JP2003317890A - 電気部品用ソケット - Google Patents
電気部品用ソケットInfo
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Abstract
ードの各弾性爪のソケット本体からの離脱を防止できる
電気部品用ソケットを提供する。 【解決手段】 複数のコンタクトピン15が配設された
コンタクトピン組立体30の、上側にフローティングプ
レート16が、下側にロケーティングボード32がそれ
ぞれ上下動自在に設けられ、フローティングプレート1
6から、コンタクトピン組立体30のサイドプレート2
4に形成された係止部に係止される弾性爪16aが延長
され、ロケーティングボード32から、サイドプレート
24に形成された係止部に係止される弾性爪32aが延
長され、コンタクトピン組立体30の周囲を覆うように
外枠としてのベース部材34及びボディ部材35が装着
され、これらベース部材34及びボディ部材35により
弾性爪16a,32aの係止部からの外れを規制するよ
うにした。
Description
下「ICパッケージ」という)等の電気部品を着脱自在
に保持する電気部品用ソケット、特に、フローティング
プレートやロケーティングボードの取付け構造の改良に
関するものである。
ト」としては、「電気部品」であるICパッケージを着
脱自在に保持するICソケットがある。
id Array)タイプと称されるものがあり、これは方形の
パッケージ本体の下面に球状端子としての多数の半田ボ
ールが設けられている。
コンタクトピンが圧入されて配設され、このコンタクト
ピンには、上端部にICパッケージの半田ボールに離接
される接触部が形成されて、多数のコンタクトピン接触
部がマトリックス状に配列されている。
ローティングプレートが上方に付勢された状態で上下動
自在に配設され、このフローティングプレート上にIC
パッケージを収容し、このICパッケージを、ソケット
本体に回動自在に設けられたカバーを閉じて押圧するこ
とにより、このICパッケージの半田ボールと、コンタ
クトピン接触部とを所定の接圧で接触させるようにして
いる。
リード部が形成され、このリード部がソケット本体から
下方に突出すると共に、このソケット本体の下側には、
ロケーティングボードが上下動自在に配設され、このロ
ケーティングボードの貫通孔に、そのリード部が挿通さ
れている。
装着する場合には、ロケーティングボードを下方に移動
させてコンタクトピンのリード部の先端部(下端部)を
このロケーティングボードで位置決めする。この状態か
ら、各リード部の先端部を、プリント基板の各回路孔に
挿入し、ソケット本体を下降させてロケーティングボー
ドをそのソケット本体に対して相対的に移動させてソケ
ット本体に当接させることにより、各リード部を各回路
孔に所定量挿入する。その後、この各リード部をプリン
ト基板に半田付けする。
うな従来のものにあっては、フローティングプレートや
ロケーティングボードに弾性変形可能な弾性爪が形成さ
れ、これらフローティングプレートやロケーティングボ
ードの装着時にこれら弾性爪が弾性変形されて装着さ
れ、ソケット本体の外壁に沿って上下動自在に案内さ
れ、且つ、所定の位置で、ソケット本体の外壁に形成さ
れた係止部に弾性爪が係止されて、フローティングプレ
ートやロケーティングボードがソケット本体から外れる
のが防止されるようになっているため、プリント基板に
装着する際の圧力負荷や組立・搬送時の外力、振動など
により、ロケーティングボードやフローティングプレー
トの各弾性爪が、ソケット本体から離脱する虞があっ
た。
ートやロケーティングボードの各弾性爪のソケット本体
からの離脱を防止できる電気部品用ソケットを提供する
ことを課題としている。
めに、請求項1に記載の発明は、複数のコンタクトピン
が配設されたコンタクトピン組立体の、上側にフローテ
ィングプレートが、下側にロケーティングボードがそれ
ぞれ上下動自在に設けられ、該フローティングプレート
から、前記コンタクトピン組立体の外壁に形成された係
止部に係止される弾性爪が延長され、前記ロケーティン
グボードから、前記コンタクトピン組立体の外壁に形成
された係止部に係止される弾性爪が延長され、更に、前
記コンタクトピン組立体の周囲を覆うように外枠が装着
され、該外枠により前記弾性爪の前記係止部からの外れ
を規制するようにした電気部品用ソケットとしたことを
特徴とする。
の構成に加え、同一平面上に複数のコンタクトピンが所
定のピッチで一列に配設されてコンタクトピン群が構成
され、該コンタクトピン群が絶縁部材に取り付けられ、
これらが複数重ね合わせられると共に、これらの両側に
前記外壁を構成するサイドプレートが配設され、これら
が重合わせ方向に沿うボルト・ナットで締め付けられて
前記コンタクトピン組立体が構成され、前記コンタクト
ピン組立体のサイドプレートに前記係止部が形成された
ことを特徴とする。
の構成に加え、前記サイドプレートには、上下方向に沿
うガイド溝が複数形成され、該ガイド溝に、前記フロー
ティングプレート及びロケーティングボードの各弾性爪
が挿入されると共に、該各弾性爪が係止される各係止部
が、前記ガイド溝に形成されたことを特徴とする。
の何れか一つに記載の構成に加え、前記外枠は、前記コ
ンタクトピン組立体の下側に装着されるベース部材と、
前記コンタクトピン組立体の上側に装着されるボディ部
材とから構成されたことを特徴とする。
いて説明する。
態を示す。
いわゆるクラムシェルタイプと称される「電気部品用ソ
ケット」としてのICソケットで、このICソケット1
1は、「電気部品」であるICパッケージ12の性能試
験を行うために、このICパッケージ12の端子である
半田ボール12bと、測定器(テスター)のプリント配
線板(図示省略)との電気的接続を図るものである。
示すように、いわゆるBGA(BallGrid Array)タイプ
と称されるもので、方形のパッケージ本体12aの下面
に多数の略球状の半田ボール12bが突出してマトリッ
クス状に配列されている。
リント基板P上に装着されるソケット本体13を有し、
このソケット本体13には、各半田ボール12bに離接
されるコンタクトピン15が配設されると共に、このソ
ケット本体13の上側にICパッケージ12が収容され
るフローティングプレート16が配設され、更に、この
ソケット本体13にカバー17及びセカンドカバー18
が回動自在に配設されている。
に示すように、一枚の導電性を有する板材がエッチング
により、略同一平面上に一列に多数形成されてコンタク
トピン群Aが構成され、各コンタクトピン15は、上端
部にICパッケージ12の半田ボール12bに接触され
る接触部15aが形成されると共に、下端部にプリント
基板Pの回路孔Paに挿通されて半田付けされるリード
部15bが形成され、更に、その接触部15aの下側に
は、弾性変形するばね部15cが形成されている。
ン15は、図5に示すように、ばね部15cの下側で外
側に向けて折り曲げられることにより、隣接する接触部
15a同士のピッチP1より、隣接するリード部15b
同士のピッチP2の方が広く形成されている。
5に示すように、コンタクトピン群Aの上下方向に沿う
中心線Oを中心として対称に配置され、この中心線Oを
境として左右のばね部15cが逆向きに配置され、多数
のリード部15bがその中心線Oに対して1/4ピッチ
ずれている。
され、この間に「絶縁部材」である薄板絶縁部材21、
上側絶縁板22及び下側絶縁板23が介在された状態で
重ね合わせられ、これらの両側に「外壁」を構成する一
対のサイドプレート24が配設され、ボルト27及びナ
ット28で締め付けられることによりコンタクトピン組
立体30が構成されている。
絶縁部材21の両側に配置することにより、隣接するコ
ンタクトピン群Aのリード部15bは1/2ピッチず
れ、多数のリード部15bが千鳥状に配置されている。
この千鳥状に配置された多数のリード部15bが図40
に示すプリント基板Pの回路孔Paに挿通されるように
なっている。そして、この薄板絶縁部材21の両面側に
配設されたコンタクトピン群Aは、上側絶縁板22及び
下側絶縁板23により覆われている。
4に示すように、四角形の板状を呈し、ボルト止め用の
挿通孔21aが2カ所形成されると共に、両面側に、コ
ンタクトピン15の厚み分以上凹み、コンタクトピン群
Aが配置される上側配置凹部21c及び下側配置凹部2
1dが形成されている。また、その上側配置凹部21c
と下側配置凹部21dとの間に、各コンタクトピン15
の間に挿入されて位置決めを行う位置決め凸部21eが
形成されると共に、その下側配置凹部21dの下側に
も、各コンタクトピン15の間に挿入されて位置決めを
行う位置決め凸部21fが形成されている。
配置凹部21dには、図10及び図13に示すように、
上部側に、上側絶縁板22が嵌合される嵌合突起21g
が3カ所形成され、又、他方の面側の下側配置凹部21
dには、下部側に、図11及び図13に示すように、下
側絶縁板23が嵌合される嵌合突起21hが3カ所形成
されている。
上側と下側の各4つの角部に「被位置決め部」としての
位置決め薄肉部21bが形成され、これら位置決め薄肉
部21bは、側方から見ると図12に示すように先細り
形状に形成されている。
うに、コンタクトピン群Aのばね部15cを覆うように
構成され、この上側絶縁板22に、小さな嵌合孔22b
が3カ所形成され、これら嵌合孔22bに薄板絶縁部材
21の一方の面側に形成された嵌合突起21gが嵌合さ
れることにより、上側絶縁板22が薄板絶縁部材21の
上側配置凹部21c及び下側配置凹部21d上部に、コ
ンタクトピン群Aを介在させた状態で配設されている。
勿論、ばね部15cが弾性変形するように、薄板絶縁部
材21と上側絶縁板22との間には隙間が設けられてい
る。
ように、細長い板状を呈し、コンタクトピン群Aのリー
ド部15bの上側を覆うように構成され、小さな嵌合孔
23bが3カ所形成され、これら嵌合孔23bに薄板絶
縁部材21の他方の面側に形成された嵌合突起21hが
嵌合されることにより、下側絶縁板23が薄板絶縁部材
21の下側配置凹部21dの下部側に、コンタクトピン
群Aを介在させた状態で、位置決め凸部21fを覆うよ
うに配設されている。
重ね合わせられることにより、複数のコンタクトピン群
Aの各接触部15aがマトリックス状に配置され、リー
ド部15bが千鳥状に配置されている。
されている。
タクトピン群Aが配置され、一方の面側に上側絶縁板2
2が、又、他方の面側に下側絶縁板23が配置されたも
のが、複数重ね合わされている。そして、これらが複数
重ね合わされた状態では、薄板絶縁部材21の一方の面
側に配置された上側絶縁板22の下側に、隣接する薄板
絶縁部材21に配置された下側絶縁板23が位置し、
又、薄板絶縁部材21の他方の面側に配置された下側絶
縁板23の上側に、隣接する薄板絶縁部材21に配置さ
れた上側絶縁板22が位置している。この重ね合わされ
たものの両側に一対、サイドプレート24が配設されて
いる。
20に示すように、四角形の薄板絶縁部材21より厚い
板状に形成され、ボルト止め用の挿通孔24aが2カ所
形成されると共に、片面側(外面側)に上下方向に沿う
一対のガイド溝24bが形成されている。このガイド溝
24bの上側には、「係止部」としての係止突部24c
が形成され、又、この係止突部24cの下側には他の
「係止部」としての係止突部24dが形成されている。
また、このサイドプレート24には、上側と下側の各4
つの角部に位置決め薄肉部24fが形成され、これら位
置決め薄肉部24fは、側方から見ると図20に示すよ
うに先細り形状に形成されている。
板絶縁部材21の挿通孔24a,21aに計2本のパイ
プ26が挿通され、これらパイプ26にボルト27が挿
通されてナット28に螺合されることにより、コンタク
トピン15や薄板絶縁部材21等が複数重ね合わされて
配設されるようになっている。このパイプ26により、
ボルト27の締付け量が規制され、各薄板絶縁部材21
はパイプ26の軸方向(重合わせ方向)に一定量(微少
量)動き得るように構成されている(図22参照)。
0が構成されている。
ト16が上下動自在に配置されている。このフローティ
ングプレート16は、図23乃至図25に示すように、
下方に向けて計4片の弾性爪16aが延長され、これら
弾性爪16aが、サイドプレート24に形成されたガイ
ド溝24bに挿入されて上下動自在に案内されると共
に、スプリング29によりこのフローティングプレート
16が上方に付勢されている(図8参照)。
位置で、その弾性爪16aがガイド溝24b内の係止突
部24cに係止することにより、図4及び図8等に示す
ように、フローティングプレート16の上昇が規制され
るようになっている。
は、コンタクトピン15の接触部15aが挿入される多
数の貫通孔16bがマトリックス状に形成されると共
に、このフローティングプレート16の上側には、これ
ら貫通孔16bが形成された範囲の周囲に、ICパッケ
ージ12の収容時の案内を行うガイド部材31が設けら
れている。
に示すように、四角形の枠形状を呈し、ICパッケージ
12の収容時に、ICパッケージ12を案内するガイド
部31aが各角部に形成されていると共に、フローティ
ングプレート16に嵌合されるボス部31bが下方に突
設されている。
には、ロケーティングボード32が図1及び図4に示す
ように配設されている。このロケーティングボード32
には、上方に向けて弾性爪32aが計4カ所突設され、
これら弾性爪32aが、ガイド溝24bに上下動自在に
案内され、所定量下降した位置で、弾性爪32aがサイ
ドプレート24の係止突部24dに係止することによ
り、下降が規制されるようになっている。
は、コンタクトピン15のリード部15bが挿通される
多数の貫通孔32bが千鳥状に形成されている。
ット本体13の「外枠」としてのベース部材34とボデ
ィ部材35とにはめ込まれた状態で、配設されている。
図29に示すように、四角形の枠形状に形成され、下側
開口34aの周囲に台座部34cが形成され、この台座
部34cにサイドプレート24の段差部24eが載置さ
れるようになっている。
至図33に示すように、四角形の枠形状に形成され、上
側開口35aからフローティングプレート16が露出す
るように構成されている。
35とをボルト36・ナット37で組み付けることによ
り、コンタクトピン15が配設された薄板絶縁部材21
やサイドプレート24等がそのベース部材34とボディ
部材35とで上下から挟持されるように構成されてい
る。
及び図29に示すように、薄板絶縁部材21及びサイド
プレート24の下側に形成された位置決め薄肉部21
b,24fが嵌合される位置決め溝34bが形成されて
いる。さらに、ボディ部材35には、図31及び図33
に示すように、薄板絶縁部材21及びサイドプレート2
4の上側に形成された位置決め薄肉部21b,24fが
嵌合される「位置決め部」としての位置決め溝35bが
形成されている。そして、これら位置決め溝34b,3
5bに位置決め薄肉部21b,24fが嵌合されること
により、各薄板絶縁部材21及びサイドプレート24が
所定の位置に所定のピッチで位置決めされるようになっ
ている。
び図7に示すように、軸39を介してカバー17及びセ
カンドカバー18が回動自在に設けられ、そのセカンド
カバー18によりフローティングプレート16上に収容
されたICパッケージ12が押圧されるようになってい
る。
6に示すように、スプリング40により開く方向に付勢
され、このカバー17の先端部には、ラッチ部材41が
回動自在に設けられ、このラッチ部材41がボディ部材
35に係脱されるようになっている。このラッチ部材4
1は、スプリング42により、閉じる方向に付勢されて
いる。
7乃至図39に示すように、基端部側の長孔18aに軸
39が挿通されることにより、回動自在で、且つ、長孔
18aの長さ分、上下動自在となっていると共に、この
セカンドカバー18には、先端部側にICパッケージ1
2を押圧するカバー押圧部18bが形成され、スプリン
グ43により開く方向に付勢されている。
15のリード部15bを、プリント基板Pの回路孔Pa
に挿通して半田付けすることにより、ICソケット11
をプリント基板P上に配設しておく。
入するには、ロケーティングボード32の各貫通孔32
bにリード部15bが挿入された状態で、このロケーテ
ィングボード32を下方にスライドさせて、コンタクト
ピン組立体30に対して下方に離間させ、コンタクトピ
ン15のリード部15bの先端部(下端部)をこのロケ
ーティングボード32で位置決めする。この状態から、
各リード部15bの先端部を、プリント基板Pの各回路
孔Paに挿入し、コンタクトピン組立体30を下降させ
てロケーティングボード32をそのコンタクトピン組立
体30に対して相対的に移動させてコンタクトピン組立
体30に当接させることにより、各リード部15bを各
回路孔Paに所定量挿入する。その後、この各リード部
15bをプリント基板Pに半田付けする。
合には、カバー17及びセカンドカバー18を開いた状
態で、自動機によりICパッケージ12を搬送して、フ
ローティングプレート16上に乗せる。この際には、I
Cパッケージ12は、ガイド部材31のガイド部31a
の傾斜面に案内されて、フローティングプレート16の
所定の位置に載置される。
勢力に抗してカバー17を閉じて行くと、セカンドカバ
ー18も一緒に閉じられ、ラッチ部材41がボディ部材
35に係止されることにより、カバー17が完全に閉じ
られることとなる。
押圧部18bにより、ICパッケージ12が押圧され、
フローティングプレート16がスプリング29の付勢力
に抗して下降され、コンタクトピン15の接触部15a
がICパッケージ12の半田ボール12bに接触され
る。この場合には、コンタクトピン15のばね部15c
が弾性変形されることにより、コンタクトピン15の接
触部15aとICパッケージ12の半田ボール12bと
所定の接圧で接触されることとなる。
クトピン15を介してプリント基板Pと電気的に接続さ
れて、バーンイン試験が行われることとなる。
ついて説明する。
5の(b)に示すように、多数のコンタクトピン15が
連結部15dを介して連結されて形成され、これを薄板
絶縁部材21にセットし、これらコンタクトピン15を
上側絶縁板22及び下側絶縁板23で覆う。この状態
で、コンタクトピン群Aの連結部15dを図5の(a)
に示すように切断除去した後、薄板絶縁部材21にコン
タクトピン群A等が配設されたものを複数重ね合わせ、
両側にサイドプレート24を配設した後、パイプ26を
挿通してボルト27・ナット28にて締結する。
複数のコンタクトピン15が所定のピッチで一列に配設
されてコンタクトピン群Aが構成され、このコンタクト
ピン群Aが複数平行に配設され、これら各コンタクトピ
ン群Aの間に、薄板絶縁部材21及び絶縁板22,23
が介在されることにより、複数のコンタクトピン群Aが
重ね合わされて配設され、多数の接触部15aがマトリ
ックス状に配列されている。してみれば、従来のように
各コンタクトピン15をそれぞれ圧入する必要が無く、
コンタクトピン15の配設作業を簡単に行うことができ
る。
ンタクトピン15の接触部15a同士のピッチより、下
端部側のリード部15b同士のピッチの間隔を広げたた
め、ICパッケージ12の各半田ボール12bが挟ピッ
チ化されているものでも、コンタクトピン15のプリン
ト基板Pへの配設を容易に行うことができる。
チを接触部15a側より広げるために、ばね部15cよ
り下側を外側に向けて折り曲げている場合でも、従来の
ように圧入する必要がないことから、コンタクトピン1
5の配設作業を簡単に行うことができる。
ン群Aの中心線Oより1/4ピッチずらしたため、薄板
絶縁部材21の両側にコンタクトピン群Aを反対向きに
配設することにより、隣接して配設されたコンタクトピ
ン群Aの各リード部15bは1/2ピッチずらして千鳥
状に配列できる。してみれば、隣接するコンタクトピン
群Aのリード部15bの間隔を、マトリックス状に配置
したものより広げることができ、その分、プリント基板
Pへのリード部15bの装着を容易に行うことができ
る。
プリント基板Pの多数の回路孔Paは、千鳥状に形成さ
れているため、隣接する回路孔Paの間隔がL1とな
る。これに対して、従来のようにマトリックス状に配置
された複数の挿通孔を「×」で表すと、隣接する挿通孔
の間隔はL2となる。してみれば、間隔L1の方が間隔
L2より長くなるため、プリント基板Pへのリード部1
5bの装着を容易に行うことができる。
ボルト27・ナット28の締め付け量を規制し、各薄板
絶縁部材21が密着固定されないようにしていると同時
に、薄板絶縁部材21及びサイドプレート24の位置決
め薄肉部21b,24fをベース部材34及びボディ部
材35の位置決め溝34b,35bに嵌合させるように
しているため、薄肉絶縁部材21及びサイドプレート2
4の間隔が締付け強さにより変化することなく、各薄肉
絶縁部材21及びサイドプレート24を所定のピッチに
配置できる。従って、その薄肉絶縁部材21に取り付け
られている各コンタクトピン群Aのコンタクトピン接触
部15a並びにコンタクトピンリード部15bを所定の
ピッチに配置できる。
を、フローティングプレート16に形成された貫通孔1
6bのピッチと同等のピッチに矯正することで、コンタ
クトピン15が撓んだときに発生する反発力が安定す
る。すなわち、ピッチが矯正されていないと、フローテ
ィングプレート16の貫通孔16bの側面や薄板絶縁部
材21等の側面に、コンタクトピン15が必要以上の強
さで接触し、その接触摩擦により、ICパッケージ12
の半田ボール12bと電気的に接触させるために必要な
反発力が得られない。
けられる構造のICソケット11では、上記のように各
リード部15bのピッチを矯正することで、プリント基
板Pの回路孔Paにコンタクトピン15のリード部15
bを確実に挿入できる。
は、断面が先細り形状に形成され、位置決め溝34b,
35bに嵌合されるようになっているため、薄板絶縁部
材21等の位置決め時に位置決め薄肉部21b,24f
を位置決め溝34b,35bに嵌合させ易い。
単な構造で、ボルト27・ナット28の締付け量を規制
することができる。
ス部材34とボディ部材35とで挟持するだけで、簡単
に各薄板絶縁部材21及びサイドプレート24を所定の
ピッチに配置できる。
ーティングボード32の弾性爪16a,32aは、サイ
ドプレート24に対して上下動自在で、所定の位置で係
止されるようになっており、これらの弾性爪16a,3
2aが枠体としてのガイド部材31及びボディ部材35
で覆われ、これらにより弾性爪16a,32aの係止突
部24c,24dからの外れを規制するようにしたた
め、ICソケット11をプリント基板Pに装着する際の
圧力負荷や組立・搬送時の外力、振動などによるフロー
ティングプレート16やロケーティングボード32の各
弾性爪16a,32aの、コンタクトピン組立体30か
らの離脱を防止できる。また、ベース部材34やボディ
部材35の装着前に、フローティングプレート16やロ
ケーティングボード32をコンタクトピン組立体30に
装着できるため、装着を簡単にできる。
同一のガイド溝24bに、フローティングプレート16
及びロケーティングボード32の各弾性爪16a,32
aを挿入することにより、各弾性爪16a, 32aを
ガイド溝24b内で円滑に上下動させることができると
共に、フローティングプレート16及びロケーティング
ボード32の各弾性爪16a, 32a毎にガイド溝2
4bを形成する必要なく、サイドプレート24等を簡単
に成形できる。
ィ部材35との2部品とすることで、コンタクトピン組
立体30の上下側からそれらベース部材34とボディ部
材35とを容易に組み付けることができる。
ソケット」としてICソケット11に、この発明を適用
したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは
勿論である。また、上記実施の形態では、クラムシェル
タイプのICソケットに、この発明を適用したが、これ
に限らず、いわゆるオープントップタイプのICソケッ
トにも適用することができる。さらに、コンタクトピン
組立体は、上記実施の形態のようにコンタクトピン群A
が薄板絶縁部材21等を介して重ね合わされたものに限
らず、複数のコンタクトピンがソケット本体に圧入され
たようなものでも良い。また、外枠は、上記実施の形態
では、ベース部材34とボディ部材35との2部品で構
成されているが、これに限らず、一部品で形成すること
もできる。
載の発明によれば、複数のコンタクトピンが配設された
コンタクトピン組立体の、上側にフローティングプレー
トが、下側にロケーティングボードがそれぞれ上下動自
在に設けられ、フローティングプレートから、コンタク
トピン組立体の外壁に形成された係止部に係止される弾
性爪が延長され、ロケーティングボードから、コンタク
トピン組立体の外壁に形成された係止部に係止される弾
性爪が延長され、更に、コンタクトピン組立体の周囲を
覆うように外枠が装着され、この外枠により弾性爪の係
止部からの外れを規制するようにしたため、電気部品用
ソケットをプリント基板に装着する際の圧力負荷や組立
・搬送時の外力、振動などによるロケーティングボード
やフローティングプレートの各弾性爪の、コンタクトピ
ン組立体からの離脱を防止できる。また、枠体の装着前
に、フローティングプレートやロケーティングボードを
コンタクトピン組立体に装着できるため、装着を簡単に
できる。
に加え、サイドプレートに形成された同一のガイド溝
に、フローティングプレート及びロケーティングボード
の各弾性爪を挿入することにより、各弾性爪をガイド溝
内で円滑に上下動させることができると共に、フローテ
ィングプレート及びロケーティングボードの各弾性爪毎
にガイド溝を形成する必要なく、サイドプレート等を簡
単に成形できる。
に加え、外枠は、コンタクトピン組立体の下側に装着さ
れるベース部材と、コンタクトピン組立体の上側に装着
されるボディ部材とから構成されたため、ベース部材と
ボディ部材との2部品とすることで、組立体の上下側か
らそれらベース部材とボディ部材とを容易に組み付ける
ことができる。
解斜視図である。
した状態の斜視図である。
ピン組立体の分解斜視図である。
した斜視図である。
ピン群を示す正面図である。
いた状態の平面図である。
図である。
図である。
ケージの底面図、(b)は(a)の右側面図である。
部材の正面図である。
部材の背面図である。
部材の拡大右側面図である。
部材の図10のC−C線に沿う断面図である。
ある。
板を示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図であ
る。
板を示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図であ
る。
レートの正面図である。
レートの背面図である。
レートの平面図である。
レートの右側面図である。
レートの図17のD−D線に沿う断面図である。
トピン組立体をボルト止めした状態を示す側面図であ
る。
ィングプレートの平面図である。
断面図である。
断面図である。
材の平面図である。
断面図である。
材の平面図である。
断面図である。
材の平面図である。
断面図である。
断面図である。
材の底面図である。
平面図である。
断面図である。
底面図である。
カバーの平面図である。
断面図である。
カバーの底面図である。
路孔を示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のコンタクトピンが配設されたコン
タクトピン組立体の、上側にフローティングプレート
が、下側にロケーティングボードがそれぞれ上下動自在
に設けられ、該フローティングプレートから、前記コン
タクトピン組立体の外壁に形成された係止部に係止され
る弾性爪が延長され、前記ロケーティングボードから、
前記コンタクトピン組立体の外壁に形成された係止部に
係止される弾性爪が延長され、 更に、前記コンタクトピン組立体の周囲を覆うように外
枠が装着され、該外枠により前記弾性爪の前記係止部か
らの外れを規制するようにしたことを特徴とする電気部
品用ソケット。 - 【請求項2】 同一平面上に複数のコンタクトピンが所
定のピッチで一列に配設されてコンタクトピン群が構成
され、該コンタクトピン群が絶縁部材に取り付けられ、
これらが複数重ね合わせられると共に、これらの両側に
前記外壁を構成するサイドプレートが配設され、これら
が重合わせ方向に沿うボルト・ナットで締め付けられて
前記コンタクトピン組立体が構成され、前記コンタクト
ピン組立体のサイドプレートに前記係止部が形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケッ
ト。 - 【請求項3】 前記サイドプレートには、上下方向に沿
うガイド溝が複数形成され、該ガイド溝に、前記フロー
ティングプレート及びロケーティングボードの各弾性爪
が挿入されると共に、該各弾性爪が係止される各係止部
が、前記ガイド溝に形成されたことを特徴とする請求項
2に記載の電気部品用ソケット。 - 【請求項4】 前記外枠は、前記コンタクトピン組立体
の下側に装着されるベース部材と、前記コンタクトピン
組立体の上側に装着されるボディ部材とから構成された
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の
電気部品用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002120090A JP4082490B2 (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 電気部品用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002120090A JP4082490B2 (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 電気部品用ソケット |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003317890A true JP2003317890A (ja) | 2003-11-07 |
JP4082490B2 JP4082490B2 (ja) | 2008-04-30 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4082490B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003317888A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-07 | Enplas Corp | 電気部品用ソケット |
JP2014531590A (ja) * | 2011-09-23 | 2014-11-27 | ハイコン カンパニー リミテッド | Icテスト用ソケット装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08273779A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Enplas Corp | Icソケット |
JP2001326046A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Enplas Corp | コンタクトピン集合体、コンタクトピン組立体及び電気部品用ソケット |
-
2002
- 2002-04-23 JP JP2002120090A patent/JP4082490B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9435853B2 (en) | 2011-09-23 | 2016-09-06 | Hicon Co., Ltd. | Socket device for an IC test |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4082490B2 (ja) | 2008-04-30 |
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