JP2003319477A - 開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステム - Google Patents

開閉装置用リモコン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステム

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JP2003319477A
JP2003319477A JP2002117417A JP2002117417A JP2003319477A JP 2003319477 A JP2003319477 A JP 2003319477A JP 2002117417 A JP2002117417 A JP 2002117417A JP 2002117417 A JP2002117417 A JP 2002117417A JP 2003319477 A JP2003319477 A JP 2003319477A
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Japan
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remote control
opening
closing device
transmitter
key
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Application number
JP2002117417A
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English (en)
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Kazuo Kikutani
一夫 菊谷
Kuniharu Takai
邦治 高井
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン送信機及びリモコン受信機の組合せ
などに対し、プロトコル面での自由度(汎用性)を高く
できる開閉装置用リモコン送信機、リモコン受信機及び
リモコンシステムを提供する。 【解決手段】 本発明の開閉装置用リモコン送信機は、
複数種類の制御指示方法に従った開閉体の動作指示信号
を形成する構成を有する。本発明の開閉装置用リモコン
受信機は、受信した動作指示信号が、複数種類の制御指
示方法の中のどの種類に係るものかを認識し、開閉体の
駆動制御信号を形成する信号解読手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉装置用リモコ
ン送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リ
モコンシステムに関し、例えば、シャッター、ドア、
窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などの
ゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光膜)、ブライ
ンド、オーニング装置などを遠隔操作対象とした無線又
は有線のリモコンシステムなどに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】開閉体の開閉制御(なお、施錠、解錠機
能を有する開閉体であれば、開閉制御に加え、又は、開
閉制御に代え、施錠、解錠制御をも開閉制御の用語に含
むものとする)をリモコン送信機を用いて指示できるよ
うにした開閉装置も多く提案されている。
【0003】シャッター用のリモコンシステムでは、シ
ャッター近傍の壁面や、シャッターの収納ボックスの表
面又は内部などに、リモコン送信機からの電波を捕捉し
て処理するリモコン受信機が設けられている。
【0004】図15は、従来のリモコンシステムの構成
を示すブロック図である。リモコン送信機110からの
電波を受信アンテナ111が捕捉して変換した電気信号
は、例えば同軸ケーブル112を介して、受信ユニット
113に与えられる。受信ユニット113において、受
信アンテナ111側からの電気信号は、復調部114に
よって復調され、受信制御部115によって、その復調
信号が解読されて、シャッターの開、閉などを指示する
開閉制御信号が形成されて、ケーブル116を介して、
シャッター制御ユニット117に与えられる。
【0005】シャッター制御ユニット117において
は、シャッター制御部118が、受信ユニット113か
らの開閉制御信号の内容(開又は閉など)に基づいて、
シャッターの開、閉などを実現させるモータ駆動信号を
形成し、モータ駆動回路119は、そのモータ駆動信号
に応じて、図示しないモータに対して所望の動作を実行
させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リモコンシ
ステムを構築するリモコン送信機及びリモコン受信機
は、当然に、同一の通信プロトコルやデータフォーマッ
トや処理ルールなど(以下、これらをまとめてプロトコ
ルや制御指示方法と呼ぶ)に従うものである。
【0007】例えば、開動作、停止動作、閉動作用の3
個の操作キーを有するいわゆる3点式のリモコン送信機
には、その3点式のリモコン送信機からの制御動作によ
って一部内容が異なっている信号を処理可能なリモコン
受信機が当然に対応付けられて設置される。また例え
ば、1個の操作キーを有するいわゆる1点式のリモコン
送信機には、同一信号が到来しても、その到来時のシャ
ッター状態又は到来回数などによって定まる制御動作を
指示し得るリモコン受信機が当然に対応付けられて設置
される。
【0008】すなわち、従来では、リモコン送信機及び
リモコン受信機の組合せに対し、プロトコル面での自由
度(汎用性)がなかった。
【0009】しかしながら、設置されたリモコン受信機
のプロトコルとは異なるプロトコルのリモコン送信機を
対応付けたくなる場合もある。
【0010】例えば、会社などのガレージ用シャッター
の場合、複数の人がそれぞれリモコン送信機を備え、共
通するリモコン受信機に対する制御信号を送出するよう
なこともあるが、3点式(3点式プロトコル)の方が好
みの人もいれば、1点式(1点式プロトコル)の方が好
みの人もおり、リモコンシステムが一方のプロトコルの
みに対応している場合には不満足な人も生じてしまう。
【0011】また例えば、2個のシャッターのそれぞれ
にリモコン受信機が設けられ、しかも、各リモコン受信
機のプロトコルが異なる場合には、利用者がプロトコル
が異なる複数のリモコン送信機を別個に携帯していなけ
ればならない。因みに、両リモコン受信機のプロトコル
が同じ場合には、1台のリモコン送信機で2台のリモコ
ン受信機に対応するようなリモコンシステムが既に提供
されている。
【0012】以上のような理由などにより、リモコン送
信機及びリモコン受信機の組合せなどに対し、プロトコ
ル面での自由度(汎用性)を高くできる開閉装置用のリ
モコン送信機、リモコン受信機及びリモコンシステムが
望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明は、対応する開閉装置用リモコン
受信機に開閉体の動作指示信号を送信する開閉装置用リ
モコン送信機において、複数種類の制御指示方法に従っ
た上記動作指示信号を形成する構成を有することを特徴
とする。
【0014】請求項2の本発明は、請求項1の本発明の
開閉装置用リモコン送信機において、各種類の制御指示
方法毎の入力キーを別個に有する操作手段と、操作され
た入力キーに応じ、当該入力キーに係る種類の制御指示
方法に従った上記動作指示信号を形成する送信信号形成
手段とを有することを特徴とする。
【0015】請求項3の本発明は、請求項1の本発明の
開閉装置用リモコン送信機において、複数種類の制御指
示方法に共通に用いられる入力キーを一部に備える操作
手段と、複数種類の制御指示方法のいずれかの種類を設
定させる方法設定手段と、操作された入力キーに応じ、
しかも、方法設定手段に設定されている種類の制御指示
方法に従った上記動作指示信号を形成する送信信号形成
手段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項4の本発明は、請求項1の本発明の
開閉装置用リモコン送信機において、少なくとも1個の
入力キーを備える操作手段と、上記入力キーに対する操
作の時間変化に応じ、所定種類の制御指示方法に従った
所定の上記動作指示信号を形成する送信信号形成手段と
を有することを特徴とする。
【0017】請求項5の本発明は、対向する開閉装置用
リモコン送信機からの開閉体の動作指示信号に応じて、
上記開閉体の駆動制御信号を形成する開閉装置用リモコ
ン受信機において、受信した上記動作指示信号が、複数
種類の制御指示方法の中のどの種類に係るものかを認識
し、上記駆動制御信号を形成する信号解読手段を有する
ことを特徴とする。
【0018】請求項6の本発明は、開閉装置用リモコン
送信機及び開閉装置用リモコン受信機間で開閉体の動作
指示信号を授受する開閉装置用リモコンシステムにおい
て、上記開閉装置用リモコン送信機として、請求項1の
本発明〜請求項4の本発明のいずれかに記載のものを適
用したことを特徴とする。
【0019】請求項7の本発明は、開閉装置用リモコン
送信機及び開閉装置用リモコン受信機間で開閉体の動作
指示信号を授受する開閉装置用リモコンシステムにおい
て、上記開閉装置用リモコン受信機として、請求項5の
本発明に記載のものを適用したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装
置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムの
第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、
第1の実施形態はシャッター用のものである。
【0021】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、第1の実施形態のリモコンシステムの全体構成
を示すブロック図である。
【0022】図1において、このリモコンシステム1A
は、リモコン送信機10Aと、シャッター(図示せず)
に関連して設けられているリモコン受信機20Aとから
構成されている。
【0023】リモコン送信機10Aは、操作部11、制
御部12、送信部13、送信アンテナ14及び報知部1
5を有する。
【0024】操作部11は、図2に示すように、シャッ
ターの「開動作」、「停止動作」及び「閉動作」をそれ
ぞれ指示するための3点式プロトコル用の3個のキー1
1a〜11cと、1点式プロトコル用の「一発」キー1
1dとを備え、利用者の操作に応じて、シャッターの開
動作、閉動作、停止動作又は動作巡回の指示信号を制御
部12に与えるものである。なお、図2は、リモコン送
信機10Aの表面(操作パネル面)を示す平面図であ
る。
【0025】第1の実施形態の場合、後述するリモコン
受信機20Aは、1点式プロトコルに従う信号が到来す
る毎に、開−停止−閉−開−停止−閉−…というように
巡回的にシャッターの動作を制御し得るものとする。
【0026】制御部12は、当該リモコン送信機10A
の全体を制御するものであり、例えば、マイクロコンピ
ュータで構成されている。
【0027】制御部12は、操作部11から、開動作、
閉動作、停止動作又は動作巡回の指示信号を受けると、
原送信信号(例えばシリアル送信データ:図3参照)を
組み立てて送信部13に与えるものである。また、制御
部12は、操作部11から、開動作、閉動作、停止動作
又は動作巡回の指示信号を受けたときには、指示を受け
付けたことを報知部15に報知動作させる。
【0028】図3は、リモコン送信機10Aからリモコ
ン受信機20Aへ送信される原送信信号のデータフォー
マットを示す説明図である。
【0029】原送信信号は、原送信信号の先頭を示すフ
ラグシーケンスFと、送信元であるリモコン送信機10
Aの識別コードIDと、送信したい情報(例えば、開動
作指示、閉動作指示、停止動作指示、動作巡回指示な
ど)を含む情報部INFとでなる。
【0030】リモコン送信機10Aの制御部12は、例
えば、操作部11のキー11a、11b、11c又は1
1dが操作されている期間、図3に示した原送信信号
(以下、適宜フレームと呼ぶ)を繰り返し送信部13に
与える。なお、キー11a、11b、11c又は11d
の操作時間が短い場合には、予め、最低の繰り返し回数
(例えば5回)を定めておき、その回数だけ、図3に示
した原送信信号を繰り返し送信部13に与えるようにし
ても良い。リモコン送信機10Aの制御部12には、当
該リモコン送信機10Aの識別コードIDが予め組み込
まれている。
【0031】送信部13は、このような原送信信号(フ
レーム)を変調して無線周波数帯(例えば426MHz
程度)の信号(無線送信信号)にして、送信アンテナ1
4から空間に放射させる。送信部13には、必要に応じ
て、バンドパスフィルタや電力増幅器が内蔵されてい
る。なお、原送信信号の変調方式は任意であるが、例え
ば、ASK変調方式やFSK変調方式を適用し得る。
【0032】送信アンテナ14は、上述のように、無線
送信信号を空間に放射させるものである。送信アンテナ
14は、例えば、リモコン送信機10Aを構成する筐体
内部に設けられている。
【0033】報知部15は、制御部12の制御下で、操
作部11からの開動作、閉動作、停止動作又は動作巡回
の指示信号を受け付けたことを、利用者に認識させる報
知動作を行うものである。報知部15は、例えば、上述
した各キー11a、11b、11c、11dに対応した
発光素子(図2では省略)であって点灯や点滅で視覚的
に報知させるものであっても良く(液晶ディスプレイな
どのキャラクタなどによる視覚的報知でも良い)、また
例えば、ブザーやスピーカであって聴覚的に報知させる
ものであっても良い。その他、振動などの人間の他の感
覚に訴えるものであっても良い。以下の説明は、報知部
15がブザーであるとして行う。
【0034】リモコン受信機20Aは、受信アンテナ2
1、受信部22、制御部23及びIDメモリ24などを
備えている。なお、リモコン受信機20Aは、対応する
シャッター駆動部40に接続されている。
【0035】受信アンテナ21は、リモコン送信機10
Aからの放射電波を捕捉し、電気信号(無線受信信号)
に変換するものである。この受信アンテナ21は、リモ
コン送信機10Aが種々の位置をとり得るので、受信感
度を考慮し、例えば、外部に突出する形式で設けられて
いることが好ましい。また、受信アンテナ21として、
リモコン送信機10Aが種々の位置をとり得るので、例
えば、無指向性又は指向範囲がかなり広いものを適用す
る。
【0036】受信部22は、受信アンテナ21から与え
られた無線受信信号に対して復調処理し、リモコン送信
機10Aが送信しようとした原送信信号(復調信号)を
得るものであり、このようにして得られた復調信号を制
御部23に与える。受信部22には、必要に応じて、無
線周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタや前置
増幅器や復調信号の帯域を通過帯域とするローパスフィ
ルタが含まれる。
【0037】制御部23は、当該リモコン受信機20A
の各部の制御を行うものであり、例えば、マイクロコン
ピュータで構成されている。ここで、図1では、制御部
23が、遠隔操作に係る制御だけでなく、シャッター駆
動部40に対する駆動制御を行うものとして記載してい
る。なお、遠隔操作に係る制御を行う制御部と、シャッ
ター駆動部40に対する駆動制御を行う制御部とが、分
離して設けられていても良い。例えば、シャッター駆動
部40に対する駆動制御を行う制御部が、リモコン受信
機20Aの外部ユニットに設けられていても良い。
【0038】制御部23は、図示しない登録部が、当該
リモコン受信機20Aに対し、指示し得るリモコン送信
機10Aの識別コード(以下、IDと呼ぶ)の登録を指
示したときには、そのIDを取り込んでIDメモリ24
に格納させる。
【0039】また、制御部23は、受信部22からの復
調信号を解読して、復調信号に含まれているIDがID
メモリ24に登録されているか否かに基づいて、送信元
のリモコン送信機10Aが当該シャッターに対する指示
を出せるものであるかを確認する。その後、制御部23
は、指示されているシャッターの動作内容(開動作、閉
動作、停止動作又は動作巡回)を認識して、その認識内
容(開動作、閉動作、停止動作又は動作巡回)などに基
づいて、シャッターの開動作、閉動作又は停止動作を実
行させるシャッター駆動信号を形成し、対応するシャッ
ター駆動部40に与える。
【0040】なお、上述したように、リモコン送信機1
0Aは、原送信信号を繰り返し送信するので、制御部2
3は、リモコン送信機10Aが送信した同一内容の復調
信号(原送信信号)が所定時間以内に、所定個(最低繰
り返し送信回数より少なくても良い)得られたときに、
その復調信号を有効として上述の制御を行う。
【0041】また、制御部23は、送信元のリモコン送
信機10Aが当該シャッターに対する指示を出せない場
合や、リモコン送信機10Aからの指示内容が現状のシ
ャッター状態と矛盾する場合には(例えば、シャッター
の開状態において開動作が指示されたような場合に
は)、その指示内容を無視する。
【0042】IDメモり24は、上述したように、当該
リモコン受信機20Aに有効な指示を出し得るリモコン
送信機10A(1個とは限らない)のIDを記憶してい
るものであり、例えば、EEPROMなどの不揮発性メ
モリでなることが好ましい。
【0043】シャッター駆動部40は、例えば、シャッ
ターを上下動させるためのモータを中心に構成されてい
るものであり、制御部23からのシャッター駆動信号に
応じて、モータに対して所望の動作(正回転、逆回転、
回転停止など)を実行させ、シャッターを開動作、閉動
作、停止動作させる。
【0044】(A−2)第1の実施形態の動作 次に、第1の実施形態のリモコンシステム1Aの動作を
説明する。
【0045】まず、リモコン送信機10Aの制御部12
の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0046】リモコン送信機10Aの制御部12は、操
作部11のいずれかのキー11a〜11dが操作される
のを待ち受けており(S1)、キー操作があると、操作
キーの種類を判別し(S2)、操作キーに応じた原送信
信号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ14か
ら無線送信信号を空間に放射させる(S3〜S6)。な
お、すなわち、制御部12は、キー操作がなされている
期間は報知部15によって操作を認識していることを表
す報知を実行させる。
【0047】例えば、「一発」キー11dが操作された
ときには、情報部に「動作巡回」を指示する情報が挿入
された原送信信号が送信部13に与えられ、その原送信
信号が無線送信信号に変換されて送信アンテナ14から
空間に放射される。
【0048】次に、リモコン受信機20Aの制御部23
の動作を図5のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0049】リモコン受信機20Aの受信部22は、所
定レベル以上の無線受信信号が受信アンテナ21から与
えられたときにはその無線受信信号に対して復調処理
し、原送信信号(復調信号)を得て制御部23に与え
る。
【0050】制御部23は、このような原送信信号(復
調信号)の入力を待ち受けており(S11)、原送信信
号が入力されると、その信号に含まれているIDがID
メモリ24に登録されているものと一致するか否か、言
い換えると、送信元のリモコン送信機10Aが当該シャ
ッターに対する指示を出せるものであるか否かを判別す
る(S12)。
【0051】入力された原送信信号に含まれているID
がIDメモリ24に登録されているものと一致しない場
合には、制御部23は、今回入力された原送信信号を無
視する。
【0052】これに対して、原送信信号に含まれている
IDがIDメモリ24に登録されていると、制御部23
は、その原送信信号の情報部に挿入されている情報の内
容を解読(判別)する(S13)。
【0053】制御部23は、原送信信号の情報部の情報
が「開動作」を指示しているときには、開動作を指示す
るシャッター駆動信号を形成してシャッター駆動部40
に出力し(S14)、内部記憶する直前動作情報23P
を「開動作」に更新して(S15)、原送信信号の入力
待ち状態に戻る。
【0054】同様に、制御部23は、原送信信号の情報
部の情報が「停止動作」を指示しているときには、停止
動作を指示するシャッター駆動信号を形成してシャッタ
ー駆動部40に出力し(S16)、内部記憶する直前動
作情報23Pを「停止動作」に更新して(S17)、原
送信信号の入力待ち状態に戻り、入力された原送信信号
の情報部の情報が「閉動作」を指示しているときには、
閉動作を指示するシャッター駆動信号を形成してシャッ
ター駆動部40に出力し(S18)、内部記憶する直前
動作情報23Pを「閉動作」に更新して(S19)、原
送信信号の入力待ち状態に戻る。
【0055】一方、制御部23は、原送信信号の情報部
の情報が「動作巡回」を指示しているときには、内部記
憶している直前動作情報23Pが表している動作を認識
し(S20)、動作の巡回順番上で、その直前動作の次
の動作を指示するシャッター駆動信号を形成してシャッ
ター駆動部40に出力し(S21)、直前動作情報23
Pをその指示動作に更新して(S22)、原送信信号の
入力待ち状態に戻る。
【0056】上述したように、この第1の実施形態の場
合、動作の巡回順番が、開−停止−閉−開−停止−閉−
…であるので、例えば、ステップS20で認識した直前
動作が「開動作」であればステップS21では「停止動
作」を指示するシャッター駆動信号を形成し、ステップ
S20で認識した直前動作が「停止動作」であればステ
ップS21では「閉動作」を指示するシャッター駆動信
号を形成し、ステップS20で認識した直前動作が「閉
動作」であればステップS21では「開動作」を指示す
るシャッター駆動信号を形成する。
【0057】以上のように、第1の実施形態の場合、リ
モコン送信機10A及びリモコン受信機20A共に、1
点式プロトコル及び3点式プロトコルに対応しているの
で、1点式プロトコルの方が好みの利用者は、「一発」
キー11dの操作によってシャッターの動作を指示すれ
ば良く、また、3点式プロトコルの方が好みの利用者
は、「開動作」、「停止動作」及び「閉動作」の指示キ
ー11a〜11cの操作によってシャッターの動作を指
示すれば良い。
【0058】(A−3)第1の実施形態の効果 第1の実施形態によれば、1点式プロトコル及び3点式
プロトコルに対応し、利用者が任意にプロトコルを選択
できる、汎用性(自由度)が高いの開閉装置用リモコン
送信機、開閉装置用リモコン受信機及び開閉装置用リモ
コンシステムを提供することができる。
【0059】また、第1の実施形態によれば、1点式プ
ロトコル用のキーと、3点式プロトコル用のキーとが別
個独立に設けられているので、利用者が適用するプロト
コルを変更する場合も変更が容易である。
【0060】さらに、1点式プロトコル及び3点式プロ
トコルの両プロトコルに対応しているので、複数種類の
リモコン送信機やリモコン受信機で、部品やプログラム
などを兼用可能となり、製造コストや管理コストの低減
を期待できる。
【0061】(B)第2の実施形態 以下、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装
置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムの
第2の実施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、
第2の実施形態もシャッター用のものである。
【0062】(B−1)第2の実施形態の構成 第2の実施形態は、リモコン送信機10Bの構成が第1
の実施形態とは異なっており、リモコン受信機の構成は
第1の実施形態と同様である。
【0063】図6は、第2の実施形態のリモコン送信機
10Bの構成を示すブロック図であり、第1の実施形態
のリモコン送信機10Aに係る図1との同一、対応部分
には同一符号を付して示している。
【0064】図6において、第2の実施形態のリモコン
送信機10Bは、操作部11、制御部12、送信部1
3、送信アンテナ14及び報知部15に加え、プロトコ
ル設定部16を有する。
【0065】プロトコル設定部16は、利用者の操作に
応じて、当該リモコン送信機10Bを、3点式プロトコ
ルに従うリモコン送信機として設定するか、又は、当該
リモコン送信機10Bを、1点式プロトコルに従うリモ
コン送信機として設定するものであり、その設定情報
は、制御部12に与えられる。
【0066】プロトコル設定部16は、例えば、図7に
示すようなディップスイッチ16aを利用したものを適
用できる。図7とは異なるが、その他、予め定められて
いる複数のキーの同時操作の認識構成などを、プロトコ
ル設定部16として適用可能である。
【0067】第2の実施形態の制御部12は、プロトコ
ル設定部16によって、3点式プロトコルが設定されて
いる場合には、当該リモコン送信機10Bを、あたかも
3点式プロトコルに従う専用のリモコン送信機のように
動作させると共に、プロトコル設定部16によって、1
点式プロトコルが設定されている場合には、当該リモコ
ン送信機10Bを、あたかも1点式プロトコルに従う専
用のリモコン送信機のように動作させるものである。
【0068】第2の実施形態の操作部11は、図7に示
すように、3個の操作キー11x、11y、11zを備
えている。
【0069】「A」と表記されている操作キー11x
は、3点式プロトコルの設定時には、第1の実施形態の
「開動作」キー11aと同様な機能を担うものであり、
1点式プロトコルの設定時には、第1の実施形態の「一
発」キー11dと同様な機能を担うものである。
【0070】「B」と表記されている操作キー11z
は、3点式プロトコルの設定時には、第1の実施形態の
「閉動作」キー11cと同様な機能を担うものであり、
1点式プロトコルの設定時には無意味なものである。言
い換えると、1点式プロトコルの設定時において、操作
キー11zが操作されても、その操作が無視されるもの
である。
【0071】「停止」と表記されている操作キー11y
は、3点式プロトコルの設定時には、第1の実施形態の
「停止動作」キー11bと同様な機能を担うものであ
り、1点式プロトコルの設定時にも、第1の実施形態の
「停止動作」キー11bと同様な機能を担うものであ
る。
【0072】各操作キー11x、11y、11zの操作
時に、上述した機能を担うように、第2の実施形態の制
御部12が動作する(後述する動作説明参照)。
【0073】なお、既存の1点式プロトコルでは、1個
の操作キーだけが機能しているが、第2の実施形態の1
点式プロトコルでは、2個の操作キーが機能し得るの
で、1点式プロトコルの変形(変形1点式プロトコル)
と呼ぶことも可能である。
【0074】(B−2)第2の実施形態の動作 次に、第2の実施形態のリモコン送信機10Bの制御部
12の動作を図8のフローチャートを参照しながら説明
する。
【0075】リモコン送信機10Bの制御部12は、操
作部11のいずれかのキー11x、11y、11zが操
作されるのを待ち受けており(S31)、キー操作があ
ると、操作キーの種類を判別する(S32)。
【0076】操作されたキーが「A」キー11xである
と、制御部12は、プロトコル設定部16による設定プ
ロトコルが3点式プロトコルか1点式プロトコルである
かを判別する(S33)。制御部12は、3点式プロト
コルが設定されていると、情報部に「開動作」を指示す
る情報が挿入された原送信信号を形成して送信部13に
与えて送信アンテナ14から無線送信信号を空間に放射
させ(S34)、1点式プロトコルが設定されている
と、情報部に「動作巡回」を指示する情報が挿入された
原送信信号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ
14から無線送信信号を空間に放射させ(S35)、キ
ー操作の待ち受け状態に戻る。
【0077】また、操作されたキーが「停止」キー11
yであると、制御部12は、プロトコル設定部16によ
る設定を確認することなく、直ちに、情報部に「停止動
作」を指示する情報が挿入された原送信信号を形成して
送信部13に与えて送信アンテナ14から無線送信信号
を空間に放射させ(S36)、キー操作の待ち受け状態
に戻る。
【0078】さらに、操作されたキーが「B」キー11
zであると、制御部12は、プロトコル設定部16によ
る設定プロトコルが3点式プロトコルか1点式プロトコ
ルであるかを判別する(S37)。制御部12は、3点
式プロトコルが設定されていると、情報部に「閉動作」
を指示する情報が挿入された原送信信号を形成して送信
部13に与えて送信アンテナ14から無線送信信号を空
間に放射させてキー操作の待ち受け状態に戻り(S3
8)、1点式プロトコルが設定されていると、直ちに、
キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0079】なお、制御部12は、キー操作がなされて
いる期間は報知部15によって操作を認識していること
を表す報知を実行させる。
【0080】以上のようなリモコン送信機10Bに対向
するリモコン受信機(20A)の動作は、第1の実施形
態の場合と同様である。
【0081】例えば、1点式プロトコルの方が好みの利
用者は、プロトコル設定部16によって、1点式プロト
コルを設定し、「A」キー11xを適宜操作して、1点
式プロトコルに従って、シャッターの動作を制御すれば
良い。このように1点式プロトコルを設定した場合で
も、利用者は、「停止」キー11yを操作することによ
り、「A」キー11xを操作することなく、シャッター
の停止動作を指示することができる。
【0082】また例えば、3点式プロトコルの方が好み
の利用者は、プロトコル設定部16によって、3点式プ
ロトコルを設定し、「A」キー11x、「停止」キー1
1y及び「B」キー11zをそれぞれ、「開動作」キ
ー、「停止動作」キー、「閉動作」キーとして操作し
て、3点式プロトコルに従って、シャッターの動作を制
御すれば良い。
【0083】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によっても、第1の実施
形態と同様な効果を奏することができる。
【0084】また、第2の実施形態によれば、リモコン
送信機10Bにプロトコル設定部16を設けたので、利
用者は、1点式プロトコル又は3点式プロトコルをリモ
コン送信機10Bに設定し、あたかも、設定されたプロ
トコルに従う専用のリモコン送信機として動作させるこ
とができる。
【0085】(C)第3の実施形態 以下、本発明による開閉装置用リモコン送信機、開閉装
置用リモコン受信機及び開閉装置用リモコンシステムの
第3の実施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、
第3の実施形態もシャッター用のものである。
【0086】(C−1)第3の実施形態の構成 第3の実施形態は、リモコン送信機10Cの構成が第1
の実施形態とは異なっており、リモコン受信機の構成は
第1や第2の実施形態と同様である。
【0087】図9は、第3の実施形態のリモコン送信機
10Cの構成を示すブロック図であり、図10は、第3
の実施形態のリモコン送信機10Cの操作パネル面を示
す正面図であり、第1の実施形態のリモコン送信機10
Aに係る図1や図2との同一、対応部分には同一符号を
付して示している。
【0088】図9において、第3の実施形態のリモコン
送信機10Cも、機能的には、第1の実施形態と同様
に、操作部11、制御部12、送信部13、送信アンテ
ナ14及び報知部15を有する。
【0089】しかしながら、第3の実施形態のリモコン
送信機10Cの場合、操作部11は、図10に示すよう
に、「制御」キー11Cという1個のキーしか備えてい
ない。また、報知部15の構成要素として、図10に示
すように、「開放」、「停止」、「閉成」、「一発」と
いう記述された文字に対応付けられている4個の発光素
子(例えばLED)15a〜15dを有する。
【0090】第3の実施形態のリモコン送信機10Cの
制御部12は、「制御」キー11Cの操作だけでなく、
自己が点灯、消灯、点滅制御する4個の発光素子15a
〜15dの点灯状態などから、利用者が指示したシャッ
ター動作の内容を認識するものである。この機能につい
ては、後述する動作説明で明らかにする。
【0091】(C−2)第3の実施形態の動作 次に、第3の実施形態のリモコン送信機10Cの制御部
12の動作を図11及び図12のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0092】リモコン送信機10Cの制御部12は、
「制御」キー11Cが操作されるのを待ち受けており
(S41)、キー操作があると、内蔵するタイマに1点
式プロトコル用の最大計時時間Td(例えば1秒)を設
定して計時を開始させ(S42)、また、「一発」とい
う表記文字に対応付けられている発光素子15dを点灯
させる(S43)。
【0093】その後、制御部12は、「制御」キー11
Cの操作が復帰したか否かや、所定時間Tdの計時が終
了したか否かを判別する(S44、S45)。なお、
「制御」キー11Cが押下キーであって操作が押し下げ
である場合には、操作の復帰は押圧力の解放に伴う上方
への移動が該当する。
【0094】所定時間Tdの計時が終了する前に「制
御」キー11Cの操作が復帰すると、制御部12は、情
報部に「動作巡回」を指示する情報が挿入された原送信
信号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ14か
ら無線送信信号を空間に放射させ(S46)、また、発
光素子15dを所定時間(例えば1秒)だけ点滅させて
1点式プロトコルに従う指示を発したことを利用者に報
知させ(S47)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0095】これに対して、「制御」キー11Cの操作
が復帰することなく、所定時間Tdの計時が終了する
と、制御部12は、内蔵するタイマに3点式プロトコル
の「停止」用の最大計時時間Tb(例えば2秒)を設定
して計時を開始させ(S48)、また、「停止」という
表記文字に対応付けられている発光素子15bを点灯さ
せる(S49)。
【0096】その後、制御部12は、「制御」キー11
Cの操作が復帰したか否かや、所定時間Tbの計時が終
了したか否かを判別する(S50、S51)。
【0097】所定時間Tbの計時が終了する前に「制
御」キー11Cの操作が復帰すると、制御部12は、情
報部に「停止動作」を指示する情報が挿入された原送信
信号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ14か
ら無線送信信号を空間に放射させ(S52)、また、発
光素子15bを所定時間(例えば1秒)だけ点滅させて
3点式プロトコルに従う停止指示を発したことを利用者
に報知させ(S53)、キー操作の待ち受け状態に戻
る。
【0098】これに対して、「制御」キー11Cの操作
が復帰することなく、所定時間Tbの計時が終了する
と、制御部12は、内蔵するタイマに3点式プロトコル
の「開」用の最大計時時間Ta(例えば2秒)を設定し
て計時を開始させ(S54)、また、「開放」という表
記文字に対応付けられている発光素子15aを点灯させ
る(S55)。
【0099】その後、制御部12は、「制御」キー11
Cの操作が復帰したか否かや、所定時間Taの計時が終
了したか否かを判別する(S56、S57)。
【0100】所定時間Taの計時が終了する前に「制
御」キー11Cの操作が復帰すると、制御部12は、情
報部に「開動作」を指示する情報が挿入された原送信信
号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ14から
無線送信信号を空間に放射させ(S58)、また、発光
素子15aを所定時間(例えば1秒)だけ点滅させて3
点式プロトコルに従う開指示を発したことを利用者に報
知させ(S59)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0101】これに対して、「制御」キー11Cの操作
が復帰することなく、所定時間Taの計時が終了する
と、制御部12は、内蔵するタイマに3点式プロトコル
の「閉」用の最大計時時間Tc(例えば2秒)を設定し
て計時を開始させ(S60)、また、「閉成」という表
記文字に対応付けられている発光素子15cを点灯させ
る(S61)。
【0102】その後、制御部12は、「制御」キー11
Cの操作が復帰したか否かや、所定時間Tcの計時が終
了したか否かを判別する(S62、S63)。
【0103】所定時間Tcの計時が終了する前に「制
御」キー11Cの操作が復帰すると、制御部12は、情
報部に「閉動作」を指示する情報が挿入された原送信信
号を形成して送信部13に与えて送信アンテナ14から
無線送信信号を空間に放射させ(S64)、また、発光
素子15cを所定時間(例えば1秒)だけ点滅させて3
点式プロトコルに従う閉指示を発したことを利用者に報
知させ(S65)、キー操作の待ち受け状態に戻る。
【0104】これに対して、「制御」キー11Cの操作
が復帰することなく、所定時間Tcの計時が終了する
と、制御部12は、上述したステップS48に戻り、停
止指示が入力されたかの確認処理に移行する。
【0105】図13は、「制御」キー11Cが操作され
た時点からの指示の割振りを示す説明図である。すなわ
ち、制御部12が、図11及び図12に示す処理を実行
することにより、図13に示すように、指示の種類が時
分割で割り振られたことになる。
【0106】ここで、「制御」キー11Cが操作された
時点から、操作が復帰(解放)される時点までの時間を
tとすると、この操作時間tが指示内容を規定するもの
となっている。なお、以下でのTはTa+Tb+Tcで
ある。また、mは0,1,2,…の整数である。
【0107】 (ア)t≦Tdのとき 1点式プロトコルの指示 (イ)Td+m×T<t≦Td+Tb+m×T 3点式プロトコルの停止指示 (ウ)Td+Tb+m×T<t≦Td+Tb+Ta+m×T 3点式プロトコルの開指示 (エ)Td+Tb+Ta+m×T<t≦Td+Tb+Ta+Tc+m×T 3点式プロトコルの閉指示 以上のような動作を行うリモコン送信機10Cに対向す
るリモコン受信機(20A)の動作は、第1の実施形態
の場合と同様である。
【0108】例えば、1点式プロトコルの方が好みの利
用者は、「制御」キー11Cの押下時間を時間Td以下
でのみ操作することにより、1点式プロトコルに従っ
て、シャッターの動作を制御することができる。また例
えば、3点式プロトコルの方が好みの利用者は、自己が
所望する制御動作の発光素子15a、15b又は15c
が点灯してるときに、「制御」キー11Cの押下を解放
することにより、3点式プロトコルに従って、シャッタ
ーの動作を制御することができる。
【0109】(C−3)第3の実施形態の効果 以上のように、第3の実施形態によっても、第1の実施
形態と同様な効果を奏することができる。
【0110】また、第3の実施形態によれば、リモコン
送信機10Cの操作キーを1個とすることができ、リモ
コン送信機10Cの小型化を期待できる。
【0111】(D)他の実施形態 (D−1)上記各実施形態では、リモコン送信機及びリ
モコン受信機が共に1点式プロトコル及び3点式プロト
コルに対応できるものを示したが、リモコン送信機及び
リモコン受信機の一方として、1点式プロトコル又は3
点式プロトコルのいずれか一方のみに対応できるものを
適用するようにしても良い。
【0112】例えば、1点式プロトコル及び3点式プロ
トコルに対応するリモコン送信機と1点式プロトコルに
従うリモコン受信機とでリモコンシステムを構築しても
良く、1点式プロトコル及び3点式プロトコルに対応す
るリモコン送信機と3点式プロトコルに従うリモコン受
信機とでリモコンシステムを構築しても良い。
【0113】また例えば、1点式プロトコルに従ってい
るリモコン送信機と1点式プロトコル及び3点式プロト
コルに対応するリモコン受信機とでリモコンシステムを
構築しても良く、3点式プロトコルに従っているリモコ
ン送信機と1点式プロトコル及び3点式プロトコルに対
応するリモコン受信機とでリモコンシステムを構築して
も良い。
【0114】(D−2)上記各実施形態では、1点式プ
ロトコルに従う指示時に、リモコン受信機側でシャッタ
ーの具体的な動作内容を決定するものを示したが、リモ
コン送信機側でシャッターの具体的な動作内容を決定し
てから送信動作するようにしても良い。
【0115】(D−3)上記各実施形態においては、1
個のリモコン送信機が1個のリモコン受信機と対応する
ものを示したが、1個のリモコン送信機が複数のリモコ
ン受信機に対応させるようにしても良い。
【0116】例えば、ある1個のリモコン送信機が、1
点式プロトコルに従っている第1のリモコン受信機と、
3点式プロトコルに従っている第2のリモコン受信機と
に対応するものであっても良い。
【0117】(D−4)上記各実施形態においては、リ
モコン送信機及びリモコン受信機間で授受する信号(原
送信信号)のフォーマットが、1点式プロトコルと3点
式プロトコルとで共通なものを示したが、1点式プロト
コル用の信号フォーマットと、3点式プロトコル用の信
号フォーマットとが異なっていても良い。信号フォーマ
ットだけでなく、無線周波数や挿入されるIDなどが異
なっていても良い。
【0118】(D−5)上記第2の実施形態では、1点
式プロトコルの設定時においても、「停止」キーは1点
式プロトコルに無関係に受け付けるものを示したが、1
点式プロトコルに無関係に受け付けるキーは、停止動作
以外の動作に係るキーであっても良い。
【0119】また、逆発想であるが、1点式プロトコル
の設定時においては、1点式プロトコルに係るキー以外
のキー操作を全て無視するようにしても良い。
【0120】(D−6)上記第3の実施形態では、キー
操作を止めた段階で受け付ける指示の種類を報知する構
成要素が発光素子であるものを示したが、これに代え、
又は、これに加え、聴覚的な報知手段を適用するように
しても良い。また、視覚的な報知手段も、発光素子に限
定されず、液晶ディスプレイなどであっても良い。
【0121】(D−7)上記第3の実施形態では、キー
操作を止めた段階で点灯していた発光素子に関連する文
字が表す動作を指示するものを示したが、他の方法で1
個のキーからの指示内容を取り込むようにしても良い。
【0122】例えば、1回目のキー操作で複数の発光素
子の時分割点灯を開始し、2回目のキー操作時に点灯し
ていた発光素子に関連する文字が表す動作が指示された
ものと捉えるようにしても良い。
【0123】また例えば、所定時間(例えば5秒)内で
の操作回数によって、動作の指示内容を変えるようにし
ても良い。この場合も特許請求の範囲における「操作の
時間変化」という概念に含まれるものとする。
【0124】(D−8)上記各実施形態においては、リ
モコン送信機及び又はリモコン受信機が対応する2種類
のプロトコルが1点式プロトコル及び3点式プロトコル
であるものを示したが、一方を他のプロトコルに置き換
えたものであっても良い。
【0125】また、3種類以上のプロトコルに対応する
ようにしても良く、この場合には、例えば、上述した第
2の実施形態のように、プロトコル設定部を有すること
が好ましい。
【0126】1点式プロトコル及び3点式プロトコル以
外のプロトコルとしては、例えば、2個の操作キーを有
するもの(以下、2点式プロトコルと呼ぶ)を挙げるこ
とができる。
【0127】図14は、2点式プロトコルを説明するた
めにリモコン送信機の操作パネル面を示したものであ
る。
【0128】図14において、「開」キー11mは、
0.5秒未満の押下では停止動作を指示し、0.5秒以
上の押下では開動作を指示するものであり、「閉」キー
11nは、0.5秒未満の押下では停止動作を指示し、
0.5秒以上の押下では閉動作を指示するものである。
【0129】例えば、1点式プロトコル及び2点式プロ
トコル対応のリモコン送信機を構築した場合には、2個
のキーを設け、プロトコル設定部によって1点式プロト
コルが設定されたときには、その内の1個のキーのみを
有効として動作巡回の指示を取り込み、プロトコル設定
部によって2点式プロトコルが設定されたときには、2
個のキーを有効とし、図14に対する説明のようにして
指示を取り込むようにすれば良い。
【0130】(D−9)上記各実施形態では、本発明を
シャッターのリモコンシステムに適用したものを示した
が、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐
車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光
膜)、ブラインド、オーニング装置など一般的に開閉体
を制御する開閉装置のリモコンシステムに適用するよう
にしても良い。
【0131】(D−10)上記各実施形態では、開閉体
(シャッター)の制御のための無線通信のリモコンシス
テムに本発明を適用したものを示したが、リモコン送信
機及びリモコン受信機が有線で接続されたシステムに対
しても本発明を適用することができる。なお、この明細
書においては、遠隔部のみならずシャッター近傍に設け
られている有線系の操作部も、リモコン送信機と呼んで
いる。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、リモコン送信機及びリ
モコン受信機の組合せなどに対し、プロトコル面での自
由度(汎用性)を高くできる開閉装置用のリモコン送信
機、リモコン受信機及びリモコンシステムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のリモコンシステムの構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のリモコン送信機の操作パネル
面を示す正面図である。
【図3】第1の実施形態のリモコン送信機及びリモコン
受信機間で授受する原送信信号のフォーマットを示す説
明図である。
【図4】第1の実施形態のリモコン送信機の動作を示す
フローチャートである。
【図5】第1の実施形態のリモコン受信機の動作を示す
フローチャートである。
【図6】第2の実施形態のリモコン送信機の構成を示す
ブロック図である。
【図7】第2の実施形態のリモコン送信機の操作パネル
面を示す正面図である。
【図8】第2の実施形態のリモコン送信機の動作を示す
フローチャートである。
【図9】第3の実施形態のリモコン送信機の構成を示す
ブロック図である。
【図10】第3の実施形態のリモコン送信機の操作パネ
ル面を示す正面図である。
【図11】第3の実施形態のリモコン送信機の動作を示
すフローチャート(その1)である。
【図12】第3の実施形態のリモコン送信機の動作を示
すフローチャート(その2)である。
【図13】第3の実施形態のキー操作時間と指示内容と
の関係説明図である。
【図14】2点式プロトコル(指示制御方法)の説明図
である。
【図15】従来のリモコンシステムを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10A、10B、10C…リモコン送信機、11…操作
部、11a〜11d、11x〜11z、11C…入力キ
ー、12…制御部、13…送信部、14…送信アンテ
ナ、15…報知部、15a〜15d…発光素子、20A
…リモコン受信機、21…受信アンテナ、22…受信
部、23…制御部、23P…直前動作情報、24…ID
メモリ、40…シャッター駆動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05F 15/20 E05F 15/20 E06B 9/82 H04B 1/034 C H04B 1/034 E06B 9/209 Fターム(参考) 2E042 AA01 AA06 CA01 CA15 2E052 AA01 AA02 AA04 AA05 BA01 BA04 BA06 EB01 KA12 2E250 AA01 AA02 AA03 AA09 AA10 AA11 AA12 BB05 BB08 BB65 CC00 CC11 CC25 DD06 FF05 FF24 FF33 FF36 5K048 AA04 AA13 BA51 EA12 FB10 HA04 HA06 5K060 DD08 GG03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応する開閉装置用リモコン受信機に開
    閉体の動作指示信号を送信する開閉装置用リモコン送信
    機において、 複数種類の制御指示方法に従った上記動作指示信号を形
    成する構成を有することを特徴とする開閉装置用リモコ
    ン送信機。
  2. 【請求項2】 各種類の制御指示方法毎の入力キーを別
    個に有する操作手段と、 操作された入力キーに応じ、当該入力キーに係る種類の
    制御指示方法に従った上記動作指示信号を形成する送信
    信号形成手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の開閉装置用リモコン送信機。
  3. 【請求項3】 複数種類の制御指示方法に共通に用いら
    れる入力キーを一部に備える操作手段と、 複数種類の制御指示方法のいずれかの種類を設定させる
    方法設定手段と、操作された入力キーに応じ、しかも、
    方法設定手段に設定されている種類の制御指示方法に従
    った上記動作指示信号を形成する送信信号形成手段とを
    有することを特徴とする請求項1に記載の開閉装置用リ
    モコン送信機。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の入力キーを備える操作
    手段と、 上記入力キーに対する操作の時間変化に応じ、所定種類
    の制御指示方法に従った所定の上記動作指示信号を形成
    する送信信号形成手段とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の開閉装置用リモコン送信機。
  5. 【請求項5】 対向する開閉装置用リモコン送信機から
    の開閉体の動作指示信号に応じて、上記開閉体の駆動制
    御信号を形成する開閉装置用リモコン受信機において、 受信した上記動作指示信号が、複数種類の制御指示方法
    の中のどの種類に係るものかを認識し、上記駆動制御信
    号を形成する信号解読手段を有することを特徴とする開
    閉装置用リモコン受信機。
  6. 【請求項6】 開閉装置用リモコン送信機及び開閉装置
    用リモコン受信機間で開閉体の動作指示信号を授受する
    開閉装置用リモコンシステムにおいて、 上記開閉装置用リモコン送信機として、請求項1〜4の
    いずれかに記載のものを適用したことを特徴とする開閉
    装置用リモコンシステム。
  7. 【請求項7】 開閉装置用リモコン送信機及び開閉装置
    用リモコン受信機間で開閉体の動作指示信号を授受する
    開閉装置用リモコンシステムにおいて、 上記開閉装置用リモコン受信機として、請求項5に記載
    のものを適用したことを特徴とする開閉装置用リモコン
    システム。
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