JP2003319125A - データ送信装置、データ送信方法及びプログラム - Google Patents

データ送信装置、データ送信方法及びプログラム

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JP2003319125A
JP2003319125A JP2002126396A JP2002126396A JP2003319125A JP 2003319125 A JP2003319125 A JP 2003319125A JP 2002126396 A JP2002126396 A JP 2002126396A JP 2002126396 A JP2002126396 A JP 2002126396A JP 2003319125 A JP2003319125 A JP 2003319125A
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Takashi Ueda
隆司 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナで読み取った原稿の画像データを、
ネットワーク上の通信負荷をあまり増やすことなく、し
かも、その画像データを受信した端末において最初のペ
ージの画像を迅速にサムネイル表示することが可能な形
態で送信することができるデータ送信装置を提供する。 【解決手段】 ユーザからの指示により原稿をスキャン
し(ステップS2でY、ステップS3)、全ての原稿の
スキャンが終了すると(ステップS4でY)、最初のペ
ージを除く他のページのみ画像を圧縮し(ステップS
5)、これらをまとめて1つの送信ファイルを作成し
(ステップS6)、ステップS1で受け付けた送信先に
送信する(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置によ
り読み取って得られた原稿の画像データを他の端末に送
信するデータ送信装置およびデータ送信方法並びにプロ
グラム関する。
【0002】
【従来の技術】近年、会社や官公庁などにおいて、文書
原稿を画像データに変換して記憶装置に格納し、コンピ
ュータ上で管理することにより、書類をできるだけ残さ
ないようにするいわゆるペーパーレス化の傾向が顕著で
ある。これにより書類をペーパ上で保存する必要がなく
なり、保管スペースが大幅に節約できるとともに、必要
な書類の検索がコンピュータ上で容易に行えるという利
点がある。
【0003】このような書類の保存形態の変容に伴い、
スキャナ(原稿読取装置)で読み取って得られた原稿の
画像データをネットワークを介して他の端末などに転送
できるように構成された、いわゆるネットワークスキャ
ナが徐々に普及しつつある。しかし、ネットワークスキ
ャナで読み取った画像データをビットマップデータのま
ま端末に送信するとすれば、原稿枚数が多い場合にデー
タ量が膨大となって、ネットワークに対する負荷が大き
くなり、当該ネットワーク上の他の利用者に迷惑をかけ
ることになるとともに、受信側の端末でも多くのメモリ
容量が必要とされる。そこで、通常は、当該画像データ
の全てに適当な圧縮処理を施してから、他の端末に転送
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、書類な
どの画像データを管理するための一般的なソフトウェア
(以下、単に「画像ファイル管理ソフト」という。)で
は、各ファイルに格納されている文書の内容を容易に検
索・確認できるように、選択されたファイルの最初のペ
ージをサムネイル画像で表示できるようにしているもの
があり、この場合には、まず、指定されたファイルに圧
縮されて保存されている最初のページの画像を抽出して
解凍し、その解像度を低下させてサムネイル画像を作成
して表示するようになっている。
【0005】このようにサムネイル画像一枚を表示させ
るために、わざわざ圧縮画像を解凍しなければならず、
その処理の分だけ待ち時間が発生する。1ページ分の画
像データの解凍にそれほど時間がかからなくても、検索
対象となる画像ファイルの数が大量にある場合には、全
部の画像ファイルの最初のページの画像をサムネイル化
するために非常に多くの時間を要することになり、ユー
ザにストレスを感じさせる。
【0006】上述のような不都合は、ネットワークスキ
ャナのみならず、およそ原稿読取装置で読み取られた原
稿の画像データを他の端末に送信する機能を有する全て
のデータ送信装置について生じる。本発明は、かかる課
題に鑑みてなされたものであって、読み取った画像デー
タを他の端末に送信する場合における通信負荷をほとん
ど増大させることなく、かつ、受信側端末でのファイル
検索の際などにおける圧縮画像の解凍処理の負担を軽減
することができるデータ送信装置およびデータ送信方法
並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原稿読取装置で読み取って得られた原稿
の画像データを他の端末に送信するデータ送信装置であ
って、複数の原稿のうちの一部のページを除く他のペー
ジの画像データを圧縮する画像圧縮手段と、前記圧縮さ
れていないページの画像データと圧縮された他のページ
の画像データを前記端末に送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0008】ここで、前記一部のページには、原稿の最
初のページもしくは最後のページが含まれることが望ま
しい。また、本発明は、原稿読取装置で読み取って得ら
れた原稿の画像データを他の端末に送信するデータ送信
方法であって、複数の原稿のうち所定の一部のページを
除く他のページの画像データを圧縮する画像圧縮ステッ
プと、前記圧縮されていないページの画像データと圧縮
された他のページの画像データを前記端末に送信する送
信ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】さらに、また、本発明は、原稿読取装置で
読み取って得られた原稿の画像データを他の端末に送信
する機能を有するデータ送信装置で動作するプログラム
であって、複数の原稿のうち所定の一部のページを除く
他のページの画像データを圧縮する画像圧縮処理と、前
記圧縮されていないページの画像データと圧縮された他
のページの画像データを前記端末に送信する送信処理と
をデータ送信装置に実行させることを特徴としている。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明に係るデータ送信装置が、
多機能のデジタル複写機(Multiple Function Peripher
al:以下、単に「MFP」という。)に適用された場合
の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 (1)システムの構成 まず、本実施の形態に係るMFPを含む画像送信システ
ム(以下、単に「システム」という。)の全体構成につ
いて説明する。
【0011】図1は、本システムの構成の一例を示す図
である。同図に示すように、このシステムは、MFP1
0と、3台のクライアント端末20、30、40が、L
AN(Local Area Network)50を介して接続されてな
る。MFP10は、デジタル式のカラー複写機であっ
て、スキャナ部200、プリンタ部300を備えてお
り、内部の制御部100(図2参照)による制御を受け
て、通常のコピー機能のほか、クライアント端末からの
要求に応じてプリントジョブを実行するプリント機能や
スキャナ部200で読み取った原稿の画像データを指定
された端末に送信する画像送信機能を有している。な
お、スキャナ部200前面の操作しやすい位置には、ユ
ーザが所定の入力をするための操作パネル109が設け
られている。
【0012】また、各クライアント端末20、30、4
0は、汎用のパーソナルコンピュータであって、ネット
ワーク通信プログラムがインストールされており、既存
の通信プロトコル(TCP/IP)により他の端末やM
FP10と接続され、データの送受信を行うようになっ
ている。 (2)MFP10内部の制御部の構成 既述のようにMFP10は、デジタル式のカラー複写機
であって、スキャナ部200とプリンタ部300および
これらの動作や他の端末との通信を制御するための制御
部100とからなる。
【0013】スキャナ部200は、自動原稿搬送装置
(ADF)を備え、その原稿トレイに載置された原稿束
を一枚ずつ原稿読取部に送り出し、カラーCCDイメー
ジセンサで原稿画像を電気信号に変換してRGBの画像
データを得る公知のものである。また、プリンタ部30
0も、入力された画像データに基づき、レーザで感光体
ドラム上に走査して静電潜像を形成し、当該静電潜像に
付着したトナーを転写紙上に転写する動作をCMYKの
4色のトナーについて実行してカラー画像を形成する公
知の電子写真式のものなので、以下ではそれらの説明を
省き、内部の制御部100の構成およびその制御動作を
中心に説明する。
【0014】図2は、上記制御部100の構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、この制御部100
は、ネットワークインターフェース101、信号処理部
102、画像メモリ103、画像圧縮部104、送信フ
ァイル作成部105、CPU106、ROM107、R
AM108、操作パネル109およびスキャナ制御部1
10、プリンタ制御部120などがバス130を介して
接続されてなる。
【0015】ネットワークインターフェース101は、
CPU106の指示を受けて、TCP/IP(Transmiss
ion Control Protocol/Internet Protocol)に基づきL
AN50を介して他のクライアント端末20、30、4
0との接続を確立し、データの送受信を実行する。な
お、本実施の形態において、画像送信機能によりスキャ
ナ部で読み取った画像ファイルを他の端末に送信する際
のプロトコルとして例えばFTP(File Transfer Prot
ocol)などが用いられる。
【0016】また、スキャナ部のCCDイメージセンサ
で読み取って得られた原稿のRGBの画像データは、信
号処理部102において濃度変換やエッジ強調、スムー
ジング処理などの公知の処理を施されて、原稿のページ
ごとに画像メモリ103に格納される。画像圧縮部10
4は、CPU106の指示により画像メモリ103から
所定ページの画像データを読み出して圧縮処理を施す。
本実施の形態においては、画像圧縮処理として公知のた
とえばLZW圧縮処理を実行するようになっている。な
お、圧縮処理の方法がこれらに限定されないのはいうま
でもない。
【0017】ROM107には、CPU106で実行す
べき制御プログラムおよびネットワークにおける通信プ
ログラムなどが格納されており、CPU106は、当該
プログラムに基づき各部の制御を実行する。また、RA
M108は、CPU106が当該制御を実行する際にお
ける作業エリアを提供する。スキャナ制御部110は、
スキャナ部200の動作を制御して原稿の画像データを
取得させる。プリンタ制御部120は、プリンタ部30
0の動作を制御して、上記スキャナ部で得られた原稿情
報もしくはクライアント端末からネットワークを経由し
て送信されてきたプリントデータに基づき、用紙上への
プリント動作を実行させる。
【0018】操作パネル109には、後述の図5に示す
ようにスタートボタン1091やコピー部数設定用のテ
ンキー1092などのほか、表面にタッチパネルが積層
された液晶表示部1093が設けられており、この液晶
表示部1093に表示された設定画面における所定のボ
タンを押下することにより、用紙サイズ、倍率、解像度
などのコピー条件の設定や、他の様々な機能の設定およ
び画像送信機能を選択したときの送信先の設定が可能な
ようになっている。これらの液晶表示部1093の表示
制御は、ROM107に格納された制御プログラムに基
づきCPU106により実行される。
【0019】(3)制御部100における処理内容 図3は、本実施の形態において、ユーザにより画像送信
機能が選択された場合における制御部100の処理内容
を示すフローチャートである。まず、ユーザが操作パネ
ル109を操作して行った送信先の入力を受け付ける
(ステップS1)。ここで入力される送信先は、例え
ば、送信先のホストコンピュータ名やIPアドレスおよ
びファイルを格納するディレクトリ名などである。
【0020】当該入力の方法として、例えば、予め当該
MFP10が接続されているネットワーク上の端末を登
録しておき、そのリストを操作パネルの表示部に表示さ
せてユーザが当該画面から選択して指定できるようにプ
ログラムしておけば便利である。次に、ユーザは、送信
したい原稿の束をスキャナ部200の原稿トレイに載置
し、スタートボタン1091(図5参照)を押下する。
すると、CPU106は、スキャン開始要求があったと
判断し(ステップS2で「Yes」)、スキャナ部20
0のADFで原稿を1枚ずつ原稿読取位置まで搬送させ
て原稿スキャンを実行させ、これにより得られた画像デ
ータを画像メモリ103に格納する(ステップS3)。
この際、スキャンした順番と、画像メモリ103におけ
る格納領域に関する情報(例えば、メモリアドレス)が
関連付けられてRAM108内の管理テーブル(不図
示)に格納されるようになっている。
【0021】原稿スキャンは原稿トレイに載置された原
稿が全てスキャンされるまで実行され(ステップS4で
「No」、ステップS3)、全ページのスキャンが終了
すると(ステップS4で「Yes」)、CPU106
は、画像圧縮部104に対し、最初のページを除く他の
ページの画像データを圧縮するように指示を送る。な
お、原稿トレイには、当該トレイ上の原稿の有無を検出
するため、光電センサもしくはリミットスイッチからな
る公知の原稿検出センサが設置されており、このセンサ
からの信号により原稿トレイ上の原稿がなくなったと判
断されたときに全ての原稿がスキャンされたと判定す
る。
【0022】ここでいう「最初のページ」とは、原稿ト
レイに載置された原稿束における最初のページを意味し
ている。したがって、原稿面を上向きにして原稿束を原
稿トレイ上に載置し、その一番下の原稿から送り出して
スキャンする構成のスキャナ部にあっては、スキャンし
た順番と実際の原稿のページ順が逆になっており、一番
最後に読み取った原稿が「最初のページ」の原稿とな
る。
【0023】画像圧縮部104は、上記「最初のペー
ジ」を除き、CPU106から指示されたページ順に画
像メモリ103から画像データを読み出して、圧縮処理
を施す(ステップS5)。圧縮された画像データは、例
えば、画像メモリ103の別の格納領域に一旦格納され
る。この際にも、スキャンした順番とその格納領域を示
す情報とがRAM108内の別の管理テーブルに格納さ
れる。
【0024】次に、送信ファイル作成部105におい
て、上記画像データを所定のフォーマットに整えて送信
ファイルを作成する(ステップS6)。本実施の形態に
おいては、複数のページの画像データを1ファイルとし
て送信するようにしており、そのためのフォーマットの
一例としてM−TIFF(Multiple Page Tag Image Fi
le Format)ファイルを採用している。
【0025】図4に、当該M−TIFFファイルのデー
タフォーマット500の構成例を示す。説明を簡易する
ため、原稿の枚数はN枚であり、スキャンは、原稿の最
初のページから読み取られるものとする。したがって、
ここでは、スキャン順と原稿のページ順が一致してい
る。同図に示すように、M−TIFFファイルは、各ペ
ージの画像データの頭にヘッダを付して1つの単位をな
し、このデータ単位が原稿枚数だけ並ぶ構成となってい
る。
【0026】1番目にスキャンされた非圧縮の画像デー
タ(非圧縮)503には、1枚目のヘッダ501が付さ
れる。ここで、1枚目のヘッダ501には、画像データ
503が非圧縮である旨を示す情報やスキャン時の解像
度および画像サイズなどを含む属性情報と、次のヘッダ
の有無を識別するためのオフセット502が含まれる。
このオフセット502には、具体的には次の2枚目のヘ
ッダ504に至るまでのビット数(これは、ヘッダ50
1の属性情報における画像データ503の画像サイズの
情報に基づき求められる)が入力されており、このオフ
セットの値により、次のページの画像データの有無およ
び開始位置が判別できるようになっている。
【0027】2枚目の画像データ506は、圧縮されて
おり、該当するヘッダ504には、圧縮されていること
を示す情報とその圧縮形式(LZW圧縮)や解像度など
を含む属性情報と、次のページのヘッダの有無を識別す
るためのオフセット505が入る。このようなフォーマ
ットが最後のページの画像まで続き、N枚目のヘッダ5
07内のオフセット508には、「0」が入ることによ
って、それが最後のページの画像データであり、ここで
1つのファイルとして確定されることが識別されるよう
になっている。
【0028】なお、スキャナ部200において原稿束の
一番下の原稿からスキャンされるような場合には、1番
目の画像データ503としてN番目にスキャンされた原
稿の画像データが位置し、以下、N−1番目、N−2番
目、・・・・1番目の画像データが続くことになる。こ
のようにして作成された送信ファイルを、ネットワーク
インターフェース101を介して、ステップS1で受け
付けた送信先に送信して(ステップS7)、画像送信処
理を終了する。この場合に用いられる通信プロトコルと
して、本実施の形態ではFTPが採用される。
【0029】さて、上述のようなM−TIFFファイル
を受信した端末(例えば端末20)では、当該ファイル
を、自己のハードディスク内の指定されたディレクトリ
に格納する。このディレクトリは、上記ステップS1に
おいてユーザにより入力されたものであって、FTPフ
ォーマットにおけるヘッダに書き込まれており、端末2
0は、このヘッダの情報を読み出して該当するディレク
トリにTIFFファイルを格納する。
【0030】後日、ユーザが、端末20で画像ファイル
管理ソフトを起動して、蓄積された画像ファイルの検索
をする際に、上記TIFFファイルがその検索対象に指
定されると、当該ファイルの1番目の画像データが読み
出されるが、この画像データは上述の通り圧縮されてい
ないので、解凍することなくそのまま解像度を減じてサ
ムネイル表示することができる。なお、解像度を減じる
手法としてダウン・サンプリング法や平均操作法などが
あるが、いずれも簡易なデータ処理であり、モニター上
に速やかにサムネイル画像が表示される。
【0031】このように本実施の形態によれば、最初の
ページの画像を解凍する処理が不要となり、ハードウェ
アの負担が軽減するだけでなく、サムネイル画像の表示
まで待つ時間が短くなりユーザも検索時の負担を感じな
くなる。また、圧縮されていない画像データは、1ペー
ジ分だけなので、全ページを圧縮して転送する場合に比
べてネットワークの負担もそれほど増加しない。
【0032】<変形例>以上、本発明を実施の形態に基
づいて説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施
の形態に限定されないのはいうまでもなく、次のような
変形例を考えることができる。 まず、画像データを他の端末に送信するためのフォー
マットとして、上記実施の形態においては、M−TIF
Fファイルを作成したが、これに限定されることはな
く、例えば、Adobe社が開発したPDF(Portable Docu
ment Format)ファイルなどであってもよい。
【0033】また、ファイル送信のためのプロトコルも
上述のFTPのほか、他の公知の送信プロトコルが採用
されてもよい。但し、採用する送信プロトコルによって
ユーザが入力すべき送信先の内容も変わる。例えば、電
子メールの添付ファイルとして画像データを送信するよ
うな場合には、通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)などが採用され、相手方の電
子メールアドレスが送信先として入力される。
【0034】また、画像データの圧縮方法は、上述の
LZW圧縮方法には限定されず、例えば、LHA方式や
ZIP方式でも可能であり、モノクロの画像データだけ
の場合には、MH符号、MR符号やMMR符号などの圧
縮方法を利用してもよい。もちろん端末側でそれを解凍
できるソフトウェアが備えられていることが前提とな
る。
【0035】上記実施の形態においては、MFPの画
像送信機能を利用する場合について説明したが、同様な
データ送信機能を有しておれば、MFPなどの複合機で
はなく、ネットワークスキャナ単体や、さらにはスキャ
ナとは別装置で、当該スキャナで読み取られた原稿の画
像データを送信するデータ送信装置単体であっても適用
可能である。
【0036】上記実施の形態では、原稿の最初のペー
ジの画像のみ非圧縮とするように構成した。これは、最
初のページが表紙もしくは標題が書かれている蓋然性が
高く、その書類の内容を端的に理解できると解されるか
らである。しかし、場合によって、最終ページの画像を
非圧縮にしてもよい。書籍が原稿であるような場合に
は、最終ページには通常奥付けなどがあり、これにより
その原稿の内容を知ることができるからである。
【0037】また、目次に該当するページを非圧縮にす
るようにしてもよく、さらにはユーザが、当該複数枚の
原稿のうち、一番重要と思うページや印象的なページを
指定して、これを非圧縮とするようにしてもよい。この
ような場合には、図3のステップS4とS5の間に、ユ
ーザから非圧縮にするページの指定を受け付けるステッ
プを設ければよく、次のステップS5において、当該指
定されたページ以外のページの画像について圧縮処理を
行う。
【0038】図5は、この非圧縮のページを指定する際
に、操作パネル109の液晶表示部1093に表示され
る設定画面の例である。メッセージ表示部601には、
非圧縮ページの指定を促すメッセージが表示される。ユ
ーザが、最初のページを非圧縮することを希望する場合
にはボタン602、最後のページを非圧縮とする場合に
はボタン603を押下する。また、その他のページを選
択する場合には、ボタン604を押下した後、テンキー
1092から所望のページを入力する。入力されたペー
ジ番号がウィンドウ605内に表示される。
【0039】ユーザが、特に、書類検索用のデータベー
スを作成する意図ではなく、単に画像ファイルを転送し
たいだけの場合には、非圧縮の必要性もないので、この
場合には、ボタン606を押下する。そして、これらの
操作の後、OKボタン607を押下することにより、指
定内容が確定される。
【0040】受信側端末で、画像ファイル管理ソフトを
起動して、当該画像ファイルについてサムネイル画像を
作成する場合は、当該ファイルにおけるページごとのヘ
ッダの属性情報を検索し、非圧縮となっているページの
画像データを読み出し、これをサムネイル化すればよ
い。なお、非圧縮にするページは、1枚のみに限らな
い。複数ページあっても、全てを非圧縮で転送する場合
よりは、ネットワークの負荷を軽くできるし、受信端末
側で画像ファイルを格納するためのメモリ容量も少なく
することができるからである。複数のページを非圧縮に
する場合には、そのヘッダの属性情報に重要度を示す情
報を付加し、その重要度の大きなものからサムネイル化
し、これを例えばクリックすると次の重要度のページの
サムネイル画像が表示されるようにすれば便利である。
【0041】なお、本発明は、データ送信装置に限ら
れず、データ送信方法としてもよいし、さらに、その方
法をコンピュータが実行するプログラムであるとしても
よい。また、本発明は、前記プログラムをコンピュータ
で読取可能な記録媒体、例えばフレキシブルディスク、
ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD
−ROM、DVD−RAM、半導体メモリなどに記録し
たものとしてもよい。
【0042】また、上記の本発明のプログラムは、上記
に説明した処理をコンピュータに実行させるための全て
のモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プロ
グラムやOS(Operating System)に含まれるプログラ
ムなど、別途にインストールすることができる各種汎用
的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュ
ータに実行させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】(1)以上説明したように、本発明に係
るデータ送信装置によれば、原稿読取装置で読み取って
得られた原稿の画像データを他の端末に送信するデータ
送信装置であって、複数の原稿のうちの一部のページを
除く他のページの画像データを圧縮する画像圧縮手段
と、前記圧縮されていないページの画像データと圧縮さ
れた他のページの画像データを前記端末に送信する送信
手段とを備えているので、全部を非圧縮で送信する場合
に比べて、通信負荷が少なく早く転送できると共に、受
信側端末においてこれを格納するためのメモリ容量を少
なくできる。しかも、受信側端末において画像ファイル
管理ソフトを起動して、画像ファイルの特定のページを
サムネイル表示する場合でも、当該非圧縮のページをサ
ムネイル表示すれば、解凍する処理が不要になりサムネ
イル表示までの時間を少なくでき、ユーザにストレスを
感じさせなくすることができる。
【0044】(2)また、前記一部のページに、原稿の
最初のページもしくは最後のページが含まれるようにす
れば、これらのページは画像ファイルの内容を端的に示
している蓋然性が高いため、検索目的に添った的確な画
像ファイルをすばやく探し出すことが可能となる。 (3)また、本発明に係るデータ送信方法やプログラム
をデータ送信装置に実行させることにより、上述の
(1)と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像送信システムの
全体構成を示す図である。
【図2】MFP内の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】上記制御部における処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】上記制御部における送信ファイル作成部で作成
されるM-TIFFファイルのフォーマットの模式図で
ある。
【図5】非圧縮にするページをユーザが指定する場合に
おける操作パネルの設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 MFP 20、30、40 クライアント端末 50 LAN 100 制御部 101 ネットワークインターフェース 102 信号処理部 103 画像メモリ 104 画像圧縮部 105 送信ファイル作成部 106 CPU 107 ROM 108 RAM 109 操作パネル 110 スキャナ制御部 120 プリンタ制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読取装置で読み取って得られた原稿
    の画像データを他の端末に送信するデータ送信装置であ
    って、 複数の原稿のうちの一部のページを除く他のページの画
    像データを圧縮する画像圧縮手段と、 前記圧縮されていないページの画像データと圧縮された
    他のページの画像データを前記端末に送信する送信手段
    とを備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 前記一部のページには、原稿の最初のペ
    ージもしくは最後のページが含まれることを特徴とする
    請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 原稿読取装置で読み取って得られた原稿
    の画像データを他の端末に送信するデータ送信方法であ
    って、 複数の原稿のうち所定の一部のページを除く他のページ
    の画像データを圧縮する画像圧縮ステップと、 前記圧縮されていないページの画像データと圧縮された
    他のページの画像データを前記端末に送信する送信ステ
    ップとを含むことを特徴とするデータ送信方法。
  4. 【請求項4】 原稿読取装置で読み取って得られた原稿
    の画像データを他の端末に送信する機能を有するデータ
    送信装置で動作するプログラムであって、 複数の原稿のうち所定の一部のページを除く他のページ
    の画像データを圧縮する画像圧縮処理と、 前記圧縮されていないページの画像データと圧縮された
    他のページの画像データを前記端末に送信する送信処理
    とをデータ送信装置に実行させることを特徴とするプロ
    グラム。
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