JP2003322075A - スタータ装置 - Google Patents

スタータ装置

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JP2003322075A JP2002127970A JP2002127970A JP2003322075A JP 2003322075 A JP2003322075 A JP 2003322075A JP 2002127970 A JP2002127970 A JP 2002127970A JP 2002127970 A JP2002127970 A JP 2002127970A JP 2003322075 A JP2003322075 A JP 2003322075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リコイルロープを引き始めてからこれを引き
終わるまでの時間的範囲や引き力の範囲のうち機械的衝
撃の緩衝効果が得られない範囲を狭くできるスタータ装
置を提供する。 【解決手段】 エンジンに係る回転力伝達手段11に回
転力を付与するリール1と、それからの回転力を回転力
伝達手段11に伝達するカム機構2と、リール1に巻き
付けられるリコイルロープ3と、その自由端部が係止さ
れるリコイルノブ4とを含むもので、リコイルノブ4か
ら回転力伝達手段11に至るまでの場所的範囲で、リコ
イルロープ3を引いている場合にリコイルノブ4で受け
るエンジンからの機械的な衝撃をやわらげる少なくとも
二以上の緩衝手段5でリコイルロープ3を引き始めてか
らこれを引き終わるまでの時間的範囲及び引き力の範囲
の少なくともいずれか一方で互いに異なる範囲に寄与す
るものを含むスタータ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リコイルロープを
引っ張って行うエンジンの始動に用いられるスタータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスタータ装置としては、
例えばエンジンに係る回転力伝達手段たるプーリに回転
力を付与するためのリールと、このリールからの回転力
をプーリに伝達するカム機構と、このリールに巻き付け
られるリコイルロープと、このリコイルロープの自由端
部が係止されるリコイルノブとからなり、一方の端部が
リールに連結されるとともに他方の端部がカム機構に含
まれるカムに連結され、これらの間における回転力の伝
達を遅延させる緩衝手段たるスプリングを含むものとし
て構成されるものがある。このようなスタータ装置によ
れば、このようなスプリングを含むものとして構成され
ているので、リコイルノブを用いてリコイルロープを引
くことによりリール及びカム機構を介してプーリに回転
力を付与して行うエンジンの始動に際して、リコイルロ
ープを引いている場合にリコイルノブで感知されること
となるエンジンからの機械的な衝撃をやわらげることが
可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスタータ装置では、一つのスプリングを備えている
に過ぎないので、リコイルロープを引き始めてからこれ
を引き終わるまでの時間的範囲や引き力の範囲のうち限
定された範囲についてのみ機械的衝撃の緩衝効果が得ら
れるものに止まっている。
【0004】そのため、このようなスタータ装置によっ
ても、そのような限定された範囲以外については、依然
として、機械的衝撃の緩衝効果が得られない時間的範囲
や引き力の範囲が存在しており、機械的衝撃の緩衝効果
が十分に得られているとはいえない状況にあった。
【0005】そこで、本発明の課題は、エンジンからの
機械的衝撃の緩衝効果が十分に得られるように、リコイ
ルロープを引き始めてからこれを引き終わるまでの時間
的範囲や引き力の範囲のうち機械的衝撃の緩衝効果が得
られない範囲を狭くすることが可能となるようなスター
タ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
スタータ装置は、エンジンに係る回転力伝達手段に回転
力を付与するためのリールと、このリールからの回転力
を回転力伝達手段に伝達するカム機構と、このリールに
巻き付けられるリコイルロープと、このリコイルロープ
の自由端部が係止されるリコイルノブとを含み、リコイ
ルノブを用いてリコイルロープを引くことによりリール
及びカム機構を介して回転力伝達手段に回転力を付与し
てエンジンを始動させる役割を果たすものとして構成さ
れている。
【0007】そして、このスタータ装置は、緩衝手段を
含むものとして構成されている。
【0008】ここで、緩衝手段は、リコイルノブからリ
コイルロープ、リール、カム機構を介して回転力伝達手
段に至るまでの場所的範囲において、リコイルロープを
引いている場合にリコイルノブで感知されることとなる
エンジンからの機械的な衝撃をやわらげる少なくとも二
つ以上のものであり、リコイルロープを引き始めてから
これを引き終わるまで時間的範囲及び引き力の範囲の少
なくともいずれか一方において互いに異なる範囲に寄与
するものとして構成されている。
【0009】このようなスタータ装置によれば、このよ
うな二つ以上の緩衝手段を含むものとして構成されてい
るので、リコイルロープを引き始めてからこれを引き終
わるまでの時間的範囲や引き力の範囲のうち機械的衝撃
の緩衝効果が得られない範囲を狭くすることが可能とな
る。
【0010】したがって、これによれば、エンジンから
の機械的衝撃の緩衝効果が十分に得られることが可能と
なる。
【0011】このようなスタータ装置において、エンジ
ンからの機械的衝撃の緩衝効果がさらに十分に得られる
こととする観点からすれば、緩衝手段は、バネと、ゼン
マイ又はスプリングと、を含むことが好ましい。
【0012】ここで、バネは、リコイルノブ及びリコイ
ルロープの間に介設され、これらの間における引き力の
伝達を遅延させる機能を果たす。ゼンマイ又はスプリン
グは、一方の端部がリールに連結されるとともに他方の
端部がカム機構に含まれるカムに連結され、これらの間
における回転力の伝達を遅延させる機能を果たす。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、ここでは、スタ
ータ装置がチェンソー及び刈払機に収容されるエンジン
の始動に用いられる場合を具体的な事例として説明する
が、これに限られるものではなく、これ以外の機械に収
容されるエンジンの始動に用いられる場合でも、以下の
説明が妥当する。
【0014】◎実施の形態1 [スタータ装置]図1は本発明の実施の形態1に係るス
タータ装置の全体構成を示す斜視図、図2は該スタータ
装置の部分構成を示す断面図、図3は該スタータ装置の
部分構成を示す断面図である。
【0015】この実施の形態1において、スタータ装置
は、図1に示すように、リコイルノブ4を用いてリコイ
ルロープ3を引くことによりリール1及びカム機構2を
介して回転力伝達手段11に回転力を付与してエンジン
(図示外)を始動させる役割を果たすものとして構成さ
れている。
【0016】具体的には、このスタータ装置は、同図に
示すように、エンジンに係る回転力伝達手段11に回転
力を付与するためのリール1と、このリール1からの回
転力を回転力伝達手段11に伝達するカム機構2と、こ
のリール1に巻き付けられるリコイルロープ3と、この
リコイルロープ3の自由端部が係止されるリコイルノブ
4と、二つの第一緩衝手段5とから構成されている。
【0017】ここで、カム機構2は、図1及び図3に示
すように、リール1に回転可能に連結されるカム21
と、このカム21に噛み合うよう回転力伝達手段11に
設けられるラチエット22(図3のみに示す)とからな
っている。以下、これらの各構成要素うち、第一緩衝手
段5についてさらに詳細に説明する。
【0018】<第一緩衝手段5>第一緩衝手段5は、リ
コイルノブ4からリコイルロープ3、リール1、カム機
構2を介して回転力伝達手段11に至るまでの場所的範
囲において、リコイルロープ3を引いている場合にリコ
イルノブ4で受けることとなるエンジンからの機械的な
衝撃をやわらげる役割を果たすものとして構成されてい
る。
【0019】ここで、リコイルノブ4からリコイルロー
プ3、リール1、カム機構2を介して回転力伝達手段1
1に至るまでの場所的範囲には、これらの各構成要素相
互の間における場所的範囲のみならず、これらの各構成
要素単体における場所的範囲も含まれる。
【0020】なお、本発明における緩衝手段としては、
この実施の形態1のような二つの第一緩衝手段5からな
るものに限られるものではなく、少なくとも二つ以上の
緩衝手段であれば十分である。
【0021】具体的には、このような第一緩衝手段5と
しては、図1に示すように、バネ51と、スプリング5
2とからなっている。
【0022】ここで、バネ51は、図2に示すように、
リコイルノブ4及びリコイルロープ3の間に介設される
ものであり、リコイルノブ4及びリコイルロープ3の間
における引き力の伝達を遅延させる役割を果たすものと
して構成されている。
【0023】バネ51が収容されているリコイルノブ4
は、同図に示すように、T字形状を呈するものであり、
引き力方向に延びている縦部41と、グリップとしての
機能を果たす横部42とからなっている。
【0024】この縦部41には、同図に示すように、縦
部41の軸周りを貫通させる縦部貫通穴41aであって
バネ51及びリコイルロープ3が収容されるものが設け
られ、この横部42には、縦部貫通穴41aに連通する
横部貫通穴42aが設けられている。
【0025】ここで、縦部貫通穴41aは、同図に示す
ように、上側に位置しており、バネ51の外径に対応す
る内径を有するバネ・ロープ収容部71と、下側に位置
しており、リコイルロープ3の外径に対応する内径を有
するリコイルロープ収容部72とからなっている。
【0026】そして、バネ・ロープ収容部71の内径
は、同図に示すように、リコイルロープ収容部72の内
径よりも大きくなっており、これにより、バネ51が、
バネ・ロープ収容部71の穴底に引っかかって止まるよ
うになっている。このバネ・ロープ収容部71には、同
図に示すように、バネ51及びリコイルロープ3の一部
が収容されるとともに、横部貫通穴42a、収容された
バネ51の内側及びリコイルロープ収容部72には、リ
コイルロープ3の一部及びバネ規制管51aの一部が収
容されている。また、バネ51上端の内側には、同図に
示すように、バネ規制管51aの一部が収容されてお
り、このバネ規制管51aの内側には、リコイルロープ
3の一部が収容されている。これにより、リコイルロー
プ3が引かれた場合には、リコイルロープ3の自由端部
に設けられた結び目31がこのバネ規制管51aに引っ
かかって止まるようになっている。つまり、このような
バネ規制管51aによれば、リコイルロープ3が引かれ
た場合におけるバネ51の圧縮動作を規制することによ
り、バネ51に一定以上の負担がかからないようになっ
ている。
【0027】一方、スプリング52は、図3に示すよう
に、一方の端部がリール1に連結されるとともに他方の
端部がカム機構2に含まれるカム21に連結されるもの
であり、リール1及びカム21の間における回転力の伝
達を遅延させる役割を果たすものとして構成されてい
る。
【0028】このような第一緩衝手段5としては、リコ
イルロープ3を引き始めてからこれを引き終わるまでの
時間的範囲及び引き力の範囲において互いに異なる範囲
に寄与するものとして構成されている。ここで、異なる
時間的範囲とは、時間的範囲として異なっていることを
いい、緩衝手段に含まれる個々の技術的手段が時間的範
囲において相互に重複部分を有している場合を含み、さ
らに相互に重複部分を有している場合であって包含関係
にある場合をも含む概念である。一方、異なる引き力の
範囲とは、引き力の範囲として異なっていることをい
い、緩衝手段に含まれる個々の技術的手段が引き力の範
囲において相互に重複部分を有している場合を含み、さ
らに相互に重複部分を有している場合であって包含関係
にある場合をも含む概念である。すなわち、このような
包含関係にある場合におけるスタータ装置によっても、
リコイルロープ3を引き始めてからこれを引き終わるま
での時間的範囲及び引き力の範囲の双方において単一の
緩衝手段では機械的衝撃の緩衝効果が十分に得られない
範囲を狭くすることが可能となっている。
【0029】ここで、この実施の形態1における第一緩
衝手段5について、リコイルノブ4におけるリコイルロ
ープ3の引き力及び時間の関係を調べたところ、図4に
示すような結果が得られた。なお、図4(a)は緩衝手
段を何ら設けていない態様についての実験結果であり、
また、図4(b)はスプリング52のみを設けている態
様についての実験結果であり、さらに、図4(c)はバ
ネ51及びスプリング52の両方を設けている態様、す
なわち、第一緩衝手段5についての実験結果である。同
図によれば、この実施の形態1における第一緩衝手段5
が、上述した実施の形態1における第一緩衝手段5と同
様、リコイルロープ3を引き始めてからこれを引き終わ
るまでの時間的範囲(横軸方向として示される範囲)に
おいて互いに異なる範囲に寄与しているものと把握する
ことができる。加えて、同図によれば、この実施の形態
1における第二緩衝手段5が、リコイルロープ3を引き
始めてからこれを引き終わるまでの引き力の範囲(縦軸
方向として示される範囲)においても互いに異なる範囲
に寄与しているものと把握することもできる。
【0030】すなわち、このようなスタータ装置によれ
ば、図1に示すように、このようなバネ51及びスプリ
ング52からなる二つの第一緩衝手段5を含むものとし
て構成されているので、リコイルロープ3を引き始めて
からこれを引き終わるまで時間的範囲及び引き力の範囲
のうちの機械的衝撃の緩衝効果が得られない範囲を狭く
することが可能となっている。換言すれば、このような
バネ51及びスプリング52のいずれか一方の緩衝手段
のみを用いることとした場合には、リコイルロープ3を
引き始めてからこれを引き終わるまで時間的範囲及び引
き力の範囲のうち機械的衝撃の緩衝効果が完全ではない
範囲が残存することとなるところ、他方の緩衝手段をも
併せて用いることとした場合には、機械的衝撃の緩衝効
果が更に加わるため滑らかに得られる(図4参照)。し
たがって、これによれば、エンジンからの機械的衝撃の
緩衝効果が十分に得られることとなる。
【0031】◎実施の形態2 図5は本発明の実施の形態2に係るスタータ装置の全体
構成を示す斜視図である。実施の形態1と同様な構成要
素については実施の形態1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
【0032】この実施の形態2に係るスタータ装置は、
同図に示すように、実施の形態1とほぼ同様であるが、
実施の形態1と異なり、バネ51及びスプリング52か
らなる第一緩衝手段5ではなく、バネ51及びゼンマイ
61からなる第二緩衝手段6を有している。
【0033】すなわち、この第二緩衝手段6は、同図に
示すように、リコイルノブ4及びリコイルロープ3の間
に介設され、リコイルノブ4及びリコイルロープ3の間
における引き力の伝達を遅延させる実施の形態1と同様
な構成を有するバネ51と、一方の端部がリール1に対
してカム81及びラチエット(図示外)によって接続さ
れたリング82に連結されるとともに他方の端部がカム
機構2に含まれるカム21に連結され、リール1及びカ
ム21の間における回転力の伝達を遅延させる実施の形
態1と異なる構成を有するゼンマイ61を含むものとし
て構成されている。
【0034】このような第二緩衝手段6としては、リコ
イルロープ3を引き始めてからこれを引き終わるまでの
時間的範囲及び引き力の範囲の双方において互いに異な
る範囲に寄与するものとして構成されている。すなわ
ち、このような包含関係にある場合におけるスタータ装
置によっても、リコイルロープ3を引き始めてからこれ
を引き終わるまでの引き力の範囲において単一の緩衝手
段では機械的衝撃の緩衝効果が得られない範囲を狭くす
ることが可能となっている。
【0035】ここで、この実施の形態2における第二緩
衝手段6について、リコイルノブ4におけるリコイルロ
ープ3の引き力及び時間の関係を調べたところ、図6に
示すような結果が得られた。なお、図6(a)は緩衝手
段を何ら設けていない態様についての実験結果であり、
また、図6(b)はゼンマイ61のみを設けている態様
についての実験結果であり、さらに、図6(c)はバネ
51及びゼンマイ61の両方を設けている態様、すなわ
ち、第二緩衝手段6についての実験結果である。同図に
よれば、この実施の形態2における第二緩衝手段6が、
上述した実施の形態1における第一緩衝手段5と同様、
リコイルロープ3を引き始めてからこれを引き終わるま
での時間的範囲(横軸方向として示される範囲)におい
て互いに異なる範囲に寄与しているものと把握すること
ができる。加えて、同図によれば、この実施の形態2に
おける第二緩衝手段6が、リコイルロープ3を引き始め
てからこれを引き終わるまでの引き力の範囲(縦軸方向
として示される範囲)においても互いに異なる範囲に寄
与しているものと把握することができる。
【0036】すなわち、このようなスタータ装置によれ
ば、図5に示すように、このようなバネ51及びゼンマ
イ61からなる二つの第二緩衝手段6を含むものとして
構成されているので、リコイルロープ3を引き始めてか
らこれを引き終わるまでの時間的範囲及び引き力の範囲
の双方において機械的衝撃の緩衝効果が得られない範囲
を狭くすることが可能となっている。換言すれば、この
ようなバネ51及びゼンマイ61のいずれか一方の緩衝
手段のみを用いることとした場合には、リコイルロープ
3を引き始めてからこれを引き終わるまで時間的範囲及
び引き力の範囲の双方において機械的衝撃の緩衝効果が
完全ではない範囲が残存することとなるところ、他方の
緩衝手段をも併せて用いることとした場合には、そのよ
うな完全ではない範囲が解消され、その結果、機械的衝
撃の緩衝効果が滑らかに得られる(図6参照)。したが
って、これによれば、エンジンからの機械的衝撃の緩衝
効果が十分に得られることとなる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るスタータ装置によれば、エ
ンジンからの機械的衝撃の緩衝効果が十分に得られるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るスタータ装置の全
体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るスタータ装置の部
分構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るスタータ装置の部
分構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るスタータ装置のリ
コイルノブにおけるリコイルロープの引き力及び時間の
関係を示すグラフである。
【図5】本発明の実施の形態2に係るスタータ装置の全
体構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るスタータ装置のリ
コイルノブにおけるリコイルロープの引き力及び時間の
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 リール 2 カム機構 3 リコイルロープ 4 リコイルノブ 5 緩衝手段 6 緩衝手段 11 回転力伝達手段 21 カム 22 ラチエット 31 結び目 41 縦部 41a 縦部貫通穴 42 横部 42a 横部貫通穴 51 バネ 51a バネ規制管 52 スプリング 61 ゼンマイ 71 バネ・ロープ収容部 72 リコイルロープ収容部 81 カム 82 リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに係る回転力伝達手段に回転力を
    付与するためのリールと、このリールからの回転力を該
    回転力伝達手段に伝達するカム機構と、このリールに巻
    き付けられるリコイルロープと、このリコイルロープの
    自由端部が係止されるリコイルノブとを含み、該リコイ
    ルノブを用いて該リコイルロープを引くことにより該リ
    ール及び該カム機構を介して該回転力伝達手段に回転力
    を付与して該エンジンを始動させるスタータ装置であっ
    て、 前記リコイルノブから前記リコイルロープ、前記リー
    ル、前記カム機構を介して前記回転力伝達手段に至るま
    での場所的範囲において、該リコイルロープを引いてい
    る場合に該リコイルノブで受けることとなる前記エンジ
    ンからの機械的な衝撃をやわらげる少なくとも二つ以上
    の緩衝手段であって該リコイルロープを引き始めてから
    これを引き終わるまでの時間的範囲及び引き力の範囲の
    少なくともいずれか一方において互いに異なる範囲に寄
    与するものを含むことを特徴とする、スタータ装置。
  2. 【請求項2】前記緩衝手段は、前記リコイルノブ及び前
    記リコイルロープの間に介設され、これらの間における
    引き力の伝達を遅延させるバネと、 一方の端部がリールに連結されるとともに他方の端部が
    カム機構に含まれるカムに連結され、これらの間におけ
    る回転力の伝達を遅延させるゼンマイ又はスプリング
    と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のスター
    タ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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