JP2003319227A - ディスプレイ用遮光フード及びそれを備えたデジタルカメラ - Google Patents

ディスプレイ用遮光フード及びそれを備えたデジタルカメラ

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JP2003319227A
JP2003319227A JP2002124875A JP2002124875A JP2003319227A JP 2003319227 A JP2003319227 A JP 2003319227A JP 2002124875 A JP2002124875 A JP 2002124875A JP 2002124875 A JP2002124875 A JP 2002124875A JP 2003319227 A JP2003319227 A JP 2003319227A
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light
shielding
frame
display
hood
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Hiromasa Suzuki
宏昌 鈴木
Tadakazu Shimono
忠和 下野
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IWATA SEIKO KK
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IWATA SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラのディスプレイに必要に応じ
て容易に取り付けることができ、構造が簡単でかつ不使
用時にはコンパクトに収納できる。さらに、使用時には
外部からの入射光を確実に遮蔽して画面に表示された画
像を鮮明に見ることができ、操作性や使い勝ってに優れ
たディスプレイ用遮光フードを提供する。 【解決手段】 略矩形状に形成されたディスプレイ21
周囲の枠部22に着脱自在に取り付けられる枠固定部1
1と、枠固定部11に押し込み・引き出し自在にスライ
ド状に取り付けられ、ディスプレイ21を覆う遮光部1
2と、を有してディスプレイ用遮光フード10を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶モニターなど
のディスプレイを備えたデジタルカメラ、デジタルビデ
オカメラ等に取り付けられて使用されるディスプレイ用
遮光フード、及びそれを備えたデジタルカメラ、デジタ
ルビデオカメラ等(以下、デジタルカメラという)に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラなどの液晶ディス
プレイを視認するために太陽光等を遮る液晶モニター用
遮光フードが用いられている。このような液晶モニター
用遮光フードに関して、例えば以下のような技術が開示
されている。 (イ)特開平5−83608号公報には、カメラ本体の
外面に設けた回転台座に対し開閉自在に設けた液晶モニ
ターの3側面に側面フード、正面フードそれぞれがヒン
ジを介して折畳可能に設置され、液晶モニターの開き動
作に連動してこれらのフードが開くようにした液晶モニ
ター用遮光フードが示されている。 (ロ)特開平10−322575号公報には、液晶モニ
ターの外周に液晶モニター用遮光フードを配置し、その
後部に設けられた接眼フードを介して液晶モニターに表
示された画像を見るようにした液晶モニター用遮光フー
ドが提案されている。 (ハ)登録実用新案第3079005号公報には、開閉
自在に設けた液晶モニターの周囲を覆うように遮光フー
ドを着脱自在に装着し、遮光フードに略矩形筒状に形成
された遮光壁面部と、遮光壁面部自体を液晶モニターに
保持させる固定手段とを備えた液晶モニター用遮光フー
ドが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の液晶モニター用遮光フードでは、以下のような問題点
を有していた。 (イ)特開平5−83608号公報の技術においては、
カメラ本体における液晶モニターの開閉動作に連動して
遮光フードが開閉する構造となっているため、遮光フー
ドを必要としない場合でも液晶モニターを開けば常に遮
光フードが開かれ、かえって煩わしいものとなる。ま
た、液晶モニターが開閉式のデジタルカメラにしか適用
できず、しかも遮光フード部分を適宜着脱して使用する
ことができないため、使い勝ってが悪いという問題点を
有していた。 (ロ)特開平10−322575号公報の技術において
は、接眼フードを使用者が片目で覗き込むため、太陽光
等を完全に遮光できるものの、複数の人が同時に液晶パ
ネルに表示された画像を見ることができず、しかも画面
の全体にわたってピントを合わすのが困難であり操作性
が悪いという問題点があった。 (ハ)登録実用新案第3079005号公報の技術にお
いては、遮光フードが液晶モニターに着脱できるもの
の、装着後にフードを小さく収納できないため、持ち運
びの際に不便であるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するためになされたもので、デジタルカメラの液
晶ディスプレイ等に必要に応じて容易に取り付けること
ができ、構造が簡単でかつ不使用時にはコンパクトに収
納でき、更に、使用時には外部からの入射光を確実に遮
蔽して画面に表示された画像を鮮明に見ることができ、
携帯性や操作性に優れた液晶ディスプレイ用遮光フード
を提供することを目的とする。
【0005】すなわち、請求項1に記載のディスプレイ
用遮光フードは、略矩形状に形成されたディスプレイ周
囲の枠部に着脱自在に取り付けられる枠固定部と、前記
枠固定部に取り付けられ前記ディスプレイを覆う遮光部
と、を有することを特徴とする。また、請求項2に記載
のディスプレイ用遮光フードは、前記遮光部は複数の遮
光枠が重なり合って入れ子式に構成されていることを特
徴とする。さらに、請求項3に記載のディスプレイ用遮
光フードは、前記遮光部片は筒状であることを特徴とす
る。請求項4に記載のディスプレイ用遮光フードは、前
記遮光部片が3方の面を持つことを特徴とする請求項2
に記載のである。請求項5に記載のディスプレイ用遮光
フードは、前記遮光部を伸張・収縮させて使用すること
を特徴とする。請求項6に記載のデジタルカメラは、前
記請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ用遮光
フードを備えたものであることを特徴とする。請求項7
に記載のデジタルカメラは、略矩形状に形成されたディ
スプレイ周囲の枠部に取り付けられる枠固定部と、前記
枠固定部に取り付けられ前記ディスプレイを覆う遮光部
と、を有するディスプレイ用遮光フードを組み込んだも
のであることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るディス
プレイ用遮光フードについて以下図面を参照しながら説
明する。図1は本発明の実施の形態のディスプレイ用遮
光フードの斜視図である。図2はデジタルカメラの斜視
図である。図3は本発明の実施の形態のディスプレイ用
遮光フードが装着されたデジタルカメラの斜視図であ
る。図4〜図6は枠固定部をデジタルカメラの枠部に装
着する方式を示す説明図である。図7〜図9は遮光部の
伸張・収縮方式を示す説明図である。図10〜図12は
本発明の遮光フードの伸張・収納の実施の形態を示す説
明図である。図13はフードの収納時の保持方式を示す
実施の形態を示す説明図である。図14は本発明の実施
の形態のディスプレイ用遮光フードにおいて、3方の面
を有する遮光フードを示す斜視図である。図15は3方
の面を有する遮光フードを示す正面図である。図16は
遮光フードがカメラに当初から組み込まれた実施の形態
を示す説明図である。図17は本発明の遮光フードをカ
メラに当初から組み込んだ実施の形態を示す斜視図及び
断面図であり、(a)は遮光フードをカメラに埋め込む
タイプのもの、(b)は遮光フードの一部をカメラに埋
め込むタイプのもの、(c)は遮光フードを後付けでカ
メラに取り付けたものを示す。図18は収納された遮光
フードの外側に設けた開閉可能な蓋を示す斜視図であ
る。図19はデジタルビデオカメラに本発明のディスプ
レイ用遮光フードを取り付けた実施形態を示す斜視図で
ある。
【0007】本発明の一実施の形態のディスプレイ用遮
光フード10は、図1,図2に示すように、略矩形状に
形成されたディスプレイ21周囲の枠部22に着脱自在
に取り付けられる枠固定部11と、枠固定部11に着脱
自在に取り付けられディスプレイを覆う遮光部12とを
有する。また、図1(a)に示すように、ディスプレイ
用遮光フード10の遮光部12は、略矩形状に形成され
た内箱である遮光枠12a,中間箱である遮光枠12b
が、枠固定部11と一体化した外箱である遮光枠12c
内に入れ子式に内挿される構造となっている。このた
め、遮光枠12aの外寸は遮光枠12bの内寸より若干
小さく、遮光枠12bの外寸は遮光枠12cの内寸より
若干小さく形成されている。なお、後述(図10におい
て説明)するように、遮光部12は、カメラボディに対
して直角に伸縮する場合だけでなく、中心に向かうテー
パを形成したものでもよい。また、図1(b)に示すよ
うに、完全な収縮状態では、遮光枠12a,12bは、
遮光枠12cの内側に収納されるように伸縮自在な構造
となっている。なお、遮光枠12aの先端部の一部に遮
光枠12aを引き出し易くするための摘み部Tを設けて
おくことが好ましい。摘み部Tは、図1の(a)に示す
ように伸張させた場合に最先端となる遮光枠12aの上
部に設けておくことが好ましいが、図示はしないが、遮
光枠12aの左右側部に少なくとも一カ所設けておくこ
ともできる。
【0008】また、ディスプレイ用遮光フード10は、
図2、図3において示すように、デジタルカメラ20の
裏面に配設された略矩形状のディスプレイ21の周囲に
形成された枠部22に装着されて用いられる。
【0009】ディスプレイ用遮光フード10の枠固定部
11は、デジタルカメラ20のディスプレイ21の周囲
に形成された枠部22に装着される。図4〜図6に示す
ように、装着の方式としては、(1)レール方式、
(2)嵌合方式、(3)掛け止め方式、等を挙げること
ができる。
【0010】(1)レール方式は、図4の(a)に示す
ように、枠部22にレール溝14を形成しておき、枠固
定部11に形成されたレール13をレール溝14に上方
又は側方からスライドして装着する方式である(内レー
ル方式)。枠部22は、デジタルカメラ20のディスプ
レイ21の周囲にあらかじめ取り付けておくことが望ま
しい。取り付けは、接着・粘着などの手段を用いて行わ
れることが望ましい。なお、枠部22に形成するレール
13は、図4の(b)に示すように、外方に向けて形成
させ、これに対向するようにレール溝14を枠部22の
内側に形成させておくこともできる(外レール方式)。
【0011】(2)嵌合方式は、図5の(c)〜(f)
に示されているような嵌合部分を、枠部22に2〜10
個形成しておき、これに枠固定部11を押し込んで嵌合
させる方式である。嵌合方式1の実施の形態1を示す
と、図5の(c)に示すように、枠部22の内側に突起
15aを形成し、この突起15aに嵌合するように、枠
固定部11の下部に形成した折り曲げ状の嵌合部16a
の弾性を利用して、図面視で上方から圧入して枠固定部
11を装着させる。
【0012】嵌合方式2の実施の形態2を示すと、図5
の(d)に示すように、枠部22の内側に溝部15bを
形成し、この溝部15bに嵌合するように、枠固定部1
1の下部に形成した折り曲げ状の嵌合部16bの弾性を
利用して、図面視で上方から圧入して枠固定部11を装
着させる。
【0013】嵌合方式3の実施の形態3を示すと、図5
の(e)に示すように、枠部22の内側に溝部15cを
形成し、この溝部15cに嵌合するように、枠固定部1
1の下部に形成したおむすび状の嵌合部16cを、図面
視で上方から圧入して枠固定部11を装着させる。
【0014】嵌合方式4の実施の形態4を示すと、図5
の(f)に示すように、枠部22の内側に差込ソケット
状の挟み止め15dを形成し、この挟み止め15dに嵌
合するように、枠固定部11の下部に形成したおむすび
状の嵌合部16dを、図面視で上方から圧入して枠固定
部11を装着させる(挟み止め)。このような嵌合部1
6a〜16dは、必要取り付け強度により枠部22の2
〜4辺に2〜10個設けることが好ましい。また、上記
嵌合方式1は、図5の(c)に示すような内嵌め方式に
するか、外嵌め方式にするかなどは適宜決められる。
【0015】(3)枠固定部11と遮光部12の装着
は、図6の(g)〜(i)に示すような「掛け止め方
式」による方式も採用することができる。図6の(g)
に示すフック掛け止め方式は、枠部22に設けられたフ
ック掛け止め17に、対応する前記枠固定部11の長穴
部分を掛け止めする方式である。図6の(h)に示すス
プリング掛け止め1方式は、枠部22の溝18a内に設
けられた断面円形棒状のスプリング掛け止め18bに、
対応する枠固定部11の嵌合部18cを掛け止めする方
式である。図6の(i)に示すスプリング掛け止め2方
式は、枠部22の溝19a内に設けられたつるまき状の
スプリング19bの先端に設けられたボール状の掛け止
め19cに、対応する枠固定部11の嵌合部19dcを
掛け止めする方式である。なお、枠部22と枠固定部1
1との装着方法は、上記実施の形態に限定されるもので
はなく、他の方式、例えば、接着・粘着などの手段を用
いて行うこともできる。
【0016】遮光部12の伸張・収縮方式としては、使
用時に、使用者が手で引き出し伸張させ、不使用時には
手で押し込んで収納する手動方式が挙げられる。手動方
式は、本発明のディスプレイ用遮光フードを簡易・軽量
に製造でき、コスト的にも有利である。
【0017】また、伸張・収縮方式としては、図7の
(a)に示すように、遮光部12の一部と枠固定部11
との間にばね51を介在させておき、ばねの反発力で遮
光枠の一部が伸張するような一部ばね方式にしてもよ
い。この場合、収納時にはストッパーで遮光枠部の伸張
を抑えておき、使用時にはストッパーを解除しばね51
の反発力を利用して、飛び出した遮光枠の一部をかかり
にして使用者が手で全体を伸張させ、収納時には使用者
が手で最上段の遮光枠12aを押し込み収納する。
【0018】またさらに、図8の(b)に示すように、
遮光部12の伸縮にパンタグラフ状のリンク機構52を
利用して、リンクの最下段にばね53を設け、ばねの収
縮を利用して遮光枠を伸張させる、ばね式を採用するこ
ともできる。この場合、収納時にはストッパーで遮光枠
の飛び出しを抑えておき、使用時にはストッパーを解除
しばね53の力を利用して遮光部12を伸張させる。収
縮時には使用者が手で最上段の遮光枠12aを押し込み
収納する。
【0019】また、図9の(c)に示すように、ばね5
3の代わりに小型モーターMを設置して、小型モーター
Mでスクリューねじ54を回転させ、リンク機構52a
を伸張・収縮を行う電動式にしても良い。この場合、ス
イッチを押すことにより遮光部12の伸張・収縮が行わ
れるため、使用者の手を煩わせることがなく便利であ
る。
【0020】遮光部12を形成する遮光枠12a,12
b,12cのそれぞれの形状は、図1に示すように、4
面を有した矩形状の筒状であることが好ましい。遮光部
12は、内筒である遮光枠12aの外側に中間筒の遮光
枠12bが配置され、さらにその外側に外筒の遮光枠1
2cが配置されており、収縮時には外筒である遮光枠1
2c内に全遮光枠が完全収納される。遮光部12使用時
には、まず内筒である遮光枠12aを引き出すと、遮光
枠12aの基端部に、中間筒である遮光枠12bの先端
部が係止されて、遮光枠12bが連動して引き出され
る。
【0021】また、上述したような内筒の遮光枠12a
が最も内側になるものとは逆に、内筒の遮光枠12aが
収納時に最も外側になる実施の形態でもよい。このよう
な遮光部12は、たとえば、図10の(A)の(a)に
示すように、枠固定部11内に収納溝61を形成し、こ
の収納溝61内に遮光枠12a,12b,12cを完全
に収納させることもできる。また、収納時に遮光枠が飛
び出さないように板ばねなどの弾性体62で遮光枠を固
定させておくこともできる。
【0022】また、遮光枠12a,12b,12cの連
結方法は、図10の(A)の(b)に示すように、遮光
枠12cをもっとも外側に位置させることもできる。
【0023】本実施の形態では、遮光部12を構成する
遮光枠は、内筒,中間筒,外筒からなる3重の入れ子の
場合を示したが、内筒及び外筒からなる2重、あるいは
中間筒が複数ある4重以上の入れ子の場合でもよい。
【0024】また、前記遮光枠12aを形成する一辺
は、たとえば、図11の(B)の(c)に示すように、
2枚の平板を組み立ててなる2重壁の筒状のものであっ
てもよい。このような実施の形態は、最下段の遮光枠1
2aの中に中段の遮光枠12bが収納されており、さら
に中段の遮光枠12bの中に最上段の遮光枠12cが収
納されている。
【0025】また、図11の(B)の(d)に示すよう
に、逆に最下段の遮光枠12aの外側に中段の遮光枠1
2bが配置され、最上段の遮光枠12cが最も外側に配
置されていてもよい。使用時には、最先端となる遮光枠
12aを引き出すことにより、上述と同様に次々と複数
の遮光枠が連動して引き出され遮光部12が形成され
る。なお、図12の(C)の(e),(f)に示すよう
に、遮光枠を形成する2重壁は、図12の(B)の
(d)に示すようなテーパ状になっておらず、平行であ
っても差し支えない。
【0026】遮光フード収納後の保持方式としては、図
13の(a)に示すように、遮光枠12a,12b,1
2cをすべて枠固定部11に形成した溝71に嵌合する
方式がある(シングル嵌合留め)。また、遮光部の伸
縮においては、引き出し操作性向上のため、遮光枠12
aに摘み部Tを設けておけば、遮光枠12aに設けた摘
み部Tが遮光枠12bの先端部に当接させることもでき
る(シングル嵌合留め)。
【0027】遮光部伸張時は、各遮光枠はその前後の遮
光枠と連結部材によって連結固定されていることが好ま
しく、また遮光部収縮時は、複数の遮光枠が突出するの
を防ぐため、収納状態を有効に保持させておくことが好
ましい。このため、図13の(b)に示すように、遮
光部収縮時の保持方式として、最上段の遮光枠12aの
先端部に折り返し部73を設け、この折り返し部73の
隙間に他の遮光枠12b,12cを嵌合留めして保持す
る方式がある(シングル折り返し付き嵌合留め)。な
お、図13の(b)に示すように、先端部に折り返し
部73を内側に曲げて設けることもできる。
【0028】さらに、図13の(c)に示すように、
枠部22に回転自在のフック74を設け、遮光枠12a
に形成した折り返し部75に係止して収納保持方式とす
ることもできる(フック留め)。なお、図13の(c)
に示すように、フック76をスライド方式にして、折
り返し部75を係止することもできる。
【0029】また、上記の例では、前記遮光部12は4
面を有した筒状である例を示したが、上記遮光部12は
必ずしも4面に遮光面を有する必要はなく、図14の
及びに示すように、上面及び左右側面の3方に遮光枠
を有するものであってもよい(三方フード)。この場
合、4面に遮光面を有するものよりさらにコンパクトに
なり、またコスト的にも有利である。しかしながら、遮
光部12が3面を有するものである場合には下方面がな
いため、図15に示すように、遮光部伸縮時の操作性向
上のためスライドレール部(77,78,79)を形成
しておくことが好ましい。図15のは左右側面の下
に折り返し部77a,77bを設けたもの、は左右側
面の下に巻回し部78a,78bを設けたもの、は
左右側面の中間部に折り曲げ部79a,79bを設けた
ものである。
【0030】また、前記遮光部12は、平板な面を有さ
ず、円筒状のものであってもよいし、その他多角面を有
する筒状のものであってもよい。
【0031】遮光部12を形成する遮光枠12a,12
b,12cは、非透光性の合成樹脂などからなることが
好ましい。更に、デジタルカメラ20周囲の太陽光など
を効果的に遮断できるように着色されている。着色は、
特に黒色でされていることが好ましい。
【0032】ディスプレイ用遮光フード10を構成する
枠固定部11や遮光部12の材質は、塩化ビニール、ウ
レタン、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
カーボネイト、ABSなどの着色された樹脂や、ガラス
繊維強化樹脂やカーボン繊維強化樹脂などからなること
が好ましい。また、遮光枠12a,12b,12cは、
板、フィルム、シート、不織布などの形態を有する合成
樹脂であることが好ましく、樹脂以外であっても、紙、
布等の材質からなっていてもよい。また、上記の材質の
複合材であってもよい。
【0033】上記枠固定部11は、比較的硬質の、スチ
ール(特にバネ鋼)、ステンレス、チタン、リン青銅、
アルミニウム、及びこれらの合金や、亜鉛ダイキャス
ト、合成樹脂、カラス繊維強化樹脂、カーボン繊維強化
樹脂等からなるものであることが好ましい。
【0034】図1に示すように、遮光部12は遮光枠1
2a,12b,12cを重ね合わせることにより構成さ
れている。使用時には、図1(b)に示すP方向に向か
って遮光枠を順次引き出すことにより遮光部12が形成
されてディスプレイ周囲を覆い、外部からの入射光を遮
蔽して画面に表示された画像を鮮明に見ることができ
る。また、収縮時には、図1(a)に示すQ方向に向か
って遮光枠12a,12b,12cを順次押し込むこと
により、複数の遮光枠が内側(あるいは外側)に重ね合
わさって収納され、コンパクトで持ち運びの際にも便利
である。
【0035】図3(a)に示すように、ディスプレイ2
1の周囲に遮光部12を設けることにより、周囲の強い
光を遮断してディスプレイ21を明瞭に視認することが
できる。また、図3(b)に示すように、遮光フードと
しての不使用時には、複数の遮光枠を重ね合わせること
によりコンパクトに収納することができる。
【0036】なお、前記実施の形態では、遮光フードの
枠固定部11を枠部22に装着して使用する例を説明し
たが、遮光フードがデジタルカメラに当初から組み込み
形成されていてもよい。この場合には、枠固定部11
は、デジタルカメラ側に設けられているディスプレイ周
囲の枠部と一体化したものになる。例えば、図16の
(A)に示すように、デジタルカメラ20に溝71を形
成し、この溝71内に遮光フード10が当初から組み込
まれている。遮光フード10を組み込んだ例としては、
図16の(a)に示すように遮光フードがカメラボディ
内に完全に埋め込まれているもの、図16の(b)に示
すように遮光フードの一部がカメラに埋め込まれている
ものがある。図17は、本発明の遮光フードがカメラ本
体と一体的に形成された例をさらに詳細に説明する説明
図であるが、図17の(a)〜(c)は実施の形態を示
す斜視図であり、図17の(d)〜(f)はそれぞれの
左側に示す斜視図を一点鎖線で形成された面で切断した
断面を示す概略断面図である。図17の(a)及び
(d)に示すように遮光フードがカメラボディ内に完全
に埋め込まれたもの、(b)及び(e)に示すように遮
光フードの一部がカメラに組み込まれたもの、(c)及
び(f)に示すようにカメラ内に溝を形成せずに遮光フ
ードがカメラ外部に装着されたものがある。遮光フード
がカメラボディ内に完全に埋め込まれたものは、図17
の(a)及び(d)に示すように、枠部22がカメラ本
体内に形成された溝71であり、溝71内に遮光部12
を完全収納することができる。この場合は、遮光部12
がカメラ本体内に完全に収納されるので見栄えがよい。
また持ち歩く際にも邪魔にならず好ましい。
【0037】さらに、図18の(a)に示すように、遮
光部12収納時の防塵のため、またデザイン状の理由等
により、収納した遮光枠の外側には、開閉可能な蓋72
を枠固定部11に設けることもできる。この場合、遮光
部12の伸縮により、自動的に蓋が開閉するように、蓋
72a,72b,72c,72dの回転軸には、それぞ
ればねが設けられているものが好ましい。また、図18
の(b)に示すように、蓋72を一枚の蓋にすることも
できる。
【0038】さらに、図19に示すように、デジタルビ
デオカメラに本発明のディスプレイ用遮光フードを取り
付けることもできる。この場合は、液晶ディスプレーを
収納するため、遮光部12を完全に収納する方式のもの
や、遮光フードが取り外し可能なものが好ましい。な
お、本発明のディスプレイ用遮光フードを適用できるデ
ィスプレイとしては、液晶ディスプレイ(モニター)、
PDP(プラズマディスプレイ)、有機ELなど、表示
方式の如何にかかわらず全てのディスプレイが含まれ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルカメラのディスプレイに必要に応じて容易に取り
付けることができ、構造が簡単で、かつ不使用時にはコ
ンパクトに収納できる。さらに、使用時には外部からの
入射光を確実に遮蔽して画面に表示された画像を鮮明に
見ることができ、操作性に優れたディスプレイ用遮光フ
ードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のディスプレイ用遮光フ
ードの斜視図である。
【図2】 デジタルカメラの斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態のディスプレイ用遮光フ
ードが装着されたデジタルカメラの斜視図である。
【図4】 遮光部の装着方式を示す説明図である。
【図5】 遮光部の装着方式を示す説明図である。
【図6】 遮光部の装着方式を示す説明図である。
【図7】 遮光部の伸張・収縮方式を示す説明図であ
る。
【図8】 遮光部の伸張・収縮方式を示す説明図であ
る。
【図9】 遮光部の伸張・収縮方式を示す説明図であ
る。
【図10】 遮光フードの伸張・収納を示す説明図であ
る。
【図11】 遮光フードの伸張・収納を示す説明図であ
る。
【図12】 遮光フードの伸張・収納を示す説明図であ
る。
【図13】 遮光フードの収納時の保持方式を示す説明
図である。
【図14】 3方に面を有する遮光フードを示す斜視図
である。
【図15】 3方に面を有する遮光フードを示す説明図
である。
【図16】 遮光フードがカメラに当初から組み込まれ
た実施の形態を示す斜視図である。
【図17】 遮光フードがカメラに当初から組み込まれ
た実施の形態を示す斜視図及び断面図である。
【図18】 収納した遮光フードの外側に設けた開閉可
能な蓋を示す斜視図である。
【図19】 デジタルビデオカメラに本発明のディスプ
レイ用遮光フードを取り付けた実施の形態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10: ディスプレイ用遮光フード 11: 枠固定部 12: 遮光部 12a,12b,12c:遮光枠 20: デジタルカメラ 21: ディスプレイ 22: 枠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏昌 神奈川県横浜市青葉区たちばな台2丁目16 −32 (72)発明者 下野 忠和 京都府八幡市内里河原37 岩田精工株式会 社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AC01 AC07 AC08 AC61 AC77 AC78

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状に形成されたディスプレイ周囲
    の枠部に着脱自在に取り付けられる枠固定部と、前記枠
    固定部に取り付けられ前記ディスプレイを覆う遮光部
    と、を有することを特徴とするディスプレイ用遮光フー
    ド。
  2. 【請求項2】 前記遮光部は、複数の遮光枠が重なり合
    って入れ子式に構成されていることを特徴とする、請求
    項1に記載のディスプレイ用遮光フード。
  3. 【請求項3】 前記遮光枠は筒状であることを特徴とす
    る請求項2に記載のディスプレイ用遮光フード。
  4. 【請求項4】 前記遮光枠は3方の面を持つことを特徴
    とする請求項2に記載のディスプレイ用遮光フード。
  5. 【請求項5】 前記遮光部を伸張・収縮させて使用する
    ことを特徴とする、請求項2〜4に記載のディスプレイ
    用遮光フード。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれかに記載のデ
    ィスプレイ用遮光フードを備えたデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 略矩形状に形成されたディスプレイ周囲
    の枠部に取り付けられる枠固定部と、前記枠固定部に取
    り付けられ前記ディスプレイを覆う遮光部と、を有する
    ディスプレイ用遮光フードを組み込んだデジタルカメ
    ラ。
JP2002124875A 2002-04-25 2002-04-25 ディスプレイ用遮光フード及びそれを備えたデジタルカメラ Pending JP2003319227A (ja)

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