JP2003318624A - ドアミラー型複合アンテナ装置及び,ドアミラー - Google Patents

ドアミラー型複合アンテナ装置及び,ドアミラー

Info

Publication number
JP2003318624A
JP2003318624A JP2002122683A JP2002122683A JP2003318624A JP 2003318624 A JP2003318624 A JP 2003318624A JP 2002122683 A JP2002122683 A JP 2002122683A JP 2002122683 A JP2002122683 A JP 2002122683A JP 2003318624 A JP2003318624 A JP 2003318624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antenna element
circuit board
antenna means
element formed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002122683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3954893B2 (ja
Inventor
Toshihiro Sugiura
敏博 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP2002122683A priority Critical patent/JP3954893B2/ja
Publication of JP2003318624A publication Critical patent/JP2003318624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3954893B2 publication Critical patent/JP3954893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電波信号を通過する材質で形成された車両用ド
アミラー1のハウジング2内に収納される小型の複合ア
ンテナ装置5及び当該アンテナ装置5を内蔵した車両用
ドアミラー1を提供する。 【解決手段】四角形の回路基板の略中央を直角に曲げ加
工し第1面と第2面を形成した回路基板に,第1面に形
成した第1のアンテナと第2面に形成した第4のアンテ
ナは90°位相をずらして合成され第1のアンテナ手段
をなし,第1面に形成した第2のアンテナと第2面に形
成した第5のアンテナは90°位相をずらして合成され
第2のアンテナ手段をなし,第1面に形成した第3のア
ンテナと第2面に形成した第6のアンテナは90°位相
をずらして合成され第3のアンテナ手段をなし,夫々の
アンテナ手段が複合化され一つの給電点から出力される
アンテナ装置5と,当該アンテナ装置5を備えて成る車
両用ドアミラー1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数の信号源から
の信号を受信可能とするアンテナ手段を複合化したアン
テナ装置に関する。また,このアンテナ装置を用いた,
車両用ドアミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,車両等の移動体にも情報関連機器
が搭載されはじめた。例えば,道路交通情報通信システ
ム(VICS:Vehicle Information and Communicatio
n System 以下VICSと呼ぶ)が実用化されてい
る。VICSにおいては,通常のFM放送に交通情報デ
ータ等を多重化して情報を送出するFM多重方式,高速
道路に設置された路上機から情報を送出する電波ビーコ
ン方式,一般道の交差点付近に配置された路上機から情
報を送出する光ビーコン方式がある。従来この電波ビー
コン方式と光ビーコン方式においては,受信用アンテナ
は一般的に,車両等のダッシュボードに設置されてい
た。次に,衛星を用いた測位システムであるGPS(Gl
obal Positioning System以下GPSと呼ぶ)がある。
このGPS信号受信用のアンテナは一般的には車のルー
フ等に磁石等で設置されていた。次に,ノンストップ自
動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collec
tion 以下ETCと呼ぶ)がある,これは,送受アンテ
ナを備えた車載器を装着した車が,高速道路等の料金ケ
ーと近づくと,ゲートに設置された路側アンテナから送
出される信号をETC用車載器が受信し,データ処理回
路により「IDの確認」,「料金の収受」等を判定する
システムとなっており,上記車載器は一般的には車両等
のダッシュボードに設置されていた。
【0003】また,特開2001−16016公報に例
示されるように,VICS用の受信アンテナを車両用ド
アミラーに収納したもの,GPS用の受信アンテナを車
両用ドアミラーに収納したもの,ETC用の受信アンテ
ナを車両用ドアミラーに収納したもの,上記3つの別々
のアンテナを車両用ドアミラーに収納したもの,等が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,従来例のよう
な各装置のアンテナは,ダッシュボードに不要な取付物
を設置する必要が生じたり,車両の外観に新たな突起物
を設置する必要あったりして,取付工事や,配線工事に
手間が掛かるとともに,アンテナ装置の防水性や紫外線
等に対する対候性,設置するための補助装置,強風等に
耐える取付金具等が必要となりコストが掛かっていた。
また,車両用ドアミラーに各種アンテナ手段を収納する
方法においては,別々に形成された各種アンテナ手段を
夫々内蔵させ,夫々のアンテナ手段を夫々の信号到来方
向に対応させ,指向性を合わせるように収納するよう構
成されているので,アンテナ手段の占める割合が大きく
なるとともに,複数本の高周波が重畳したケーブルを配
線する必要があり,車両用ドアミラーの組立てに時間が
掛かり,大型化する必要が生じコストアップとなる問題
があった。本願は上記従来技術の問題点を解決するため
になされたものであり,その目的は,アンテナ装置を収
納可能な車両用ドアミラーを提供するものであり,他の
目的は,シールド加工されたウィンドウガラスを備えた
車両においても良好な受信のできるアンテナ装置を提供
することにある。他の目的は,車両のルーフ等の外観に
新たに突起物を設置することなく良好な受信のできるア
ンテナ装置を提供することにある。他の目的は,車両の
ダッシュボード等に不要な物を設置することなく良好な
受信のできるアンテナ装置を提供することにある。他の
目的は,複数箇所に設置されていたアンテナ装置を1つ
の場所に設置できるように複合化したアンテナ装置を提
供することにある。他の目的は,車両用ドアミラーのハ
ウジングに収納される複数のアンテナ装置を1つにまと
め複合化したアンテナ装置を提供することにある。他の
目的は,複数の信号源からの電波到来方向に対して最適
な方向に方向調整可能なアンテナ装置を提供することに
ある。他の目的は,複数の信号源からの電波到来方向に
対して最適な方向に方向調整可能なアンテナ取付部を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,車両後方を確認するための車両
用ドアミラーのハウジングを,電波信号を通過する材質
で形成し,前記ハウジング内に,第1のアンテナ手段
と,第2のアンテナ手段と,第3のアンテナ手段とを備
えたアンテナ装置において,前記アンテナ装置は,四角
形の1辺を共通として互いに直交させた第1面と第2面
を有した回路基板と,前記回路基板の第1面に形成され
た第1のアンテナ素子が第2面に形成された第4のアン
テナ素子に対して90°位相が異なる電気長で合成され
た第1のアンテナ手段と,前記回路基板の第1面に形成
された第2のアンテナ素子が第2面に形成された第5の
アンテナ素子に対して90°位相が異なる電気長で合成
された第2のアンテナ手段と,前記回路基板の第1面に
形成された第3のアンテナ素子が第2面に形成された第
6のアンテナ素子に対して90°位相が異なる電気長で
合成された第3のアンテナ手段とを備え,前記第1のア
ンテナ手段と第2のアンテナ手段と第3のアンテナ手段
との出力を合成して1つの給電点から出力するよう構成
される。
【0006】請求項2の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,前記ア
ンテナ装置は,四角形の1辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第3面と,前記1辺と直交する他辺を共通
として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基
板と,前記回路基板の第1面に形成された第1のアンテ
ナ素子が第3面に形成された第4のアンテナ素子に対し
て90°位相が異なる電気長で合成された第1のアンテ
ナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第3のア
ンテナ素子が第3面に形成された第6のアンテナ素子に
対して90°位相が異なる電気長で合成された第2のア
ンテナ手段と,前記回路基板の第2面に形成された第2
のアンテナ素子が第3面に形成された第5のアンテナ素
子に対して90°位相が異なる電気長で合成された第3
のアンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ手段と第
2のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との出力を合成
して1つの給電点から出力するよう構成される。
【0007】請求項3の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,前記ア
ンテナ装置は,四角形の1辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第3面と,前記1辺と直交する他辺を共通
として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基
板と,前記回路基板の第1面に形成された第1のアンテ
ナ素子が第3面に形成された第4のアンテナ素子に対し
て90°位相が異なる電気長で合成された第1のアンテ
ナ手段と,前記回路基板の第2面に形成された第2のア
ンテナ素子が第3面に形成された第5のアンテナ素子に
対して90°位相が異なる電気長で合成された第3のア
ンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ手段と第3の
アンテナ手段との出力を合成して1つの給電点から出力
するよう構成される。
【0008】請求項4の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,前記ア
ンテナ装置は,四角形の1辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第3面と,前記1辺と直交する1辺を共通
として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基
板と,前記回路基板の第2面に形成された第2のアンテ
ナ素子が第3面に形成された第5のアンテナ素子に対し
て90°位相が異なる電気長で合成された第2のアンテ
ナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第3のア
ンテナ素子が第3面に形成された第6のアンテナ素子に
対して90°位相が異なる電気長で合成された第3のア
ンテナ手段とを備え,前記第2のアンテナ手段と第3の
アンテナ手段との出力を合成して1つの給電点から出力
するよう構成される。
【0009】請求項5の発明は,請求項3に記載のアン
テナ装置を,車両の左側のドアに設置される,前記車両
用ドアミラーの前記ハウジング内に設け,請求項4に記
載のアンテナ装置を,車両の右側のドアに設置される,
前記車両用ドアミラーの前記ハウジング内に設けるよう
構成される。
【0010】請求項6の発明は,車両のドアに取付けら
れた車両用ドアミラーにおいて,電波信号を通過する材
質で形成されたハウジングと,前記ハウジング内に取付
けられた後方確認のミラーと,請求項1乃至4に記載の
アンテナ装置を備えるよう構成される。尚,アンテナ装
置としては,VICS,GPS,ETC用等が挙げられ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に,本発明を具体化した実施
形態の1例を,図面を基に詳細に説明する。図1は本願
の(実施の形態1)として示す車両用ドアミラーの概略
斜視図,図2は本願の(実施の形態1)として示す車両
用ドアミラーの概略水平断面図,図3は本願の(実施の
形態1)として示すアンテナ装置の斜視図,図4は本願
の(実施の形態1)として示すアンテナ装置を取付ける
アンテナ取付部の部分斜視図,図5(a)は図4のA−
A断面図,(b)はアンテナ装置の方向調整の例,図6
は本願の実施の形態1に示すアンテナ装置の他の使用
例,図7は本願の(実施の形態2)として示すアンテナ
装置の斜視図,図8は本願の(実施の形態3)として示
すアンテナ装置の斜視図,図9は本願の(実施の形態
4)として示すアンテナ装置の斜視図,図10は本願の
(実施の形態2,3,4)として示すアンテナ装置の方
向調整の例,図11は本願の(実施の形態3,4)とし
て示すアンテナ装置の使用例を夫々示す。
【0012】図1及び図2において,1は車両用ドアミ
ラーであり,ハウジング2,ミラー3,ミラー方向調整
部4,アンテナ部5,ミラー方向調整部4と車両本体の
コントロール装置とを接続する電気ケーブル8,アンテ
ナ部5と車両本体に設置された情報処理装置とを接続す
る同軸ケーブル7等で構成されている。当該車両用ドア
ミラー1は取付座6を介して車両本体32に設置されて
いる。
【0013】ハウジング2はドアミラーの外形を形成す
るとともに,前記アンテナ装置を収納するケースである
ことから,高周波信号,本願においては1.5GHz帯
の信号を使用するGPS,2.5GHz帯の信号を使用
するVICS,5.8GHz帯を使用するETCの周波
数帯の信号が通過する,例えば合成樹脂製材料で形成さ
れており,取付座6を介して周知のようにドア取付けら
れている。ミラー3は周知の後方確認用の鏡であり,ミ
ラー方向調整部4によって,車両内の運転席から方向調
整可能なように構成されている。
【0014】次に,(実施の形態1)のアンテナ部5に
ついて図3を基に説明する。アンテナ部5は後述の第1
のアンテナ手段10と,第2のアンテナ手段11と,第
3のアンテナ手段12の複合アンテナであり,本願の実
施例においては,第1のアンテナ手段10は5.8GH
z帯を使用するETC用で,第2のアンテナ手段11は
2.5GHz帯を使用するVICS用で,第3のアンテ
ナ手段12は1.5GHz帯を使用するGPS用とする
よう構成されている。13は回路基板であり,加工がし
易く,小型で軽量化ができ,変形自在に設置できるよ
う,本願においては誘電体としてPETをフィルム状に
形成したフレキシブル回路基板を使用している。そして
誘電体の片面には金属箔を備え,アンテナ素子の形成や
部品の配置を容易にしている。前記回路基板13は長方
形の略中央を直角に曲げ加工され,回路基板13は第1
面14と第2面15とが夫々直交するよう形成されてい
る。前記第1面14には第1面と第2面との曲げ加工部
16に近い方から第1のアンテナ素子20,第2のアン
テナ素子21,第3のアンテナ素子22の順番にアンテ
ナ素子が形成されるとともに,曲げ加工部16の近傍に
給電点17と,給電点に接続された伝送線路18と,グ
ランド線19が形成されている。
【0015】第1のアンテナ素子20は,本願ではET
Cの信号である5.8GHz帯の信号を受信するアンテ
ナ素子であり,ジグザグアンテナで構成されている。当
該ジグザグアンテナ20はコンデンサー20aを介して
伝送線路18と接続されている。この時のアンテナ素子
と給電点17間の電気長をL1となるよう構成されてい
る。第2のアンテナ素子21は,本願ではVICSの信
号である2.5GHz帯の信号を受信するアンテナ素子
であり,ジグザグアンテナで構成されている。当該ジグ
ザグアンテナ21は,コンデンサー21aとインダクタ
ンス21bを介して前記コンデンサー20aと伝送線路
18との相互接続点と接続されている。この時のアンテ
ナ素子と給電点17間の電気長をL2となるよう構成さ
れている。第3のアンテナ素子22は,本願ではGPS
の信号である1.5GHz帯の信号を受信するアンテナ
素子であり,ジグザグアンテナで構成されている。当該
ジグザグアンテナ22は,コンデンサー22aとインダ
クタンス22bを介して前記コンデンサー21aとイン
ダクタンス21bとの相互接続点と接続されている。こ
の時のアンテナ素子と給電点17間の電気長をL3とな
るよう構成されている。
【0016】次に,前記第2面15には第1面と第2面
との曲げ加工部16に近い方から第4のアンテナ素子2
3,第5のアンテナ素子24,第6のアンテナ素子25
の順番にアンテナ素子が形成されている。第4のアンテ
ナ素子23は,本願ではETCの信号である5.8GH
z帯の信号を受信するアンテナ素子であり,ジグザグア
ンテナで構成されている。当該ジグザグアンテナ23は
コンデンサー23aを介して伝送線路18と接続されて
いる。この時のアンテナ素子と給電点17間の電気長を
L4となるよう構成されている。第5のアンテナ素子2
4は,本願ではVICSの信号である2.5GHz帯の
信号を受信するアンテナ素子であり,ジグザグアンテナ
で構成されている。当該ジグザグアンテナ24は,コン
デンサー24aとインダクタンス24bを介して前記コ
ンデンサー23aと伝送線路18との相互接続点と接続
されている。この時のアンテナ素子と給電点17間の電
気長をL5となるよう構成されている。第6のアンテナ
素子25は,本願ではGPSの信号である1.5GHz
帯の信号を受信するアンテナ素子であり,ジグザグアン
テナで構成されている。当該ジグザグアンテナ25は,
コンデンサー25aとインダクタンス25bを介して前
記コンデンサー24aとインダクタンス24bとの相互
接続点と接続されている。この時のアンテナ素子と給電
点17間の電気長をL6となるよう構成されている。
【0017】この時,第1のアンテナ素子20及びコン
デンサー20aと第4のアンテナ素子23及びコンデン
サー23aが等しく設けられ,第1のアンテナ素子20
と給電点17との電気長L1と,第4のアンテナ素子2
3と給電点17との電気長L4と,伝送路における5.
8GHzの波長λ1との関係を, L4=L1+λ1(5.8GHz)/4 と成るように電気長を形成すれば,前記第1のアンテナ
素子20と第4のアンテナ素子23とで,5.8GHz
帯の右旋円偏波用である第1のアンテナ手段10を構成
する。当該第1のアンテナ手段10は,例えばETC用
のアンテナとして用いられる。また,第2のアンテナ素
子21,コンデンサー21a及びインダクタンス21b
と第5のアンテナ素子24,コンデンサー24a及びイ
ンダクタンス24bとが等しく設けられ,第1のアンテ
ナ素子21と給電点17との電気長L2と,第5のアン
テナ素子24と給電点17との電気長L5と,伝送路に
おける2.5GHzの波長λ2との関係を, L5=L2+λ2(2.5GHz)/4 と成るように電気長を形成すれば,前記第2のアンテナ
素子21と第5のアンテナ素子24とで,2.5GHz
帯の右旋円偏波用である第2のアンテナ手段11を構成
する。当該第2のアンテナ手段11は,例えばVICS
用のアンテナとして用いられる。更にまた,第3のアン
テナ素子22,コンデンサー22a及びインダクタンス
22bと第6のアンテナ素子25,コンデンサー25a
及びインダクタンス25bとが等しく設けられ,第3の
アンテナ素子22と給電点17との電気長L3と,第6
のアンテナ素子25と給電点17との電気長L6と,伝
送路における1.5GHzの波長λ3との関係を, L6=L3+λ3(5.8GHz)/4 と成るように電気長を形成すれば,前記第3のアンテナ
素子22と第6のアンテナ素子25とで,1.5GHz
帯の右旋円偏波用である第3のアンテナ手段12を構成
する。当該第3のアンテナ手段12は,例えばGPS用
のアンテナとして用いられる。こうして各アンテナ手段
は合成され給電点17から出力される。尚,上述の実施
例においては3つのアンテナ手段が夫々右旋円偏波用に
構成されているが,信号源に応じて3つのアンテナを左
旋円偏波用に構成してもよいし,右旋円偏波と左旋円偏
波を組合わせて構成してもよい。また,本願の実施例で
は前記アンテナ素子をジグザグアンテナで構成している
が,当該アンテナ以外でも,指向特性が単方性を有した
アンテナを使用して構成しても良い。更にまた,前記コ
ンデンサーを含めたアンテナ手段の構成は一例を示した
ものであり,特性に影響の無い範囲で前記コンデンサー
は無くても良い。
【0018】以上のように合成された信号は,給電点1
7に接続されたケーブルを介して車両内部に設置された
各情報端末の情報処理装置に送られる。本願において前
記ケーブルは同軸ケーブル7であり,同軸ケーブル7の
芯線7aを前記給電点17に接続するとともに,同軸ケ
ーブル7の外部導体7bを前記回路基板に設けたグラン
ド線19に接続されている。
【0019】以上のように構成されたアンテナ部5は,
前記ハウジング2に取付けられる。アンテナ部5に形成
された各アンテナ手段の指向性は,各アンテナ素子がジ
グザグアンテナで構成されていることから,ジグザグア
ンテナ先端から軸線方向に向いている。また,本願の使
用例として例示している,ETC,VICS,GPSの
信号到来方向は,ETCが前方上方からであり,VIC
Sが前方左よりの上方からであり,GPSは天空からで
ある。従って,前記アンテナ部5を前記ハウジング2に
設置するときに,各信号源に対して最適な方向に向くよ
うにアンテナ部5の設置方向を決める必要がある。ま
た,上述のように回路基板13はフレキシブル回路基板
で構成されているため,曲げ加工したままの状態でハウ
ジング2に設置すれば,回路基板13の前記第1面14
と第2面15とが直交しない場合が生じ,最適な受信が
不可能となる恐れがある。
【0020】そこで,本願の実施例では図4及び図5に
示す如く,前記アンテナ部5を設置すれば,前記アンテ
ナ部5を各信号源に最適な方向に向けることができ,回
路基板13の前記第1面14と第2面15とが正確に直
交するようにできる,金型でもって成型されたアンテナ
取付部2aをハウジング2の内部に備えている。本願で
は前記アンテナ取付部2aは前記ハウジング2の内側に
止着ビス2bで試着されている実施例を示す。本願で
は,GPSからの信号はブロードな指向性のアンテナで
受信可能であるため,図5(a)に示すように各アンテ
ナ手段の指向性が車両の前方上方にくように設置した例
を示す。更に詳細に説明すれば,アンテナ部5の指向特
性や,信号源の方向に対して最適な方向に対応するよう
に,図5(b)に示すような本願の実施例の如くX軸に
対する方向調整だけでなく,Y軸,Z軸に対しても最適
な位置になるようアンテナ取付部2aを形成しても良
し,アンテナ取付部2aの取付位置を形成しても良い。
また,前記回路基板13を前記ハウジング2の内部に設
けられたアンテナ取付部2aに設置する方法として,前
記回路基板13の誘電体において,金属箔を設けたとは
反対側の面に粘着テープ等を備えることで,前記回路基
板13を前記アンテナ取付部2aに接着する方法があ
る。尚,前記回路基板13の前記アンテナ取付部2aへ
の固定方法に関しては,本願の実施例に限らず特性に影
響しない範囲で別の方法でも良い。
【0021】次に,上述の(実施の形態1)のアンテナ
部の別の使用方法について図6を基に説明する。上述の
実施例では,アンテナ部5は車両32の右側の車両用ド
アミラーに設置する例を述べたが,この実施例において
は,前記アンテナ部5を左右の車両用ドアミラーに設置
することで,2つのアンテナ部5によって指向性を変化
させるものであり,アンテナ部5と車両内の情報処理装
置9を接続する同軸ケーブル7のいずれか一方に移相器
9aを挿入して2つのアンテナ部5からの信号を合成し
て指向性を変えるものである。これにより,アンテナ部
5を車両用ドアミラーに設置した時に,車体等による影
響により指向性が乱れたときに,移相器9aを調整する
ことで指向性を最適化できる。
【0022】次に,(実施の形態2)について図7を基
に説明する。この実施例では上述したVICS用のアン
テナ手段の指向性を,ETC,GPSの指向性に対して
直交した方向に向くように構成したものである。尚,こ
れまでの説明において機能上同一または均等構成の部分
には,同一の符号を付与している。回路基板13は第1
面14と第2面15と第3面30からなり,当該第1面
14と第3面30とは一辺(曲げ加工部31)を共通と
して互いに直交させるとともに,前記第1面14の前記
一辺と直交する他辺を共通として第1面14と第2面1
5を互いに直交させて形成されている。第1面14には
第3面30との曲げ加工部31の近傍から第1のアンテ
ナ素子20と第3のアンテナ素子22の順で形成されて
おり,第2面15には第2のアンテナ素子21が形成さ
れており,第3面30には第1面14との曲げ加工部3
1の近傍から第5のアンテナ素子24と第4のアンテナ
素子23と第6のアンテナ素子25の順で形成されてい
る。前記第5のアンテナ素子24は,前記第4のアンテ
ナ素子23と前記第6のアンテナ素子25に対して直交
する方向に形成されている。
【0023】この実施例においても(実施の形態1)と
同様の構成からなり,第1のアンテナ素子20と第4の
アンテナ素子23を位相が90°異なるように電気長を
構成し合成することで第1のアンテナ手段10を,第2
のアンテナ素子21と第5のアンテナ素子24を位相が
90°異なるように電気長を構成し合成することで第2
のアンテナ手段11を,第3のアンテナ素子22と第6
のアンテナ素子25を位相が90°異なるように電気長
を構成し合成することで第3のアンテナ手段12を形成
している。更にこの実施例においても,アンテナ手段は
右旋円偏波用に構成されても良いし,左旋円偏波用に構
成されても良く,また,右旋円偏波用途左旋円偏波用を
組合わせて構成しても良い。そして夫々のアンテナ手段
を合成し,曲げ加工部31の近傍に設けた給電点17に
接続された同軸ケーブル7を介して車両内の情報端末の
情報処理装置9に接続される。
【0024】この実施例のアンテナ部5を車両用ドアミ
ラー1のハウジング2に設置する方法も(実施の形態
1)と同様であり,ハウジング2内部に設けたアンテナ
取付部2aに前記アンテナ部5を設置すれば,前記アン
テナ部5を各信号源に最適な方向に向くとともに,回路
基板13の前記第1面14と第2面15と第3面30が
それぞれ互いに正確に直交するように構成されている。
【0025】次に,(実施の形態3)(実施の形態4)
について図8及び図9を基に説明する。この実施例は
(実施の形態2)において3つの信号源からの信号に対
応していたものを,2つの信号源からの信号に対応する
もので,(実施の形態3)は図8に示す如く,回路基板
13の第1面14には,前記第1のアンテナ素子20が
形成されており,第2面には第2のアンテナ素子21が
形成されており,第3面30には前記第4のアンテナ素
子23と前記第5のアンテナ素子24とが直交するよう
に形成されている。この実施例においても,上述と同様
の構成からなり,第1のアンテナ素子20と第4のアン
テナ素子23を位相が90°異なるように電気長を構成
し合成することで第1のアンテナ手段10を,第2のア
ンテナ素子21と第5のアンテナ素子24を位相が90
°異なるように電気長を構成し合成することで第2のア
ンテナ手段11を形成するとともに,夫々のアンテナ手
段を合成している。
【0026】(実施の形態4)は図9に示す如く,回路
基板13の第1面には,前記第3のアンテナ素子22が
形成されており,第2面には第2のアンテナ素子21が
形成されており,第3面30には前記第5のアンテナ素
子24と前記第6のアンテナ素子25とが直交するよう
に形成されている。この実施例においても,上述と同様
の構成からなり,第2のアンテナ素子21と第5のアン
テナ素子24を位相が90°異なるように電気長を構成
し合成することで第1のアンテナ手段11を,第3のア
ンテナ素子22と第6のアンテナ素子25を位相が90
°異なるように電気長を構成し合成することで第3のア
ンテナ手段12を形成するとともに,夫々のアンテナ手
段を合成している。
【0027】(実施の形態3)及び(実施の形態4)に
ついて更に説明する。(実施の形態2)では第1のアン
テナ手段10及び第3のアンテナ手段12の指向性と,
第2のアンテナ手段11の指向性とは直交するように形
成されているこれはVICSの信号源とETCの信号源
とGPSの信号源の方向が異なることによる。つまり,
(実施の形態3)のアンテナ部5を車両の左側に設けら
れた車両用ドアミラー1のハウジング2内に設置し,そ
の時,前記アンテナ部5の指向特性が例えば車両の進行
方向に対して,右約40°,前傾約20°傾くように設
置する。次に,(実施の形態4)のアンテナ部5を車両
の右側に設けられた車両用ドアミラー1のハウジング2
内に設置することで,夫々のアンテナ手段が夫々の信号
源の方向により,最適に細かく対応できるようにできる
のである。
【0028】図10及び図11を基に(実施の形態
3),(実施の形態4)の取付について更に詳細に説明
する。アンテナ部5は図10に示す如くX軸,Y軸,Z
軸について細かく調整することで,各信号源に指向性を
最適に対応できる。この具体例を図11に示す,(実施
の形態3)を左側の車両用ドアミラーに,(実施の形態
4)を右側の車両用ドアミラーに収納した例である。
(実施の形態3)である左側用のアンテナ部5は,VI
CSの信号に対して指向性が前方に傾くように,また,
ETCの信号に対しては指向性が天空方向から前方向に
傾くように設置され信号の到来方向に最適に対応するよ
う構成されている。尚,(実施の形態3),(実施の形
態4)は実施例であり,受信する信号に対するアンテナ
手段の組み合わせや,取付方法等に関して,上記実施例
に限定されるものではない。
【0029】以上のように本願においては,複数の信号
源からの信号を受信するアンテナ手段を1つの回路基板
に複合化すること,そして前記アンテナ手段を,例えば
フレキシブル回路基板のような屈曲自在の回路基板を直
交するよう構成した上に設けたので,小型で配線の容易
なアンテナ装置が実現でき,更に当該アンテナ装置を車
両用ドアミラー1に設置することで,車両の外観に新た
な突起を設けることなく,また,車両内のダッシュボー
ドなどに不要なアンテナ装置取付けることも無いので安
全性の高いアンテナ装置と車両用ドアミラーを提供する
ことができる。本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の配
置や構成等を適宜に変更して実施することも可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように,請求項1の発明に
よれば,車両後方を確認するための車両用ドアミラーの
ハウジングを,電波信号を通過する材質で形成し,前記
ハウジング内に,第1のアンテナ手段と,第2のアンテ
ナ手段と,第3のアンテナ手段とを備えたアンテナ装置
において,前記アンテナ装置は,四角形の1辺を共通と
して互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基板
と,前記回路基板の第1面に形成された第1のアンテナ
素子が第2面に形成された第4のアンテナ素子に対して
90°位相が異なる電気長で合成された第1のアンテナ
手段と,前記回路基板の第1面に形成された第2のアン
テナ素子が第2面に形成された第5のアンテナ素子に対
して90°位相が異なる電気長で合成された第2のアン
テナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第3の
アンテナ素子が第2面に形成された第6のアンテナ素子
に対して90°位相が異なる電気長で合成された第3の
アンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ手段と第2
のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との出力を合成し
て1つの給電点から出力するよう構成されるので,アン
テナを構成する要素が複合化されることで,アンテナ装
置の総容積が小さくなり,限られた狭い空間に実装可能
となり,車両用ドアミラーが大型化しない。また,一本
のアンテナケーブルに複数の高周波信号が重畳されるの
で,同軸ケーブルの配線が少なくでき,車両用ドアミラ
ーの小型化と,コストダウンができる。
【0031】請求項2の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,前記ア
ンテナ装置は,四角形の1辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第3面と,前記1辺と直交する他辺を共通
として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基
板と,前記回路基板の第1面に形成された第1のアンテ
ナ素子が第3面に形成された第4のアンテナ素子に対し
て90°位相が異なる電気長で合成された第1のアンテ
ナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第3のア
ンテナ素子が第3面に形成された第6のアンテナ素子に
対して90°位相が異なる電気長で合成された第2のア
ンテナ手段と,前記回路基板の第2面に形成された第2
のアンテナ素子が第3面に形成された第5のアンテナ素
子に対して90°位相が異なる電気長で合成された第3
のアンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ手段と第
2のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との出力を合成
して1つの給電点から出力するよう構成されるので,ア
ンテナを構成する要素が複合化されることで,アンテナ
装置の総容積が小さくなり,限られた狭い空間に実装可
能となり,車両用ドアミラーが大型化しない。また,一
本のアンテナケーブルに複数の高周波信号が重畳される
ので,同軸ケーブルの配線が少なくでき,車両用ドアミ
ラーの小型化と,コストダウンができる。
【0032】請求項3の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,四角形
の1辺を共通として互いに直交させた第1面と第3面
と,前記1辺と直交する他辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第2面を有した回路基板と,前記回路基板
に設けた給電点と,前記回路基板の第1面に形成された
第1のアンテナ素子が第3面に形成された第4のアンテ
ナ素子に対して90°位相が異なる電気長で合成された
第1のアンテナ手段と,前記回路基板の第2面に形成さ
れた第2のアンテナ素子が第3面に形成された第5のア
ンテナ素子に対して90°位相が異なる電気長で合成さ
れた第3のアンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ
手段と第3のアンテナ手段との出力を合成して1つの給
電点から出力するよう構成されるので,2つの信号源に
対応する方向に指向性を合わせやすくなる。
【0033】請求項4の発明は,前記ハウジング内に,
第1のアンテナ手段と,第2のアンテナ手段と,第3の
アンテナ手段とを備えたアンテナ装置において,前記ア
ンテナ装置は,四角形の1辺を共通として互いに直交さ
せた第1面と第3面と,前記1辺と直交する1辺を共通
として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路基
板と,前記回路基板の第2面に形成された第2のアンテ
ナ素子が第3面に形成された第5のアンテナ素子に対し
て90°位相が異なる電気長で合成された第2のアンテ
ナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第3のア
ンテナ素子が第3面に形成された第6のアンテナ素子に
対して90°位相が異なる電気長で合成された第3のア
ンテナ手段とを備え,前記第2のアンテナ手段と第3の
アンテナ手段との出力を合成して1つの給電点から出力
するよう構成されるので,2つの信号源に対応する方向
に指向性を合わせやすくなる。
【0034】請求項5の発明は,請求項3に記載のアン
テナ装置を,車両の左側のドアに設置される,前記車両
用ドアミラーの前記ハウジング内に設け,請求項4に記
載のアンテナ装置を,車両の右側のドアに設置される,
前記車両用ドアミラーの前記ハウジング内に設けるよう
構成されるので,アンテナを構成する要素が複合化され
ることで,アンテナ装置の総容積が小さくなり,限られ
た狭い空間に実装可能となり,車両用ドアミラーが大型
化しない。また,一本のアンテナケーブルに複数の高周
波信号が重畳されるので,同軸ケーブルの配線が少なく
でき,車両用ドアミラーの小型化と,コストダウンがで
きる。また,2つの信号源を受信するように構成されて
いるので対応する方向に指向性を合わせやすくなる。
【0035】請求項6の発明は,車両のドアに取付けら
れた車両用ドアミラーにおいて,電波信号を通過する材
質で形成されたハウジングと,前記ハウジング内に取付
けられた後方確認のミラーと,アンテナ装置を備えるの
で小型でコストの安い車両用ドアミラーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の実施の形態1として示す車両用ドアミラ
ーの概略斜視図。
【図2】本願の実施の形態1として示す車両用ドアミラ
ーの概略水平断面図。
【図3】本願の実施の形態1として示すアンテナ装置の
斜視図。
【図4】本願の実施の形態1として示すアンテナ装置を
取付けるアンテナ取付部の部分斜視図を示す。
【図5】(a)は図4のA−A断面図を示す。(b)は
アンテナ装置の方向調整の例を示す。
【図6】本願の実施の形態1として示すアンテナ装置の
他の使用例を示す。
【図7】本願の実施の形態2として示すアンテナ装置の
斜視図。
【図8】本願の実施の形態3として示すアンテナ装置の
斜視図。
【図9】本願の実施の形態4として示すアンテナ装置の
斜視図。
【図10】本願の実施の形態2,3,4として示すアンテ
ナ装置の方向調整の例を示す。
【図11】本願の実施の形態3,4として示すアンテナ装
置の使用例を示す。
【符号の説明】
1…車両用ドアミラー,2…ハウジング,2a…アンテ
ナ取付部,2b…止着ねじ,3…ミラー,4…ミラー方
向調整部,5…アンテナ部,6…取付座,7…同軸ケー
ブル,7a…芯線,7b…外部導体,8…電気ケーブ
ル,9…情報処理装置,9a…移相器,10…第1のア
ンテナ手段,11…第2のアンテナ手段,12…第3の
アンテナ手段,13…回路基板,14…第1面,15…
第2面,16…曲げ加工部,17…給電点,18…伝送
線路,19…グランド線,20…第1のアンテナ素子,
20a…コンデンサー,21…第2のアンテナ素子,2
1a…コンデンサー,21b…インダクタンス,22…
第3のアンテナ素子,22a…コンデンサー,22b…
インダクタンス,23…第4のアンテナ素子,23a…
コンデンサー,24…第5のアンテナ素子,24a…コ
ンデンサー,24b…インダクタンス,25…第6のア
ンテナ素子,25a…コンデンサー,25b…インダク
タンス,30…第3面,31…曲げ加工部,32…車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 3/30 H01Q 3/30 9/30 9/30 21/24 21/24 21/28 21/28 Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC13 BD05 3D053 FF31 FF40 GG05 GG06 HH55 5J021 AA05 AA06 AB02 CA06 DB03 FA05 FA32 GA02 HA05 HA10 5J046 AA01 AA02 AA04 AA07 AA12 AB06 MA04 MA09 PA07 5J047 AA01 AA02 AA04 AA07 AA12 AB06 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後方を確認するための車両用ドアミラ
    ーのハウジングを,電波信号を通過する材質で形成し,
    前記ハウジング内に,第1のアンテナ手段と,第2のア
    ンテナ手段と,第3のアンテナ手段とを備えたアンテナ
    装置において,前記アンテナ装置は,四角形の1辺を共
    通として互いに直交させた第1面と第2面を有した回路
    基板と,前記回路基板の第1面に形成された第1のアン
    テナ素子が第2面に形成された第4のアンテナ素子に対
    して90°位相が異なる電気長で合成された第1のアン
    テナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第2の
    アンテナ素子が第2面に形成された第5のアンテナ素子
    に対して90°位相が異なる電気長で合成された第2の
    アンテナ手段と,前記回路基板の第1面に形成された第
    3のアンテナ素子が第2面に形成された第6のアンテナ
    素子に対して90°位相が異なる電気長で合成された第
    3のアンテナ手段とを備え,前記第1のアンテナ手段と
    第2のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との出力を合
    成して1つの給電点から出力することを特徴としたアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】前記ハウジング内に,第1のアンテナ手段
    と,第2のアンテナ手段と,第3のアンテナ手段とを備
    えたアンテナ装置において,前記アンテナ装置は,四角
    形の1辺を共通として互いに直交させた第1面と第3面
    と,前記1辺と直交する他辺を共通として互いに直交さ
    せた第1面と第2面を有した回路基板と,前記回路基板
    の第1面に形成された第1のアンテナ素子が第3面に形
    成された第4のアンテナ素子に対して90°位相が異な
    る電気長で合成された第1のアンテナ手段と,前記回路
    基板の第1面に形成された第3のアンテナ素子が第3面
    に形成された第6のアンテナ素子に対して90°位相が
    異なる電気長で合成された第2のアンテナ手段と,前記
    回路基板の第2面に形成された第2のアンテナ素子が第
    3面に形成された第5のアンテナ素子に対して90°位
    相が異なる電気長で合成された第3のアンテナ手段とを
    備え,前記第1のアンテナ手段と第2のアンテナ手段と
    第3のアンテナ手段との出力を合成して1つの給電点か
    ら出力することを特徴としたアンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記ハウジング内に,第1のアンテナ手段
    と,第2のアンテナ手段と,第3のアンテナ手段とを備
    えたアンテナ装置において,前記アンテナ装置は,四角
    形の1辺を共通として互いに直交させた第1面と第3面
    と,前記1辺と直交する他辺を共通として互いに直交さ
    せた第1面と第2面を有した回路基板と,前記回路基板
    の第1面に形成された第1のアンテナ素子が第3面に形
    成された第4のアンテナ素子に対して90°位相が異な
    る電気長で合成された第1のアンテナ手段と,前記回路
    基板の第2面に形成された第2のアンテナ素子が第3面
    に形成された第5のアンテナ素子に対して90°位相が
    異なる電気長で合成された第3のアンテナ手段とを備
    え,前記第1のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との
    出力を合成して1つの給電点から出力することを特徴と
    したアンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記ハウジング内に,第1のアンテナ手段
    と,第2のアンテナ手段と,第3のアンテナ手段とを備
    えたアンテナ装置において,前記アンテナ装置は,四角
    形の1辺を共通として互いに直交させた第1面と第3面
    と,前記1辺と直交する1辺を共通として互いに直交さ
    せた第1面と第2面を有した回路基板と,前記回路基板
    の第2面に形成された第2のアンテナ素子が第3面に形
    成された第5のアンテナ素子に対して90°位相が異な
    る電気長で合成された第2のアンテナ手段と,前記回路
    基板の第1面に形成された第3のアンテナ素子が第3面
    に形成された第6のアンテナ素子に対して90°位相が
    異なる電気長で合成された第3のアンテナ手段とを備
    え,前記第2のアンテナ手段と第3のアンテナ手段との
    出力を合成して1つの給電点から出力することを特徴と
    したアンテナ装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のアンテナ装置を,車両の
    左側のドアに設置される,前記車両用ドアミラーの前記
    ハウジング内に設け,請求項4に記載のアンテナ装置
    を,車両の右側のドアに設置される,前記車両用ドアミ
    ラーの前記ハウジング内に設けたことを特徴としたアン
    テナ装置。
  6. 【請求項6】車両のドアに取付けられた車両用ドアミラ
    ーにおいて,電波信号を通過する材質で形成されたハウ
    ジングと,前記ハウジング内に取付けられた後方確認の
    ミラーと,請求項1乃至4に記載のアンテナ装置を備え
    たことを特徴とした車両用ドアミラー。
JP2002122683A 2002-04-24 2002-04-24 アンテナ装置及び車両用ドアミラー Expired - Fee Related JP3954893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122683A JP3954893B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 アンテナ装置及び車両用ドアミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122683A JP3954893B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 アンテナ装置及び車両用ドアミラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003318624A true JP2003318624A (ja) 2003-11-07
JP3954893B2 JP3954893B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=29538224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002122683A Expired - Fee Related JP3954893B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 アンテナ装置及び車両用ドアミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3954893B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264543A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Tokai Rika Co Ltd 車両用ドアミラー装置
JP2010530654A (ja) * 2007-05-10 2010-09-09 アドバンスト・オートモーティブ・アンテナズ・ソシエダ・リミタダ 自動車ミラーアンテナ組立体
JP2014042096A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Daimler Ag キャブオーバー型車両
US20150097738A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-09 Denso Corporation Antenna system and antenna unit
JP7525359B2 (ja) 2020-10-02 2024-07-30 株式会社Subaru アンテナ装置及びアンテナシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264543A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Tokai Rika Co Ltd 車両用ドアミラー装置
JP2010530654A (ja) * 2007-05-10 2010-09-09 アドバンスト・オートモーティブ・アンテナズ・ソシエダ・リミタダ 自動車ミラーアンテナ組立体
JP2014042096A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Daimler Ag キャブオーバー型車両
US20150097738A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-09 Denso Corporation Antenna system and antenna unit
US9685695B2 (en) * 2013-10-07 2017-06-20 Denso Corporation Antenna system and antenna unit
JP7525359B2 (ja) 2020-10-02 2024-07-30 株式会社Subaru アンテナ装置及びアンテナシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3954893B2 (ja) 2007-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100715420B1 (ko) 원편파용 안테나 및 이 안테나를 포함하는 통합안테나
US6078294A (en) Antenna device for vehicles
EP1088369B1 (en) Antenna assembly
KR100720351B1 (ko) 루프 안테나
US6396447B1 (en) Antenna unit
JP5278673B2 (ja) アンテナ装置および複合アンテナ装置
JP4278589B2 (ja) アンテナ
JP2003124719A (ja) 車載用アンテナおよび車両
JP2005236656A (ja) 円偏波用アンテナ
JP2007258793A (ja) 複合アンテナ装置
JP2004242277A (ja) アンテナ
JP4954179B2 (ja) アンテナ
JP4383814B2 (ja) 薄型アンテナ及び受信装置
WO1997032355A1 (fr) Dispositif d'antenne pour vehicules
JP2003318624A (ja) ドアミラー型複合アンテナ装置及び,ドアミラー
JP2004056773A (ja) 複合アンテナ装置
JP4659723B2 (ja) アンテナ装置
JPH10274535A (ja) カーナビゲーション装置のアンテナユニット
JP4286163B2 (ja) 統合アンテナ、統合アンテナ装置、及び受信装置
JP2007043648A (ja) アンテナ装置
JP2006186880A (ja) 円偏波アンテナ
JP2006013696A (ja) フィルムアンテナ及びこのアンテナを用いたナビゲーション装置
JP2006080999A (ja) テレビ電波用アンテナ
JPH06343006A (ja) 車載アンテナ
JP2006191671A (ja) 車両用複合アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050411

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20061122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A521 Written amendment

Effective date: 20061227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070403

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070427

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees