JP2003319712A - きのこ栽培方法および栽培装置 - Google Patents
きのこ栽培方法および栽培装置Info
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- JP2003319712A JP2003319712A JP2002131037A JP2002131037A JP2003319712A JP 2003319712 A JP2003319712 A JP 2003319712A JP 2002131037 A JP2002131037 A JP 2002131037A JP 2002131037 A JP2002131037 A JP 2002131037A JP 2003319712 A JP2003319712 A JP 2003319712A
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- temperature
- mushroom
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- cultivating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】温度管理を容易にし、きのこの品質を一定に保
つことができるきのこ栽培方法および栽培装置を提供す
る。 【解決手段】きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2
と、棚2の内部に設けられた調温流体を流すための循環
流路と、循環流路に調温流体を流すためのポンプと、循
環流路の調温流体を所定の温度に保つための温度調節機
3とを有する。きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2
の内部に調温流体を流し、菌床を所定の栽培温度に保
つ。
つことができるきのこ栽培方法および栽培装置を提供す
る。 【解決手段】きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2
と、棚2の内部に設けられた調温流体を流すための循環
流路と、循環流路に調温流体を流すためのポンプと、循
環流路の調温流体を所定の温度に保つための温度調節機
3とを有する。きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2
の内部に調温流体を流し、菌床を所定の栽培温度に保
つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、しいたけ、まいた
けその他のきのこを栽培するためのきのこ栽培方法およ
び栽培装置に関する。
けその他のきのこを栽培するためのきのこ栽培方法およ
び栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のきのこ栽培方法として、特許第3
087171号公報に示す方法がある。すなわち、しい
たけ菌床を20℃前後で100日間培養し、15℃に下
げた後、散水し、きのこの発生を行う方法が知られてい
る。この温度管理のため、菌床栽培ハウス内には、通
常、温風暖房装置が設けられる。
087171号公報に示す方法がある。すなわち、しい
たけ菌床を20℃前後で100日間培養し、15℃に下
げた後、散水し、きのこの発生を行う方法が知られてい
る。この温度管理のため、菌床栽培ハウス内には、通
常、温風暖房装置が設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
きのこ栽培方法では、温風暖房装置による温度管理のた
め、菌床を載せた棚の上部と下部、温風暖房装置からの
距離などによって温度差が大きく、きのこの品質を一定
に保つことが難しいという課題があった。
きのこ栽培方法では、温風暖房装置による温度管理のた
め、菌床を載せた棚の上部と下部、温風暖房装置からの
距離などによって温度差が大きく、きのこの品質を一定
に保つことが難しいという課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、温度管理を容易にし、きのこの品質
を一定に保つことができるきのこ栽培方法および栽培装
置を提供することを目的としている。
てなされたもので、温度管理を容易にし、きのこの品質
を一定に保つことができるきのこ栽培方法および栽培装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るきのこ栽培方法は、きのこ栽培用の菌
床を載せるための棚の内部に調温流体を流し、前記菌床
を所定の栽培温度に保つことを、特徴とする。
に、本発明に係るきのこ栽培方法は、きのこ栽培用の菌
床を載せるための棚の内部に調温流体を流し、前記菌床
を所定の栽培温度に保つことを、特徴とする。
【0006】本発明に係るきのこ栽培装置は、きのこ栽
培用の菌床を載せるための棚と、前記棚の内部に設けら
れた調温流体を流すための循環流路と、前記循環流路に
調温流体を流すためのポンプと、前記循環流路の調温流
体を所定の温度に保つための温度調節機とを、有するこ
とを特徴とする。
培用の菌床を載せるための棚と、前記棚の内部に設けら
れた調温流体を流すための循環流路と、前記循環流路に
調温流体を流すためのポンプと、前記循環流路の調温流
体を所定の温度に保つための温度調節機とを、有するこ
とを特徴とする。
【0007】本発明に係るきのこ栽培方法および栽培装
置で栽培するきのこは、しいたけ、まいたけその他の食
用きのこのほか、食用以外のきのこであってもよい。調
温流体は、水のほか、オイルであってもよい。循環流路
は、開閉可能な霧吹き用孔または散水用孔を有していて
もよい。この場合、霧吹き用孔または散水用孔の孔径
は、調節可能であることが好ましい。温度調節機は、暖
房機のみから成っても、暖房および冷却機から成っても
よい。
置で栽培するきのこは、しいたけ、まいたけその他の食
用きのこのほか、食用以外のきのこであってもよい。調
温流体は、水のほか、オイルであってもよい。循環流路
は、開閉可能な霧吹き用孔または散水用孔を有していて
もよい。この場合、霧吹き用孔または散水用孔の孔径
は、調節可能であることが好ましい。温度調節機は、暖
房機のみから成っても、暖房および冷却機から成っても
よい。
【0008】本発明に係るきのこ栽培方法および栽培装
置では、棚の内部に調温流体を流すため、棚の温度を所
定の温度に保つことができる。温度を保った棚から、棚
に載った菌床に直接、温度が伝わり、菌床の温度を保つ
ことができる。これにより、菌床の温度管理を容易に
し、きのこの品質を一定に保つことができる。
置では、棚の内部に調温流体を流すため、棚の温度を所
定の温度に保つことができる。温度を保った棚から、棚
に載った菌床に直接、温度が伝わり、菌床の温度を保つ
ことができる。これにより、菌床の温度管理を容易に
し、きのこの品質を一定に保つことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1に示すように、きのこ
栽培装置が、ハウス1内に設けられている。きのこ栽培
装置は、棚2と循環流路(図示せず)とポンプ(図示せ
ず)と温度調節機3とを有している。棚2は、パイプに
より組み立てられている。図2に示すように、棚2はハ
ウス1内に複数列設けられ、各列は複数段から成ってい
る。棚2の各段は、数本のパイプの上にきのこ栽培用の
菌床を載せるようになっている。
施の形態について説明する。図1に示すように、きのこ
栽培装置が、ハウス1内に設けられている。きのこ栽培
装置は、棚2と循環流路(図示せず)とポンプ(図示せ
ず)と温度調節機3とを有している。棚2は、パイプに
より組み立てられている。図2に示すように、棚2はハ
ウス1内に複数列設けられ、各列は複数段から成ってい
る。棚2の各段は、数本のパイプの上にきのこ栽培用の
菌床を載せるようになっている。
【0010】循環流路は、棚2のパイプの内部に設けら
れている。循環流路は、パイプのみから成っても、パイ
プの内部にさらに他のパイプを設けて成ってもよい。循
環流路により、パイプの内部に調温流体を流せるように
なっている。ポンプは、動力で循環流路に調温流体を流
すようになっている。温度調節機3は、ヒーターから成
り、循環流路の調温流体を所定の温度に保つことができ
る。さらに、ハウス1内には、温風暖房機4が設けられ
ている。
れている。循環流路は、パイプのみから成っても、パイ
プの内部にさらに他のパイプを設けて成ってもよい。循
環流路により、パイプの内部に調温流体を流せるように
なっている。ポンプは、動力で循環流路に調温流体を流
すようになっている。温度調節機3は、ヒーターから成
り、循環流路の調温流体を所定の温度に保つことができ
る。さらに、ハウス1内には、温風暖房機4が設けられ
ている。
【0011】きのこ栽培装置によりしいたけを栽培する
場合、しいたけ菌床を20℃±1℃で100日間培養す
る。このとき、温風暖房機4の温度を20℃に設定する
とともに、きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2の内
部に調温流体を流す。調温流体は、温度調節機3により
20℃に保つようにし、菌床を20℃±1℃の栽培温度
に保つ。
場合、しいたけ菌床を20℃±1℃で100日間培養す
る。このとき、温風暖房機4の温度を20℃に設定する
とともに、きのこ栽培用の菌床を載せるための棚2の内
部に調温流体を流す。調温流体は、温度調節機3により
20℃に保つようにし、菌床を20℃±1℃の栽培温度
に保つ。
【0012】100日間の培養後、菌床の栽培袋の上面
を切り取り、各菌床を所定の間隔、離して配置する。こ
のとき、温風暖房機4の温度を15℃に下げるととも
に、調温流体の温度を温度調節機3により15℃に保つ
ようにし、菌床を15℃の栽培温度に保つ。この状態
で、菌床に注水および散水し、きのこを発生させる。
を切り取り、各菌床を所定の間隔、離して配置する。こ
のとき、温風暖房機4の温度を15℃に下げるととも
に、調温流体の温度を温度調節機3により15℃に保つ
ようにし、菌床を15℃の栽培温度に保つ。この状態
で、菌床に注水および散水し、きのこを発生させる。
【0013】このように、きのこ栽培装置では、棚2の
内部に調温流体を流すため、棚2の温度を所定の温度に
保つことができる。温度を保った棚2から、棚2に載っ
た菌床に直接、温度が伝わり、菌床の温度を保つことが
できる。これにより、菌床の温度管理を容易にし、きの
この品質を一定に保つことができる。
内部に調温流体を流すため、棚2の温度を所定の温度に
保つことができる。温度を保った棚2から、棚2に載っ
た菌床に直接、温度が伝わり、菌床の温度を保つことが
できる。これにより、菌床の温度管理を容易にし、きの
この品質を一定に保つことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、温度管理を容易にし、
きのこの品質を一定に保つことができるきのこ栽培方法
および栽培装置を提供することができる。
きのこの品質を一定に保つことができるきのこ栽培方法
および栽培装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態のきのこ栽培装置の平面図
である。
である。
【図2】図1のきのこ栽培装置の棚の正面図である。
1 ハウス
2 棚
3 温度調節機
4 温風暖房機
Claims (2)
- 【請求項1】きのこ栽培用の菌床を載せるための棚の内
部に調温流体を流し、前記菌床を所定の栽培温度に保つ
ことを、特徴とするきのこ栽培方法。 - 【請求項2】きのこ栽培用の菌床を載せるための棚と、 前記棚の内部に設けられた調温流体を流すための循環流
路と、 前記循環流路に調温流体を流すためのポンプと、 前記循環流路の調温流体を所定の温度に保つための温度
調節機とを、 有することを特徴とするきのこ栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131037A JP2003319712A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | きのこ栽培方法および栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131037A JP2003319712A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | きのこ栽培方法および栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003319712A true JP2003319712A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131037A Pending JP2003319712A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | きのこ栽培方法および栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003319712A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1037136C2 (nl) * | 2009-02-20 | 2010-08-24 | Verdellen Beheer B V | Kweekbed voor paddestoelen, en inrichting en werkwijze voor het kweken van paddestoelen. |
-
2002
- 2002-05-02 JP JP2002131037A patent/JP2003319712A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1037136C2 (nl) * | 2009-02-20 | 2010-08-24 | Verdellen Beheer B V | Kweekbed voor paddestoelen, en inrichting en werkwijze voor het kweken van paddestoelen. |
NL1036611C2 (nl) * | 2009-02-20 | 2010-08-24 | Verdellen Beheer B V | Kweekbed voor paddestoelen, en inrichting en werkwijze voor het kweken van paddestoelen. |
NL1037137C2 (nl) * | 2009-02-20 | 2010-08-24 | Verdellen Beheer B V | Kweekbed voor paddestoelen, en inrichting en werkwijze voor het kweken van paddestoelen. |
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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