JP2003320505A - 嵌合構造 - Google Patents

嵌合構造

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JP2003320505A
JP2003320505A JP2002127965A JP2002127965A JP2003320505A JP 2003320505 A JP2003320505 A JP 2003320505A JP 2002127965 A JP2002127965 A JP 2002127965A JP 2002127965 A JP2002127965 A JP 2002127965A JP 2003320505 A JP2003320505 A JP 2003320505A
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JP
Japan
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convex portion
fitting
door
concave portion
vertical frame
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JP2002127965A
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English (en)
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Keiichi Yoshie
慶一 吉江
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Noda Corp
Original Assignee
Noda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合部分において抜け出た部分が露出しな
い。 【解決手段】 扉の鏡板2に設けた凸部4と、扉の縦框
12に設けた凹部13とを嵌合させる嵌合構造におい
て、鏡板2に設けた凸部の側面5は予め塗装が施され、
縦框12に設けた凹部13の開口側は、塗装の施された
凸部4の断面の大きさより大きく形成される。さらに、
鏡板2に設けた凸部4と横框7、帯11および束26と
の関係についても鏡板2と縦框12との関係と同様の構
造である。このようにすることにより、扉の周囲の温度
や湿度などの環境条件が変化し、嵌合した凸部4が凹部
13から抜き出たときに、塗膜20の擦れまたは剥離し
た部分が露出することがない。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一方の部材と他方
の部材の嵌合構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一方の部材の凸部を他方の部材の凹部に
嵌合する嵌合構造、たとえば建材、建具、家具などの
扉、造作材、箱物、枠体、天板などにおいては、実嵌
合、あいじゃくり嵌合、ほぞ嵌合、その他種々の様式の
嵌合構造が用いられる。このようにして組み立てられた
扉などは、一般にその表面全体に塗装が施されるので、
部材と部材の嵌合部分は、塗膜が部材間に跨って連続的
に形成されることになる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、嵌合した二
つの部材が温度、湿度などの条件によって相対的に移動
ないし収縮した場合、二つの部材の境目の塗膜に亀裂が
生じることがある。亀裂が生じると、この亀裂を通して
部材の素地が外部より露見され、塗膜の亀裂を一層際立
たせる。これを解決するために、たとえば実開平5−6
9285号公報では、凸部において少なくとも凹部に入
り込んで嵌合される部分の表面に、組み立て前に予め塗
装を施すことが開示されている。 【0004】図4は、上記公報に開示されたものを説明
するもので、木質系材料を使用した縦框101と鏡板1
02の嵌合部分を示す要部断面図である。鏡板に設けた
凸部104は塗装105が施された状態で縦框の凹部1
02に嵌合される。しかしながら、温度や湿度などの環
境条件が変化し、嵌合した二つの部材が相対的に移動な
いし収縮したときに、凹部102に嵌合された凸部10
4が抜け出る。このとき凸部104に施された塗膜は、
嵌合される際ないし抜け出る際に擦れや剥離が発生する
ことがある。擦れや剥離が発生すると、その部分が露出
するので外観を損なう。 【0005】本発明は、嵌合部分において抜け出た部分
が露出しないことを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、一方の部材に設けた凸部と、この凸部に
嵌合する他方の部材に設けた凹部とを備える。さらに、
凸部の側面は予め塗装が施され、凹部の開口側の断面の
大きさは、塗装の施された凸部の断面の大きさより大き
く形成されてなることを特徴とする。 【0007】このようにすることにより、一方の部材に
設けた凸部が予め塗装されており、この凸部が他方の部
材に設けた凹部に嵌合しているときに、嵌合している部
材の周囲の温度や湿度などの環境条件が変化し、嵌合し
ている二つの部材の相対的な移動ないし収縮により凸部
が凹部から抜け出た際に、凸部の側面に塗装された塗膜
が擦れている、ないし剥がれていることがある。しか
し、この凸部の塗膜の擦れた部分ないし剥がれた部分
は、凹部の開口側の断面の大きい部分に位置するので、
凸部の抜け出た部分は見えず露出しない。 【0008】次に本発明を構成する各要件についてさら
に詳しく説明する。本発明は、一方の部材と他方の部材
の嵌合構造に関するもので、その適用対象は特に限定さ
れないが、特に木製の扉、造作材、箱物、枠体、天板な
ど建材、建具、家具に対して好適に利用できる。木製の
嵌合構造としては、実嵌合、あいじゃくり嵌合、ほぞ嵌
合などである。 【0009】一方の部材の凸部および他方の部材の凹部
の形状は、凸部と凹部とが嵌合できるものであれば特に
限定されない。凸部の形状が角柱状、円柱状などの突
起、または板の実のように連続的に延在したもの、ある
いはこれらの凸部の形状にテーパーを付けたものなどで
ある。凹部の形状は凸部の形状に適合したものとなる
が、凸部が連続的に延在した形状である場合は溝状とな
る。 【0010】さらに、凸部と凹部を嵌合させる場合にお
いて、凹部の開口側の断面は、この凹部の開口側に対応
する凸部の断面より大きく形成される。凹部の開口側の
内面が、これに対応する位置の凸部の塗膜に接触しない
程度に大きくする。凹部の開口側の断面を大きくした部
分の深さは、二つの部材が相対的に移動ないし伸縮する
量より大きくする。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る扉の実施形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜3にお
いて、同一または同等部分には同一符号を付けて示す。 【0012】図3は、本発明に係る嵌合構造の一実施形
態を示す扉の正面図である。扉1は、木製で、左右の縦
框12、上下の横框7、帯11、上下の束26が連結さ
れて形成された枠組の開口に鏡板2が嵌め込まれてい
る。 【0013】図1は、図3に示した扉のI−I線断面図で
ある。扉の鏡板(一方の部材)2と縦框(他方の部材)
12とは、鏡板2に設けた凸部4と、縦框12に設けた
凹部13とを嵌合させた構造である。鏡板に設けた凸部
4の側面5は予め塗装が施され塗膜20が形成されてい
る。さらに、縦框に設けた凹部13の開口側は、鏡板2
の塗装の施された凸部4の断面の大きさより大きく形成
された拡大部18となっている。 【0014】拡大部18の断面形状は、鏡板の凸部4の
断面形状と略同じとし、大きさは凸部の側面5に施され
た塗膜20の厚みを含めた断面の大きさより大きくし、
塗膜20の表面が拡大部18の内面に接触しないように
形成される。拡大部18の断面大きさは、たとえば凹部
13の拡大していない部分より片側(高さH1)で約
0.5mm大きくする。さらに、拡大部18の深さD1
は、鏡板2と縦框12の二つの部材が相対的に移動ない
し伸縮する量より大きくし、たとえばD1=3mmとす
る。 【0015】また、縦框12の凹部の底15と鏡板2の
凸部の先端6との間にはパッキン24が設けられる。さ
らに、凸部4と凹部13が嵌合され扉が組み立てられた
後に、鏡板2および縦框12の表面全体に塗装が施され
塗膜23が形成される。この際、塗膜23は拡大部18
の開口縁と凸部4の塗膜面との間18aの位置で途切れ
た状態になっている。 【0016】図2は、図3に示した扉のII−II線断面図
である。扉の横框(一方の部材)7と縦框(他方の部
材)12とは、横框7に設けた凸部8と、縦框12に設
けた凹部14とを嵌合させた構造で、二つの凸部8の間
の中央線を境に上下対称である。横框の凸部8の外側に
面する側面9および横框の端面10は予め塗装が施され
塗膜21、22が形成される。また、縦框の端面17に
も予め塗装が施され塗膜22が形成される。 【0017】さらに、縦框に設けた凹部14の開口側
は、横框の塗装が施された凸部8の断面の大きさより大
きく形成され、拡大部19が形成される。拡大部19の
断面形状は、凸部8の断面形状に略同じであるが、縦框
12の両端側突起16側に拡大されている。高さH2お
よび深さD2は、図1に示した拡大部18のものと同じ
考えで形成される。但し、拡大部19は、凸部8の塗膜
21に対応した位置にのみに設けられる。また、横框の
凸部8と縦框の凹部14とは、塗装された凸部8が凹部
14に挿入され嵌合する。 【0018】さらに、横框の凸部8と縦框の凹部14が
嵌合され扉が組み立てられた後、横框7および縦框12
の表面全体に塗装が施され塗膜23が形成される。図2
におけるその他の構造は、図1に示したものと同じであ
るのでその説明を省略する。 【0019】なお、図3において、鏡板2と帯11、鏡
板2と束26および鏡板2と横框7に関する嵌合構造
は、図1に示した鏡板2と縦框12の嵌合構造に同じで
あり、縦框12と帯11、横框7と束26および帯11
と束26に関する嵌合構造は、図2に示した横框7と縦
框12の嵌合構造に同じ、ないし類似の嵌合構造である
ので、その説明を省略する。 【0020】本発明の嵌合構造は、以上のような構造を
有するが、作用は次のようである。すなわち、図1にお
いて、鏡板2(または横框7、以下同じ)に設けた予め
塗装された凸部4(または凸部8、以下同じ)が縦框1
2に設けた凹部13(または凹部14、以下同じ)に嵌
合しているときに、温度や湿度などの環境条件が変化す
ると、鏡板2と縦框12との相対的な移動ないし収縮が
発生する。鏡板2と縦框12との相対的な移動ないし収
縮が発生すると、縦框の凹部13に嵌合していた鏡板の
凸部4が抜き出てくる。 【0021】縦框の凹部13から鏡板の凸部4が抜き出
てくると、凸部4の側面5(または側面9、以下同じ)
に塗装された塗膜20(または塗膜21、以下同じ)の
擦れた部分ないし剥がれた部分が露出する。しかし、凸
部4の塗膜の擦れた部分ないし塗膜の剥がれた部分は、
凹部の拡大部18に位置するので外側からは見えない。
したがって、扉は外観上、塗膜の擦れた部分ないし剥が
れた部分が露出しない。 【0022】以上この発明を図示の実施形態について詳
しく説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施
形態のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸
脱せずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得る
ことは云うまでもない。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、嵌合部分において抜け
出た部分が露出しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る嵌合構造の一実施形態を示し、扉
の縦框と鏡板との関係を示す要部断面図である。 【図2】図1に示した扉の縦框と横框との関係を示す要
部断面図である。 【図3】図1、2に係る扉の正面図である。 【図4】従来技術に係る扉の縦框と鏡板の要部断面図で
ある。 【符号の説明】 1 扉 2 鏡板(一方の部材) 4 凸部 5 側面 7 横框(一方の部材) 8 凸部 9 側面 12 縦框(他方の部材) 13、14 凹部 18、19 拡大部
フロントページの続き Fターム(参考) 2B250 AA01 AA11 AA13 AA15 AA23 BA03 CA02 DA03 EA04 EA06 EA15 FA02 FA09 FA13 FA33 FA46 FA53 GA06 2E016 HA06 HA10 JA11 JC07 KA02 KA05 LA01 LB11 LC01 LD01 MA07 NA01 PA02 QA07 RA03 3J001 FA05 GA10 GB01 HA04 HA08 HA09 KA07 KB03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方の部材に設けた凸部と、該凸部に嵌
    合する他方の部材に設けた凹部とを備え、前記凸部の側
    面は予め塗装が施され、前記凹部の開口側の断面の大き
    さは、前記塗装の施された凸部の断面の大きさより大き
    く形成されてなる嵌合構造。
JP2002127965A 2002-04-30 2002-04-30 嵌合構造 Pending JP2003320505A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191235A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 永大産業株式会社 腰壁セット
JP2018123584A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 大塚鈑金工業株式会社 パネルフェンス及びこれが備えた金属パネル
JP2021071032A (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 株式会社ノダ 框組み建具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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