態様によれば、第1基板及び第2基板
のそれぞれの上において、凹状の窪みを形成することに
加え、例えば、該窪み内に適当な媒質を充填すること
で、マイクロレンズを形成することが可能となる。そし
て、本態様では、これらの製造プロセスを経て形成され
た第1基板及び第2基板を、貼り合わせることになるか
ら、全体として、両凸レンズを形成することが可能とな
る。そして、本態様によれば、この貼り合せの際、上述
したような作用効果が同様に享受されることは言うまで
もない。すなわち、第1基板及び第2基板を別々の形成
工程によって形成する必要がなく、しかも両基板の貼り
合わせを正確に実施することができるという作用効果は
同様に享受されることになる。
【0040】なお、本態様においては、典型的には、第
1基板及び第2基板上に複数のマイクロレンズを形成す
ることで、最終的にマイクロレンズアレイを製造する場
合を想定することが可能である。この場合、マイクロレ
ンズアレイは、例えば、一つ一つのマイクロレンズが単
純に縦横に直線的に配列されてなるものや、一方の方向
については直線的配列であるが他方の方向については千
鳥足状であるもの、あるいは両方向について千鳥足状と
なるものなど、種々の形態が想定されるところである。
なお、このような具体的な態様は、当該マイクロレンズ
アレイが如何なる装置(例えば、液晶装置等の電気光学
装置、CCD装置等)に対して利用されるかによって、
決定されることは言うまでもない。
【0041】この態様では特に、前記マイクロレンズの
外形形状を形作る工程は、前記第1基板及び前記第2基
板上にマスクを形成する工程と、該マスクに所定パター
ンの複数の開口部を形成するとともに該開口部以外の残
存部を形成する工程と、前記残存部の少なくとも一部に
保護膜を形成する工程と、前記マスクを介して前記第1
基板及び前記第2基板に対するエッチングを実施する工
程と、前記保護膜下の前記残存部を除く前記マスクを除
去する工程を含み、前記第1アライメントマーク及び前
記第2アライメントマークは、前記保護膜下の前記残存
部からなるようにするとよい。
【0042】このような構成によれば、まず、マイクロ
レンズの形成を比較的容易に行うことができる。また、
本構成によれば、第1アライメントマーク及び第2アラ
イメントマークが、一連のマイクロレンズ形成工程の中
で形成されることになる。すなわち、本構成に係る第1
アライメントマーク及び第2アライメントマークは、上
述のマイクロレンズ形成工程中利用される前記マスクの
残存部の少なくとも一部として形成されることから、第
1アライメントマーク及び第2アライメントマークを形
成するための特別の工程が特段必要となるわけではない
のである。したがって、本構成によれば、該第1アライ
メントマーク及び該第2アライメントマークの形成をも
比較的容易に、かつ、安価に行うことができる。
【0043】なお、本構成にいう「エッチング」として
は、ウェットエッチングが該当することが好適ではある
が、場合により、ドライエッチングが該当するとした
り、あるいはドライエッチング及びウェットエッチング
の両者が該当するという形態としてもよい。
【0044】また、このような構成では特に、前記マス
クを除去する工程の後に、前記第1基板及び前記第2基
板を所定の隙間を設けながら貼り合わせる工程と、光硬
化性又は熱硬化性の透明有機材料からなるものを前記所
定の隙間に注入するとともに、該透明有機材料からなる
ものを、前記エッチングを実施する工程によって前記第
1基板及び前記第2基板の面上に形成された凹状部にも
充填する工程と、前記第1基板及び前記第2基板間並び
に前記凹状部に満たされた前記透明有機材料に対して光
照射又は加熱を実施することで、これを硬化させる工程
とを更に含むようにするとよい。
【0045】このような構成によれば、第1基板及び第
2基板の貼り合わせ工程と、マイクロレンズを形成する
ための媒質の充填工程を同時に実施することができる。
これは、上述の光硬化性又は熱硬化性の透明有機材料か
らなるものが、レンズ媒質の役割を担うとともに、第1
基板及び第2基板を接着させる接着剤としての役割をも
担うことによる。このようにすれば、例えば、前記凹状
部内に充填媒質を満たした後、改めて、接着剤を用いて
第1基板及び第2基板を接着させるという手順をふむよ
りも、より迅速に両凸レンズを含むマイクロレンズを形
成することが可能となる。
【0046】本発明のマイクロレンズは、上記課題を解
決するために、第1基板及び第2基板と、該第1基板及
び該第2基板上に形成された第1アライメントマーク及
び該第1アライメントマークとは形状の異なる第2アラ
イメントマークと、前記第1基板及び前記第2基板のそ
れぞれの面において形成された凹状部とを備えてなり、
前記第1基板及び前記第2基板は、前記第1基板上の第
1アライメントマークが前記第2基板上の第2アライメ
ントマークに位置的に対応するように、かつ、前記第1
基板上の第2アライメントマークが前記第2基板上の第
1アライメントマークに位置的に対応するように貼り合
わされることで、前記第1基板上の凹状部及び前記第2
基板上の凹状部とが当該マイクロレンズの外形形状を形
作る。
【0047】本発明のマイクロレンズによれば、上述の
基板装置の製造方法が適用されて製造されることから、
従来に比して、製造コストの低廉化を図ることが可能と
なり、したがって、より安価にこれを提供することが可
能となる。
【0048】なお、本発明に係るマイクロレンズは、そ
のそれぞれの面において凹状部が形成された二枚の基板
が向かい合わせで貼り合わされてなるものであるから、
全体的な形状としては、両凸レンズを有するものとな
り、従来に比べて、より高い集光特性等を発揮すること
が可能である。
【0049】本発明の電気光学装置は、上記課題を解決
するために、上述のマイクロレンズを備えてなる。
【0050】本発明の電気光学装置によれば、上述のマ
イクロレンズを備えてなることから、従来に比して、よ
り安価にこれを提供することが可能である。また、前記
マイクロレンズは、既に述べたように、両凸レンズを有
するものであるから、より高い集光特性等が発揮され、
従来に比べて、より明るい画像を表示することが可能で
ある。
【0051】なお、本発明にいう「電気光学装置」とし
ては、具体的には例えば、画素電極、該画素電極に接続
された薄膜トランジスタ(TFT)、該TFTに接続さ
れた走査線及びデータ線等が形成されたTFTアレイ基
板、該TFTアレイ基板に対向配置されその全面に共通
電極が形成された対向基板、並びに、TFTアレイ基板
及び対向基板間に挟持された液晶等の電気光学物質(以
下、「液晶」に代表させる。)等からなるものを想定す
ることが可能である。
【0052】このような電気光学装置においては、走査
線を通じてTFTのON・OFFを制御するとともに、
該TFTがONとされている状態において、データ線を
通じて供給されてくる画像信号を画素電極に印加するこ
とが可能である(アクティブマトリクス駆動)。このよ
うに画像信号が画素電極に印加されると、当該画像信号
に対応した所定の電位差が、該画素電極と共通電極間に
生じる(つまり、画素毎に所定の電位差が生じる)こと
となり、これによって、前記液晶の配向状態の変化、そ
れに起因する光透過率の変化が生じることとなるので、
画像を表示することが可能となるのである。ここで、液
晶に対する光の入射は、例えば、当該電気光学装置の内
部に設けられた光源や、当該電気光学装置の外部に存在
する蛍光灯等の光源等を考えることができる。
【0053】そして、上記のマイクロレンズは、前記光
源から発せられた光を、例えば、上述の画素電極におい
て焦点を結ばせるために利用されることになる。これに
より、光の利用効率が増し、より明るい画像の表示等が
可能となるのである。
【0054】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施形態に係
るマイクロレンズアレイの製造プロセスついて、図1か
ら図7を参照しながら説明する。ここに、図1及び図2
は、本実施形態に係るマイクロレンズの製造プロセスを
順に追って示す製造工程断面図であり、図3は、基板の
外形及び該基板上に形成されるアライメントマークの具
体的態様を示す平面図、図4は、該アライメントマーク
の具体的態様の拡大平面図である。なお、図1及び図2
は、図3に示す基板全面における極一部についての断面
図(図中X−X´線参照)である。他方、図5は、二つ
の基板の貼り合わせ工程の様子を示す説明図であり、図
6は、該二つの基板が貼り合わされた際における両基板
上のアライメントマークの重なり合いの様子を示す平面
図である。そして、図7は、図1ないし図6に示される
製造プロセスを経る結果得られる、本実施形態にマイク
ロレンズの概要を示す断面図である。
【0056】なお、いずれの図についても、そこに示さ
れる各種構成の大きさ、ないし各種構成間の相対的な大
きさは、実物上の大きさを反映したものではない。すな
わち、各図においては、視認可能となるように各種構成
ごとに適当な縮尺が設定されている。
【0057】まず、図1の工程(1)に示すように、基
板200を用意する。ここで基板200の材質は、基本
的に限定されないが、例えば、石英基板、ハードガラ
ス、シリコン基板等とすればよい。次に、図1の工程
(2)に示すように、該基板200に対して、例えばポ
リシリコン等からなるマスク202を形成した後、これ
に対してフォトリソグラフィ及びエッチング技術等を適
用して、基板200全面に関して所定パターンを有する
開口部202aを形成する。この開口部202aは、一
つ一つのマイクロレンズを形成すべきレンズ形成用領域
の各々に応じて複数形成される。これにより、本実施形
態において最終的には、基板200上にマイクロレンズ
「アレイ」が形成されることになる。
【0058】ちなみに、本実施形態では、図3に示すよ
うに、基板200がマザー基板である場合を想定してい
るから、マイクロレンズアレイが形成されるというの
は、図3に示す破線に沿って該マザー基板を裁断した後
における個々の基板の各々について、ということにな
る。
【0059】なお、この開口部202aの開口径は、レ
ンズ形成用領域の大きさ(すなわち、形成すべきマイク
ロレンズの開口径)よりも小さめに形成しておくとよ
い。これは、後のウェットエッチング工程において、該
開口部202aを通じた等方的なエッチングが進行する
ことにより、隣接するマイクロレンズが自然に接触ない
し接触寸前の状態になること(図1の工程(4)参照)
を見越した措置である。また、開口部202aの開口形
状は、典型的には円形状などとすればよいが、本発明は
このような形態に限定されるものではない。例えば、該
開口形状を、四辺形状を含むものとしたり、場合により
特殊な平面形状を含むようなもの等としてよい。
【0060】そして、本実施形態では特に、この開口部
202aの形成工程において、これと同時に、図1の工
程(2)に示すように、基板200の端に、相隣接させ
る形でアライメントマーク204A及び204B(図5
等においては、両者併せて符号「204」でもって指示
されている場合がある。)を形成する。すなわち、開口
部202aを形成するために、例えば上述したフォトリ
ソグラフィ及びエッチング技術を利用するのであれば、
その所定パターンのうちに、前記アライメントマーク2
04A及び204Bに関するパターンも含まれるように
しておくのである。
【0061】より具体的には、本実施形態において、こ
れらアライメントマーク204A及び204Bは、図3
又は図4に示すような平面的な形状を有する。すなわ
ち、基板200上には、図中左右両端部のそれぞれにお
いて、大小一組のアライメントマーク204A及び20
4Bが二組形成される。このうちアライメントマーク2
04A(本発明にいう「第1アライメントマーク」の一
例に該当する。)は、図に示すように図中上下に長い略
楕円形状を有するものとされ、アライメントマーク20
4B(本発明にいう「第2アライメントマーク」の一例
に該当する。)は、アライメントマーク204Aよりも
その外形形状が小さく、かつ、それとほぼ相似の関係に
あるような略円形状を有するものとされている。
【0062】なお、図3及び図4(並びに、後に参照す
る図5及び図6、図10)においては、アライメントマ
ーク204Bが着色されて示されているが、これは両ア
ライメントマーク204A及び204Bの相違を明瞭に
するために過ぎず、実物上で、図に示すような着色が行
われていることを意味するものではない。
【0063】さて、上述のように、開口部202a並び
にアライメントマーク204A及び204Bの形成が完
了したら次に、図1の工程(3)に示すように、アライ
メントマーク204A及び204Bが形成された領域の
みを覆うように、保護膜206を形成する。このような
保護膜206は、例えばマスク202と同じ材料からな
るようにしたり、あるいは有機材料からなるようにする
とよいが、その他、種々の材料からなるものとしてよい
ことは勿論である。
【0064】次に、図2の工程(4)に示すように、適
当なエッチャントを利用しつつ、基板200に対するウ
ェットエッチングを実施する。このウェットエッチング
は、前述した、開口部202aを有するマスク202を
介して行われることになる。ここで、ウェットエッチン
グは、開口部202aを通じて進入したエッチャントに
よる侵食によって進行することになるから、図2の工程
(4)に示すように、自然に略半球状の凹状部208が
形成されることになる。そして、開口部202aは、基
板200の面内において所定パターンを有するように形
成されていたから、該凹状部208もまた、同面内にお
いて該所定パターンを有するように形成されることにな
る。なお、この凹状部208は、本実施形態に係るマイ
クロレンズの外形形状(の一部)に一致することとな
る。
【0065】次に、図2の工程(5)に示すように、マ
スク202と保護膜206とを共に除去する。これによ
り、基板200上にアライメントマーク204A及び2
04Bが残置された形態が現れることになる。なお、こ
の場合においては、マスク202の除去と、保護膜20
6の除去とを別々に実施する場合と同時に実施する場合
とが考えられるが、前者の場合においては、マスク20
2の除去の後、保護膜206を除去する方が好ましいと
いえる。というのも、アライメントマーク204A及び
204Bの形状は最後まで保護されるのが好ましいから
である。したがって、マスク202及び保護膜206を
構成する材料、あるいは双方に対するエッチング条件等
は、このような事情を鑑みて決定されることが好まし
い。
【0066】また、後者の場合(すなわち、マスク20
2及び保護膜206の除去を同時に実施する場合)は、
例えば、マスク202及び保護膜206が同じ材料から
なるときに実現されることとなると考えられる。この場
合においては、両者のエッチングレートはほぼ同じにな
るはずであるから、図1の工程(2)において形成され
るマスク202の厚さと、図1の工程(3)において形
成する保護膜206の厚さとは、ほぼ同じになるように
調整する、というような形態としておくとよい。
【0067】そして最後に、図2の工程(6)に示すよ
うに、凹状部208の内部に対して、例えばSiNx
(窒化シリコン)又はITO(インディウム・ティン・
オキサイド)又は透明有機材料等の透明材料からなる媒
質210を充填すると、マイクロレンズ220が完成す
ることとなる。
【0068】なお、この媒質210の充填は、より具体
的には例えば、次のように実施することができる。すな
わち、まず、凹状部208の内部及び基板200の表面
に対して、上述のような透明材料からなる膜を成膜す
る。つまり、該透明材料が、凹状部208の内部から基
板200表面に、いわば「はみ出る」ような成膜を実施
するのである。次に、この膜の表面に対して、CMP
(Chemical Mechanical Polishing)処理等の平坦化処
理を実施する。このような平坦化処理を施すことによっ
て、図2の工程(6)に示すように、凹状部208の内
部のみに前記膜が残存する形態、すなわちその内部に媒
質210が充填されてなるマイクロレンズ220を現出
させることが可能となる。そしてこの場合特に、当該媒
質210の表面及び基板200の表面の両者に関して、
平坦な面を容易に現出させることが可能となる。
【0069】以上のような工程を経ることによって、基
板200上にマイクロレンズアレイを形成することが可
能であるが、本実施形態では特に、前記基板200とは
別の基板200´を用意するとともに、該基板200´
に対しても、図1及び図2の工程(1)〜工程(6)に
示す製造プロセスを経させることで、基板200と同様
に、マイクロレンズ220´ないしマイクロレンズアレ
イを形成しておく。ここで重要なのは、基板200´上
にマイクロレンズアレイを形成する工程は、アライメン
トマークの形状、その形成位置等も含めて基板200に
ついてと全く同様に実施してよいことにある。
【0070】そして次に、以上のようにして形成された
マイクロレンズ220及び220´を含む基板200及
び200´を、マイクロレンズ220及び220´の開
口部が互いに向かい合わせになるように、あるいは、一
方の基板200(又は200´)に対して他方の基板2
00´(又は200)を裏返しにして、両基板200及
び200´の貼り合わせ工程を実施する(図5参照。こ
の図においては、基板200´が裏返しにされているこ
とを破線でもって表している。)。なお、この貼り合わ
せ工程では、基板200及び200´間に適当な透明樹
脂等からなる接着剤を介在させる。また、この際には、
基板200上のアライメントマーク204A及び204
B、別の基板200´上におけるアライメントマーク2
04A´及び204B´が、両基板200及び200´
の相対的な位置決めに利用されることになる。
【0071】ここに「位置決めに利用される」とは、よ
り具体的には次のようになる。すなわち、一方の基板2
00に対して他方の基板200´が裏返しになるように
貼り合わされ、かつ、これら両基板200及び200´
が全く同様に形成されていることから、図5又は図6に
示すように、図中上下に長い略楕円形状のアライメント
マーク204A(又は204A´)に対しては、これよ
りも小さい外形形状を有する略円形状のアライメントマ
ーク204B´(又は204B)が位置的に対応するよ
うに、両基板200及び200´の位置を決めが行われ
るのである。
【0072】以上の結果、本実施形態においては、両基
板200及び200´の位置決めが正確に行われること
となり、最終的には、図7に示すように、接着剤222
を介して両基板200及び200´が貼り合わされるこ
とで、基板200上のマイクロレンズ220と、基板2
00´上のマイクロレンズ220´とによって、本実施
形態に係るマイクロレンズのほぼ全部、すなわち両凸レ
ンズ220Sが形成されることになる。このような両凸
レンズ220Sによれば、より効率的な集光が可能とな
る。例えば、図7に示すマイクロレンズを液晶表示装置
に適用する場合においては、画素電極に対する集光をよ
り確実に行うことが可能となり、高品質の画像を表示す
ることが可能となる。
【0073】なお、本発明においては、上述のような製
造方法の他、以下のような方法を採用することもでき
る。すなわちまず、図2の工程(4)に示した凹状部2
08を形成した段階で、基板200及び200´の貼り
合わせ工程を実施するのである。ただし、これら基板2
00及び200´間には所定の隙間が設けられるように
しておく。次に、充填媒質210として、光又は熱硬化
する高屈折率の透明有機材料からなるものを用意し、前
記の基板200及び200´間の所定の隙間に対してこ
れを注入する。この場合、該充填媒質210の注入は、
両基板に形成されている凹状部208を満たすように、
かつ、基板200及び200´間の所定の隙間を満たす
ように行われる。なお、この充填媒質210の注入は、
基板200及び200´の貼り合わせを実行しつつ行っ
てもよいし、両基板200及び200´間に前記の所定
の隙間を予め設けた上で行うようにしてもよい。最後
に、該充填媒質210に対して光の照射及び加熱を実施
することによって、これを硬化させる。
【0074】つまり、この場合においては、充填媒質2
10が、凹状部208を満たしてレンズ媒質の役割を担
うとともに、基板200及び200´間を接着させる接
着剤としての役割をも担うこととなる。このような方法
によれば、凹状部208に対する充填媒質210の充填
(すなわち、マイクロレンズ220及び220´の形
成)と、基板200及び200´の貼り合わせを同時に
行うことが可能となり、より迅速に両凸レンズ220S
を含むマイクロレンズアレイを形成することが可能とな
る。
【0075】このような本実施形態に係るマイクロレン
ズの製造方法においては、上述のアライメントマーク2
04A及び204B(又は204A´及び204B´)
に関連して、次のような作用効果が奏されることとな
る。
【0076】すなわち、本実施形態においては、基板2
00及び200´のいずれについても、同一の形態とな
るアライメントマーク204A及び204B並びに20
4A´及び204B´を形成しさえすれば、両基板20
0及び200´の貼り合わせを好適に実現することが可
能なのである。
【0077】この点、従来においては、図8に示すよう
に、両基板201及び201´の貼り合わせの際におい
て、一の基板201に形成されたアライメントマーク2
05と、他の基板201´に形成されたアライメントマ
ーク205´とを利用することで位置決めを行っていた
のとは異なる。ここにアライメントマーク205は、図
中上下に長い略楕円形状を有するものであり、アライメ
ントマーク205´は、それよりも外形形状が小さく、
かつ、それとほぼ相似の関係にある略円形状を有するも
のである。この場合においては、基板201及び201
´の主要部(すなわち、マイクロレンズアレイの形成領
域)に関しては全く同一の形成工程を経るにもかかわら
ず、アライメントマーク205と、同マーク205´と
が異なる形状を有しているがため、基板201の製造と
基板201´の製造とは、それぞれ別々の形成工程を経
させなければならなかったのである。
【0078】しかるに、本実施形態においては、そのよ
うな不都合がない。既に述べたように、基板200及び
200´は、全く同一の製造工程を経て形成することが
可能なのである。したがって、本実施形態によれば、製
造プロセス上の無駄が発生せず、これにより、製造コス
トの低減化を図ることができる。
【0079】なお、上記実施形態においては、一方のア
ライメントマーク204A及び204A´が、図中上下
方向に長い略楕円形状とされ、他方のアライメントマー
ク204B及び204B´が、それよりも外形形状が小
さい略円形状とされていたが、本発明は、このような形
態に限定されるものではない。基本的には、形状の異な
る二つのアライメントマークが完全に一致することなく
重なり合うような形態であって、二つの基板を貼り合わ
せる際の位置決めに供し得るのであれば、どのような形
状となるアライメントマークとしてもよいが、例えば好
ましくは、以下に記す数例を挙げることができる。な
お、以下参照する図面は、いずれも図6と同趣旨の図で
あって、両基板が貼り合わされた状態におけるアライメ
ントマークの重なり合いの様子を示している。
【0080】第一に、図9は、一方の基板上に、アライ
メントマークが、四つの正方形241A、241B、2
41C及び241Dとして形成されている態様を示して
いる。これら四つの正方形においては、図中左寄りの二
つの正方形241A及び241Bは、同一の面積を有す
るものとなっており、右寄りの二つの正方形241C及
び241Dは、これらの正方形241A及び241Bよ
りも面積が小さいものとなっている。また、右寄りの小
さい正方形241C及び241Dの中でも、最右方の正
方形241Dは、その左隣の正方形241Cよりも面積
が小さい。そして、これら各正方形241A、241
B、241C及び241Dは、それぞれ、所定の間隔を
もって形成されており、面積が小さくなるにつれて、隣
り合う正方形間の間隔はより大きくなるような形成がな
されている。
【0081】このような場合においては、本発明にいう
「第1アライメントマーク」としては、正方形241A
及び241Bがそれに該当し、「第2アライメントマー
ク」としては、正方形241C及び241Dがそれに該
当する、と考えることができる。
【0082】そして、このような形態によれば、一方の
基板上に形成された四つの正方形241A、241B、
241C及び241Dと、これと全く同一なものとして
他方の基板上に形成された四つの正方形241A´、2
41B´、241C´及び241D´とを重ね合わせた
場合には、図9に示すように、同じ面積を有する正方形
が四つ並ぶとともに、これらそれぞれの正方形の内部
に、面積の小さな正方形が存在するような形となる。こ
れにより、両基板の貼り合せの際における両者の相対的
な位置決めを行うことができることになる。
【0083】また、このような形態ではとりわけ、複数
のアライメントマーク241A、241B、241C及
び241Dを用いることから、一方及び他方の基板を実
際に貼り合わせる際においては、最も見易い組み合わせ
となる、いずれか一つ(すなわち、アライメントマーク
241A及び241D´、241B及び241C´、2
41C及び241B´、又は241D及び241A´の
いずれか一つ)の合致を確認すれば、一方及び他方の基
板の正確な位置決めを行うことができる。
【0084】第二に、図10は、一方の基板上に、正方
形の内部が十字型にくり抜かれた外枠形状242Aが形
成されるとともに、そのとなりに前記十字型にほぼ合致
する入れ子形状242Bが形成される態様を示してい
る。このような場合においては、本発明にいう「第1ア
ライメントマーク」としては、外枠形状242Aがそれ
に該当し、「第2アライメントマーク」としては、入れ
子形状242Bがそれに該当する、と考えることができ
る。
【0085】そして、このような形態によれば、一方の
基板上に形成された外枠形状242A及び入れ子形状2
42Bと、これと全く同一なものとして他方の基板上に
形成された外枠形状242A´及び入れ子形状242B
´とを重ね合わせた場合には、図10に示すように、同
じ面積を有する正方形(外枠形状242A及び242A
´)が二つ並ぶとともに、これらそれぞれの正方形の内
部には、該内部に形成されたくり抜き部に応じた入れ子
形状242B及び242B´が存在することとなる。こ
れにより、両基板の貼り合せの際における両者の相対的
な位置決めを行うことができることになる。
【0086】また、上記実施形態では、基板200及び
200´がマザー基板であることが前提とされていたが
(すなわち、図7のような形態がマザー基板全面につい
て形成された後は、図3の破線に沿ってマザー基板が裁
断され、個々のマイクロレンズアレイとされることにな
る。)、本発明は、このような形態にも限定されるもの
ではない。例えば、該マザー基板を予め裁断することに
よって得られる個々の基板について、そのうちの二つを
貼り合わせる必要がある場合等においても、本発明を適
用することは当然に可能である。要するに、基板の具体
的な大きさや、その取得の経緯等について、本発明は特
に限定されるものではないのである。
【0087】さらに、上記実施形態においては、基板2
00及び200´上にマイクロレンズ220及び220
´を形成し、これらを貼り合わせることで、両凸レンズ
220Sからなるマイクロレンズアレイを形成する形態
について説明したが、本発明は、このような形態に限定
されるものではない。より一般的に、二つの基板を貼り
合わせて一つの構成ないし構造を形成する基板装置、半
導体装置等であれば、本発明の適用は基本的に可能であ
る。この場合において、二つの基板のそれぞれについ
て、その主要部として同一の構成ないし構造を作り込む
場合であれば、本発明の効果が、より効果的に発揮され
ることとなるは言うまでもない。
【0088】(電気光学装置の実施形態)以下では、上
述のように形成されたマイクロレンズを電気光学装置に
適用した場合について、図11を参照しながら説明す
る。ここに図11は、本実施形態に係る電気光学装置の
概要構成を示す斜視図である。
【0089】図11において、電気光学装置は、マトリ
クス状に配列された画素電極9a、該画素電極9aに接
続されたTFT30、該TFT30に接続された走査線
3a及びデータ線6a等が形成されたTFTアレイ基板
10を備えている。このうち画素電極9aは、例えばI
TO(インディウム・ティン・オキサイド)等の透明導
電性材料等で形成されている。また、走査線3a及びデ
ータ線6aは、図に示すように、マトリクス状に配列さ
れた画素電極9a間の間隙を縫うように、格子状に形成
されている。そして、走査線3aは、図示しない領域で
走査線駆動回路(不図示)に接続され、データ線6aも
また、図示しない領域でデータ線駆動回路(不図示)に
接続されている。走査線駆動回路は、走査線3aに対し
て、例えば線順次に走査信号を供給し、データ線駆動回
路は、データ線6aに対して前記走査信号の供給タイミ
ング等を計った上で、所定のタイミングで画像信号を供
給するものである。
【0090】他方、この電気光学装置には、TFTアレ
イ基板10に対向配置されその全面に共通電極21が形
成された対向基板20が備えられている。共通電極21
は、上述の画素電極9aと同様に、ITO等の透明導電
性材料からなる。そして、TFTアレイ基板10及び対
向基板20間には、電気光学物質の一例たる液晶層50
が挟持されている。
【0091】このような電気光学装置においては、走査
線3aを通じた走査信号の供給により、TFT30のO
N・OFFを制御するとともに、該TFT30がONと
されている状態において、データ線6aを通じて供給さ
れてくる画像信号を画素電極9aに印加することが可能
である(アクティブマトリクス駆動)。このように画像
信号が画素電極9aに印加されると、当該画像信号に対
応した所定の電位差が、該画素電極9aと共通電極21
間に生じる(つまり、画素毎に所定の電位差が生じる)
こととなり、これによって、前記液晶層50中の液晶の
配向状態の変化、それに起因する光透過率の変化が生じ
ることとなるので、画像を表示することが可能となるの
である。ここで、液晶に対する光の入射は、例えば、当
該電気光学装置の内部に設けられた光源や、当該電気光
学装置の外部に存在する蛍光灯等の光源等を考えること
ができる。なお、本実施形態においては、画素電極9a
及び共通電極21のいずれも、透明導電性材料からなる
から、いわゆる「透過型」として使用可能である。図に
即して言えば、例えば、図中上側に図示しない内部光源
を設置することにより、該上側から図中下側に抜けるよ
うに光を進行させることが可能である。
【0092】そして、本実施形態に係る電気光学装置で
は特に、図11に示すように、対向基板20の液晶層5
0に対向しない側(図中上側)に、図7に示した両凸レ
ンズを有するマイクロレンズアレイ板250が備えられ
ている。このマイクロレンズアレイ板250は、例え
ば、画素電極9aにおいて焦点を結ばせるために利用さ
れることになる(図中符号L参照)。
【0093】このように、本実施形態によれば、両凸レ
ンズを有するマイクロレンズアレイ板250を備えるこ
とにより、従来に比べて、より高い集光特性等が発揮さ
れることで、光の利用効率が増し、より明るい画像の表
示等が可能となる。
【0094】また、上述のマイクロレンズアレイ板25
0は、上述したように、本発明に特徴的なアライメント
マークの作用効果によって、製造コストの低減化が図ら
れたマイクロレンズの製造プロセスを経て製造されてい
ることから、電気光学装置それ自体についても、従来に
比して、より安価にこれを提供することが可能である。
【0095】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる
発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可
能であり、そのような変更を伴う基板装置の製造方法並
びにマイクロレンズ及び電気光学装置もまた、本発明の
技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るマイクロレンズの製
造プロセスを順に追って示す製造工程断面図(図3中の
X−X´線参照)である。
【図2】 図1に続く製造工程断面図である。
【図3】 基板の外形及び該基板上に形成されるアライ
メントマークの具体的態様を示す平面図である。
【図4】 図3に示すアライメントマークの具体的態様
の拡大平面図である。
【図5】 二つの基板の貼り合わせ工程の様子を示す説
明図である。
【図6】 二つの基板が貼り合わされた際における両基
板上のアライメントマークの重なり合いの様子を示す平
面図である。
【図7】 図1ないし図6に示される製造プロセスを経
る結果得られる、本実施形態のマイクロレンズの概要を
示す断面図である。
【図8】 従来における二つの基板の貼り合わせ工程の
様子を示す説明図である。
【図9】 図6と同趣旨の図であって、アライメントマ
ークが四つの正方形からなる具体的態様について、該ア
ライメントマークの重なり合いの様子を示す平面図であ
る。
【図10】 図6と同趣旨の図であって、アライメント
マークが外枠形状及び入れ子形状からなる具体的態様に
ついて、該アライメントマークの重なり合いの様子を示
す平面図である。
【図11】 本発明の実施形態に係る電気光学装置の概
要構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
200、200´…基板 202…マスク 202a…開口部 204A、204B…(基板200上の)アライメント
マーク 204A´、204B´…(基板200´上の)アライ
メントマーク 206…保護膜 208…凹状部 210…媒質 220、220´、220S…マイクロレンズ 222…接着剤 241A、241B、241C及び241D…アライメ
ントマーク 242A、242B…アライメントマーク 250…マイクロレンズアレイ板

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1基板及び第2基板上にそれぞれ、第
    1アライメントマーク及び該第1アライメントマークと
    は形状の異なる第2アライメントマークを形成する工程
    と、 前記第1基板上の第1アライメントマークが前記第2基
    板上の第2アライメントマークに位置的に対応するよう
    に、かつ、前記第1基板上の第2アライメントマークが
    前記第2基板上の第1アライメントマークに位置的に対
    応するように、前記第1基板に対し前記第2基板を貼り
    合せる工程とを含むことを特徴とする基板装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1アライメントマーク及び第2ア
    ライメントマークは、前記第1基板及び前記第2基板の
    それぞれの上において、相隣接して形成されることを特
    徴とする請求項1に記載の基板装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1アライメントマーク及び前記第
    2アライメントマークは、前記第1基板及び前記第2基
    板のそれぞれの上において、該第1アライメントマーク
    及び該第2アライメントマークを一組として、少なくと
    も二組以上形成されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の基板装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1アライメントマークの外形形状
    の大きさは、前記第2アライメントマークの外形形状の
    大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一項に記載の基板装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1アライメントマークの外形形状
    と前記第2アライメントマークの外形形状とは、相似関
    係にあることを特徴とする請求項4に記載の基板装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1アライメントマーク及び前記第
    2アライメントマークは、それぞれ、相互に離間した複
    数のマークからなることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか一項に記載の基板装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1アライメントマークの外形形状
    は外枠形状を含み、前記第2アライメントマークの外形
    形状は前記外枠形状の内部の形状に合致する入れ子形状
    を含んでいることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か一項に記載の基板装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 マザー基板を裁断することによって前記
    第1基板及び前記第2基板を得る工程を更に含むことを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の基板
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1基板及び前記第2基板は、透明
    材料からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    か一項に記載の基板装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1基板及び前記第2基板のそれ
    ぞれの面において凹状部を形成することでマイクロレン
    ズの外形形状の少なくとも一部を形作る工程を更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    の基板装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記マイクロレンズの外形形状を形作
    る工程は、 前記第1基板及び前記第2基板上にマスクを形成する工
    程と、 該マスクに所定パターンの複数の開口部を形成するとと
    もに、該開口部以外の残存部を形成する工程と、 前記残存部の少なくとも一部に保護膜を形成する工程
    と、 前記マスクを介して前記第1基板及び前記第2基板に対
    するエッチングを実施する工程と、 前記保護膜下の前記残存部を除く前記マスクを除去する
    工程とを含み、 前記第1アライメントマーク及び前記第2アライメント
    マークは、前記保護膜下の前記残存部からなることを特
    徴とする請求項10に記載の基板装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記マスクを除去する工程の後に、 前記第1基板及び前記第2基板を所定の隙間を設けなが
    ら貼り合わせる工程と、 光硬化性又は熱硬化性の透明有機材料を前記所定の隙間
    に注入するとともに、該透明有機材料を、前記エッチン
    グを実施する工程によって前記第1基板及び前記第2基
    板の面上に形成された凹状部にも充填する工程と、 前記第1基板及び前記第2基板間並びに前記凹状部に満
    たされた前記透明有機材料に対して光照射又は加熱を実
    施することで、これを硬化させる工程とを更に含むこと
    を特徴とする請求項11に記載の基板装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1基板及び第2基板と、 該第1基板及び該第2基板上に形成された第1アライメ
    ントマーク及び該第1アライメントマークとは形状の異
    なる第2アライメントマークと、 前記第1基板及び前記第2基板のそれぞれの面において
    形成された凹状部とを備えてなり、 前記第1基板及び前記第2基板は、前記第1基板上の第
    1アライメントマークが前記第2基板上の第2アライメ
    ントマークに位置的に対応するように、かつ、前記第1
    基板上の第2アライメントマークが前記第2基板上の第
    1アライメントマークに位置的に対応するように貼り合
    わされることで、 前記第1基板上の凹状部及び前記第2基板上の凹状部と
    が当該マイクロレンズの外形形状を形作ることを特徴と
    するマイクロレンズ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のマイクロレンズを
    備えてなることを特徴とする電気光学装置。
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