JP2003318664A - 光電流・電圧変換回路 - Google Patents

光電流・電圧変換回路

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JP2003318664A
JP2003318664A JP2002125720A JP2002125720A JP2003318664A JP 2003318664 A JP2003318664 A JP 2003318664A JP 2002125720 A JP2002125720 A JP 2002125720A JP 2002125720 A JP2002125720 A JP 2002125720A JP 2003318664 A JP2003318664 A JP 2003318664A
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voltage conversion
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Kurao Nakagawa
蔵生 中川
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光入力範囲を改善した光電流・電圧変換回路
を提供する。 【解決手段】 フォトダイオード12への光入力が増加
し、光電流が増大しても、差動増幅器24により制御さ
れた電流制御素子23により、光電流が補償され、負帰
還増幅器11初段の増幅素子1もカットオフ状態への移
行が阻止されることにより、強度の光入力に対応した光
電流・電圧変換動作が得られる。また、光入力が皆無あ
るいは微小時においても、差動増幅器24の比較素子1
9に接続された増幅素子22と負帰還増幅器11初段の
増幅素子1とは差動増幅器24を介して接続されている
ため、両者の増幅素子の特性ばらつきに起因するような
光入力とは無関係な電流の一方から他方への流入が回避
され、製造ばらつきの許容範囲を改善すると同時に、光
電流・電圧変換回路の光入力に対する動作範囲を改善す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子により発
生する光電流を電圧に変換する光電流・電圧変換回路に
関する。 【0002】 【従来の技術】光電流・電圧変換回路は、FA関連装置
に使用されるICカプラやパソコン間通信等に用いられ
る赤外線通信(IrDA)の受信側回路等、光信号をL
ow、Highのデジタル信号に変換する回路に広く用
いられている。この光電流を電圧変換する回路の一例を
図3に示す。図において、1、2、3は第1、第2、第
3のMOSFETで、それぞれのソース電極は接地ライ
ンGNDに接続され、各ドレイン電極は定電流源素子
4、5、6を介して電源ラインVDDに接続され、前段
のMOSFETのドレイン電極と後段のMOSFETの
ゲート電極はそれぞれ電気的に直結され、初段のMOS
FET1のゲート電極を入力端子7とし、終段のMOS
FET3のドレイン電極を出力端子8とする増幅器9の
入出力端子7、8間を帰還抵抗10で接続して負帰還増
幅器11を構成している。12はフォトダイオードで、
一端(図示例ではカソード電極)が増幅器9の入力端子
7に接続され、他端(アノード電極)が接地ラインGN
Dに接続されて逆バイアス状態に設定され、外来光が照
射されると光電流Ipdを発生する。この光電流・電圧変
換回路は、フォトダイオード12に外来光が照射されな
い場合には、光電流Ipdは発生せず、帰還抵抗10に電
流が流れないため両端の電位は同電位となり増幅器9の
入力電圧と出力電圧は電源電圧の中間の電圧Voとな
る。 【0003】次にフォトダイオード12に光が照射され
ると、その光量に応じた光電流Ipdが流れ、この電流に
応じて増幅器9の出力端子8から帰還抵抗10を経由し
て入力端子7に流れる。そのため帰還抵抗10の抵抗値
をRfとすると、帰還抵抗10の両端にVr=Ipd×R
fの電圧が発生し、出力端子8の電位Vaは(Vo+V
r)となる。フォトダイオード12に照射される光量が
増大すると光電流Ipdも増大し、帰還抵抗10を介して
電流が補充されるが、入力端子7にかかる電位は降下す
るのに対し、電源電圧VDDが一定であるため出力端子
8の電位Vaは飽和し、増大する光電流Ipdに追随せ
ず、初段のMOSFET1はカットオフし、増幅器とし
て正常動作せず、光電流・電圧変換回路の機能が失われ
る。 【0004】このような問題を解決するものとして本出
願人は特願2001−333651号(先行技術)にて
図4に示す光電流・電圧変換回路を提案している。図
中、図3と同一要素には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。この回路は、ゲート・ドレイン間を接続
した第4のMOSFET13のドレイン電極を定電流源
素子14の一端に接続した直列回路15を図3回路に付
加したもので、具体的には、定電流源素子14の他端を
電源ラインVDDに接続し、MOSFET13のソース
を接地ラインGNDに接続し、中間の接続部16を増幅
器9の入力端子7に接続している。MOSFET13お
よび定電流源素子14は他のMOSFET1,2,3お
よび定電流源素子4,5,6とそれぞれ同一形状、同一
サイズの素子となっている。 【0005】この光電流・電圧変換回路は、直列回路1
5からフォトダイオード12に供給される電流によって
出力端子8の電圧が決定されるが、第4のMOSFET
13及び定電流源素子14をそれぞれ増幅器9の初段増
幅器を構成する第1のMOSFET1と定電流源素子4
とほぼ同じに形成し、第4のMOSFET13のゲート
・ドレイン間を直結することにより、直列回路15の接
続部16の電位と増幅器9の入力端子7の電位を同電位
に設定でき、フォトダイオード12に光入力がない状態
の出力端子8の電圧を図3回路の出力電圧Voと同じに
設定できる。この回路ではフォトダイオード12の光入
力が増加し、光電流Ipdが増大して帰還抵抗10に流れ
る電流が増大して、出力電圧Vaが増大し電源電圧V
DDに近接し、帰還抵抗10からフォトダイオード12
への電流供給が制限されはじめると、直列回路15の定
電流源素子14からフォトダイオード12に電流が補充
され、このようにして定電流源素子14から電流が補充
されると、帰還抵抗10に流れる電流は減少し、出力端
子8の電位は飽和せず、増幅器9の第1のMOSFET
1もカットオフ状態への移行が阻止され、フォトダイオ
ード12は光入力に応じた光電流Ipdを出力でき、強度
の光入力に対応した光電流・電圧変換回路を提供でき
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで図4回路は、
第4のMOSFET13を第1のMOSFET1とほぼ
同じ特性とすることにより特性の改善を図ることができ
るが、第4のMOSFET13の閾値電圧がばらついて
第1のMOSFET1の閾値電圧より低いと第4のMO
SFET13に電流が流れ、帰還抵抗10に電圧降下を
生じ第1のMOSFET1のゲート入力電圧を引き下
げ、フォトダイオード12に光入力が無く光電流Ipdが
発生しない状態でも、第1のMOSFET1の動作点を
カットオフ方向に移動させ、出力端子8の電圧をずら
し、フォトダイオード12に光電流Ipdが発生していな
いにも拘わらず発生したかのような状態にするため、光
電流・電圧変換回路の出力によって制御される回路を誤
動作させる虞があった。また逆に、第4のMOSFET
13の閾値電圧が第1のMOSFET1の閾値電圧より
高いと、直列回路15の定電流源素子14からフォトダ
イオード12に電流が供給され、フォトダイオード12
に微弱な光入力があっても、帰還抵抗10には電流が流
れず光電流・電圧変換回路の出力電位が光入力に応じて
変化しないという問題があった。そのため第4のMOS
FET13は第1のMOSFET1と特性を揃える必要
があり、増幅器9と直列回路15を集積回路化する場合
でも、両者の特性のばらつきを抑える必要があって製造
管理が煩雑であった。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の光電流・電圧変
換回路は、フォトダイオードの一端を、出力電圧を抵抗
を介して入力端子に帰還させた負帰還増幅器の入力端子
に逆バイアス接続し、フォトダイオードの光電流出力を
電圧変換する回路において、上記負帰還増幅器の初段増
幅部を構成する定電流源素子及び増幅素子とほぼ同一の
素子を直列的に接続して構成された比較素子と、差動接
続された一対の増幅素子の一方の入力端子をフォトダイ
オードの一端に、他の入力端子を比較素子の中間接続部
にそれぞれ接続し、各入力端子の電圧を比較する差動増
幅器と、差動増幅器の比較素子に接続された増幅素子の
出力により制御され、フォトダイオードに供給される電
流を制御する電流制御素子とを含むことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
より説明する。図中、図3と同一要素には同一の符号を
付し、重複する説明を省略する。この回路は負帰還増幅
器11の入力端子7にフォトダイオード12を逆バイア
ス接続した点では図3と同じであるが、負帰還増幅器1
1の入力端子7に電流制御回路30を接続している点で
相異する。前記電流制御回路30は、比較素子19と差
動増幅器24と電流制御素子としての増幅素子であるM
OSFET23とからなる。比較素子19は、負帰還増
幅器11の初段増幅部を構成する定電流源素子4及び増
幅素子であるMOSFET1とほぼ同一の素子の定電流
源素子18及びMOSFET17からなり、ゲート・ド
レイン間を接続したMOSFET17のドレイン電極が
定電流源素子18の一端である中間接続部20に接続さ
れ、定電流源素子18の他端が電源ラインVDDに接続
され、MOSFET17のソースが接地ラインGNDに
接続されている。差動増幅器24は、差動接続された一
対のMOSFET21,22と定電流源素子29と負荷
とで構成され、図示例ではMOSFET21,22のド
レインにゲート・ドレイン間を接続したMOSFET2
8およびMOSFET26の各ドレインを接続し、ゲー
ト・ドレイン間を接続したMOSFET27のソースを
電源ラインVDDに、ドレインをMOSFET26,2
8の各ゲートに接続し、所定電位を与えている。また、
MOSFET21,22のソースはともに定電流源素子
29の一端に接続され、定電流源素子29の他端は接地
ラインGNDに接続されている。MOSFET21のゲ
ートは負帰還増幅器11の入力端子7に、MOSFET
22のゲートは比較素子19の中間接続部20にそれぞ
れ接続されている。MOSFET23は、ソースが電源
ラインVDDに、ドレインが負帰還増幅器11の入力端
子7に、ゲートがMOSFET22のドレイン25にそ
れぞれ接続されている。MOSFET23は、負帰還増
幅器11の入力端子7に接続されたフォトダイオード1
2に所定以上の光入力があった場合にオン状態となるよ
うに設定され、フォトダイオード12に流れる電流を制
御する。なお図示例では、MOSFET1,2,3,1
7,21,22はNch型であり、MOSFET23,
26,27,28はPch型である。 【0009】上記構成の光電流・電圧変換回路の動作を
説明する。フォトダイオード12の光入力が、負帰還増
幅器11が飽和あるいはカットオフしないレベル範囲で
あると、光電流・電圧変換回路からの光入力に応じた出
力を得る。フォトダイオード12への光入力がさらに増
加し、これに見合う光電流Ipdが定電流源素子6から帰
還抵抗10を経て流れることで、MOSFET1のゲー
ト電位とMOSFET21のゲート電位が同時に低下す
る。一方、MOSFET22のゲート電位は比較素子1
9により保持されているため、差動対は不平衡状態とな
る。その結果、MOSFET22のドレイン電流がMO
SFET21のそれより相対的に増加し、MOSFET
22のドレイン25、つまり電流制御素子としてのMO
SFET23のゲート電位が低下する。これにより、P
ch型MOSFET23がオン状態となり、電源ライン
DDよりフォトダイオード12へ電流が補充され光入
力に応じた光電流Ipdを流すことができる。従って、帰
還抵抗10に流れる電流を減少させ、電源電圧VDD
近接していた出力端子8の電位は飽和せず、増幅器9の
第1のMOSFET1もカットオフ状態への移行が阻止
され、強度の光入力に対応することができる。 【0010】一方、MOSFET17の閾値電圧がMO
SFET1の閾値電圧より低く設定されたとしても、M
OSFET17とMOSFET1とは差動増幅器24を
介して接続されているため、MOSFET17に帰還抵
抗10を通る電流が流入することがなく、フォトダイオ
ード12に光入力が無く、光電流Ipdが発生しない場合
においても、光電流・電圧変換回路に誤った出力を発生
させる虞はない。また、MOSFET17の閾値電圧が
MOSFET1の閾値電圧よりも高く設定された場合、
フォトダイオード12に対する光入力が微小で、光電流
Ipdが少ない場合においても、比較素子19の定電流源
素子18からフォトダイオード12に電流が流れてしま
うことがなく、帰還抵抗10に流れる電流を光入力に応
じた光電流Ipdに出来るため、微小光入力に追従した出
力を発生させうる。よって、MOSFET17の閾値電
圧を、MOSFET1の閾値電圧に対して同一かそれよ
り少しだけ高く設定する必要があるという前記の課題を
解決できる。 【0011】次に、本発明の第2実施例を図2より説明
する。この回路は、図1回路と基本的に同じであるが、
MOSFETの極性および電源に対する配置を図1回路
とは反転させている。図において、31、32、33は
MOSFETで、それぞれのソース電極は電源ラインV
DDに接続され、各ドレイン電極は定電流源素子34,
35,36を介して接地ラインGNDに接続され、前段
のMOSFETのドレイン電極と後段のMOSFETの
ゲート電極はそれぞれ電気的に直結され、初段のMOS
FET31のゲート電極を入力端子37とし、終段のM
OSFET33のドレイン電極を出力端子38とする増
幅器39の入出力端子37、38間を帰還抵抗40で接
続して負帰還増幅器41を構成している。42はフォト
ダイオードで、一端(図示例ではアノード電極)が増幅
器39の入力端子37に接続され、他端(カソード電
極)が電源ラインVDDに接続されて逆バイアス状態に
設定され、外来光が照射されると光電流Ipdを発生す
る。この回路は、負帰還増幅器41の入力端子37に電
流制御回路60を接続している。前記電流制御回路60
は、比較素子49と差動増幅器54と電流制御素子とし
てのMOSFET53とからなる。比較素子49は、負
帰還増幅器41の初段増幅部を構成する定電流源素子3
4及び増幅素子であるMOSFET31とほぼ同一の素
子の定電流源素子48及びMOSFET47からなり、
ゲート・ドレイン間を接続したMOSFET47のドレ
イン電極が定電流源素子48の一端である中間接続部5
0に接続され、定電流源素子48の他端が接地ラインG
NDに接続され、MOSFET47のソースが電源ライ
ンVDDに接続されている。また、MOSFET47お
よび定電流源素子48は他のMOSFET31,32,
33および定電流源素子34,35,36とそれぞれ同
一形状、同一サイズの素子となっている。差動増幅器5
4は、差動接続された一対のMOSFET51,52と
定電流源素子59と負荷とで構成され、図示例でMOS
FET51,52のドレインにゲート・ドレイン間を接
続したMOSFET58およびMOSFET56の各ド
レインを接続し、ゲート・ドレイン間を接続したMOS
FET57のソースを接地ラインGNDに、ドレインを
MOSFET56,58の各ゲートに接続し、所定電位
を与えている。また、MOSFET51,52のソース
はともに定電流源素子59の一端に接続され、定電流源
素子59の他端は電源ラインVDDに接続されている。
MOSFET51のゲートは負帰還増幅器41の入力端
子37に、MOSFET52のゲートは比較素子49の
中間接続部50にそれぞれ接続されている。MOSFE
T53は、ソースが接地ラインGNDに、ドレインが負
帰還増幅器41の入力端子37に、ゲートがMOSFE
T52のドレイン55にそれぞれ接続されている。MO
SFET53は、負帰還増幅器41の入力端子37に接
続されたフォトダイオード42に所定以上の光入力があ
った場合にオン状態となるように設定され、フォトダイ
オード42に流れる電流を制御する。なお図示例では、
MOSFET31,32,33,47,51,52はP
ch型であり、MOSFET53,56,57,58は
Nch型である。 【0012】上記構成の光電流・電圧変換回路の動作を
説明する。フォトダイオード42の光入力が、負帰還増
幅器41が飽和あるいはカットオフしないレベル範囲で
あると、光電流・電圧変換回路からの光入力に応じた出
力を得る。フォトダイオード42への光入力がさらに増
加し、これに見合う光電流Ipdが帰還抵抗10を経て定
電流源素子36へ流れることで、MOSFET31のゲ
ート電位とMOSFET51のゲート電位が同時に上昇
する。一方、MOSFET52のゲート電位は比較素子
49により保持されているため、差動対は不平衡状態と
なる。その結果、MOSFET52のドレイン電流がM
OSFET51のそれより相対的に増加し、MOSFE
T52のドレイン55,つまり電流制御素子としてのM
OSFET53のゲート電位が上昇する。これにより、
Nch型MOSFET53がオン状態となり、フォトダ
イオード42より接地ラインGNDへ電流が流れ込み光
入力に応じた光電流Ipdを流すことができる。従って、
帰還抵抗40に流れる電流を減少させ、接地ラインGN
Dに近接していた出力端子38の電位は飽和せず、増幅
器39の第1のMOSFET31もカットオフ状態への
移行が阻止され、強度の光入力に対応することができ
る。 【0013】一方、MOSFET47の閾値電圧がMO
SFET31の閾値電圧より低く設定されたとしても、
MOSFET47とMOSFET31とは差動増幅器5
4を介して接続されているため、MOSFET47から
帰還抵抗40に流出する電流がなく、フォトダイオード
42に光入力が無く、光電流Ipdが発生しない場合にお
いても、光電流・電圧変換回路に誤った出力を発生させ
る虞はない。また、MOSFET47の閾値電圧がMO
SFET31の閾値電圧よりも高く設定された場合、フ
ォトダイオード42に対する光入力が微小で、光電流I
pdが少ない場合においても、フォトダイオード42から
比較素子49の定電流源素子48に電流が流れてしまう
ことがなく、帰還抵抗40に流れる電流を光入力に応じ
た光電流Ipdに出来るため、微小光入力に追従した出力
を発生させうる。よって、MOSFET47の閾値電圧
を、MOSFET31の閾値電圧に対して同一かそれよ
り少しだけ高く設定する必要があるという前記の課題を
解決できる。 【0014】 【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
過大な光入力においても負帰還増幅器内のMOSFET
がカットオフせず、増幅器が動作できる光入力レベル範
囲を改善することができるとともに、回路内MOSFE
Tの閾値電圧の差に起因する誤動作が回避され、光入力
に追従した所望の光電流・電圧変換動作が得られる。よ
って、製造ばらつきの許容範囲を改善すると同時に、光
電流・電圧変換回路の光入力に対する動作範囲を改善す
るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1実施例の光電流・電圧変換回路
図。 【図2】 本発明の第2実施例の光電流・電圧変換回路
図。 【図3】 従来の光電流・電圧変換回路図。 【図4】 特願2001−333651号 第1実施例
の光電流・電圧変換回路図。 【符号の説明】 1,2,3,17 増幅素子(Nch型MOSFET) 4,5,6,18 定電流源素子 9 増幅器 10 帰還抵抗 11 負帰還増幅器 12 フォトダイオード 19 比較素子 23 電流制御素子(MOSFET) 24 差動増幅器 30 電流制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】フォトダイオードの一端を、出力電圧を抵
    抗を介して入力端子に帰還させた負帰還増幅器の入力端
    子に逆バイアス接続し、フォトダイオードの光電流出力
    を電圧変換する回路において、上記負帰還増幅器の初段
    増幅部を構成する定電流源素子及び増幅素子とほぼ同一
    の素子を直列的に接続して構成された比較素子と、差動
    接続された一対の増幅素子の一方の入力端子をフォトダ
    イオードの一端に、他方の入力端子を比較素子の中間接
    続部にそれぞれ接続し、各入力端子の電圧を比較する差
    動増幅器と、差動増幅器の比較素子に接続された増幅素
    子の出力により制御され、フォトダイオードに供給され
    る電流を制御する電流制御素子とを含むことを特徴とす
    る光電流・電圧変換回路。
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