JP2003321864A - 洗浄水供給装置 - Google Patents

洗浄水供給装置

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JP2003321864A
JP2003321864A JP2002262805A JP2002262805A JP2003321864A JP 2003321864 A JP2003321864 A JP 2003321864A JP 2002262805 A JP2002262805 A JP 2002262805A JP 2002262805 A JP2002262805 A JP 2002262805A JP 2003321864 A JP2003321864 A JP 2003321864A
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water supply
cam
valve
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cleaning water
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JP2002262805A
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Kazuyuki Watanabe
一幸 渡邊
Tomohiro Hirakawa
智博 平河
Akira Watanabe
昭 渡邉
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気を使用せずに洗浄水の供給時間を管理す
る洗浄水供給装置に関するもので、使用者が簡便に洗浄
水供給時間の変更できる他、製品出荷時はもとより、設
置後洗浄水供給時間が変化した場合でも、容易に調整可
能な洗浄水供給装置を提供する。 【解決手段】 使用者の操作をエネルギーとして蓄える
バネと、該バネに蓄えられたエネルギーによって回動す
るカムと、該カムによって駆動されて洗浄水の供給流路
を開閉するためのバルブと、前記カムと連結され前記カ
ムの回転速度を設定する速度設定手段を備えた洗浄水供
給装置において、前記速度設定手段は磁石により生起す
る磁界中を相対運動し電磁変換を行う電気伝導体とから
なる電動子を備え、該電動子には起電力を取り出す出力
部を備え、該出力部に可変抵抗手段が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気を使用せずに
洗浄水の供給時間を管理する洗浄水供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗浄水供給装置としては図19に
示すように、流体の通路を開閉する複数のバルブ機構の
作動時間を切り替えるバルブ切替タイマユニットと、蓄
勢されたばねが解放されるときの巻上軸の回転を調速す
る渦電流ガバナと、ばねの解放力で回転する巻上軸の回
転を伝達されてそれぞれ回転し、複数のバルブ機構の作
動時間に応じたカム形状を有する複数のカムからなった
手動操作用の切換えタイマユニットが知られている(例
えば、特許文献1参照。)。
【0003】上記構成により、電気を使用せずに複数の
バルブ機構の作動時間を制御することができ、省エネで
環境に優しい装置となる。特に、便器の洗浄水供給装置
の様に、停電時の未作動が使用者の生活に混乱を与える
ものに関しては、電動式にもかかわらず、停電時での作
動可能な装置が別途必要となるが、手動式である為、そ
のような装置も必要なくシンプルな構成となる。
【0004】
【特許文献1】特開平6−20576号公報(第2−8
頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】渦電流ガバナには回転
数等の作動状態を確認し、磁石や磁極の位置を変化させ
て磁界の磁束密度を変えて制動力を変えられるように開
孔が備えられているが、調整可能な範囲が非常に狭くも
っぱら出荷時の微調整に用いられているので、共通のユ
ニットを用いて各々の目的や用途に応じて制動力を変化
させて仕様の異なる洗浄水吐水装置を構成することや、
設置後バネに蓄えるエネルギー量の変化、バルブとカム
などの摺動部のエネルギー損失量の変化、速度設定手段
で消費するエネルギー量の変化等により洗浄水供給時間
が変化した場合、容易に調整ができない。
【0006】さらには、磁石や磁極の位置を直接変化さ
せると、調整後に輸送した場合や経年変化などで設定さ
れた位置が容易に変動することがあるので、これを防ぐ
ためには調整後に調整部をシール剤や接着剤で固定して
おく必要がある。ところがこれでは一旦調整してしまう
と再調整が困難であり、バルブの開閉動作と連動させて
制動力を変化させたり、あるいは弁の作動時間や速度を
使用者が選択できるように構成することができない。
【0007】本発明の目的は、電気を使用せずに洗浄水
の供給時間を管理する洗浄水供給装置に関するもので、
使用者が簡便に洗浄水供給時間の変更できる他、製品出
荷時はもとより、設置後バネに蓄えるエネルギー量の変
化、バルブとカムなどの摺動部のエネルギー損失量の変
化、速度設定手段で消費するエネルギー量の変化等によ
り、洗浄水供給時間が変化した場合でも、容易に調整可
能な洗浄水供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1におい
ては、使用者の操作をエネルギーとして蓄えるバネと、
該バネに蓄えられたエネルギーによって回動するカム
と、該カムによって駆動されて洗浄水の供給流路を開閉
するためのバルブと、前記カムと連結され前記カムの回
転速度を設定する速度設定手段を備えた洗浄水供給装置
において、前記速度設定手段は磁石により生起する磁界
中を相対運動し電磁変換を行う電気伝導体とからなる電
動子を備え、該電動子には起電力を取り出す出力部を備
え、該出力部に可変抵抗手段が接続されており、使用者
が簡便に洗浄水供給時間の変更できる他、製品出荷時は
もとより、設置後バネに蓄えるエネルギー量の変化、バ
ルブとカムなどの摺動部のエネルギー損失量の変化、速
度設定手段で消費するエネルギー量の変化等により、洗
浄水供給時間が変化した場合でも、容易に洗浄水供給時
間を調整することができる。
【0009】請求項2においては、前記可変抵抗手段
は、ロータリスイッチと複数の固定抵抗からなり、速度
設定手段の出力部に接続された抵抗値をステップ式に変
更することができ、洗浄水供給時間の変更又は、調整操
作が簡便になる。
【0010】請求項3においては、前記可変抵抗手段に
おける複数の固定抵抗の抵抗値は、前記ロータリスイッ
チの操作量と前記カム回動速度の変化量が略比例するよ
うに設定されており、変更又は使用者が洗浄水供給時間
を所定時間変化させる際、容易にロータリスイッチの操
作量を判断することができ、洗浄水供給時間の変更又
は、調整作業が短時間で可能となる。
【0011】請求項4においては、前記可変抵抗手段に
おける複数の固定抵抗の抵抗値は、前記ロータリスイッ
チの操作量に対するカム回動速度の変化量の小さな区間
と変化量の大きい区間を備えるように設定されており、
ロータリスイッチの1ステップで変更できる変更時間を
異ならせたい場合は、上記構成にすることにより、洗浄
水供給時間の変更又は、調整作業がより短時間で可能と
なる。製品出荷時は、バネ荷重、摺動抵抗、速度設定手
段等の部品バラツキを調整する際は、正確に洗浄水供給
時間を調整する必要があるが、現場に設置後、バルブに
蓄えるエネルギー量の変化、カムなどの摺動によるエネ
ルギー損失量の変化、速度設定手段で消費するエネルギ
ー量の変化等により洗浄水供給時間の変化を調整する場
合は、正確な調整より簡便さが要求される。このよう
に、洗浄水供給時間を変化させる目的に応じてロータリ
スイッチの1ステップで変更できる変更時間は異ならせ
た方が好ましい場合もある。
【0012】請求項5においては、請求項2の可変抵抗
手段を複数備え、使用する可変抵抗手段を選択する切替
スイッチを備えたものであり、洗浄水供給時間をより多
く設定することができる。又、洗浄水供給時間の変更目
的に応じて、ロータリスイッチを備えることにより、変
更者は操作するロータリスイッチとその操作量を判断す
ることができ、変更又は、調整作業がより短時間で可能
となる。
【0013】請求項6においては、前記出力部には、前
記ロータリスイッチと複数の固定抵抗とは別に、アナロ
グ式に抵抗値を変更可能な第二可変抵抗手段が接続され
ているもので、製品出荷時、より正確に洗浄水供給時間
の調整が行えるようになる。
【0014】請求7においては、前記第二可変抵抗手段
は多回転型可変抵抗器であり、1回転当たりの抵抗値変
更幅を小さくすることができ、製品出荷時、より正確に
洗浄水供給時間の調整が行えるようになる。
【0015】請求項8においては、前記洗浄水供給装置
は、洗浄水の供給流路に設けられたパイロット弁と、こ
のパイロット弁の背圧室と連通したパイロット流路とを
備え、このパイロット流路を前記バルブによって開閉す
るものであり、水圧のエネルギーを利用してバルブを開
閉するため、使用者が操作時、与えるエネルギー量を少
なくすることができ、比較的、大流量が必要な水洗便器
の洗浄、浴槽及び浴室洗浄用としても本発明の洗浄水供
給装置が提供できるようになる。
【0016】請求項9は、請求項8記載の洗浄水供給装
置を搭載し、使用者の操作に基づいて水道配管から供給
された水道水を所定時間便器へ供給する水洗便器であ
り、電気を使用せずに便器洗浄水の供給時間を管理する
ことができる。便器洗浄のように、停電時の未作動が使
用者の生活に混乱を与えるものに関しては、電動式にも
かかわらず、停電時での作動可能な装置が別途必要とな
るが、手動式である為、そのような装置も必要なくシン
プルな構成の水洗便器を提供できるようになる。
【0017】請求項10においては前記可変抵抗手段の
抵抗値を使用者が変更する調整つまみを水洗便器側面又
は上面に備えたものであり、使用者が調整つまみの位置
を認識しやすくなり、洗浄水供給時間設定値の変更が簡
単且つ迅速に行えるようになる。
【0018】請求11においては、前記調整つまみを水
洗便器内に隠蔽可能な扉を備えたものであり、洗浄水供
給時間の設定値を変更する以外は扉を閉じることによ
り、水洗便器の外観部の凹凸部を少なくすることがで
き、デザイン性が向上する。
【発明の実施の形態】
【0019】図1は、本実施例における洗浄水供給装置
20の模式図である。図2は、第二カムの構成図を、図
3は、クラッチの構成図を、図4は、第一カムの構成図
を、図5は、第三カムの構成図を示す。洗浄水供給装置
20には開閉弁7と切替弁4が設けられている。開閉弁
7には入水口9から洗浄水が供給され可動体の弁6と対
向する弁座23とで開閉弁7を形成し、開閉弁7の開閉
に伴って出水口8から洗浄水を排出する。切替弁4も同
様に入水口2から洗浄水が供給され可動体の弁3と対向
する弁座22とで切替弁4を形成し、切替弁4の開閉に
伴って出水口5から洗浄水を排出する構成となってい
る。開閉弁7、切替弁4は、いずれも非作動時には給水
圧で閉状態となるように、弁3、6を弁座22、23の
上流側に配置されており、給水圧が高い現場を見込ん
で、弁の駆動エネルギーを設定する必要がなく、開弁に
必要なエネルギーを低減することができ、操作力が軽く
なる。なお、開閉弁7は水道圧が加わる為、耐圧性能を
高めた構造となっている。
【0020】次に、洗浄水供給装置20の作動について
説明する。操作部19を時計方向に回転させるか押圧動
作を行うと、操作部19に直結された第一ギア18と第
一カム17が回転する。非作動時には、弁6は対向する
弁座22に水道圧によって押圧され、開閉弁7は閉状態
になっている。操作部19の回転に伴い第一カム17は
弁6を開方向に駆動する。操作力のピーク値を低減する
ため弁6を徐々に駆動し、所定の回転角に達したところ
で開閉弁7を全開状態とする。これと同期して第一ギア
18も回転し、第二ギア15を反時計方向に回転させ
る。第二ギア15にはクラッチ14が直結されており、
更に、駆動源であるコイルバネ24が直結されているの
で、第二ギア15が反時計方向に回転している間はクラ
ッチ14が外れ操作力はコイルバネ24にのみ伝達され
駆動エネルギーが蓄積される。
【0021】操作部19には図示しないストッパーが設
けられており、所定の回転角βあるいは所定の操作量に
達したところで操作部19の操作を制限し、それ以上の
操作ができないように構成されている。ストッパーに達
した段階でコイルバネ24に蓄積される駆動エネルギー
は最大となり、この時点で操作部19を開放するとクラ
ッチ14は結合されコイルバネ24の駆動力を第二カム
13に伝達する。なお操作部19を所定の回転角αある
いは所定量以上操作しない場合には、クラッチ14は噛
合わない構成となっており、操作部19を開放しても第
二カム13は駆動されずに操作部19、第一ギア18、
第一カム17および弁6はそのまま初期位置に復帰す
る。
【0022】クラッチ14は操作部19の回転角θをα
<θ≦βの位置に設定して開放した場合に噛合うように
構成されており、この場合には(θ−α)だけ第二カム
13が駆動されない空走区間を有する。第二カム13に
は第三ギア12と第三カム10が直結されている。第一
カム17と第二カム13はいずれも弁6を駆動可能に構
成されており、クラッチ14が噛合って第二カム13が
駆動されると、第一カム17は反時計方向に回転し弁6
を閉方向に駆動するが、弁6は、駆動途中で第一カム1
7から第二カム13に乗り移り、弁6の位置を維持す
る。第二カム13は、洗浄水供給装置20が作動を停止
する寸前まで開閉弁7の開度量を略一定に保つ形状を有
している。第三ギア12は、速度設定手段11の回転軸
と連結された第四ギヤ25とかみ合い、速度設定手段を
駆動し速度設定手段11の生起する制動力によってカム
回転体21、第一カム17を略一定速度で駆動する。
【0023】カム回転体21は第二カム13、第三ギア
12、第三カム10により構成されている。第三カム1
0は弁3を駆動し切替弁4の開閉を制御する。カム回転
体21の駆動に伴い、所定時間経過後に第三カム10は
切替弁4を開状態に駆動し通水を開始し、さらに所定時
間後に切替弁4を閉状態とし通水を停止する。さらに所
定時間後、第二カム13は開閉弁7を閉状態とすること
で全ての通水を停止する。開閉弁7の閉駆動後も所定時
間、カム回転体21は空走を続けるが、これは機械的な
組み込み公差や設計公差を考慮し確実に止水を実施する
ためである。コイルバネ24が初期位置に復帰すること
で、洗浄水供給装置20は停止し初期状態となる。
【0024】請求項におけるバルブは、開閉弁7を示
し、カムは、カム回転体21の第二カム17と第一カム
17に相当する。
【0025】図6は、本実施例における操作部19の回
転角度と弁6の開度量の関係を示した関係図である。操
作部19を時計方向に回転すると、図6記載の第一カム
17の曲線に沿って弁6が開方向に駆動される。操作部
19の回転角度をα以上まで回転させ開放すると、操作
部19は反時計方向に回転し、弁6は第一カム17の曲
線に沿って閉方向に駆動する。操作部19の回転角度が
αの位置に達した時点でクラッチが勘合し、第一カム1
7と第二カム13は速度設定手段11により略一定速度
で反時計方向に回転を始める。更に弁6が閉方向に駆動
し所定の開度量に達すと、弁6は、第一カム17から第
二カム13に乗り移り、図6記載の第二カム13の曲線
に沿って所定の角度まで開状態を保持し、所定の回転角
度で急激に弁6を閉方向に駆動させる。
【0026】第一カム17で直接、弁6を開方向に駆動
することで、コイルバネ24に蓄積するエネルギーは開
弁後に必要な分のみで良く、コイルバネ24の設定荷重
値を小さくすることができる為、操作力を軽くすること
ができる。又、給水圧が高い場合でも確実に開閉弁7を
開駆動することができる。
【0027】このようにコイルバネ24に蓄積された駆
動エネルギーに基づいてカム回転体21は略一定速度に
調整され駆動されるので、第二カム13および第三カム
10の構造によりあらかじめ定められた正確なタイミン
グで開閉弁7の閉および切替弁4の開閉が行われ、開閉
弁7および切替弁4による確実な通水制御が実現する。
なおここでは、開閉弁7が開駆動の所定時間T後に、
切替弁4が開駆動され、次にその所定時間T後に切替
弁4が閉駆動され、さらに所定時間T後に開閉弁7が
閉駆動される。すなわち開閉弁7と切替弁4の総作動時
間Tは、T=T +T+Tで表され、T、T、T
、Tのいずれの時間も第二カム13及び第三カム1
0の形状と速度設定手段11により、正確に管理され制
御される。
【0028】図2(a)、図3、図4、図5に記載され
ている矢印は、操作部19を開放した後のそれぞれの回
転方向が示されている。なお、図2(b)には、回転方
向に応じてクラッチ14と係合する第二カム13の係合
溝が示されている。
【0029】図7は、速度設定手段11の分解図を示
す。亜鉛鋼鈑製のケース71内面に永久磁石72、73
が物理的に固定されており、樹脂又は金属製のケースカ
バー74、75がケース71と一体化されている。ケー
スカバー74、75には、圧入等で一体化された軸受け
76、77が備えられており、軸受け76、77により
永久磁石72、73と所定の距離を保ち回転可能にロー
タ78が設置されている。軸受け76、77は、銅系の
比較的硬度の低い多孔体金属に潤滑油を含浸させたもの
が使われており、摺動性・耐摩耗性に優れている。ロー
タ78は、ステンレス製の回転軸79と銅線80が巻か
れた鉄心81と、銅線80の両端部が接続された整流子
82とからなり、回転軸79の端部83を回転させと電
磁変換が行われ、整流子82に起電力が生じる。整流子
82から電力を取り出すため電気抵抗値の低い銀系や銅
系の金属製のブラシ84、85が接触されている。ブラ
シ84、85は、一端をケースカバー75と絶縁を保ち
固定され、金属の弾性を利用し整流子と一定の接触面圧
を維持させている。又、ブラシ84、85は、ケースカ
バー75と絶縁を保ち固定された出力端子86、87と
接続されれおり、出力端子86、87を開放、短絡して
使用しても良いし、所定の電気的負荷を接続しても良
い。電気的負荷を変更することにより、速度設定手段1
1の制動力が変更されるため、容易にカム回転体21の
駆動速度を設定することができる。請求項における出力
部は、整流子82、ブラシ84、85、出力端子86、
87に相当する。
【0030】洗浄水供給時間≒バルブ開弁時間(T)
は、カムの有効作動角度:θとカムの平均角速度(ω)
により決定される。カムの角速度(ω)は、速度調整手
段11の電気伝導体であるコイルの抵抗値(r)と出力
端子86、87に接続された抵抗値(Ra)の総抵抗値
和(R)と比例関係にあり、洗浄水供給時間(T)は、
次の概算式にて算出することが可能である。 T=θ/ω=α×θ/R=α×θ/(r+Ra) α:定
数 従って、出力端子86、87に可変抵抗手段である可変
抵抗器91を接続し、抵抗値(Ra)を変更することに
より、使用者が簡便に洗浄水供給時間の変更できる他、
製品出荷時はもとより、設置後バネに蓄えるエネルギー
量の変化、カムなどの摺動によるエネルギー損失量の変
化、速度設定手段で消費するエネルギー量の変化等によ
り、洗浄水供給時間が変化した場合でも、容易に洗浄水
供給時間を調整することができる。
【0031】可変抵抗器91は、通常1kΩ以上のもの
市販されているが、出力端子86、87に接続する抵抗
値(Ra)が、数Ω〜数百Ωの場合は、図8に示すよう
に固定抵抗体90と可変抵抗器91を並列に接続し、抵
抗値の最大値を低減する方法がある。但し、通常の可変
抵抗器は、調整つまみ角度〜抵抗変化は線形に設計され
ており、調整つまみ角度の内、有効な角度幅が小さくな
る為、可変抵抗器91は、調整つまみ角度〜抵抗値の変
化が非線形特性を持つものを選定する必要がある。
【0032】図9は、ロータリスイッチ92と複数の固
定抵抗体からなる複合固定抵抗器93からなる可変抵抗
手段の回路を示す。ロータリスイッチ92は、通常、8
〜16ポジションの切替が可能であり、8〜16種類の
固定抵抗値からなる複合固定抵抗器93を接続すること
ができ、可変抵抗器に比べ、変更する抵抗値の制約がな
い。又、事前に設定した抵抗値をステップ式に選択する
ことができるため、洗浄水供給時間の変更をステップ式
に行うことができ、変更又は、調整操作が簡便になる。
【0033】図10は、速度設定手段11の出力端子8
6、87に接続する抵抗値〜洗浄水供給時間の関係を示
したものである。プロット点は、洗浄水供給時間が7秒
〜26秒間の1秒毎の抵抗値を示している。この関係を
もとに、ロータリスイッチ92の調整つまみの操作量と
洗浄水供給時間(≒バルブの開弁時間)の変更時間を略
一定になるように複数の固定抵抗体からなる複合固定抵
抗器93を接続すれば、変更又は調整者が洗浄水供給時
間を所定時間変化させる際、容易にロータリスイッチ9
2の操作量を判断することができ、洗浄水供給時間の変
更又は、調整作業が短時間で可能となる。
【0034】図11(a)(b)は、ロータリスイッチ
92の調整つまみ角度(位置)と抵抗値を示したもので
ある。図11(a)は、調整つまみ角度(位置)の操作
量と洗浄水供給時間の変更時間を略一定となるように複
合固定抵抗器93を接続した場合のもので、複合固定抵
抗器93は洗浄水供給時間が12秒〜26秒間の2秒毎
の抵抗値を持つ抵抗体から構成されている。図11
(b)は、調整つまみの操作量に対して変更時間の小さ
な区間と変更時間の大きな区間を備えるよう複合固定抵
抗器93を接続したものであり、複合抵抗器93は、洗
浄水供給時間が6秒〜10秒間の2秒毎の抵抗値を持つ
3ヶの抵抗体と、11秒〜19秒間の1秒毎の抵抗値を
持つ9ヶの抵抗体と、洗浄水供給時間が20秒〜26秒
間の2秒毎の抵抗値を持つ4つの抵抗体から構成されて
いる。製品出荷時は、バネ荷重、摺動抵抗、速度設定手
段11等の部品バラツキを調整する際は、正確に洗浄水
供給時間を調整する必要があるが、現場に設置後、バル
ブに蓄えるエネルギー量の変化、バルブとカムなどの摺
動部のエネルギー損失量の変化、速度設定手段で消費す
るエネルギー量の変化等により洗浄水供給時間の変化を
調整する場合は、正確な調整より簡便さ要求される。こ
のように、洗浄水供給時間を変化させる目的に応じてロ
ータリスイッチ92の1ステップで変更できる変更時間
が異なる図11(b)の構成が好ましい場合もある。
【0035】図12は、ロータリスイッチ92、95と
複合固定抵抗器93、94からなる可変抵抗手段を2つ
備え、この2つの可変抵抗手段を選択する切替スイッチ
96を備えた回路を示す。なお、複合固定抵抗器93,
94は夫々異なる抵抗値の抵抗体が接続されているもの
であり、具体的には、複合固定抵抗器93が図11
(b)に示す変更時間が小さい領域に対応した抵抗体に
より構成されており、複合固定抵抗器94は図11
(b)に示す変更時間が大きい領域に対応した抵抗体に
より構成されている。この構成にすることにより、一つ
のロータリスイッチはそこに接続できる抵抗体数が限ら
れていても、2つのロータリスイッチ92,95夫々に
複合固定抵抗器93、94を接続することにより、より
多くの洗浄水供給時間を細かく設定することができる。
又、洗浄水供給時間の変更目的に応じて、ロータリスイ
ッチ92、95を備えることにより、変更者は操作する
ロータリスイッチ92、95とその操作量を判断するこ
とができ、変更又は、調整作業がより短時間で可能とな
る。
【0036】図13は、ロータリスイッチ92と複数の
固定抵抗93からなる可変抵抗手段の他に、複数周回の
回転に亘って抵抗値を変更可能な多回転型スルーホール
ピンタイプの可変抵抗器91を備えた回路を示す。ロー
タリスイッチ92と複数の固定抵抗93からなる回路で
は、抵抗値変更幅の分解能に限界があるが、多回転型ス
ルーホールタイプの可変抵抗器91を備えることにより
アナログ的にも回路抵抗値を変更することができるよう
になる。出荷時における調整は、バネ荷重、摺動抵抗、
部品寸法によるばらつきを厳密に調整する必要があり、
多回転型のスルーホールピンタイプの可変抵抗器91で
調整し、使用者や施工者の調整は、厳密に調整すること
より簡便に調整できることが優先されるため、ロータリ
ースイッチ92と複数の固定抵抗93で調整すれば、よ
り目的に合った調整ができるようになる。
【0037】図14は、パイロット作動式の洗浄水供給
装置20の主弁部152と切替え弁部156からなる弁
本体151の断面図を、図15は、その作動原理図を示
す。この場合の洗浄水供給装置20は、図1の開閉弁7
と切替弁4を弁本体151のパイロット弁として使用し
ている。この構成は、開閉弁7と切替弁4の開閉に水道
水のエネルギーを利用する為、操作力を格段に軽くする
ことができる。比較的、大流量が必要な水洗便器の洗
浄、浴槽及び又は浴室の洗浄用としても本発明の洗浄水
供給装置が提供できるようになる。弁本体151は、開
閉弁7の開閉により作動する主弁部152と切替弁4の
開閉により作動する切替え弁部156とで構成されてお
り、締結部155でスナップフィットにより固定されて
いる。主弁部152は主弁154、給水口153で構成
されている。切替え弁部156は、第一切替え弁15
9、第二切替え弁165、バキュームブレーカー163
とで構成されている。締結部155には給水圧力に関わ
らず流量を略一定に制御する定流量弁172が挿入され
ている。主弁154、第一切替え弁159にはそれぞれ
パイロットポート171、パイロットポート160が備
えられている。なお定流量弁172は給水口153内部
流路に挿入しても良い。定流量弁172は略台形上のコ
イルバネで構成されており、コイルバネの空隙面積が前
後の圧力差により変化する。圧力差が大きい場合にはコ
イルバネの変位量が大きくなり空隙面積が低下し、圧力
差が小さい場合にはコイルバネの変位量が小さくなり空
隙面積が増大する。圧力差の平方根に比例する流速で空
隙を通過するので、空隙面積は圧力差の平方根に反比例
するようにコイルバネのバネ定数や構造を決定する。
【0038】給水口153より主弁部152に供給され
た洗浄水は、主弁154で通水および止水を制御され、
定流量弁172を通過した後、切替え弁部156に流入
する。通常時はパイロットポート160が閉止されてお
り、第一切替え弁159は閉止状態なので、流入した洗
浄水は第二流入路157を通過し第二切替え弁165を
押し上げて第二流出路162へと流れる。次にパイロッ
トポート160が開状態にすると、洗浄水の一部が第一
流入路158を通過して第一切替え弁159に開孔され
ている小孔部173を通過してパイロットポート160
から外部へ排出される。小孔部173を通過する際に圧
力が低下するので、第一切替え弁159の背圧は低下し
開状態に駆動され洗浄水は第一流出路161へと流動す
る。第一流出路161への通水があると第一流出路16
1の下流側に連通し図示しない負荷により第一流出路1
61の圧力は増大し、この圧力は連通口164を経由し
て第二切替え弁165の背圧を上昇させる。所定の背圧
に達したところで第二切替え弁165は閉状態に駆動さ
れ第二流出路162への流動は停止する。このようにパ
イロットポート160の開閉を制御することにより、切
替え弁部156は第一流出路161と第二流出路162
を選択的に切替えて外部への通水を行う。主弁部152
についても同様であり、パイロットポート171の開閉
状態を制御し小孔部166を通過することによって背圧
が変化し、主弁154の開閉を制御可能である。バキュ
ームブレーカー163は、弁本体151が非作動状態で
あり通水が停止されている時、あるいは第一通水路16
1及び又は第二通水路162が負圧状態となった際に大
気に開放され、第一流出路161と第二流出路162と
これらの流路に連通する図示しない通水路に所定のエア
ギャップを設ける。
【0039】次に、パイロット作動式の洗浄水供給装置
20の作動について説明する。入水口9とパイロットポ
ート171、入水口2とパイロットポート160とがそ
れぞれ連通される。出水口5と出水口8はいずれも大気
開放される。これにより、開閉弁7の開閉で主弁154
が開閉駆動され、切替弁4の開閉により第一切替え弁1
59が開閉駆動される。すなわち、操作部19に所定の
操作を加えることにより、第一カム17が開閉弁7を開
駆動し、これに連動して主弁154が開状態となり、第
二流出路から洗浄水を流出する。使用者が操作部19か
ら手を離すと、コイルバネ24により第一ギア18は反
転し、クラッチ14を勘合させる。カム回転体21は、
速度設定手段11による制動力とコイルバネ24との荷
重の釣合により所定の速度で回転駆動される。カム回転
体21の第二カム13により開閉弁7の開状態を維持す
る。カム回転体21の第三カム10は、所定時間T
に弁体4を開駆動し、これに連動して第一切替え弁15
9が開状態となり第二切替え弁165が閉状態となるの
で、第二流出路162からの流出は停止し、代わって第
一流出路161から水が流出される。次に所定時間T
後に第三カム10は弁体4を閉駆動し、同様に第二流出
路162へと流出路は切り替えられる。さらに所定時間
後に第二カム13は開閉弁7を閉駆動し、主弁15
4を閉状態とすることにより全ての通水を停止する。最
後にカム回転体21は所定時間の空走を行って作動を停
止する。
【0040】図16には、本実施例における開閉弁7と
切替弁4の作動と弁本体151からの通水の関係を示
す。図16(a)は、通水のタイミングチャートを示し
ており、縦軸が通水量、横軸が時間をあらわしている。
また通水量には、第一流出路161の通水量と第二流出
路162の通水量、および両者の和である総通水量がそ
れぞれ示されている。図16(b)は、開閉弁7、切替
弁4の開度のタイミングチャートを示しており、縦軸が
開度、横軸が時間をあらわしている。また開度には、開
閉弁7と切替弁4の開度がそれぞれ示されている。t=
は操作部19を所定量以上操作したあとに開放した
際の時間をあらわし、t=Tは洗浄水供給装置20が
全ての作動を停止する時間をあらわしている。Tおよ
びTは第一切替え弁165が開状態であり第一流出路
161が通水状態にある時間であり、Tは第二切替え
弁166が開状態であり第二流出路162が通水状態に
ある時間をあらわす。Tは切替弁4が開状態に駆動さ
れてから第一切替え弁165が閉状態となり第二切替え
弁166が開状態となるまでの時間をあらわし、T
切替弁4が閉状態に駆動されてから第一切替え弁165
が開状態となり第二切替え弁166が閉状態となるまで
の時間をあらわし、Tは開閉弁7が閉状態に駆動され
てから主弁154が閉状態となり全ての通水を停止する
までの時間をあらわす。これらT、T、Tはいず
れも開閉弁7と切替弁4の開閉作動によって制御される
弁本体151の作動遅れ時間をあらわす。これら作動遅
れ時間は弁の構造等によって定まる固有の時間なのであ
らかじめ把握しておくことができ、所望の通水時間に対
してこれら作動遅れ時間を加味したうえで開閉弁7と切
替弁4の駆動時間を定めておけばよい。なおここでは、
=T−T、T=T+T−Tである。T
は洗浄水供給装置20に設けられた空走時間であり、
洗浄水供給装置20は操作部19を開放したt=T
らT+T後(t=T=T+T+T)に全ての作
動を停止し初期位置に復帰する。このように開閉弁7と
切替弁4の制御終了後にも所定の空走距離を設けること
により経年変化等による機械的精度が低下した場合であ
っても確実な止水を可能にする。
【0041】図17は、本実施例における洗浄水供給装
置20を備えた水洗便器30の構成図を示す。水道配管
に接続された配管48の途中に、パイロット作動式の主
弁部152と切替え弁部156からなる弁本体151が
配設されている。切替え弁部156は、主弁部152の
下流に配設されている。主弁部152は、配管48の流
路を開閉し、切替え弁部156は、配管48から分岐す
る配管51の入口を開閉する。配管48の下流端は、大
便器本体52のリム部下方へ差し向けて形成されたリム
吐水口穴53に連通し、配管51はの下流端は、大便器
本体52のボウル部底部にトラップ排水路へ差し向けて
配設されたジェット吐水ノズル54に連通している。主
弁部152と切替え弁部156の開閉は、パイロット弁
である開閉弁7、切替弁4の開閉により制御される。
【0042】電気を使用せずに便器洗浄水の供給時間を
管理することができる。便器洗浄のように、停電時の未
作動が使用者の生活に混乱を与えるものに関しては、電
動式にもかかわらず、停電時での作動可能な装置が別途
必要となるが、手動式である為、そのような装置も必要
なくシンプルな構成の水洗便器を提供できるようにな
る。
【0043】図18は、本実施例における洗浄水供給装
置20を備えた水洗便器30の外観図を示す。洗浄水供
給装置を作動させる操作レバー100の他に、洗浄水供
給装置20を水洗便器30内に収納するフタ101の一
部に開口可能な扉102が取り付けられており、この扉
102内に可変抵抗手段の抵抗値を変更する調整つまみ
103が配置されている。水洗便器の上面に調整つまみ
103を配置することにより、使用者が調整つまみ10
3の位置を認識しやすくなり、洗浄水供給時間設定値の
変更が簡単且つ迅速に行えるようになる。調整つまみ1
03は使用者が認識しやすい側面に配置しても良い。
【0044】調整つまみ103を水洗便器30内に隠蔽
可能な扉102を備えることにより、洗浄水供給時間の
設定値を変更する場合以外は、扉102を閉じることに
より、水洗便器30の外観部の凹凸部を少なくすること
ができ、すっきとしたデザインの水洗便器30が実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 洗浄水供給装置の模式図
【図2】 第二カムの構成図
【図3】 クラッチの構成図
【図4】 第一カムの構成図
【図5】 第三カムの構成図
【図6】 操作部の回転角度と弁位置の関係を示した
関係図
【図7】 速度設定手段の分解図
【図8】 可変抵抗器と固定抵抗からなる可変抵抗手
段の回路図
【図9】 ロータリスイッチと複数の固定抵抗からな
る可変抵抗手段の回路図
【図10】 抵抗値と洗浄水供給時間の関係を示した関
係図
【図11】 ロータリスイッチの調整つまみ角度(位
置)と抵抗値の関係を示した関係図
【図12】 2つの可変抵抗手段と切替スイッチを備え
た回路図
【図13】 可変抵抗手段の他に、第二可変抵抗手段を
備えた回路図
【図14】 パイロット作動式の洗浄水供給装置の弁本
体断面図
【図15】 同上の作動原理図
【図16】 開閉弁と切替弁の作動と通水とのタイミン
グチャート
【図17】 洗浄水供給装置を備えた水洗便器の構成図
【図18】 洗浄水供給装置を備えた水洗便器の外観図
【図19】 従来例の手動式洗浄水供給装置の模式図
【符号の説明】
2・9 入水口、 3・6 弁、 4 切替弁、 5・
8 出水口、7 開閉弁、22・23 弁座、10 第
三カム、 11 速度設定手段、12 第三ギア、 1
3 第二カム、 14 クラッチ、 15 第二ギア、
17 第一カム、 18 第一ギア、 24
コイルバネ、19 操作部、 20 洗浄水供給装
置、 21 カム回転体、25 第四ギヤ、 30
水洗便器、 31、32 配管、33 便器本
体、 34 リム吐水口穴、 35 ジェット吐水
ノズル、71 ケース、 72、73 永久磁石、
74、75 ケースカバー、76、77 軸受け、
78 ロータ、79 回転軸、
80 銅線、 81 鉄心、82 整
流子、 83 端部、 84、85 ブ
ラシ、86、87 出力端子、90 固定抵抗体、
91 可変抵抗器、93、94 複合固定抵抗器、9
2、95 ロータリスイッチ、 96 切替スイッ
チ、100 操作レバー、 101 フタ
102 扉、 103 調整つま
み151 弁本体、 152 主弁部、 153 給水
口、154 主弁、 155 締結部、 156 切
替え弁部、157 第二流入路、 15
8 第一流入路、159 第一切替え弁、
160・171 パイロットポート、161 第一流
出路、 162 第二流出路、163
バキュームブレーカー、 164 連通口、165
第二切替え弁、 166・173 小孔
部、172 定流量弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 昭 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AC04 BB00 BB01 BB02 DA04 EA00 FD00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の操作をエネルギーとして蓄える
    バネと、該バネに蓄えられたエネルギーによって回動す
    るカムと、該カムによって駆動されて洗浄水の供給流路
    を開閉するためのバルブと、前記カムと連結され前記カ
    ムの回転速度を設定する速度設定手段を備えた洗浄水供
    給装置において、 前記速度設定手段は磁石により生起する磁界中を相対運
    動し電磁変換を行う電気伝導体とからなる電動子を備
    え、該電動子には起電力を取り出す出力部を備え、該出
    力部に可変抵抗手段が接続されていることを特徴とする
    洗浄水供給装置。
  2. 【請求項2】 前記可変抵抗手段は、ロータリスイッチ
    と複数の固定抵抗からなることを特徴とする請求項1記
    載の洗浄水供給装置。
  3. 【請求項3】 前記可変抵抗手段における複数の固定抵
    抗の抵抗値は、前記ロータリスイッチの操作量と前記カ
    ム回動速度の変化量が略比例するように設定されている
    ことを特徴とする請求項2記載の洗浄水供給装置。
  4. 【請求項4】 前記可変抵抗手段における複数の固定抵
    抗の抵抗値は、前記ロータリスイッチの操作量に対する
    カム回動速度の変化量の小さな区間と変化量の大きい区
    間を備えるように設定されていることを特徴とする請求
    項2記載の洗浄水供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の可変抵抗手段を複数備え、使
    用する可変抵抗手段を選択する切替スイッチを備えたこ
    とを特徴とする洗浄水供給装置。
  6. 【請求項6】 前記出力部には、前記ロータリスイッチ
    と複数の固定抵抗とは別に、アナログ式に抵抗値を変更
    可能な第二可変抵抗手段が接続されていることを特徴と
    する請求項2記載の洗浄水供給装置。
  7. 【請求項7】 前記第二可変抵抗手段は、多回転型可変
    抵抗器であることを特徴とする請求項6記載の洗浄水供
    給装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄水供給装置は、洗浄水の供給流
    路に設けられたパイロット弁と、このパイロット弁の背
    圧室と連通したパイロット流路とを備え、このパイロッ
    ト流路を前記バルブによって開閉することを特徴とする
    請求項1乃至7何れか一項記載の洗浄水供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の洗浄水供給装置を搭載
    し、使用者の操作に基づいて水道配管から供給された水
    道水を所定時間便器へ供給することを特徴とする水洗便
    器。
  10. 【請求項10】 前記可変抵抗手段の抵抗値を使用者が
    変更する調整つまみを、前記水洗便器の側面又は上面に
    備えたことを特徴とする請求項9記載の水洗便器。
  11. 【請求項11】 前記調整つまみを隠蔽可能な扉を備え
    たことを特徴とする請求項10記載の水洗便器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007160096A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Tecpharma Licensing Ag 投薬量設定モジュール

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