JP2003321756A - ガスワイピング用バッフルプレート - Google Patents

ガスワイピング用バッフルプレート

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JP2003321756A
JP2003321756A JP2002125542A JP2002125542A JP2003321756A JP 2003321756 A JP2003321756 A JP 2003321756A JP 2002125542 A JP2002125542 A JP 2002125542A JP 2002125542 A JP2002125542 A JP 2002125542A JP 2003321756 A JP2003321756 A JP 2003321756A
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JP
Japan
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gas
baffle plate
wiping
gas wiping
metal plate
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Application number
JP2002125542A
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English (en)
Inventor
Koichi Nishizawa
晃一 西沢
Atsushi Nakakubo
淳 中窪
Yasuyuki Takaguchi
康行 高口
Sotoji Ozasa
外次 大笹
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属板の溶融めっき付着量を噴射ガス流で制
御するガスワイピングに用いられるガスワイピング用バ
ッフルプレートであって、騒音防止を図れるとともにス
プラッシュの防止も図ることができるガスワイピング用
バッフルプレートを提供すること。 【解決手段】 金属板の溶融めっき付着量を噴射ガス流
で制御するガスワイピングの騒音防止を目的に設置され
るガスワイピング用バッフルプレートであって、バッフ
ルプレート本体1の金属板側コーナ下部に金属板エッジ
付近の噴射ガスの流れを内向きに変える傾斜ガイド部材
2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、金属板の溶融めっ
き付着量を噴射ガス流で制御するガスワイピングに用い
られるガスワイピング用バッフルプレートであって、騒
音防止を図れるとともにスプラッシュの防止も図ること
ができるガスワイピング用バッフルプレートに関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来から、めっき浴21を通過して上方
に引き上げられる金属板20の溶融めっき付着量を制御
する方法として、図3に示されるように、金属板20を
挟むように対向して設けたワイピングノズル10、10
より噴出する噴射ガス流で余剰めっき液を除去して制御
するガスワイピングが広く知られている。この場合、金
属板エッジ付近および金属板のない部分では噴射ガス流
同士が衝突して激しい騒音を発生するため、図4に示さ
れるように、金属板20の両脇部にバッフルプレート1
1、11を取り付け、噴射ガス流同士の衝突を回避する
ことにより騒音の防止を図ったものが知られている。 【0003】しかしながら、近年ガスワイピングの高速
化に伴い溶融めっき液の持上げ量が増大したり、めっき
付着量の薄目付け化に伴いワイピング圧の高圧化が進
み、金属板エッジ付近においてスプラッシュと称される
溶融めっき液の飛散現象が生じてきた。この結果、スプ
ラッシュがワイピングノズルを詰まらせたり、スプラッ
シュ固化物が金属板上に付着して外観不良につながると
いう問題点があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、金属板の溶融めっき付着量を
噴射ガス流で制御するガスワイピングに用いられるガス
ワイピング用バッフルプレートであって、騒音防止を図
れるとともにスプラッシュの防止も図ることができるガ
スワイピング用バッフルプレートを提供することを目的
として完成されたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のガスワイピング用バッフルプレー
トは、金属板の溶融めっき付着量を噴射ガス流で制御す
るガスワイピングの騒音防止を目的に設置されるガスワ
イピング用バッフルプレートであって、バッフルプレー
ト本体の金属板側コーナ下部に金属板エッジ付近の噴射
ガスの流れを内向きに変える傾斜ガイド部材を設けたこ
とを特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図1〜図2は、本発明を
ガスワイピングによる亜鉛めっき工程に適用した場合の
斜視図および正面図を示すものであって、図中21は亜
鉛めっき浴、20は該めっき浴21を通過して上方に引
き上げられる金属板、10はこの金属板20を挟むよう
に対向して設けられたワイピングノズルであり、このワ
イピングノズル10より噴出する噴射ガス流で板表面の
余剰めっき液を除去して溶融めっき付着量を制御するも
のである。また、金属板20の両脇部にはバッフルプレ
ート11、11が取り付けられ、ワイピングノズルから
噴射される噴射ガス流同士の衝突を回避することにより
騒音の防止が図られており、以上の構成は従来のこの種
のガスワイピング装置と基本的に同じである。 【0007】そして本発明では、バッフルプレート本体
1の金属板側コーナ下部に金属板エッジ付近の噴射ガス
の流れを内向きに変える傾斜ガイド部材2を設けたもの
となっており、この点に特徴的構成を有する。即ち、本
発明者の研究によれば、ガスワイピングの高速化あるい
はめっき付着量の薄目付け化に伴い金属板エッジ付近に
おいてスプラッシュが発生するのは、金属板エッジ付近
で外向きのガス流が発生して亜鉛めっき液に外向きの飛
散力が働き、表面張力の限界を超えるとスプラッシュと
して飛散することを解明した。従って、バッフルプレー
ト本体1の金属板側コーナ下部に傾斜ガイド部材2を設
けることで、金属板エッジ付近の噴射ガスの流れを内向
きに変え、スプラッシュの発生を防止するものとしたの
である。 【0008】なお、スプラッシュのバッフルプレート本
体1への付着を防止するにはバッフルプレート本体1を
金属板エッジから遠ざけるようにすればよいが、この場
合には噴射ガス流同士の衝突を回避できず騒音の発生を
防止することができなくなる。このように、スプラッシ
ュ防止と騒音防止とは相反する問題であるため、バッフ
ルプレート本体1のみで両方の問題を解消する有効な手
段はなかったのが現状であった。しかし、本発明では傾
斜ガイド部材2を設けることにより、スプラッシュ防止
と騒音防止という相反する問題を一挙に解決するもので
ある。 【0009】前記傾斜ガイド部材2は、金属板エッジ付
近の噴射ガスの流れを内向きに変えるためのもので、バ
ッフルプレート本体1の金属板側コーナ下部において先
端部がコーナに向けて下がるように傾斜した状態で取り
付けられている。なお、傾斜ガイド部材2は左右のバッ
フルプレート本体1にそれぞれ設けられ、かつ各ワイピ
ングノズル10に対応するようにバッフルプレート本体
1の表裏両面にそれぞれ設けられている。これにより、
金属板エッジ付近において内向きのガス流を発生させ、
従来のように亜鉛めっき液に外向きの飛散力が働くのを
防止するのである。従って、スプラッシュの発生がなく
なりワイピングノズル10の詰まり不良を確実に防止で
きることとなる。また、スプラッシュが発生したとして
も内向きのガス流により金属板20の中央下方部に飛ば
されて付着させられるため、その後のワイピングによっ
て適正に除去処理されることとなって不良品を発生させ
ることもないものである。 【0010】[実施例]表1に示される実施例1〜5の
条件下でワイピングを行ったところ、溶融めっき付着量
を十分に制御することができることは勿論のこと、騒音
防止を図れるとともにスプラッシュの防止も確実に図れ
て品質不良を発生することがないことが確認できた。な
お、表中の条件(L)とは、金属板のエッジ部とバッフ
ルプレート本体の端縁部との隙間距離である。比較例と
して、それぞれ実施例と同一のワイピング条件下で従来
タイプのバッフルプレートを用いた場合を示すが、いず
れも騒音防止と品質不良の防止の双方を図れるものはな
かった。 【0011】 【表1】 【0012】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は金属板の溶融めっき付着量を噴射ガス流で制御する
ガスワイピングに用いられるガスワイピング用バッフル
プレートであって、騒音防止を図れるとともにスプラッ
シュの防止も図ることができるものである。よって本発
明は従来の問題点を一掃したガスワイピング用バッフル
プレートとして、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態を示す正面図である。 【図3】従来例を示す斜視図である。 【図4】従来例を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 バッフルプレート本体 2 傾斜ガイド部材 10 ワイピングノズル 20 金属板 21 めっき浴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高口 康行 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 大笹 外次 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA05 AC52 AD22 AE11 AE23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属板の溶融めっき付着量を噴射ガス流
    で制御するガスワイピングの騒音防止を目的に設置され
    るガスワイピング用バッフルプレートであって、バッフ
    ルプレート本体の金属板側コーナ下部に金属板エッジ付
    近の噴射ガスの流れを内向きに変える傾斜ガイド部材を
    設けたことを特徴とするガスワイピング用バッフルプレ
    ート。
JP2002125542A 2002-04-26 2002-04-26 ガスワイピング用バッフルプレート Pending JP2003321756A (ja)

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