JP2003084682A - ディスプレイ用遮光フード - Google Patents

ディスプレイ用遮光フード

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JP2003084682A
JP2003084682A JP2001280615A JP2001280615A JP2003084682A JP 2003084682 A JP2003084682 A JP 2003084682A JP 2001280615 A JP2001280615 A JP 2001280615A JP 2001280615 A JP2001280615 A JP 2001280615A JP 2003084682 A JP2003084682 A JP 2003084682A
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Hiromasa Suzuki
宏昌 鈴木
Tadakazu Shimono
忠和 下野
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IWATA SEIKO KK
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IWATA SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラ等のディスプレイに必要に応
じて容易に取り付けることができ、構造が簡単でかつ不
使用時にはコンパクトにディスプレイを覆って、ディス
プレイを保護することができ、使用時には外部からの入
射光を確実に遮蔽して画面に表示された画像を鮮明に見
ることができ操作性や使い勝ってに優れたディスプレイ
用遮光フードを提供する。 【解決手段】 略矩形状に形成されたディスプレイ21
周囲の枠部に着脱自在に取り付けられる枠固定部11
と、枠固定部11の一側端に回動自在に取り付けられデ
ィスプレイ21を覆う上面遮光部12と、上面遮光部1
2の回動軸12aに直交する側端と枠固定部11の側端
間に折り畳まれて配置される側面遮光部13と、を有し
てディスプレイ用遮光フード10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶モニターなど
のディスプレイを備えたデジタルカメラ、デジタルビデ
オカメラ等に取り付けられて使用されるディスプレイ用
遮光フード、及びそれを備えたデジタルカメラ、デジタ
ルビデオカメラ等(以下、デジタルカメラという)関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラなどの液晶ディス
プレイを視認するために太陽光等を遮る液晶モニター用
遮光フードが用いられている。このような液晶モニター
用遮光フードに関して、例えば以下のような技術が開示
されている。 (イ)特開平5−83608号公報には、カメラ本体の
外面に設けた回転台座に対し開閉自在に設けた液晶モニ
ターの3側面に側面フード、正面フードそれぞれがヒン
ジを介して折畳可能に設置され、液晶モニターの開き動
作に連動してこれらのフードが開くようにした液晶モニ
ター用遮光フードが示されている。 (ロ)特開平10−322575号公報には、液晶モニ
ターの外周に液晶モニター用遮光フードを配置し、その
後部に設けられた接眼フードを介して液晶モニターに表
示された画像を見るようにした液晶モニター用遮光フー
ドが提案されている。 (ハ)登録実用新案第3079005号公報には、開閉
自在に設けた液晶モニターの周囲を覆うように遮光フー
ドを着脱自在に装着し、遮光フードに略矩形筒状に形成
された遮光壁面部と、遮光壁面部自体を液晶モニターに
保持させる固定手段とを備えた液晶モニター用遮光フー
ドが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の液晶モニター用遮光フードでは、以下のような問題点
を有していた。 (イ)特開平5−83608号公報の技術においては、
カメラ本体における液晶モニターの開閉動作に連動して
遮光フードが開閉する構造となっているため、遮光フー
ドを必要としない場合でも液晶モニターを開けば常に遮
光フードが開かれ、かえって煩わしいものとなる。ま
た、液晶モニターが開閉式のデジタルカメラにしか適用
できず、しかも遮光フード部分を適宜着脱して使用する
ことができないため、使い勝ってが悪いという問題点を
有していた。 (ロ)特開平10−322575号公報の技術において
は、接眼フードを使用者が片目で覗き込むため、太陽光
等を完全に遮光できるものの、複数の人が同時に液晶パ
ネルに表示された画像を見ることができず、しかも画面
の全体にわたってピントを合わすのが困難であり操作性
が悪いという問題点があった。 (ハ)登録実用新案第3079005号公報の技術にお
いては、遮光フードが液晶モニターに着脱できるもの
の、装着後にフードを小さく収納できないため、持ち運
びの際に不便であるという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたもので、デジタルカメラの液晶ディスプレイ等
に必要に応じて容易に取り付けることができ、構造が簡
単でかつ不使用時にはコンパクトに液晶ディスプレイを
覆って、液晶ディスプレイを保護することができ、使用
時には外部からの入射光を確実に遮蔽して画面に表示さ
れた画像を鮮明に見ることができ携帯性や操作性に優れ
た液晶ディスプレイ用遮光フードを提供することを目的
とする。
【0005】請求項1に記載のディスプレイ用遮光フー
ドは、略矩形状に形成されたディスプレイ周囲の枠部に
着脱自在に取り付けられる枠固定部と、前記枠固定部の
一側端に回動自在に取り付けられ前記ディスプレイを覆
う上面遮光部と、前記上面遮光部の回動軸に直交する側
端と前記枠固定部の側端間に折り畳まれて配置される側
面遮光部と、を有して構成されている。この構成によっ
て以下の作用が得られる。 (a)デジタルカメラ等のディスプレイ周囲の枠部に着
脱自在に取り付けられる枠固定部を有しているので、液
晶ディスプレイの開閉動作などに関係なくディスプレイ
用遮光フードを適宜取り付けることができる。この枠固
定部に回動自在に取り付けられた遮光部を用いて、ディ
スプレイ使用時においては周囲の太陽光線などを遮蔽し
てディスプレイを明瞭に視認することができ、不使用時
においてはディスプレイが手指などに接触して傷ついた
り汚れたりするのを保護することができる。 (b)折り畳まれて配置される側面遮光部を有するの
で、遮光フードとして使用しない場合には折り畳んで上
面遮光部の下にコンパクトに収納でき、ディスプレイ用
遮光フードをカメラに装着したまま持ち運ぶことができ
る。 (c)上面遮光部がディスプレイに装着されるので、そ
の表面にロゴマークや文字などのパターンや撮影データ
等を印刷したり、その内面側にメモなどを保持させたり
することができ、これによってデジタルカメラを持ち運
ぶ際に必要なデザイン性や利便性を付加することもでき
る。
【0006】請求項2に記載のディスプレイ用遮光フー
ドは、請求項1に記載の発明において、回動自在に取り
付けられた前記上面遮光部と前記枠固定部を開状態に付
勢する弾性部材と、前記上面遮光部と前記枠固定部をそ
の閉状態で固定する掛止部材と、を有して構成されてい
る。この構成によって、請求項1の作用の他、以下の作
用が得られる。 (a)上面遮光部と枠固定部を開状態に付勢する弾性部
材と、閉状態に固定する掛止部材とを有しているので、
掛止部材を開放して上面遮光部を弾性部材の弾性力で跳
ね上げて遮光フードとして機能させ撮影操作を迅速に行
なうことができ、操作性に優れている。 (b)掛止部材を雄雌一対の嵌合部やフックなどで構成
して、これをワンクリックなどの片手動作で即座に開放
して、上面遮光部を開状態に回動させることができる。
また上面遮光部を枠固定部に向けて押し付けるように回
動させて密着させるだけで閉状態に移行させることもで
き、利便性に優れている。
【0007】請求項3に記載のディスプレイ用遮光フー
ドは、請求項1又は2に記載の発明において、前記上面
遮光部及び前記側面遮光部が平板状の素材からなり、前
記素材の折り目を介して一体に形成されて構成されてい
る。この構成によって、請求項1又は2の作用の他、以
下の作用が得られる。 (a)上面遮光部及び側面遮光部が、平板状に形成され
た合成樹脂、紙、布などの素材からなりこの素材の折り
目を介して折り曲げて一体に形成されているので、必要
最低限の材料を用いて、簡単かつ安価にディスプレイ用
遮光フードを製造でき、経済性に優れている。 (b)回動又は屈曲させる部分が折り目で構成されるの
で製造工程を簡略化できる。
【0008】請求項4に記載のディスプレイ用遮光フー
ドは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明におい
て、前記枠固定部が、前記ディスプレイ周囲の枠部に嵌
合する溝部を有して構成されている。この構成によっ
て、請求項1〜3の作用の他、以下の作用が得られる。 (a)枠固定部がディスプレイ周囲の枠部に嵌合する嵌
合部を有しているので、枠固定部を枠部に着脱させる操
作を迅速かつ容易に行なうことができると共に、ディス
プレイ用遮光フードを確実にデジタルカメラなどのディ
スプレイに取り付けることができる。 (b)既存のデジタルカメラの枠部の形状に合わせて、
これに適合した枠固定部を形成させることもでき、ディ
スプレイ用遮光フードを適用できる範囲を広げて、安価
に提供できる。
【0009】請求項5に記載のディスプレイ用遮光フー
ドは、ディスプレイ周囲の枠部の一側端に回動自在に取
り付けられ前記ディスプレイを覆う上面遮光部と、前記
上面遮光部の回動軸に直交する側端と前記枠部の側端間
に折り畳まれて配置される側面遮光部と、を有して構成
されている。この構成によって以下の作用が得られる。 (a)デジタルカメラ等のディスプレイ周囲の枠部にデ
ィスプレイ用遮光フードが付けられているので、この枠
部に回動自在に取り付けられた遮光部を用いて、ディス
プレイ使用時においては周囲の太陽光線などを遮蔽して
ディスプレイを明瞭に視認することができ、不使用時に
おいてはディスプレイが手指などに接触して傷ついたり
汚れたりするのを保護することができる。 (b)折り畳まれて配置される側面遮光部を有するの
で、遮光フードとして使用しない場合には折り畳んで上
面遮光部の下にコンパクトに収納でき、ディスプレイ用
遮光フードをカメラに装着したまま持ち運ぶことができ
る。
【0010】請求項6に記載のデジタルカメラは、前記
請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ用遮光フ
ードを備えたものであるので、前記記載の効果を有する
使い勝手がよいデジタルカメラとなる。なお、本発明の
ディスプレイ用遮光フードを適用できるディスプレイと
しては、液晶ディスプレイ(モニター)、PDP、有機
ELなど、表示方式の如何にかかわらず全てのディスプ
レイが含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施形
態1に係るディスプレイ用遮光フードについて以下図面
を参照しながら説明する。図1は実施の形態1のディス
プレイ用遮光フードの斜視図である。図1において、1
0は実施の形態1のディスプレイ用遮光フード、11は
略矩形状に形成されたディスプレイ周囲の枠部に着脱自
在に取り付けられる枠固定部、12は枠固定部11の一
側端に回動軸12aを介して回動自在に取り付けられデ
ィスプレイを覆う上面遮光部、13は上面遮光部12の
回動軸12aに直交する両側端と枠固定部11の対応す
る側端間に折り目13aを介して折り畳まれて配置され
る左右一対の側面遮光部である。
【0012】図2はディスプレイ用遮光フードが取り付
けられるデジタルカメラの斜視図である。図2におい
て、20はディスプレイ用遮光フード10が装着される
デジタルカメラ、21はデジタルカメラ20の側面に配
置された略矩形状のディスプレイ、22はディスプレイ
21の周囲に形成された枠部である。
【0013】図1及び図2において、ディスプレイ用遮
光フード10を構成する枠固定部11、上面遮光部(上
面遮光フード)12、側面遮光部(側面遮光フード)1
3は、塩ビ、ウレタン、ナイロン、ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネイトなどの着色されたフィル
ム、シート、不織布などの形態を有する合成樹脂や、
紙、布等の材質からなることが好ましく、折り目を介し
て折り曲げ自在に連結され、全体が一体に形成されてい
ることが好ましい。また、上記の材質の複合材であって
もよい。
【0014】枠固定部11は比較的硬質の、スチール
(特にバネ鋼)、ステンレス、チタン、リン青銅、アル
ミニュウム、及びこれらの合金や、亜鉛ダイキャスト、
合成樹脂、カーボン繊維等とすることが好ましく、デジ
タルカメラ20のディスプレイ21の周囲に形成された
枠部22の溝等にその側面側から嵌合してスライドさせ
る嵌合部や、枠部22の正面側から圧入されて嵌合され
る嵌合部等を備えていることが好ましい。また、枠固定
部11と枠部22との嵌合の態様は、上記例に限らず、
枠部22の一部にフックを形成し、そのフックを枠部2
2のい一部に引っ掛けるもの、枠固定部11と枠部22
とに差し込みソケットを形成したものなど、様々な態様
のものが考えられるが、公知の嵌合方法のいずれを用い
ても差し支えない。なお、上面遮光部12、側面遮光部
13は非透光性の合成樹脂などからなることが好まし
く、デジタルカメラ20周囲の太陽光などを効果的に遮
断できるように着色(特に黒色が好ましい)されてい
る。
【0015】図1に示すように、左右一対の側面遮光部
13は所定個数の折り目13aを介して折り畳み自在に
配置されその両側がそれぞれ枠固定部11と上面遮光部
12の側端に固定され、回動軸12aを介して折り畳み
動作がなされるようになっている。なお、折り目13a
は0度から約90度強の回動範囲を2〜8分割するよう
に1乃至3の数又はこれ以上の本数で配置できる。な
お、前記回動範囲は約95度程度まで回動できるように
形成されていていることが好ましい。
【0016】図3は実施の形態1のディスプレイ用遮光
フードが装着されたデジタルカメラの一態様を示す斜視
図である。図3(a)に示すように、回動軸12aを介
し回動させてディスプレイ21の上端に立設させること
によりデジタルカメラ20周囲の強い光を側面遮光部1
3と共に遮断してディスプレイ21を明瞭に視認でき
る。図3(b)に示すように遮光フードとしての不使用
時には、複数の折り目13aを交互に山折りと谷折りと
を繰り返して側面遮光部13を折り畳むと共に上面遮光
部12が枠固定部11に重なるように回動させて閉じて
ディスプレイ21を覆うことでディスプレイ21を保護
することができる。
【0017】本発明の実施の形態1のディスプレイ用遮
光フード10は以上のように構成されているので、以下
の作用を有する。 (1)枠固定部11がデジタルカメラ20のディスプレ
イ21周囲の枠部22に嵌合する嵌合部を有しているの
で、枠固定部11を枠部22に着脱させる操作を迅速か
つ容易に行なえる。 (2)既存のデジタルカメラの枠部の形状に合わせて、
これに適合した枠固定部11を形成させることもでき、
ディスプレイ用遮光フード10を適用できる範囲を広げ
て、安価に提供できる。 (3)デジタルカメラ20のディスプレイ21周囲の枠
部22に着脱自在に取り付けられる枠固定部11を有し
ているので、ディスプレイ21の開閉動作などに関係な
くディスプレイ用遮光フード10を適宜取り付け、この
枠固定部11に回動自在に取り付けられた遮光部を用い
て不使用時においてはディスプレイ21が手指などに接
触して傷ついたり汚れたりするのを保護することができ
ると共に、使用時においては周囲の太陽光線などを遮蔽
してディスプレイ21を明瞭に視認することができる。 (4)折り畳まれて配置される側面遮光部13を有する
ので、遮光フードとして使用しない場合には折り畳んで
上面遮光部12の下にコンパクトに収納でき、ディスプ
レイ用遮光フード10をデジタルカメラ20に装着した
まま持ち運ぶことができる。 (5)上面遮光部12及び側面遮光部13が、平板状に
形成された合成樹脂などの素部からなる材からなりこの
素材の折り目を介して折り曲げて一体に形成されている
ので、必要最低限の材料を用いて、経済的に製造でき
る。
【0018】(実施の形態2)本発明の実施形態2に係
るディスプレイ用遮光フードについて図面を参照しなが
ら説明する。図4は実施の形態2のディスプレイ用遮光
フードの要部説明図である。図4において、30はデジ
タルカメラのディスプレイに取り付けられる実施の形態
2のディスプレイ用遮光フード、31は略矩形状に形成
されたディスプレイ周囲の枠部に着脱自在に取り付けら
れる枠固定部、32は枠固定部31の一側端に回動軸3
2aを介して回動自在に取り付けられディスプレイを覆
う上面遮光部、33は上面遮光部32の回動軸32aに
直交する側端と枠固定部31の側端間に約45度の角度
で配置された折り目33aを介して折り畳まれて配置さ
れる側面遮光部、34は上面遮光部32と枠固定部31
をその閉状態で固定するための雄雌一対の嵌合部からな
る掛止部材である。
【0019】図5は、図4の矢視A−Aにおける弾性部
材の構成を示す側面図である。図4及び図5において、
35は回動軸32aを介して回動自在に取り付けられた
上面遮光部32と枠固定部31を開状態に付勢するため
の回動軸32aに挿入配置されたコイルばね等からなる
弾性部材である。なお、図5においては、上面遮光部3
2を開状態に付勢するための部品としてコイルばねの例
を示したが、いわゆるキックばね、クリップ等に用いら
れるばねなども用いることができる。また、枠固定部3
1は合成樹脂製やスチールやアルミ等の金属製等にする
ことができる。デジタルカメラのディスプレイの周囲の
枠部に設けた面ファスナなどを介して着脱自在に取り付
けることができる。
【0020】上面遮光部32、側面遮光部33は非透光
性の着色した、実施の形態1で述べた合成樹脂などの素
材からなり、デジタルカメラ周囲の太陽光などを効果的
に遮断できるようになっている。図4に示すように、側
面遮光部33は折り目33aを介して折り畳み自在に配
置されその両側がそれぞれ枠固定部31と上面遮光部3
2の側端に固定され、回動軸32aを介して折り畳める
ようになっている。
【0021】なお、上面遮光部32及び枠固定部31を
一体に形成し、回動軸32aを用いることなく単に折り
目を介して両者が回動自在になるように配置してもよ
い。掛止部材34は所定の変形しうる硬度を有した金
属、合成樹脂等からなり、雄雌一対の互いに嵌合し合う
凸部及び凹部を圧入することで機械的に掛止されるよう
になっている。なお、フック及びこのフックが掛けられ
るピンなどで掛止部材を構成するようにしてもよい。
【0022】弾性部材35は回動軸32aに挿入される
コイルばねの両基礎端部をそれぞれ上面遮光部32及び
枠固定部31に固定して配置され、無拘束状態で上面遮
光部32及び枠固定部31の回動角度が約90度になる
ように設定されている。また、このようなコイルばねか
らなる弾性部材に代えて、板状ばね等からなるその他の
ばね機構のものを用いることもできる。
【0023】本発明の実施の形態2のディスプレイ用遮
光フード30は以上のように構成されているので、実施
の形態1の作用に加えて以下の作用を有する。 (1)上面遮光部と枠固定部を開状態に付勢する弾性部
材と、閉状態に固定する掛止部材とを有しているので、
掛止部材をワンクリックで開放して上面遮光部を弾性部
材の弾性力で跳ね上げて開状態にして遮光フードとして
即座に使用することができ、撮影操作を迅速に行なうこ
とができる。 (2)枠固定部31がデジタルカメラのディスプレイ周
囲の枠部に面ファスナを介して着脱できるので、この操
作を迅速かつ容易に行なえる。 (3)単純な折り目33aを介して折り畳まれる側面遮
光部33を有するので、上面遮光部32の下に側面遮光
部33をコンパクトに収納でき、ディスプレイの保護用
としても用いることができる。 (4)上面遮光部32にアニメキャラクタなどのパター
ンや撮影データ等を印刷したり、保持させたりすること
ができ、これによってデジタルカメラを持ち運ぶ際に必
要なデザイン性や利便性を付加することができる。
【0024】なお、前記実施の形態1及び実施の形態2
では、枠固定部11は着脱自在である例を説明したが、
遮光フード10がデジタルカメラに当初から設けられて
いる場合には、この枠固定部11は、カメラ側に設けら
れているディスプレイ21周囲の枠部22と一体化した
ものであってもよい。この場合は、ディスプレイ用遮光
フード10は、着脱自在ではなくカメラに当初から組み
込まれた実施の形態となる。
【0025】
【実施例】図6に、本発明の遮光フードが、上面遮光部
(上面遮光フード)、下面遮光部(下面遮光フード)、
左右の側面遮光部(側面遮光フード)の4面を有する場
合の実施例を示す。この場合の遮光フードの折り畳み方
法の一例を、図6の(a)〜(e)に示している。ま
た、図7には、4面遮光フードの他の折り畳み方法の一
例を示している。図8には、本発明の遮光フードが、上
面遮光部、左右の側面遮光部の3面を有する場合の実施
例を示す。この場合の遮光フードの折り畳み方法の一例
を、図8の(a)〜(c)に示している。図9には、本
発明の遮光フードが、枠固定部11をデジタルビデオカ
メラのディスプレイの周囲に形成された枠部22の溝に
嵌合させた例を示す概略図である。図9(a)はフード
側外嵌めレール式、(b)はフード側内嵌めレール式、
(c)は穴はめ込み式、(d)はフック掛け式、(e)
はフード外ばめ嵌合止め式、(f)はフード内ばめ嵌合
止め式、(g)は枠固定部のスキ間に嵌め込み式、をそ
れぞれ示す。図10はフード開閉機構の概略を示すもの
であり、(a)は上面遮光部をフックで閉を保つ方式を
示し、(b)は上面遮光部をばねで開状態を保つ方式の
一例の概略を示すものである。図11および図12は上
面遮光部の開閉機構の一例を示す概略図である。図11
は左右方向へのばね反発力で開状態および閉状態を維持
する方式を示すもので、図11の(a)は外向き反発
式、(b)は内向き反発式の一例を示している。これら
のばねはいわゆるクリップ等で用いられているものであ
る。図11(a)の右に示したセッティング図におい
て、ばね圧縮最大の位置である山を乗り越えてばね圧縮
最小の位置を上下に設けることにより、上面遮光部の開
閉を行う機構である。すなわち、上面遮光部が開の位置
および上面遮光部が閉の位置を、それぞればね圧縮最小
の位置にセットする。図11(b)の例もばねの反発力
を逆に用いた同様の例を示す。図11に示すばねを上面
遮光部の中央部に一個設けてもよく、また上面遮光部の
左右両端部に二個設けてもよい。図12の(a)はコイ
ルスプリングを用いた方式の例を示したものであり、
(b)はいわゆるキックバネを用いた方式の例を示した
ものである。なお、図13は、デジタルビデオカメラに
本発明のディスプレイ用遮光フードを取り付けた実施形
態を示すものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルカメラのディスプレイに必要に応じて容易に取り
付けることができ、構造が簡単でかつ不使用時にはコン
パクトにディスプレイを覆って、ディスプレイを保護す
ることができ、使用時には外部からの入射光を確実に遮
蔽して画面に表示された画像を鮮明に見ることができ操
作性に優れたディスプレイ用遮光フードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のディスプレイ用遮光フ
ードの斜視図である。
【図2】デジタルカメラの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1のディスプレイ用遮光フ
ードが装着されたデジタルカメラの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2のディスプレイ用遮光フ
ードの要部説明図である。
【図5】図4矢視A−Aにおける弾性部材の構成を示す
側面図である。
【図6】本発明の遮光フードが、上面遮光部、下面遮光
部、左右の側面遮光部の4面を有する場合の実施例であ
る。
【図7】4面遮光フードの他の折り畳み方法の一例であ
る。
【図8】本発明の遮光フードが、上面遮光部、左右の側
面遮光部の3面を有する場合の実施例である。
【図9】本発明の遮光フードが、枠固定部をデジタルカ
メラのディスプレイの周囲に形成された枠部の溝に嵌合
させた例を示す概略図である。
【図10】本発明の遮光フードの開閉機構を示す概略図
である。
【図11】上面遮光部の開閉機構の一例を示す概略図で
ある。
【図12】上面遮光部の開閉機構の他の例を示す概略図
である。
【図13】本発明のディスプレイ用遮光フードが装着さ
れたデジタルビデオカメラの斜視図である。
【符号の説明】
10: ディスプレイ用遮光フード 11: 枠固定部 12: 上面遮光部(上面遮光フード) 12a: 回動軸 13: 側面遮光部(側面遮光フード) 13a: 折り目 20: デジタルカメラ 21: ディスプレイ 22: 枠部 30: ディスプレイ用遮光フード 31: 枠固定部 32: 上面遮光部(上面遮光フード) 32a: 回動軸 33: 側面遮光部(側面遮光フード) 33a: 折り目 34: 掛止部材 35: 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏昌 神奈川県横浜市青葉区たちばな台2丁目16 −32 (72)発明者 下野 忠和 京都府八幡市内里河原37 岩田精工株式会 社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 BB11 CD03 2H083 EE00 EE01 EE05 EE06 EE07 EE08 5C022 AC03 AC08 AC61 AC77 AC78 5G435 AA02 AA09 AA18 EE05 FF13 GG43 LL14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略矩形状に形成されたディスプレイ周囲の
    枠部に着脱自在に取り付けられる枠固定部と、前記枠固
    定部の一側端に回動自在に取り付けられ前記ディスプレ
    イを覆う上面遮光部と、前記上面遮光部の回動軸に直交
    する側端と前記枠固定部の側端間に折り畳まれて配置さ
    れる側面遮光部と、を有することを特徴とするディスプ
    レイ用遮光フード。
  2. 【請求項2】回動自在に取り付けられた前記上面遮光部
    と前記枠固定部を開状態に付勢する弾性部材と、前記上
    面遮光部と前記枠固定部をその閉状態で固定する掛止部
    材と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスプレイ用遮光フード。
  3. 【請求項3】前記上面遮光部及び前記側面遮光部が平板
    状の素材からなり、前記素材の折り目を介して一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    ディスプレイ用遮光フード。
  4. 【請求項4】前記枠固定部が、前記ディスプレイ周囲の
    枠部に嵌合する嵌合部を有していることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のディスプレイ用遮光フー
    ド。
  5. 【請求項5】ディスプレイ周囲の枠部の一側端に回動自
    在に取り付けられ前記ディスプレイを覆う上面遮光部
    と、前記上面遮光部の回動軸に直交する側端と前記枠部
    の側端間に折り畳まれて配置される側面遮光部と、を有
    することを特徴とするディスプレイ用遮光フード。
  6. 【請求項6】前記請求項1〜5のいずれかに記載のディ
    スプレイ用遮光フードを備えたデジタルカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173651A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Fujitsu Frontech Ltd 表示装置及び表示装置アレイ
CN109471312A (zh) * 2018-12-20 2019-03-15 羊可欣 一种手机摄像头遮光装置

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JP2012173651A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Fujitsu Frontech Ltd 表示装置及び表示装置アレイ
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