JP2003321269A - マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法 - Google Patents

マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法

Info

Publication number
JP2003321269A
JP2003321269A JP2002158612A JP2002158612A JP2003321269A JP 2003321269 A JP2003321269 A JP 2003321269A JP 2002158612 A JP2002158612 A JP 2002158612A JP 2002158612 A JP2002158612 A JP 2002158612A JP 2003321269 A JP2003321269 A JP 2003321269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zircon
sand
raw material
heavy
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002158612A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hirao
修 平尾
Haruhiko Hirao
晴彦 平尾
Kazue Ichikawa
一枝 市川
Mikio Nakajima
幹夫 中島
Nobuhiro Maeda
悦弘 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAEDA MATERIAL KK
Nakajima Ind Co Ltd
Sanyu KK
Original Assignee
MAEDA MATERIAL KK
Nakajima Ind Co Ltd
Sanyu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAEDA MATERIAL KK, Nakajima Ind Co Ltd, Sanyu KK filed Critical MAEDA MATERIAL KK
Priority to JP2002158612A priority Critical patent/JP2003321269A/ja
Publication of JP2003321269A publication Critical patent/JP2003321269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウラン系列又はトリウム系列核種を含む原料
鉱石に酸化チタンを組み合わせたマイナスイオン発生セ
ラミック物質及びその製法を提供する。 【解決手段】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
(重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上を含み、
副原料として、酸化チタンを含み、これらを粉砕混合す
る。あるいは、前記主原料の1種又は2種以上と副原料
である酸化チタン及び必要な添加材料を粉砕混合し、粉
砕物を焼成する。もしくは前記粉砕物を造粒又は所定形
状に成型し、造粒物又は成型物を焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイナスイオン
発生セラミック物質及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイナスイオンについては、消
臭、抗菌、防濁等の環境改善効果の他、疲労回復をはじ
めとする生理的機能の改善効果も報告され、とりわけ関
心が高まりつつある。
【0003】例えばトルマリンを含め、各種鉱物中に
は、極微量の放射性同位元素が含まれ、天然放射線とし
てα線、β線、γ線が常時照射されている。この天然放
射線の作用により、空気中の水分等からマイナスイオン
が発生する。このように容易にマイナスイオンが得られ
るため、利用頻度が高まり多彩な製品が開発されてい
る。ただし、トルマリンを適宜添加するものについて
は、トルマリンそのものからの放射線量は極端に低く、
単独でのマイナスイオンの発生能はほとんどないことが
知られている。
【0004】しかるに、トルマリン以外の各種鉱物中の
天然放射線を利用し、マイナスイオンを発生させようと
するものは、使用する鉱物種とその産地により、放射線
量のばらつきが大きかった。さらに、各種鉱物を適宜加
工し製品化する場合、製造工程中に放射性同位元素が分
離するなどの欠損が生じるため、一定の放射線量を得る
ことができず、マイナスイオンの発生量の安定化が容易
でなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたものであり、ウラン系列又はトリウム系列
核種を含む鉱石を原料とし、マイナスイオンを安定して
発生させると同時に、酸化チタンの触媒作用を付加する
ことにより、さらなる環境改善効果を強化したマイナス
イオン発生セラミック物質及びその製法を見出しここに
提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、主原料として、ウラン系列核種又はトリウム系列
核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト(重砂)、
スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プライムジル
コン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂(ゼノタイ
ム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジルコニア、
バストネサイトの1種又は2種以上と、副原料として、
酸化チタンを含み、これらが粉砕混合されていることを
特徴とするマイナスイオン発生セラミック物質に係る。
【0007】請求項2の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上が焼成されているとともに、副原料として、酸化
チタンを含み、これらが粉砕混合されていることを特徴
とするマイナスイオン発生セラミック物質に係る。
【0008】請求項3の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上を含み、副原料として、酸化チタンを含み、これ
らが粉砕混合され焼成されていることを特徴とするマイ
ナスイオン発生セラミック物質に係る。
【0009】請求項4の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上を粉砕して焼成する工程と、前記焼成された主原
料と副原料として酸化チタンを必要な添加材料とともに
混合し粉砕する工程と、前記粉砕後に焼成する工程と、
前記焼成後に粉砕する工程を有することを特徴とするマ
イナスイオン発生セラミック物質の製法に係る。
【0010】請求項5の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上を粉砕して焼成する工程と、前記焼成された主原
料と副原料として酸化チタンを必要な添加材料とともに
混合し粉砕する工程と、前記粉砕物を所定形状に造粒又
は成型する工程と、前記造粒物を焼成する工程を有する
ことを特徴とするマイナスイオン発生セラミック物質の
製法に係る。
【0011】請求項6の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上と、副原料として、酸化チタンを必要な添加材料
とともに混合し粉砕する工程と、前記粉砕後に焼成する
工程と、前記焼成後に粉砕する工程を有することを特徴
とするマイナスイオン発生セラミック物質の製法に係
る。
【0012】請求項7の発明は、主原料として、ウラン
系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミネラルコ
ンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュ
アジルコン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イッ
トリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、
バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2
種以上と、副原料として、酸化チタンを必要な添加材料
とともに混合し粉砕する工程と、前記粉砕物を所定形状
に造粒又は成型する工程と、前記造粒物を焼成する工程
を有することを特徴とするマイナスイオン発生セラミッ
ク物質の製法に係る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は本発明の原料鉱石の選鉱プロ
セスを示す第一概略図、図2は本発明の原料鉱石の選鉱
プロセスを示す第二概略図、図3は本発明の実施例に係
る概略工程図、図4は本発明の他の実施例に係る概略工
程図、図5は本発明のさらに他の実施例に係る概略工程
図、図6は本発明のまたさらに他の実施例に係る概略工
程図である。
【0014】請求項1ないし請求項7に規定する通り、
本発明のマイナスイオン発生セラミック物質は、主原料
としてウラン系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビ
ーミネラルコンセントレイト(重砂)、スタンダードジ
ルコン、ピュアジルコン、プライムジルコン、モナザイ
ト原砂、イットリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナ
イト中間品、バテライト、ジルコニア、バストネサイト
の1種又は2種以上と、副原料として酸化チタンを含
み、適宜加工されているものである。
【0015】前記ウラン系列核種は、238Uを親核種と
して、226Ra、214Pb、214Bi等を経て、206Pbに
至る放射性崩壊を行う一連の核種である。同様にトリウ
ム系列核種は、232Thを親核種として、228Ac、212
Pb、208Tl、212Bi等を経て、208Pbに至る放射
性崩壊を行う一連の核種である。ウラン系列核種及びト
リウム系列核種に含まれる各元素は、後述の表中に示さ
れる化合物を組成し、各鉱物原料中に含有される。
【0016】上記の原料鉱石は、図1に示す選鉱プロセ
スにより分離されるもの及び図2の選鉱プロセスに用い
られるものである。図1において、出発原料であるヘビ
ーミネラルコンセントレイト(重砂)(1)は、オース
トラリア、南アフリカ、ブラジル、インド、ロシア、ウ
クライナ、ベトナム、アメリカ合衆国、マレーシア等の
産地より、主に酸性火成岩が風化して堆積した漂砂鉱床
からジルコンサンドとして産出する。特に東南アジアで
は、錫やカオリンを採取した後の重砂(アマン)に含ま
れるものである。前記ヘビーミネラルコンセントレイト
(1)からは、磁力選鉱及び静電選鉱を経ることにより
スタンダードジルコン(2)が得られる。このとき磁性
を持つ鉱物は、イルメナイト中間品(7)として分離さ
れる。さらに静電選鉱を経ることによりピュアジルコン
(3)とモナザイト原砂(5)が得られる。モナザイト
原砂(5)から適宜選鉱を経た後、イットリュウム原砂
(ゼノタイム)(6)が得られる。前記ピュアジルコン
(3)は、酸洗い及び磁力選鉱を経ることによりプライ
ムジルコン(4)が得られ、さらにジルコニウムの組成
比率を高めたものがバテライト(8)及びジルコニア
(9)である。
【0017】図2に示す、バストネサイト(10)は、
主にアメリカ合衆国、中国等のカーボナイト鉱床から、
鉄、チタン、錫、ウラン、トリウム等を採掘した際の副
産物として得られるものである。バストネサイト(1
0)をさらに選鉱することにより、セリウムに富むセリ
ウム鉱石(11)とランタンに富むランタン鉱石(1
2)が得られる。
【0018】上記の鉱物(1)〜(12)は、以下の表
1及び表2に記載の成分より組成される。表中におい
て、数値は単位重量あたりの重量パーセントを表す。な
お、上記鉱物(1)〜(12)の組成成分は、理学電気
工業株式会社製の蛍光X線分析装置(RIX3000)
により分析されたものである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】前記副原料である酸化チタン(TiO2
は、太陽光に含まれる紫外線等の照射により光触媒とし
て強い触媒活性を示し、消臭、抗菌、防濁等の種々の効
果が知られている。前記酸化チタン(TiO2)には、
ルチル、アナターゼ、ブルッカイトの3つの多形が存在
すると言われる。なお、本発明においては、アナターゼ
を利用した。
【0022】図3に示す概略工程図を用いて請求項1に
規定するマイナスイオン発生セラミック物質について詳
述する。請求項1に規定するマイナスイオン発生セラミ
ック物質は、前述の選鉱プロセスを経て分離され、請求
項に列記された主原料であるヘビーミネラルコンセント
レイト(重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコ
ン、プライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウ
ム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライ
ト、ジルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上を
主原料Mとして、乾燥(S10)、副原料Xの添加、粉
砕(S11)、乾燥(S12)、分級(S13)の各工
程を経ることにより得られる製品Aである。
【0023】前記主原料Mは、ロータリーキルン等の公
知の乾燥手段を用いて400℃の雰囲気下で乾燥(S1
0)され、酸化チタン及び粘土類からなる副原料Xが添
加される。続いてボールミル、振動ミル等の公知の粉砕
手段を用い、平均粒径を10μm以下、好ましくは5μ
m以下、さらに好ましくは2.5μm以下に湿式で粉砕
(S11)かつ混合され、公知の乾燥手段であるスプレ
ードライヤーにより乾燥(S12)される。S12の乾
燥物は分級(S13)において、サイクロン、エアセパ
レーター等の公知の分級機(クラシファイヤー)により
均一の粒径に揃えられ、製品Aが得られる。
【0024】前記乾燥(S10)は、主原料に含まれる
水分を蒸発させ、主原料同士又は主原料と副原料との配
合比率(重量%)を明確にするためである。後述の図4
ないし図6に示す乾燥(S20,S30,S50)も同
目的によるものである。
【0025】前記粉砕(S11)においては、湿式粉砕
としたが粉砕には湿式粉砕と乾式粉砕の2種類が存在す
る。乾式粉砕を用い、主原料あるいは主原料と副原料の
混合物を平均粒径5μm以下の微粒子に粉砕する場合、
原料中の各成分の硬度が異なり粉砕むらが生じやすくな
る。その結果、一部の粉砕粒子が集塵機に集まる等の含
有成分(元素)のバランスが崩れるおそれがある。従っ
て、マイナスイオン発生量への影響を考慮し、湿式粉砕
により粉砕することが望ましい。湿式による粉砕に際
し、2〜5%程度の粘土類を添加することが沈殿を防止
するため好ましい。また、粘土類の代わりに塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム等を沈殿防止剤として添加する
こともできる。このように、前記粉砕(S11)を行う
ことにより、微粒子化すると表面積が増加するため、発
明者の実験から平均粒径を10μm以下に粉砕しないも
のとの比較よりマイナスイオンの発生量が5%前後多く
なる。なお、前記粉砕(S11)をハンマーミル、ジェ
ットミル等を用いて乾式で行った場合は、粉砕に続いて
行われる乾燥(S12)は省略できる。また、図3ない
し図6において、かっこで囲んだ表記は、適宜省略可能
である。
【0026】図3をはじめとする各概略工程図における
粉砕において、平均粒径の2倍を超える粒子及び平均粒
径の半分長を下回る粒子の含有量は、総量の5重量%以
下とすることが望ましい。なお、平均粒径はレーザ回折
/散乱方式による粒度測定装置により測定した。
【0027】図4に示す概略工程図を用いて請求項2に
規定するマイナスイオン発生セラミック物質について詳
述する。請求項2に規定するマイナスイオン発生セラミ
ック物質は、請求項に列挙される主原料の1種又は2種
以上を主原料Mとして、乾燥(S20)、粉砕(S2
1)、乾燥(S22)、焼成(S23)、副原料Yの添
加、粉砕(S24)、乾燥(S25)、分級(S26)
の工程を経ることにより得られる製品Bである。
【0028】図4において、主原料Mは、ロータリーキ
ルン等の公知の乾燥手段を用い400℃の雰囲気下で乾
燥(S20)され、ボールミル、振動ミル等の公知の粉
砕手段を用いて平均粒径を10μm以下、好ましくは5
μm以下、さらに好ましくは2.5μm以下に湿式で粉
砕(S21)され、スプレードライヤーにより乾燥(S
22)される。S22の乾燥後、トンネルキルン、ロー
タリーキルン等の公知の焼成手段により、1100〜1
500℃、好ましくは1100〜1350℃の範囲にお
いて焼成(S23)される。S23の焼成を終えた主原
料に対し、副原料Hである酸化チタン(アナターゼ)が
添加され、前出のボールミルを用いて平均粒径を10μ
m以下、好ましくは5μm以下、さらに好ましくは2.
5μm以下に湿式で粉砕(S24)され酸化チタンと主
原料が混合される。続いて、スプレードライヤーによる
乾燥(S25)、前出の分級機(クラシファイヤー)に
よる分級(S26)が行われ、製品Bが得られる。副原
料Yは、副原料Xと同様に酸化チタンと粘土類あるいは
塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の沈殿防止剤から
構成されるものである。
【0029】図4において、粉砕(S21)後、焼成
(S23)することにより、原料中の揮発成分、結晶
水、有機物等が除去されるとともに、主成分のジルコン
(ZrSiO4)に該ジルコン中の微量成分に含まれる
放射性同位元素が焼結し、微量成分中の放射性同位元素
が以降の加工において分離、欠損を防ぐことができる。
すなわち、粉砕(S24)、乾燥(S25)、分級(S
26)工程中の分離、欠損をはじめ、本発明のセラミッ
ク物質を利用した最終製品(マイナスイオン発生製品)
を製造する場合等、他の原料に本発明のマイナスイオン
発生セラミック物質を数重量%混合し加工する工程時、
微量成分中の放射性同位元素の分離を防ぐ目的である。
そのため、本発明のセラミック物質のように、予め焼成
(焼結)されていると、微量成分(放射性同位元素)が
他の原料との摩擦により、製造工程中に分離、欠損しに
くくなる。その結果、最終製品中の微量成分(放射性同
位元素)の濃度は、本発明のセラミック物質の添加量に
比して増加し、ひいては、マイナスイオンの発生量が安
定する効果が示される。
【0030】請求項3に規定するマイナスイオン発生セ
ラミック物質は、図5及び図6に示される製品C,D,
E,Fに相当する。前記製品C,D,E,Fは、主原料
Mに副原料Z,Wを添加後に粉砕かつ混合され、焼成さ
れていることを特徴とするものである。なお、図5及び
図6に示される副原料Z,Wは、酸化チタン(アナター
ゼ)の他に、引き続いて行われる焼成において必要な添
加材料(後述)が適宜補われるものであり、酸化チタン
と粘土類等の沈殿防止剤からなる副原料X,Yとは異な
るものである。
【0031】図5に示す概略工程図を用いて請求項4及
び請求項5に規定するマイナスイオン発生セラミック物
質の製法を詳述する。
【0032】請求項4に規定するマイナスイオン発生セ
ラミック物質の製法は、図5における製品Cの製法に相
当する。すなわち、前出の主原料の1種又は2種以上か
らなる主原料Mを粉砕(S31)して焼成(S33)す
る工程と、前記焼成された主原料に副原料Zとして酸化
チタンと必要な添加材料を混合し粉砕(S34)する工
程と、S34の粉砕後に焼成(S36)する工程と、S
36の焼成後に粉砕(S37)する工程より構成される
ものである。
【0033】また、請求項5に規定するマイナスイオン
発生セラミック物質の製法は、図5における製品Dの製
法に相当する。すなわち、前出の主原料の1種又は2種
以上からなる主原料Mを粉砕(S31)して焼成(S3
3)する工程と、前記焼成された主原料と副原料Zとし
て酸化チタンを必要な添加材料とともに、混合し粉砕
(S34)する工程と、前記粉砕物を所定形状に造粒又
は成型する造粒・成型(S40)工程と、さらにS40
の造粒・成型後に焼成(S41)する工程より構成され
るものである。
【0034】図5に示す通り、請求項に列挙される主原
料の1種又は2種以上からなる主原料Mは、ロータリー
キルン等の公知の乾燥手段を用いて400℃の雰囲気下
で乾燥(S30)され、ボールミル、振動ミル等の公知
の粉砕手段を用いて平均粒径を10μm以下、好ましく
は5μm以下、さらに好ましくは2.5μm以下に湿式
で粉砕(S31)される。続いてスプレードライヤーに
より乾燥(S32)が行われ、トンネルキルン、ロータ
リーキルン等の公知の焼成手段により、1100〜15
00℃、好ましくは1100〜1350℃の範囲におい
て焼成(S33)される。
【0035】前記副原料Zは、酸化チタン(アナター
ゼ)、長石類(好ましくは新島長石あるいは、しらす長
石)・ガラス・フリット類、必要に応じて任意量配合さ
れた粘土類(沈殿防止剤)により構成される。副原料Z
の中から長石類・ガラス・フリット類の一部はS33の
焼成前に適宜添加される。特に前出の副原料Zの一部
は、主原料MとともにS31において粉砕される。副原
料Z中の長石類・ガラス・フリット類の一部をS33の
焼成前に予め添加することにより、S33の焼成時の耐
火温度を調節し、微量元素成分の揮発を抑制することが
可能となる。なお、前記長石類・ガラス・フリット類の
内から長石類を省略してガラス・フリット類としてもよ
い。
【0036】S33の焼成を終えた主原料に対し、副原
料Zの残り(酸化チタン、長石類・ガラス・フリット
類、粘土類)が添加される。前出の長石類・ガラス・フ
リット類は、耐火温度調節に加え、後述の焼成(S3
6,S41)時の焼結バインダーとして利用される。粘
土類は、前述の理由と同様に、特に湿式粉砕を行う場合
の沈殿防止のために配合されることが望ましい。
【0037】前記副原料Zが必要量混合されたのち、前
出の粉砕手段により再度平均粒径を10μm以下、好ま
しくは5μm以下、さらに好ましくは2.5μm以下に
粉砕(S34)され、続いてスプレードライヤーにより
乾燥(S35)が行われ、再度前出の焼成手段により、
800〜1100℃、好ましくは800〜1000℃の
範囲において焼成(S36)される。そして、前出の粉
砕手段により再度平均粒径を10μm以下、好ましくは
5μm以下、さらに好ましくは2.5μm以下に粉砕
(S37)後、再びスプレードライヤーにより乾燥(S
38)され、前出の分級機(クラシファイヤー)による
分級(S39)が行われ、製品Cが得られる。
【0038】製品Dについては、前記S35の乾燥に続
いて、造粒・成型(S40)が行われる。造粒では、公
知の造粒機あるいはプレス成形機を用い粒状に造粒さ
れ、成型では、公知の成型機が用いられ、平板状、ハニ
カム状の成型物が成型される。前記造粒物及び成型物
は、前出のトンネルキルン、ロータリーキルン等によ
り、800〜1100℃、好ましくは800〜1000
℃の範囲において焼成(S41)され、製品Dが得られ
る。図5において行われる焼成の役割は、前記した通
り、微量成分中の放射性同位元素を焼結させ、以降の加
工において分離を防ぐことである。
【0039】図6に示す概略工程図を用いて請求項6及
び請求項7に規定するマイナスイオン発生セラミック物
質の製法を詳述する。
【0040】請求項6に規定するマイナスイオン発生セ
ラミック物質の製法は、図6における製品Eの製法に相
当する。すなわち、前出の主原料の1種又は2種以上か
らなる主原料Mに副原料Wとして酸化チタンと必要な添
加材料を混合し粉砕(S51)する工程と、前記粉砕
後、焼成(S53)し、再度粉砕(S54)する工程よ
り構成されるものである。
【0041】請求項7に規定するマイナスイオン発生セ
ラミック物質の製法は、図6における製品Fの製法に相
当する。すなわち、前出の主原料の1種又は2種以上か
らなる主原料Mに副原料Wとして酸化チタンと必要な添
加材料を混合し粉砕(S51)する工程と、前記粉砕
後、前記粉砕物を所定形状に造粒又は成型する造粒・成
型(S60)工程と、S60の造粒・成型後に焼成(S
61)する工程より構成されるものである。
【0042】図6において、主原料Mは、ロータリーキ
ルン等の公知の乾燥手段を用いて400℃の雰囲気下で
乾燥(S50)され、乾燥を終えた主原料に対し、酸化
チタン(アナターゼ)と請求項に記載される必要な添加
材料が副原料Wとして添加される。前記添加材料には、
長石類(好ましくは新島長石あるいは、しらす長石)・
ガラス・フリット類、粘土類(沈殿防止剤)が必要に応
じて任意量配合される。添加材料の目的は前述と同様で
ある。副原料Wの添加後、ボールミル、振動ミル等の公
知の粉砕手段を用いて平均粒径を10μm以下、好まし
くは5μm以下、さらに好ましくは2.5μm以下に湿
式で粉砕(S51)され、スプレードライヤーにより乾
燥(S52)が行われる。なお、前記長石類・ガラス・
フリット類の内から長石類を省略してガラス・フリット
類としてもよい。
【0043】S52の乾燥後、トンネルキルン、ロータ
リーキルン等の公知の焼成手段により、800〜110
0℃、好ましくは800〜1000℃の範囲において焼
成(S53)され、前出の粉砕手段により平均粒径を1
0μm以下、好ましくは5μm以下、さらに好ましくは
2.5μm以下に湿式で粉砕(S54)され、スプレー
ドライヤーにより乾燥(S55)が行われる。続いて前
出の分級機(クラシファイヤー)による分級(S56)
が行われ、製品Eが得られる。
【0044】製品Fについては、前記S52の乾燥に続
いて、造粒・成型(S60)が行われる。造粒では、公
知の造粒機あるいはプレス成形機を用い粒状に造粒さ
れ、成型では、公知の成型機が用いられ、平板状、ハニ
カム状の成型物が成型される。前記造粒物及び成型物
は、前出のトンネルキルン、ロータリーキルン等によ
り、800〜1100℃、好ましくは800〜1000
℃の範囲において焼成(S61)され、製品Fが得られ
る。図6において行われる焼成の役割も、前記した通
り、微量成分中の放射性同位元素を焼結させ、以降の加
工において分離を防ぐことである。
【0045】上記の通り、粉砕を行うことにより、10
μm以下に微粒子化すると、粉砕しないものに比べ表面
積が増加し、微量成分に含まれる放射性同位元素から照
射される放射線量が単位面積当たりで増加し、マイナス
イオンの発生量が多くなる。さらに副原料である酸化チ
タンも粉砕により表面積が増加するため触媒効果が向上
する。従って、本発明の製法により得られたマイナスイ
オン発生セラミック物質(製品A,B,C,E)は、マ
イナスイオン発生効率及び高い触媒能を有し、微粒子と
して塗料、樹脂、繊維、紙、建材等に添加する際に分散
されやすく、加工原料として利用度が高まる。
【0046】また、前記製品D及びFのうち、造粒物又
は平板状の成型物をマイナスイオン発生源として、床や
壁に敷き詰める他、浴槽に入れる等の利用方法が挙げら
れる。造粒物の粒径は利便性を考慮して3ないし30m
mの適宜の粒径が例示される。また、平板状の成型物も
強度維持上十分な適宜の大きさとされ、表面に凹凸等の
適宜の模様を付することも可能である。さらに、ハニカ
ム状の成型物にあっては、内部の貫通孔内に空気や水を
通すことにより、空気や水のマイナスイオン量を効率よ
く上昇させることができる。なお、貫通孔の孔径は1な
いし10mmが好適なものとして例示される。
【0047】前記の製品A〜Fの全ては、前出のウラン
系列核種又はトリウム系列核種の放射性同位元素を含有
する(1)ないし(10)の10種類の鉱物原料を1種
又は2種類以上の混合物と副原料である酸化チタン及び
必要な添加材料を混合することにより、原子力基本法、
核原料物質及び原子炉の規制に関する法律等の法的規制
を受けない370Bq/g以下に、特にタイル等の生活
用品に使用する塗料、建材中に配合する場合は74Bq
/g以下の放射線強度となるように所望の放射線強度へ
の調整が容易となる。
【0048】なお、本発明のマイナスイオン発生セラミ
ック物質の製法においては、以上説明した加工手段に限
定されるものではなく、他の加工手段を適切に選択し、
組み合わせることができる。
【0049】
【実施例】(実施例1)実施例1は、請求項1に規定
し、前記図3の製品Aの製法に基づき、a1〜a3の3
種類の酸化チタンを含有するマイナスイオン発生セラミ
ック物質を製造した。鉱物(3)は前出の図1の選鉱プ
ロセスに示すピュアジルコン、鉱物(5)はモナザイト
原砂、鉱物(6)はイットリュウム原砂(ゼノタイ
ム)、酸化チタンはアナターゼである。a1,a2にお
いて、ピュアジルコン(3)とモナザイト原砂(5)の
鉱物同士の配合比率(重量%)は、70:30である。
a3において、ピュアジルコン(3)とイットリュウム
原砂(ゼノタイム)(6)の配合比率(重量%)は、7
0:30である。これらの鉱物混合物と副原料(酸化チ
タン)との配合比率(重量%)を表3に表す。なお、実
施例1及び2において酸化チタンは、1μm以下、好ま
しくは0.6〜0.8μmの微粒子に予め粉砕されたも
のを使用した。
【0050】上記の配合比率からなる鉱物(3)+
(5)、鉱物(3)+(6)をロータリーキルンにおい
て400℃の雰囲気下で乾燥し、副原料である酸化チタ
ン(アナターゼ)を表3に示す比率を満たすように添加
した。これらを再度ボールミルにより平均粒径を2.5
μm以下に湿式粉砕後、スプレードライヤーにより乾燥
し、サイクロンにより平均粒径2.5μmの粒子に分級
し、a1〜a3の3種類の酸化チタンを含有するマイナ
スイオン発生セラミック物質を製造した。
【0051】
【表3】
【0052】(実施例2)実施例2では、請求項4に規
定し、前記図4の製品Cの製法に基づくc1〜c25の
25種類の酸化チタンを含有するマイナスイオン発生セ
ラミック物質を製造した。実施例1の鉱物に加えて、鉱
物(2)はスタンダードジルコン、鉱物(4)はプライ
ムジルコン、鉱物(8)はバテライト、鉱物(9)はジ
ルコニアであり、長石は新島長石である。
【0053】表4及び表5に示す各焼成焼結物の鉱物同
士の配合比率(重量%)は、以下の通りである。鉱物
(3)焼成焼結物は、ピュアジルコン(3)が単独で存
在する。鉱物(4)焼成焼結物は、プライムジルコン
(4)が単独で存在する。鉱物(3)+(4)焼成焼結
物において、ピュアジルコン(3)とプライムジルコン
(4)の鉱物同士の配合比率(重量%)は、80:20
である。鉱物(3)+(5)焼成焼結物において、ピュ
アジルコン(3)とモナザイト原砂(5)の鉱物同士の
配合比率(重量%)は、70:30である。鉱物(3)
+(6)焼成焼結物において、ピュアジルコン(3)と
イットリュウム原砂(ゼノタイム)(6)の配合比率
(重量%)は、70:30である。鉱物(3)+(8)
焼成焼結物において、ピュアジルコン(3)とバテライ
ト(8)の配合比率(重量%)は、60:40である。
鉱物(3)+(9)焼成焼結物において、ピュアジルコ
ン(3)とジルコニア(9)の配合比率(重量%)は、
40:60である。鉱物(3)+(5)+(8)焼成焼
結物において、ピュアジルコン(3),モナザイト原砂
(5),バテライト(8)間の配合比率(重量%)は、
50:20:30である。鉱物(2)+(3)+(5)
+(8)焼成焼結物において、スタンダードジルコン
(2),ピュアジルコン(3),モナザイト原砂
(5),バテライト(8)間の配合比率(重量%)は、
50:10:20:20である。これらの鉱物混合物と
副原料(酸化チタン、長石類・ガラス・フリット類、粘
土類)を表4及び5の配合比率(重量%)になるように
調整し製造した。
【0054】上記の配合比率からなる鉱物(3)、鉱物
(4)、鉱物(3)+(4)、鉱物(3)+(5)、鉱
物(3)+(6)、鉱物(3)+(8)、鉱物(3)+
(9)、鉱物(3)+(5)+(8)、鉱物(2)+
(3)+(6)+(8)を予めロータリーキルンにおい
て400℃の雰囲気下で乾燥し、表4及び表5に示す長
石類・ガラス・フリット類の一部を耐火温度調節のため
添加し、ボールミルにより平均粒径を2.5μm以下に
湿式粉砕した。粉砕後、スプレードライヤーにより乾燥
し、トンネルキルンにより1100〜1500℃又は1
100〜1350℃で焼成した。
【0055】上記の焼成主原料に酸化チタン及び長石類
・ガラス・フリット類(前出の残り)、粘土類を副原料
として表4及び表5に示す所要量を満たすように添加
し、ボールミルにより平均粒径を2.5μm以下に湿式
粉砕後、スプレードライヤーにより乾燥し、トンネルキ
ルンにより800〜1100℃(表4及び表5に示す焼
成温度)の温度範囲で焼成した。焼成物はボールミルに
より平均粒径を2.5μm以下に再度湿式粉砕後、スプ
レードライヤーにより乾燥し、サイクロンにより平均粒
径2.5μmの粒子に分級を行い、c1〜c25の25
種類の酸化チタンを含有するマイナスイオン発生セラミ
ック物質を得た。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【発明の効果】以上図示し説明したように、本発明のマ
イナスイオン発生セラミック物質によると、主原料であ
るウラン系列核種又はトリウム系列核種を含むヘビーミ
ネラルコンセントレイト(重砂)、スタンダードジルコ
ン、ピュアジルコン、プライムジルコン、モナザイト原
砂、イットリュウム原砂(ゼノタイム)、イルメナイト
中間品、バテライト、ジルコニア、バストネサイトの1
種又は2種以上と、副原料として酸化チタン及び必要な
添加材料が混合され粉砕されるため、使用する鉱物種と
その産地による放射線量のばらつきを解消することがで
きる。
【0059】さらに、焼成加工を加えることにより、微
量成分中の放射性同位元素が焼結し、製品加工時におい
て該放射性同位元素の分離、欠損を防ぐことができるた
め、製品としての放射線量の一定化(調整)が容易にな
り、マイナスイオンの発生量の増加及び安定化が可能と
なる。
【0060】また、造粒又は所定形状に成型後、焼成を
行うことにより、微量成分中の放射性同位元素の焼結と
同時に造粒物又は成型物自体の強度が増し、粒状体やハ
ニカム体等としての使用にも対応ができるようになる。
【0061】従って、本発明のマイナスイオン発生セラ
ミック物質及びその製法によると、マイナスイオンに由
来する環境改善効果及び生理的機能改善効果に加え、酸
化チタンの触媒作用も付加されるため、消臭、抗菌、防
汚効果が強化され、窯業、建材、塗料、繊維、生活用品
等の利用に有効かつ好適なマイナスイオン発生セラミッ
ク物質を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原料鉱石の選鉱プロセスを示す第一概
略図である。
【図2】本発明の原料鉱石の選鉱プロセスを示す第二概
略図である。
【図3】本発明の実施例に係る概略工程図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る概略工程図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係る概略工程図で
ある。
【図6】本発明のまたさらに他の実施例に係る概略工程
図である。
【符号の説明】
M 原料 H,J 副原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 修 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目4番33号 辰野新大阪第3ビル6F 株式会社三優 内 (72)発明者 平尾 晴彦 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目4番33号 辰野新大阪第3ビル6F 株式会社三優 内 (72)発明者 市川 一枝 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目4番33号 辰野新大阪第3ビル6F 株式会社三優 内 (72)発明者 中島 幹夫 愛知県瀬戸市東古瀬戸町35番地 中島産業 株式会社内 (72)発明者 前田 悦弘 岐阜県土岐郡笠原町4621の2 株式会社マ エダマテリアル内 Fターム(参考) 4G030 AA11 AA12 AA13 AA14 AA16 AA17 AA37 AA41 BA32 HA07 HA25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上と、副原
    料として、酸化チタンを含み、これらが粉砕混合されて
    いることを特徴とするマイナスイオン発生セラミック物
    質。
  2. 【請求項2】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上が焼成さ
    れているとともに、副原料として、酸化チタンを含み、
    これらが粉砕混合されていることを特徴とするマイナス
    イオン発生セラミック物質。
  3. 【請求項3】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上を含み、
    副原料として、酸化チタンを含み、これらが粉砕混合さ
    れ焼成されていることを特徴とするマイナスイオン発生
    セラミック物質。
  4. 【請求項4】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上を粉砕し
    て焼成する工程と、前記焼成された主原料と副原料とし
    て酸化チタンを必要な添加材料とともに混合し粉砕する
    工程と、前記粉砕後に焼成する工程と、前記焼成後に粉
    砕する工程を有することを特徴とするマイナスイオン発
    生セラミック物質の製法。
  5. 【請求項5】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上を粉砕し
    て焼成する工程と、前記焼成された主原料と副原料とし
    て酸化チタンを必要な添加材料とともに混合し粉砕する
    工程と、前記粉砕物を所定形状に造粒又は成型する工程
    と、前記造粒物を焼成する工程を有することを特徴とす
    るマイナスイオン発生セラミック物質の製法。
  6. 【請求項6】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上と、副原
    料として、酸化チタンを必要な添加材料とともに混合し
    粉砕する工程と、前記粉砕後に焼成する工程と、前記焼
    成後に粉砕する工程を有することを特徴とするマイナス
    イオン発生セラミック物質の製法。
  7. 【請求項7】 主原料として、ウラン系列核種又はトリ
    ウム系列核種を含むヘビーミネラルコンセントレイト
    (重砂)、スタンダードジルコン、ピュアジルコン、プ
    ライムジルコン、モナザイト原砂、イットリュウム原砂
    (ゼノタイム)、イルメナイト中間品、バテライト、ジ
    ルコニア、バストネサイトの1種又は2種以上と、副原
    料として、酸化チタンを必要な添加材料とともに混合し
    粉砕する工程と、前記粉砕物を所定形状に造粒又は成型
    する工程と、前記造粒物を焼成する工程を有することを
    特徴とするマイナスイオン発生セラミック物質の製法。
JP2002158612A 2002-02-28 2002-05-31 マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法 Pending JP2003321269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158612A JP2003321269A (ja) 2002-02-28 2002-05-31 マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053733 2002-02-28
JP2002-53733 2002-02-28
JP2002158612A JP2003321269A (ja) 2002-02-28 2002-05-31 マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003321269A true JP2003321269A (ja) 2003-11-11

Family

ID=29552121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002158612A Pending JP2003321269A (ja) 2002-02-28 2002-05-31 マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003321269A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007175A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Yuuko Kimura 噴霧器
WO2007024062A1 (en) * 2005-08-25 2007-03-01 Shin-A At Co., Ltd Multifunctional ceramic compounds
CN109265006A (zh) * 2018-10-26 2019-01-25 广东能强陶瓷有限公司 一种可释放负离子的陶瓷砖及制备工艺
CN109987921A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 梁楚云 负离子陶瓷洁具及其制备方法
CN111484355A (zh) * 2019-09-05 2020-08-04 广东嘉俊陶瓷有限公司 一种多功能环境净化砖及制造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007175A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Yuuko Kimura 噴霧器
WO2007024062A1 (en) * 2005-08-25 2007-03-01 Shin-A At Co., Ltd Multifunctional ceramic compounds
CN109987921A (zh) * 2017-12-30 2019-07-09 梁楚云 负离子陶瓷洁具及其制备方法
CN109265006A (zh) * 2018-10-26 2019-01-25 广东能强陶瓷有限公司 一种可释放负离子的陶瓷砖及制备工艺
CN111484355A (zh) * 2019-09-05 2020-08-04 广东嘉俊陶瓷有限公司 一种多功能环境净化砖及制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101805209B (zh) 利用废瓷制得的亚光瓷釉及其生产方法
Sarani et al. Properties and environmental impact of the mosaic sludge incorporated into fired clay bricks
JP2020157230A (ja) アルカリ金属除去方法及びアルカリ金属除去装置
JP2003321269A (ja) マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法
CN105924136A (zh) 粉煤灰制防静电陶瓷砖及其制备方法
KR101461073B1 (ko) 기능성 접착제 조성물 및 이의 제조방법
Stefanovsky et al. Phase partitioning and uranium speciation in brannerite-based ceramics
NL2010796C2 (en) Method for manufacturing of pellets comprising municipal waste incinerator bottom ash.
EP0376690A1 (en) Fired product utilizing incineration ash and method of production thereof
JP2003321267A (ja) マイナスイオン発生セラミック物質及びその製法
Zhang et al. Plutonium in monazite and brabantite: Diffuse reflectance spectroscopy study
Contreras et al. Manufacture of ceramic bodies by using a mud waste from the TiO2 pigment industry
Remil et al. Effect of the synthesis method on the properties of a Pb-bearing (Y–Gd–Ce) rare-earth phosphate used for the confinement of high-level radioactive waste
KR100873872B1 (ko) 석분슬러지와 바텀애시를 혼합한 인공경량골재의 제조방법
JP2005058964A (ja) 環境改善機能材料および環境改善機能製品
JP2004051940A (ja) マイナスイオン発生セラミック物質の製法
CN1049065C (zh) 从锆石中除去放射性
KR101421042B1 (ko) 카오린나이트 정제 후 부산물을 이용한 소성벽돌 및 그 제조방법
KR100731508B1 (ko) 친환경 건축을 위한 첨가재 제조방법
JP2010260779A (ja) 自律回復型発電装置充電用の蓄電材及びその製造方法
JP2004331483A (ja) マイナスイオン発生セラミック物質の製法
KR101524419B1 (ko) 친환경 황토 모르타르 제조방법 및 황토 모르타르 시공방법
KR20150037064A (ko) 활성 견운모를 제조하는 방법 및 이것을 이용한 세슘 제거방법
KR100595474B1 (ko) 견운모를 이용한 파우더 제조방법
JPH08108162A (ja) 廃棄物より製造した粒状物及び廃棄物処理方法